JP6458565B2 - プロビジョニング設定支援装置、プロビジョニング設定支援方法、そのプログラム及びシステム - Google Patents

プロビジョニング設定支援装置、プロビジョニング設定支援方法、そのプログラム及びシステム Download PDF

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Description

本発明は、プロビジョニング設定支援装置、プロビジョニング設定支援方法、プロビジョニング設定支援プログラム及びプロビジョニングシステムに関し、特に、プロビジョニングエンジンを設定するためのプロビジョニング設定支援装置、プロビジョニング設定支援方法、プロビジョニング設定支援プログラム及びプロビジョニングシステムに関する。
近年、クラウド・コンピューティング技術を用いたシステムモデルの構築が増えてきている。このようなクラウド環境においては、利用者が必要になったタイミングで必要なリソースを動的に割り当てるプロビジョニングが行われている。プロビジョニングにより、利用者が新たなコンピューティングリソースを確保する際に、物理的なハードウェアを購入する必要はなく、あらかじめプールされているICT(Information and Communication Technology)リソースから利用者に必要な量だけ動的に割り当てが行われる。
また、クラウド・コンピューティングを利用したシステムの増加は著しく、利用者、提供者がともにプロビジョニングをより容易に実施できるよう、必要なリソースの量などを特定の書式に従って記載したファイル(以下、テンプレートと呼ぶ)を利用したプロビジョニングの自動化が普及している。テンプレート型プロビジョニングでは、ユーザが必要なリソース量をテンプレートに記載し、テンプレートの記載にしたがってプロビジョニングエンジンが自動的にリソースの割り当てを行う。
例えば、関連する技術として、特許文献1や2が知られている。
特表2013−534675号公報 特表2011−524053号公報
このような状況で、プロビジョニングを利用するためのサンプル・テンプレートがWeb(インターネット)上に多数公開されており、利用者のテンプレート作成の負荷を軽減している。しかしながら、クラウド・コンピューティングを利用したシステムの多様化により、テンプレートに記載すべき情報も多様化し、利用者のテンプレート作成の負荷は増している。このため、特許文献1や2などのような関連するプロビジョニング技術では、テンプレートを用いた場合でも、利用者の負担を軽減することが困難であるという問題がある。
本発明は、このような課題に鑑み、利用者の負担を軽減することが可能なプロビジョニング設定支援装置、プロビジョニング設定支援方法、プロビジョニング設定支援プログラム及びプロビジョニングシステムを提供することを目的としている。
本発明に係るプロビジョニング設定支援装置は、プロビジョニングエンジンを設定するための設定情報を取得する設定情報取得部と、前記取得した設定情報に不足があるか否か解析する設定情報解析部と、前記設定情報が不足している場合、不足している情報を補完するように前記設定情報を設定する設定情報補完部と、を備えるものである。
本発明に係るプロビジョニング設定支援方法は、プロビジョニングエンジンを設定するための設定情報を取得し、前記取得した設定情報に不足があるか否か解析し、前記設定情報が不足している場合、不足している情報を補完するように前記設定情報を設定するものである。
本発明に係るプロビジョニング設定支援プログラムは、プロビジョニングエンジンを設定するための設定情報を取得し、前記取得した設定情報に不足があるか否か解析し、前記設定情報が不足している場合、不足している情報を補完するように前記設定情報を設定する、処理をコンピュータに実行させるためのものである。
本発明に係るプロビジョニングシステムは、プロビジョニング処理を実行するプロビジョニングエンジンと、前記プロビジョニングエンジンを設定するための設定情報を取得する設定情報取得部と、前記取得した設定情報に不足があるか否か解析する設定情報解析部と、前記設定情報が不足している場合、不足している情報を補完するように前記設定情報を設定する設定情報補完部と、を備えるものである。
本発明によれば、利用者の負担を軽減することが可能なプロビジョニング設定支援装置、プロビジョニング設定支援方法、プロビジョニング設定支援プログラム及びプロビジョニングシステムを提供することができる。
