JP6506273B2 - 柔軟な固体の情報を収集するための、せん断弾性波画像化方法および装置 - Google Patents

柔軟な固体の情報を収集するための、せん断弾性波画像化方法および装置 Download PDF

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Description

本発明は、柔軟な固体の対象領域に関する情報を収集するための、せん断弾性波画像化方法に関する。本発明はまた、そのような方法を実行するためのせん断弾性波画像化装置に関する。
本発明での意味として、柔軟な固体は、動物または植物起源を有しうる生体組織である。例えば、そのような柔軟な固体は、人体の、動物の、又は植物の器官でありうる。柔軟な固体はまた、食物、例えばチーズ、又は天然若しくは合成物質から作られた人工器官の非金属部分でありうる。
せん断弾性波エラストグラフィーは、柔軟な固体、例えば腫瘍の弾性の不均一性を検出するための効率的な技術として数年前から知られていた。この技術は、せん断弾性波の伝播速度の検出に基づいている。そのような検出は、超音波技術又は磁気共鳴画像化(MRI)技術に基づきうる。
柔軟な固体において、せん断弾性波は、1から数メートル毎秒(m/s)の範囲の速度で伝播し、そしてこの速度は、柔軟な固体の対象領域を特徴付けるために用いられうる。なぜなら、これらの波の速度パターンは、せん断弾性率を表示している画像を生成すること可能にする。このせん断弾性率は、触診により感知されうる且つ数百Paから数千kPaにわたる弾力性に近似的に対応している。これは、柔軟な固体内で、遥かに速い速度、1500m/sの範囲内で伝播する圧縮波の伝播に基づくアプローチとは異なる。そのような固体内の圧縮波の再配分は、典型的には2.4GPaのオーダーで、せん断弾性率より6桁も大きい、組織の圧縮弾性率を表示している。これが、なぜ生体組織が一般に圧縮可能でないと考えられるかの理由である。こうして、圧縮波の伝播に基づく検出方法は、エラストグラフィー法として考えられえない。
エラストグラフィーの分野において、米国特許第6 770 033号明細書から、低周波パルスの形で、柔軟な固体の表面へ励起を施与するようにマイクロコンピュータにより制御された拡声器を用いることが知られている。米国特許US-B-6 770 033の装置を用いるために、人は、片方の手で拡声器を、他方の手で、組織で生成されたせん断弾性波の伝播についての情報を収集することを目的とするセンサを操作しなければならない。これは面倒であり且つ高度な専門的技術を必要とする。
米国特許出願公開第5 606 971号明細書は、せん断弾性波画像化方法を開示し、そこでは、せん断弾性波が、検討されるべき柔軟な固体内部の圧電変換器の焦点帯域内に生成される、この変換器は二重の機能を有している。即ち、それはせん断弾性波を生成し、且つそれを検出する。このアプローチで、せん断弾性波は、変換器アレイの近くの対象帯域内に生成されうる。しかし、この技術は、対象帯域が、変換器アレイから離れている、例えば深い器官内のとき、実装するのが困難である。実際、超音波エネルギーの貯えは、深さとともに急速に減少し、そしてそのような環境下で、超音波放射力は、効果的なせん断弾性波伝播を生み出せない。
一方、米国特許出願公開第2009/018432号明細書は、磁気誘導による画像化の方法を開示し、そこでは、人が1マイクロ秒(μs)オーダーの持続時間を有する磁気パルス励起を用いる。換言すれば、磁気励起の励起周波数は、1MHzの範囲内であり、これはせん断弾性波ではなく圧縮波を生成する。せん断弾性波は、強く減衰させられ、そのような周波数では組織内を伝播することが出来ない。この米国特許出願公開第2009/018432号明細書の技術の鍵となる局面は、分解の精密性が、磁気励起のために用いられる周波数に依存していることである。そのような環境下において、この文書で記載された方法は、満足のいく分解能を達成するために、高周波励起の使用に依存している。反対に、エラストグラフィーは、せん断弾性波を励起するために低い振動周波数を必要とする。したがって、この米国特許出願公開第2009/018432号明細書の技術は、せん断弾性波エラストグラフィーに適合しない。
米国特許6 583 624号明細書は、対象物質へ供給された電圧が、せん断弾性波を生成するために用いられ、且つIRM技術が該せん断弾性波を検出するために用いられる方法を開示している。磁場は、IRM検出のために用いられが、せん断弾性波の生成には関係していない。
米国特許出願公開第2006/0152219号明細書は、交流電流又は交流磁場の何れかのピエゾアクチュエータが、サンプル内のスピンへの機械的運動を入力するために用いられる方法を開示している。
これら2つの従来技術の文書において、人は、幾つかの粒子を動かすために単一の電気現象に頼っており、交流磁場はIRM検出のために印加され、せん断弾性波を生成することに用いられるのではない。こうして、深い対象領域内でのせん断弾性波生成はまた、これらの技術で得ることは困難である。
本発明は、公知のエラストグラフィーの方法の問題を、柔軟な固体の深い対象領域内でも、せん断弾性波の生成を効率的におこなえる新しい方法で解決することを目的とする。より一般的には、本発明は、実装が容易で且つエラストグラフィー又は電気断層法のために用いられ得る、せん断弾性波画像化方法を提供することを目的とする。
この目的のために、本発明は、柔軟な固体(S)の対象領域に関する情報を収集するためのせん断弾性波画像化方法であって、この方法は少なくとも以下の工程:
a)該対象領域内に少なくとも1つのせん断弾性波を生成すること、
b)該対象領域内での少なくとも1つのせん断弾性波の伝播パターンを検出すること、
を包含するものに関する。
この方法は、
‐ 工程a)が、該対象領域の粒子へ、電場及び磁場から得られる何らかのローレンツ力を加えることによって実現されること、
‐ 該電場及び該磁場の少なくとも1つが、1Hzと10kHzの間の中心周波数で時間的に可変であり、又は、該電場及び磁場の両方が、1Hzと10kHzの間の中心差分周波数で時間的に可変であること、
を特徴とする。
本発明によって、検討されるべき柔軟な固体内に1の又は幾つかのせん断弾性波を生成するために、電場及び磁場によって誘起されたローレンツ力を用いる。これは、電場及び磁場の共同のせいで可能であり、その各々が、荷電粒子へ加えれる以下の方程式に従うローレンツ力の一部分へ貢献している:
Figure 0006506273

