JP6416418B2 - アプリケーションを連携制御するためのシステムおよび方法 - Google Patents

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Description

例示的な実施形態は、一般に、ロングタームエボリューション(LTE:Long−Term Evolution)無線アクセスネットワーク(RAN:Radio Access Network)メトリックを使用した連携アプリケーション制御のためのシステムおよび方法に関する。
図1は、第3世代パートナーシッププロジェクトロングタームエボリューション(3GPP LTE:3rd Generation Partnership Project Long−Term Evolution)IPコネクティビティネットワーク(IP−CAN:IP Connectivity Network)100(無線ネットワークとも呼ばれる)を介して無線でインターネットプロトコル(IP:Internet Protocol)パケットデータネットワーク(IP−PDN:Internet Protocol Packet Data Network)1001(インターネットとも呼ばれる)に接続されたモバイルユーザ機器(UE:User Equipment)110を有する従来のネットワーク10を示す。IP−CAN100は、一般に、サービングゲートウェイ(SGW:serving gateway)101、パケットデータネットワーク(PDN:packet data network)ゲートウェイ(PGW:packet data network gateway)103、ポリシーおよび課金ルール機能(PCRF:policy and charging rules function)106、モビリティマネジメントエンティティ(MME:mobility management entity)108、および進化型ノードB(eNB:Evolved Node B)105(セルとも呼ばれる)を含む。IP−PDN1001は、アプリケーションまたはプロキシサーバ、メディアサーバ、電子メールサーバ、他の接続されたUEなどを含み得るアプリケーション機能(AF:Application Function)109を含む。
IP−CAN100内において、eNB105は、進化型ユニバーサル移動体通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunications System)地上波無線アクセスネットワーク(EUTRAN:Evolved Universal Mobile Telecommunications System Terrestrial Radio Access Network)と呼ばれるものの一部であり、IP−CAN100のうちSGW101、PGW103、およびMME108を含む部分は、進化型パケットコア(EPC:Evolved Packet Core)と呼ばれる。図1には単一のeNB105のみが示されているが、EUTRANは任意の数のeNBを含み得ることが理解されなければならない。同様に、図1には単一のSGW、PGW、およびMMEのみが示されているが、EPCは任意の数のこれらのコアネットワーク要素を含み得ることが理解されなければならない。
eNB105は、UE110を含むUEのための無線リソースおよび無線サービスエリアを提供する。明確であることを目的として、1つのUEのみが図1に示される。しかし、任意の数のUEがeNB105に接続され(または、アタッチさせられ)得る。eNB105は、SGW101およびMME108に動作可能に結合される。UE110は、UE110上でアプリケーションを動作させ得るアプリケーション機能115をさらに含み得、アプリケーションは、アプリケーションまたはプロキシサーバ、メディアサーバ、電子メールサーバ、他の接続されたUEなどから調達され得る。
SGW101は、ユーザデータパケットをルーティングおよび転送するとともに、UEのeNB間ハンドオーバー中、ユーザプレーンのためのモビリティアンカーとしても機能する。SGW101は、第3世代パートナーシッププロジェクトロングタームエボリューション(3GPP LTE)と他の3GPP技術との間におけるモビリティのためのアンカーとしても機能する。アイドル状態のUEに対して、SGW101は、ダウンリンクデータ経路を終端し、UEのためのダウンリンクデータが到達したときにページングをトリガーする。