実施の形態に係るプロビジョニング設定支援装置の概略構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係るプロビジョニング支援装置の構成例を示すブロック図である。 実施の形態1に係るプロビジョニング支援装置の動作例を示すフローチャートである。 実施の形態1に係るプロビジョニング支援装置の動作例を示すフローチャートである。 実施の形態1に係るプロビジョニング支援装置で使用するテンプレートの例を示す図である。 実施の形態1に係るプロビジョニング支援装置で使用するテーブルの例を示す図である。 実施の形態1に係るプロビジョニング支援装置で使用するテーブルの例を示す図である。 実施の形態1に係るプロビジョニング支援装置で使用するテンプレートの例を示す図である。 実施の形態1に係るプロビジョニング支援装置を含むシステム環境の例を示す図である。 実施の形態1に係るプロビジョニング支援装置を含むシステム環境の例を示す図である。
(実施の形態の概要)
図1は、実施の形態に係るプロビジョニング設定支援装置の概略構成の一例を示している。図1に示すように、実施の形態に係るプロビジョニング設定支援装置10は、設定情報取得部11、設定情報解析部12、設定情報補完部13を備えている。
設定情報取得部11は、プロビジョニングエンジンを設定するための設定情報を取得する。設定情報解析部12は、設定情報取得部11が取得した設定情報に不足があるか否か解析する。設定情報補完部13は、設定情報解析部12による解析の結果、設定情報が不足している場合、不足している情報を補完するように設定情報を設定する。
上記のように、テンプレート型プロビジョニングでは、クラウド・コンピューティングを利用したシステムの多様化により、テンプレートに記載すべき情報も多様化し、利用者のテンプレート作成の負荷は増している。
また、現在、テンプレート型プロビジョニングにおいてはソフトウェアのインストールを行うことも可能となっている。このような背景で、インストールしたソフトウェアの性能監視など、運用監視に関する設定もあわせて自動プロビジョニングを実現したいという要求が存在する。しかし、監視対象となるソフトウェアに接続するための情報が必要となることや監視設定の情報が多岐に渡ることなどから、サーバやソフトウェアを構築後に別途、ソフトウェア監視の設定を行う場合が多く、利用者の負担を大きくしている。
さらに近年、新たな機能やリソースを配備する際に失敗するリスクを減らすために、システムを新規で構築しなおして、問題が発生しない場合に新旧のシステムを丸ごと交換するような”Immutable Infrastructure”と呼ばれる考え方が普及してきている。このような考え方は、プロビジョニングの負担が利用者にとって大きくないという前提に基づいており、ソフトウェア監視においてもプロビジョニング時の負担を軽減することが急務といえる。
そこで実施の形態では、上記のようにテンプレートなどの設定情報に不足がある場合、その不足している情報を補完するように自動的に設定するため、利用者の負担を軽減することができる。特に、実施の形態では、クラウド・コンピューティングを利用したシステムの利用者が新たなICTリソースをプロビジョニングする際の負荷が軽減されることを目的として、利用者が作成したテンプレートをもとにソフトウェアの監視設定を取得し、必要なソフトウェア監視の設定をテンプレート上に追記した上でプロビジョニングを行うことでソフトウェア監視の自動プロビジョニングを可能とする。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して実施の形態1について説明する。図2は、本実施の形態に係るプロビジョニング支援装置100の構成例を示している。
図2に示すように、本実施の形態に係るプロビジョニング支援装置(プロビジョニング設定支援装置)100は、テンプレート解釈部101、監視設定取得部102、テンプレート作成部103、テーブル管理部104、監視設定管理テーブル105を備えている。プロビジョニング支援装置100は、利用者が作成したテンプレート(設定情報)111を受け付け、テンプレート111に必要な情報の設定を支援し、設定したテンプレート112をプロビジョニングエンジン200へ供給する。例えば、プロビジョニング処理を実行するプロビジョニングエンジン200とプロビジョニング支援装置100は、プロビジョニングシステムを構成する。
テンプレート解釈部(設定情報取得部)101は、利用者が作成したテンプレート111を受け付け、受け付けたテンプレート111を解析する。監視設定取得部102は、テンプレート111から取得した情報をもとに、監視設定管理テーブル105に問い合わせを行い、ソフトウェアの監視設定を取得してテンプレート作成部103へ渡す。監視設定取得部102は、テンプレート111に不足があるか否か解析する設定情報解析部であるとも言える。