ここで、
Figure 0006506273

は粒子に加えられたローレンツ力、
qは粒子の荷電、
・は2つの項の乗算、
Figure 0006506273

は粒子に加えられた電場、
Figure 0006506273

は粒子の速度、
Figure 0006506273

はベクトル積、
Figure 0006506273

は粒子に加えられた磁場、
Figure 0006506273

は粒子に加えられた電気力、又はクーロン力と呼ばれ
Figure 0006506273

に等しい。
Figure 0006506273

は粒子に加えられた磁気力、又はラプラス力と呼ばれ
Figure 0006506273

に等しい。
こうして、対象領域の粒子に加えられたローレンツ力は、クーロン力とラプラス力を含んでいる。
電場および磁場の少なくとも1つが可変であるので、粒子に加えられたローレンツ力も可変であり、このことは波が生成されることを意味している。2つの可変場が用いられるときに、それらの中心差分周波数も可変ローレンツ力を誘起する。可変場の中心周波数または中心差分周波数は、10kHz未満と比較的低いので、可変ローレンツ力は、せん断弾性波を生成する。このせん断弾性波の伝播速度は、柔軟な固体のせん断弾性率を決定するために測定され得、エラストグラフィー法へ導く。これは、柔軟な固体のせん断弾性率の地図を描くことを可能にする。代替的又は追加的に、せん断弾性波の伝播パターンに基づいて、弾性的不均一性に対応していると考えることができる、各せん断弾性波の源を検出することも可能である。電気的に不均一な柔軟な固体の場合に、本発明の方法は、該柔軟な固体の電気伝導性の地図を描くことを可能にする。
本発明の有利であるが義務的でない別の局面によると、該方法は、何らかの技術的に許容される構成を取られた以下の特徴の1または幾つかを組み込んでもよい。
‐工程a)の間に、電場は時間的に可変であり、且つ磁場は時間的に一定である。代替的に、工程a)の間、磁場は時間的に可変であり、且つ電場は時間的に一定である。別の実施態様によると、工程a)の間に、電場と磁場の両方が、1Hzと10kHzの間の周波数で時間的に可変であり、又は電場と磁場の両方が、1Hzと10kHzの間の中心差分周波数を有する高周波で時間的に可変である。
‐可変場の中心周波数または中心差分周波数は、5Hzと1000Hzの間、好ましくは50Hzと150Hzの間の周波数である。
‐電場は、柔軟な固体の両側、片側、又は内部に置かれ、且つ1μAと1Aの間の強さを有する電流源へ接続された、2つの電極により生成される。代替的に、電場は、時間的に可変である第2磁場によって生成される。
‐柔軟な固体は、人の、動物または植物起源の、生体組織、好ましくは器官である。代替的に、柔軟な固体は人工培地である。
‐工程b)の間に、せん断弾性波伝播速度の測定は、超音波技術に基づくセンサアセンブリを介して行われる。代替的に、せん断弾性波伝播速度の測定は、MRI技術に基づくセンサアセンブリを介して行われる。そのような場合、工程a)の間に用いられた磁場が、MRI技術に基づくセンサアセンブリにより生成されうる。
‐別のアプローチによると、工程b)の間に、少なくとも1つのせん断弾性波の源を検出する。
本発明はまた、上述した本方法を実施するのに用いられうる、せん断弾性波画像化装置に関係し、より具体的には、柔軟な固体の対象領域の情報を収集するための装置に関係し、この装置は、該対象領域内に少なくとも1つのせん断弾性波を生成するための第1システムと、該少なくとも1つのせん断弾性波の伝播パターンを検出するための第2システムとを備えている。この装置は、該第1システムが、
