JP6517188B2 - 複数のサービングセルを介したアップリンクデータ送信方法及び装置 - Google Patents

複数のサービングセルを介したアップリンクデータ送信方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信に関し、より詳しくは、アップリンクデータを送信する方法及び装置に関する。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)TS(Technical Specification)リリース(Release)8に基づくLTE(long term evolution)は、有力な次世代移動通信標準である。
3GPP TS 36.211 V8.7.0(2009−05)“Evolved Universal Terrestrial Radio Access(E−UTRA);Physical Channels and Modulation(Release 8)”に開示されているように、LTEにおいて、物理チャネルは、ダウンリンクチャネルであるPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)とPDCCH(Physical Downlink Control Channel)、アップリンクチャネルであるPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)とPUCCH(Physical Uplink Control Channel)に分けられる。PUCCHは、HARQ(hybrid automatic repeat request)ACK/NACK信号、CQI(Channel Quality Indicator)、SR(scheduling request)のようなアップリンク制御情報の送信に使われるアップリンク制御チャネルである。
一方、3GPP LTEの進化である3GPP LTE−A(advanced)が進行している。3GPP LTE−Aに導入される技術にはキャリアアグリゲーション(carrier aggregation:CA)がある。キャリアアグリゲーションは、複数のコンポーネントキャリア(component carrier)を使用する。コンポーネントキャリアは、中心周波数と帯域幅により定義される。キャリアアグリゲーションでは複数のコンポーネントキャリアが一つのセルに対応する。複数のダウンリンクコンポーネントキャリアを利用してサービスの提供を受ける端末は、複数のサービングセルからサービスの提供を受けるということができる。キャリアアグリゲーションを使用する場合、端末のアップリンク同期を合わせる問題は、キャリアアグリゲーションを使用しない場合、端末のアップリンク同期を合わせる問題と異なる。
端末間のアップリンク送信による干渉を減らすために、基地局が端末のアップリンク時間同期(uplink time alignment)を維持することは重要である。端末は、セル内の任意の領域に位置することができ、端末が送信するアップリンク信号が基地局に到達するまでの時間は、各端末の位置によって異なる。セルエッジ(cell edge)に位置する端末の到達時間は、セル中央に位置する端末の到達時間より長い。それに対し、セル中央に位置する端末の到達時間は、セルエッジに位置する端末の到達時間より短い。
端末間の干渉を減らすために、基地局は、セル内の端末が送信したアップリンク信号が毎時間バウンダリ(boundary)内で受信されることができるようにスケジューリングすることが必要である。基地局は、各端末の状況によって各端末の送信タイミングを適切に調節しなければならず、このような調節をアップリンク時間同期化という。ランダムアクセス過程は、アップリンク時間同期を維持するための過程のうち一つである。端末は、ランダムアクセス過程を介して時間同期値(time alignment value)(または、これをTA(timing advance)値という)を取得し、時間同期値を適用してアップリンク時間同期を維持する。前述したように、3GPP LTE−Aでキャリアアグリゲーションが実行された場合、端末でアップリンク時間同期を合わせてアップリンク送信を実行する手順は、キャリアアグリゲーションが実行されない場合と異なるように実行することができる。
本発明の目的は、複数のサービングセルを介したアップリンクデータ送信方法を提供することである。
本発明の他の目的は、複数のサービングセルを介したアップリンクデータ送信装置を提供することである。
前述した本発明の目的を達成するための本発明の一側面による複数のサービングセルを介した端末のアップリンク送信方法は、前記端末が第1のサービングセルに対する第1のTAC(timing advance command)及び第2のサービングセルに対する第2のTACを受信するステップと、タイミング差が閾値以下かどうかに基づいて前記端末が前記第2のサービングセルを介してアップリンクデータを送信するかどうかを決定するステップを含み、前記タイミング差は、前記第1のTACと前記第2のTACに基づいて取得され、前記第1のサービングセルは、前記タイミング差に関係なく常にアップリンク送信が可能となるように設定されたセルである。
前述した本発明の他の目的を達成するための本発明の一側面による複数のサービングセルを介したアップリンク送信を実行する端末において、前記端末は、無線信号を送信及び受信するために具現されたRF(radio frequency)部と、前記RF部と選択的に連結されるプロセッサとを含み、前記プロセッサは、第1のサービングセルに対する第1のTAC(timing advance command)及び第2のサービングセルに対する第2のTACを受信し、タイミング差が閾値以下か否かに基づいて前記端末が前記第2のサービングセルを介してアップリンクデータを送信するか否かを決定するように構成され、前記タイミング差は、前記第1のTACと前記第2のTACに基づいて取得され、前記第1のサービングセルは、前記タイミング差に関係なく常にアップリンク送信が可能となるように設定されたセルである。
端末が複数のサービングセルを介してアップリンク送信を実行する時、各々のサービングセルに対するTA(timing advance)によって、アップリンクデータの送信方法を互いに異なるように決定することによって端末のアップリンクデータ送信効率を上げることができる。
LTE(long term evolution)システムにおける無線フレーム(radio frame)の構造を示す。 ダウンリンクスロットに対するリソースグリッド(resource grid)の一例を示す。 ダウンリンクサブフレームの構造を示す。 3GPP LTEでアップリンクサブフレームの構造を示す。 LTE−Aシステムの多重搬送波(multiple carrier)を示す概念図である。 3GPP LTEでランダムアクセス過程を示す流れ図である。 ランダムアクセス応答の一例を示す。 複数のセル間に伝播特性の差異を示す概念図である。 複数のTA値に基づく端末のアップリンク送信を示す概念図である。 本発明の実施例に係るアップリンク送信方法を示す概念図である。 本発明の実施例に係るアップリンク送信方法を示す概念図である。 本発明の実施例に係るアップリンク送信方法を示す概念図である。 本発明の実施例に係るアップリンク送信方法を示す概念図である。 本発明の実施例に係るアップリンク送信方法を示す概念図である。 本発明の実施例に係るアップリンク送信方法を示す概念図である。 本発明の実施例に係る無線通信システムを示すブロック図である。
