JP6476716B2 - チャネル間の非線形劣化の補償装置及び補償方法 - Google Patents

チャネル間の非線形劣化の補償装置及び補償方法 Download PDF

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Description

本発明は、通信分野に関し、特に通信システムにおけるチャネル間の非線形劣化の補償装置及び補償方法に関する。
現在、波長分割多重(WDM:Wavelength Division Multiplexing)システムは、通信分野において広く使われている。波長分割多重システムでは、チャネル数が大きいため、チャネル間の非線形劣化(nonlinear damage)が顕著になり、チャネル間の非線形劣化を推定し、補償する必要がある。
非線形的なシュレディンガー方程式が光ファイバにおける非線形効果をモデル化することができるため、原則的には、デジタル信号処理の光コヒーレント検波受信機により逆リンクを構築することで、光ファイバ伝送リンクにおける非線形劣化を補償できる。また、減衰係数、分散係数及び非線形係数について、該逆リンクと伝送リンクとは逆対応している。ここで、非線形劣化は、自己位相変調(SPM:Self-Phase Modulation)効果によるチャネル内の非線形劣化、及び相互位相変調(XPM:Cross-Phase Modulation)効果によるチャネル間の非線形劣化を含む。しかし、波長分割多重(WDM)システムでは、チャネルの数が多いため、段階的フーリエ法を用いてデジタルドメインにおいて、逆リンクに対応する非線形的なシュレディンガー方程式を解く場合は、各チャネルの情報が必要であり、ステップサイズを厳密に制御する必要があり、現在のチップはこのような計算の複雑さに耐えられない。
現在、XPMの影響を研究し、モデル化したところ、XPMの影響は位相劣化と偏波クロストークとに分けられている。既存のアルゴリズムは、そのうち1つの劣化のみを補償できる。このため、現在、XPMの2つの影響を効果的、同時に補償することは依然として研究されている。1つの既存の方法として、従来の逆リンクに基づくXPM劣化の補償方法を改進するものであり、段階的フーリエ法の各ステップサイズにおいて、信号を非線形的な補償モジュール及び線形的な補償モジュールを通過させ、XPMモデルに基づいて現在信号の変更を行う。シミュレーションの結果によれば、光ファイバの分散係数が小さい場合は、この方法により、段階的フーリエ法のステップサイズを約15倍に拡大できる。しかし、段階的なステップサイズを光ファイバスパン(span)に増大すると、この方法の補償性能は著しく低下する。通常のリンクは、従来のシングルモードの光ファイバに基づくものであり、分散係数が想定条件の4倍以上であり、ステップサイズがスパンの長さに等しい場合は、該方法の性能がさらに低下してしまう。
なお、上述した技術背景の説明は、本発明の技術案を明確、完全に理解させるための説明であり、当業者を理解させるために記述されているものである。これらの技術案は、単なる本発明の背景技術部分として説明されたものであり、当業者により公知されたものではない。
本発明の実施例は、各光ファイバセグメントにおける非線形劣化の最も大きい位置において相互位相変調の劣化推定を行うことで、相互位相変調劣化の補償を効果的に行うことができ、通信システムの性能を向上できる非線形劣化の補償装置及び補償方法を提供することを目的とする。
本発明の実施例の一の態様では、チャネル間の非線形劣化(nonlinear damage)の補償装置であって、多チャネル光ファイバ伝送リンクの各チャネルにおいて実行される相互位相変調の劣化補償の反復ステップサイズを決定する反復パラメータ決定手段と、各チャネルの各反復ステップサイズにおける光ファイバ伝送リンクを1つ又は複数の光ファイバセグメントに分割し、各光ファイバセグメントにおける非線形劣化の最も大きい位置において相互位相変調の劣化推定を行う推定手段と、前記相互位相変調の劣化推定の結果に基づいて、相互位相変調の劣化補償を行う第1の補償手段と、を含む、非線形劣化の補償装置を提供する。
本発明の実施例の他の態様では、チャネル間の非線形劣化(nonlinear damage)の補償方法であって、多チャネル光ファイバ伝送リンクの各チャネルにおいて実行される相互位相変調の劣化補償の反復ステップサイズを決定するステップと、各チャネルの各反復ステップサイズにおける光ファイバ伝送リンクを1つ又は複数の光ファイバセグメントに分割し、各光ファイバセグメントにおける非線形劣化の最も大きい位置において相互位相変調の劣化推定を行うステップと、前記相互位相変調の劣化推定の結果に基づいて、相互位相変調の劣化補償を行うステップと、を含む、非線形劣化の補償方法を提供する。
本発明の実施例によれば、各光ファイバセグメントにおける非線形劣化の最も大きい位置において相互位相変調の劣化推定を行うことで、相互位相変調劣化の補償を効果的に行うことができ、通信システムの性能を向上できる。
本発明の特定の実施形態は、後述の説明及び図面に示すように、詳細に開示され、本発明の原理を採用されることが可能な方式を示している。なお、本発明の実施形態は、範囲上には限定されるものではない。本発明の実施形態は、添付されている特許請求の範囲の主旨及び内容の範囲内、各種の改変、修正、及び同等的なものが含まれる。
ある一つの実施形態に説明及び又は示されている特徴は、同一又は類似の方式で一つ又は多くの他の実施形態に使用されてもよく、他の実施形態における特徴と組み合わせてもよく、他の実施形態における特徴を代替してもよい。
なお、用語「包括/含む」は、本文に使用される際に、特徴、要素、ステップ又は構成要件の存在を意味し、一つ又は複数の他の特徴、要素、ステップ又は構成要件の存在又は追加を排除するものではない。
本発明は、図面を参照しながら下記説明するものにより、よりよく理解できる。図面における素子は、比例に応じて描くものではなく、本発明の原理を示すものである。本発明のある部分を示すため、図面における対応部分が拡大又は縮小されてもよい。本発明のある図面又はある実施形態に記載された構成要件及び特徴は、一つ又は多くの他の図面又は実施形態に示された構成要件及び特徴と組み合わせてもよい。また、図面において、類似の符号は、いくつの図面における対応の部材を示してもよく、複数の実施形態に用いられる対応の部材を示してもよい。
