JP6483456B2 - refrigerator - Google Patents
refrigerator Download PDFInfo
- Publication number
- JP6483456B2 JP6483456B2 JP2015020898A JP2015020898A JP6483456B2 JP 6483456 B2 JP6483456 B2 JP 6483456B2 JP 2015020898 A JP2015020898 A JP 2015020898A JP 2015020898 A JP2015020898 A JP 2015020898A JP 6483456 B2 JP6483456 B2 JP 6483456B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drawer
- door
- type door
- article storage
- motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
本発明の実施の形態は、冷蔵庫に関する。 Embodiments of the present invention relate to a refrigerator.
近年、冷蔵庫が大型化による大容量化が進み、野菜室や冷凍室の容量が増大しており、使用者は、野菜室や冷凍室に大量の食品等の物品を貯蔵するようになってきている。このように、野菜室や冷凍室の物品収納部内に大量の物品が貯蔵されている場合には、野菜室の引出し式扉や冷凍室の引出し式扉は、貯蔵した食品により重量が増し、使用者が引出し式扉の開閉を行うには、大きな力が必要になってきている。そこで、冷蔵庫では、使用者がスイッチ等を操作することで、このような重い引出し式扉を電動で自動的に開閉する機構が登場している。 In recent years, the capacity of refrigerators has increased due to the increase in size, and the capacity of vegetable rooms and freezer rooms has increased, and users have come to store large quantities of food and other items in vegetable rooms and freezer rooms. Yes. In this way, when a large amount of articles are stored in the article storage part of the vegetable room or freezer room, the drawer type door of the vegetable room and the drawer type door of the freezer room increase in weight due to the stored food and are used. In order for a person to open and close the drawer-type door, great force is required. Therefore, in a refrigerator, a mechanism has appeared that automatically opens and closes such a heavy drawer-type door by operating a switch or the like by a user.
特許文献1の記載の冷蔵庫は、引出し式扉を開閉移動させる際の操作力をモータの出力によりアシストして軽減する電動アシスト装置を備えている。この電動アシスト装置では、引出し式扉のハンドルの操作力が引出し式扉に伝達されて、その操作力の大きさと方向が、トルクセンサにより検出される。
The refrigerator described in
モータの出力トルクが、トルクセンサにより検出された操作力の大きさに応じたレベルになるように制御される。このように制御されたモータの出力は、ピニオンとラックにより引出し式扉に伝えられ、使用者によるハンドルの操作方向への移動力が、引出し式扉に対して作用する。使用者がハンドルを操作する時には、その操作期間中を通じて、ハンドルによる操作力およびモータの出力トルクの双方が、引出し式扉をハンドルの操作方向へ移動させる力として作用する。
(特許文献1を参照)。
Control is performed so that the output torque of the motor is at a level corresponding to the magnitude of the operating force detected by the torque sensor. The output of the motor controlled in this way is transmitted to the drawer type door by the pinion and the rack, and the moving force in the operation direction of the handle by the user acts on the drawer type door. When the user operates the handle, both the operating force by the handle and the output torque of the motor act as the force for moving the drawer-type door in the operating direction of the handle throughout the operating period.
(See Patent Document 1).
上述した従来の冷蔵庫では、例えば使用者が重い引出し式扉のハンドルを押して、引出し式扉を閉めようとする際に、引出し式扉を完全に閉じる前に、使用者が引出し式扉のハンドルを押すのを止めてしまうと、モータはアシストを止めてしまう。このため、引出し式扉が完全に閉らずに、開いた状態になってしまうおそれがある。 In the conventional refrigerator described above, for example, when a user tries to close the drawer door by pushing the handle of the heavy drawer door, the user pulls the handle of the drawer door before closing the drawer door completely. If you stop pressing, the motor stops assisting. For this reason, there is a possibility that the drawer type door may not be completely closed but may be opened.
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、使用者が大型の引出し式扉であっても軽く開閉操作を行え、引出し式扉を完全に閉じる前に、使用者が引出し式扉のハンドルを押すのを止めてしまっても、引出し式扉を完全に閉めることができ、操作性の向上が図れ、使用勝手の良好な冷蔵庫を提供することにある。 The present invention has been made in view of the above, and an object of the present invention is to allow a user to perform a light opening and closing operation even if the user is a large drawer door, and before closing the drawer door completely, However, even if the pushing of the handle of the drawer type door is stopped, the drawer type door can be completely closed, the operability can be improved, and a user-friendly refrigerator is provided.
本発明の実施の形態の冷蔵庫は、引出し式扉の開閉移動操作に従って貯蔵室内で移動可能な物品収納部を有する冷蔵庫であって、前記引出し式扉の開閉移動操作に従って前記物品収納部の移動をアシストする物品収納部の駆動機構部を備え、前記物品収納部の駆動機構部は、モータと、前記引出し式扉の開閉移動操作に従って掛かるトルクを検知してトルク検知出力を発生するトルクセンサと、前記トルクセンサにより得られる前記トルク検知出力に応じて前記モータから前記引出し式扉の開閉移動操作をアシストするモータアシスト量を発生する制御部と、を有し、前記制御部は、前記引出し式扉を閉じる動作時に、一定の距離まで前記引出し式扉を閉じると、前記モータを回転制御して前記引出し式扉を最後まで閉じる動作を自動的に行う。 The refrigerator according to the embodiment of the present invention is a refrigerator having an article storage section that can be moved in a storage room according to an opening / closing movement operation of the drawer-type door, and the movement of the article storage section is performed according to the opening / closing movement operation of the drawer-type door. A drive mechanism section of the article storage section for assisting, the drive mechanism section of the article storage section detecting a torque applied according to an opening / closing movement operation of the drawer type door and generating a torque detection output; A control unit that generates a motor assist amount for assisting an opening / closing movement operation of the drawer type door from the motor according to the torque detection output obtained by the torque sensor, and the control unit includes the drawer type door. When the drawer door is closed to a certain distance during the closing operation, the motor is controlled to rotate and the drawer door is automatically closed to the end. .
以下、図面を用いて、本発明の実施するための形態(以下、実施形態と称する)を説明する。 DESCRIPTION OF EMBODIMENTS Hereinafter, embodiments for carrying out the present invention (hereinafter referred to as embodiments) will be described with reference to the drawings.
図1は、本発明の実施形態の冷蔵庫を示す正面図である。 FIG. 1 is a front view showing a refrigerator according to an embodiment of the present invention.
