JP6461405B2 - 信号伝送システム及び信号伝送方法 - Google Patents

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Description

本発明は信号伝送方法及び信号伝送システムに関し、特に、伝送品質に優れた電力搬送路を用いた信号伝送方法及び信号伝送システムに関する。
通信技術の一つである電力線通信(Power Line Communication、PLC)では、電力搬送路として広く配置された電力線を利用して電子装置の制御のための信号を伝送する。例えば、下記の特許文献1に記載されているPLCに基づいたLED装置の光調整制御装置は、電力搬送路としての電力線に接続されたマスタコントローラーとスレーブコントローラーを備え、電力線を介して互いにデータ通信が行なわれる。
中国特許出願公開第103313473A号明細書
しかし、このような電力線通信技術は、外部のノイズ干渉によって信号に歪が生じてデータが失われ、また、マスタコントローラーとスレーブコントローラーとが隔てられて設けられ長距離の信号を伝送すると、ノイズの干渉や、信号に生じた歪によってデータが失われる恐れがあるので、なおも改善すべき点がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、電力搬送路による信号伝送の伝送品質の向上を図る信号伝送システム及び信号伝送方法を提供することを目的とする。
このような問題を解決するために本発明は以下の構成を備える。
電力搬送路を用いて信号を伝送する信号伝送方法において、第1の磁心を有する第1のチョーク素子とスイッチ素子とを互いに接続し、互いに接続された前記スイッチ素子と前記第1のチョーク素子とを前記スイッチ素子の接続端子を介して、協同して電力を伝送する第1の電力線及び第2の電力線における一方に電気的に接続し、且つ、前記第1のチョーク素子及び負荷と直列接続された第2の磁心を有する第2のチョーク素子の間に第1の電力伝送経路を形成し、第3の磁心を有する第3のチョーク素子と第1の共振回路とを互いに接続し、互いに接続された前記第3のチョーク素子と前記第1の共振回路とを、前記第1の電力線及び前記第2の電力線における他方と前記スイッチ素子及び前記第1のチョーク素子の間の第1の共有接続点とにそれぞれ電気的に接続し、且つ、前記第3のチョーク素子及び前記第1の共振回路の間の第2の共有接続点と前記負荷の間に第2の電力伝送経路を形成し、前記第1の電力伝送経路と前記第2の電力伝送経路とにより前記電力搬送路が形成され、前記第1の磁心と前記第2の磁心と前記第3の磁心はそれぞれ所定のヒステリシス曲線に対応するヒステリシス特性を有するステップAと、前記スイッチ素子が非導通状態にスイッチオフされた場合、前記スイッチ素子の非導通期間において、前記負荷への操作を制御するための制御信号に相関する誘導電流が前記電力搬送路を介して少なくとも前記第1のチョーク素子、前記第2のチョーク素子、及び前記第1の共振回路を流れ、前記第1の磁心、前記第2の磁心及び前記第3の磁心が磁気飽和しない状態で信号を伝送し、前記スイッチ素子が導通状態にスイッチオンされた場合、前記第1の電力線又は前記第2の電力線による電流が前記電力搬送路を介して前記スイッチ素子、前記第1のチョーク素子、前記第2のチョーク素子、前記負荷、前記第3のチョーク素子を流れ、前記第1の磁心、前記第2の磁心及び前記第3の磁心を磁気飽和状態にして、前記電力を伝送するステップBとを含む。
スイッチ素子が導通状態にスイッチオンされた場合、電力線による電流が電力搬送路を介して少なくとも第1のチョーク素子、第2のチョーク素子、及び第1の共振回路を流れ、第1の磁心、第2の磁心及び第3の磁心が磁気飽和しない状態で、信号を伝送するので、信号の伝送品質が良い。
本発明の信号伝送システムの第1の実施形態を説明するブロック図である。 本発明の第1、第2、及び第3の磁心のヒステリシス曲線を示した図である。 第1の実施形態における入力電圧と第1の電力伝送経路の電流波形図である。 本発明の第2の実施形態のブロック図である。
まず、本発明に係る信号伝送方法について説明する。本発明に係る信号伝送方法は、電力線通信技術に適用されるもので電力搬送路を用いて信号を伝送する方法である。