本発明の実施例1に係るチャネル間の非線形劣化の補償装置の構成を示す図である。 本発明の実施例2に係るチャネル間の非線形劣化の補償装置の構成を示す図である。 本発明の実施例2に係る推定部の構成を示す図である。 本発明の実施例2に係る補償装置を有するWDMシステムの構成を示す図である。 各チャネルについて分散及び非線形劣化を補償する方法のフローチャートである。 本発明の実施例2に係る、式(6)〜(8)に示すXPM劣化の計算方法のフローチャートである。 本発明の実施例3に係るチャネル間の非線形劣化の補償装置の構成を示す図である。 本発明の実施例4に係るチャネル間の非線形劣化の補償装置の構成を示す図である。 本発明の実施例5に係るチャネル間の非線形劣化の補償方法のフローチャートである。
本発明の上記及びその他の特徴は、図面及び下記の説明により理解できるものである。明細書及び図面では、本発明の特定の実施形態、即ち本発明の原則に従う一部の実施形態を表すものを公開している。なお、本発明は説明される実施形態に限定されず、本発明は、特許請求の範囲内の全ての修正、変更されたもの、及び均等なものを含む。
従来の逆リンク伝送方法では、光ファイバ伝送リンクの各光ファイバセグメントの信号出力端において非線形劣化を推定し、補償する。本出願の発明者らによって、信号電力が伝送距離の増加に伴って減衰し、各光ファイバセグメントの出力端の非線形劣化が最も小さいため、出力端において行われた非線形劣化の推定の結果が正確ではなく、非線形劣化の補償の効果に影響を与えること、が発見された。本発明の実施例は、各光ファイバセグメントにおける非線形劣化の最も大きい位置において相互位相変調の劣化推定を行うことで、相互位相変調劣化の補償を効果的に行うことができ、通信システムの性能を向上できる、チャネル間の非線形劣化の補償装置及び補償方法を提供する。
以下、図面を参照しながら、本発明のチャネル間の非線形劣化の補償装置及び補償方法を詳細に説明する。
[実施例1]
図1は、本発明の実施例1に係るチャネル間の非線形劣化の補償装置の構成を示す図であり、該補償装置は通信システムの受信端に用いられる。図1に示すように、補償装置100は、反復パラメータ決定部101、推定部102、及び第1の補償部103を含む。
反復パラメータ決定部101は、多チャネル光ファイバ伝送リンクの各チャネルにおいて実行される相互位相変調の劣化補償の反復ステップサイズを決定する。
推定部102は、各チャネルの各反復ステップサイズにおける光ファイバ伝送リンクを1つ又は複数の光ファイバセグメントに分割し、各光ファイバセグメントにおける非線形劣化の最も大きい位置において相互位相変調の劣化推定を行う。
第1の補償部103は、相互位相変調の劣化推定の結果に基づいて、相互位相変調の劣化補償を行う。
本実施例では、該補償装置は、偏波多重変調に基づく任意の波長分割多重システムに適用する。
本実施例では、反復パラメータ決定部101は、多チャネル光ファイバ伝送リンクの各チャネルにおいて実行される相互位相変調の劣化補償の反復ステップサイズを決定する。ここで、該反復ステップサイズは実際の要求に応じて決定されてもよく、最大で全チャネルの長さであってもよく、この場合は、反復の回数は1である。また、反復の回数が1よりも大きい場合は、各反復のステップサイズは同じであってもよいし、異なってもよい。本発明では、反復の回数及び反復のステップサイズが限定されない。
本実施例では、反復パラメータ決定部101が反復ステップサイズを決定した後で、推定部102は、各反復ステップサイズにおける光ファイバ伝送リンクを光ファイバセグメントに分割し、各光ファイバセグメントにおける相互位相変調(XPM)の劣化を計算する。ここで、該光ファイバセグメントの数は1つ又は複数であり、本発明では、各反復ステップサイズにおける各光ファイバセグメントの長さが限定されず、実際の要求に応じて設定されてもよい。
本実施例では、従来方法のいずれか1つにより、光ファイバセグメントにおける非線形劣化の最も大きい位置を決定してもよい。例えば、信号の電力が伝送距離の増加に伴って減衰し、生成された非線形劣化も減少するため、各光ファイバセグメントの入力端を、非線形劣化の最も大きい位置として選択してもよい。なお、本発明はここに例示されるものに限定されない。
本実施例では、推定部102は、従来技術のいずれかを用いて、相互位相変調(XPM)の劣化を推定してもよいが、本発明はこれに限定されない。
上記実施例によれば、各光ファイバセグメントにおける非線形劣化の最も大きい位置において相互位相変調の劣化推定を行うことで、相互位相変調劣化の補償を効果的に行うことができ、通信システムの性能を向上できる。
[実施例2]
図2は、本発明の実施例2に係るチャネル間の非線形劣化の補償装置の構成を示す図であり、該補償装置は通信システムの受信端に用いられる。図2に示すように、補償装置200は、反復パラメータ決定部201、推定部202、及び第1の補償部203を含む。
反復パラメータ決定部201は、多チャネル光ファイバ伝送リンクの各チャネルにおいて実行される相互位相変調の劣化補償の反復ステップサイズを決定する。
推定部202は、各チャネルの各反復ステップサイズにおける光ファイバ伝送リンクを1つ又は複数の光ファイバセグメントに分割し、各光ファイバセグメントにおける非線形劣化の最も大きい位置において相互位相変調の劣化推定を行う。
第1の補償部203は、相互位相変調の劣化推定の結果に基づいて、相互位相変調の劣化補償を行う。
本実施例では、推定部202は、各反復ステップサイズにおける光ファイバ伝送リンクを光ファイバセグメントに分割し、各光ファイバセグメントにおける相互位相変調(XPM)の劣化を計算する。なお、本発明では、各反復ステップサイズにおける各光ファイバセグメントの長さが限定されず、実際の要求に応じて設定されてもよい。
本実施例では、推定部202は、各チャネルの各光ファイバセグメントにおける非線形劣化の最も大きい位置において相互位相変調(XPM)の劣化推定を行って、各反復ステップサイズにおける光ファイバ伝送リンクのXPM劣化の推定結果を取得する。図3は、本発明の実施例2に係る推定部202の構成を示す図である。なお、推定部202は、従来方法のいずれかを用いてXPM劣化を推定してもよいが、本発明はここに例示されるものに限定されない。
図3に示すように、推定部202は、分割部301、第1の計算部302、第2の計算部303、第3の計算部304、及び第4の計算部305を含む。
分割部301は、各チャネルの各反復ステップサイズにおける光ファイバ伝送リンクを1つ又は複数の光ファイバセグメントに分割する。