‐ 該対象領域を通して、電場を印加するための第1手段、及び
‐ 該対象領域を通して、磁場を印加するための第2手段
を包含すること、並びに該第1手段及び第2手段は、該対象領域の粒子へ、該電場及び該磁場からもたらされる或るローレンツ力を加えるように構成されている、ここで、該電場及び該磁場の少なくとも1つが、1Hzと10kHzの間の中心周波数を有する時間的に可変である量であり、又は、該電場及び磁場の両方が、1Hzと10kHzの間の中心差分周波数(Δf)を有する時間的に可変である量である、ことを特徴とする。
本発明の有利な局面によると、第1手段は、該柔軟な固体の両側に、片側に、又は内部に設けられ、且つ1μAと1Aの間の強さを有する電流源へ接続された電極の組を備える。
本発明の対象を限定するためではなく例示的な例として、添付された図面と対応した以下の記載に基づいて、本発明はより良く理解されよう。
本発明の第1実施態様による装置の概略図である。 図1の拡大された詳細図である。 本発明の第2実施態様による装置の図1に類似の概略図である。 図3の拡大された詳細図である。 本発明の第3実施態様による装置の図1に類似の概略図である。 本発明の第4実施態様による装置の図1に類似の概略図である。
図1及び2に示された装置2は、箱5内に容れられた電気伝導的柔軟な固体Sの両側に置かれた第1電極42及び第2電極44へ接続される交流電流発電機4を含んでいる。箱5は、任意的であり、もし柔軟な固体Sそれ自体で立つならば、省略されうる。柔軟な固体Sは、動物の体の一部、例えば筋肉でありうる。そのような場合、箱5は必要がない。柔軟な固体Sは、その伝導率が、1Hzと10kHzの間の周波数に対して10と1ジーメンス/メートル(S/m)の間の電気伝導性であると考えられる。言い換えると、柔軟な固体Sの少なくとも幾つかの粒子は、正又は負の電荷q+又はq−で荷電されている。
エラストグラフィーによって検査されるべき柔軟な固体Sの領域Rを考える。図1及び2の実施例において、領域Rは、電極42及び44の間の、箱5内に置かれた固体Sの全体にほぼ対応している。代替的に、領域Rは、固体Sのより小さな部分に対応しうる。
交流電流Iが、電極42及び44に印加されると、交流電場
Figure 0006506273

が、固体Sの領域Rを横切ってこれらの電極間に生成される。
発電機4は、正弦波状で且つ100Hzの周波数fの100mAに等しい振幅の電流Iを分配する。
実際には、電流Iの振幅は、1μAと1Aの間で選択され得、そして周波数fは、1Hzと10kHzの間の範囲で可変でありうる。好ましくは、周波数fは、5〜1000Hzの範囲内で、最も好ましくは、50〜150Hzの範囲内で選択され、100Hzの値が良い実験結果を与える。
可変信号の中心周波数fを、この信号のフーリエ変換の算術平均値として定義する。そのような定義は、例えば、J. T. Taylor及びQ. Huang の「CRC Handbook of electrical filters 」(1997)から公知である。
周波数fは、何らかの変調された信号が、電場Eのために用いられうるという意味で、中心周波数fでありうる。上述された中心周波数をもたらす何らかの波又は信号の混合は、本発明の方法及び装置に適している。
本実施例において、発電機4によって分配された電流Iが正弦波であると、電場
Figure 0006506273

