JP6504327B1 - 荷重検出器 - Google Patents

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Abstract

荷重検出器5は、荷重を支持する軸を保持する内輪部10、この内輪部10を囲って設けられ周方向に間隔をおいて複数形成された据付穴11a1、11a2を通じて締結部材により据付部材に締結される外輪部11、及び内輪部10と外輪部11とを繋ぐ2つのばね部12を有する保持ユニット8と、荷重により生じる内輪部10の変位を検出する差動トランス9と、ばね部12の外輪部の側の端である外輪部側ばね部端に形成され、ばね部12を構成する第一凹部13aと第2凹部13bからなる凹部13とを備える。また、荷重検出器5は、第一凹部13aによって形成され、外輪部側ばね部端と据付穴11a1との間において外輪部の他の部位よりも曲げ剛性が小さい第一低剛性部11cと、第二凹部13bによって形成され、外輪部側ばね部端と据付穴11a2との間に第一低剛性部11c以下の曲げ剛性を有する第二低剛性部11dと、を備える。

Description

この発明は、例えば紙、布、フィルム、金属箔等のウエブまたはケーブル等の線材に作用する張力をこれらが巻き付くロールに作用する荷重として検出する荷重検出器に関する。
紙、布、フィルム、金属箔等のウエブの巻取りや印刷、加工工程において、しわ寄り、たわみ、印刷ずれ等の不具合を防ぐために、ウエブに働く張力を制御する必要がある。張力の制御は、ウエブに作用する張力を当該ウエブが巻きつくロールに作用する荷重として検出することで行われる。ロールに作用する荷重の検出には荷重検出器が用いられ、荷重検出器は、外壁等にボルトを用いて据えつけられることが多い。荷重検出器が外壁等にボルトを用いて据えつけられると、検出性能の1つであるヒステリシスが増大する問題がある。そこで、特許文献1に記載の荷重検出器では、検出荷重で撓むばね部と据付穴との間に周囲よりも曲げ剛性が小さい箇所を設けることにより、ヒステリシスを低減している。
特許第6104487号
ところで、上記特許文献1の荷重検出器では、当該荷重検出器に生じる変位によって荷重を検出しており、この方式では、変位が小さいと検出出力が小さくなるため、検出出力がノイズ等の外乱の影響を受け、検出性能が低下しやすい。変位を大きくしつつ、ばね部に必要な強度を確保するには、ばね部の長さを大きくすることが考えられるものの、上記特許文献1の荷重検出器では、荷重検出器の大きさを変えずに、ばね部を長くしようとすると、ばね部を折り返す等する必要があり、構造が複雑となり製造コストが増加してしまう。また、周囲よりも曲げ剛性が小さい箇所を、ばね部と据付穴との間に単純に設けるだけでは、ヒステリシスの低減に限界がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、低コストで製造可能な構造で、外乱に強く、ヒステリシスの更なる低減を図ることのできる荷重検出器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の荷重検出器は、荷重を支持する軸を保持する内輪部、この内輪部を囲って設けられ周方向に間隔をおいて複数形成された据付穴を通じて締結部材により据付部材に締結される外輪部、及び内輪部と外輪部とを繋ぐ複数のばね部を有する保持ユニットと、荷重により生じる内輪部の変位を検出する変位検出部と、外輪部の内周面が窪むことによって形成され、ばね部の外輪部の側の端である外輪部側ばね部端の一方の面である一面を第一の側壁によって構成する第一凹部と、外輪部の内周面が窪むことによって形成され、外輪部側ばね部端の一面とは反対の面である他面を第二の側壁によって構成する第二凹部と、を備えることとした。
本発明によれば、低コストで製造可能な構造で、外乱に強く、ヒステリシスの更なる低減ができる小型な荷重検出器を提供することができる。
実施の形態1に係る荷重検出器の据付構成を示す図である。 図1のI―I線に沿った矢視断面図である。 図1のII―II線に沿った荷重検出器を示す矢視断面図である。 ばね部の変位と応力の関係を説明する説明図である。 実施の形態1に係る荷重検出器の凹部の変形例を示す拡大断面図である。 実施の形態1に係る荷重検出器の凹部の他の変形例を示す拡大断面図である。 実施の形態1に係る荷重検出器の凹部のその他の変形例を示す拡大断面図である。 実施の形態1に係る荷重検出器の変形例であって、ストッパを備える変形例を示す断面図。 図8の拡大断面図である。 実施の形態1に係る荷重検出器の変形例であって、ばね部が直線Bを横切らない構造の断面図である。 実施の形態1に係る荷重検出器の変形例であって、検出構造が異なる変形例を示す断面図。 実施の形態2に係る荷重検出器の据付に用いるスペーサの一例を示す正面図である。 実施の形態2に係る荷重検出器の据付構成例を示す断面図である。 実施の形態3に係る荷重検出器を示す断面図である。 実施の形態4に係る荷重検出器を示す断面図である。 実施の形態4に係る荷重検出器のストッパを示す拡大断面図である。 実施の形態4に係る荷重検出器の凹部の変形例を示す断面図である。 実施の形態4に係る荷重検出器の変形例であって、複数の変位検出部を用いた荷重検出器を示す断面図である。 実施の形態4に係る荷重検出器の変形例であって、4つの据付穴を有する荷重検出器を示す断面図である。 実施の形態5に係る荷重検出器を示す断面図である。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1に係る荷重検出器5の据付構成を示す図であり、図2は、図1のI―I線に沿った矢視断面図であり、図3は、図1のII―II線に沿った荷重検出器5を示す矢視断面図である。なお、図1のX軸方向は荷重検出器5の幅方向、Y軸方向は荷重検出器5の高さ方向、Z軸方向は荷重検出器5の奥行き方向とし、以降の図においても同様の符号を用いる。荷重検出器5で検出する荷重は、±Y方向に作用する。
紙、布、フィルム、金属箔等の検出対象であるウエブ1は、第1のロール2a、第2のロール2b、第3のロール2cに巻き掛けられて移送される。第1のロール2aの軸であるロール軸心3の両端部にはそれぞれ軸受4が嵌め込まれる。各軸受4には固定部材7に据付けられる荷重検出器5が取り付けられる。