PGW103は、UE110のためのトラフィックの入口/出口の点となることにより、UE110と外部パケットデータネットワーク(例えば、IP−PDN)との間における接続性を提供する。知られているように、所与のUEは、複数のPDNにアクセスするために1つを上回るPGWとの同時接続性をもち得る。
PGW103はさらに、ポリシー施行、UEのためのパケットフィルタ処理、課金サポート、合法的傍受、およびパケットスクリーニングを実施し、その各々がよく知られた機能である。PGW103は、世界規模相互運用マイクロ波アクセス(WiMAX:Worldwide Interoperability for Microwave Access)および第3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2: 3rd Generation Partnership Project 2(符号分割多元接続(CDMA:code division multiple access)1Xおよびエンハンストボイスデータオプティマイズド(EvDO:Enhanced Voice Data Optimized))などの、3GPPと非3GPP技術との間におけるモビリティのためのアンカーとしても機能する。
さらに図1を参照すると、eNB105はさらに、MME108に動作可能に結合される。MME108は、EUTRANのための制御ノードであり、再送信を含むアイドルモードUEページングおよびタギングプロシージャに責任を負う。MME108は、ネットワークへのUEの初期アタッチメント中、およびコアネットワーク(CN:Core Network)ノード再配置をともなうLTE内ハンドオーバー中、UEのための特定のSGWを選択することについても責任を負う。MME108は、図1に示されない家庭加入者サーバ(HSS:Home Subscriber Server)と相互作用することによりUEを認証する。
非アクセス層(NAS:Non Access Stratum)シグナリングは、MME108において終端し、UEのための一時的な識別情報の生成および割り当てについて責任を負う。MME108はさらに、サービスプロバイダーの公衆陸上モバイルネットワーク(PLMN:Public Land Mobile Network)にキャンプオンするためのUEの権限を確認し、UEローミング制約を施行する。MME108は、NASシグナリングのための暗号化/完全性保護のためのネットワークにおける終端点であり、セキュリティー鍵管理を行う。
MME108はさらに、MME108において終端するSGSN(図示せず)からのS3インターフェースを使用した、LTEと2G/3Gアクセスネットワークとの間におけるモビリティのための制御プレーン機能を提供する。
ポリシーおよび課金ルール機能(PCRF)106は、ポリシー決定を行い、課金ルールを設定するエンティティである。ポリシーおよび課金ルール機能(PCRF)106は、加入者データベースにアクセス可能であり、3GPP TS 23.303「ポリシーおよび課金制御アーキテクチャ」において指定されるように、3GPPアーキテクチャにおいて役割を果たす。特に、PGWを介したPCRFは、無線ベアラを構成し得、PCRFは、特定のベアラに属するパケットのフロー制御に関係するPGWおよびSGWに対するポリシーをさらに構成し得る。「ベアラ」は、UE110上の1つまたは複数のアプリケーションのための情報を交換するために使用される仮想リンク、チャンネル、またはデータフローであると理解され得る。
UE110内のアプリケーション機能(AF)115が、IP−CAN100を介してアプリケーション機能(AF)109と通信して、アプリケーションセッションを確立し、アプリケーションコンテンツおよび他のアプリケーションに特有の情報を受信および送信する。AF109は、IP−PDN内のサーバ、もしくはピアエンドユーザデバイス、またはこれらの組み合わせであり得る。AF109は、エンドユーザ体感品質を改善することに役立つようにアプリケーション挙動を適応させることを可能にし得るアプリケーションレベルポリシーを受信するためにPCRF106に登録し得る。
図2は、従来のE−UTRANノードB(eNB)105の図である。eNB105は、メモリ240、プロセッサ220、スケジューラ210、および通信インターフェース260を含む。プロセッサ220は、コアネットワークエンティティ処理回路、EPCエンティティ処理回路などとも呼ばれ得る。プロセッサ220は、eNB105の機能を(本明細書において説明されるように)制御し、メモリ240と通信インターフェース260とに動作可能に結合される。
