JP6518345B2 - ワイヤレス通信ネットワークにおいて無線アクセスネットワーク(ran)コンテキスト情報を扱うためのネットワークノード、ワイヤレスデバイス及びそれらにおける方法 - Google Patents

ワイヤレス通信ネットワークにおいて無線アクセスネットワーク(ran)コンテキスト情報を扱うためのネットワークノード、ワイヤレスデバイス及びそれらにおける方法

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Description

ここでの実施形態は、ワイヤレス通信ネットワークにおいて情報を扱うことに関する。具体的には、ここでの実施形態は、ワイヤレス通信ネットワークにおいて無線アクセスネットワーク(RAN)コンテキスト情報を扱うためのネットワークノード、ワイヤレスデバイス及びそれらにおける方法に関する。
典型的なワイヤレス、セルラー又は無線通信ネットワークにおいて、移動局、端末及び/又はユーザ機器(UE)としても知られるワイヤレスデバイスは、1つ以上のコアネットワークと無線アクセスネットワーク(RAN)を介して通信する。RANは、複数のセルへ分割される地理的エリアをカバーし、各セルは、例えば無線基地局(RBS)である基地局、又はネットワークノードによりサービスされ、基地局は、いくつかのネットワークでは、例えば“NodeB”、“eNodeB”又は“eNB”とも呼ばれ得る。セルは、基地局サイトにある無線基地局により、又はアンテナと無線基地局とが共設されていないケースではアンテナサイトにより無線カバレッジが提供される地理的エリアである。1つの無線基地局が1つ以上のセルへサービスしてもよい。
UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)は、第2世代(2G)のGSM(Global System for Mobile Communications)から進化した、第3世代モバイル通信システムである。UTRAN(UMTS terrestrial radio access network)は、本質的に、ユーザ機器と通信するために広帯域符号分割多重アクセス(WCDMA)及び/又は高速パケットアクセス(HSPA)を用いるRANである。3GPP(3rd Generation Partnership Project)として知られるフォーラムにおいて、通信サプライヤは、第3世代ネットワーク及び特にUTRANについて標準を提案し及び合意し、並びに、強化されたデータレート及び無線キャパシティを探求している。RANのいくつかのバージョンにおいて、例えばUMTSにおける場合のように、複数の基地局が、例えば地上回線又はマイクロ波によって無線ネットワークコントローラ(RNC)又は基地局コントローラ(BSC)といったコントローラノードへ接続され得る。コントローラノードは、当該コントローラノードへ接続される複数の基地局の多様なアクティビティを監督し及び協調させる。RNCは、典型的には、1つ以上のコアネットワークへ接続される。
EPS(Evolved Packet System)についての仕様は、3GPP(3rd Generation Partnership Project)内で完了済みであり、その作業は、今後の3GPPリリースにおいて継続される。EPSは、LTE(Long Term Evolution)無線アクセスとしても知られるE−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)と、SAE(System Architecture Evolution)コアネットワークとしても知られるEPC(Evolved Packet Core)とを含む。E−UTRAN/LTEは、無線基地局ノードがRNCではなくEPCコアネットワークへ直接的に接続されるという、3GPP無線アクセス技術の一種である。概して、E−UTRAN/LTEにおいて、RNCの機能は、例えばLTEにおけるeNodeBといった無線基地局ノードと、コアネットワークとの間で分散される。そのため、EPSの無線アクセスネットワーク(RAN)は、本質的には、RNCへのレポーティング無しの複数の無線基地局ノードを含むフラットなアーキテクチャを有する。
図1は、ワイヤレス通信ネットワークの現行の標準EPCアーキテクチャを示す。そのコンポーネント及びインタフェースの全てを含むEPCアーキテクチャは、3GPP TS 23.401、バージョン12.0.0においてさらに説明され定義されている。現行の標準E−UTRANアーキテクチャは、3GPP TS 36.300、バージョン12.0.0においてさらに説明され定義されている。
図2は、E−UTRANのための無線インタフェースのユーザプレーン及び制御プレーンプロトコルを示す。E−UTRAN無線インタフェースのユーザプレーン及び制御プレーンプロトコルは、以下のプロトコルレイヤ及び主な機能性からなる。
<無線リソース制御(RRC)(制御プレーンのみ)>
制御プレーン用の主な機能は、非アクセス層(NAS)及びアクセス層(AS)双方のためのシステム情報のブロードキャスト、ページング、無線リソース制御(RRC)接続ハンドリング、UEのための一時識別子の割り当て、RRC接続のためのシグナリング無線ベアラの構成、無線ベアラのハンドリング、サービス品質(QoS)管理機能、鍵管理を含むセキュリティ機能、モビリティ機能(UE測定レポーティング及びレポーティング制御、ハンドオーバ、UEセル選択及び再選択、並びにセル選択及び再選択の制御を含む)、並びにUEへの/UEからのNASダイレクトメッセージ移送である。
<パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)>
UE用の各無線ベアラにつき1つのPDCPエンティティが存在する。PDCPは、制御プレーン、即ちRRC、及びユーザプレーン、即ちGTP−Uシグナリングを介して受信されるユーザデータ、の双方について使用される。制御プレーンのための主な機能は、暗号化/暗号解読及び完全性保証である。ユーザプレーンのための主な機能は、暗号化/暗号解読、ロバストヘッダ圧縮(ROHC)を使用したヘッダ圧縮及び復元、並びに、シーケンス内(in-sequence)デリバリ、冗長検出及び再送である。
<無線リンク制御(RLC)>
RLCレイヤは、PDCPレイヤにサービスを提供し、UE用の各無線ベアラにつき1つのRLCエンティティが存在する。制御プレーン及びユーザプレーン双方のための主な機能は、セグメント化/連結、再送ハンドリング、冗長検出、及び上位レイヤへのシーケンス内デリバリである。
<メディアアクセス制御(MAC)>
MACは、論理チャネルの形式でRLCレイヤにサービスを提供し、それらの論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピングを行う。主な機能は、アップリンク及びダウンリンクのスケジューリング、スケジューリング情報レポーティング、HARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)再送、及びキャリアアグリゲーションのための複数のコンポーネントキャリアにわたるデータの多重化/逆多重化である。
<物理レイヤ(PHY)>
PHYは、トランスポートチャネルの形式でMACレイヤにサービスを提供し、物理チャネルへのトランスポートチャネルのマッピングを扱う。
これらのプロトコルレイヤ及びそれらの機能性のうちの1つ以上に関する情報が、以下で無線アクセスネットワーク(RAN)コンテキスト情報と呼ばれる。言い換えると、具体的なワイヤレスデバイスのためのこれらのプロトコルレイヤの構成が、ワイヤレス通信ネットワークにおけるその具体的なワイヤレスデバイスのRANコンテキスト情報となる。これらのプロトコルレイヤの構成は、典型的には、RRCレイヤ上においてRRC構成メッセージを介して行われる。構成に固有の情報の一例は、ワイヤレスデバイスのための様々なプロトコルレイヤ上の様々な識別子である。一方、RANコンテキスト情報は、例えば、ワイヤレスデバイスの無線アクセスケイパビリティ、ワイヤレスデバイスの過去のモビリティ又はトラフィック履歴などといった、追加情報をさらに含み得ることにも留意すべきである。
ネットワークノード、eNBの上述した機能性は、様々なやり方で配備され得る。一例では、全てのプロトコルレイヤ及び関連する機能性が、アンテナを含む同一の物理ノードにお配備される。この一例が、いわゆるピコ又はフェムトeNodeBである。別の例が、いわゆるメインリモート分離である。この場合、eNodeBは、メインユニットとリモートユニットに分割される。メインユニットはデジタルユニット(DU)とも呼ばれ、リモートユニットはリモート無線ユニット(RRU)とも呼ばれる。この場合、メインユニットは、PHYレイヤの下位部分を除いて全てのプロトコルレイヤを含み、PHYレイヤの下位部分は、代わりにリモートユニットに置かれる。さらなる例では、リモートユニット及びアンテナは共設される。これは、アンテナ統合型無線(AIR)システムと呼ばれ得る。
ここでの実施形態の目的は、ワイヤレス通信ネットワークにおけるシグナリングを改善することである。
ここでの実施形態の第1の態様によれば、目的は、ワイヤレス通信ネットワーク内のネットワークノードによりサービスされるセル内のワイヤレスデバイスの無線アクセスネットワーク(RAN)コンテキスト情報を扱うための、ネットワークノードにより実行される方法によって達成される。ネットワークノードは、ワイヤレスデバイスがセルにおいてもはや接続済み状態にない場合に、ワイヤレスデバイスのRANコンテキスト情報を記憶する。また、ネットワークノードは、ワイヤレスデバイスがセルにおいて接続済み状態へ復帰した場合に、ワイヤレスデバイスからRANコンテキスト情報を指し示す情報を受信する。さらに、ネットワークノードは、指し示されたRANコンテキスト情報が、ネットワークノードにより過去に記憶されたワイヤレスデバイスのRANコンテキスト情報と共に再利用されることができるものである場合に、指し示されたRANコンテキスト情報をワイヤレスデバイスがセルにおいて使用すべきであることを指し示す情報を、ワイヤレスデバイスへ送信する。
ここでの実施形態の第2の態様によれば、目的は、ワイヤレス通信ネットワーク内のネットワークノードによりサービスされるセル内のワイヤレスデバイスのRANコンテキスト情報を扱うための、ネットワークノードによって達成される。ネットワークノードは、ワイヤレスデバイスがセルにおいてもはや接続済み状態にない場合に、ワイヤレスデバイスのRANコンテキスト情報を記憶する、ように構成される。ネットワークノードは、また、ワイヤレスデバイスがセルにおいて接続済み状態へ復帰した場合に、ワイヤレスデバイスからRANコンテキスト情報を指し示す情報を受信する、ように構成される。ネットワークノードは、指し示されたRANコンテキスト情報が、ネットワークノードにより以前に記憶されたワイヤレスデバイスのRANコンテキスト情報と共に再利用されることができるものである場合に、指し示されたRANコンテキスト情報をワイヤレスデバイスがセルにおいて使用すべきであることを指し示す情報を、ワイヤレスデバイスへ送信する、ようにさらに構成される。