実施の形態1の荷重検出器5は、ロール軸心3から軸受4を介して荷重検出器5に作用するY軸方向の荷重Fを検出する。
荷重検出器5に作用する荷重Fは、図2に示すように、ウエブ1の張力Tの合力であり、張力Tは次式で表わされる。
T=(F−W)/2cosθ ・・・・(1)
ここで、θは図2に示す抱き角、Wはロール2aの重量であり、荷重Fを測定することで、式(1)より張力Tを得ることができる。
荷重Fと変位との間、及び荷重Fとひずみとの間には比例関係が成立するため、荷重検出器5の構成部材に発生する変位もしくはひずみを測定することで荷重Fが検出可能である。変位の検出には例えば差動トランスが、ひずみの検出には例えばひずみゲージが、検出装置としてそれぞれ用いられる。
荷重検出器5は、ロール軸心3からY軸方向に作用する荷重Fを軸受4を介して受ける保持ユニット8と、荷重Fにより保持ユニット8の構成部材に生じる変位を測定する変位検出部である差動トランス9と、を備えている。
保持ユニット8は、ロール軸心3が挿通される軸受4が嵌め込まれる内輪穴10cにて当該ロール軸心3からの荷重を受ける内輪部10と、この内輪部10を囲うように当該内輪部10の外側に形成された、固定部材7に固定される円環状の外輪部11と、内輪部10と外輪部11とを繋ぐ複数(この例では2本)のばね部12と、を有する。なお、保持ユニット8のZ軸方向の厚みは一様に形成されている。
内輪部10は、円環状の荷重支持部10aと、この荷重支持部10aからX軸方向に延びたコア固定部10bと、軸受4が嵌め込まれる内輪穴10cと、を有している。
ばね部12は、内輪部10と外輪部11を繋いでおり、ばね部12と外輪部11との結合部分であって当該ばね部12の外輪部の側の端である外輪部側ばね部端12aと、ばね部12と内輪部10との結合部分であって当該ばね部12の内輪部の側の端である内輪部側ばね部端12bとを有している。ばね部12は、外輪部側ばね部端12aから内輪部側ばね部端12bまで直線状に形成されている。
また、外輪部11には、外輪部側ばね部端12aと後述する複数(この例では3つ)の据付穴11a1,11a2,11a2のうち当該外輪部側ばね部端12aから最も近い据付穴11a1との間にばね部12に隣接するように第一凹部13aが形成されており、当該第一凹部13aは、ばね部12の一方の面である一面を構成している。同様に、外輪部11には、外輪部側ばね部端12aと3つの据付穴11a1,11a2,11a2のうち当該外輪部側ばね部端12aから2番目に近い据付穴11a2との間にばね部12に隣接するように第二凹部13bが形成されており、当該第二凹部13bは、ばね部12の一面とは反対側の面である他面を構成している。
ちなみに、ばね部12の第一凹部13a及び第二凹部13bの開口端に対応する部位をばね部形成端12cとすると、ばね部形成端12cは、外輪部11に一対の凹部13が形成されていない場合、外輪部ばね部端に相当する。
外輪部側ばね部端12aと内輪部側ばね部端12bとは、内輪穴10cの中心Aを通るY方向の直線Bに対して反対側にあり、ばね部12は直線Bを横切っている。また、内輪部側ばね部端12bは、外輪部側ばね部端12aから内輪部10の荷重支持部10aのX軸方向に最も離れた位置に設けられる。ばね部12の長手方向は、検出荷重の方向に対して垂直であり、2本のばね部12は互いに平行である。
外輪部11は、固定部材7に据付けるために周方向に等しい間隔を置いて複数個所(この例では3か所)に形成されたボルト等を取付ける据付穴11a1,11a2,11a2と、荷重検出器を据付けるための力(例えば、ボルトによる締結力)が作用する据付穴11a1,11a2,11a2の周囲の据付固定部11bと、外輪部側ばね部端12aと当該外輪部側ばね端12aから最も近い据付穴11a1との間に位置する第一凹部13aで構成される第一低剛性部11cと、外輪部側ばね部端12aと当該外輪部側ばね部端12aから2番目に近い据付穴11a2との間に第一低剛性部11c以下の曲げ剛性をもつ第二低剛性部11dと、差動トランス9の差動トランスコイル9aの取付け箇所である測定器固定部11eと、を有している。
外輪部側ばね部端12aと当該外輪部側ばね部端12aに最も近い据付穴11a1との間では、第一低剛性部11cの曲げ剛性が最も小さい。詳しくは、外輪部側ばね部端12aと当該外輪部側ばね部端12aから最も近い据付穴11a1との間においては、第一低剛性部11cの径方向の厚みが最も小さく、更に外輪部側ばね部端12aから2番目に近い据付穴11a2との間において、外輪部11の径方向の厚みが第一低剛性部11cの厚み以下の箇所である第二低剛性部11dを有する。なお、ここでの曲げ剛性とは、外輪部11の材質のヤング率Eと周方向の断面二次モーメントIを掛けた値を意味する。また、荷重検出器5をボルトで据付ける場合、据付固定部11bは、ボルトの締結力が主に作用する範囲である。荷重検出器5を固定部材7にボルトで据付ける場合、据付に用いるボルト頭の直径をd、保持ユニット8のZ軸方向の厚みをtとすれば、据付固定部11bの大きさは、例えば、据付穴11aを中心とした直径d+2tの円である。
保持ユニット8は、第1のロール2a、第2のロール2b、及び第3のロール2cのウエブ1に対する取り付け方法によっては+Y方向と−Y方向のどちらにも荷重を受けるため、コア固定部10bを除き、内輪穴10cの中心Aを通るX軸方向の直線に対して線対称に形成されている。
差動トランス9は、内輪部10のコア固定部10bに固定される差動トランスコア9bと、外輪部11の測定器固定部11eに固定される差動トランスコイル9aと、を有しており、差動トランスコイル9aと、差動トランスコア9bとのY軸方向の相対変位を測定する。差動トランス9は、差動トランスコイル9aと差動トランスコア9bとが非接触で変位を検出する。差動トランスは、ひずみの検出に用いるひずみゲージが接触式センサであるのに対して、検出箇所である差動トランスコイル9aと差動トランスコイル9bとが非接触式であるため、衝撃や振動などの負荷に強いという利点がある。また、差動トランスは、ひずみの検出に用いるひずみゲージと異なり、ボルト等による固定ができ、接着剤の劣化を懸念する必要が無いため、ひずみゲージによる検出よりも温湿度環境下での検出精度の長期信頼性を確保しやすい。また、差動トランスは、ひずみゲージよりも検出出力を大きくしやすいため、検出装置として用いれば、電気ノイズなどの外乱に強い荷重検出器を得ることができる。
