JP6436606B1 - 医療映像システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザフレンドリーの観点から、従来技術より簡便な医療映像システムを提供する。【解決手段】モバイル端末132は、半天球カメラ111が撮影した第一映像に対する画像認識処理によって、当該第一映像に撮影されている特定領域を特定する特定手段と、第一映像を表示している場合にユーザの操作入力を受け付けた場合、当該操作入力を受け付けた位置が、特定領域又はその近傍に設定されている操作入力許容領域であるか否かを判定する判定手段と、を有しており、判定手段による判定が肯定された場合に定点カメラ112が撮影した第二映像を表示する。【選択図】図1

Description

本発明は、医療映像システムに関する。
近年、医療過誤や医療事故に対する問題意識が社会全体として向上しており、医療機関に対する情報公開の要請が強まっている。このような社会からの要請に応える取り組みの一環として、施設内に監視カメラ等を配置して、施設内で発生する種々の事象を撮影した映像を証拠として残すシステム(以下、医療映像システムと称する場合がある)が一部の医療機関において導入されている。
この種の医療映像システムに適用可能な技術を開示している先行技術文献として、下記の特許文献1を例示する。
特許文献1には、単眼カメラで撮影した全周監視映像から、ユーザが指定した位置情報に従って映像の一部を切り出し、切り出した部分を歪曲補正することによって正対映像を表示する技術が開示されている。
特開2012−244480号公報
長時間にわたって広範囲を撮影することを目的とする監視カメラ等によって得られた映像は、解像度が低かったり広角撮影の為に映像が歪曲していたりする等によってユーザが十分な精度で細部を確認できないことがある。
上記の先行技術文献に開示されている技術を適用すれば、一定の改善を図ることができるが、未だ十分なものとは言い難い。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、ユーザフレンドリーの観点から、従来技術より簡便な医療映像システムを提供するものである。
本発明によれば、施術に関する第一映像と、前記第一映像の撮影範囲の一部を撮影した第二映像と、を入力する入力手段と、前記入力手段から入力された前記第一映像及び前記第二映像を表示可能な表示手段と、前記表示手段に対するユーザの操作入力を受け付けた位置を検知可能な操作位置検知手段と、前記第一映像に対する画像認識処理によって、当該第一映像に撮影されている特定領域を特定する特定手段と、前記表示手段が前記第一映像を表示している場合に前記操作位置検知手段がユーザの操作入力を受け付けた場合、当該操作入力を受け付けた位置が、前記特定領域又はその近傍に設定されている操作入力許容領域であるか否かを判定する判定手段と、を有しており、前記表示手段は、前記判定手段による判定が肯定された場合に前記第二映像を表示する医療映像システムが提供される。
上記発明によれば、第一映像のうち画像認識処理によって特定された特定領域の表示位置に対する操作を検知すると、第一映像の一部を局所的に撮影した第二映像が表示させるので、ユーザは簡易な操作(直感的な操作)によって特定領域に該当する部分を詳細確認することができる。
本発明によれば、ユーザフレンドリーの観点から、従来技術より簡便な医療映像システムが提供される。
本実施形態に係る医療映像システムを示す図である。 半天球カメラの斜視図である。 半天球カメラによって撮影された展開映像の一具体例を示す図である。 定点カメラによって撮影された映像の一具体例を示している図である。 モバイル端末の画像認識処理を説明するための模式図である。 モバイル端末の画像認識処理を説明するための模式図である。 モバイル端末の画像認識処理を説明するための模式図である。 モバイル端末の画像認識処理を説明するための模式図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。
<医療映像システム100に含まれる各構成要素について>
図1は、本実施形態に係る医療映像システム100を示す図である。
なお、図1に図示される矢印は、各構成要素の間において授受される映像データの出力元と入力先とを示すものである。従って、映像データ以外のデータ等の授受については、必ずしも各矢印が示す送受信方向と一致しなくてよい。