本発明に係る信号伝送方法は、一例としては、互いに接続されたスイッチ素子1と第1のチョーク素子2とを、スイッチ素子1の接続端子12を介して、電力搬送路において協同して電力を伝送する第1の電力線W1及び第2の電力線W2における一方に電気的に接続し、第1のチョーク素子2及び負荷200に直列接続された第2のチョーク素子3の間に第1の電力伝送経路P1を形成する。
そして、互いに接続された第3のチョーク素子4と第1の共振回路5とを、第1の電力線W1及び第2の電力線W2における他方とスイッチ素子1及び第1のチョーク素子2の間の第1の共有接続点Aとにそれぞれ電気的に接続し、第3のチョーク素子4及び第1の共振回路5の間の第2の共有接続点Bと負荷200の間に第2の電力伝送経路P2を形成し、第1の電力伝送経路P1と第2の電力伝送経路P2とにより電力搬送路が形成される。
第1のチョーク素子2の第1の磁心、第2のチョーク素子3の第2の磁心、及び第3のチョーク素子4の第3の磁心はそれぞれ所定のヒステリシス曲線に対応するヒステリシス特性を有する。
そして、スイッチ素子1が非導通状態にスイッチオフされた場合、スイッチ素子1の非導通期間において負荷200への操作を制御するための制御信号に相関する誘導電流を誘導発生し、この誘導電流が、第1の磁心、第2の磁心及び第3の磁心が磁気飽和しない状態で、第1の電力伝送経路P1及び第2の電力伝送経路P2を介して少なくとも第1のチョーク素子2、第2のチョーク素子3及び第1の共振回路5を流れる。
スイッチ素子1が導通状態にスイッチオンされた場合、第1の電力線W1又は第2の電力線W2による電流が、第1の電力伝送経路P1及び第2の電力伝送経路P2を介して、スイッチ素子1、第1のチョーク素子2、第2のチョーク素子3、負荷200、第3のチョーク素子3を流れて第1の磁心、第2の磁心及び第3の磁心が磁気飽和した状態で電力を伝送する。
誘導電流は、交流キャリア電流であり、第1の共振回路5の共振周波数と同一の周波数を有する。
また、スイッチ素子1を導通・非導通状態にオンオフ操作する前に、第1の共振回路5の共振周波数と同一の周波数を有する第2の共振回路8を第2のチョーク素子3と第2の電力伝送経路P2の間に直列接続してもよい(図4、第2の実施形態を参照)。
第2のチョーク素子3と第2の電力伝送経路P2の間に第2の共振回路8が直列接続された時、誘導電流は更に第2の共振回路8を流れる。
また、スイッチ素子1を導通・非導通状態にオンオフ操作する前に、スイッチ素子1を導通状態にスイッチオンしスイッチ素子1の導通期間において誘導電流の供給を停止するようにしてもよい。
本発明に係る信号伝送方法では、スイッチ素子1が導通状態にされた場合、第1のチョーク素子2の第1の磁心〜第3のチョーク素子4の第3の磁心が磁気飽和状態になる。このため、第1のチョーク素子2の第1の磁心〜第3のチョーク素子4の第3の磁心のそれぞれのインダクタンスが略ゼロに等しくなる。従って、電力を良好に負荷に供給することができる。
また、スイッチ素子1が非導通状態にされた場合、第1のチョーク素子2の第1の磁心〜第3のチョーク素子4の第3の磁心が磁気飽和しないので、インダクタンスが高い場合と同等に動作して電力が伝送されず、電力搬送路を介して信号を良好に伝送することができる。
次に、本発明に係る信号伝送方法を適用して構成された信号伝送システムの実施形態について図面を参照して説明する。なお、同一の構成及び機能を有する構成要素については、同一番号を付してその説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1〜図3を参照して本発明に係る信号伝送システム100の第1の実施形態を説明する。ここで、図1は、本発明の信号伝送システム100の第1の実施形態を説明するブロック図であり、図2は本発明の第1、第2、及び第3の磁心のヒステリシス曲線を示した図であり、図3は第1の実施形態における入力電圧と第1の電力伝送経路P1の電流波形図である。
本実施形態に係る信号伝送システム100は、電力線W1、W2等の電力搬送路を用いる本発明の電力伝送方法が適用されるものであり、図示の如く、第1の電力伝送経路P1と第2の電力伝送経路P2を備える。
信号伝送システム100は、例えば電子装置の負荷200に接続されるように使用され、交流電源Pwからの交流電力例えば商用電源Vin(図3)を負荷200に供給すると共に、負荷200を制御操作するための制御信号を負荷200に送るように適用される。