監視設定管理テーブル105は、ソフトウェア監視のための設定情報を保持し、監視設定取得部102からの問い合わせに対して適切なソフトウェア監視設定を返却する。監視例えば、監視設定管理テーブル105は、監視設定に必要なパラメータを提供するためのテーブルや、監視設定用のテンプレートを提供するためのテーブルなどを含む。テンプレート作成部103は、監視設定取得部102より提供されたソフトウェア監視設定に基づき、利用者の作成したテンプレート111にソフトウェア監視設定を統合し、テンプレート112を再作成する。テンプレート作成部103は、テンプレート111で不足している情報を補完するようにテンプレート112を設定(作成)する設定情報補完部であるとも言える。テーブル管理部104は、新しい監視対象ソフトウェアや監視設定などに基づき、監視設定管理テーブル105を更新する。
プロビジョニングエンジン200は、プロビジョニング支援装置100が出力したテンプレート112を投入した際に、テンプレート112に記載された情報に基づいてクラウドインフラストラクチャー上にICTリソースをデプロイする仕組みで、クラウドプロバイダによって提供される。プロビジョニングエンジン200は、既存のものを利用してもよいものとするが、本実施の形態においては、ソフトウェア監視に利用するソフトウェアのインストールが可能であることが条件となる。
次に、図3及び図4のフローチャートを用いて、本実施の形態に係る動作について説明する。まず、利用者はプロビジョニングのために必要なリソースを記述したテンプレート111を作成する(S101)。この時、テンプレート111は、例えば図5に示す情報を持つものとする。
図5に示すように、利用者が作成するテンプレート111は、プロビジョニング指示情報210とソフトウェア監視情報220を含んでいる。例えば、プロビジョニング指示情報210は、既存のテンプレートに含まれる情報であり、ソフトウェア監視情報220は、本実施の形態で新たに追加された情報である。なお、プロビジョニング指示情報210及びソフトウェア監視情報220を、1つのファイルに含めてもよいし、複数のファイルに分けても良い。
プロビジョニング指示情報210は、プロビジョニングエンジン200に対しプロビジョニングを指示するために必要な情報群(テンプレートパラメータ群)である。例えば、プロビジョニング指示情報210は、割り当てを要求するCPU、メモリなどのリソース量やOS、ソフトウェアのインストール情報を含む。図5の例では、プロビジョニング指示情報210は、OSのユーザ名及びパスワードを含むOS設定情報(Setup_OS)211、データベースのユーザ名及びパスワードを含むデータベース設定情報(Setup_Database)212などを含んでいる。
ソフトウェア監視情報220は、プロビジョニングエンジン200に対しソフトウェアの監視を指示するために必要な情報群(テンプレートパラメータ群)である。例えば、ソフトウェア監視情報220は、ソフトウェア情報221、接続情報222、監視レベル情報223などを含んでいる。
ソフトウェア情報221は、監視対象となる一つまたは複数のソフトウェアのインストール情報である。ソフトウェア情報221は、プロビジョニング指示情報210の一部に記載されているものを利用してもよく、ソフトウェア情報として別途記載されているものを利用してもよい。図5の例では、ソフトウェア情報221として、監視対象のソフトウェア名が含まれている(Name : Database)。
接続情報222は、監視対象となる一つまたは複数のソフトウェアについて、各々のソフトウェアへ接続するための情報である。接続情報222は、プロビジョニング指示情報210の一部に記載されているものを利用してもよく、ソフトウェアへの接続情報として別途記載されているものを利用してもよい。図5の例では、接続情報(Connection_info)222として、ポート番号(Port : 80000)が含まれている。
監視レベル情報223は、監視対象としたい一つまたは複数のソフトウェアについて、各々のソフトウェアに期待する監視のレベルである。図5の例では、監視レベル情報(Monitoring_Level)223が高レベル(High)に設定されている。例えば、監視レベルが高いと、同じソフトウェアでもより多くの監視項目が設定される、もしくは、高い頻度で監視処理が実行される。


S101でテンプレート111が作成されると、作成されたテンプレート111がプロビジョニング支援装置100に入力され、テンプレート解釈部101がテンプレート111を解析し、解析した情報(テンプレート)を監視設定取得部102へ出力する(S102)。
