JP6428510B2 - Air blowing device for vehicle - Google Patents
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Description
本発明は、車両用空気吹き出し装置に関するものである。 The present invention relates to a vehicle air blowing device.
特許文献1には、車両用空調装置から出た空調風を車室内に導く車両用空気吹き出し装置が開示されている。この車両用空気吹き出し装置は、車両用空調装置から出た空調風が通る通風路を囲むケーシングと、通風路に配置されたフラップと、通風路に並んで配置された複数個のルーバとを備えている。また、これら複数個のルーバは、その並び方向中央の基準位置よりも一方側に配置された一方側ルーバ群と、当該基準位置よりも他方側に配置された他方側ルーバ群と、を有している。
また、車両用空気吹き出し装置は、フラップを駆動して前記フラップの位置または姿勢を変化させることで、空調風をフロントガラスに吹き出すデフロストモードと、デフロストモード以外の別モード(フェイスモード等)とを切り替える。 In addition, the vehicle air blowing device changes the position or posture of the flap by driving the flap, thereby defrosting mode for blowing the conditioned air to the windshield and other modes (face mode, etc.) other than the defrosting mode. Switch.
また、車両用空気吹き出し装置は、空調風を送る範囲を上記並び方向に広げたい場合には、上記一方側ルーバ群の各々を、空調風の下流側で上記並び方向の上記一方側に傾かせると共に、上記他方側ルーバ群の各々を、空調風の下流側で上記並び方向の上記他方側に傾かせる。このとき、一方側ルーバ群の傾き角はすべて同じになっており、また、他方側ルーバ群の傾き角もすべて同じになっている。 The vehicle air blowing device tilts each of the one-side louver groups toward the one side in the arrangement direction on the downstream side of the air-conditioning air when it is desired to expand the range in which the conditioned air is sent in the arrangement direction. At the same time, each of the other side louver group is inclined toward the other side in the arrangement direction on the downstream side of the conditioned air. At this time, the inclination angles of the one-side louver group are all the same, and the inclination angles of the other-side louver group are all the same.
しかし、発明者の検討によれば、空調風を送る範囲を上記並び方向に広げたい場合に、上記のように一方側ルーバ群の傾き角を一様にすると共に他方側ルーバ群の傾き角を一様にしてしまうと、上記並び方向の中央部への風量が過度に低下してしまうおそれがある。 However, according to the inventor's study, when it is desired to widen the range in which the conditioned air is sent in the arrangement direction, the inclination angle of the one side louver group is made uniform and the inclination angle of the other side louver group is made uniform as described above. If it is made uniform, there is a risk that the air flow to the center in the arrangement direction will be excessively reduced.
本発明は上記点に鑑み、複数枚のルーバと、デフロストモードとそれ以外の別モードとを切り替えるためのフラップとを備えた車両用空気吹き出し装置において、空調風を送る範囲を並び方向に広げたいデフロストモード時に、上記並び方向の中央部への風量の低下を抑えることを目的とする。 In view of the above points, the present invention is intended to expand the range in which the conditioned air is sent in the arrangement direction in a vehicle air blowing device including a plurality of louvers and a flap for switching between a defrost mode and another mode. An object is to suppress a decrease in the air volume toward the center of the arrangement direction in the defrost mode.
上記目的を達成するための請求項1に記載の発明は、車両用空調装置(20)から出た空調風を車室内に導く通風路を囲むケーシング(11)と、前記通風路に配置されたフラップ(12)と、前記通風路に並んで配置された複数個のルーバ(251a〜255a、261a〜265a)と、前記フラップおよび前記複数個のルーバを駆動する駆動機構(14)と、を備え、前記複数個のルーバは、一方側基準位置(58)よりも前記複数個のルーバの並び方向の一方側に配置された複数個の一方側ルーバ(251a〜255a)と、他方側基準位置(68)よりも前記並び方向の他方側に配置された複数個の他方側ルーバ(261a〜265a)と、を有し、前記駆動機構は、前記フラップを駆動して前記フラップの位置または姿勢を変化させることで、空調風をフロントガラスに吹き出すデフロストモードと、前記デフロストモード以外の別モードとを切り替え、前記駆動機構は、前記別モードから前記デフロストモードに切り替える際、前記複数個の一方側ルーバの各々を、空調風の下流側で前記並び方向の前記一方側に傾くよう駆動すると共に、前記複数個の他方側ルーバの各々を、空調風の下流側で前記並び方向の前記他方側に傾くよう駆動し、前記駆動機構は、前記別モードから前記デフロストモードに移行する際、前記複数個の一方側ルーバを、前記一方側基準位置から離れるほど傾き角の変化量が大きくなるよう駆動すると共に、前記複数個の他方側ルーバを、前記他方側基準位置から離れるほど傾き角の変化量が大きくなるよう駆動することを特徴とする車両用空気吹き出し装置である。
In order to achieve the above object, the invention according to
このように、駆動機構は、別モードからデフロストモードに移行する際、複数個の一方側ルーバおよび複数個の他方側ルーバを、基準位置から離れるほど傾き角の変化量が大きくなるよう駆動するので、上記並び方向端部に比べて並び方向中央部の空調風は上記並び方向端部に偏り難いので、上記並び方向の中央部への風量の低下を抑えることができる。 Thus, when the drive mechanism shifts from another mode to the defrost mode, the drive mechanism drives the plurality of one-side louvers and the plurality of other-side louvers so that the amount of change in the tilt angle increases as the distance from the reference position increases. Since the conditioned air at the central portion in the alignment direction is less likely to be biased toward the end portion in the alignment direction than the end portions in the alignment direction, it is possible to suppress a decrease in the air volume to the central portion in the alignment direction.
なお、上記および特許請求の範囲における括弧内の符号は、特許請求の範囲に記載された用語と後述の実施形態に記載される当該用語を例示する具体物等との対応関係を示すものである。 In addition, the code | symbol in the bracket | parenthesis in the said and the claim shows the correspondence of the term described in the claim, and the concrete thing etc. which illustrate the said term described in embodiment mentioned later. .
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について説明する。図1に示す車両用空気吹き出し装置10は、車両に搭載され、車両用空調装置20の空調ケース21から出た空調風を吹出口11aから車室内に導く装置である。
(First embodiment)
The first embodiment will be described below. A vehicle
車両用空調装置20は、車室内の前席の前方に配置されたインストルメントパネル1の内部に配置されている。図2に示すように、車両用空調装置20は、外殻を構成する空調ケース21を有する。この空調ケース21は、空調対象空間である車室内へ空気を導く空気通路を構成している。空調ケース21の空気流れ最上流部には、車室内空気(内気)を吸入する内気吸入口22と車室外空気(外気)を吸入する外気吸入口23とが形成されると共に、各吸入口22、23を選択的に開閉する吸入口開閉ドア24が設けられている。これら内気吸入口22、外気吸入口23、および吸入口開閉ドア24は、空調ケース21内への吸入空気を内気および外気に切り替える内外気切替手段を構成している。なお、吸入口開閉ドア24は、図示しない制御装置から出力される制御信号により、その作動が制御される。吸入口開閉ドア24の空気流れ下流側には、車室内へ空気を送風する送風手段としての送風機25が配置されている。
The
送風機25の空気流れ下流側には、送風機25により送風された空調風を冷却する蒸発器26が配置されている。蒸発器26は、その内部を流通する冷媒と空調風とを熱交換させる熱交換器であり、図示しない圧縮機、凝縮器、膨張弁等と共に蒸気圧縮式の冷凍サイクルを構成するものである。
An
蒸発器26の空気流れ下流側には、蒸発器26にて冷却された空気を加熱するヒータコア27が配置されている。本実施形態のヒータコア27は、車両エンジンの冷却水を熱源として空気を加熱する熱交換器である。また、蒸発器26の空気流れ下流側には、蒸発器26通過後の空気を、ヒータコア27を迂回して流す冷風バイパス通路28が形成されている。
A
ここで、ヒータコア27および冷風バイパス通路28の空気流れ下流側にて混合される空調風の温度は、ヒータコア27を通過する空調風および冷風バイパス通路28を通過する空調風の風量割合によって変化する。
Here, the temperature of the conditioned air mixed on the downstream side of the air flow between the
このため、蒸発器26の空気流れ下流側であって、ヒータコア27および冷風バイパス通路28の入口側には、エアミックスドア29が配置されている。このエアミックスドア29は、ヒータコア27および冷風バイパス通路28へ流入する冷風の風量割合を連続的に変化させるもので、蒸発器26およびヒータコア27と共に温度調整手段として機能する。エアミックスドア29は、制御装置から出力される制御信号によってその作動が制御される。
For this reason, an
空調ケース21の空調風流れ最下流部には、デフロスタ/フェイス開口部30およびフット開口部31が設けられている。デフロスタ/フェイス開口部30は、車両用空気吹き出し装置10を介して、インストルメントパネル1の上面1aに設けられた吹出口11aに連通している。フット開口部31は、フットダクト32を介して、フット吹出口33に連通している。
A defroster /
そして、上記各開口部30、31の空気流れ上流側には、デフロスタ/フェイス開口部30を開閉するデフロスタ/フェイスドア34、フット開口部31を開閉するフットドア35が配置されている。デフロスタ/フェイスドア34およびフットドア35は、車室内への空気の吹出状態を切り替える吹出モードドアである。
A defroster /
車両用空気吹き出し装置10は、インストルメントパネル内に配置され、デフロスタ/フェイス開口部30と連通することで、デフロスタ/フェイス開口部30から吹き出た空調風を車室内に導くようになっている。
The vehicle
以下、車両用空気吹き出し装置10の構成について、図3〜図12を用いて説明する。車両用空気吹き出し装置10は、主ケーシング11、フラップ12、10個のルーバ251a〜255a、261a〜265a、駆動機構14を有している。なお、図3〜図12において、車両に固定された上下、左右、前後方向との対応関係を示す。なお、以下では、上、下、右、左、前、後と単に記載するものは、車両を基準とした上、下、右、左、前、後をいう。また、本実施形態の車両を基準とした右側は、一方側の一例に相当し、車両を基準とした左側は、他方側の一例に相当する。
Hereinafter, the configuration of the vehicle
主ケーシング11は、デフロスタ/フェイス開口部30から出た空調風を吹出口11aから車室内に導く通風路Xを囲むダクトである。この主ケーシング11によって囲まれる通風路Xには、フラップ12、ルーバ251a〜255a、261a〜265a等も配置される。
The
図3に示すように、主ケーシング11は、コアンダ壁11b、前側壁11c、左側壁11d、右側壁11e、軸受突起11fを備えた無底筒形状の部材である。コアンダ壁11bは、上方に延びるにつれて緩やかに車両後方側に曲がるコアンダ面を形成する通風路X側に形成する壁である。主ケーシング11の下方端は、上述のデフロスタ/フェイス開口部30と接続され、上方端は吹出口11aとなっている。軸受突起11fは、後述する第1フラップシャフト222を軸支するための部材である。
As shown in FIG. 3, the
吹出口11aは、デフロストモード、フェイスモードの2つ吹出モードにおいて主ケーシング11から導かれた空調風を吹き出す吹出口である。ここで、デフロストモードは、フロントガラス2に向けて空調風を吹き出し、フロントガラス2の曇りを晴らす吹出モードである。フェイスモードは、前席乗員の上半身に向けて空気を吹き出すと共に空調風を車室内で循環させる吹出モードであり、循環風モードの一例に相当すると共に、別モードの一例にも相当する。
The
吹出口11aは、車幅方向に細長く延びた形状であり、運転席の正面および助手席の正面にわたって配置されている。なお、吹出口11aの車幅方向長さおよび上面1aにおける配置場所は任意に変更可能である。
The
フラップ12は、通風路Xに配置される羽形状の部材である。駆動機構14がこのフラップ12を駆動してフラップ12の傾き角(姿勢の一例に相当する)を変化させることで、デフロストモードとフェイスモードを切り替えることができる。
The
ルーバ251a〜255a、261a〜265aは、通風路Xにおいて吹出口11aの長手方向に一例に並んで配置され、吹出口11aの長手方向における空調風の送風量分布を調整するために駆動機構14によって駆動される。ルーバ251a〜255aの詳細については後述する。なお、本実施形態では、ルーバ251a〜255a、261a〜265aの並び方向は、車両左右方向と一致する。
The
駆動機構14は、フラップ12およびルーバ251a〜255a、261a〜265aを駆動するための装置であり、サーボモータ201、モータ出力軸202、基本ギヤ203、振り子型ギヤ204、ギヤケーシング205、右側連結シャフト206、左側連結シャフト207、第1かさ歯車208、第2かさ歯車221、第1フラップシャフト222、第1フラップギヤ223、第2フラップギヤ224、第2フラップシャフト225、第3フラップギヤ226、第3フラップシャフト227を有している。
The
サーボモータ201は、フラップ12およびルーバ251a〜255a、261a〜265aを駆動するための動力を発生するアクチュエータである。このサーボモータ201は、図3〜図6に示すように、主ケーシング11の前側壁11cよりも車両前方側に配置されており、図示しない構造部材により、主ケーシング11に固定されている。
The
モータ出力軸202は、サーボモータ201において発生した動力をサーボモータ201の外部に伝達するための出力軸であり、図4、図6に示すように、サーボモータ201から車両後方側に延びている。
The
基本ギヤ203は、図4、図6、図8に示すように、モータ出力軸202の車両後方側端部に接続されてサーボモータ201と同軸かつ一体的に前後方向を軸として回転する平歯車であり、外周に外歯が形成されている。
As shown in FIGS. 4, 6, and 8, the
振り子型ギヤ204は、図8に示すように、扇形板形状の部材であり、図4、図7、図8に示すように、扇形の円周部において、基本ギヤ203の外歯と噛み合う外歯が形成されている。この外歯同士の噛み合いを介して基本ギヤ203から振り子型ギヤ204に動力が伝達される。基本ギヤ203に対する振り子型ギヤ204のギヤ比は0.25である。また、振り子型ギヤ204の上記円弧の中心部は、右側連結シャフト206に固定される。振り子型ギヤ204は、この中心部を回転軸として、右側連結シャフト206と同軸かつ一体的に前後方向を軸として回転する。
As shown in FIG. 8, the
ギヤケーシング205は、右側連結シャフト206、左側連結シャフト207、第1かさ歯車208、第2かさ歯車221を内部に収容する筐体である。このギヤケーシング205は、図3〜図6に示すように、主ケーシング11の前側壁11cよりも車両前方側かつサーボモータ201よりも上方側に配置されている。
The
右側連結シャフト206は、図4、図5に示すように、一端が主ケーシング11の壁面に軸支され、他端が右側伝達ギヤ213に固定される真っ直ぐな棒形状の部材であり、前後方向に延びている。そして、右側連結シャフト206は、上述の通り振り子型ギヤ204と同軸かつ一体的に前後方向を軸として回転すると共に、右側伝達ギヤ213と同軸かつ一体的に前後方向を軸として回転する。
As shown in FIGS. 4 and 5, the
右側伝達ギヤ213は、図4、図5、図7〜図9に示すように、回転中心が右側連結シャフト206に固定される平歯車であり、外周に外歯が形成されている。この右側伝達ギヤ213は、右側回転ラック215のすぐ前方かつ振り子型ギヤ204のすぐ後方に配置される。そして右側伝達ギヤ213は、すでに説明した通り、右側連結シャフト206と同軸かつ一体的に前後方向を軸として回転する。
As shown in FIGS. 4, 5, and 7 to 9, the
左側伝達ギヤ214は、図4、図5、図7、図9に示すように、回転中心が左側連結シャフト207に固定される平歯車であり、外周に外歯が形成されている。この左側伝達ギヤ214は、左側回転ラック216のすぐ前方かつ第1かさ歯車208の後方に配置される。そして右側伝達ギヤ213は、右側連結シャフト206と同軸かつ一体的に前後方向を軸として回転する。また、左側伝達ギヤ214の外歯は、右側伝達ギヤ213の外歯と噛み合っている。この外歯同士の噛み合いを介して右側伝達ギヤ213から左側伝達ギヤ214に動力が伝達される。右側伝達ギヤ213に対する左側伝達ギヤ214のギヤ比は1である。
As shown in FIGS. 4, 5, 7, and 9, the
左側連結シャフト207は、図5、図6に示すように、一端が主ケーシング11の壁面に軸支され、他端が右側伝達ギヤ214に固定される真っ直ぐな棒形状の部材であり、前後方向に延びている。そして、左側連結シャフト207は、左側伝達ギヤ214および第1かさ歯車208と同軸かつ一体的に前後方向を軸として回転する。
As shown in FIGS. 5 and 6, the
第1かさ歯車208は、図7に示すように、左側連結シャフト207に連結され、左側連結シャフト207と同軸かつ一体的に前後方向を軸として回転する。また、第1かさ歯車208は、後方側に歯が形成されている。
As shown in FIG. 7, the
第2かさ歯車221は、図7に示すように、第1フラップシャフト222に連結され、第1フラップシャフト222と同軸かつ一体的に左右方向(すなわち車両幅方向)を軸として回転する。また、第2かさ歯車221は、右方側に歯が形成されており、この歯と第1かさ歯車208の歯が噛み合う。この噛み合い介して第1かさ歯車208から第2かさ歯車221に動力が伝達される。第1かさ歯車208に対する第2かさ歯車221のギヤ比は1である。
As shown in FIG. 7, the
第1フラップシャフト222は、図3〜図5、図7〜図9に示すように、主ケーシング11の前側壁11cの前側に配置され、一端が第2かさ歯車221に固定され、他端が第1フラップギヤ223に固定される真っ直ぐな棒形状の部材である。この第1フラップシャフト222は、両端の間の部分でギヤケーシング205の左側面および主ケーシング11の軸受突起11fに軸支され、左右方向に延びている。また、第1フラップシャフト222は、第2かさ歯車221および第1フラップギヤ223と同軸かつ一体的に左右方向を軸として回転する。
As shown in FIGS. 3 to 5 and FIGS. 7 to 9, the
第1フラップギヤ223は、図3〜図9に示すように、左側壁11dよりも左側に配置され、回転中心が第1フラップシャフト222に固定される平歯車であり、外周に外歯が形成されている。そして第1フラップギヤ223は、第1フラップシャフト222と同軸かつ一体的に左右方向を軸として回転する。
3 to 9, the
第2フラップギヤ224は、図3〜図9に示すように、左側壁11dよりも左側に配置され、回転中心が第2フラップシャフト225に固定される平歯車であり、外周に外歯が形成されている。そして第2フラップギヤ224は、第2フラップシャフト225と同軸かつ一体的に左右方向を軸として回転する。また、第2フラップギヤ224の外歯は、第1フラップギヤ223の外歯と噛み合っている。この外歯同士の噛み合いを介して第1フラップギヤ223から第2フラップギヤ224に動力が伝達される。第1フラップギヤ223に対する第2フラップギヤ224のギヤ比は0.34である。
3 to 9, the
第2フラップシャフト225は、図3〜図5、図7〜図9に示すように、主ケーシング11の左側壁11dの左側に配置され、一端が左側壁11dに軸支され、他端が第2フラップギヤ224に固定されて左右方向に真っ直ぐ延びる、棒形状の部材である。また、第2フラップシャフト225は、第2フラップギヤ224と同軸かつ一体的に左右方向を軸として回転する。
As shown in FIGS. 3 to 5 and 7 to 9, the
第3フラップギヤ226は、図3〜図9に示すように、左側壁11dよりも左側に配置され、回転中心が第3フラップシャフト227に固定される平歯車であり、外周に外歯が形成されている。そして第3フラップギヤ226は、第3フラップシャフト227と同軸かつ一体的に左右方向を軸として回転する。また、第3フラップギヤ226の外歯は、第2フラップギヤ224の外歯と噛み合っている。この外歯同士の噛み合いを介して第2フラップギヤ224から第3フラップギヤ226に動力が伝達される。第2フラップギヤ224に対する第3フラップギヤ226のギヤ比は2.18である。
3 to 9, the
第3フラップシャフト227は、図4〜図5、図7〜図9に示すように、主ケーシング11を左右方向に真っ直ぐ貫通する位置に配置され、一端が主ケーシング11の右側壁11eに軸支され、他端が第3フラップギヤ226に固定される棒形状の部材である。この第3フラップシャフト227は、両端の間の部分で左側壁11dに軸支されている。また、第3フラップシャフト227は、第3フラップギヤ226と同軸かつ一体的に左右方向を軸として回転する。
As shown in FIGS. 4 to 5 and FIGS. 7 to 9, the
フラップ12は、2枚の板部材を有し、それら板部材の各々は、主ケーシング11の内部の通風路Xにおいて、第3フラップシャフト227の長手方向の殆どの部分から、第3フラップシャフト227の回転中心から離れるように、延びている。これら2枚の板部材は、第3フラップシャフト227に固定され、第3フラップシャフト227を中心として互いに対称的に延びている。このように構成されたフラップ12は、第3フラップシャフト227と同軸かつ一体的に左右方向を軸として回転する。
The
右側回転ラック215は、図3〜図12に示すように、主ケーシング11の前側壁11cのすぐ前方に、前側壁11cとほぼ平行に、配置され、扇形の板形状に突起が形成された形状となっている。この右側回転ラック215は、図10、図11に示すように、右反通風路側窪み部50、第1〜第5右通風路側窪み部51〜55、右円周壁部56を有している。
As shown in FIGS. 3 to 12, the right
右反通風路側窪み部50は、右側回転ラック215の上下方向の上部および中央部において、車両前方側に開口して窪んだ扇形の部位である。
The right anti-ventilation-path-
この右反通風路側窪み部50の左端かつ上部には、右側連結シャフト206および右側伝達ギヤ213と右反通風路側窪み部50との干渉を避けるための右切欠部57が形成されている。また、右反通風路側窪み部50の右側端から上方端までは、右回転シャフト58を中心として略円弧形状に延びる右円周壁部56が形成されており、この右円周壁部56の右反通風路側窪み部50側の面が、右反通風路側窪み部50の端部に相当する。
A
また、図5、図8、図10に示す通り、右円周壁部56の右反通風路側窪み部50側の面のうち、上端部には、右回転シャフト58を中心として円弧形状に配置された右従動内歯56aが形成されている。
Further, as shown in FIGS. 5, 8, and 10, an upper end portion of the surface of the right
また、図5、図8に示すように、この右反通風路側窪み部50の右従動内歯56a近傍には、右側伝達ギヤ213が配置されており、右側伝達ギヤ213の外歯と右従動内歯56aが噛み合っている。この外歯と内場の噛み合いを介して右側伝達ギヤ213から右側回転ラック215に動力が伝達される。右側伝達ギヤ213に対する右側回転ラック215のギヤ比は0.14である。
Further, as shown in FIGS. 5 and 8, a
第1右通風路側窪み部51は、右反通風路側窪み部50の下方かつ右側回転ラック215の左端部において、車両後方側(すなわち、通風路X側)に開口して窪んだ扇形の部位である。この第1右通風路側窪み部51の右端部から上端部までには、右回転シャフト58を中心として円弧形状に配置された第1右内歯51aが形成されている。
The first right ventilation path-
また、図9、図12に示すように、この第1右通風路側窪み部51には、第1右ルーバギヤ251bが収容されており、第1右ルーバギヤ251bの外歯と第1右内歯51aが噛み合っている。この外歯と内場の噛み合いを介して右側回転ラック215から第1右ルーバギヤ251bに動力が伝達される。
As shown in FIGS. 9 and 12, the first
なお、第1右通風路側窪み部51の大きさは、第1右ルーバギヤ251bの第1右通風路側窪み部51内の相対的配置が右側回転ラック215の回転と共に変化できるような大きさになっている。
The size of the first right ventilation
第2右通風路側窪み部52は、右反通風路側窪み部50の下方かつ第1右通風路側窪み部51の右方において、車両後方側に開口して窪んだ扇形の部位である。この第2右通風路側窪み部52の右端部には、右回転シャフト58を中心として円弧形状に配置された第2右内歯52aが形成されている。
The second right ventilation
また、図9、図12に示すように、この第2右通風路側窪み部52には、第2右ルーバギヤ252bが回転移動可能に収容されており、第2右ルーバギヤ252bの外歯と第2右内歯52aが噛み合っている。この外歯と内場の噛み合いを介して右側回転ラック215から第2右ルーバギヤ252bに動力が伝達される。
Further, as shown in FIGS. 9 and 12, the second
なお、第2右通風路側窪み部52の大きさは、第2右ルーバギヤ252bの第2右通風路側窪み部52内の相対的配置が右側回転ラック215の回転と共に変化できるような大きさになっている。
The size of the second right ventilation
第3右通風路側窪み部53は、右反通風路側窪み部50の下方かつ第2右通風路側窪み部52の右方において、車両後方側に開口して窪んだ扇形の部位である。この第3右通風路側窪み部53の右端部には、右回転シャフト58を中心として円弧形状に配置された第3右内歯53aが形成されている。
The third right ventilation
また、図9、図12に示すように、この第3右通風路側窪み部53には、第3右ルーバギヤ253bが回転移動可能に収容されており、第3右ルーバギヤ253bの外歯と第3右内歯53aが噛み合っている。この外歯と内場の噛み合いを介して右側回転ラック215から第3右ルーバギヤ253bに動力が伝達される。
As shown in FIGS. 9 and 12, the third
なお、第3右通風路側窪み部53の大きさは、第3右ルーバギヤ253bの第3右通風路側窪み部53内の相対的配置が右側回転ラック215の回転と共に変化できるような大きさになっている。
The size of the third right ventilation
第4右通風路側窪み部54は、右反通風路側窪み部50の下方かつ第3右通風路側窪み部53の右方において、車両後方側に開口して窪んだ扇形の部位である。この第4右通風路側窪み部54の右端部には、右回転シャフト58を中心として円弧形状に配置された第4右内歯54aが形成されている。
The fourth right ventilation path
また、図9、図12に示すように、この第4右通風路側窪み部54には、第4右ルーバギヤ254bが回転移動可能に収容されており、第4右ルーバギヤ254bの外歯と第4右内歯54aが噛み合っている。この外歯と内場の噛み合いを介して右側回転ラック215から第4右ルーバギヤ254bに動力が伝達される。
Further, as shown in FIGS. 9 and 12, the fourth
なお、第4右通風路側窪み部54の大きさは、第4右ルーバギヤ254bの第4右通風路側窪み部54内の相対的配置が右側回転ラック215の回転と共に変化できるような大きさになっている。
The size of the fourth right ventilation
第5右通風路側窪み部55は、右反通風路側窪み部50の下方かつ第4右通風路側窪み部54の右方において、車両後方側に開口して窪んだ扇形の部位である。この第5右通風路側窪み部55の右端部には、右回転シャフト58を中心として円弧形状に配置された第3右内歯55aが形成されている。
The fifth right ventilation path-
また、図9、図12に示すように、この第5右通風路側窪み部55には、第5右ルーバギヤ255bが回転移動可能に収容されており、第5右ルーバギヤ255bの外歯と第5右内歯55aが噛み合っている。この外歯と内場の噛み合いを介して右側回転ラック215から第5右ルーバギヤ255bに動力が伝達される。
Further, as shown in FIGS. 9 and 12, the fifth
なお、第5右通風路側窪み部55の大きさは、第5右ルーバギヤ255bの第5右通風路側窪み部55内の相対的配置が右側回転ラック215の回転と共に変化できるような大きさになっている。
The size of the fifth right ventilation
また、第1〜第5右内歯51a〜55aは、図12に示すように、第1〜第5右ルーバギヤ251b〜255bのうち噛み合う相手の右ルーバギヤの位置が右回転シャフト58の回転中心位置(一方側基準位置の一例に相当する)から離れるほど、より基準円直径の大きい円弧状に配置されている。
Further, as shown in FIG. 12, the first to fifth right
より具体的には、第1、第2、第3、第4、第5右内歯51a、52a、53a、54a、55aは、この順に、右回転シャフト58の中心位置からの距離が、1対2対3対4対5の関係になっている。それと共に、第1、第2、第3、第4、第5右内歯51a、52a、53a、54a、55aが形成する円弧の基準円直径は、この順に、1対2対3対4対5の関係になっている。
More specifically, the first, second, third, fourth, and fifth right
つまり、第1〜第5右内歯51a〜55aが形成する円弧の基準円直径は、第1〜第5右ルーバギヤ251b〜255bのうち噛み合う相手の右ルーバギヤの位置から右回転シャフト58の回転中心位置までの直線距離に比例して、大きくなる。
That is, the reference circular diameter of the arc formed by the first to fifth right
この結果、右側回転ラック215に対する第1、第2、第3、第4、第5右ルーバギヤ251b、252b、253b、254b、255bのギヤ比は、それぞれ、いずれも3.50、7.00、10.50、14.00、17.50となる。
As a result, the gear ratios of the first, second, third, fourth, and fifth right louver gears 251b, 252b, 253b, 254b, and 255b with respect to the right
右回転シャフト58は、図4、図7、図11に示すように、第1右通風路側窪み部51の左下端部から後方に向けて真っ直ぐ延びる棒形状の部材である。また、図4、図7に示すように、右回転シャフト58の先端は、主ケーシング11のコアンダ壁11bに軸支されている。また、右回転シャフト58は、その根元と先端の間において、第3フラップシャフト227およびフラップ12よりも下方を通っている。右側回転ラック215の全体が、この右回転シャフト58の中心軸を回転中心として一体的に回転する。
As shown in FIGS. 4, 7, and 11, the
左側回転ラック216は、図3〜図12に示すように、主ケーシング11の前側壁11cのすぐ前方に、前側壁11cとほぼ平行に、かつ、右側回転ラック215の左隣に配置され、扇形の板形状に突起が形成された形状となっている。この左側回転ラック216は、図10、図11に示すように、左反通風路側窪み部60、第1〜第5左通風路側窪み部61〜65、左円周壁部66を有している。
As shown in FIGS. 3 to 12, the left
左反通風路側窪み部60は、左側回転ラック216の上下方向の上部および中央部において、車両前方側に開口して窪んだ扇形の部位である。
The left anti-airflow
この左反通風路側窪み部60の右端かつ上部には、左側連結シャフト207および左側伝達ギヤ214と左反通風路側窪み部60との干渉を避けるための左切欠部67が形成されている。また、左反通風路側窪み部60の左側端から上方端までは、左回転シャフト68を中心として略円弧形状に延びる左円周壁部66が形成されており、この左円周壁部66の左反通風路側窪み部60側の面が、左反通風路側窪み部60の端部に相当する。
A
また、図5、図8、図10に示す通り、左円周壁部66の左反通風路側窪み部60側の面のうち、上端部には、左回転シャフト68を中心として円弧形状に配置された左従動内歯66aが形成されている。
Further, as shown in FIGS. 5, 8, and 10, an upper end portion of the surface of the left
また、図5、図8に示すように、この左反通風路側窪み部60の左従動内歯66a近傍には、左側伝達ギヤ214が配置されており、左側伝達ギヤ214の外歯と左従動内歯66aが噛み合っている。この外歯と内場の噛み合いを介して左側伝達ギヤ214から左側回転ラック216に動力が伝達される。左側伝達ギヤ214に対する左側回転ラック216のギヤ比は0.14である。
Further, as shown in FIGS. 5 and 8, a
第1左通風路側窪み部61は、左反通風路側窪み部60の下方かつ左側回転ラック216の右端部において、車両後方側(すなわち、通風路X側)に開口して窪んだ扇形の部位である。この第1左通風路側窪み部61の左端部から上端部までには、左回転シャフト68を中心として円弧形状に配置された第1左内歯61aが形成されている。
The first left ventilation path-
また、図9、図12に示すように、この第1左通風路側窪み部61には、第1左ルーバギヤ261bが収容されており、第1左ルーバギヤ261bの外歯と第1左内歯61aが噛み合っている。この外歯と内場の噛み合いを介して左側回転ラック216から第1左ルーバギヤ261bに動力が伝達される。
Also, as shown in FIGS. 9 and 12, the first
なお、第1左通風路側窪み部61の大きさは、第1左ルーバギヤ261bの第1左通風路側窪み部61内の相対的配置が左側回転ラック216の回転と共に変化できるような大きさになっている。
The size of the first left ventilation
第2左通風路側窪み部62は、左反通風路側窪み部60の下方かつ第1左通風路側窪み部61の左方において、車両後方側に開口して窪んだ扇形の部位である。第2左通風路側窪み部62の右端部には、左回転シャフト68を中心として円弧形状に配置された第2左内歯62aが形成されている。
The second left ventilation
また、図9、図12に示すように、この第2左通風路側窪み部62には、第2左ルーバギヤ262bが回転移動可能に収容されており、第2左ルーバギヤ262bの外歯と第2左内歯62aが噛み合っている。この外歯と内場の噛み合いを介して左側回転ラック216から第2左ルーバギヤ262bに動力が伝達される。
Further, as shown in FIGS. 9 and 12, the second
なお、第2左通風路側窪み部62の大きさは、第2左ルーバギヤ262bの第2左通風路側窪み部62内の相対的配置が左側回転ラック216の回転と共に変化できるような大きさになっている。
The size of the second left ventilation
第3左通風路側窪み部63は、左反通風路側窪み部60の下方かつ第2左通風路側窪み部62の左方において、車両後方側に開口して窪んだ扇形の部位である。第3左通風路側窪み部63の左端部には、左回転シャフト68を中心として円弧形状に配置された第3左内歯63aが形成されている。
The third left ventilation
また、図9、図12に示すように、この第3左通風路側窪み部63には、第3左ルーバギヤ263bが回転移動可能に収容されており、第3左ルーバギヤ263bの外歯と第3左内歯63aが噛み合っている。この外歯と内場の噛み合いを介して左側回転ラック216から第3左ルーバギヤ263bに動力が伝達される。
As shown in FIGS. 9 and 12, the third
なお、第3左通風路側窪み部63の大きさは、第3左ルーバギヤ263bの第3左通風路側窪み部63内の相対的配置が左側回転ラック216の回転と共に変化できるような大きさになっている。
The size of the third left ventilation
第4左通風路側窪み部64は、左反通風路側窪み部60の下方かつ第3左通風路側窪み部63の左方において、車両後方側に開口して窪んだ扇形の部位である。第4左通風路側窪み部64の左端部には、左回転シャフト68を中心として円弧形状に配置された第4左内歯64aが形成されている。
The fourth left ventilation
また、図9、図12に示すように、この第4左通風路側窪み部64には、第4左ルーバギヤ264bが回転移動可能に収容されており、第4左ルーバギヤ264bの外歯と第4左内歯64aが噛み合っている。この外歯と内場の噛み合いを介して左側回転ラック216から第4左ルーバギヤ264bに動力が伝達される。
Further, as shown in FIGS. 9 and 12, the fourth
なお、第4左通風路側窪み部64の大きさは、第4左ルーバギヤ264bの第4左通風路側窪み部64内の相対的配置が左側回転ラック216の回転と共に変化できるような大きさになっている。
The size of the fourth left ventilation
第5左通風路側窪み部65は、左反通風路側窪み部60の下方かつ第4左通風路側窪み部64の左方において、車両後方側に開口して窪んだ扇形の部位である。第5左通風路側窪み部65の左端部には、左回転シャフト68を中心として円弧形状に配置された第5左内歯65aが形成されている。
The fifth left ventilation
また、図9、図12に示すように、この第5左通風路側窪み部65には、第5左ルーバギヤ265bが回転移動可能に収容されており、第5左ルーバギヤ265bの外歯と第5左内歯65aが噛み合っている。この外歯と内場の噛み合いを介して左側回転ラック216から第5左ルーバギヤ265bに動力が伝達される。
Further, as shown in FIGS. 9 and 12, the fifth
なお、第5左通風路側窪み部65の大きさは、第5左ルーバギヤ265bの第5左通風路側窪み部65内の相対的配置が左側回転ラック216の回転と共に変化できるような大きさになっている。
Note that the size of the fifth left ventilation
また、第1〜第5左内歯61a〜65aは、図12に示すように、第1〜第5左ルーバギヤ261b〜265bのうち噛み合う相手の左ルーバギヤの位置が左回転シャフト68の回転中心位置(他方側基準位置の一例に相当する)から離れるほど、より基準円直径の大きい円弧状に配置されている。
Further, as shown in FIG. 12, the first to fifth left
より具体的には、第1、第2、第3、第4、第5左内歯61a、62a、63a、64a、65aは、この順に、左回転シャフト68の中心位置からの距離が、1対2対3対4対5の関係になっている。それと共に、第1、第2、第3、第4、第5左内歯61a、62a、63a、64a、65aが形成する円弧の基準円直径は、この順に、1対2対3対4対5の関係になっている。
More specifically, the first, second, third, fourth, and fifth left
つまり、第1〜第5左内歯61a〜65aが形成する円弧の基準円直径は、第1〜第5左ルーバギヤ261b〜265bのうち噛み合う相手の左ルーバギヤの位置から左回転シャフト68の回転中心位置までの直線距離に比例して、大きくなる。
That is, the reference circular diameter of the arc formed by the first to fifth left
この結果、左側回転ラック216に対する第1、第2、第3、第4、第5左ルーバギヤ261b、262b、263b、264b、265bのギヤ比は、それぞれ、いずれも3.50、7.00、10.50、14.00、17.50となる。
As a result, the gear ratios of the first, second, third, fourth, and fifth left louver gears 261b, 262b, 263b, 264b, and 265b with respect to the left
左回転シャフト68は、図4、図7、図11に示すように、第1左通風路側窪み部61の右下端部から後方に向けて真っ直ぐ延びる棒形状の部材である。また、図4、図7に示すように、左回転シャフト68の先端は、主ケーシング11のコアンダ壁11bに軸支されている。また、左回転シャフト68は、その根元と先端の間において、第3フラップシャフト227およびフラップ12よりも下方を通っている。左側回転ラック216の全体が、この左回転シャフト68の中心軸を回転中心として一体的に回転する。
As shown in FIGS. 4, 7, and 11, the
第1、第2、第3、第4、第5右ルーバシャフト251、252、253、254、255の各々は、図4、図7に示すように、前後方向に真っ直ぐ延びる棒形状の部材である。また、第1〜第5右ルーバシャフト251〜255は、それぞれ前端が第1〜第5右ルーバギヤ251b〜255bの回転中心に固定されると共に後端がコアンダ壁11bに軸支される。そして、第1〜第5右ルーバシャフト251〜255の各々は、その両端の間において、主ケーシング11の前側壁11cを貫通すると共に、第3フラップシャフト227およびフラップ12よりも下方に位置する。そして、第1〜第5右ルーバシャフト251〜255は、それぞれ、第1〜第5右ルーバギヤ251b〜255bと同軸かつ一体的に前後方向を軸として回転する。
Each of the first, second, third, fourth, and fifth
第1、第2、第3、第4、第5右ルーバギヤ251b、252b、253b、254b、255bの各々は、図12に示すように、また、図7に透過的に示すように、それぞれ、回転中心が第1〜第5右ルーバシャフト251〜255に固定される平歯車であり、外周に外歯が形成されている。そして第1〜第5右ルーバギヤ251b〜255bは、それぞれ、第1〜第5右ルーバシャフト251〜255と同軸かつ一体的に前後方向を軸として回転する。また、第1〜第5右ルーバギヤ251b〜255bの外歯は、それぞれ、第1〜第5右通風路側窪み部51〜55内に収容されてそれぞれ第1〜第5右内歯51a〜55aと噛み合う。この外歯と内歯の噛み合いを介して、右側回転ラック215から第1〜第5右ルーバギヤ251b〜255bに動力が伝達される。
Each of the first, second, third, fourth, and fifth right louver gears 251b, 252b, 253b, 254b, and 255b, respectively, as shown in FIG. 12 and transparently shown in FIG. The center of rotation is a spur gear fixed to the first to fifth
第1右ルーバ251aは、2枚の平板部材を有し、それら板部材の各々は、主ケーシング11の内部の通風路Xにおいて、第1右ルーバシャフト251の長手方向の殆どの部分から、第1右ルーバシャフト251の回転中心から離れるように、延びている。また、これら2枚の板部材は、第1右ルーバシャフト251に固定され、第1右ルーバシャフト251を中心として互いに対称的に延びている。このように構成された第1右ルーバ251aは、第1右ルーバシャフト251および第1右ルーバギヤ251bと同軸かつ一体的に前後方向を軸として回転する。
The first
第2右ルーバ252aは、2枚の平板部材を有し、それら板部材の各々は、主ケーシング11の内部の通風路Xにおいて、第2右ルーバシャフト252の長手方向の殆どの部分から、第2右ルーバシャフト252の回転中心から離れるように、延びている。また、これら2枚の板部材は、第2右ルーバシャフト252に固定され、第2右ルーバシャフト252を中心として互いに対称的に延びている。このように構成された第2右ルーバ252aは、第2右ルーバシャフト252および第2右ルーバギヤ252bと同軸かつ一体的に前後方向を軸として回転する。
The second
第3右ルーバ253aは、2枚の平板部材を有し、それら板部材の各々は、主ケーシング11の内部の通風路Xにおいて、第3右ルーバシャフト253の長手方向の殆どの部分から、第3右ルーバシャフト253の回転中心から離れるように、延びている。また、これら2枚の板部材は、第3右ルーバシャフト253に固定され、第3右ルーバシャフト253を中心として互いに対称的に延びている。このように構成された第3右ルーバ253aは、第3右ルーバシャフト253および第3右ルーバギヤ253bと同軸かつ一体的に前後方向を軸として回転する。
The third
第4右ルーバ254aは、2枚の平板部材を有し、それら板部材の各々は、主ケーシング11の内部の通風路Xにおいて、第4右ルーバシャフト254の長手方向の殆どの部分から、第4右ルーバシャフト254の回転中心から離れるように、延びている。また、これら2枚の板部材は、第4右ルーバシャフト254に固定され、第4右ルーバシャフト254を中心として互いに対称的に延びている。このように構成された第4右ルーバ254aは、第4右ルーバシャフト254および第4右ルーバギヤ254bと同軸かつ一体的に前後方向を軸として回転する。
The fourth
第5右ルーバ255aは、2枚の平板部材を有し、それら板部材の各々は、主ケーシング11の内部の通風路Xにおいて、第5右ルーバシャフト255の長手方向の殆どの部分から、第5右ルーバシャフト255の回転中心から離れるように、延びている。また、これら2枚の板部材は、第5右ルーバシャフト255に固定され、第5右ルーバシャフト255を中心として互いに対称的に延びている。このように構成された第5右ルーバ255aは、第5右ルーバシャフト255および第5右ルーバギヤ255bと同軸かつ一体的に前後方向を軸として回転する。
The fifth
第1、第2、第3、第4、第5左ルーバシャフト261、262、263、264、265の各々は、図4、図7に示すように、前後方向に真っ直ぐ延びる棒形状の部材である。また、第1〜第5左ルーバシャフト261〜265は、それぞれ前端が第1〜第5左ルーバギヤ261b〜265bの回転中心に固定されると共に後端がコアンダ壁11bに軸支される。そして、第1〜第5左ルーバシャフト261〜265の各々は、その両端の間において、主ケーシング11の前側壁11cを貫通すると共に、第3フラップシャフト227およびフラップ12よりも下方に位置する。そして、第1〜第5左ルーバシャフト261〜265は、それぞれ、第1〜第5左ルーバギヤ261b〜265bと同軸かつ一体的に前後方向を軸として回転する。
Each of the first, second, third, fourth, and fifth
第1、第2、第3、第4、第5左ルーバギヤ261b、262b、263b、264b、265bの各々は、図12に示すように、また、図7に透過的に示すように、それぞれ、回転中心が第1〜第5左ルーバシャフト261〜265に固定される平歯車であり、外周に外歯が形成されている。そして第1〜第5左ルーバギヤ261b〜265bは、それぞれ、第1〜第5左ルーバシャフト261〜265と同軸かつ一体的に前後方向を軸として回転する。また、第1〜第5左ルーバギヤ261b〜265bの外歯は、それぞれ、第1〜第5左通風路側窪み部61〜65内に収容されてそれぞれ第1〜第5左内歯61a〜65aと噛み合う。この外歯と内歯の噛み合いを介して、左側回転ラック216から第1〜第5左ルーバギヤ261b〜265bに動力が伝達される。
Each of the first, second, third, fourth, and fifth left louver gears 261b, 262b, 263b, 264b, and 265b is as shown in FIG. 12 and transparently shown in FIG. The center of rotation is a spur gear fixed to the first to fifth
第1左ルーバ261aは、2枚の平板部材を有し、それら板部材の各々は、主ケーシング11の内部の通風路Xにおいて、第1左ルーバシャフト261の長手方向の殆どの部分から、第1左ルーバシャフト261の回転中心から離れるように、延びている。また、これら2枚の板部材は、第1左ルーバシャフト261に固定され、第1左ルーバシャフト261を中心として互いに対称的に延びている。このように構成された第1左ルーバ261aは、第1左ルーバシャフト261および第1左ルーバギヤ261bと同軸かつ一体的に前後方向を軸として回転する。
The first
第2左ルーバ262aは、2枚の平板部材を有し、それら板部材の各々は、主ケーシング11の内部の通風路Xにおいて、第2左ルーバシャフト262の長手方向の殆どの部分から、第2左ルーバシャフト262の回転中心から離れるように、延びている。また、これら2枚の板部材は、第2左ルーバシャフト262に固定され、第2左ルーバシャフト262を中心として互いに対称的に延びている。このように構成された第2左ルーバ262aは、第2左ルーバシャフト262および第2左ルーバギヤ262bと同軸かつ一体的に前後方向を軸として回転する。
The second
第3左ルーバ263aは、2枚の平板部材を有し、それら板部材の各々は、主ケーシング11の内部の通風路Xにおいて、第3左ルーバシャフト263の長手方向の殆どの部分から、第3左ルーバシャフト263の回転中心から離れるように、延びている。また、これら2枚の板部材は、第3左ルーバシャフト263に固定され、第3左ルーバシャフト263を中心として互いに対称的に延びている。このように構成された第3左ルーバ263aは、第3左ルーバシャフト263および第3左ルーバギヤ263bと同軸かつ一体的に前後方向を軸として回転する。
The third
第4左ルーバ264aは、2枚の平板部材を有し、それら板部材の各々は、主ケーシング11の内部の通風路Xにおいて、第4左ルーバシャフト264の長手方向の殆どの部分から、第4左ルーバシャフト264の回転中心から離れるように、延びている。また、これら2枚の板部材は、第4左ルーバシャフト264に固定され、第4左ルーバシャフト264を中心として互いに対称的に延びている。このように構成された第4左ルーバ264aは、第4左ルーバシャフト264および第4左ルーバギヤ264bと同軸かつ一体的に前後方向を軸として回転する。
The fourth
第5左ルーバ265aは、2枚の平板部材を有し、それら板部材の各々は、主ケーシング11の内部の通風路Xにおいて、第5左ルーバシャフト265の長手方向の殆どの部分から、第5左ルーバシャフト265の回転中心から離れるように、延びている。また、これら2枚の板部材は、第5左ルーバシャフト265に固定され、第5左ルーバシャフト265を中心として互いに対称的に延びている。このように構成された第5左ルーバ265aは、第5左ルーバシャフト265および第5左ルーバギヤ265bと同軸かつ一体的に前後方向を軸として回転する。
The fifth
車両用空気吹き出し装置10の構成は、以上の通りである。なお、図1〜図12は、フェイスモード時における車両用空気吹き出し装置10の状態を表している。図13、図14に、フェイスモード時におけるルーバ251a〜255a、261a〜265aおよびフラップ12の位置、姿勢の状態を示す。
The configuration of the vehicle
フェイスモード時には、上述の制御装置が、デフロスタ/フェイスドア34を開き、フットドア35を閉じるので、空調風がデフロスタ/フェイス開口部30から車両用空気吹き出し装置10の通風路Xに入る。
In the face mode, the above-described control device opens the defroster /
そして、フェイスモード時には、図8のように振り子型ギヤ204の外歯の左側部分と基本ギヤ203とが噛み合い、図5、図8、図9〜図12に示すように、右側回転ラック215の底面と左側回転ラック216の底面は平行になる。
In the face mode, the left side portion of the external teeth of the
その結果、フェイスモード時には、図9、図13に示すように、第1〜第5右ルーバ251a〜255aは、それぞれ、第1〜第5右ルーバシャフト251〜255の回転中心から上下方向に延びており、第1〜第5左ルーバ261a〜265aも、それぞれ、第1〜第5左ルーバシャフト261〜265の回転中心から上下方向に延びている。そして、フェイスモード時には、図4、図7〜図9、図14に示すように、フラップ12は、第3フラップシャフト227の回転中心から、上下方向に対して、左側から見て時計回りに60°の傾斜角で延びている。
As a result, in the face mode, as shown in FIGS. 9 and 13, the first to fifth
このようなフェイスモード時には、空調ケース21のデフロスタ/フェイス開口部30から車両用空気吹き出し装置10の通風路Xに入った空調風は、図13に示すように、ルーバ251a〜255a、261a〜265aに導かれて、上方向に真っ直ぐ、すなわち、ルーバ251a〜255a、261a〜265aによって左右方向に曲げられることなく、進む。
In such a face mode, the conditioned air entering the ventilation path X of the vehicle
そして、ルーバ251a〜255a、261a〜265aを通った空調風は、フラップ12の横を通過する。図14に示すように、フェイスモード時は、後述するデフロストモード時と比べて、フラップ12よりも後方側の流路断面積が狭い。したがって、フラップ12よりも後方側の流路に高速の気流が形成されると共に、フラップ12よりも前方側の流路に低速の気流が形成される。
The conditioned air passing through the
高速の気流となった空調風は、コアンダ効果によってコアンダ壁11bおよびインストルメントパネル1の上面1a(図1参照)に沿って流れることで、車両後方側に曲げられる。この結果、車両用空調装置20で温度調整された空調風(例えば冷風)は、吹出口11aから乗員の上半身に向かって吹き出される。また、図13に示すように、空調風が左右方向に広がらずに吹き出されるので、吹出口11aから乗員の上半身に集中して空調風が吹き出される。
The conditioned air that has become a high-speed air current flows along the
次に、フェイスモードからデフロストモードへの切り替え時の作動について説明する。上述の制御装置は、フェイスモードからデフロストモードに切り替えるため、サーボモータ201を作動させる。すると、図15に示すモータ出力軸202が、サーボモータ201と同期して、図15中で時計回り方向に80°回転する。基本ギヤ203もモータ出力軸202と同期して同様に回転する。
Next, the operation at the time of switching from the face mode to the defrost mode will be described. The control device described above operates the
これに伴って、基本ギヤ203に噛み合う振り子型ギヤ204が、図15中で反時計回り方向に20°回転する。右側連結シャフト206および右側伝達ギヤ213も、振り子型ギヤ204と同期して同様に回転する。
Along with this, the
これに伴って、右側伝達ギヤ213に噛み合う左側伝達ギヤ214が、図15中で時計回り方向に20°回転する。左側連結シャフト207および第1かさ歯車208も、左側伝達ギヤ214と同期して同様に回転する。
Accordingly, the
これに伴って、第1かさ歯車208に噛み合う第2かさ歯車221が、左方向から見て反時計回りに20°回転する。第1フラップシャフト222および第1フラップギヤ223も、第2かさ歯車221と同期して同様に回転する。
Along with this, the
これに伴って、第1フラップギヤ223に噛み合う第2フラップギヤ224が、左方向から見て時計回りに6.89°回転する。これに伴って、第2フラップギヤ224に噛み合う第3フラップギヤ226が、左方向から見て反時計回りに15°回転する。第3フラップシャフト227およびフラップ12も、第3フラップギヤ226と同期して同様に回転する。この結果、フラップ12が、図17、図18に示すように、左方向から見て反時計回りに15°回転する。
Accordingly, the
また、右従動内歯56aで右側伝達ギヤ213に噛み合う右側回転ラック215が、この噛み合いを介して力が伝達されることにより、右回転シャフト58を中心にして、図16において時計回りに2.86°回転する。これに伴って、右側回転ラック215の第1右内歯51aと噛み合う第1右ルーバギヤ251bが、この噛み合いを介して力が伝達されることにより、図16において時計回りに10°回転する。第1右ルーバシャフト251および第1右ルーバ251aも、第1右ルーバギヤ251bと同期して同様に回転する。
Further, the right
また、右側回転ラック215の第2右内歯52aと噛み合う第2右ルーバギヤ252bが、この噛み合いを介して力が伝達されることにより、図16において時計回りに20°回転する。第2右ルーバシャフト252および第2右ルーバ252aも、第2右ルーバギヤ252bと同期して同様に回転する。
Further, the second
また、右側回転ラック215の第3右内歯53aと噛み合う第3右ルーバギヤ253bが、この噛み合いを介して力が伝達されることにより、図16において時計回りに30°回転する。第3右ルーバシャフト253および第3右ルーバ253aも、第3右ルーバギヤ253bと同期して同様に回転する。
Further, the third
また、右側回転ラック215の第4右内歯54aと噛み合う第4右ルーバギヤ254bが、この噛み合いを介して力が伝達されることにより、図16において時計回りに40°回転する。第4右ルーバシャフト254および第4右ルーバ254aも、第4右ルーバギヤ254bと同期して同様に回転する。
Further, the fourth
また、右側回転ラック215の第5右内歯55aと噛み合う第5右ルーバギヤ255bが、この噛み合いを介して力が伝達されることにより、図16において時計回りに10°回転する。第5右ルーバシャフト255および第5右ルーバ255aも、第5右ルーバギヤ255bと同期して同様に回転する。
Further, the fifth
この結果、図16、図17に示すように、第1右ルーバ251a、第2右ルーバ252a、第3右ルーバ253a、第4右ルーバ254a、第5右ルーバ255aが、それぞれ、図16、図17において時計回りに10°、20°、30°、40°、50°回転する。
As a result, as shown in FIGS. 16 and 17, the first
また、左従動内歯66aで左側伝達ギヤ214に噛み合う左側回転ラック216が、この噛み合いを介して力が伝達されることにより、左回転シャフト68を中心にして、図16において反時計回りに2.86°回転する。これに伴って、左側回転ラック216の第1左内歯61aと噛み合う第1左ルーバギヤ261bが、この噛み合いを介して力が伝達されることにより、図16において反時計回りに10°回転する。第1左ルーバシャフト261および第1左ルーバ261aも、第1左ルーバ261aと同期して同様に回転する。
Further, the left
また、左側回転ラック216の第2左内歯62aと噛み合う第2左ルーバギヤ262bが、この噛み合いを介して力が伝達されることにより、図16において反時計回りに20°回転する。第2左ルーバシャフト262および第2左ルーバ262aも、第2左ルーバギヤ262bと同期して同様に回転する。
Further, the second
また、左側回転ラック216の第3左内歯63aと噛み合う第3左ルーバギヤ263bが、この噛み合いを介して力が伝達されることにより、図16において反時計回りに30°回転する。第3左ルーバシャフト263および第3左ルーバ263aも、第3左ルーバギヤ263bと同期して同様に回転する。
Further, the third
また、左側回転ラック216の第4左内歯64aと噛み合う第4左ルーバギヤ264bが、この噛み合いを介して力が伝達されることにより、図16において反時計回りに40°回転する。第4左ルーバシャフト264および第4左ルーバ264aも、第4左ルーバギヤ264bと同期して同様に回転する。
Further, the fourth
また、左側回転ラック216の第5左内歯65aと噛み合う第5左ルーバギヤ265bが、この噛み合いを介して力が伝達されることにより、図16において反時計回りに50°回転する。第5左ルーバシャフト265および第5左ルーバ265aも、第5左ルーバギヤ265bと同期して同様に回転する。
Further, the fifth
この結果、図16、図17に示すように、第1左ルーバ261a、第2左ルーバ262a、第3左ルーバ263a、第4左ルーバ264a、第5左ルーバ265aが、それぞれ、図16、図17において反時計回りに10°、20°、30°、40°、50°回転する。
As a result, as shown in FIGS. 16 and 17, the first
したがって、フェイスモードからデフロストモードへの切り替えが完了した後のデフロストモード時には、図15のように振り子型ギヤ204の外歯の右側部分とモータ出力軸202とが噛み合い、図15、図16に示すように、右側回転ラック215の底面と左側回転ラック216の底面は平行にならない。
Therefore, in the defrost mode after the switching from the face mode to the defrost mode is completed, the right side portion of the external teeth of the
そして、デフロストモード時には、図16、図17に示すように、第1〜第5右ルーバ251a〜255aは、それぞれ、第1〜第5右ルーバシャフト251〜255の回転中心から、上下方向に対して、後方から見て、時計回りに10°、20°、30°、40°、50°の傾斜角で延びている。
In the defrost mode, as shown in FIGS. 16 and 17, the first to fifth
また、デフロストモード時には、図16、図17に示すように、第1〜第5左ルーバ261a〜265aは、それぞれ、第1〜第5左ルーバシャフト261〜265の回転中心から、上下方向に対して、後方から見て、反時計回りに10°、20°、30°、40°、50°の傾斜角で延びている。
In the defrost mode, as shown in FIGS. 16 and 17, the first to fifth
そして、デフロストモード時には、図18に示すように、フラップ12は、第3フラップシャフト227の回転中心から、上下方向に対して、左側から見て時計回りに45°の傾斜角で延びている。
In the defrost mode, as shown in FIG. 18, the
また、デフロストモード時には、上述の制御装置が、デフロスタ/フェイスドア34を開き、フットドア35を閉じるので、空調風がデフロスタ/フェイス開口部30から車両用空気吹き出し装置10の通風路Xに入る。
In the defrost mode, the above-described control device opens the defroster /
このようなデフロストモード時には、空調ケース21のデフロスタ/フェイス開口部30から車両用空気吹き出し装置10の通風路Xに入った空調風は、図17に示すように、ルーバ251a〜255a、261a〜265aに導かれて、上方向に進むと共に左右方向に拡散されて、進む。
In such a defrost mode, the conditioned air entering the ventilation path X of the vehicle
ただし、各ルーバ251a〜255a、261a〜265aが、右回転シャフト58、左回転シャフト68の回転中心からの直線距離が長くなるほど傾斜角が大きくなるので、左右方向の拡散の程度は、左右方向の中央部では比較的弱くなり、左右方向の両端部では比較的強くなる。
However, each louver 251a to 255a, 261a to 265a has a larger inclination angle as the linear distance from the rotation center of the
そして、ルーバ251a〜255a、261a〜265aを通った空調風は、フラップ12の横を通過する。図18に示すように、デフロストモード時は、フェイスモード時と比べて、フラップ12よりも後方側の流路断面積が広い。したがって、フラップ12よりも後方側の流路に高速の気流が十分形成されず、前側壁11cに沿って上向きに流れる。この結果、車両用空調装置20で温度調整された空調風(例えば冷風)は、吹出口11aからフロントガラス2に向かって吹き出される。
The conditioned air passing through the
このようになっているので、デフロストモードにおいて、フロントガラス2の車両左右方向に広く空調風が届くので、広い範囲で窓曇りを解消することができる。また、それと共に、各ルーバの傾き角が一様であった従来と比べて、フロントガラス2の車両左右方向中央部においても、空調風の風量低下が抑えられるので、フロントガラス2の車両左右方向中央部における窓曇りも適切に解消することができる。この結果、デフロストモード時に窓曇りを解消できる範囲が拡大される。
Since it is in this way, in defrost mode, since air-conditioning wind reaches widely in the vehicle left-right direction of the
以上説明した通り、本実施形態では、駆動機構14は、フェイスモードからデフロストモードに切り替える際、第1〜第5右ルーバ251a〜255a(複数個の一方側ルーバの一例に相当する)の各々を、空調風の下流側で並び方向(左右方向)の一方側(具体的には右側)に傾くよう駆動する。また駆動機構14は、フェイスモードからデフロストモードに切り替える際、第1〜第5左ルーバ261a〜265a(複数個の他方側ルーバの一例に相当する)の各々を、空調風の下流側で並び方向の他方側(具体的には左側)に傾くよう駆動する。
As described above, in the present embodiment, when the
また駆動機構14は、フェイスモードからデフロストモードに移行する際、第1〜第5右ルーバ251a〜255aを、右回転シャフト58の回転中心位置から離れるほど傾き角の変化量が大きくなるよう駆動する。また駆動機構14は、第1〜第5左ルーバ261a〜265aを、左回転シャフト68の回転中心位置から離れるほど傾き角の変化量が大きくなるよう駆動する。
The
このように、駆動機構14は、フェイスモードからデフロストモードに移行する際、ルーバ251a〜255a、261a〜265aを基準位置(右回転シャフト58、左回転シャフト68の回転中心)から離れるほど傾き角の変化量が大きくなるよう駆動するので、ルーバ251a〜255a、261a〜265aの並び方向端部(右端部、左端部)に比べて並び方向中央部の空調風は上記並び方向端部に偏り難いので、上記並び方向の中央部への風量の低下を抑えることができる。
As described above, when the
また、駆動機構14は、単一のアクチュエータであるサーボモータ201が発生した動力によって駆動される基本動力伝達部(具体的には、モータ出力軸202、右側伝達ギヤ213、左側伝達ギヤ214)を有している。
The
また駆動機構14は、上記基本動力伝達部から動力が伝達され、伝達された動力により第1〜第5右ルーバ251a〜255aを駆動するルーバ動力伝達部(具体的には、右側回転ラック215、第1〜第5右ルーバシャフト251〜255、第1〜第5右ルーバギヤ251b〜255b)を有している。
The
また駆動機構14は、上記基本動力伝達部から動力が伝達され、伝達された動力により第1〜第5左ルーバ261a〜265aを駆動するルーバ動力伝達部(具体的には、左側回転ラック216、第1〜第5左ルーバシャフト261〜265、第1〜第5左ルーバギヤ261b〜265b)を有している。
The
また駆動機構14は、上記基本動力伝達部から動力が伝達され、伝達された動力によりフラップ12を駆動するフラップ動力伝達部(具体的には、第2かさ歯車221、第1フラップシャフト222、第1フラップギヤ223、第2フラップギヤ224、第3フラップギヤ226、第3フラップシャフト227)を有している。
The
このようになっていることで、単一のアクチュエータのみでフラップ251a〜255a、261a〜265aおよびフラップ12のすべてを駆動することができる。これにより、車両用空気吹き出し装置10全体の体格増大を低減することができる。
In this way, all of the
また、本実施形態では、第1〜第5右ルーバギヤ251b〜255bが右側回転ラック215(一方側ラックの一例に相当する)と噛み合い、第1〜第5左ルーバ261a〜265aが左側回転ラック216(他方側ラックの一例に相当する)と噛み合う。
In the present embodiment, the first to fifth right louver gears 251b to 255b mesh with the right rotating rack 215 (corresponding to an example of one rack), and the first to fifth
そして、第1〜第5右ルーバ251a〜255aの各々は、第1〜第5右ルーバギヤ251b〜255bのうち対応する右ルーバギヤと一体的に回転する。また、第1〜第5左ルーバ261a〜265aの各々は、第1〜第5左ルーバギヤ261b〜265bのうち対応する左ルーバギヤと一体的に回転する。
Each of the first to fifth
そして更に、第1〜第5右ルーバギヤ251b〜255bにおいては、右側回転ラック215に対するギヤ比が、右回転シャフト58の回転中心から離れるほど大きくなる。また、第1〜第5左ルーバギヤ261b〜265bにおいては、左側回転ラック216に対するギヤ比が、左回転シャフト68の回転中心から離れるほど大きくなる。このようになっていることで、ギヤの噛み合いを利用して、右側回転ラック215の変位(具体的には回転)に応じて、第1〜第5右ルーバ251a〜255aを、それぞれ異なる角度変化量で駆動することができる。また、ギヤの噛み合いを利用して、左側回転ラック216の変位(具体的には回転)に応じて、第1〜第5左ルーバ261a〜265aを、それぞれ異なる角度変化量で駆動することができる。
Further, in the first to fifth right louver gears 251 b to 255 b, the gear ratio with respect to the
また、第1〜第5右ルーバ251a〜255aを駆動する右側回転ラック215と第1〜第5左ルーバ261a〜265aを駆動する左側回転ラック216が別部材であり、それらが2つの部材215、216が互いに逆回転するように駆動される。これにより、第1〜第5右ルーバ251a〜255aと第1〜第5左ルーバ261a〜265aの傾き方向を互いに逆にすることができる。
Also, the right
また、右側回転ラック215と左側回転ラック216が対称に配置されると共に対称に作動することにより、第1〜第5右ルーバ251a〜255aと第1〜第5左ルーバ261a〜265aも互いに対称に駆動される。
Further, since the right
また、一体成形されて分離不可能な単一の部材である右側回転ラック215は、第1〜第5右ルーバギヤ251b〜255bにそれぞれ噛み合う第1〜第5右内歯51a〜55a(複数個の一方側内歯の一例に相当する)を有すると共に回転する。
The right
また、一体成形されて分離不可能な単一の部材である左側回転ラック216は、第1〜第5左ルーバギヤ261b〜265bにそれぞれ噛み合う第1〜第5左内歯61a〜65a(複数個の他方側内歯の一例に相当する)を有すると共に回転する。
Further, the left
また、第1〜第5右内歯51a〜55aは、右側回転ラック215の回転中心を中心として同心の円弧状に配置され、第1〜第5左内歯61a〜65aは、左側回転ラック216の回転中心を中心として同心の円弧状に配置される。
The first to fifth right
また、第1〜第5右内歯51a〜55aは、第1〜第5右ルーバギヤ251b〜255bのうち噛み合う相手の右ルーバギヤ位置が右回転シャフト58の回転中心から離れるほど、より基準円直径の大きい円弧状に配置される。また、第1〜第5左内歯61a〜65aは、第1〜第5左ルーバギヤ261b〜265bのうち噛み合う相手の左ルーバギヤ位置が左回転シャフト68の回転中心から離れるほど、より基準円直径の大きい円弧状に配置される。
In addition, the first to fifth right
このように、第1〜第5右ルーバギヤ251b〜255bの位置の違いを利用することで、単一の部材である右側回転ラック215を用いながら、第1〜第5右ルーバ251a〜255aを、それぞれ異なる角度変化量で駆動することができる。また、第1〜第5左ルーバギヤ261b〜265bの位置の違いを利用することで、単一の部材である左側回転ラック216を用いながら、第1〜第5左ルーバ261a〜265aを、それぞれ異なる角度変化量で駆動することができる。
In this way, by using the difference in position of the first to fifth right louver gears 251b to 255b, the first to fifth
なお、本実施形態において、デフロストモードからフェイスモードに切り替える場合は、上述のフェイスモードからデフロストモードに切り替える場合と比べて、経時的に全く逆の作動となる。これは、デフロストモードからフェイスモードに切り替える場合は、サーボモータ201およびモータ出力軸202を、上述のフェイスモードからデフロストモードに切り替える場合に比べて、逆回転するように制御することで実現する。
In this embodiment, when switching from the defrost mode to the face mode, the operation is completely reversed over time as compared with the case of switching from the face mode to the defrost mode. This is realized by controlling the
(第2実施形態)
次に第2実施形態について、図19〜図24を用いて説明する。本実施形態の車両用空気吹き出し装置10は、第1実施形態の車両用空気吹き出し装置10に対して、部材203、204、205、206、207、208、213、214、215、216、221、251b〜255b、261b〜265bを廃すると共に、幾つかの部材を追加したものである。追加された部材は、右側ラック駆動ギヤ303、左側ラック駆動ギヤ304、右側横リニアラック305、左側横リニアラック306、中間シャフト307、第1かさ歯車308、第2かさ歯車321、第1右ルーバギヤ351b、第2右ルーバギヤ352b、第3右ルーバギヤ353b、第4右ルーバギヤ354b、第5右ルーバギヤ355b、第1左ルーバギヤ361b、第2左ルーバギヤ362b、第3左ルーバギヤ363b、第4左ルーバギヤ364b、第5左ルーバギヤ365bである。また、主ケーシング11にも、軸受突起11fを廃し、主ケーシング11の一部として、補強部材11hが追加されている。これら追加された部材は、すべて駆動機構14の一部である。
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment will be described with reference to FIGS. The vehicle
右側ラック駆動ギヤ303は、図19に示すように、モータ出力軸202の車両後方側端部に接続されてサーボモータ201と同軸かつ一体的に前後方向を軸として回転する平歯車であり、外周に外歯が形成されている。
As shown in FIG. 19, the right
左側ラック駆動ギヤ304は、図19に示すように、回転中心が中間シャフト307に固定される平歯車であり、外周に外歯が形成されている。この左側ラック駆動ギヤ304は、主ケーシング11の前側壁11cのすぐ前方かつ第1かさ歯車308の後方に配置される。そして左側ラック駆動ギヤ304は、中間シャフト307と同軸かつ一体的に前後方向を軸として回転する。また、左側ラック駆動ギヤ304の外歯は、右側ラック駆動ギヤ303の外歯と噛み合っている。この外歯同士の噛み合いを介して右側ラック駆動ギヤ303から左側ラック駆動ギヤ304に動力が伝達される。
As shown in FIG. 19, the left
右側横リニアラック305は、図19〜図21に示すように、左右方向に長い平板形状の部材であり、その上側面および下側面に歯が形成されている。上面においても、下面においても、かみ合い高さが一定となっている。上側面の歯が、一方側歯の一例に相当する。そして、右側横リニアラック305の下面の歯は、右側ラック駆動ギヤ303の外歯と噛み合っている。この噛み合いを介して右側ラック駆動ギヤ303から右側横リニアラック305に動力が伝達される。なお、右側横リニアラック305は、図示しないガイドレールによって、左右方向にのみ摺動可能に支持されている。
As shown in FIGS. 19 to 21, the right lateral
左側横リニアラック306は、図19〜図21に示すように、左右方向に長い平板形状の部材であり、その上側面および下側面に歯が形成されている。上面においても、下面においても、かみ合い高さが一定となっている。上側面の歯が、他方側歯の一例に相当する。そして、左側横リニアラック306の下面の歯は、左側ラック駆動ギヤ304の外歯と噛み合っている。この噛み合いを介して左側ラック駆動ギヤ304から左側横リニアラック306に動力が伝達される。なお、左側横リニアラック306は、図示しないガイドレールによって、左右方向にのみ摺動可能に支持されている。
As shown in FIGS. 19 to 21, the left lateral
中間シャフト307は、図19に示すように、一端が主ケーシング11の壁面に軸支され、他端が第1かさ歯車308に固定される真っ直ぐな棒形状の部材であり、前後方向に延びている。そして、中間シャフト307は左側ラック駆動ギヤ304および第1かさ歯車308と同軸かつ一体的に前後方向を軸として回転する。
As shown in FIG. 19, the
第1かさ歯車308は、図19に示すように、中間シャフト307に連結され、中間シャフト307と同軸かつ一体的に前後方向を軸として回転する。また、第1かさ歯車308は、前方側に歯が形成されている。
As shown in FIG. 19, the
第2かさ歯車321は、図19、図20に示すように、第1フラップシャフト222に連結され、第1フラップシャフト222と同軸かつ一体的に左右方向を軸として回転する。また、第2かさ歯車321は、右方側に歯が形成されており、この歯と第1かさ歯車308の歯が噛み合う。この噛み合い介して第1かさ歯車308から第2かさ歯車321に動力が伝達される。
As shown in FIGS. 19 and 20, the
第1フラップシャフト222は、図19、図20に示すように、主ケーシング11の前側壁11cの前側に配置され、一端が第2かさ歯車321に固定され、他端が第1フラップギヤ223に固定される真っ直ぐな棒形状の部材である。この第1フラップシャフト222は、両端の間の部分で主ケーシング11の補強部材11hに軸支され、左右方向に延びている。また、第1フラップシャフト222は、第2かさ歯車321および第1フラップギヤ223と同軸かつ一体的に左右方向を軸として回転する。なお、第1フラップシャフト222の位置は、第1実施形態の第1フラップシャフト222の位置に対して下方にずれている。
As shown in FIGS. 19 and 20, the
第1フラップギヤ223は、図19、図20に示すように、左側壁11dよりも左側に配置され、回転中心が第1フラップシャフト222に固定される平歯車であり、外周に外歯が形成されている。そして第1フラップギヤ223は、第1フラップシャフト222と同軸かつ一体的に左右方向を軸として回転する。なお、第1フラップギヤ223の位置は、第1実施形態の第1フラップギヤ223の位置に対して下方にずれている。
As shown in FIGS. 19 and 20, the
第2フラップギヤ224は、図19〜図21に示すように、左側壁11dよりも左側に配置され、回転中心が第2フラップシャフト225に固定される平歯車であり、外周に外歯が形成されている。そして第2フラップギヤ224は、第2フラップシャフト225と同軸かつ一体的に左右方向を軸として回転する。また、第2フラップギヤ224の外歯は、第1フラップギヤ223の外歯と噛み合っている。この外歯同士の噛み合いを介して第1フラップギヤ223から第2フラップギヤ224に動力が伝達される。なお、第2フラップギヤ224の位置は、第1実施形態の第2フラップギヤ224の位置に対して下方にずれている。
19 to 21, the
第2フラップシャフト225は、図19〜図21に示すように、主ケーシング11の左側壁11dの右側および左側に配置され、一端が左側壁11dおよび補強部材11hに軸支され、他端が第2フラップギヤ224に固定されて左右方向に真っ直ぐ延びる棒形状の部材である。また、第2フラップシャフト225は、第2フラップギヤ224と同軸かつ一体的に左右方向を軸として回転する。なお、第2フラップシャフト225の位置は、第1実施形態の第2フラップシャフト225の位置に対して下方にずれている。
19 to 21, the
第1、第2、第3、第4、第5右ルーバギヤ351b、352b、353b、354b、355bの各々は、図19〜図21に示すように、それぞれ、回転中心が第1〜第5右ルーバシャフト251〜255に固定される平歯車であり、外周に外歯が形成されている。そして第1〜第5右ルーバギヤ351b〜355bは、それぞれ、第1〜第5右ルーバシャフト251〜255と同軸かつ一体的に前後方向を軸として回転する。また、第1〜第5右ルーバギヤ351b〜355bの外歯は、それぞれ、主ケーシング11の前側壁11cの前方において、右側横リニアラック305の上側の歯と噛み合う。この噛み合いを介して、右側横リニアラック305から第1〜第5右ルーバギヤ351b〜355bに動力が伝達される。
Each of the first, second, third, fourth, and fifth right louver gears 351b, 352b, 353b, 354b, and 355b has a rotation center at the first to fifth right as shown in FIGS. It is a spur gear fixed to the
また、第1右ルーバギヤ351bの基準円直径は第5右ルーバギヤ355bの5倍である。また、第2右ルーバギヤ352bの基準円直径は第5右ルーバギヤ355bの4倍である。また、第3右ルーバギヤ353bの基準円直径は第5右ルーバギヤ355bの3倍である。また、第4右ルーバギヤ354bの基準円直径は第5右ルーバギヤ355bの2倍である。また、右側横リニアラック305の上側の面におけるかみ合い高さは、右側横リニアラック305の左右位置によらず一定なので、第1〜第5右ルーバギヤ351b〜355bの回転中心の上下方向の位置は、図20、図21に示すように、一致しない。
The reference circle diameter of the first
具体的には、第1右ルーバギヤ351bの回転中心よりも第2右ルーバギヤ352bの回転中心の方が下側にあり、第2右ルーバギヤ352bの回転中心よりも第3右ルーバギヤ353bの回転中心の方が下側にあり、第3右ルーバギヤ353bの回転中心よりも第4右ルーバギヤ354bの回転中心の方が下側にあり、第4右ルーバギヤ354bの回転中心よりも第5右ルーバギヤ355bの回転中心の方が下側にある。また、これに伴い、第1〜第5右ルーバシャフト251〜255および第1〜第5右ルーバ251a〜255aの上下方向の位置も、同様に一致しない。
Specifically, the rotation center of the second
第1、第2、第3、第4、第5左ルーバギヤ361b、362b、363b、364b、365bの各々は、図19〜図21に示すように、それぞれ、回転中心が第1〜第5左ルーバシャフト261〜265に固定される平歯車であり、外周に外歯が形成されている。そして第1〜第5左ルーバギヤ361b〜365bは、それぞれ、第1〜第5左ルーバシャフト261〜265と同軸かつ一体的に前後方向を軸として回転する。また、第1〜第5左ルーバギヤ361b〜365bの外歯は、それぞれ、主ケーシング11の前側壁11cの前方において、左側横リニアラック306の上側の歯と噛み合う。この噛み合いを介して、左側横リニアラック306から第1〜第5左ルーバギヤ361b〜365bに動力が伝達される。
Each of the first, second, third, fourth, and fifth left louver gears 361b, 362b, 363b, 364b, and 365b has a rotation center at the first to fifth left as shown in FIGS. It is a spur gear fixed to the
また、第1左ルーバギヤ361bの基準円直径は第5左ルーバギヤ365bの5倍である。また、第2左ルーバギヤ362bの基準円直径は第5左ルーバギヤ365bの4倍である。また、第3左ルーバギヤ363bの基準円直径は第5左ルーバギヤ365bの3倍である。また、第4左ルーバギヤ364bの基準円直径は第左ルーバギヤ365bの2倍である。また、左側横リニアラック306の上側の面におけるかみ合い高さは、左側横リニアラック306の左右位置によらず一定なので、第1〜第5左ルーバギヤ361b〜365bの回転中心の上下方向の位置は、図20、図21に示すように、一致しない。
The reference circle diameter of the first
具体的には、第1左ルーバギヤ361bの回転中心よりも第2左ルーバギヤ362bの回転中心の方が下側にあり、第2左ルーバギヤ362bの回転中心よりも第3左ルーバギヤ363bの回転中心の方が下側にあり、第3左ルーバギヤ363bの回転中心よりも第4左ルーバギヤ364bの回転中心の方が下側にあり、第4左ルーバギヤ364bの回転中心よりも第5左ルーバギヤ365bの回転中心の方が下側にある。また、これに伴い、第1〜第5左ルーバシャフト261〜265および第1〜第5左ルーバ261a〜265aの上下方向の位置も、同様に一致しない。
Specifically, the rotation center of the second
本実施形態の車両用空気吹き出し装置10の構成は、以上の通りである。なお、図19〜図22は、フェイスモード時における車両用空気吹き出し装置10の状態を表している。
The configuration of the vehicle
以下、車両用空気吹き出し装置10の作動について説明する。なお、フェイスモード時、デフロストモード時、および両者の間の切り替え時における車両用空調装置20の作動内容は、第1実施形態と同じである。また、フェイスモード時、デフロストモード時、および両者の間の切り替え時におけるルーバ251a〜255a、261a〜265aおよびフラップ12の姿勢および配置も、第1実施形態と同じである。また、フェイスモード時およびデフロストモード時における、空調ケース21から通風路X内に流れる送風空気の流れも、第1実施形態と同じになる。
Hereinafter, the operation of the vehicle
フェイスモードからデフロストモードへの切り替え時において、制御装置は、サーボモータ201を作動させる。すると、モータ出力軸202が、サーボモータ201と同期して、図21中で時計回り方向に回転する。右側ラック駆動ギヤ303もモータ出力軸202と同期して同様に回転する。
When switching from the face mode to the defrost mode, the control device operates the
これに伴って、右側ラック駆動ギヤ303に噛み合う左側ラック駆動ギヤ304が、図21中で反時計回り方向に回転する。中間シャフト307および第1かさ歯車308も、左側ラック駆動ギヤ304と同期して同様に回転する。
Accordingly, the left
これに伴って、第1かさ歯車308に噛み合う第2かさ歯車321が、左方向から見て反時計回りに回転する。第1フラップシャフト222および第1フラップギヤ223も、第2かさ歯車321と同期して同様に回転する。
Along with this, the
これに伴って、第1フラップギヤ223に噛み合う第2フラップギヤ224が、左方向から見て時計回りに回転する。これに伴って、第2フラップギヤ224に噛み合う第3フラップギヤ226が、左方向から見て反時計回りに回転する。第3フラップシャフト227およびフラップ12も、第3フラップギヤ226と同期して同様に回転する。この結果、フラップ12が、第1実施形態と同様、左方向から見て反時計回りに15°回転する。
Along with this, the
また、下側の歯で右側ラック駆動ギヤ303に噛み合う右側横リニアラック305が、この噛み合いを介して力が伝達されることにより、左方向に平行移動する。
Further, the right lateral
これに伴って、第1右ルーバギヤ351bが、右側横リニアラック305の上側の歯との噛み合いを介して力が伝達されることにより、図21において反時計回りに10°回転する。第1右ルーバシャフト251および第1右ルーバ251aも、第1右ルーバギヤ351bと同期して同様に回転する。
Along with this, the first
また、第2右ルーバギヤ352bが、右側横リニアラック305の上側の歯との噛み合いを介して力が伝達されることにより、図21において反時計回りに20°回転する。第2右ルーバシャフト252および第2右ルーバ252aも、第2右ルーバギヤ352bと同期して同様に回転する。
Further, the second
また、第3右ルーバギヤ353bが、右側横リニアラック305の上側の歯との噛み合いを介して力が伝達されることにより、図21において反時計回りに30°回転する。第3右ルーバシャフト253および第3右ルーバ253aも、第3右ルーバギヤ353bと同期して同様に回転する。
Further, the third
また、第4右ルーバギヤ354bが、右側横リニアラック305の上側の歯との噛み合いを介して力が伝達されることにより、図21において反時計回りに40°回転する。第4右ルーバシャフト254および第4右ルーバ254aも、第4右ルーバギヤ354bと同期して同様に回転する。
Further, the fourth
また、第5右ルーバギヤ355bが、右側横リニアラック305の上側の歯との噛み合いを介して力が伝達されることにより、図21において反時計回りに50°回転する。第5右ルーバシャフト255および第5右ルーバ255aも、第5右ルーバギヤ355bと同期して同様に回転する。
Further, the fifth
この結果、図23、図24に示すように、第1右ルーバ251a、第2右ルーバ252a、第3右ルーバ253a、第4右ルーバ254a、第5右ルーバ255aが、それぞれ、図23、図24において時計回りに10°、20°、30°、40°、50°回転する。
As a result, as shown in FIGS. 23 and 24, the first
また、下側の歯で左側ラック駆動ギヤ304に噛み合う左側横リニアラック306が、この噛み合いを介して力が伝達されることにより、右方向に平行移動する。
Further, the left lateral
これに伴って、第1左ルーバギヤ361bが、左側横リニアラック306の上側の歯との噛み合いを介して力が伝達されることにより、図21において時計回りに10°回転する。第1左ルーバシャフト261および第1左ルーバ261aも、第1左ルーバギヤ361bと同期して同様に回転する。
Along with this, the first
また、第2左ルーバギヤ362bが、左側横リニアラック306の上側の歯との噛み合いを介して力が伝達されることにより、図21において時計回りに20°回転する。第2左ルーバシャフト262および第2左ルーバ262aも、第2左ルーバギヤ362bと同期して同様に回転する。
Further, the second
また、第3左ルーバギヤ363bが、左側横リニアラック306の上側の歯との噛み合いを介して力が伝達されることにより、図21において時計回りに30°回転する。第3左ルーバシャフト263および第3左ルーバ263aも、第3左ルーバギヤ363bと同期して同様に回転する。
Further, the third
また、第4左ルーバギヤ364bが、左側横リニアラック306の上側の歯との噛み合いを介して力が伝達されることにより、図21において時計回りに40°回転する。第4左ルーバシャフト264および第4左ルーバ264aも、第4左ルーバギヤ364bと同期して同様に回転する。
Further, the fourth
また、第5左ルーバギヤ365bが、左側横リニアラック306の上側の歯との噛み合いを介して力が伝達されることにより、図21において時計回りに50°回転する。第5左ルーバシャフト265および第5左ルーバ265aも、第5左ルーバギヤ365bと同期して同様に回転する。
Further, the fifth
この結果、図23、図24に示すように、第1左ルーバ261a、第2左ルーバ262a、第3左ルーバ263a、第4左ルーバ264a、第5左ルーバ265aが、それぞれ、図23、図24において反時計回りに10°、20°、30°、40°、50°回転する。
As a result, as shown in FIGS. 23 and 24, the first
この結果、フェイスモードからデフロストモードへの切り替えが完了した後のデフロストモード時には、ルーバ251a〜255a、261a〜265aおよびフラップ12の位置および姿勢は、第1実施形態におけるデフロストモード時と同じになる。
As a result, in the defrost mode after the switching from the face mode to the defrost mode is completed, the positions and postures of the
以上説明した通り、本実施形態において、単一の棒状の部材である右側横リニアラック305と単一の棒状の左側横リニアラック306は互いに異なる方向(より具体的には反対の方向)に平行移動する。そして、第1〜第5右ルーバギヤ351b〜355bは、一方側基準位置から離れるほど、より基準円直径が小さくなる。また、第1〜第5左ルーバギヤ361b〜365bは、他方側基準位置から離れるほど、より基準円直径が小さくなる。
As described above, in the present embodiment, the right lateral
なお、本実施形態では、一方側基準位置および他方側基準位置は一致しており、第1右ルーバ251aと第1左ルーバ261aの間において、第1右ルーバ251aおよび第1左ルーバ261aの両方から等距離の位置である。
In the present embodiment, the one-side reference position and the other-side reference position match, and both the first
このように、第1〜第5右ルーバギヤ351b〜355bの位置および基準円直径の違いを利用することで、平行に移動する右側横リニアラック305を用いながら、第1〜第5右ルーバ251a〜255aを、それぞれ異なる角度変化量で駆動することができる。また、第1〜第5左ルーバギヤ361b〜365bの位置および基準円直径の違いを利用することで、平行に移動する左側横リニアラック306を用いながら、第1〜第5左ルーバ261a〜265aを、それぞれ異なる角度変化量で駆動することができる。
In this way, by using the difference between the positions of the first to fifth right louver gears 351b to 355b and the reference circle diameter, the first to fifth
また、平行移動するラック305、306を用いることで、第1実施形態のように回転ラック215、216を用いる場合に比べ、ラック305、306のたわみを低減することができる。
Also, by using the
なお、本実施形態において噛み合っているギヤ同士のギヤ比は、第1〜第5右ルーバ251a〜255aがそれぞれ10°、20°、30°、40°、50°回転して第1〜第5左ルーバ261a〜265aがそれぞれ10°、20°、30°、40°、50°回転するとフラップ12が15°回転するように、適宜設定されている。
In the present embodiment, the gear ratio between the gears engaged with each other is such that the first to fifth
また、本実施形態において、デフロストモードからフェイスモードに切り替える場合は、上述のフェイスモードからデフロストモードに切り替える場合と比べて、第1実施形態と同様、経時的に全く逆の作動となる。 In the present embodiment, when switching from the defrost mode to the face mode, the operation is completely reversed over time as in the first embodiment, compared to the case of switching from the face mode to the defrost mode.
また、本実施形態において、基本動力伝達部はモータ出力軸202、右側ラック駆動ギヤ303、左側ラック駆動ギヤ304を有する。また、ルーバ動力伝達部は、右側横リニアラック305、第1〜第5右ルーバシャフト251〜255、および第1〜第5右ルーバギヤ351b〜355bを有する。また、ルーバ動力伝達部は、左側横リニアラック306、第1〜第5左ルーバシャフト261〜265、および第1〜第5左ルーバギヤ361b〜365bを有する。また、フラップ動力伝達部は、第2かさ歯車321、第1フラップシャフト222、第1フラップギヤ223、第2フラップギヤ224、第3フラップギヤ226、第3フラップシャフト227を有する。また、第1〜第5右ルーバギヤ351b〜355bが一方側ルーバギヤの一例に相当し、第1〜第5左ルーバギヤ361b〜365bが他方側ルーバギヤの一例に相当する。また、右側横リニアラック305が一方側ラックの一例に相当し、左側横リニアラック306が他方側ラックの一例に相当する。
In this embodiment, the basic power transmission unit includes a
(第3実施形態)
次に第3実施形態について、図25を用いて説明する。本実施形態の車両用空気吹き出し装置10は、第2実施形態の車両用空気吹き出し装置10に対して、右側横リニアラック305を右側横リニアラック405に置き換え、左側横リニアラック306を左側横リニアラック406に置き換えている。
(Third embodiment)
Next, a third embodiment will be described with reference to FIG. The vehicle
また、この置き換えに伴い、第1〜第5右ルーバシャフト251〜255、第1〜第5右ルーバ251a〜255a、第1〜第5右ルーバギヤ351b〜355bの配置が第1実施形態と異なっている。また、この置き換えに伴い、第1〜第5右ルーバシャフト251〜255、第1〜第5右ルーバ251a〜255a、第1〜第5右ルーバギヤ351b〜355bの配置が第2実施形態と異なっている。また同様に、第1〜第5左ルーバシャフト261〜265、第1〜第5左ルーバ261a〜265a、第1〜第5左ルーバギヤ361b〜365bの配置が第2実施形態と異なっている。
Further, with this replacement, the arrangement of the first to fifth
図25に示すように、本実施形態の右側横リニアラック405は、第2実施形態の右側横リニアラック305に対して、上面のかみ合い高さを変更したものである。具体的には、右側横リニアラック405の上面側の歯のかみ合い高さは、5段階で段階的に変化している。なお、右側横リニアラック405は、図示しないガイドレールによって、左右方向にのみ摺動可能に支持されている。
As shown in FIG. 25, the right lateral linear rack 405 of the present embodiment is obtained by changing the engagement height of the upper surface with respect to the right lateral
より具体的には、右側横リニアラック405の上面側の歯のかみ合い高さは、第1〜第5右ルーバギヤ351b〜355bのうち噛み合う相手の右ルーバギヤの基準円直径の違いに応じて、当該直径が大きくなるほど小さくなっている。 More specifically, the meshing height of the teeth on the upper surface side of the right lateral linear rack 405 depends on the difference in the reference circle diameter of the mating right louver gear among the first to fifth right louver gears 351b to 355b. The smaller the diameter, the smaller.
より詳細には、第1右ルーバギヤ351bの基準円直径に対する第2右ルーバギヤ352bの基準円直径の減少量の1/2が、右側横リニアラック405の上面側の歯のうち、第1右ルーバギヤ351bに噛み合う第1段階部分451に対する第2右ルーバギヤ352bに噛み合う第2段階部分452のかみ合い高さの増大量に一致する。
More specifically, 1/2 of the amount of decrease in the reference circle diameter of the second
また、第2右ルーバギヤ352bの基準円直径に対する第3右ルーバギヤ353bの基準円直径の減少量の1/2が、右側横リニアラック405の上面側の歯のうち第2段階部分452に対する第3右ルーバギヤ353bに噛み合う第3段階部分453のかみ合い高さの増大量に一致する。
Further, ½ of the reduction amount of the reference circle diameter of the third
また、第3右ルーバギヤ353bの基準円直径に対する第4右ルーバギヤ354bの基準円直径の減少量の1/2が、右側横リニアラック405の上面側の歯のうち第3段階部分453に対する第4右ルーバギヤ354bに噛み合う第4段階部分454のかみ合い高さの増大量に一致する。
Further, ½ of the reduction amount of the reference circle diameter of the fourth
また、第4右ルーバギヤ354bの基準円直径に対する第5右ルーバギヤ355bの基準円直径の減少量の1/2が、右側横リニアラック405の上面側の歯のうち第4段階部分に対する第5右ルーバギヤ355bに噛み合う第5段階部分455のかみ合い高さの増大量に一致する。
Further, ½ of the reduction amount of the reference circle diameter of the fifth
このようになっていることで、第1〜第5右ルーバギヤ351b〜355bの回転中心の高さ方向のばらつきが、第2実施形態に比べて低下する。より具体的には、第1〜第5右ルーバギヤ351b〜355bの回転中心の高さ方向の位置が一致する。また、これに伴い、第1〜第5右ルーバシャフト251〜255および第1〜第5右ルーバ251a〜255aの上下方向の位置も、同様に一致する。なお、第1〜第5段階部分451〜455の上面の歯が、全体として、一方側歯の一例に相当する。
As a result, variations in the height direction of the rotation centers of the first to fifth right louver gears 351b to 355b are reduced as compared with the second embodiment. More specifically, the height direction positions of the rotation centers of the first to fifth right louver gears 351b to 355b coincide. Accordingly, the vertical positions of the first to fifth
また、図25に示すように、本実施形態の左側横リニアラック406も、第2実施形態の左側横リニアラック406に対して、上面のかみ合い高さを変更したものである。具体的には、左側横リニアラック406の上面側の歯のかみ合い高さが、右側横リニアラック405に対して左右対称に、5段階で段階的に変化している。なお、左側横リニアラック406は、図示しないガイドレールによって、左右方向にのみ摺動可能に支持されている。 Further, as shown in FIG. 25, the left lateral linear rack 406 of the present embodiment also has an upper meshing height changed from that of the left lateral linear rack 406 of the second embodiment. Specifically, the meshing height of the teeth on the upper surface side of the left lateral linear rack 406 changes symmetrically with respect to the right lateral linear rack 405 in five steps. The left lateral linear rack 406 is supported by a guide rail (not shown) so as to be slidable only in the left-right direction.
したがって、左側横リニアラック406の上面側の歯のかみ合い高さは、第1〜第5左ルーバギヤ361b〜365bのうち噛み合う相手の左ルーバギヤの基準円直径の違いに応じて、当該直径が大きくなるほど小さくなっている。 Accordingly, the meshing height of the teeth on the upper surface side of the left lateral linear rack 406 increases as the diameter increases according to the difference in the reference circle diameter of the mating left louver gear among the first to fifth left louver gears 361b to 365b. It is getting smaller.
例えば、第1左ルーバギヤ361bの基準円直径に対する第2左ルーバギヤ362bの基準円直径の減少量の1/2が、左側横リニアラック406の上面側の歯のうち、第1左ルーバギヤ361bに噛み合う第1段階部分461に対する第2左ルーバギヤ362bに噛み合う第2段階部分462のかみ合い高さの増大量に一致する。第3左ルーバギヤ363bに噛み合う第3段階部分463の第2段階部分462に対する関係、第4左ルーバギヤ364bに噛み合う第4段階部分463の第3段階部分463に対する関係、第5左ルーバギヤ365bに噛み合う第5段階部分465の第4段階部分464に対する関係も、同様である。
For example, ½ of the reduction amount of the reference circle diameter of the second
このようになっていることで、第1〜第5左ルーバギヤ361b〜365bの回転中心の高さ方向のばらつきが、第2実施形態に比べて低下する。より具体的には、第1〜第5左ルーバギヤ361b〜365bの回転中心の高さ方向の位置が一致する。また、これに伴い、第1〜第5左ルーバシャフト261〜265および第1〜第5左ルーバ261a〜265aの上下方向の位置も、同様に一致する。なお、第1〜第5段階部分461〜465の上面の歯が、全体として、他方側歯の一例に相当する。
As a result, the variation in the height direction of the rotation center of the first to fifth left louver gears 361b to 365b is reduced as compared with the second embodiment. More specifically, the height direction positions of the rotation centers of the first to fifth left louver gears 361b to 365b coincide. Accordingly, the vertical positions of the first to fifth
なお、本実施形態では、第2実施形態と同様、フェイスモード時とデフロストモード時とで、右側横リニアラック405および左側横リニアラック406の左右位置が異なるようになっている。しかし、どちらのモードにおいても、右ルーバギヤ351b、352b、353b、354b、355bは、それぞれ部分451、452、453、454、455に噛み合い、左ルーバギヤ361b、362b、363b、364b、365bは、それぞれ部分461、462、463、464、465に噛み合う。 In the present embodiment, as in the second embodiment, the left and right positions of the right lateral linear rack 405 and the left lateral linear rack 406 are different between the face mode and the defrost mode. However, in both modes, the right louver gears 351b, 352b, 353b, 354b, and 355b are engaged with the portions 451, 452, 453, 454, and 455, respectively, and the left louver gears 361b, 362b, 363b, 364b, and 365b are partial portions, respectively. 461, 462, 463, 464, 465 are engaged.
なお、本実施形態では、一方側基準位置および他方側基準位置は一致しており、第1右ルーバ251aと第1左ルーバ261aの間において、第1右ルーバ251aおよび第1左ルーバ261aの両方から等距離の位置である。
In the present embodiment, the one-side reference position and the other-side reference position match, and both the first
また、本実施形態において、基本動力伝達部はモータ出力軸202、右側ラック駆動ギヤ303、左側ラック駆動ギヤ304を有する。また、ルーバ動力伝達部は、右側横リニアラック405、第1〜第5右ルーバシャフト251〜255、および第1〜第5右ルーバギヤ351b〜355bを有する。また、ルーバ動力伝達部は、左側横リニアラック406、第1〜第5左ルーバシャフト261〜265、および第1〜第5左ルーバギヤ361b〜365bを有する。また、フラップ動力伝達部は、第2かさ歯車321、第1フラップシャフト222、第1フラップギヤ223、第2フラップギヤ224、第3フラップギヤ226、第3フラップシャフト227を有する。また、第1〜第5右ルーバギヤ351b〜355bが一方側ルーバギヤの一例に相当し、第1〜第5左ルーバギヤ361b〜365bが他方側ルーバギヤの一例に相当する。また、右側横リニアラック405が一方側ラックの一例に相当し、左側横リニアラック406が他方側ラックの一例に相当する。
In this embodiment, the basic power transmission unit includes a
(第4実施形態)
次に第4実施形態について、図26〜図30を用いて説明する。本実施形態の車両用空気吹き出し装置10は、第3実施形態の車両用空気吹き出し装置10に対して、右側横リニアラック405を右側横リニアラック505に置き換え、左側横リニアラック406を左側横リニアラック506に置き換えている。
(Fourth embodiment)
Next, a fourth embodiment will be described with reference to FIGS. The vehicle
また、第1右ルーバギヤ351bを第1右ルーバクランク651に置き換え、第2右ルーバギヤ352bを第2右ルーバクランク652に置き換え、第3右ルーバギヤ353bを第3右ルーバクランク653に置き換え、第4右ルーバギヤ354bを第4右ルーバクランク654に置き換え、第5右ルーバギヤ355bを第5右ルーバクランク655に置き換えている。第1〜第5右ルーバクランク651〜655は、それぞれ一方側ルーバクランクの一例に相当する。
Also, the first
また、第1左ルーバギヤ361bを第1左ルーバクランク661に置き換え、第2左ルーバギヤ362bを第2左ルーバクランク662に置き換え、第3左ルーバギヤ363bを第3左ルーバクランク663に置き換え、第4左ルーバギヤ364bを第4左ルーバクランク664に置き換え、第5左ルーバギヤ365bを第5左ルーバクランク665に置き換えている。第1〜第5左ルーバクランク661〜665は、それぞれ他方側ルーバクランクの一例に相当する。他の要素は、第3実施形態と同じである。
Also, the first
右側横リニアラック505(一方側ラックの一例に相当する)は、図26に示すように、第3実施形態の右側横リニアラック405に対して、上面において歯を廃して平面にすることで右本体部550を得て、それと共に、第1右アーム部551、第2右アーム部552、第3右アーム部553、第4右アーム部554、第5右アーム部555を右本体部550に追加したものである。
As shown in FIG. 26, the right lateral linear rack 505 (corresponding to an example of the one side rack) is formed by removing the teeth on the upper surface and making the surface flat with respect to the right lateral linear rack 405 of the third embodiment. The
第1右アーム部551は、第1右ルーバクランク651に係合して第1右ルーバクランク651を移動させるための部材であり、右本体部550の上面から上方に真っ直ぐ延びる部材である。また、図27に示すように、第1右アーム部551には第1右アーム溝551aが形成されている。第1右アーム溝551aは、第1右アーム部551の長手方向(すなわち上下方向)に同じ幅で延びる溝である。
The first
また、図26、図27に示すように、第2右アーム部552、第2右アーム溝552a、第2右ルーバクランク652の相互関係は、それぞれを上記第1右アーム部551、第1右アーム溝551a、第1右ルーバクランク651に読み替えたときの上記相互関係と同じである。また、第3右アーム部553、第3右アーム溝553a、第3右ルーバクランク653の相互関係は、それぞれを上記第1右アーム部551、第1右アーム溝551a、第1右ルーバクランク651に読み替えたときの上記相互関係と同じである。また、第4右アーム部554、第4右アーム溝554a、第4右ルーバクランク654の相互関係は、それぞれを上記第1右アーム部551、第1右アーム溝551a、第1右ルーバクランク651に読み替えたときの上記相互関係と同じである。また、第5右アーム部555、第5右アーム溝555a、第5右ルーバクランク655の相互関係は、それぞれを上記第1右アーム部551、第1右アーム溝551a、第1右ルーバクランク651に読み替えたときの上記相互関係と同じである。なお、右ルーバクランク651、652、653、654、655は、この順番で左から右に並んでいる。
As shown in FIGS. 26 and 27, the mutual relationship among the second
図26に示すように、第1〜第5右ルーバクランク651〜655は、それぞれ、主ケーシング11の前側壁11cの前方に配置される。第1〜第5右ルーバクランク651〜655は、それぞれ、第3実施形態の第1〜第5右ルーバギヤ351b〜355bの外歯を廃した円盤形状の部分を有する部材であり、当該円盤形状の中心がそれぞれ第1〜第5右ルーバシャフト251〜255に固定されている。そして第1〜第5右ルーバクランク651〜655は、それぞれ、第1〜第5右ルーバシャフト251〜255と同軸かつ一体的に前後方向を軸として回転する。したがって、第1〜第5右ルーバクランク651〜655は、それぞれ1対1で、第1〜第5右ルーバ251a〜255aに対応し、対応する右ルーバと一体的に回転する。
As shown in FIG. 26, the first to fifth right louver cranks 651 to 655 are respectively disposed in front of the
また、図27に示すように、これら第1右ルーバクランク651、第2右ルーバクランク652、第3右ルーバクランク653、第4右ルーバクランク654、第5右ルーバクランク655は、それぞれ、当該円盤形状の中心からずれた部分から前方に延びる1本の棒形状の第1右クランク突起部651a、第2右クランク突起部652a、第3右クランク突起部653a、第4右クランク突起部654a、第5右クランク突起部655aを有している。
In addition, as shown in FIG. 27, the first right louver crank 651, the second right louver crank 652, the third right louver crank 653, the fourth right louver crank 654, and the fifth right louver crank 655 are respectively the discs. One rod-shaped first right crank
第1〜第5右クランク突起部651a〜655aは、それぞれ、第1右アーム溝551a〜第5右アーム溝555aに係合し、右側横リニアラック505が左右方向に移動するとき、この係合によって、それぞれ第1〜第5右アーム部551〜555の動力が伝達される。
The first to fifth right crank
左側横リニアラック506(他方側ラックの一例に相当する)は、図26に示すように、第3実施形態の左側横リニアラック406に対して、上面において歯を廃して平面にすることで左本体部560を得て、それと共に、第1左アーム部561、第2左アーム部562、第3左アーム部563、第4左アーム部564、第5左アーム部565を左本体部560に追加したものである。
As shown in FIG. 26, the left side linear rack 506 (corresponding to an example of the other side rack) is left by flattening the teeth on the top surface with respect to the left side linear rack 406 of the third embodiment. The
第1左アーム部561は、第1左ルーバクランク661に係合して第1左ルーバクランク661を移動させるための部材であり、左本体部560の上面から上方に真っ直ぐ延びる部材である。また、図28に示すように、第1左アーム部561には第1左アーム溝561aが形成されている。第1左アーム溝561aは、第1左アーム部561の長手方向(すなわち上下方向)に同じ幅で延びる溝である。
The first
また、図26、図28に示すように、第2左アーム部562、第2左アーム溝562a、第2左ルーバクランク662の相互関係は、それぞれを上記第1左アーム部561、第1左アーム溝561a、第1左ルーバクランク661に読み替えたときの上記相互関係と同じである。また、第3左アーム部563、第3左アーム溝563a、第3左ルーバクランク663の相互関係は、それぞれを上記第1左アーム部561、第1左アーム溝561a、第1左ルーバクランク661に読み替えたときの上記相互関係と同じである。また、第4左アーム部564、第4左アーム溝564a、第4左ルーバクランク664の相互関係は、それぞれを上記第1左アーム部561、第1左アーム溝561a、第1左ルーバクランク661に読み替えたときの上記相互関係と同じである。また、第5左アーム部565、第5左アーム溝565a、第5左ルーバクランク665の相互関係は、それぞれを上記第1左アーム部561、第1左アーム溝561a、第1左ルーバクランク661に読み替えたときの上記相互関係と同じである。なお、左ルーバクランク661、662、663、664、665は、この順番で右から左に並んでいる。
As shown in FIGS. 26 and 28, the second
図26に示すように、第1〜第5左ルーバクランク661〜665は、それぞれ、主ケーシング11の前側壁11cの前方に配置される。第1〜第5左ルーバクランク661〜665は、それぞれ、第3実施形態の第1〜第5左ルーバギヤ361b〜365bの外歯を廃した円盤形状の部分を有する部材であり、当該円盤形状の中心がそれぞれ第1〜第5左ルーバシャフト261〜265に固定されている。そして第1〜第5左ルーバクランク661〜665は、それぞれ、第1〜第5左ルーバシャフト261〜265と同軸かつ一体的に前後方向を軸として回転する。したがって、第1〜第5左ルーバクランク661〜665は、それぞれ1対1で、第1〜第5左ルーバ261a〜265aに対応し、対応する左ルーバと一体的に回転する。
As shown in FIG. 26, the first to fifth left louver cranks 661 to 665 are arranged in front of the
また、図28に示すように、これら第1左ルーバクランク661、第2左ルーバクランク662、第3左ルーバクランク663、第4左ルーバクランク664、第5左ルーバクランク665は、それぞれ、当該円盤形状の中心からずれた部分から前方に延びる1本の棒形状の第1左クランク突起部661a、第2左クランク突起部662a、第3左クランク突起部663a、第4左クランク突起部664a、第5左クランク突起部665aを有している。
Further, as shown in FIG. 28, the first left louver crank 661, the second left louver crank 662, the third left louver crank 663, the fourth left louver crank 664, and the fifth left louver crank 665 are respectively associated with the disks. One rod-shaped first left crank
第1〜第5左クランク突起部661a〜665aは、それぞれ、第1左アーム溝561a〜第5左アーム溝565aに係合し、左側横リニアラック506が左右方向に移動するとき、この係合によって、それぞれ第1〜第5左アーム部561〜565の動力が伝達される。
The first to fifth left crank
本実施形態の車両用空気吹き出し装置10の構成は、以上の通りである。なお、図26〜図28は、フェイスモード時における車両用空気吹き出し装置10の状態を表している。
The configuration of the vehicle
以下、車両用空気吹き出し装置10の作動について説明する。なお、フェイスモード時、デフロストモード時、および両者の間の切り替え時における車両用空調装置20の作動内容は、第1〜第3実施形態と同じである。また、フェイスモード時、デフロストモード時、および両者の間の切り替え時におけるルーバ251a〜255a、261a〜265aおよびフラップ12の姿勢および配置も、第1〜第3実施形態と同じである。また、フェイスモード時およびデフロストモード時における、空調ケース21から通風路X内に流れる送風空気の流れも、第1〜第3実施形態と同じになる。
Hereinafter, the operation of the vehicle
また、フェイスモード時、デフロストモード時、および両者の間の切り替え時における部材201、202、303、304、307、308、321、222、223、224、225、226、227の作動も、第2、第3実施形態と同じである。
Further, the operation of the
本実施形態においては、フェイスモードからデフロストモードに切り替わる際、図29に示すように、右側ラック駆動ギヤ303が第2、第3実施形態と同様に時計回りに回転する。これにより、下側の歯で右側ラック駆動ギヤ303に噛み合う右側横リニアラック505の右本体部550が、この噛み合いを介して力が伝達されることにより、左方向に平行移動する。
In the present embodiment, when switching from the face mode to the defrost mode, as shown in FIG. 29, the right
これに伴って、第1右アーム部551が右本体部550と一体に左方向に平行移動する。この結果、第1右ルーバクランク651の第1右クランク突起部651aが、第1右アーム溝551a内で、第1右アーム部551によって左方向に付勢されて移動すると共に上方に摺動する。この結果、第1右ルーバクランク651は、第1右ルーバシャフト251の回転中心を回転軸として図29で反時計回りに10°回転する。第1右ルーバシャフト251および第1右ルーバ251aも、第1右ルーバクランク651と同期して同様に回転する。
Along with this, the first
また、第2右アーム部552が右本体部550と一体に左方向に平行移動する。この結果、第2右ルーバクランク652の第2右クランク突起部652aが、第2右アーム溝552a内で、第2右アーム部552によって左方向に付勢されて移動すると共に上方に摺動する。この結果、第2右ルーバクランク652は、第2右ルーバシャフト252の回転中心を回転軸として図29で反時計回りに20°回転する。第2右ルーバシャフト252および第2右ルーバ252aも、第2右ルーバクランク652と同期して同様に回転する。
Further, the second
また、第3右アーム部553が右本体部550と一体に左方向に平行移動する。この結果、第3右ルーバクランク653の第3右クランク突起部653aが、第3右アーム溝553a内で、第3右アーム部553によって左方向に付勢されて移動すると共に上方に摺動する。この結果、第3右ルーバクランク653は、第3右ルーバシャフト253の回転中心を回転軸として図29で反時計回りに30°回転する。第3右ルーバシャフト253および第3右ルーバ253aも、第3右ルーバクランク653と同期して同様に回転する。
Further, the third
また、第4右アーム部554が右本体部550と一体に左方向に平行移動する。この結果、第4右ルーバクランク654の第4右クランク突起部654aが、第4右アーム溝554a内で、第4右アーム部554によって左方向に付勢されて移動すると共に上方に摺動する。この結果、第4右ルーバクランク654は、第4右ルーバシャフト254の回転中心を回転軸として図29で反時計回りに40°回転する。第4右ルーバシャフト254および第4右ルーバ254aも、第4右ルーバクランク654と同期して同様に回転する。
In addition, the fourth
また、第5右アーム部555が右本体部550と一体に左方向に平行移動する。この結果、第5右ルーバクランク655の第5右クランク突起部655aが、第5右アーム溝555a内で、第5右アーム部555によって左方向に付勢されて移動すると共に上方に摺動する。この結果、第5右ルーバクランク655は、第5右ルーバシャフト255の回転中心を回転軸として図29で反時計回りに50°回転する。第5右ルーバシャフト255および第5右ルーバ255aも、第5右ルーバクランク655と同期して同様に回転する。
Further, the fifth
また、フェイスモードからデフロストモードに切り替わる際、図30に示すように、左側ラック駆動ギヤ304が第2、第3実施形態と同様に反時計回りに回転する。これにより、下側の歯で左側ラック駆動ギヤ304に噛み合う左側横リニアラック506の左本体部560が、この噛み合いを介して力が伝達されることにより、右方向に平行移動する。
Further, when the face mode is switched to the defrost mode, as shown in FIG. 30, the left
これに伴って、第1左アーム部561が左本体部560と一体に右方向に平行移動する。この結果、第1左ルーバクランク661の第1左クランク突起部661aが、第1左アーム溝561a内で、第1左アーム部561によって右方向に付勢されて移動すると共に上方に摺動する。この結果、第1左ルーバクランク661は、第1左ルーバシャフト261の回転中心を回転軸として図30で時計回りに10°回転する。第1左ルーバシャフト261および第1左ルーバ261aも、第1左ルーバクランク661と同期して同様に回転する。
Along with this, the first
また、第2左アーム部562が左本体部560と一体に右方向に平行移動する。この結果、第2左ルーバクランク662の第2左クランク突起部662aが、第2左アーム溝562a内で、第2左アーム部562によって右方向に付勢されて移動すると共に上方に摺動する。この結果、第2左ルーバクランク662は、第2左ルーバシャフト262の回転中心を回転軸として図30で時計回りに20°回転する。第2左ルーバシャフト262および第2左ルーバ262aも、第2左ルーバクランク662と同期して同様に回転する。
Further, the second
また、第3左アーム部563が左本体部560と一体に右方向に平行移動する。この結果、第3左ルーバクランク663の第3左クランク突起部663aが、第3左アーム溝563a内で、第3左アーム部563によって右方向に付勢されて移動すると共に上方に摺動する。この結果、第3左ルーバクランク663は、第3左ルーバシャフト263の回転中心を回転軸として図30で時計回りに30°回転する。第3左ルーバシャフト263および第3左ルーバ263aも、第3左ルーバクランク663と同期して同様に回転する。
Further, the third
また、第4左アーム部564が左本体部560と一体に右方向に平行移動する。この結果、第4左ルーバクランク664の第4左クランク突起部664aが、第4左アーム溝564a内で、第4左アーム部564によって右方向に付勢されて移動すると共に上方に摺動する。この結果、第4左ルーバクランク664は、第4左ルーバシャフト264の回転中心を回転軸として図30で時計回りに40°回転する。第4左ルーバシャフト264および第4左ルーバ264aも、第4左ルーバクランク664と同期して同様に回転する。
Further, the fourth
また、第5左アーム部565が左本体部560と一体に右方向に平行移動する。この結果、第5左ルーバクランク665の第5左クランク突起部665aが、第5左アーム溝565a内で、第5左アーム部565によって右方向に付勢されて移動すると共に上方に摺動する。この結果、第5左ルーバクランク665は、第5左ルーバシャフト265の回転中心を回転軸として図30で時計回りに50°回転する。第5左ルーバシャフト265および第5左ルーバ265aも、第5左ルーバクランク665と同期して同様に回転する。
Further, the fifth
なお、第1右ルーバクランク651の回転中心から第1右クランク突起部651aまでの直線距離をR1とし、第2右ルーバクランク652の回転中心から第2右クランク突起部652aまでの直線距離をR2とし、第3右ルーバクランク653の回転中心から第3右クランク突起部653aまでの直線距離をR3とし、第4右ルーバクランク654の回転中心から第4右クランク突起部654aまでの直線距離をR4とし、第5右ルーバクランク655の回転中心から第5右クランク突起部655aまでの直線距離をR5とすると、R1:R2:R3:R4:R5=(1/sin10°):(1/sin20°):(1/sin30°):(1/sin40°):(1/sin50°)となっている。このようになっていることで、第1〜第5右アーム部551〜555が同じ距離だけ移動したときに、右ルーバクランク651、652、653、654、655において、それぞれ10°、20°、30°、40°、50°の回転角が実現する。
The linear distance from the rotation center of the first right louver crank 651 to the first right crank
また、第1左ルーバクランク661の回転中心から第1左クランク突起部661aまでの直線距離をL1とし、第2左ルーバクランク662の回転中心から第2左クランク突起部662aまでの直線距離をL2とし、第3左ルーバクランク663の回転中心から第3左クランク突起部663aまでの直線距離をL3とし、第4左ルーバクランク664の回転中心から第4左クランク突起部664aまでの直線距離をL4とし、第5左ルーバクランク665の回転中心から第5左クランク突起部665aまでの直線距離をL5とすると、L1:L2:L3:L4:L5=(1/sin10°):(1/sin20°):(1/sin30°):(1/sin40°):(1/sin50°)となっている。このようになっていることで、第1〜第5左アーム部561〜565が同じ距離だけ移動したときに、左ルーバクランク661、662、663、664、665において、それぞれ10°、20°、30°、40°、50°の回転角が実現する。
The linear distance from the rotation center of the first left louver crank 661 to the first left crank
このように、本実施形態では、第1〜第5右ルーバクランク651〜655は、回転中心から第1〜第5右クランク突起部651a〜655aまでの距離が互いに異なるようになっている。これにより、第1〜第5右ルーバクランク651〜655は、右側横リニアラック505の同じ移動量に対する回転量が互いに異なるようにすることができる。
Thus, in the present embodiment, the first to fifth right louver cranks 651 to 655 have different distances from the rotation center to the first to fifth right crank
また、本実施形態では、第1〜第5左ルーバクランク661〜665は、回転中心から第1〜第5左クランク突起部661a〜665aまでの距離が互いに異なるようになっている。これにより、第1〜第5左ルーバクランク661〜665は、左側横リニアラック506の同じ移動量に対する回転量が互いに異なるようにすることができる。
In the present embodiment, the first to fifth left louver cranks 661 to 665 have different distances from the rotation center to the first to fifth left crank
また、本実施形態において、デフロストモードからフェイスモードに切り替える場合は、上述のフェイスモードからデフロストモードに切り替える場合と比べて、第1〜第3実施形態と同様、経時的に全く逆の作動となる。 In the present embodiment, when switching from the defrost mode to the face mode, the operation is completely reversed over time as in the first to third embodiments, compared to the case of switching from the face mode to the defrost mode. .
なお、本実施形態では、一方側基準位置および他方側基準位置は一致しており、第1右ルーバ251aと第1左ルーバ261aの間において、第1右ルーバ251aおよび第1左ルーバ261aの両方から等距離の位置である。
In the present embodiment, the one-side reference position and the other-side reference position match, and both the first
また、本実施形態において、基本動力伝達部はモータ出力軸202、右側ラック駆動ギヤ303、左側ラック駆動ギヤ304を有する。また、ルーバ動力伝達部は、右側横リニアラック505、第1〜第5右ルーバシャフト251〜255、第1〜第5右ルーバクランク651〜655、左側横リニアラック506、第1〜第5左ルーバシャフト261〜265、および第1〜第5左ルーバクランク661〜665を有する。また、フラップ動力伝達部は、第2かさ歯車321、第1フラップシャフト222、第1フラップギヤ223、第2フラップギヤ224、第3フラップギヤ226、第3フラップシャフト227を有する。
In this embodiment, the basic power transmission unit includes a
(第5実施形態)
次に第5実施形態について、図31を用いて説明する。本実施形態の車両用空気吹き出し装置10は、第3実施形態の車両用空気吹き出し装置10に対して、右側横リニアラック405を右側縦リニアラック705に置き換え、左側横リニアラック406を左側縦リニアラック706に置き換えている。
(Fifth embodiment)
Next, a fifth embodiment will be described with reference to FIG. The vehicle
右側縦リニアラック705(一方側ラックの一例に相当する)は、右ベース部750、第1右枝ラック751、第2右枝ラック752、第3右枝ラック753、第4右枝ラック754、第5右枝ラック755を有している。部材750〜755は、一体に形成されており、一体に移動する。なお、右側縦リニアラック705は、図示しないガイドレールにより、上下方向にのみ移動可能なように支持されている。第1〜第5右枝ラック751〜755の各々は、一方側枝ラックの一例に相当する。
The right vertical linear rack 705 (corresponding to an example of one rack) includes a
右ベース部750(一方側ベース部の一例に相当する)は、左右方向に延びる棒状の部材である。第1右枝ラック751は、右ベース部750の左端付近の上面から上方に真っ直ぐ延びる角柱状の部材である。第1右枝ラック751の左側面には、右側ラック駆動ギヤ303と噛み合う歯が形成されている。この噛み合いにより、右側ラック駆動ギヤ303から右側縦リニアラック705に動力が伝達される。また、第1右枝ラック751の右側面には、第1右ルーバギヤ351bと噛み合う歯が形成されている。この噛み合いにより、右側縦リニアラック705から第1右ルーバギヤ351bへ動力が伝達される。
The right base portion 750 (corresponding to an example of one side base portion) is a rod-like member extending in the left-right direction. The first
第2右枝ラック752は、右ベース部750の上面から上方に真っ直ぐ延びる角柱状の部材であり、第1右枝ラック751よりも右側に配置される。第2右枝ラック752の右側面には、第2右ルーバギヤ352bと噛み合う歯が形成されている。この噛み合いにより、右側縦リニアラック705から第2右ルーバギヤ352bへ動力が伝達される。
The second
第3右枝ラック753は、右ベース部750の上面から上方に真っ直ぐ延びる角柱状の部材であり、第2右枝ラック752よりも右側に配置される。第3右枝ラック753の右側面には、第3右ルーバギヤ353bと噛み合う歯が形成されている。この噛み合いにより、右側縦リニアラック705から第3右ルーバギヤ353bへ動力が伝達される。
The third
第4右枝ラック754は、右ベース部750の上面から上方に真っ直ぐ延びる角柱状の部材であり、第3右枝ラック753よりも右側に配置される。第4右枝ラック754の右側面には、第4右ルーバギヤ354bと噛み合う歯が形成されている。この噛み合いにより、右側縦リニアラック705から第4右ルーバギヤ354bへ動力が伝達される。
The fourth
第5右枝ラック755は、右ベース部750の上面から上方に真っ直ぐ延びる角柱状の部材であり、第4右枝ラック754よりも右側に配置される。第5右枝ラック755の右側面には、第5右ルーバギヤ355bと噛み合う歯が形成されている。この噛み合いにより、右側縦リニアラック705から第5右ルーバギヤ355bへ動力が伝達される。第1〜第5右枝ラック751〜755の右側の歯が、全体として一方側歯の一例に相当する。
The fifth
左側縦リニアラック706(他方側ラックの一例に相当する)は、左ベース部760、第1左枝ラック761、第2左枝ラック762、第3左枝ラック763、第4左枝ラック764、第5左枝ラック765を有している。部材760〜765は、一体に形成されており、一体に移動する。なお、左側縦リニアラック706は、図示しないガイドレールにより、上下方向にのみ移動可能なように支持されている。第1〜第5左枝ラック761〜765の各々は、他方側枝ラックの一例に相当する。
The left vertical linear rack 706 (corresponding to an example of the other rack) includes a
左ベース部760(他方側ベース部の一例に相当する)は、左右方向に延びる棒状の部材である。第1左枝ラック761は、左ベース部760の右端付近の上面から上方に真っ直ぐ延びる角柱状の部材である。第1左枝ラック761の右側面には、左側ラック駆動ギヤ304と噛み合う歯が形成されている。この噛み合いにより、左側ラック駆動ギヤ304から左側縦リニアラック706に動力が伝達される。また、第1左枝ラック761の左側面には、第1左ルーバギヤ361bと噛み合う歯が形成されている。この噛み合いにより、左側縦リニアラック706から第1左ルーバギヤ361bへ動力が伝達される。
The left base portion 760 (corresponding to an example of the other side base portion) is a rod-like member extending in the left-right direction. The first
第2左枝ラック762は、左ベース部760の上面から上方に真っ直ぐ延びる角柱状の部材であり、第1左枝ラック761よりも左側に配置される。第2左枝ラック762の左側面には、第2左ルーバギヤ362bと噛み合う歯が形成されている。この噛み合いにより、左側縦リニアラック706から第2左ルーバギヤ362bへ動力が伝達される。
The second
第3左枝ラック763は、左ベース部760の上面から上方に真っ直ぐ延びる角柱状の部材であり、第2左枝ラック762よりも左側に配置される。第3左枝ラック763の左側面には、第3左ルーバギヤ363bと噛み合う歯が形成されている。この噛み合いにより、左側縦リニアラック706から第3左ルーバギヤ363bへ動力が伝達される。
The third
第4左枝ラック764は、左ベース部760の上面から上方に真っ直ぐ延びる角柱状の部材であり、第3左枝ラック763よりも左側に配置される。第4左枝ラック764の左側面には、第4左ルーバギヤ364bと噛み合う歯が形成されている。この噛み合いにより、左側縦リニアラック706から第4左ルーバギヤ364bへ動力が伝達される。
The fourth
第5左枝ラック765は、左ベース部760の上面から上方に真っ直ぐ延びる角柱状の部材であり、第4左枝ラック764よりも左側に配置される。第5左枝ラック765の左側面には、第5左ルーバギヤ365bと噛み合う歯が形成されている。この噛み合いにより、左側縦リニアラック706から第5左ルーバギヤ365bへ動力が伝達される。第1〜第5左枝ラック761〜765の左側の歯が、全体として他方側歯の一例に相当する。
The fifth
本実施形態の車両用空気吹き出し装置10の構成は、以上の通りである。なお、図31、フェイスモード時における車両用空気吹き出し装置10の状態を表している。
The configuration of the vehicle
以下、車両用空気吹き出し装置10の作動について説明する。なお、フェイスモード時、デフロストモード時、および両者の間の切り替え時における車両用空調装置20の作動内容は、第1〜第3実施形態と同じである。また、フェイスモード時、デフロストモード時、および両者の間の切り替え時におけるルーバ251a〜255a、261a〜265aおよびフラップ12の姿勢および配置も、第1〜第3実施形態と同じである。また、フェイスモード時およびデフロストモード時における、空調ケース21から通風路X内に流れる送風空気の流れも、第1〜第3実施形態と同じになる。
Hereinafter, the operation of the vehicle
また、フェイスモード時、デフロストモード時、および両者の間の切り替え時における部材201、202、303、304、307、308、321、222、223、224、225、226、227の作動も、第2、第3実施形態と同じである。
Further, the operation of the
本実施形態においては、フェイスモードからデフロストモードに切り替わる際、右側ラック駆動ギヤ303が第2、第3実施形態と同様に時計回りに回転する。これにより、左側の歯で右側ラック駆動ギヤ303に噛み合う第1右枝ラック751が、この噛み合いを介して力が伝達されることにより、上方に平行移動する。これと共に右側縦リニアラック705全体が一体的に上方に平行移動する。
In the present embodiment, when switching from the face mode to the defrost mode, the right
これに伴って、第1右ルーバギヤ351bが、第1右枝ラック751の右側の歯との噛み合いを介して力が伝達されることにより、図31において反時計回りに10°回転する。第1右ルーバシャフト251および第1右ルーバ251aも、第1右ルーバギヤ351bと同期して同様に回転する。
Along with this, the first
また、第2右ルーバギヤ352bが、第2右枝ラック752の右側の歯との噛み合いを介して力が伝達されることにより、図31において反時計回りに20°回転する。第2右ルーバシャフト252および第2右ルーバ252aも、第2右ルーバギヤ352bと同期して同様に回転する。
Further, the second
また、第3右ルーバギヤ353bが、第3右枝ラック753の右側の歯との噛み合いを介して力が伝達されることにより、図31において反時計回りに30°回転する。第3右ルーバシャフト253および第3右ルーバ253aも、第3右ルーバギヤ353bと同期して同様に回転する。
Further, the third
また、第4右ルーバギヤ354bが、第4右枝ラック754の右側の歯との噛み合いを介して力が伝達されることにより、図31において反時計回りに40°回転する。第4右ルーバシャフト254および第4右ルーバ254aも、第4右ルーバギヤ354bと同期して同様に回転する。
Further, the fourth
また、第5右ルーバギヤ355bが、第5右枝ラック755の右側の歯との噛み合いを介して力が伝達されることにより、図31において反時計回りに50°回転する。第5右ルーバシャフト255および第5右ルーバ255aも、第5右ルーバギヤ355bと同期して同様に回転する。
In addition, the fifth
この結果、第1右ルーバ251a、第2右ルーバ252a、第3右ルーバ253a、第4右ルーバ254a、第5右ルーバ255aが、それぞれ、図31において反時計回りに10°、20°、30°、40°、50°回転する。
As a result, the first
また、フェイスモードからデフロストモードに切り替わる際、左側ラック駆動ギヤ304が第2、第3実施形態と同様のメカニズムで、反時計回りに回転する。これにより、右側の歯で左側ラック駆動ギヤ304に噛み合う第1左枝ラック761が、この噛み合いを介して力が伝達されることにより、上方に平行移動する。これと共に左側縦リニアラック706全体が一体的に上方に平行移動する。
Further, when switching from the face mode to the defrost mode, the left
また、第1左ルーバギヤ361bが、第1左枝ラック761の左側の歯との噛み合いを介して力が伝達されることにより、図31において時計回りに10°回転する。第1左ルーバシャフト261および第1左ルーバ261aも、第1左ルーバギヤ361bと同期して同様に回転する。
Further, the first
また、第2左ルーバギヤ362bが、第2左枝ラック762の左側の歯との噛み合いを介して力が伝達されることにより、図31において時計回りに20°回転する。第2左ルーバシャフト262および第2左ルーバ262aも、第2左ルーバギヤ362bと同期して同様に回転する。
Further, the second
また、第3左ルーバギヤ363bが、第3左枝ラック763の左側の歯との噛み合いを介して力が伝達されることにより、図31において時計回りに30°回転する。第3左ルーバシャフト263および第3左ルーバ263aも、第3左ルーバギヤ363bと同期して同様に回転する。
Further, the third
また、第4左ルーバギヤ364bが、第4左枝ラック764の左側の歯との噛み合いを介して力が伝達されることにより、図31において時計回りに40°回転する。第4左ルーバシャフト264および第4左ルーバ264aも、第4左ルーバギヤ364bと同期して同様に回転する。
Further, the fourth
また、第5左ルーバギヤ365bが、第5左枝ラック765の左側の歯との噛み合いを介して力が伝達されることにより、図31において時計回りに50°回転する。第5左ルーバシャフト265および第5左ルーバ265aも、第5左ルーバギヤ365bと同期して同様に回転する。
Further, the fifth
この結果、第1左ルーバ261a、第2左ルーバ262a、第3左ルーバ263a、第4左ルーバ264a、第5左ルーバ265aが、それぞれ、図31において時計回りに10°、20°、30°、40°、50°回転する。
As a result, the first
この結果、フェイスモードからデフロストモードへの切り替えが完了した後のデフロストモード時には、ルーバ251a〜255a、261a〜265aおよびフラップ12の位置および姿勢は、第1〜第4実施形態におけるデフロストモード時と同じになる。
As a result, in the defrost mode after the switching from the face mode to the defrost mode is completed, the positions and postures of the
なお、本実施形態では、一方側基準位置および他方側基準位置は一致しており、第1右ルーバ251aと第1左ルーバ261aの間において、第1右ルーバ251aおよび第1左ルーバ261aの両方から等距離の位置である。
In the present embodiment, the one-side reference position and the other-side reference position match, and both the first
以上説明した通り、右側縦リニアラック705は、第1〜第5右枝ラック751〜755が共に伸びる方向に平行移動することで、第1〜第5右枝ラック751〜755から第1〜第5右ルーバギヤ351b〜355bに動力を伝達させ、その動力によって第1〜第5右ルーバギヤ351b〜355bを回転させる。また、左側縦リニアラック706は、第1〜第5左枝ラック761〜765が共に伸びる方向に平行移動することで、第1〜第5左枝ラック761〜765から第1〜第5左ルーバギヤ361b〜365bに動力を伝達させ、その動力によって第1〜第5左ルーバギヤ361b〜365bを回転させる。このようになっていることでも、第1〜第4実施形態と同様に、ルーバ251a〜255a、261a〜265aを駆動することができる。
As described above, the right vertical
また、本実施形態において、デフロストモードからフェイスモードに切り替える場合は、上述のフェイスモードからデフロストモードに切り替える場合と比べて、第1〜第4実施形態と同様、経時的に全く逆の作動となる。 In the present embodiment, when switching from the defrost mode to the face mode, the operation is completely reversed over time as in the first to fourth embodiments, compared to the case of switching from the face mode to the defrost mode. .
また、本実施形態において、基本動力伝達部はモータ出力軸202、右側ラック駆動ギヤ303、左側ラック駆動ギヤ304を有する。また、ルーバ動力伝達部は、右側縦リニアラック705、第1〜第5右ルーバシャフト251〜255、および第1〜第5右ルーバギヤ351b〜355bを有する。また、ルーバ動力伝達部は、左側縦リニアラック706、第1〜第5左ルーバシャフト261〜265、および第1〜第5左ルーバギヤ361b〜365bを有する。また、フラップ動力伝達部は、第2かさ歯車321、第1フラップシャフト222、第1フラップギヤ223、第2フラップギヤ224、第3フラップギヤ226、第3フラップシャフト227を有する。また、第1〜第5右ルーバギヤ351b〜355bが一方側ルーバギヤの一例に相当し、第1〜第5左ルーバギヤ361b〜365bが他方側ルーバギヤの一例に相当する。また、右側縦リニアラック705が一方側ラックの一例に相当し、左側縦リニアラック706が他方側ラックの一例に相当する。
In this embodiment, the basic power transmission unit includes a
(第6実施形態)
次に第6実施形態について、図32〜図37を用いて説明する。本実施形態の車両用空気吹き出し装置10は、第1実施形態の車両用空気吹き出し装置10に対して、部材201、202、203、204、205、206、207、208、212、213、214、215、216、221、222、223、224、225、226、251b、252b、253b、254b、255bを廃すると共に、幾つかの部材を追加したものである。追加された部材は、フラップアーム12a、サーボモータ801、モータ出力軸802、ルーバクランク803、伝達シャフト804、フラップクランク805、フラップリンク806、基本ルーバリンク807、リンクプレート808、第1右個別ルーバリンク851、第2右個別ルーバリンク852、第3右個別ルーバリンク853、第4右個別ルーバリンク854、第5右個別ルーバリンク855、第1左個別ルーバリンク861、第2左個別ルーバリンク862、第3左個別ルーバリンク863、第4左個別ルーバリンク864、第5左個別ルーバリンク865、第1右個別ルーバアーム851a、第2右個別ルーバアーム852a、第3右個別ルーバアーム853a、第4右個別ルーバアーム854a、第5右個別ルーバアーム855a、第1左個別ルーバアーム861a、第2左個別ルーバアーム862a、第3左個別ルーバアーム863a、第4左個別ルーバアーム864a、第5左個別ルーバアーム865aである。これら追加された部材は、すべて駆動機構14の一部である。
(Sixth embodiment)
Next, a sixth embodiment will be described with reference to FIGS. The vehicle
また、本実施形態の第3フラップシャフト227は、主ケーシング11を左右方向に真っ直ぐ貫通する位置に配置され、一端が主ケーシング11の右側壁11eに軸支され、両端の間の部分で左側壁11dに軸支され、左右方向を軸として回転するのは、第1〜第5実施形態と同じである。しかし、本実施形態の第3フラップシャフト227は、他端(すなわち左側端)が第3フラップギヤ226ではなくフラップアーム12aに固定されている点が、第1〜第5実施形態と異なる。
Further, the
フラップアーム12aは、左側壁11dの左側に位置する板形状の部材であり、第3フラップシャフト227の左端に固定され、第3フラップシャフト227を中心とする径方向に真っ直ぐ延びると共に、第3フラップシャフト227を中心として互いに対称的に延びている。このように構成されたフラップアーム12aは、第3フラップシャフト227と同軸かつ一体的に左右方向を軸として回転する。
The
サーボモータ801は、フラップ12およびルーバ251a〜255a、261a〜265aを駆動するための動力を発生するアクチュエータである。このサーボモータ801は、図32、図33に示すように、主ケーシング11の前側壁11cよりも車両前方側に配置されており、図示しない構造部材により、主ケーシング11に固定されている。
The
モータ出力軸802は、サーボモータ801において発生した動力をサーボモータ801の外部に伝達するための出力軸であり、図32、図33に示すように、サーボモータ801から車両左側に延びている。
The
ルーバクランク803は、図32、図33に示すように、モータ出力軸802の車両左方側端部に固定されてサーボモータ801と同軸かつ一体的に左右方向を軸として回転する円盤形状の部材である。また、ルーバクランク803は、基本ルーバリンク807側の面の外周付近に、突起部803aを有している。
As shown in FIGS. 32 and 33, the louver crank 803 is a disk-shaped member that is fixed to the vehicle left side end portion of the
伝達シャフト804は、図32、図33に示すように、一端がルーバクランク803の回転中心に固定され、他端がフラップクランク805の回転中心に固定される棒形状の部材であり、左右方向に延びている。そして、伝達シャフト804は、ルーバクランク803およびフラップクランク805と同軸かつ一体的に左右方向を軸として回転する。なお、伝達シャフト804は、その両端の間において、ケーシング11に固定された図示しない保持部材によって軸支されている。
32 and 33, the
フラップクランク805は、図32、図33に示すように、伝達シャフト804の車両左方側端部に固定されてサーボモータ801と同軸かつ一体的に左右方向を軸として回転する円盤形状の部材である。また、フラップクランク805は、フラップリンク806側の面の外周付近に、突起部805aを有している。なお、フラップクランク805の回転中心軸から突起部805aまでの距離は、ルーバクランク803の回転中心から突起部803aまでの距離よりも短い。
As shown in FIGS. 32 and 33, the flap crank 805 is a disk-shaped member that is fixed to the vehicle left side end portion of the
フラップリンク806は、図32、図33に示すように、棒状の部材であり、その一端には穴が空けられており、当該穴にフラップクランク805の突起部805aが回転可能に挿入される。また、フラップリンク806の他端は、フラップアーム12aの端部(すなわち、第3フラップシャフト227から最も遠い部分)に、回転可能に取り付けられている。
As shown in FIGS. 32 and 33, the
基本ルーバリンク807は、図32、図33に示すように、棒状の部材であり、その一端には穴が空けられており、当該穴にルーバクランク803の突起部803aが回転可能に挿入される。また、基本ルーバリンク807の他端は、リンクプレート808の上端部に、回転可能に取り付けられている。
As shown in FIGS. 32 and 33, the
リンクプレート808は、図32〜図34に示すように、略平板形状の部材であり、前側壁11cの前側において、板面が前後方向に垂直となるように配置されている。このリンクプレート808は、図示しないガイドレールによって、上下方向にのみ摺動可能に支持されている。
As shown in FIGS. 32 to 34, the
また、リンクプレート808の後ろ側の面には、複数本のガイド溝が形成されている。複数本のガイド溝は、第1右ガイド溝811、第2右ガイド溝812、第3右ガイド溝813、第4右ガイド溝814、第5右ガイド溝815、第1左ガイド溝821、第2左ガイド溝822、第3左ガイド溝823、第4左ガイド溝824、第5左ガイド溝825から構成される。
A plurality of guide grooves are formed on the rear surface of the
第1〜第5右ガイド溝811〜815は、第1〜第5左ガイド溝821〜825と左右対称に配置されている。具体的には、図34に示すように、第1〜第5右ガイド溝811〜815は、この順に、左から右へと並んで配置されており、第1〜第5左ガイド溝821〜825は、この順に、右から左へと並んで配置されている。
The first to fifth
また、第1〜第5右ガイド溝811〜815の各々は、上方位置から下方位置に延びるにつれて左位置から右位置に段階的に変位しており、第1〜第5左ガイド溝821〜825の各々は、上方位置から下方位置に延びるにつれて右位置から左位置に段階的に変位している。
Further, each of the first to fifth
なお、第1〜第5右ガイド溝811〜815の左位置は、それぞれ、第1〜第5右ルーバシャフト251〜255の回転中心と、左右方向の位置が一致する。また、第1〜第5左ガイド溝821〜825の右位置は、それぞれ、第1〜第5左ルーバシャフト261〜265の回転中心と、左右方向の位置が一致する。
Note that the left positions of the first to fifth
第1〜第5右ガイド溝811〜815の左位置から右位置への変位量は、それぞれ異なっている。具体的には、第1右ガイド溝811が最も小さく、次に第2右ガイド溝812が小さく、次に第3右ガイド溝813が小さく、次に第4右ガイド溝814が小さく、第5右ガイド溝815が最も大きい。
The displacement amounts of the first to fifth
より詳細には、第1右ガイド溝811の左位置から右位置への変位量に対する右ガイド溝812、813、814、815の左位置から右位置への変位量の比は、それぞれ、sin20°/sin10°、sin30°/sin10°、sin40°/sin10°、sin50°/sin10°である。
More specifically, the ratio of the displacement amount from the left position to the right position of the
また、第1〜第5左ガイド溝821〜825の右位置から左位置への変位量は、それぞれ異なっている。具体的には、第1左ガイド溝821が最も小さく、次に第2左ガイド溝822が小さく、次に第3左ガイド溝823が小さく、次に第4左ガイド溝824が小さく、第5左ガイド溝825が最も大きい。
Further, the displacement amounts of the first to fifth
より詳細には、第1左ガイド溝821の右位置から左位置への変位量に対する左ガイド溝822、823、824、825の右位置から左位置への変位量の比は、それぞれ、sin20°/sin10°、sin30°/sin10°、sin40°/sin10°、sin50°/sin10°である。
More specifically, the ratio of the displacement amount of the
第1〜第5右個別ルーバアーム851a〜855aは、図32に示すように、それぞれ、第1〜第5右ルーバシャフト251〜255のうち前側壁11cの前方側に突き出ている端部から、上方に延びた棒状の部材であり、それぞれ、第1〜第5右ルーバシャフト251〜255と一体的に回転する。
As shown in FIG. 32, the first to fifth right individual louver arms 851 a to 855 a are arranged upward from the end portion of the first to fifth
また、図32、図34に示すように、第1〜第5右個別ルーバリンク851〜855は、それぞれ、第1〜第5右個別ルーバアーム851a〜855aの上端部から前方に延びる棒形状の部材である。第1〜第5右個別ルーバリンク851〜855は、それぞれ、第1〜第5右ルーバシャフト251〜255および第1〜第5右個別ルーバアーム851a〜855aと一体的に回転する。第1〜第5右個別ルーバリンク851〜855の前方側端部は、それぞれ、リンクプレート808の第1〜第5右ガイド溝811〜815内に摺動可能に収容される。
Further, as shown in FIGS. 32 and 34, the first to fifth right
第1〜第5左個別ルーバアーム861a〜865aは、図32に示すように、それぞれ、第1〜第5左ルーバシャフト261〜265のうち前側壁11cの前方側に突き出ている端部から、上方に延びた棒状の部材であり、それぞれ、第1〜第5左ルーバシャフト261〜265と一体的に回転する。
As shown in FIG. 32, the first to fifth left
また、図32、図34に示すように、第1〜第5左個別ルーバリンク861〜865は、それぞれ、第1〜第5左個別ルーバアーム861a〜865aの上端部から前方に延びる棒形状の部材である。第1〜第5左個別ルーバリンク861〜865は、それぞれ、第1〜第5左ルーバシャフト261〜265および第1〜第5左個別ルーバアーム861a〜865aと一体的に回転する。第1〜第5左個別ルーバリンク861〜865の前方側端部は、それぞれ、リンクプレート808の第1〜第5左ガイド溝821〜825内に摺動可能に収容される。
Further, as shown in FIGS. 32 and 34, the first to fifth left
本実施形態の車両用空気吹き出し装置10の構成は、以上の通りである。なお、図32〜図34は、フェイスモード時における車両用空気吹き出し装置10の状態を表している。
The configuration of the vehicle
以下、車両用空気吹き出し装置10の作動について説明する。なお、フェイスモード時、デフロストモード時、および両者の間の切り替え時における車両用空調装置20の作動内容は、第1〜第5実施形態と同じである。また、フェイスモード時、デフロストモード時、および両者の間の切り替え時におけるルーバ251a〜255a、261a〜265aおよびフラップ12の姿勢および配置も、第1〜第5実施形態と同じである。また、フェイスモード時およびデフロストモード時における、空調ケース21から通風路X内に流れる送風空気の流れも、第1〜第5実施形態と同じになる。
Hereinafter, the operation of the vehicle
フェイスモード時には、図35の(a)に示すように、ルーバクランク803の突起部803aが最も下の位置にあり、その結果、基本ルーバリンク807によってリンクプレート808が最も下側に配置された状態になっている。このとき、図34に示すように、第1〜第5右個別ルーバリンク851〜855の上記他端は、それぞれ、第1〜第5右ガイド溝811〜815の上方位置(すなわち、左位置)にある。また、第1〜第5左個別ルーバリンク861〜865の上記他端は、それぞれ、第1〜第5左ガイド溝821〜825の上方位置(すなわち、右位置)にある。したがって、第1〜第5右ルーバ251a〜255aおよび第1〜第5左ルーバ261a〜265aは、上下方向に平行に延びている。
In the face mode, as shown in FIG. 35A, the
また、フェイスモード時には、図36の(a)に示すように、フラップクランク805の突起部805aが第3フラップシャフト227に近い位置にあり、その結果、フラップリンク806によってフラップアーム12aが上下方向から60°傾いた状態になっている。また、フラップ12もフラップアーム12aと同様に、上下方向から60°傾いた状態になっている。
In the face mode, as shown in FIG. 36A, the
フェイスモードからデフロストモードへの切り替え時において、制御装置は、サーボモータ801を作動させる。すると、モータ出力軸802が、サーボモータ801と同期して、左右方向を軸として、左から見て反時計回り方向に180°回転する。ルーバクランク803、伝達シャフト804、フラップクランク805もモータ出力軸802と同期して同様に回転する。
When switching from the face mode to the defrost mode, the control device operates the
すると、ルーバクランク803が図35の(a)の状態から(b)の状態に180°回転し、ルーバクランク803の突起部803aが最も上の位置に移動する。その結果、基本ルーバリンク807によってリンクプレート808が引き上げられて最も上側に配置された状態になる。このとき、図37に示すように、第1〜第5右個別ルーバリンク851〜855の上記他端は、それぞれ、第1〜第5右ガイド溝811〜815の下方位置(すなわち、右位置)に変位する。また、第1〜第5左個別ルーバリンク861〜865の上記他端は、それぞれ、第1〜第5左ガイド溝821〜825の下方位置(すなわち、左位置)に変位する。したがって、第1〜第5右ルーバ251a〜255aは、それぞれ、空調風の下流側が右方向に10°、20°、30°、40°、50°傾き、第1〜第5左ルーバ261a〜265aは、それぞれ、空調風の下流側が左方向に10°、20°、30°、40°、50°傾く。
Then, the louver crank 803 rotates 180 ° from the state shown in FIG. 35A to the state shown in FIG. 35B, and the
また、フラップクランク805が図36の(a)の状態から(b)の状態に180°回転し、フラップクランク805の突起部805aが最も(a)の状態よりも第3フラップシャフト227から遠い位置に移動する。その結果、フラップリンク806によってフラップアーム12aが上下方向から45°傾いた状態になる。この結果、フラップ12もフラップアーム12aと同様に、上下方向から45°傾いた状態になる。
Further, the flap crank 805 rotates 180 ° from the state shown in FIG. 36A to the state shown in FIG. 36B, and the
この結果、フェイスモードからデフロストモードへの切り替えが完了した後のデフロストモード時には、ルーバ251a〜255a、261a〜265aおよびフラップ12の位置および姿勢は、第1〜第5実施形態におけるデフロストモード時と同じになる。
As a result, in the defrost mode after the switching from the face mode to the defrost mode is completed, the positions and postures of the
また、本実施形態において、デフロストモードからフェイスモードに切り替える場合は、上述のフェイスモードからデフロストモードに切り替える場合と同様にサーボモータ801作動させて、モータ出力軸802を同じ方向に180°回転させればよい。このようにすることで、図35、図36の(b)の状態から(a)の状態に戻る。
In this embodiment, when switching from the defrost mode to the face mode, the
以上説明した通り、本実施形態の車両用空気吹き出し装置10において、駆動機構14は、リンクプレート808が移動してガイド溝811〜815、821〜825内における個別ルーバリンク851〜855、861〜865の端部の位置が変化することで、ルーバ251a〜255a、261a〜265aの姿勢が変化する。
As described above, in the vehicle
このように、単一のリンクプレート808を動かすだけで、すべてのルーバ251a〜255a、261a〜265aの姿勢を変化させてフェイスモードとデフロストモードの切り替えを行うことができる。
As described above, the face mode and the defrost mode can be switched by changing the postures of all the
なお、本実施形態では、一方側基準位置および他方側基準位置は一致しており、第1右ルーバ251aと第1左ルーバ261aの間において、第1右ルーバ251aおよび第1左ルーバ261aの両方から等距離の位置である。
In the present embodiment, the one-side reference position and the other-side reference position match, and both the first
また、本実施形態において、基本動力伝達部はモータ出力軸802を有する。また、ルーバ動力伝達部は、ルーバクランク803、基本ルーバリンク807、リンクプレート808、第1〜第5右個別ルーバリンク851〜855、第1〜第5左個別ルーバリンク861〜865、第1〜第5右個別ルーバアーム851a〜855a、第1〜第5左個別ルーバアーム861a〜865a、第1〜第5右ルーバシャフト251〜255、第1〜第5左ルーバシャフト261〜265、を有する。また、フラップ動力伝達部は、伝達シャフト804、フラップクランク805、フラップリンク806を有する。
In the present embodiment, the basic power transmission unit has a
(他の実施形態)
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。特に、ある量について複数個の値が例示されている場合、特に別記した場合および原理的に明らかに不可能な場合を除き、それら複数個の値の間の値を採用することも可能である。また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。また、本発明は、上記各実施形態に対する以下のような変形例も許容される。なお、以下の変形例は、それぞれ独立に、上記実施形態に適用および不適用を選択できる。すなわち、以下の変形例のうち任意の組み合わせを、上記実施形態に適用することができる。
(Other embodiments)
In addition, this invention is not limited to above-described embodiment, In the range described in the claim, it can change suitably. Further, the above embodiments are not irrelevant to each other, and can be combined as appropriate unless the combination is clearly impossible. In each of the above-described embodiments, the elements constituting the embodiment are not necessarily essential unless explicitly stated as essential and clearly considered essential in principle. Further, in each of the above embodiments, when numerical values such as the number, numerical value, quantity, range, etc. of the constituent elements of the embodiment are mentioned, it is clearly limited to a specific number when clearly indicated as essential and in principle. The number is not limited to the specific number except for the case. In particular, when a plurality of values are exemplified for a certain amount, it is also possible to adopt a value between the plurality of values unless specifically stated otherwise and in principle impossible. . Further, in each of the above embodiments, when referring to the shape, positional relationship, etc. of the component, etc., the shape, unless otherwise specified and in principle limited to a specific shape, positional relationship, etc. It is not limited to the positional relationship or the like. The present invention also allows the following modifications to the above embodiments. In addition, the following modifications can select application and non-application to the said embodiment each independently. In other words, any combination of the following modifications can be applied to the above-described embodiment.