ここでの実施形態の第3の態様によれば、目的は、ワイヤレス通信ネットワーク内のネットワークノードによりサービスされるセルにおいてRANコンテキスト情報を扱うための、ワイヤレスデバイスにより実行される方法によって達成される。ワイヤレスデバイスは、セルにおいてもはや接続済み状態にない場合に、ワイヤレスデバイスのRANコンテキスト情報を記憶する。また、ワイヤレスデバイスがセルにおいて接続済み状態へ復帰する場合に、ワイヤレスデバイスは、記憶されたRANコンテキスト情報を指し示す情報をネットワークノードへ送信する。
ここでの実施形態の第4の態様によれば、目的は、ワイヤレス通信ネットワーク内のネットワークノードによりサービスされるセルにおいてRANコンテキスト情報を扱うための、ワイヤレスデバイスによって達成される。ワイヤレスデバイスは、セルにおいてもはや接続済み状態にない場合に、ワイヤレスデバイスのRANコンテキスト情報を記憶する、ように構成される。また、ワイヤレスデバイスがセルにおいて接続済み状態へ復帰する場合に、ワイヤレスデバイスは、記憶されたRANコンテキスト情報を指し示す情報をネットワークノードへ送信する、ように構成される。
ここでの実施形態の第5の態様によれば、目的は、少なくとも1つのプロセッサ上で実行される場合に、少なくとも1つのプロセッサに上述した方法を遂行させる命令、を含むコンピュータプログラムによって達成される。ここでの実施形態の第6の態様によれば、目的は、上述したコンピュータプログラムを含む担体によって達成され、担体は、電子信号、光信号、無線信号、又はコンピュータ読取可能な記憶媒体のうちの1つである。
ワイヤレスデバイスがセルにおいてもはや接続済み状態にない場合に、ワイヤレスデバイスのRANコンテキスト情報を記憶することによって、ワイヤレスデバイスがセルにおいて接続済み状態へ復帰した場合に、ネットワークノードは、ワイヤレスデバイスからRANコンテキスト情報を指し示す情報を受信後、ワイヤレスデバイスが指し示されたRANコンテキスト情報をセルにおいて再利用すべきであることを指し示す情報を送信することができる。これは、ワイヤレスデバイスからの指し示されたRANコンテキスト情報が、ネットワークノードにより過去に記憶されたワイヤレスデバイスのRANコンテキスト情報と共に再利用されることができるものである場合に、ネットワークノードによって実行され得る。
これは、半固定的(semi-stationary)なワイヤレスデバイス、即ち、1つのセル内で相異なる状態の間を行き来して切り替えるか、又はアクティブ状態の相異なるセルの間で切り替え得るワイヤレスデバイスについて、ワイヤレスデバイスがセル内での状態を変更し、又はセルを変更する度に、RANコンテキスト情報が再確立される必要がないことを意味する。これは、ワイヤレス通信ネットワークにおいて過剰なシグナリングが回避され得ることを意味する。したがって、ワイヤレス通信ネットワークにおけるシグナリングが改善される。
実施形態の特徴及び利点が、添付図面を参照した以下のそれらの例示的な実施形態の詳細な説明によって、当業者には容易に明らかとなるであろう。
ワイヤレス通信ネットワークの標準EPCアーキテクチャを示す概略ブロック図である。 ワイヤレス通信ネットワークにおける標準E−UTRAN無線インタフェースのユーザプレーン及び制御プレーンプロトコルアーキテクチャを示す別の概略ブロック図である。 ワイヤレス通信ネットワークにおけるネットワークノード及びワイヤレスデバイスの実施形態を示す概略ブロック図である。 ネットワークノードにおける方法の実施形態を表すフローチャートである。 ワイヤレスデバイスにおける方法の実施形態を表すフローチャートである。 ネットワークノードにおける方法及びワイヤレスデバイスにおける方法の実施形態を表すシグナリング図である。 ネットワークノードにおける方法及びワイヤレスデバイスにおける方法の実施形態を表す別のシグナリング図である。 ネットワークノードの実施形態を表す概略ブロック図である。 ワイヤレスデバイスの実施形態を表す概略ブロック図である。
図面は、明確化のために概略的かつ簡略化されたものであり、それらは、ここで提示する実施形態の理解に必須の詳細のみを示しており、他の詳細については、除外されている。全体を通して、一致し又は対応する部分又はステップに同一の参照番号が使用されている。
図3は、ここでの実施形態が実装され得るワイヤレス通信ネットワーク100の例を示している。ワイヤレス通信ネットワーク100は、図1にはLTEネットワークとして示されているが、LTE−Advanced、広帯域符号分割多重アクセス(WCDMA)、GSM/EDGE(Global System for Mobile communications/Enhanced Data rate for GSM Evolution)、WiMax(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、UMB(Ultra Mobile Broadband)若しくはGSMネットワーク、又は将来の5Gワイヤレス通信ネットワークなどの他のセルラーネットワーク若しくはシステムといった、任意のワイヤレス又は無線通信システムであってもよい。
ワイヤレス通信ネットワーク100は、第1のネットワークノード110及び第2のネットワークノード111を含む。第1のネットワークノード110及び第2のネットワークノード111は、例えば、eNB、eNodeB、若しくはHome NodeB、Home eNode B、フェムト基地局(BS)、ピコBS、又はワイヤレス通信ネットワーク100においてワイヤレスデバイスにサービスすることが可能な任意の他のネットワークユニットであってもよい。第1のネットワークノード110及び第2のネットワークノード111は、また、例えば、無線基地局、基地局コントローラ、ネットワークコントローラ、中継ノード、リピータ、アクセスポイント、無線アクセスポイント、ワイヤレスアクセスポイント、UDN/SDN(Ultra-Dense Network/Software-Defined Network)無線アクセスノード、リモート無線ユニット(RRU)、又はリモート無線ヘッド(RRH)であってもよい。さらに、第1のネットワークノード110及び第2のネットワークノード111はそれぞれ、そのカバレッジ範囲内に位置するワイヤレスデバイスとのワイヤレス無線通信のための複数のアンテナを含む。即ち、第1のネットワークノード110及び第2のネットワークノード111は、それぞれのアンテナの1つ以上を使用してそれぞれのセル115、116内に無線カバレッジを提供し得る。
第1のネットワークノード110及び第2のネットワークノード111は、例えば、L2シグナリングを介して互いに直接通信し、及び/又はコアネットワークノード101を介して通信するように構成されてもよい。コアネットワークノード101は、ここで第1の及び第2のネットワークノード110の実施形態において説明されるいくつかの、又は全てのアクションを実行することが可能である。したがって、コアネットワークノード101は、セル115、116内のワイヤレスデバイスにサービスするとも言える。コアネットワークノード101は、例えば、モビリティ管理エンティティ(MME)、自己組織化ネットワーク(SON)ノード、運用保守(O&M)ノード、オペレーションサポートシステム(OSS)ノードなどであってもよい。また、コアネットワークノード101は、集中型無線リソースコントローラであってもよく、この場合、いくつかの実施形態では、そのような中央無線リソースコントローラがRRC及びPDCPプロトコルレイヤを扱うように定義されてもよく、一方、PHY、MAC、及びRLCといった従来のLTEプロトコルレイヤは、第1のネットワークノード110及び第2のネットワークノード111によって扱われる。
図3の例では、ワイヤレスデバイス121は、ワイヤレス通信ネットワーク100においてセル115内に位置する。ワイヤレスデバイス121は、例えば、モバイル電話、セルラー電話、携帯情報端末(PDA)、スマートフォン、タブレット、ワイヤレス通信ケイパビリティを有するセンサ若しくはアクチュエータ、ワイヤレスデバイスに接続され、若しくはワイヤレスデバイスを備えたセンサ若しくはアクチュエータ、マシンデバイス(MD)、マシン型通信(MTC)デバイス、マシンツーマシン(M2M)通信デバイス、カスタマ構内機器(CPE)、ラップトップ搭載機器(LME)、ラップトップ組み込み機器(LEE)などといった、任意の種類のワイヤレスデバイスであってもよい。
さらに、以下の実施形態は、図3のシナリオを参照して説明されるが、このシナリオは、ここでの実施形態に限定するものとして解釈されるべきではなく、例示のために作られた単なる一例として解釈されるべきである。
図3の例で示されるシナリオでは、ワイヤレスデバイス121は、第1のネットワークノード110によってサービスされているセル115内において、最初はアクティブ状態、例えば、RRC_CONNECTED状態といった接続済み状態にある。これは、第1のネットワークノード110が、ワイヤレス通信ネットワーク100においてセル115内のワイヤレスデバイス121についてのRANコンテキスト情報を確立していることを意味する。このRANコンテキスト情報は、ワイヤレス通信ネットワーク100においてセル115内で確立された無線接続131上で通信する際に、第1のネットワークノード110及びワイヤレスデバイス121によって使用される。
第1の二重破線矢印141で示されるように、ワイヤレスデバイス121は、次いで、セル再選択を実行してもよく、又は第2のネットワークノード111によってサービスされるようにセル116へハンドオーバされてもよい。他のシナリオによれば、ワイヤレスデバイス121は、任意選択で、セル115内に残ってもよいが、非アクティブ状態、即ち、非接続状態若しくはアイドル状態に入る。つまり、例えば、セル115の範囲内で無線カバレッジが劣悪になること、又はセル115の外側に移動することに起因して、無線リンク障害(RLF)を経験する。上述したシナリオのいずれかの場合、これによって、従来は、第1のネットワークノード110及びワイヤレスデバイス121の双方が、セル115内で確立されたRANコンテキスト情報を破棄し又は削除することとなる。
一方、いくつかの場合、第2の二重破線矢印142で示されるように、ワイヤレスデバイス121は、その後すぐに第1のネットワークノード111によって再びサービスされるようにセル115へ戻りセル再選択を実行してもよく、又はハンドオーバされてもよい。他のシナリオでは、ワイヤレスデバイス121は、その後すぐにセル115内でアクティブ状態、例えばRRC_CONNECTED状態といった接続済み状態に戻るか、又はRLFの後で第1のネットワークノード110へ再接続してもよい。これは、第1のネットワークノード110が、ワイヤレス通信ネットワーク100においてセル115内のワイヤレスデバイス121についてのRANコンテキスト情報を再確立しなければならないことを意味する。
このシナリオは、ワイヤレスデバイス121などの半固定的なワイヤレスデバイスが、ワイヤレス通信ネットワーク100においてセル115内で相異なる状態の間を行き来して切り替え、又はアクティブ状態の第1のセル115と第2のセル116との間で切り替え得る方法の例を示す。従来では、このような半固定的なワイヤレスデバイスのためにRANコンテキスト情報を立て続けに再確立しなければならない場合、これは、ワイヤレス通信ネットワーク100において過剰な量のシグナリングを引き起こす原因となることがある。