次いで、監視設定取得部102は、以下のように、テンプレート解釈部101より提供された情報をもとに監視設定管理テーブル105に問合せを行い、ソフトウェアの監視に必要な情報を取得する。
具体的には、監視設定取得部102は、テンプレート111に記載された情報に一つまたは複数のソフトウェア(監視対象)に関する情報(ソフトウェア監視情報220)が存在するかどうかを確認する(S103)。S103において、テンプレート111にソフトウェア監視情報220が含まれている場合、監視設定取得部102は、テンプレート111上に記載された各ソフトウェアについて、監視設定に必要な情報が揃っているかどうか確認する(S104)。例えば、ソフトウェア監視情報220に、ソフトウェア情報221、ソフトウェアへの接続情報222、監視レベル情報223のセットが存在するかどうかを確認する。
S104において、ソフトウェア監視情報220に必要な情報が揃っている場合、S105以降でプロビジョニングの処理を進める。一方、ソフトウェア監視情報220に不足がある場合、監視設定取得部102は、テンプレート上に記載されていない情報が監視設定管理テーブル105に登録されているかどうか確認する(S121)。すなわち、監視設定取得部102は、監視設定管理テーブル105を参照し、テンプレートで不足している情報について、補完可能な情報を探索する。
例えば、ソフトウェアの接続には必要な情報だが、常に決まった値を利用するような場合に、テンプレート上への記載が省略されること(デフォルトのポート番号を利用する場合など)がある。監視設定管理テーブル105では、このような情報をソフトウェアごとに保持しておき、省略された場合に補完可能な情報として提供する。図6は、監視設定管理テーブル105の一例であり、監視設定に必要な情報を提供するためのテーブルの例を示している。図6のように、監視設定管理テーブル(テンプレートパラメータテーブル)105は、監視対象のソフトウェアと設定に必要なパラメータ(属性、値)が関連付けている。図6の例では、監視設定管理テーブル105に、接続するソフトウェアのポート番号やユーザ名が格納されており、接続情報222が不足している場合、格納されたポート番号やユーザ名を用いて補完する。テンプレート111のパラメータと監視設定管理テーブル105のパラメータを比較することで、テンプレート111の不足を判断し、不足している情報(パラメータ)を取得することができる。
S121において、不足した情報を補完可能な場合(監視設定管理テーブル105に登録されている場合)、監視設定取得部102は、監視設定管理テーブル105に登録されている情報をプロビジョニングで利用するかどうか利用者へ確認する(S122)。すなわち、監視設定取得部102は、補完予定の情報を表示装置などに表示し、プロビジョニングで利用するかどうか確認する。S122において、利用者が監視設定管理テーブル105の情報を補完に利用することを選択した場合、その情報をソフトウェア監視情報220として設定し、S105以降でプロビジョニングの処理を進める。
S121において、不足した情報を補完できない場合(監視設定管理テーブル105に登録されていない場合)や、S122において、監視設定管理テーブル105の情報を補完に利用しないことを選択した場合、監視設定取得部102は、不足している情報を利用者へ通知する(S123)。監視設定取得部102は、利用者へ不足情報を通知後、情報が不足しているソフトウェアについては監視の対象外としてプロビジョニングを続行するかどうかを利用者へ確認する(S124)。
S124において、テンプレートの再作成などを理由に、利用者がプロビジョニングを続行しないことを選択した場合、プロビジョニング処理をキャンセルする(S125)。すなわち、プロビジョニング支援装置100による処理を中止する。一方、S124において、利用者がプロビジョニングを続行することを選択した場合は、S105以降でプロビジョニングの処理を進める。
S104、S122またはS124で処理を続けると判断された場合、監視設定取得部102は、不足情報の無い(不足情報が補完された)ソフトウェアについて監視設定管理テーブル105へ問合せを行い、ソフトウェアに対応する監視設定を取得し、テンプレート作成部103に提供する(S105)。例えば、監視設定取得部102は、補完されたソフトウェア監視情報220(監視レベル情報223など)に応じた監視設定を取得する。
図7は監視設定管理テーブル105の一例であり、監視設定用のテンプレートを提供するためのテーブルの例を示している。例えば、図7のように、監視設定管理テーブル(設定用テンプレートテーブル)105は、監視対象のソフトウェアごとに、監視レベルに応じたテンプレートが格納されている。なお、図7では監視レベルに応じてあらかじめ監視設定が記載されたテンプレートを、テンプレート作成部103に提供しているが、監視設定が記載されていればテンプレートの形式を取る必要はない。
