JP6418429B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
遊技者が操作可能な操作手段と、
複数種類の画像を表示可能な表示手段と、を備えた遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、前記操作手段の外観を表す第1の画像であり、
前記複数種類の画像のうちの一つは、前記第1の画像に表示された前記操作手段の一部分を表す第2の画像であり、
前記複数種類の画像のうちの一つは、前記操作手段の操作受付期間を表す第3の画像であり、
前記操作手段は、可動部分および操作方法が互いに異なる第1の操作と第2の操作を実行可能であり、
前記第1の画像は、前記操作手段において少なくとも前記第1の操作時に可動する部分を示しており、
前記第2の画像は、前記操作手段において前記第2の操作時に可動する部分を示しており、
前記表示手段の第1の位置に前記第1の画像が表示された状態で、第2の位置に前記第2の画像が表示され、前記表示手段の前記第1の位置よりも前記第2の位置に近い第3の位置に前記第3の画像が表示される第1の演出を実行可能な
ことを特徴とする遊技機。
1.遊技機の構造
図1は、本発明の一実施形態としての遊技機1の正面図である。以下では、遊技機1の左右方向を、遊技機1に対面する遊技者から見た左右方向に一致させて説明する。また、遊技機1の前方向は、遊技機1から遊技者に向かう方向として説明し、遊技機1の後方向は、遊技者から遊技機1に向かう方向として説明する。
図3、図4に基づいて、遊技機1の電気的構成について説明する。図3は、遊技機1の主制御基板側の電気的な構成を示すブロック図である。図4は、遊技機1のサブ制御基板側の電気的な構成を示すブロック図である。遊技機1は、主制御基板80(図3)と、サブ制御基板90(図4)と、画像制御基板100(図4)と、ランプ制御基板107(図4)と、音声制御基板106(図4)と、払出制御基板110(図3)と、を備えている。主制御基板80は、大当たり抽選や遊技状態の移行などの遊技利益に関する制御をおこなう遊技制御基板であり、メイン制御部を構成する。サブ制御基板90は、遊技の進行に伴って実行する演出に関する制御をおこなう演出制御基板であり、画像制御基板100、ランプ制御基板107、音声制御基板106とともにサブ制御部を構成する。なお、サブ制御部は、少なくともサブ制御基板90を備えていれば構成可能である。
図5、図6に基づいて、遊技機1のデータ構成について説明する。図5(A)は、メインROM83に記憶されているテーブルを説明するための図である。図5(B)は、メインRAM84に設けられている記憶領域を説明するための図である。図6(A)は、サブROM93に記憶されているテーブルを説明するための図である。図6(B)は、サブRAM94に設けられている記憶領域を説明するための図である。
遊技機1では、大当たり抽選(特別図柄抽選)の結果としての「大当たり」と「ハズレ」がある。「大当たり」の場合には、特別図柄表示器41に「大当たり図柄」が停止表示される。「ハズレ」のときには、特別図柄表示器41に「ハズレ図柄」が停止表示される。大当たりに当選すると、停止表示された特別図柄の種類(大当たりの種類)に応じた開放パターンにて、大入賞口(第1大入賞口30および第2大入賞口35)を開放させる「大当たり遊技」が実行される。大当たり遊技は、特別遊技の一例である。大当たり遊技は、複数回のラウンド遊技(単位開放遊技)と、初回のラウンド遊技が開始される前のオープニング(OP)と、最終回のラウンド遊技が終了した後のエンディング(ED)とを含んでいる。各ラウンド遊技は、オープニングの終了、または、前のラウンド遊技の終了によって開始し、次のラウンド遊技の開始によって終了する。ラウンド遊技間の大入賞口の閉鎖の時間(インターバル時間)は、その閉鎖前の開放ラウンド遊技に含まれる。
遊技機1の遊技状態について説明する。遊技制御用マイコン81は、特別図柄表示器41に表示する特別図柄および普通図柄表示器42に表示する普通図柄に対して、それぞれ、「確率変動制御」と「変動時間短縮制御」とを実行可能である。ここでは、遊技制御用マイコン81が特別図柄表示器41の特別図柄に対して確率変動制御している状態を「高確率状態」と呼び、確率変動制御していない状態を単に「通常確率状態(非高確率状態、低確率状態)」と呼ぶ。遊技制御用マイコン81は、特別図柄の確率変動制御として、大当たりと判定される大当たり乱数値の数が通常確率状態よりも高確率状態の方が多い大当たり判定テーブル(図8(A))を用いた大当たり判定をおこなうことにより、高確率状態を実現する。従って、高確率状態は、通常確率状態よりも大当たりの確率が高くなる。つまり、遊技制御用マイコン81が特別図柄表示器41の特別図柄に対して確率変動制御を実行している場合には、確率変動制御を実行していない場合と比べて、特別図柄表示器41による特別図柄の可変表示の表示結果(停止図柄)が大当たり図柄となる確率が高くなる。
図15〜図34に基づいて主制御基板80(図3)に設けられた遊技制御用マイコン81の動作について説明する。遊技制御用マイコン81の動作説明にて登場するカウンタ、フラグ、ステータス、バッファ等はメインRAM84に設けられている。遊技制御用マイコン81は、当否判定手段(図23)、当否事前判定手段(図18、図19)に該当する。
図15は、主制御メイン処理のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、遊技機1の電源がオンされると、メインROM83から主制御メイン処理を実行するためのプログラムを読み出す。主制御メイン処理では、遊技制御用マイコン81は、まず、初期設定をおこなう(ステップS001)。初期設定では、例えば、メインCPU82の設定、各種のフラグ、ステータスおよびカウンタなどのリセット等をおこなう。フラグの初期値は「0」つまり「OFF」であり、ステータスの初期値は「1」であり、カウンタの初期値は「0」である。なお、初期設定は、電源投入後に一度だけ実行され、それ以降は実行されない。
図16は、メイン側タイマ割り込み処理(図15:ステップS005)のフローチャートである。メイン側タイマ割り込み処理では、遊技制御用マイコン81は、まず、乱数更新処理をおこなう(ステップS101)。具体的には、遊技制御用マイコン81は、図7(A)で示した種々の乱数カウンタ値を更新する。この乱数更新処理は、上述した主制御メイン処理(図15)でおこなう普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理と同じである。すなわち、各種乱数カウンタ値の更新処理は、メイン側タイマ割り込み処理の実行期間と、それ以外の期間(メイン側タイマ割り込み処理の終了後、次のメイン側タイマ割り込み処理が開始されるまでの期間)との両方でおこなわれる。
図17は、始動口センサ検出処理(図16:ステップS103)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、ゲート28に遊技球が通過したか否かの判定をおこなう(ステップS201)。この判定は、ゲートセンサ28aによって遊技球が検出されたか否かによっておこなわれる。ゲート28に遊技球が通過していない場合(ステップS201:NO)、処理はステップS205にスキップする。ゲート28に遊技球が通過した場合(ステップS201:YES)、遊技制御用マイコン81は、普通図柄保留球数が「4(上限値)」であるか否かの判定をおこなう(ステップS202)。普通図柄保留球数とは、普図保留の数であり、より具体的には、メインRAM84に設けられた普図保留の数をカウントするカウンタの値である。普通図柄保留球数が「4」であれば(ステップS202:YES)、処理はステップS205にスキップする。普通図柄保留球数が「3」以下の場合(ステップS202:NO)、普通図柄保留球数に「1」を加算した後(ステップS203)、普通図柄乱数取得処理をおこなう(ステップS204)。ここでは、遊技制御用マイコン81は、普通図柄乱数カウンタの値(図7:ラベル−TRND−Hの値)を取得し、取得した乱数値をメインRAM84の普図保留記憶領域86の第1〜第4記憶領域うち、現在の普通図柄保留球数に応じた記憶領域に格納する。
図18は、特図2事前判定処理(図17:ステップS209)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、確変フラグがONであるか否かの判定をおこなう(ステップS301)。確変フラグがOFFの場合(ステップS301:NO)、本処理を終える。すなわち、確変フラグがOFFの場合には、事前判定はおこなわれない。一方、確変フラグがONの場合、遊技制御用マイコン81は、大当たり判定テーブルT1(図8)のうちの高確率状態用テーブルを参照して大当たり事前判定をおこなう(ステップS302)。具体的には、遊技制御用マイコン81は、まず、特図2関係乱数取得処理(図17:ステップS208)によって事前判定用バッファに一時的に記憶されている判定値としての大当たり乱数値を取得する。次に、遊技制御用マイコン81は、参照する大当たり判定テーブルT1(図8)と大当たり乱数値とを用いて大当たりか否かの事前判定をおこなう。ここでは、高確率状態(確変フラグがON)であるため、遊技制御用マイコン81は、大当たり判定テーブルT1のうち、高確率状態用のテーブル(大当たり判定値が「0」〜「649」)を参照して大当たりか否かを事前判定する。すなわち、大当たり乱数値が「0」〜「649」のとき「大当たり」と事前判定し、それ以外の値のとき「ハズレ」と事前判定する。なお、本実施形態では、後述する大当たり判定処理(図23)で用いられる大当たり判定テーブルT1を用いて事前判定をおこなっているが、他の実施形態として、大当たり判定テーブルT1とは異なる事前判定用の大当たり判定テーブルを用いて事前判定をおこなってもよい。
図19は、特図1事前判定処理(図17:ステップS214)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、確変フラグがONであるか否かの判定をおこなう(ステップS401)。上述の特図2事前判定処理とは反対に、確変フラグがONの場合(ステップS401:YES)、本処理を終える。すなわち、確変フラグがONの場合には、事前判定はおこなわれない。一方、確変フラグがOFFの場合(ステップS401:NO)、遊技制御用マイコン81は、大当たり判定テーブルT1(図8)のうちの通常確率状態用のテーブルを参照して大当たり事前判定をおこなう(ステップS402)。具体的には、遊技制御用マイコン81は、まず、特図1関係乱数取得処理(図17:ステップS213)によって事前判定用バッファに一時的に記憶されている判定値としての大当たり乱数値を取得する。次に、ここでは、通常確率状態(確変フラグがOFF)であるため、遊技制御用マイコン81は、大当たり判定テーブルT1のうち、通常確率状態用のテーブル(大当たり判定値が「0」〜「164」)に基づいて大当たりか否かを事前判定する。すなわち、大当たり乱数値が「0」〜「164」のとき「大当たり」と事前判定し、それ以外の値のとき「ハズレ」と事前判定する。なお、大当たり事前判定は、大当たり判定テーブルT1とは異なる事前判定用の大当たり判定テーブルを用いてもよい。以降、ステップS404〜S408の処理は、上述の特図2事前判定処理(図18)のステップS304〜S308と同様であるため説明を省略する。
図20は、普通動作処理(図16:ステップS104)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、電チュー22が作動中か否かの判定をおこなう(ステップS501)。電チュー22が作動中の場合(ステップS501:YES)、処理はステップS520に移行する。電チュー22が作動中ではない場合(ステップS501:NO)、遊技制御用マイコン81は、普通図柄の変動中か否かの判定をおこなう(ステップS502)。普通図柄の変動中の場合(ステップS502:YES)、処理はステップS508にスキップする。普通図柄の変動中ではない場合(ステップS502:NO)、遊技制御用マイコン81は、普通図柄の保留球数が「0」か否かの判定をおこなう(ステップS503)。保留球数が「0」の場合(ステップS503:YES)、本処理を終了する。保留球数が1以上ある場合(ステップS503:NO)、普通図柄保留球数を1ディクリメントする(ステップS504)。従って、普通図柄の保留球数が「0」の状態でゲート28を遊技球が通過した場合、始動口センサ検出処理(図17)のステップS203において、一旦、普通図柄の保留球数が「1」になり、その後、本ステップS504において保留が消化され即座に普通図柄の保留球数が「0」になる。これは、特別図柄の保留球数についても同様である。すなわち、始動口センサ検出処理(図17)のステップS207およびステップS212において、一旦、特別図柄の保留数が「1」になり、その後、後述の特別図柄待機処理(図22)におけるステップS1404およびステップS1410において保留が消化され特別図柄の保留球数が「0」になる。次に、遊技制御用マイコン81は、普通図柄当たり判定テーブルT3(図8(C))を参照して当たり判定をおこなう(ステップS505)。具体的には、遊技制御用マイコン81は、まず、普図保留記憶領域86の第1記憶領域(普図保留の1個目に対応)に記憶されている判定値としての普通図柄乱数値(当たり乱数値)を読み出す。そして、普通図柄乱数値と、遊技状態(時短状態か否か)と、普通図柄当たり判定テーブルT3とを用いて当たりか否かを判定する。例えば、非時短状態において、普通図柄乱数値が「0」〜「2」の場合には、「当たり」と判定され、普通図柄乱数値がそれ以外の場合には、「ハズレ」と判定される(図8(C)参照)。
図21は、特別動作処理(図16:ステップS105)のフローチャートである。ここでは、特別図柄表示器41および大入賞装置(第1大入賞装置31および第2大入賞装置36)に関する処理を4つの段階に分け、各段階をそれぞれ「特別動作ステータス」の「1」、「2」、「3」、「4」と呼ぶ。遊技制御用マイコン81は、「特別動作ステータス」が「1」のとき(ステップS1301:YES)、特別図柄待機処理をおこなう(ステップS1302)。特別図柄待機処理では、大当たり判定や変動パターン選択等が実行される。「特別動作ステータス」が「2」のときには(ステップS1301:NO、ステップS1303:YES)、特別図柄変動中処理をおこなう(ステップS1304)。特別図柄変動中処理では、変動時間経過後に変動停止コマンドの出力等が実行される。「特別動作ステータス」が「3」のときには(ステップS1301、S1303:NO、ステップS1305:YES)、特別図柄確定処理をおこなう(ステップS1306)。特別図柄確定処理では、大当たり時にオープニングコマンドの出力等が実行される。「特別動作ステータス」が「4」のときには(ステップS1301、S1303、S1305:NO)、特別電動役物処理をおこなう(ステップS1308)。特別電動役物処理では、大当たり遊技が実行される。上記の各処理の詳細については後述する。なお、特別動作ステータスは、初期設定では「1」である。
図22は、特別図柄待機処理(図21:ステップS1302)のフローチャートである。特別図柄待機処理では、遊技制御用マイコン81は、まず、特図2保留球数が「0」であるか否かの判定をおこなう(ステップS1401)。特図2保留球数が「0」である場合(ステップS1401:YES)、すなわち、第2特図保留記憶領域85bに、第2始動口21への入賞に起因して取得した乱数値群の記憶がない場合には、処理はステップS1407に移行する。特図2保留球数が「1」以上である場合(ステップS1401:NO)、遊技制御用マイコン81は、大当たり判定処理(ステップS1402)、および、変動パターン選択処理(ステップS1403)を実行する。これらの処理の詳細については後述する。変動パターン選択処理の後、特図2保留球数を1つディクリメントする(ステップS1404)。次に、遊技制御用マイコン81は、第2特図保留記憶領域85bの第1〜第4記憶領域に格納されている保留情報(各種乱数値)の格納場所を現在の位置から読み出される側に1つシフトするとともに、第2特図保留記憶領域85bにおいて読み出される側から最も遠い場所に格納されている保留情報をクリアする(ステップS1405)。例えば、第1〜第3記憶領域に保留情報が格納されている場合には、第3記憶領域に格納されている保留情報をクリアし、第1〜第4記憶領域に保留情報が格納されている場合には、第4記憶領域に格納されている保留情報をクリアする。上記ステップによって、第2特図保留が保留された順に消化される。この場合、画像表示装置7の表示画面7aでは、第2特図保留記憶領域85bの第1記憶領域に対応する保留画像9B(4つの保留画像9Bのうち、一番左端の保留画像9B)が保留消化画像表示領域側にシフトし、保留消化画像9Cとして表示される。また、第2特図保留記憶領域85bの第2〜第4記憶領域に対応する保留画像9B(4つの保留画像9Bのうち、左から2、3、4番目の保留画像9B)がそれぞれ左側に1つシフトする(図1)。これにより、遊技者は、第2特図保留が1つ消化されたことを認識することができる。次に、遊技制御用マイコン81は、特図2変動開始処理をおこなう(ステップS1406)。特図2変動開始処理では、変動開始コマンドをメインRAM84のコマンドセット領域84aにセットし、第2特別図柄の変動表示を開始させるとともに、変動時間タイマのセットをおこなう。変動時間タイマには、変動パターン選択処理で選択された変動パターンに応じて決定される変動時間がセットされる。また、遊技制御用マイコン81は、特別動作ステータスを「2」にセットする。なお、特図2変動開始処理でセットされる変動開始コマンド(特図2変動開始コマンド)には、大当たり判定処理(ステップS1402)でセットされた特図停止図柄データに関する情報や変動パターン選択処理(ステップS1403)でセットされた変動パターンに関する情報(変動時間に関する情報を含む)が含まれている。
図23は、大当たり判定処理(図22:ステップS1402、S1408)のフローチャートである。特図2の大当たり判定処理(ステップS1402)と特図1の大当たり判定処理(ステップS1408)は処理の流れが同様であるため、まとめて説明する。大当たり判定処理では、まず、遊技制御用マイコン81は、確変フラグがONであるか否かの判定をおこなう(ステップS1501)。確変フラグがONの場合(ステップS1501:YES)、大当たり判定テーブルT1(図8)のうちの高確率状態用テーブルを参照して大当たり判定をおこなう(ステップS1502)。具体的には、遊技制御用マイコン81は、まず、判定値としての大当たり乱数値の読み出しをおこなう。例えば、特図2の大当たり判定処理では、第2特図保留記憶領域85bの第1記憶領域(第2特図保留の1個目に対応)に記憶されている大当たり乱数値を読み出す。特図1の大当たり判定処理では、第1特図保留記憶領域85aの第1記憶領域(第1特図保留の1個目に対応)に記憶されている大当たり乱数値を読み出す。次に、遊技制御用マイコン81は、参照する大当たり判定テーブルT1と大当たり乱数値とを用いて大当たりか否かを判定する。ここでは、高確率状態(確変フラグがON)であるため、大当たり判定テーブルT1のうち、高確率状態用のテーブル(大当たり判定値が「0」〜「649」)に基づいて大当たりか否かを判定する。
図24および図25は、変動パターン選択処理(図22:ステップS1403、S1409)のフローチャートである。特図2の変動パターン選択処理(ステップS1403)と特図1の変動パターン選択処理(ステップS1409)は処理の流れが同様であるため、まとめて説明する。変動パターン選択処理では、まず、遊技制御用マイコン81は、遊技状態が時短状態であるか否かの判定をおこなう(ステップS1600)。時短状態であるか否かの判定は、時短フラグがONか否かによっておこなわれる。時短状態である場合(ステップS1600:YES)、処理はステップS1612に移行する。時短状態でない場合(ステップS1600:NO)、遊技制御用マイコン81は、大当たりフラグがONか否かの判定をおこなう(ステップS1602)。大当たりフラグがOFFの場合(ステップS1602:NO)、処理はステップS1607に移行する。大当たりフラグがONの場合(ステップS1602:YES)、遊技制御用マイコン81は、大当たりが特図2か否かの判定をおこなう(ステップS1603)。大当たりが特図2の場合(ステップS1603:YES)、大当たり種別が必ずV通過予定大当たりとなるため、処理はステップS1605にスキップする。大当たりが特図1の場合(ステップS1603:NO)、遊技制御用マイコン81は、大当たり種別がV通過予定大当たりか否かの判定をおこなう(ステップS1604)、大当たり種別の判定は、メインRAM84にセットされている特図停止図柄データに基づいておこなわれる。
図26は、特別図柄変動中処理(図21:ステップS1304)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、特別図柄の変動時間が経過して終了したか否かの判定をおこなう(ステップS1701)。特別図柄の変動時間とは、上述の変動パターン選択処理(図24、図25)で選択された変動パターンに応じて決定される変動時間である。変動時間が終了していない場合(ステップS1701:NO)、本処理を終える。すなわち、特別図柄待機処理(図22)のステップS1406またはS1412において開始された特別図柄の変動表示が継続される。一方、変動時間が終了している場合(ステップS1701:YES)、変動停止コマンドをセットし(ステップS1702)、特別動作ステータスを「3」にセットする(ステップS1703)。また、遊技制御用マイコン81は、変動停止にともなうその他の処理をおこなう(ステップS1704)。例えば、遊技制御用マイコン81は、特別図柄の変動表示を、セットされている特図停止図柄データに応じた図柄で停止させる処理等をおこなう。その後、遊技制御用マイコン81は、本処理を終える。
図27は、特別図柄確定処理(図21:ステップS1306)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、遊技状態管理処理をおこなう(ステップS1801)。遊技状態管理処理とは、ST回数や時短回数を管理するための処理であり内容について後述する。遊技状態管理処理の後、大当たりフラグがONであるか否かの判定をおこなう(ステップS1802)。大当たりフラグがOFFである場合(ステップS1802:NO)、遊技制御用マイコン81は、特別動作ステータスを「1」にセットして(ステップS1808)、本処理を終了する。これにより、大当たり遊技は開始されず、再度、特別図柄待機処理(図22)に移行し、次の保留に対する大当たり判定等が実行される。
図28は、遊技状態管理処理(図27:ステップS1801)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、確変フラグがONか否かの判定をおこなう(ステップS2001)。確変フラグがOFFの場合(ステップS2001:NO)、処理はステップS2005にスキップする。確変フラグがONの場合(ステップS2001:YES)、確変カウンタの値を1ディクリメントする(ステップS2002)。確変カウンタとは、高確率状態中に実行した特別図柄の変動回数をカウントするものである。ここでは、高確率状態への移行時に確変カウンタに「160」がセットされる。遊技制御用マイコン81は、確変カウンタを1ディクリメントした結果、カウンタの値が「0」になったか否かの判定をおこなう(ステップS2003)。確変カウンタの値が「0」ではない場合(ステップS2003:NO)、処理はステップS2005にスキップする。確変カウンタの値が「0」の場合(ステップS2003:YES)、確変フラグをOFFに切り替える(ステップS2004)。
図29は、遊技状態リセット処理(図27:ステップS1804)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、確変フラグがONか否かの判定をおこなう(ステップS2101)。確変フラグがOFFの場合(ステップS2101:NO)、処理はステップS2103にスキップする。確変フラグがONの場合(ステップS2101:YES)、確変フラグをOFFに切り替える(ステップS2102)。ステップS2103において、遊技制御用マイコン81は、時短フラグがONか否かの判定をおこなう。時短フラグがOFFの場合(ステップS2103:NO)、本処理を終える。時短フラグがONの場合(ステップS2103:YES)、時短フラグをOFFに切り替える(ステップS2104)。つまり、大当たり遊技の実行中は、非高確率状態かつ非時短状態となる。遊技機1では、非時短状態時は常に低ベース状態となるため、大当たり遊技の実行中は低ベース状態となる。
図30は、特別電動役物処理(図21:ステップS1308)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、大当たり終了フラグがONか否かの判定をおこなう(ステップS2200)。「大当たり終了フラグ」とは、実行中の大当たり遊技において、開放パターンに基づく大入賞装置(第1大入賞装置31および第2大入賞装置36)の開放がすべて終了したことを示すフラグである。大当たり終了フラグがONの場合(ステップS2200:YES)、処理はステップS2230に移行する。大当たり終了フラグがOFFの場合(ステップS2200:NO)、V開閉部材71を作動させるためのV開閉部材動作処理をおこなう(ステップS2201)。本実施形態のV開閉部材71は、第1大入賞口30に所定個数の遊技球が入賞した時に作動するように構成されており、V開閉部材動作処理では、V開閉部材開放パターンT9に応じて所定番目の遊技球の入賞時にV開閉部材71を所定期間開放させる。V開閉部材動作処理の詳細については後述する。V開閉部材動作処理の後、遊技制御用マイコン81は、大入賞口(第1大入賞口30および第2大入賞口35)が開放中か否かの判定をおこなう(ステップS2202)。開放中の場合(ステップS2202:YES)、処理はステップS2210に移行する。
図31は、V開閉部材動作処理(図30:ステップS2201)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、現在のラウンド遊技(当該ラウンド)がV開閉部材71の開放ラウンドであるか否かの判定をおこなう(ステップS2501)。ここでは、第2ラウンド,第4ラウンド,第6ラウンド,第8ラウンド,第10ラウンド,第12ラウンドがV開閉部材71の開放ラウンドに該当する。遊技制御用マイコン81は、ラウンドカウンタの値が「15」,「13」,「11」,「9」,「7」,「5」のとき、開放ラウンドであると判定することができる。V開閉部材71の開放ラウンドではない場合(ステップS2501:NO)、本処理を終える。当該ラウンドにおいてV開閉部材71を作動させる必要がないためである。
図32は、遊技状態設定処理(図30:ステップS2234)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、VフラグがONか否かの判定をおこなう(ステップS2301)。VフラグがOFFの場合(ステップS2301:NO)、時短フラグをONにし(ステップS2302)、時短カウンタに「100」をセットする(ステップS2303)。これにより、今回の大当たり遊技後の遊技状態が「非高確率状態」かつ「時短状態」かつ「高ベース状態」(すなわち、低確高ベース)になる。この低確高ベース状態は、特別図柄の可変表示が100回おこなわれること、または、次の大当たりに当選すること、のいずれかの条件の成立によって終了する。
図33は、V領域センサ検出処理(図16:ステップS106)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、V領域センサ39aによる遊技球の検知があったか否かの判定をおこなう(ステップS2601)。V領域センサ39aによる遊技球の検知がない場合には(ステップS2601:NO)、本処理を終える。一方、検知がある場合には(ステップS2601:YES)、遊技制御用マイコン81は、V有効期間中か否かの判定をおこなう(ステップS2602)。V有効期間は、V開閉部材動作処理(図31)のV有効期間設定処理(ステップS2504,S2523)によって設定される期間である。V有効期間は、第2ラウンド,第4ラウンド,第6ラウンド,第8ラウンド,第10ラウンド,第12ラウンド中のV開閉部材71の開放時や閉鎖後の数秒間(球ハケ期間)に設定される。V有効期間中ではない場合には(ステップS2602:NO)、本処理を終える。一方、V有効期間中である場合(ステップS2602:YES)、遊技制御用マイコン81は、VフラグをONするとともに(ステップS2603)、V通過コマンドをセットして(ステップS2604)、本処理を終える。
図34は、保留球数処理(図16:ステップS107)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、メインRAM84に記憶されている特図1保留球数、特図2保留球数、および、普通図柄保留球数の読み出しをおこなう(ステップS2701)。次に、遊技制御用マイコン81は、保留球数コマンドをメインRAM84のコマンドセット領域(出力バッファ)84aにセットする(ステップS2702)。保留球数コマンドは、保留球数をサブ制御基板90に通知するためのコマンドであり、特図1保留球数、特図2保留球数、および、普通図柄保留球数に関する情報を含んでいる。保留球数コマンドのセット後、遊技制御用マイコン81は、本処理を終了する。
図35〜図45に基づいてサブ制御基板90(図4)に設けられた演出制御用マイコン91の動作について説明する。演出制御用マイコン91の動作説明にて登場するカウンタ、フラグ、ステータス、バッファ等はサブRAM94に設けられている。
図35は、サブ制御メイン処理を示すフローチャートである。演出制御用マイコン91は、遊技機1の電源がオンされると、サブROM93からサブ制御メイン処理を実行するためのプログラムを読み出す。サブ制御メイン処理では、演出制御用マイコン91は、まず、CPU初期化処理をおこなう(ステップS4000)。CPU初期化処理では、例えば、サブCPU92の設定、各種のフラグ、ステータスおよびカウンタなどのリセット等をおこなう。フラグの初期値は「0」つまり「OFF」であり、ステータスの初期値は「1」であり、カウンタの初期値は「0」である。なお、CPU初期化処理は、電源投入後に一度だけ実行され、それ以降は実行されない。
図36は、サブ側タイマ割り込み処理(図35:ステップS4035)のフローチャートである。演出制御用マイコン91は、まず、受信コマンド解析処理をおこなう(ステップS4300)。受信コマンド解析処理の詳細については後述する。受信コマンド解析処理の後、演出制御用マイコン91は、変動演出中処理をおこなう(ステップS4305)。変動演出中処理は、変動演出中に特定のタイミングで変動終了前コマンドをセットして、表示画面7aに特定の表示演出を実行させるための処理であり、詳細については後述する。変動演出中処理の後、演出制御用マイコン91は、スイッチ処理をおこなう(ステップS4310)。スイッチ処理では、演出制御用マイコン91は、演出ボタン検出スイッチ63aからの検知信号に基づいて出力されたスイッチデータ(エッジデータおよびレベルデータ)に基づいて、表示画面7aの表示内容の設定等をおこなう。スイッチ処理の後、演出制御用マイコン91は、コマンド送信処理をおこなう(ステップS4315)。コマンド送信処理では、演出制御用マイコン91は、受信コマンド解析処理等でサブRAM94の演出コマンドセット領域94b(出力バッファ)にセットした各種コマンドを画像制御基板100、音声制御基板106、ランプ制御基板107、中継基板108に送信する。各種コマンドを受信した画像制御基板100は、画像表示装置7を用いて、受信したコマンドに応じた表示演出を実行する。また、各種コマンドを受信した音声制御基板106は、受信したコマンドに応じて、スピーカ67から音声を出力する音声演出を実行する。各種コマンドを受信したランプ制御基板107は、受信したコマンドに応じて盤ランプ5や枠ランプ66の発光制御を行うランプ演出を実行する。コマンド送信処理の後、演出制御用マイコン91は、その他の処理をおこない(ステップS4320)、本処理を終える。その他の処理では、例えば、乱数更新処理等がおこなわれる。
図37は、受信コマンド解析処理(図36:ステップS4300)のフローチャートである。演出制御用マイコン91は、まず、主制御基板80から事前判定コマンドを受信したか否かの判定をおこなう(ステップS4415)。受信している場合(ステップS4415:YES)、先読み演出決定処理をおこなう(ステップS4420)。「先読み演出決定処理」は、先読み演出を実行するか否か、および実行する場合の先読み演出パターンを決定する処理である。先読み演出決定処理の詳細については後述する。一方、受信していない場合(ステップS4415:NO)、上述の先読み演出決定処理をスキップする。先読み演出とは、特図保留記憶領域85に新たに記憶された保留情報に大当たりが含まれている可能性が高いことを示唆する演出であり、変動演出中に実行される。
図38は、先読み演出決定処理(図37:ステップS4420)のフローチャートである。演出制御用マイコン91は、まず、事前判定情報書換処理をおこなう(ステップS4601)。具体的には、演出制御用マイコン91は、主制御基板80から受信した事前判定コマンドに含まれる、大当たり事前判定結果(大当たり判定情報)、大当たり種別事前判定結果(大当たり種別情報)、および、変動パターン事前判定結果(変動パターン情報)を事前判定情報記憶領域94cに記憶させる。
図41は、変動演出開始処理(図37:ステップS4460)のフローチャートである。演出制御用マイコン91は、まず、変動開始コマンドの解析をおこなう(ステップS5000)。ここでは、演出制御用マイコン91は、変動開始コマンドに含まれる特図停止図柄データに関する情報、および、変動パターンに関する情報をサブRAM94にセットする。セットされた情報には、現在の遊技状態を示す遊技状態情報や、特図1または特図2の当たり判定処理の判定結果としての図柄を示す図柄情報等が含まれている。ここで取得された遊技状態情報や図柄情報は、演出制御用マイコン91によって適宜参照され得る。
図44は、変動演出中処理(図36:ステップS4305)のフローチャートである。演出制御用マイコン91は、変動演出中か否かの判定をおこなう(ステップS4701)。変動演出中か否かは、例えば、変動演出タイマがゼロになっているか否かによって判定することができる。変動演出中ではない場合(ステップSS4701:NO)、本処理を終了する。一方、変動演出中の場合(ステップSS4701:YES)、演出制御用マイコン91は、変動終了前コマンドをサブRAM94の演出コマンドセット領域94bにセットするタイミングか否かの判定をおこなう(ステップS4702)。変動終了前コマンドは、演出制御用マイコン91が画像制御基板100などに対して、変動演出中の特定のタイミングであることを知らせるコマンドであり、画像制御基板100は、変動終了前コマンドを受信すると、変動終了前コマンドに含まれる情報にしたがって演出内容の切り替えや、特定の画像の表示等をおこなう。
図45に基づいて画像制御基板100(図4)に設けられた画像制御用マイコン101の動作について説明する。画像制御用マイコン101の動作説明にて登場するバッファ等はRAM104に設けられている。図45は、表示制御処理のフローチャートである。画像制御用マイコン101は、遊技機1の電源がオンされると、ROM103からプログラムを読み出し、CPU初期化処理の後、表示制御処理が繰り返し実行される。表示制御処理では、まず、画像制御用マイコン101は、サブ制御基板90から変動演出開始コマンドを受信したか否かの判定をおこなう(ステップS5001)。受信している場合(ステップS5001:YES)、画像制御用マイコン101は、変動演出表示を開始させる(ステップS5002)。具体的には、画像制御用マイコン101は、受信した変動演出開始コマンドを解析し、変動演出開始コマンドにおいて指示された所定の変動演出画像をROM103から読み出して、画像表示装置7の表示画面7aに表示させる。一方、受信していない場合(ステップS5001:NO)、上述の処理をスキップする。