は、同じ周波数fをもつ正弦波であり、そして電場
Figure 0006506273

の中心周波数fは、発電機4により分配された該電流の中心周波数に等しい。
代替的に、発電機4により分配された該電流は、正弦波ではなく方形の又は1若しくは幾つかの突起の形状を有する。そのような場合、中心周波数fは、上述されたようにフーリエ変換を介して計算されうる。
柔軟な固体の領域Rはまた、一定の又は永久磁場
Figure 0006506273

を受ける。この永久磁場
Figure 0006506273

は、永久磁石7によって柔軟な固体Sを横切るように生成される。代替的に、磁場
Figure 0006506273

を生成するために、永久磁石の代わりに電磁石を用いることができる。磁場
Figure 0006506273

の場の強さは、10mTと10Tの間である。磁場
Figure 0006506273

の方向は、電場
Figure 0006506273

に垂直であるところの図1の平面に垂直である。この実施例において、磁場
Figure 0006506273

は、図1及び2の観察者から離れる方向に向けられている。
参照符号6は、閉じられた覆いを指しており、好ましくは磁場の揺らぎに対して遮蔽され、その内部で磁場
Figure 0006506273

が生成される。
図2を見て、正電荷qで荷電されている、柔軟な固体Sの粒子Pを考える。図2の実線の矢印で示されたように、電場
Figure 0006506273

が電極42から電極44の方へ向けられている場合を考える。電場
Figure 0006506273

によって、粒子Pは、電気力
Figure 0006506273

を受け、該電気力は、
Figure 0006506273

に等しく且つ電場
Figure 0006506273

に平行で且つ電荷qが正であるので同じ方向に向けられている。これは、式1の第1部分に対応している。
この電気力の作用の下で、粒子Pは、同じ方向に動き、そして同じ方向を向いた速度
Figure 0006506273

を持つ。この速度
Figure 0006506273

と式1の第2部分によって、粒子Pは、また磁気力
Figure 0006506273

を受け、該磁気力は
Figure 0006506273

と等しく且つ図2で右に向いている。このように、粒子Pは、図2で右向き且つ電極44の方へ向けられたローレンツ力
Figure 0006506273

を受ける。
電極42及び44の間の極性が反転されたとき、電場
Figure 0006506273

は、図2の点線の矢印によって示されたように向けられ、そして前に説明したような同じ理由により、粒子Pは、ローレンツ力
Figure 0006506273

を受け、該ローレンツ力は、力
Figure 0006506273

に対して夫々反対方向を向けられた電気力
Figure 0006506273

および磁気力
Figure 0006506273

の合計である。
Figure 0006506273

、ここで、
Figure 0006506273

は、電極42の方へ向けられた電場
Figure 0006506273

の作用の下の粒子Pの速度である。
このように、電場
Figure 0006506273

が時間的に可変であるという事実によって、粒子Pは、図2の下側で一点鎖線SWで示されたようにせん断弾性波を生成するところの、交替するローレンツ力
Figure 0006506273

を受ける。
もし図2の上側に示されたように負の電荷qを持つ別の粒子Pを考えると、そのとき力の方向は、粒子Pのための力の方向に対して反転されるであろう。それにもかかわらず、この粒子Pはまた、交替するローレンツ力
Figure 0006506273

を受ける。これはまた、図2の下側で一点鎖線SWで示されたせん断弾性波の生成に貢献するであろう。
結論として、柔軟な固体Sの、正に荷電された粒子P及び負に荷電された粒子Pは、柔軟な固体S内にせん断弾性波SWを生成するところの、交替的に変動するローレンツ力の故に、ほぼ同じ挙動及び<振動>を有する。
上で説明したように、せん断弾性波SWの伝播速度は、領域Rが弾性的に均一か否かに関わらず、領域Rにおける柔軟な固体Sのせん断弾性率を表示するものとして考えられうる。
図2はまた、何れか公知のタイプの、例えば米国特許US-B-6 770 033号明細書で述べられたタイプのものであり得る超音波プローブ10を含んでいる。このプローブ10は、スペックルトラッキング・モジュールを備えた超音波スキャナ12へ接続されており、従来技術として公知のように、このスキャナは、領域R内のせん断弾性波SWの伝播速度を測定する能力がある。
装置2により実装されたエラストグラフィー方法が、ここで記載される。第1に、柔軟な固体Sの対象領域Rを、覆い6内の、電極42及び44の間に置かれたこの柔軟な固体の部分として規定する。発電機4が起動されるとき、この領域Rは電場
Figure 0006506273