荷重検出器5は、ロール軸心3から軸受4を介して作用するY軸方向の荷重Fを荷重支持部10aで受け、ばね部12が撓むことでコア固定部10bに生じる変位を測定器固定部11eに設置された差動トランス9で測定する。この荷重検出器5では、差動トランスコイル9aが固定された測定器固定部11eの変位は、コア固定部10bの変位に比べて微小なため、差動トランス9による測定変位は、コア固定部10bのY軸方向の変位とみなすことができる。
次に、荷重検出器5の検出性能に大きな影響を及ぼすヒステリシスについて説明する。 ヒステリシスは、荷重Fの検出出力が荷重Fの負荷前後で異なる現象であり、荷重Fの負荷時に生じた接合面の微小なずれが、荷重Fを取り除いた後も完全には元に戻らないことが主な発生原因である。
荷重検出器5の据付は、上述のように、ボルトを用いることが多いが、荷重負荷時に据付固定部11bに微小なずれが生じると、据付固定部11bの接合面に働く摩擦力の影響で荷重を取り除いた後もずれが残り、ヒステリシスが発生する。
据付固定部11bに生じる接合面の微小なずれは、Y軸方向の荷重Fで据付固定部11bに曲げモーメントが作用し、据付固定部11bにひずみが生じることに起因する。そのため、ヒステリシスを小さくするには、据付固定部11bに作用する曲げモーメントを小さくし、据付固定部11bに生じる外輪部11のひずみを低減する必要がある。特に、外輪部側ばね部端12aに近い据付穴ほど、曲げモーメントの影響を受けて、据付固定部11bに生じるひずみは大きくなりやすいため、外輪部側ばね部端12aに最も近い据付固定部11bに生じるひずみを小さくすることが重要となる。
荷重検出器5に凹部13(第一凹部13a及び第二凹部13b)が無い場合、荷重検出器に荷重Fが作用すると、外輪部側ばね部端12aと当該外輪部側ばね部端12aから最も近い据付穴11a1とを結ぶ線分上に、周囲よりも大きなひずみが生じる。
その点、実施の形態1の荷重検出器5では、外輪部側ばね部端12aと当該外輪部側ばね部端12aから最も近い据付穴11a1とを結ぶ線分上に凹部13(詳しくは第一凹部13a)を設けていることにより、前述のひずみを遮断できる。更に、第一低剛性部11cの曲げ剛性が、外輪部側ばね部端12aと当該外輪部側ばね部端12aから最も近い据付穴11a1との間における外輪部11の曲げ剛性よりも小さいため、第一低剛性部11cが優先的に変形し、据付固定部11bの曲げモーメントの影響を低減できる。そのため、外輪部側ばね部端12aに最も近い据付固定部11bに生じるひずみを小さくし、ヒステリシスを低減できる。
また、外輪部11の径方向の厚みが周囲よりも小さい第一低剛性部11cでは、外輪部11の他の部位と比較して局所的に大きなひずみが発生するが、実施の形態1の荷重検出器5では、外輪部側ばね部端12aと当該外輪部側ばね部端12aに一番近い据付穴11a1との間において、第一低剛性部11cが据付穴11a1から最も離れた箇所に位置する。そのため、第一低剛性部11cに局所的に生じるひずみが据付穴11a1およびその周囲の据付固定部11bに及ぼす影響を小さくし、ヒステリシスを低減できる。
外輪部側ばね部端12aから2番目に近い据付穴11a2にかかる外輪部11の曲げ剛性は特に問わないが、実施の形態1の荷重検出器5のように、第一低剛性部11c以下の曲げ剛性をもつ第二低剛性部11dを設ければ、第一低剛性部11c以上に第二低剛性部11dが変形し、曲げモーメントの影響を更に低減できる。これにより、外輪部側ばね部端12aに最も近い据付固定部11に生じるひずみを更に小さくなり、ヒステリシスの一層の低減に繋がる。なお、第二低剛性部11dには第一低剛性部11c以上のひずみが生じるが、第二低剛性部11dを外輪部側ばね部端12aから2番目に近い据付穴11a2から離した位置に設ければ、第二低剛性部11dに生じる局所的なひずみが据付固定部11bに及ぼす影響を小さくし、ヒステリシスの低減を図れる。
また、凹部13はヒステリシスを低減するだけでなく、凹部13を設けることでばね部12の一部の面を形成しており、別途加工を必要とせずにばね部12を長くできる。ばね部12を長くできるため、コア固定部10bに生じる変位を大きし、検出出力を増大させ、外乱に強い荷重検出器を得ることができる。
ここで、ばね部12の長さと厚さが変位と応力に及ぼす影響について図4を用いて説明する。図4は、1本のばね部12を模擬した、一端が完全固定で、他端が自由な片持ち梁である。荷重を与えていない状態の片持ち梁の長手方向をX軸方向とし、自由端には−Y軸方向に荷重Fを与える。片持ち梁のX軸方向の長さをL、Y軸方向の厚みをh、Z軸方向の幅をbとすれば、自由端における変位δ、及び片持ち梁に生じる最大応力σは以下の式で表わされる。
δ=4FL/(Ebh) ∝ L/h ・・・・(2)
σ=6FL/(bh) ∝ L/h ・・・・(3)
ここで、Eは片持ち梁の弾性率であり、∝は比例を意味する。これより、δとσの比であるδ/σは次式となる。
δ/σ=2L/(3Eh) ∝ L/h ・・・・(4)
片持ち梁に生じる応力σに対して変位δを大きくするには、δ/σを大きくすればよい。式(4)から、δ/σは、長さLの2乗に比例し、hの−1乗に比例するため、厚さhを小さくするよりも長さLを大きくすることで、応力σに対して変位δを効果的に大きくできる。つまり、荷重検出器5において、ばね部12の厚さを小さくするよりも、ばね部12の長さを大きくすることで応力に対して効果的に変位を大きくできる。つまり、必要な強度を確保しつつ、検出出力を増大させ、外乱に強い荷重検出器を得ることができる。
実施の形態1の荷重検出器5では、据付穴11a1,11a2,11a2は3個であり、外輪部11の円周方向に均等に配置されているが、荷重検出器5が固定部材7に固定できれば、据付穴11a1,11a2,11a2の数及び位置は特に問わない。
また、実施の形態1の荷重検出器5が有する凹部13(第一凹部13a及び第二凹部13b)のように、ばね部12と内輪部10との隙間、もしくはばね部12と外輪部11との隙間の幅以上に凹部13の幅を大きくすれば、隙間の加工と同じ工具を用いて凹部13を加工できるため、工具の交換が不要となり、加工時間の短縮し、荷重検出器5の製造コストを低減することができる。