図1に示す冷蔵庫1は、本体1Aを有している。この冷蔵庫1の本体1Aは、左側面部17と、右側面部18と、上面部19と、底面部15と、背面部16を有している。本体1Aは、外側側板からなる外箱と、内側側板からなる内箱を有し、断熱性のあるキャビネットにより構成されている。この本体1Aの内部には、複数の貯蔵室が形成されている。
The
貯蔵室としては、例えば上から順に冷蔵室2、野菜室3が設けられ、この野菜室3の下には製氷室4と小冷凍室5が左右の並べて設けられ、最下部に主冷凍室6が設けられている。しかし、貯蔵室が上から下に配置される順番は、特に限定されず、任意に選択できる。
As the storage room, for example, a
図1に示す冷蔵室2の前面には、冷蔵室2の前面開口部を開閉する左右の扉7,8が設けられている。左右の冷蔵室扉7,8は、観音開き式扉(両開き扉)である。左側の冷蔵室扉7の左端部が、ヒンジにより回動可能に取り付けられている。同様にして、右側の冷蔵室扉8の右端部が、ヒンジにより回動可能に取り付けられている。
Left and
また、野菜室3、製氷室4、小冷凍室5、主冷凍室6の各前面には、各前面開口部を開閉する引出し式扉9,10,11,12が、それぞれ設けられている。
In addition, on the front surfaces of the
図1に示すように、左右の冷蔵室扉7,8と、引出し式扉9,10,11,12の各前面には、好ましくは透光性を有するガラス板である前面板7A,8A,9A,10A,11A,12Aが、それぞれ配置されている。左右の冷蔵室扉7,8と、引出し式扉9,10,11,12は、内部に断熱材を設けることで断熱性を有している。
As shown in FIG. 1,
左の冷蔵室扉7には、操作パネルユニット20が配置されている。操作パネルユニット20は、使用者が、例えば静電タッチスイッチ等のスイッチを、指で触れることにより、冷蔵庫1の各種の操作機能を設定するための必要な事項を入力できる。また、操作パネルユニット20は、冷蔵庫1の動作設定状況等の各種の表示項目を表示する。
An
図2は、図1に示す貯蔵室の好ましい例として野菜室3の構造例を示す図である。図3は、図2に示す野菜室3を、後側RRから見た図である。図4は、野菜室3内から引き出し式扉9の物品収納部21を引き出した状態を示す側面図である。図5は、野菜室3内へ引き出し式扉9の物品収納部21を押し込んで閉じようとしている途中の状態を示す図である。
FIG. 2 is a diagram showing a structure example of the
図2に示すように、野菜室3は、図1に示す引出し式扉9と物品収納部21を有している。野菜室3の空間22内には、例えばプラスチック製の物品収納部21が納められている。この物品収納部21は、野菜を収納するための容器であり、四方に形成された上部の縁部分21Aと、底部21Bと、前後の側部21C,21D、そして左右の側部21E,21Fを有する。上部の縁部分21Aは、長方形の野菜を入れたり取り出したりするための上部開口部21Pを形成している。
As shown in FIG. 2, the
物品収納部21は、引出し式扉9の内面側に一体的に取り付けられている。使用者が引出し式扉9を持って移動することで、物品収納部21は、引出し式扉9とともに、X1方向に引き出したり、X2方向に押し込んで閉じることが可能である。引出し式扉9は、野菜室3の空間22の前面開口部3Rを閉じる長方形状の扉である。
The
図3を参照すると、物品収納部21の上部には、左右の縁部分21A,21Aが、X1、X2方向に沿って水平に設けられている。左右のスライドレール31,32は、左右の縁部分21A,21Aに対して、それぞれ固定されている。図2に示すように、左右のスライドレール31,32の先端部は、それぞれ引出し式扉9の内面に固定されている。引出し式扉9の内面側には、物品収納部21が左右のスライドレール31,32を用いて一体的に固定されている。
Referring to FIG. 3, left and
図3に示すように、左右のスライドレール31,32は、断面逆U字型を有している例えば金属製の部材である。一方のスライドレール31は、他方のスライドレール32に比べて、やや大型である。
As shown in FIG. 3, the left and right slide rails 31 and 32 are, for example, metal members having an inverted U-shaped cross section. One
図3に示すように、野菜室3の側面部25,26には、それぞれ支持レール27,28が固定されている。支持レール27,28は、野菜室3の側面部25,26の上部の位置にそれぞれ固定されている。
As shown in FIG. 3, support rails 27 and 28 are fixed to the
図2と図3に示すように、これらの支持レール27,28は、X1、X2方向に沿って設けられている。図3に示すように、支持レール27,28は、断面U字型を有している例えば金属製の部材である。支持レール27,28は、それぞれガイド溝部27A,28Aを有しており、ガイド溝部27A,28Aは、X1、X2方向に沿っている。なお、図2では、支持レール27は破線で示している。
As shown in FIGS. 2 and 3, these support rails 27 and 28 are provided along the X1 and X2 directions. As shown in FIG. 3, the support rails 27 and 28 are, for example, metal members having a U-shaped cross section. The support rails 27 and 28 have
図3に示すように、スライドレール31のガイド部31Aは、支持レール27のガイド溝部27Aにはまり込んでおり、スライドレール31のガイド部31Aは、支持レール27のガイド溝部27Aに沿って、X1、X2方向にスライド可能である。同様にして、スライドレール32のガイド部32Aは、支持レール28のガイド溝部28Aにはまり込んでおり、スライドレール32のガイド部32Aは、支持レール28のガイド溝部28Aに沿って、X1、X2方向にスライド可能である。
As shown in FIG. 3, the
これにより、使用者が、図2において、引出し式扉9をX1方向に引き出そうとすると、図3に示すスライドレール31を支持レール27に沿って案内すると同時にスライドレール32を支持レール28に沿って案内する。このため、引出し式扉9と一体になった物品収納部21が、図2から図4に示すように、野菜室3の空間22内から、X1方向に沿ってスムーズに引き出すことができる。
2, when the user tries to pull out the pull-out
逆に、使用者が、図4において、引出し式扉9をX2方向に押して閉じようとすると、図4から図5に示すように、図3に示すスライドレール31を支持レール27に沿って案内すると同時にスライドレール32を支持レール28に沿って案内する。このため、図4、図5そして図2に示すように、引出し式扉9と一体になった物品収納部21が、X2方向に沿って野菜室3の空間22内にスムーズに収まるようになっている。
Conversely, when the user attempts to close the drawer-
図6は、図2に示すように、物品収納部21が野菜室3の空間22内に収容されている状態における物品収納部の駆動機構部40を斜め後ろから見た斜視図である。図7は、図6において物品収納部の駆動機構部40を矢印RTから見た斜視図である。図8は、物品収納部21が野菜室3の空間22から引き出された状態を示す斜視図である。
FIG. 6 is a perspective view of the