第1の計算部302は、各チャネルの各反復ステップサイズ内の各光ファイバセグメントにおける非線形劣化の最も大きい位置の出力波形を計算する。
第2の計算部303は、出力波形に基づいて、各チャネルの各反復ステップサイズにおける各光ファイバセグメントの相互位相変調による劣化を計算する。
第3の計算部304は、各チャネルの各反復ステップサイズにおける全ての光ファイバセグメントの相互位相変調による劣化を合計して、各反復ステップサイズにおける光ファイバ伝送リンクの相互位相変調による劣化を取得する。
第4の計算部305は、各チャネルの各反復ステップサイズにおける光ファイバ伝送リンクの相互位相変調による劣化に基づいて、各チャネルの各反復ステップサイズにおける光ファイバ伝送リンクの相互位相変調行列を計算して、相互位相変調行列の逆行列を計算する。反復ステップサイズにおけるXPM行列の逆行列が取得された後で、第1の補償部203は、相互位相変調行列の逆行列に基づいて、各チャネルの各反復ステップサイズにおける光ファイバ伝送リンクについて相互位相変調の劣化を補償し、補償された結果を、現在の反復ステップサイズの光ファイバ伝送リンクの出力信号、及び次の反復ステップサイズの光ファイバ伝送リンクの入力信号とする。
本実施例では、第2の補償部204をさらに含んでもよい。
第2の補償部204は、第1の補償部203が相互位相変調の劣化を補償する前に、各チャネルの線形劣化及び/又は自己位相変調(SPM)の劣化を補償する。なお、本発明はこれに限定されない。
なお、第2の補償部204は各反復ステップサイズ内に位置し、各光ファイバセグメントについて第2の補償部204を設置してもよく、第2の補償部204は該光ファイバセグメント内の線形劣化及び/又は自己位相変調(SPM)の劣化を補償する。ただし、本発明はこれに限定されない。
第2の補償部を設置することで、光ファイバ伝送リンクにおける線形劣化及び/又はSPM劣化を効果的に補償でき、通信システムの性能をさらに向上できる。
以下は、推定部202によるXPM行列の逆行列の計算について具体的に説明するが、これらの内容は単に例示するものであり、本発明はここに例示されるものに限定されない。
図4は、本発明の実施例2に係る補償装置200を有するWDMシステムの構成を示す図である。図4に示すように、偏波多重変調に基づくWDMシステムはM個のチャネルにより構成され、各チャネルに対し、キャリアの中心周波数の昇順で数字1〜Mを番号付け、コヒーレント受信機が同一の偏波系において全てのM個の経路の信号を受信する。
図5は、各チャネルについて分散及び非線形劣化を補償する方法のフローチャートである。図5に示すように、第1の平面は、各チャネルの1つの反復ステップサイズにおいて各信号に対してXPM補償を行うことを表し、ここで、いくつかの第2の補償部を通過した後で、XPM劣化の逆行列により該反復ステップサイズ内のXPM劣化を補償する。また、各第2の補償部は、該反復ステップサイズ内の光ファイバ伝送リンクにおける各光ファイバセグメントの線形劣化及び/又は非線形劣化(例えばSPM劣化など)の補償を行う。ここで、線形劣化は、例えば分散、チャネル離れ(channel walk-off)などであってもよく、非線形劣化は、例えばSPM劣化などであってもよく、各第2の補償部は同じ又は異なる内部構造を有してもよい。
該第1の平面の計算は、第1の計算部302及び第2の補償部204に対応するものであり、即ち、該反復ステップサイズ内の各光ファイバセグメントにおける非線形劣化の最も大きい位置の出力波形を第1の平面から第2の平面に出力する。第2の平面は、1つの反復ステップサイズ内の光ファイバ伝送リンクにおける各光ファイバセグメントのXPM劣化の計算を表し、第2の計算部303に対応するものであり、即ち、該反復ステップサイズ内の各光ファイバセグメントのXPMによる劣化を第2の平面から第3の平面に出力する。
第3の平面は、1つの反復ステップサイズ内の光ファイバ伝送リンクのXPMによる劣化の計算を表し、第3の計算部304に対応するものであり、即ち、該反復ステップサイズ内の光ファイバ伝送リンクのXPMによる劣化を第3の平面から出力する。
第3の平面から出力された該反復ステップサイズ内の光ファイバ伝送リンクに与えられたXPM劣化に基づいて、該反復ステップサイズ内の光ファイバ伝送リンクのXPM行列Wm,iを計算し、該XPM行列の逆行列(Wm,i−1を計算する。
ここで、図5に示すように、Um,iは、m番目のチャネルのi番目の反復ステップサイズの入力信号、即ちi−1番目の反復ステップサイズの出力信号を表し、Wm,iは、m番目のチャネルのi番目の反復ステップサイズのXPM行列を表し、φm,n及びcm,nは、m番目のチャネルのi番目の反復ステップサイズのn番目の光ファイバセグメントに与えられたXPM位相劣化及び偏波クロストークをそれぞれ表し、Φ及びCは、m番目のチャネルのi番目の反復ステップサイズ内の全ての光ファイバセグメントに与えられたXPM位相劣化の和及び偏波クロストークの和をそれぞれ表し、m、n及びiは0よりも大きい整数である。
次に、図5における各平面の計算及び補償のプロセスを具体的に説明する。
本実施例では、各チャネルの反復回数がKであり、各チャネルの光ファイバスパンの数がNであり、且つ各反復ステップサイズが互いに等しいと仮定すると、各反復ステップサイズの光ファイバ伝送リンクは、N=N/K個の連続する光ファイバスパンを含み、ここで、K及びNは0よりも大きい整数であり、Nは整数であると仮定する。さらに、各反復ステップサイズ内の光ファイバ伝送リンクがN個の光ファイバセグメントに分割され、各光ファイバセグメントが1つの光ファイバスパンとなる。
本実施例では、1つの例として、各反復ステップサイズ内の各光ファイバセグメントは1つの光ファイバスパンに対応する。なお、本発明では、光ファイバスパンと各反復ステップサイズにおいて分割された光ファイバセグメントとの関係が限定されない。
本実施例では、各反復ステップサイズ内の光ファイバ伝送リンクは、整数個の光ファイバスパンを含んでもよいし、非整数個の光ファイバスパンを含んでもよいが、本発明はこれに限定されない。
ここで、反復補償は、光ファイバ伝送リンクにおける光ファイバスパンの逆の順序で行われる。即ち、
(1)1回目の反復では、伝送リンク内のN番目〜(N−N+1)番目の光ファイバスパンにおける線形劣化及び非線形劣化を補償し、
(2)2回目の反復では、伝送リンク内の(N−N+1)番目〜(N−2N+2)番目の光ファイバスパンにおける線形劣化及び非線形劣化を補償し、
