JP6473861B1 - planter - Google Patents
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Abstract
【課題】 背丈が高くなる野菜の栽培を可能にしながら、用土の使用量を少なくして軽量化できることから、狭小場所での作業が容易となり、従来に比べて用土代や廃土処理の負担を軽減することができるプランターを提供する。【解決手段】 本発明に係るプランター1は、底13および周囲壁(正面板3、側面板5、背面板11)とで内部に空間7を有して上方に開口部2を有すると共にその周囲壁の一部(正面板3)には開口部2につながり底7方向へ延びる切欠部4を有する本体14と、切欠部4を塞ぐことができる本体14に着脱自在の前板6a,6bと、本体14の内部に収納されて空間7の容積を変化させることができる本体14に着脱自在のブロック体8a,8b,8cと、からなる。【選択図】 図3PROBLEM TO BE SOLVED: To reduce the amount of soil used and reduce the weight while making it possible to cultivate tall vegetables, which makes it easier to work in a narrow place and reduces the burden of land cost and waste soil treatment compared to conventional methods Provide planters that can be reduced. A planter 1 according to the present invention includes a bottom 13 and surrounding walls (a front plate 3, a side plate 5, and a back plate 11) having a space 7 therein and an opening 2 above and surroundings thereof. A part of the wall (front plate 3) has a main body 14 having a notch 4 connected to the opening 2 and extending in the direction of the bottom 7, and front plates 6a and 6b detachably attached to the main body 14 capable of closing the notch 4. And block bodies 8a, 8b, and 8c that are detachably attached to the main body 14 that can be accommodated in the main body 14 and change the volume of the space 7. [Selection] Figure 3
Description
本発明は、マンションのベランダ等の狭小場所においても、ネギ類等の背丈が高くなる野菜の栽培を容易にすることを目的とするプランターに関する。 The present invention relates to a planter for facilitating the cultivation of vegetables such as leeks, which are tall, even in a narrow place such as a veranda of an apartment.
従来、長ネギや白ネギ等のネギ類は、成長に応じて背丈が高くなるため、プランターでの栽培は難しいものとされており、しかも、成長に合わせて収穫までに4回程度の所謂土寄作業が必要であるが、マンションのベランダ等の狭小場所では、作業が困難であると共に水や汚泥の流出等の考慮も必要であった。 In the past, leeks such as long leek and white leek have become taller as they grow, making them difficult to cultivate in planters. Work is necessary, but it was difficult to work in confined spaces such as condominium verandas, and it was necessary to consider the outflow of water and sludge.
このような問題に着目したものとして、圃場で農作業をする場合と違って制約を受け狭小場所での栽培を意図するプランターが知られている(下記先行技術文献参照)。 A planter intended to cultivate in a confined place under restrictions is known (see the prior art document below) as a focus on such a problem, unlike the case of farming in a field.
特許文献1は、外気温によるプランター内の土壌温度上昇を防ぐために断熱材(発泡材)をプランター本体の内壁面に設けている。
In
特許文献2は、草花が植えられるプランターを好みの場所に、プランターを収容するプランターガードとの間に形成される空間に土や発泡スチロールなどの断熱材をつめて草花が枯れることの無いように工夫している。
しかしながら、前記先行技術文献で開示されているプランターを用いて、マンションのベランダ等の狭小場所において、ネギ類等の背丈が高くなる野菜の栽培を行う場合、以下の問題を有する。 However, when using the planter disclosed in the above-mentioned prior art document to cultivate vegetables with high height such as leeks in a narrow place such as a veranda of an apartment, there are the following problems.