なお、信号伝送システム100は上記の実施形態だけでなく、その他の実施形態としては、図示しない直流電源が直流電力を負荷200に供給するようにしても良い。ここで、現在の産業のルールに基けば、負荷200としての電子装置は電磁干渉(EMI)を除去するためのEMIフィルタ201(図1)を利用しなければならない場合が多い。
信号伝送システム100は、スイッチ素子1、第1のチョーク素子2、第1の電力伝送経路P1、第2のチョーク素子3、第3のチョーク素子4、第1の共振回路5、第2の電力伝送経路P2、第1の制御ブロック6、第2の制御ブロック7を備える。
スイッチ素子1と第1のチョーク素子2とは接続される。スイッチ素子1は、第1の電力線W1と接続される接続端子12と、スイッチ制御信号に応答してオンとオフを切り換えるためのスイッチ制御端子11と、第1の接続点Aに接続される出力端子を備える。
第1の実施形態において、例えば活線の第1の電力線W1と例えば中性線の第2の電力線W2は、いずれも交流電源Pwに接続され、交流電源Pwが出力する交流電力Vin(図3)を伝送する。なお、スイッチ素子1は約20Aの定格電流を備えるソリッドステートリレーである。
第1の実施形態において、第1のチョーク素子2は例えば第1の磁心(図示せず)と、この第1の磁心に巻きつけられる第1のチョークコイル21を備えるが、これには限られない。なお、第1の磁心は、図2に示すような所定のヒステリシス曲線(すなわち、B−H曲線)に対応するヒステリシス特性を有する。
図2はヒステリシス曲線の一部を例示するにすぎず、非飽和領域Iと飽和領域IIは破線によって分けられている。ここで、第1のチョーク素子2は磁気透過性が高い(例えばμr=20000H/m)磁心の飽和リアクタンスでも差し支えない。
第2のチョーク素子3は例えば負荷200のEMIフィルタ201と直列に接続される。第1の実施例において、第2のチョーク素子3は、第1のチョーク素子2と同様に、ヒステリシス特性が第1の磁心と同様な第2の磁心(図示せず)を備え、更に第2の磁心に巻きつけられる第2のチョークコイル31を備える。
第1のチョーク素子2と第2のチョーク素子3は第1の電力伝送経路P1を介して互いに直列に接続される。第1の実施形態において、第1の電力伝送経路P1は例えば第1の電線である。
第1の共振回路5は一端が接続点(ノード)Aに接続され、他端が接続点(ノード)Bに接続されている。第1の共振回路5は、第1の共振用コンデンサ51と第1の共振用コイル52とを有し、第1の共振用コンデンサ51の他端と第1の共振用コイル52の一端が直列に接続されることにより構成される。また、第1の共振回路5は第1の共振用コンデンサ51の一端が接続点Aに接続される。また、第1の共振用コイル52の他端は接続点Bに接続される。
第3のチョーク素子4は、第1の共振回路5と直列に連結され、その一端は第2の接続点Bに接続され、他端は第2の電力線W2を介して交流電源Pwに接続されている。スイッチ素子1の出力端子及び第1のチョーク素子2の一端は第1の接続点Aに接続される。第1のチョークコイル21の他端は後述する第1の電力伝送経路P1を介して第2のチョークコイル31の一端に接続されている。
第3のチョーク素子4は、第3の磁心に巻きつけられる第3のチョークコイル41を備える。ここで、第3の磁心のヒステリシス特性は第1の磁心と同様である。
第2の電力伝送経路P2は第2の接続点Bと負荷201のEMIフィルタ201の間を接続する。ここで、第2の電力伝送経路P2は、第1の電力伝送経路P1と共に電力搬送路を構成する。
第1の実施形態において、第2の電力伝送経路P2は例えば第2の電線である。なお、第1の電力伝送経路P1と第2の電力伝送経路P2は互いに図1に示す様に電線が平行である必要はなく、同じ長さである必要もない。活線を接続する第1の電力伝送経路P1を中性線の第2の電力伝送経路P2よりも長く設計しても差し支えない。
第1の制御ブロック6は、いずれも図示しない第3の電力線と第4の電力線に接続され、交流電源Pwからの交流電力が供給され、また、スイッチ制御信号を生成してスイッチ素子1に出力する。
本実施形態において、第1の制御ブロック6は、第1のチョーク素子2の第1のチョークコイル21と結合した第1のインダクタ61と、スイッチ素子1のスイッチ制御端子11及び第1のインダクタ61に接続される第1の制御ユニット62を備える。第1の制御ブロック6の第1の制御ユニット62はスイッチ制御端子11と接続され、スイッチ制御信号を生成してスイッチ素子1のスイッチ制御端子11に出力する。