図6と図7に示す物品収納部の駆動機構部40は、使用者が、物品収納部21を野菜室3の空間22内から引き出す際と、物品収納部21を野菜室3の空間22内に納める際に、それぞれ制御部100の指令により、力のアシストをする。
The
図3と図6と図7に示す物品収納部の駆動機構部40は、スライド機構部70と、電動モータ41と、減速機42と、トルクセンサ43と、エンコーダ44と、駆動ベルト45と、主動プーリ51と従動プーリ52を備えている。
The
図3に示すように、スライド機構部70は、すでに説明した図3に示す左右の支持レール27,28と、左右のスライドレール31,32により構成されている。支持レール27,28は、野菜室3側に固定された固定側のレールであり、スライドレール31,32は、物品収納部21側に固定されて支持レール27,28に沿ってそれぞれX1、X2方向に移動可能な移動側のレールである。このスライド機構部70は、物品収納部21を貯蔵室である野菜室3の空間22内で、引出し式扉9の開閉移動方向であるX1、X2方向に沿って直線的に移動可能に支持している。
As shown in FIG. 3, the
図3と図6と図7に示す電動モータ41は、例えばロータにマグネットを用いた永久磁石式モータ(PMモータ、磁石式同期モータ)等を使用することができるが、特に限定されない。電動モータ41は、制御部100の指令により正回転と逆回転を行う。
The
図7に示すこの電動モータ41の主軸41Aとトルクセンサ43の回転軸46は、ギアボックスである減速機42に取り付けられている。この減速機42は、例えば図7と図8に示すように、歯数の異なる複数のギア42G、42Hと、これらのギア42G、42Hに掛かっているベルト42Kを有している。減速機42は、電動モータ41の主軸41Aの回転数を、駆動ベルト45を動かすのに必要な回転数に下げる。しかし、減速機42の構造は、一例であり、これに限定されない。
The
電動モータ41の主軸41Aの回転は、減速機42により減速されてトルクセンサ43の回転軸46に伝達される。このトルクセンサ43の回転軸46は、エンコーダ44の回転盤47を固定しており、しかも回転軸46は、主動プーリ51の主動軸でもある。
The rotation of the
図7に示すように、駆動ベルト45は、エンドレス状のベルトであり、主動プーリ51と従動プーリ52に掛かっている。駆動ベルト45と主動プーリ51と従動プーリ52は、図7に示すように、支持レール27の内側に沿って回転可能に設けられている。主動プーリ51は、野菜室3の空間22の後部側に位置し、従動プーリ52は野菜室3の空間22の前部側に位置している。
As shown in FIG. 7, the
図6に示すように、支持レール27の両端部には、第1軸受け99Mと第2軸受け99Nが設けられている。図6と図3に示すように、第1軸受け99Mは、回転軸46の端部を回転可能に支持している。第2軸受け99Nは、従動プーリ52の軸52Pを回転可能に支持している。
As shown in FIG. 6, a
図7に示す駆動ベルト45は、ゴムベルトであっても金属ベルトであっても良く、歯付きベルトであるのがより好ましい。駆動ベルト45が歯付きベルトである場合には、主動プーリ51と従動プーリ52は、共にそれに対応して歯付きのプーリである。
The
図7に示すトルクセンサ43は、使用者が引出し式扉9をX1方向に引き出した場合には、物品収納部21のX1方向への引き出し動作と連動して移動する駆動ベルト45を通じて主動プーリ51に力がかかる。トルクセンサ43は、回転軸46を介して主動プーリ51にかかった力、すなわち引出し式扉9を引き出す力に応じて、トルク検知出力SSを、制御部100に出力するようになっている。制御部100は、このトルク検知出力SSを受けて、トルクが軽減するように電動モータ41の回転制御を行い、使用者の引出し式扉9をX1方向に引き出す際の力のアシストを行う。
The
また、図7に示すトルクセンサ43は、使用者が引出し式扉9をX2方向に押し込む場合には、物品収納部21のX2方向への押し込み動作と連動して移動する駆動ベルト45を通じて主動プーリ51に力がかかる。トルクセンサ43は、回転軸46を介して主動プーリ51にかかった力、すなわち引出し式扉9を引き出す力に応じて、トルク検知出力SRを、制御部100に出力するようになっている。制御部100は、このトルク検知出力SRを受けて、トルクが軽減するように電動モータ41の回転制御を行い、使用者の引出し式扉9をX2方向に押し込む際の力のアシストを行う。
Further, when the user pushes the drawer-
図7に示すエンコーダ44は、電動モータ41の回転制御の際に、引出し式扉9をX1方向に引き出す際の引出し速度と引出し量、開閉方向を含む位置情報SGを、制御部100に与える。また、エンコーダ44は、電動モータ41の回転制御の際に、引出し式扉9をX2方向に押し込む際の押し込み速度と押し込み量、開閉方向を含む位置情報SHを、制御部100に与えるようになっている。
The
また、図3と図7に示すように、野菜室3の側面部25の内面25Aには、ホームポジションセンサとしてのポジション検知センサ50が配置されている。このポジション検知センサ50は、好ましくは光学センサ、一例としてフォトセンサである。
As shown in FIGS. 3 and 7, a
図9は、このポジション検知センサ50と遮蔽部材54等を示す斜視図である。
FIG. 9 is a perspective view showing the
図9に示すように、ポジション検知センサ50は、本体部51と発光部52と受光部53を有する。ポジション検知センサ50は、好ましくは駆動ベルト45の下部分45Aと上部分45Bの間の位置において配置されている。本体部51の上部には発光部52が配置され、本体部52の下部には受光部53が配置されている。発光部52は例えば発光ダイオードであり、受光部53はフォトダイオードであるが、特に限定されない。
As shown in FIG. 9, the
図9に示す遮光部材54は、光を通さないプラスチックまたは金属の板部材であり、基部55と取付け部56を有する。遮光部材54の基部55は、駆動ベルト45の下部分45Aに固定されている。このため、遮光部材54は、駆動ベルト45とともにX1、X2方向に移動することができる。遮光部材54は、Y方向(上方向)に向けて突き出して形成されている。
The
図10(A)は、ポジション検知センサ50の発光部52が発する光Lが、受光部53に受光されている状態を示し、図10(B)は、遮光部材54が発光部52と受光部53の間を通過することで、発光部52が発する光Lを遮断して、光Lが受光部53に到達しない状態を示している。
10A shows a state where the light L emitted from the
図10(A)に示すように、ポジション検知センサ50の発光部52が発する光Lが、受光部53に受光されている。しかし、図10(B)に示すように、駆動ベルト45がX2方向に移動する際に、遮光部材54が発光部52と受光部53の間を通過することで、発光部52が発する光Lを遮断して、光Lが受光部53に到達しない。これにより、受光部53は、制御部100に対して、光Lを受光しないタイミングで、ホームポジション信号SHPを送るようになっている。
As shown in FIG. 10A, the light L emitted from the
また、図8と図9と図10(B)に示すように、遮光部材54の取付け部56は、スライドレール31の内側31Mに固定されている。これにより、遮光部材54の取付け部56は、スライドレール31と駆動ベルト45との固定関係がある。
Further, as shown in FIGS. 8, 9, and 10 (B), the
このため、使用者が、物品収納部21から内部から野菜を取り出そうと引出し式扉9を引き出すと、物品収納部21はスライドレール31とともに、電動モータ41のアシストによる駆動ベルト45の移動により、野菜室3の空間22内からX1方向に引き出すことができる。また、使用者が、物品収納部21から野菜を取り出した後に引出し式扉9を押し込もうとすると、物品収納部21はスライドレール31とともに、電動モータ41のアシストによる駆動ベルト45の移動により、X2方向に押し込んで納めることができる。