と磁場
Figure 0006506273

とを受ける。上述したように、これは、正および負の粒子P及びPに、可変のローレンツ力を受けさせる結果となり、それは対象領域R内にせん断弾性波を発生させる。電場
Figure 0006506273

及び磁場
Figure 0006506273

の方向及び強さに依存して、1又は幾つかのせん断弾性波が生成される。この又はこれらのせん断弾性波は、その後、対応する電気信号S10を超音波スキャナ12へ送るところの超音波プローブ10により検出されうる。超音波スキャナ12のスペックルトラッキング・モジュールは、せん断弾性波SWの伝播速度を検出する。
もし領域Rが弾性的に均一であれば、領域R内でのせん断弾性波SWの伝播速度は一定であり、且つこの速度の測定は、超音波スキャナ12のスペックルトラッキング・モジュールを介して、この領域内の柔軟な固体Sのせん断弾性率を決定することを可能にする。
もし領域Rが弾性的に不均一であれば、領域R内でのせん断弾性波SWの異なる伝播速度が測定され得、そして領域R内での対応するせん断弾性率値の表が、確立されうる。
こうして、本発明の方法は、エラストグラフィー方法であり、どのような、例え組織Rの深部(それは電極42及び44に近い組織Rの部分と考えられたその境界から相対的に離れている)であっても、弾性的不均一性を検出することは、非常に効率的である。
超音波プローブ10を動作させるために用いられる周波数は、100kHzと100MHzの間、好ましくは2MHzと20MHzの間であり、10Hzと100kHzの間、好ましくは1kHzと5kHzの間のパルス繰り返し周波数を有している。
図3〜6に夫々示された本発明の第2、第3、及び第4実施態様において、第1実施態様におけると同じ、装置の部分は、同じ参照符号を有している。これ以降、第1実施態様と異なる部分のみ列挙される。
図3及び4の実施態様において、電極42及び44は、柔軟な固体Sの一方の側に置かれている。
もし電気的インピーダンスの不均一8が、柔軟な固体Sの領域R内に存在すると、その正および負の粒子のローレンツ力の作用の下での振る舞いは、組織Tの残り部分の正および負の粒子PおよびPのローレンツ力の作用の下での振る舞いとは異なる。この不均一8の領域内で生成されたせん断弾性波SW8は、図4に示されたように、せん断弾性波SWとは異なるパターンを有している。
本発明の別の方法によると、超音波スキャナ12の故に、インピーダンス不均一性として同一視されうるところの、せん断弾性波SW8の発生源領域を見つけることが可能である。この基盤上に、地図、すなわち領域R内での柔軟な固体Sの電気伝導度の「断層画像」を描くことが可能である。こうして電気断層画像化法が実装される。
もし柔軟な固体Sが弾性的かつ電気的に不均一であると、図2および4を参照して上述された、エラストグラフィーと電気的断層法との組合せが、実装されうる。
図5の実施態様において、柔軟な固体Sの対象領域R内でのせん断弾性波の伝播速度を測定するために、磁気共鳴画像化(MRI)システムアセンブリ20を用いている。MRIアセンブリ20は、MRIプローブ202及び、永久若しくは一定磁場
Figure 0006506273

を生成するところのMRI磁場生成器204を包含している。
電場
Figure 0006506273

は、電極42及び43に接続されている正弦波電流発電機4によって、第1実施態様におけるように生成される。
この実施態様において、永久磁場が、磁場生成器204によってMRIサブアセンブリ20のために生成されるという事実から利点を得る。この永久磁場は、電場
Figure 0006506273

と併せて、せん断弾性波を生成するために、第1実施態様の一定磁場
Figure 0006506273

として用いられる。
この実施態様で、図2を参照して述べられたものと類似のエラストグラフィー方法、及び/又は、図4を参照して述べられたものと類似の電気的断層方法を実装することができる。
図6の実施態様において、可変の磁場
Figure 0006506273