端末(User Equipment、UE)は、固定されてもよいし、移動性を有してもよく、MS(mobile station)、MT(mobile terminal)、UT(user terminal)、SS(subscriber station)、無線機器(wireless device)、PDA(personal digital assistant)、無線モデム(wireless modem)、携帯機器(handheld device)等、他の用語で呼ばれることもある。
基地局は、一般的に端末と通信する固定局(fixed station)を意味し、eNB(evolved−NodeB)、BTS(Base Transceiver System)、アクセスポイント(Access Point)等、他の用語で呼ばれることもある。
図1は、LTE(long term evolution)システムにおける無線フレーム(radio frame)の構造を示す。
3GPP LTEシステムにおいて、無線フレーム100の構造は、3GPP TS 36.211 V8.2.0(2008−03)“Technical Specification Group Radio Access Network;Evolved Universal Terrestrial Radio Access(E−UTRA);Physical channels and modulation(Release 8)”の5節に開示されている。
図1を参照すると、無線フレーム100は、10個のサブフレーム(subframe)120で構成される。一つのサブフレーム120は、2個のスロット(slot)140で構成される。無線フレーム100は、スロット#0からスロット#19までのスロット140に基づいてインデクシングし、またはサブフレーム120によってサブフレーム#0からサブフレーム#9までのサブフレームに基づいてインデクシングすることができる。例えば、サブフレーム#0は、スロット#0及びスロット#1を含むことができる。
一つのサブフレーム120の送信にかかる時間をTTI(transmission time interval)という。TTIは、データ送信のためのスケジューリング単位である。例えば、一つの無線フレーム100の長さは10msであり、一つのサブフレーム120の長さは1msであり、一つのスロット140の長さは0.5msである。
一つのスロット140は、時間領域(time domain)で複数のOFDM(orthogonal frequency division multiplexing)シンボルを含み、周波数領域(frequency domain)で複数の副搬送波を含む。LTEにおいて、基地局は、ダウンリンクチャネルでアクセス方法としてOFDMAを使用する。OFDMシンボルは、一つのシンボル区間(symbol period)を表現するためのものであり、多重接続方式によって他の名称で呼ばれることもある。例えば、端末が基地局にデータを送信するアップリンクチャネルでは多重接続方式としてSC−FDMA(single carrier−frequency division multiple access)を使用することができる。アップリンクチャネルにデータを送信するシンボル区間は、SC−FDMAシンボルという。
図1に示す無線フレーム100の構造は、フレーム構造に対する一つの実施例に過ぎない。したがって、無線フレーム100に含まれるサブフレーム120の個数やサブフレーム120に含まれるスロット140の個数、またはスロット140に含まれるOFDMシンボルの個数を多様に変更して新しい無線フレームフォーマットとして定義することができる。
無線フレームの構造は、どのようなサイクリックプレフィックス(CP、cyclic prefix)を使用するかによって一つのスロットに含まれるシンボルの個数が変わることができる。例えば、無線フレームがノーマル(normal)CPを使用する場合、一つのスロットは、7個のOFDMシンボルを含むことができる。無線フレームが拡張(extended)CPを使用する場合、一つのスロットは、6個のOFDMシンボルを含むことができる。
無線通信システムは、デュープレクシング方式としてFDD(frequency division duplex)方式及びTDD(time division duplex)方式などを使用することができる。FDD方式によると、アップリンク送信とダウンリンク送信が互いに異なる周波数帯域に基づいて実行されることができる。TDD方式によると、アップリンク送信とダウンリンク送信が同じ周波数帯域を介して実行され、アップリンク送信とダウンリンク送信は時間リソースを分割して実行されることができる。TDD方式のチャネル応答は、同じ周波数帯域を使用するため、相互的(reciprocal)な性格を有することができる。即ち、TDD方式では与えられた周波数領域でダウンリンクチャネル応答とアップリンクチャネル応答がほぼ同じである。したがって、TDD方式に基づく無線通信システムは、ダウンリンクチャネルのチャネル状態情報をアップリンクチャネルのチャネル状態情報から取得することができる。TDD方式は、全体周波数帯域をアップリンク送信とダウンリンク送信に時分割するため、基地局によるダウンリンク送信と端末によるアップリンク送信が同時に実行されることもありえる。
図2は、ダウンリンクスロットに対するリソースグリッド(resource grid)の一例を示す。
ダウンリンクスロットは、時間領域で複数のOFDMシンボルを含み、周波数領域でNRB個のリソースブロックを含む。ダウンリンクスロットに含まれるリソースブロックの数であるNRBは、セルで設定されるダウンリンク送信帯域幅(bandwidth)によって決定されることができる。例えば、LTEシステムにおいて、NRBは、使われる送信帯域幅によって6〜110のうちいずれか一つの値である。一つのリソースブロック200は、周波数領域で複数の副搬送波(subcarrier)を含むことができる。アップリンクスロットの構造もダウンリンクスロットの構造と同じである。
リソースグリッド上の各要素(element)をリソース要素(resource element)220という。リソースグリッド上のリソース要素220は、インデックス対(pair)である(k,l)により識別されることができる。ここで、k(k=0,...,NRB×12−1)は、周波数領域で副搬送波のインデックスであり、l(l=0,...,6)は、時間領域でOFDMシンボルのインデックスである。
ここで、一つのリソースブロック200は、時間領域で7個のOFDMシンボルと、周波数領域で12個の副搬送波とで構成される7×12個のリソース要素220を含むことができる。このような大きさは、一つの例示に過ぎず、一つのリソースブロック200を構成するOFDMシンボルの数と副搬送波の数は変わることができる。リソースブロック対(resource block pair)は、二つのリソースブロックを含むリソース単位を指示する。
一つのスロットが含むOFDMシンボルの個数は、前述したように、CPによって異なる値を有することができる。また、全体周波数帯域幅の大きさによって一つのスロットが含むリソースブロックの個数が変わることができる。
図3は、ダウンリンクサブフレームの構造を示す。
ダウンリンクサブフレーム300は、時間を基準に2個のスロット310、320に区分されることができる。各スロット310、320は、ノーマルCPで7個のOFDMシンボルを含む。サブフレーム300の第1のスロット310に含まれている時間上に先行する3個のOFDMシンボル(1.4Mhz帯域幅に対しては最大4OFDMシンボル)に該当するリソース領域は、制御チャネルが割り当てられた制御領域(control region)350として使われることができる。残りのOFDMシンボルは、PDSCH(physical downlink shared channel)のようなトラフィックチャネルが割り当てられるデータ領域360として使われることができる。