(3)このように、K回目の反復では、伝送リンク内のN番目〜1番目の光ファイバスパンにおける線形劣化及び非線形劣化を補償する。
図5の第1の平面に示すように、各チャネルの各反復ステップサイズ内の1番目〜(N−1)番目の第2の補正部のそれぞれは、対応する光ファイバスパンにおける分散及びチャネル離れの補償を行う場合は、これらの第2の補償部の周波数特性は、下記の式(1)に示される。
Figure 0006476716
ここで、β2,nは、該反復ステップサイズ内のn番目の光ファイバスパンの群速度分散係数(group speed dispersion coefficient)を表し、Δβ1,m,nは、該光ファイバスパンにおけるm番目のチャネルと基準チャネルとの群速度差を表し、Lは、該光ファイバスパンの長さを表し、ωは、角周波数を表し、ここで、1≦m≦M、1≦n≦N−1、式(1)における負の記号は、該光ファイバスパンの分散及びチャネル離れの劣化を補償することを表す。
また、各チャネルの各反復ステップサイズ内のN番目の第2の補償部は、該反復ステップサイズ内のN番目の光ファイバスパンにおける分散及びチャネル離れの補償だけではなく、該反復ステップサイズ内の全てのN個の光ファイバスパンにおけるSPM劣化の位相補償を行う場合は、該第2の補償部の周波数特性は、下記の式(2)に示される。
Figure 0006476716
ここで、FTは、フーリエ変換を表し、IFTは、逆フーリエ変換を表し、θSPM,mは、m番目のチャネルの該反復ステップサイズ内の全てのN個の光ファイバスパンにおけるSPM位相劣化を表す。
図5の第1の平面及び式(1)、(2)に示すように、任意のチャネルについて、1回目の反復の入力信号と出力信号との関係は、下記の式(3)に示される。
Figure 0006476716
ここで、Um,i−1及びUm,iは、m番目のチャネルの、i番目の反復ステップサイズの光ファイバ伝送リンクの入力信号及び出力信号をそれぞれ表し、Wm,iは、i番目の反復ステップサイズに対応する、m番目のチャネルについてのXPM行列を表し、該行列の逆演算(Wm,i−1は、XPM劣化に対する補償を表し、hLI,m,n=IFT(HLI,m,n)、HLI,m,nは、m番目のチャネルの、現在の反復ステップサイズのn番目の光ファイバセグメントについて線形劣化及び/又は自己位相変調の劣化を補償するための周波数特性を表し、m、i及びnはいずれも0よりも大きい整数である。
図5の第1の平面に示すように、XPM行列Wm,iは、m番目のチャネルのi番目の反復ステップサイズ内の全ての光ファイバスパンにおけるXPM劣化を集め、XPMジョーンズ行列モデルにより、Wm,i及び(Wm,i−1は、下記の式(4)及び(5)にそれぞれ示される。
Figure 0006476716

Figure 0006476716
ここで、Φx,m、Φy,m、Cyx,m、Cxy,mは、i番目の反復ステップサイズに対応する、m番目のチャネルについての2つの偏波方向における位相雑音成分と偏波クロストーク成分の推定値を表し、εは、XPM劣化の調整係数を表し、この係数を調整することでアルゴリズムの効果を最適化し、m及びiはいずれも0よりも大きい整数である。
ここで、式(4)、(5)におけるXPM劣化Φx,m、Φy,m、Cyx,m、Cxy,mは、現在の反復ステップサイズ内の全ての光ファイバスパンにおいて生じたXPM劣化である。また、図5の第2及び第3の平面は、Φ=[Φx,m,Φy,m、C=[Cx,m,Cy,mの計算プロセスを示している。
図5の第2の平面に示すように、該平面では、1つの反復ステップサイズ内の各光ファイバスパンにおけるXPM劣化の計算が行われる。第1の平面においてi番目の反復ステップサイズ内の1番目の光ファイバスパンの線形劣化が補償された後で、各チャネルの信号を第2の平面に入力し、下記の式(6)及び(7)により、各チャネルの該反復ステップサイズ内の1番目の光ファイバスパンのXPM位相φm,n及び偏波クロストーク劣化cm,nを計算する。
Figure 0006476716
Figure 0006476716
ここで、Mは、受信されたチャネルの数を表し、umx,n、umy,nは、該反復ステップサイズ内のn番目の光ファイバスパンの線形劣化が補正された後で、第1の平面から第2の平面に伝送されたm番目のチャネルの2つの偏波状態の信号を表し、I=[|umx,n,|umy,nは、信号強度ベクトルを表し、h(m’,m),nは、該反復ステップサイズ内のn番目の光ファイバスパンにおいて、m’番目のチャネルによるm番目のチャネルのXPM劣化の時間領域インパルス応答を表し、その周波数領域の伝送特性は、下記の式(8)に示されている。
Figure 0006476716
ここで、L、α及びγは、該反復ステップサイズ内のn番目の光ファイバスパンの長さ、減衰及び非線形係数をそれぞれ表し、Δβ’m’,mは、m’番目のチャネルとm番目のチャネルとの群速度差を表す。
Δβ’m’,m=−Δβ’m,m’となり、XPM劣化の伝送特性はH(m’,m),n=(h(m,m’),nを満たしているため、第2の平面で各光ファイバスパンのXPM劣化の計算では、M(M−1)/2個のXPMフィルタのみを計算すればよい。
図6は、本発明の実施例2に係る、式(6)〜(8)に示すXPM劣化の計算方法のフローチャートである。図6に示される方法により、第1の平面で該反復ステップサイズ内の1つの光ファイバスパンの線形劣化の補償を行うと、式(6)〜(8)により第2の平面で該光ファイバスパンにおけるXPM劣化の計算を行う。
図5の第3の平面に示すように、第2の平面で各チャネルのi番目の反復ステップサイズ内の各光ファイバスパンに与えられたXPM劣化が計算された後で、下記の式(9)、(10)により、各チャネルの該反復ステップサイズ内のN個の光ファイバスパンのXPM劣化の和を計算する。
Figure 0006476716
Figure 0006476716
ここで、φm,n及びcm,nそれぞれは、式(6)、(7)に示されるm番目のチャネルのi番目の反復ステップサイズのn番目の光ファイバスパンにおいて受けるXPM位相劣化及び偏波クロストークであり、Φ及びCは、m番目のチャネルのi番目の反復ステップサイズ内の全ての光ファイバスパンのXPM位相劣化の和及び偏波クロストークの和をそれぞれ表し、m、n及びiは、0よりも大きい整数である。
式(9)、(10)の計算結果を第1の計算平面にフィードバックし、式(5)によりXPM行列の逆行列を計算して、XPM劣化の補償を行う。