図5〜7は、実施の形態1の荷重検出器5が有する第一凹部13aの変形例を示す拡大断面図である。第一凹部13aは、図3の形状に限らず、例えば、図5〜図7に示す形状であってもよい。詳しくは、図5は、外輪部11の内周側から外周側にかけて半円形状の先端を有する第一凹部13a1を外輪部11に設け、第一低剛性部11c1を形成する。第一凹部13a1の先端を半円形状とすることで、第一低剛性部11c1の応力集中を緩和することができる。第一凹部13a1の幅を大きくすれば、第一凹部13aの先端の曲率半径を大きくできるため、応力集中を更に緩和できる。また、先端の曲率半径を大きくすれば、外輪部11の周方向に大きな第一低剛性部11c1が形成されるため、第一低剛性部11c1での変形量が大きくなり、曲げモーメントが据付固定部11bに及ぼす影響を効果的に低減できる。そのため、据付固定部11bに生じるひずみが小さくなり、ヒステリシスの更なる低減が可能である。図6は、先端が四角形の第一凹部13a2であり、図5の第一低剛性部11c1よりも曲げ剛性が小さい箇所を周方向に大きく設けることができる。図7の第一凹部13a3は、丸穴である。内輪部10で軸受4を介して、ロール軸心3を支持できれば、図7のように、第一凹部13a3は内輪部10にかかってもよい。第一凹部13a3を内輪部10にもかけることで、丸穴の直径を大きくできる。また、第一凹部13a3が丸穴であるため、旋盤で簡易に加工できる。
ばね部12は、外輪部側ばね部端12aと内輪部側ばね部端12bとが内輪穴10cの中心Aを通るY方向の直線Bに対して反対側にあり、ばね部12が直線Bを横切っていれば、その形状や本数は特に問わないが、実施の形態1の荷重検出器5(その変形例を含む)のように、内輪穴10cの中心Aを通りX方向の直線に対して、ばね部12が線対称とすれば、荷重が±Y方向のいずれに作用してもばね部12は対称な変位をとるため、正負どちらの方向の荷重に対しても同様の検出が可能となる。また、外輪部側ばね部端12aからX軸方向に最も離れた荷重支持部10aの位置に内輪部側ばね部端12bを設け、ばね部12と内輪部10とを結合すれば、ばね部12の長さを大きくできる。これにより、応力に対して変位を大きく確保できるため、検出出力を増大させ、外乱に強い荷重検出器を得ることができる。また、ばね部12の長手方向を検出荷重に対して垂直とすれば、検出荷重による曲げモーメントで大きくばね部12が撓み、内輪部10に生じる変位を大きくできる。また、ばね部12を形成する内輪部10とばね部12との隙間の幅、及び外輪部11とばね部12との隙間の幅を大きくすれば、前記隙間に異物が詰まりにくくできる。そのため、内輪部10及びばね部12に生じる変位が異物で抑制されることがなく、検出性能の信頼性が向上する。
図8は、本実施の形態1の荷重検出器5の変形例であって、ばね部12の損傷を防止する機構であるストッパ14を備えた荷重検出器5を示す断面図、図9は、図8のストッパ14を示す拡大図である。図8の荷重検出器5は、図3の荷重検出器5の外輪部11の一部分(詳しくは、ばね部12の内輪部側ばね部端12bと対向する部分)を内側に大きくすることで、外輪部11とばね部12との隙間を小さくしたストッパ14を備えている。他の構成は、図3の荷重検出器5と同様である。
図9の荷重検出器5では、ストッパ14とばね部12の内輪部側ばね部端12bとの間の隙間の大きさを調整することにより、荷重検出器5の許容荷重以下の荷重では、ばね部12は、ストッパ14に接触しないが、許容荷重を超える荷重が作用した際には、ばね部12の外周面がストッパ14に接触させることができる。これにより、ばね部12の変形が抑制されるため、ばね部12の損傷を防止できる。
なお、ばね部12の損傷を防止する機能を有すれば、ストッパ14の形状や位置は特定しないが、ストッパ14の面をばね部12の面との間隔が一定となるようにすれば、間隔が一定となる領域(ばね部12と外輪部11とが同形状の箇所)で接触するため、異形状での接触と比べて接触面積が大きくなる。そのため、接触応力が小さくなり、接触部の変形や損傷を抑制することができる。
また、内輪部側ばね部端12bの近傍のように、ばね部12の変位が大きい位置で外輪部11とばね部12とが接触するようにストッパ14を設ければ、ストッパ14とばね部12とのスリット幅を大きくすることができる。そのため、スリット幅の加工誤差がばね部12とストッパ14が接触する荷重に及ぼす影響が小さくなり、指定の荷重で精度良くばね部12をストッパ14に接触させることができる。ストッパ14が接触する箇所は、ばね部12に限定せず、ストッパ14と内輪部10とを接触させることで、ばね部12の変形を抑制してもよい。
また、ばね部12を形成する内輪部10とばね部12との隙間、及び外輪部11とばね部12との隙間のどちらか一方、もしくは両方の隙間を調整し、荷重検出器5の許容荷重を超える荷重が作用した場合に、内輪部10とばね部12との一部分、もしくは外輪部11とばね部12との一部分が接触するにすれば、図9に示すような外輪部11の一部分を内側に大きくしたストッパ14を別途設ける必要がなくなる。
変位測定箇所であるコア固定部10bの位置や形状は特に問わないが、ばね部12の撓みによりコア固定部10bに生じる変位を大きくするため、外輪部側ばね部端12aからX軸方向に離れた位置にコア固定部10b及び差動トランスコア9bを設けることが望ましい。
実施の形態1の荷重検出器5(その変形例も含む)は、保持ユニット8が単一の部品から構成されているが、複数の部品で構成されても良い。例えば、外輪部11が内輪部10及びばね部12と別部品とし、外輪部11の厚みを内輪部10及びばね部12と比べて大きくしてもよい。
保持ユニット8の材質としては、例えば、炭素鋼、高張力鋼、圧延鋼、ステンレス鋼、構造用合金鋼などの鉄系材料及びそれらを母材としためっき鋼、あるいは、アルミニウム、マグネシウム、チタン、黄銅、銅などの材料及び合金材料を用いてもよい。
図10は、実施の形態1に係る荷重検出器5(その変形例も含む)の変形例であって、ばね部が直線Bを横切らない構造の断面図である。
外輪部側ばね部端12aと内輪部側ばね部端12bとは、内輪穴10cの中心Aを通るY方向の直線Bに対し同じ側であってもよく、換言すれば、ばね部12が直線Bを横切っていなくてもよい。その他の構造は、図3と同様である。ばね部12を短くすることで、検出荷重でばね部12に生じる応力が小さくし、ばね部12の強度信頼性を向上できる。