PDCCHは、例えば、DL−SCH(downlink−shared channel)のリソース割当及び送信フォーマット、UL−SCH(uplink shared channel)のリソース割当情報、PCH上のページング情報、DL−SCH上のシステム情報、PDSCH上に送信されるランダムアクセス応答のような上位階層制御メッセージに対するリソース割当、任意のUEグループ内の個別UEに対する送信パワー制御命令の集合及びVoIP(voice over internet protocol)の活性化情報などを送信する制御チャネルである。PDCCHデータを送信する複数の単位が制御領域350内で定義されることができる。端末は、PDCCHデータを送信する複数の単位をモニタリングして制御データを取得することができる。例えば、PDCCHデータは、一つまたは複数個の連続的なCCE(control channel elements)のアグリゲーション(aggregation)に基づいて端末に送信されることができる。CCEは、PDCCHデータを送信する一つの単位である。CCEは、複数のリソース要素グループ(resource element group)を含むことができる。リソース要素グループは、4個の使用可能なリソース要素を含むリソース単位である。
基地局は、端末に送るDCI(downlink control information)によってPDCCHフォーマットを決定し、制御情報にCRC(cyclic redundancy check)を付ける。CRCにはPDCCHのオーナ(owner)や用途によって固有な識別子(RNTI;radio network temporary identifier)がマスキングされる。特定端末のためのPDCCHの場合、端末の固有識別子、例えば、C−RNTI(cell−RNTI)がCRCにマスキングされうる。または、ページングメッセージのためのPDCCHの場合、ページング指示識別子、例えば、P−RNTI(paging−RNTI)がCRCにマスキングされうる。システム情報ブロック(SIB;system information block)のためのPDCCHの場合、システム情報識別子、SI−RNTI(system information−RNTI)がCRCにマスキングされうる。端末のランダムアクセスプリアンブルの送信に対する応答であるランダムアクセス応答を指示するためにRA−RNTI(random access−RNTI)がCRCにマスキングされうる。
図4は、3GPP LTEでアップリンクサブフレームの構造を示す。
アップリンクサブフレームは、周波数領域でアップリンク制御情報を伝送するPUCCH(Physical Uplink Control Channel)が割り当てられる制御領域(region)530、540とユーザデータを伝送するPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)が割り当てられるデータ領域550に分けられる。PUCCHに対するリソースは、CC(component carrier)の帯域幅のエッジに割り当てられることができる。
PUCCHは、サブフレームでRB対(pair)に基づいて割り当てられることができる。RB対に属するRBは、第1のスロットと第2のスロットの各々で互いに異なる副搬送波に割り当てられうる。mは、サブフレーム内でPUCCHに割り当てられたRB対の論理的な周波数領域位置を示す位置インデックスである。同じm値を有するRBが第1のスロットと第2のスロットの互いに異なる副搬送波に割り当てられたことを知ることができる。
3GPP TS 36.211 V8.7.0によると、PUCCHは、多様なフォーマットを有することができる。PUCCHフォーマットで使われる変調方法(modulation scheme)によってサブフレームで互いに異なるビット数を有する他のフォーマットのPUCCHを使用することができる。
以下の表 1は、PUCCHフォーマットによる変調方式(Modulation Scheme)及びサブフレーム当たりビット数の例を示す。
PUCCHフォーマット1はSR(Scheduling Request)の送信に使われ、PUCCHフォーマット1a/1bはHARQのためのACK/NACK信号の送信に使われ、PUCCHフォーマット2はCQIの送信に使われ、PUCCHフォーマット2a/2bはCQI及びACK/NACK信号の同時(simultaneous)送信に使われる。サブフレームでACK/NACK信号のみを送信する時、PUCCHフォーマット1a/1bが使われ、SRが単独に送信される時、PUCCHフォーマット1が使われる。SRとACK/NACKを同時に送信する時にはPUCCHフォーマット1が使われ、SRに割り当てられたリソースにACK/NACK信号を変調して送信する。
全てのPUCCHフォーマットは、各OFDMシンボルでシーケンスの循環シフト(cyclic shift、CS)を使用する。循環シフトされたシーケンスは、基本シーケンス(base sequence)を特定CS量(cyclic shift amount)ほど循環シフトさせて生成される。特定CS量は、循環シフトインデックス(CS index)により指示される。
シーケンスの長さは、シーケンスに含まれる要素(element)の数と同じである。シーケンスを指示するためのシーケンスインデックスは、セル識別子、無線フレーム内のスロット番号などに基づいて決定されうる。基本シーケンスが周波数領域で一つのリソースブロックにマッピング(mapping)されると仮定する時、一つのリソースブロックが12個の副搬送波を含むため、基本シーケンスの長さNは12になる。基本シーケンスを循環シフトさせることで、循環シフトされたシーケンスを生成することができる。
基本シーケンスの利用可能な(available)循環シフトインデックスは、CS間隔(CS interval)によって基本シーケンスから誘導されうる。例えば、基本シーケンスの長さが12であり、CS間隔が1の場合、基本シーケンスの利用可能な循環シフトインデックスの総数は12になる。または、基本シーケンスの長さが12であり、CS間隔が2の場合、基本シーケンスの利用可能な循環シフトインデックスの総数は6個になる。
図5は、LTE−Aシステムの多重搬送波(multiple carrier)を示す概念図である。
3GPP LTEシステムは、ダウンリンク帯域幅の大きさとアップリンク帯域幅の大きさが互いに異なるように設定される場合をサポートするが、これはダウンリンク及びアップリンクの各々に対して一つのコンポーネントキャリア(component carrier、CC)を前提とする。具体的には、3GPP LTEシステムは、最大20MHzの帯域幅をサポートし、アップリンク帯域幅の大きさとダウンリンク帯域幅の大きさが異なる場合、アップリンクとダウンリンクの各々に対して一つのコンポーネントキャリアのみをサポートする。
しかし、LTE−Aシステムでは、スペクトラムアグリゲーション(spectrum aggregation)(または、帯域幅アグリゲーション(bandwidth aggregation)、キャリアアグリゲーション(carrier aggregation)という)を介して複数のコンポーネントキャリアをサポートすることができる。例えば、20MHz帯域幅を有する搬送波単位のグラニュラリティ(granularity)として5個のコンポーネントキャリアが割り当てられる場合、最大100Mhzの帯域幅をサポートすることができる。