以上は1つの反復ステップサイズ内の計算プロセスであり、反復が終了するまで、上記の式(1)〜(10)により計算及び補償を繰り返し、各チャネルの分散及び非線形劣化の補償を行う。
上記の計算及び補償のプロセスは単なる例示する説明であり、本発明はこれに限定されない。本実施例では、第1の平面におけるSPM劣化の補償は従来方法のいずれかを用いてもよく、例えば各第2の補償部の線形的補償の後で又は前に行われてもよいし、或いは上記の式(2)に示される同一の補償部で補償を行ってもよいが、本発明はここに例示されるものに限定されない。
上記の実施例によれば、各光ファイバセグメントにおける非線形劣化の最も大きい位置において相互位相変調の劣化推定を行うことで、相互位相変調劣化の補償を効果的に行うことができ、通信システムの性能を向上できる。
また、段階的な反復補償により、相互位相変調の劣化の補償の正確性をさらに向上でき、通信システムの性能をさらに向上できる。
また、第2の補償部を設置することで、光ファイバ伝送リンクにおける線形劣化及び/又はSPM劣化を効果的に補償でき、通信システムの性能をさらに向上できる。
[実施例3]
図7は、本発明の実施例3に係るチャネル間の非線形劣化の補償装置の構成を示す図であり、この補償装置は通信システムの受信端に用いられる。補償装置700は、反復パラメータ決定部701、推定部702、及び第1の補償部703を含む。
反復パラメータ決定部701は、多チャネル光ファイバ伝送リンクの各チャネルにおいて実行される相互位相変調の劣化補償の反復ステップサイズを決定する。
推定部702は、各チャネルの各反復ステップサイズにおける光ファイバ伝送リンクを1つ又は複数の光ファイバセグメントに分割し、現在のチャネルから所定の距離内のチャネルによる相互位相変調の劣化に基づいて、各光ファイバセグメントにおける非線形劣化の最も大きい位置において相互位相変調の劣化推定を行う。
第1の補償部703は、相互位相変調の劣化推定の結果に基づいて、相互位相変調の劣化補償を行う。
本実施例は、実施例1及び2と異なって、XPM劣化を推定する際に、距離の遠いチャンルの現在のチャンルに与えるXPM劣化の小さいため、現在のチャネルまで距離の近いチャネルにより生じられたXPM劣化のみを考慮してもよい。これによって、計算の複雑さを効果的に低下させることができる。
本実施例では、例えば任意の2つのチャネルのキャリア中心周波数の差とWDMチャネル間隔との比で、2つのチャネルの距離を定義すると、m番目のチャネルに対するm’番目のチャネルの距離はm−m’である。
例えば現在のチャネルからの距離が[−d,d]以外のチャネルによるXPM劣化のみを考え、計算する必要なXPMフィルタの数はM(M−1)/2からd(2M−d−1)/2に減少し、ここで、MはWDMのチャネル数であり、d>0、dは現在のチャネルからの最大距離を表す。この条件によれば、上記の式(6)、(7)により、下記の式(11)及び(12)が得られた。
Figure 0006476716
Figure 0006476716
ここで、Mは、受信されたチャネルの数を表し、umx,n、umy,nは、該反復ステップサイズ内のn番目の光ファイバスパンの線形劣化が補正された後で、第1の平面から第2の平面に伝送されたm番目のチャネルの2つの偏波状態の信号を表し、I=[|umx,n,|umy,nは、信号強度ベクトルを表し、h(m’,m),nは、該反復ステップサイズ内のn番目の光ファイバスパンにおいて、m’番目のチャネルによるm番目のチャネルのXPM劣化の時間領域インパルス応答を表す。
本実施例の推定部の構成、XPM劣化の行列の計算方法及び補償方法は、実施例1又は2の記載と同じであり、ここでその説明が省略される。
上記の実施例によれば、各光ファイバセグメントにおける非線形劣化の最も大きい位置において相互位相変調の劣化推定を行うことで、相互位相変調劣化の補償を効果的に行うことができ、通信システムの性能を向上できる。
また、現在のチャネルからの距離の近いチャネルによるXPM劣化のみを考えることで、計算の複雑さを効果的に低下させることができる。
[実施例4]
図8は、本発明の実施例4に係るチャネル間の非線形劣化の補償装置の構成を示す図であり、この補償装置は通信システムの受信端に用いられる。この補償装置800は、反復パラメータ決定部801、推定部802、フィルタリング部803、第1のサンプリング部804、第2のサンプリング部805、及び第1の補償部806を含む。
推定部802は、各チャネルの各反復ステップサイズにおける光ファイバ伝送リンクを1つ又は複数の光ファイバセグメントに分割し、各光ファイバセグメントにおける非線形劣化の最も大きい位置において相互位相変調の劣化推定を行う。ここで、推定部802は、分割部8021、第1の計算部8022、第2の計算部8023、第3の計算部8024、及び第4の計算部8025を含み、分割部8021、第1の計算部8022、第2の計算部8023、及び第3の計算部8024の構成及び機能は、実施例2における説明と同じであり、ここでその説明が省略される。
フィルタリング部803は、第3の計算部8024の計算結果についてローパスフィルタリングを行う。
第1のサンプリング部804は、ローパスフィルタリング後の結果についてダウンサンプリングを行う。
第2のサンプリング部805は、ダウンサンプリングの結果についてアップサンプリングを行って、回復された相互位相変調の劣化波形を取得する。
第4の計算部8025は、回復された相互位相変調の劣化波形に基づいて、相互位相変調行列の逆行列を計算する。
第1の補償部806は、相互位相変調の劣化推定の結果に基づいて、相互位相変調の劣化補償を行う。
本実施例では、第3の計算部により算出されたXPM劣化の波形変化が緩やかであるため、第3の計算部により算出された結果についてダウンサンプリングを行った後で、低速で第4の計算部に伝送し、アップサンプリングを行って回復して、逆行列を計算することで、低速のデータ伝送を効果的に実現できる。
本実施例では、フィルタリング部803は、従来技術の任意のローパスフィルタを用いてもよく、本発明はここに例示されるものに限定されない。
例えば、フィルタリング部803は、平均値計算部を含んでもよく、即ち、入力信号をブロックごとに分割した後の各ブロックの平均値を計算してもよい。第1のサンプリング部804の出力は平均値シーケンスである。第2のサンプリング部805は、サンプリングメンテナンスを用いて、2RのXPM劣化の波形を回復し、ここで、Rはシンボルレートを表す。