医療映像システム100は、撮影手段(例えば、半天球カメラ111及び定点カメラ112)と、サーバ装置120と、視聴端末装置(例えば、パソコン端末131及びモバイル端末132)と、を備えている。
半天球カメラ111は、施術の術野を含めて手術室を広角撮影する装置である。
ここで広角撮影とは、単眼の広角レンズを用いて撮影して通常より広範囲の映像を得ること、複数のレンズ(標準レンズ及び広角レンズのいずれであっても良い)を互いに相違する方向に向けて撮影し、撮影した映像を複数結合して通常より広範囲の映像を得ることをいう。
本実施形態で用いる半天球カメラ111は、3つの広角レンズを120度間隔で配置し、各広角レンズを用いて撮影された3つの映像をソフトウェア処理(画像処理)によって結合して1つの展開映像を得る。このような処理を行うので、半天球カメラ111の撮影によって得られる展開映像は水平方向の展開角度が360度に達することを特徴とする。
従って、手術室に半天球カメラ111を設置することにより、当該手術室の全景を漏れなく撮影可能であり、術野近傍の様子の他に、手術室内で動いている各医療関係者の動作、バイタルサインを表示する医療機器の画面を一度に撮影することができる。このように撮影された映像を改竄することは困難であるため、施術に係る状況証拠として用いる際にその確からしさを十分に担保することができる。
図2は、半天球カメラ111の斜視図である。
半天球カメラ111は、台座部116と、支持部117と、本体部113と、を備える。本体部113は、3つの広角レンズを有しており、そのうちレンズ114とレンズ115とを図2に図示している。
本体部113は、半天球カメラ111の主たる機能(撮影機能を含む)を有する部分であり、支持部117によって台座部116に結合されている。台座部116は、手術の術野の上方に設置されることが好ましく、手術室の天井に直に設置されてもよいし、専用の支柱(不図示)を術野の上方まで伸ばして当該支柱に設置されてもよい。
図2に図示しているように、本体部113に設けられている各広角レンズ(レンズ114やレンズ115)の軸方向は、台座部116の反対方向、即ち術野の上方に台座部116を設置する前提において水平方向より下方向に傾いている。このような構造になっているので、半天球カメラ111は下方向に半天球画像(水平方向の展開角度が360度に達し且つ下方向についても漏れなく撮影されている画像)を撮影することができる。なお、展開映像は必ずしも半天球画像である必要はなく、全天球画像(水平方向にも上下方向にも展開角度が360度に達する画像)であってもよいし、水平方向又は上下方向の少なくとも一方について展開角度が360度未満である画像であってもよい。
図2で図示した半天球カメラ111は、本発明に用いられる展開映像を撮影する手段の一例であり、必ずしも撮影手段を本発明の構成要素として含まなくてもよい。また、本発明の構成要素に撮影手段を含めて実施する場合であっても、撮影手段は上記のような構造を備えずともよい。例えば、撮影手段のレンズの種別は必ずしも広角レンズではなくてもよいし、撮影手段のレンズの数は増減してもよい。
図3は、半天球カメラ111によって撮影された展開映像の一具体例を示している。
当該展開映像の上部には、手術室の天井付近のディスプレイ装置201や、無影灯をスライドさせるために設けられたガイドレール202等が撮影されている。図3に図示されているディスプレイ装置201やガイドレール202のように、容易に識別がつかない程に大きく歪む被写体も存在しうる。
また、当該展開映像には、複数の医療関係者(執刀医204、助手203、医療スタッフ205〜211)が撮影されている。なお、以下の説明においては、これらの医療関係者を総称して施術者と称する場合がある。
定点カメラ112は、手術の術野に対して正対する位置から当該術野を定点撮影する装置である。定点カメラ112による撮影は、通常の撮影で足りる(広角撮影である必要はない)。
図4は、定点カメラ112によって撮影された映像の一具体例を示している。図3と図4の比較から明らかであるように、図4の映像の方が術野の状況(執刀医204や助手203の手元の動き等)をより鮮明に確認することができる。
なお、以下の説明において、半天球カメラ111によって撮影された映像のうち施術に関するものを「第一映像」と称する場合があり、定点カメラ112によって撮影された映像のうち第一映像の撮影範囲の一部を撮影したものを「第二映像」と称する場合がある。