次いで、テンプレート作成部103は、提供された監視設定情報を解析し、利用者が作成したテンプレート111に統合してソフトウェア監視設定が記載された新たなテンプレート112を作成(更新)する(S106)。
図8は、このとき作成されるテンプレート112の一例を示している。図8に示すように、テンプレート作成部103が作成するテンプレート112は、プロビジョニング指示情報210と監視指示情報230を含んでいる。プロビジョニング指示情報210は、図5のテンプレート111と同じ情報であり、監視指示情報230は、プロビジョニングエンジン200で処理可能な書式で記述された監視設定に関する情報である。
テンプレート作成部103は、利用者の作成したテンプレート111(図5)の記載から、プロビジョニング指示情報210は変更せずに、ソフトウェア監視情報220を削除し、プロビジョニングエンジン200で処理できる監視設定に書き換えた監視指示情報230を追加する。監視指示情報230は、図7の監視設定管理テーブル105から取得されたテンプレートに対応している。例えば、監視指示情報230は、監視設定としてCPU使用率やメモリ容量などの監視パラメータ231を含んでいる。
次いで、ソフトウェア設定を記載し新たに作成したテンプレート112をプロビジョニングエンジン200に渡し、プロビジョニングエンジン200は、ソフトウェアの監視設定までを含めたプロビジョニングを自動で行う(S107)。例えば、プロビジョニングエンジン200は、既存のものを利用しても良い。
なお、監視設定管理テーブル105に対して更新が必要な場合、テーブル管理部104から行うことが可能である。例えば、テーブル管理部104は、監視対象となるソフトウェアの情報を追加する場合、補完設定を追加する場合などに利用する。また、テーブル管理部104については、プロビジョニング支援装置100の提供者のみが行うものとしてもよいし、監視設定管理テーブル105の一部を利用者専用で管理可能な領域と定め、利用者がプロビジョニングに利用したい監視設定、補完設定を追加してもよい。
以上のように、本実施の形態では、クラウド環境において新たなICTリソースをプロビジョニングするために、利用者が作成したテンプレートの情報を解析し、プロビジョニング対象となるソフトウェアの監視に必要な情報を、利用者が作成したテンプレート上に統合することでソフトウェアの監視設定までを含めた自動プロビジョニングを行うことができる。
近年、プロビジョニングにより構築されるクラウド上のシステムでも、これまでのシステム同様、システム維持の観点から運用管理が行われるケースが多く、運用管理の設定まで含めたプロビジョニング自動化の要求がある。また、運用管理の一分野であるソフトウェア監視についても同様に自動化の要求はあるが、汎用的なソフトウェア監視製品は監視対象となるソフトウェアに接続するための情報が必要となることや、利用者が任意の監視内容を設定することが可能な設定の自由度などから、このテンプレート型構築に適合することは少なく、たいていはサーバやソフトウェアなどのリソースをプロビジョニングした後に利用者が設定するか、アプライアンスのような形であらかじめ決まったものを希望した利用者に提供する場合が多い。
これに対し、本実施の形態によれば、テンプレート型のプロビジョニングにおいてソフトウェア監視の設定を自動化し、利用者側で設定を行う負荷を軽減できるという効果が得られる。設定項目が多いなどの理由で、テンプレートによる自動プロビジョニングの難しいソフトウェア監視を、プロビジョニングサービス内で管理している監視設定情報を利用することにより利用者側が記述する情報を最低限にして、自動プロビジョニングを実現している。
本実施の形態では、クラウド環境においてテンプレート型の自動プロビジョニングによる環境構築を行う場合に、運用管理の設定、また監視項目が多岐に渡りがちなソフトウェア監視の設定までの自動化が可能となるため、例えば、定期/不定期で新しいリソースをプロビジョニングする必要があるシステムのシステム運用者や、小規模でも重要な環境を迅速に立ちあげたいクラウド環境利用者などのプロビジョニングの負荷を軽減できることができる。
また、本実施の形態によれば、監視設定情報のテーブルによる管理により情報の更新が容易になるという効果が得られる。新たなソフトウェアの監視に対応した際においては、そのソフトウェアの補完情報および監視レベルに対応した監視設定を、テーブルの列として追加するだけでよい。また、新たなテンプレートをWeb上に公開したとしても、利用者が適切なテンプレートを探す必要があり、その労力及び選択ミスのリスクを軽減することが可能である。