図46は、可動役物(盤可動体15)による動作について説明するための図である。
演出制御用マイコン91は、遊技演出(表示演出)中や電源投入時の初期動作等において、盤可動体15を可動制御する。盤可動体15は、図1に示す位置にある状態がホームポジションである。一方、盤可動体15は、図46に示す位置にある状態が展開ポジションである。演出制御用マイコン91は、盤可動体15をホームポジションから展開ポジションまでの間で可動制御可能となっている。盤可動体15は、基本的にホームポジションの位置にあり、表示演出(遊技演出)に応じて適宜、演出制御用マイコン91によって展開ポジションに可動制御される。盤可動体15は、展開ポジションに可動制御された場合には、画像表示装置7の表示画面7a上(表示画面7aの手前側)に配置され、言い換えれば、遊技者から見て、表示画面7aの所定領域と重なる位置に配置される。従って、この場合、盤可動体15は、遊技者から見て、表示画面7aの所定領域を遮る状態となる。また、盤可動体15は、中央部に星状の孔部15aを備えている。従って、盤可動体15が展開ポジションにある場合には、孔部15aから表示画面7aの一部の領域が見える状態となる。また、盤可動体15は、ホームポジションにある場合には、表示画面7aとは重ならない位置となる。
以下に、本実施形態の各演出例(表示演出例、役物可動演出例)を説明する。また、その演出例に対する効果例、変形例、および、態様例も合わせて説明する。
これから説明する演出は、上述したように、遊技制御用マイコン81から送信される種々の情報(大当たり判定情報、大当たり種別情報、変動パターン情報、事前判定情報など)に基づき、演出制御用マイコン91(画像制御用マイコン101)によって実現される演出である。なお、以下の表示演出例は、画像表示装置7の表示画面7aで実行される。また、表示演出例において特に必要がない場合には、保留表示(保留アイコン)については省略している。
図47は、ボタン画像動作演出Aを説明するための図である。ボタン画像動作演出Aでは、まず、図47(A)の第1ボタン画像表示が実行される。この第1ボタン画像表示は、例えば、装飾図柄のリーチ演出中に実行される。ここでは、演出ボタン63(図1)の外観を表した第1ボタン画像BI1が表示画面7aの中央付近に表示される。また、保留画像(保留アイコン)9A、9B、および、保留消化画像(当該保留アイコン)9Cが左方向(黒矢印方向)に移動し、表示画面7aからフレームアウトする。
図48は、ボタン画像動作演出Bを説明するための図である。ボタン画像動作演出Bは、図47のボタン画像動作演出Aと比較して、第2〜第4ボタン画像が表示画面7aから消えるタイミングが異なる。図48(A)の第1ボタン画像表示は、図47(A)と同様である。すなわち、第1ボタン画像BI1が表示され、保留画像(保留アイコン)9A、9B、および、保留消化画像(当該保留アイコン)9Cが左方向に移動し、表示画面7aからフレームアウトする。
図49は、ボタン画像動作演出Cを説明するための図である。ボタン画像動作演出Cは、図48のボタン画像動作演出Bと比較して、主に、ボタン画像が移動する演出がおこなわれる点が異なる。図49(A)の第1ボタン画像表示では、図48(A)と同様に第1ボタン画像BI1が表示されるが、保留画像(保留アイコン)9A、9B、および、保留消化画像(当該保留アイコン)9Cは移動せず、そのまま表示される。
以下に、ボタン画像動作演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図47、図48に示すように、表示画面7aの中央付近に第1ボタン画像BI1が表示された状態で、第1ボタン画像BI1の左上に第2ボタン画像BI2が表示される第1の演出と、第1の演出の後、第1ボタン画像BI1が表示された状態で、第1ボタン画像BI1の左下に第5ボタン画像BI5が表示される第2の演出と、を実行することができる。また、図49に示すように、表示画面7aの中央付近に第1ボタン画像BI1が表示された状態で、第1ボタン画像BI1の左上に第2ボタン画像BI2が表示される第1の演出と、第1の演出の後、第1ボタン画像BI1が表示された状態で、第1ボタン画像BI1の左に第4ボタン画像BI4が表示される第2の演出と、を実行することができる。この構成によれば、ボタン画像が表示画面7aの異なる位置に次々と現れるので遊技者を視覚的に楽しませることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図48に示すように、第1ボタン画像BI1が表示された状態で、第1ボタン画像BI1の左下に第5ボタン画像BI5が表示される第2の演出において、第2ボタン画像BI2は表示されない。また、図49に示すように、第1ボタン画像BI1が表示された状態で、第1ボタン画像BI1の左に第4ボタン画像BI4が表示される第2の演出において、第2ボタン画像BI2は表示されない。この構成によれば、表示画面7aから消えたボタン画像が表示画面7aの異なる位置において再度現れたような演出をおこなうことができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図48に示すように、第1ボタン画像BI1が表示された状態で、第1ボタン画像BI1の左下に第5ボタン画像BI5が表示される第2の演出における第5ボタン画像BI5の表示時間は、第1ボタン画像BI1が表示された状態で、第1ボタン画像BI1の左上に第2ボタン画像BI2が表示される第1の演出における第2ボタン画像BI2の表示時間よりも長い。また、
図49に示すように、第1ボタン画像BI1が表示された状態で、第1ボタン画像BI1の右側に第4ボタン画像BI4が表示される第2の演出における第4ボタン画像BI4の表示時間は、第1ボタン画像BI1が表示された状態で、第1ボタン画像BI1の左上に第2ボタン画像BI2が表示される第1の演出における第2ボタン画像BI2の表示時間よりも長い。この構成によれば、第1ボタン画像BI1が表示された状態で現れるボタン画像の表示時間に変化を付与することができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図48に示すように、第2ボタン画像BI2および第5ボタン画像BI5は、それぞれ、第1ボタン画像BI1よりも大きい。また、図49に示すように、第2ボタン画像BI2および第4ボタン画像BI4は、それぞれ、第1ボタン画像BI1よりも大きい。この構成によれば、第1ボタン画像BI1が表示された状態で現れるボタン画像の表示時に遊技者を驚かせることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図49に示すように、第2ボタン画像BI2は、第1ボタン画像BI1に対して傾いて表示される。この構成によれば、第1ボタン画像BI1が表示された状態で現れる第2ボタン画像BI2の表示に躍動感を付与することができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図47〜図49に示すように、第2ボタン画像BI2は、装飾図柄と重なって表示される場合がある。この構成によれば、第1ボタン画像BI1が表示された状態で現れる第2ボタン画像BI2は、装飾画像の奥に位置しているように見え、表示に奥行き感を演出することができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図47、図48に示すように、第5ボタン画像BI5が表示された状態で、「押せ!!!」のボタン操作促進画像OPIが表示される。また、図49に示すように、第4ボタン画像BI4が表示された状態で、ボタン操作促進画像OPIが表示される。この構成によれば、第1ボタン画像BI1が表示された状態で現れるボタン画像とともにボタン操作促進画像OPIが現れるため、遊技者に期待感と緊張感を付与することができ、興趣の向上を図ることができる。
以下に、ボタン画像動作演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態では、図47〜図49に示すように、演出ボタン63の外観を表したボタン画像を用いた演出がおこなわれる。しかし、遊技機1は、演出ボタン63以外の種類の操作部の外観を表した画像を用いて同様の演出をおこなってもよい。例えば、ボタン画像の代わりに、剣部材64や剣ボタン65の外観を表した画像を用いて同様の演出をおこなってもよい。また、ハンドル画像や、レバー画像、トリガー画像など任意の操作部の画像を用いてもよい。また、操作部の画像以外にも、特定の文字や図形、記号、キャラクタ画像など任意の画像を用いてもよい。
図47〜図49に示した、ボタン画像動作演出A〜Cの表示内容は適宜組み合わせて表示されてもよい。例えば、ボタン画像動作演出Aにおいて、保留アイコン9A、9B、9Cは表示画面7aからフレームアウトするとしたが、ボタン画像動作演出Cのようにフレームアウトしなくてもよい。また、ボタン画像動作演出A〜Cは、図47〜図49に示した演出内容の一部を備えていなくてもよいし、他の演出内容が加わっていてもよい。また、ボタン画像動作演出A〜Cは、ボタン画像や装飾図柄、保留アイコンの位置に関して、図47〜図49の配置位置に限定されず任意の位置であってもよい。
上記実施形態では、図47、図48では、5つのボタン画像(第1〜第5ボタン画像)が登場し、図49では4つのボタン画像(第1〜第4ボタン画像)が登場した。しかし、ボタン画像動作演出で登場するボタン画像の数は1〜3であってもよいし、6以上であってもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様A1−1]
遊技者が操作可能な操作手段と、
複数種類の画像を表示可能な表示手段と、を備えた遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、前記操作手段の外観を表す第1の画像であり、
前記複数種類の画像のうちの一つは、前記操作手段の外観を表す第2の画像であり、
前記複数種類の画像のうちの一つは、前記操作手段の外観を表す第3の画像であり、
前記表示手段の第1の位置に前記第1の画像が表示された状態で、前記第1の画像から第1の方向に離れた第2の位置に前記第2の画像が表示される第1の演出と、前記第1の演出の後、前記第1の画像が表示された状態で、前記第1の画像から第2の方向に離れた第3の位置に前記第3の画像が表示される第2の演出と、を実行可能なことを特徴とする遊技機。
[態様A1−2]
態様A1−1に記載の遊技機であって、
前記第2の演出において、前記第2の画像は表示されていない
ことを特徴とする遊技機。
[態様A1−3]
態様A1−1または態様A1−2に記載の遊技機であって、
前記第2の演出における前記第3の画像の表示時間は、前記第1の演出における前記第2の画像の表示時間よりも長い
ことを特徴とする遊技機。
[態様A1−4]
態様A1−1から態様A1−3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第2画像および前記第3の画像は、それぞれ前記第1の画像よりも大きい
ことを特徴とする遊技機。
[態様A1−5]
態様A1−1から態様A1−4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第1の演出において、前記第2の画像は、前記第1の画像に対して傾いて表示される
ことを特徴とする遊技機。
[態様A1−6]
態様A1−1から態様A1−5までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第1の演出において、前記第2の画像は、装飾図柄と重なって表示される場合がある
ことを特徴とする遊技機。
[態様A1−7]
態様A1−1から態様A1−6までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、遊技者に前記操作部の操作を促すための第4の画像であり、
前記表示手段の前記第3の位置に前記第3の画像が表示された状態で、第4の位置に前記第4の画像が表示される
ことを特徴とする遊技機。
図50は、操作部部分拡大表示演出Aを説明するための図である。操作部部分拡大表示演出Aでは、まず、図50(A)の剣部材画像表示が実行される。この剣部材画像表示は、例えば、装飾図柄のリーチ演出中に実行される。ここでは、剣部材64(図1)の外観を表した剣部材画像ASIが表示画面7aの中央右付近に表示される。剣部材画像ASIには、剣ボタン65の外観を表した第1剣ボタン画像PSBも含まれている。すなわち、剣部材64(図1)の柄の端部には剣ボタン65が設けられているため、剣部材画像ASIが表す剣の柄の端部には、第1剣ボタン画像PSBが描かれている。
図51は、操作部部分拡大表示演出Bを説明するための図である。操作部部分拡大表示演出Bでは、まず、図51(A)の第1ボタン画像表示が実行される。この第1ボタン画像表示は、例えば、装飾図柄のリーチ演出中に実行される。ここでは、演出ボタン63(図1)の外観を表した第1ボタン画像BIが表示画面7aの右付近に表示される。
図52は、操作部部分拡大表示演出Cを説明するための図である。操作部部分拡大表示演出Cでは、まず、図52(A)のセレクトボタン画像表示が実行される。このセレクトボタン画像表示は、例えば、装飾図柄のリーチ演出中に実行される。ここでは、セレクトボタン68(図1)の外観を表したセレクトボタン画像SSIが表示画面7aの右下付近に表示される。セレクトボタン画像SSIは、セレクトボタン68(図1)を構成する4つのボタン(左ボタン、右ボタン、上ボタン、下ボタン)に対応する4つのボタン画像によって構成されている。ここでは、セレクトボタン画像SSIのうち、セレクトボタン68(図1)の左ボタンに対応する画像を「第1左ボタン画像LI」と呼び、右ボタンに対応する画像を「第1右ボタン画像RI」と呼ぶ。表示画面7aには、セレクトボタン画像SSIのほか、複数のパネル画像PNが表示される。パネル画像PNの各パネルには所定の画像(例えば、キャラクタ画像)が描かれていてもよい。
以下に、操作部部分拡大表示演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図50(C)に示すように、剣部材画像ASIが表示された状態で、剣部材画像ASIの一部分(第1剣ボタン画像PSB)を表す第2剣ボタン画像SBIが表示される演出が実行可能である。また、図51(C)に示すように、第1ボタン画像BIが表示された状態で、第1ボタン画像BIの一部分(演出ボタン63の左側以外の部分)を表す第2ボタン画像BBが表示される演出が実行可能である。また、図52(B)に示すように、セレクトボタン画像SSIが表示された状態で、セレクトボタン画像SSIの一部分(左ボタンおよび右ボタン)を表す第2左ボタン画像PLIおよび第2右ボタン画像PRIが表示される演出が実行可能である。これらの構成によれば、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図50(C)に示すように、剣部材画像ASIの一部分(第1剣ボタン画像PSB)を表す第2剣ボタン画像SBIは、剣部材画像ASIよりも大きい。また、図51(C)に示すように、第1ボタン画像BIの一部分(演出ボタン63の左側以外の部分)を表す第2ボタン画像BBは、第1ボタン画像BIよりも大きい。また、図52(B)に示すように、セレクトボタン画像SSIの一部分(左ボタンおよび右ボタン)を表す第2左ボタン画像PLIおよび第2右ボタン画像PRIは、セレクトボタン画像SSIよりも大きい。これらの構成によれば、遊技者を驚かせることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図50(D)に示すように、タイマーバーTBIは、剣部材画像ASIよりも第2剣ボタン画像SBIに近い位置に表示される。また、図51(D)に示すように、タイマーバーTBIは、第1ボタン画像BIよりも第2ボタン画像BBに近い位置に表示される。また、図52(C)に示すように、タイマーバーTBIは、セレクトボタン画像SSIよりも第2左ボタン画像PLI、および、第2右ボタン画像PRIに近い位置に表示される。これらの構成によれば、遊技者により斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図50(A)〜(F)に示すように、第2剣ボタン画像SBIの表示時間は、剣部材画像ASIの表示時間よりも短い。また、図51(A)〜(F)に示すように、第2ボタン画像BBの表示時間は、第1ボタン画像BIの表示時間よりも短い。また、図52(A)〜(F)に示すように、第2左ボタン画像PLIおよび第2右ボタン画像PRIの表示時間は、セレクトボタン画像SSIの表示時間よりも短い。これらの構成によれば、遊技者により斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、剣部材64は、剣部材64の全体を押し込む第1の操作と、剣ボタン65を押す第2の操作を実行可能であり、図50に示すように、剣部材画像ASIは、剣部材64の第1の操作(剣部材押し込み操作)時に可動する部分を示しており、第2剣ボタン画像SBIは、剣部材64の第2の操作(剣ボタン押圧操作)時に可動する部分を示している。また、セレクトボタン68は、上ボタンおよび下ボタンを押す第1の操作と、左ボタンおよび右ボタンを押す第2の操作を実行可能であり、図52に示すように、セレクトボタン画像SSIは、セレクトボタン68の第1の操作(上下ボタン押圧操作)時に可動する部分を示しており、第2左ボタン画像PLIおよび第2右ボタン画像PRIは、セレクトボタン68の第2の操作(左右ボタン押圧操作)時に可動する部分を示している。これらの構成によれば、遊技者により斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
以下に、操作部部分拡大表示演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態では、図50〜図52に示すように、演出ボタン63、剣部材64、または、セレクトボタン68の外観を表した第1の操作部画像と、操作部画像の一部分を表す第2の操作部画像を用いた演出がおこなわる。しかし、遊技機1は、上記以外の種類の操作部の外観を表した画像を第1の操作部画像として用いてもよい。例えば、第1の操作部画像は、ハンドル画像や、レバー画像、トリガー画像など任意の操作部の画像であってもよい。
図50〜図52に示した、操作部部分拡大表示演出A〜Cの表示内容は適宜組み合わせて表示されてもよい。また、操作部部分拡大表示演出A〜Cは、図50〜図52に示した演出内容の一部を備えていなくてもよいし、他の演出内容が加わっていてもよい。また、操作部部分拡大表示演出A〜Cは、操作部画像や装飾図柄、保留アイコンの位置に関して、図50〜図52の配置位置に限定されず任意の位置であってもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様A2−1]
遊技者が操作可能な操作手段と、
複数種類の画像を表示可能な表示手段と、を備えた遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、前記操作手段の外観を表す第1の画像であり、
前記複数種類の画像のうちの一つは、前記第1の画像に表示された前記操作手段の一部分を表す第2の画像であり、
前記表示手段の第1の位置に前記第1の画像が表示された状態で、第2の位置に前記第2の画像が表示される第1の演出を実行可能な
ことを特徴とする遊技機。
[態様A2−2]
態様A2−1に記載の遊技機であって、
前記第1の演出において、前記第2の画像は、前記第1の画像よりも大きい
ことを特徴とする遊技機。
[態様A2−3]
態様A2−1または態様A2−2に記載の遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、前記操作手段の操作受付期間を表す第3の画像であり、
前記第1の演出において、前記表示手段の前記第1の位置よりも前記第2の位置に近い第3の位置に前記第3の画像が表示される
ことを特徴とする遊技機。
[態様A2−4]
態様A2−1から態様A2−3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第1の演出において、前記第2画像の表示時間は、前記第1の画像の表示時間よりも短い
ことを特徴とする遊技機。
[態様A2−5]
態様A2−1から態様A2−4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記操作手段は、操作方法の異なる第1の操作と第2の操作を実行可能であり、
前記第1の画像は、前記操作手段において前記第1の操作時に可動する部分を示しており、
前記第2の画像は、前記操作手段において前記第2の操作時に可動する部分を示している
ことを特徴とする遊技機。
図53は、操作部画像はみ出し移動演出Aを説明するための図である。操作部画像はみ出し移動演出Aでは、まず、図53(A)の保留アイコン移動演出が実行される。この保留アイコン移動演出は、例えば、装飾図柄のリーチ演出中に実行される。ここでは、保留画像(保留アイコン)9A、9B、および、保留消化画像(当該保留アイコン)9Cが左方向に移動し、表示画面7aからフレームアウトする。
図54は、操作部画像はみ出し移動演出Bを説明するための図である。操作部画像はみ出し移動演出Bは、図53の操作部画像はみ出し移動演出Aと比較して、主に、ボタン画像BBの移動態様が異なる。図54(A)の保留アイコン移動演出は、図53(A)とほぼ同様である。ここでは、保留画像(保留アイコン)9A、9B、および、保留消化画像(当該保留アイコン)9Cが下方向に移動し、表示画面7aからフレームアウトする。
図55は、操作部画像はみ出し移動演出Cを説明するための図である。図55(A)の保留アイコン移動演出は、図53(A)と同様である。次に、図55(B)の剣部材画像出現演出が実行される。具体的には、剣部材64(図1)の外観を表した剣部材画像ASIが表示画面7aの右上に表示される。このとき剣部材画像ASIの上下の端部が表示画面7aからフレームアウトしている。すなわち、剣部材画像ASIのうち、剣先と柄の先端に対応する部分が表示画面7aからフレームアウトしている。剣部材画像ASIは、図55(B)の位置から左方向に移動する。
図56は、操作部画像はみ出し移動演出Dを説明するための図である。操作部画像はみ出し移動演出Dは、図55の操作部画像はみ出し移動演出Cと比較して、主に、剣部材画像ASIの形状が異なる。剣部材64は、剣先部分が遊技機1の外枠に埋まった形状を有している(図1)。図55の剣部材画像ASIは、剣部材64の実際の形状にあわせて剣先部分を表す画像が含まれていない。一方、図56の剣部材画像ASIは、剣部材64の観念上の形状にあわせて剣先部分を含む剣全体の画像となっている。図56(A)に示すように、演出図柄変動演出においてリーチが発生する。ここでは、保留画像(保留アイコン)9A、9B、および、保留消化画像(当該保留アイコン)9Cは移動しない。
以下に、操作部画像はみ出し移動演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図53(B)、図54(B)に示すように、演出ボタン63(図1)の左右両端部に対応する部分が表示画面7aからはみ出た状態となるようにボタン画像BBの一部分が表示画面7aに表示される第1の表示と、第1の表示の後、図53(C)、図54(C)に示すように、ボタン画像BBのうち、演出ボタン63の一方の端部に対応する部分のみが表示画面7aからはみ出た状態となるようにボタン画像BBの一部分が表示される第2の表示と、第2の表示の後、図53(D)、図54(E)に示すように、ボタン画像BBのうち、演出ボタン63の他方の端部に対応する部分のみが表示画面7aからはみ出た状態となるようにボタン画像BBの一部分が表示される第3の表示と、を実行可能に構成されている。この構成によれば、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図53(C)に示すように、ボタン画像BBのうち、演出ボタン63の左側端部に対応する部分が表示画面7aからはみ出た状態となるようにボタン画像BBの一部分が表示される第2の表示では、ボタン画像BBの一部分は、表示画面7aの左端に表示され、図53(D)に示すように、ボタン画像BBのうち、演出ボタン63の右側端部に対応する部分が表示画面7aからはみ出た状態となるようにボタン画像BBの一部分が表示される第3の表示では、ボタン画像BBの一部分は、表示画面7aの右端に表示される。すなわち、第3の表示のボタン画像BBの一部分は、第2の表示で表示された位置から右方向に離れた位置に表示される。この構成によれば、さらに、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図53(C)に示す第2の表示のボタン画像BBの一部分は、図55(B)に示す第1の表示のボタン画像BBの一部分よりも縮小表示されている。この構成によれば、さらに、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図56(B)に示すように、剣部材画像ASIは、剣部材64が長手方向を回転軸にして回転している状態を表すように形状が変化する。この構成によれば、さらに、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図53〜図56に示すように、第3の表示において、表示画面7aにはタイマ画像TNが表示される。この構成によれば、さらに、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図53(E)、図54(E)に示すように、タイマ画像TNは、ボタン画像BBの一部分に重なって表示される。また、図55(E)、図56(E)に示すように、タイマ画像TNは、剣部材画像ASIの一部分に重なって表示される。この構成によれば、さらに、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
以下に、操作部画像はみ出し移動演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態では、図53、図54に示すように、演出ボタン63の外観を表したボタン画像BBを用いた演出がおこなわれる。また、図53、図54に示すように、剣部材64の外観を表した剣部材画像ASIを用いた演出がおこなわれる。しかし、遊技機1は、演出ボタン63や剣部材64以外の種類の操作部の外観を表した画像を用いて同様の演出をおこなってもよい。また、ハンドル画像や、レバー画像、トリガー画像など任意の操作部の画像を用いてもよい。また、操作部の画像以外にも、特定の文字や図形、記号、キャラクタ画像など任意の画像を用いてもよい。
図53、図54で示されたボタン画像BBは、演出ボタン63が縦回転または横回転している状態を表すように形状が変化してもよい。図55で示された剣部材画像ASIは、図56の剣部材画像ASIと同様に、剣が長手方向を回転軸にして回転している状態を表すように形状が変化する剣横回転演出をおこなってもよい。
図53〜図56のタイマ画像TNのタイマはカウントダウン方式であるが、カウントアップ方式であってもよい。また、タイマ画像TNは、ボタン画像BBや剣部材画像ASIなどの操作部画像と重なっていなくてもよい。
図53〜図56に示した、操作部画像はみ出し移動演出A〜Dの表示内容は適宜組み合わせて表示されてもよい。また、操作部画像はみ出し移動演出A〜Dは、図53〜図56に示した演出内容の一部を備えていなくてもよいし、他の演出内容が加わっていてもよい。また、操作部画像はみ出し移動演出A〜Dは、操作部画像や装飾図柄、保留アイコンの位置や移動方向に関して、図53〜図56に限定されず任意の位置や移動方向であってもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様A3−1]
遊技者が操作可能な操作手段と、
複数種類の画像を表示可能な表示手段と、を備えた遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、前記操作手段の外観を表す第1の画像であり、
前記第1の画像のうち、前記操作手段の両端部に対応する部分が前記表示手段からはみ出た状態となるように前記第1の画像の一部分が前記表示手段に表示される第1の表示と、前記第1の表示の後、前記第1の画像のうち、前記操作手段の一方の端部に対応する部分のみが前記表示手段からはみ出た状態となるように前記第1の画像の一部分が表示される第2の表示と、前記第2の表示の後、前記第1の画像のうち、前記操作手段の他方の端部に対応する部分のみが前記表示手段からはみ出た状態となるように前記第1の画像の一部分が表示される第3の表示と、を実行可能な
ことを特徴とする遊技機。
[態様A3−2]
態様A3−1に記載の遊技機であって、
前記第2の表示において、前記第1の画像の一部分は、前記表示手段の第1の位置に表示され、
前記第3の表示において、前記第1の画像の一部分は、前記第1の位置から第1の方向に離れた第2の位置に表示される
ことを特徴とする遊技機。
[態様A3−3]
態様A3−1または態様A3−2に記載の遊技機であって、
前記第2の表示において表示される前記第1の画像の一部分は、前記第1の表示において表示される前記第1の画像の一部分よりも縮小表示されている
ことを特徴とする遊技機。
[態様A3−4]
態様A3−1から態様A3−3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第1の表示において表示される前記第1の画像の一部分は、前記操作手段が回転した状態を表すように形状が変化する
ことを特徴とする遊技機。
[態様A3−5]
態様A3−1から態様A3−4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第3の表示において、前記表示手段にはタイマ画像が表示される
ことを特徴とする遊技機。
[態様A3−6]
態様A3−5に記載の遊技機であって、
前記第3の表示において、前記タイマ画像は、前記第1の画像の一部分に重なって表示される
ことを特徴とする遊技機。
図57は、操作部画像はみ出し表示演出Aを説明するための図である。操作部画像はみ出し表示演出Aでは、まず、図57(A)の保留アイコン移動演出が実行される。この保留アイコン移動演出は、例えば、装飾図柄のリーチ演出中に実行される。ここでは、保留画像(保留アイコン)9A、9B、および、保留消化画像(当該保留アイコン)9Cが右方向に移動し、表示画面7aからフレームアウトする。
図58は、操作部画像はみ出し表示演出Bを説明するための図である。操作部画像はみ出し表示演出Bは、図57の操作部画像はみ出し表示演出Aと比較して、ボタン画像BBが拡大表示されたときに、表示画面7aからフレームアウトする範囲が異なる。図58(A)、(B)は、図57(A)、(B)と同様である。
図59は、操作部画像はみ出し表示演出Cを説明するための図である。操作部画像はみ出し表示演出Cは、図57の操作部画像はみ出し表示演出Aと比較して、ボタン画像BBが拡大表示されたときに、表示画面7aからフレームアウトする範囲が異なる。図59(A)、(B)は、図57(A)、(B)と同様である。
以下に、操作部画像はみ出し表示演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図57(D)、図58(D)、図59(D)に示すように、ボタン画像BBのうち、演出ボタン63の少なくとも一方の端部に対応する部分が表示画面7aからはみ出た状態となるように、ボタン画像BBの一部分が表示画面7aに表示された状態で、表示画面7aにタイマーバーTBIが表示される第1の演出を実行可能に構成されている。この構成によれば、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図57(D)、図58(D)に示すように、第1の演出において、ボタン画像BBのうち、演出ボタン63の両端部に対応する部分が表示画面7aからはみ出た状態となるように、ボタン画像BBの一部分が表示画面7aに表示される。この構成によれば、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図57(D)、図58(D)、図59(D)に示すように、第1の演出において、タイマーバーTBIは、ボタン画像BBの一部分に重なって表示される。この構成によれば、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図57〜図59に示すように、第1の演出において、ボタン画像BBの一部分に重なって装飾図柄が表示される。この構成によれば、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
以下に、操作部画像はみ出し表示演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態では、図57〜図59に示すように、演出ボタン63の外観を表したボタン画像BBを用いた演出がおこなわれる。また、図53、図54に示すように、剣部材64の外観を表した剣部材画像ASIを用いた演出がおこなわれる。しかし、遊技機1は、例えば、剣部材64など、演出ボタン63以外の種類の操作部の外観を表した画像を用いて同様の演出をおこなってもよい。また、ハンドル画像や、レバー画像、トリガー画像など任意の操作部の画像を用いてもよい。また、操作部の画像以外にも、特定の文字や図形、記号、キャラクタ画像など任意の画像を用いてもよい。
図57〜図59で示されたボタン画像BBは、演出ボタン63が縦回転または横回転している状態を表すように形状が変化してもよい。
図57〜図59に示した、操作部画像はみ出し表示演出A〜Cの表示内容は適宜組み合わせて表示されてもよい。また、操作部画像はみ出し表示演出A〜Cは、図57〜図59に示した演出内容の一部を備えていなくてもよいし、他の演出内容が加わっていてもよい。また、操作部画像はみ出し表示演出A〜Cは、操作部画像や装飾図柄、保留アイコンの位置や移動方向に関して、図57〜図59に限定されず任意の位置や移動方向であってもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様A4−1]
遊技者が操作可能な操作手段と、
複数種類の画像を表示可能な表示手段と、を備えた遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、前記操作手段の外観を表す第1の画像であり、
前記複数種類の画像のうちの一つは、前記操作手段の操作受付期間を表す第2の画像であり、
前記第1の画像のうち、前記操作手段の少なくとも一方の端部に対応する部分が前記表示手段からはみ出た状態となるように前記第1の画像の一部分が前記表示手段に表示された状態で、前記表示手段に前記第2の画像が表示される第1の演出を実行可能な
ことを特徴とする遊技機。
[態様A4−2]
A4−1に記載の遊技機であって、
前記第1の演出において、前記表示手段には、前記第1の画像のうち、前記操作手段の両端部に対応する部分が前記表示手段からはみ出た状態となるように前記第1の画像の一部分が表示される
ことを特徴とする遊技機。
[態様A4−3]
A4−1またはA4−2に記載の遊技機であって、
前記第1の演出において、前記第2の画像は、前記第1の画像の一部分に重なって表示される
ことを特徴とする遊技機。
[態様A4−4]
A4−1からA4−3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第1の表示において、前記第1の画像の一部分に重なって装飾図柄が表示される
ことを特徴とする遊技機。
図60は、保留アイコン・操作部画像移動演出Aを説明するための図である。図60(A)に示すように、表示画面7aの下方に保留画像(保留アイコン)9A、9B、および、保留消化画像(当該保留アイコン)9Cが表示され、これらの左側に演出ボタン63(図1)の外観を表したボタン画像BI1が表示されている。この状態において、演出図柄によるリーチ演出が開始されると、図60(B)に示す保留アイコン移動演出が実行される。具体的には、保留画像(保留アイコン)9A、9B、および、保留消化画像(当該保留アイコン)9Cが右方向に移動し、図60(C)に示すように表示画面7aからフレームアウトする。