サーバ装置120は、半天球カメラ111から第一映像を、定点カメラ112から第二映像を、それぞれ入力して所定の記憶領域に記憶する。従って、本発明の入力手段として機能する。
また、サーバ装置120に記憶される映像には、不図示の撮影装置又は医療機器等から取得した映像が含まれてもよいし、これらの撮影装置又は医療機器は医療映像システム100の内部構成としてもよいし、外部構成としてもよい。
パソコン端末131及びモバイル端末132は、サーバ装置120に記憶されている映像を表示する為のアプリケーションソフト(ビューア)がインストールされているコンピュータ機器である。
モバイル端末132は、主として手術室外で待機している医療関係者(麻酔科医等)が手術室で行われている施術の様子を確認する用途を想定したビューアをインストールしており、サーバ装置120に記憶される映像をライブストリーミングで配信を受けて表示することができる。
パソコン端末131は、主として手術後に手術内容を解析する用途を想定したビューアをインストールしており、サーバ装置120に記憶される映像の再生に係る機能に加えて、当該映像を資料用に編集する機能等も有している。
なお、パソコン端末131及びモバイル端末132にインストールされるビューアは、必ずしも本発明専用のアプリケーションソフトによって実現されなくてもよく、汎用のアプリケーションソフトやこれを改良又は変更したソフトによって実現されてもよい。
パソコン端末131及びモバイル端末132は、共にディスプレイ装置とポインティングデバイスを有するコンピュータ機器であり、各々のディスプレイ装置の種別又は各々のポインティングデバイスの種別は特に制限されるものではない。
パソコン端末131及びモバイル端末132のいずれに係るディスプレイ装置においても、サーバ装置120から入力された第一映像及び第二映像を表示可能であり、本発明の表示手段を構成しうる。
パソコン端末131及びモバイル端末132のいずれに係るポインティングデバイスにおいても、ディスプレイ装置(画面に表示されている第一映像や第二映像等)に対するユーザの操作入力を受け付けた位置を検知可能であり、本発明の操作位置検知手段を構成しうる。
なお、本実施形態で説明するパソコン端末131の機能及びモバイル端末132の機能は、必ずしも一方のみが実行可能である必要はなく、一方の機能として説明したものの一部又は全部を他方が実行可能であってもよい。例えば、後述するモバイル端末132による第一映像及び第二映像に関する処理の一部又は全部は、パソコン端末131においても同様に実現できてもよい。
また、後述するモバイル端末132による第一映像及び第二映像に関する処理の一部又は全部は、必ずしもモバイル端末132が単体で実行可能である必要はなく、サーバ装置120が当該処理の一部(例えば、画像認識処理)を第一映像及び第二映像の動画ファイルに施した上でモバイル端末132に出力されてもよい。
<モバイル端末132の表示について>
次に、モバイル端末132の表示について説明する。
モバイル端末132は、サーバ装置120に記憶されている第一映像及び第二映像を、サーバ装置120から取得し、それぞれを個別に又は同時に表示可能なタッチパネルである。ここでタッチパネルとは、ディスプレイ装置の画面がポインティングデバイスになっている装置である。
モバイル端末132は、第一映像に対する画像認識処理によって、当該第一映像に撮影されている特定領域を特定する機能(以下、特定手段と称する)を有する。
本実施形態における特定領域とは、具体的には、第一映像に撮影されている術野であるものとして説明するが、本発明の実施はこれに限られず第一映像に撮影されている別の領域を特定領域としてもよい。
なお、第一映像に撮影されている術野を特定する画像認識処理については、後述する。
モバイル端末132は、第一映像を表示している場合にユーザの操作入力を受け付けた場合、当該操作入力を受け付けた位置が、特定領域又はその近傍に設定される操作入力許容領域であるか否かを判定する機能(以下、判定手段と称する)を有する。
ここで操作入力許容領域とは、特定手段による処理に基づいて設定されるモバイル端末132における画面上の領域であり、特定領域に包含されるものであってもよいし、その一部が特定領域に重畳しており且つ残りが特定領域から外れるものであってもよいし、その全部が特定領域から外れており且つ当該特定領域の近傍に位置するものであってもよい。