(その他の実施の形態)
上記の実施の形態において、プロビジョニング対象となりうるソフトウェア監視ソフトウェア(アプリケーション監視ソフトウェア)は多数存在する。例えば、どのソフトウェア監視ソフトウェアを利用するかを任意で選択することにより、利用者の選択肢を広げることが可能になる。
また、上記の実施の形態ではソフトウェア監視に限定した内容となっているが、ソフトウェアに限らずサービス監視など、他の分野へ適用してもよい。
さらに、複数のテンプレートをテーブルで管理し、統合する仕組みは他のソフトウェアに対して適用してもよい。例えば、公開されている様々な環境に応じたテンプレートを統合することにより、利用者の負荷を軽減することが可能になる。
なお、上記の実施の形態において、プロビジョニング支援装置は利用者側、プロビジョニングサービス側のどちらに存在してもよい。
図9は、プロビジョニングサービス側(クラウドプロバイダ側)にプロビジョニング支援装置100を設けた例を示している。この例では、ユーザ環境において利用者がテンプレート111を生成し(図9(a))、生成したテンプレート111をクラウドプロバイダ側に投入する(図9(b))。そうすると、クラウドプロバイダ側において、プロビジョニング支援装置100がテンプレート111を更新し、プロビジョニングエンジン200に投入される。
図9のように、プロビジョニングサービス側にプロビジョニング支援装置100が存在する場合、利用者はプロビジョニング支援装置100を意識せずにプロビジョニングを行うことができる。また、何らかの理由により再作成後(更新後)のテンプレートが必要である場合、利用者はプロビジョニング支援装置100から入手することも可能である。
図10は、利用者側(ユーザ環境)にプロビジョニング支援装置100を設けた例を示している。この例では、ユーザ環境において、利用者がテンプレート111を作成し、プロビジョニング支援装置100がテンプレート111を更新した後、クラウドプロバイダ側のプロビジョニングエンジン200へ投入される。
図10(a)のように、プロビジョニング支援装置100からプロビジョニングエンジン200へ更新したテンプレートを出力することで、利用者が直接プロビジョニングエンジン200に対して動作を行うことなくプロビジョニングすることができる。また、図10(b)のように、再作成(更新)されたテンプレート112を一度出力し、そのテンプレート112をプロビジョニングエンジン200へ投入してもよい。プロビジョニング支援装置100が何らかの理由によりプロビジョニングエンジン200と直接情報のやり取りが出来ない場合などに有用である。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
上述の実施形態における各構成は、ハードウェア又はソフトウェア、もしくはその両方によって構成され、1つのハードウェア又はソフトウェアから構成してもよいし、複数のハードウェア又はソフトウェアから構成してもよい。プロビジョニング支援装置の各機能(各処理)を、CPUやメモリ等を有するコンピュータにより実現してもよい。例えば、記憶装置に実施形態におけるプロビジョニング支援方法を行うためのプロビジョニング支援プログラムを格納し、各機能を、記憶装置に格納されたプロビジョニング支援プログラムをCPUで実行することにより実現してもよい。
これらのプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
10 プロビジョニング設定支援装置
11 設定情報取得部
12 設定情報解析部
13 設定情報補完部
100 プロビジョニング支援装置
101 テンプレート解釈部
102 監視設定取得部
103 テンプレート作成部
104 テーブル管理部
105 監視設定管理テーブル
111 テンプレート
112 テンプレート
200 プロビジョニングエンジン
210 プロビジョニング指示情報
211 OS設定情報
212 データベース設定情報
220 ソフトウェア監視情報
221 ソフトウェア情報
222 接続情報
223 監視レベル情報
230 監視指示情報
231 監視パラメータ

Claims (7)

  1. プロビジョニングエンジンを設定するための設定情報を取得する設定情報取得部と、
    前記取得した設定情報に不足があるか否か解析する設定情報解析部と、
    前記設定情報が不足している場合、不足している情報を補完するように前記設定情報を設定する設定情報補完部と、
    を備え
    前記設定情報解析部は、前記取得した設定情報に前記プロビジョニングエンジンが設定するための監視対象が含まれているか否か、及び、監視対象が含まれる場合において前記取得した設定情報に監視レベル情報が含まれているか否かを解析し、