なお、第1のチョーク素子2は第1のインダクタ61と共に第1の電流制御変圧器を構成する。第1のチョークコイル21は相対的に大きな電流が自身を流れることができるようにするために、大電流を流せる巻線である。
第1のインダクタ61は、小さい電流を流せる巻線である。すなわち、交流電源Pwから出力された大電流は、第1のインダクタ61には直接流れず、第1のインダクタ61は、第1のチョーク素子2に後述する誘導電流i_induceを発生させることができる程度の小さな電流を流せれば足りる。
第1の制御ブロック6は以下のように動作する。
第1の制御ユニット62は操作されることにより、スイッチ素子1のスイッチ制御端子11に対してスイッチ制御信号を出力する。この際、第1の制御ブロック6の第1のインダクタ61には電流が流れてこの電流はグランドに流れ落ちる。
スイッチ素子1が、スイッチ制御信号によって非導通に制御されている期間(例えば図3における期間T1)、負荷200を制御するために、第1のインダクタ61に流れる電流を、第1のインダクタ61と結合された第1のチョーク素子2の第1のチョークコイル21が感知して、第1のチョークコイル21が誘導電流i_induceを発生させる(図3参照)。ここで、誘導電流i_induceは、この信号伝送システムにおいて負荷200側に伝送したい信号であり、上述のように第1の制御ブロック6によって生成されるものである。
このようにして、第1の制御ブロック6は、誘導方式によって負荷200の動作を制御するための第1の負荷制御信号に関連する誘導電流i_induceを供給することができる。ここで、負荷制御信号は、誘導電流i_induceに関連する第1の負荷制御信号と、後述する第2の制御ユニット72の制御端子70から出力される第2の負荷制御信号の両者からなるものとする。
また、第1の制御ブロック6が制御されることによって、第1のチョーク素子2が誘導電流i_induceを生成したとき、第1の制御ユニット62がスイッチ素子1を非導通に制御するので、電源Pwから負荷200に流れる電流はゼロとなる。
また、誘導電流i_induceは、例えば、電流値が比較的小さい高周波交流のキャリア電流であり、第1の共振回路5と同様の共振周波数(すなわち、
、ここでLは第1の共振用コイル52のインダクタンスの値、Cは第1の共振用コンデンサ51の電気容量である)を有する。このとき、第1のチョーク素子2の第1の磁心、第2のチョーク素子3の第2の磁心、第3のチョーク素子4の第3の磁心は、ヒステリシス曲線の起点の近くで動作し、磁気飽和には達しない。
また、非飽和の第1の磁心、第2の磁心は第1のチョーク素子2、第2のチョーク素子3を通常の変圧器として動作させたとき、第3のチョーク素子4と第1の共振回路5は以下のように動作する。
すなわち、第3の磁心は第3のチョーク素子4を高インピーダンスの素子として動作させる一方、第1の共振回路5はインピーダンスが殆どゼロの素子として動作するので、第2の接続点Bと第1の接続点Aは短絡しているものとして扱える。
このため、誘導電流i_induceは、第1のチョーク素子2の第1のチョークコイル21から流れ出して、第1の電力伝送経路P1、第2のチョーク素子3の第2のチョークコイル31、負荷200のEMIフィルタ201におけるフィルタとしてのキャパシタ、第2の電力伝送経路P2、第1の共振回路5を流れる。
すなわち、第3のチョーク素子4は高インピーダンスとなっているので、誘導電流i_induceが第3のチョーク素子4に漏れて第2の電力線W2に流れることを有効に防止できる。この結果、誘導電流i_induceの良好な伝送品質を達成し得る。
スイッチ素子1がスイッチ制御信号に応答して導通となっている期間は、第1のチョーク素子2は誘導電流i_induceを供給するのを停止している。図3に示す様に、電源Pwの電力Vinによって引き起こされる比較的大きな電流i_conductが、スイッチ素子1、第1のチョーク素子2の第1のチョークコイル21、第1の電力伝送経路P1、第2のチョーク素子3の第2のチョークコイル31、負荷200、第2の電力伝送経路P2、及び第3のチョーク素子4の第3のチョークコイル41をこの順番で流れる。
このとき、電流i_conductは、第1のチョーク素子2の第1の磁心、第2のチョーク素子3の第2の磁心、第3のチョーク素子4の第3の磁心に大きな磁場を発生させるので、第1の磁心、第2の磁心、第3の磁心は、飽和領域で動作し、電源Pwから電力Vinが伝送される(電流が流れる)。