ここで説明される実施形態によれば、この問題は、ワイヤレスデバイスがセルにおいてもはや接続済み状態にない場合に、ワイヤレスデバイスのRANコンテキスト情報を記憶することと、ワイヤレスデバイスがセルにおいて接続済み状態へ復帰した場合に、ワイヤレスデバイスからRANコンテキスト情報を指し示す情報を受信することと、ワイヤレスデバイスからの指し示されたRANコンテキスト情報が、過去に記憶されたワイヤレスデバイスのRANコンテキスト情報と共に再利用されることができるものである場合に、指し示されたRANコンテキスト情報をワイヤレスデバイスがセルにおいて使用すべきであることを指し示す情報を送信することと、によって対処される。
言い換えると、ここでの実施形態の検討の一部として、いくつかのネットワーク配備において、多数のワイヤレスデバイス、というよりもむしろワイヤレスデバイスのユーザが、長期間半固定的であり、そのセル内でアクティブ状態と非アクティブ状態との間で行き来していることが見出された。従来では、この種のシナリオ又はトラフィックパターンは、ネットワークにより、ワイヤレスデバイスをセル内でアクティブ状態、例えばRRC_CONNECTED状態といった接続済み状態に通常よりも長期間留めておくこと、又はワイヤレスデバイスがセル内で非アクティブになるとすぐにワイヤレスデバイスを非アクティブ状態、例えば、非接続状態若しくはアイドル状態へ解放することのいずれかによって、扱われる。ここで、ワイヤレスデバイスについて、いつどの状態を使用するかにおいてトレードオフが存在し得る。アクティブ状態、例えばRRC_CONNECTED状態といった接続済み状態は、例えば、比較的動かないが、アクティブ期間と非アクティブ期間との間で頻繁に行き来するワイヤレスデバイスには好ましい可能性がある。これは、ワイヤレスデバイスがセル内でアクティブ状態と非アクティブ状態との間で行き来することから生じるシグナリングには、あまりコストがかからない一方、そのような固定的なワイヤレスデバイスについてのハンドオーバシグナリングといったモビリティシグナリングには、コストがかかるためである。それとは逆に、非アクティブ状態、例えば、非接続状態又はアイドル状態は、例えば、よく動き回るが、より長いアクティブ期間又は非アクティブ期間を有するワイヤレスデバイスには好ましい可能性がある。この場合、モビリティシグナリングは、静止したワイヤレスデバイスがアクティブ状態と非アクティブ状態との間で行き来することから生じるシグナリングよりもコストがかからない可能性がある。
ここで説明される実施形態によれば、同じセル内でアクティブ期間と非アクティブ期間との間で行き来する、又はアクティブ状態のセル間で行き来する、これらの種類のワイヤレスデバイスに必要なシグナリングの量は、減少する。これは、ワイヤレス通信ネットワーク100において、これらの種類のワイヤレスデバイスについての過剰なシグナリングが回避され得ることも意味する。したがって、ワイヤレス通信ネットワーク100におけるシグナリングが改善される。
ワイヤレス通信ネットワーク100内のネットワークノード110、101によりサービスされるセル115内のワイヤレスデバイス121の無線アクセスネットワーク(RAN)コンテキスト情報を扱うための、ネットワークノード110、101により実行される方法の実施形態の例が、図4に表されるフローチャートを参照してここで説明される。図4は、ネットワークノード110、101によって行われ得るアクション又は動作の例を示している。方法は、以下のアクションを含み得る。
<アクション401>
ワイヤレスデバイス121がセル115においてもはや接続済み状態にない場合に、ネットワークノード110、101は、ワイヤレスデバイス121のRANコンテキスト情報を記憶する。これは、いつワイヤレスデバイス121がセル115においてもはや接続済み状態でなくなるのかをネットワークノード110、101が検出し又は判定し、それに応答してワイヤレスデバイス121に関連付けられるRANコンテキスト情報を記憶又は保存し得ることを意味する。言い換えると、ワイヤレスデバイス121がアイドルモードに入るか、又は例えばセル116など別のセルに移動する場合に、ネットワークノード110、101が、セル115内のワイヤレスデバイス121の最後に使用された無線コンテキストをキャッシュしてもよい。
ネットワークノード110、101は、ワイヤレスデバイス121のRANコンテキスト情報を、ネットワークノード110、101又はワイヤレス通信ネットワーク100内のアクセス可能なコアネットワークノード若しくはサイトにおける利用可能なメモリに記憶してもよい。また、ワイヤレスデバイス121のRANコンテキスト情報を記憶する場合、ネットワークノード110、101は、ワイヤレスデバイス121のRANコンテキスト情報を、ワイヤレスデバイス121のRANコンテキスト情報を指し示す何らかの情報又は識別子と関連付けてもよい。言い換えると、RANコンテキスト情報を指し示す情報は、ネットワークノード110、101が、ワイヤレスデバイス121の記憶されたRANコンテキスト情報の場所を特定し又は見つけ出す目的で後に使用し得る、ワイヤレスデバイス121のRANコンテキスト識別子を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、RANコンテキスト情報は、ワイヤレスデバイス121の無線リソース制御(RRC)プロトコル情報を含んでもよい。いくつかの実施形態では、RANコンテキスト情報は、ワイヤレス通信ネットワーク100内のワイヤレスデバイス121のために使用される1つ以上の識別子を含んでもよい。そのような識別子の例は、セル無線ネットワーク一時識別子(C−RNTI)、SAE一時モバイル加入者識別子(S−TMSI)、グローバル一意一時UE識別子(GUTI)などを含んでもよい。いくつかの実施形態では、RANコンテキスト情報は、RRCプロトコルレイヤよりも下位レイヤにおける通信プロトコル用のワイヤレスデバイス121の構成パラメータを含んでもよい。そのような構成パラメータの例は、RLC構成パラメータ、例えばRLC−AM若しくはRLC−UM、又はリソースブロック(RB)と論理チャネル間のマッピングパラメータを含んでもよい。いくつかの実施形態では、RANコンテキスト情報は、ワイヤレスデバイス121の無線アクセスケイパビリティ情報を含んでもよい。そのような無線アクセスケイパビリティの例は、例えば、ワイヤレスデバイス121がサポートするリリース、ワイヤレスデバイス121が属するワイヤレスデバイスカテゴリ、ワイヤレスデバイス121がサポートする周波数帯及びRATといった、標準3GPP36.331“UE−EUTRAケイパビリティ”において定義されるケイパビリティのうちのいくつか又は全てを含んでもよい。いくつかの実施形態では、RANコンテキスト情報は、ワイヤレスデバイス121の1つ以上の進行中の無線ベアラに関する情報を含んでもよい。いくつかの実施形態では、RANコンテキスト情報は、ワイヤレスデバイス121に関連付けられる1つ以上のセキュリティ鍵及び/又はシーケンス番号を含んでもよい。そのようなセキュリティ鍵の例は、KeNB、KRRCint、KRRCenc、aKUPencなどであってもよい。そのようなシーケンス番号の例は、PDCPシーケンス番号、COUNT番号などであってもよい。
いくつかの実施形態では、ネットワークノード110、101が、ワイヤレスデバイス121をセル115において接続済み状態からアイドル状態へ解放する場合に、ネットワークノード110、101は、ワイヤレスデバイス121がセル115においてもはや接続済み状態にないことを検出し又は判定してもよい。代替的に、ネットワークノード110、101が、ワイヤレス通信ネットワーク100内の他のセル116への、ワイヤレスデバイス121のハンドオーバを実行する場合に、ネットワークノード110、101は、ワイヤレスデバイス121がセル115においてもはや接続済み状態にないことを検出し又は判定してもよい。別の代替によれば、ネットワークノード110、101が、ワイヤレス通信ネットワーク100内の他のセル116においてサービスされるようにワイヤレスデバイス121を解放する場合に、ネットワークノード110、101は、ワイヤレスデバイス121がセル115においてもはや接続済み状態にないことを検出し又は判定してもよい。さらに別の代替によれば、ネットワークノード110、101が、ワイヤレスデバイス121に関連付けられる無線リンク障害を検出する場合に、ネットワークノード110、101が、ワイヤレスデバイス121がセル115においてもはや接続済み状態にないことを検出し又は判定してもよい。これは、ネットワークノード110、101が、ワイヤレスデバイス121がセル115内で相異なる状態の間を相互に行き来し、又はアクティブ状態の第1のセル115と第2のセル116との間で行き来し得る、多くの異なるシナリオを扱うことが可能であることを意味する。
<アクション402>
次いで、ワイヤレスデバイス121がセル115において接続済み状態へ復帰した場合に、第1のネットワークノード110は、ワイヤレスデバイス121からRANコンテキスト情報を指し示す情報を受信する。これは、ワイヤレスデバイス121がセル115においていつ接続済み状態へ復帰したかをネットワークノード110、101が検出し又は判定し、それに応答してワイヤレスデバイス121からRANコンテキスト情報を指し示す情報を受信し得ることを意味する。
いくつかの実施形態では、ワイヤレスデバイス121がセル115においてアイドル状態から接続済み状態へ移動したことをネットワークノード110、101が検出する場合に、ネットワークノード110、101は、ワイヤレスデバイス121がセル115において接続済み状態に復帰したことを検出し又は判定してもよい。代替的に、ワイヤレス通信ネットワーク100内の他のセル116からのハンドオーバでセル115においてネットワークノード110、101がワイヤレスデバイス121を受け付ける場合に、ネットワークノード110、101は、ワイヤレスデバイス121がセル115において接続済み状態に復帰したことを検出し又は判定してもよい。別の代替によれば、ワイヤレスデバイス121の無線リソース構成(RRC)接続再確立の一部としてセル115においてネットワークノード110、101がワイヤレスデバイス121を受け付ける場合に、ネットワークノード110、101は、ワイヤレスデバイス121がセル115において接続済み状態に復帰したことを検出し又は判定してもよい。アクション401と同様に、これは、ネットワークノード110、101が、ワイヤレスデバイス121がセル115内で相異なる状態の間を相互に行き来し、又はアクティブ状態の第1のセル115と第2のセル116との間で行き来し得る、多くの異なるシナリオを扱うことが可能であることを意味する。
言い換えると、ワイヤレスデバイス121は、セル115においてアイドル状態から接続済み状態への移行を実行することによって、又はセル115へのインカミングハンドオーバ若しくはセル115へのセル再選択を実行することによって、セル115へ復帰してもよい。典型的には、セル115へ復帰する場合、ワイヤレスデバイス121又はワイヤレス通信ネットワーク100内のネットワークノード101、111が、セル115にサービスしているネットワークノード110、101へメッセージを送信する。このメッセージがワイヤレスデバイス121のRANコンテキスト情報を指し示す情報を含んでもよい。
<アクション403>