別の例として、フィルタリング部803は、シンボルレートよりも遥かに低い帯域幅を有する狭帯域ローパスフィルタ(例えば矩形フィルタ、ルートレイズドコサインフィルタ、及びベッセルフィルタなど)を含んでもよく、このローパスフィルタの一方的な帯域幅fLPFは信号のシンボルレートよりも遥かに低い。第1のサンプリング部804は、2fLPFのレートで、フィルタリングされた信号をダウンサンプリングし、ダウンサンプリング信号のレートは元レートのfLPF/R倍に低減する。第2のサンプリング部805は、補間(例えばsinc補間、キュービック補間など)によりアップサンプリングを行って、2RのXPM劣化の波形を回復する。
本実施例のXPM劣化行列の計算方法及び補正方法は、実施例2の記載と同じであり、ここでその説明が省略される。
上記の実施例によれば、各光ファイバセグメントにおける非線形劣化の最も大きい位置において相互位相変調の劣化推定を行うことで、相互位相変調劣化の補償を効果的に行うことができ、通信システムの性能を向上できる。
また、XPM劣化波形をダウンサンプリングし伝送して、アップサンプリングにより回復し、XPM行列の逆行列を計算することで、データ伝送レートを効果的に低減させることができる。
[実施例5]
図9は、本発明の実施例5に係るチャネル間の非線形劣化の補償方法のフローチャートであり、この補償方法は実施例1に係るチャネル間の非線形劣化の補償装置に対応する。図9に示すように、この補償方法は、下記のステップを含む。
ステップ901:多チャネル光ファイバ伝送リンクの各チャネルにおいて実行される相互位相変調の劣化補償の反復ステップサイズを決定する。
ステップ902:各チャネルの各反復ステップサイズにおける光ファイバ伝送リンクを1つ又は複数の光ファイバセグメントに分割し、各光ファイバセグメントにおける非線形劣化の最も大きい位置において相互位相変調の劣化推定を行う。
ステップ903:相互位相変調の劣化推定の結果に基づいて、相互位相変調の劣化補償を行う。
本実施例では、非線形劣化の最も大きい位置の決定方法及び相互位相変調(XPM)の劣化の推定方法は、実施例1の記載と同じであり、また、具体的なXPM行列の計算方法及び該行列に基づく補償方法は実施例2、3又は4の記載と同じであり、ここでその説明が省略される。
上記の実施例によれば、各光ファイバセグメントにおける非線形劣化の最も大きい位置において相互位相変調の劣化推定を行うことで、相互位相変調劣化の補償を効果的に行うことができ、通信システムの性能を向上できる。
本発明の以上の装置及び方法は、ハードウェアにより実現されてもよく、ハードウェアとソフトウェアを結合して実現されてもよい。本発明はコンピュータが読み取り可能なプログラムに関し、該プログラムはロジック部により実行される時に、該ロジック部に上述した装置又は構成要件を実現させる、或いは該ロジック部に上述した各種の方法又はステップを実現させることができる。
本発明は上記のプログラムを記憶するための記憶媒体、例えばハードディスク、ディスク、光ディスク、DVD、フラッシュメモリ等に関する。
以上、具体的な実施形態を参照しながら本発明を説明しているが、上記の説明は、例示的なものに過ぎず、本発明の保護の範囲を限定するものではない。本発明の趣旨及び原理を離脱しない限り、本発明に対して各種の変形及び修正を行ってもよく、これらの変形及び修正も本発明の範囲に属する。
また、上述の各実施例を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
チャネル間の非線形劣化(nonlinear damage)の補償装置であって、
多チャネル光ファイバ伝送リンクの各チャネルにおいて実行される相互位相変調の劣化補償の反復ステップサイズを決定する反復パラメータ決定手段と、
各チャネルの各反復ステップサイズにおける光ファイバ伝送リンクを1つ又は複数の光ファイバセグメントに分割し、各光ファイバセグメントにおける非線形劣化の最も大きい位置において相互位相変調の劣化推定を行う推定手段と、
前記相互位相変調の劣化推定の結果に基づいて、相互位相変調の劣化補償を行う第1の補償手段と、を含む、非線形劣化の補償装置。
(付記2)
前記推定手段は、
各チャネルの各反復ステップサイズにおける光ファイバ伝送リンクを1つ又は複数の光ファイバセグメントに分割する分割手段と、
各チャネルの各反復ステップサイズ内の各光ファイバセグメントにおける非線形劣化の最も大きい位置の出力波形を計算する第1の計算手段と、
前記出力波形に基づいて、各チャネルの各反復ステップサイズにおける各光ファイバセグメントの相互位相変調による劣化を計算する第2の計算手段と、
各チャネルの各反復ステップサイズにおける全ての光ファイバセグメントの相互位相変調による劣化を合計して、各反復ステップサイズにおける光ファイバ伝送リンクの相互位相変調による劣化を取得する第3の計算手段と、
各チャネルの各反復ステップサイズにおける光ファイバ伝送リンクの相互位相変調による劣化に基づいて、各チャネルの各反復ステップサイズにおける光ファイバ伝送リンクの相互位相変調行列を計算して、前記相互位相変調行列の逆行列を計算する第4の計算手段と、を含み、
前記第1の補償手段は、前記相互位相変調行列の逆行列に基づいて、各チャネルの各反復ステップサイズにおける光ファイバ伝送リンクについて相互位相変調の劣化を補償する、付記1に記載の非線形劣化の補償装置。
(付記3)
前記第1の補償手段が相互位相変調の劣化を補償する前に、各チャネルの線形劣化及び/又は自己位相変調の劣化を補償する第2の補償手段、をさらに含む、付記1に記載の非線形劣化の補償装置。
(付記4)
前記第1の計算手段は、下記の式(1)により、各チャネルの各反復ステップサイズの出力波形を計算し、
Figure 0006476716
ここで、Um,i−1及びUm,iは、m番目のチャネルの、i番目の反復ステップサイズの光ファイバ伝送リンクの入力信号及び出力信号をそれぞれ表し、Wm,iは、i番目の反復ステップサイズに対応する、m番目のチャネルについての相互位相変調行列を表し、hLI,m,n=IFT(HLI,m,n)、HLI,m,nは、m番目のチャネルの、現在の反復ステップサイズのn番目の光ファイバセグメントについて前記線形劣化及び/又は自己位相変調の劣化を補償するための周波数特性を表し、m、i及びnはいずれも0よりも大きい整数である、付記2に記載の非線形劣化の補償装置。
(付記5)
前記第4の計算手段は、下記の式(2)により、前記相互位相変調行列の逆行列を計算し、
Figure 0006476716