第1の実施形態において、スイッチ素子1が導通したとき、第1の磁心、第2の磁心、第3の磁心は飽和領域に達し、第1のチョーク素子2、第2のチョーク素子3、第3のチョーク素子4のインダクタンスは殆どゼロとなる。
スイッチ素子1が非導通のとき、第1のチョーク素子2、第2のチョーク素子3は、第1の電流制御変圧器(符号21+符号61)及び後述する第2の電流制御変圧器(符号31+符号71)をほぼ理想的な変圧器とさせ、第3のチョーク素子4のインダクタンスは数ミリヘンリー(mH)となる。
なお、従来の電力線通信技術において、負荷制御信号は、より良い信号品質を達成するために電圧が0V付近(ゼロクロス点付近)で送信されなければならないが、本発明の第1の実施形態では、スイッチ素子1がオフの期間であれば、第1の電力線W1の電圧がゼロであるか否かに拘わらず、第1の電力線W1の電圧はスイッチ素子1によって負荷200側にはかからないので、誘導電流i_induceの伝送品質を保つことができる。
第1の実施形態において、第2の制御ブロック7は、負荷200に接続された制御端子70と、第2のチョーク素子3の第2のチョークコイル31と結合した第2のインダクタ71と、第2のインダクタ71に接続されると共に制御端子70を有する第2の制御ユニット72を備える。誘導電流i_induceが第2のチョーク素子3を流れるとき、誘導方式により、第2のインダクタ71に電流が発生し、この電流はグランドに流れ落ちる。このとき、第2の制御ブロック7の第2の制御ユニット72は第2の負荷制御信号を生成し、制御端子70を介して負荷200に対して、この第2の負荷制御信号を出力する。また、負荷200は第2の負荷制御信号に基づいて動作する。
なお、第2の制御ユニット72が動作するときに必要とされる電力は例えば負荷200側から供給されても良い(ただし、図1において電力を供給するための電線は図示が省略されている)。また、第2のチョーク素子3は第2のインダクタ71と共に第2の電流制御変圧器を構成する。
また、第2のチョーク素子3の第2のチョークコイル31は、第1のチョークコイル21と同様であり、相対的に大きな電流が自身を流れることができるようにするために、大電流を流せる巻線である。第2のインダクタ71は、第1のインダクタ61と同様に、キャリアを処理するために用いられるので、小さな電流を流せる巻線である。
第2の制御ブロック7は、スイッチ素子1が非導通の期間、第2のチョーク素子3の第2のチョークコイル31に誘導電流i_induceが流れると、誘導方式により、第2のインダクタ71にも電流が発生し、第2の制御ユニット72は、制御端子70から負荷200に第2の負荷制御信号を出力する。
このため、第2の負荷制御信号は、第1の負荷制御信号である誘導電流i_induceに基いて生成されるものであり、良好な伝送品質の誘導電流i_induceを伝送することによって、負荷200に出力される第2の負荷制御信号の品質も優れたものとなる。
なお、実際の用途では、第2のチョーク素子3と第2の制御ブロック7の体積を小さく設計できるので、例えば第2のチョーク素子3と第2の制御ブロック7は、負荷200のプラグ(図示せず)を挿入するためのソケット内に配置することができる。
(第2の実施形態)
図4は本発明の信号伝送システム100の第2の実施形態である。図4の第2の実施形態が第1の実施形態と異なる点は以下のとおりである。複数の互いに並列に接続された負荷(図示せず)を第1の電力伝送経路P1と第2の電力伝送経路P2の間に接続する。その際、図4に示す様に、信号伝送システム100は、一端が第2のチョーク素子3に接続され、他端が第2の電力伝送経路P2の間に接続された第2の共振回路8を備える。
第2の共振回路8は、第1の共振回路5と同様に、第2の共振用コンデンサ81と第2の共振用コイル82を備える。第2の共振用コンデンサ81の一端は、第2のチョーク素子3の第2のチョークコイル31に接続され、第2の共振用コンデンサ81の他端は、第2の共振用コイル82の一端に接続される。第2の共振用コイル82の他端は第2の電力伝送経路P2に接続される。
なお、第2の共振回路8と第1の共振回路5は同様の共振周波数(すなわち、誘導電流i_induceの周波数)を有する。電磁干渉(EMI)フィルタ201は、1段階のフィルタキャパシタ(first stage filter capacitor)を有する。