アクション402において、RANコンテキスト情報を指し示す情報を受信した後、ネットワークノード110、101は、指し示されたRANコンテキスト情報が、ネットワークノード110、101により過去に記憶されたワイヤレスデバイス121のRANコンテキスト情報と共に再利用されることができるものである場合に、指し示されたRANコンテキスト情報をワイヤレスデバイス121がセル115において使用すべきであることを指し示す情報を、ワイヤレスデバイス121へ送信する。
例えば、ネットワークノード110、101は、例えば、ワイヤレスデバイス121によって指し示されたRANコンテキスト情報に基づいて、例えば、ルックアップ又は探索を実行して、記憶されたRANコンテキスト情報の場所の特定を試行してもよい。これは、ネットワークノードがアクション401に従ってRANコンテキスト情報を記憶している、ネットワークノード110、101又はワイヤレス通信ネットワーク100内のアクセス可能なコアネットワークノード若しくはサイトにおける利用可能なメモリ内で実行されてもよい。ワイヤレスデバイス121についてのRANコンテキスト情報が、ワイヤレスデバイス121によって指示されたRANコンテキスト情報に基づいて発見される場合、ネットワークノード110、101は、ワイヤレスデバイス121について記憶されたRANコンテキスト情報が、ワイヤレスデバイス121のために再利用され得るかどうかを判定し得る。いくつかの実施形態では、ネットワークノード110、101は、記憶されたRANコンテキスト情報が、ワイヤレスデバイス121から指示されたRANコンテキスト情報と同一であるか、又は一致することを検証すると、ワイヤレスデバイス121についての記憶されたRANコンテキスト情報がワイヤレスデバイス121のために再利用され得ると見なし得る。いくつかの実施形態では、ネットワークノード110、101は、時間又はイベントカウンタに基づいて、ワイヤレスデバイス121についての記憶されたRANコンテキスト情報がワイヤレスデバイス121のために使用され得ると見なしてもよい。このケースにおいて、ワイヤレスデバイス121についての記憶されたRANコンテキスト情報は、タイマがまだ満了していないとき、又はイベントカウンタに関連付けられる1つ以上のイベントがまだ発生していないときに、再利用可能であると見なされてもよい。
いくつかの実施形態では、RANコンテキスト情報を指し示す情報は、ワイヤレスデバイス121のRANコンテキスト情報に関連付けられるシーケンス番号を含んでもよい。この場合、シーケンス番号は、RANコンテキスト情報が、ワイヤレスデバイス121及びネットワーク110、101の双方において最新であること、並びにRANコンテキスト情報が、ワイヤレスデバイス121及びネットワーク110、101において同期していることを検証するために、ネットワークノード110、101によって使用されてもよい。
代替的に、RANコンテキスト情報を指し示す情報は、ワイヤレスデバイス121のRANコンテキスト情報に基づくチェックサムを含んでもよい。シーケンス番号の場合と同様、チェックサムは、RANコンテキスト情報が、ワイヤレスデバイス121及びネットワーク110、101の双方において最新であること、並びにRANコンテキスト情報が、ワイヤレスデバイス121及びネットワーク110、101において同期していることを検証するために、ネットワークノード110、101によって使用されてもよい。いくつかの実施形態では、チェックサムは、例えば、セル115のセルアイデンティティ、ワイヤレスデバイス121のアイデンティティなどといった追加的な情報に基づいてもよい。いくつかの実施形態では、チェックサムは、暗号チェックサムであってもよい。暗号チェックサムは、ワイヤレスデバイス121及びネットワークノード110、101において使用される鍵に基づいてもよい。これは、有利なことに、別のワイヤレスデバイス又はユーザが、ワイヤレスデバイス121の古い接続を「乗っ取る」か、又は引き継ぐことを困難にし得る。
さらに、いくつかの実施形態では、ワイヤレスデバイス121についてのRANコンテキスト情報を記憶する際に、ネットワークノード110、101は、古い暗号化鍵及び/又は完全性保証鍵を再利用してもよい。これは、例えば、ワイヤレスデバイス121が、これらの古い暗号化鍵及び/又は完全性保証鍵を、RANコンテキスト情報を指し示す情報として使用し得ることを意味する。代替的に、暗号化及び/又は完全性保証のために使用される潜在的に古いシーケンス番号が、使用されてもよい。一旦、ネットワークノード110、101が最新の暗号化鍵及び/又は完全性保証鍵を取得したら、ネットワークノード110、101は、ワイヤレスデバイス121に、取得された最新の暗号化鍵及び/又は完全性保証鍵に従って、新たな暗号化鍵及び/又は完全性保証鍵へ切り替えるように命令してもよい。
<アクション404>
任意選択で、指し示されたRANコンテキスト情報をワイヤレスデバイス121がセル115において使用すべきであることを指し示す情報を、アクション403において送信した後、ネットワークノード110、101は、記憶されたRANコンテキスト情報を使用してデータ送信をワイヤレスデバイス121に対して実行してもよい。これは、ネットワークノード110、101が、例えばデータをワイヤレスデバイス121へ送信する前に、ワイヤレスデバイス121についての新たなRANコンテキスト情報を再確立しなくてもよいことを意味する。
一方、いくつかの実施形態では、ネットワークノード110、101は、記憶されたRANコンテキスト情報がまだ有効であることを検証する前に、ユーザプレーンデータの送信を開始するように構成されてもよいことにも留意すべきである。これは、ワイヤレスデバイス121が、例えば図1に示されるPDNゲートウェイなどのワイヤレス通信ネットワーク100において、RANコンテキスト情報を記憶するネットワークノード110、101より高次のユーザプレーンノードにおいて終端される、ユーザプレーン暗号化及びユーザプレーン完全性保証を使用することが義務付けられる場合に、例えば、ネットワークノード110、101によって実行されてもよい。これは、ユーザプレーンが暗号化されるだけで完全性を保証されないワイヤレス通信ネットワークにおける従来のEPS/LTE構成とは異なっており、それはワイヤレスデバイス121及びネットワークノード110の間のみである。これは、有利なことに、記憶されたRANコンテキスト情報が有効であることを検証し、それがセル115を介してワイヤレス通信ネットワークにアクセスしている正しいワイヤレスデバイス、即ち、ワイヤレスデバイス121であると確認する前であっても、ネットワークノード110、101が、記憶されたRANコンテキスト情報の使用を開始すること、及び高次ユーザプレーンノードに向けたユーザプレーンデータの転送を開始することを可能にし得る。間違ったワイヤレスデバイス又はユーザによるいかなる試みも、パケットが高次ユーザプレーンノードにおいて破棄されることに繋がるだけであり、正しいワイヤレスデバイス121のみが、高次ユーザプレーンノードによって検証され得るやり方で完全性保証及び暗号化を正しく実行することが可能であるため、後者は可能である。
ワイヤレス通信ネットワーク100内のネットワークノード110、101によりサービスされるセル115においてRANコンテキスト情報を扱うための、ワイヤレスデバイス121によって実行される方法の実施形態の例が、図5に表されるフローチャートを参照してここで説明される。図5は、ワイヤレスデバイス121によって行われ得るアクション又は動作の例を示している。方法は、以下のアクションを含み得る。
<アクション501>
第1のワイヤレスデバイス121が、セル115においてもはや接続済み状態にない場合に、ワイヤレスデバイス121のRANコンテキスト情報を記憶する。これは、この情報を破棄する代わりに、ワイヤレスデバイス121が、セル115に復帰する場合に備えてこの情報を保存し又はキャッシュし得ることを意味する。
<アクション502>
ワイヤレスデバイス121は、セル115において接続済み状態へ復帰する場合に、記憶されたRANコンテキスト情報を指し示す情報をネットワークノード110、101へ送信する。これは、ワイヤレスデバイス121がセル115内に存在した最後の時間にワイヤレスデバイス121のために確立された同一のRANコンテキスト情報を再利用することができるか否かをネットワークノード110、101が判定することを可能にする目的で、セル115に復帰後に、ワイヤレスデバイス121がセル115へサービスしているネットワークノード110、101に対しその記憶されたRANコンテキスト情報を識別し得ることを意味する。
<アクション503>
任意選択で、ワイヤレスデバイス121は、ネットワークノード110、101から、ワイヤレスデバイス121が記憶されたRANコンテキスト情報を使用すべきであることを指し示す情報を受信してもよい。これは、ネットワークノード110、101が、ワイヤレスデバイス121内に記憶され、アクション502においてネットワークノード110、101に対し指し示されるRANコンテキスト情報が、ネットワークノード110、101にとって利用可能なワイヤレスデバイス121についてのRANコンテキスト情報と共に再利用され得ることを検証したことを意味する。
<アクション503>
アクション503における情報の受信に応答して、ワイヤレスデバイス121は、記憶されたRANコンテキスト情報を使用してネットワークノード110、101へのデータ送信を実行してもよい。これは、例えば、ワイヤレスデバイス121が、セル115において送信するデータを有する場合に、ネットワークノード110、101が、ワイヤレスデバイス121についての新たなRANコンテキスト情報を再確立しなくてもよいことを意味する。
図4〜図5に表されるフローチャートを参照して上で説明した方法の実施形態のより詳細な例が、図6及び図7に表されるシグナリング図を参照してここで説明される。
アクション601 ワイヤレスデバイス121は、ネットワークノード110へ接続され、セル115内でデータの送信/受信を行っている。
アクション602 ワイヤレスデバイス121のRANコンテキスト情報の解放要求/応答が、ネットワークノード110からコアネットワークノード101へ/コアネットワークノード101からネットワークノード110へ送信される。解放要求/応答は、RANコンテキスト情報のS1関連コンテキスト情報を記憶するための情報を含んでもよい。
アクション603 ワイヤレスデバイス121は、ネットワークノード110によって非アクティブ状態、例えば、アイドル状態へ解放される。任意選択で、これは、その現在のRANコンテキスト情報を記憶するための命令を含んでもよい。
アクション604 ネットワークノード110が、セル115内のワイヤレスデバイス121のRANコンテキスト情報を記憶する。
アクション605 ワイヤレスデバイス121が、セル115のそのRANコンテキスト情報を記憶する。
アクション606 ワイヤレスデバイス121は、セル115に復帰し、セル115にサービスしているネットワークノード110において、アクティブ状態、例えば、RRC_CONNECTED状態といった接続済み状態に入るためのメッセージを送信する。メッセージは、ワイヤレスデバイス121の識別子、オプションのRANコンテキスト情報バージョン識別などといった、セル115のためにワイヤレスデバイス121内に記憶されたRANコンテキスト情報を指し示す情報を含む。