モバイル端末132は、上記の判定手段による判定が肯定された場合に第二映像を表示する。ここで、当該場合にモバイル端末132によって表示される第二映像の態様は、ユーザが視認可能なものであれば特に制限されず、第二映像を第一映像の上位層(レイヤー)にポップアップする態様であってもよいし、第二映像と第一映像とを別に表示領域(ウインドウ)に分けて表示する態様であってもよいし、第一映像を消失させた上で第二映像を表示する態様であってもよい。
上記のように、モバイル端末132は、比較的広い領域を撮影した第一映像の表示中に受け付けた操作入力の位置が、画像認識処理に基づいて特定される術野(特定領域)又はその近傍の範囲に設定される判定上の領域(操作入力許容領域)である場合に、比較的細部まで確認容易な第二映像を表示させることができる。従って、ユーザは、直感的な操作によって、施術に関する映像から必要な情報を得ることができる。
<第一映像に撮影されている術野を特定する画像認識処理>
上述したモバイル端末132の画像認識処理について、詳細に説明する。
本発明者は、当該画像認識処理を汎用的なものにするため、施術者の身体部位を検出する画像認識処理によって術野を特定する方式を採用することにした。外科手術は複数の施術者でチームを組んで行われるのが一般的であり、上記のような画像認識処理であれば処理の対象となる被写体が存在しない可能性がほとんどないからである。
なお、特定の術具や医療機器(医療ロボットを含む)を用いる施術に特化するのであれば、施術者の身体部位に代えて又は加えて、術具や医療機器を画像認識処理によって検出することも考えられる。
本実施形態において「施術者の身体部位を検出する」とは、施術者の実際の身体部位のみに着目して検出する処理に限られず、例えば、保護メガネを検出することによって施術者の目を検出したり、手術帽を検出することによって施術者の頭部を検出したり、手術マスクを検出することによって施術者の口を検出したりすることも含むものとする。
「施術者の身体部位を検出する画像認識処理」の方式については適宜選択可能である。本発明者による試行錯誤の結果として、身体部位の形状(輪郭)を抽出する方式が最も汎用性が高かい結果となったが、無影灯を用いる施術においては術野の色彩や輝度を加味して身体部位を抽出すると検出精度が高くなりうる。また、対象となる身体部位の種別によっては、その動き(動作パターン)を加味して身体部位を抽出することも考えられる。
モバイル端末132の画像認識処理の一具体例を、図5及び図6を用いて説明する。
図5及び図6は、モバイル端末132の画像認識処理を説明するための模式図であり、実際に表示される映像とは異なる。これらの図において網掛けした箇所が、モバイル端末132による画像認識処理によって検出された身体部位として説明する。
この具体例において、モバイル端末132によって検出される身体部位は、施術者の手又は腕である。
例えば、図3に図示した展開映像に対する画像認識処理によって、執刀医204、助手203、医療スタッフ206及び医療スタッフ207の手や腕が検出されたものとする(図5参照)。
ここで、医療スタッフ205、医療スタッフ208及び医療スタッフ209については、他の被写体に隠れて十分に手や腕が撮影されていないため、当該画像認識処理によって手や腕を検出することができない。また、医療スタッフ210及び医療スタッフ211については、半天球カメラ111から離れており、十分な大きさで撮影されていないため、当該画像認識処理によって手や腕を検出することができない。
このように、モバイル端末132は、画像認識処理によって展開映像に撮影されている身体部位が複数検出された場合、検出された手や腕(身体部位)が密集している位置の近傍を術野OFとして特定する(図6参照)。
ここでは、執刀医204と助手203の近傍が術野OFに該当する。
続いて、上記の画像認識処理とは別の具体例を、図7及び図8を用いて説明する。
図7及び図8は、図5及び図6と同様に、モバイル端末132の画像認識処理を説明するための模式図であり、実際に表示される映像とは異なる。これらの図において網掛けした箇所が、モバイル端末132による画像認識処理によって検出された身体部位として説明する。
この具体例において、モバイル端末132によって検出される身体部位は、施術者の顔(頭部)であって、その検出には両目を特徴点とする画像認識処理が行われる。