スイッチ素子1が非導通に制御されたとき、第2のチョーク素子3の第2のチョークコイル31の他端は、第2の共振回路8を介して第2の電力伝送経路P2と短絡したものと扱える。そのため、第2のチョーク素子3の第2のチョークコイル31から出力された誘導電流i_induceは、負荷200のEMIフィルタ201におけるフィルタキャパシタ及びその他の負荷(図示せず)には流れない。よって、誘導電流i_induceの歪と漏れを更に少なくすることができる。
その他、図1で説明した実施形態は以下のように解釈することもできる。
即ち、
電源Pw側から負荷200側へ信号を伝送するための信号伝送システムにおいて、
前記負荷200側へ伝送したい信号である誘導電流i_induceを生成し、前記誘導電流i_induceを第1の電力伝送経路P1を介して前記負荷200側へ出力する第1のチョーク素子2と、
前記第1のチョーク素子2に直列に接続された第2のチョーク素子3と、
前記第1のチョーク素子2と結合されると共に、前記第1のチョーク素子2に誘導方式によって前記誘導電流i_induceを発生させる第1のインダクタ61を備えた第1の制御ブロック6と、
前記第2のチョーク素子3と結合された第2のインダクタ71を備え、前記前記第2のチョーク素子3に前記誘導電流i_induceが流れ、前記第2のインダクタ71に誘導方式によって電流が流れることにより、負荷制御信号を前記負荷200へ出力する第2の制御ブロック7と、
前記第1の制御ブロック6から出力されるスイッチ制御信号に基づいて、前記電源Pwから第1の電力線W1を介して出力された電流を前記負荷200側へ供給するか否か切り換えられるスイッチ素子1と、
一端が前記第1のチョーク素子2及び前記スイッチ素子1の出力端子に接続され、他端が第2の電力伝送経路P2を介して前記負荷200に接続された第1の共振回路5と、
一端が前記共振回路5の他端に接続されると共に、他端が第2の電力線W2を介して前記電源Pwに接続される第3のチョーク素子4とを備え、
前記スイッチ素子1が前記スイッチ制御信号によって非導通に制御されたとき、前記誘導電流i_induceは、前記第1のチョーク素子2と前記第2のチョーク素子3と前記第3のチョーク素子4のそれぞれに設けられた磁性体を磁気飽和させないように、前記第1のチョーク素子2、前記第1の電力伝送経路P1、前記第2のチョーク素子3、前記第2の電力伝送経路P2、及び前記第1の共振回路5を流れ、
前記スイッチ素子1が前記スイッチ制御信号によって導通するよう制御されたとき、前記電源Pwから出力された電流i_conductは、前記第1のチョーク素子2と前記第2のチョーク素子3と前記第3のチョーク素子4のそれぞれに設けられた磁性体が磁気飽和するように、前記スイッチ素子1、前記第1のチョーク素子2、前記第1の電力伝送経路P1、前記第2の第2のチョーク素子3、前記負荷200、前記第2の電力伝送経路P2、及び前記第3のチョーク素子4を流れる
ことを特徴とする信号伝送システム。
本発明の信号伝送システムの有利な効果は以下の通りである。
電流モード(即ち誘導電流i_induce)を利用して負荷200側に伝送したい信号を伝送するので、スイッチ素子1、第1のチョーク素子2、第2のチョーク素子3、第3のチョーク素子4、及び第1の共振回路5からなる信号伝送システムは、伝送品質が良好である。
電流モードを利用することにより、第1の負荷制御信号及び第2の負荷制御信号を伝送するので、第1の電力伝送経路P1、第2の電力伝送経路P2は、同じ長さで平行にする必要がない。そのため、他の回路との関連で配置が制限されにくい。
第2の共振回路8を設けたので、誘導電流i_induce(即ち、第1の負荷制御信号)の歪と漏洩を更に低減できる。
以上の説明は、本発明の実施例に過ぎず、これを以って特許請求の範囲を限定するものではない。また、本発明の特許請求の範囲及び明細書の内容に簡単な付加や変化を加えたに過ぎないものについても、特許請求の範囲に記載された発明の技術的範囲に属するものとする。
100 信号伝送システム
1 スイッチ素子
11 スイッチ制御端子
12 接続端子
2 第1のチョーク素子
21 第1のチョークコイル
3 第2のチョーク素子
31 第2のチョークコイル
4 第3のチョーク素子
41 第3のチョークコイル
5 第1の共振回路
51 第1の共振用コンデンサ
52 第1の共振用コイル
6 第1の制御ブロック
61 第1のインダクタ
62 第1の制御ユニット
