JP6488850B2 - Image reading apparatus and image forming apparatus - Google Patents
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Description
本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ等のADFがスキャナに対して開閉する画像読取装置および画像形成装置に関する。 The present invention relates to an image reading apparatus and an image forming apparatus in which an ADF such as a printer, a copying machine, or a facsimile is opened and closed with respect to a scanner.
一般的なMFP(マルチファンクションプリンタ)では、プリンタの上に画像読取装置(スキャナ)が設置され、さらにその上にADF(自動原稿送り装置)が備え付けられている。画像読取方式としてADFが原稿テーブルにセットされた原稿を搬送しながら固定された読取手段により画像を読取るシートスルー方式と、ADFが開閉機構を有するヒンジを介して画像読取装置に装着され、ADFを開いて画像読取装置のコンタクトガラスの上に原稿をセットし、画像読取装置内の読取手段が移動することで画像を読取るフラットベッド方式と、があることが既に知られている。 In a general MFP (multifunction printer), an image reading device (scanner) is installed on a printer, and an ADF (automatic document feeder) is further provided thereon. As an image reading method, an ADF is mounted on an image reading device through a hinge having an opening / closing mechanism, and a sheet through method in which an image is read by a reading unit fixed while conveying an original set on a document table. It is already known that there is a flat bed system in which an original is set on a contact glass of an image reading apparatus and an image is read by moving reading means in the image reading apparatus.
後者の方式では、コンタクトガラス面に対するADFの圧板シートの傾きが20度から60度の範囲内では、ADFはヒンジによってフリーストップする。圧板シートの傾きが20度付近を下回るとADFは自重で落下し、スキャナに衝突した際に大きな衝撃音が発生するため、ユーザは不快に感じることがある。 In the latter method, when the inclination of the ADF pressure plate sheet with respect to the contact glass surface is within a range of 20 degrees to 60 degrees, the ADF is free-stopped by the hinge. When the inclination of the pressure plate sheet is less than about 20 degrees, the ADF falls by its own weight, and a large impact sound is generated when it collides with the scanner, so that the user may feel uncomfortable.
その対応として、ヒンジ内部に衝撃緩和部材(ダンパー)を入れて、落下時の衝撃音を低減する方法もある。例えば、図13に示すピストンダンパー210をヒンジの内部に挿入しようとしてもピストンダンパー210のサイズが大きすぎてヒンジ211の内部に入らない。このため図14に示すように、ピストンダンパー210´をヒンジ211´の内部に挿入するためにヒンジのサイズを拡大する必要がある。
As a countermeasure, there is a method of reducing an impact sound at the time of dropping by putting an impact relaxation member (damper) inside the hinge. For example, even if the
しかしながら、ヒンジ内部に衝撃緩和部材を入れるため、ヒンジ自体が大きくなってしまい、必然的に、ヒンジを支えるスキャナも大きくなり装置の小型化を実現できない可能性がある。また、ヒンジを拡大せず、ダンパーを入れた場合、衝撃緩和効果の薄い小型ダンパーしか入れることができないので、衝撃音の低減に対して効果が薄い可能性あるという問題があった。 However, since the impact mitigating member is placed inside the hinge, the hinge itself becomes large, and the scanner that supports the hinge inevitably becomes large, and there is a possibility that the apparatus cannot be downsized. Further, when the damper is inserted without enlarging the hinge, only a small damper having a small impact relaxation effect can be inserted, so that there is a problem that the effect may be less effective for reducing the impact sound.
ヒンジ内部に部材を入れずスキャナの上面に孔を設け、設けた孔に部材を挿入する構成は特許文献1に記載されている。特許文献1に記載された開閉検知部260は、原稿読取部200の上面部材200aに設けられた貫通孔200bを開閉検知レバー261aが上下に移動し、自動原稿送り装置の原稿押さえ板の開閉角度を検知するようになっている。ただし、特許文献1に記載されたものは衝撃音の低減を目的とするものではなく、衝撃音の低減のためのダンパーを設ける構成については記載されていない。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、装置サイズを大型化することなく、ADFを閉じたときに発生する衝撃音を低減することができる画像読取装置および画像形成装置を提供することを目的とする。 The present invention has been made to solve such a problem. An image reading apparatus and an image forming apparatus capable of reducing the impact sound generated when the ADF is closed without increasing the size of the apparatus. The purpose is to provide.