eNBは、個々の幾何学的サービスエリアセクタ領域内においてUEにサービスする共有された無線リソースプールを含む1つまたは複数のセルまたはセクタを含み得る。各セルが個別に、図2に示される要素を収容し得る。本明細書を通して、eNB、セル、またはセクタという用語は、交換可能に使用される。
さらに図2を参照すると、通信インターフェース260は、UEに/から、または、他のEPCネットワーク要素および/またはRAN要素への制御プレーンまたはインターフェースを介して、制御およびデータ信号を(有線および/または無線で)送信/受信するための、1つまたは複数のアンテナに接続された1つまたは複数の送信器/受信器を含む様々なインターフェースを含む。スケジューラ210は、eNB105により、UE110に、およびUE110から送信および受信される制御およびデータ通信をスケジューリングする。スケジューラ210は、これらのスケジューリング機能を実施するための専用プロセッサを含み得るか、または、スケジューラ210は(図2に示されるように)プロセッサ220内に常駐し得る。メモリ240は、eNB105に、およびeNB105から送信および受信されるデータをバッファおよび記憶し得る。
典型的には1ミリ秒に等しい、送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)ごとに、スケジューラが、(eNB105からUE110への)ダウンリンクおよび(UE110からeNB105への)アップリンク方向において無線リンク上でデータを搬送する異なるベアラに、特定の数の物理リソースブロック(PRB:Physical Resource Block)を割り当て得る。スケジューラは、さらに、割り当てられた数のPRB内に何ビットの情報が収容され得るかを規定し得る変調および符号化スキーマ(MCS:Modulation and Coding Schema)を決定し得る。後者は、所与の割り当てられた数のPRBおよびMCS値に対する、TTIごとに送信されるPRB内に含まれ得るデータのビット数に関する参照表を提示する、3GPP TS36.213の表7.1.7.1−1および7.1.7.2.1−1により規定される。MCSは、UE110により報告されたチャンネル品質インジケーター(CQI:Channel Quality Indicator)値を使用してスケジューラにより計算され、CQI値は、UE110により測定された信号対干渉およびノイズ比(SINR:Signal to Interference and Noise Ratio)の形態による無線チャンネル状態から導出され得る。
スケジューラ210は、トラフィック優先度階層を表すサービス品質(QoS:Quality of Service)クラス識別子(QCI:Quality of Service Class Identifier)に基づいて共有された無線リソースプール内においてPRB割り当て決定を行い得る。現在LTEに規定された9つのQCIクラスが存在し、1が最高優先度を表し、9が最低優先度を表す。1から4のQCIは、ある特定のデータフローQoS特性をスケジューラが維持する対象となる保証されるビットレート(GBR:Guaranteed Bitrate)クラスのために予約されている。5から9のQCIは、ベストエフォートトラフィックの様々なカテゴリのために予約されている。
スケジューラの動作は標準化されていない一方で、一般的に容認される特定の包括的な種類のスケジューラが存在する。例として、絶対優先度スケジューラ(SPS:strict priority scheduler)、および比例重み付けフェア共有持分スケジューラ(PWFSS:proportional weighted fair share scheduler)が挙げられる。両方の種類が、非GBRクラスのための特定の最小データトラフィックを維持するための十分なリソースを残しながら、可能なときはいつでもGBRベアラスループット制約を満たすように専用リソースを割り当てることにより、まずGBRの需要に応えることを試みる。SPSは、必要とされ得るすべてのリソース(より低い優先度クラスに不足が生じないように特定の最小量のリソースを除く)を使用して、より高い優先度クラスを割り当て、より低い優先度クラスは、一般に、残りのリソースを受け取る。PWFSSは、使用されていないリソースが利用可能でない限り上回り得ない、リソースの特定の重み付けされた共有持分を、各非GBR QCIクラスに与える。