すなわち、背丈が高くなる野菜である長ネギの栽培においては葉鞘部を白く保った状態で背丈を長く育て30センチ程度にする必要があることから、プランターには少なくとも40〜50センチ以上の深さが必要になり、このようなサイズのプランターにあっては、ネギ苗の植え付け時にはプランターの内部のまで手を入れることが大変であり、しかも、用土として15リットル以上が必要となることからプランターの全重量が10キロ以上と重くなるため、狭小場所で野菜を育てることを楽しむ所謂家庭菜園としては、取り扱いに制約を受けて重労働を伴う作業となる。 That is, in the cultivation of long green onion which is a vegetable tall increases since it is necessary to increase grown about 30 centimeters tall while maintaining whitening leaf sheaths portion, over at least 40-50 centimeters planters depth For planters of this size, it is difficult to reach the inside of the planter when planting the onion seedlings, and more than 15 liters of soil is required for the planter. Since the total weight is as heavy as 10 kg or more, the so-called kitchen garden that enjoys growing vegetables in a small place is a work involving heavy labor due to restrictions on handling.
前記課題を解決するため、本発明に係るプランターは、有底および周囲壁とで内部に空間を有して上方に開口部を有すると共に前記周囲壁の一部には前記開口部につながり前記底方向へ延びる切欠部を有する本体と、前記切欠部を塞ぐことができる前記本体に着脱自在の前板と、前記本体の内部に収納されて前記空間の容積を変化させることができる前記本体に着脱自在のブロック体と、からなるものである。 In order to solve the above-mentioned problems, a planter according to the present invention has a space inside with a bottom and a surrounding wall and has an opening at the top, and a part of the surrounding wall is connected to the opening and the bottom A main body having a notch extending in the direction, a front plate detachably attachable to the main body capable of closing the notch, and a removable main body housed in the main body and capable of changing the volume of the space. A free block body.
また、前記前板は、前記本体の前記切欠部を前記底方向である下方から段階的に塞ぐことができるように複数個からなるものである。 Moreover, the said front board consists of two or more so that the said notch part of the said main body can be closed in steps from the downward direction which is the said bottom direction.
また、前記本体と、前記前板とは、それぞれ発泡樹脂と硬質合成樹脂との積層体構造からなるものである。 Moreover, the said main body and the said front board consist of a laminated body structure of a foamed resin and a hard synthetic resin, respectively.
本発明のプランターは、背丈が高くなる野菜の栽培を可能にしながら、用土の使用量を少なくしてプランターの全重量を従来に比べて大幅に軽量化することができることから、狭小場所での作業が容易となり、従来に比べて用土代や廃土処理の負担を軽減することができる。 The planter of the present invention enables the cultivation of vegetables with an increased height, while reducing the amount of soil used and significantly reducing the total weight of the planter compared to conventional ones. And the burden of land cost and waste soil treatment can be reduced as compared with the prior art.
以下、本発明の実施の形態を図1〜図9に基づいて説明すると、各図において、本発明に係るプランター1は、本体14と、前板6a,6bと、ブロック体8a,8b,8cと、からなる。
Hereinafter, the embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 1 to 9. In each of the drawings, a
本体14は、底13を有すると共に周囲壁を構成する正面板3と側面板5と背面板11とにより、その内部に水平断面が略矩形(四角形)の空間7を構成し、この空間7の上方に開口部2を有しており、一側面たる正面板3には開口部2につながり底13方向へ延びる切欠部4を有する。
The
前板6a,6bは、本体14に着脱自在に構成され、本体14の切欠部4を底13方向から開口部2へ向けて段階的に、または、一度に塞ぐことができる。