7 第2の制御ブロック
71 第2のインダクタ
72 第2の制御ユニット
8 第2の共振回路
81 第2の共振用コンデンサ
82 第2の共振用コイル
200 負荷
201 EMIフィルタ
A 第1の接続点
B 第2の接続点
P1 第1の電力伝送経路
P2 第2の電力伝送経路
W1 第1の電力線
W2 第2の電力線

Claims (12)

  1. 電力搬送路を用いて信号を伝送する信号伝送方法において、
    第1の磁心を有する第1のチョーク素子とスイッチ素子とを互いに接続し、互いに接続された前記スイッチ素子と前記第1のチョーク素子とを前記スイッチ素子の接続端子を介して、協同して電力を伝送する第1の電力線及び第2の電力線における一方に電気的に接続し、且つ、前記第1のチョーク素子及び負荷と直列接続された第2の磁心を有する第2のチョーク素子の間に第1の電力伝送経路を形成し、
    第3の磁心を有する第3のチョーク素子と第1の共振回路とを互いに接続し、互いに接続された前記第3のチョーク素子と前記第1の共振回路とを、前記第1の電力線及び前記第2の電力線における他方と前記スイッチ素子及び前記第1のチョーク素子の間の第1の共有接続点とにそれぞれ電気的に接続し、且つ、前記第3のチョーク素子及び前記第1の共振回路の間の第2の共有接続点と前記負荷の間に第2の電力伝送経路を形成し、前記第1の電力伝送経路と前記第2の電力伝送経路とにより前記電力搬送路が形成され、前記第1の磁心と前記第2の磁心と前記第3の磁心はそれぞれ所定のヒステリシス曲線に対応するヒステリシス特性を有するステップAと、
    前記スイッチ素子が非導通状態にスイッチオフされた場合、前記スイッチ素子の非導通期間において、前記負荷への操作を制御するための制御信号に相関する誘導電流が前記電力搬送路を介して少なくとも前記第1のチョーク素子、前記第2のチョーク素子、及び前記第1の共振回路を流れ、前記第1の磁心、前記第2の磁心及び前記第3の磁心が磁気飽和しない状態で信号を伝送し、
    前記スイッチ素子が導通状態にスイッチオンされた場合、前記第1の電力線又は前記第2の電力線による電流が前記電力搬送路を介して前記スイッチ素子、前記第1のチョーク素子、前記第2のチョーク素子、前記負荷、前記第3のチョーク素子を流れ、前記第1の磁心、前記第2の磁心及び前記第3の磁心を磁気飽和状態にして、前記電力を伝送するステップBと
    を含むことを特徴とする信号伝送方法。
  2. 前記誘導電流は、交流キャリア電流であり、前記第1の共振回路の共振周波数と同一の周波数を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の信号伝送方法。
  3. 前記ステップBの前に更に、前記第1の共振回路の共振周波数と同一の周波数を有する第2の共振回路を前記第2のチョーク素子と前記第2の電力伝送経路の間に直列接続するステップを有し、
    前記ステップBでは、前記誘導電流が更に前記第2の共振回路を流れる
    ことを特徴とする請求項2に記載の信号伝送方法。
  4. 前記ステップAの後に更に、前記スイッチ素子を導通状態にスイッチオンし、前記スイッチ素子の導通期間において前記誘導電流の供給を停止する
    ことを特徴とする請求項1又は3に記載の信号伝送方法。
  5. 電源側からの電力を伝送する電力搬送路を介して負荷側へ前記負荷の動作を制御するための負荷制御信号を伝送するために用いられる信号伝送システムにおいて、
    前記電力搬送路において協同して電力を伝送する第1の電力線と第2の電力線における一方と電気的に接続された接続端子と、スイッチ制御信号を受信するスイッチ制御端子とを有するスイッチ素子と、
    前記スイッチ素子と接続され、第1の磁心を有する第1のチョーク素子と、
    前記負荷と直列接続され、第2の磁心を有する第2のチョーク素子と、
    前記第1のチョーク素子及び前記第2のチョーク素子の間に設けられた第1の電力伝送経路と、
    前記スイッチ素子及び前記第1のチョーク素子の間の共有接続点と電気的に接続された第1の共振回路と、
    前記第1の共振回路と接続され、前記第1の電力線と前記第2の電力線における他方と電気的に接続され、第3の磁心を有する第3のチョーク素子と、
    前記第3のチョーク素子及び前記第1の共振回路の間の第2の共有接続点と前記負荷の間に形成され、前記第1の電力伝送経路とにより前記電力搬送路が形成される第2の電力伝送経路と、