仮想無線アクセスネットワーク(VRAN:Virtual Radio Access Network)アーキテクチャを使用すると、様々なeNB機能およびコンポーネントが、VRANクラウド内における複数の処理回路および複数の物理ノードにわたって分散され得ることが理解されなければならない。同様に、仮想無線コアネットワークアーキテクチャを使用すると、MME108、P−GW103、S−GW101、PCRF106の様々な機能およびコンポーネントが、仮想無線コアクラウド内における複数の処理回路および複数の物理ノードにわたって分散され得る。
ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP:Hypertext Transfer Protocol)適応型ストリーミング(HAS:Hypertext Transfer Protocol Adaptive Streaming)は、ビデオオンデマンド(VoD:Video on Demand)サービスを配信するために広く採用されている技術である。ビデオは、短いセグメント(典型的には2から10秒の持続期間)にセグメント分けされ、各セグメントは、複数のビデオフォーマット/分解能およびレートで符号化される。HASクライアントは、ネットワーク状態の任意のばらつきを滑らかにするために、HASクライアントにおいて受信されたビデオデータのためのキャッシュバッファを維持する。HASクライアントは、レート決定アルゴリズム(RDA:Rate Determination Algorithm)を動作させて、(ビデオセグメントの要求を送信することと、ビデオセグメントのダウンロードを完了することとの間に満了する時点までに、HASクライアントが、ビデオセグメントサイズを分割することにより取得し得る)ネットワークスループットのHASクライアントの推定、HASクライアントのキャッシュバッファ満杯度、および様々なヒューリスティックに基づいて、(事前符号化されたビデオセグメントのコンテンツキャッシュ内に位置する)次のビデオデータセグメントのためのビデオレートを選択する。セグメントのためのより高いビデオレートは、より大きなビデオセグメントサイズと、このようなセグメントを配信するために必要とされるより広い帯域幅とを犠牲にして、より鮮明な映像品質とより良好なエンドユーザ体感品質(QoE:quality of experience)とを生成する。その一方で、より低いビデオレートは、ビデオセグメントを配信するためにより少ない帯域幅リソースを必要とするが、より不鮮明な、または場合によっては、ブロック状の映像品質に関係し得る。1つのビデオセグメントから別のビデオセグメントへのレート選択における頻繁な変更が低いユーザQoEに寄与し得るので、様々なヒューリスティックの使用が、異なるビデオセグメントのためのレート選択における特定のレベルの安定性を確実なものとし得る。
HASの異なるバリエーションは、従来、アプリケーションベンダーにより実装されてきた。3GPPおよび国際電気通信連合(ITU:International Telecommunication Union)は、DASHメディアプロトコル記述子(MPD:Media Protocol Descriptor)ファイル(マニフェストファイルとも呼ばれる)において説明される、利用可能なビデオセグメントフォーマットおよびセグメントの位置に関する情報をHASアプリケーションクライアントが受信するフォーマットを標準化するために、HTTPを介した動的適応型ストリーミング(DASH:Dynamic Adaptive Streaming over HTTP)規格を用意した。
