JP6438566B2 - アクティブ・セットの更新を制御するための方法及び装置 - Google Patents

アクティブ・セットの更新を制御するための方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、通信技術の分野に関し、詳細には、アクティブ・セットの更新を制御するための方法及び装置に関する。
モバイル通信システムにおいては、モバイル端末が元のサービング・セルから移動して他のサービング・セルに入る場合には、通信の継続性を確保するためにハンドオーバーが実行される必要がある。
ハンドオーバーは、主に、ハード・ハンドオーバー及びソフト・ハンドオーバーに分類される。ハード・ハンドオーバーとは、モバイル端末が最初に元のリンクを切断してから新たなリンクを確立することをいう。ソフト・ハンドオーバーとは、新たなリンクの確立が完了していることに基づいて、モバイル端末が元のリンクを切断することをいう。ソフト・ハンドオーバー技術が実施される場合には、動作している間に、動作しているモバイル端末は、同時に少なくとも2つのセルと通信してもよく、そのモバイル端末が通信する特定のセルは、ソフト・ハンドオーバー・プロセスによって決定される。ソフト・ハンドオーバーを実施するプロセスを、モバイル端末によって現在使用されているセルを決定するプロセスとして考えることも可能であり、モバイル端末によって現在使用されているセルを特定するプロセスは、アクティブ・セット(順方向トラフィック・チャネルと関連しており、そのモバイル端末に割り当てられているパイロット信号)を特定するプロセスと称されてもよい。一般に、アクティブ・セットに加えられるセルは、モバイル端末によって現在使用されているセルである。
モバイル端末の通信品質を保証するために、アクティブ・セットは、一般的に、更新される必要がある。現在では、モバイル端末が動作状態に入った後に、そのモバイル端末は、近隣のセルの信号強度を測定し、測定によって取得した信号強度及びネットワーク側が配信する固定のしきい値に従ってアクティブ・セットを更新する。設定時間内に、ネットワーク側が配信した固定のしきい値よりも高い信号強度を有しているがアクティブ・セットの中に入っていないセルが存在する場合には、ネットワーク側が配信した固定のしきい値よりも高い状態に留まっている信号強度を有しているがアクティブ・セットの中に入っていないそのセルは、(パイロット信号が、アクティブ・セットの中には現在入っていないが、モバイル端末によって受信されており、そのパイロット信号と関連している順方向トラフィック・チャネルを正しく復調することが可能であるということを示す十分な信号強度を有している)候補セットに加えられ、測定報告が生成されてネットワーク側に送信される。ネットワーク側は、受信された測定報告に従って、ネットワーク側が配信した固定のしきい値よりも高い信号強度を有しているがアクティブ・セットの中に入っていないセルをアクティブ・セットに加えるようにモバイル端末に指示する。設定時間内に、ネットワーク側が配信した固定のしきい値よりも低い状態に留まっている信号強度を有しているセルがアクティブ・セットの中に存在する場合には、モバイル端末は、測定報告を生成し、その測定報告をネットワーク側へ送信し、ネットワーク側は、受信した測定報告に従って、設定時間内に、ネットワーク側が配信した固定のしきい値よりも低い状態に留まっている信号強度を有しているセルをアクティブ・セットから削除するようモバイル端末に指示する。
アクティブ・セットを更新する前述のプロセスにおいては、モバイル端末は、ネットワーク側が配信した固定のしきい値と測定によって取得した信号強度とを比較する。相対的に望ましいネットワーク環境のシナリオにおいては、モバイル端末の通信品質は、大幅に改善されることが可能である。しかしながら、モバイル端末の相対的に貧弱な無線周波数性能、又は(ネットワーク側におけるエンジニアリング品質の問題、望ましくないセル・カバレッジ、過度のユーザ負荷等の)相対的に貧弱なネットワーク環境のシナリオにおいては、ネットワーク側が配信した固定のしきい値が、アクティブ・セットを更新するための基準として継続して使用される場合には、ネットワーク側は、モバイル端末によって送信されるシグナリングを正常に解析することができず、頻繁なコール・ドロップ又は間欠的な通信等の問題が引き起こされ、通信品質は相対的に貧弱である。
本発明の実施形態は、通信品質を改善するために、アクティブ・セットの更新を制御するための方法及び装置を提供する。
第1の態様によれば、ソフト・ハンドオーバー・プロセスにおけるアクティブ・セットの更新を制御するための方法であって、
事前に構成されたしきい値調整値をモバイル・デバイスによって取得するステップと、
前記しきい値調整値に基づ修正されたしきい値を前記モバイル・デバイスによって取得するステップであって、前記修正されたしきい値がは、初期しきい値から前記しきい値調整値を減算した値に等しく、前記初期しきい値は、ネットワーク側によって構成され、前記修正された閾値は、前記初期しきい値よりも小さい、ステップと、
前記モバイル・デバイスによって前記修正されたしきい値に従ってアクティブ・セットを更新するステップとを含む方法が提供される。
第1の態様に関連して、第1の実装方法においては、ネットワーク側が最初に構成した初期しきい値が前記しきい値調整値に基づいて修正される場合に得られる修正されたしきい値を取得するステップは、
前記ネットワーク側によって最初に構成されて配信される前記初期しきい値を取得するステップと、
前記初期しきい値を前記しきい値調整値だけ減少させて前記修正されたしきい値を得るステップとを含む。
第1の態様の第1の実装方法に関連して、第2の実装方法においては、前記初期しきい値を前記しきい値調整値だけ減少させるステップの前に、当該方法は、
モバイル端末の送信電力が最大値に達しているか否かを決定するステップと、
前記モバイル端末の前記送信電力が最大値に達しているということを決定するステップとをさらに含む。
第1の態様に関連して、第3の実装方法においては、ネットワーク側が最初に構成した初期しきい値が前記しきい値調整値に基づいて修正される場合に得られる修正されたしきい値を取得するステップは、
前記ネットワーク側が最初に構成した前記初期しきい値を修正するための修正命令を前記ネットワーク側に報告し、前記しきい値調整値を前記ネットワーク側に送信するステップと、
前記ネットワーク側によって配信される前記修正されたしきい値を取得するステップであって、前記ネットワーク側が前記修正命令及び前記しきい値調整値に従って前記初期しきい値を前記しきい値調整値だけ減少させる場合に修正されたしきい値が得られる、ステップとを含む。
第1の態様の第3の実装方法に関連して、第4の実装方法においては、前記ネットワーク側が最初に構成した前記初期しきい値を修正するための修正命令を前記ネットワーク側に報告するステップの前に、当該方法は、
モバイル端末の送信電力が最大値に達しているか否かを決定するステップと、
前記モバイル端末の前記送信電力が前記最大値に達しているということを決定するステップとをさらに含む。
第1の態様の第2の実装方法又は第1の態様の第4の実装方法に関連して、第5の実装方法においては、前記モバイル端末の前記送信電力が前記最大値に達しているということを決定するステップの後に、当該方法は、
前記アクティブ・セットの中のセルの数量が飽和状態に達しているか否かを決定するステップと、
前記アクティブ・セットの中の前記セルの前記数量が飽和状態に達していないということを決定するステップとをさらに含む。
第1の態様の第2の実装方法又は第1の態様の第4の実装方法に関連して、第6の実装方法においては、前記モバイル端末の前記送信電力が前記最大値に達しているということを決定するステップの後に、当該方法は、
設定時間内に設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有しているセルが前記アクティブ・セットの中に存在するか否かを決定するステップと、
前記設定時間内に前記設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有しているセルが存在する場合には、前記アクティブ・セットの中に含まれているとともに前記設定時間内に前記設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有している前記セルをマークして、マークされたセルを得るステップ、又は、
前記設定時間内に前記設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有しているセルが存在しない場合には、現在のしきい値が修正されているか否かを決定し、前記現在のしきい値が修正されていないということを決定するステップとをさらに含む。
第1の態様の第6の実装方法に関連して、第7の実装方法においては、前記アクティブ・セットの中に含まれているとともに前記設定時間内に前記設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有している前記セルをマークして、マークされたセルを得るステップの後に、当該方法は、
前記アクティブ・セットの中のセルの数量が飽和状態に達しているか否かを決定するステップと、
前記アクティブ・セットの中の前記セルの前記数量が飽和状態に達している場合には、マークされた複数のセルから少なくとも1つのセルを選択し、前記少なくとも1つのセルの信号強度を記録している測定報告を前記ネットワーク側に報告するステップであって、前記測定報告に記録されている前記少なくとも1つのセルの前記信号強度が、前記少なくとも1つのセルの実際の信号強度よりも小さい、ステップ、又は、
前記アクティブ・セットの中の前記セルの前記数量が飽和状態に達していない場合には、現在のしきい値が修正されているか否かを決定し、前記現在のしきい値が修正されていないということを決定するステップとをさらに含む。
第1の態様の第7の実装方法に関連して、第8の実装方法においては、測定報告を前記ネットワーク側に報告するステップの前に、当該方法は、
候補セットの中のセルの数量が飽和状態に達しているか否かを決定し、前記候補セットの中の前記セルの前記数量が飽和状態に達していないということを決定するステップ、又は、
現在のしきい値が修正されているか否かを決定し、前記現在のしきい値が修正されているということを決定するステップをさらに含む。
第1の態様の第7の実装方法に関連して、第9の実装方法においては、マークされた複数のセルから少なくとも1つのセルを選択するステップは、
前記マークされた複数のセルから少なくとも1つのセルを、前記マークされた複数のセルのマーキングの時点の時間的順序にしたがって選択するステップ、又は、
前記マークされた複数のセルから少なくとも1つのセルを、前記マークされた複数のセルの信号強度が大きい順に選択するステップを含む。
第2の態様によれば、ソフト・ハンドオーバー・プロセスにおけるアクティブ・セットの更新を制御するための方法であって、
モバイル端末からの修正命令及びしきい値調整値をネットワーク・デバイスで取得するステップと、
最初に構成される初期しきい値を、前記修正命令及び前記しきい値調整値に従って前記しきい値調整値だけ減少させて、修正されたしきい値を得るステップであって、前記修正されたしきい値は、前記初期しきい値よりも小さ前記修正された閾値は、前記初期しきい値から前記しきい値調整値を減算した値に等しい、ステップと、
前記修正されたしきい値を前記ネットワーク・デバイスによって前記モバイル端末に送信するステップとを含む方法が提供される。
第3の態様によれば、アクティブ・セットの更新を制御するための装置であって、取得ユニット及び更新ユニットを含み、
前記取得ユニットは、事前に構成されたしきい値調整値を取得し、ネットワーク側が最初に構成した初期しきい値が前記しきい値調整値に基づいて修正される場合に得られる修正されたしきい値を取得するように構成され、前記修正されたしきい値は前記初期しきい値よりも小さく、
前記更新ユニットは、前記取得ユニットによって取得される前記修正されたしきい値に従ってアクティブ・セットを更新するように構成される、装置が提供される。
第3の態様に関連して、第1の実装方法においては、前記取得ユニットは、
前記ネットワーク側によって最初に構成されて配信される前記初期しきい値を取得するように構成され、
当該装置は、修正ユニットをさらに含み、前記修正ユニットは、
前記取得ユニットが取得した前記初期しきい値を前記しきい値調整値だけ減少させて前記修正されたしきい値を得るように構成され、
前記取得ユニットは、前記ネットワーク側が最初に構成した前記初期しきい値が前記しきい値調整値に基づいて修正される場合に得られる前記修正されたしきい値を取得するように構成され、
前記修正された閾値を取得することは、前記修正ユニットが前記初期しきい値を前記しきい値調整値だけ減少させる場合に得られる前記修正されたしきい値を取得することを含む
第3の態様の第1の実装方法に関連して、第2の実装方法においては、当該装置は、決定ユニットをさらに含み、前記決定ユニットは、
前記修正ユニットが前記初期しきい値を前記しきい値調整値だけ減少させる前に、モバイル端末の送信電力が前記最大値に達しているか否かを決定し、前記モバイル端末の前記送信電力が前記最大値に達しているということを決定するように構成される。
第3の態様に関連して、第3の実装方法においては、当該装置は、報告ユニットをさらに含み、前記報告ユニットは、
前記ネットワーク側が最初に構成した前記初期しきい値を修正するための修正命令を前記ネットワーク側に報告し、前記しきい値調整値を前記ネットワーク側へ送信するように構成され、
前記取得ユニットは、前記ネットワーク側が最初に構成した前記初期しきい値が前記しきい値調整値に基づいて修正される場合に得られる前記修正されたしきい値を取得するように構成され、
前記修正された閾値を取得することは、前記ネットワーク側が前記修正命令及び前記しきい値調整値に従って前記初期しきい値を前記しきい値調整値だけ減少させる場合に前記修正された閾値を得ることにより、前記ネットワーク側が配信した前記修正されたしきい値を取得することを含む