ここで、Φx,m、Φy,m、Cyx,m、Cxy,mは、i番目の反復ステップサイズに対応する、m番目のチャネルについての2つの偏波方向における位相雑音成分と偏波クロストーク成分の推定値を表し、εは、XPM劣化の調整係数を表し、m及びiはいずれも0よりも大きい整数である、付記2に記載の非線形劣化の補償装置。
(付記6)
前記推定装置は、各光ファイバセグメントにおける非線形劣化の最も大きい位置において、現在のチャネルから所定の距離内のチャネルによる相互位相変調の劣化に基づいて、前記相互位相変調の劣化推定を行う、付記1に記載の非線形劣化の補償装置。
(付記7)
前記第3の計算手段の計算結果についてローパスフィルタリングを行うフィルタリング手段と、
ローパスフィルタリング後の結果についてダウンサンプリングを行う第1のサンプリング手段と、
ダウンサンプリングの結果についてアップサンプリングを行って、回復された相互位相変調の劣化波形を取得する第2のサンプリング手段と、を含み、
前記第4の計算手段は、回復された相互位相変調の劣化波形に基づいて、前記相互位相変調行列の逆行列を計算する、付記2に記載の非線形劣化の補償装置。
(付記8)
前記推定手段は、各チャネルの各反復ステップサイズにおける各光ファイバセグメントの入力端において前記相互位相変調の劣化推定を行う、付記1乃至7のいずれかに記載の非線形劣化の補償装置。
(付記9)
チャネル間の非線形劣化(nonlinear damage)の補償方法であって、
多チャネル光ファイバ伝送リンクの各チャネルにおいて実行される相互位相変調の劣化補償の反復ステップサイズを決定するステップと、
各チャネルの各反復ステップサイズにおける光ファイバ伝送リンクを1つ又は複数の光ファイバセグメントに分割し、各光ファイバセグメントにおける非線形劣化の最も大きい位置において相互位相変調の劣化推定を行うステップと、
前記相互位相変調の劣化推定の結果に基づいて、相互位相変調の劣化補償を行うステップと、を含む、非線形劣化の補償方法。
(付記10)
前記各光ファイバセグメントにおける非線形劣化の最も大きい位置において相互位相変調の劣化推定を行うステップは、
各チャネルの各反復ステップサイズ内の各光ファイバセグメントにおける非線形劣化の最も大きい位置の出力波形を計算するステップと、
前記出力波形に基づいて、各チャネルの各反復ステップサイズにおける各光ファイバセグメントの相互位相変調による劣化を計算するステップと、
各チャネルの各反復ステップサイズにおける全ての光ファイバセグメントの相互位相変調による劣化を合計して、各反復ステップサイズにおける光ファイバ伝送リンクの相互位相変調による劣化を取得するステップと、
各チャネルの各反復ステップサイズにおける光ファイバ伝送リンクの相互位相変調による劣化に基づいて、各チャネルの各反復ステップサイズにおける光ファイバ伝送リンクの相互位相変調行列を計算して、前記相互位相変調行列の逆行列を計算するステップと、を含み、
前記相互位相変調の劣化推定の結果に基づいて相互位相変調の劣化補償を行うステップは、
前記相互位相変調行列の逆行列に基づいて、各チャネルの各反復ステップサイズにおける光ファイバ伝送リンクについて相互位相変調の劣化を補償するステップ、を含む、付記9に記載の非線形劣化の補償方法。
(付記11)
相互位相変調の劣化を補償する前に、各チャネルの線形劣化及び/又は自己位相変調の劣化を補償するステップ、をさらに含む、付記9に記載の非線形劣化の補償方法。
(付記12)
下記の式(1)により、各チャネルの各反復ステップサイズの出力波形を計算し、
Figure 0006476716
ここで、Um,i−1及びUm,iは、m番目のチャネルの、i番目の反復ステップサイズの光ファイバ伝送リンクの入力信号及び出力信号をそれぞれ表し、Wm,iは、i番目の反復ステップサイズに対応する、m番目のチャネルについての相互位相変調行列を表し、hLI,m,n=IFT(HLI,m,n)、HLI,m,nは、m番目のチャネルの、現在の反復ステップサイズのn番目の光ファイバセグメントについて前記線形劣化及び/又は自己位相変調の劣化を補償するための周波数特性を表し、m、i及びnはいずれも0よりも大きい整数である、付記10に記載の非線形劣化の補償方法。
(付記13)
下記の式(2)により、前記相互位相変調行列の逆行列を計算し、
Figure 0006476716
ここで、Φx,m、Φy,m、Cyx,m、Cxy,mは、i番目の反復ステップサイズに対応する、m番目のチャネルについての2つの偏波方向における位相雑音成分と偏波クロストーク成分の推定値を表し、εは、XPM劣化の調整係数を表し、m及びiはいずれも0よりも大きい整数である、付記10に記載の非線形劣化の補償方法。
(付記14)
前記各光ファイバセグメントにおける非線形劣化の最も大きい位置において相互位相変調の劣化推定を行うステップは、
各光ファイバセグメントにおける非線形劣化の最も大きい位置において、現在のチャネルから所定の距離内のチャネルによる相互位相変調の劣化に基づいて、前記相互位相変調の劣化推定を行うステップ、を含む、付記9に記載の非線形劣化の補償方法。
(付記15)
前記各反復ステップサイズにおける光ファイバ伝送リンクの相互位相変調による劣化についてローパスフィルタリングを行うステップと、
ローパスフィルタリング後の結果についてダウンサンプリングを行うステップと、
ダウンサンプリングの結果についてアップサンプリングを行って、回復された相互位相変調の劣化波形を取得するステップと、を含み、
前記各チャネルの各反復ステップサイズにおける光ファイバ伝送リンクの相互位相変調による劣化に基づいて、各チャネルの各反復ステップサイズにおける光ファイバ伝送リンクの相互位相変調行列を計算して、前記相互位相変調行列の逆行列を計算するステップは、
回復された相互位相変調の劣化波形に基づいて、前記相互位相変調行列の逆行列を計算するステップ、を含む、付記10に記載の非線形劣化の補償方法。
(付記16)
前記各光ファイバセグメントにおける非線形劣化の最も大きい位置において相互位相変調の劣化推定を行うステップは、
各チャネルの各反復ステップサイズにおける各光ファイバセグメントの入力端において前記相互位相変調の劣化推定を行うステップ、を含む、付記9乃至15のいずれかに記載の非線形劣化の補償方法。

Claims (10)

  1. チャネル間の非線形劣化(nonlinear damage)の補償装置であって、
    多チャネル光ファイバ伝送リンクの各チャネルにおいて実行される相互位相変調の劣化補償の反復ステップサイズを決定する反復パラメータ決定手段と、