例えば、図3に図示した展開映像に対する画像認識処理によって、執刀医204、医療スタッフ206〜209の顔が検出されたものとする(図7参照)。
ここで、助手203の顔は横向きであり、医療スタッフ205は後向きであるため、両目が撮影されておらず、当該画像認識処理によって顔を検出することができない。また、医療スタッフ210及び医療スタッフ211については、半天球カメラ111から離れており、十分な大きさで撮影されていないため、当該画像認識処理によって顔を検出することができない。
そして、モバイル端末132は、検出した顔と両目から施術者の位置と向きを判定し、判定した位置が所定値以下に近接している施術者が複数検出された場合、複数の施術者の向きが交差する部分を術野として特定する(図8参照)。
ここで、モバイル端末132は、近接している施術者として執刀医204、医療スタッフ208及び医療スタッフ209を検出しており、それぞれの視線方向V4、視線方向V8及び視線方向V9を施術者の向きとして、それぞれ判定している。そして、モバイル端末132は、視線方向V4と視線方向V8の交点IP1の位置と、視線方向V4と視線方向V9の交点IP2の位置と、を含む領域を術野OFとして特定している。なお、視線方向V8と視線方向V9とは交差しないため、術野OFの特定に用いられない。
図6と図8とを比較すれば明かであるように、同じ展開画像を対象として画像認識処理を行ったとしても、採用する画像認識処理の方式によって特定される術野OFの位置は変動しうる。
従って、モバイル端末132による画像認識処理の方式を適宜変更し、又は組み合わせることによって、術野の特定精度を高めることも考えられる。
<本発明の変形例について>
ここまで各図を用いて説明される実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等の態様も含む。
なお、以下に説明する変形例において、パソコン端末131の機能又はモバイル端末132の機能として説明するものであっても、必ずしも一方のみが実行可能である必要はなく、一方の機能として説明したものの一部又は全部を他方が実行可能であってもよい。
上記の実施形態の説明においては図1に図示する構成要素を前提として説明したが、本発明の各構成要素は、その機能を実現するように形成されていればよい。従って、本発明の各構成要素は、個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等を許容する。
例えば、本発明に係る医療動画処理システムには、半天球カメラ111に相当する撮影装置が含まれなくてもよく、システム外部の撮影装置から取得した展開映像を用いて本発明が実施されてもよい。
上述の実施形態において説明した半天球カメラ111の構成や半天球カメラ111による撮影方式は一具体例であって、本発明の実施はこれに限られない。
例えば、単眼の広角レンズを用いる撮影装置や、この撮影装置によって撮影された展開映像を用いて本発明が実施されてもよい。
上述の実施形態において、モバイル端末132が検出する施術者の身体部位の具体例として手、腕及び頭部を挙げたが、これに代えて又は加えて、その他の部位を検出してもよい。
上述の実施形態において、モバイル端末132は、両目を特徴点として施術者の顔を検出する旨を説明したが、これに代えて又は加えて、その他の部位(鼻、口、耳等)を特徴点とする画像認識処理によって顔を検出して施術者の位置や向きを判定してもよい。
上述の実施形態において、モバイル端末132による画像認識処理で特定される特定領域は術野のみを挙げたが、他の特定領域を特定できる機能を有してもよい。例えば、第一映像が施術に用いる医療機器を含めて手術室を撮影した映像であり、第二映像が医療機器に正対して撮影した映像である場合、モバイル端末132(特定手段)は、第一映像に撮影されている医療機器の位置を特定領域として特定することができてもよい。
このとき、モバイル端末132(特定手段)は、第一映像に撮影されている複数のマーカを画像認識処理によって検出し、検出した複数のマーカの位置に基づいて医療機器の位置を特定してもよい(例えば、手術の事前に医療機器の画面の四隅にマーカを付しておき、複数のマーカに囲まれている方形の領域を医療機器の位置として特定する等)。
或いは、モバイル端末132は、一又は複数の医療機器について形状や色彩等をパターン認識しており、第一映像に撮影されている対象物から当該パターン認識にマッチングするものを医療機器として特定してもよい。