For this reason, when the user pulls out the drawer-
図11は、図1に示す冷蔵庫1の電気ブロックの例を示している。
FIG. 11 shows an example of an electric block of the
図11に示すように、制御部100は、メイン基板101に搭載されている。このメイン基板101は、制御部100の他に、インバータコントローラ102、ヒータ駆動回路103、インテリジェントパワーモジュール(IPM)108、ファンドライバ104,105、三方弁ドライバ106等を搭載している。
As shown in FIG. 11, the
ヒータ駆動回路103は、除霜ヒータ107を駆動する。インテリジェントパワーモジュール(IPM)108は、コンプレッサ109を駆動する。ファンドライバ104,105は、それぞれ冷蔵室ファン110と冷凍室ファン111を駆動する。三方弁ドライバ106は、三方弁112を駆動する。
The
図11の制御部100は、冷蔵室センサ121、冷凍室センサ122、製氷器センサ123、除霜センサ124に接続されており、それぞれから温度情報を得ることができる。制御部100は、図1に示す冷蔵室扉7,8のドア開閉検知をするためのスイッチ131,132に接続されている。制御部100は、操作パネルユニット20に対してインターフェース20Fを介して接続されている。
11 is connected to a
さらに、制御部100は、すでに説明したように、物品収納部の駆動機構部40のポジション検知センサ50、エンコーダ44、トルクセンサ43、そして電動モータ41に接続されている。
Further, as described above, the
次に、図12を参照して、上述した野菜室3において、使用者が、物品収納部21内から野菜を取り出す際に、手指で引出し式扉9を引き出すことで、物品収納部21を野菜室3の空間22内からX1方向に引き出す電動アシスト付きの開扉操作を説明する。
Next, with reference to FIG. 12, in the
そして、この後に、図13を参照して、上述した野菜室3において、使用者が、物品収納部21内から野菜を取り出した後に、手指で引出し式扉9を押し込むことで、物品収納部21を野菜室3の空間22内へX2方向に押し込んで納める電動アシスト付きの閉扉操作を説明する。
And after this, with reference to FIG. 13, in the
<1.引出し式扉9と物品収納部21を、野菜室3の空間22内からX1方向に引き出すための電動アシスト付きの開扉操作>
図12(A)は、物品収納部21を野菜室3の空間22内からX1方向に引き出す操作におけるトルクセンサ43のトルク検知出力SSを示し、図12(B)は、トルク検知出力SSに対応して出力される電動モータ41のモータアシスト量MAを示す。
<1. Opening operation with electric assist for pulling out the
12A shows the torque detection output SS of the
そして、図12(C)は、扉閉位置CPから扉開位置OPまでの引出し式扉9の扉移動距離DTを示している。
FIG. 12C shows the door movement distance DT of the drawer-
図12(C)に示すように、使用者が手指で引出し式扉9を持ってX1方向に引き出して、扉閉位置CPから扉開位置OPまで扉移動距離DTが大きくなっていく場合を説明する。
As shown in FIG. 12 (C), the case where the user holds the pull-out
図12(A)に示すように、使用者が、手指で図2に示す引出し式扉9を持って、X1方向に引き出す(開ける)際に力を加えると、図3に示す引出し式扉9と物品収納部21とスライドレール31,32が、一体的な1つのユニットとして支持レール27,28に沿ってX1方向に引き出される。この際に、図8に示すように、スライドレール31がX1方向に引き出されるとともに、駆動ベルト45の下部分45AがX1方向に移動する。
As shown in FIG. 12A, when the user holds the pull-out
このように、駆動ベルト45の下部分45AがX1方向に移動することで、主動プーリ51に力がかかり、主動プーリ51と同軸上のトルクセンサ43が、図12(A)に示すように、引出し式扉9を引き出す力に応じて、図7のトルクセンサ43は、破線で示すプラスのトルク検知出力SSを制御部100に出力する。
Thus, when the
図12(A)に示すように、このトルク検知出力SSは、使用者が引出し式扉9を引き出した直後の時点T1において大きな値を出す。図12(A)に示すように、トルク検知出力SSは、時点T1以後は、ほぼ一定値を保つ。
As shown in FIG. 12A, the torque detection output SS takes a large value at a time T1 immediately after the user pulls out the drawer-
そして、図12(A)に示すように、使用者が引出し式扉9の引出し操作を停止しようとして力を掛けるのを止める時点T2では、ブレーキを掛けることになるので、図7のトルクセンサ43はマイナスのトルク検知出力SS1を制御部100に出力する。すなわち、図12(A)に示すように、使用者が引出し式扉9の引出しを停止しようとする時点T2では、使用者は引出し式扉9を引き出す力を抑えることで、トルクセンサ43が出力するプラスのトルク検知出力SSの向きが逆になり、マイナスのトルク検知出力SS1になる。
Then, as shown in FIG. 12A, the brake is applied at the time T2 when the user stops applying the force to stop the pull-out operation of the pull-out
図12(A)に示すトルク検知出力SSの変化に応じて、図7の制御部100は、図12(B)に示すように、トルクを軽減するようにモータアシスト量MAを与えるために図7の電動モータ41の回転制御を行う。これにより、電動モータ41は、使用者が引出し式扉9を引き出す(開ける)際の動作におけるトルクを軽減するように力の電動アシスト操作を行う。
In response to a change in the torque detection output SS shown in FIG. 12A, the
電動モータ41の回転制御によるトルクの軽減のための電動アシスト操作を行う場合には、制御部100は、引出し式扉9を開く操作において、図12(A)と図12(B)を比較すると判るように、好ましくはトルクセンサ43により得られるトルク検知出力SSよりも小さいモータアシスト量MAを発生するようになっている。
When performing an electric assist operation for reducing torque by controlling the rotation of the
これにより、使用者が引出し式扉9を開く操作をする力よりも大きいモータアシスト量を発揮することがないので、使用者は引出し式扉9を、図2に示す閉めた状態から図4に示す開いた状態にまで、適切な開く操作感覚で、引出し操作に違和感なく開くことができる。
As a result, the motor assist amount greater than the force for the user to open the drawer-