アクション607 ネットワークノード110は、セル115においてワイヤレスデバイス121について記憶されたそのRANコンテキスト情報を、例えば内部ストレージ又は外部ストレージから読み出し、又は取得する。
アクション608 ネットワークノード110によって記憶されたワイヤレスデバイス121のRANコンテキスト情報が、最新であり、再利用され得る場合、ネットワークノード110は、アクション609を進め、アクション612が後に続く。一方、ネットワークノード110によって記憶されたワイヤレスデバイス121のRANコンテキスト情報が、最新ではなく、再利用され得ない場合、ネットワークノード110は、アクション610〜611を進め、アクション612が後に続く。
アクション609 ネットワークノード110は、命令をワイヤレスデバイス121へ送信して、その記憶されたRANコンテキスト情報を使用してデータ送信を再開する。
アクション610 ネットワークノード110が、ワイヤレスデバイス121についての新たなRANコンテキスト情報をコアネットワークノード101から読み出し、又は取得する。
アクション611 ネットワークノード110及びワイヤレスデバイス121は、シグナリングを実行してセル115内のワイヤレスデバイス121についての新たなRANコンテキスト情報をセットアップする。
アクション612 ワイヤレスデバイス121は、ネットワークノード110へ接続され、セル115内でデータの送信/受信を行っている。
アクション701 ワイヤレスデバイス121は、ネットワークノード110へ接続され、セル115内でデータの送信/受信を行っている。
アクション702 ワイヤレスデバイス121のハンドオーバが、ネットワークノード110のセル115からネットワークノード111のセル116に対して行われる。
アクション703 ワイヤレスデバイス121は、ネットワークノード111へ接続され、セル116内でデータの送信/受信を行っている。
アクション704 ネットワークノード110が、セル115内のワイヤレスデバイス121のRANコンテキスト情報を記憶する。
アクション705 ワイヤレスデバイス121が、セル115のそのRANコンテキスト情報を記憶する。
アクション706 ワイヤレスデバイス121が、ネットワークノード111によって非アクティブ状態、例えば、アイドル状態へ解放される。
アクション707 ネットワークノード111が、セル116内のワイヤレスデバイス121のそのRANコンテキスト情報を記憶する。
アクション708 ワイヤレスデバイス121が、セル116のそのRANコンテキスト情報を記憶する。
アクション709 ワイヤレスデバイス121は、セル115に復帰し、セル115にサービスしているネットワークノード110において、アクティブ状態、例えば、RRC_CONNECTED状態といった接続済み状態に入るためのメッセージを送信する。メッセージは、ワイヤレスデバイス121の識別子、オプションのRANコンテキスト情報バージョン識別などといった、セル115のためにワイヤレスデバイス121内に記憶されたRANコンテキスト情報を指し示す情報を含む。
アクション710 ネットワークノード110は、セル115においてワイヤレスデバイス121について記憶されたそのRANコンテキスト情報を、例えば内部ストレージ又は外部ストレージから読み出し、又は取得する。
アクション711 ネットワークノード110によって記憶されたワイヤレスデバイス121のRANコンテキスト情報が、最新であり、再利用され得る場合、ネットワークノード110は、アクション712を進め、アクション715が後に続く。一方、ネットワークノード110によって記憶されたワイヤレスデバイス121のRANコンテキスト情報が、最新ではなく、再利用されない可能性がある場合、ネットワークノード110は、アクション713〜714を進め、アクション715が後に続く。
アクション712 ネットワークノード110は、命令をワイヤレスデバイス121へ送信して、その記憶されたRANコンテキスト情報を使用してデータ送信を再開する。
アクション713 ネットワークノード110が、ワイヤレスデバイス121についての新たなRANコンテキスト情報をコアネットワークノード101から読み出し、又は取得する。
アクション714 ネットワークノード110及びワイヤレスデバイス121は、シグナリングを実行してセル115内のワイヤレスデバイス121についての新たなRANコンテキスト情報をセットアップする。
アクション715 ワイヤレスデバイス121は、ネットワークノード110へ接続され、セル115内でデータの送信/受信を行っている。
ワイヤレス通信ネットワーク100内のネットワークノード110、101によりサービスされるセル115内のワイヤレスデバイス121のRANコンテキスト情報を扱うための、方法のアクションを実行するために、ネットワークノード110、101は、図8に表される以下の構成を含み得る。
図8は、ネットワークノード110、101の実施形態の概略ブロック図を示す。いくつかの実施形態では、ネットワークノード110、101は、送信モジュール801、受信モジュール802、及びプロセッサ810を含み得る。送信モジュール801は、ここでは送信機又は送信ユニットとも呼ばれ、ワイヤレス通信ネットワーク100において信号をワイヤレスデバイス121へ送信するために使用され得る。受信モジュール802は、ここでは受信機又は受信ユニットとも呼ばれ、ワイヤレス通信ネットワーク100において信号をワイヤレスデバイス121から受信するために使用され得る。送信モジュール801及び受信モジュール802は、送受信モジュール又は送受信機へと組み合わせられてもよい。プロセッサ810は、ここでは処理モジュール、処理ユニット又は処理回路とも呼ばれ、ネットワークノード110、101の動作を制御し得る。プロセッサ810は、また、送信機801及び受信機802を制御してもよい。任意選択で、プロセッサ810は、送信機801及び受信機802のうちの1つ以上を含んでもよく、並びに/又はそれらの機能を実行してもよい。
ネットワークノード110、101は、ワイヤレスデバイス121がセル115においてもはや接続済み状態にない場合に、ワイヤレスデバイス121のRANコンテキスト情報を記憶し、ワイヤレスデバイス121がセル115において接続済み状態へ復帰した場合に、ワイヤレスデバイス121からRANコンテキスト情報を指し示す情報を受信し、指し示されたRANコンテキスト情報が、ネットワークノード110、101により過去に記憶されたワイヤレスデバイス121のRANコンテキスト情報と共に再利用されることができるものである場合に、指し示されたRANコンテキスト情報をワイヤレスデバイス121がセル115において使用すべきであることを指し示す情報を、ワイヤレスデバイス121へ送信する、ように構成される。
いくつかの実施形態では、ネットワークノード110、101は、プロセッサ810が、ワイヤレスデバイス121をセル115において接続済み状態からアイドル状態へ解放し、又は、ワイヤレス通信ネットワーク100内の他のセル116への、ワイヤレスデバイス121のハンドオーバを実行し、又は、ワイヤレス通信ネットワーク100内の他のセル116においてサービスされるようにワイヤレスデバイス121を解放し、又は、ワイヤレスデバイス121に関連付けられる無線リンク障害を検出する場合に、ワイヤレスデバイス121がセル115においてもはや接続済み状態にないと判定する、ようにさらに構成されてもよい。
いくつかの実施形態では、ネットワークノード110、101は、プロセッサ810が、ワイヤレスデバイス121がセル115においてアイドル状態から接続済み状態へ移動したことを検出し、又は、ワイヤレス通信ネットワーク100内の他のセル116からのハンドオーバでセル115においてワイヤレスデバイス121を受け付け、又は、ワイヤレスデバイス121の無線リソース構成(RRC)接続再確立の一部としてセル115においてワイヤレスデバイス121を受け付ける場合に、ワイヤレスデバイス121がセル115において接続済み状態へ復帰したと判定する、ようにさらに構成されてもよい。
いくつかの実施形態では、RANコンテキスト情報は、ワイヤレスデバイス121のRRCプロトコル情報を含み、並びに/又は、ワイヤレス通信ネットワーク100においてワイヤレスデバイス121について使用される1つ以上の識別子、RRCプロトコルレイヤよりも下位レイヤにおける通信プロトコル用のワイヤレスデバイス121の構成パラメータ、ワイヤレスデバイス121の無線アクセスケイパビリティ情報、ワイヤレスデバイス121の1つ以上の進行中の無線ベアラに関する情報、及びワイヤレスデバイス121に関連付けられる1つ以上のセキュリティ鍵及び/若しくはシーケンス番号、のうちの1つ以上を含む。いくつかの実施形態では、ワイヤレスデバイス121からのRANコンテキスト情報を指し示す情報は、ワイヤレスデバイス121のRANコンテキスト情報に関連付けられるシーケンス番号、又はワイヤレスデバイス121のRANコンテキスト情報に基づくチェックサム、のうちの1つ以上を含む。
いくつかの実施形態では、ネットワークノード110、101は、記憶されたRANコンテキスト情報を使用してワイヤレスデバイス121へのデータ送信を実行するように構成されてもよい。
ワイヤレス通信ネットワーク100内のネットワークノード110、101によりサービスされるセル115内のワイヤレスデバイス121のRANコンテキスト情報を扱うための実施形態は、ここでの実施形態の機能及びアクションを実行するためのコンピュータプログラムコードと共に、例えば図8に表されるネットワークノード110、101内のプロセッサ810などの1つ以上のプロセッサを通じて、実装されてもよい。上述したコンピュータプログラムコードは、また、ネットワークノード110、101内のプロセッサ810にロードされた場合に例えばここでの実施形態を実行するためのコンピュータプログラムコード又はコード手段、を担持するデータ担体の形態で、コンピュータプログラムプロダクトとしても提供されてもよい。コンピュータプログラムコードは、ネットワークノード110、101内の、又はサーバ上にあってネットワークノード110、101へダウンロードされる純粋なプログラムコードとして提供されてもよい。担体は、電子信号、光信号、無線信号、又は例えばRAM、ROM、フラッシュメモリ、磁気テープ、CD−ROM、DVD若しくはBluerayディスクなどの電子メモリといったコンピュータ読取可能な記憶媒体、のうちの1つであってもよい。
ネットワークノード110、101は、メモリ820をさらに含んでよく、メモリ820は、1つ以上のメモリモジュール又はユニットと呼ばれてもよく又はそれらを含んでもよい。メモリ820は、ネットワークノード110、101のプロセッサ810において又はプロセッサ810によって実行される場合にここで説明された方法を実行するための実行可能な命令及びデータ、を記憶するために使用されるように構成されてもよい。上述のプロセッサ810及びメモリ820は、アナログ及びデジタル回路の組み合わせ、並びに/又は、例えば、プロセッサ810などの1つ以上のプロセッサによる実行時に、1つ以上のプロセッサに上述した方法を実行させる、メモリ820に記憶されたソフトウェア及び/若しくはファームウェアで構成された1つ以上のプロセッサへの言及であってもよいことを、当業者であれば、理解するであろう。プロセッサ810及びメモリ820は、処理手段とも呼ばれ得る。これらのプロセッサのうちの1つ以上及び他のデジタルハードウェアは、単一の特定用途向け集積回路(ASIC)に含まれてもよく、又は複数のプロセッサ及び多様なデジタルハードウェアが、個別にパッケージ化されたものであれ、又は1つのシステムオンチップ(SoC)に集められたものであれ、複数の別々のコンポーネント間に分散されてもよい。