    前記設定情報補完部は、前記設定情報に前記監視対象が含まれている場合、前記監視対象の設定に必要な情報を補完し、前記設定情報に前記監視対象が含まれている場合で且つ前記監視レベル情報が含まれていない場合、前記必要な情報として前記監視レベル情報を補完する、
    プロビジョニング設定支援装置。
  2. 前記設定情報は、前記プロビジョニングエンジンを設定するためのテンプレートを含み、
    前記設定情報補完部は、前記テンプレートに不足している情報を補完する、
    請求項1に記載のプロビジョニング設定支援装置。
  3. 前記テンプレートに必要なテンプレートパラメータを記憶するテンプレートパラメータ記憶部を備え、
    前記設定情報解析部は、前記記憶されたテンプレートパラメータに基づいて、前記設定情報のテンプレートに必要なテンプレートパラメータを取得し、
    前記設定情報補完部は、前記取得したテンプレートパラメータを前記設定情報のテンプレートに設定する、
    請求項に記載のプロビジョニング設定支援装置。
  4. 前記設定情報の設定に必要な設定用テンプレートを記憶する設定用テンプレート記憶部を備え、
    前記設定情報解析部は、前記記憶された設定用テンプレートに基づいて、前記設定情報のテンプレートに必要な設定用テンプレートを取得し、
    前記設定情報補完部は、前記取得した設定用テンプレートを前記設定情報に設定する、
    請求項1乃至のいずれか一項に記載のプロビジョニング設定支援装置。
  5. プロビジョニングエンジンを設定するための設定情報を取得する取得ステップと
    前記取得した設定情報に不足があるか否か解析する解析ステップと
    前記設定情報が不足している場合、不足している情報を補完するように前記設定情報を設定するする補完ステップと、を備え
    前記解析ステップは、前記取得した設定情報に前記プロビジョニングエンジンが設定するための監視対象が含まれているか否か、及び、監視対象が含まれる場合において前記取得した設定情報に監視レベル情報が含まれているか否かを解析し、
    前記補完ステップは、前記設定情報に前記監視対象が含まれている場合、前記監視対象の設定に必要な情報を補完し、前記設定情報に前記監視対象が含まれている場合で且つ前記監視レベル情報が含まれていない場合、前記必要な情報として前記監視レベル情報を補完する、
    プロビジョニング設定支援方法。
  6. プロビジョニングエンジンを設定するための設定情報を取得する取得ステップと
    前記取得した設定情報に不足があるか否か解析する解析ステップと
    前記設定情報が不足している場合、不足している情報を補完するように前記設定情報を設定するする補完ステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプロビジョニング設定支援プログラムであって、
    前記解析ステップは、前記取得した設定情報に前記プロビジョニングエンジンが設定するための監視対象が含まれているか否か、及び、監視対象が含まれる場合において前記取得した設定情報に監視レベル情報が含まれているか否かを解析し、
    前記補完ステップは、前記設定情報に前記監視対象が含まれている場合、前記監視対象の設定に必要な情報を補完し、前記設定情報に前記監視対象が含まれている場合で且つ前記監視レベル情報が含まれていない場合、前記必要な情報として前記監視レベル情報を補完する、
    プロビジョニング設定支援プログラム。
  7. プロビジョニング処理を実行するプロビジョニングエンジンと、
    前記プロビジョニングエンジンを設定するための設定情報を取得する設定情報取得部と、
    前記取得した設定情報に不足があるか否か解析する設定情報解析部と、
    前記設定情報が不足している場合、不足している情報を補完するように前記設定情報を設定する設定情報補完部と、
    を備え
    前記設定情報解析部は、前記取得した設定情報に前記プロビジョニングエンジンが設定するための監視対象が含まれているか否か、及び、監視対象が含まれる場合において前記取得した設定情報に監視レベル情報が含まれているか否かを解析し、
    前記設定情報補完部は、前記設定情報に前記監視対象が含まれている場合、前記監視対象の設定に必要な情報を補完し、前記設定情報に前記監視対象が含まれている場合で且つ前記監視レベル情報が含まれていない場合、前記必要な情報として前記監視レベル情報を補完する、
    プロビジョニングシステム。
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