図12(A)と図12(B)に示す例のように、使用者が引出し式扉9を引き出した直後の時点T1以降では、モータアシスト量MAは、例えばトルクセンサ43が検出したトルク検知出力SSの1/2に設定して、アシストすることができるが、特にモータアシスト量MAのアシスト量は1/2には制約されず、任意に設定することができる。
As in the example shown in FIGS. 12A and 12B, after the time T1 immediately after the user pulls out the drawer-
この電動モータ41の回転制御によるトルクの軽減のための電動アシストを行う際に、図7に示す引出し式扉9をX1方向に引き出す際の引出し速度と引出し量、開閉方向を含む位置情報SGを、制御部100に与えて、引出し式扉9の引出し速度が速い場合や、引出し限度付近では、アシスト量を軽減しても良い。
When performing the electric assist for reducing the torque by the rotation control of the
<2.引出し式扉9と物品収納部21を、野菜室3の空間22内へX2方向に押し込んで納めるための電動アシスト付きの閉扉操作>
図13(A)は、物品収納部21を野菜室3の空間22内へX2方向に押し込んで納める操作におけるトルクセンサ43のトルク検知出力SRを示し、図13(B)は、トルク検知出力SRに対応して出力される電動モータ41のモータアシスト量MBを示す。
<2. Door closing operation with electric assist for storing the drawer-
FIG. 13A shows the torque detection output SR of the
そして、図13(C)は、扉開位置OPから扉閉位置CPまでの引出し式扉9の扉移動距離DTを示している。
FIG. 13C shows the door movement distance DT of the drawer-
図13(C)に示すように、使用者が手指で引出し式扉9を持ってX2方向に押し込んで納めるので、扉開位置OPから扉閉位置CPまで扉移動距離DTが小さくなっていく場合を説明する。
As shown in FIG. 13 (C), when the user holds the drawer-
図13(A)に示すように、使用者が手指で引出し式扉9を持ってX2方向に押し込む(閉じる)際に力を加えると、図3に示す引出し式扉9と物品収納部21とスライドレール31,32が、一体的な1つのユニットとして支持レール27,28に沿ってX2方向に押し込まれる。図8に示すように、スライドレール31がX2方向に押し込まれるとともに、駆動ベルト45の下部分45AもX2方向に移動する。引出し式扉9は、図4に示す開いた状態から、図5に示すほぼ閉じた状態になり、そして図2に示す完全に閉じた状態に閉じるようになっている。
As shown in FIG. 13 (A), when the user holds the pull-out
このように、図7に示す駆動ベルト45の下部分45AがX2方向に移動することで、主動プーリ51には、すでに説明した引出し式扉9を引き出す場合とは逆に力がかかり、主動プーリ51と同軸上のトルクセンサ43が、図13(A)に示すように、引出し式扉9を押す力に応じた破線で示すプラスのトルク検知出力SRを制御部100に出力する。このトルク検知出力SRは、使用者が引出し式扉9を押し込もうとする直後の時点T10において大きな値を出す。そして、トルク検知出力SRは、時点T10以後は、ほぼ一定値を保つ。
As described above, the
図7に示す電動モータ41の回転制御によるトルクの軽減のための電動アシスト操作を行う場合には、図13(A)と図13(B)を比較して判るように、制御部100は、引出し式扉9を閉じる操作において、好ましくはトルクセンサ43により得られるトルク検知出力SRよりも小さいモータアシスト量MBを発生するようになっている。
When performing the electric assist operation for torque reduction by the rotation control of the
これにより、使用者は引出し式扉9を、図4に示す開けた状態から図4に示す少し開いた状態まで、適切な開く操作感覚で、引出し操作に違和感なく閉じることができる。
As a result, the user can close the drawer-
図13(A)と図13(B)に示すように、使用者が引出し式扉9を引き出した直後の時点T10以降では、モータアシスト量MBは、例えばトルクセンサ43が検出したトルク検知出力SRの1/2に設定して、アシストすることができるが、特にモータアシスト量MBのアシスト量は1/2には制約されず、任意に設定することができる。
As shown in FIGS. 13A and 13B, after time T10 immediately after the user pulls out the drawer-
ところで、使用者が図4の開いた状態から図5に示す少し開いた状態まで、引出し式扉9のX2方向に沿って押し込み操作を行っていると、図5に示すように、遮光部材54がポジション検知センサ50を通過する。
By the way, when the user performs a pushing operation along the X2 direction of the drawer-
この遮光部材54がポジション検知センサ50を通過すると、図10(B)に示すように、遮光部材54は発光部52の光Lを遮断するので、光Lが受光部53に到達しない。これにより、図10(B)の受光部53は、光Lを受光しないタイミングで、制御部100に対してホームポジション信号SHPを送る。
When the
このポジション検知センサ50は、図13に示すように、好ましくは引出し式扉9の物品収納部21が空間22の内端部から、例えば3cmの距離MJのホームポジション位置HPに設定されている。言い換えれば、図5に示すように、この距離MJは、引出し式扉9が図5に示す少し開いた状態から図2に示すように完全に閉まるまでの間隔である。図5と図7に示すように、ホームポジション位置HPに配置されているポジション検知センサ50は、遮光部材54がX2方向に通過すると、図10(B)に示すように、ホームポジション信号SHPを制御部100へ送る。
As shown in FIG. 13, the
このように、図13に示す引出し式扉9が完全に閉まる扉閉位置CPまでの一定の距離(例えば3cm)MJに相当するホームポジション位置HPに、ポジション検知センサ50が設けられている。
Thus, the
このため、図13(A)と図13(B)に示すように、引出し式扉9の収納部21が、ある一定の位置(ホームポジションHP位置)まで、野菜室3の空間22内に押し込まれた場合には、次のようにして、制御部100は、電動モータ41を回転制御して、図13(B)に示すように、自動的にモータアシスト量MB1を発生する。
For this reason, as shown to FIG. 13 (A) and FIG. 13 (B), the
すなわち、使用者が引出し式扉9を押す力を、時点T11において弱めてしまいトルクセンサ43のトルク検知出力SRが小さくなってしまっても、制御部100は、トルクセンサ43のトルク検知出力SRの大小やトルク検知出力SRの有無に関わらず、電動モータ41を回転制御して、図13(B)に示すように、自動的にモータアシスト量MB1を別途発生させる。
That is, even if the user pushes down the pull-out
これにより、制御部100は、電動モータ41にモータアシスト量MB1を発生させて、引出し式扉9と物品収納部21は、引出し式扉9が野菜室3の前面開口部3Rを完全に閉じる位置まで、強制的に押し込むことができる。
Thereby, the