第3の態様の第3の実装方法に関連して、第4の実装方法においては、前記報告ユニットが、前記ネットワーク側が最初に構成した前記初期しきい値を修正するための前記修正命令を前記ネットワーク側に報告する前に、前記決定ユニットは、モバイル端末の送信電力が最大値に達しているか否かを決定し、前記モバイル端末の前記送信電力が前記最大値に達しているということを決定するようにさらに構成される。
第3の態様の第2の実装方法又は第3の態様の第4の実装方法に関連して、第5の実装方法においては、前記決定ユニットは、
前記モバイル端末の前記送信電力が前記最大値に達しているということを決定した後に、前記アクティブ・セットの中のセルの数量が飽和状態に達しているか否かを決定し、前記アクティブ・セットの中の前記セルの前記数量が飽和状態に達していないということを決定するようにさらに構成される。
第3の態様の第2の実装方法又は第3の態様の第4の実装方法に関連して、第6の実装方法においては、前記決定ユニットは、
前記モバイル端末の前記送信電力が前記最大値に達しているということを決定した後に、設定時間内に設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有しているセルがアクティブ・セットの中に存在するか否かを決定するようにさらに構成され、
当該装置は、マーキング・ユニットをさらに含み、
前記マーキング・ユニットは、前記決定ユニットによる決定の結果が、前記設定時間内に前記設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有しているセルが前記アクティブ・セットの中に存在するという決定である場合には、前記アクティブ・セットの中に含まれているとともに前記設定時間内に前記設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有している前記セルをマークして、マークされたセルを得るように構成され、
前記決定ユニットは、決定の結果が、前記設定時間内に前記設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有しているセルが前記アクティブ・セットの中に存在しないという決定である場合には、現在のしきい値が修正されているか否かを決定し、前記現在のしきい値が修正されていないということを決定するようにさらに構成される。
第3の態様の第6の実装方法に関連して、第7の実装方法においては、前記マーキング・ユニットが、前記アクティブ・セットの中に含まれているとともに前記設定時間内に前記設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有している前記セルをマークして、マークされたセルを得た後に、前記決定ユニットは、前記アクティブ・セットの中のセルの数量が飽和状態に達しているか否かを決定するようにさらに構成され、
前記報告ユニットは、前記決定ユニットによる決定の結果が、前記アクティブ・セットの中の前記セルの前記数量が飽和状態に達しているという決定である場合には、マークされた複数のセルから少なくとも1つのセルを選択し、前記少なくとも1つのセルの信号強度を記録している測定報告を前記ネットワーク側に報告するように構成され、前記測定報告に記録されている前記少なくとも1つのセルの前記信号強度は、前記少なくとも1つのセルの実際の信号強度よりも小さく、又は、
前記決定ユニットは、決定の結果が、前記アクティブ・セットの中の前記セルの前記数量が飽和状態に達していないという決定である場合には、現在のしきい値が修正されているか否かを決定し、前記現在のしきい値が修正されていないということを決定するようにさらに構成される。
第3の態様の第7の実装方法に関連して、第8の実装方法においては、前記報告ユニットが前記測定報告を前記ネットワーク側に報告する前に、前記決定ユニットは、候補セットの中のセルの数量が飽和状態に達しているか否かを決定し、前記候補セットの中の前記セルの前記数量が飽和状態に達していないということを決定し、又は、
前記報告ユニットが前記測定報告を前記ネットワーク側に報告する前に、前記決定ユニットは、現在のしきい値が修正されているか否かを決定し、前記現在のしきい値が修正されているということを決定するようにさらに構成される。
第3の態様の第7の実装方法に関連して、第9の実装方法においては、前記報告ユニットは、前記マークされた複数のセルから少なくとも1つのセルを選択するように構成され、前記少なくとも1つのセルを選択することは、
前記マークされた複数のセルから少なくとも1つのセルを、前記マークされた複数のセルのマーキングの時点の時間的順序にしたがって選択すること、又は、
前記マークされた複数のセルから少なくとも1つのセルを、前記マークされた複数のセルの信号強度が大きい順に選択することのうちの少なくとも一方を含む
第4の態様によれば、ネットワーク・デバイスであって、取得ユニット、修正ユニット、及び配信ユニットを含み、
前記取得ユニットは、モバイル端末からの修正命令及びしきい値調整値を取得するように構成されており、
前記修正ユニットは、最初に構成される初期しきい値を、前記修正命令及び前記しきい値調整値に従って前記しきい値調整値だけ減少させて、修正されたしきい値を得るように構成され、前記修正されたしきい値は、前記初期しきい値よりも小さく、前記修正された閾値は、前記初期しきい値から前記しきい値調整値を減算した値に等しく、
前記配信ユニットは、前記修正ユニットによって得られる前記修正されたしきい値を前記モバイル端末に送信するように構成される、ネットワーク・デバイスが提供される。
第5の態様によれば、モバイル端末であって、通信インターフェイス、プロセッサ、メモリ、及びバスを含み、前記通信インターフェイス、前記プロセッサ、及び前記メモリがすべて、前記バスに接続されており、
前記メモリは、前記プロセッサによって実行されるプログラム・コードを格納するように構成され、
前記プロセッサは、前記メモリによって格納されている前記プログラム・コードを呼び出して、以下の機能、すなわち、
前記通信インターフェイスを使用することによって、事前に構成されたしきい値調整値を取得するステップ、前記しきい値調整値に基づ修正されたしきい値を取得するステップであって、前記修正された閾値は、初期しきい値から前記しきい値調整値を減算した値に等しく、前記初期しきい値は、ネットワーク側によって構成される、ステップ、及び前記修正されたしきい値に従ってアクティブ・セットを更新するステップであって、前記修正されたしきい値は、前記初期しきい値よりも小さい、ステップを実行するように構成されている、モバイル端末が提供される。
第5の態様に関連して、第1の実装方法においては、プロセッサは、前記ネットワーク側が最初に構成した前記初期しきい値が前記しきい値調整値に基づいて修正される場合に得られる前記修正されたしきい値を取得するように構成され、前記修正された閾値を取得することは、
前記通信インターフェイスを使用することによって、前記ネットワーク側が配信する前記初期しきい値を取得すること、及び、
前記初期しきい値を前記しきい値調整値だけ減少させて、前記修正されたしきい値を得ることを含む
第5の態様の第1の実装方法に関連して、第2の実装方法においては、前記プロセッサは、
前記初期しきい値を前記しきい値調整値だけ減少させる前に、モバイル端末の送信電力が前記最大値に達しているか否かを決定し、前記モバイル端末の前記送信電力が前記最大値に達しているということを決定するようにさらに構成される。
第5の態様に関連して、第3の実装方法においては、前記プロセッサは、特に、
前記ネットワーク側が最初に構成した前記初期しきい値を修正するための修正命令を、前記通信インターフェイスを使用することによって前記ネットワーク側に報告し、前記しきい値調整値を前記ネットワーク側に送信し、並びに前記ネットワーク側によって配信される前記修正されたしきい値を、前記通信インターフェイスを使用することによって取得し、前記ネットワーク側が前記修正命令及び前記しきい値調整値に従って前記しきい値調整値だけ前記初期しきい値を減少させる場合に前記修正されたしきい値を得る、といった方法で、
前記ネットワーク側が最初に構成した前記初期しきい値が前記しきい値調整値に基づいて修正される場合に得られる前記修正されたしきい値を取得するように構成される。
第5の態様の第3の実装方法に関連して、第4の実装方法においては、前記プロセッサは、
前記ネットワーク側が最初に構成した前記初期しきい値を修正するための前記修正命令を、前記通信インターフェイスを使用することによって前記ネットワーク側に報告する前に、モバイル端末の送信電力が前記最大値に達しているか否かを決定し、前記モバイル端末の前記送信電力が前記最大値に達しているということを決定するようにさらに構成される。
第5の態様の第2の実装方法又は第5の態様の第4の実装方法に関連して、第5の実装方法においては、前記プロセッサは、
前記モバイル端末の前記送信電力が前記最大値に達しているということを決定した後に、前記アクティブ・セットの中のセルの数量が飽和状態に達しているか否かを決定し、前記アクティブ・セットの中の前記セルの前記数量が飽和状態に達していないということを決定するようにさらに構成される。
第5の態様の第2の実装方法又は第5の態様の第4の実装方法に関連して、第6の実装方法においては、前記プロセッサは、
前記モバイル端末の前記送信電力が前記最大値に達しているということを決定した後に、設定時間内に設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有しているセルが前記アクティブ・セットの中に存在するか否かを決定し、
前記設定時間内に前記設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有しているセルが存在する場合には、前記アクティブ・セットの中に含まれているとともに前記設定時間内に前記設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有している前記セルをマークして、マークされたセルを得る、又は、
前記設定時間内に前記設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有しているセルが存在しない場合には、現在のしきい値が修正されているか否かを決定し、前記現在のしきい値が修正されていないということを決定するようにさらに構成される。
第5の態様の第6の実装方法に関連して、第7の実装方法においては、前記プロセッサは、
前記アクティブ・セットの中に含まれているとともに前記設定時間内に前記設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有しているセルをマークして、マークされたセルを得た後に、前記アクティブ・セットの中のセルの数量が飽和状態に達しているか否かを決定し、
前記アクティブ・セットの中の前記セルの前記数量が飽和状態に達している場合には、マークされた複数のセルから少なくとも1つのセルを選択し、前記少なくとも1つのセルの信号強度を記録している測定報告を前記ネットワーク側に報告し、前記測定報告に記録されている前記少なくとも1つのセルの前記信号強度が、前記少なくとも1つのセルの実際の信号強度よりも小さく、又は、
前記アクティブ・セットの中の前記セルの前記数量が飽和状態に達していない場合には、現在のしきい値が修正されているか否かを決定し、前記現在のしきい値が修正されていないということを決定するようにさらに構成される。
第5の態様の第7の実装方法に関連して、第8の実装方法においては、前記プロセッサは、
前記測定報告を前記ネットワーク側に報告する前に、候補セットの中のセルの数量が飽和状態に達しているか否かを決定し、前記候補セットの中の前記セルの前記数量が飽和状態に達していないということを決定し、又は、
前記測定報告を前記ネットワーク側に報告する前に、現在のしきい値が修正されているか否かを決定し、前記現在のしきい値が修正されているということを決定するようにさらに構成される。
第5の態様の第7の実装方法に関連して、第9の実装方法においては、前記プロセッサは、前記マークされた複数のセルから少なくとも1つのセルを選択するように構成され、少なくとも1つのセルを選択することは、
前記マークされた複数のセルから少なくとも1つのセルを、前記マークされた複数のセルのマーキングの時点の時間的順序にしたがって選択すること、又は、
前記マークされた複数のセルから少なくとも1つのセルを、前記マークされた複数のセルの信号強度が大きい順に選択することのうちの少なくとも一方を含む
第6の態様によれば、ネットワーク・デバイスであって、メモリ、プロセッサ、送信機、及びバスを含み、前記メモリ、前記プロセッサ、及び前記送信機がすべて、前記バスに接続されており、
前記メモリは、前記プロセッサによって実行されるプログラム・コードを格納するように構成され、
前記プロセッサは、前記メモリによって格納されている前記プログラム・コードを呼び出して、以下の機能、すなわち、
モバイル端末によって報告される修正命令及びしきい値調整値を取得するステップ、最初に構成される初期しきい値を、前記修正命令及び前記しきい値調整値に従って前記しきい値調整値だけ減少させて、修正されたしきい値を得るステップ、並びに前記修正されたしきい値を配信するように前記送信機を制御するステップであって、前記修正されたしきい値前記初期しきい値よりも小さく、前記修正された閾値は、前記初期しきい値から前記しきい値調整値を減算した値に等しい、ステップを実行するように構成され、
前記送信機は、前記修正されたしきい値を前記モバイル端末に送信するように構成される、装置が提供される。