従来、深刻な無線ネットワーク輻輳状態では、輻輳状態において利用可能な無線リンクキャパシティに基づいて、ベストエフォート無線リンク上でモバイル適応型ストリーミングビデオを見ることができるUEの数は、多くの場合、それが本来可能な数より著しく少ない。この理由の1つは、モバイルハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)適応型ストリーミング(HAS)アプリケーションが欲張りで、非連携的であることである。輻輳状態において、(現在、ほとんどのネットワークにおいてベストエフォートLTEサービスクラスを主に使用する)HASアプリケーションは、利用可能なRANリソースに関する認識の欠如を被る。したがって、UE、およびUE上で動作するHASアプリケーションは、連携した手法で利用可能なRANリソースを最大化することができない。特に、各HASアプリケーションは、個々のビデオセグメントレート決定アルゴリズム(RDA)により決定された制限内において、個別にRANリソースの各HASアプリケーションの共有を最大化することを試みる。したがって、各モバイルHASアプリケーションは、RDAにより推定されるネットワークスループットにより許容される最高ビデオ再生レートを選択する。再生前バッファが満杯でない(すなわち、適応型ストリーミングアプリケーションが「ハングリーステート」である)場合、HASアプリケーションは、できる限り早くビデオセグメントを取得することを試み、選択されたビデオレートより著しく大きいRANリソースの消費をもたらす。このような個々の欲張りな挙動の結果として、RAN輻輳状態において、HASビデオを実際に受信するUEの数は、利用可能なRANリソースの連携した利用をともなう場合よりも著しく少ない数であり得る。
図3は、同じ10Mhzセルによりサービスされる18個のベストエフォートHASクライアントを含む従来の無線ネットワークの場合におけるシミュレーション結果をグラフで示す(他のネットワークトラフィックも存在し得るが、図示されない)。元の6個のHASクライアント400に、後からさらに12個のHASクライアント402が加わることにより、輻輳状態が生まれる。このシミュレーションにおけるすべてのHASクライアントが、約500Kbit/秒を最低の利用可能なビデオレートとした複数のビデオレートで符号化されたビデオを見る。輻輳が始まった後、(18個の総クライアントのうち)最良のチャンネル状態である2つのクライアント400aのみが、ビデオを含む(再生前バッファが空でない)。残りの16個のクライアントはより悪いチャンネル状態であるので、残りの16個のクライアントにスケジューラが割り当てる物理リソースブロック(PRB)のフェアな共有持分は、最低の利用可能なビデオレートですら持続するのに十分でない。したがって、従来のネットワークにおいてHASアプリケーションを動作させながら、全部で18個のクライアントのうちの2つのクライアントのみがサービスされ得る。
従来、(例えば)ベストエフォートの代わりに、保証されるビットレート(GBR)サービスクラスを各HASクライアントに割り当てることにより、個々のHASクライアントの各々のためにeNBにおいてスループット制限を施行することに関係するHASアプリケーションを動作させるUEを最適化するための解決策が存在する。しかし、この解決策は、少なくとも2つの理由により実行可能でない。まず、このような解決策は実現するには高価である。特に、一部のネットワークオペレーターは、特にフラットレートデータプランに対応する環境において、GBRが経済的に実用的でないと考える。第2に、より悪いチャンネル状態においてUEは、保証されるレートを維持するために、著しく多くのリソース(PRB)を消費し得、このことが、輻輳状態に関連する問題をさらに悪化させ得る。例えば、図4は、図3に示される18個のUEのうちの2つのUE400aのみが、「最良のチャンネル状態」ステートを経験するのに対し、残りの16個のUEがより悪いチャンネル状態を経験することをグラフで示す。図3と図4とに示すグラフによる表現は、HASアプリケーションの目的に対する典型的なチャンネル状態と考えられ得る。UEに割り当てられるリソースの量がチャンネル状態によっても制限される、適応型GBR(AGBR:Adaptive GBR)サービスクラス技術を使用することにより、より悪いチャンネル状態におけるUEに関係する問題が軽減され得る一方で、電気通信産業は、従来、HASトラフィックの大部分がベストエフォートアプローチを使用するので、AGBRアプローチを採用することの実行可能性のみを研究してきた。
従来、輻輳状態においてビデオを再生することができるUEの数を最大化しながら、HASクライアントがベストエフォート無線リソースを連携した手法で使用することを施行することが可能な、アプリケーションレベルの承認制御およびリソース分配ポリシーのためのメカニズムが存在しない。同様に、従来、HASビデオを再生することを試みながら、低質(最低の要求されるビデオレート未満)のチャンネル状態にあるUEがネットワークリソースを奪うことを防ぐための承認制御およびリソース分配ポリシーが存在せず、承認されたUEの数を最大化することもしながら、すべての承認されたUEがビデオを首尾よく再生することを確実にするために、利用可能なRANリソースを「承認された」UE間で適切に分配するための従来のメカニズムがまったく存在しない。
米国特許第8,949,440号明細書
少なくとも1つの例示的な実施形態が、無線ネットワークにおいてアプリケーションの動作を連携制御する方法に関する。
一実施形態において、本方法は、ネットワークリソースを共有するベアラのためのスケジューリングされた共有リソースレート情報とチャンネル状態情報とを、少なくとも1つのネットワークノードの1つまたは複数のプロセッサにより取得することと、ベアラに関係する1つまたは複数のアプリケーション機能から、利用可能なビデオレート情報を、1つまたは複数のプロセッサにより受信することと、スケジューリングされた共有リソースレート情報と、チャンネル状態情報と、利用可能なビデオレート情報とに基づいて、ベアラに関係するユーザ機器(UE)のためのユーザ機器(UE)ポリシーを、1つまたは複数のプロセッサにより計算することであって、UEポリシーが、UEのためのスループット制約を含む、計算することと、UEのうちの少なくとも1つにより使用されるアプリケーションの動作を連携制御するために、1つまたは複数のアプリケーション機能にUEポリシーを、1つまたは複数のプロセッサによりエクスポートすることとを含む。
例示的な一実施形態において、本方法は、チャンネル状態情報から導出されるチャンネル状態メトリックに基づいて、UEを順序付けすることと、チャンネル状態メトリックとUEの順序付けとを使用してUEのための承認制御を呼び出すこととをさらに含む。
例示的な一実施形態において、本方法は、承認制御を呼び出すことが、最小の利用可能なビデオレートによりビデオを再生することをサポートするために必要とされるスケジューリングされた共有リソースレートの平均アグリゲート値の和が、利用可能なネットワークリソースの平均アグリゲートレート以下である場合に、アプリケーションサービスを受信するためにUEの第1のサブセットを承認することを含むこととを含み、利用可能なネットワークリソースの平均アグリゲートレートが、設定可能なマージンファクターを含み、チャンネル状態メトリックのより高い値が、より良好なチャンネル状態に対応する。
例示的な一実施形態において、本方法は、スケジューリングされた共有リソースレート情報が、ハイパーテキスト転送プロトコル適応型ストリーミング(HAS)アプリケーショントラフィックを搬送するすべてのベアラに割り当てられることが想定される平均数の物理リソースブロック(PRB)を含む平均アグリゲート物理リソースブロック(PRB)レートであること、を含む。
例示的な一実施形態において、本方法は、チャンネル状態情報が、物理リソースブロック(PRB)当たりの有用ビットの平均数を含み、有用ビットが、再送信されたビットではない複数のデータビットであること、を含む。
例示的な一実施形態において、本方法は、利用可能なビデオレート情報を受信することが、HASクライアントと、ベアラに関係する1つまたは複数のアプリケーション機能に関係するHASネットワークコンテンツサーバとのうちの1つから、ハイパーテキスト転送プロトコル適応型ストリーミング(HAS)ビデオレートを受信することを含むこと、を含む。
例示的な一実施形態において、本方法は、UEポリシーを計算することが、UEのためのスループット制約を示すUEごとのタプルを計算することを含むこと、を含む。
例示的な一実施形態において、本方法は、スループット制約が、最大の許可されたビデオビットレートと、UEのための最大の許可されたスループットとを含むこと、を含む。
例示的な一実施形態において、本方法は、UEポリシーの計算が、UEの第1のサブセットに対する体感品質(QoE)効用関数を最大化することを含むこと、を含む。
少なくとも1つの実施形態が、少なくとも1つのネットワークノードに関する。