従って、仮に、使用者が引出し式扉9を押し込んでいる途中で、引出し式扉9を押し込む力を弱めるか、完全に閉めるのを止めてしまったとしても、制御部100は、ホームポジションHPの位置から、電動モータ41により追加のモータアシスト量MB1を与えることで、自動的に引出し式扉9を扉閉位置CPまで完全に閉じることができる。これにより、引出し式扉9は、半開きの状態で停止してしまうのを防止し、使用者が引出し式扉9を閉める時の負担を軽減することができる。
Accordingly, even if the user pushes down the pull-out
これに対して、比較例として、通常の引出し式扉の場合には、使用者が、引出し式扉を完全に閉める前に引出し式扉を押すのを止めてしまと、トルクセンサはトルク検知信号を発生しないことから、制御部はモータアシスト量を発生しない。このため、引出し式扉はこの位置で停止したまま引出し式扉は、野菜室において半開き状態のままになるという不都合が生じる。 On the other hand, as a comparative example, in the case of a normal drawer type door, if the user stops pushing the drawer type door before completely closing the drawer type door, the torque sensor will detect the torque detection signal. Therefore, the control unit does not generate a motor assist amount. For this reason, there arises an inconvenience that the drawer-type door remains in a half-open state in the vegetable compartment while the drawer-type door is stopped at this position.
上述した構成の冷蔵庫1は、使用者が大型の引出し式扉であっても軽く開閉操作を行え、引出し式扉を完全に閉じる前に、使用者が引出し式扉のハンドルを押すのを止めてしまっても、引出し式扉を完全に閉めることができる。このため、引出し式扉の開閉時の操作性の向上が図れ、冷蔵庫1の使用勝手の良好になる。
The
大型の引出し式の物品収納部を有する野菜室などの貯蔵部であっても、使用者は引出し式扉の開閉操作を容易に行え、使用者は引出し式扉の動作には違和感がなくなる。 Even in a storage section such as a vegetable room having a large drawer-type article storage section, the user can easily open and close the drawer-type door, and the user does not feel uncomfortable with the operation of the drawer-type door.
本発明の実施形態の冷蔵庫1は、引出し式扉の開閉移動操作に従って貯蔵室内で移動可能な物品収納部を有する冷蔵庫であって、引出し式扉の開閉移動操作に従って物品収納部の移動をアシストする物品収納部の駆動機構部を備え、物品収納部の駆動機構部は、モータと、引出し式扉の開閉移動操作に従って掛かるトルクを検知してトルク検知出力を発生するトルクセンサと、トルクセンサにより得られるトルク検知出力に応じてモータから引出し式扉の開閉移動操作をアシストするモータアシスト量を発生する制御部と、を有し、制御部は、引出し式扉を閉じる動作時に、一定の距離まで引出し式扉を閉じると、モータを回転制御して引出し式扉を最後まで閉じる動作を自動的に行う。
The
これにより、制御部は、引出し式扉の開閉移動操作に従ってトルクセンサにより得られるトルク検知出力に応じて、モータから引出し式扉の開閉移動操作をアシストするモータアシスト量を発生することで、野菜室3や冷凍室等6の貯蔵室の物品収納部21内に大量の物品が貯蔵されている場合であっても、使用者は、引出し式扉の開閉移動操作が容易に軽く行える。大型の引出し式扉であって物品収納部21内に大量の物品が貯蔵されている場合であっても、引出し式扉を完全に閉じる前に、使用者が引出し式扉のハンドルを押すのを止めてしまっても、引出し式扉は完全に閉めることができる。このため、引出し式扉が半開き状態にならずに、冷蔵庫の引出し扉の操作性の向上が図れ、使用勝手が良好である。
Thus, the control unit generates a motor assist amount for assisting the opening / closing movement operation of the drawer-type door from the motor according to the torque detection output obtained by the torque sensor according to the opening / closing movement operation of the drawer-type door. Even when a large amount of articles are stored in the
物品収納部の駆動機構部70は、引出し式扉9が完全閉まる前の位置であるポジションHPに配置されたポジション検知センサ50を有し、制御部100は、引出し式扉を閉じる動作時に一定の距離まで引出し式扉を閉じたことをポジション検知センサ50により検知された時に、トルクセンサ43により得られるトルク検知出力に関係なく、モータ41によるモータアシスト量を発生させて、引出し式扉9を最後まで閉じる動作を自動的に行う。
The
これにより、制御部100は、引出し式扉9を閉じる動作時に一定の距離まで引出し式扉9を閉じたことをポジション検知センサ50により検知された時に、トルクセンサ43により得られるトルク検知出力に関係なく、モータ41によるモータアシスト量を発生させて、引出し式扉9を最後まで閉じる動作を自動的に行うことができる。このため、大型の引出し式扉9であって物品収納部21内に大量の物品が貯蔵されている場合であっても、引出し式扉が半開き状態にならずに、冷蔵庫1の引出し扉の操作性の向上が図れ、使用勝手が良好である。
Thus, the
物品収納部の駆動機構部40は、物品収納部21を貯蔵室である例えば野菜室3内で引出し式扉9の開閉移動方向に沿ってスライド可能に支持するスライド機構部70と、スライド機構部70により物品収納部21が移動する際に同期して移動するエンドレス状の駆動ベルト45と、駆動ベルト45を掛ける主動プーリ51と従動プーリ52と、主動プーリ51に取り付けられたトルクセンサ43と、トルクセンサ43を介して主動プーリ51をアシストするモータ41を有する。
The
これにより、物品収納部21は、引出し式扉の開閉移動に伴って、物品収納部の駆動機構部40のスライド機構部70を用いてスムーズに移動することができる。モータ41が発生するモータアシスト量は、主動プーリ51と駆動ベルト45を通じて引出し式扉9の開閉操作のアシストを行うことができる。
Thereby, the
制御部100は、引出し式扉の開閉移動操作に、トルクセンサ43により得られるトルク検知出力よりも小さいモータアシスト量を発生するようになっている。
The
これにより、使用者が引出し式扉を開閉操作する力よりも大きいモータアシスト量を発揮することがなく、使用者は適切な開閉操作感覚で開閉操作をすることができる。 Thus, the user can perform the opening / closing operation with an appropriate opening / closing operation feeling without exhibiting a motor assist amount larger than the force with which the user opens / closes the drawer-type door.