一つのダウンリンクコンポーネントキャリア(DL CC)またはアップリンクコンポーネントキャリア(UL CC)とダウンリンクコンポーネントキャリアの対(pair)が一つのセルに対応されうる。したがって、複数のダウンリンクコンポーネントキャリアを介して基地局と通信する端末は、複数のサービングセルからサービスの提供を受けるということができる。
図5を参照すると、キャリアアグリゲーションを実行したダウンリンクコンポーネントキャリア3個、アップリンクコンポーネントキャリア2個が開示されている。キャリアアグリゲーションを実行するダウンリンクコンポーネントキャリアとアップリンクコンポーネントキャリアの個数には制限があるものではない。各ダウンリンクコンポーネントキャリアでPDCCHとPDSCHが独立的に送信され、各アップリンクコンポーネントキャリアでPUCCHとPUSCHが独立的に送信される。ダウンリンクコンポーネントキャリア−アップリンクコンポーネントキャリアの対が2個、ダウンリンク搬送波1個が定義されるため、端末は、3個のサービングセルからサービスの提供を受けるということができる。以下、本発明の実施例ではサービングセルまたはセルという用語を使用してコンポーネントキャリアを表現することもできる。
端末は、複数のサービングセル上に割り当てられたPDCCHをモニタリングし、複数のサービングセル上に割り当てられたダウンリンクリソースを介して同時にダウンリンクトランスポートブロックを受信することができる。また、端末は、複数のサービングセル上に割り当てられたアップリンクリソースを介して同時に複数のアップリンクトランスポートブロックを送信することができる。
第1のダウンリンクコンポーネントキャリア(DL CC #1)と第1のアップリンクコンポーネントキャリア(UL CC #1)の対が第1のサービングセルになり、第2のダウンリンクコンポーネントキャリア(DL CC #2)とアップリンクコンポーネントキャリア(UL CC #2)の対が第2のサービングセルになり、第3のダウンリンクコンポーネントキャリア(DL CC #3)が第3のサービングセルになりうる。各サービングセルは、セルインデックス(Cell index、CI)を介して識別されうる。CIは、セル内で固有または端末−特定的な値を有することができる。ここでは、第1のサービングセル乃至第の3サービングセルの各々にCI=0、1、2が付与された例を示す。
サービングセルは、1次セルまたはP−セル((primary cell)と2次セルまたはS−セル(secondary cell)に区分されうる。P−セルはPCC(primary component carrier)、S−セルはSCC(second component carrier)という用語で表現されることもできる。P−セルは、端末の初期連結確立過程、端末の連結再確立過程、端末のハンドオーバ過程で指定されることができる。P−セルを他の用語で基準セル(reference cell)という。S−セルはRRC(radio resource control)接続が確立された後に設定されることができ、追加的な無線リソースの提供に使われうる。常に少なくとも一つのP−セルが設定され、S−セルは上位階層シグナリング(例えば、RRCメッセージ)により追加/修正/解除されうる。
P−セルのCIは固定された値である。例えば、最も低いCIがP−セルのCIとして指定されうる。例えば、P−セルのCIは0に割り当てられ、S−セルのCIは1から順次に割り当てられることができる。
端末は、複数のサービングセル上に割り当てられたPDCCHをモニタリングすることができる。しかし、N個のサービングセルがあるとしても、基地局にM(M≦N)個のサービングセル上に割り当てられたPDCCHをモニタリングするように設定することができる。また、基地局は、L(L≦M≦N)個のサービングセル上に割り当てられたPDCCHを優先的にモニタリングするように設定することができる。
LTE−Aにおいて、キャリアアグリゲーションを実行するにあたってノンクロスキャリアスケジューリング(non−cross carrier scheduling)方法とクロスキャリアスケジューリング(cross−carrier scheduling)方法を使用することができる。ノンクロススケジューリング方法は、特定サービングセルを介してダウンリンク送信を実行する場合、特定サービングセルを介してのみアップリンク送信を実行することができる。
具体的には、特定サービングセル上に割り当てられたPDCCHを介して送信されるダウンリンク割当(downlink allocation)及びアップリンク承認(uplink grant)は、特定サービングセル(サービングセルは、ダウンリンクコンポーネントキャリアまたはダウンリンクコンポーネントキャリアに対応されるアップリンクコンポーネントキャリアで構成される)上に割り当てられるPDSCH/PUSCHのスケジューリングのために使われうる。即ち、ダウンリンク割当及びアップリンク承認に対する検出を試みる領域である探索領域(search space)は、スケジューリングされる対象であるPDSCH/PUSCHが割り当てられたサービングセルのPDCCHに含まれうる。
クロスキャリアスケジューリングの場合、モニタリングされるセル(monitored cell)が設定されることができる。モニタリングされるセル上のPDCCHで送信されるダウンリンク割当及びアップリンク承認は、モニタリングされるセルでスケジューリングされるように設定されたセルに対するダウンリンク割当及びアップリンク承認である。即ち、クロスキャリアスケジューリングの場合、モニタリングされるセル上のPDCCHは、複数のサービングセルに対するリソーススケジューリング情報を送信することができる。
既存3GPP LTEでは端末が複数のサービングセルをサポートしても、一つのTA(Timing Advance)値を複数のサービングセルに共通に適用している。しかし、複数のサービングセルが周波数領域で大きく離隔された場合、サービングセル別に伝播(propagation)特性が変わりうる。また、カバレッジを拡大し、またはカバレッジホール(Coverage hole)を除去するために、RRH(Remote Radio Header)と装置が基地局の領域に存在できる。このような場合、基地局と端末との間の距離とRRHと端末との間の距離が変わって伝播特性が変わりうる。
以下、3GPP LTEでのアップリンク時間整列(uplink time alignment)に対して説明する。
複数の端末のアップリンク送信による干渉を減らすためには、基地局が端末のアップリンク時間同期を維持することは重要である。端末は、セル内の任意の領域に位置することができ、端末が送信するアップリンク信号が基地局に到達するまでの時間は、各端末の位置によって異なる。セルエッジ(cell edge)に位置する端末の到達時間は、セル中央に位置する端末の到達時間より長い。それに対し、セル中央に位置する端末の到達時間は、セルエッジに位置する端末の到達時間より短い。
複数の端末のアップリンク送信による干渉を減らすために、基地局は、セル内の複数の端末が送信したアップリンク信号が毎時間バウンダリ(boundary)内で受信されることができるようにスケジューリングすることが必要である。基地局は、複数の端末の各々の送信タイミングを適切に調節することで、複数の端末のアップリンク送信時に干渉を減らすことができる。基地局が実行する端末の送信タイミング調節をアップリンク時間整列という用語で表現することができる。
アップリンク時間整列の一つの方法として、端末は、ランダムアクセスを実行することができる。端末は、基地局にランダムアクセスプリアンブルを送信する。基地局は、受信したランダムアクセスプリアンブルに基づいて端末の送信タイミングを速くまたは遅くするための時間整列値(time alignment value)を決定する。基地局は、決定された時間整列値を含むランダムアクセス応答を端末に送信する。端末は、ランダムアクセス応答に含まれている時間整列値に基づいてアップリンク送信タイミングを更新することができる。