本発明に係る画像読取装置は、上記目的を達成するため、開閉機構を持つヒンジを有する自動原稿搬送部と画像を読み取る画像読取部とを備えた画像読取装置において、前記画像読取部は、前記自動原稿搬送部の開閉動作に合わせて揺動し、前記自動原稿搬送部の開閉角度を検知するための揺動部材と、前記揺動部材と噛み合うことにより前記自動原稿搬送部が閉じる際の前記自動原稿搬送部と前記画像読取部との衝撃を緩和する衝撃緩和部材と、を有し、前記衝撃緩和部材は、前記自動原稿搬送部が閉じる方向に移動する場合にのみ衝撃を緩和する力が働き、前記自動原稿搬送部が自重落下する位置から、衝撃を緩和する力が働き始めることを特徴とする。 In order to achieve the above object, an image reading apparatus according to the present invention includes an automatic document conveyance unit having a hinge having an opening / closing mechanism and an image reading unit for reading an image. The swinging member swings in accordance with the opening / closing operation of the automatic document feeder, and the swinging member for detecting the opening / closing angle of the automatic document feeder is engaged with the swinging member to close the automatic document feeder. possess the impact damper to cushion the impact of the automatic document feeder and the image reading unit, the said shock-absorbing member, the force to alleviate the impact only when moving in the automatic document feeder is closed direction work, from a position where the automatic document feeder is naturally falling force to alleviate the impact, characterized in Rukoto started working.
本発明によれば、装置サイズを大型化することなく、ADFを閉じたときに発生する衝撃音を低減することができる。 According to the present invention, it is possible to reduce the impact sound generated when the ADF is closed without increasing the size of the apparatus.
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1に示すように、本実施の形態に係る画像形成装置1は、給紙部2、画像形成部3および画像読取部4を有する装置本体1Mと、装置本体1M上に配置された自動原稿搬送部5(以下、ADFともいう。)とを備えたデジタル複合機である。画像読取部4および自動原稿搬送部5は、画像読取装置6を構成している。
As shown in FIG. 1, an
給紙部2は、それぞれカットシート状の転写紙Pを積層状態で収納可能な複数段の給紙カセット21A,21B,21Cを有している。各給紙カセット21A,21B,21Cには、例えば複数のシートサイズから予め選択されたシートサイズの転写紙P(例えば白紙)が、縦又は横の給紙方向に向けて収容されるようになっている。
The paper feed unit 2 includes a plurality of stages of
給紙部2は、給紙カセット21A,21B,21Cに収納された転写紙Pをそれぞれの最上層側から順次ピックアップして分離給紙する給紙装置22A,22B,22Cを有している。給紙部2には、さらに、各種ローラ23等が設けられており、これらによって、各給紙装置22A,22B,22Cから給紙された転写紙Pを画像形成部3の所定の画像形成位置まで搬送する給紙経路24が形成されている。
The paper feeding unit 2 includes
画像形成部3は、露光装置31と、感光体ドラム32K,32Y,32M,32Cと、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)およびシアン(C)のトナーが充填された現像装置33K,33Y,33M,33Cとを備えている。また、画像形成部3は、一次転写部34と、二次転写部35と、定着部36とを備えている。
The
露光装置31は、例えば、画像読取装置6で読み取った画像に基づいて各色の露光用のレーザ光Lを生成するようになっている。また、露光装置31は、レーザ光を各色の感光体ドラム32K,32Y,32M,32Cを露光して、各感光体ドラム32K,32Y,32M,32Cの表層部に読取画像に対応した各色の静電潜像を形成するようになっている。
For example, the
現像装置33K,33Y,33M,33Cは、それぞれ対応する感光体ドラム32K,32Y,32M,32Cに薄層状のトナーを近接させるように供給して、静電潜像をトナーにより顕像化する現像を行うようになっている。
The developing
画像形成部3は、感光体ドラム32K,32Y,32M,32C上に現像されたトナー像を一次転写部34に一次転写し、一次転写部34に近接する二次転写部35でそのトナー像を転写紙Pに二次転写するようになっている。また、画像形成部3は、転写紙Pに二次転写したトナー像を定着部36により加熱・加圧して溶融させ、転写紙Pにカラー画像を定着させて記録するようになっている。
The
画像形成部3は、給紙部2から給紙経路24を経て搬入された転写紙Pを二次転写部35側に搬送する搬送経路39Aを有している。この搬送経路39Aにおいては、まず、レジストローラ対37において、転写紙Pの搬送タイミングおよび搬送速度が調整されるようになっている。そして、転写紙Pは、一次転写部34および二次転写部35でのベルト速度に同期した状態で二次転写部35および定着部36を通過した後、排紙トレイ38上に排紙されるようになっている。
The
画像形成部3は、手差トレイ25上に載置される転写紙(図示せず)をレジストローラ対37よりも上流側で搬送経路39Aに給紙する手差給紙経路39Bを併有している。
The
二次転写部35および定着部36の下方には、それぞれ複数の搬送ローラおよび搬送ガイド等からなるスイッチバック搬送路39Cおよび反転搬送路39Dが配設されている。
Below the
スイッチバック搬送路39Cは、転写紙Pの両面に画像を形成する場合に、任意の一面に画像定着が済んだ転写紙Pを一端から進入させた後に、後退(進入時とは逆方向に移動)させるスイッチバック搬送を行うようになっている。
When forming an image on both sides of the transfer paper P, the
反転搬送路39Dは、スイッチバック搬送路39Cによりスイッチバック搬送された転写紙Pの表裏を反転させて、レジストローラ対37に再度給紙するようになっている。
The
これらスイッチバック搬送路39Cおよび反転搬送路39Dにより、一面に対する画像定着処理を終えた転写紙Pは、その進行方向を逆向きに切り替えられた後に表裏反転されて、再び二次転写ニップに進入する。そして、転写紙Pは、他面にも画像の二次転写処理と定着処理とが施された後、排紙トレイ38上に排紙されるようになっている。
The transfer paper P that has been subjected to the image fixing process on one side by the
画像読取部4は、図示しない光源および図示しないミラー部材を搭載した第1キャリッジ41と、図示しないミラー部材を搭載した第2キャリッジ42と、結像レンズ43と、撮像部44と、第1コンタクトガラス45とを備えている。これらは装置本体1M側に配設され、第1コンタクトガラス45上に搬送される原稿シートSの片側の画像面(例えば表側の画像面)の画像読取りする第1面読取部40を構成している。ここにいう第1面とは、自動搬送される原稿シートSの片面、例えば表側の画像面である。
The
画像読取部4には、原稿シートSが載置される第2コンタクトガラス46と、原稿シートSの一辺の突当ておよび位置決めが可能な突当部材47a等とが併設されている。
The
第1キャリッジ41は、第1コンタクトガラス45および第2コンタクトガラス46の下方に、図中の左右方向に移動可能におよび位置制御可能に設けられており、光源からの照明光をミラー部材で反射して露光面側に照射することができるようになっている。原稿シートSで反射した反射光は、第1キャリッジ41および第2キャリッジ42に搭載された各ミラー部材を経由して結像レンズ43により結像され、撮像部44にてその結像した画像が読み取られるようになっている。
The
画像読取部4は、光源点灯状態で第1キャリッジ41および第2キャリッジ42を例えば2:1の速度比で移動させつつ、第2コンタクトガラス46上に置いた原稿シートSの画像面を露光走査することができるようになっている。そして、画像読取部4は、この露光走査時に撮像部44により原稿画像を読み取ることで、固定原稿読取機能(いわゆるフラットベッドスキャナ機能)を発揮できるようになっている。
The
画像読取部4は、第1キャリッジ41を第1コンタクトガラス45の直下の定位置に停止させることができるようになっている。そして、画像読取部4は、光源や反射ミラー等からなる光学系を移動させることなく、自動原稿搬送中の原稿シートSの第1面の画像を読み取る移動原稿読取機能(いわゆるDFスキャナ機能)を発揮できるようになっている。
The
さらに、画像形成装置1は、画像読取部4における第1面読取部40に加えて、自動原稿搬送部5側に内蔵された第2面読取部48を併有している。第2面読取部48は、第1コンタクトガラス45上を通過した後の原稿シートSの第2面、例えば裏側の画像面を走査するようになっている。
Further, the
自動原稿搬送部5は、シートスルー方式の自動原稿搬送装置として構成されている。自動原稿搬送部5は、原稿載置台である原稿テーブル51と、各種ローラおよびガイド部材等からなる原稿搬送部52と、画像読み取り後の原稿シートSを集積する原稿排紙トレイ53とを備えている。
The
図2に示すように、画像読取部4は、画像形成装置1の装置本体1Mの上部に位置している。画像読取部4は、原稿シートSの搬送経路に位置する第1コンタクトガラス45と、原稿シートSが載置可能な第2コンタクトガラス46と、原稿シートSの一辺の突当ておよび位置決めが可能な突当部材47aとを有している。また、装置本体1Mは、上部前面側に操作部150を設置している。
As shown in FIG. 2, the
操作部150は、プリントキー151およびタッチパネル152等を有しており、プリントキー151が押下されると、画像形成装置1に対して複写動作の開始を要求するようになっている。
The
自動原稿搬送部5は、画像形成装置1の装置本体1Mの上部にヒンジhを介して開閉動作可能に連結され、下面に圧板シート47bが装着されている。自動原稿搬送部5は、画像読取部4における第1コンタクトガラス45および第2コンタクトガラス46を露出させる開放位置と、第1コンタクトガラス45および第2コンタクトガラス46を覆う閉止位置との間で回動操作されるようになっている。
The
図3に示すように画像読取部4の上面には、長手方向の上縁近傍の左右両側にヒンジ差込穴313が設けられている。ヒンジ差込穴313には差込式のヒンジhが各々差し込まれるようになっている。ヒンジ差込穴313の左右両側にはピン押込孔312が各々設けられている。ピン押込孔312には後述する押し込みピン301が押し込まれるようになっている。
As shown in FIG. 3, hinge insertion holes 313 are provided on the upper surface of the
図4はADF5が開いており、押し込みピン301がADF5により押し込まれる前の状態を示す図である。画像読取部4には押し込みピン301とピン押込孔312とロータリーダンパー302と原稿サイズ検知センサ305と開閉検知センサ306とが設けられている。
FIG. 4 is a diagram illustrating a state before the
ピン押込孔312は画像読取部4の上面に設けられ、押し込みピン301の上下移動を可能としている。本実施の形態ではピン押込孔312を2つのヒンジhの間に1つ設けたが、ピン押込孔312の位置、個数はこれに限られるものではない。例えばADF5の重量が重い場合は、ピン押込孔312を複数設け、押し込みピン301をピン押込孔312に各々挿入するようにしてもよい。
The pin push-in
押し込みピン301は、ストッパー308とラック304とフィラー307と引張スプリング309(図8参照)を有している。押し込みピン301は、ADF5と接触することADF5の開閉動作にあわせて上下に揺動し移動するようになっている。押し込みピン301とラック304は本発明に係る揺動部材を構成している。
The
ストッパー308は押し込みピン301の所定の位置にピン押込孔312より大きい径にて設けられている。ストッパー308は、押し込みピン301が上側に移動したときにストッパー308が画像読取部4の上部と接触することで、押し込みピン301が所定の位置より上方へ移動するのを防ぐようになっている。
The
ラック304は、押し込みピン301の所定の側に設けられ、一定の高さまで押し込みピン301が下降するとロータリーダンパー302に設けられたピニオン303と噛み合うようになっている。ロータリーダンパー302とピニオン303は本発明に係る衝撃緩和部材を構成している。
The
フィラー307は、押し込みピン301の所定の側に設けられ、一定の高さまで押し込みピン301が下降すると後述する原稿サイズ検知センサ305および開閉検知センサ306を横切ることで、ADF5の開閉角度を検知させるようになっている。
The
ロータリーダンパー302は、ピニオン303を備え、画像読取部4内部の押し込みピン301が上下移動する範囲内の所定の位置であって押し込みピン301の近傍に設けられている。ピニオン303は、一定の高さまで押し込みピン301が下降すると押し込みピン301に設けられたラック304と噛み合うようになっている。
The
原稿サイズ検知センサ305は、画像読取部4内部の押し込みピン301が上下移動する範囲内の所定の位置であって押し込みピン301の近傍に設けられている。原稿サイズ検知センサ305は、画像読取部4内部の押し込みピン301に設けられたフィラー307が一定の高さまで下降すると、フィラー307を検知する。原稿サイズ検知センサ305によるフィラー307の検知をもって、画像読取装置6は原稿サイズ検知を開始するようになっている。
The document
開閉検知センサ306は、画像読取部4内部の押し込みピン301が上下移動する範囲内の所定の位置であって、原稿サイズ検知センサ305の下方で押し込みピン301の近傍に設けられている。開閉検知センサ306は、画像読取部4内部の押し込みピン301に設けられたフィラー307が一定の高さまで下降すると、フィラー307を検知する。開閉検知センサ306によるフィラー307の検知をもって、画像読取装置6はADF5が閉じたと判断するようになっている。
The open /
図5〜図7を用いてADF5が閉じる際の押し込みピン301の動きについて説明する。図5に示すように、ADF5を閉じていくと、ADF5のベース面が押し込みピンと接触し、下方へ移動していく。更にADF5を閉じていくと、原稿サイズ検知の始動をさせるための原稿サイズ検知センサ305に対して、押し込みピン301のフィラー307が原稿サイズ検知センサ305を横切る。これをトリガーとして原稿読取装置6は原稿サイズ検知を行う。
The movement of the