上記から、いくつかの実施形態が、少なくとも1つのプロセッサ、例えばプロセッサ810上で実行される場合に、当該少なくとも1つのプロセッサに、ワイヤレス通信ネットワーク100内のネットワークノード110、101によりサービスされるセル115内のワイヤレスデバイス121のRANコンテキスト情報を扱うための方法を遂行させる命令、を含む、コンピュータプログラムプロダクトを含み得ることが分かる。また、いくつかの実施形態は、上記コンピュータプログラムプロダクトを含む担体をさらに含んでもよく、担体は、電子信号、光信号、無線信号、又はコンピュータ読取可能な記憶媒体のうちの1つである。
ワイヤレス通信ネットワーク100内のネットワークノード110、101によりサービスされるセル115においてRANコンテキスト情報を扱うための方法のアクションを実行するために、ワイヤレスデバイス121は、図9に表される以下の構成を含み得る。
図9は、ワイヤレスデバイス121の実施形態の概略ブロック図を示す。いくつかの実施形態では、ワイヤレスデバイス121は、送信モジュール901、受信モジュール902、及びプロセッサ910を含み得る。送信モジュール901は、ここでは送信機又は送信ユニットとも呼ばれ、ワイヤレス通信ネットワーク100において信号をネットワークノード110、101へ送信するために使用され得る。受信モジュール902は、ここでは受信機又は受信ユニットとも呼ばれ、ワイヤレス通信ネットワーク100において信号をネットワークノード110、101から受信するために使用され得る。送信モジュール901及び受信モジュール902は、送受信モジュール又は送受信機へと組み合わせられてもよい。プロセッサ910は、ここでは処理モジュール、処理ユニット又は処理回路とも呼ばれ、ワイヤレスデバイス121の動作を制御し得る。プロセッサ910は、また、送信機901及び受信機902を制御してもよい。任意選択で、プロセッサ910は、送信機901及び受信機902のうちの1つ以上を含んでもよく、並びに/又はそれらの機能を実行してもよい。
ワイヤレスデバイス121は、セル115においてもはや接続済み状態にない場合に、ワイヤレスデバイス121のRANコンテキスト情報を記憶し、ワイヤレスデバイス121がセル115において接続済み状態へ復帰する場合に、記憶されたRANコンテキスト情報を指し示す情報をネットワークノード110、101へ送信する、ように構成される。
いくつかの実施形態では、ワイヤレスデバイス121は、ネットワークノード110、101から、ワイヤレスデバイス121が記憶されたRANコンテキスト情報を使用すべきであることを指し示す情報を受信するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、ワイヤレスデバイス121は、記憶されたRANコンテキスト情報を使用してネットワークノード110、101へのデータ送信を実行するように構成されてもよい。
ワイヤレス通信ネットワーク100内のネットワークノード110、101によりサービスされるセル115においてRANコンテキスト情報を扱うための実施形態は、ここでの実施形態の機能及びアクションを実行するためのコンピュータプログラムコードと共に、例えば図9に表されるワイヤレスデバイス121内のプロセッサ910などの1つ以上のプロセッサを通じて、実装されてもよい。上述したコンピュータプログラムコードは、また、ワイヤレスデバイス121内のプロセッサ910にロードされた場合に例えばここでの実施形態を実行するためのコンピュータプログラムコード又はコード手段、を担持するデータ担体の形態で、コンピュータプログラムプロダクトとしても提供されてもよい。コンピュータプログラムコードは、ワイヤレスデバイス121内の、又はサーバ上にあってワイヤレスデバイス121へダウンロードされる純粋なプログラムコードとして提供されてもよい。担体は、電子信号、光信号、無線信号、又は例えばRAM、ROM、フラッシュメモリ、磁気テープ、CD−ROM、DVD若しくはBluerayディスクなどの電子メモリといったコンピュータ読取可能な記憶媒体、のうちの1つであってもよい。
ワイヤレスデバイス121は、メモリ920をさらに含んでよく、メモリ920は、1つ以上のメモリモジュール又はユニットと呼ばれてもよく又はそれらを含んでもよい。メモリ920は、ワイヤレスデバイス121のプロセッサ910において又はプロセッサ910によって実行される場合にここで説明された方法を実行するための実行可能な命令及びデータ、を記憶するために使用されるように構成されてもよい。上述のプロセッサ910及びメモリ920は、アナログ及びデジタル回路の組み合わせ、並びに/又は、例えば、プロセッサ910などの1つ以上のプロセッサによる実行時に、1つ以上のプロセッサに上述した方法を実行させる、メモリ920に記憶されたソフトウェア及び/若しくはファームウェアで構成された1つ以上のプロセッサへの言及であってもよいことを、当業者であれば、理解するであろう。プロセッサ910及びメモリ920は、処理手段とも呼ばれ得る。これらのプロセッサのうちの1つ以上及び他のデジタルハードウェアは、単一の特定用途向け集積回路(ASIC)に含まれてもよく、又は複数のプロセッサ及び多様なデジタルハードウェアが、個別にパッケージ化されたものであれ、又は1つのシステムオンチップ(SoC)に集められたものであれ、複数の別々のコンポーネント間に分散されてもよい。
上記から、いくつかの実施形態が、少なくとも1つのプロセッサ、例えばプロセッサ910上で実行される場合に、当該少なくとも1つのプロセッサに、ワイヤレス通信ネットワーク100内のネットワークノード110、101によりサービスされるセル115においてRANコンテキスト情報を扱うための方法を遂行させる命令、を含む、コンピュータプログラムプロダクトを含み得ることが分かる。また、いくつかの実施形態は、上記コンピュータプログラムプロダクトを含む担体をさらに含んでもよく、担体は、電子信号、光信号、無線信号、又はコンピュータ読取可能な記憶媒体のうちの1つである。
さらに、多様な例示的実施形態が、以下のステートメントにおいて提示される。
[1]ワイヤレス通信ネットワーク(100)内のネットワークノード(110,101)によりサービスされるセル(115)内のワイヤレスデバイス(121)の無線アクセスネットワーク(RAN)コンテキスト情報を扱うための、前記ネットワークノード(110,101)により実行される方法であって、
前記ワイヤレスデバイス(121)が前記セル(115)においてもはや接続済み状態にない場合に、前記ワイヤレスデバイス(121)の前記RANコンテキスト情報を記憶すること(401)と、
前記ワイヤレスデバイス(121)が前記セル(115)において接続済み状態へ復帰した場合に、前記ワイヤレスデバイス(121)からRANコンテキスト情報を指し示す情報を受信すること(402)と、
指し示された前記RANコンテキスト情報が、前記ネットワークノード(110,101)により過去に記憶された前記ワイヤレスデバイス(121)の前記RANコンテキスト情報と共に再利用されることができるものである場合に、指し示された前記RANコンテキスト情報を前記ワイヤレスデバイス(121)が前記セル(115)において使用すべきであることを指し示す情報を、前記ワイヤレスデバイス(121)へ送信すること(403)と、
を含む方法。
[2]前記ネットワークノード(110,101)が
前記ワイヤレスデバイス(121)を前記セル(115)において前記接続済み状態からアイドル状態へ解放し、又は、
前記ワイヤレス通信ネットワーク(100)内の他のセル(116)への、前記ワイヤレスデバイス(121)のハンドオーバを実行し、又は、
前記ワイヤレス通信ネットワーク(100)内の他のセル(116)においてサービスされるように前記ワイヤレスデバイス(121)を解放し、又は、
前記ワイヤレスデバイス(121)に関連付けられる無線リンク障害を検出する、
場合に、前記ワイヤレスデバイス(121)が前記セル(115)においてもはや接続済み状態にないと判定すること、をさらに含む、ステートメント[1]に記載の方法。
[3]前記ネットワークノード(110,101)が
前記ワイヤレスデバイス(121)が前記セル(115)においてアイドル状態から接続済み状態へ移動したことを検出し、又は、
前記ワイヤレス通信ネットワーク(100)内の他のセル(116)からのハンドオーバで前記セル(115)において前記ワイヤレスデバイス(121)を受け付け、又は、
前記ワイヤレスデバイス(121)の無線リソース構成(RRC)接続再確立の一部として前記セル(115)において前記ワイヤレスデバイス(121)を受け付ける、
場合に、前記ワイヤレスデバイス(121)が前記セル(115)において接続済み状態へ復帰したと判定すること、をさらに含む、ステートメント[1]又は[2]に記載の方法。
[4]前記RANコンテキスト情報は、前記ワイヤレスデバイス(121)のRRCプロトコル情報を含み、並びに/又は
前記ワイヤレス通信ネットワーク(100)において前記ワイヤレスデバイス(121)について使用される1つ以上の識別子、
前記RRCプロトコルレイヤよりも下位レイヤにおける通信プロトコル用の前記ワイヤレスデバイス(121)の構成パラメータ、
前記ワイヤレスデバイス(121)の無線アクセスケイパビリティ情報、
前記ワイヤレスデバイス(121)の1つ以上の進行中の無線ベアラに関する情報、及び、
前記ワイヤレスデバイス(121)に関連付けられる1つ以上のセキュリティ鍵及び/若しくはシーケンス番号
のうちの1つ以上を含む、ステートメント[1]〜[3]のいずれか1つに記載の方法。
[5]RANコンテキスト情報を指し示す前記情報は、前記ワイヤレスデバイス(121)の前記RANコンテキスト情報に関連付けられるシーケンス番号、又は前記ワイヤレスデバイス(121)の前記RANコンテキスト情報に基づくチェックサム、のうちの1つ以上を含む、ステートメント[1]〜[4]のいずれか1つに記載の方法。
[6]記憶された前記RANコンテキスト情報を用いて前記ワイヤレスデバイス(121)へのデータ送信を実行すること(404)、をさらに含む、ステートメント[1]〜[5]のいずれか1つに記載の方法。
[7]ワイヤレス通信ネットワーク(100)内のネットワークノード(110,101)によりサービスされるセル(115)内のワイヤレスデバイス(121)の無線アクセスネットワーク(RAN)コンテキスト情報を扱うための、前記ネットワークノード(110,101)であって、
前記ワイヤレスデバイス(121)が前記セル(115)においてもはや接続済み状態にない場合に、前記ワイヤレスデバイス(121)の前記RANコンテキスト情報を記憶し、前記ワイヤレスデバイス(121)が前記セル(115)において接続済み状態へ復帰した場合に、前記ワイヤレスデバイス(121)からRANコンテキスト情報を指し示す情報を受信し、指し示された前記RANコンテキスト情報が、前記ネットワークノード(110,101)により過去に記憶された前記ワイヤレスデバイス(121)の前記RANコンテキスト情報と共に再利用されることができるものである場合に、指し示された前記RANコンテキスト情報を前記ワイヤレスデバイス(121)が前記セル(115)において使用すべきであることを指し示す情報を、前記ワイヤレスデバイス(121)へ送信する、ように構成される、ネットワークノード(110,101)。