    前記第1の電力線、前記第2の電力線及び前記スイッチ素子の前記スイッチ制御端子と電気的に接続され、前記スイッチ素子のオンオフ操作を制御するスイッチ制御信号を生成して前記スイッチ素子の前記スイッチ制御端子に出力し、前記スイッチ制御信号に応答して前記スイッチ素子が非導通状態にスイッチオフされた場合、前記負荷制御信号に相関する誘導電流であって前記第1の磁心、前記第2の磁心及び前記第3の磁心を磁気飽和状態にせずに、少なくとも前記第1の電力伝送経路と前記第2の電力伝送経路とを介して前記第1のチョーク素子、前記第2のチョーク素子、前記第1の共振回路を流れると共に前記負荷へ流れる前記誘導電流を発生する第1の制御ブロックと、を備え、
    前記スイッチ制御信号に応答して前記スイッチ素子が非導通状態にスイッチオフされた時、前記第1の磁心、前記第2の磁心及び前記第3の磁心を磁気飽和状態にしない前記誘導電流を発生し、前記スイッチ制御信号に応答して前記スイッチ素子が導通状態にスイッチオンされた時、前記電力による電流が前記第1の電力伝送経路と前記第2の電力伝送経路とを介して前記スイッチ素子、前記第1のチョーク素子、前記第2のチョーク素子、前記負荷及び前記第3のチョーク素子を流れるように、前記第1の磁心、前記第2の磁心、及び前記第3の磁心はそれぞれ所定のヒステリシス曲線に対応するヒステリシス特性を有する、ことを特徴とする信号伝送システム。
  6. 前記負荷と電気的に接続された制御端子を有する第2の制御ブロックを有し、前記誘導電流が前記第2のチョーク素子を流れた時、前記第2の制御ブロックは電磁誘導が起こり、前記負荷制御信号を生成して前記制御端子を介して出力することを特徴とする請求項5に記載の信号伝送システム。
  7. 前記誘導電流は、交流キャリア電流であり、前記第1の共振回路の共振周波数と同一の周波数を有することを特徴とする請求項6に記載の信号伝送システム。
  8. 前記負荷は前記第2の電力伝送経路と前記第2のチョーク素子の間に直列接続された電磁干渉フィルタを備え、前記電磁干渉フィルタは1段階のフィルタキャパシタを有し、
    前記誘導電流は更に前記1段階のフィルタキャパシタを流れることを特徴とする請求項7に記載の信号伝送システム。
  9. 更に前記第2の電力伝送経路と前記第2のチョーク素子の間に直列接続された第2の共振回路を備え、前記第2の共振回路は、前記第1の共振回路の共振周波数と同一の共振周波数を有し、
    前記スイッチ素子が非導通状態にされた時、前記誘導電流が更に前記第2の共振回路を流れることを特徴とする請求項7に記載の信号伝送システム。
  10. 前記第1の共振回路と前記第2の共振回路とはそれぞれ互いに直列接続されたコンデンサとインダクターとを有することを特徴とする請求項9に記載の信号伝送システム。
  11. 前記第1の制御ブロックは、前記第1のチョーク素子と結合された第1のインダクターと、前記スイッチ素子の前記スイッチ制御端子及び前記第1のインダクターと電気的に接続された第1の制御ユニットとを有し、
    前記第1の制御ユニットは、前記スイッチ素子の前記スイッチ制御端子に出力される前記スイッチ制御信号を生成するように操作され、前記スイッチ素子が前記スイッチ制御信号に応答して非導通状態にされ、前記スイッチ素子の非導通期間において、前記負荷への操作の制御に基づいて前記第1のインダクターを流れる電流が生成して供給され、
    前記第1のチョーク素子は、供給された前記電流に誘導されて前記第1のチョーク素子自身を流れる前記誘導電流を発生するように動作され、
    前記第2の制御ブロックは、前記第2のチョーク素子と結合された第2のインダクターと、前記第2のインダクターと電気的に接続されると共に前記制御端子を有する第2の制御ユニットとを有し、
    前記第2の制御ユニットは、前記スイッチ素子の前記非導通期間において、前記第2のチョーク素子を流れる前記誘導電流に誘導されて発生された前記第2のインダクターを流れる電流に基づいて、前記負荷制御信号を生成して前記制御端子を介して出力することを特徴とする請求項6に記載の信号伝送システム。
  12. 前記第1の制御ブロックは、前記スイッチ素子の導通期間において前記誘導電流の供給を停止することを特徴とする請求項5に記載の信号伝送システム。
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