図61は、保留アイコン・操作部画像移動演出Bを説明するための図である。保留アイコン・操作部画像移動演出Bは、図60の保留アイコン・操作部画像移動演出Aと比較して、保留画像(保留アイコン)9A、9B、保留消化画像(当該保留アイコン)9C、および、ボタン画像BBの動作態様が異なる。
図62は、保留アイコン・操作部画像移動演出Cを説明するための図である。図62(A)に示すように、表示画面7aの下方に保留表示領域画像HAが表示され、保留表示領域画像HA上に保留画像(保留アイコン)9A、9B、および、保留消化画像(当該保留アイコン)9Cが表示されている。この状態において、演出図柄によるリーチ演出が開始されると、図62(B)に示す剣部材画像出現演出が実行される。具体的には、剣部材64(図1)の外観を表した剣部材画像ASIが表示画面7aの上方から現れ下方に移動する。その後、図62(C)に示すように剣部材画像ASIの剣先の部分が保留表示領域画像HAに重なって見えなくなる。すなわち、剣部材画像ASIの剣先が保留表示領域画像HAに刺さったように表示される。
図63は、保留アイコン・操作部画像移動演出Dを説明するための図である。図63(A)は、図62(A)と同様に、表示画面7aの下方に保留表示領域画像HAが表示され、保留表示領域画像HA上に保留画像(保留アイコン)9A、9B、および、保留消化画像(当該保留アイコン)9Cが表示されている。この状態において、演出図柄によるリーチ演出が開始されると、図63(B)に示す剣部材画像出現演出が実行される。具体的には、剣部材64(図1)の外観を表した剣部材画像ASIが表示画面7aの上方から現れ左斜め方向に移動し、表示画面7aの左側端部において、剣部材画像ASIの剣先の部分が表示画面7aからフレームアウトした(はみ出した)状態で停止表示される。すなわち、剣部材画像ASIの剣先が表示画面7aの左側端部に刺さったように表示される。
以下に、保留アイコン・操作部画像移動演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図60(A)に示すように、表示画面7aの右下方に保留画像(保留アイコン)9A、9B、および、保留消化画像(当該保留アイコン)9Cが表示され、表示画面7aの左下方にボタン画像BI1が表示される第1の演出と、図60(B)に示すように、保留アイコン9A、9B、および、当該保留アイコン9Cが右方向に移動するとともに、図60(D)に示すように、ボタン画像BI1が表示画面7aの左下方から右下方に移動し、保留アイコン9A、9B、および、当該保留アイコン9Cがあった位置に停止する第2の演出と、を実行可能に構成されている。この構成によれば、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図60〜図63に示すように、表示画面7aに保留アイコンが他の画像(例えば、操作部画像)とともに表示され、保留アイコンが移動するとともに他の画像が保留アイコンのあった位置に移動する。この構成によれば、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図60〜図63に示すように、表示画面7aにボタン画像BI1や剣部材画像ASIなどの操作部画像が他の画像(例えば、保留アイコン)とともに表示され、他の画像が移動するとともに操作部画像が他の画像のあった位置に移動する。この構成によれば、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図60、図63に示すように、ボタン画像BI1や剣部材画像ASIなどの操作部画像は、保留アイコン9A、9B、9Cが表示画面7aから消えた後に移動を開始する。また、図61に示すように、ボタン画像BI1は、保留アイコン9Bが表示画面7aから消えた後に移動を開始する。この構成によれば、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図60〜図62に示すように、ボタン画像BI1や剣部材画像ASIなどの操作部画像は、保留アイコンの移動後に、保留アイコンがあった位置に移動し、その位置で停止する。この構成によれば、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図60、図61に示すように、ボタン画像BI1は、保留アイコンの移動方向と異なる方向に移動する。この構成によれば、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
以下に、保留アイコン・操作部画像移動演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態では、図60〜図63に示すように、表示画面7aに保留アイコンが操作部画像(ここでは、ボタン画像BI1または剣部材画像ASI)とともに表示され、保留アイコンが移動するとともに操作部画像が保留アイコンのあった位置に移動する。しかし、遊技機1は、保留アイコンと、操作部画像以外の特定の画像によって同様の演出をおこなってもよい。特定の画像とは、キャラクタ画像等の任意の文字、図形、記号等を含む画像である。すなわち、遊技機1は、表示画面7aに保留アイコンが操作部画像以外の特定の画像とともに表示され、保留アイコンが移動するとともに特定の画像が保留アイコンのあった位置に移動する演出を実行してもよい。この構成によっても、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態では、図60〜図63に示すように、表示画面7aにボタン画像BI1や剣部材画像ASIなどの操作部画像が保留アイコンとともに表示され、保留アイコンが移動するとともに操作部画像が保留アイコンのあった位置に移動する。しかし、遊技機1は、操作部画像と、保留アイコン以外の特定の画像によって同様の演出をおこなってもよい。特定の画像とは、キャラクタ画像等の任意の文字、図形、記号等を含む画像である。すなわち、遊技機1は、表示画面7aに保留アイコン以外の特定の画像が操作部画像とともに表示され、特定の画像が移動するとともに操作部画像が特定の画像のあった位置に移動する演出を実行してもよい。この構成によっても、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
遊技機1は、保留アイコン以外の第1特定画像と、操作部画像以外の第2特定画像によって同様の演出をおこなってもよい。すなわち、遊技機1は、表示画面7aに保留アイコン以外の第1特定画像が、操作部画像以外の第2特定画像とともに表示され、第1特定画像が移動するとともに第2特定画像が第1特定画像のあった位置に移動する演出を実行してもよい。第1特定画像および第2特定画像は、キャラクタ画像等の任意の文字、図形、記号等を含む画像である。この構成によっても、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態では、図60〜図63に示すように、演出ボタン63または剣部材64の外観を表した操作部画像を用いた演出がおこなわる。しかし、遊技機1は、上記以外の種類の操作部の外観を表した画像を操作部画像として用いてもよい。例えば、操作部画像は、ハンドル画像や、レバー画像、トリガー画像など任意の操作部の画像であってもよい。
図60〜図63に示した、保留アイコン・操作部画像移動演出A〜Dの表示内容は適宜組み合わせて表示されてもよい。また、保留アイコン・操作部画像移動演出A〜Dは、図60〜図63に示した演出内容の一部を備えていなくてもよいし、他の演出内容が加わっていてもよい。また、保留アイコン・操作部画像移動演出A〜Dは、操作部画像や装飾図柄、保留アイコンの位置や移動方向に関して、図60〜図63に限定されず任意の位置や移動方向であってもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様B1−1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段を備えた遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、第1の画像であり、
前記複数種類の画像のうちの一つは、第2の画像であり、
前記表示手段の第1の位置に前記第1の画像が表示された状態で、第2の位置に前記第2の画像が表示される第1の演出と、前記第1の画像が前記第1の位置から第1の方向に移動するとともに、前記第2の画像が前記第2の位置から前記第1の位置に移動する第2の演出と、を実行可能な
ことを特徴とする遊技機。
[態様B1−2]
態様B1−1に記載の遊技機であって、
前記第1の画像は、保留アイコンである
ことを特徴とする遊技機。
[態様B1−3]
態様B1−1または態様B1−2に記載の遊技機はさらに、
操作者が操作可能な操作手段を備えており、
前記第2の画像は、前記操作手段の外観を表す画像である
ことを特徴とする遊技機。
[態様B1−4]
態様B1−1から態様B1−3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第2の演出において、前記第2の画像は、前記第1の画像が前記第1の位置から前記第1の方向に移動して前記表示手段から消えた後に、前記第2の位置から前記第1の位置への移動を開始する
ことを特徴とする遊技機。
[態様B1−5]
態様B1−1から態様B1−4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第2の演出において、前記第2の画像は、前記第2の位置から前記第1の位置に移動した後、前記第1の位置で停止する
ことを特徴とする遊技機。
[態様B1−6]
態様B1−1から態様B1−5までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第2の演出において、前記第2の画像は、前記第1の方向とは異なる第2の方向に移動する
ことを特徴とする遊技機。
[態様B2−1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段を備えた遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、第1の画像であり、
前記複数種類の画像のうちの一つは、第2の画像であり、
前記表示手段の第1の位置に前記第1の画像が表示された状態で、第2の位置に前記第2の画像が表示される第1の演出と、前記第1の画像が前記第1の位置から第1の方向に移動するとともに、前記第2の画像が前記第2の位置から第2の方向に移動する第2の演出と、を実行可能な
ことを特徴とする遊技機。
[態様B2−2]
態様B2−1に記載の遊技機であって、
前記第1の画像は保留アイコンである
ことを特徴とする遊技機。
[態様B2−3]
態様B2−1または態様B2−2に記載の遊技機はさらに、
操作者が操作可能な操作手段を備えており、
前記第2の画像は、前記操作手段の外観を表す画像である
ことを特徴とする遊技機。
[態様B2−4]
態様B2−1から態様B2−3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第2の演出において、前記第2の画像は、前記第1の画像が前記第1の位置から前記第1の方向に移動して前記表示手段から消えた後に、前記第2の方向への移動を開始する
ことを特徴とする遊技機。
[態様B2−5]
態様B2−1から態様B2−4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第2の演出において、前記第2の画像は、前記第2の位置から前記第1の位置に移動する
ことを特徴とする遊技機。
[態様B2−6]
態様B2−5に記載の遊技機であって、
前記第2の演出において、前記第2の画像は、前記第2の位置から前記第1の位置に移動した後、前記第1の位置で停止する
ことを特徴とする遊技機。
図64は、保留アイコン・操作部画像重畳演出Aを説明するための図である。図64(A)に示すように、表示画面7aの下方に保留画像(保留アイコン)9A、9B、および、保留消化画像(当該保留アイコン)9Cが表示され、これらの上方に演出ボタン63(図1)の外観を表したボタン画像BI1が表示されている。この状態において、演出図柄が停止表示(確定表示)されて、当該保留アイコンが消滅すると、図64(B)に示す第1保留アイコン移動開始演出が実行される。具体的には、保留画像(保留アイコン)9Aのうちの一番右側の第1保留アイコン9Aが右斜め上方に移動する。すなわち、ボタン画像BI1に向かって移動する。第1保留アイコン9Aは、ボタン画像BI1の位置においてボタン画像BI1に重なり、重なった部分が見えなくなる。既述のとおり、本明細書において「画像が重なる」とは、遊技者からみて重なっているように見えることを意味しており、実際に重なっているか否かは関係ない。例えば、表示画面7aに表示される第1保留アイコン9Aの少なくとも一部分がボタン画像BI1によって欠いて見える場合、画像が重なっているといえる。
図65は、保留アイコン・操作部画像重畳演出Bを説明するための図である。保留アイコン・操作部画像重畳演出Bは、図64の重畳演出Aと比較して、保留画像(保留アイコン)9Bが表示されていない点、ボタン画像BBの位置等が異なる。
図66は、保留アイコン・操作部画像重畳演出Cを説明するための図である。保留アイコン・操作部画像重畳演出Cでは、当該保留アイコン9Cが表示されず、ボタン画像BBが当該保留位置となっている。
以下に、保留アイコン・操作部画像重畳演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図64〜図66に示すように、第1保留アイコン9Aとボタン画像BI1とが表示される第1の演出と、第1保留アイコン9Aがボタン画像BI1の位置に向かって移動し、ボタン画像BI1の位置においてボタン画像BI1と重なって見えなくなる第2の演出とを実行可能に構成されている。この構成によれば、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図64、図65に示すように、第1保留アイコン9Aがボタン画像BI1と重なって見えなくなる第2の演出の後、第1保留アイコン9Aがボタン画像BI1から現れる第3の演出を実行可能に構成されている。この構成によれば、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図65に示すように、第1保留アイコン9Aがボタン画像BI1から現れる第3の演出では、第1保留アイコン9Aはボタン画像BI1において移動前の第1保留アイコン9Aがあった位置と対向する側(左側)とは反対の側(右側)から現れるように構成されている。この構成によれば、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図64、図65に示すように、第1保留アイコン9Aがボタン画像BI1から現れる第3の演出の後、第1保留アイコン9Aが当該保留位置で停止する第4の演出を実行可能に構成されている。この構成によれば、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図64〜図66に示すように、保留アイコンが他の画像(ここでは、ボタン画像BI1)と重なって見えなくなる演出とを実行するため、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図64〜図66に示すように、ボタン画像BI1に向かって他の画像(ここでは、保留アイコン)が移動し、他の画像がボタン画像BI1と重なって見えなくなる演出とを実行するため、興趣の向上を図ることができる。
以下に、保留アイコン・操作部画像重畳演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態では、図64〜図66に示すように、第1保留アイコン9Aとボタン画像BI1とが表示される第1の演出と、第1保留アイコン9Aがボタン画像BI1の位置に向かって移動し、ボタン画像BI1の位置においてボタン画像BI1と重なって見えなくなる第2の演出とを実行可能に構成されている。しかし、遊技機1は、保留アイコン9A以外の特定の画像が操作部画像(ここでは、ボタン画像BI1)とともに表示され、特定の画像が操作部画像の位置に向かって移動し、操作部画像の位置において操作部画像と重なって見えなくなる演出を実行してもよい。特定の画像とは、キャラクタ画像等の任意の文字、図形、記号等を含む画像である。この構成によっても、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態では、図64〜図66に示すように、第1保留アイコン9Aとボタン画像BI1とが表示される第1の演出と、第1保留アイコン9Aがボタン画像BI1の位置に向かって移動し、ボタン画像BI1の位置においてボタン画像BI1と重なって見えなくなる第2の演出とを実行可能に構成されている。しかし、遊技機1は、第1保留アイコン9Aが操作部画像以外の特定の画像とともに表示され、第1保留アイコン9Aが特定の画像の位置に向かって移動し、特定の画像の位置において特定の画像と重なって見えなくなる演出を実行してもよい。特定の画像とは、キャラクタ画像等の任意の文字、図形、記号等を含む画像である。この構成によっても、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態では、図64〜図66では、操作部画像の一例としてボタン画像BI1が示されていたが、ボタン画像以外の操作部画像であってもよい。操作部画像は、例えば、剣部材画像、剣ボタン画像、または、セレクトボタン画像であってもよい。
図64〜図66に示した、保留アイコン・操作部画像重畳演出A〜Cの表示内容は適宜組み合わせて表示されてもよい。また、保留アイコン・操作部画像重畳演出A〜Cは、図64〜図66に示した演出内容の一部を備えていなくてもよいし、他の演出内容が加わっていてもよい。また、保留アイコン・操作部画像重畳演出A〜Cは、操作部画像や装飾図柄、保留アイコンの位置や移動方向に関して、図64〜図66に限定されず任意の位置や移動方向であってもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様B3−1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段を備えた遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、第1の画像であり、
前記複数種類の画像のうちの一つは、第2の画像であり、
前記表示手段の第1の位置に前記第1の画像が表示された状態で、第2の位置に前記第2の画像が表示される第1の演出と、前記第1の画像が前記第1の位置から前記第2の位置に向かって移動し、前記第2の位置において前記第2の画像と重なって見えなくなる第2の演出と、を実行可能な
ことを特徴とする遊技機。
[態様B3−2]
態様B3−1に記載の遊技機はさらに、
前記第2の演出の後、前記第1の画像が前記第2の画像から現れる第3の演出を実行可能な
ことを特徴とする遊技機。
[態様B3−3]
態様B3−2に記載の遊技機であって、
前記第3の演出の前記第1の画像は、前記第2の画像において前記第1の位置と対向する側とは反対の側から現れる
ことを特徴とする遊技機。
[態様B3−4]
態様B3−2または態様B3−3に記載の遊技機はさらに、
前記第3の演出の後、前記第1の画像が第3の位置で停止する第4の演出を実行可能な
ことを特徴とする遊技機。
[態様B3−5]
態様B3−1から態様B3−4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第1の画像は保留アイコンである
ことを特徴とする遊技機。
[態様B3−6]
態様B3−1から態様B3−5までのいずれか一項に記載の遊技機はさらに、
操作者が操作可能な操作手段を備えており、
前記第2の画像は、前記操作手段の外観を表す画像である
ことを特徴とする遊技機。
図67は、保留アイコン非表示演出Aを説明するための図である。図67(A)に示すように、表示画面7a下方の保留画像(保留アイコン)9Aが表示される領域に4つのパネル画像PNが表示される。保留アイコン9Aは、この4つのパネル画像PNのそれぞれに表示される。ここでは、保留アイコン9Aが3つであるため、保留アイコン9Aの表示領域において、右から1〜3番目のパネル画像PNに、それぞれ、保留アイコン9Aが表示され、一番左側のパネル画像PNには保留アイコン9Aが表示されていない。以後、パネル画像PNが表すパネルにおいて、保留アイコン9Aが表示される側の面を「表面」と呼び、反対側の面を「裏面」とも呼ぶ。なお、図67(A)では、当該保留アイコン9Cもパネル画像PNとは異なる別のパネル画像に表示されている。
図68は、保留アイコン非表示演出Bを説明するための図である。保留アイコン非表示演出Bは、図67の非表示演出Aと比較すると、パネル画像PNの周りに枠領域画像HAが表示されている点が異なる。図68(A)に示すように、表示画面7a下方の保留画像(保留アイコン)9Aおよび当該保留アイコン9Cが表示される領域に枠領域画像HAが表示される。枠領域画像HAのうち、保留アイコン9Aが表示される領域には4つのパネル画像PNが表示される。枠領域画像HAのうち、当該保留アイコン9Cが表示される領域には1つのパネル画像が表示される。言い換えれば、保留アイコン9Aが表示される領域は枠領域画像HAによって4つに区画されている。保留アイコン9Aは、枠領域画像HAによって区画された領域に配置された4つのパネル画像PNのそれぞれに表示される。保留アイコン9Aの表示領域において、右から1〜3番目のパネル画像PNに、それぞれ、保留アイコン9Aが表示され、一番左側のパネル画像PNには保留アイコン9Aが表示されていない。各パネル画像PNの動作は、図67の非表示演出Aと同様であるため説明を省略する。
図69は、保留アイコン非表示演出Cを説明するための図である。保留アイコン非表示演出Cは、図67の非表示演出Aと比較すると、パネル画像PNの代わりに瞳枠画像EFが表示されている点が異なる。図69(A)に示すように、表示画面7a下方の保留画像(保留アイコン)9Aが表示される領域に4つの瞳枠画像EFが表示される。保留アイコン9Aは、この瞳枠画像EFの内側に表示される。瞳枠画像EFの内側に表示された保留アイコン9Aは、瞳の黒目部分となるように表示される。ここでは、保留アイコン9Aが3つであるため、保留アイコン9Aの表示領域において、右から1〜3番目の瞳枠画像EFに、それぞれ、保留アイコン9Aが表示され、一番左側の瞳枠画像EFには保留アイコン9Aが表示されていない。以後、瞳枠画像EFが表す瞼が開いており、保留アイコン9Aが表示される状態を「開瞼状態」と呼び、瞼が閉じ保留アイコン9Aが視覚不可の状態を「閉瞼状態」とも呼ぶ。ここでは、当該保留アイコン9Cも瞳枠画像EFとは異なる別の瞳枠画像に表示されている。
以下に、保留アイコン非表示演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図67、図68に示すように、保留アイコン9Aの表示領域において、パネル画像PNがパネルの表面を表示しているときには、保留アイコン9Aが表示可能であり、パネルの裏面を表示しているときには、保留アイコン9Aがが見えなくなる。また、図69に示すように、保留アイコン9Aの表示領域において、瞳枠画像EFが開瞼状態のときには、保留アイコン9Aが表示可能であり、閉瞼状態のときには、保留アイコン9Aが見えなくなる。この構成によれば、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図67、図68に示すように、パネル画像PNがパネルの表面を表示しているときに保留アイコン9Aが表示される場合には、保留アイコン9Aは、パネル画像PNがパネルの表面の一部に重なって表示される。また、図69に示すように、瞳枠画像EFが開瞼状態のときに保留アイコン9Aが表示される場合には、保留アイコン9Aは、瞳枠画像EFの一部(白目部分)に重なって表示される。この構成によれば、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図67、図68に示すように、パネルの表面を表すパネル画像PN上に保留アイコン9Aが表示され、その後、パネル画像PNがパネルの裏面の表示に切り替わり、保留アイコン9Aが見えなくなる第1の演出を実行可能である。また、図69に示すように、開瞼状態を表す瞳枠画像EF上に保留アイコン9Aが表示され、その後、瞳枠画像EFが閉瞼状態の表示に切り替わり、保留アイコン9Aが見えなくなる第1の演出を実行可能である。この構成によれば、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図67、図68に示すように、保留アイコン9Aが見えなくなる第1の演出の後、パネル画像PNがパネルの裏面から表面の表示に切り替わり、見えなくなった保留アイコン9Aが再度表示される第2の演出を実行可能である。また、図69に示すように、保留アイコン9Aが見えなくなる第1の演出の後、瞳枠画像EFが閉瞼状態から開瞼状態の表示に切り替わり、見えなくなった保留アイコン9Aが再度表示される第2の演出を実行可能である。この構成によれば、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図67〜図69に示すように、見えなくなった保留アイコン9Aが再度表示されるとき、保留アイコン9Aは見えなくなる前の状態から変化(保留変化)する演出が実行される。この構成によれば、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図68に示すように、保留アイコン9Aの各表示領域は、それぞれ枠領域画像HAによって区画されている。この構成によれば、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
以下に、保留アイコン非表示演出の変形例を示す。
[変形例1]
図69では、枠領域画像HAが表示されていないが、枠領域画像HAが表示されてもよい。また、瞼の代わりにシャッターが開閉する構成であってもよい。
図67〜図69に示した、保留アイコン非表示演出A〜Cの表示内容は適宜組み合わせて表示されてもよい。また、保留アイコン非表示演出A〜Cは、図67〜図69に示した演出内容の一部を備えていなくてもよいし、他の演出内容が加わっていてもよい。また、保留アイコン非表示演出A〜Cは、装飾図柄、保留アイコンの位置や移動方向に関して、図67〜図69に限定されず任意の位置や移動方向であってもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様B4−1]
複数の保留アイコンを表示可能な表示手段を備えた遊技機であって、
各保留アイコンが表示されるそれぞれの表示領域に第1の表示と第2の表示の一方を表示可能であり、
前記第1の表示が表示されている前記表示領域には、前記保留アイコンが表示可能であり、
前記第2の表示が表示されている前記表示領域では、前記保留アイコンが見えなくなる
ことを特徴とする遊技機。
[態様B4−2]
態様B4−1に記載の遊技機であって、
前記第1の表示が表示されている前記表示領域に前記保留アイコンが表示される場合には、前記保留アイコンは前記第1の表示の一部に重なって表示される
ことを特徴とする遊技機。
[態様B4−3]
態様B4−1または態様B4−2に記載の遊技機であって、
前記第1の表示が表示されている前記表示領域に前記保留アイコンが表示された後、前記表示領域の表示が前記第1の表示から前記第2の表示に切り替わり、前記保留アイコンが見えなくなる第1の演出を実行可能な
ことを特徴とする遊技機。
[態様B4−4]
態様B4−3に記載の遊技機であって、
前記第1の演出の後、前記表示領域の表示が前記第2の表示から前記第1の表示に切り替わり、見えなくなった前記保留アイコンが再度表示される第2の演出を実行可能な
ことを特徴とする遊技機。
[態様B4−5]
態様B4−4に記載の遊技機であって、
前記第2の演出において、再度表示される前記保留アイコンは見えなくなる前の状態から変化する演出が実行される
ことを特徴とする遊技機。
[態様B4−6]
態様B4−1から態様B4−5までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記各表示領域は、それぞれ枠画像によって区画されている
ことを特徴とする遊技機。
図70は、操作カウント演出Aを説明するための図である。
まず、操作カウント演出Aでは、図70(A)に示すように、変動開始演出が実行される。この変動開始演出では、変動中の装飾図柄が左上に表示される。また、画面下部には、保留画像9A,9Bおよび、保留消化画像9Cが表示されている。保留画像9A,9Bおよび保留消化画像9Cについては以下の演出でも同様に表示される。
次に図70(C)に示すように、剣停止演出が実行される。剣停止演出では、剣移動演出で下方へ移動する剣画像KGが停止する。
次に図70(D)に示すように、カウント演出(初期)が実行される。カウント演出(初期)では、剣画像KGの柄部分EGに「5」が表示される。そして「5」→「4」→「3」→「2」→「1」という具合に、カウントダウンの表示が行われる。
次に図70(F)に示すように、ボタン押下指示演出が実行される。ボタン押下指示演出では、剣部材64の剣ボタン65の押下を指示する画像が表示される。具体的には、ボタン画像BGの押下を指示する矢印画像YGとともに「押せ!」というテキスト画像TGが表示される。
図71は、操作カウント演出B(成功)を説明するための図である。
まず、操作カウント演出B(成功)では、図71(A)に示すように、変動開始演出が実行される。この変動開始演出では、変動中の装飾図柄が左上に表示される。また、画面下部には、保留画像9A,9Bおよび、保留消化画像9Cが表示されている。保留画像9A,9Bおよび保留消化画像9Cについては以下の演出でも同様に表示される。
次に図71(C)に示すように、剣停止演出が実行される。剣停止演出では、剣移動演出で下方へ移動する剣画像KGが時計回りに回転しながら左方へ移動して画面の左下コーナー部に停止する。
次に図71(F)に示すように、ボタン押下指示演出が実行される。ボタン押下指示演出では、剣部材64の剣ボタン65の押下を指示する画像が表示される。具体的には、ボタン画像BGの押下を指示する矢印画像YGとともに「押せ!」というテキスト画像TGが表示される。
図72は、操作カウント演出B(失敗)を説明するための図である。
まず、操作カウント演出B(失敗)では、図72(A)に示すように、変動開始演出が実行される。この変動開始演出では、変動中の装飾図柄が左上に表示される。また、画面下部には、保留画像9A,9Bおよび、保留消化画像9Cが表示されている。保留画像9A,9Bおよび保留消化画像9Cについては以下の演出でも同様に表示される。
次に図72(C)に示すように、剣停止演出が実行される。剣停止演出では、剣移動演出で下方へ移動する剣画像KGが時計回りに回転しながら左方へ移動して画面の左下コーナー部に停止する。
なお、図72(A)〜図72(D)の演出は、図71に示した操作カウント演出B(成功)と同様の演出となっている。
次に図72(F)に示すように、変動継続演出が実行される。変動継続演出では、剣画像KGの表示がなくなり、図72(A)に示した変動開始演出と同様の演出となる。つまり、カウントダウン表示が「3」で中断されて変動開始演出と同様の演出が行われるのである。
以下に、本実施形態における効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図70〜図72に示したように、剣部材64を示す剣画像KGの一部を利用してカウントダウンの表示が行われる。このカウントダウンの表示が「0」になることで、図70(E),図71(E)に示したように、ボタン押下指示演出が実行される。この構成によれば、剣画像KGの一部を利用してカウントダウン表示をすることで剣ボタン65の操作を期待させることができ、興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図71,72に示したように、剣画像KGのボタン画像BGに重ねてカウントダウンの表示が行われる。このカウントダウンの表示が「0」になることで、図71(E)に示したように、ボタン押下指示演出が実行される。この構成によれば、ボタン画像BGに重ねてカウントダウンすることで剣ボタン65の操作を期待させることができ、興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図71,72に示したように、剣画像KGのボタン画像BGに重ねてカウントダウンの表示を行うとともに、剣画像KGの柄部分EGに「Wait...」の文字が表示される。この構成によれば、剣ボタン65の操作を期待させることができ、興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図72に示したように、剣画像KGのボタン画像BGに重ねてのカウントダウン表示が途中で消えた場合、図72(E)に示したような変動継続演出が行われ、図71(E)に示したようなボタン押下指示演出は行われない。この構成によれば、遊技に幅を持たせることができ、興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図71、図72に示したように、剣停止演出が実行される。剣停止演出では、剣移動演出で下方へ移動する剣画像KGが時計回りに回転しながら左方へ移動して画面の左下コーナー部に停止する。この構成によれば、遊技者に意外性を与えることができ、興趣を向上させることができる。
以下に、本実施形態における変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図70〜図72に示したように、剣部材64を示す剣画像KGの一部を利用してカウントダウンの表示が行われる。このカウントダウンの表示が「0」になることで、図70(E),図71(E)に示したように、ボタン押下指示演出が実行されるが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、カウントダウンの表示が「0」にならなくてもボタン押下指示演出が実行されるようにしてもよい。
[変形例2]
上記実施形態の遊技機1では、図70〜図72に示したように、剣部材64を示す剣画像KGの一部を利用してカウントダウンの表示が行われるが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、カウントダウンでなく、カウントアップでもよい。
[変形例3]
上記実施形態の遊技機1では、図70〜図72に示したように、剣部材64を示す剣画像KGの一部を利用してカウントダウンの表示が行われるが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、カウントを行う表示でなくてもよく、あるタイミングで「残り5秒」などの時間表示を行う構成でもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様B5−1]
遊技者が操作可能な操作手段と、
前記操作手段の画像を表示可能な表示手段と、を備えた遊技機であって、
前記操作手段の画像の一部を利用して、当該操作手段が操作可能となるまでの時間表示を行う
ことを特徴とする遊技機。
[態様B5−2]
前記操作手段の可動部を示す画像に重ねて、当該操作手段が操作可能となるまでの時間表示を行う
ことを特徴とする遊技機。
[態様B5−3]
前記操作手段が操作可能となるまでの時間表示を行うとともに、前記操作手段の画像の別の一部を利用して、当該操作手段の操作が保留されていることを示す表示を行う
ことを特徴とする遊技機。
[態様B5−4]
前記時間表示が途中で終了する場合は前記操作手段が操作可能とならない
ことを特徴とする遊技機。
[態様B5−5]
前記操作手段が操作可能となるまでの時間表示を行う際、前記操作手段の画像が表示手段のコーナー部分に表示される
ことを特徴とする遊技機。