が、1Hzと10kHzの間、好ましくは第1実施態様の電場
Figure 0006506273

について述べられたものと同じ範囲の中心周波数fで生成される。この可変の磁場の強さは、10mTと10Tの間である。磁場
Figure 0006506273

のパルス形状は、正弦状の、方形の、又は任意の波形でありうる。この可変の磁場
Figure 0006506273

は、電磁石17によって生成される。
静的又は一定の電場
Figure 0006506273

は、DC電流の発生器14を介して2つの電極42および44の間に生成される。発生器14により生成された静電流は、1μAと1Aの間の強さを持ちうる。
第1実施態様について述べたように、電極42と43の間に置かれた柔軟な固体Sの領域Rの正と負の粒子は、せん断弾性波を生成する可変なローレンツ力を受ける。
超音波プローブ10は、第1実施態様におけるように、エラストグラフィー法を実装するために、超音波スキャナ12に接続され、そしてせん断弾性波の伝播速度を測る。代替的又は追加的に、電気断層法は、インピーダンスに対応しているせん断弾性波の源の検出に基づいて実装されうる。代替的に、MRIサブアセンブリが、第4実施態様における超音波プローブ10の代わりに用いられうる。
図に示されていない代替の実施態様によると、2つの可変場、すなわち可変電場
Figure 0006506273

および可変磁場
Figure 0006506273

であって、各々は1Hzと10kHzの間の中心周波数fを有しているものを用いることができる。図示されていない別の代替の実施態様によると、電場
Figure 0006506273

及び磁場
Figure 0006506273

の各一つは、高周波の場、好ましくは振幅、周波数、及び/又は、位相を変調された場である。そのような場合に、これらの場の各々の周波数は、数MHzの高さになりうるが、それらの差分周波数Δfに基づいて計算されたそれらの中心差分周波数Δfは、1〜10kHz、好ましくは5〜1000Hz、より好ましくは5〜150Hzの範囲内であるように選択される。
別の図示されていない代替の実施態様によると、電場
Figure 0006506273

は、第2の磁場
Figure 0006506273

により生成されうる。何故なら、可変磁場が電場を生成し、柔軟な固体S内に渦電流を流すからである。
また図示されていない別の実施態様によると、電極42および44は、図で示された実施態様でのこの固体の一方の側、両側、又は回りに設けられる代わりに、領域R内に設けられうる。
本発明は、場
Figure 0006506273

が互いに垂直であるときに、上で説明された。本発明は、垂直でない場
Figure 0006506273

でも、それらが共線的でないことを条件に実装されうる。
せん断弾性波SWを生成するために用いられる実際の方法に関係なく、上で説明したように、超音波プローブ10又はMRIサブアセンブリ20が、異常、例えばがん性腫瘍を不均一性8として検出しうる。そのようながん性腫瘍が存在する対象領域Rの帯域内においては、柔軟な固体Sは、他の帯域におけるのと同じように柔軟ではなく、せん断弾性波は他の帯域におけるよりもより速く伝播する傾向にある。すると、このせん断弾性波の伝播速度の違いは、この領域にがん性腫瘍が存在し又は存在するかもしれないことを示すものとして解釈されうる。
本発明は、器官の腫瘍の検出に限定されるものではない。本発明は、柔軟な固体の様々なタイプ、動物もしくは植物柔軟固体、及び化粧もしくは食品産業における柔軟材料を特徴付けるために用いられうる。本発明はまた、人工器官の非金属部分を特徴付けるために用いることができる。
本発明の方法の精度を高めるために、金属粒子が、柔軟な固体内に注入されうる。代替的に、伝導性液体、例えば塩水が、前立腺、胃、肝臓、又は脾臓内でのせん断弾性波の生成を容易にするために、患者の嚢内に注入されうる。
本発明は、上で説明したように巨視的なレベル及び微視的なレベルでも実施されうる。特に、生体細胞は、本発明の方法を実施するための柔軟な固体と考えられうる。
上で考察された実施態様及び変形態様は、本発明の新たな実施態様を生みだすために組み合されうる。

Claims (15)

  1. 柔軟な固体(S)の対象領域(R)に関する情報を収集するためのせん断弾性波画像化方法であって、この方法は少なくとも以下の工程:
    a)該対象領域内に少なくとも1つのせん断弾性波(SW、SW8)を生成すること、
    b)該対象領域内での少なくとも1つのせん断弾性波の伝播パターンを検出すること、
    を包含し、
    ‐ 工程a)は、該対象領域(R)の粒子(P、P)へ、電場
    Figure 0006506273