本発明の複数の実施形態において提供されている、アクティブ・セットの更新を制御するための方法及び装置においては、アクティブ・セットは、もはや、ネットワーク側が最初に構成した初期しきい値を使用することによっては更新されず、そのアクティブ・セットは、初期しきい値が修正される場合に得られる取得された修正されたしきい値に基づいて更新され、その修正されたしきい値は、上記の初期しきい値よりも小さく、それによって、より多くのセルがアクティブ・セットに入ることができる。したがって、本発明の複数の実施形態は、モバイル端末の実際の無線周波数性能及び実際のネットワーク状態により良く適合することができ、モバイル端末は、より多くのセル信号を同時に使用することができ、それによって通信品質を改善する。
本発明の1つの実施形態にしたがったソフト・ハンドオーバー・プロセスにおけるアクティブ・セットの更新を制御するための方法の第1の実装のフローチャートである。 本発明の1つの実施形態にしたがったソフト・ハンドオーバー・プロセスにおけるアクティブ・セットの更新を制御するための方法の第2の実装のフローチャートである。 本発明の1つの実施形態にしたがったソフト・ハンドオーバー・プロセスにおいてアクティブ・セットの更新を制御するための方法の第3の実装のフローチャートである。 本発明の1つの実施形態にしたがった初期しきい値を修正するための第1の実装のフローチャートである。 本発明の1つの実施形態にしたがった初期しきい値を修正するための第2の実装のフローチャートである。 本発明の1つの実施形態にしたがった初期しきい値を修正するための第3の実装のフローチャートである。 本発明の1つの実施形態にしたがったソフト・ハンドオーバー・プロセスにおけるアクティブ・セットの更新を制御するための方法の第4の実装のフローチャートである。 本発明の1つの実施形態にしたがったソフト・ハンドオーバー・プロセスにおけるアクティブ・セットの更新を制御するための方法の第5の実装のフローチャートである。 本発明の1つの実施形態にしたがったソフト・ハンドオーバー・プロセスにおけるアクティブ・セットの更新を制御するための装置の第1の概略的な構成図である。 本発明の1つの実施形態にしたがったソフト・ハンドオーバー・プロセスにおけるアクティブ・セットの更新を制御するための装置の第1の概略的な構成図である。 本発明の1つの実施形態にしたがったソフト・ハンドオーバー・プロセスにおけるアクティブ・セットの更新を制御するための装置の第1の概略的な構成図である。 本発明の1つの実施形態にしたがったソフト・ハンドオーバー・プロセスにおけるアクティブ・セットの更新を制御するための装置の第1の概略的な構成図である。 本発明の1つの実施形態にしたがったソフト・ハンドオーバー・プロセスにおけるアクティブ・セットの更新を制御するための装置の第1の概略的な構成図である。 本発明の1つの実施形態にしたがったソフト・ハンドオーバー・プロセスにおけるアクティブ・セットの更新を制御するための装置の第2の概略的な構成図である。 本発明の1つの実施形態にしたがったソフト・ハンドオーバー・プロセスにおけるアクティブ・セットの更新を制御するための装置の第3の概略的な構成図である。 本発明の1つの実施形態したがったソフト・ハンドオーバー・プロセスにおけるアクティブ・セットの更新を制御するための装置の第4の概略的な構成図である。
以降では、本発明の複数の実施形態に関する複数の添付の図面を参照して本発明のこれらの複数の実施形態における技術的な解決方法を明確にかつ完全に説明する。明らかに、説明されている複数の実施形態は、本発明の実施形態のうちのいくつかであるが、すべてではない。当業者により本発明のこれらの複数の実施形態に基づいて創造的な努力を伴わずに得られるその他のすべての実施形態は、本発明の保護範囲内に属するものとする。
通信プロセスにおいて、モバイル端末が、現在のセルが属している(例えば、基地局等の)ネットワーク・デバイスによって送信される信号に加えて、(例えば、基地局等の)周辺ネットワーク・デバイスによって送信される信号をさらに使用する場合には、モバイル端末の相対的に貧弱な無線周波数性能又は相対的に貧弱なネットワーク環境によって引き起こされるコール・ドロップ又は間欠的な通信の問題を軽減することが可能である。本発明の複数の実施形態においては、前述の原理に基づいて、ソフト・ハンドオーバー・プロセスにおけるアクティブ・セットを更新するためのしきい値が制御されて変化し、それによって、より多くのセルがアクティブ・セットに入ることができ、アクティブ・セットの中のセルの数量が増大され、それによってモバイル端末の通信品質を改善する。
図1は、本発明の1つの実施形態したがったソフト・ハンドオーバー・プロセスにおけるアクティブ・セットの更新を制御するための方法を示している。上記の方法は、本明細書における本発明の本実施形態において限定されることはないが、モバイル端末、又はモバイル端末の中のいずれかの構成要素によって実行されてもよい。図1に図示されているように、上記の方法は、以下のステップを含む。
ステップS101:事前に構成されたしきい値調整値を取得する。
具体的には、従来技術においては、ネットワーク側における(例えば、基地局等の)ネットワーク・デバイスは、一般に、アクティブ・セットを更新するために使用される初期しきい値を最初に構成し、その初期しきい値の単位は、セルの信号強度の単位と同じであってもよく、例えば、dBであってもよい。従来技術においては、モバイル端末は、初期しきい値を取得し、セルの信号強度をその初期しきい値と比較し、さらにアクティブ・セットを更新する。本発明の本実施形態が従来技術とは異なる点として、本発明の本実施形態においては、モバイル端末が、事前に構成されたしきい値調整値を取得し、そのしきい値調整値は、事前に構成された固定値であり、その固定値の単位は、セルの信号強度の単位と同じであってもよく、例えば、dBであってもよく、しきい値調整値は、修正されたしきい値を得るために初期しきい値を(減少又は増大等の)調整するために使用される。本発明の本実施形態においては、事前に構成されたしきい値調整値は、モバイル端末の無線周波数性能に従って決定される固定値及び実際の使用のプロセスにおける経験的な数値であってもよい。
ステップS102:ネットワーク側が最初に構成した初期しきい値がしきい値調整値に基づいて修正される場合に得られる修正されたしきい値を取得する。
本発明の本実施形態においては、ネットワーク側が最初に構成した初期しきい値をしきい値調整値に基づいて修正することは、対応するしきい値調整値だけ初期しきい値を減少させることを含んでもよく、そしてもちろん、対応するしきい値調整値だけ初期しきい値を増加させることを含んでもよい。本発明の本実施形態においては、アクティブ・セットを更新する従来の方法と比較した場合に、より多くのセルがアクティブ・セットに入ることができるということを達成するために、好ましくは、初期しきい値が、対応するしきい値調整値だけ減少させられ、それによって、修正後に得られる修正されたしきい値が、ネットワーク側が最初に構成した初期しきい値よりも小さくなるということが設定される。
ステップS103:ステップS102において取得される修正されたしきい値に従ってアクティブ・セットを更新する。
具体的には、本発明の本実施形態においては、ステップS102において取得される修正されたしきい値に従ってアクティブ・セットを更新するプロセスは、好ましくは、アクティブ・セットの中のセルの数量を増加させることを含み、そしてもちろん、アクティブ・セットの中に含まれているとともにモバイル端末の現在の通信においてあまり重要な役割を果たしていないセルが削除されてもよい。例えば、本発明の本実施形態においては、設定時間内に、修正されたしきい値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有しているがアクティブ・セットの中に入っていないセルが、候補セットに加えられてもよく、測定報告が生成されてネットワーク側へ送信されてもよく、ネットワーク側は、受信した測定報告に従って、修正されたしきい値よりも大きい信号強度を有しているがアクティブ・セットの中に入っていないセルをアクティブ・セットに加えるようモバイル端末に指示する。他の例として、本発明の本実施形態においては、設定時間内に、修正されたしきい値よりも小さい状態に留まっている信号強度を有しているセルが、ネットワーク側によって配信される命令に従ってアクティブ・セットから削除されてもよい。
本発明の本実施形態において提供されているソフト・ハンドオーバー・プロセスにおけるアクティブ・セットの更新を制御するための方法においては、アクティブ・セットは、もはや、ネットワーク側が最初に構成した初期しきい値を使用することによっては更新されることはなく、アクティブ・セットは、初期しきい値が修正される場合に得られる修正されたしきい値に従って更新され、修正されたしきい値は、初期しきい値よりも小さく、それによって、より多くのセルがアクティブ・セットに入ってもよい。したがって、本発明の複数の実施形態は、初期しきい値を調整し、モバイル端末の実際の無線周波数性能及び実際のネットワーク状態により良好に適合することができ、モバイル端末は、より多くのセル信号を同時に使用することができ、それによって通信品質を改善する。
修正されたしきい値は、実際のケースに従って複数の異なる取得様式で取得されてもよく、本発明においては、前述の実施形態におけるソフト・ハンドオーバー・プロセスにおいてアクティブ・セットの更新を制御するための方法の実装が、以下で実際の応用例を参照して説明される。
第1の実装方法
本発明の本実施形態においては、モバイル端末は、ネットワーク側によって配信される初期しきい値を調整して、修正されたしきい値を得てもよい。本発明の本実施形態においては、モバイル端末は、ネットワーク側が最初に構成したしきい値調整値を修正して、修正されたしきい値を得る。しきい値調整値に基づいてアクティブ・セットを更新する特定の実装方法が、図2に図示され、上記の方法は、以下のステップを含む。
ステップS201:事前に構成されたしきい値調整値を取得する。
ステップS202:ネットワーク側によって配信される初期しきい値を取得する。
ステップS203:S202において取得される初期しきい値を、S201において取得されるしきい値調整値だけ減少させて、修正されたしきい値を得る。
ステップS204:修正されたしきい値に従ってアクティブ・セットを更新する。
本発明の本実施形態においては、モバイル端末は、ネットワーク側によって最初に構成されて配信された初期しきい値を、対応するしきい値調整値だけ減少させて、修正されたしきい値を入手し、その修正されたしきい値に従ってアクティブ・セットを更新し、それによって、より多くのセルがアクティブ・セットに入る。例えば、モバイル端末が属しているセルの周辺にあって、かつ初期しきい値よりも小さいが修正されたしきい値よりも大きい信号強度を有しているセルが、アクティブ・セットに入ることができ、それによってモバイル端末は、より多くのセルが属しているネットワーク・デバイスによって送信される信号を同時に使用することができ、それによって通信品質を改善する。
本発明の本実施形態においては、ネットワーク側によって配信される初期しきい値は、モバイル端末の無線周波数性能インジケータに従って修正されて、修正されたしきい値を得てもよい。モバイル端末の無線周波数性能インジケータは、モバイル端末によって受信及び送信される信号の強度を反映する性能インジケータであり、モバイル端末の無線周波数性能インジケータは、一般的に、工場出荷時設定値である。本発明の本実施形態においては、ネットワーク側によって配信される初期しきい値は、実際のケースに従ってモバイル端末の無線周波数性能インジケータに基づいて修正され、セルがアクティブ・セットに入るための条件を低くし、修正されたしきい値を得てもよい。
本発明の本実施形態において提供されているアクティブ・セットの更新を制御するための方法においては、ネットワーク側によって配信される初期しきい値は、モバイル端末の無線周波数性能インジケータに従って絶えず修正されてもよい。この方法においては、セルがアクティブ・セットに入るための条件を低くしてもよく、モバイル端末は、より多くのセルが属しているネットワーク・デバイスによって送信される信号を同時に使用することができ、それによって通信品質を改善する。
本発明の本実施形態においては、ネットワーク側によって配信される初期しきい値は、さらに、モバイル端末のネットワーク状態に従って動的に調整されて、通信プロセスにおいてモバイル端末によって使用されるアクティブ・セットの中のセルの数量を調整してもよく、それによって、通信プロセスを最適化するという目的を達成することが可能である。
相対的に貧弱なネットワーク信号のシナリオにおいて、ネットワーク・デバイスが、モバイル端末によって送信されるシグナリングを正常に解析することができない場合には、そのネットワーク・デバイスは、モバイル端末の送信電力を絶えず増加させることをそのモバイル端末に要求する。モバイル端末の送信電力が高くなるにしたがい、ネットワーク・デバイスは、モバイル端末によって送信されるシグナリングをより良好に解析することができる。モバイル端末の送信電力が最大値に達している場合に、ネットワーク・デバイスがモバイル端末によって送信されるシグナリングを依然として正常に解析することができないときは、コール・ドロップ又は間欠的な通信の問題が生じている。本発明の本実施形態においては、この現象を回避するために、モバイル端末の送信電力が最大値に達しているか否かに従って初期しきい値を修正するようにしてもよい。図3に図示されているように、特定の実装プロセスは、以下のステップを含む。
ステップS301:しきい値調整値を取得する。
ステップS302:ネットワーク側によって最初に構成されて配信される初期しきい値を取得する。
ステップS303:モバイル端末の送信電力が最大値に達しているか否かを決定する。モバイル端末の送信電力が最大値に達している場合には、ステップS304aを実行し、モバイル端末の送信電力が最大値に達していないということが決定される場合には、ステップS304bを実行して、初期しきい値を変更のない状態に維持する。
本発明の本実施形態においては、モバイル端末の決定された送信電力は、モバイル端末によって現在使用されている送信電力である。