    各チャネルの各反復ステップサイズにおける光ファイバ伝送リンクを1つ又は複数の光ファイバセグメントに分割し、各光ファイバセグメントにおける非線形劣化の最も大きい位置において相互位相変調の劣化推定を行う推定手段と、
    前記相互位相変調の劣化推定の結果に基づいて、相互位相変調の劣化補償を行う第1の補償手段と、を含
    前記反復ステップサイズは、各チャネルの長さよりも小さい、非線形劣化の補償装置。
  2. 前記推定手段は、
    各チャネルの各反復ステップサイズにおける光ファイバ伝送リンクを1つ又は複数の光ファイバセグメントに分割する分割手段と、
    各チャネルの各反復ステップサイズ内の各光ファイバセグメントにおける非線形劣化の最も大きい位置の出力波形を計算する第1の計算手段と、
    前記出力波形に基づいて、各チャネルの各反復ステップサイズにおける各光ファイバセグメントの相互位相変調による劣化を計算する第2の計算手段と、
    各チャネルの各反復ステップサイズにおける全ての光ファイバセグメントの相互位相変調による劣化を合計して、各反復ステップサイズにおける光ファイバ伝送リンクの相互位相変調による劣化を取得する第3の計算手段と、
    各チャネルの各反復ステップサイズにおける光ファイバ伝送リンクの相互位相変調による劣化に基づいて、各チャネルの各反復ステップサイズにおける光ファイバ伝送リンクの相互位相変調行列を計算して、前記相互位相変調行列の逆行列を計算する第4の計算手段と、を含み、
    前記第1の補償手段は、前記相互位相変調行列の逆行列に基づいて、各チャネルの各反復ステップサイズにおける光ファイバ伝送リンクについて相互位相変調の劣化を補償する、請求項1に記載の非線形劣化の補償装置。
  3. 前記第1の補償手段が相互位相変調の劣化を補償する前に、各チャネルの線形劣化及び/又は自己位相変調の劣化を補償する第2の補償手段、をさらに含む、請求項1に記載の非線形劣化の補償装置。
  4. 前記第1の計算手段は、下記の式(1)により、各チャネルの各反復ステップサイズの出力波形を計算し、
    Figure 0006476716
    ここで、Um,i−1及びUm,iは、m番目のチャネルの、i番目の反復ステップサイズの光ファイバ伝送リンクの入力信号及び出力信号をそれぞれ表し、Wm,iは、i番目の反復ステップサイズに対応する、m番目のチャネルについての相互位相変調行列を表し、hLI,m,n=IFT(HLI,m,n)、HLI,m,nは、m番目のチャネルの、現在の反復ステップサイズのn番目の光ファイバセグメントについて線形劣化及び/又は自己位相変調の劣化を補償するための周波数特性を表し、m、i及びnはいずれも0よりも大きい整数である、請求項2に記載の非線形劣化の補償装置。
  5. 前記第4の計算手段は、下記の式(2)により、前記相互位相変調行列の逆行列を計算し、
    Figure 0006476716
    ここで、Φx,m、Φy,m、Cyx,m、Cxy,mは、i番目の反復ステップサイズに対応する、m番目のチャネルについての2つの偏波方向における位相雑音成分と偏波クロストーク成分の推定値を表し、εは、XPM劣化の調整係数を表し、m及びiはいずれも0よりも大きい整数である、請求項2に記載の非線形劣化の補償装置。
  6. 前記推定手段は、各光ファイバセグメントにおける非線形劣化の最も大きい位置において、現在のチャネルから所定の距離内のチャネルによる相互位相変調の劣化に基づいて、前記相互位相変調の劣化推定を行う、請求項1に記載の非線形劣化の補償装置。
  7. 前記第3の計算手段の計算結果についてローパスフィルタリングを行うフィルタリング手段と、
    ローパスフィルタリング後の結果についてダウンサンプリングを行う第1のサンプリング手段と、
    ダウンサンプリングの結果についてアップサンプリングを行って、回復された相互位相変調の劣化波形を取得する第2のサンプリング手段と、を含み、
    前記第4の計算手段は、回復された相互位相変調の劣化波形に基づいて、前記相互位相変調行列の逆行列を計算する、請求項2に記載の非線形劣化の補償装置。
  8. 前記推定手段は、各チャネルの各反復ステップサイズにおける各光ファイバセグメントの入力端において前記相互位相変調の劣化推定を行う、請求項1乃至7のいずれかに記載の非線形劣化の補償装置。
  9. チャネル間の非線形劣化(nonlinear damage)の補償方法であって、
    多チャネル光ファイバ伝送リンクの各チャネルにおいて実行される相互位相変調の劣化補償の反復ステップサイズを決定するステップと、
    各チャネルの各反復ステップサイズにおける光ファイバ伝送リンクを1つ又は複数の光ファイバセグメントに分割し、各光ファイバセグメントにおける非線形劣化の最も大きい位置において相互位相変調の劣化推定を行うステップと、
    前記相互位相変調の劣化推定の結果に基づいて、相互位相変調の劣化補償を行うステップと、を含
    前記反復ステップサイズは、各チャネルの長さよりも小さい、非線形劣化の補償方法。
  10. 前記各光ファイバセグメントにおける非線形劣化の最も大きい位置において相互位相変調の劣化推定を行うステップは、
    各チャネルの各反復ステップサイズ内の各光ファイバセグメントにおける非線形劣化の最も大きい位置の出力波形を計算するステップと、
    前記出力波形に基づいて、各チャネルの各反復ステップサイズにおける各光ファイバセグメントの相互位相変調による劣化を計算するステップと、
    各チャネルの各反復ステップサイズにおける全ての光ファイバセグメントの相互位相変調による劣化を合計して、各反復ステップサイズにおける光ファイバ伝送リンクの相互位相変調による劣化を取得するステップと、
    各チャネルの各反復ステップサイズにおける光ファイバ伝送リンクの相互位相変調による劣化に基づいて、各チャネルの各反復ステップサイズにおける光ファイバ伝送リンクの相互位相変調行列を計算して、前記相互位相変調行列の逆行列を計算するステップと、を含み、
    前記相互位相変調の劣化推定の結果に基づいて相互位相変調の劣化補償を行うステップは、
    前記相互位相変調行列の逆行列に基づいて、各チャネルの各反復ステップサイズにおける光ファイバ伝送リンクについて相互位相変調の劣化を補償するステップを含む、請求項9に記載の非線形劣化の補償方法。
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