本実施形態は以下の技術思想を包含する。
(1)施術に関する第一映像と、前記第一映像の撮影範囲の一部を撮影した第二映像と、を入力する入力手段と、前記入力手段から入力された前記第一映像及び前記第二映像を表示可能な表示手段と、前記表示手段に対するユーザの操作入力を受け付けた位置を検知可能な操作位置検知手段と、前記第一映像に対する画像認識処理によって、当該第一映像に撮影されている特定領域を特定する特定手段と、前記表示手段が前記第一映像を表示している場合に前記操作位置検知手段がユーザの操作入力を受け付けた場合、当該操作入力を受け付けた位置が、前記特定領域又はその近傍に設定されている操作入力許容領域であるか否かを判定する判定手段と、を有しており、前記表示手段は、前記判定手段による判定が肯定された場合に前記第二映像を表示する医療映像システム。
(2)前記第一映像は、術野を含めて手術室を撮影した映像であり、前記第二映像は、前記術野に正対して撮影した映像であり、前記特定手段は、前記第一映像に撮影されている前記術野を前記特定領域として特定する(1)に記載の医療映像システム。
(3)前記第一映像は、施術に用いる医療機器を含めて手術室を撮影した映像であり、前記第二映像は、前記医療機器に正対して撮影した映像であり、前記特定手段は、前記第一映像に撮影されている前記医療機器の位置を前記特定領域として特定する(1)に記載の医療映像システム。
(4)前記特定手段は、前記第一映像に撮影されている複数のマーカを画像認識処理によって検出し、検出した複数の前記マーカの位置に基づいて前記特定領域を特定する(3)に記載の医療映像システム。
(5)前記第一映像は、互いに相違する方向を撮影した映像を複数結合して得られる映像であり、且つ水平方向の展開角度が360度に達することを特徴とする(1)から(4)のいずれか一つに記載の医療映像システム。
100 医療映像システム
111 半天球カメラ
112 定点カメラ
120 サーバ装置
131 パソコン端末
132 モバイル端末
201 ディスプレイ装置
202 ガイドレール
203 助手
204 執刀医
205〜211 医療スタッフ

Claims (5)

  1. 施術に関する第一映像と、前記第一映像の撮影範囲の一部を撮影した第二映像と、を入力する入力手段と、
    前記入力手段から入力された前記第一映像及び前記第二映像を表示可能な表示手段と、
    前記表示手段に対するユーザの操作入力を受け付けた位置を検知可能な操作位置検知手段と、
    前記第一映像に対する画像認識処理によって、当該第一映像に撮影されている特定領域を特定する特定手段と、
    前記表示手段が前記第一映像を表示している場合に前記操作位置検知手段がユーザの操作入力を受け付けた場合、当該操作入力を受け付けた位置が、前記特定領域又はその近傍に設定されている操作入力許容領域であるか否かを判定する判定手段と、
    を有しており、
    前記表示手段は、前記判定手段による判定が肯定された場合に前記第二映像を表示する医療映像システム。
  2. 前記第一映像は、術野を含めて手術室を撮影した映像であり、
    前記第二映像は、前記術野に正対して撮影した映像であり、
    前記特定手段は、前記第一映像に撮影されている前記術野を前記特定領域として特定する請求項1に記載の医療映像システム。
  3. 前記第一映像は、施術に用いる医療機器を含めて手術室を撮影した映像であり、
    前記第二映像は、前記医療機器に正対して撮影した映像であり、
    前記特定手段は、前記第一映像に撮影されている前記医療機器の位置を前記特定領域として特定する請求項1に記載の医療映像システム。
  4. 前記特定手段は、
    前記第一映像に撮影されている複数のマーカを画像認識処理によって検出し、
    検出した複数の前記マーカの位置に基づいて前記特定領域を特定する請求項3に記載の医療映像システム。
  5. 前記第一映像は、互いに相違する方向を撮影した映像を複数結合して得られる映像であり、且つ水平方向の展開角度が360度に達することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の医療映像システム。
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