ステップS304a:対応するしきい値調整値だけ初期しきい値を減少させて、修正されたしきい値を得る。
ステップS304b:初期しきい値を変更のない状態に維持する。
ステップS305:修正されたしきい値に従ってアクティブ・セットを更新する。
選択的に、本発明の本実施形態においては、アクティブ・セットの状態に従って初期しきい値をさらに修正してもよい。本発明の本実施形態においては、アクティブ・セットの状態は、アクティブ・セットが飽和状態に達しているか否かに関する状態を含んでもよい。アクティブ・セットが飽和状態に達しているという状態は、アクティブ・セットの中のパイロットの数量が最大値に達していて、それ以上のパイロットを含めることは不可能であり、すなわち、アクティブ・セットの中のセルの数量が飽和状態に達しているということを指す。アクティブ・セットが飽和状態に達していないということは、アクティブ・セットが新たなパイロットをさらに含んでもよく、すなわち、アクティブ・セットの中のセルの数量が飽和状態に達していないということを指す。
本発明の1つの実施形態においては、好ましくは、アクティブ・セットの状態及びモバイル端末の送信電力に従って初期しきい値を修正するプロセスは、図4に図示されているように下記の方法で実行され、上記のプロセスは、以下のステップを含む。
ステップS401:モバイル端末が動作中であるか否かを決定する。
本発明の本実施形態においては、モバイル端末が動作中であるということは、モバイル端末が通信を実行しているということを指す。本発明の本実施形態においては、モバイル端末が動作中ではない場合には、ステップS405を実行し、それによって、ネットワーク側が最初に構成した初期しきい値が修正されず、その初期しきい値は、変更のない状態に維持される。一方、モバイル端末が動作中である場合には、ステップS402を実行する。
ステップS402:モバイル端末の送信電力が最大値に達しているか否かを決定する。
モバイル端末の送信電力が最大値に達している場合には、ステップS403を実行し、モバイル端末の送信電力が最大値に達していない場合には、ステップS405を実行して、初期しきい値を変更のない状態に維持する。
ステップS403:アクティブ・セットが飽和状態に達しているか否かを決定する。
アクティブ・セットが飽和状態に達していない場合には、ステップS404を実行して、初期しきい値を修正し、アクティブ・セットが飽和状態に達している場合には、ステップS405を実行して、初期しきい値を変更のない状態に維持する。
ステップS404:対応するしきい値調整値だけ初期しきい値を減少させる。
ステップS405:初期しきい値を変更のない状態に維持する。
選択的に、本発明の本実施形態においては、モバイル端末が動作中であるか否かをリアルタイムでさらにモニタリングしてもよく、モバイル端末が動作停止中である場合には、さらに、ステップS406を実行してもよい。
ステップS406:初期しきい値を減少させることによって入手されたしきい値を初期しきい値へと戻す。
本発明の本実施形態においては、図4において示されている方法を使用することによって、初期しきい値を修正するプロセスが実行される。モバイル端末が動作中であり、モバイル端末の送信電力が最大値に達しており、アクティブ・セットが飽和状態に達していない場合においては、以下の表1に示されているように、初期しきい値が減少させられ、そうでない場合には、初期しきい値は維持される。
本発明の本実施形態においては、送信電力が最大値に達しており、アクティブ・セットが飽和状態に達していないということをモバイル端末が検知した場合には、初期しきい値が減少させられて、セルがアクティブ・セットに入るための条件を低くし、それによって、アクティブ・セットの中に入っていないセルをアクティブ・セットに加えることがさらに容易になり、アクティブ・セットの中に既に含まれているセルを削除することがさらに困難になり、それによって、アクティブ・セットの中のセルの数量を増加させるという目的を達成する。この方法においては、モバイル端末は、より多くのセルが属しているネットワーク・デバイスによって送信される信号を同時に使用することができ、それによって通信品質を改善する。
本発明の本実施形態においては、アクティブ・セットを更新するプロセスにおいて使用されるしきい値を、現在のしきい値が修正されているか否か及びアクティブ・セットの中のセルの信号強度に従って修正してもよい。
一般的に、アクティブ・セットの現在のしきい値が修正されている場合には、そのことは、現在のアクティブ・セットの中のセルがモバイル端末の通信を満たすことができるということを示している。
選択的に、本発明の本実施形態においては、現在のしきい値が修正されるべきか否かを、現在のしきい値が修正されたしきい値であるか否かに従って選択してもよく、現在のしきい値が、すでに修正が実行されている修正されたしきい値である場合には、現在のしきい値は、もはや修正されず、又は現在のしきい値が依然として初期しきい値である場合には、現在のしきい値を修正してもよい。
一般的に、相対的に強い信号強度を有しているセルがアクティブ・セットの中に存在し、モバイル端末の送信電力が最大値に達しているが、ネットワーク・デバイスが、依然として、モバイル端末によって送信されるシグナリングを解析することができない場合には、そのことは、相対的に強い信号強度を有するとともにアクティブ・セットの中に含まれているセルが、モバイル端末の現在の通信プロセスにおいて小さな役割しか果たしていないということを示している。したがって、本発明の本実施形態においては、通信品質をさらに改善するために、継続的に望ましい信号強度を有するとともにアクティブ・セットの中に含まれているセルを削除することを可能とし、それによって、アクティブ・セットの中に入っていない他のセルがアクティブ・セットに入ることができるようにする。
選択的に、本発明の1つの実施形態においては、(信号強度が、設定時間内に設定値よりも大きい状態に留まっている等の)継続的に望ましい信号強度を有するとともにアクティブ・セットの中に含まれているセルがマークされて、マークされたセルを得てもよく、マークされたセルは、リストの形式で格納されてもよい。アクティブ・セットを更新するプロセスにおいて、マークされた複数のセルの中に記録されている少なくとも1つのセルを、設定ルールに従ってアクティブ・セットから削除してもよく、それによって、アクティブ・セットの中に入っていない他のセルがアクティブ・セットに入ることができ、それによって通信品質を改善する。
本発明の本実施形態においては、図5は、アクティブ・セットの中に存在しているとともに相対的に望ましい信号強度を有しているセルをマークして、現在のしきい値を修正する特定の実装プロセスを示していてもよく、上記の特定の実装プロセスは、以下のステップを含む。
ステップS501:設定時間内に設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有しているセルがアクティブ・セットの中に存在するか否かを決定し、設定時間内に設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有しているセルが存在する場合には、ステップS502を実行し、設定時間内に設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有しているセルが存在しない場合には、ステップS503を実行する。
ステップS502:アクティブ・セットの中に含まれているとともに設定時間内に設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有しているセルをマークして、マークされたセルを入手し、そのマークされたセルに従って現在のしきい値を修正する。
ステップS503:しきい値修正状態に従って現在のしきい値を修正する。
本発明の本実施形態においては、しきい値修正状態は、アクティブ・セットを更新するために使用される現在のしきい値が修正されているか否かを示すために使用される、すなわち、しきい値修正状態は、現在のしきい値が初期しきい値であるか、又は修正されたしきい値であるかを記録している。
本発明の本実施形態においては、(現在のしきい値が修正されたしきい値であるか否か、すなわち)アクティブ・セットを更新するために使用される現在のしきい値が修正されているか否かを決定することによって、対応する修正方法を使用してもよい。現在のしきい値が修正されたしきい値である場合には、そのことは、アクティブ・セットを更新するために使用されるしきい値がすでに修正されており、現在のしきい値が、変更のない状態を維持するということを示しており、現在のしきい値が初期しきい値である場合には、そのことは、アクティブ・セットを更新するために使用されるしきい値が修正されておらず、初期しきい値を減少させることにより、その初期しきい値を修正するということを示している。
本発明の本実施形態においては、図5において示されている、継続的に望ましい信号強度を有しているセルをマークして、しきい値を修正するプロセスは、好ましくは、モバイル端末が動作中であり、モバイル端末の送信電力が最大値に達しており、アクティブ・セットが更新される必要があるという決定がされる場合において実行されるということに留意すべきである。
本発明の本実施形態においては、図5において示されている、継続的に望ましい信号強度を有しているセルをマークして、しきい値を修正するプロセスは、アクティブ・セットの中のセルが飽和状態に達している場合に実行されてもよく、或いは、アクティブ・セットの中のセルが飽和状態に達していない場合に実行されてもよい。
選択的に、本発明の本実施形態において、アクティブ・セットの中のセルが飽和状態に達している場合においては、マークされた複数のセルから少なくとも1つのセルを選択して削除してもよく、それによって他のセルがアクティブ・セットに入る。一方、アクティブ・セットの中のセルが飽和状態に達していない場合には、マークされたセルをアクティブ・セットから削除する必要はなく、アクティブ・セットのしきい値修正状態に従って現在のしきい値を直接修正してもよい。
本発明の1つの実施形態においては、図6は、マークされたセル及び現在のしきい値修正状態を使用することによってアクティブ・セットの更新を制御するためのプロセスを示しており、上記のアクティブ・セットの更新を制御するためのプロセスは、以下のステップを含む。
ステップS601:モバイル端末が動作中であるか否かを決定する。
本発明の本実施形態においては、モバイル端末が動作中であるということは、モバイル端末が通信を実行しているということを指す。例えば、ある呼が、モバイル端末との間で行われている。
本発明の本実施形態においては、モバイル端末が動作中でない場合には、ステップS602aにおいて初期状態を回復するプロセスを実行し、モバイル端末が動作中である場合には、ステップS602bを実行する。
ステップS602a:初期状態を回復する。
本発明の本実施形態においては、初期状態を回復することは、現在のしきい値を初期しきい値に戻し、しきい値を減少させるためのフラグ・フィールド(S_Changed)を取り除き、それによってS_Changed=0とし、(PNマーキング・リスト等の)マークされたセルのリストを除去することを含む。
ステップS602b:モバイル端末の送信電力が最大値に達しているか否かを決定し、モバイル端末の送信電力が最大値に達していない場合には、ステップS603aを実行し、モバイル端末の送信電力が最大値に達している場合には、ステップS603bを実行する。
ステップS603a:初期しきい値を変更のない状態に維持する。
ステップS603b:設定時間内に設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有しているセルがアクティブ・セット内に存在するか否かを決定し、設定時間内に設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有しているセルが存在する場合には、アクティブ・セットの中に含まれているとともに設定時間内に設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有しているセルをマークして、マークされたセルを得るステップS604を実行し、設定時間内に設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有しているセルが存在しない場合には、ステップS605aを実行する。
ステップS604:アクティブ・セットの中に含まれているとともに設定時間内に設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有しているセルをマークして、マークされたセルを得る。
ステップS605a:初期しきい値が修正されているか否かを決定し、初期しきい値がすでに修正されている場合には、現在のしきい値を変更のない状態に維持するステップS606を実行し、初期しきい値がまだ修正されていない場合には、現在のしきい値を減少させて初期しきい値を修正するステップS607を実行する。
ステップS606:現在のしきい値を変更のない状態で維持する。
ステップS607:現在のしきい値を減少させて、初期しきい値を修正する。
本発明の本実施形態においては、モバイル端末の送信電力が最大値に達していて、かつ設定時間内に設定値よりも大きい信号強度を有しているセルがアクティブ・セットの中に存在する場合には、以下のステップをさらに実行してもよい。
ステップS605b:アクティブ・セットの中のセルの数量が飽和状態に達しているか否かを決定し、アクティブ・セットの中のセルの数量が飽和状態に達している場合には、ステップS608を実行し、アクティブ・セットの中のセルの数量が飽和状態に達していない場合には、アクティブ・セットの中に存在しているとともに設定時間内に設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有しているすべてのセルがマークされているか否かを決定するステップS610を実行する。