以上、本発明の実施形態を説明したが、実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。新規な実施形態は、その他の様々な態様で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。 As mentioned above, although embodiment of this invention was described, embodiment is shown as an example and is not intending limiting the range of invention. The novel embodiment can be implemented in various other modes, and various omissions, replacements, and changes can be made without departing from the spirit of the invention. These embodiments and modifications thereof are included in the scope and gist of the invention, and are included in the invention described in the claims and the equivalents thereof.
本発明の実施形態を示す図示例では、野菜室3における引出し式扉9のオープン操作とクローズ操作の際に、物品収納部の駆動機構部40を用いて力のアシスト操作を行うこと説明している。
In the illustrated example showing the embodiment of the present invention, it is explained that a force assisting operation is performed using the
しかしこれに限らず、図14に例示するように、野菜室3の引出し式扉9だけではく、例えば主冷凍室6の引出し式扉12、製氷室4の引出し式扉10、小冷凍室5の引出し式扉11の少なくとも1つにおけるオープン操作とクローズ操作の際に、物品収納部の駆動機構部40を用いて力のアシスト操作を行うようにしても良い。また、野菜室3、主冷凍室6、製氷室4、小冷凍室5の上下位置関係は、図1と図14の例に限らず、任意に変更することができる。
However, the present invention is not limited thereto, and as illustrated in FIG. 14, not only the
ポジション検知センサ50としては、フォトセンサのような非接触式センサを用いている。しかし、これに限らず、ポジション検知センサとしては、例えば機械式の接触によるセンサにより、物品収納部のホームポジションHPの位置を検知するようにしても良い。また、別の例のポジション検知センサとしては、扉の開閉スイッチによる検知信号と、扉の移動量を検知するエンコーダの組み合わせにより、引出し式扉が、完全閉まる前の位置であるホームポジションHP、完全閉まる前の一定の距離、例えば3cmの距離の位置を得るようにしても良い。
As the
電動モータは、主軸が回転する形式のものを採用しているが、これに限らず他の形式の駆動モータ、例えばリニアモータであっても良い。 The electric motor employs a type in which the main shaft rotates, but is not limited thereto, and may be another type of drive motor, for example, a linear motor.
また、図1に示す冷蔵庫1の構造は、一例であり、任意の構造を採用することができる。図示した本発明の実施形態では、冷蔵庫1の冷蔵室2は、両開き式の冷蔵室扉7,8を有する構造であるが、これに限らず片開き式の冷蔵室扉を有する構造であっても良い。
Moreover, the structure of the
1 冷蔵庫
1A 本体
3 野菜室(貯蔵室の例)
6 主冷凍室(貯蔵室の例)
9 野菜室の引出し式扉
12 主冷凍室の引出し式扉
21 野菜室の物品収納部
25 野菜室の側面部
25A 野菜室の側面部の内面
27,28 支持レール
31,32 スライドレール
40 物品収納部の駆動機構部
41 電動モータ
42 減速機
43 トルクセンサ
44 エンコーダ
45 駆動ベルト
50 ポジション検知センサ
51 主動プーリ
52 従動プーリ
54 遮蔽部材
70 スライド機構部
100 制御部
HP ホームポジション
MJ 引出し式扉が完全に閉まる位置までの一定の距離
1
6 Main freezer room (example of storage room)
9 Drawer door in the
Claims (3)
前記引出し式扉の開閉移動操作に従って前記物品収納部の移動をアシストする物品収納部の駆動機構部を備え、
前記物品収納部の駆動機構部は、
モータと、
前記引出し式扉の開閉移動操作に従って掛かるトルクを検知してトルク検知出力を発生するトルクセンサと、
前記トルクセンサにより得られる前記トルク検知出力に応じて前記モータから前記引出し式扉の開閉移動操作をアシストするモータアシスト量を発生する制御部と、を有し、
前記制御部は、前記引出し式扉の開閉移動操作に、前記トルクセンサにより得られる前記トルク検知出力よりも小さい前記モータアシスト量を発生するとともに、前記引出し式扉を閉じる動作時に、一定の距離まで前記引出し式扉を閉じると、前記モータを回転制御して前記引出し式扉を最後まで閉じる動作を自動的に行う冷蔵庫。 A refrigerator having an article storage section movable in a storage room according to an opening / closing movement operation of a drawer-type door,
A drive mechanism unit for the article storage unit that assists the movement of the article storage unit according to the opening / closing movement operation of the drawer-type door;
The drive mechanism of the article storage unit is
A motor,
A torque sensor for detecting torque applied according to the opening / closing movement operation of the drawer type door and generating a torque detection output;
A control unit that generates a motor assist amount for assisting an opening / closing movement operation of the drawer type door from the motor according to the torque detection output obtained by the torque sensor,
The control unit generates the motor assist amount smaller than the torque detection output obtained by the torque sensor in the opening / closing movement operation of the drawer type door, and closes the drawer type door to a certain distance during the operation of closing the drawer type door. When the drawer door is closed, the refrigerator automatically performs the operation of controlling the rotation of the motor and closing the drawer door to the end.