原稿サイズ検知センサ305をADF5が閉じたことを検知する開閉検知センサ306より上方に設けたのは以下の理由によるものである。
The document
第2コンタクトガラス46に対して、ADF5の圧板シート47bの部分が、所定の距離だけ離れていないと(ADF開閉角度が大きくないと)、原稿サイズの誤検知を引き起こしてしまう。ADF5が完全に閉じられると、原稿の存在しない領域であっても、原稿を押さえているADF5の表面がLED光を良好に反射させることから、その領域に原稿が存在しているものと誤判定してしまうためである。したがって、ADF5を閉めていった場合、まず、フィラー307が原稿サイズ検知センサ305を横切り、原稿サイズ検知を開始した後にADF5が閉じる(フィラー307が開閉検知センサ306を横切る)ようにする必要があるためである。
If the
更にADF5を閉じていき、ADF5がヒンジhのフリーストップ範囲を超えると、ADF5は自重落下するよう切り替わる。本実施の形態ではヒンジhのフリーストップ範囲は20度〜60度であるが、フリーストップ範囲は必ずしもこの範囲に限られない。
When the
ADF5が自重落下をする角度に達すると、押し込みピン301が備えるラック304が、ロータリーダンパー302が備えるピニオン303と噛み合うことで、図6中矢印方向にピニオン303が回転し、押し込みピン301が下方向へ進行する力に対して、衝突緩和力が働き始める。それにより、ADF5の落下速度が低減することで、ADF5を閉じた時の衝撃音が低減可能となり、静音化を実現することができる。
When the angle at which the
その後、図7に示すように、押し込みピン301が備えるフィラー307が開閉検知センサ306を覆う位置へ移動すると、画像読取装置6はADF5が閉まったと判断する。
Thereafter, as shown in FIG. 7, when the
図8および図9を用いて押し込みピン301がADF5とともに上方へ移動する様子を説明する。
The manner in which the
図8は画像形成装置1の正面側から見た断面図であり、ADF5を閉じた状態を示している。弾性力を有する引張スプリング309は、一方の端部を押し込みピン301に設けられたピン側フック310に接続され、他方の端部を画像読取装置6の側に設けられた装置側フック311に接続されている。押し込みピン301には、引張スプリング309の有する弾性力によって、図中矢印方向へ戻る力が付与されている。本実施の形態では押し込みピン301に力を付与する部材として引張スプリング309を用いたが、他の弾性力を有する部材を用いても構わない。
FIG. 8 is a cross-sectional view as seen from the front side of the
図9は図8に示す状態からADF5を開いた状態を示している。ADF5を開いた場合、前述の通り引張スプリング309により図中矢印方向へ戻る力が押し込みピン301に対して付与されているため押し込みピン301は上方へ移動する。そして、ストッパー308が画像読取装置6の上面と接する所定の位置まで押し込みピン301は戻る。
FIG. 9 shows a state where the
図10および図11は画像形成装置1の一方の側面側から見た断面図であり、図10はADF5が閉じた状態から開き始めた直後の状態を、図11はADF5が完全に開いた状態を示している。
10 and 11 are cross-sectional views as viewed from one side of the
ADF5を開くと、押し込みピン301が上昇し、ラック304を通じてロータリーダンパー302のピニオン303に力が付与される。ピニオン303は、図中矢印方向に戻るような回転を始めるが、ADF5が閉じるときと同様の衝撃緩和力が付与されていると、押し込みピン301の上昇を妨げてしまう。
When the
本実施の形態では、ワンウェイ入りのロータリーダンパー302を用いることで、図中矢印方向への回転に対して、衝撃緩和力を付与させない。すなわちADF5が閉じる方向に移動する場合にのみ衝撃を緩和する力が働くため、押し込みピンのスムーズな上昇を可能としている。
In the present embodiment, by using the one-way
また、開閉検知センサ306は押し込みピン301の上昇に伴いフィラー307が上昇すると検知がOFFになる。この開閉検知センサ306の検知のOFF状態への移行は、省エネ復帰をするトリガーとしても使用される。
The opening /
本実施の形態では画像読取部4の側に、押し込みピン301とピン押込孔312とロータリーダンパー302と原稿サイズ検知センサ305と開閉検知センサ306設けたが、図12に示すようにこれらをADF側に設けても良い。
In the present embodiment, the
以上のように、本実施の形態に係る画像読取装置6は、画像読取部4がヒンジhを有するADF5の開閉動作に合わせて揺動し、ADF5の開閉角度を検知するための押し込みピン301と、押し込みピン301のラック304と噛み合うことによりADF5が閉じる際のADF5と画像読取部4との衝撃を緩和するピニオン303を有するロータリーダンパー302を有するよう構成した。
As described above, in the