図11は、実施の形態1に係る荷重検出器5(その変形例も含む)の別の検出構造を示す断面図である。
図3の荷重検出器5では、コア固定部10bに生じる変位を、差動トランス9を用いて測定することで荷重Fを検出したが、この変形例では、差動トランス9の代わりにばね部12にひずみゲージ16を貼り付けている。ひずみゲージ16は、荷重Fにより変形するばね部12の変形量、すなわちばね部12のひずみを検出する変形検出部である。荷重Fは、ひずみゲージ16により測定された変形量に基づいて検出される。他の構成は、図3に示した荷重検出器5と同じである。
この変形例では、ばね部12の変形に対する検出感度が高いひずみゲージ16を用いることで、内輪部10に生じる変位を小さくしても荷重Fが検出できる。つまり、ばね部12の曲げ剛性を大きくできるため、内輪部10を強固に安定して支持でき、かつ固有振動数の高い荷重検出器5が実現できる。また、差動トランス9を用いないため、内輪部10のコア固定部10b、外輪部11の測定器固定部11eの加工は不要となり、図3に示した荷重検出器5と比較して保持ユニット8の構造を簡単にできる。ひずみゲージ16を貼り付ける位置は特に問わないが、外輪部側ばね部端12aや内輪部側ばね部端12bのばね部12の端の近傍に貼り付ければ、ひずみが大きいため、検出出力を大きくできる。
(実施の形態2)
図12は、実施の形態2の荷重検出器5Aの据付に用いるスペーサ6の一例を示す正面図、図13は、実施の形態2の荷重検出器5Aの図11のスペーサ6を用いた据付構成の一例を示す側面図である。
実施の形態2では、荷重検出器5Aの前面及び背面を図12に示すスペーサ6で挟み、荷重検出器5Aを、ケース15を介して固定部材7に固定する。これにより、保持ユニット8の軸方向の両端面は、ケース15で覆われている。また、ケース15は、内輪部10及びばね部12のそれぞれと隙間を介して配置されている。
スペーサ6は、据付状態で内輪部10及びばね部12が固定部材7等の他の部材に接触しない役割を担い、荷重Fが作用した際、内輪部10及びばね部12の変形が他の部材との摩擦により妨げられることを防ぐ。スペーサ6の構造は、据付状態で内輪部10及びばね部12が他の部材に接触しなければ特定しないが、図12に示すように、スペーサ6を据付固定部11bと接触する箇所である力作用部6aのみを大きくし、力作用部6aを繋ぐ連結部6bを小さくすれば、連結部6bの凹部11cや第二低剛性部11dとの接触による影響を小さくできる。また、スペーサ6は、単一の部品に限定せず、力作用部6aが連結部6bで結合されておらず、力作用部6aが複数の部品となってもよい。
ケース15は、ロール軸心3が通る箇所を除き、保持ユニット8のX軸とY軸とで張られる面全体を覆っており、各スペーサ6のそれぞれの外側に取り付けられる。ケース15を設けることで、荷重検出器5Aを外部からの接触や異物から保護することができる。また、ケース15に段差を設けるなどで、外輪部11だけに接触し、内輪部10及びばね部12に接触しない構造にすれば、スペーサ6を不要とできるので、部品点数の削減による作業性の向上を図ることができる。また、内輪部10及びばね部12のZ軸方向の厚みを外輪部11よりも小さくすれば、スペーサ6を用いなくとも、内輪部10及びばね部12とケース15との接触を防止できる。そのため、スペーサ6をなくし、部品点数を削減できる。
(実施の形態3)
図14は、この発明の実施の形態3に係る荷重検出器5Bを示す断面図である。
この実施の形態3では、図14に示すように、ばね部12は、ばね部形成端12cにおいて屈曲している。詳しくは、ばね部12は、当該ばね部12の内輪部側ばね部端12bからばね部形成端12cまでの部分と、当該ばね部12の凹部13(第一凹部13a及び第二凹部13b)の開口端に対応する部位であるばね部形成端12cから外輪部側ばね部端12aまでの部分とで、伸びる方向が異なっている。ばね部12のうちばね部形成端12cから外輪部側ばね部端12aの部分は、凹部13により、ばね部形成端12cを基点として、最も近い据付穴11a1に対して、外輪部側ばね部端12aが離れるように、屈曲して形成されている。外輪部11には、第一凹部13aにより第一低剛性部11cが形成され、外輪部側ばね部端12aと当該外輪部側ばね部端12aから最も近い据付穴11a1との間では、第一低剛性部11cの曲げ剛性が最も小さい。また、外輪部11は、第二凹部13bにより第二低剛性部11dが形成され、外輪部側ばね部端12aと当該外輪部側ばね部端12aから2番目に近い据付穴11a2との間に第一低剛性部11c以下の曲げ剛性となる第二低剛性部11dを有している。他の構成は、図3に示した荷重検出器5と同じである。
上記の構造を採れば、ばね部形成端12cに最も近い据付穴11a1から外輪部側ばね部端12aを離すことができるため、据付穴11a1に生じるひずみを小さくし、ヒステリシスを低減できる。また、外輪部11に凹部13を設ける位置を変更することで、ばね部12のうちばね部形成端12cから外輪部側ばね部端12aにかかる部分の厚みを容易に調整できるため、外輪部側ばね部端12aに生じる応力を容易に低減できる。外輪部側ばね部端12aから2番目に近い据付穴11a2にかかる外輪部11の曲げ剛性は特に問わないが、図14の荷重検出器5Bのように第一低剛性部11c以下の曲げ剛性をもつ第二低剛性部11dを設ければ、第一低剛性部11c以上に第二低剛性部11dが変形する。これにより、外輪部側ばね部端12aに最も近い据付固定部11b1に生じるひずみを更に小さくし、ヒステリシスをいっそう低減できる。また、凹部13の形状は、特に問わない。また、図14の荷重検出器5は、ストッパを設けていないが、例えば、図9の荷重検出器5と同様に、外輪部の一部をばね部12に近づけることでストッパを設けても良い。
(実施の形態4)
図15は、この発明の実施の形態4に係る荷重検出器5Cを示す断面図、図16は、図15のストッパを示す拡大図である。
この実施の形態4の荷重検出器5Cでは、実施形態3の荷重検出器5B(図14)と同様に、当該ばね部12の内輪部側ばね部端12bからばね部形成端12cの部分と当該ばね部12のばね部形成端12cから外輪部側ばね部端12aの部分とは、ばね部形成端12cにおいて屈曲し、伸びる方向が異なっている。