図73は、タイマ画像移動演出Aを説明するための図である。タイマ画像移動演出Aでは、まず、図73(A)のボタン画像表示が実行される。このボタン画像表示は、例えば、装飾図柄のリーチ演出中に実行される。ここでは、演出ボタン63(図1)の外観を表した第1ボタン画像BI1が表示画面7aの中央付近に表示される。また、第1ボタン画像BI1の上方には、壁画像HAが表示される。壁画像HAは第1ボタン画像BI1と一部が重なっており、所定のタイミングで左方向にスライド移動する。
図74は、タイマ画像移動演出Bを説明するための図である。タイマ画像移動演出Bでは、まず、図74(A)のボタン画像表示が実行される。このボタン画像表示は、図73(A)と同様に、例えば、装飾図柄のリーチ演出中に実行される。ここでは、演出ボタン63(図1)の外観を表した第1ボタン画像BI1が表示画面7aの中央付近に表示される。また、第1ボタン画像BI1の下方には、ステージ画像STが表示され、ステージ画像ST上に第1ボタン画像BI1が配置された画像構成となっている。ステージ画像STと第1ボタン画像BI1は、所定のタイミングで、ボタンとステージの立体画像が横回転するように画像が変形する。以後、この画像の変形を横回転演出とも呼ぶ。
図75は、タイマ画像移動演出Cを説明するための図である。タイマ画像移動演出Cでは、まず、図75(A)のボタン画像表示が実行される。このボタン画像表示は、図73(A)と同様に、例えば、装飾図柄のリーチ演出中に実行される。ここでは、演出ボタン63(図1)の外観を表した第1ボタン画像BI1が表示画面7aの中央付近に表示される。
以下に、タイマ画像移動演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図73〜図75に示すように、表示画面7aに第1ボタン画像BI1が表示された状態で、第1タイマ画像TN1が表示される第1の演出と、第1の演出の後、第1タイマ画像TN1が表示画面7a上の他の位置に表示され、第1タイマ画像TN1が表示されていた位置に第2タイマ画像TN2が表示される第2の演出と、を実行可能に構成されている。この構成によれば、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図73(B)、図74(B)、図75(B)に示すように、第1タイマ画像表示時の第1タイマ画像TN1は、第1ボタン画像BI1に隣接している。この構成によれば、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図73(D)、図74(D)、図75(D)に示すように、第2タイマ画像表示時の第1タイマ画像TN1は、第2タイマ画像TN2と隣接している。この構成によれば、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図73(D)、図74(D)、図75(D)に示すように、第2タイマ画像表示時の第1タイマ画像TN1は、第1ボタン画像BI1に隣接している。この構成によれば、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図73(C)、図74(C)、図75(C)に示すように、第2タイマ画像TN2が第1の位置に表示される前に、第1ボタン画像BI1の発光演出がおこなわれる。この構成によれば、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図73〜図75に示すように、第1ボタン画像BI1は、遊技機1の操作部(ここでは、演出ボタン63)の外観を表した形状を有している。この構成によれば、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
以下に、タイマ画像移動演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態では、図73〜図75に示すように、演出ボタン63の外観を表した第1ボタン画像BI1と、2つのタイマ画像TN1、TN2による演出を実行可能に構成されている。しかし、遊技機1は、第1ボタン画像BI1の代わりに、演出ボタン63とは異なる操作部の外観の形状を有する画像を用いて同様の演出を実行してもよい。また、遊技機1は、第1ボタン画像BI1の代わりに、操作部の外観以外の形状を有する特定の画像を用いて同様の演出を実行してもよい。特定の画像とは、キャラクタ画像等の任意の文字、図形、記号等を含む画像である。言い換えれば、第1ボタン画像BI1は、ボタン画像以外の任意の画像であってもよい。この構成によっても、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
図73〜図75のタイマ画像TNのタイマはカウントダウン方式であるが、カウントアップ方式であってもよい。また、タイマ画像TNは、ボタン画像BBと隣接していなくてもよい。
図73〜図75に示した、タイマ画像移動演出A〜Cの表示内容は適宜組み合わせて表示されてもよい。また、タイマ画像移動演出A〜Cは、図73〜図75に示した演出内容の一部を備えていなくてもよいし、他の演出内容が加わっていてもよい。また、タイマ画像移動演出A〜Cは、操作部画像や装飾図柄、保留アイコンの位置や移動方向に関して、図73〜図75に限定されず任意の位置や移動方向であってもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様C1−1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段を備えた遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、第1の画像であり、
前記複数種類の画像のうちの一つは、第1のタイマ画像であり、
前記複数種類の画像のうちの一つは、第2のタイマ画像であり、
前記表示手段に前記第1の画像が表示された状態で、前記第1のタイマ画像が第1の位置に表示される第1の演出と、前記第1の演出の後、前記第1のタイマ画像が第2の位置に表示され、前記第2のタイマ画像が前記第1の位置に表示される第2の演出と、を実行可能な
ことを特徴とする遊技機。
[態様C1−2]
態様C1−1に記載の遊技機であって、
前記第1の演出において、前記第1の位置の前記第1のタイマ画像は、前記第1の画像に隣接している
ことを特徴とする遊技機。
[態様C1−3]
態様C1−1または態様C1−2に記載の遊技機であって、
前記第2の演出において、前記第2の位置の前記第1のタイマ画像は、前記第1の画像に隣接している
ことを特徴とする遊技機。
[態様C1−4]
態様C1−1から態様C1−3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第2の演出において、前記第2の位置の前記第1のタイマ画像は、前記第1の位置の前記第2のタイマ画像に隣接している。
ことを特徴とする遊技機。
[態様C1−5]
態様C1−1から態様C1−4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第2の演出において、前記第2のタイマ画像が前記第1の位置に表示される前に、前記第1の画像を用いた所定の演出がおこなわれる
ことを特徴とする遊技機。
[態様C1−6]
態様C1−1から態様C1−5までのいずれか一項に記載の遊技機はさらに、
操作者が操作可能な操作手段を備えており、
前記第1の画像は、前記操作手段の外観を表す画像である
ことを特徴とする遊技機。
図76は、タイマ画像傾斜表示演出Aを説明するための図である。タイマ画像傾斜表示演出Aでは、まず、図76(A)の第1タイマ画像表示が実行される。この第1タイマ画像表示は、例えば、装飾図柄のリーチ演出中に実行される。ここでは、演出ボタン63(図1)の外観を表した第1ボタン画像BI1が表示画面7aの中央下方付近に表示される。また、表示画面7aの右下には、第1タイマ画像TN1が表示されるとともに、表示画面7aの全体にわたって扇形状の領域画像SCが表示される。領域画像SCは、表示画面7aの他の部分と色が異なっている。第1タイマ画像TN1は、領域画像SC上の右下の所定の位置(第1の位置)に表示されている。第1タイマ画像TN1のタイマはカウントダウン方式である。
図77は、タイマ画像傾斜表示演出Bを説明するための図である。タイマ画像傾斜表示演出Bでは、まず、図77(A)の第1タイマ画像表示が実行される。この第1タイマ画像表示は、図76(A)と同様に、例えば、装飾図柄のリーチ演出中に実行される。ここでは、演出ボタン63(図1)の外観を表した第1ボタン画像BI1が表示画面7aの中央下方付近に表示される。また、表示画面7aの中央付近の所定の位置(第1の位置)には、第1タイマ画像TN1が表示される。第1タイマ画像TN1は、第1ボタン画像BI1の上方に位置している。第1タイマ画像TN1のタイマはカウントダウン方式である。
図78は、タイマ画像傾斜表示演出Cを説明するための図である。タイマ画像傾斜表示演出Cでは、まず、図78(A)の第1タイマ画像表示が実行される。この第1タイマ画像表示は、図76(A)と同様に、例えば、装飾図柄のリーチ演出中に実行される。ここでは、演出ボタン63(図1)の外観を表した第1ボタン画像BI1が表示画面7aの中央下方付近に表示される。また、第1ボタン画像BI1の右側に隣接する位置(第1の位置)には、第1タイマ画像TN1が表示される。第1タイマ画像TN1のタイマはカウントダウン方式である。
以下に、タイマ画像傾斜表示演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図76(B)、図77(B)、図78(B)に示すように、表示画面7aに第1ボタン画像BI1が表示された状態で、第1タイマ画像TN1が第1ボタン画像BI1に対して所定の角度傾いて表示される第1の演出を実行可能に構成されている。この構成によれば、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図78に示すように、第1の演出において、第1タイマ画像TN1は、第1ボタン画像BI1に隣接している。この構成によれば、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図76(B)、図77(B)、図78(B)に示す第1の演出の後、図76(C)、図77(C)、図78(C)に示すように、第1の演出時とは異なる角度で傾いた第1タイマ画像TN1が表示される第2の演出を実行可能に構成されている。この構成によれば、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図76〜図78に示すように、第1ボタン画像BI1は、遊技機1の操作部(ここでは、演出ボタン63)の外観を表した形状を有している。この構成によれば、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図77(D)(E)、図78(D)(E)に示すように、第1タイマ画像TN1に表示されているカウントダウン値が所定値になったときに、第1タイマ画像TN1の大きさが変化する第3の演出を実行可能に構成されている。この構成によれば、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
以下に、タイマ画像傾斜表示演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態では、図76〜図78に示すように、演出ボタン63の外観を表した第1ボタン画像BI1と、2つのタイマ画像TN1、TN2による演出を実行可能に構成されている。しかし、遊技機1は、第1ボタン画像BI1の代わりに、演出ボタン63とは異なる操作部の外観の形状を有する画像を用いて同様の演出を実行してもよい。また、遊技機1は、第1ボタン画像BI1の代わりに、操作部の外観以外の形状を有する特定の画像を用いて同様の演出を実行してもよい。特定の画像とは、キャラクタ画像等の任意の文字、図形、記号等を含む画像である。言い換えれば、第1ボタン画像BI1は、ボタン画像以外の任意の画像であってもよい。この構成によっても、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
図76〜図78のタイマ画像TNのタイマはカウントダウン方式であるが、カウントアップ方式であってもよい。また、図76〜図78のタイマ画像TNは、ボタン画像BI1に隣接していてもよいし隣接していなくてもよい。また、図76〜図78の第1タイマ画像TN1と第2タイマ画像TN2は、互いに隣接していてもよいし、隣接してしていなくてもよい。
図76〜図78に示した、タイマ画像傾斜表示演出A〜Cの表示内容は適宜組み合わせて表示されてもよい。また、タイマ画像傾斜表示演出A〜Cは、図76〜図78に示した演出内容の一部を備えていなくてもよいし、他の演出内容が加わっていてもよい。また、タイマ画像傾斜表示演出A〜Cは、操作部画像や装飾図柄、保留アイコンの位置や移動方向に関して、図76〜図78に限定されず任意の位置や移動方向であってもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様C2−1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段を備えた遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、第1の画像であり、
前記複数種類の画像のうちの一つは、タイマ画像であり、
前記表示手段に前記第1の画像が表示された状態で、前記タイマ画像が前記第1の画像に対して所定の角度傾いて表示される第1の演出を実行可能な
ことを特徴とする遊技機。
[態様C2−2]
態様C2−1に記載の遊技機であって、
前記第1の演出において、前記タイマ画像は、前記第1の画像に隣接している
ことを特徴とする遊技機。
[態様C2−3]
態様C2−1または態様C2−2に記載の遊技機であって、
前記第1の演出の後、前記第1の演出時とは異なる角度で傾いた前記タイマ画像が表示される第2の演出を実行可能な
ことを特徴とする遊技機。
[態様C2−4]
態様C2−1から態様C2−3までのいずれか一項に記載の遊技機はさらに、
操作者が操作可能な操作手段を備えており、
前記第1の画像は、前記操作手段の外観を表す画像である
ことを特徴とする遊技機。
[態様C2−5]
態様C2−1から態様C2−4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記タイマ画像に表示されているカウントダウン値が所定値になったときに前記タイマ画像の大きさが変化する第3の演出を実行可能な
ことを特徴とする遊技機。
図79は、タイマボタン演出Aを説明するための図である。
タイマボタン演出Aでは、まず、図79(A)に示すように、第1ボタン表示演出が実行される。この第1ボタン表示演出では、ボタン画像C3Aが表示される。ボタン画像C3Aは、演出ボタン63を示唆する画像であり、これから演出ボタン63を用いた演出が実行され得ることを予感している。
図80は、タイマボタン演出Bを説明するための図である。
タイマボタン演出Bでは、まず、図80(A)に示すように、図79(A)と同様に第1ボタン表示演出が実行される。
以下に、タイマボタン演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図79〜図80に示すように、タイマボタン演出A,Bにおいて、ボタン画像C3Aが表示されるているときに、タイマ画像が表示され、タイマ画像の表示後、タイマ画像のタイマ値が所定値(0秒)となったことに応じて、遊技者に演出ボタン63の押下を促すボタン画像C3Cが表示される。この構成によれば、遊技者はボタン画像の変化をタイマ表示から認識することができ、演出ボタン63の押下タイミングを逃すことを抑制することができる。従って、遊技者の遊技演出への参加率を向上させることができ、その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、タイマボタン演出A,Bは、1回の変動演出中に実行される。この構成によれば、タイマ値が1回の変動演出中に初期値(50秒または30秒)から所定値(0秒)まで移行するので、遊技者はボタン画像の変化をタイマ表示から過誤なく認識することができ、演出ボタン63の押下タイミングを逃すことを抑制することができる。従って、遊技者の遊技演出への参加率を向上させることができ、その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図80に示すように、タイマボタン演出Bにおいて、ボタン画像C3Aが表示されるているときに、タイマ画像C3Dが表示され、タイマ画像C3Dの表示後、タイマ画像C3Dのタイマ値が所定値(0秒)となったことに応じて、遊技者に演出ボタン63の押下を促すボタン画像C3Cが表示され、遊技者が演出ボタン63を押下したことに応じて、タイマ画像C3Dとボタン画像C3Aが再び表示される再タイマ表示演出が実行される。この構成によれば、遊技者はボタン画像の変化をタイマ表示から認識することができ、演出ボタン63の押下タイミングを逃すことを抑制することができると共に、演出ボタン63の押下後に再度タイマ表示が実行されるので、遊技者にサプライズを付与することができる。従って、遊技者の遊技演出への参加率を向上させつつ、遊技者の遊技意欲の向上を図ることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図80に示すように、タイマボタン演出Bにおいて、タイマ画像C3Dは、ボタン画像C3A内に表示される。この構成によれば、タイマ表示により演出ボタン63に関連する演出(ボタン押下演出など)を遊技者に強く予感させることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、タイマボタン演出A,Bにおいて、タイマ画像C3B,C3Dのタイマ初期値として、第1のパターンで表示する場合と、第2のパターンで表示する場合とがあり、これらがそれぞれチャンスアップ演出(チャンスアップ表示)として機能する。この構成によれば、タイマ初期値でチャンスアップ演出を創出することができるので、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、タイマボタン演出A,Bにおいて、タイマ画像C3B,C3Dのタイマ初期値として、第1のパターンで表示する場合と、第2のパターンで表示する場合とがあり、これらがそれぞれチャンスアップ演出(チャンスアップ表示)として機能し、第1のパターンが設定された場合よりも、第2のパターンが設定された場合の方が、大当たり期待度が高い構成となっている。この構成によれば、タイマ初期値でチャンスアップ演出を創出することができると共に、遊技者はタイマ初期値として第2のパターンの出現を心待ちにすることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、タイマボタン演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図79〜図80に示すように、タイマボタン演出A,Bにおいて、第2ボタン演出で、ボタン画像C3Cが表示され、遊技者によって演出ボタン63が押下されると、当該押下に応じて、役物可動演出や再タイマ表示演出が実行されているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、第2ボタン演出で、ボタン画像C3Cが表示されたにも拘わらず、遊技者によって演出ボタン63が押下されなかった場合であっても、役物可動演出や再タイマ表示演出が実行されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、タイマボタン演出A,Bは、1回の変動演出中に実行されているが、本発明は、これに限られるものではなく、例えば、タイマボタン演出A,Bは、複数の変動演出にまたがって実行されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図79〜図80に示すタイマボタン演出において、1つのタイマ画像を表示しているが、本発明は、これに限られるものではなく、2つ以上のタイマ画像を同時に表示するようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図79〜図80に示すように、タイマ画像C3B,C3Dは、タイマ値がカウントダウンしていくカウントダウン方式で表示されるが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、タイマ画像C3B,C3Dは、タイマ値がカウントアップしていくカウントアップ方式で表示されてもよい。この場合、予め決められた値になると、上述したタイムアウト表示演出が実行され得る。
上記実施形態の遊技機1では、タイマボタン演出A,Bにおいて、タイマ画像C3B,C3Dのタイマ初期値として、第1のパターンで表示する場合と、第2のパターンで表示する場合とがあり、これらがそれぞれチャンスアップ演出(チャンスアップ表示)として機能し、第1のパターンが設定された場合よりも、第2のパターンが設定された場合の方が、大当たり期待度が高い構成となっているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、タイマボタン演出A,Bにおいて、タイマ画像C3B,C3Dのタイマ初期値が表示される場合に、当該タイマ画像を第1の色(例えば、青)で表示する場合と、第2の色(例えば、金色)で表示する場合とがあり、これらがそれぞれチャンスアップ演出(チャンスアップ表示)として機能し、第1の色が設定された場合よりも、第2の色が設定された場合の方が、大当たり期待度が高い構成とするようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図79〜図80に示すように、タイマボタン演出A,Bにおいて、第2ボタン演出で、ボタン画像C3Cが表示され、遊技者によって演出ボタン63が押下されると、当該押下に応じて、役物可動演出や再タイマ表示演出が実行されているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、第2ボタン演出で、ボタン画像C3Cが表示され、遊技者によって演出ボタン63が押下されると、当該押下に応じて、擬似連演出、大当たり予告演出、リーチ発展先予告演出、大当たり期待度示唆演出、保留変化予告、または、先読み開始予告などの演出が実行されてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様C3−1]
複数の表示演出を実行可能な演出表示手段と、
遊技者が操作可能な操作部と、
を備える遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第1の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第2の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第3の表示演出をおこなう場合があり、
前記第1の表示演出は、前記操作部を表す第1の操作部画像を表示する演出であり、
前記第2の表示演出は、第1のタイマ表示をおこなう演出であり、
前記第3の表示演出は、前記操作部を表す操作部画像であって遊技者に前記操作部の操作を促す第2の操作部画像を表示する演出であり、
前記第1の表示演出と前記第2の表示演出と前記第3の表示演出とを含む組み合わせ演出がおこなわれる場合があり、
前記組み合わせ演出では、前記第1の表示演出がおこなわれているときに前記第2の表示演出がおこなわれ、前記第2の表示演出における前記第1のタイマ表示のタイマ値が所定値となったことに応じて前記第3の表示演出がおこなわれる場合がある、
ことを特徴とする遊技機。
[態様C3−2]
図柄の変動表示を開始させた後、停止させる図柄変動表示をおこなうことが可能な図柄表示手段を備え、
前記組み合わせ演出は、1回の前記図柄変動表示中におこなわれる場合がある、
ことを特徴する態様C3−1に記載の遊技機。
[態様C3−3]
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第4の表示演出をおこなう場合があり、
前記第4の表示演出は、第2のタイマ表示をおこなう演出であり、
前記組み合わせ演出は、第4の表示演出を含む場合がある演出であり、
当該組み合わせ演出では、前記第3の表示演出がおこなわれ、遊技者により前記操作部の操作がなされた場合に、前記第4の表示演出がおこなわれる、
ことを特徴とする態様C3−1または態様C3−2に記載の遊技機。
[態様C3−4]
前記組み合わせ演出において、前記第2の表示演出における前記第1のタイマ表示は、前記第1の操作部画像が表示された領域に表示される場合がある、
ことを特徴とする態様C3−1から態様C3−3までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様C3−5]
前記第2の表示演出における前記第1のタイマ表示は、第1の態様のタイマ表示と、第2の態様のタイマ表示とを含む複数の態様のタイマ表示のうちの一つの態様のタイマ表示がおこなわれ、
前記第2の表示演出において、前記第1のタイマ表示が前記第1の態様のタイマ表示であるときには、第1のチャンスアップ表示として機能し、
前記第2の表示演出において、前記第1のタイマ表示が前記第2の態様のタイマ表示であるときには、第1のチャンスアップ表示よりも大当たり期待度が高い第2のチャンスアップ表示として機能する、
ことを特徴とする態様C3−1から態様C3−4までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様C3−6]
前記第1のタイマ表示の前記第1の態様のタイマ表示は、タイマ値の初期値が第1の長さであり、
前記第1のタイマ表示の前記第2の態様のタイマ表示は、タイマ値の初期値が前記第1の長さよりも長い第2の長さである、
ことを特徴とする態様C3−5に記載の遊技機。
図81は、タイマ擬似連演出Aを説明するための図である。
タイマ擬似連演出Aでは、まず、図81(A)に示すように、タイマ表示演出が実行される。このタイマ表示演出では、タイマ画像C4Aが表示される。タイマ画像C4Aは、タイマ値がカウントダウンしていくカウントダウン方式で表示される。図81(A)に示すタイマ画像C4Aでは、タイマ初期値としての「15秒」が示されている。
擬似連演出後は、所定の演出が実行される。所定の演出としては、リーチ演出、スーパーリーチ演出、チャンスアップ演出(大当たり期待度示唆演出)、大当たり予告演出、リーチ発展先予告演出、保留変化予告、または、先読み開始予告など種々の演出が実行され得る。
なお、擬似連演出とは、変動変出の開始時やリーチ演出中等において実行される演出であり、例えば、装飾図柄を変動開始させ仮停止させる演出を繰り返す演出、装飾図柄の所定の図柄配列の少なくとも一部を仮停止させる演出を繰り返す演出、予め決められたロゴを仮停止させる演出を繰り返す演出、または、「×2」、「×3」、「擬似」など擬似連を連想させる表示と共に、装飾図柄の変動演出を実行させる演出を含む。
図82は、タイマ擬似連演出Bを説明するための図である。
タイマ擬似連演出Bでは、まず、図82(A)に示すように、タイマボタン表示演出Aが実行される。このタイマボタン表示演出Aでは、タイマ画像C4Aと、ボタン画像C4Dとが表示される。ボタン画像C4Dは、演出ボタン63を示唆する画像であり、これから演出ボタン63を用いた演出が実行され得ることを予感している。タイマ画像C4Aは、図81(A)のタイマ画像C4Aと同様であり、タイマ値がカウントダウン方式で表示され、タイマの初期値としての「15秒」が示されている。
次に、図82(C)に示すように、図81(C)と同様に擬似連演出Aが実行される。
次に、図82(F)に示すように、擬似連演出Bが実行される。擬似連演出Bでは、擬似連示唆画像C4Eが表示される。擬似連示唆画像C4Eは、擬似連演出を連想させる画像であり、詳しくは、擬似連演出が3回目であることを示唆する「擬似×3」が示されている。また、装飾図柄8L,8Rが7図柄で仮停止され、装飾図柄8Cが擬似連演出を示唆するロゴ図柄で仮停止されている。すなわち、装飾図柄に8L,8C,8Rは、「7、ロゴ図柄、7」の態様で仮停止されている。
擬似連演出B後は、所定の演出が実行される。所定の演出としては、リーチ演出、スーパーリーチ演出、チャンスアップ演出(大当たり期待度示唆演出)、大当たり予告演出、リーチ発展先予告演出、保留変化予告、または、先読み開始予告など種々の演出が実行され得る。
以下に、タイマ擬似連演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図81〜図82に示すように、タイマ擬似連演出A,Bにおいて、タイマ画像C4Aが表示され、タイマ画像C4Aのタイマ値が所定値(0秒)となったことに応じて、遊技者に演出ボタン63の押下を促すボタン画像C4Bが表示され、遊技者が演出ボタン63の押下をおこなったことに応じて擬似連演出が実行される。この構成によれば、単に擬似連演出が実行されるよりも、サプライズ感を創出することができ、その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図82に示すように、タイマ擬似連演出Bにおいて、これから演出ボタン63を用いたボタン演出が行われることを示唆するボタン画像C4Dとタイマ画像C4Aが表示され、タイマ画像C4Aのタイマ値が所定値(0秒)となったことに応じて、遊技者に演出ボタン63の押下を促すボタン画像C4Bが表示され、遊技者が演出ボタン63の押下をおこなったことに応じて擬似連演出が実行される。この構成によれば、ボタン画像C4Dが表示されることにより、擬似連演出の実行が予感され、遊技の進行にどきどき感を付与することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、タイマ擬似連演出A,Bは、1回の変動演出中に実行される。この構成によれば、タイマ値が1回の変動演出中に初期値から所定値(0秒)まで移行するので、遊技者はボタン画像の変化をタイマ表示から過誤なく認識することができ、演出ボタン63の押下タイミングを逃すことを抑制することができる。従って、遊技者の遊技演出への参加率を向上させることができ、その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図82に示すように、タイマ擬似連演出Bにおいて、擬似連演出Aの実行後、再度、タイマボタン表示演出が実行される(図82(D)参照)。この構成によれば、遊技者にサプライズを付与することができると共に、再び擬似連演出が実現されることへの期待感を付与することができ、その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、タイマ擬似連演出A,Bにおいて、タイマ画像C4Aのタイマ初期値として、第1のパターンで表示する場合と、第2のパターンで表示する場合とがあり、これらがそれぞれチャンスアップ演出(チャンスアップ表示)として機能する。この構成によれば、タイマ初期値でチャンスアップ演出を創出することができるので、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、タイマ擬似連演出A,Bにおいて、タイマ画像C4Aのタイマ初期値として、第1のパターンで表示する場合と、第2のパターンで表示する場合とがあり、これらがそれぞれチャンスアップ演出(チャンスアップ表示)として機能し、第1のパターンが設定された場合よりも、第2のパターンが設定された場合の方が、タイマ擬似連演出Bとなる確率、すなわち、擬似連演出の後、再度、擬似連演出(図82(F)参照)が行われる確率が高い構成となっている。この構成によれば、タイマ初期値でチャンスアップ演出を創出することができると共に、遊技者はタイマ初期値として第2のパターンの出現を心待ちにすることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、タイマ擬似連演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図81〜図82に示すように、タイマ擬似連演出A,Bにおいて、ボタン押下演出で、ボタン画像C4Bが表示され、遊技者によって演出ボタン63が押下されると、当該押下に応じて、擬似連演出が実行されているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、ボタン押下演出で、ボタン画像C4Bが表示されたにも拘わらず、遊技者によって演出ボタン63が押下されなかった場合であっても、擬似連演出が実行されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、タイマ擬似連演出A,Bは、1回の変動演出中に実行されているが、本発明は、これに限られるものではなく、例えば、タイマ擬似連演出A,Bは、複数の変動演出にまたがって実行されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図81〜図82に示すように、タイマ画像C4Aは、タイマ値がカウントダウンしていくカウントダウン方式で表示されるが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、タイマ画像C4Aは、タイマ値がカウントアップしていくカウントアップ方式で表示されてもよい。この場合、予め決められた値になると、上述したタイムアウト表示演出が実行され得る。
上記実施形態の遊技機1では、タイマ擬似連演出A,Bにおいて、タイマ画像C4Aのタイマ初期値として、第1のパターンで表示する場合と、第2のパターンで表示する場合とがあり、これらがそれぞれチャンスアップ演出(チャンスアップ表示)として機能し、第1のパターンが設定された場合よりも、第2のパターンが設定された場合の方が、タイマ擬似連演出Bとなる確率、すなわち、擬似連演出の後、再度、擬似連演出(図82(F)参照)が行われる確率が高い構成となっているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、タイマ擬似連演出A,Bにおいて、タイマ画像C4Aのタイマ初期値が表示される場合に、当該タイマ画像を第1の色(例えば、青)で表示する場合と、第2の色(例えば、金色)で表示する場合とがあり、これらがそれぞれチャンスアップ演出(チャンスアップ表示)として機能し、第1の色が設定された場合よりも、第2の色が設定された場合の方が、タイマ擬似連演出Bとなる確率、すなわち、擬似連演出の後、再度、擬似連演出(図82(F)参照)が行われる確率が高い構成とするようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図81〜図82に示すタイマ擬似連演出A,Bにおいて、1つのタイマ画像を表示しているが、本発明は、これに限られるものではなく、2つ以上のタイマ画像を同時に表示するようにしてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様C4−1]
複数種類の表示演出を実行可能な演出表示手段と、
遊技者が操作可能な操作部と、
を備える遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第1の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第2の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第3の表示演出をおこなう場合があり、
前記第1の表示演出は、第1のタイマ表示をおこなう演出であり、
前記第2の表示演出は、前記操作部を表す操作部画像であって遊技者に前記操作部の操作を促す第1の操作部画像を表示する演出であり、
前記第3の表示演出は、擬似連演出であり、
前記第1の表示演出と前記第2の表示演出と前記第3の表示演出とを含む組み合わせ演出がおこなわれる場合があり、
前記組み合わせ演出では、前記第1の表示演出がおこなわれ、前記第1の表示演出における前記第1のタイマ表示のタイマ値が所定値となったことに応じて前記第2の表示演出がおこなわれ、遊技者が前記操作部の操作をおこなったことに応じて前記第3の表示演出がおこなわれる場合がある、