ステップS608:候補セットが空であるか否かを決定し、候補セットが空である場合には、ステップS609を実行し、候補セットが空でない場合には、アクティブ・セットの中に存在するとともに設定時間内に設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有しているすべてのセルがマークされているか否かを決定するステップS610を実行する。
ステップS609:マークされた複数のセルから少なくとも1つのセルを選択し、実際の信号強度よりも小さい信号強度を記録している測定報告をネットワーク側に報告し、しきい値を減少させるためのフラグ・フィールドを設定する、すなわち、S_Changed=1に設定する。
本発明の本実施形態においては、マークされた複数のセルから少なくとも1つのセルを選択する実装方法を柔軟に選択することが可能である。例えば、本発明の本実施形態においては、先入れ先出し原理を実行するために、少なくとも1つのセルを、マークされた複数のセルからセルのマーキングの時点の時間的順序にしたがって選択してもよい。他の例として、本発明の本実施形態においては、有用でないセルをアクティブ・セットからより適切に削除するために、少なくとも1つのセルを、マークされた複数のセルから、マークされた複数のセルの信号強度が大きい順に選択してもよい。
本発明の本実施形態においては、ネットワーク側に報告される測定報告に記録されている対応するセルの信号強度は、そのセルの実際の信号強度よりも小さく、結果として、モバイル端末は、選択されたセルを、ネットワーク側が配信する命令に従ってアクティブ・セットから削除し、それによって、他のセルがアクティブ・セットに入ることができるようにする。
ステップS610:アクティブ・セットの中に存在しているとともに設定時間内に設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有しているセルのすべてがマークされているか否かを決定する。
本発明の本実施形態においては、アクティブ・セット内に存在しているとともに設定時間内に設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有しているセルのすべてがマークされているか否かを決定するプロセスにおいて、マークされることとなるセルのPN x 、マークされたセルの(PNリスト等の)リストの中に存在するか否かを決定してもよい。
本発明の本実施形態においては、アクティブ・セットが飽和状態に達しておらず、アクティブ・セットの中に存在しているとともに設定時間内に設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有しているセルのすべてがマークされている場合には、ステップS605a乃至ステップS607を実行するようにステップS605aに戻る。アクティブ・セットが飽和状態に達しており、アクティブ・セット内に存在しているとともに設定時間内に設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有しているセルのすべてがマークされている場合には、同様にステップS605a〜S607を実行し、アクティブ・セットが飽和状態に達していないケースとは異なる点として、本発明の本実施形態においては、ステップS609が実行されて、測定報告をネットワーク側にさらに報告してもよく、マークされた複数のセルから選択されたセルの測定報告に記録されている信号強度は、そのセルの実際の信号強度よりも小さい。
本発明の本実施形態においては、アクティブ・セットの中に含まれているとともにマークされる必要があるセルがすべてマークされていない場合には、ステップS611を実行する。
ステップS611:アクティブ・セットの中に含まれているとともにマークされておらず、かつ設定時間内に設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有しているセルをマークして、マークされたセルを入手し、アクティブ・セットの中に存在しているとともに設定時間内に設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有しているセルのすべてがマークされるまで、アクティブ・セット内に存在しているとともに設定時間内に設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有しているセルのすべてがマークされているか否かを決定するステップS610を戻って実行する。
本発明の本実施形態においては、アクティブ・セットの更新を制御するための方法において、アクティブ・セット内に存在しているとともに設定時間内に設定値よりも大きい信号強度を有しているセルがマークされ、アクティブ・セットが飽和状態に達している場合においては、マークされた複数のセルから少なくとも1つのセルが選択され、その選択された少なくとも1つのセルの信号強度を記録している測定報告が、ネットワーク側に報告され、測定報告に記録されているその選択された少なくとも1つのセルの信号強度は、その少なくとも1つのセルの実際の信号強度よりも小さい。上記の方法においては、モバイル端末は、ネットワーク側が配信する命令に従って、対応するセルをアクティブ・セットから削除してもよく、結果として、他のセルがアクティブ・セットに入ることができ、それによって通信品質を改善する。
本発明の本実施形態においては、修正されたしきい値を取得するプロセスを実行する上記の第1の実装方法は、モバイル端末を使用して修正を非能動的に実行するが、アクティブ・セットを更新するためのしきい値がネットワーク側によってモバイル端末に送信される実装方法である。したがって、本発明の1つの実施形態においては、ネットワーク側が修正されたしきい値を直接送信する実装方法を使用してもよい。
第2の実装方法
本発明の本実施形態においては、モバイル端末が、実際の通信状況に従って、初期しきい値を修正するための修正命令及びしきい値調整値をネットワーク側に報告してもよく、ネットワーク側は、受信した修正命令及びしきい値調整値に従って初期しきい値を修正して、修正されたしきい値を入手し、その修正されたしきい値をモバイル端末に配信し、モバイル端末は、ネットワーク側によって配信される修正されたしきい値を取得し、その修正されたしきい値を使用することによってアクティブ・セットを更新し、通信プロセスにおいてモバイル端末によって使用されるアクティブ・セットの中のセルの数量を調整し、それによって、通信プロセスを最適化するという目的を達成する。
好ましくは、本発明の本実施形態においては、モバイル端末がネットワーク側と対話して修正されたしきい値を取得し、その修正されたしきい値に基づいてアクティブ・セットを更新する特定の実装プロセスが、図7において示されており、その特定の実装プロセスは、以下のステップを含む。
ステップS701:ネットワーク側が最初に構成した初期しきい値を修正するための修正命令をネットワーク側に報告し、しきい値調整値をネットワーク側へ送信する。
ステップS702:ネットワーク側によって配信される修正されたしきい値を取得する。
本発明の本実施形態においては、取得される修正されたしきい値は、ネットワーク側が、ステップS701における修正命令及びしきい値調整値に従って初期しきい値を対応するしきい値調整値だけ減少させる場合に得られる。
ステップS703:修正されたしきい値に従ってアクティブ・セットを更新する。
本発明の本実施形態においては、ネットワーク側は、モバイル端末によって報告される修正命令及びしきい値調整値に従って、最初に構成された初期しきい値を対応するしきい値調整値だけ減少させて、初期しきい値よりも小さい修正されたしきい値を入手し、その修正されたしきい値をモバイル端末に配信し、モバイル端末は、取得した修正されたしきい値に従ってアクティブ・セットを更新する。すなわち、本発明においては、モバイル端末は、ネットワーク側と対話して、修正されたしきい値を取得してもよい。モバイル端末によってしきい値について実行される非能動的な修正と比較して、本発明は、現在のネットワーク状態により柔軟に適合することができる。例えば、ネットワーク側でネットワーク・デバイスによって制御されるセル・カバレッジは、現在の通信要件を満たすことができず、モバイル端末は、修正命令を直接報告してもよく、それによってモバイル端末は、よりよいセルにアクセスし、結果として通信品質を改善する。
本発明の本実施形態においては、モバイル端末が修正命令及びしきい値調整値をネットワーク側に報告する前に、モバイル端末の現在のネットワーク状態を決定してもよく、設定条件が満たされる場合に、修正命令及びしきい値調整値がネットワーク側に報告されるということに留意すべきである。例えば、モバイル端末の送信電力が最大値に達しているかどうかを決定してもよく、モバイル端末の送信電力が最大値に達している場合に、修正命令及びしきい値調整値をネットワーク側に報告する。例えば、モバイル端末の送信電力が最大値に達した後に、アクティブ・セット内のセルの数量が飽和状態に達しているかどうかをさらに決定してもよく、アクティブ・セットの中のセルの数量が飽和状態に達しなかった後に、修正命令及びしきい値調整値をネットワーク側に報告する。もちろん、モバイル端末の送信電力が最大値に達していて、かつアクティブ・セットの中のセルの数量が飽和状態に達している場合には、マークされた複数のセルから少なくとも1つのセルをさらに選択してもよく、その少なくとも1つのセルの信号強度を記録している測定報告をネットワーク側に報告し、測定報告に記録されているその少なくとも1つのセルの信号強度は、その少なくとも1つのセルの実際の信号強度よりも小さい。
本発明の本実施形態における第2の実装方法においては、修正命令及びしきい値調整値がネットワーク側に報告されるようになる際に満たされる条件は、第1の実装方法においてモバイル端末が初期しきい値を修正するようになる上で満たされる条件と同じであり、詳細がここで再び説明されることはなく、第1の実装方法の関連した説明を参照してもよい。
上記の第2の実装方法に基づいて、本発明の本実施形態は、ソフト・ハンドオーバー・プロセスにおけるアクティブ・セットの更新を制御するための方法をさらに提供する。この方法は、ネットワーク側のネットワーク・デバイス又はネットワーク・デバイスの中のそれぞれの構成要素によって実行されてもよく、ネットワーク側のネットワーク・デバイスは、例えば、基地局であってもよい。図8に図示されているように、上記の方法は、以下のステップを含む。
ステップS801:モバイル端末によって報告される修正命令及びしきい値調整値を取得する。
本発明の本実施形態においては、モバイル端末によって報告される修正命令は、アクティブ・セットを更新するための初期しきい値を修正するよう指示するために使用される。しきい値調整値は、初期しきい値を修正及び調整するために使用される。
ステップS802:最初に構成されるとともにアクティブ・セットを更新するために使用されている初期しきい値を、ステップS801において取得される修正命令及びしきい値調整値に従って対応するしきい値調整値だけ減少させて、修正されたしきい値を得る。
本発明の本実施形態においては、修正されたしきい値は、初期しきい値よりも小さく、それによって、アクティブ・セットの中のさらに多くのセルがモバイル端末によって使用されてもよい。
ステップS803:ステップS802において得られる修正されたしきい値を配信する。
本発明の本実施形態においては、修正により得られる修正されたしきい値は、モバイル端末に配信されてもよく、それによってモバイル端末は、その修正されたしきい値に従ってアクティブ・セットを更新してもよく、アクティブ・セットの中のさらに多くのセルがモバイル端末によって使用されてもよく、それによって通信品質を改善する。
本発明の本実施形態において提供されている、ソフト・ハンドオーバー・プロセスにおけるアクティブ・セットの更新を制御するための方法においては、ネットワーク側が、モバイル端末によって報告された修正命令に従って、最初に構成された初期しきい値を修正して、修正されたしきい値を入手し、その修正されたしきい値をモバイル端末に配信し、モバイル端末は、取得される修正されたしきい値に従ってアクティブ・セットを直接更新する。すなわち、本発明においては、モバイル端末は、ネットワーク側と対話して、修正されたしきい値を取得してもよい。モバイル端末によってしきい値に関して実行される非能動的な修正と比較して、本発明は、現在のネットワーク状態により柔軟に適合することができる。例えば、ネットワーク側でネットワーク・デバイスによって制御されるセル・カバレッジは、現在の通信要件を満たすことができず、モバイル端末は、修正命令を直接報告してもよく、それによってモバイル端末は、よりよいセルにアクセスし、結果として通信品質を改善する。
本発明の本実施形態において提供されているアクティブ・セットの更新を制御するための方法を使用することによって、通信品質を相対的に望ましく改善することが可能であり、約18dBであるTRP(Total Radiated Power, 全放射電力)を有していて、かつ約-103であるTIS(Total Isotropic Sensitivity, 全等方感度)を有しているモバイル端末で最適化テストが実行され、テスト結果が、表2、表3、及び表4に示されている。
表2、表3、及び表4から知ることができるように、通信性能改善率は、20%を上回っており、アンテナ性能が劣っていればいるほど、改善はより明らかであり、このテスト・データにおいては最大で60%を上回ることが可能である。OTA性能が、他のモデルのモバイル・フォンよりも良好であるか又はわずかに劣っているかにかかわらず、小さなパケットを改善する機械の通信間欠状態は、他のモデルの機械よりも10%超良好である。
本発明の実施形態において図1乃至図7で提供されているアクティブ・セットの更新を制御するための方法に基づいて、本発明の1つの実施形態は、アクティブ・セットの更新を制御するための装置900をさらに提供する。図9Aに図示されているように、この装置は、取得ユニット901及び更新ユニット902を含む。