前記引出し式扉が完全閉まる前の位置であるポジションに配置されたポジション検知センサを有し、
前記制御部は、前記引出し式扉を閉じる動作時に一定の距離まで前記引出し式扉を閉じたことを前記ポジション検知センサにより検知された時に、前記トルクセンサにより得られるトルク検知出力に関係なく、前記モータによる前記モータアシスト量を発生させて、前記引出し式扉を最後まで閉じる動作を自動的に行う請求項1に記載の冷蔵庫。 The drive mechanism of the article storage unit is
A position detection sensor disposed at a position that is a position before the drawer type door is completely closed;
The control unit, regardless of the torque detection output obtained by the torque sensor, when the position detection sensor detects that the drawer door is closed to a certain distance during the operation of closing the drawer door, The refrigerator according to claim 1, wherein the motor assist amount is generated by a motor to automatically close the drawer-type door to the end.
前記物品収納部を前記貯蔵室内で前記引出し式扉の開閉移動方向に沿ってスライド可能に支持するスライド機構部と、
前記スライド機構部により前記物品収納部が移動する際に同期して移動するエンドレス状の駆動ベルトと、
前記駆動ベルトを掛ける主動プーリと従動プーリと、
前記主動プーリに取り付けられた前記トルクセンサと、
前記トルクセンサを介して前記主動プーリをアシストする前記モータを有する請求項1または2に記載の冷蔵庫。 The drive mechanism of the article storage unit is
A slide mechanism that slidably supports the article storage unit along the opening and closing movement direction of the drawer-type door in the storage chamber;
An endless drive belt that moves synchronously when the article storage unit moves by the slide mechanism; and
A main pulley and a driven pulley for hanging the drive belt;
The torque sensor attached to the main pulley;
The refrigerator according to claim 1, further comprising the motor that assists the main pulley via the torque sensor.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015020898A JP6483456B2 (en) | 2015-02-05 | 2015-02-05 | refrigerator |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015020898A JP6483456B2 (en) | 2015-02-05 | 2015-02-05 | refrigerator |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016142506A JP2016142506A (en) | 2016-08-08 |
JP6483456B2 true JP6483456B2 (en) | 2019-03-13 |
Family
ID=56568567
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015020898A Active JP6483456B2 (en) | 2015-02-05 | 2015-02-05 | refrigerator |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6483456B2 (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109708422A (en) * | 2018-09-28 | 2019-05-03 | 青岛海尔股份有限公司 | Portable freezing device and Portable freezing device cap-opening control method |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108236061A (en) * | 2017-07-15 | 2018-07-03 | 科威嘉尼(江苏)制冷设备有限公司 | One kind can the online liquid nitrogen frozen equipment of quantity-produced |
JP6937715B2 (en) * | 2018-03-22 | 2021-09-22 | 三菱電機株式会社 | dishwasher |
CN111578612A (en) * | 2019-02-15 | 2020-08-25 | 青岛海尔电冰箱有限公司 | Refrigerator drawer door control method and refrigerator |
CN113266991B (en) * | 2020-02-14 | 2023-07-07 | 青岛海尔特种电冰柜有限公司 | Refrigeration plant door body and refrigeration plant |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02157581A (en) * | 1988-12-12 | 1990-06-18 | Toshiba Corp | Drawer type door opening device |
JP4143568B2 (en) * | 2004-05-12 | 2008-09-03 | 日立アプライアンス株式会社 | Refrigerator door opening / closing device or door closing device |
JP2007093053A (en) * | 2005-09-27 | 2007-04-12 | Toshiba Corp | Electric assist device |
JP4384190B2 (en) * | 2007-02-09 | 2009-12-16 | 日立アプライアンス株式会社 | Refrigerator and refrigerator door opening and closing device |
JP4247278B2 (en) * | 2007-02-09 | 2009-04-02 | 日立アプライアンス株式会社 | refrigerator |
-
2015
- 2015-02-05 JP JP2015020898A patent/JP6483456B2/en active Active
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109708422A (en) * | 2018-09-28 | 2019-05-03 | 青岛海尔股份有限公司 | Portable freezing device and Portable freezing device cap-opening control method |
CN109708422B (en) * | 2018-09-28 | 2020-12-11 | 青岛海尔股份有限公司 | Portable refrigerating device and cover opening control method thereof |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016142506A (en) | 2016-08-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6483456B2 (en) | refrigerator | |
JP6771609B2 (en) | refrigerator | |
EP3546861B1 (en) | Refrigerator | |
KR102309154B1 (en) | drawer and refrigerator with drawer | |
US8148932B2 (en) | System and method for driving a drawer in a refrigerator | |
US8074468B2 (en) | Refrigerator | |
US8562087B2 (en) | Refrigerator and method for controlling same | |
US20200011593A1 (en) | Drawer type refrigerator | |
US20090248205A1 (en) | Controlling method for driving a drawer of a refrigerator | |
KR20200025515A (en) | Refrigerator | |
KR102309146B1 (en) | drawer and refrigerator with drawer | |
JP4457973B2 (en) | refrigerator | |
EP4268670A2 (en) | Refrigerator | |
JP6964227B2 (en) | refrigerator | |
US11573050B2 (en) | Refrigerator | |
US20210148629A1 (en) | Refrigerator | |
EP1630503B1 (en) | Refrigerator having basket lift apparatus | |
US11761702B2 (en) | Refrigerator and control method therefor | |
JP2003262457A (en) | Door opening/closing apparatus for refrigerator or the like | |
EP3764041B1 (en) | Refrigerator | |
US11585594B2 (en) | Refrigerator | |
US20210018256A1 (en) | Refrigerator and control method therefor | |
JP6333138B2 (en) | Cooker | |
US11402150B2 (en) | Refrigerator and control method therefor | |
CN113915929A (en) | Refrigerator with a door |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20160622 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180118 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20181023 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20181030 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181227 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190115 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190214 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6483456 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |