JP6424439B2 - Watches - Google Patents
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Description
この発明は、腕時計に関する。 The present invention relates to a watch.
例えば、腕時計においては、特許文献1に記載されているように、時計ケースにプロテクト部材の金属線を取り付け、この金属線に設けられたプロテクト部材の緩衝部を時計ケースの時計ガラス上に配置することにより、時計ガラスや時計ケース内のモジュールを衝撃から保護するように構成されたものが知られている。
For example, in a watch, as described in
しかしながら、このような腕時計では、プロテクト部材の緩衝部が時計ケースの時計ガラス上に配置されているため、プロテクト部材が時計ケースの上方から衝撃を受けると、その衝撃が緩衝部に集中し、その衝撃による負荷が時計ガラスに加わり、時計ガラスや時計ケース内のモジュールが破損する恐れがある。 However, in such a watch, since the buffer portion of the protect member is disposed on the watch glass of the watch case, when the protect member receives an impact from above the watch case, the impact is concentrated on the buffer portion. Impact load may be applied to the watch glass and the watch glass and modules in the watch case may be damaged.
この発明が解決しようとする課題は、衝撃から時計を良好に保護することができる腕時計を提供することである。 The problem to be solved by the present invention is to provide a watch that can well protect the watch from shocks.
この発明は、バンド取付部が設けられたケースと、前記バンド取付部に取り付けられたバンドと、前記ケースの上面に配置される保護本体部、および前記保護本体部に連設され前記バンドの端部の上部に当接して前記保護本体部を支持する保護支持部を有する保護部材と、前記ケースの上面と前記保護本体部の下面との間には、隙間が前記保護支持部によって設けられていることを特徴とする腕時計である。 According to the present invention, there is provided a case provided with a band attachment portion, a band attached to the band attachment portion, a protective main portion disposed on the upper surface of the case, and an end of the band continuously provided to the protective main portion. Between the upper surface of the case and the lower surface of the protective body portion by the protective support portion, and a protective member having a protective support portion supporting the protective main body portion in contact with the upper portion of the portion It is a watch characterized by being.
この発明によれば、衝撃が保護部材の保護本体部に加わると、その衝撃を保護部材の保護支持部によってバンドに逃がすことができる。これにより、ケースが受ける衝撃を緩和することができるので、衝撃から時計を良好に保護することができる。 According to the present invention, when an impact is applied to the protective body portion of the protective member, the impact can be released to the band by the protective support portion of the protective member. As a result, the shock to which the case is subjected can be mitigated, so that the watch can be well protected from the shock.
(第1実施形態)
以下、図1〜図6を参照して、この発明を適用した腕時計の第1実施形態について説明する。
この腕時計は、図1および図2に示すように、腕時計ケース1を備えている。この腕時計ケース1は、図3〜図5に示すように、硬質の合成樹脂からなるケース本体2と、このケース本体2の外周に配置されるウレタン樹脂などの軟質の合成樹脂からなるベゼル3と、を有している。
First Embodiment
Hereinafter, a first embodiment of a watch to which the present invention is applied will be described with reference to FIGS.
This watch is provided with a
この場合、ケース本体2中には、図3〜図5に示すように、金属製の補強部材2aが埋め込まれている。ベゼル3は、3時、9時の2か所がビス4によってケース本体2の外周に取り付けられている。また、腕時計ケース1の上部開口部、つまりケース本体2の上部開口部には、時計ガラス5がパッキン5aを介して取り付けられている。この腕時計ケース1の下部、つまりケース本体2の下部には、裏蓋6が防水リング6aを介して取り付けられている。
In this case, as shown in FIGS. 3 to 5, a
また、この腕時計ケース1の内部、つまりケース本体1の内部には、図3〜図5に示すように、時計モジュール7(図3〜図5に2点鎖線で示す)が収納されている。この時計モジュール7は、その上面に配置された文字板(図示せず)がケース本体2の内周面の上部に設けられた見切り部材8に当接した状態で、ケース本体2内に配置されている。また、この時計モジュール7は、その下面が裏蓋6の内面(図3では上面)に配置された押え部材9によって上方に押し付けられた状態で、ケース本体2内に配置されている。
Further, as shown in FIGS. 3 to 5, a watch module 7 (shown by a two-dot chain line in FIGS. 3 to 5) is housed inside the
この時計モジュール7は、図示しないが、表示パネルや時計ムーブメント、およびこれら表示パネルや時計ムーブメントを駆動する回路基板などの時計機能に必要な各種の部品を備えている。この場合、表示パネルは、時刻などの情報を電気光学的に表示するように構成されている。時計ムーブメントは、文字板の上方に突出した指針軸を回転させることにより、この指針軸の上部に取り付けられた指針を文字板の上方で運針させて時刻を指示表示させるように構成されている。
Although not shown, the
また、腕時計ケース1の2時、4時、8時、10時の4か所に位置する個所には、図1および図2に示すように、スイッチ部10がそれぞれ設けられている。さらに、この腕時計ケース1の12時側と6時側とに位置する個所には、バンド取付部11がそれぞれ設けられている。これらバンド取付部11は、時計バンド12がそれぞれ取り付けられるように構成されている。
Further, as shown in FIGS. 1 and 2,
すなわち、このバンド取付部11は、図1〜図4に示すように、腕時計ケース1から外部に向けて突出する一対の取付突起部11aを備えている。これにより、バンド取付部11は、一対の取付突起部11a間に時計バンド12の端部12aが配置され、この状態で時計バンド12の端部12aが一対の取付突起部11aにねじ部材11bによって取り付けられるように構成されている。
That is, as shown in FIGS. 1 to 4, the
この場合、時計バンド12は、ウレタン樹脂などの弾力性を有する合成樹脂によって形成されている。この時計バンド12は、図3および図4に示すように、その端部12aが一対の取付突起部11aにねじ部材11bによって取り付けられた際に、ケース本体2の外側面に当接し、かつ端部12aの下側の突起部12bが裏蓋6の下面に当接することにより、ねじ部材11bを中心に回転しない非回転状態で取り付けられている。
In this case, the
ところで、腕時計ケース1の上部、つまりケース本体2の上部には、図1〜図6に示すように、保護部材13が配置されている。この保護部材13は、ポリアミド系樹脂などの衝撃に強い合成樹脂で形成されている。この保護部材13は、リング状の保護本体部14と、この保護本体部14を支持する一対の保護支持部15と、を有している。
By the way, as shown in FIGS. 1 to 6, a
リング状の保護本体部14は、図1〜図6に示すように、ベゼル3の上端部の内径とほぼ同じ外径のリング形状に形成され、ケース本体2の上端部および時計ガラス5の外周縁に対応した状態で、ベゼル3の上端部の内周縁に沿って配置されるように構成されている。この場合、保護本体部14の12時、3時、6時、9時の4か所は、その肉厚が厚い補強用の厚肉部14aにそれぞれ形成されている。
The ring-shaped protective
一対の保護支持部15は、図1および図2に示すように、リング状の保護本体部14の上面から腕時計ケース1の外側面を経て時計バンド12の端部12aに到達して当接する状態で、保護本体部14の上面における2か所に形成されている。すなわち、一対の保護支持部15は、それぞれ全体がほぼ枠状に形成され、12時側と6時側との2個所にそれぞれ設けられている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the pair of protection support
この場合、保護支持部15は、図3に示すように、リング状の保護本体部14の上面である厚肉部14aの両側部から腕時計ケース1の外側面を経て時計バンド12の端部12aに到達する一対の支持アーム部15aと、図4および図6に示すように、時計バンド12の端部12aの上部に位置して一対の支持アーム部15aの各下端部を連結する連結部15bと、を有している。
In this case, as shown in FIG. 3, the
すなわち、連結部15bは、図4および図6に示すように、時計バンド12の端部12aの上部とこれに対応するベゼル3の下部との間に挟まれた状態で配置されるように構成されている。また、一対の支持アーム部15aは、図3に示すように、ベゼル3に設けられた溝部3aに挿入された状態で、リング状の保護本体部14の上面からベゼル3の外側面を経て時計バンド12の端部12aに到達するように構成されている。
That is, as shown in FIGS. 4 and 6, the connecting
これにより、保護支持部15は、図3〜図5に示すように、連結部15bが時計バンド12の端部12aの上部とこれに対応するベゼル3の下部との間に挟まれた状態で保持され、この状態で一対の支持アーム部15aが保護本体部14の上面からベゼル3の外側面を経て時計バンド12の端部12aに当接することにより、リング状の保護本体部14を押し上げて、保護本体部14の下面とケース本体2の上面との間に隙間Sを有した状態で、保護本体部14を支持するように構成されている。
Thereby, as shown in FIGS. 3 to 5, in the
また、この保護部材13には、図5および図6に示すように、保護部材13が腕時計ケース1の上面側に抜け出すのを阻止するための一対の抜け止め部16が設けられている。これら一対の抜け止め部16は、腕時計ケース1の3時および9時に位置する2か所に設けられている。すなわち、この抜け止め部16は、保護部材13の保護本体部14から腕時計ケース1のケース本体2の外側面に沿って延出された平板状のスライド片16aを有している。
Further, as shown in FIG. 5 and FIG. 6, the
この場合、スライド片16aは、図5および図6に示すように、ケース本体2とベゼル3との間に配置されるように構成されている。このスライド片16aには、長孔16bが上下方向に沿って形成されている。また、このスライド片16aは、ケース本体2とベゼル3との間に配置された状態で、ベゼル3をケース本体2に取り付けるビス4が長孔16b内に相対的に移動可能な状態で挿入されてケース本体2に取り付けられることにより、ビス4によって上下方向にガイドされるように構成されている。
In this case, the
これにより、抜け止め部16は、図5および図6に示すように、保護部材13の保護支持部15が時計バンド12の端部12a上に当接して保護本体部14がケース本体2の上面から上方に押し上げられた際に、ビス4がスライド片16aの長孔16b内の下端部に当接することにより、保護部材13の上限位置を規制して保護部材13が腕時計ケース1の上方に抜け出さないように構成されている。
Thereby, as shown in FIGS. 5 and 6, in the retaining
また、この抜け止め部16は、図5および図6に示すように、保護部材13の保護本体部14が上方から衝撃を受けて、保護支持部15が時計バンド12の端部12aに弾力的に食い込んで押し下げられた際に、または保護本体部14が下側に撓んだ際に、スライド片16aの長孔16bに沿ってビス4が相対的に上側に移動することにより、スライド片16aがビス4によってガイドされて押し下げられるように構成されている。
Further, as shown in FIG. 5 and FIG. 6, in the retaining
次に、この腕時計の作用について説明する。
腕時計ケース1に保護部材13を取り付ける場合には、予め、ケース本体2の上部開口部に時計ガラス5を取り付け、このケース本体2の外周面にベゼル3を装着し、この状態でケース本体2に保護部材13を取り付けて、腕時計ケース1を組み立てる。
Next, the operation of this watch will be described.
When the
この場合、保護部材13をケース本体2に取り付ける際には、保護部材13の抜け止め部16のスライド片16aを腕時計ケース1の上方から3時および9時に位置するケース本体2とベゼル3との間に差し込むと共に、保護支持部15の一対の支持アーム部15aをベゼル3の溝部3aに挿入させて、保護支持部15の連結部15bをバンド取付部11の一対の取付突起部11a間に位置するベゼル3の下端部に引っ掛けて配置する。
In this case, when the
すると、保護本体部14がケース本体2の上端面および時計ガラス5の外周縁上に対応して、ベゼル3の上端部の内周縁内に配置される。この状態で、ベゼル3をケース本体2にビス4によって固定する。このときには、図5に示すように、3時および9時に位置するベゼル3の外側からビス4をベゼル3に挿入させて保護部材13の抜け止め部16のスライド片16aに設けられた長孔16bに差し込んでケース本体2に螺着する。
Then, the protective
これにより、ベゼル3がケース本体2の外周に取り付けられると共に、保護部材13の保護本体部14が腕時計ケース1にその上下方向に移動可能な状態で、保護部材13が上方に抜け出すことなく、取り付けられる。すなわち、保護部材13の保護本体部14は、抜け止め部16のスライド片16aに設けられた長孔16b内に挿入されたビス4が、スライド片16aの長孔16bに沿って上下方向に相対的に移動可能になる。
Thereby, the
これにより、保護部材13は、スライド片16aが上下方向に移動可能な状態となり、これに伴って保護本体部14および保護支持部15が上下方向に移動可能な状態になる。また、この状態では、ビス4がスライド片16aの長孔16b内の下端部に当接することにより、保護本体部14の上限位置が規制され、保護部材13が腕時計ケース1の上方に抜け出すことがない。
As a result, in the
そして、ケース本体2内に時計モジュール7を組み込み、この時計モジュール7の下部に押え部材9を配置し、この状態でケース本体2の下部に裏蓋6を取り付ける。この後、腕時計ケース1のバンド取付部11に時計バンド12の端部12aをねじ部材11bによって取り付ける。このときには、時計バンド12の端部12aを保護支持部15の連結部15bに下側から押し当て、この連結部15bをベゼル3の下端部に押し当て、保護部材13を押し上げる。
Then, the
この状態では、保護部材13の抜け止め部16におけるスライド片16aの長孔16b内をビス4が相対的に移動して長孔16bの下端部に当接することにより、保護部材13が腕時計ケース1の上方に抜け出すことがなく、保護本体部14が上限位置に規制される。このときには、保護本体部14が、ベゼル3の上端部の内周縁内において、ケース本体2の上端面および時計ガラス5の上面から上方に隙間Sをもって配置される。
In this state, the
このように、保護部材13が腕時計ケース1の上部に取り付けられた状態では、保護本体部14が、ベゼル3の上端部の内周縁内において、ケース本体2の上端面および時計ガラス5の上面から上方に隙間Sをもって配置されていることにより、腕時計が上方から衝撃を受けた際に、保護部材13によって衝撃を緩和することができる。
Thus, in the state where the
すなわち、保護部材13の保護本体部14が上方から衝撃を受けると、その衝撃によって保護支持部15の一対の支持アーム部15aによって連結部15bが時計バンド12の端部12aを弾性変形させて食い込む。これにより、衝撃を時計バンド12で受け止めて逃すことができる。このときには、抜け止め部16のスライド片16aの長孔16b内でビス4が相対的に移動することにより、抜け止め部16が押し下げられ、保護本体部14がケース本体2の上端面に接近または接触する。
That is, when the
これにより、腕時計が上方から衝撃を受けて、その衝撃が保護部材13の保護本体部14に加わると、その衝撃を保護部材13の保護支持部15によって時計バンド12に逃がすことができると共に、衝撃によって保護本体部14が下側に撓んでも、ケース本体2の上端面と保護本体部14の下面との間の隙間Sによって、衝撃を緩衝することができる。
Thereby, when the wristwatch receives an impact from above and the impact is applied to the
このため、腕時計が上方から衝撃を受けても、その衝撃が腕時計ケース1に伝わらないように、衝撃を緩和することができる。これにより、衝撃によって時計ガラス5や腕時計ケース1内の時計モジュール7が破損するのを防ぐことができるので、衝撃から時計を良好に保護することができる。
For this reason, even if the wristwatch receives an impact from above, the impact can be mitigated so that the impact is not transmitted to the
ところで、保護部材13を腕時計ケース1から取り外す場合には、まず、時計バンド12を腕時計ケース1のバンド取付部11から取り外する。このときには、バンド取付部11からねじ部材11bを取り外し、時計バンド12の端部12aをバンド取付部11から取り外す。これにより、保護部材13の保護支持部15の連結部15bをベゼル3の下端部から離脱させることが可能になる。
By the way, when the
この状態で、ベゼル3の3時および9時に位置する各ビス4を取り外す。そして、保護支持部15の連結部15bをベゼル3の下端部から離脱させて、保護本体部14を腕時計ケース1の上方に引き上げると、抜け止め部16をケース本体2とベゼル3との間から引き出すことができる。これにより、保護部材13を腕時計ケース1から簡単に取り外すことができる。
In this state, the
このように、この腕時計によれば、バンド取付部11が設けられた腕時計ケース1と、この腕時計ケース1のバンド取付部11に取り付けられた時計バンド12と、腕時計ケース1の上面に配置される保護本体部14、および時計バンド12に当接して保護本体部14を支持する保護支持部15を有する保護部材13と、を備えていることにより、衝撃から時計を良好に保護することができる。
Thus, according to this watch, it is disposed on the
すなわち、この腕時計で3は、衝撃が保護部材13の保護本体部14に加わると、その衝撃を保護部材13の保護支持部15によって時計バンド12に逃がすことができるので、腕時計ケース1が受ける衝撃を緩和することができ、これにより衝撃によって時計ガラス5や時計モジュール7が破損するのを防ぐことができるので、衝撃から時計を良好に保護することができる。
That is, in this
この場合、保護部材13はポリアミド系樹脂などの衝撃に強い合成樹脂で形成されており、時計バンド12はウレタン樹脂などの弾力を有する合成樹脂で形成されていることにより、衝撃が保護部材13の保護本体部14に加わると、その衝撃を保護部材13の保護支持部15に集中させることができ、この保護支持部15が衝撃による荷重で時計バンド12を弾性変形させることができるので、衝撃を時計バンド12に確実にかつ良好に逃がすことができる。
In this case, the
また、この腕時計では、腕時計ケース1のケース本体2の上面と保護部材13の保護本体部14の下面との間に、隙間Sが保護支持部15によって設けられていることにより、保護部材13の保護本体部14が衝撃を受け、その衝撃を保護支持部15によって時計バンド12に逃がす際に、ケース本体2の上面と保護本体部14の下面との間の隙間Sで、保護本体部14を移動させることができる。
Further, in this watch, the clearance S is provided by the
これにより、保護本体部14をケース本体2の上面に接近または接触させて、ケース本体2が衝撃を受けないようにすることができると共に、保護部材13の保護本体部14を隙間Sによって撓ませることができる。このため、ケース本体2が受ける衝撃を確実にかつ良好に緩和することができるので、衝撃によって時計ガラス5や時計モジュール7が破損するのを防ぐことができ、これにより衝撃から時計を良好に保護することができる。
As a result, the protective
さらに、この腕時計では、保護部材13が腕時計ケース1の上面にその接離方向に移動可能な状態で、かつ腕時計ケース1の上面側から抜け出すのを阻止する抜け止め部16が設けられていることにより、保護部材13の保護本体部14が衝撃を受けた際に、保護本体部14を腕時計ケース1のケース本体2の上面に向けて接近する方向に移動させることができ、また保護本体部14がケース本体2の上面から離れる方向に移動しても、抜け止め部16によって保護部材13が腕時計ケース1から離脱するのを確実に阻止することができる。
Furthermore, in this watch, the retaining
すなわち、この抜け止め部材16は、保護部材13の保護本体部14からケース本体1の外側面に沿って延出されたスライド片16aに長孔16bが上下方向に沿って設けられ、ベゼル3をケース本体2に取り付けるためのビス4がスライド片16aの長孔16bを通してケース本体2に螺着する構成であることにより、ビス4をスライド片16aの長孔16b内で相対的に移動させることができ、このためビス4によってスライド片16aを上下方向にガイドすることができる。
That is, in the
これにより、保護本体部14が衝撃を受けた際に、保護本体部14を腕時計ケース1のケース本体2の上面に向けて接近する方向に移動させることができと共に、保護本体部14を衝撃に応じて撓ませることができるので、衝撃を確実にかつ良好に緩和することができるほか、保護本体部14がケース本体2の上面から離れる方向に移動した際に、ビス4がスライド片16aの長孔16b内の下端部に当接することにより、保護部材13が腕時計ケース1から離脱するのを確実に阻止することができる。
As a result, when the
(第2実施形態)
次に、図7〜図9を参照して、この発明を適用した腕時計の第2実施形態について説明する。なお、図1〜図6に示された第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。
この腕時計は、図8および図9に示すように、腕時計ケース1のバンド取付部11に時計バンド12の端部12aを回転可能な状態で取り付けた構成であり、これ以外は第1実施形態とほぼ同じ構成なっている。
Second Embodiment
Next, a second embodiment of a watch to which the present invention is applied will be described with reference to FIGS. The same parts as those of the first embodiment shown in FIGS. 1 to 6 are described with the same reference numerals.
As shown in FIGS. 8 and 9, this watch has a configuration in which the
この場合にも、時計バンド12は、第1実施形態と同様、ウレタン樹脂などの弾力性を有する合成樹脂で形成されている。この時計バンド12は、図8および図9に示すように、その端部12aが腕時計ケース1のバンド取付部11にねじ部材11bによって回転可能に取り付けられた構成になっている。
Also in this case, the
この時計バンド12は、図8および図9に示すように、その端部12aが一対の取付突起部11aにねじ部材11bによって取り付けられた際に、ケース本体2の外側面と時計バンド12の端部12aの外周面との間に隙間Hを設けることにより、その隙間Hの間隔だけ、時計バンド12がねじ部材11bを中心に反時計回り方向に回転するように構成されている。この場合にも、時計バンド12は、その端部12aの下側の突起部12bが裏蓋6の下面に当接することにより、時計回り方向に回転しないように構成されている。
As shown in FIGS. 8 and 9, when the
次に、このような腕時計の作用について説明する。
腕時計ケース1に保護部材13を取り付ける場合には、第1実施形態と同様、予め、ケース本体2の上部開口部に時計ガラス5を取り付け、このケース本体2の外周面にベゼル3を装着し、この状態で保護部材13をケース本体2に取り付けることにより、腕時計ケース1を組み立てることができる。
Next, the operation of such a watch will be described.
When the
このように、保護部材13が腕時計ケース1の上部に取り付けられた状態では、第1実施形態と同様、保護部材13の保護本体部14が、ベゼル3の上端部の内周縁内において、ケース本体2の上端面から上方に隙間Sをもって配置され、この隙間Sによって保護本体部14がケース本体2の上端部に接近する方向に移動可能な状態になる。
As described above, in the state where the
この状態で、時計バンド12の端部12aを腕時計ケース1の一対のバンド取付部11にねじ部材11bによって取り付ける。このときには、ケース本体2の外側面と時計バンド12の端部12aの外周面との間に隙間Hが設けられ、この隙間Hによって時計バンド12がねじ部材11bを中心に反時計回り方向に回転可能な状態になる。
In this state, the
このように組み立てられた腕時計では、腕時計が上方から衝撃を受けた際に、第1実施形態と同様、保護部材13によって衝撃を緩和することができる。すなわち、保護部材13の保護本体部14が上方から衝撃を受けると、その衝撃によって保護支持部15の一対の支持アーム部15aによって、連結部15bが時計バンド12の端部12aを押し下げて、衝撃を時計バンド12で受け止めて逃すことができる。
In the wristwatch thus assembled, when the wristwatch receives an impact from above, the impact can be mitigated by the
この場合、保護支持部15が時計バンド12の端部12aを押し下げると、ケース本体2の外側面と時計バンド12の端部12aの外周面との間に設けられた隙間Hによって、時計バンド12がねじ部材11bを中心に反時計回り方向に回転する。そして、時計バンド12の端部12aの外周面がケース本体2の外側面に当接すると、時計バンド12の回転が停止し、この状態で保護支持部15の連結部15bが時計バンド12の端部12aに弾力的に食い込む。
In this case, when the
また、このときには、第1実施形態と同様、抜け止め部16のスライド片16aの長孔16b内でビス4が相対的に移動することにより、抜け止め部16が保護部材13の保護本体部14によってケース本体2の外側面に沿って押し下げられ、この保護本体部14がケース本体2の上端面に接近または接触する。
At this time, similarly to the first embodiment, the
これにより、腕時計が上方から衝撃を受けても、その衝撃が保護部材13の保護本体部14に加わると、その衝撃を保護部材13の保護支持部15によって時計バンド12に確実に逃がすことができる。このため、第1実施形態と同様、腕時計ケース1が受ける衝撃を緩和することができるので、衝撃によって時計ガラス5や腕時計ケース1内の時計モジュール7が破損することがなく、衝撃から時計を良好に保護することができる。
Thus, even if the wristwatch receives an impact from above, if the impact is applied to the
このように、この腕時計によれば、時計バンド12が腕時計ケース1のバンド取付部11に回転可能に取り付けられていることにより、保護部材13が上方から衝撃を受けた際に、保護支持部15が時計バンド12の端部12aを押し下げて、時計バンド12を回転させることができるので、保護部材13が上方から受けた衝撃を良好に時計バンド12に逃がすことができ、これにより第1実施形態よりも効率良くかつ良好に衝撃を緩衝することができる。
As described above, according to this wristwatch, since the
すなわち、この腕時計では、時計バンド12の端部12aが腕時計ケース1の一対のバンド取付部11にねじ部材11bによって取り付けられた際に、ケース本体2の外側面と時計バンド12の端部12aの外周面との間に隙間Hが設けられ、この隙間Hによって時計バンド12がねじ部材11bを中心に回転する構成であるから、保護部材13が上方から衝撃を受けて、保護支持部15が時計バンド12の端部12aを押し下げた際に、隙間Hによって、時計バンド12を確実に回転させることができる。
That is, in this watch, when the
この場合、時計バンド12が隙間Hの間隔だけ回転すると、時計バンド12の端部12aの外周面がケース本体2の外側面に当接するので、時計バンド12の回転を停止させることができ、これにより保護支持部15の連結部15bを時計バンド12の端部12aに弾力的に食い込ませることができるので、効率良くかつ良好に衝撃を緩衝することができる。
In this case, when the
これにより、この腕時計では、保護部材13が上方から衝撃を受けて、その衝撃が保護部材13の保護本体部14に加わっても、その衝撃を保護部材13の保護支持部15によって時計バンド12に効率良く逃がすことができるので、衝撃を良好に緩衝することができる。このため、第1実施形態と同様、腕時計ケース1が受ける衝撃を緩和することができるので、衝撃によって時計ガラス5や腕時計ケース1内の時計モジュール7が破損することがなく、衝撃から時計を良好に保護することができる。
Thereby, in this wristwatch, even if the
なお、上述した実施形態では、腕時計ケース1がケース本体2とベゼル3とで構成されている場合について述べたが、必ずしもベゼル3を設ける必要はなく、ケース本体2のみで腕時計ケースを構成しても良い。
In the embodiment described above, the case where the
以上、この発明のいくつかの実施形態について説明したが、この発明は、これらに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
As mentioned above, although some embodiments of this invention were described, this invention is not limited to these, The invention described in the claim, and the range of equivalence are included.
The invention described in the claims of the present application is appended below.
(付記)
請求項1に記載の発明は、バンド取付部が設けられたケースと、前記バンド取付部に取り付けられたバンドと、前記ケースの上面に配置される保護本体部、および前記保護本体部に連設され前記バンドの端部の上部に当接して前記保護本体部を支持する保護支持部を有する保護部材と、を備えていることを特徴とする腕時計である。
(Supplementary note)
The invention according to
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の腕時計において、前記保護部材は衝撃に強い合成樹脂で形成されており、前記バンドは弾力を有する合成樹脂で形成されていることを特徴とする腕時計である。
The invention according to
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の腕時計において、前記ケースの上面と前記保護本体部の下面との間には、隙間が前記保護支持部によって設けられていることを特徴とする腕時計である。
The invention according to
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の腕時計において、前記保護部材が前記ケースの上面にその接離方向に移動可能な状態で、かつ前記ケースの上面側から抜け出すのを阻止する抜け止め部が設けられていることを特徴とする腕時計である。 The invention according to a fourth aspect is the watch according to any one of the first to third aspects, wherein the protective member is movable on the upper surface of the case in the contact / separation direction, and the upper surface of the case It is a watch characterized by being provided with a retaining part which prevents it from getting out of the side.
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の腕時計において、前記バンドは前記ケースの前記バンド取付部に回転可能な状態で取り付けられていることを特徴とする腕時計である。
The invention according to
1 腕時計ケース
2 ケース本体
3 ベゼル
4 ビス
5 時計ガラス
7 時計モジュール
11 バンド取付部
11b ねじ部材
12 時計バンド
12a 端部
13 保護部材
14 保護本体部
15 保護支持部
15a 支持アーム部
15b 連結部
16 抜け止め部
16a スライド片
16b 長孔
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記バンド取付部に取り付けられたバンドと、
前記ケースの上面に配置される保護本体部、および前記保護本体部に連設され前記バンドの端部の上部に当接して前記保護本体部を支持する保護支持部を有する保護部材と、
前記ケースの上面と前記保護本体部の下面との間には、隙間が前記保護支持部によって設けられていることを特徴とする腕時計。 A case provided with a band attachment portion,
A band attached to the band attachment portion;
A protective body portion disposed on the upper surface of the case, and a protective member having a protective support portion connected to the protective body portion and in contact with the upper portion of the end portion of the band to support the protective body portion;
Between the upper surface of the case and the lower surface of the protective body portion, a gap is provided by the protective support portion.
前記バンド取付部に取り付けられたバンドと、
前記ケースの上面に配置される保護本体部、および前記保護本体部に連設され前記バンドの端部の上部に当接して前記保護本体部を支持する保護支持部を有する保護部材と、
前記保護部材が前記ケースの上面にその接離方向に移動可能な状態で取り付けられており、かつ前記保護部材が前記ケースの上面側から抜け出すのを阻止する抜け止め部が前記ケースに設けられていることを特徴とする腕時計。 A case provided with a band attachment portion,
A band attached to the band attachment portion;
A protective body portion disposed on the upper surface of the case, and a protective member having a protective support portion connected to the protective body portion and in contact with the upper portion of the end portion of the band to support the protective body portion;
The protective member is mounted on the upper surface of the case so as to be movable in the direction of contact and separation, and a retaining portion is provided on the case for preventing the protective member from coming off the upper surface side of the case A watch characterized by being
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