他の方法として、基地局は、端末から周期的または任意にサウンディング基準信号(Sounding Reference Signal)を受信し、サウンディング基準信号を介して端末の時間同期値を決定し、決定された時間同期値をMAC(medium access control)CE(control element)を介して端末に知らせることができる。
時間整列値は、端末のアップリンク時間同期を維持するために基地局から送信された情報ということができ、基地局が送信する時間整列命令(Timing advance command、TAC)は、時間整列値を含むことができる。
一般的に、端末は、移動性を有するため、端末が移動する速度と位置などによって端末の送信タイミングを変えることができる。したがって、端末が受信した時間整列値は、特定期間有効な値である。時間整列値が有効な期間は、時間整列タイマ(Time Alignment Timer)に基づいて決定されうる。
端末は、基地局から時間同期値を受信した後、時間同期を更新すると、時間同期タイマを開始または再開始する。時間同期タイマが動作中である時のみ、端末は、アップリンク送信が可能である。時間同期タイマの値は、システム情報または無線ベアラ再構成(Radio Bearer Reconfiguration)メッセージのようなRRCメッセージを介して基地局が端末に送信できる。
時間同期タイマが満了され、または時間同期タイマが動作しない場合、端末は、基地局と時間同期が合わないと仮定し、ランダムアクセスプリアンブルを除外したどのようなアップリンク信号も送信しない。
図6は、3GPP LTEでランダムアクセス過程を示す流れ図である。
前述したように、ランダムアクセス過程は、端末が基地局とアップリンク同期を得るために使われ、または端末が基地局からアップリンク無線リソースの割当を受けるために使われうる。
端末は、ルートインデックス(root index)とPRACH(physical random access channel)設定インデックス(configuration index)を基地局から受信する。各セル毎にZC(Zadoff−Chu)シーケンスにより定義される64個の候補(candidate)ランダムアクセスプリアンブルがあり、ルートインデックスは、端末が64個の候補ランダムアクセスプリアンブルを生成するための論理的インデックスである。
ランダムアクセスプリアンブルの送信は、各セル毎に特定時間リソース及び周波数リソースに限定される。PRACH設定インデックスは、ランダムアクセスプリアンブルの送信が可能な特定サブフレームとプリアンブルフォーマットを指示する。
端末は、任意に選択されたランダムアクセスプリアンブルを基地局に送信する(ステップS610)。
端末は、64個の候補ランダムアクセスプリアンブルの中から一つを選択する。そして、PRACH設定インデックスにより該当するサブフレームを選択する。端末は、選択されたランダムアクセスプリアンブルを選択されたサブフレームで送信する。
前記ランダムアクセスプリアンブルを受信した基地局は、ランダムアクセス応答(random access response、RAR)を端末に送信する(ステップS620)。
ランダムアクセス応答は、2ステップにより検出される。まず、端末は、RA−RNTI(random access−RNTI)でマスキングされたPDCCHを検出する。端末は、検出されたPDCCHにより指示されるPDSCH上にMAC(Medium Access Control)PDU(Protocol Data Unit)内のランダムアクセス応答を受信する。
図7は、ランダムアクセス応答の一例を示す。
ランダムアクセス応答は、TAC(timing advance command)、アップリンクグラント(UL grant)、臨時C−RNTI(temporary cell−radio network temporary identifier)を含むことができる。
TACは、基地局が端末のアップリンク時間整列(time alignment)のために送信する時間整列値を含むことができる。端末は、時間整列値を利用してアップリンク送信タイミングを更新する。端末が受信したTACに基づいて時間整列を実行する場合、時間整列タイマ(Time Alignment Timer)を開始または再開始する。即ち、TACは、端末のタイミング調整(timing adjustment)のための情報が含まれうる。
アップリンクグラント(UL grant)は、アップリンクリソース割当情報及びTPC(transmit power command)を含むことができる。TPCは、スケジューリングされたPUSCHのための送信パワーの決定に使われる。
また、図6を参照すると、端末は、ランダムアクセス応答内のアップリンクグラントによってスケジューリングされたメッセージを基地局に送信する(S630)。
図8は、複数のセル間に伝播特性の差異を示す概念図である。
既存のLTEリリース(release)8/9/10システムでは複数のサービングセルをアグリゲーションした場合、端末は、一つのセル(例えば、P−セルまたはPCC)に適用可能なTA値を複数のサービングセルに共通に適用してアップリンク送信を実行した。
キャリアアグリゲーション(carrier aggregation)に基づいて端末と基地局との間のデータ送信及び受信が実行される場合、周波数上で大きく離隔された互いに異なる伝播(propagation)特性を有する複数のサービングセルがアグリゲーションされうる。また、複数のサービングセルのうち、特定サービングセルは、カバレッジ(coverage)拡大をし、またはカバレッジホール(coverage hole)を除去するためにリピータのようなRRH(Remote Radio Header)で使われて複数のサービングセルに含まれているサービングセル間の伝播特性が異なる。
複数のサービングセルの伝播特性が異なる場合、従来のように一つのTA値を複数のサービングセルに共通に適用して端末がアップリンク送信を実行すると、特定サービングセルに対するアップリンク送信タイミング同期が合わなくて端末と基地局との間に時間同期がずれることができる。
例えば、図8では、端末がマクロ基地局800は第1のサービングセルを介してダウンリンク送信を実行し、RRH820は第2のサービングセルを介してダウンリンク送信を実行する場合を仮定する。具体的には、マクロ基地局800は、第1のサービングセルを介して端末にダウンリンクデータを送信し、カバレッジ制限(limited coverage)などの理由で設置されたRRH820は、第2のサービングセルを介して端末にダウンリンクデータを送信することができる。
第1のサービングセルを介して送信されるダウンリンクデータの伝播遅延(propagation delay)は、多様な理由(例えば、RRH820とマクロ基地局800のプロセシング時間差、RRH820と端末との間の距離及びマクロ基地局800と端末との間の距離間の差)により第2のサービングセルを介して送信されるダウンリンクデータの伝播遅延と互いに異なる値を有することができる。
キャリアアグリゲーションされた複数のサービングセルの各々の伝播遅延が互いに異なる場合、端末は、伝播遅延が互いに異なる複数のサービングセルを介したアップリンク送信を実行する時、複数のサービングセルの各々に対して互いに異なるTA値に基づくアップリンク送信を実行することができる。即ち、複数のサービングセルを介して送信されるダウンリンクデータが互いに異なる伝播遅延特性を有するようになる場合、端末は、複数のTA値に基づくアップリンク送信を実行することができる。