ことを特徴とする遊技機。
[態様C4−2]
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第4の表示演出をおこなう場合があり、
前記第4の表示演出は、前記操作部を表す第2の操作部画像を表示する演出であり、
前記組み合わせ演出は、第4の表示演出を含む場合がある演出であり、
前記組み合わせ演出では、前記第1の表示演出がおこなわれるときに、前記第4の表示がおこなわれる場合がある、
ことを特徴とする態様C4−1に記載の遊技機。
[態様C4−3]
図柄の変動表示を開始させた後、停止させる図柄変動表示をおこなうことが可能な図柄表示手段を備え、
前記組み合わせ演出は、1回の前記図柄変動表示中におこなわれる場合がある、
ことを特徴とする態様C4−1または態様C4−2に記載の遊技機。
[態様C4−4]
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第5の表示演出をおこなう場合があり、
前記第5の表示演出は、第2のタイマ表示をおこなう演出であり、
前記組み合わせ演出は、第5の表示演出を含む場合がある演出であり、
前記組み合わせ演出では、前記第3の表示演出がおこなわれた後に、前記第5の表示演出がおこなわれる場合がある、
ことを特徴とする態様C4−1から態様C4−3までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様C4−5]
前記第1の表示演出における前記第1のタイマ表示は、第1の態様のタイマ表示と、第2の態様のタイマ表示とを含む複数の態様のタイマ表示のうちの一つの態様のタイマ表示がおこなわれ、
前記第1の表示演出において、前記第1のタイマ表示が前記第1の態様のタイマ表示であるときには、第1のチャンスアップ表示として機能し、
前記第1の表示演出において、前記第1のタイマ表示が前記第2の態様のタイマ表示であるときには、前記組み合わせ演出において前記第3の表示演出がおこなわれた後に前記第5の表示演出がおこなわれる期待度が第1のチャンスアップ表示よりも高い第2のチャンスアップ表示として機能する、
ことを特徴とする態様C4−4に記載の遊技機。
[態様C4−6]
前記第1のタイマ表示の前記第1の態様のタイマ表示は、タイマ値の初期値が第1の長さであり、
前記タイマ表示の前記第2の態様のタイマ表示は、タイマ値の初期値が前記第1の長さよりも長い第2の長さである、
ことを特徴とする態様C4−5に記載の遊技機。
図83は、保留チェンジ演出Aを説明するための図である。保留チェンジ演出Aは、先読み演出の一つとして実行される。つまり、上述した先読み演出パターンA,Bの一態様として実行される。保留チェンジ演出Aには、先読み演出パターンに基づく2つの態様がある。
図84は、保留チェンジ演出Bを説明するための図である。保留チェンジ演出Bは、先読み演出の一つとして実行される。つまり、上述した先読み演出パターンA,Bの一態様として実行される。
次に図84(F)に示すように、図84(C)と同様にチェンジ移動演出(1)が実行され、チェンジ画像CG1が、保留画像HGWから変化した保留画像HGBへ吸い込まれるような演出が行われる。
次に図84(G)に示すように、保留変化演出(2)が行われる。保留変化演出(2)では、青色の保留画像HGBが赤色さらに保留画像HGRに変化する。
図85は、保留チェンジ演出Cを説明するための図である。保留チェンジ演出Cは、先読み演出の一つとして実行される。つまり、上述した先読み演出パターンA,Bの一態様として実行される。
以下に、本実施形態における効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図83〜図85に示したように、チェンジ表示演出として、「Change」と記された楕円形のチェンジ画像が表示される。このチェンジ画像に対応させて保留画像HGWが変化させられる。この構成によれば、チェンジ画像によって保留画像の変化を期待させることができ、興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図83(B)に示すように青色のチェンジ画像CG1が表示されると、図83(C)および図83(D)に示すように、白色の保留画像HGWが青色の保留画像HGBに変化させられる。また、図83(E)に示すように赤色のチェンジ画像CG2が表示されると、図83(F)および図83(G)に示すように、白色の保留画像HGWが赤色の保留画像HGRに変化させられる。この構成によれば、表示されるチェンジ画像CG1,CG2によって保留画像HGB,HGRへの変化を期待させることができ、興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図84(B)に示すように青色のチェンジ画像CG1が表示されると、図84(C)および図84(D)に示すように、白色の保留画像HGWが青色の保留画像HGBに変化させられる。さらに、図84(E)に示すように青色のチェンジ画像CG1が再度表示されると、図84(F)および図84(G)に示すように、青色の保留画像HGBが赤色の保留画像HGRに変化させられる。この構成によれば、チェンジ画像CG1の再度の表示によって保留画像HGRへの変化を期待させることができ、興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図83(C),(F)、図84(C),(F)、図85(E)に示したように、チェンジ移動演出が行われる。チェンジ移動演出では、チェンジ移動演出では、チェンジ画像が保留画像9Aのうちの一つである保留画像へ吸い込まれるような演出が行われて、保留画像が変化させられる。この構成によれば、保留画像の変化を演出することができ、興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図85(B)に示すように、ボタン押下促進演出が実行され、演出ボタン63の連打を遊技者に促す。そして、遊技者が演出ボタン63を連打することにより、図85(C)および図85(D)に示したように、チェンジ画像CG1,CG2が表示される。この構成によれば、演出ボタン63の操作でチェンジ画像CG1,CG2が表示されるため、興趣を向上させることができる。
以下に、本実施形態における変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図83〜図85に示したように、チェンジ表示演出として、「Change」と記された楕円形のチェンジ画像が表示される。このチェンジ画像に対応させて保留画像HGWが変化させられる。ここでは青色のチェンジ画像CG1と赤色のチェンジ画像CG2を例に挙げたが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、チェンジ画像の種類は3種類以上あってもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図83(B)に示すように青色のチェンジ画像CG1が表示されると青色の保留画像HGBに変化し、図83(E)に示すように赤色のチェンジ画像CG2が表示されると赤色の保留画像HGRに変化する。つまり、チェンジ画像と変化後の保留画像とが一対一に対応している。これに対し、2種類以上のチェンジ画像が一の保留画像に対応していてもよいし、一のチェンジ画像が2種類以上の保留画像に対応していてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図85(B)に示すように、ボタン押下促進演出が実行され、演出ボタン63の連打を遊技者に促す。そして、遊技者が演出ボタン63を連打することにより、図85(C)および図85(D)に示したように、チェンジ画像CG1,CG2が表示される。これに対し、演出ボタン63を操作せずとも、図85(C)および図85(D)に示したチェンジ表示演出を行うようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図85(B)に示すように、ボタン押下促進演出が実行され、演出ボタン63の連打を遊技者に促す。そして、遊技者が演出ボタン63を連打することにより、図85(C)および図85(D)に示したように、チェンジ画像CG1,CG2が表示される。これに対し、演出ボタン63を操作しない場合には、図85(C)および図85(D)に示したチェンジ表示演出を行わずに、図85(B)に続けて図85(F)に示したような保留変化演出を行うようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図85(B)に示すように、ボタン押下促進演出が実行され、演出ボタン63の連打を遊技者に促す。そして、遊技者が演出ボタン63を連打することにより、図85(C)および図85(D)に示したように、チェンジ画像CG1,CG2が表示される。これに対する別の態様として、演出ボタン63を連打したときに、図85(D)に示すようなチェンジ表示演出(2)には移行しないような演出としてもよい。この場合、図83(C)および図83(D)に示したのと同様に、チェンジ移動演出(1)、保留変化演出(1)を実行するようにすることが考えられる。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様C5−1]
保留数を保留画像の表示数によって報知可能な表示手段と、
複数の演出を実行可能な演出手段と、を備えた遊技機であって、
前記演出手段は、前記保留画像の変化を予告する複数の変化予告画像を表示可能となっており、
前記複数の変化予告画像に対応させて前記保留画像を変化させる
ことを特徴とする遊技機。
前記保留画像のうちの一つに対し、第1の変化予告画像が表示されると当該保留画像を第1の保留画像に変化させ、第2の変化予告画像が表示されると当該保留画像を第2の保留画像に変化させる
ことを特徴する遊技機。
前記前記保留画像のうちの一つに対し、第1の変化予告画像が表示されると当該保留画像を第1の保留画像に変化させ、再度第1の変化予告画像が表示されると当該保留画像を第2の保留画像に変化させる
ことを特徴とする遊技機。
表示された前記変化予告画像が前記保留画像のうちの一つに作用し、その後、当該保留画像を変化させる
ことを特徴とする遊技機。
遊技者が操作可能な操作手段をさらに備え、
前記複数の変化予告画像は、前記操作手段の操作の後に表示される
ことを特徴とする遊技機。
図86は、獲得球数表示演出を説明するための図である。獲得球数表示演出では、まず、図86(A)の入賞画像表示が実行される。この入賞画像表示は、例えば、V開閉部材71の開放パターン(図14(B))で「ロング開放」となるV開閉部材71の開放ラウンドにおいて、第1大入賞口30に入賞した2球目以降の遊技球の少なくとも一部がV領域39を通過したときに実行される。ここでは、遊技球がV領域39を通過したことを示唆するV入賞画像WPが表示される。V入賞画像WPは、後に高確時短状態となることを示唆する画像であるため、後に遊技者にとって有利な遊技状態になることを示唆する画像といえる。なお、図86(A)では、V入賞画像WPが表示された状態で、キャラクタ画像CRA1が表示される。
以下に、獲得球数表示演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図86(C)に示すように、複数の右打ち画像RD1、RD2が表示された状態で、現在獲得球数AANが表示される。この構成によれば、遊技者に対して、大当たり遊技において既に獲得した球数を知ることによる高揚感と、右打ち表示によってさらに獲得できる期待感をあわせて付与することができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図86(D)に示すように、ラウンド遊技中に現在獲得球数AANに隣接して、予定累積獲得球数表示TPNが表示される。この構成によれば、遊技者に対して、現在獲得球数が予定累積獲得球数に近づく高揚感を付与することができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図86(B)に示すように、ラウンド遊技の開始時に今回獲得可能球数表示CGNが表示される。この構成によれば、遊技者に対して、今回ラウンドにおいて獲得できる球数を知ることによる高揚感を付与することができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図86(B)に示す今回獲得可能球数表示CGNが表示される前に、図86(A)に示すV入賞画像WPが表示される。この構成によれば、遊技者にとって有利な状態になることを示唆することで遊技者に期待感を付与することができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図86(B)に示すように、今回獲得可能球数表示CGNともに、複数の右打ち画像RD1、RD2が表示される。この構成によれば、今回ラウンドにおいて獲得できる球数を知ることによる高揚感と、右打ち表示によってそれが右打ちによって実現されるという期待感をあわせて付与することができ、興趣の向上を図ることができる。
以下に、獲得球数表示演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態では、図86(A)に示すように、後に遊技者にとって有利な遊技状態になることを示唆する画像として、V入賞画像を例示した演出を示した。しかし、遊技機1は、V入賞画像の代わりに、後に遊技者にとって有利な遊技状態になることを示唆するV入賞画像以外の画像を用いて同様の演出をおこなってもよい。後に遊技者にとって有利な遊技状態になることを示唆するV入賞画像以外の画像とは、例えば、大当たり遊技か開始されることを示唆する画像や小当たり遊技が開始されることを示唆する画像などである。
上記実施形態では、図86(B)、(C)に示すように、右打ち画像は、二つ表示されている。しかし、遊技機1は、右打ち画像を3つ以上表示してもよい。また、遊技機1は、互いの大きさが異なる複数の右打ち画像を表示してもよい。また、遊技機1は、図86(D)において、複数の右打ち画像RD1、RD2を表示してもよい。
獲得球数表示演出は、大当たり遊技以外の特別遊技で実行されてもよい。例えば、小当たり遊技中に実行されてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様D1−1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段を備えた遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、遊技球を所定の方向に発射することを示唆する第1の画像であり、
当たり遊技中に複数の前記第1の画像が表示された状態で、当該当たり遊技において既に獲得している球数を表す現在獲得球数が表示される第1の演出を実行可能な
ことを特徴とする遊技機。
[態様D1−2]
態様D1−1に記載の遊技機であって、
ラウンド遊技中に前記現在獲得球数の表示に隣接して、今回のラウンド終了時点で獲得する予定の球数を表す予定累積獲得球数を表示させる第2の演出を実行可能な
ことを特徴とする遊技機。
[態様D1−3]
態様D1−1または態様D1−2に記載の遊技機であって、
ラウンド遊技の開始時に、今回のラウンドにおいて獲得可能な球数を表す今回獲得可能球数が表示される第3の演出を実行可能な
ことを特徴とする遊技機。
[態様D1−4]
態様D1−3に記載の遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、後に遊技者にとって有利な遊技状態になることを示唆する第2の画像であり、
前記第3の演出が実行される前に、前記表示手段に前記第2の画像が表示される第4の演出を実行可能な
ことを特徴とする遊技機。
[態様D1−5]
態様D1−3または態様D1−4に記載の遊技機であって、
前記第3の演出において、前記今回獲得可能球数の表示とともに、前記第1の画像が表示される
ことを特徴とする遊技機。
図87は、払出表示演出Aを説明するための図である。
払出表示演出Aでは、まず、図87(A)に示すように、払出予定表示演出が実行される。この払出予定表示演出は、大当たり(以下、当該大当たりとも呼ぶ)を報知後、当該大当たりに基づく大当たり遊技(以下、当該大当たり遊技とも呼ぶ)の開始前、または、当該大当たり遊技中に実行され、払出予定出玉数示唆画像D2Aが表示される。払出予定出玉数示唆画像D2Aは、当該大当たり遊技で払い出される予定の玉数(以下では、当該払出予定玉数とも呼ぶ)を示唆する画像である。図87(A)の払出予定出玉数示唆画像D2Aでは、800玉が払出予定であることが示されている。
図88は、払出表示演出Bを説明するための図である。
払出表示演出Bでは、まず、図88(A)に示すように、図87と同様に払出予定表示演出が実行される。
以下に、払出表示演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図87〜図88に示すように、払出表示演出A,Bにおいて、払出予定表示演出で、払出予定出玉数示唆画像D2Aが表示され、累積払出予定表示演出で、累積払出予定玉数示唆画像D2Bが表示される。この構成によれば、遊技者は、当該大当たり遊技における払出予定玉数に加えて、連チャン中の累積払出予定玉数を把握することができるので、遊技者の遊技意欲を向上させることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図87〜図88に示すように、払出表示演出A,Bにおいて、累積払出追加表示演出で、累積払出予定玉数の表示がおこなわれているときに、累積払出玉数の表示がおこなわれる。この構成によれば、累積払出予定玉数に到達するまで遊技者の遊技意欲を向上させることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図88に示すように、払出表示演出Bにおいて、累積払出予定表示演出または累積払出追加表示演出で、累積払出予定玉数の表示がおこなわれているときに、当該払出玉数の表示がおこなわれる。この構成によれば、遊技者は、当該払出玉数を認識でき、累積払出予定玉数に到達するまで遊技者の遊技意欲を向上させることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図88に示すように、払出表示演出Cにおいて、累積払出予定玉数の表示がおこなわれているときに、連チャン回数の示唆がおこなわれる。この構成によれば、累積払出予定玉数と連チャン回数の関係から、1回の大当たり遊技における平均の払出玉数(平均払出玉数)を連想できるので、平均払出玉数が多い場合には、遊技者は幸福感を感じることができ、平均払出玉数が少ない場合には、連チャンを延ばすために遊技者の遊技意欲を向上させることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、払出表示演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図87〜図88に示すように、払出表示演出A,Bでは、累積払出追加表示演出が実行されているが、本発明はこれに限られるものではなく、累積払出追加表示演出が実行されない場合もあってもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図87〜図88に示すように、払出表示演出A,Bでは、累積払出予定玉数を示す表示が実行されているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、当該大当たりの後の遊技状態が確変遊技状態でない場合には、累積払出予定玉数を表す表示が実行されないようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図87〜図88に示すように、払出表示演出A,Bは、払出予定表示演出、累積払出予定表示演出、累積払出追加表示演出の順に実行されているが、本発明はこれに限られるものではなく、これらの順番は変更してもよい。例えば、払出予定表示演出、累積払出追加表示演出、累積払出予定表示演出の順でもよいし、累積払出予定表示演出、払出予定表示演出、累積払出追加表示演出の順でもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図87〜図88に示すように、払出表示演出A,Bにおいて、連チャン中の大当たりに基づいて、累積払出予定玉数が決定されているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、累積払出予定玉数を、その日の朝から連続した大当たりのうち、当該大当たりよりも前に当選した大当たりに基づく大当たり遊技中に払い出された玉数(当日累積払出玉数)に、当該払出予定玉数を加えた玉数(当日累積払出予定玉数)としてもよい。この場合、当日累積払出玉数も表示してもよい。
また、累積払出予定玉数を、あるタイミングから連続した大当たりのうち、当該大当たりよりも前に当選した大当たりに基づく大当たり遊技中に払い出された玉数(所定タイミング累積払出玉数)に、当該払出予定玉数を加えた玉数(所定タイミング累積払出予定玉数)としてもよい。この場合、所定タイミング累積払出玉数も表示してもよい。なお、遊技機1は、「あるタイミング」を遊技者が決定できる機能を有していてもよい。これにより遊技者は「あるタイミング」を任意に設定することが可能となる。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様D2−1]
複数の表示演出を実行可能な演出表示手段と、
抽選により大当たりか否かを判定する判定手段と、
大当たりの場合に、遊技者に遊技媒体を払い出しする大当たり遊技を実行可能な大当たり遊技実行手段と、
を備える遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第1の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第2の表示演出をおこなう場合があり、
前記第1の表示演出は、第1の大当たりに基づく第1の大当たり遊技で払い出し予定の遊技媒体数である払出予定数を表す払出予定表示をおこなう演出であり、
前記第1の大当たりは、第1の遊技状態よりも遊技者にとって有利な第2の遊技状態のときの大当たりであり、
前記第2の表示演出は、前記第1の大当たり遊技中におこなわれ、第2の大当たりに基づく第2の大当たり遊技中に払い出された遊技媒体数に、前記第1の大当たり遊技での前記払出予定数を加えた累積払出予定数を表す累積払出予定表示をおこなう演出であり、
前記第2の大当たりは、前記第2の遊技状態中における、前記第1の大当たりを含む連続した大当たりのうち、前記第1の大当たりよりも前に当選した大当たりのことであり、
前記第1の表示演出と前記第2の表示演出とを含む組み合わせ演出がおこなわれる場合があり、
前記組み合わせ演出では、前記第1の表示演出と前記第2の表示演出とがおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様D2−2]
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第3の表示演出をおこなう場合があり、
前記第3の表示演出は、前記第1の大当たり遊技中におこなわれ、前記第2の大当たり遊技中に払い出された遊技媒体数に、前記第1の大当たり遊技中に既に払い出された遊技媒体数を加えた累積払出数を表す累積払出表示をおこなう演出であり、
前記組み合わせ演出は、前記第3の表示演出を含む場合がある演出であり、
当該組み合わせ演出では、前記第2の表示演出がおこなわれているときに、前記第3の表示演出がおこなわれる場合がある、
ことを特徴とする態様D2−1に記載の遊技機。
[態様D2−3]
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第4の表示演出をおこなう場合があり、
前記第4の表示演出は、前記第1の大当たり遊技中におこなわれ、前記第1の大当たり遊技中に既に払い出された遊技媒体数を表す当該大当たり払出表示をおこなう演出であり、
前記組み合わせ演出は、前記第4の表示演出を含む場合がある演出であり、
当該組み合わせ演出では、前記第2の表示演出がおこなわれているときに、前記第4の表示演出がおこなわれる場合がある、
ことを特徴とする態様D2−1または態様D2−2に記載の遊技機。
[態様D2−4]
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第5の表示演出をおこなう場合があり、
前記第5の表示演出は、前記第1の大当たり遊技中におこなわれ、前記連続した大当たりの回数を表す連続大当たり回数表示をおこなう演出であり、
前記組み合わせ演出は、前記第5の表示演出を含む場合がある演出であり、
前記組み合わせ演出では、前記第2の表示演出がおこなわれているときに、前記第5の表示演出がおこなわれる、
ことを特徴とする態様D2−1から態様D2−3までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様D2−5]
前記第1の大当たりが、前記第1の大当たり遊技後の遊技状態が前記第2の遊技状態よりも不利な第3の遊技状態となる大当たりである場合には、前記組み合わせ演出は、実行されない、
ことを特徴とする態様D2−1から態様D2−4までのいずれか一項に記載の遊技機。
図89は、入賞画像・キャラクタ画像重畳演出Aを説明するための図である。入賞画像・キャラクタ画像重畳演出Aでは、まず、図89(A)の入賞画像表示が実行される。この入賞画像表示は、例えば、V開閉部材71の開放パターン(図14(B))で「ロング開放」となるV開閉部材71の開放ラウンドにおいて、第1大入賞口30に入賞した2球目以降の遊技球の少なくとも一部がV領域39を通過したときに実行される。ここでは、遊技球がV領域39を通過したことを示唆するV入賞画像WPが表示される。V入賞画像WPは、後に高確時短状態となることを示唆する画像であるため、後に遊技者にとって有利な遊技状態になることを示唆する画像といえる。図89(A)では、V入賞画像WPが表示された状態で、キャラクタ画像AN1および右打ち画像RD1が表示される。第1キャラクタ画像AN1は、表示画面7aの右端から現れ、左方向に移動する。右打ち画像RD1はV入賞画像WPの一部と重なるように表示される。既述のとおり、本明細書において「画像が重なる」とは、遊技者からみて重なっているように見えることを意味しており、実際に重なっているか否かは関係ない。例えば、表示画面7aに表示されるV入賞画像WPの少なくとも一部分が第1キャラクタ画像AN1によって欠いて見える場合、画像が重なっているといえる。
図90は、入賞画像・キャラクタ画像重畳演出Bを説明するための図である。
入賞画像・キャラクタ画像重畳演出Bは、図89の重畳演出Aと比較して、V入賞画像WPの形状が変化する点が異なる。重畳演出BのV入賞画像WPは、ローマ字の「V」の立体形状を表す図形が横回転している状態を表すように形状が変化する。まず、図90(A)では、V入賞画像WPが表示された状態で、キャラクタ画像AN1および右打ち画像RD1が表示される。第1キャラクタ画像AN1は、表示画面7aの右端から現れ、左方向に移動する。右打ち画像RD1はV入賞画像WPの一部と重なるように表示される。
図91は、入賞画像・キャラクタ画像重畳演出Cを説明するための図である。
入賞画像・キャラクタ画像重畳演出Cは、図90の重畳演出Bと比較して、キャラクタ画像AN1の表示方法が異なる。重畳演出Cのキャラクタ画像AN1は、表示画面7aを左右に移動してV入賞画像WPと交差するのではなく、V入賞画像WPの形状の変化にあわせて形状が変化する。具体的には、重畳演出Cのキャラクタ画像AN1は、V入賞画像WPの立体形状の一方の面上に配置され、V入賞画像WPの立体形状が横回転したときに、共に横回転しているような状態を表すように形状が変化する。まず、図91(A)に示すように、V入賞画像WPにキャラクタ画像AN1が重なった状態の画像が表示される。具体的には、V入賞画像WPの前面の一部分にキャラクタ画像AN1が位置している状態を示す画像が表示される。第1キャラクタ画像AN1が重なった状態であってもV入賞画像WPの一部は表示される。右打ち画像RD1はV入賞画像WPの一部と重なるように表示される。
以下に、入賞画像・キャラクタ画像重畳演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図89(B)〜(D)、図90(B)〜(D)、図91(A)(B)に示すように、V入賞画像WPの少なくとも一部にキャラクタ画像が重なった状態の画像が表示される。また、図89(A)(E)(F)、図90(A)(E)(F)、図91(C)〜(F)に示すように、キャラクタ画像が重なっていない状態のV入賞画像WPが表示される。この構成によれば、V入賞画像WPの表示に遊技者の注意を向けさせることができるため、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図89(B)〜(D)、図90(B)〜(D)、図91(A)(B)に示すように、V入賞画像WPの一部にキャラクタ画像が重なった状態の画像が表示されているときであっても、V入賞画像WPの他の一部は表示される。この構成によれば、V入賞画像WPの一部にキャラクタ画像が重なった状態であっても、遊技者にV入賞画像WPの一部を見せることができるため、遊技者にV入賞したことを確信させることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図89、図90(A)(B)(D)〜(F)、図91(A)(B)(D)〜(F)に示すように、V入賞画像WPの一部に右打ち画像が重なった状態の画像が表示される。この構成によれば、右打ち画像の奥にV入賞画像WPが位置しているように見えるため、表示に奥行き感を演出することができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図90、図91に示すように、V入賞画像WPは、ローマ字の「V」の立体形状の図形が回転している状態を表すように形状が変化する。この構成によれば、右打ち画像の奥にV入賞画像WPが位置しているように見えるため、表示に奥行き感を演出することができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図90〜図91に示すように、V入賞画像WPに対して、キャラクタ画像が重なった状態や、キャラクタ画像が重なっていない状態の演出が実行される。この構成によれば、V入賞画像WPの表示に遊技者の注意を向けさせることができるため、興趣の向上を図ることができる。
以下に、入賞画像・キャラクタ画像重畳演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態では、図89〜図91に示すように、V入賞画像WPがキャラクタ画像によって覆われた状態であってもV入賞画像WPの一部分が視覚可能となっている。しかし、V入賞画像WPの全体がキャラクタ画像によって覆われて、V入賞画像WPが視覚不可となってもよい。
図89〜図91に示した、入賞画像・キャラクタ画像重畳演出A〜Cの表示内容は適宜組み合わせて表示されてもよい。また、入賞画像・キャラクタ画像重畳演出A〜Cは、図89〜図91に示した演出内容の一部を備えていなくてもよいし、他の演出内容が加わっていてもよい。また、入賞画像・キャラクタ画像重畳演出A〜Cは、操作部画像や装飾図柄、保留アイコンの位置や移動方向に関して、図89〜図91に限定されず任意の位置や移動方向であってもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様D3−1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段を備えた遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、後に遊技者にとって有利な遊技状態になることを示唆する第1の画像であり、
前記複数種類の画像のうちの一つは、第2の画像であり、
前記第1の画像の少なくとも一部に前記第2の画像が重なった状態の画像が表示される第1の表示と、前記第2の画像が重なっていない状態の前記第1の画像が表示される第2の表示と、を実行可能な
ことを特徴とする遊技機。
[態様D3−2]
態様D3−1に記載の遊技機であって、
前記第1の表示において、前記第1の画像の一部分は、前記第2の画像が重ならず表示されている
ことを特徴とする遊技機。
[態様D3−3]
態様D3−1または態様D3−2に記載の遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、右打ちを示唆する第3の画像であり、
前記第1の表示において、前記第1の画像の一部に前記第3の画像が重なった状態の画像が表示される
ことを特徴とする遊技機。
[態様D3−4]
態様D3−3に記載の遊技機であって、
前記第1の画像は、立体形状の図形が回転をしている状態を表すように形状が変化する
ことを特徴とする遊技機。
[態様D3−5]
態様D3−3または態様D3−4に記載の遊技機であって、
前記第1の画像は、V入賞画像である
ことを特徴とする遊技機。
図92は、ボタン画像内メータ演出Aを説明するための図である。
ボタン画像内メータ演出Aでは、まず、図92(A)に示すように、ボタンメータ表示演出が実行される。このボタンメータ表示演出では、ボタン画像E1Aとメータ画像E1Bとが表示される。ボタン画像E1Aは、演出ボタン63を示唆する画像であり、これから演出ボタン63を用いた演出が実行され得ることを予感している。メータ画像E1Bは、メータ領域(図ではクロスハッチングで表される)が動くメータであり、メータ領域が動くことでメータ値を表している。また、メータ画像E1Bは、ボタン画像E1A内に横向きに配置される。
図93は、ボタン画像内メータ演出Bを説明するための図である。
ボタン画像内メータ演出Bでは、まず、図93(A)に示すように、図92(A)と同様に、ボタンメータ表示演出が実行される。
次に、図93(B)に示すように、図92(B)と同様にポイント付与演出が実行される。
以下に、ボタン画像内メータ演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図92〜図93に示すように、ボタン画像内メータ演出A,Bでは、ボタン画像E1Aが表示されているときに、メータ画像E1Bが表示される。このメータ画像E1Bはボタン画像E1A内に配置される。そして、メータ画像E1Bの表示後に、メータ画像E1Bのメータ値が最大(MAX)になったときに、所定の演出(チャンスアップ演出など)が実行される。この構成によれば、メータ画像E1Bはボタン画像E1A内に配置されているので、遊技者は、メータ表示と関連して演出ボタン63を用いたボタン演出を連想し得る。従って、メータ表示に関連して実際にボタン演出が行われた場合には、遊技者にボタン演出に関して大きな期待感を付与することができ、メータ表示に関連してボタン演出ではなく他の演出が行われた場合には、遊技者にサプライズ感を付与することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図92〜図93に示すように、ボタン画像内メータ演出A,Bでは、ポイント付与演出が、ボタン画像E1A内にメータ画像E1Bが配置されているときに実行され、ポイント付与演出において、ポイント獲得画像E1Cが表示され、所定のポイントが付与された場合には、メータ画像E1Bにおいて付与されたポイント分メータ領域が拡大され、メータ値が上昇した表示が実行される。この構成によれば、ポイント付与によりボタン画像内に配置されたメータ画像のメータ値が上昇するので、ポイント獲得によるメータ値の上昇を強調することができる。また、ポイント付与によりボタン画像内に配置されたメータ画像のメータ値が上昇し、所定値(最大値)に到達し、演出ボタン63を用いたボタン演出へ発展した場合には、遊技者に大当たりへの大きな期待間を付与することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図92〜図93に示すように、ボタン画像内メータ演出A,Bにおいて、チャンスアップ画像E1Dまたはタイマ画像E1Eは、メータ画像E1Bが配置されたボタン画像E1Aと隣接して表示される。この構成によれば、遊技者に、演出ボタン63を用いたボタン演出発展への期待感、さらには、ボタン演出に発展した場合における大当たりへの期待感を付与することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図93に示すように、ボタン画像内メータ演出Bにおいて、タイマ表示演出で、メータ値が最大(MAX)になった場合に、タイマ画像E1Eが表示される。この構成によれば、タイマ画像E1Eのタイマ値が所定値になった場合には、遊技者に演出ボタン63を用いたボタン演出発展への期待感、さらには、ボタン演出に発展した場合における大当たりへの期待感を付与することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図93に示すように、ボタン画像内メータ演出Bにおいて、ボタン押下演出で、タイマ画像E1Eのタイマ値が「0秒」となったときに、遊技者に演出ボタン63の押下を促すボタン画像E1Fが表示される。この構成によれば、遊技者に演出ボタン63を用いたボタン演出発展へのより強い期待感、さらには、ボタン演出に発展した場合における大当たりへのより強い期待感を付与することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図92〜図93に示すように、ボタン画像内メータ演出A,Bにおいて、チャンスアップ演出やタイマ表示演出は、メータ画像E1Bのメータ値が最大(MAX)のときに実行される。この構成によれば、チャンスアップ演出やタイマ表示演出が、メータ画像E1Bのメータ値が最大(MAX)より手前の所定値のときに実行される場合と比較して、チャンスアップ演出やタイマ表示演出に発展した場合の大当たりへの期待感を大きくすることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、ボタン画像内メータ演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図92〜図93に示すように、ボタン画像内メータ演出A,Bにおいて、チャンスアップ画像E1Dまたはタイマ画像E1Eは、メータ画像E1Bが配置されたボタン画像E1Aと隣接して表示されているが、本発明は、これに限られるものではなく、チャンスアップ画像E1Dまたはタイマ画像E1Eは、ボタン画像E1A内に配置されてもよいし、メータ画像E1Bから所定の距離離れた位置に表示されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図92〜図93に示すように、ボタン画像内メータ演出A,Bにおいて、メータ画像E1Bのメータ値は、ポイントの付与によって上昇する構成となっているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、ボタンメータ表示演出時において、メータ画像E1Bのメータ値が所定値(例えば、最大値)となっており、ポイント付与演出によるポイントの付与によってメータ領域が減少しメータ値が降下する構成としてもよい。この場合、メータ値が所定値(例えば、0)となると、図92(C)に示すチャンスアップ演出や図93(C)に示すタイマ表示演出が実行されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図92〜図93に示すように、ボタン画像内メータ演出A,Bにおいて、メータ画像E1Bのメータ値は、ポイントの付与によって上昇する構成となっているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、ポイント付与演出によるポイントの付与の代わりに、所定の動作が実行されたことによってメータ領域が拡大しメータ値が上昇する構成としてもよい。この場合、メータ値が所定値となると、図92(C)に示すチャンスアップ演出や図93(C)に示すタイマ表示演出が実行される。なお、「所定の動作が実行されたこと」とは、例えば、擬似連出が実行されたこと、保留アイコンが変化したこと(保留変化表示がおこなわれたこと)、所定のチャンスアップ演出が実行されたこと、所定のチャレンジ(ゲーム)に成功したことなどが含まれる。
上記実施形態の遊技機1では、図92〜図93に示すように、ボタン画像内メータ演出A,Bにおいて、チャンスアップ演出やタイマ表示演出は、メータ画像E1Bのメータ値が最大値(MAX)のときに実行される構成となっているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、チャンスアップ演出やタイマ表示演出は、メータ画像E1Bのメータ値が最大値(MAX)のときでなく、最大値よりも小さい所定値となった場合に実行される構成としてもよい。所定値として、例えば、メータ値の半分の値であったり、1/4の値であってもよい。この場合、当該所定値が遊技者に分かるように、メータ画像E1Bのメータ領域に所定の印(目盛り)をつけるようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図92に示すように、ボタン画像内メータ演出Aにおいて、チャンスアップ演出でチャンスアップ画像E1Dが表示された後に、ボタン画像E1Aのメータ値を初期値(0)に戻すようにしてもよい。その後に、ポイント付与演出が実行されて、メータ値を上昇させる演出が実行されてもよい。
また、上記実施形態の遊技機1では、図93に示すように、ボタン画像内メータ演出Bにおいて、ボタン押下演出では、メータ画像E1Bが表示されない構成となっているが、本発明は、これに限られるものではなく、メータ画像E1Bが表示されてもよい。この場合、メータ画像E1Bは、ボタン画像E1F内に配置されてもよい。その後に、ポイント付与演出が実行されて、メータ値を上昇させる演出が実行されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、ボタン画像内メータ演出A,Bは、1回の変動演出中に実行されているが、本発明は、これに限られるものではなく、例えば、ボタン画像内メータ演出A,Bは、複数の変動演出にまたがって実行されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図93に示すように、ボタン画像内メータ演出Bにおいて、タイマ画像E1Eは、タイマ値がカウントダウンしていくカウントダウン方式で表示されるが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、タイマ画像E1Eは、タイマ値がカウントアップしていくカウントアップ方式で表示されてもよい。この場合、予め決められた値になると、上述したボタン押下演出が実行され得る。
上記実施形態の遊技機1では、図93に示すように、ボタン画像内メータ演出Bにおいて、1つのタイマ画像を表示しているが、本発明は、これに限られるものではなく、2つ以上のタイマ画像を同時に表示するようにしてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様E1−1]
複数種類の表示演出を実行可能な表示手段と遊技者が操作可能な操作部とを備える遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第1の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第2の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第3の表示演出をおこなう場合があり、
前記第1の表示演出は、前記操作部を表す第1の操作部画像を表示する演出であり、
前記第2の表示演出は、所定のメータを表示し、前記メータを複数の態様のうちの一つの態様で表示する演出であり、
前記第3の表示演出は、前記メータを表示し、前記メータが前記複数の態様のうちの第1の態様となったときに、所定の表示をおこなう演出であり、
前記第1の表示演出と前記第2の表示演出と前記第3の表示演出とを含む組み合わせ演出がおこなわれる場合があり、前記組み合わせ演出では、前記第1の表示演出がおこなわれているときに、前記第2の表示演出がおこなわれ、前記第2の表示演出では前記メータが前記第1の表示演出の前記第1の操作部画像内に表示され、前記第2の表示演出の後に、前記第3の表示演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様E1−2]
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第4の表示演出をおこなう場合があり、
前記第4の表示演出は、所定のポイントが付与される演出であり、
前記組み合わせ演出は、前記第4の表示演出を含む場合がある演出であり、
当該組み合わせ演出において、前記第4の表示演出は、前記第2の表示演出がおこなわれているときにおこなわれ、前記第4の表示演出において前記所定のポイントが付与された場合には、前記第2の表示演出において前記メータを前記第1の態様とは異なる第2の態様から第3の態様とする表示がおこなわれる、
ことを特徴とする態様E1−1に記載の遊技機。
[態様E1−3]
前記第3の表示演出でおこなわれる前記所定の表示は、前記第1の操作部画像と隣接しておこなわれる場合がある表示である、
ことを特徴とする態様E1−1または態様E1−2に記載の遊技機。
[態様E1−4]
前記第3の表示演出でおこなわれる前記所定の表示は、タイマ表示である、
ことを特徴とする態様E1−1から態様E1−3までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様E1−5]
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第5の表示演出をおこなう場合があり、
前記組み合わせ演出は、前記第5の表示演出を含む場合がある演出であり、
当該組み合わせ演出において、前記第3の表示演出の後に、前記第5の表示演出がおこなわれ、
前記第5の表示演出は、前記タイマ表示のタイマ値が所定値となったときに、前記操作部を表す操作部画像であって遊技者に前記操作部の操作を促す第2の操作部画像が表示される演出である、
ことを特徴とする態様E1−4に記載の遊技機。
[態様E1−6]
前記第3の表示演出において、前記メータが前記複数の態様のうちの第1の態様となったときとは、前記メータの値が最大値となったときである、
ことを特徴とする態様E1−1から態様E1−5までのいずれか一項に記載の遊技機。
図94は、ボタン画像内表示演出Aを説明するための図である。
ボタン画像内メータ演出Aでは、まず、図94(A)に示すように、ボタンメータ表示演出が実行される。このボタンメータ表示演出では、ボタン画像E2Aとメータ画像E2Bとが表示される。ボタン画像E2Aは、演出ボタン63を示唆する画像であり、これから演出ボタン63を用いた演出が実行され得ることを予感している。メータ画像E2Bは、メータ領域(図ではクロスハッチングで表される)が動くメータであり、メータ領域が動くことでメータ値を表している。また、メータ画像E2Bは、ボタン画像E2Aの下に隣接して横向きに配置される。
図95は、ボタン画像内表示演出Bを説明するための図である。
ボタン画像内表示演出Bでは、まず、図95(A)に示すように、図94(A)と同様に、ボタンメータ表示演出が実行される。
次に、図95(B)に示すように、図94(B)と同様にポイント付与演出が実行される。
以下に、ボタン画像内表示演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図94〜図95に示すように、ボタン画像内表示演出A,Bでは、ボタン画像E2Aが表示されているときに、メータ画像E2Bが表示され、メータ画像E2Bの表示後に、メータ画像E2Bのメータ値が最大(MAX)になったときに、ボタン画像E2Aが表示された領域において、チャンスアップ画像E2Dまたはメータ値示唆画像E2Eが表示される。この構成によれば、チャンスアップ画像E2Dまたはメータ値示唆画像E2Eを見た遊技者は、演出ボタン63を用いたボタン演出の実行を連想し得る。従って、実際にボタン演出が行われた場合には、遊技者にボタン演出に関して大当たりへの大きな期待感を付与することができる。また、ボタン画像E2Aが表示された領域において所定の演出が実行されるので、所定の演出にサプライズ感を創出することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図94〜図95に示すように、ボタン画像内表示演出A,Bでは、ポイント付与演出が、メータ画像E1Bが表示されているときに実行され、ポイント付与演出において、ポイント獲得画像E2Cが表示され、所定のポイントが付与された場合には、メータ画像E2Bにおいて付与されたポイント分メータ領域が拡大され、メータ値が上昇した表示が実行される。この構成によれば、ポイント付与によりメータ画像のメータ値が上昇するので、遊技者は、ポイント獲得によるメータ値の上昇を認識することができる。従って、メータ値の変化によってチャンスアップ画像E2Dまたはメータ値示唆画像E2Eの表示がされ得るので、遊技者にわくわく感を付与することができ、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図95に示すように、ボタン画像内表示演出Bにおいて、メータMAX報知演出で、メータ画像E2Bのメータ値が最大(MAX)であることを示唆するメータ値示唆画像E2Eが、ボタン画像E2Aが表示された領域において表示される。この構成によれば、メータ画像E2Bのメータ値が最大(MAX)となったことにより、演出ボタン63を用いたボタン演出が実行されることをボタン押下演出よりも前に遊技者に連想させることができる。従って、実際にボタン演出(ボタン押下演出を含む)が実行された場合に、遊技者にボタン演出に関して大当たりへの期待感を付与することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図95に示すように、ボタン画像内表示演出Bにおいて、メータ画像E2Bのメータ値が最大(MAX)になったときに、遊技者に演出ボタン63の押下を促すボタン画像E2Fが表示され、ボタン画像E2Fが表示された領域においてメータ値示唆画像E2Eが表示される。この構成によれば、ボタン画像E2Fが表示された領域におけるメータ値示唆画像E2Eの表示により、演出ボタン63押下により発展する所定の演出における大当たりへの期待感を遊技者に付与することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図94〜図95に示すように、ボタン画像内表示演出A,Bにおいて、チャンスアップ画像E2Dやメータ値示唆画像E2Eの表示は、メータ画像E2Bのメータ値が最大(MAX)のときに実行される。この構成によれば、チャンスアップ画像E2Dやメータ値示唆画像E2Eの表示が、メータ画像E2Bのメータ値が最大(MAX)より手前の所定値のときに実行される場合と比較して、チャンスアップ画像E2Dやメータ値示唆画像E2Eが表示された場合の大当たりへの期待感を大きくすることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、ボタン画像内表示演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図94〜図95に示すように、ボタン画像内表示演出A,Bにおいて、メータ画像E2Bは、ボタン画像E2Aの下に隣接して配置されるが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、メータ画像E2Bは、ボタン画像E2A内に表示されてもよい。この構成により、遊技者は、メータ表示と関連して演出ボタン63を用いたボタン演出を連想し得る。従って、メータ表示に関連して実際にボタン演出が行われた場合には、遊技者にボタン演出に関して大きな期待感を付与することができ、メータ表示に関連してボタン演出ではなく他の演出が行われた場合には、遊技者にサプライズ感を付与することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。また、メータ画像E2Bは、ボタン画像E2Aに対して、所定の方向に、所定距離離して配置されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図94〜図95に示すように、ボタン画像内表示演出A,Bにおいて、メータ画像E2Bのメータ値が最大(MAX)となると、ボタン画像E2Aが表示された領域(ボタン画像E2A内)に、チャンスアップ画像E2Dまたはメータ値示唆画像E2Eが表示される構成となっているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、メータ画像E2Bのメータ値が最大(MAX)となると、ボタン画像E2Aが表示された領域(ボタン画像E2A内)に、擬似連演出を示唆する画像、リーチ予告を示唆する画像、大当たり期待度を示唆する画像など種々の画像、タイマ画像が表示されてもいいし、ボタン画像E2Aが表示された領域(ボタン画像E2A内)において、所定のキャラクタが動く演出など種々の演出が実行されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図95に示すように、ボタン画像内表示演出Bにおいて、ボタン押下演出では、ボタン画像E2Fが表示された領域(ボタン画像E2F内)にメータ値示唆画像E2Eが表示されているが、本発明はこれに限られるものではない。ボタン押下演出にいおいて、例えば、ボタン画像E2Fが表示された領域(ボタン画像E2F内)に、チャンスアップ画像E2D、擬似連演出を示唆する画像、リーチ予告を示唆する画像、大当たり期待度を示唆する画像など種々の画像が表示されてもいいし、ボタン画像E2Aが表示された領域(ボタン画像E2A内)において、所定のキャラクタが動く演出など種々の演出が実行されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図94〜図95に示すように、ボタン画像内表示演出A,Bにおいて、メータ画像E2Bのメータ値は、ポイントの付与によって上昇する構成となっているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、ボタンメータ表示演出時において、メータ画像E2Bのメータ値が所定値(例えば、最大値)となっており、ポイント付与演出によるポイントの付与によってメータ領域が減少しメータ値が降下する構成としてもよい。この場合、メータ値が所定値(例えば、0)となると、図94(C)に示すチャンスアップ演出や図95(C)に示すメータMAX報知演出が実行されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図94〜図95に示すように、ボタン画像内表示演出A,Bにおいて、メータ画像E2Bのメータ値は、ポイントの付与によって上昇する構成となっているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、ポイント付与演出によるポイントの付与の代わりに、所定の動作が実行されたことによってメータ領域が拡大しメータ値が上昇する構成としてもよい。この場合、メータ値が所定値となると、図94(C)に示すチャンスアップ演出や図95(C)に示すメータMAX報知演出が実行される。なお、「所定の動作が実行されたこと」とは、例えば、擬似連出が実行されたこと、保留アイコンが変化したこと(保留変化表示がおこなわれたこと)、所定のチャンスアップ演出が実行されたこと、所定のチャレンジ(ゲーム)に成功したことなどが含まれる。
上記実施形態の遊技機1では、図94〜図95に示すように、ボタン画像内表示演出A,Bにおいて、チャンスアップ演出やメータMAX報知演出は、メータ画像E2Bのメータ値が最大値(MAX)のときに実行される構成となっているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、チャンスアップ演出やメータMAX報知演出は、メータ画像E2Bのメータ値が最大値(MAX)のときでなく、最大値よりも小さい所定値となった場合に実行される構成としてもよい。所定値として、例えば、メータ値の半分の値であったり、1/4の値であってもよい。この場合、当該所定値が遊技者に分かるように、メータ画像E2Bのメータ領域に所定の印(目盛り)をつけるようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図94に示すように、ボタン画像内表示演出Aにおいて、チャンスアップ演出でチャンスアップ画像E2Dが表示された後に、メータ画像E2Bのメータ値を初期値(0)に戻すようにしてもよい。その後に、ポイント付与演出が実行されて、メータ値を上昇させる演出が実行されてもよい。
また、上記実施形態の遊技機1では、図95に示すように、ボタン画像内表示演出Bにおいて、ボタン押下演出でメータ画像E2Bが表示された後に、ボタン画像E2Aのメータ値を初期値(0)に戻すようにしてもよい。その後に、ポイント付与演出が実行されて、メータ値を上昇させる演出が実行されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、ボタン画像内表示演出A,Bは、1回の変動演出中に実行されているが、本発明は、これに限られるものではなく、例えば、ボタン画像内表示演出A,Bは、複数の変動演出にまたがって実行されてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様E2−1]
複数種類の表示演出を実行可能な表示手段と遊技者が操作可能な操作部とを備える遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第1の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第2の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第3の表示演出をおこなう場合があり、
前記第1の表示演出は、前記操作部を表す第1の操作部画像を表示する演出であり、
前記第2の表示演出は、所定のメータを表示し、前記メータを複数の態様のうちの一つの態様で表示する演出であり、
前記第3の表示演出は、前記メータを表示し、前記メータが前記複数の態様のうちの第1の態様となったときに、所定の表示をおこなう演出であり、
前記第1の表示演出と前記第2の表示演出と前記第3の表示演出とを含む組み合わせ演出がおこなわれる場合があり、
前記組み合わせ演出では、前記第2の表示演出がおこなわれた後、前記第3の表示演出がおこなわれ、前記第1の表示演出は、前記第3の表示演出がおこなわれているときにおこなわれており、前記第3の表示演出では、前記メータが前記第1の態様となったときに、前記第1の操作部画像が表示された領域において前記所定の表示がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様E2−2]
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第4の表示演出をおこなう場合があり、
前記第4の表示演出は、所定のポイントが付与される演出であり、
前記組み合わせ演出は、前記第4の表示演出を含む場合がある演出であり、
当該組み合わせ演出において、前記第4の表示演出は、前記第2の表示演出がおこなわれているときにおこなわれ、前記第4の表示演出において前記所定のポイントが付与された場合には、前記第2の表示演出の前記メータを前記第1の態様とは異なる第2の態様から第3の態様とする表示がおこなわれる、
ことを特徴とする態様E2−1に記載の遊技機。
[態様E2−3]
前記第3の表示演出でおこなわれる前記所定の表示は、前記メータが前記第1の態様となったことを示唆する表示である、
ことを特徴とする態様E2−1または態様E2−2に記載の遊技機。
[態様E2−4]
前記組み合わせ演出では、前記第1の表示演出は、前記第2の表示演出がおこなわれているときにおこなわれており、前記第2の表示演出の前記メータが前記第1の表示演出の前記第1の操作部画像内に表示される、
ことを特徴とする態様E2−1から態様E2−3までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様E2−5]
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第5の表示演出をおこなう場合があり、
前記第5の表示演出は、前記操作部を表す操作部画像であって遊技者に前記操作部の操作を促す第2の操作部画像を表示する演出であり、
前記組み合わせ演出は、前記第5の表示演出を含む場合がある演出であり、
前記組み合わせ演出において、前記第5の表示演出は、前記第3の表示演出で前記メータが前記複数の態様のうちの第1の態様となったときにおこなわれ、その後、前記第2の操作部画像が表示された領域において前記所定の表示がおこなわれる、
ことを特徴とする態様E2−1から態様E2−4までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様E2−6]
前記第3の表示演出において、前記メータが前記複数の態様のうちの第1の態様となったときとは、前記メータの値が最大値となったときである、
ことを特徴とする態様E2−1から態様E2−5までのいずれか一項に記載の遊技機。
図96は、複数変動演出Aを説明するための図である。
複数変動演出Aでは、まず、図96(A)に示すように、当該変動メータ表示演出が実行される。この当該変動メータ表示演出では、保留アイコンE3と、メータ画像E3Cとが表示される。保留アイコンE3は、保留を表す第1保留アイコンE3B(最大8つ)と、当該保留を表す第2保留アイコンE3Aとから構成される。なお、説明を簡単にするため、第1保留アイコンE3Bのうち、図では、特図1の保留に対応する第1保留アイコン(最大4つ)のみが示されている。すなわち、図では、第1保留アイコンE3Bは、保留画像9Aに該当する。以下、複数変動演出では、同様に示す。
図97は、複数変動演出Bを説明するための図である。
複数変動演出Bでは、図97(A)〜図97(E)に示すように、当該変動メータ表示演出、当該変動ポイント付与演出、次変動ポイント付与演出、ボタン押下演出、および、チャンスアップ演出が実行される。これらの各演出は、基本的に、図96(A)〜図96(E)に示す当該変動メータ表示演出、当該変動ポイント付与演出、次変動ポイント付与演出、ボタン押下演出、および、チャンスアップ演出とそれぞれ基本的に同様であるが、複数変動演出Bでは、当該変動メータ表示演出、当該変動ポイント付与演出、および、次変動ポイント付与演出において、ボタン画像E3Gが表示される点で異なっている。このボタン画像E3Gは、表示画面7aの略中央に配置され、演出ボタン63を示唆する画像であり、これから演出ボタン63を用いた演出が実行され得ることを予感している。
図98は、複数変動演出Cを説明するための図である。
複数変動演出Cは、図98(A)に示すように、当該変動メータ表示演出が実行される。この当該変動メータ表示演出では、図96(A)と同様な保留アイコンE3と、図97(A)と同様なボタン画像E3Gと、メータ画像E3Hとが表示される。メータ画像E3Hは、メータ領域(図ではクロスハッチングで表される)が動くメータであり、メータ領域が動くことでメータ値を表しており、ボタン画像E3Gが表示された領域(ボタン画像E3G内)に配置される。
以下に、複数変動演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図96〜図98に示すように、複数変動演出
A〜Cにおいて、連続する複数の変動演出にまたがってポイント付与演出が実行され、すなわち、複数の変動演出にまたがって所定のポイントを獲得していき、獲得したポイントの累積値(累積ポイント)を表すメータ画像E3C,E3Hが表示される。メータ画像のメータ値(累積ポイント)が最大(MAX)となると、遊技者に演出ボタン63の押下を促すボタン画像E3Eが表示されるボタン押下演出が実行される。遊技者による演出ボタン63の操作に応じて、チャンスアップ演出,タイマ表示演出などが実行される。この構成によれば、1回の変動演出において累積ポイントが最大(MAX)にならない場合であっても、次の変動演出にポイントが引き継がれるので、遊技者は、複数の変動演出にまたがって、ポイントを獲得する演出を楽しむことができる。また、複数の変動演出にまたがって獲得した累積ポイントが最大(MAX)になった場合に、ボタン押下演出が実行されるので、ボタン押下演出を際立たせることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図97〜図98に示すように、複数変動演出B,Cにおいて、連続する複数の変動演出にまたがってポイント付与演出が実行され、すなわち、複数の変動演出にまたがって所定のポイントを獲得していき、獲得したポイントの累積値(累積ポイント)を表すメータ画像E3C,E3Hが表示される。メータ画像E3C,E3Hが表示されているときに、ボタン画像E3Gの表示が実行される。この構成によれば、ポイントの累積によって、演出ボタン63を用いたボタン演出の実行が予感され得るので、遊技者にわくわく感を付与することができ、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図98に示すように、複数変動演出Cにおいて、獲得したポイントの累積値(累積ポイント)を表すメータ画像E3Hが、ボタン画像E3Gが表示された領域(ボタン画像E3G内)に配置される。この構成によれば、遊技者は、メータ表示と関連して演出ボタン63を用いたボタン演出を連想し得る。従って、メータ表示に関連して実際にボタン演出が行われた場合には、遊技者にボタン演出に関して大きな期待感を付与することができ、メータ表示に関連してボタン演出ではなく他の演出が行われた場合には、遊技者にサプライズ感を付与することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図96〜図97に示すように、複数変動演出A,Bにおいて、ボタン押下演出後、大当たり期待度を示唆する演出であるチャンスアップ演出が実行される。この構成によれば、複数の変動演出にまたがって累積されたポイントに基づいて、大当たり期待度を示唆するチャンスアップ演出が実行されるので、チャンスアップ演出で大当たり期待度が高い示唆がでることへの期待感を高めることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図98に示すように、複数変動演出Cにおいて、ボタン押下演出後、タイマ表示演出が実行される。この構成によれば、複数の変動演出にまたがって累積されたポイントに基づいて、タイマ表示演出が実行されるので、タイマ画像E3Iのタイマ値が0秒となったときに大当たり期待度が高い演出が実行されることへの期待感を高めることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図96〜図98に示すように、複数変動演出A〜Cにおいて、チャンスアップ演出またはタイマ表示演出は、メータ画像E3C,E3Hのメータ値が最大(MAX)のときに実行される。この構成によれば、チャンスアップ演出またはタイマ表示演出が、メータ画像E3C,E3Hのメータ値が最大(MAX)よりも手前の所定値のときに実行される場合と比較して、チャンスアップ演出やタイマ表示演出に発展した場合の大当たりへの期待感を大きくすることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、複数変動演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図96〜図98に示すように、複数変動演出A〜Cにおいて、先読み演出(複数変動にまたがる連続演出)の一環として、当該ポイント付与演出または次変動ポイント付与演出におけるポイント付与が実行される構成(先読み演出の一環として、複数の変動演出にまたがってポイントを獲得する構成)としてもよい。この構成によれば、ポイントを獲得するたびに、大当たりへの期待感を大きくすることができ、その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図96〜図98に示すように、複数変動演出A〜Cにおいて、累積ポイントをメータ画像E3C,E3Hのメータ値で表しているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、累積ポイントをメータ値ではなく、数字で表すようにしてもよい。また、累積ポイントを累積ポイントが最大(MAX)になるまでの残りポイントを数字で表すことで示唆するようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図96〜図98に示すように、複数変動演出A〜Cにおいて、チャンスアップ演出やタイマ表示演出が行われる場合にボタン画像が表示され、チャンスアップ演出やタイマ表示演出がボタン画像内で実行されてもよい。また、ポイント獲得画像E3Dがボタン画像内で表示されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図96〜図98に示すように、複数変動演出A〜Cにおいて、メータ画像E3C,E3Hのメータ値は、ポイントの付与によって上昇する構成となっているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、当該変動メータ表示演出時において、メータ画像E3C,E3Hのメータ値が所定値(例えば、最大値)となっており、ポイント付与演出によるポイントの付与によってメータ領域が減少しメータ値が降下する構成としてもよい。この場合、メータ値が所定値(例えば、0)となると、図96(C)に示すチャンスアップ演出や図98(C)に示すタイマ表示演出が実行されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図96〜図98に示すように、複数変動演出A〜Cにおいて、メータ画像E3C,E3Hのメータ値は、ポイントの付与によって上昇する構成となっているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、ポイント付与演出によるポイントの付与の代わりに、所定の動作が実行されたことによってメータ領域が拡大しメータ値が上昇する構成としてもよい。この場合、メータ値が所定値となると、図96(C)に示すチャンスアップ演出や図98(C)に示すタイマ表示演出が実行される。なお、「所定の動作が実行されたこと」とは、例えば、擬似連出が実行されたこと、保留アイコンが変化したこと(保留変化表示がおこなわれたこと)、所定のチャンスアップ演出が実行されたこと、所定のチャレンジ(ゲーム)に成功したことなどが含まれる。