取得ユニット901は、事前に構成されたしきい値調整値を取得し、ネットワーク側が最初に構成した初期しきい値がしきい値調整値に基づいて修正される場合に得られる修正されたしきい値を取得するように構成され、その修正されたしきい値は初期しきい値よりも小さい。
更新ユニット902は、取得ユニット901によって取得される修正されたしきい値に従ってアクティブ・セットを更新するように構成されている。
上記で提供されているアクティブ・セットの更新を制御するための装置に関連して、第1の実装方法においては、取得ユニット901は、ネットワーク側が最初に構成して配信する初期しきい値を取得するように構成されており、
図9Bに図示されているように、この装置は、修正ユニット903をさらに含み、
修正ユニット903は、取得ユニット901によって取得される初期しきい値を、対応するしきい値調整値だけ減少させて修正されたしきい値を得るように構成されており、
取得ユニットは、ネットワーク側が最初に構成した初期しきい値がしきい値調整値に基づいて修正される場合に得られる修正されたしきい値を取得するように構成され、
修正されたしきい値を取得することは、修正ユニット903が初期しきい値をしきい値調整値だけ減少させる場合に得られる修正されたしきい値を取得することを含む
図9Cに図示されているように、第2の実装方法においては、この装置は、決定ユニット904をさらに含み、
決定ユニット904は、修正ユニット903が初期しきい値をしきい値調整値だけ減少させる前に、モバイル端末の送信電力が最大値に達しているか否かを決定し、モバイル端末の送信電力が最大値に達しているということを決定するように構成される。
図9Dに図示されているように、第3の実装方法においては、上記の装置は、報告ユニット905をさらに含み、
報告ユニット905は、ネットワーク側が最初に構成した初期しきい値を修正するための修正命令をネットワーク側に報告し、しきい値調整値をネットワーク側に送信するように構成され、
取得ユニット901は、ネットワーク側が最初に構成した初期しきい値がしきい値調整値に基づいて修正される場合に得られる修正されたしきい値を取得するように構成され、
修正されたしきい値を取得することは、ネットワーク側が修正命令及びしきい値調整値に従ってしきい値調整値だけ初期しきい値を減少させる場合に修正された閾値を得ることにより、ネットワーク側によって配信される修正されたしきい値を取得することを含む
第4の実装方法においては、決定ユニット904は、さらに、
モバイル端末の送信電力が最大値に達しているということを決定した後に、アクティブ・セットの中のセルの数量が飽和状態に達しているか否かを決定し、アクティブ・セットの中のセルの数量が飽和状態に達していないということを決定するように構成される。
第5の実装方法においては、決定ユニット904は、さらに、モバイル端末の送信電力が最大値に達しているということを決定した後に、設定時間内に設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有しているセルがアクティブ・セットの中に存在するか否かを決定するように構成され、
図9Eに図示されているように、上記の装置は、マーキング・ユニット906をさらに含み、
マーキング・ユニット906は、決定ユニット904の決定の結果が、設定時間内に設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有しているセルがアクティブ・セットの中に存在するという決定である場合には、アクティブ・セットの中に含まれているとともに設定時間内に設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有しているセルをマークして、マークされたセルを得るように構成され、又は、
決定ユニット904は、さらに、決定の結果が、設定時間内に設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有しているセルがアクティブ・セットの中に存在しないという決定である場合には、現在のしきい値が修正されているか否かを決定し、現在のしきい値が修正されていないということを決定するように構成される。
第6の実装方法においては、決定ユニット904は、さらに、マーキング・ユニット906がアクティブ・セットの中に含まれているとともに設定時間内に設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有しているセルをマークして、マークされたセルを得た後に、アクティブ・セットの中のセルの数量が飽和状態に達しているか否かを決定するようにさらに構成され、
報告ユニット905は、決定ユニット904の決定の結果が、アクティブ・セットの中のセルの数量が飽和状態に達しているという決定である場合には、マークされた複数のセルから少なくとも1つのセルを選択し、その少なくとも1つのセルの信号強度を記録している測定報告をネットワーク側に報告するように構成され、測定報告に記録されているその少なくとも1つのセルの信号強度が、その少なくとも1つのセルの実際の信号強度よりも小さく、又は
決定ユニット904は、さらに、決定の結果が、アクティブ・セットの中のセルの数量が飽和状態に達していないという決定である場合には、現在のしきい値が修正されているか否かを決定し、現在のしきい値が修正されていないということを決定するように構成される。
第7の実装方法においては、決定ユニット904は、さらに、
報告ユニット906が測定報告を報告する前に、候補セットの中のセルの数量が飽和状態に達しているか否かを決定し、候補セットの中のセルの数量が飽和状態に達していないということを決定し、又は、
報告ユニット906が測定報告をネットワーク側に報告する前に、現在のしきい値が修正されているか否かを決定し、現在のしきい値が修正されているということを決定するように構成される。
第8の実装方法においては、報告ユニット906は、マークされた複数のセルから少なくとも1つのセルを選択するように構成され、少なくとも1つのセルを選択することは、
マークされた複数のセルから少なくとも1つのセルを、マークされた複数のセルのマーキングの時点の時間的順序にしたがって選択すること、又は、
マークされた複数のセルから少なくとも1つのセルを、マークされたセルの信号強度が大きい順に選択することのうちの少なくとも一方を含む
本発明の実施形態において図1乃至図7で提供されているソフト・ハンドオーバー・プロセスにおいてアクティブ・セットの更新を制御するための方法に基づいて、本発明の1つの実施形態は、ソフト・ハンドオーバー・プロセスにおけるアクティブ・セットの更新を制御するための装置1000をさらに提供する。図10に図示されているように、制御装置1000は、通信インターフェイス1001、プロセッサ1002、メモリ1003、及びバス1004を含み、通信インターフェイス1001、プロセッサ1002、及びメモリ1003は、すべて、バス1004に接続されている。
1つ又は複数のメモリ1003が存在してもよく、それらの1つ又は複数のメモリ1003は、これらには限定されないが、読み取り専用メモリ(read−only memory, ROM)、若しくは、静的情報及び静的命令を格納することができる他のタイプの静的ストレージ・デバイス、若しくはランダム・アクセス・メモリ(random access memory, RAM)、若しくは、情報及び命令を格納することができる他のタイプのダイナミック・ストレージ・デバイスであってもよく、又は電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory, EEPROM)、コンパクト・ディスク読み取り専用メモリ(Compact Disc Read−Only Memory, CD−ROM)若しくは他のコンパクト・ディスク・ストレージ・メディア、(コンパクト・ディスク、レーザー・ディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク、ブルーレイ・ディスク等を含む)光ディスク・ストレージ・メディア、及び磁気ディスク・ストレージ・メディア、他の磁気ストレージ・デバイス、若しくは、所望のプログラム・コードを命令若しくはデータ構造の形態で搬送若しくは格納するように構成することができ、かつコンピュータにアクセス可能であるその他の任意の媒体であってもよい。
本発明の本実施形態においては、メモリ1003は、プロセッサ1002によって実行されるプログラム・コードを格納するように構成される。
プロセッサ1002は、汎用中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(application−specific integrated circuit, ASIC)、又は、1つ若しくは複数の集積回路であってもよく、1つ若しくは複数の集積回路は、本発明の解決方法において実行されるプログラムを制御するように構成されていてもよい。
本発明のこの実施形態においては、プロセッサ1002は、メモリ1003の中に格納されているプログラムを呼び出して、以下の機能、すなわち、
通信インターフェイス1001を使用することによって、事前に構成されたしきい値調整値を取得するステップ、ネットワーク側が最初に構成した初期しきい値がしきい値調整値に基づいて修正される場合に得られる修正されたしきい値を取得するステップ、及び修正されたしきい値に従ってアクティブ・セットを更新するステップであって、修正されたしきい値が初期しきい値よりも小さい、ステップを実行するように構成される。
本発明の本実施形態においては、バス1004は、上記の複数の構成要素の間で情報を転送するためのチャネルを含んでもよい。
本発明の本実施形態においては、トランシーバ等のいずれかの装置は、通信インターフェイス1001として使用されてもよく、通信インターフェイス1001は、他のデバイス、又はイーサネット、無線アクセス・ネットワーク(RAN)、又は無線ローカル・エリア・ネットワーク(Wireless Local Area Networks, WLAN)等の通信ネットワークと通信するように構成される。
第1の実装方法においては、プロセッサ1002は、通信インターフェイス1001を使用することによって、ネットワーク側が最初に構成した初期しきい値がしきい値調整値に基づいて修正される場合に得られる修正されたしきい値を取得するように構成され、修正されたしきい値を取得することは、
通信インターフェイス1001を使用することによって、ネットワーク側が最初に構成して配信した初期しきい値を取得すること、及び、
初期しきい値をしきい値調整値だけ減少させて修正されたしきい値を得ることを含む
第2の実装方法においては、プロセッサ1002は、さらに、
初期しきい値をしきい値調整値だけ減少させる前に、モバイル端末の送信電力が最大値に達しているか否かを決定し、モバイル端末の送信電力が最大値に達しているということを決定するように構成される。
第3の実装方法においては、プロセッサ1002は、ネットワーク側が最初に構成した初期しきい値がしきい値調整値に基づいて修正される場合に得られる修正されたしきい値を取得するように構成され、修正されたしきい値を取得することは、
ネットワーク側が最初に構成した初期しきい値を修正するための修正命令を、通信インターフェイス1001を使用することによってネットワーク側に報告し、しきい値調整値をネットワーク側に送信すること、そして、ネットワーク側が配信する修正されたしきい値を、通信インターフェイスを使用することによって取得することを含み、ネットワーク側が修正命令及びしきい値調整値に従ってしきい値調整値だけ初期しきい値を減少させる場合に修正されたしきい値が得られる。
第4の実装方法においては、プロセッサ1002は、さらに、
ネットワーク側が最初に構成した初期しきい値を修正するための修正命令を、通信インターフェイス1001を使用することによってネットワーク側に報告する前に、モバイル端末の送信電力が最大値に達しているか否かを決定し、モバイル端末の送信電力が最大値に達しているということを決定するように構成される。
第5の実装方法においては、プロセッサ1002は、さらに、
モバイル端末の送信電力が最大値に達しているということを決定した後に、アクティブ・セットの中のセルの数量が飽和状態に達しているか否かを決定し、アクティブ・セットの中のセルの数量が飽和状態に達していないということを決定するように構成される。
第6の実装方法においては、プロセッサ1002は、さらに、
モバイル端末の送信電力が最大値に達しているということを決定した後に、設定時間内に設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有しているセルがアクティブ・セットの中に存在するか否かを決定し、
設定時間内に設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有しているセルが存在する場合には、アクティブ・セットの中に含まれているとともに設定時間内に設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有しているセルをマークして、マークされたセルを入手し、又は、
設定時間内に設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有しているセルが存在しない場合には、現在のしきい値が修正されているか否かを決定し、現在のしきい値が修正されていないということを決定するように構成される。
第7の実装方法においては、プロセッサ1002は、さらに、
アクティブ・セットの中に含まれているとともに設定時間内に設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有しているセルをマークして、マークされたセルを得た後に、アクティブ・セットの中のセルの数量が飽和状態に達しているか否かを決定し、