図9は、複数のTA値に基づく端末のアップリンク送信を示す概念図である。
図9を参照すると、二つのサービングセルを介したアップリンク送信を示す。第2のサービングセル(例えば、S−セル)920に対する伝播遅延が第1のサービングセル(例えば、P−セル)910に対する伝播遅延より大きい。
このような場合、端末が第2のサービングセル920を介した第2のアップリンクデータ(例えば、第2のPUSCHデータ)の送信に適用される第2のTA値が第1のサービングセル910を介した第1のアップリンクデータ(例えば、第1のPUSCHデータ)の送信に適用される第1のTA値より大きい値を有することができる。キャリアアグリゲーションに基づいてデータの送信及び受信を実行する場合、搬送波の各々に対するTA値が適用されうる。複数のサービングセルの各々に対するTA値は、互いに異なる値を有することができる。複数のサービングセルの各々に対するTAに対する情報は、各々のサービングセルに対応される基地局から端末に送信されうる。
第1のTA値と第2のTA値との差により端末が第1のサービングセル910を介して送信される第1のアップリンクデータの第1の送信時点と第2のサービングセルを介して送信される第2のアップリンクデータの第2の送信時点との差が一定範囲以上である場合、多様な問題が発生しうる。第1のTA値と第2のTA値との差が一定範囲以上である場合、例えば、基地局と端末との間の送信タイミング関係が一定でなくて基地局と端末で誤動作が発生しうる。また、端末の受信したダウンリンクデータをプロセシングし、ダウンリンクデータに対する応答としてアップリンクデータを基地局に送信するにあたって、複雑度が高まり、端末のアップリンク送信のためのプロセシング時間が足りなくなるおそれもある。
以下、本発明の実施例では端末が複数のサービングセルの各々(例えば、第1のサービングセル910、第2のサービングセル920)に対応するTA値を受信する時、第1のサービングセル910に対する第1のTA値と第2のサービングセル920に対する第2のTA値との差が閾値以上である場合、端末のアップリンク送信方法に対して説明する。閾値は、上位信号を介して端末に設定され、または端末が予め知っている。本発明の実施例に係る端末は、アップリンク送信を実行する時、複数のサービングセルの各々に対するTA値の差が閾値以上である場合、端末のアップリンクデータ送信をドロップ(drop)し、または端末のアップリンク送信タイミングを制限することができる。以下、本発明の実施例において、TA値の差が閾値以上である場合、端末の具体的な動作を説明する。
以下、本発明の実施例で説明する複数のサービングセルの各々に対するTA値の差は、多様に解釈されうる。TA値は、端末のダウンリンク受信時点を基準にアップリンク送信が時間ドメイン上でどれくらい先行されるかを表現する値である。端末が複数のサービングセルの各々から受信するダウンリンクデータの各々の受信時点またはダウンリンクサブフレームの各々のバウンダリは同じでない。したがって、各々のサービングセルに対するTA値を算出するための基準時点がサービングセル別に変わりうる。各々のサービングセルに対するTA値の差をダウンリンクデータ受信時点を考慮せずに単純に計算する場合、TA値の差は、端末が搬送波要素の各々を介して受信したダウンリンクデータの受信時点の差まで反映した値である。
「本発明の実施例で説明される複数のサービングセルに対するTA値の差は、ダウンリンクデータの受信時点の差まで反映したTA値の差だけでなく、端末が複数のサービングセルの各々を介してアップリンクサブフレームを送信するにあたって、複数のサービングセルの各々を介して送信されるアップリンクデータ間の送信タイミングの差のみを考慮した値である。このとき、特定セルに対するTA値とは、単純に該当セルでの端末の送信タイミングを意味する。本発明の実施例で説明されるTAの差は、端末が基地局から受信した複数のサービングセルの各々に対するTA値の差、端末が送信時に適用する送信時点(transmission timing)の差として解釈され、または端末が受信したTACに基づいて算出されたTA値の差として解釈される。PRACHのようにTAC値を介して管理されるTA適用が例外される信号送信時には後述する前記TA値の差の制限方式の適用を受けない。以下、本発明の実施例では、説明の便宜上、複数のサービングセルでTA値の差を算出するために基準となるダウンリンクデータ受信時点が同じ場合を仮定してTA値の差を説明する。タイミング差は、第1のサービングセルを介して送信された第1のダウンリンクサブフレームのサブフレームバウンダリタイミング及び第2のサービングセルを介して送信された第2のダウンリンクサブフレームのサブフレームバウンダリタイミングをさらに考慮して決定される。
図10は、本発明の実施例に係るアップリンク送信方法を示す概念図である。
図10では複数のサービングセルの各々に対するTA値の差が閾値以上である場合、アップリンク信号をドロップする方法に対して説明する。
複数のサービングセルの各々に対するTA値の差が閾値以上かどうかは、特定サービングセルのTA値(基準TA値)を基準に決定されうる。本発明の実施例によると、基準TA値と、特定サービングセルとキャリアアグリゲーションされた他のサービングセルのTA値との差が閾値以上かどうかを判断することができる。もし、基準TA値と他のサービングセルのTA値との差が閾値以上である場合、他のサービングセルを介して送信されるアップリンク送信はドロップされうる。基準TA値を決定するためのサービングセルは、予め決定されたサービングセル(例えば、PCC)である。または、基準TA値を決定するためのサービングセルは、RRCシグナリングのような上位階層信号を介して設定されうる。
図10を参照すると、第1のサービングセル1010に対する第1のTA値が基準TA値に設定され、基準TA値と第2のサービングセル1020に対する第2のTA値との差が閾値以上である。このような場合、第2のサービングセルを介して送信されるアップリンクデータ(例えば、第2のPUSCHデータ)はドロップされうる。
サービングセルでアップリンク送信をドロップするという意味は、端末がサービングセルで予め送信するように設定されたアップリンクデータ(例えば、周期的CQI(periodic channel quality indicator))を送信しない、または端末がサービングセルに対するアップリンクスケジューリング命令を期待しないまたは無視する動作である。
図11は、本発明の実施例に係るアップリンク送信方法を示す概念図である。
図11では複数のサービングセルが互いに異なるTAグループに分類され、TAグループ間のTA値の差が閾値以上である場合、特定TAグループのアップリンク信号をドロップ(drop)する方法に対して説明する。
図11を参照すると、第1のサービングセル1110と第2のサービングセル1120が第1のTAグループ1100であり、第3のサービングセル1160と第4のサービングセル1170が第2のTAグループ1150に分類されうる。同じTAグループは、同じTACに基づいてTAを決定したグループである。第1のTAグループ1100に対するTAは、第1のTA値に設定され、第2のTAグループ1150に対するTAは、第2のTA値に設定されうる。
複数のTAグループの各々に対するTA値の差が閾値以上かどうかは、特定TAグループのTA値(基準TA値)を基準に決定されうる。本発明の実施例によると、基準TA値と、特定TAグループとキャリアアグリゲーションされた他のTAグループのTA値との差が閾値以上かどうかを判断することができる。もし、基準TA値と他のTAグループのTA値との差が閾値以上である場合、他のTAグループを介して送信されるアップリンク送信はドロップされうる。基準TA値を決定するためのTAグループは、予め決定されたサービングセル(例えば、PCC)を含むTAグループである。または、基準TA値を決定するためのTAグループは、RRCシグナリングのような上位階層信号を介して設定されうる。