また、この実施の形態4の荷重検出器5Cでは、ばね部12は、ばね部形成端12cから内輪部側ばね部端12bまで一部が円弧状に形成されており、実施の形態1〜3の荷重検出器5〜5B(変形例を含む)のように、ばね部形成端12cから内輪部側ばね部端12bまで直線状に形成されていない点で異なっている。
詳しくは、荷重検出器5Cは、ばね部12の外側の面を形成する長穴17aと、内輪部10の外周面とばね部12の内側の面を形成する長穴17bと、差動トランス9を取付けるための差動トランス取付け穴17cと、を有している。このうち、長穴17a及び長穴17bは、一部分が円弧状に形成されているため、これら長穴17a及び長穴17bにて構成されるばね部12もその一部が円弧状に形成されている。また、長穴17aは、差動トランス取り付け穴17とスリットで繋がっている。
ばね部12は、外輪部側ばね部端12aからX軸方向に最も離れた荷重支持部10aの位置に設けられた内輪部側ばね部端12bにおいて、内輪部10と結合され、内輪部側ばね部端12bからばね部12と内輪穴10cの中心Aを通るY方向の直線Bとが交わる箇所までX軸方向と平行に形成されている。
また、ばね部12のうちばね部形成端12cから外輪部側ばね部端12aまでの部分は、ばね部形成端12cから最も近い据付穴11a1に対して、外輪部側ばね部端12aが離れる方向に形成されており、第一凹部13aと、径方向に幅をもった長穴17aの長手方向の端部とで構成される。なお、長穴17a及び長穴17bの径方向の幅、及び第一凹部13aの周方向の幅は等しい。他の構成は、図3に示した荷重検出器5と同じである。
この荷重検出器5Cは、外輪部側ばね部端12aからX軸方向に最も離れた位置に内輪部側ばね部端12bを設けることで、ばね部12の長さを大きくできる。また、ばね部12の一部を円弧形状とすることで、ばね部12を真っ直ぐに形成するよりも長くできるため、内輪部10の変位を大きくできる。つまり、検出出力が大きくすることができ、外乱に強い荷重検出器5Cを得ることができる。また、ばね部12の長手方向が荷重方向と垂直となる箇所では、荷重による曲げモーメントで効果的にばね部12が撓み、内輪部10の変位を得ることができる。
また、長穴の一部が円弧形状であるため、長穴17a及び長穴17bを加工する際、直線移動よりも工具の移動距離を小さくできる。特に、長穴17bの円弧形状の中心を内輪穴10cの中心Aと一致させれば、軸受4を挿入する内輪穴10cのスペースを確保しつつ、加工工具の移動距離を小さくできる。長穴17a及び17bの加工時間が短縮できるため、荷重検出器5Cの製造コストを低減できる。また、ばね部形成端12cから外輪部側ばね部端12aにかかるばね部12の一面が、径方向に幅をもった長穴17aの長手方向の端部で形成されており、長穴17aの他に別途加工を必要としない。そのため、工具の移動距離を小さくでき、荷重検出器5Cの低コスト化に繋がる。また、ばね部12が、ばね部形成端12cで屈曲させることで、ばね部形成端12cに最も近い据付穴11a1から外輪部側ばね部端12aを離すことができるため、据付穴11a1に生じるひずみを小さくし、ヒステリシスを低減できる。
長穴17a及び長穴17bの径方向の幅や第一凹部13aの幅は特に問わないが、実施の形態4の荷重検出器5Cのように、長穴17a及び長穴17bの径方向の幅、及び第一凹部13aの幅が等しくすれば、同一の工具で同様に加工ができるため、工具の取り換えが不要となる。そのため、加工時間を短縮することができ、荷重検出器5Cのコストを低減できる。また、長穴17aと長穴17bの径方向の幅を大きくすれば、ばね部12を形成する内輪部10とばね部12との間、及び外輪部11とばね部12との間に異物が詰まりにくくできる。そのため、内輪部10及びばね部12に生じる変位が異物で抑制されることがなくなり、検出性能の信頼性が向上する。
長穴17aと差動トランス取付け穴17cとを繋ぐスリットの大きさを調整することで、荷重検出器5Cの許容荷重以下の荷重では、ばね部12は、外輪部11に接触しないが、許容荷重を超える荷重が作用した際には、ばね部12の外周面が外輪部11に接触させることができる。これにより、ばね部12の変形が抑制されるため、ばね部12の損傷を防止できる。
長穴17aと差動トランス取付け穴17cとを繋ぐスリットの位置は特定しないが、内輪穴10cの中心Aと据付穴11aとを繋ぐ直線上にスリットを設ければ、長穴17aの幅及び長さを大きくしても、据付固定部11bの確保が容易となる。また、ばね部12の変位が大きくなる内輪部側ばね部端12の近傍にスリットを設ければ、スリットの幅を大きくできる。そのため、スリットの幅の加工誤差が外輪部11とばね部12とが接触する荷重に及ぼす影響が小さくなり、指定の荷重で精度良くばね部12を外輪部11に接触させることができる。
外輪部側ばね部端12aから2番目に近い据付穴11a2にかかる外輪部11の曲げ剛性は特に問わないが、図15の荷重検出器5Cのように、外輪部の周方向に伸びた長穴17aにより、外輪部側ばね部端12aから2番目に近い据付穴11a2にかかる外輪部11の径方向の厚みを小さくすれば、第一低剛性部11cの曲げ剛性以下となる第二低剛性部11dを外輪部11に対して広範囲に設けることができる。第二低剛性部11dを広範囲に設けることで、第二低剛性部11dの変形量が大きくなるため、検出荷重による曲げモーメントの影響の更なる低減に繋がる。つまり、据付固定部11bに生じるひずみを小さくし、ヒステリシスを更に低減できる。発明者らは、図15の荷重検出器5Cのように、ばね部の長さを大きくし、かつヒステリシスを低減させるために、第一凹部13aを設けることで、第一凹部13aを設けない場合に対してヒステリシスを約0.6倍まで低減させた。更に、外輪部側ばね部端12aから2番目に近い据付穴11a2の間に、第一低剛性部11cよりも曲げ剛性の小さい第二低剛性部11dを設けることで、第一凹部13aを設けない場合に対して、ヒステリシスを約0.4倍まで低減できることを実測した。
図17は、図15の第一凹部の変形例を示す断面図である。第一凹部13aの大きさは特に問わないが、図17の荷重検出器5Cのように、第一凹部13aを径方向に大きくすることで、ばね部12の長さを更に大きくするとともに、第一低剛性部11cの曲げ剛性を低減し、ヒステリシスの低減を図ってもよい。