アクティブ・セットの中のセルの数量が飽和状態に達している場合には、マークされた複数のセルから少なくとも1つのセルを選択し、その少なくとも1つのセルの信号強度を記録している測定報告をネットワーク側に報告し、測定報告に記録されているその少なくとも1つのセルの信号強度が、その少なくとも1つのセルの実際の信号強度よりも小さく、又は、
アクティブ・セットの中のセルの数量が飽和状態に達していない場合には、現在のしきい値が修正されているか否かを決定し、現在のしきい値が修正されていないということを決定するように構成される。
第8の実装方法においては、プロセッサ1002は、さらに、
測定報告をネットワーク側に報告する前に、候補セットの中のセルの数量が飽和状態に達しているか否かを決定し、候補セットの中のセルの数量が飽和状態に達していないということを決定し、又は、
測定報告をネットワーク側に報告する前に、現在のしきい値が修正されているか否かを決定し、現在のしきい値が修正されているということを決定するように構成される。
第9の実装方法においては、プロセッサ1002は、マークされた複数のセルから少なくとも1つのセルを選択するように構成され、少なくとも1つのセルを選択することは、
マークされた複数のセルから少なくとも1つのセルを、マークされた複数のセルのマーキングの時点の時間的順序にしたがって選択すること、又は、
マークされた複数のセルから少なくとも1つのセルを、マークされた複数のセルの信号強度が大きい順に選択することのうちの少なくとも一方を含む
本発明の本実施形態において提供されているソフト・ハンドオーバー・プロセスにおいてアクティブ・セットの更新を制御するための装置は、図1乃至図7に関するソフト・ハンドオーバー・プロセスにおけるアクティブ・セットの更新を制御するための方法を実行するように構成されてもよく、したがって、本発明の実施形態においては、図9A乃至図9E及び図10に関するアクティブ・セットの更新を制御するための装置の詳細については、方法実施形態における関連する説明を参照してもよく、本発明の本実施形態においては、そのような細部がここで再び説明されることはない。
本発明の本実施形態においては、図9A乃至図9E及び図10に関するアクティブ・セットの更新を制御するための装置は、例えば、本発明の本実施形態においてはこれらには限定されないが、モバイル端末、又はモバイル端末の中の各々の構成要素であってもよいということに留意すべきである。
本発明の本実施形態において提供されているアクティブ・セットの更新を制御するための装置においては、アクティブ・セットは、もはや、ネットワーク側が最初に構成した初期しきい値を使用することによっては更新されず、アクティブ・セットは、初期しきい値が修正される場合に得られる修正されたしきい値に従って更新され、その修正されたしきい値は、初期しきい値よりも小さく、それによって、より多くのセルがアクティブ・セットに入ることができる。したがって、本発明の実施形態は、初期しきい値を調整し、モバイル端末の実際の無線周波数性能及び実際のネットワーク状態により良好に適合することができ、モバイル端末は、より多くのセル信号を同時に使用することができ、それによって通信品質を改善する。
本発明の実施形態において図8で提供されているアクティブ・セットの更新を制御するための方法に基づいて、本発明の1つの実施形態は、アクティブ・セットの更新を制御するための装置1100をさらに提供する。図11に図示されているように、装置1100は、取得ユニット1101、修正ユニット1102、及び配信ユニット1103を含む。
取得ユニット1101は、モバイル端末によって報告される修正命令を取得するように構成され、修正命令は、初期しきい値を修正するよう指示するために使用される。
修正ユニット1102は、最初に構成されるとともにアクティブ・セットを更新するために使用されている初期しきい値を、取得ユニット1101によって取得される修正命令に従って修正して、修正されたしきい値を得るように構成され、修正されたしきい値は、初期しきい値よりも小さくなる。
配信ユニット1103は、初期しきい値を修正することによって修正ユニット1102によって得られる修正されたしきい値を配信するように構成される。
本発明の実施形態において図8で提供されているアクティブ・セットの更新を制御するための方法に基づいて、本発明の1つの実施形態は、アクティブ・セットの更新を制御するための装置1200をさらに提供する。図12に図示されているように、制御装置1200は、メモリ1201、プロセッサ1202、送信機1203、及びバス1204を含み、メモリ1201、プロセッサ1202、及び送信機1203はすべて、バス1204に接続されている。
1つ又は複数のメモリ1201が存在してもよく、これらの1つ又は複数のメモリ1201は、これらには限定されないが、読み取り専用メモリ(read-only memory, ROM)、若しくは、静的情報及び静的命令を格納することができる他のタイプの静的ストレージ・デバイス、若しくはランダム・アクセス・メモリ(random access memory, RAM)、若しくは、情報及び命令を格納することができる他のタイプの動的ストレージ・デバイスであってもよく、又は電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory, EEPROM)、コンパクト・ディスク読み取り専用メモリ(Compact Disc Read−Only Memory, CD−ROM)若しくは他のコンパクト・ディスク・ストレージ媒体、(コンパクト・ディスク、レーザー・ディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク、ブルーレイ・ディスク等を含む)光ディスク・ストレージ媒体、及び磁気ディスク・ストレージ媒体、他の磁気ストレージ・デバイス、若しくは、所望のプログラム・コードを命令若しくはデータ構造の形態で搬送若しくは格納するように構成することができ、かつコンピュータにアクセス可能であるその他のいずれかのメディアであってもよい。
本発明の本実施形態においては、メモリ1201は、プロセッサ1202によって実行されるプログラム・コードを格納するように構成されている。
プロセッサ1202は、汎用中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(application−specific integrated circuit, ASIC)、又は、本発明の解決方法において実行されるプログラムを制御するように構成される1つ又は複数の集積回路であってもよい。
本発明のこの実施形態においては、プロセッサ1202は、メモリ1201の中に格納されているプログラムを呼び出して、以下の機能、すなわち、
モバイル端末によって報告される修正命令及びしきい値調整値を取得するステップ、最初に構成されるとともにアクティブ・セットを更新するために使用されている初期しきい値を、修正命令及びしきい値調整値に従ってしきい値調整値だけ減少させて、修正されたしきい値を得るステップ、及び修正されたしきい値を配信するように送信機1203を制御するステップであって、修正されたしきい値が初期しきい値よりも小さい、ステップを実行するように構成される。
送信機1203は、他のデバイス、又はイーサネット、無線アクセス・ネットワーク(RAN)、又は無線ローカル・エリア・ネットワーク(Wireless Local Area Networks, WLAN)等の通信ネットワークと通信して、修正されたしきい値を配信するように構成されている。
本発明の実施形態において図11及び図12で提供されているソフト・ハンドオーバー・プロセスにおけるアクティブ・セットの更新を制御するための装置は、図8に関するソフト・ハンドオーバー・プロセスにおけるアクティブ・セットの更新を制御するための方法を実行するように構成されてもよく、したがって、本発明の実施形態においては、図11及び図12に関するソフト・ハンドオーバー・プロセスにおけるアクティブ・セットの更新を制御するための装置の詳細については、方法実施形態における関連する説明を参照してもよく、本発明の本実施形態においては、そのような細部は、ここで再び説明されることはない。
本発明の本実施形態においては、図11及び図12に関するソフト・ハンドオーバー・プロセスにおけるアクティブ・セットの更新を制御するための装置は、本発明の本実施形態においてはこれらには限定されないが、(例えば、基地局等の)ネットワーク・デバイス、又は(例えば、基地局等の)ネットワーク・デバイスの中の各々の構成要素であってもよいということに留意すべきである。
本発明の本実施形態において提供されているソフト・ハンドオーバー・プロセスにおいてアクティブ・セットの更新を制御するための装置においては、アクティブ・セットは、もはや、ネットワーク側が最初に構成した初期しきい値を使用することによっては更新されず、アクティブ・セットは、その初期しきい値が修正される場合に得られる修正されたしきい値に従って更新され、その修正されたしきい値は、初期しきい値よりも小さくなり、それによって、より多くのセルがアクティブ・セットに入ることができる。したがって、本発明の実施形態は、初期しきい値を調整し、モバイル端末の実際の無線周波数性能及び実際のネットワーク状態により良好に適合することができ、モバイル端末は、より多くのセル信号を同時に使用することができ、それによって通信品質を改善する。
本発明の実施形態は、方法、システム、又はコンピュータ・プログラム製品として提供されてもよいということを当業者であれば当然に理解することができる。したがって、本発明は、ハードウェアのみの実施形態、ソフトウェアのみの実施形態、又は、ソフトウェアとハードウェアの組合せを伴う実施形態という形態を使用してもよい。その上、本発明は、コンピュータ・プログラム製品という形態を使用してもよく、そのコンピュータ・プログラム製品は、コンピュータ使用可能プログラム・コードを含む(ディスク・メモリ、CD−ROM、光メモリ等を含むが、これらには限定されない)1つ又は複数のコンピュータ使用可能ストレージメディアで実装されてもよい。
本発明は、本発明の実施形態にしたがった方法、デバイス(システム)、及びコンピュータ・プログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照して説明される。複数のコンピュータ・プログラム命令を使用して、フローチャート及び/又はブロック図における各々のプロセス及び/又は各々のブロック、並びにフローチャート及び/又はブロック図におけるプロセス及び/又はブロックの組合せを実装してもよいということを理解すべきである。汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサ、又はその他の任意のプログラム可能なデータ処理デバイスのプロセッサにこれらのコンピュータ・プログラム命令を提供して、1つの機械を生成してもよく、それによって、コンピュータ又はその他のいずれかのプログラマブル・データ処理デバイスのプロセッサによって実行されるこれらの命令は、フローチャートにおける1つ又は複数のプロセスにおいて、及び/又はブロック図における1つ又は複数のブロックにおいて特定の機能を実施するための装置を生成する。
これらのコンピュータ・プログラム命令は、コンピュータ読み取り可能なメモリの中に格納されてもよく、そのコンピュータ読み取り可能なメモリは、特定の方法で動作するようにコンピュータ又はその他のいずれかのプログラマブル・データ処理デバイスに指示することができ、それによって、そのコンピュータ読み取り可能なメモリの中に格納されているこれらの命令は、命令装置を含むアーティファクトを生成する。その命令装置は、フローチャートにおける1つ又は複数のプロセスにおいて、及び/又はブロック図における1つ又は複数のブロックにおいて特定の機能を実装する。
これらのコンピュータ・プログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラマブル・データ処理デバイスにロードされてもよく、それによって、そのコンピュータ又はその他のプログラマブル・デバイスで一連のオペレーション及びステップが実行され、結果としてコンピュータ実装処理を生成する。したがって、そのコンピュータ又はその他のプログラマブル・デバイスで実行されるこれらの命令は、フローチャートにおける1つ又は複数のプロセスにおいて、及び/又はブロック図における1つ又は複数のブロックにおいて特定の機能を実装するためのステップを提供する。
本発明のいくつかの好適な実施形態が説明されてきたが、当業者であれば、基本的な発明コンセプトを知れば、これらの実施形態に対する変更及び修正を行うことができる。したがって、添付の特許請求の範囲は、好適な実施形態、及び本発明の範囲内に入るすべての変更及び修正を網羅するものとして解釈されることを意図されている。
明らかに、当業者であれば、本発明の実施形態の趣旨及び範囲から逸脱することなく、本発明の実施形態に対するさまざまな修正及び変形を行うことができる。本発明は、これらの修正及び変形が、添付の特許請求の範囲及びそれらの均等な技術によって規定されている保護の範囲内に入る限り、これらの修正及び変形を網羅することを意図されている。

Claims (20)

  1. ソフト・ハンドオーバー・プロセスにおけるアクティブ・セットの更新を制御するための方法であって、
    セルの信号強度と関連する事前に構成されたしきい値調整値をモバイル端末によって取得するステップと、
    ネットワーク側によって最初に構成されて配信される初期しきい値を取得するステップであって、前記初期しきい値は、前記セルの前記信号強度と関連する、ステップと、
    前記モバイル端末の送信電力が最大値に達しているか否かを前記モバイル端末によって決定するステップと、
    前記モバイル端末の前記送信電力が前記最大値に達している場合に、前記モバイル端末によって、前記初期しきい値を前記事前に構成されたしきい値調整値だけ減少させて、前記セルの前記信号強度と関連する修正されたしきい値を得るステップであって、前記修正されたしきい値は、前記初期しきい値から前記しきい値調整値を減算した値に等しく、前記修正されたしきい値は、前記初期しきい値よりも小さい、ステップと、