(変形例1)
上記第4実施形態では、上記第3実施形態のルーバギヤとラックとの噛み合いを、アームとルーバクランクの係合に置き換えているが、このような置き換えは、第5実施形態の縦リニアラックとルーバギヤの係合に対しても行うことができる。
(Modification 1)
In the fourth embodiment, the meshing between the louver gear and the rack of the third embodiment is replaced by the engagement of the arm and the louver crank. Such replacement is performed by the vertical linear rack and the louver gear of the fifth embodiment. This can also be done for the engagement.
(変形例2)
上記実施形態では、ルーバの数は全部で10個であったが、右ルーバが少なくとも2個あり、かつ、左ルーバが少なくとも2個あれば、ルーバの総数はどのようになっていてもよい。
(Modification 2)
In the above embodiment, the total number of louvers is 10, but the total number of louvers may be any number as long as there are at least two right louvers and at least two left louvers.
(変形例3)
上記実施形態では、駆動機構は単一のアクチュエータとしてサーボモータ201またはサーボモータ801を用いている。しかし、必ずしもこのようになっておらずともよい。例えば、駆動機構は、ルーバ1つにつき1つのアクチュエータを備えていてもよい。
(Modification 3)
In the above embodiment, the drive mechanism uses the
(変形例4)
上記実施形態では、空調風を車室内で循環させる循環風モードとしてフェイスモードを例示しているが、循環風モードはフェイスモード以外のモード(例えば、アッパーベントモード)であってもよい。また、上記実施形態では、デフロスタモード以外の別モードとしてフェイスモードを例示しているが、別モードはデフロスタモードでなければどのようなモードでもよく、例えば、アッパーベントモードであってもよい。アッパーベントモードは、フェイスモード時よりも上方に向けて空気を吹き出し、後席乗員に送風するモードである。
(Modification 4)
In the above embodiment, the face mode is exemplified as the circulating air mode for circulating the conditioned air in the passenger compartment. However, the circulating air mode may be a mode other than the face mode (for example, the upper vent mode). In the above embodiment, the face mode is illustrated as another mode other than the defroster mode, but the other mode may be any mode other than the defroster mode, for example, the upper vent mode. The upper vent mode is a mode in which air is blown upward from the face mode and blown to the rear seat occupant.
(変形例5)
上記実施形態では、フラップ12は、デフロストモード時には、第3フラップシャフト227の回転中心から、上下方向に対して、左側から見て時計回りに45°の傾斜角で延びる姿勢に制御されている。しかし、デフロストモードにおけるフラップ12の姿勢は、必ずしもこのようなものに限られない。例えば、フラップ12は、デフロストモード時には、第3フラップシャフト227の回転中心から、上下方向に対して0°の傾斜角で延びる姿勢に制御されていてもよいし、左側から見て時計回りに0°より大きく45°未満の傾斜角で延びる姿勢に制御されていてもよい。
(Modification 5)
In the above embodiment, in the defrost mode, the
(変形例6)
上記第6実施形態では、モータ出力軸802からルーバクランク803に動力が伝達されてルーバクランク803が回転し、ルーバクランク803の回転に応じて基本ルーバリンク807が変位することでリンクプレート808が上下に移動するようになっている。しかし、リンクプレート808の上下移動は、別の機構で実現されていてもよい。例えば、リンクプレート808の前方側の面に歯が形成され、このリンクプレート808の歯と噛み合って左右方向を軸に回転する平歯車が配置され、この平歯車にモータ出力軸802から動力が伝達されるようになっていてもよい。このようになっていることで、モータ出力軸802の正回転、逆回転に応じてリンクプレート808が上下に移動する。
(Modification 6)
In the sixth embodiment, power is transmitted from the
12 フラップ
14 駆動機構
251a〜255a、261a〜265a ルーバ
215、216 回転ラック
305、306、405、406、505、506 横リニアラック
705、706 縦リニアラック
808 リンクプレート
12
Claims (9)
前記通風路に配置されたフラップ(12)と、
前記通風路に並んで配置された複数個のルーバ(251a〜255a、261a〜265a)と、
前記フラップおよび前記複数個のルーバを駆動する駆動機構(14)と、を備え、
前記複数個のルーバは、一方側基準位置(58)よりも前記複数個のルーバの並び方向の一方側に配置された複数個の一方側ルーバ(251a〜255a)と、他方側基準位置(68)よりも前記並び方向の他方側に配置された複数個の他方側ルーバ(261a〜265a)と、を有し、
前記駆動機構は、前記フラップを駆動して前記フラップの位置または姿勢を変化させることで、空調風をフロントガラスに吹き出すデフロストモードと、前記デフロストモード以外の別モードとを切り替え、
前記駆動機構は、前記別モードから前記デフロストモードに切り替える際、前記複数個の一方側ルーバの各々を、空調風の下流側で前記並び方向の前記一方側に傾くよう駆動すると共に、前記複数個の他方側ルーバの各々を、空調風の下流側で前記並び方向の前記他方側に傾くよう駆動し、
前記駆動機構は、前記別モードから前記デフロストモードに移行する際、前記複数個の一方側ルーバを、前記一方側基準位置から離れるほど傾き角の変化量が大きくなるよう駆動すると共に、前記複数個の他方側ルーバを、前記他方側基準位置から離れるほど傾き角の変化量が大きくなるよう駆動することを特徴とする車両用空気吹き出し装置。 A casing (11) surrounding a ventilation path for guiding the conditioned air from the vehicle air conditioner (20) into the vehicle interior;
A flap (12) disposed in the ventilation path;
A plurality of louvers (251a to 255a, 261a to 265a) arranged side by side in the ventilation path;
A drive mechanism (14) for driving the flap and the plurality of louvers,
The plurality of louvers include a plurality of one-side louvers (251a to 255a) arranged on one side in the arrangement direction of the plurality of louvers from the one-side reference position (58), and the other-side reference position (68 A plurality of other side louvers (261a to 265a) arranged on the other side in the arrangement direction than
The drive mechanism switches between a defrost mode in which air-conditioned air is blown to the windshield and another mode other than the defrost mode by driving the flap and changing the position or posture of the flap.
The drive mechanism drives each of the plurality of one-side louvers so as to incline toward the one side in the arrangement direction on the downstream side of the conditioned air when switching from the different mode to the defrost mode. Each of the other side louvers is driven to incline toward the other side of the arrangement direction on the downstream side of the conditioned air,
The drive mechanism drives the plurality of one-side louvers so that the amount of change in the inclination angle increases as the distance from the one-side reference position increases when shifting from the different mode to the defrost mode. The air blower for vehicles is characterized in that the other side louver is driven so that the amount of change in the inclination angle increases as the distance from the other side reference position increases.
前記基本動力伝達部から動力が伝達され、伝達された動力により前記複数個のルーバを駆動するルーバ動力伝達部(215、216、251〜255、261〜265、251b〜255b、261b〜265b、305、306、351b〜355b、361b〜365b、405、406、505、506、651〜655、661〜665、705、706、807、808、851〜855、861〜865)と、
前記基本動力伝達部から動力が伝達され、伝達された動力により前記フラップを駆動するフラップ動力伝達部(221、222、223、224、226、227、321、804、805、806)と、を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用空気吹き出し装置。 The drive mechanism includes a basic power transmission unit (202, 213, 214, 303, 304, 802) driven by power generated by a single actuator (201, 801, 803);
Power is transmitted from the basic power transmission unit, and louver power transmission units (215, 216, 251 to 255, 261 to 265, 251b to 255b, 261b to 265b, 305) that drive the plurality of louvers with the transmitted power. 306, 351b-355b, 361b-365b, 405, 406, 505, 506, 651-655, 661-665, 705, 706, 807, 808, 851-855, 861-865),
Flap power transmission unit (221, 222, 223, 224, 226, 227, 321, 804, 805, 806) that transmits power from the basic power transmission unit and drives the flap by the transmitted power The vehicle air blowing device according to claim 1.
前記複数個の一方側ルーバギヤの各々は、前記複数個の一方側ルーバのうち対応する一方側ルーバと、一体的に回転し、
前記複数個の他方側ルーバギヤの各々は、前記複数個の他方側ルーバのうち対応する他方側ルーバと、一体的に回転し、
前記複数個の一方側ルーバギヤは、前記一方側ラックとの噛み合いを介して動力が伝達され、前記一方側ラックの同じ回転量に対する前記複数個の一方側ルーバギヤの回転量または前記一方側ラックの同じ移動量に対する前記複数個の一方側ルーバギヤの回転量が、前記一方側基準位置から離れるほど大きくなり、
前記複数個の他方側ルーバギヤは、前記他方側ラックとの噛み合いを介して動力が伝達され、前記他方側ラックの同じ回転量に対する前記複数個の他方側ルーバギヤの回転量または前記他方側ラックの同じ移動量に対する前記複数個の他方側ルーバギヤの回転量が、前記他方側基準位置から離れるほど大きくなることを特徴とする請求項1に記載の車両用空気吹き出し装置。 The drive mechanism includes a plurality of one-side louver gears (251b to 255b, 351b to 355b) corresponding to the plurality of one-side louvers, and a plurality of other-side louver gears respectively corresponding to the plurality of other-side louvers. (261b to 265b, 361b to 365b), one side rack (215, 305, 405) meshing with the plurality of one side louver gears, and the other side rack (216, 306, 406) meshing with the plurality of other side louver gears. ) And
Each of the plurality of one-side louver gears rotates integrally with a corresponding one-side louver among the plurality of one-side louvers,
Each of the plurality of other louver gears rotates integrally with the corresponding other louver among the plurality of other louvers,
Power is transmitted to the plurality of one-side louver gears through meshing with the one-side rack, and the rotation amount of the plurality of one-side louver gears or the same amount of the one-side rack with respect to the same rotation amount of the one-side rack. The amount of rotation of the plurality of one-side louver gears with respect to the amount of movement increases as the distance from the one-side reference position increases.
Power is transmitted to the plurality of other side louver gears through meshing with the other side rack, and the rotation amount of the plurality of other side louver gears or the same amount of the other side rack with respect to the same rotation amount of the other side rack. 2. The vehicle air blowing device according to claim 1, wherein an amount of rotation of the plurality of other-side louver gears with respect to a movement amount increases with increasing distance from the other-side reference position.
前記他方側ラックは、前記複数個の他方側ルーバギヤにそれぞれ噛み合う複数個の他方側内歯(61a〜65a)を有すると共に、前記一方側ラックとは異なる方向に回転する単一の部材であり、
複数個の一方側内歯は、前記一方側ラックの回転中心を中心として円弧状に配置され、
複数個の他方側内歯は、前記他方側ラックの回転中心を中心として円弧状に配置され、
複数個の一方側内歯は、前記複数個の一方側ルーバギヤのうち噛み合う相手の一方側ルーバギヤの位置が前記一方側基準位置から離れるほど、より基準円直径の大きい円弧状に配置され、
複数個の他方側内歯は、前記複数個の他方側ルーバギヤのうち噛み合う相手の他方側ルーバギヤの位置が前記他方側基準位置から離れるほど、より基準円直径の大きい円弧状に配置されることを特徴とする請求項3に記載の車両用空気吹き出し装置。 The one-side rack is a single member that has a plurality of one-side inner teeth (51a to 55a) that respectively mesh with the plurality of one-side louver gears and that rotates.
The other-side rack is a single member that has a plurality of other-side inner teeth (61a to 65a) that respectively mesh with the plurality of other-side louver gears, and that rotates in a direction different from the one-side rack,
The plurality of one-side inner teeth are arranged in an arc shape around the rotation center of the one-side rack,
The plurality of other inner teeth are arranged in an arc shape around the rotation center of the other rack,
The plurality of one-side inner teeth are arranged in an arc shape having a larger reference circle diameter as the position of the mating one-side louver gear among the plurality of one-side louver gears moves away from the one-side reference position,
The plurality of other inner teeth are arranged in an arc shape with a larger reference circle diameter as the position of the other louver gear of the other louver gear that is engaged with the other louver gear moves away from the other side reference position. The vehicular air blowing device according to claim 3.
前記他方側ラックは、前記複数個の他方側ルーバギヤにそれぞれ噛み合う他方側歯を有すると共に、前記一方側ラックとは異なる方向に平行移動する単一の部材であり、
前記複数個の一方側ルーバギヤは、前記一方側基準位置から離れるほど、より基準円直径が小さくなり、
前記複数個の他方側ルーバギヤは、前記他方側基準位置から離れるほど、より基準円直径が小さくなることを特徴とする請求項3に記載の車両用空気吹き出し装置。 The one-side rack is a single member that has one-side teeth that respectively mesh with the plurality of one-side louver gears and that moves in parallel.
The other side rack is a single member that has other side teeth that mesh with the plurality of other side louver gears and that translates in a direction different from the one side rack,
The plurality of one-side louver gears, the further away from the one-side reference position, the smaller the reference circle diameter,
4. The vehicle air blowing device according to claim 3, wherein the plurality of other louver gears have a smaller reference circle diameter as they move away from the other reference position.
前記他方側ラックの前記他方側歯のかみ合い高さは、前記複数個の他方側ルーバギヤのうち噛み合う相手の他方側ルーバギヤの基準円直径が大きくなるほど小さくなっていることを特徴とする請求項5に記載の車両用空気吹き出し装置。 The meshing height of the one-side teeth of the one-side rack decreases as the reference circular diameter of the mating one-side louver gear among the plurality of one-side louver gears increases.
The meshing height of the other side teeth of the other side rack is smaller as the reference circular diameter of the other side louver gear with which the other side louver gear meshes is larger. The air blowing device for vehicles as described.
前記他方側ラックは、他方側ベース部(760)と、前記他方側ベース部から延びる複数個の他方側枝ラック(761〜765)とを有し、
前記複数個の一方側枝ラックの各々は、前記複数個の一方側ルーバギヤのうち対応する一方側ルーバギヤと噛み合い、
前記複数個の他方側枝ラックの各々は、前記複数個の他方側ルーバギヤのうち対応する他方側ルーバギヤと噛み合い、
前記一方側ラックは、前記複数個の一方側枝ラックの延びる方向に平行移動することで、前記複数個の一方側枝ラックから前記複数個の一方側ルーバギヤに動力を伝達させ、その動力によって前記複数個の一方側ルーバギヤを回転させ、
前記他方側ラックは、前記複数個の他方側枝ラックの延びる方向に平行移動することで、前記複数個の他方側枝ラックから前記複数個の他方側ルーバギヤに動力を伝達させ、その動力によって前記複数個の他方側ルーバギヤを回転させることを特徴とする請求項5に記載の車両用空気吹き出し装置。 The one-side rack includes a one-side base portion (750) and a plurality of one-side branch racks (751 to 755) extending from the one-side base portion,
The other side rack includes the other side base portion (760) and a plurality of other side branch racks (761 to 765) extending from the other side base portion,
Each of the plurality of one-side branch racks meshes with a corresponding one-side louver gear among the plurality of one-side louver gears,
Each of the plurality of other side branch racks meshes with a corresponding other side louver gear among the plurality of other side louver gears,
The one-side rack moves in parallel in the extending direction of the plurality of one-side branch racks, thereby transmitting power from the plurality of one-side branch racks to the plurality of one-side louver gears. Rotate one louver gear of
The other side rack is translated in the extending direction of the plurality of other side branch racks to transmit power from the plurality of other side branch racks to the plurality of other side louver gears. The vehicle air blowing device according to claim 5, wherein the other side louver gear is rotated.
前記複数個の一方側ルーバクランクの各々は、前記複数個の一方側ルーバのうち対応する一方側ルーバと、一体的に回転し、
前記複数個の他方側ルーバクランクの各々は、前記複数個の他方側ルーバのうち対応する他方側ルーバと、一体的に回転し、
前記複数個の一方側ルーバクランクは、前記一方側ラックとの係合を介して動力が伝達され、前記一方側ラックの同じ移動量に対する回転量が互いに異なっており、
前記複数個の他方側ルーバクランクは、前記他方側ラックとの係合を介して動力が伝達され、前記他方側ラックの同じ移動量に対する回転量が互いに異なっていることを特徴とする請求項1に記載の車両用空気吹き出し装置。 The drive mechanism includes a plurality of one-side louver cranks (651 to 655) corresponding to the plurality of one-side louvers, and a plurality of other-side louver cranks (661) respectively corresponding to the plurality of other-side louvers. 665), one side rack (505) engaged with the plurality of one side louver cranks, and the other side rack (506) engaged with the plurality of other side louver cranks,
Each of the plurality of one-side louver cranks rotates integrally with a corresponding one-side louver among the plurality of one-side louvers,
Each of the plurality of other louver cranks rotates integrally with the corresponding other louver among the plurality of other louvers,
The plurality of one-side louver cranks are transmitted with power through engagement with the one-side rack, and the amount of rotation with respect to the same movement amount of the one-side rack is different from each other.
2. The plurality of other side louver cranks are transmitted with power through engagement with the other side rack, and the amount of rotation with respect to the same movement amount of the other side rack is different from each other. The air blowing device for a vehicle according to the above.
前記リンクプレートが移動して複数個のガイド溝内における前記複数個の個別ルーバリンクの端部の位置が変化することで、前記複数個のルーバの姿勢が変化することを特徴とする請求項1に記載の車両用空気吹き出し装置。 The drive mechanism includes a plurality of individual louver links (851 to 855, 861 to 865) extending from the plurality of louvers, and a plurality of movably accommodated end portions of the plurality of individual louver links. A link plate (808) having guide grooves (811 to 815, 821 to 825) formed thereon,
2. The posture of the plurality of louvers is changed by moving the link plate and changing the positions of the end portions of the plurality of individual louver links in the plurality of guide grooves. The air blowing device for a vehicle according to the above.
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