図18は、図15の荷重検出器の変形例であって、複数の変位検出部を用いた荷重検出器を示す断面図である。変位を検出する変位検出部9の個数は特定しない。例えば、図18のように、内輪穴10cの中心Aを通りX方向の直線C上にコア固定部10bを設け、
2個の変位検出部9を直線Cに対して線対称となるように取り付けてもよい。それぞれの変位検出部9の出力の絶対値の和、もしくは出力の絶対値の平均を荷重検出器の出力とすることで、より外乱に強い荷重検出器を得ることができる。また、変位検出部とひずみゲージなどの変形検出部とを組み合わせて用いてもよい。
図19は、図15の荷重検出器の変形例であって、4つの据付穴で据付けられる荷重検出器を示す断面図である。据付穴の位置、個数は特に問わず、図19のような荷重検出器5Cであってもよい。
図19の荷重検出器5Cは、内輪穴10cの中心Aを通るY方向の直線Bと中心Aを通るX方向の直線Cとに対して、それぞれ対称となる位置に据付穴11a1,11a1,11a2,11a2を4個、備える。この荷重検出器5Cでは、据付穴11a1から離れた位置に外輪部側ばね部端12aを設けるために、ばね部12が円弧形状で直線C近傍まで伸びた構造を有しており、ばね部12の屈曲箇所であるばね部形成端12cを備える。また、外輪部11には、外輪部側ばね部端12aと当該外輪部側ばね部端12aから最も近い据付穴11a1との間に第一低剛性部11cを、外輪部側ばね部端12aと当該外輪部側ばね部端12aから2番目に近い据付穴11a2との間に第二低剛性部11dを有している。第一低剛性部11cの曲げ剛性は、外輪部側ばね部端12aと当該外輪部側ばね部端12aから最も近い据付穴11a1との間で最も小さい。また、第二低剛性部11dの曲げ剛性は、特に問わないが、第一低剛性部11cの曲げ剛性以下であることが望ましい。
この荷重検出器5Cでは、据付穴11a1,11a2を増やすことで、当該荷重検出器5Cを強固に固定部材7に据付けることができる。また、据付穴11a1,11aを多くすることで、必要な締結力を確保できるため、径の小さいボルトを用いてもよく、据付穴11aの径を小さくできる。また、外輪部側ばね部端12aが直線Cの近傍に設けているため、ばね部12を長くでき、検出出力を大きくできる。
(実施の形態5)
図20は、この発明の実施の形態5に係る荷重検出器5Dを示す断面図である。
この荷重検出器5Dでは、内輪部10から外輪部11に径方向に直線状に延びた2本のばね部12が内輪穴10cの中心Aを通るX方向の直線Cに対して同じ側に設けており、2本のばね部12は、内輪穴10cの中心Aを通るY方向の直線Bに対して線対称である。ばね部12は直線C(X軸)と角度θsを成しており、ばね部12の一部の面は第一凹部13aにて構成される。また、第一凹部13aで外輪部11に形成される第一低剛性部11cの曲げ剛性は、外輪部側ばね部端12aと当該外輪部側ばね部端12aから最も近い据付穴11a1との間における外輪部11の曲げ剛性よりも小さい。外輪部側ばね部端12aと当該外輪部側ばね部端12aから2番目に近い据付穴11a2との間における外輪部11の曲げ剛性は特に問わないが、第一低剛性部11c以下の曲げ剛性をもつ第二低剛性部11dを設けることが望ましい。据付穴11a1,11a2の位置、個数は特定しないが、この例では、外輪部11の周方向に等分間隔で3か所設けており、据付穴11a1が直線B上にある。差動トランス9の取付け位置は特に問わないが、この荷重検出器5Dでは、差動トランス9の取付けスペースを確保する観点から、直線Cに対してばね部12と反対側で、かつ直線B上にコア固定部10bを設けて、差動トランスコア9bを取り付けている。他の構成は、図3に示した荷重検出器5と同じである。
なお、ばね部12は、直線Bに対して線対称であれば特に問わない。
ばね部12を直線Bに対して線対称とすることで、内輪部10の変位の軌道が円弧状とならず、荷重方向(Y軸方向)と平行な直線となるため、検出性能の一つである直線性の良い荷重検出器を得ることができる。また、図20の張力検出器5Dでは、角度θsを変更することで、据付穴11aと外輪部側ばね部端12aとの距離を容易に調整できる。
ちなみに、直線性とは、検出荷重に対して差動トランスの出力(内輪部10の変位)が比例するとした理想的な直線からの実測値のずれの大きさを表わす指標である。
なお、上記各実施の形態の荷重検出器5〜5D(その変形例を含む)では、ロール2a〜2cにかけられる対象として、ウエブ1について説明したが、ケーブル等の線材であってもよい。
また、ウエブ1とロール2a〜2cの構成は特定されず、例えば、ロール2a〜2cに対し、ウエブ1が逆向きに取付けられてもよい。
また、ロール2aの支持が可能であれば、ロール軸心3の両端ではなく、片端だけを荷重検出器5〜5D(その変形例を含む)で支持し、他端は支持せず、自由端にしてもよい。
また、荷重検出器5〜5D(その変形例を含む)の固定部材7に対する固定は、締結部材であるボルトを用いたが、これは一例であり、ビス等の締結部材であってもよい。なお、その場合、据付固定部11bは、荷重検出器5〜5D(その変形例を含む)を固定部材7に固定するための力が作用する部位である。更に、ひずみゲージは、実施の形態1だけでなく、実施の形態2〜5のばね部12に適用してもよい。
1 ウエブ(検出対象)、2a,2b,2c ロール、3 ロール軸心、4 軸受、5,5A,5B,5C,5D 荷重検出器、6 スペーサ、6a 力作用部、6b 連結部、7 固定部材、8 保持ユニット、9 差動トランス(変位検出部)、9a 差動トランスコイル、9b 差動トランスコア、10 内輪部、10a 荷重支持部、10b コア固定部、10c 内輪穴、11 外輪部、11a1,11a2 据付穴、11b 据付固定部、11c 第一低剛性部、11d 第二低剛性部、11e 測定器固定部、12 ばね部、12a 外輪部側ばね部端、12b 内輪部側ばね部端、12c ばね部形成端、13 凹部、13a 第一凹部、13b 第二凹部、14 ストッパ、15 ケース、16 ひずみゲージ、17a、17b 長穴、17c 差動トランス取付け穴。

Claims (16)

  1. 荷重を支持する軸を保持する内輪部、この内輪部を囲って設けられ周方向に間隔をおいて複数形成された据付穴を通じて締結部材により据付部材に締結される外輪部、及び前記内輪部と前記外輪部とを繋ぐ複数のばね部を有する保持ユニットと、