    及び磁場
    Figure 0006506273

    から得られる何らかのローレンツ力(FL1、F’L1、FL2、F’L2)を加えることによって実現されること、
    ‐ 該電場及び該磁場の少なくとも1つが、1Hzと10kHzの間の中心周波数(f)で時間的に可変であり、又は、該電場及び磁場
    Figure 0006506273

    の両方が、1Hzと10kHzの間の中心差分周波数(Δf)で時間的に可変であること、
    を特徴とする、上記方法。
  2. 工程a)の間、該電場
    Figure 0006506273

    および該磁場
    Figure 0006506273

    の最初の1つが、時間的に可変であり、且つ該電場および該磁場の第2の1つは、時間的に一定である、請求項1に記載の方法。
  3. 工程a)の間、該電場
    Figure 0006506273

    は時間的に可変であり、且つ該磁場
    Figure 0006506273

    は時間的に一定である、請求項2に記載の方法。
  4. 工程a)の間、該磁場
    Figure 0006506273

    は、時間的に可変であり、且つ該電場
    Figure 0006506273

    は時間的に一定である、請求項2に記載の方法。
  5. 工程a)の間、該電場
    Figure 0006506273

    及び該磁場
    Figure 0006506273

    の両方が、1Hzと10kHzの間の周波数で時間的に可変であり、又は、該電場
    Figure 0006506273

    及び該磁場
    Figure 0006506273

    の両方が、1Hzと10kHzの間の中心差分周波数(Δf)を有する高周波で時間的に可変である、請求項1に記載の方法。
  6. 該変動する場
    Figure 0006506273

    の該中心周波数(f)又は該中心差分周波数(Δf)は、5〜1000Hz、好ましくは50〜150Hzの間である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 該電場
    Figure 0006506273

    は、該柔軟な固体(S)の両側に、片側に、又は内部に置かれ、且つ1μAと1Aの間の強度を有する電流源(4、14)へ接続された2つの電極(42、44)により生成される、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 該電場
    Figure 0006506273

    は、時間的に可変である第2磁場
    Figure 0006506273

    により生成される、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  9. 該柔軟な固体(S)は、人の、動物もしくは植物起源の、生体組織、好ましくは器官又は人工培地である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 工程b)の間に、該せん断弾性波(SW、SW8)伝播速度の測定は、超音波技術に基づいたセンサアセンブリ(10)を介して実施される、請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 工程b)の間に、該せん断弾性波(SW、SW8)伝播速度の測定は、磁気共鳴画像化(MRI)技術に基づいたセンサアセンブリ(20)を介して実施される、請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 工程a)の間に用いられた該磁場
    Figure 0006506273

    は、磁気共鳴画像化(MRI)技術に基づいた該センサアセンブリ(20)により生成される、請求項11に記載の方法。
  13. 工程b)の間に、該少なくとも1つのせん断弾性波(SW8)の源(8)を検出する、請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。
  14. 柔軟な固体(S)の対象領域の情報を収集するためのせん断弾性波画像化装置であって、前記装置は、
    ‐ 該対象領域(R)内に、少なくとも1つのせん断弾性波(SW、SW8)を生成するための第1システム(4、7;14、17)、
    ‐ 該少なくとも1つのせん断弾性波の伝播パターンを検出するための第2システム(10;20)、
    を備え、
    該第1システムは、
    ‐ 該対象領域(R)を通して、電場
    Figure 0006506273

    を印加するための第1手段(4;14)、及び
    ‐ 該対象領域を通して、磁場
    Figure 0006506273

    を印加するための第2手段(7;17)
    を包含すること、並びに該第1手段及び第2手段は、該対象領域(R)の粒子(P、P)へ、該電場及び該磁場からもたらされる或るローレンツ力(FL1、F’L1、FL2、F’L2)を加えるように構成されている、ここで、該電場及び該磁場の少なくとも1つが、1Hzと10kHzの間の中心周波数(f)を有する時間的に可変である量であり、又は、該電場及び磁場
    Figure 0006506273

    の両方が、1Hzと10kHzの間の中心差分周波数(Δf)を有する時間的に可変である量である、ことを特徴とする、上記装置。
  15. 該第1手段(4;14)は、該柔軟な固体(S)の両側に、片側に、又は内部に実装され、且つ1μAと1Aの間の強さを有する電流源(4;14)に接続された電極の(42、44)の組を包含している、請求項14に記載の装置。
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