    前記修正されたしきい値に従ってアクティブ・セットを前記モバイル端末によって更新するステップとを含む、
    方法。
  2. 減少させるステップは、
    前記モバイル端末の前記送信電力が前記最大値に達している場合に、アクティブ・セットの中のセルの数量が飽和状態に達しているか否かを前記モバイル端末によって決定するステップと、
    前記モバイル端末の前記送信電力が前記最大値に達している場合であって且つ前記アクティブ・セットの中のセルの前記数量が飽和状態に達していない場合に、前記モバイル端末によって、前記初期しきい値を前記事前に構成されたしきい値調整値だけ減少させて、前記セルの前記信号強度と関連する前記修正されたしきい値を得るステップと、を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記アクティブ・セットを更新するステップは、
    前記アクティブ・セットの中のセルの数量が飽和状態に達しているか否かを決定するステップと、
    前記アクティブ・セットの中の前記セルの前記数量が飽和状態に達していない場合には、新たなセルを前記アクティブ・セットの中に加えるステップであって、前記新たなセルは、前記初期しきい値よりも小さく、前記修正されたしきい値よりも大きい信号強度を有している、ステップとをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記アクティブ・セットを更新するステップは、
    前記アクティブ・セットの中の前記セルの数量が飽和状態に達しているか否かを決定するステップと、
    前記アクティブ・セットの中の前記セルの前記数量が飽和状態に達している場合に、前記アクティブ・セットの中に含まれているマークされた複数のセルから少なくとも1つのセルを選択し、前記少なくとも1つのセルの信号強度を記録している測定報告を前記ネットワーク側に報告して、前記ネットワーク側に前記アクティブ・セットから前記少なくとも1つのセルを削除させるステップであって、前記測定報告に記録されている前記少なくとも1つのセルの前記信号強度が、前記少なくとも1つのセルの実際の信号強度よりも小さく、前記マークされた複数のセルのうちの各々のセルは、設定時間内に設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有している、ステップと、を含む、請求項1に記載の方法。
  5. マークされた複数のセルから少なくとも1つのセルを選択するステップは、
    前記マークされた複数のセルから少なくとも1つのセルを、前記マークされた複数のセルの信号強度が大きい順に選択するステップを含む、請求項に記載の方法。
  6. 前記修正されたしきい値を取得するステップは、
    前記モバイル端末の送信電力が最大値に達している場合に、修正命令及び前記しきい値調整値を前記モバイル端末によって前記ネットワーク側に送信するステップであって、前記修正命令は、前記初期しきい値を修正するよう前記ネットワーク側に指示するために使用される、ステップと、
    前記ネットワーク側によって送信される前記修正されたしきい値を前記モバイル端末によって受信するステップであって、前記ネットワーク側が前記修正命令及び前記しきい値調整値に従って前記初期しきい値を前記しきい値調整値だけ減少させる場合に、前記修正されたしきい値が得られる、ステップとを含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記修正命令及び前記しきい値調整値を送信するステップの前に、
    前記モバイル端末の前記送信電力が最大値に達しているということを前記モバイル端末によって決定するステップをさらに含む、請求項に記載の方法。
  8. ソフト・ハンドオーバー・プロセスにおけるアクティブ・セットの更新を制御するための方法であって、
    モバイル端末から修正命令及びセルの信号強度と関連するしきい値調整値をネットワーク・デバイスによって取得するステップと、
    最初に構成される初期しきい値を、前記修正命令及び前記しきい値調整値に従って前記しきい値調整値だけ減少させて、前記セルの前記信号強度と関連する修正されたしきい値を得るステップであって、前記初期しきい値は、前記セルの前記信号強度と関連し、前記修正されたしきい値は、前記初期しきい値よりも小さく、前記修正された閾値は、前記初期しきい値から前記しきい値調整値を減算した値に等しい、ステップと、
    前記修正されたしきい値を前記ネットワーク・デバイスによって前記モバイル端末に送信するステップとを含む、
    方法。
  9. モバイル端末であって、通信インターフェイス、プロセッサ、メモリ、及びバスを含み、前記通信インターフェイス、前記プロセッサ、及び前記メモリがすべて、前記バスに接続されており、
    前記メモリは、前記プロセッサによって実行されるプログラム・コードを格納するように構成され、
    前記プロセッサは、前記メモリによって格納されている前記プログラム・コードを呼び出して、以下の機能、すなわち、
    前記通信インターフェイスを使用することによって、セルの信号強度と関連する事前に構成されたしきい値調整値を取得するステップ、ネットワーク側によって最初に構成されて配信される初期しきい値を取得するステップであって、前記初期しきい値は、前記セルの前記信号強度と関連する、ステップと、前記モバイル端末の送信電力が最大値に達しているか否かを決定するステップと、前記モバイル端末の前記送信電力が最大値に達している場合に、前記初期しきい値を前記事前に構成されたしきい値調整値だけ減少させて、前記セルの前記信号強度と関連する修正されたしきい値を得るステップあって、前記修正された閾値は、前記初期しきい値から前記しきい値調整値を減算した値に等し、ステップ、及び前記修正されたしきい値に従ってアクティブ・セットを更新するステップであって、前記修正されたしきい値は、前記初期しきい値よりも小さい、ステップを実行するように構成されている、
    モバイル端末。
  10. 前記プロセッサは、さらに、以下の機能、すなわち、
    前記モバイル端末の前記送信電力が最大値に達している場合に、アクティブ・セットの中のセルの数量が飽和状態に達しているか否かを決定するステップ、及び、
    前記モバイル端末の前記送信電力が最大値に達している場合であって且つ前記アクティブ・セットの中のセルの前記数量が飽和状態に達していない場合に、前記初期しきい値を前記事前に構成されたしきい値調整値だけ減少させて、前記セルの前記信号強度と関連する前記修正されたしきい値を得るステップ、を実行するように構成される、請求項9に記載のモバイル端末。
  11. 前記修正されたしきい値を取得するステップは、
    前記モバイル端末の送信電力が最大値に達している場合に、前記通信インターフェイスを使用することによって、前記ネットワーク側に修正命令及び前記しきい値調整値を送信するステップであって、前記修正命令は、前記初期しきい値を修正するよう前記ネットワーク側に指示するために使用される、ステップと、
    前記通信インターフェイスを使用することによって、前記ネットワーク側によって送信される前記修正されたしきい値を受信するステップであって、前記ネットワーク側が前記修正命令及び前記しきい値調整値に従って前記しきい値調整値だけ前記初期しきい値を減少させる場合に、前記修正されたしきい値を得る、ステップとを含む、請求項に記載のモバイル端末。
  12. 前記プロセッサは、さらに、
    前記修正命令及び前記しきい値調整値を送信する前に、前記モバイル端末の前記送信電力が最大値に達しているか否かを決定するように構成される、請求項11に記載のモバイル端末。
  13. アクティブ・セットを更新するステップは、
    前記アクティブ・セットの中のセルの数量が飽和状態に達しているか否かを決定するステップと、
    前記アクティブ・セットの中の前記セルの前記数量が飽和状態に達していない場合には、新たなセルを前記アクティブ・セットの中に加えるステップと、を含み、前記新たなセルは、前記初期しきい値よりも小さく、前記修正されたしきい値よりも大きい信号強度を有している、請求項に記載のモバイル端末。
  14. 前記アクティブ・セットを更新するステップは、
    前記アクティブ・セットの中のセルの数量が飽和状態に達しているか否かを決定するステップと、
    前記アクティブ・セットの中の前記セルの前記数量が飽和状態に達している場合には、前記アクティブ・セットの中に含まれているマークされた複数のセルから少なくとも1つのセルを選択し、前記少なくとも1つのセルの信号強度を記録している測定報告を前記ネットワーク側に報告して、前記ネットワーク側に前記アクティブ・セットから前記少なくとも1つのセルを削除させるステップであって、前記測定報告に記録されている前記少なくとも1つのセルの前記信号強度は、前記少なくとも1つのセルの実際の信号強度よりも小さく、前記マークされた複数のセルのうちの各々のセルは、設定時間内に設定値よりも大きい状態に留まっている信号強度を有している、ステップと、を含む、請求項9に記載のモバイル端末。
  15. マークされた複数のセルから少なくとも1つのセルを選択するステップは、
    前記マークされた複数のセルから少なくとも1つのセルを、前記マークされた複数のセルの信号強度が大きい順に選択するステップを含む、請求項13に記載のモバイル端末。
  16. 前記修正されたしきい値を取得するステップは、
    前記モバイル端末の送信電力が最大値に達している場合に、修正命令及び前記しきい値調整値を前記ネットワーク側に送信するステップであって、前記修正命令は、前記初期しきい値を修正するよう前記ネットワーク側に指示するために使用される、ステップと、
    前記ネットワーク側によって送信される前記修正されたしきい値を受信するステップであって、前記ネットワーク側が前記修正命令及び前記しきい値調整値に従って前記初期しきい値を前記しきい値調整値だけ減少させる場合に、前記修正されたしきい値を得る、ステップとを含む、請求項に記載のモバイル端末。
  17. 前記修正命令及び前記しきい値調整値を送信する前に、前記プロセッサは、さらに、前記モバイル端末の前記送信電力が最大値に達しているか否かを決定するように構成される、請求項16に記載のモバイル端末。
  18. ネットワーク・デバイスであって、メモリ、プロセッサ、送信機、及びバスを含み、前記メモリ、前記プロセッサ、及び前記送信機は、すべて、前記バスに接続されており、
    前記メモリは、前記プロセッサによって実行されるプログラム・コードを格納するように構成され、
    前記プロセッサは、前記メモリによって格納されている前記プログラム・コードを呼び出して、以下の機能、すなわち、
    モバイル端末によって報告される修正命令及びしきい値調整値を取得するステップであって、前記しきい値調整値は、セルの信号強度と関連する、ステップ、最初に構成される初期しきい値を、前記修正命令及び前記しきい値調整値に従って前記しきい値調整値だけ減少させて、前記セルの前記信号強度と関連する修正されたしきい値を得るステップであって、前記初期しきい値は、前記セルの前記信号強度と関連する、ステップ、並びに前記修正されたしきい値を配信するように前記送信機を制御するステップであって、前記修正されたしきい値は、前記初期しきい値よりも小さく、前記修正された閾値は、前記初期しきい値から前記しきい値調整値を減算した値に等しい、ステップを実行するように構成され、
    前記送信機は、前記修正されたしきい値を前記モバイル端末に送信するように構成される、
    ネットワーク・デバイス。
  19. 1つ又は複数のコンピュータ実行可能な命令を含むコンピュータ・プログラムであって、前記1つ又は複数のコンピュータ実行可能な命令は、モバイル端末のプロセッサで実行されると、前記モバイル端末に、
    セルの信号強度と関連する事前に構成されたしきい値調整値を取得するステップと、
    ネットワーク側によって最初に構成されて配信される初期しきい値を取得するステップであって、前記初期しきい値は、前記セルの前記信号強度と関連する、ステップと、
    前記モバイル端末の送信電力が最大値に達しているか否かを決定するステップと、
    前記モバイル端末の前記送信電力が前記最大値に達している場合に、前記初期しきい値を前記事前に構成されたしきい値調整値だけ減少させて、前記セルの前記信号強度と関連する修正されたしきい値を得るステップであって、前記修正されたしきい値は、初期しきい値から前記しきい値調整値を減算した値に等しく、前記修正されたしきい値は、前記初期しきい値よりも小さい、ステップと、
    前記修正されたしきい値に従ってアクティブ・セットを更新するステップと、を含む方法を実行させる、
    コンピュータ・プログラム。
  20. 1つ又は複数のコンピュータ実行可能な命令を含むコンピュータ・プログラムであって、前記1つ又は複数のコンピュータ実行可能な命令は、ネットワーク・デバイスのプロセッサによって実行されると、前記ネットワーク・デバイスに、
    モバイル端末からの修正命令及びセルの信号強度と関連するしきい値調整値を取得するステップと、
    最初に構成される初期しきい値を、前記修正命令及び前記しきい値調整値に従って前記しきい値調整値だけ減少させて、前記セルの前記信号強度と関連する修正されたしきい値を得るステップであって、前記初期しきい値は、前記セルの前記信号強度と関連し、前記修正されたしきい値は、前記初期しきい値よりも小さく、前記修正された閾値は、前記初期しきい値から前記しきい値調整値を減算した値に等しい、ステップと、
    前記修正されたしきい値を前記モバイル端末に送信するステップと、を含む方法を実行させる、
    コンピュータ・プログラム。
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