上記実施形態の遊技機1では、図96〜図98に示すように、複数変動演出A〜Cにおいて、チャンスアップ演出やタイマ表示演出は、メータ画像E3C,E3Hのメータ値が最大値(MAX)のときに実行される構成となっているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、チャンスアップ演出やタイマ表示演出は、メータ画像E3C,E3Hのメータ値が最大値(MAX)のときでなく、最大値よりも小さい所定値となった場合に実行される構成としてもよい。所定値として、例えば、メータ値の半分の値であったり、1/4の値であってもよい。この場合、当該所定値が遊技者に分かるように、メータ画像E1Bのメータ領域に所定の印(目盛り)をつけるようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図98に示すように、複数変動演出Cにおいて、タイマ画像E3Iは、タイマ値がカウントダウンしていくカウントダウン方式で表示されるが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、タイマ画像E3Iは、タイマ値がカウントアップしていくカウントアップ方式で表示されてもよい。この場合、予め決められた値になると、上述したボタン押下演出が実行され得る。また、タイマ画像E3Iを複数表示するようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、複数変動演出A〜Cは、連続する複数の変動演出中に実行されているが、本発明は、これに限られるものではなく、例えば、複数変動演出A〜Cは、1回の変動演出に実行されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、複数変動演出A〜Cにおいて、ボタン押下演出の後、チャンスアップ演出またはタイマ表示演出が実行されているが、本発明はこれに限られるものではなく、ボタン押下演出の後、他の演出が実行されてもよい。他の演出としては、擬似連演出、リーチ演出、スーパーリーチ演出、チャンスアップ演出(大当たり期待度示唆演出)、大当たり予告演出、リーチ発展先予告演出、保留変化予告、または、先読み開始予告など種々の演出が実行され得る構成でもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様E3−1]
図柄を変動表示開始させた後、停止させる図柄変動表示をおこなうことが可能な図柄表示手段と、
複数種類の表示演出を実行可能な演出表示手段と、
遊技者が操作可能な操作部と、
を備える遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第1の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第2の表示演出をおこなう場合があり、
前記第1の表示演出は、連続する複数回の前記図柄変動表示にまたがって所定のポイントを獲得していき、獲得した累積ポイントを示唆するポイント示唆表示をおこなう演出であり、
前記第2の表示演出は、前記操作部を表す操作部画像であって遊技者に前記操作部の操作を促す第1の操作部画像を表示する演出であり、
前記第1の表示演出と前記第2の表示演出とを含む組み合わせ演出がおこなわれる場合があり、
前記組み合わせ演出では、前記第1の表示演出がおこなわれ、前記第1の表示演出における前記累積ポイントが所定値となると、前記第2の表示演出がおこなわれ、遊技者による前記操作部の操作に応じて、所定の演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様E3−2]
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第3の表示演出をおこなう場合があり、
前記第3の表示演出は、前記操作部を表す第2の操作部画像を表示する演出であり、
前記組み合わせ演出は、第3の表示演出を含む場合がある演出であり、
前記組み合わせ演出では、前記第1の表示演出がおこなわれているときに前記第3の表示演出がおこなわれる場合がある、
ことを特徴とする態様E3−1に記載の遊技機。
[態様E3−3]
前記組み合わせ演出において、前記第1の表示演出における前記ポイント示唆表示は、前記第3の表示演出における前記第2の操作部画像が表示された領域においておこなわれる場合がある、
ことを特徴とする態様E3−2に記載の遊技機。
[態様E3−4]
前記所定の演出は、大当たり期待度を示唆する表示を含む演出である、
ことを特徴とする態様E3−1から態様E3−3までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様E3−5]
前記所定の演出は、タイマ表示を含む演出である、
ことを特徴とする態様E3−1から態様E3−4までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様E3−6]
先読み演出を実行可能な先読み演出実行手段を備え、
前記第1の表示演出において、前記先読み演出として連続する複数回の前記図柄変動表示にまたがって所定のポイントを獲得する、
ことを特徴とする態様E3−1から態様E3−5までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様E3−7]
前記組み合わせ演出において、前記第2の表示演出がおこなわれる場合は、前記累積ポイントが最大値となったときである、
ことを特徴とする態様E3−1から態様E3−6までのいずれか一項に記載の遊技機。
図99は、操作チャージ演出A(成功)を説明するための図である。
まず、操作チャージ演出A(成功)では、図99(A)に示すように、変動開始演出が実行される。この変動開始演出では、変動中の装飾図柄が左上に表示される。また、画面下部には、保留画像9A,9Bおよび保留消化画像9Cが表示されている。保留画像9A,9Bおよび保留消化画像9Cについては以下の演出でも同様に表示される。
次に図99(C)に示すように、剣停止演出が実行される。剣停止演出では、剣移動演出で下方へ移動する剣画像KGが停止する。
次に図99(D)に示すように、チャージ演出(初期)が実行される。チャージ演出(初期)では、剣画像KGの領域R1の描画色が青色から赤色に変化させられる。そして、領域R2→R3→R4→R5という具合に所定順序で描画色が青色から赤色に変化させられる。
次に図99(F)に示すように、ボタン押下指示演出が実行される。ボタン押下指示演出では、剣部材64の剣ボタン65の押下を指示する画像が表示される。具体的には、ボタン画像BGの押下を指示する矢印画像YGとともに「押せ!」というテキスト画像TGが表示される。
図100は、操作チャージ演出A(失敗)を説明するための図である。
まず、操作チャージ演出A(失敗)では、図100(A)に示すように、変動開始演出が実行される。この変動開始演出では、変動中の装飾図柄が左上に表示される。また、画面下部には、保留画像9A,9Bおよび保留消化画像9Cが表示されている。保留画像9A,9Bおよび保留消化画像9Cについては以下の演出でも同様に表示される。
次に図100(C)に示すように、剣停止演出が実行される。剣停止演出では、剣移動演出で下方へ移動する剣画像KGが停止する。
次に図100(D)に示すように、チャージ演出(初期)が実行される。チャージ演出(初期)では、剣画像KGの領域R1の描画色が青色から赤色に変化させられる。次に、領域R2の描画色が青色から赤色に変化させられる。
なお、図100(A)〜図100(D)の変動開始演出、剣移動演出、剣停止演出、および、チャージ演出(初期)は、図99に示した操作チャージ演出(成功)と同様の演出となっている。
次に図100(F)に示すように、変動継続演出が実行される。変動継続演出では、剣画像KGの表示がなくなり、図100(A)に示した変動開始演出と同様の演出となる。つまり、領域R3が青色から赤色になった段階でチャージ演出が中断されて変動開始演出と同様の演出が行われるのである。
図101は、操作チャージ演出Bを説明するための図である。
まず、操作チャージ演出Bでは、図101(A)に示すように、変動開始演出が実行される。この変動開始演出では、変動中の装飾図柄が左上に表示される。また、画面下部には、保留画像9A,9Bおよび保留消化画像9Cが表示されている。保留画像9A,9Bおよび保留消化画像9Cについては以下の演出でも同様に表示される。
以下に、本実施形態における効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図99〜図101に示したように、剣画像KGが複数の領域に区切られており、これら領域の描画色は所定順序で青色から赤色に変化させられ、すべての領域の描画色が赤色に変化させられると、ボタン押下指示演出が実行される。この構成によれば、描画色の変化が遊技者の期待につながり、興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図101(B)および図101(D)に示したように、チャージ予告演出として、チャージ予告画像を表示する。このチャージ予告画像の表示を契機に、図101(C)および図101(E)に示したように、チャージ演出を実行する。つまり、複数の領域S1〜S5を所定順序で青色から赤色に変化させる。この構成によれば、チャージ予告画像の表示で遊技者に期待感を抱かせることができ、興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図101(B)に示したようにチャージ予告画像JG1が表示されると、図101(C)に示したように、チャージ演出では、1つの領域S1の描画色が青色から赤色に変化させられる。一方、図101(D)に示したようにチャージ予告画像JG2が表示されると、図101(E)に示したように、2以上の領域S2〜S5の描画色が青色から赤色に変化させられる。この構成によれば、チャージ予告画像の種類によって遊技者の期待度を異ならせることができ、興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図99および図100に示したように、剣画像KGは、隣接する複数の領域R1〜R6に区切られている。この構成によれば、チャージ演出が分かりやすいものとなり、興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図99(E)に示したように領域R1〜R6のすべての描画色が赤色になると、図99(F)に示したように、ボタン押下指示演出が実行される。一方、図100(E)に示したように領域R1〜R3の描画色が赤色になっても領域R4〜R6が青色である場合、ボタン押下指示演出は実行されない。この構成によれば、チャージ演出が成功するか否かに期待が高まり、興趣を向上させることができる。
以下に、本実施形態における変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図99に示したように、剣画像KGのすべての領域R1〜R6の描画色が赤色になると、ボタン押下指示演出が実行される。また、図101に示したように、ボタン画像BB1のすべての領域B1〜B5の描画色が赤色になると、ボタン押下指示演出が実行される。しかしながら、本発明は、これに限られるものではない。例えば、一部の領域の描画色が赤色になった場合にボタン押下指示演出が実行されるようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図99および図100に示したように剣画像KGの柄の部分を複数の領域S1〜S6に区切っていたが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、剣画像KGの全体を複数の領域に区切ってもよい。
上記実施形態の遊技機1では、領域の描画色を青色から赤色に変化させるものとしたが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、領域の色が背景の色と同様の色となるような例えばワイヤーフレーム状の表示を行い、そのワイヤーフレーム状の画像の領域の描画色が変化する(色が塗られる)ようにしてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様E4−1]
遊技者が操作可能な操作手段と、
前記操作手段の画像を表示可能な表示手段と、を備えた遊技機であって、
前記操作手段の画像は、複数の領域を有しており、
当該複数の領域の描画色を所定順序で第1の描画色から第2の描画色へ変化させることで、前記操作手段の操作可能状態への移行期待度を示唆することが可能な
ことを特徴とする遊技機。
[態様E4−2]
変動中の所定タイミングにおいて特定画像を表示可能であり、
当該特定画像の表示を契機に、前記複数の領域の描画色を所定順序で第1の描画色から第2の描画色へ変化させる
ことを特徴とする遊技機。
[態様E4−3]
前記特定画像のうち第1の特定画像が表示されると、前記複数の領域のうち一の領域の描画色を変化させ、前記特定画像のうち第2の特定画像が表示されると、前記複数の領域のうち二以上の領域の描画色を変化させる
ことを特徴とする遊技機。
[態様E4−4]
前記操作手段の画像は、隣接する複数の領域に区切られている
ことを特徴とする遊技機。
[態様E4−5]
前記複数の領域の描画色がすべて前記第2の描画色になると前記操作手段が操作可能状態になり、前記複数の領域の描画色に前記第2の描画色でない領域があると前記操作手段が操作可能状態にならない
ことを特徴とする遊技機。
図102は、擬似連ポイント演出Aを説明するための図である。
擬似連ポイント演出Aでは、まず、図102(A)に示すように、擬似連演出が実行される。この擬似連演出では、擬似連示唆画像E5Aと、メータ画像E5Bとが表示される。擬似連示唆画像E5Aは、擬似連演出を連想させる画像であり、詳しくは、擬似連演出が2回目であることを示唆する「擬似×2」が示されている。また、装飾図柄8L,8Rが7図柄で仮停止され、装飾図柄8Cが擬似連演出を示唆するロゴ図柄で仮停止されている。すなわち、装飾図柄に8L,8C,8Rは、「7、ロゴ図柄、7」の態様で仮停止されている。メータ画像E5Bは、メータ領域(図ではクロスハッチングで表される)が動くメータであり、メータ領域が動くことでメータ値を表している。また、メータ画像E5Bは、表示画面7aの右端において縦向きに配置される。擬似連演出は、ポイント付与演出の後、再度、実行され得る。
図103は、擬似連ポイント演出Bを説明するための図である。
擬似連ポイント演出Bは、図103(A)に示すように、擬似連演出が実行される。この擬似連演出では、図102(A)と同様な擬似連示唆画像E5Aと、ボタン画像E5Gと、メータ画像E5Fとが表示される。ボタン画像E5Gは、演出ボタン63を示唆する画像であり、これから演出ボタン63を用いた演出が実行され得ることを予感している。メータ画像E5Fは、メータ領域(図ではクロスハッチングで表される)が動くメータであり、メータ領域が動くことでメータ値を表している。また、メータ画像E5Fは、ボタン画像E5Gが表示された領域(ボタン画像E5G内)に横向きに配置される。また、装飾図柄8L,8C,8Rは、図102(A)と同様に、7図柄で仮停止され、装飾図柄8Cが擬似連演出を示唆するロゴ図柄で仮停止されている。すなわち、装飾図柄に8L,8C,8Rは、「7、ロゴ図柄、7」の態様で仮停止されている。擬似連演出は、ポイント付与演出の後、再度、実行され得る。
以下に、擬似連ポイント演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図102〜図103に示すように、擬似連ポイント演出A,Bにおいて、擬似連演出が実行され、ポイント付与演出で付与されたポイントの累積値(累積ポイント)をメータ画像E5B,E5Fのメータ値を用いて表し、メータ値が最大(MAX)となったことに応じてボタン画像E5Dが表示され、遊技者によって演出ボタン63が押下された場合に、チャンスアップ演出やタイマ表示演出が実行される。この構成によれば、擬似連演出の実現に応じてポイントが累積されいき、累積ポイントが最大(MAX)になると、チャンスアップ演出やタイマ表示演出などの演出が実行され得るので、擬似連演出をより興趣あるものにすることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図103に示すように、擬似連ポイント演出Bにおいて、擬似連演出中やポイント付与演出中などにメータ画像E5Fが表示される構成となっている。この構成によれば、擬似連演出中やポイント付与演出中に、演出ボタン63を用いたボタン演出の実行が予感され得るので、遊技者にわくわく感を付与することができ、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図103に示すように、擬似連ポイント演出ABにおいて、累積ポイントを示唆するメータ画像E5Fが、ボタン画像E5Gが表示された領域(ボタン画像E5G内)に配置される。この構成によれば、遊技者は、メータ表示と関連して演出ボタン63を用いたボタン演出を連想し得る。従って、メータ表示に関連して実際にボタン演出が行われた場合には、遊技者にボタン演出に関して大きな期待感を付与することができ、メータ表示に関連してボタン演出ではなく他の演出が行われた場合には、遊技者にサプライズ感を付与することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図102に示すように、擬似連ポイント演出Aにおいて、ボタン押下演出後、大当たり期待度を示唆する演出であるチャンスアップ演出が実行される。この構成によれば、擬似連演出により付与されたポイントに基づいて、大当たり期待度を示唆するチャンスアップ演出が実行されるので、チャンスアップ演出で大当たり期待度が高い示唆がでることへの期待感を高めることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図103に示すように、擬似連ポイント演出Bにおいて、ボタン押下演出後、タイマ表示演出が実行される。この構成によれば、擬似連演出により付与されたポイントに基づいて、タイマ表示演出が実行されるので、タイマ画像E5Hのタイマ値が0秒となったときに大当たり期待度が高い演出が実行されることへの期待感を高めることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図102〜図103に示すように、擬似連ポイント演出A,Bにおいて、チャンスアップ演出またはタイマ表示演出は、メータ画像E5B,E5Gのメータ値が最大(MAX)のときに実行される。この構成によれば、チャンスアップ演出またはタイマ表示演出が、メータ画像E5B,E5Gのメータ値が最大(MAX)よりも手前の所定値のときに実行される場合と比較して、チャンスアップ演出やタイマ表示演出に発展した場合の大当たりへの期待感を大きくすることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、擬似連ポイント演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図102〜図103に示すように、疑似連演出A,Bにおいて、メータ画像E5B,E5Fのメータ値が最大(MAX)になった場合に、ボタン押下演出が実行され、遊技者に演出ボタン63が押下されたことに応じて、チャンスアップ演出やタイマ表示演出が実行される構成となっているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、メータ画像E5B,E5Fのメータ値が最大(MAX)になった場合に、遊技者による演出ボタン63の押下がなくても、チャンスアップ演出やタイマ表示演出が実行されてもよい。また、メータ画像E5B,E5Fのメータ値が最大(MAX)になった場合に、ボタン押下演出が実行されず(ボタン画像E5Dが表示されず)に、チャンスアップ演出やタイマ表示演出が実行されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図102〜図103に示すように、擬似連ポイント演出A,Bにおいて、累積ポイントをメータ画像E5B,E5Fのメータ値で表しているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、累積ポイントをメータ値ではなく、数字で表すようにしてもよい。また、累積ポイントを累積ポイントが最大(MAX)になるまでの残りポイントを数字で表すことで示唆するようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図102〜図103に示すように、擬似連ポイント演出A,Bにおいて、チャンスアップ演出やタイマ表示演出が行われる場合にボタン画像が表示され、チャンスアップ演出やタイマ表示演出がボタン画像内で実行されてもよい。また、ポイント獲得画像E5Cがボタン画像内で表示されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図102〜図103に示すように、擬似連ポイント演出A,Bにおいて、メータ画像E5B,E5Fのメータ値は、ポイントの付与によって上昇する構成となっているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、擬似連演出時において、メータ画像E5B,E5Fのメータ値が所定値(例えば、最大値)となっており、ポイント付与演出によるポイントの付与によってメータ領域が減少しメータ値が降下する構成としてもよい。この場合、メータ値が所定値(例えば、0)となると、図102(C)に示すチャンスアップ演出や図103(C)に示すタイマ表示演出が実行されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図102〜図103に示すように、擬似連ポイント演出A,Bにおいて、メータ画像E5B,E5Fのメータ値は、ポイントの付与によって上昇する構成となっているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、ポイント付与演出によるポイントの付与の代わりに、所定の動作が実行されたことによってメータ領域が拡大しメータ値が上昇する構成としてもよい。この場合、メータ値が所定値となると、図102(C)に示すチャンスアップ演出や図103(C)に示すタイマ表示演出が実行される。なお、「所定の動作が実行されたこと」とは、例えば、擬似連出が実行されたこと、保留アイコンが変化したこと(保留変化表示がおこなわれたこと)、所定のチャンスアップ演出が実行されたこと、所定のチャレンジ(ゲーム)に成功したことなどが含まれる。
上記実施形態の遊技機1では、図102〜図103に示すように、擬似連ポイント演出A,Bにおいて、チャンスアップ演出やタイマ表示演出は、メータ画像E5B,E5Fのメータ値が最大値(MAX)のときに実行される構成となっているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、チャンスアップ演出やタイマ表示演出は、メータ画像E5B,E5Fのメータ値が最大値(MAX)のときでなく、最大値よりも小さい所定値となった場合に実行される構成としてもよい。所定値として、例えば、メータ値の半分の値であったり、1/4の値であってもよい。この場合、当該所定値が遊技者に分かるように、メータ画像E1Bのメータ領域に所定の印(目盛り)をつけるようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図103に示すように、擬似連ポイント演出Bにおいて、タイマ画像E5Hは、タイマ値がカウントダウンしていくカウントダウン方式で表示されるが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、タイマ画像E5Hは、タイマ値がカウントアップしていくカウントアップ方式で表示されてもよい。この場合、予め決められた値になると、上述したボタン押下演出が実行され得る。また、タイマ画像E5Hを複数表示するようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、擬似連ポイント演出A,Bは、1回の変動演出中に実行されているが、本発明は、これに限られるものではなく、例えば、擬似連ポイント演出A,Bは、連続する複数の変動演出中に実行されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、擬似連ポイント演出A,Bにおいて、ボタン押下演出の後、チャンスアップ演出またはタイマ表示演出が実行されているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、ボタン押下演出の後、再度、擬似連演出が実行されてもよい。また、ボタン押下演出の後、ボタン押下演出の後、他の演出が実行されてもよい。他の演出としては、リーチ演出、スーパーリーチ演出、チャンスアップ演出(大当たり期待度示唆演出)、大当たり予告演出、リーチ発展先予告演出、保留変化予告、または、先読み開始予告など種々の演出が実行され得る構成でもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様E5−1]
複数種類の表示演出を実行可能な演出表示手段と、
遊技者が操作可能な操作部と、
を備える遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第1の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第2の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第3の表示演出をおこなう場合があり、
前記第1の表示演出は、擬似連演出であり、
前記第2の表示演出は、或るポイントが付与され、付与されたポイントの累積ポイントを示唆するポイント示唆表示をおこなう演出であり、
前記第3の表示演出は、前記操作部を表す操作部画像であって遊技者に前記操作部の操作を促す第1の操作部画像を表示する演出であり、
前記第1の表示演出と前記第2の表示演出と前記第3の表示演出とを含む組み合わせ演出がおこなわれる場合があり、
前記組み合わせ演出では、前記第1の表示演出がおこなわれ、前記第2の表示演出において、前記第1の表示演出がおこなわれたことに応じて前記或るポイントが付与されて前記ポイント示唆表示がおこなわれ、その後、前記累積ポイントが所定値となったことに応じて前記第3の表示演出がおこなわれ、遊技者によって前記操作部の操作があった場合に、所定の演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様E5−2]
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第4の表示演出をおこなう場合があり、
前記第4の表示演出は、前記操作部を表す第2の操作部画像を表示する演出であり、
前記組み合わせ演出は、前記第4の表示演出を含む場合がある演出であり、
前記組み合わせ演出では、前記第1の表示演出がおこなわれているとき、または、前記第2の表示演出がおこなわれているときに前記第4の表示演出がおこなわれる場合がある、
ことを特徴とする態様E5−1に記載の遊技機。
[態様E5−3]
前記組み合わせ演出において、前記第2の表示演出における前記ポイント示唆表示は、前記第4の表示演出における前記第2の操作部画像が表示された領域においておこなわれる場合がある、
ことを特徴とする態様E5−2に記載の遊技機。
[態様E5−4]
前記所定の演出は、大当たり期待度を示唆する表示を含む演出である、
ことを特徴とする態様E5−1から態様E5−3までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様E5−5]
前記所定の演出は、タイマ表示を含む演出である、
ことを特徴とする態様E5−1から態様E5−4までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様E5−6]
前記組み合わせ演出において、前記第3の表示演出がおこなわれる場合は、前記累積ポイントが最大値となったときである、
ことを特徴とする態様E5−1から態様E5−5までのいずれか一項に記載の遊技機。
図104は、タイマフリーズ演出Aを説明するための図である。
まず、タイマフリーズ演出Aでは、図104(A)に示すように、タイマ表示演出が実行される。このタイマ表示演出では、タイマ画像I1Aが表示される。タイマ画像I1Aは、タイマ値がカウントダウンしていくカウントダウン方式で表示される。図104(A)に示すタイマ画像I1Aでは、タイマ初期値としての「100秒」が示されている。なお、タイマ表示演出では、味方キャラクタCRAも表示されている。以下に示す表示演出では、特に必要がないときは、味方キャラクタCRAの説明は省略する。また、図104(A)の右上には、装飾図柄8L,8Rが同じ図柄であり、装飾図柄8Cが変動中であることが示されており、すなわち、リーチ状態であることが示されている。以下に、このようなリーチ状態であることが示されている場合において、特に必要がないときは、その説明は省略する。
次に、図104(C)に示すように、タイマ停止演出で停止したタイマ値を装飾図柄の図柄配列に反映させて、それを大当たり図柄配列として報知する大当たり報知演出が実行される。
図105は、タイマフリーズ演出Bを説明するための図である。
まず、タイマフリーズ演出Bでは、図105(A)に示すように、タイマ表示演出が実行される。このタイマ表示演出では、タイマ画像I1Aとボタン画像I1Bが表示される。ボタン画像I1Bは、演出ボタン63を示唆する画像であり、これから演出ボタン63を用いた演出が実行され得ることを予感している。タイマ画像I1Aは、図104(A)のタイマ画像I1Aと同様であり、タイマ値がカウントダウン方式で表示され、タイマの初期値としての「100秒」が示されている。
図106は、タイマフリーズ演出Cを説明するための図である。
まず、タイマフリーズ演出Cでは、図106(A)に示すように、タイマ表示演出が実行される。このタイマ表示演出では、タイマ画像I1Dとボタン画像I1Bが表示される。ボタン画像I1Bは、図105(A)と同様に、演出ボタン63を示唆する画像であり、これから演出ボタン63を用いた演出が実行され得ることを予感している。タイマ画像I1Dは、タイマ値がカウントアップ方式で表示され、タイマの初期値として、「0秒」がセットされている。
以下に、タイマフリーズ演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図104〜図106に示すように、タイマ表示(タイマ画像の表示)が実行され、タイマ表示のタイマ値を所定値(77.7秒)で停止(制止)させる表示が実行され、停止したタイマ値を用いて大当たりを報知する表示が実行される。この構成によれば、遊技者に意外性を感じさせることができ、興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図105、図106に示すように、タイマ表示が実行されているときにボタン画像I1Cが表示され、遊技者が演出ボタン63の操作をしたことに応じてタイマ表示のタイマ値を所定値(77.7秒)で停止(制止)させる表示が実行され、停止したタイマ値を用いて大当たりを報知する表示が実行される。この構成によれば、遊技者に意外性を感じさせると共に、遊技に参加した実感を付与でき、興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図105、図106に示すように、タイマ停止演出でタイマ表示のタイマ値を所定値(77.7秒)で停止(制止)させる表示がなされる場合において、タイマ値が当該所定値(77.7秒)よりも前の値(80秒または75秒)となったときに、演出ボタン63の有効操作期間を開始し、当該有効操作期間内に演出ボタン63の操作があると、タイマ値を所定値(77.7秒)で停止させるようにしている。この構成によれば、遊技者に意外性を感じさせることができると共に、遊技者が演出ボタン63の操作タイミングを逸することを抑制することができ、遊技への参加率を向上させることができ、その結果、興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図104〜図106に示すように、タイマ停止演出でタイマ表示のタイマ値を所定値(77.7秒)で停止(制止)させる表示がなされた後、大当たり報知演出において、装飾図柄の図柄配列を、タイマ停止演出で停止されたタイマ値(77.7秒)と同じとすることにより、大当たりを報知するようにしている。この構成によれば、遊技者に意外性を感じさせることができ、興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図104〜図106に示すように、タイマ停止演出でタイマ表示のタイマ値をゾロ目となる所定値(77.7秒)で停止(制止)させる表示がなされた後、大当たり報知演出において、装飾図柄の図柄配列を、タイマ停止演出で停止されたゾロ目となるタイマ値(77.7秒)と同じとすることにより、大当たりを報知するようにしている。この構成によれば、遊技者に分かりやすく大当たりしたことを報知することができ、遊技者は大当たりを素早く認識することができる。その結果、興趣を向上させることができる。
以下に、タイマフリーズ演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図105、図106に示すように、タイマ表示が実行されているときにボタン画像I1Cが表示され、ボタン画像I1Cの表示によって遊技者が演出ボタン63の操作をしたことに応じてタイマ表示のタイマ値を所定値(77.7秒)で停止(制止)させる表示が実行され、停止したタイマ値を用いて大当たりを報知する表示が実行されているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、ボタン画像I1Cの表示をおこない遊技者が演出ボタン63の操作をしなかった場合であっても、タイマ表示のタイマ値を所定値(77.7秒)で停止(制止)させる表示が実行され、停止したタイマ値を用いて大当たりを報知する表示を実行するようにしてもよい。
[変形例2]
上記実施形態の遊技機1では、図104〜図106に示すように、タイマ停止演出でタイマ表示のタイマ値を所定値(77.7秒)で停止(制止)させる表示がなされた後、大当たり報知演出において、装飾図柄の図柄配列を、タイマ停止演出で停止されたタイマ値(77.7秒)と同じとすることにより、大当たりを報知するようにしているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、タイマ停止演出において停止されたタイマ表示のタイマ値(77.7秒)をそのまま用いて、大当たりを報知するようにしてもよい。
[変形例3]
上記実施形態の遊技機1では、図104〜図106に示すように、タイマ停止演出において停止するタイマ値は、77.7となっているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、11.1、111、33.3など、他のゾロ目であってもよい。また、タイマ停止演出において停止するタイマ値は、ゾロ目に限らず、135などの所定の値でもよい。
[変形例4]
上記実施形態の遊技機1では、演出ボタン63の有効操作期間は、有効操作期間のスタート秒数から後述のタイマ停止演出で停止するタイマ値を引いた秒数としてもよい。例えば、演出ボタン63の有効操作期間が80秒からスタートし、タイマ停止演出で停止するタイマ値が77.7秒であるときには、2.3秒を有効操作期間としてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、タイマフリーズ演出において、1つのタイマ画像を表示しているが、本発明は、これに限られるものではなく、2つ以上のタイマ画像を同時に表示するようにしてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様I1−1]
複数種類の表示を表示可能な表示手段を備える遊技機であって、
前記複数種類の表示のうちの一つの表示は、或る表示であり、
第1の態様で前記或る表示が表示される場合があり、
第2の態様で前記或る表示が表示される場合があり、
第3の態様で前記或る表示が表示される場合があり、
前記第1の態様の前記或る表示は、タイマ画像を用いてタイマ値をカウントする表示を含む態様の表示であり、
前記第2の態様の前記或る表示は、タイマ画像のタイマ値を第1の所定値で制止させる表示を含む態様の表示であり、
前記第3の態様の前記或る表示は、タイマ画像のタイマ値を用いて大当たりを示唆する表示を含む態様の表示であり、
前記或る表示は、前記第1の態様で表示された後に前記第2の態様で表示され、その後、前記第3の態様で表示される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技機。
遊技者の操作を受け付けて、遊技者の操作により所定の演出を実行可能な操作部を備え、
第4の態様で前記或る表示が表示される場合があり、
前記第4の態様の前記或る表示は、遊技者に前記操作部の操作を促す操作部画像の表示を含む態様の表示であり、