The
ブロック体8a,8b,8cは、本体14に着脱自在に構成され、本体14の内部において底13方向から開口部2へ向けて段階的に、または、一度に配置されて空間7の容積を調整(減少)することができる。
The
このように本体14は、底13に立設した対向する正面板3、背面板11、対向する一対の側面板5とからなり上方へ開口する箱体であり、前記周囲壁の一部を構成する正面板3には、開口部2につながり底13方向へ延びる切欠部4を有しており、その近傍の内側には前板6a,6bの高さを調整するための発泡部材からなる位置決め部材15a,15bを着脱自在に装着しうる。
As described above, the
なお、位置決め部材15a,15bは、本体14と一体に形成することもでき、この場合には位置決め部材15a,15bが不要となる。
The
斯かるプランター1は、本体14、前板6a,6bを、それぞれ発泡樹脂と硬質合成樹脂との積層体構造、すなわち、硬質合成樹脂製の外周面部9と発泡樹脂製の内周面部10とすることにより、栽培物Aの根に対する断熱や保温性を高めて成長上も有益となり、プランター1の軽量化にも貢献する。
In such a
なお、本体14の底13には複数個の水抜孔12を設け、底13の外部には短脚部16を設けている。
A plurality of
次に、栽培時におけるプランター1の使用方法について説明すると、本体14の前板6a,6bと背面板11の間には、着脱自在に装着できるブロック体8a,8b,8cと、長ネギ(白ネギ)等の栽培物Aを植え込み、同時に用土Bを入れるための空間7が構成されており、この空間7は、本体14の背面板11より正面板3の方向に向かって略L字状の空間であって、その下端部に用土Bを敷き詰めて開口部4より栽培物Aたるネギ苗を並べるように置くことで植設作業がやり易い。
Next, the use method of the
前記ネギ苗を植え付け後は、本体14の上方の開口部2を上に向けて起こした状態にて管理することにより、植え付けた当該ネギ苗は、風が吹いたときでも側面板5と背面板11とに支えられて倒れることが防げる。
After planting the onion seedlings, the onion seedlings that are planted are managed in a state where the
栽培物Aを植え付け後、前板6a,6bとブロック体8a,8b,8cとを空間7内において、底13に近い下方から栽培物Aの成長に合わせて適宜個別に組み入れながら、栽培物Aに用土Bを土寄せする。
After planting the cultivated product A, the
なお、プランター1の大きさ(寸法)は、プランター1の製造メーカによって各社で差を有するが、本発明者によるテストの結果により導き出した好適な寸法は、栽培物Aの植込用と用土Bの収納用との空間7が必要なために、空間7の内側寸法として、奥行Dが好ましくは50〜150ミリ程度、深さHが好ましくは350〜600ミリ程度、幅Wが好ましくは600〜700ミリ程度である。
In addition, although the magnitude | size (dimension) of the
前記各寸法において、本体14の外面部9の硬質合成樹脂の好ましい厚さは4〜10ミリ程度、内面部10の発泡樹脂の好ましい厚さは10〜35ミリ程度、ブロック体8a,8b,8cの好ましい厚さは30〜70ミリ程度、位置決め部材15a,15bと前板6a,6bの厚さはそれぞれ20〜60ミリ程度が好ましく、図3に示すように、前板6a,6bと位置決め部材15a,15bを足した高さは、本体14の高さに合わせるようにすれば良く、ブロック体8a,8b,8cの高さの合計は、栽培物Aの植込用と用土Bの収納用の空間7の高さを考慮して空間7の容積を適宜調整(減少)するものとする。
In each of the above dimensions, the preferable thickness of the hard synthetic resin on the
また、本体14の底13から立設する正面板3は、開口部4を有しており、本体14の背面板11を下に置き、栽培物Aを寝かせて並べるように置く植えみ用、及び、用土Bの収納用の空間7は、正面板3の方向に向かっている略L字型の空間7であって、その下端部に用土Bを敷き詰めて開口部4より栽培物Aたるネギ苗を並べるように置くことで植設作業がやり易く、植え付け後は本14を90度回転させて起こした状態にて管理することができる。
Moreover, the
また、栽培物Aの姿勢を直立状に保持するための土寄せ等の作業は、栽培物Aの成長を見ながら、少なくとも前板6a,6bとブロック体8a,8b,8cとを適宜使用すれば良く、栽培物Aがネギ類の場合には、葉の分岐部分(葉鞘部)に成長点があり、その点を用土Bで埋めてしまうと成長が遅くなってしまうので、葉鞘部を白く長く育てるためにも、少なくとも前板6a,6bとブロック体8a,8b,8cとを適宜使用すれば用土Bの使用量を少なくすることができてプランター1全体としての軽量化が実現でき、栽培物Aに対して断熱性や保温性が良く、従来に比べて軽量なプランター1となる。
Moreover, if the operation | work, such as a soiling to hold the attitude | position of the cultivation A upright, will use the
なお、ベランダでの家庭菜園ならば収穫は何時でもできるため、必要な分だけ収穫できるので、栽培物Aがネギ類の場合には、用土Bの使用量を調整することにより、葉鞘部から根へ至る軟白部が40センチ以上に栽培することもできる。 In addition, since it can be harvested at any time because it can be harvested at any time in the kitchen garden on the veranda, if the cultivated product A is a leek, by adjusting the amount of soil B used, the root from the leaf sheath can be adjusted. The soft white part leading to can be cultivated to 40 cm or more.