    前記荷重により生じる前記内輪部の変位を検出する変位検出部と、
    前記外輪部の内周面が窪むことによって形成され、前記ばね部の前記外輪部の側の端である外輪部側ばね部端の一方の面である一面を第一の側壁によって構成する第一凹部と、
    前記外輪部の内周面が窪むことによって形成され、前記外輪部側ばね部端の前記一面とは反対の面である他面を第二の側壁によって構成する第二凹部と、を備える
    荷重検出器。
  2. 荷重を支持する軸を保持する内輪部、この内輪部を囲って設けられ周方向に間隔をおいて複数形成された据付穴を通じて締結部材により据付部材に締結される外輪部、及び前記内輪部と前記外輪部とを繋ぐ複数のばね部を有する保持ユニットと、
    前記荷重により変形する前記ばね部の変形量を検出する変形検出部と、
    前記外輪部の内周面が窪むことによって形成され、前記ばね部の前記外輪部の側の端である外輪部側ばね部端の一方の面である一面を第一の側壁によって構成する第一凹部と、
    前記外輪部の内周面が窪むことによって形成され、前記外輪部側ばね部端の前記一面とは反対の面である他面を第二の側壁によって構成する第二凹部と、を備える
    荷重検出器。
  3. 荷重を支持する軸を保持する内輪部、この内輪部を囲って設けられ周方向に間隔をおいて複数形成された据付穴を通じて締結部材により据付部材に締結される外輪部、及び前記内輪部と前記外輪部とを繋ぐ複数のばね部を有する保持ユニットと、
    前記荷重により生じる前記内輪部の変位を検出する変位検出部と、
    前記外輪部の内周面が窪むことによって形成され、前記ばね部の前記外輪部の側の端である外輪部側ばね部端の一方の面である一面を第一の側壁によって構成する第一凹部と、
    前記外輪部と前記ばね部との間の隙間を形成し、前記ばね部の前記一面とは反対の面である他面を先端によって構成する長穴と、を備える
    荷重検出器。
  4. 荷重を支持する軸を保持する内輪部、この内輪部を囲って設けられ周方向に間隔をおいて複数形成された据付穴を通じて締結部材により据付部材に締結される外輪部、及び前記内輪部と前記外輪部とを繋ぐ複数のばね部を有する保持ユニットと、
    前記荷重により変形する前記ばね部の変形量を検出する変形検出部と、
    前記外輪部の内周面が窪むことによって形成され、前記ばね部の前記外輪部の側の端である外輪部側ばね部端の一方の面である一面を第一の側壁によって構成する第一凹部と、
    前記外輪部と前記ばね部との間の隙間を形成し、前記ばね部の前記一面とは反対の面である他面を先端によって構成する長穴と、を備える
    荷重検出器。
  5. 前記外輪部に前記第一凹部によって形成され、前記外輪部側ばね部端と複数の前記据付穴のうち当該外輪部側ばね部端から最も近い据付穴との間において前記外輪部の他の部位よりも曲げ剛性が小さい第一低剛性部を備える
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の荷重検出器。
  6. 前記外輪部に前記第二凹部によって形成され、前記外輪部側ばね部端と複数の前記据付穴のうち当該外輪部側ばね部端から2番目に近い据付穴との間に前記第一低剛性部以下の曲げ剛性を有する第二低剛性部を備える
    請求項1又は2を引用する請求項5に記載の荷重検出器。
  7. 前記外輪部に前記長穴によって形成され、前記外輪部側ばね部端と複数の前記据付穴のうち当該外輪部側ばね部端から2番目に近い据付穴との間に前記第一低剛性部以下の曲げ剛性を有する第二低剛性部を備える
    請求項3又は4を引用する請求項5に記載の荷重検出器。
  8. 前記ばね部は、前記内輪部の中心を通り荷重が作用する方向である荷重方向と平行な直線を横切るように形成されている
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の荷重検出器。
  9. 前記ばね部は、当該ばね部のうち前記外輪部側ばね部端から前記第一凹部の開口端に対応する部位であるばね部形成端までの部分が、当該ばね部形成端を起点として、複数の前記据付穴のうち前記外輪部側ばね部端から最も近い据付穴から離れるように、屈曲して形成されている
    請求項1〜のいずれか一項に記載の荷重検出器。
  10. 前記ばね部の前記内輪部の側の端である内輪部側ばね部端は、当該内輪部側ばね部端と前記外輪部側ばね部端との、荷重が作用する方向である荷重方向に対して垂直方向の距離が最も大きくなる位置で、前記内輪部と繋がれている
    請求項1〜のいずれか一項に記載の荷重検出器。
  11. 前記ばね部は、当該ばね部のうち前記第一凹部の開口端に対応する部位であるばね部形成端から前記内輪部の側の端である内輪部側ばね部端までの部分が、直線状に形成されている
    請求項1〜10のいずれか一項に記載の荷重検出器。
  12. 前記ばね部は、当該ばね部の少なくとも一部が、荷重が作用する方向である荷重方向に対して、垂直方向に形成されている
    請求項1〜11のいずれか一項に記載の荷重検出器。
  13. 前記ばね部は、当該ばね部の少なくとも一部分が円弧形状に形成されている
    請求項1〜12のいずれか一項に記載の荷重検出器。
  14. 前記ばね部と前記外輪部との間の隙間の径方向の幅、前記ばね部と前記内輪部との間の隙間の径方向の幅、及び前記外輪部の内周面が当該外輪部の径方向に向かって窪んだ前記第一凹部の周方向の幅のうち少なくとも2つは、同一の幅に形成されている
    請求項1〜13のいずれか一項に記載の荷重検出器。
  15. 前記ばね部は、前記内輪部の中心を通り、荷重が作用する方向である荷重方向に対して垂直な直線に対して、線対称の位置になるように配置されている
    請求項1〜14の何れか1項に記載の荷重検出器。
  16. 前記変位検出部は、前記外輪部に固定された差動トランスコイルと、前記内輪部に固定され、前記差動トランスコイルに対して相対変位する差動トランスコアと、を備えた差動トランスである請求項1又は3に記載の荷重検出器。
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