[8]前記ネットワークノード(110,101)が、
前記ワイヤレスデバイス(121)を前記セル(115)において前記接続済み状態からアイドル状態へ解放し、又は、
前記ワイヤレス通信ネットワーク(100)内の他のセル(116)への、前記ワイヤレスデバイス(121)のハンドオーバを実行し、又は、
前記ワイヤレス通信ネットワーク(100)内の他のセル(116)においてサービスされるように前記ワイヤレスデバイス(121)を解放し、又は、
前記ワイヤレスデバイス(121)に関連付けられる無線リンク障害を検出する、
場合に、前記ワイヤレスデバイス(121)が前記セル(115)においてもはや接続済み状態にないと判定する、ようにさらに構成される、ステートメント[7]に記載のネットワークノード(110,101)。
[9]前記ネットワークノード(110,101)が、
前記ワイヤレスデバイス(121)が前記セル(115)においてアイドル状態から接続済み状態へ移動したことを検出し、又は、
前記ワイヤレス通信ネットワーク(100)内の他のセル(116)からのハンドオーバで前記セル(115)において前記ワイヤレスデバイス(121)を受け付け、又は、
前記ワイヤレスデバイス(121)の無線リソース構成(RRC)接続再確立の一部として前記セル(115)において前記ワイヤレスデバイス(121)を受け付ける、
場合に、前記ワイヤレスデバイス(121)が前記セル(115)において接続済み状態へ復帰したと判定する、ようにさらに構成される、ステートメント[7]又は[8]に記載のネットワークノード(110,101)。
[10]前記RANコンテキスト情報は、前記ワイヤレスデバイス(121)のRRCプロトコル情報を含み、並びに/又は
前記ワイヤレス通信ネットワーク(100)において前記ワイヤレスデバイス(121)について使用される1つ以上の識別子、
前記RRCプロトコルレイヤよりも下位レイヤにおける通信プロトコル用の前記ワイヤレスデバイス(121)の構成パラメータ、
前記ワイヤレスデバイス(121)の無線アクセスケイパビリティ情報、
前記ワイヤレスデバイス(121)の1つ以上の進行中の無線ベアラに関する情報、及び、
前記ワイヤレスデバイス(121)に関連付けられる1つ以上のセキュリティ鍵及び/若しくはシーケンス番号
のうちの1つ以上を含む、ステートメント[7]〜[9]のいずれか1つに記載のネットワークノード(110,101)。
[11]RANコンテキスト情報を指し示す前記情報は、前記ワイヤレスデバイス(121)の前記RANコンテキスト情報に関連付けられるシーケンス番号、又は前記ワイヤレスデバイス(121)の前記RANコンテキスト情報に基づくチェックサム、のうちの1つ以上を含む、ステートメント[7]〜[10]のいずれか1つに記載のネットワークノード(110,101)。
[12]記憶された前記RANコンテキスト情報を用いて前記ワイヤレスデバイス(121)へのデータ送信を実行する、ようにさらに構成される、ステートメント[7]〜[11]のいずれか1つに記載のネットワークノード(110,101)。
[13]プロセッサ(810)及びメモリ(820)をさらに備え、前記メモリ(820)は前記プロセッサ(810)によって実行可能な命令を含む、ステートメント[7]〜[12]のいずれか1つに記載のネットワークノード(110,101)。
[14]ワイヤレス通信ネットワーク(100)内のネットワークノード(110,101)によりサービスされるセル(115)において無線アクセスネットワーク(RAN)コンテキスト情報を扱うための、ワイヤレスデバイス(110,101)により実行される方法であって、
前記セル(115)においてもはや接続済み状態にない場合に、前記ワイヤレスデバイス(121)の前記RANコンテキスト情報を記憶すること(501)と、
前記ワイヤレスデバイス(121)が前記セル(115)において接続済み状態へ復帰する場合に、記憶された前記RANコンテキスト情報を指し示す情報を前記ネットワークノード(110,101)へ送信すること(502)と、
を含む方法。
[15]前記ネットワークノード(110,101)から、前記ワイヤレスデバイス(121)が記憶された前記RANコンテキスト情報を使用すべきであることを指し示す情報を受信すること(503)、
をさらに含む、ステートメント[14]に記載の方法。
[16]記憶された前記RANコンテキスト情報を用いて前記ネットワークノード(110,101)へのデータ送信を実行すること(504)、
をさらに含む、ステートメント[15]に記載の方法。
[17]ワイヤレス通信ネットワーク(100)内のネットワークノード(110,101)によりサービスされるセル(115)において無線アクセスネットワーク(RAN)コンテキスト情報を扱うための、ワイヤレスデバイス(110,101)であって、
前記セル(115)においてもはや接続済み状態にない場合に、前記ワイヤレスデバイス(121)の前記RANコンテキスト情報を記憶し、前記ワイヤレスデバイス(121)が前記セル(115)において接続済み状態へ復帰する場合に、記憶された前記RANコンテキスト情報を指し示す情報を前記ネットワークノード(110,101)へ送信する、ように構成される、ワイヤレスデバイス(110,101)。
[18]前記ネットワークノード(110,101)から、前記ワイヤレスデバイス(121)が記憶された前記RANコンテキスト情報を使用すべきであることを指し示す情報を受信する、ようにさらに構成される、ステートメント[17]に記載のワイヤレスデバイス(110,101)。
[19]記憶された前記RANコンテキスト情報を使用して前記ネットワークノード(110,101)へのデータ送信を実行する、ようにさらに構成される、ステートメント[18]に記載のワイヤレスデバイス(110,101)。
[20]プロセッサ(910)及びメモリ(920)をさらに備え、前記メモリ(920)は前記プロセッサ(910)によって実行可能な命令を含む、ステートメント[17]〜[19]のいずれか1つに記載のワイヤレスデバイス(110,101)。
[21]少なくとも1つのプロセッサ(810,910)上で実行される場合に、前記少なくとも1つのプロセッサ(810,910)に、ステートメント[1]〜[6]又は[14]〜[16]のいずれか1つに記載の方法を遂行させる命令、を含む、コンピュータプログラムプロダクト。
[22]電子信号、光信号、無線信号、又はコンピュータ読取可能な記憶媒体のうちの1つである、ステートメント[21]に記載の前記コンピュータプログラムプロダクトを含む担体。
いくつかの実施形態では、ネットワークノード110、101は、ワイヤレス通信ネットワーク100内のネットワークノード110、101によりサービスされるセル115内のワイヤレスデバイス121のRANコンテキスト情報を扱うための、ネットワークノードであってもよく、ネットワークノード110、101は、ワイヤレスデバイス121がセル115においてもはや接続済み状態にない場合に、ワイヤレスデバイス121のRANコンテキスト情報を記憶するための記憶モジュール803と、ワイヤレスデバイスがセルにおいて接続済み状態へ復帰した場合に、ワイヤレスデバイスからRANコンテキスト情報を指し示す情報を受信するための受信モジュール802と、指し示されたRANコンテキスト情報が、ネットワークノード110、101により過去に記憶されたワイヤレスデバイス121のRANコンテキスト情報と共に再利用されることができるものである場合に、指し示されたRANコンテキスト情報をワイヤレスデバイス121がセル115において使用すべきであることを指し示す情報を、ワイヤレスデバイス121へ送信するための送信モジュール801と、を含む。
いくつかの実施形態では、ネットワークノード110、101は、ワイヤレス通信ネットワーク100内のネットワークノード110、101によりサービスされるセル115内のワイヤレスデバイス121のRANコンテキスト情報を扱うための、ネットワークノードであってもよく、ネットワークノード110、101は、受信機、プロセッサ及びメモリを含み、上記メモリは、上記プロセッサによって実行可能な命令を含み、上記ネットワークノード110、101は、ワイヤレスデバイス121がセル115においてもはや接続済み状態にない場合に、ワイヤレスデバイス121のRANコンテキスト情報を記憶し、ワイヤレスデバイスがセルにおいて接続済み状態へ復帰した場合に、ワイヤレスデバイスからRANコンテキスト情報を指し示す情報を受信し、指し示されたRANコンテキスト情報が、ネットワークノード110、101により過去に記憶されたワイヤレスデバイス121のRANコンテキスト情報と共に再利用されることができるものである場合に、指し示されたRANコンテキスト情報をワイヤレスデバイス121がセル115において使用すべきであることを指し示す情報を、ワイヤレスデバイス121へ送信する、ように構成される。
いくつかの実施形態では、ワイヤレスデバイスは、ワイヤレス通信ネットワーク100内のネットワークノード110、101によりサービスされるセル115においてRANコンテキスト情報を扱うための、ワイヤレスデバイス121であってもよく、ワイヤレスデバイス121がセル115においてもはや接続済み状態にない場合に、ワイヤレスデバイス121のRANコンテキスト情報を記憶するための記憶モジュール903と、ワイヤレスデバイス121がセル115において接続済み状態へ復帰する場合に、記憶されたRANコンテキスト情報を指し示す情報をネットワークノード110、101へ送信するための送信モジュール901と、を含む。
いくつかの実施形態では、ワイヤレスデバイスは、ワイヤレス通信ネットワーク100内のネットワークノード110、101によりサービスされるセル115においてRANコンテキスト情報を扱うための、ワイヤレスデバイス121であってもよい。ワイヤレスデバイス121は、受信機、プロセッサ及びメモリを含み、上記メモリは、上記プロセッサによって実行可能な命令を含み、上記ワイヤレスデバイス121がセル115においてもはや接続済み状態にない場合に、ワイヤレスデバイス121のRANコンテキスト情報を記憶し、ワイヤレスデバイス121がセル115において接続済み状態へ復帰する場合に、記憶されたRANコンテキスト情報を指し示す情報をネットワークノード110、101へ送信する、ように構成される。
ネットワークノード110、101のモジュール及びワイヤレスデバイス121のモジュールは、いくつかの実施形態において、プロセッサ(例えば、それぞれ図8及び図9の処理モジュール810、910)による実行のために、メモリ(例えば、それぞれ図8及び図9のメモリモジュール820、920)に記憶されるコンピュータプログラムとして実装され得ることに留意すべきである。
添付図面に示される具体的な実施形態の詳細な説明において使用されている用語は、説明されたネットワークノード110、101、ワイヤレスデバイス121、及びそれらの方法を限定することを意図するものではなく、代わりに別添の特許請求の範囲を考慮して解釈されるべきである。
ここで使用される、“及び/又は”という用語は、関連する列挙された項目のうちの1つ以上のいずれか及び全ての組み合わせを含む。