この構成によりADF5が閉じる際に、押し込みピン301が下降し、ラック304がロータリーダンパー302のピニオン303と噛み合うのでADF5と画像読取部4との衝撃を緩和できるので、ADF5を閉じたときに発生する衝撃音を低減することができる。また、ダンパーをヒンジの内部に設ける必要がないため、装置サイズを大型化する必要がない。
With this configuration, when the
また、ロータリーダンパー302はADF5が閉じる方向に移動する場合にのみ衝撃を緩和する力が働き、ADF5が自重落下する位置から衝撃を緩和する力が働き始めるようにしてもよい。この構成により、ADF5を開く際にはロータリーダンパー302による力が働かないため、押し込みピン301はスムーズに所定の位置に戻ることが可能である。また、ADF5が自重落下しない、いわゆるフリーストップする範囲ではADFの開閉動作時に衝撃緩和力が働かないため、スムーズにADF5の開閉動作を行うことができる。
Further, the
また、押し込みピン301およびロータリーダンパー302をADF5の側に設けるようにしてもよい。
Further, the
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。 Although the embodiment of the present invention has been described above, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made without departing from the scope of the present invention.
本発明によれば、装置サイズを大型化することなく、ADFを閉じたときに発生する衝撃音を低減することができ、画像読取装置および画像形成装置全般に有用である。 According to the present invention, it is possible to reduce the impact sound generated when the ADF is closed without increasing the size of the apparatus, which is useful for image reading apparatuses and image forming apparatuses in general.
1 画像形成装置
4 画像読取部
5 自動原稿搬送部(自動原稿搬送装置)
6 画像読取装置
301 押し込みピン(揺動部材)
302 ロータリーダンパー(衝撃緩和部材)
303 ピニオン(衝撃緩和部材)
304 ラック(揺動部材)
DESCRIPTION OF
6
302 Rotary damper (impact mitigating member)
303 Pinion (impact mitigating member)
304 Rack (swinging member)
Claims (3)
前記画像読取部は、前記自動原稿搬送部の開閉動作に合わせて揺動し、前記自動原稿搬送部の開閉角度を検知するための揺動部材と、
前記揺動部材と噛み合うことにより前記自動原稿搬送部が閉じる際の前記自動原稿搬送部と前記画像読取部との衝撃を緩和する衝撃緩和部材と、を有し、
前記衝撃緩和部材は、前記自動原稿搬送部が閉じる方向に移動する場合にのみ衝撃を緩和する力が働き、前記自動原稿搬送部が自重落下する位置から、衝撃を緩和する力が働き始めることを特徴とする画像読取装置。 In an image reading apparatus comprising an automatic document feeder having a hinge having an opening / closing mechanism and an image reading unit for reading an image,
The image reading unit swings in accordance with an opening / closing operation of the automatic document conveying unit, and a swinging member for detecting an opening / closing angle of the automatic document conveying unit,
Have a, a shock absorbing member for relaxing an impact and the aforementioned automatic document feeder is closed when the automatic document feeder the image reading unit by meshing with the oscillating member,
Rukoto the impact damper, the force to alleviate the impact is exerted only when moving in the automatic document feeder is closed direction, starting from a position where the automatic document feeder is free-fall, force acts to mitigate the impact An image reading apparatus.
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