前記或る表示は、前記第1の態様で表示されているときに前記第4の態様で表示され、前記第4の態様における前記操作部画像の表示により遊技者が前記操作部の操作をしたことに応じて前記第2の態様で表示され、前記第2の態様で表示された後、前記第3の態様で表示される場合がある表示である、
ことを特徴とする態様I1−1に記載の遊技機。
前記或る表示において前記第2の態様の表示がなされる場合には、前記タイマ値が前記第1の所定値よりも前の第2の所定値となったときに、前記操作部の操作有効期間を開始し、前記操作有効期間内に前記操作部の操作があると、前記タイマ値を前記第1の所定値で制止させる、
ことを特徴とする態様I1−2に記載の遊技機。
前記第3の態様は、装飾図柄を用いて大当たりを示唆する表示であり、
前記或る表示において前記第2の態様の表示がなされた後、前記第3の態様の表示がなされる場合には、前記装飾図柄の図柄配列を、前記第2の態様において制止された前記第1の所定値と同じとすることにより、大当たりを示唆する、
ことを特徴とする態様I1−1から態様I1−3までのいずれか一項に記載の遊技機。
前記第2の態様において制止された前記第1の所定値と同じ前記装飾図柄の図柄配列は、ゾロ目である、
ことを特徴とする態様I4−1に記載の遊技機。
図107は、チャンスアップメータ演出Aを説明するための図である。
チャンスアップメータ演出Aでは、まず、図107(A)に示すように、チャンスアップメータ画像I2Aと、タイマ画像I2Bとが表示される。チャンスアップメータ画像I2Aは、メータ画像I2AAと、カーソル画像I2A1と、チャンスアップ済示唆画像I2A2と、チャンスアップ予定示唆画像I2A3とを含んでいる。メータ画像I2AAは、開始位置から終了位置までをカーソル画像I2A1によって形成されるメータ領域(図ではクロスハッチングで表される)が動くメータであり、カーソル画像I2A1が開始位置から終了位置までを動くことでチャンスアップメータ演出の期間を表している。チャンスアップ予定示唆画像I2A3は、メータ画像I2AA上に配置される。カーソル画像I2A1が動いてカーソル画像I2A1が、チャンスアップ予定示唆画像I2A3と重なったとき(一致したとき)にチャンスアップ演出が実行される場合がある。チャンスアップ演出が実行された場合には、チャンスアップ予定示唆画像I2A3は、チャンスアップ済示唆画像I2A2に変更される。チャンスアップ済示唆画像I2A2は、メータ画像I2AA上に配置され、そのタイミングでチャンスアップ演出が実行済みであることを示唆している。
図107(B)に示すように、タイミング一致表示演出では、チャンスアップメータ画像I2Aにおいてカーソル画像I2A1がチャンスアップ予定示唆画像I2A3に到達するタイミングと、タイマ画像I2Bにおけるタイマ値が0秒になるタイミングとが一致することを表す演出がおこなわれる。なお、タイミング一致表示演出は、これに限られず、チャンスアップメータ画像I2Aにおいてカーソル画像I2A1がチャンスアップ予定示唆画像I2A3に到達するタイミングと、タイマ画像I2Bにおけるタイマ値が予め定められた値(例えば、7.77秒)になるタイミングとが一致することを表す演出であってもよい。
図108は、チャンスアップメータ演出Bを説明するための図である。
チャンスアップメータ演出Bでは、まず、図108(A)に示すように、チャンスアップメータ画像I2Aと、タイマ画像I2Bと、ボタン画像I2Eとが表示される。チャンスアップメータ画像I2Aとタイマ画像I2Bとは、図107(A)と同様であるので、説明は省略する。ボタン画像I2Eは、演出ボタン63を示唆する画像であり、これから演出ボタン63を用いた演出が実行され得ることを予感している。
図108(B)に示すように、タイミング一致表示演出では、図107(B)と同様に、チャンスアップメータ画像I2Aにおいてカーソル画像I2A1がチャンスアップ予定示唆画像I2A3に到達するタイミングと、タイマ画像I2Bにおけるタイマ値が0秒になるタイミングとが一致することを表す演出がおこなわれる。
図109は、チャンスアップメータ演出Cを説明するための図である。
チャンスアップメータ演出Cでは、まず、図109(A)に示すように、チャンスアップメータ画像I2Aと、タイマ画像I2Gと、ボタン画像I2Eとが表示される。チャンスアップメータ画像I2Aとボタン画像I2Eとは、図108(A)と同様であるので、説明は省略する。タイマ画像I2Gは、チャンスアップメータ画像I2Aの表示中に表示される。例えば、タイマ画像I2Gは、チャンスアップメータ演出開始時、または、チャンスアップ済示唆画像I2A2が表示されてからの所定タイミングで表示される。タイマ画像I2Gは、タイマ値がカウントアップ方式で表示され、タイマの初期値として、0秒がセットされている。
図109(B)に示すように、タイミング一致表示演出では、タイマ画像I2Gのタイマ値が所定値(例えば、15秒)となると、ボタン画像I2Hが表示される。ボタン画像I2Hは、遊技者に演出ボタン63の操作を促すための画像であり、言い換えれば、演出ボタン63が有効操作期間中であることを示す画像である。具体的には、ボタン画像I2Hは、画像中に「PUSH」と表され、ボタン画像I2Eの色を濃くした状態、および/または、ボタン画像I2Eが点灯しているかのような状態を表した画像である。また、ボタン画像I2Hに隣接して、遊技者に演出ボタン63の操作を促すために、「押せ!!」の文字も表されている。
そして、タイミング一致表示演出では、チャンスアップメータ画像I2Aにおいてカーソル画像I2A1がチャンスアップ予定示唆画像I2A3に到達するタイミングと、タイマ画像I2Gのタイマ値が所定値となり、ボタン画像I2Hが表示されたタイミングとが一致することを表している。
以下に、チャンスアップメータ演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図107〜図109に示すように、チャンスアップメータ画像I2Aの表示中(チャンスアップメータ演出)に、タイマ表示(タイマ画像の表示)が実行される構成になっている。この構成によれば、種類の異なる2つの時間を取り扱う表示が成されるので、遊技者は、時間経過と共に期待感を持つことができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図107〜図109に示すように、チャンスアップメータ画像I2Aにおいてカーソル画像I2A1がチャンスアップ予定示唆画像I2A3に到達するタイミングと、タイマ画像におけるタイマ値が所定値になるタイミングとに基づいて、高期待度チャンスアップ演出または低期待度チャンスアップ演出が実行される場合がある。この構成によれば、種類の異なる2つの時間を取り扱う表示に基づいて、高期待度チャンスアップ演出が実行され得るので、遊技者は、これらの表示の進行により大きな期待感を持つことができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図107〜図109に示すように、チャンスアップメータ画像I2Aにおいてカーソル画像I2A1がチャンスアップ予定示唆画像I2A3に到達するタイミングと、タイマ画像におけるタイマ値が所定値になるタイミングとが一致した場合に、高期待度チャンスアップ演出が実行される場合がある。この構成によれば、種類の異なる2つの時間を取り扱う表示が同期したときに、高期待度チャンスアップ演出が実行され得るので、遊技者は、これらの表示の進行により大きな期待感を持つことができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図107〜図109に示すように、チャンスアップメータ画像I2Aにおいてカーソル画像I2A1がチャンスアップ予定示唆画像I2A3に到達するタイミングと、タイマ画像におけるタイマ値が所定値になるタイミングとが一致しなかった場合に、低期待度チャンスアップ演出が実行される場合がある。この構成によれば、種類の異なる2つの時間を取り扱う表示が同期しなかったときには、低期待度チャンスアップ演出が実行され得るので、遊技者は、これらの表示の進行により大きな期待感を持つことができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図108〜図109に示すように、タイミング一致表示演出、または、タイミング不一致表示演出において、タイマ画像I2Gのタイマ値が所定値となると、遊技者に演出ボタン63の押下を促進させるボタン画像I2Hを表示させるようにしている。この構成によれば、遊技者に遊技に参加した実感を付与でき、興趣を向上させることができる。
以下に、チャンスアップメータ演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図107〜図109に示すように、チャンスアップメータ表示とタイマ表示が実行されているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、チャンスアップメータ表示とその他の時間の経過を表す表示とが実行されてもよい。ここで、その他の時間の経過を表す表示とは、例えば、時間を表すメータやインジケータでもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図107〜図109に示すように、タイミング一致表示演出で、チャンスアップメータ画像I2Aにおいてカーソル画像I2A1がチャンスアップ予定示唆画像I2A3に到達するタイミングと、タイマ画像におけるタイマ値が所定値になるタイミングとが一致した場合に、高期待度チャンスアップ演出が実行されるように構成されているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、タイミングの一致した場合に、擬似連演出、リーチの種類を表す演出、スーパーリーチ演出に発展することを示唆する予告など種々の演出が実行されてもよい。この場合、タイミング不一致表示演出後の演出は、これらの演出とは異なる演出が実行されるようにしてもよい。この場合も、タイミングの一致した場合に実行される演出は、タイミングの一致しなかった場合に実行される演出よりも大当たりい期待度が高い演出が選択される。
上記実施形態の遊技機1では、図107〜図109に示すように、タイミング不一致表示演出で、チャンスアップメータ画像I2Aにおいてカーソル画像I2A1がチャンスアップ予定示唆画像I2A3に到達するタイミングと、タイマ画像におけるタイマ値が所定値になるタイミングとが一致しなかった場合に、低期待度チャンスアップ演出が実行されるように構成されているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、タイミングが一致しなかった場合に、擬似連演出、リーチの種類を表す演出、スーパーリーチ演出に発展することを示唆する予告など種々の演出が実行されてもよい。この場合、タイミング一致表示演出後の演出は、これらの演出とは異なる演出が実行されるようにしてもよい。この場合も、タイミングの一致しなかった場合に実行される演出は、タイミングの一致した場合に実行される演出よりも大当たりい期待度が低い演出が選択される。
上記実施形態の遊技機1では、チャンスアップメータ演出において、1つのタイマ画像を表示しているが、本発明は、これに限られるものではなく、2つ以上のタイマ画像を同時に表示するようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、チャンスアップ演出として、高期待度チャンスアップ画像I2Cや低期待度チャンスアップ画像I2Dを用いて、チャンスアップを示唆するようにしているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、チャンスアップとして、大当たり期待度を具体的に表示したり(「期待度50%!」など)、色で大当たり期待度を示唆する表示をしたり、音声で大当たり期待度を示唆したり、所定のキャラクタで大当たり期待度を示唆する表示をしたりしてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様I2−1]
複数種類の表示を表示可能な表示手段を備える遊技機であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第1の期間表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第2の期間表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第1の演出表示であり、
前記第1の期間表示は、リーチ演出表示が行われている期間のうちの或る期間において表示される場合がある表示であり、
前記第1の期間表示は、カーソル表示を含む表示であり、
前記カーソル表示が開始位置から特定位置を経て終了位置まで移動することによって、前記或る期間の開始から終了までを表しており、
前記第1の期間表示は、前記特定位置を報知する特定位置表示を含む表示であり、
前記カーソル表示が前記開始位置から前記特定位置まで移動することによって、前記或る期間のうちの開始から第1のタイミングまでを表しており、
前記第1のタイミングとは、前記リーチ演出表示の表示中において、前記第1の演出表示の表示が開始される可能性があるタイミングのことであり、
前記第1の期間表示中に前記第2の期間表示を実行する場合がある、
ことを特徴とする遊技機。
[態様I2−2]
前記複数種類の表示のうちの一つは、前記第1の演出表示とは異なる第2の演出表示であり、
前記第2の期間表示は、タイマ表示であり、
前記第1の期間表示中に前記第2の期間表示を実行する場合に、前記第1のタイミングと、前記タイマ表示が所定値となった第2のタイミングとに基づいて、前記第2の演出表示を実行する場合がある、
ことを特徴とする態様I2−1に記載の遊技機。
[態様I2−3]
前記第1の期間表示中に前記第2の期間表示を実行する場合に、前記第1のタイミングと、前記タイマ表示が所定値となった第2のタイミングとが一致した場合において、前記第1のタイミングで前記第2の演出表示を実行する場合がある、
ことを特徴とする態様I2−2に記載の遊技機。
[態様I2−4]
前記第1の期間表示中に前記第2の期間表示を実行する場合に、前記第1のタイミングと、前記タイマ表示が所定値となった第2のタイミングとが一致しなかった場合に、前記第1のタイミングで前記第1の演出表示を実行する場合がある、
ことを特徴とする態様I2−2または態様I2−3に記載の遊技機。
[態様I2−5]
前記第1の演出表示は、第1のチャンスアップ演出を含む表示であり、
前記第2の演出表示は、前記第1のチャンスアップ演出よりも大当たり期待度が高い第2のチャンスアップ演出を含む表示である、
ことを特徴とする態様I2−2から態様I2−4までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様I2−6]
前記第2の演出表示は、前記第1の演出表示よりも大当たり期待度が高い演出である、
ことを特徴とする態様2から態様5までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様7]
前記複数種類の表示のうちの一つは、遊技者が操作部の操作を促進するための操作部画像の表示であり、
前記タイマ表示を実行している場合に、前記操作部画像の表示が実行される、
ことを特徴とする態様I2−1から態様I2−6までのいずれか一項に記載の遊技機。
図110は、保留タイマ演出Aを説明するための図である。
保留タイマ演出Aでは、まず、図110(A)に示すように、保留アイコンI3と、タイマ画像I3Cとが表示される。保留アイコンI3は、保留を表す第1保留アイコンI3B(最大8つ)と、当該保留を表す第2保留アイコンI3Aとから構成される。なお、説明を簡単にするため、図では、第1保留アイコンI3Bのうち、特図1の保留に対応する第1保留アイコン(最大4つ)のみが示されている。従って、図での第1保留アイコンI3Bは、保留画像9Aに該当する。以下、保留タイマ演出では、同様に示す。
図111は、保留タイマ演出Bを説明するための図である。
保留タイマ演出Bでは、まず、図111(A)に示すように、保留アイコンI3(第1保留アイコンI3Bと第2保留アイコンI3A)と、タイマ画像I3Cと、ボタン画像I3Dとが表示される。保留アイコンI3およびタイマ画像I3Cについては、図110(A)と同様であるので説明は省略する。
ボタン画像I3Dは、演出ボタン63を示唆する画像であり、これから演出ボタン63を用いた演出が実行され得ることを予感している。
図112は、保留タイマ演出Cを説明するための図である。
保留タイマ演出Cでは、まず、図112(A)に示すように、保留アイコンI3(第1保留アイコンI3Bと第2保留アイコンI3A)と、タイマ画像I3Cと、ボタン画像I3Dとが表示される。この場合、タイマ画像I3Cは、第2保留アイコンI3Aに対応づけられるように隣接して表示される。保留アイコンI3、タイマ画像I3C、および、ボタン画像I3Dについての機能は、図111(A)と同様であるので説明は省略する。なお、この保留タイマ演出では、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとが示されている。
以下に、保留タイマ演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図110〜図112に示すように、タイマ画像I3Cと保留アイコンI3とが対応付けられて表示され、タイマ画像I3Cのタイマ値に基づいて、所定の演出(保留変化表示演出、保留期待度示唆演出、または、擬似連演出)が実行される。この構成によれば、保留に対する遊技者の興味を引きつけることができ、その結果、興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図110〜図112に示すように、タイマ画像I3Cと保留アイコンI3とが対応付けられて表示され、タイマ画像I3Cのタイマ値に基づき、タイマ画像I3Cに対応付けられた保留アイコンI3に対して所定の演出(保留変化表示演出、保留期待度示唆演出、または、擬似連演出)が実行される。この構成によれば、特定の保留に対して遊技者の興味をより引きつけることができ、その結果、興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図110〜図112に示すように、タイマ画像I3Cと保留アイコンI3とが隣接して表示される。この構成によれば、遊技者がタイマ画像I3Cと保留アイコンI3との対応関係を迅速に認識することができ、特定の保留に対して遊技者の興味を増大することができる。その結果、興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図110〜図111に示すように、タイマ画像I3Cと保留アイコンI3とが対応付けられて表示され、タイマ画像I3Cのタイマ値に基づき、タイマ画像I3Cに対応付けられた保留アイコンI3に対して、大当たり期待度を示唆する演出(保留変化表示演出、または、保留期待度示唆演出)が実行される。この構成によれば、タイマ画像I3Cに対応づけられた保留アイコンI3に対して大当たり期待度を示唆する演出が実行されるので、遊技者の興味をより深いものにすることができ、その結果、興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図110に示すように、タイマ画像I3Cと保留アイコンI3とが対応付けられて表示され、タイマ画像I3Cのタイマ値に基づき、タイマ画像I3Cに対応付けられた保留アイコンI3に対して、保留変化表示演出が実行される。この構成によれば、タイマ画像I3Cに対応づけられた保留アイコンI3の態様が変化するので、遊技者の興味をより深いものにすることができ、その結果、興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図110〜図112に示すように、タイマ画像I3Cと保留アイコンI3とが対応付けられて表示され、タイマ画像I3Cのタイマ値が所定値(0秒)となった場合に、タイマ画像I3Cに対応付けられた保留アイコンI3に対して、所定の演出(保留変化表示演出、保留期待度示唆演出、または、擬似連演出)が実行される。この構成によれば、タイマ画像I3Cのタイマ値が所定値となるまでの間、タイマ画像I3Cに対応づけられた保留アイコンI3に対して遊技者の興味を引きつけることができ、その結果、興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図111〜図112に示すように、タイマ画像I3Cが所定値(0秒)となった場合に、演出ボタン63の操作を遊技者に促すボタン画像I3Eを表示し、遊技者による演出ボタン63の操作があったときに、所定の演出(保留期待度示唆演出、または、擬似連演出)が実行される。この構成によれば、遊技者が演出ボタン63の操作タイミングを逸することを抑制することができ、遊技への参加率を向上させることができ、その結果、興趣を向上させることができる。
以下に、保留タイマ演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図110〜図112に示すように、タイマ画像I3Cは、タイマ値がカウントダウンしていくカウントダウン方式で表示されるが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、タイマ画像I3Cは、タイマ値がカウントアップしていくカウントアップ方式で表示されてもよい。この場合、予め決められた値になると、上述したタイムアウト表示演出が実行され得る。
上記実施形態の遊技機1では、図112に示すように、タイマ画像I3Cが第2保留アイコンI3Aに対応付けて表示され、タイマ値が所定値(0秒)になると、擬似連演出が実行されるが、本発明はこれに限られるものではなく、他の演出、例えば、図110(C)のような保留変化表示演出、図111(C)のような保留期待度示唆演出、または、チャンスアップ演出が実行されてもよい。
また、図110または図111に示すように、タイマ画像I3Cが第1保留アイコンI3Bに対応付けて表示され、タイマ値が所定値(0秒)になると、保留変化表示演出や保留期待度示唆演出が実行されるが、本発明はこれに限られるものではなく、他の演出、例えば、擬似連演出やチャンスアップ演出などが実行される構成でもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図110〜図112に示すように、タイマ画像I3Cが保留アイコンI3に対応付けて表示され、タイマ値が0秒になると、所定の演出(保留変化表示演出、保留期待度示唆演出、または、擬似連演出)が実行されるが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、タイマ画像I3Cが保留アイコンI3に対応付けて表示され、タイマ値が所定値(例えば7.77秒)となると、所定の演出が実行される構成でもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図110〜図112に示す保留タイマ演出A〜Cにおいて、1つのタイマ画像を表示しているが、本発明は、これに限られるものではなく、2つ以上のタイマ画像を同時に表示するようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図110〜図111に示す保留タイマ演出A,Bは、複数変動にまたがって実行される演出としているが、本発明はこれに限られるものではなく、当該変動のみで実行される演出としてもよい。また、図112に示す保留タイマ演出Cは、当該変動で実行される演出としているが、本発明はこれに限られるものではなく、複数変動にまたがって実行される演出としてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様I3−1]
表示手段を備える遊技機であって、
前記表示手段は、複数の保留アイコンを表示可能な手段であり、
前記保留アイコンは、保留を表すアイコンと、当該保留を表すアイコンとを含み、
前記保留アイコンの表示数で保留数を報知可能なように構成されており、
前記表示手段は、複数の演出を表示可能な手段であり、
前記複数の演出のうちの一つの演出として、第1の演出をおこなう場合があり、
前記複数の演出のうちの一つの演出として、第2の演出をおこなう場合があり、
前記第1の演出は、タイマ表示を行う演出であり、
前記第1の演出と前記第2の演出とを含む組み合わせ演出がおこなわれる場合があり、前記組み合わせ演出では、前記第1の演出の前記タイマ表示と前記保留アイコンとが対応付けられて表示され、前記第1の演出のタイマ表示に基づいて前記第2の演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様I3−2]
前記組み合わせ演出では、前記第1の演出の前記タイマ表示と前記保留アイコンとが対応付けられて表示され、前記タイマ表示に基づき、前記タイマ表示に対応付けられた前記保留アイコンに対して前記第2の演出がおこなわれる、
ことを特徴とする態様I3−1に記載の遊技機。
[態様I3−3]
前記組み合わせ演出では、前記第1の演出の前記タイマ表示と前記保留アイコンとが隣接して表示される。
ことを特徴とする態様I3−1または態様I3−2に記載の遊技機
[態様I3−4]
前記第2の演出は、大当たり期待度示唆表示を行う演出である、
ことを特徴とする態様1から態様3までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様I3−5]
前記大当たり期待度示唆表示は、前記保留アイコンの態様を変化させる場合がある表示である、
ことを特徴とする態様I3−4に記載の遊技機。
[態様I3−6]
前記組み合わせ演出において、前記第1の演出の前記タイマ表示が所定値となった場合に、前記第2の演出が行われる、
ことを特徴とする態様I3−1から態様I3−5までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様I3−7]
遊技者が操作可能な操作部を備え、
前記組み合わせ演出において、前記第1の演出の前記タイマ表示が所定値となった場合に、前記操作部の操作を遊技者に促す操作部画像を表示し、遊技者による前記操作部の操作があったときに、前記第2の演出が行われる、
ことを特徴とする態様I3−1から態様I3−6までのいずれか一項に記載の遊技機。
図113は、タイマ出玉獲得演出Aを説明するための図である。
タイマ出玉獲得演出Aでは、まず、図113(A)に示すように、大当たり報知演出が実行される。この大当たり報知演出では、装飾図柄8L,8C,8Rを用いた大当たり図柄配列が示される。図113(A)では、大当たり図柄配列は、7図柄のゾロ目揃いとなっている。
図114は、タイマ出玉獲得演出Bを説明するための図である。
タイマ出玉獲得演出Bでは、まず、図114(A)に示すように、大当たり報知演出が実行される。この大当たり報知演出では、図113(A)と同様に、装飾図柄8L,8C,8Rを用いた大当たり図柄配列が示される。
図115は、タイマ出玉獲得演出Cを説明するための図である。
タイマ出玉獲得演出Cでは、まず、図115(A)に示すように、大当たり報知演出が実行される。この大当たり報知演出では、図113(A)と同様に、装飾図柄を用いた大当たり図柄配列が示される。
図115(B)に示すように、タイマ表示演出(タイマ初期値大)では、タイマ初期値が比較的大きい「15秒」のタイマ画像I4Dが表示される。
次に、図115(F)に示すように、ボタン押下促進表示演出が実行される。このボタン押下促進表示演出では、図114(C)と同様に、タイマ画像I4Aのタイマ値が「0秒」となると共に、ボタン画像I4Cが表示される。
以下に、タイマ出玉獲得演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図113〜図115に示すように、タイマ画像I4A,I4Cが表示され、払出予定出玉数示唆画像I4B,I4Eが表示される。この構成によれば、払出予定出玉数示唆表示が実行される前に、タイマ表示が行われるので、遊技者の払出予定出玉数に対する興味を向上させることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図113〜図115に示すように、タイマ画像I4A,I4Cが表示され、タイマ値が0秒になってから、払出予定出玉数示唆画像I4B,I4Eが表示される。この構成によれば、タイマ値が0秒になると払出予定出玉数表示が行われるので、遊技者の払出予定出玉数に対する興味をより向上させることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図114〜図115に示すように、タイマ画像I4A,I4Cが表示され、遊技者に演出ボタン63の押下を促すボタン画像I4Cが表示され、その後、遊技者により演出ボタン63の押下がなされたことに応じて、払出予定出玉数示唆画像I4B,I4Eが表示される。この構成によれば、遊技者に遊技に参加した実感を付与でき、興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図115に示すように、タイマ出玉獲得演出Cにおいて、タイマ表示演出が実行される場合に、タイマ初期値が比較的大きいタイマ画像I4Dが表示された場合には、タイマ初期値が比較的小さいタイマ画像I4Aが表示された場合と比較して、払出予定出玉表示演出で払出予定出玉数示唆画像で示される払出予定の出玉数を表す値が大きい。この構成によれば、払出予定出玉数示唆画像の表示が成される前のタイマ表示に対して遊技者の興味を向上させることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、タイマ出玉獲得演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図114〜図115に示すように、ボタン押下促進表示演出において、ボタン画像I4Cは、タイマ画像I4A,I4Dのタイマ値が0秒になってから表示される構成となっているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、ボタン画像I4Cは、タイマ画像I4A,I4Dのタイマ値が0秒になる前の所定値(例えば、2秒)になった場合に、表示される構成としてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図113〜図115に示すタイマ出玉獲得演出は、特別図柄の変動表示の開始時、装飾図柄の変動演出中、または、リーチ演出(スーパーリーチ演出)中などに実行され得る構成としたが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、タイマ出玉獲得演出のうちのタイマ表示演出、ボタン押下促進演出、および、払出予定出玉表示演出は、大当たり遊技中に実行される構成としてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図113〜図115に示すタイマ出玉獲得演出において、1つのタイマ画像を表示しているが、本発明は、これに限られるものではなく、2つ以上のタイマ画像を同時に表示するようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図113〜図115に示すように、タイマ画像I4A,I4Dは、タイマ値がカウントダウンしていくカウントダウン方式で表示されるが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、タイマ画像I4A,I4Dは、タイマ値がカウントアップしていくカウントアップ方式で表示されてもよい。この場合、予め決められた値になると、上述したタイムアウト表示演出が実行され得る。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様I4−1]
複数種類の表示を表示可能な表示手段を備える遊技機であって、
前記複数種類の表示のうちの一つの表示は、或る表示であり、
前記或る表示は、大当たり抽選に当選した場合に行われる表示であり、
第1の態様で前記或る表示が表示される場合があり、
第2の態様で前記或る表示が表示される場合があり、
前記第1の態様は、タイマ表示を含む態様であり、
前記第2の態様は、大当たりに基づく大当たり遊技中に払い出し予定の遊技媒体数を示唆する払出予定数示唆表示を含む態様であり、
前記或る表示は、前記第1の態様で表示された後、前記第2の態様で表示される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様I4−2]
前記或る表示は、前記第1の態様において前記タイマ表示のタイマ値が第1の所定値となった後に、前記第2の態様で表示される、
ことを特徴とする態様I4−1に記載の遊技機。
[態様I4−3]
遊技者の操作を受け付けて、遊技者の操作により所定の演出を実行可能な操作部を備え、
第3の態様で前記或る表示が表示される場合があり、
前記第3の態様は、遊技者に前記操作部の操作を促す操作部画像の表示を含む態様であり、
前記或る表示は、前記第1の態様で表示され、前記第1の態様で表示されているときに前記第3の態様で表示され、その後、遊技者により前記操作部の操作がなされたことに応じて、前記第2の態様で表示される場合がある、
ことを特徴とする態様I4−1または態様I4−2に記載の遊技機。
[態様I4−4]
前記或る表示は、前記第1の態様で表示され、前記第1の態様における前記タイマ値が第2の所定値となる前に前記第3の態様で表示され、その後、遊技者により前記操作部の操作がなされたことに応じて、前記第2の態様で表示される場合がある、
ことを特徴とする態様I4−3に記載の遊技機。
[態様I4−5]
前記第1の態様において、前記タイマ値の初期値が第1の値と、前記第1の値よりも大きい第2の値の場合があり、
前記或る表示で前記第1の態様で表示された後、前記第2の態様で表示される場合において、前記第1の態様における前記タイマ値の前記初期値が前記第2の値の場合には、前記第1の態様における前記タイマ値の前記初期値が前記第1の値の場合と比較して、前記第2の態様における前記払出予定数示唆表示で示される払い出し予定の遊技媒体数を表す値が大きい、
ことを特徴とする態様I4−1から態様I4−4までのいずれか一項に記載の遊技機。
上記実施形態の遊技機1は、パチンコ遊技機を例に挙げて説明したが、これに限られるものではない。例えば、パチンコ遊技機に代えて、スロットマシン等の回胴式遊技機、アレンジボール遊技機、または、雀球遊技機に本発明を適用するようにしてもよい。遊技機1をスロットマシンとする場合には、遊技媒体を遊技球から遊技メダルに変更すればよい。
3…遊技領域
7…画像表示装置(表示手段)
7a…表示画面
9A,9B,9C…保留アイコン
15…盤可動体
63…演出ボタン(操作手段)
64…剣部材(操作手段)
65…剣ボタン(操作手段)
68…セレクトボタン(操作手段)
81…遊技制御用マイコン
91…演出制御用マイコン
101…画像制御用マイコン
Claims (1)
- 遊技者が操作可能な操作手段と、
複数種類の画像を表示可能な表示手段と、を備えた遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、前記操作手段の外観を表す第1の画像であり、
前記複数種類の画像のうちの一つは、前記第1の画像に表示された前記操作手段の一部分を表す第2の画像であり、
前記複数種類の画像のうちの一つは、前記操作手段の操作受付期間を表す第3の画像であり、
前記操作手段は、可動部分および操作方法が互いに異なる第1の操作と第2の操作を実行可能であり、
前記第1の画像は、前記操作手段において少なくとも前記第1の操作時に可動する部分を示しており、
前記第2の画像は、前記操作手段において前記第2の操作時に可動する部分を示しており、
前記表示手段の第1の位置に前記第1の画像が表示された状態で、第2の位置に前記第2の画像が表示され、前記表示手段の前記第1の位置よりも前記第2の位置に近い第3の位置に前記第3の画像が表示される第1の演出を実行可能な
ことを特徴とする遊技機。
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