図11を参照すると、第1のTAグループ1100に対する第1のTA値が基準TA値に設定され、基準TA値と第2のTAグループ1150に対する第2のTA値との差が閾値以上かどうかに対して判断することができる。基準TA値である第1のTA値と第2のTA値との差が閾値以上である場合、第2のTAグループ1150に含まれるサービングセルである第3のサービングセル1160及び第4のサービングセル1170を介して送信されるアップリンクデータ(例えば、第3のPUSCHデータ、第4のPUSCHデータ)はドロップされうる。
図12は、本発明の実施例に係るアップリンク送信方法を示す概念図である。
図12では複数の搬送波要素の各々に対するTA値の差が閾値以上である場合、TA値の差が閾値以下になるように調整してアップリンク送信を実行することができる。
図12を参照すると、第1のサービングセル1210に対する第1のTA値と第2のサービングセル1220に対する第2のTA値との差が閾値以上である。
同様に、複数のサービングセルの各々に対するTA値の差が閾値以上かどうかは、特定サービングセルに対するTA値(基準TA値)を基準に決定されうる。本発明の実施例によると、基準TA値と、特定サービングセルとキャリアアグリゲーションされた他のサービングセルのTA値との差が閾値以上かどうかを判断することができる。もし、基準TA値と他のサービングセルのTA値との差が閾値以上である場合、端末は、他のサービングセルに対するTA値を調整することで、調整された(adjusted)TA値に基づいて他のサービングセルを介してアップリンク送信を実行することができる。調整されたTA値は、基準TA値と調整された第2のTA値との差が閾値以下になるように決定されうる。
基準TA値を決定するためのサービングセルは、予め決定されたサービングセル(例えば、PCC)である。または、基準TA値を決定するためのサービングセルは、RRCシグナリングのような上位階層信号を介して設定されうる。
図12を参照すると、第1のサービングセル1210に対する第1のTA値が基準TA値に設定され、基準TA値と第2のサービングセル1220に対する第2のTA値との差が閾値以上である。このような場合、第2のサービングセル1220に対する第2のTA値を調整された第2のTA値に調整することができる。調整された第2のTA値は、基準TA値と変更された第2のTA値との差が閾値以下になるようにすることができる。
図13は、本発明の実施例に係るアップリンク送信方法を示す概念図である。
図13では複数のサービングセルが互いに異なるTAグループに分類され、TAグループ間のTA値の差が閾値以上である場合、TA値の差が閾値以下になるように特定TAのTA値を調整してアップリンク送信を実行する方法に対して説明する。
図13を参照すると、第1のサービングセル1310と第2のサービングセル1320が第1のTAグループ1300であり、第3のサービングセル1360と第4のサービングセル1370が第2のTAグループ1350に分類されうる。同じTAグループは、同じTACに基づいてTAを決定したグループである。第1のTAグループ1300に対するTAは、第1のTA値が設定され、第2のTAグループ1350に対するTAは、第2のTA値が設定されうる。
複数のTAグループの各々に対するTA値の差が閾値以上かどうかは、特定TAグループのTA値(基準TA値)を基準に決定されうる。本発明の実施例によると、基準TA値と、特定TAグループとキャリアアグリゲーションされた他のTAグループのTA値との差が閾値以上かどうかを判断することができる。もし、基準TA値と他のTAグループのTA値との差が閾値以上である場合、他のTAグループに対するTA値を調整することで、調整されたTA値に基づいて他のTAグループに該当するサービングセルを介してアップリンク送信を実行することができる。調整されたTA値は、基準TA値と調整された第2のTA値との差が閾値以下になるように決定されうる。
基準TA値を決定するためのTAグループは、予め決定されたサービングセル(例えば、PCC)を含むTAグループである。または、基準TA値を決定するためのTAグループは、RRCシグナリングのような上位階層信号を介して設定されうる。
図13を参照すると、第1のTAグループ1300に対する第1のTA値が基準TA値に設定され、基準TA値と第2のTAグループ1350に対する第2のTA値との差が閾値以上かどうかに対して判断することができる。基準TA値である第1のTA値と第2のTA値との差が閾値以上である場合、第2のTAグループ1350に含まれるサービングセルである第3のサービングセル1360及び第4のサービングセル1370に対する第2のTA値を調整された第2のTA値に調整することができる。端末は、調整された第2のTA値に基づいて第3のサービングセル1360及び第4のサービングセル1370を介してアップリンクデータ(例えば、第3のPUSCHデータ、第4のPUSCHデータ)を送信することができる。
図14は、本発明の実施例に係るアップリンク送信方法を示す概念図である。
図14では複数の搬送波要素の各々に対するTA値の差が閾値以上である場合、基地局から送信されるTACが無視されうる。
同様に、複数のサービングセルの各々に対するTA値の差が閾値以上かどうかは、特定サービングセルのTA値(基準TA値)を基準に決定されうる。本発明の実施例によると、基準TA値と、特定サービングセルとキャリアアグリゲーションされた他のサービングセルのTA値との差が閾値以上かどうかを判断することができる。もし、基準TA値と他のサービングセルのTA値との差が閾値以上である場合、端末は、基地局から受信したTACを無視することができる。端末は、受信したTACに基づいて他のサービングセルに対するTA値を決定せず、任意のTA値に基づいてアップリンク送信を実行することができる。任意のTA値を端末により決定されたTA値(TA value determined by UE)という用語で表現できる。
基準TA値を決定するためのサービングセルは、予め決定されたサービングセル(例えば、PCC)である。または、基準TA値を決定するためのサービングセルは、RRCシグナリングのような上位階層信号を介して設定されうる。
図14を参照すると、第1のサービングセル1410に対する第1のTA値が基準TA値に設定され、基地局から受信した第1のサービングセル1410に対する第1のTA値と、第2のサービングセル1420に対する第2のTA値との差が閾値以上である。このような場合、端末は、第2のTA値に対する情報を含むTACを無視することができる。端末は、受信した第2のTA値を考慮せずに端末により決定されたTA値を使用して第2のサービングセル1420を介してアップリンク送信を実行することができる。端末により決定されたTA値は、以前のアップリンク送信で端末により使われたTA値であり、または図12及び図13のように第1のTA値と閾値範囲内の差を有するように調整された値である。
図15は、本発明の実施例に係るアップリンク送信方法を示す概念図である。
図15では複数のサービングセルが互いに異なるTAグループに分類され、TAグループ間のTA値の差が閾値以上である場合、TA値の差が閾値以下になるように特定TAのTA値を調整してアップリンク送信を実行する方法に対して説明する。
図15を参照すると、第1のサービングセル1510と第2のサービングセル1520が第1のTAグループ1500であり、第3のサービングセル1560と第4のサービングセル1570が第2のTAグループ1550に分類されうる。同じTAグループは、同じTACに基づいてTAを決定したグループである。第1のTAグループ1500に対するTAは第1のTA値であり、第2のTAグループ1550に対するTAは第2のTA値である。