さらに、ここで使用される、ラテン語のフレーズ“exempli gratia”から派生する共通の略称“e.g.(例えば)”は、前述した項目の一般的な1つ又は複数の例を紹介し又は特定するために使用されてよく、そのような項目を限定することを意図するものではない。ここで使用される場合に、ラテン語のフレーズ“id est”から派生する共通の略称“i.e.(即ち)”は、より一般的な列挙から具体的な項目を特定するために使用され得る。“及びその他のもの”又は“など”を意味するラテン語表現“et cetera”から派生する共通の略称“etc.(など)”は、単に列挙されているものに類似のさらなる特徴が存在することを指し示すためにここで使用され得る。
ここで使用される、単数形“a”、“an”、及び“the”は、別段の明示的な記載がない限り、複数形も同様に含むように意図される。“includes(含む)”、“comprises(備える)”、“including(含んでいる)”、及び/又は“comprising(備えている)”という用語は、本明細書で使用される場合に、述べられた特徴、アクション、整数、ステップ、動作、要素、及び/又はコンポーネントの存在を明示するものであって、1つ以上の他の特徴、アクション、整数、ステップ、動作、要素、コンポーネント、及び/又はそれらの集合の存在又は追加を排除するものではないと、さらに理解されたい。
別段の定義がない限り、ここで使用される技術用語及び学術用語を含む全ての用語が、説明される実施形態が属する技術分野における当業者によって通常理解されるのと同一の意味を有する。用語は、通常使用される辞書において定義されるように、関連技術の文脈におけるそれらの意味に適合する意味を有するものとして解釈されるべきであり、ここで明示的にそのように定義されない限り、理想化された、又は過度に形式的な意味に解釈されるものではないと、さらに理解されたい。
ここでの実施形態は、上述された好ましい実施形態に限定するものではない。様々な代替策、修正例、及び均等物が、使用されてよい。したがって、上記実施形態は、限定として解釈されるべきではない。

Claims (14)

  1. ワイヤレス通信ネットワーク(100)内のネットワークノード(110,101)によりサービスされるセル(115)内のワイヤレスデバイス(121)の無線アクセスネットワーク(RAN)コンテキスト情報を扱うための、前記ネットワークノード(110,101)により実行される方法であって、
    前記ワイヤレスデバイス(121)を非アクティブ状態へ解放する際に、現在のRANコンテキスト情報を記憶するよう命令を送信することと、
    前記ワイヤレスデバイス(121)が前記セル(115)において非アクティブ状態にあるときに、前記ワイヤレスデバイス(121)の前記RANコンテキスト情報を記憶すること(401)と、
    前記ワイヤレスデバイス(121)が前記セル(115)においてアクティブ状態へ復帰した場合に、前記ワイヤレスデバイス(121)からRANコンテキスト情報を指し示す情報であって、前記ワイヤレスデバイスのRANコンテキスト情報に基づく暗号チェックサムと前記ワイヤレスデバイス(121)のアイデンティティとを含む当該情報を受信すること(402)と、
    指し示された前記RANコンテキスト情報が、前記ネットワークノード(110,101)により過去に記憶された前記ワイヤレスデバイス(121)の前記RANコンテキスト情報と共に再利用されることができるものである場合に、指し示された前記RANコンテキスト情報を前記ワイヤレスデバイス(121)が前記セル(115)において使用すべきであることを指し示す情報を、前記ワイヤレスデバイス(121)へ送信すること(403)と、
    を含む方法。
  2. 前記RANコンテキスト情報は、前記ワイヤレスデバイス(121)のRRCプロトコル情報を含み、並びに/又は
    前記ワイヤレス通信ネットワーク(100)において前記ワイヤレスデバイス(121)について使用される1つ以上の識別子、
    前記RRCプロトコルレイヤよりも下位レイヤにおける通信プロトコル用の前記ワイヤレスデバイス(121)の構成パラメータ、
    前記ワイヤレスデバイス(121)の無線アクセスケイパビリティ情報、
    前記ワイヤレスデバイス(121)の1つ以上の進行中の無線ベアラに関する情報、及び、
    前記ワイヤレスデバイス(121)に関連付けられる1つ以上のセキュリティ鍵及び/若しくはシーケンス番号、のうちの1つ以上を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 記憶された前記RANコンテキスト情報を用いて前記ワイヤレスデバイス(121)へのデータ送信を実行すること(404)、をさらに含む、請求項1又は2に記載の方法。
  4. ワイヤレス通信ネットワーク(100)内のネットワークノード(110,101)によりサービスされるセル(115)内のワイヤレスデバイス(121)の無線アクセスネットワーク(RAN)コンテキスト情報を扱うための、前記ネットワークノード(110,101)であって、
    前記ワイヤレスデバイス(121)を非アクティブ状態へ解放する際に、現在のRANコンテキスト情報を記憶するよう命令を送信し、前記ワイヤレスデバイス(121)が前記セル(115)において非アクティブ状態にあるときに、前記ワイヤレスデバイス(121)の前記RANコンテキスト情報を記憶し、前記ワイヤレスデバイス(121)が前記セル(115)においてアクティブ状態へ復帰した場合に、前記ワイヤレスデバイス(121)からRANコンテキスト情報を指し示す情報であって、前記ワイヤレスデバイスのRANコンテキスト情報に基づく暗号チェックサムと前記ワイヤレスデバイス(121)のアイデンティティとを含む当該情報を受信し、指し示された前記RANコンテキスト情報が、前記ネットワークノード(110,101)により過去に記憶された前記ワイヤレスデバイス(121)の前記RANコンテキスト情報と共に再利用されることができるものである場合に、指し示された前記RANコンテキスト情報を前記ワイヤレスデバイス(121)が前記セル(115)において使用すべきであることを指し示す情報を、前記ワイヤレスデバイス(121)へ送信する、ように構成される、ネットワークノード(110,101)。
  5. 前記RANコンテキスト情報は、前記ワイヤレスデバイス(121)のRRCプロトコル情報を含み、並びに/又は
    前記ワイヤレス通信ネットワーク(100)において前記ワイヤレスデバイス(121)について使用される1つ以上の識別子、
    前記RRCプロトコルレイヤよりも下位レイヤにおける通信プロトコル用の前記ワイヤレスデバイス(121)の構成パラメータ、
    前記ワイヤレスデバイス(121)の無線アクセスケイパビリティ情報、
    前記ワイヤレスデバイス(121)の1つ以上の進行中の無線ベアラに関する情報、及び、
    前記ワイヤレスデバイス(121)に関連付けられる1つ以上のセキュリティ鍵及び/若しくはシーケンス番号、
    のうちの1つ以上を含む、請求項4に記載のネットワークノード(110,101)。
  6. 記憶された前記RANコンテキスト情報を用いて前記ワイヤレスデバイス(121)へのデータ送信を実行する、ようにさらに構成される、請求項4又は5に記載のネットワークノード(110,101)。
  7. プロセッサ(810)及びメモリ(820)をさらに備え、前記メモリ(820)は、前記プロセッサ(810)によって実行可能な命令を含む、請求項4から6のいずれか1項に記載のネットワークノード(110,101)。
  8. ワイヤレス通信ネットワーク(100)内のネットワークノード(110,101)によりサービスされるセル(115)において無線アクセスネットワーク(RAN)コンテキスト情報を扱うための、ワイヤレスデバイス(110,101)により実行される方法であって、
    前記ワイヤレスデバイスが非アクティブ状態にあるときに前記ワイヤレスデバイスの前記RANコンテキスト情報が前記ワイヤレスデバイスによって記憶される(501)ように、前記ネットワークノード(110,101)によって非アクティブ状態へ解放される際に、現在のRANコンテキスト情報を記憶するよう前記ネットワークノードからの命令を受信することと、
    前記ワイヤレスデバイス(121)が前記セル(115)においてアクティブ状態へ復帰する場合に、記憶された前記RANコンテキスト情報を指し示す情報であって、前記ワイヤレスデバイスのRANコンテキスト情報に基づく暗号チェックサムと前記ワイヤレスデバイス(121)のアイデンティティとを含む当該情報を前記ネットワークノード(110,101)へ送信すること(502)と、
    前記ネットワークノード(110,101)から、前記ワイヤレスデバイス(121)が記憶された前記RANコンテキスト情報を使用すべきであることを指し示す情報を受信すること(503)と、
    を含む方法。
  9. 記憶された前記RANコンテキスト情報を用いて前記ネットワークノード(110,101)へのデータ送信を実行すること(504)、をさらに含む、請求項8に記載の方法。
  10. ワイヤレス通信ネットワーク(100)内のネットワークノード(110,101)によりサービスされるセル(115)において無線アクセスネットワーク(RAN)コンテキスト情報を扱うための、ワイヤレスデバイス(110,101)であって、
    前記ワイヤレスデバイスが非アクティブ状態にあるときに前記ワイヤレスデバイスの前記RANコンテキスト情報が前記ワイヤレスデバイスによって記憶されるように、前記ネットワークノード(110,101)によって非アクティブ状態へ解放される際に、現在のRANコンテキスト情報を記憶するよう前記ネットワークノードからの命令を受信し、
    前記ワイヤレスデバイス(121)が前記セル(115)においてアクティブ状態へ復帰する場合に、記憶された前記RANコンテキスト情報を指し示す情報であって、前記ワイヤレスデバイスのRANコンテキスト情報に基づく暗号チェックサムと前記ワイヤレスデバイス(121)のアイデンティティとを含む当該情報を前記ネットワークノード(110,101)へ送信する、
    ように構成され、
    前記ワイヤレスデバイスは、前記ネットワークノード(110,101)から、前記ワイヤレスデバイス(121)が記憶された前記RANコンテキスト情報を使用すべきであることを指し示す情報を受信する、
    ようにさらに構成される、ワイヤレスデバイス(110,101)。
  11. 記憶された前記RANコンテキスト情報を用いて前記ネットワークノード(110,101)へのデータ送信を実行する、ようにさらに構成される、請求項10に記載のワイヤレスデバイス(110,101)。
  12. プロセッサ(910)及びメモリ(920)をさらに備え、前記メモリ(920)は、前記プロセッサ(910)によって実行可能な命令を含む、請求項10又は11に記載のワイヤレスデバイス(110,101)。
  13. 少なくとも1つのプロセッサ(810,910)上で実行される場合に、前記少なくとも1つのプロセッサ(810,910)に、請求項1から3および8から9のいずれか1項に記載の方法を遂行させる命令、を含む、コンピュータプログラム。
  14. 請求項13に記載の前記コンピュータプログラムを含むコンピュータ読取可能な記憶媒体
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