本発明は、前述説明から明らかなように、用土の使用量を少なくして軽量化することにより取扱上の用土代や廃土処理の負担を軽減するとともに、植え付けや植え替えの手間も少なく、しかも、根に対する断熱や保温性を高めて植物の成長上も有効な発泡樹脂と硬質合成樹脂で形成されているプランターとして極めて有用なものである As is clear from the above description, the present invention reduces the amount of soil used for handling and waste by reducing the amount of soil used and reducing the amount of waste, and also reduces the burden of planting and replanting, Moreover, it is extremely useful as a planter made of a foamed resin and a hard synthetic resin that are effective for plant growth by improving heat insulation and heat retention for the roots.
なお、この発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で各種の変更が実施することもでき、例えば、前記実施の形態では、平面視長方形状であったが、この形状に限られるものではなく、例えば、平面正方形状、あるいは、平面多角形状等に形成しても良い。 Note that the present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made without departing from the spirit of the invention. For example, in the above-described embodiment, the rectangular shape in a plan view is used. However, it is not limited to this shape, and for example, it may be formed in a planar square shape or a planar polygonal shape.
また、前記実施の形態において示した寸法は、プランターの容積に応じて、適宜に設定可能であることは言うまでもない。 Needless to say, the dimensions shown in the above embodiment can be appropriately set according to the volume of the planter.
また、本発明のプランターに使用する材料は、断熱性を有する発泡樹脂であれば良く、例えば、塩化ビニール系樹脂、スチロール系樹脂、ポリオレフイン系樹脂等の樹脂、あるいは、金属やプラスチックや木材、または、それらの組み合わせにより形成しても良い。 The material used for the planter of the present invention may be a foamed resin having heat insulation properties, such as resins such as vinyl chloride resin, styrene resin, polyolefin resin, or metal, plastic, wood, or , Or a combination thereof.
また、本発明のプランターは、ネギ類の栽培物に限ったものではなく、容器の深いプランターである特徴を生かして、容器内の発泡樹脂を取り出して、アスパラガス、ニラ、もやし等の栽培も可能であり、また、プランターの開口部で日光を遮断することで、光合成させない栽培物である黄ニラ、ウド、アスパラガス等の野菜を栽培物として栽培することができる。 In addition, the planter of the present invention is not limited to cultivated leeks, taking advantage of the characteristics of a deep planter in the container, taking out the foamed resin in the container and cultivating asparagus, leek, bean sprouts, etc. It is possible, and by blocking sunlight at the opening of the planter, vegetables such as yellow leek, udo, asparagus, etc., which are not synthesized, can be cultivated as a cultivated product.
1 プランター
2 開口部
3 正面板(周囲壁)
4 切欠部
5 側面板(周囲壁)
6a,6b 前板
7 空間
8a,8b,8c ブロック体
9 外周面部
10 内周面部
11 背面板(周囲壁)
12 水抜孔
13 底
14 本体
15a,15b 位置決め部材
16 短脚部
A 栽培物
B 用土
1
4
6a,
12
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