複数のTAグループの各々に対するTA値の差が閾値以上かどうかは、特定TAグループのTA値(基準TA値)を基準に決定されうる。本発明の実施例によると、基準TA値と、特定TAグループとキャリアアグリゲーションされた他のTAグループのTA値との差が閾値以上かどうかを判断することができる。もし、基準TA値と他のTAグループのTA値との差が閾値以上である場合、他のTAグループに対するTA値情報を含むTACを無視することができる。端末は、端末により決定されたTA値に基づいてアップリンク送信を実行することができる。
基準TA値を決定するためのTAグループは、予め決定されたサービングセル(例えば、PCC)を含むTAグループである。または、基準TA値を決定するためのTAグループは、RRCシグナリングのような上位階層信号を介して設定されうる。
図15を参照すると、第1のTAグループ1500に対する第1のTA値が基準TA値に設定され、基準TA値と第2のTAグループ1550に対する第2のTA値との差が閾値以上かどうかに対して判断することができる。基準TA値である第1のTA値と第2のTA値との差が閾値以上である場合、端末は、第2のTA値に対する情報を含むTACを無視することができる。端末は、受信した第2のTA値を考慮せずに端末により決定されたTA値を使用して第2のTAグループ1550に該当するサービングセル(第3のサービングセル1560、第4のサービングセル1570)を介してアップリンク送信を実行することができる。端末により決定されたTA値は、以前のアップリンク送信で端末により使われたTA値であり、または図12及び図13のように第1のTA値と閾値範囲内の差を有するように調整された値である。
図16は、本発明の実施例に係る無線通信システムを示すブロック図である。
図16を参照すると、基地局1600は、プロセッサ(processor)1610、メモリ(memory)1620及びRF部(RF(radio frequency) unit)1630を含む。メモリ1620は、プロセッサ1610と連結され、プロセッサ1610を駆動するための多様な情報を格納する。RF部1630は、プロセッサ1610と連結され、無線信号を送信及び/または受信する。プロセッサ1610は、提案された機能、過程及び/または方法を具現する。前述した図8乃至図15の実施例において、基地局の動作は、プロセッサ1610により具現されうる。
例えば、プロセッサ1610は、アップリンクサブフレームのタイミングを決定するためのTACを端末に送信するように具現されうる。
無線機器1650は、プロセッサ1660、メモリ1670及びRF部1680を含む。メモリ1670は、プロセッサ1660と連結され、プロセッサ1660を駆動するための多様な情報を格納する。RF部1680は、プロセッサ1660と連結され、無線信号を送信及び/または受信する。プロセッサ1660は、提案された機能、過程及び/または方法を具現する。前述した図8乃至図15の実施例において、無線機器の動作は、プロセッサ1660により具現されることができる。
例えば、プロセッサ1660は、第1のサービングセルに対する第1のTAC(timing advance command)及び第2のサービングセルに対する第2のTACを受信し、タイミング差が閾値以下かどうかに基づいて端末が第2のサービングセルを介してアップリンクデータを送信するかどうかを決定するように具現されるうこ。ここで、タイミング差は、第1のTACと第2のTACに基づいて取得され、第1のサービングセルは、タイミング差に関係なく常にアップリンク送信が可能となるように設定されうる。
プロセッサは、ASIC(application−specific integrated circuit)、他のチップセット、論理回路及び/またはデータ処理装置を含むことができる。メモリは、ROM(read−only memory)、RAM(random access memory)、フラッシュメモリ、メモリカード、格納媒体及び/または他の格納装置を含むことができる。RF部は、無線信号を処理するためのベースバンド回路を含むことができる。実施例がソフトウェアで具現される時、前述した技法は、前述した機能を遂行するモジュール(過程、機能など)で具現されることができる。モジュールは、メモリに格納され、プロセッサにより実行されうる。メモリは、プロセッサの内部または外部にあり、よく知られた多様な手段によりプロセッサと連結されうる。
前述した例示的なシステムにおいて、方法は、一連のステップまたはブロックで流れ図に基づいて説明されているが、本発明は、ステップの順序に限定されるものではなく、あるステップは、前述と異なるステップと、異なる順序にまたは同時に発生できる。また、当業者であれば、流れ図に示すステップが排他的でなく、他のステップが含まれ、または流れ図の一つまたはそれ以上のステップが本発明の範囲に影響を及ぼさずに削除可能であることを理解することができる。

Claims (2)

  1. Pセル(primary cell)及びSセル(secondary cell)により構成された端末のアップリンク送信方法において、
    前記Pセルに対するプライマリタイミングアドバンス(TA)情報及び前記Sセルに対するセコンダリタイミングアドバンス(TA)情報を受信するステップと、
    前記Pセルはキャリアアグリゲーションに基づいて前記Sセルとアグリゲーションし、
    前記Pセルと前記Sセルのタイミング差に基づいて前記アップリンク送信を実行するステップとを含み、
    前記Pセルと前記Sセルのタイミング差は、前記プライマリタイミングアドバンス情報と前記セコンダリタイミングアドバンス情報に基づいて決定され、
    前記Pセルと前記Sセルの間のタイミング差が閾値を超える場合、前記端末は前記Sセルに関する前記アップリンク送信を実行せず、
    前記Pセルと前記Sセルの間のタイミング差が前記閾値を超えない場合、前記端末は前記Sセルに関する前記アップリンク送信を実行し、
    前記端末は、前記タイミング差に拘らず前記Pセルに関する前記アップリンク送信を常に実行する、端末のアップリンク送信方法。
  2. Pセル(Primary cell)及びSセル(Secondary cell)により構成され、アップリンク送信を実行する端末であって、
    無線信号を送信及び受信するために構成されたRF(radio frequency)部と、
    前記RF部と動作可能に連結されるプロセッサとを含み、
    前記プロセッサは、
    前記Pセルに対するプライマリタイミングアドバンス情報及び前記Sセルに対するセコンダリタイミングアドバンス情報を受信し、
    前記Pセルはキャリアアグリゲーションに基づいて前記Sセルとアグリゲーションし、
    前記Pセルと前記Sセルの間のタイミング差に基づいて前記アップリンク送信を実行し、
    前記Pセルと前記Sセルの間のタイミング差は前記プライマリタイミンアドバンス情報と前記セコンダリタイミングアドバンス情報に基づいて決定され、
    前記Pセルと前記Sセルの間のタイミング差が閾値を超える場合、前記端末は前記Sセルに関する前記アップリンク送信を実行せず、
    前記Pセルと前記Sセルの間のタイミング差が前記閾値を超えない場合、前記端末は前記Sセルに関する前記アップリンク送信を実行し、
    前記端末は、前記タイミング差に拘らず前記Pセルに関する前記アップリンク送信を常に実行する、端末。
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