例示的な一実施形態において、少なくとも1つのネットワークノードが、ネットワークリソースを共有するベアラのためのスケジューリングされた共有リソースレート情報とチャンネル状態情報とを取得することと、ベアラに関係する1つまたは複数のアプリケーション機能から、利用可能なビデオレート情報を受信することと、スケジューリングされた共有リソースレート情報と、チャンネル状態情報と、利用可能なビデオレート情報とに基づいて、ベアラに関係するユーザ機器(UE)のためのユーザ機器(UE)ポリシーを計算することであって、UEポリシーが、UEのためのスループット制約を含む、計算することと、UEのうちの少なくとも1つにより使用されるアプリケーションの動作を連携制御するために、1つまたは複数のアプリケーション機能にUEポリシーをエクスポートすることと、を行うように構成された、1つまたは複数のプロセッサを含む。
例示的な一実施形態において、少なくとも1つのネットワークノードは、1つまたは複数のプロセッサが、チャンネル状態情報から導出されるチャンネル状態メトリックに基づいて、UEを順序付けすることと、チャンネル状態メトリックとUEの順序付けとを使用してUEのための承認制御を呼び出すことと、を行うようにさらに構成されること、を含む。
例示的な一実施形態において、少なくとも1つのネットワークノードは、1つまたは複数のプロセッサが、最小の利用可能なビデオレートによりビデオを再生することをサポートするために必要とされるスケジューリングされた共有リソースレートの平均アグリゲート値の和が、利用可能なリソースの平均アグリゲートレート以下である場合に、アプリケーションサービスを受信するためにUEの第1のサブセットを承認することにより、承認制御を呼び出すことと、利用可能なリソースの平均アグリゲートレートが、設定可能なマージンファクターを含むことと、チャンネル状態メトリックのより高い値が、より良好なチャンネル状態に対応することと、を含む。
例示的な一実施形態において、少なくとも1つのネットワークノードは、スケジューリングされた共有リソースレート情報が、ハイパーテキスト転送プロトコル適応型ストリーミング(HAS)アプリケーショントラフィックを搬送するすべてのベアラに割り当てられることが想定される平均数の物理リソースブロック(PRB)を含む平均アグリゲート物理リソースブロック(PRB)レートであること、を含む。
例示的な一実施形態において、少なくとも1つのネットワークノードは、チャンネル状態情報が、物理リソースブロック(PRB)当たりの有用ビットの平均数を含み、有用ビットが、再送信されたビットではない複数のデータビットであること、を含む。
例示的な一実施形態において、少なくとも1つのネットワークノードは、1つまたは複数のプロセッサが、HASクライアントと、ベアラに関係する1つまたは複数のアプリケーション機能に関係するHASネットワークコンテンツサーバとのうちの1つから、ハイパーテキスト転送プロトコル適応型ストリーミング(HAS)ビデオレートを受信することにより、利用可能なビデオレート情報を受信すること、を含む。
例示的な一実施形態において、少なくとも1つのネットワークノードは、1つまたは複数のプロセッサが、UEのためのスループット制約を示すUEごとのタプルを計算することによりUEポリシーを計算すること、を含む。
例示的な一実施形態において、少なくとも1つのネットワークノードは、スループット制約が、UEのための最大の許可されたスループットと最大の許可されたビデオビットレートとを含むこと、を含む。
例示的な一実施形態において、少なくとも1つのネットワークノードは、1つまたは複数のプロセッサが、UEの第1のサブセットに対する体感品質(QoE)効用関数を最大化することによりUEポリシーを計算すること、を含む。
例示的な一実施形態において、少なくとも1つのネットワークは、1つまたは複数のプロセッサが、最大の許可されたビデオビットレートに基づいて、次のビデオセグメントを要求する前に、最小遅延を計算するようにさらに構成されること、を含む。
少なくとも1つの例示的な実施形態が、非一時的なコンピュータ可読媒体に関する。
例示的な一実施形態において、非一時的なコンピュータ可読媒体は、ネットワークリソースを共有するベアラのためのスケジューリングされた共有リソースレート情報とチャンネル状態情報とを取得することと、ベアラに関係する1つまたは複数のアプリケーション機能から、利用可能なビデオレート情報を受信することと、スケジューリングされた共有リソースレート情報と、チャンネル状態情報と、利用可能なビデオレート情報とに基づいて、ベアラに関係するユーザ機器(UE)のためのユーザ機器(UE)ポリシーを計算することであって、UEポリシーが、UEのためのスループット制約を含む、計算することと、UEのうちの少なくとも1つにより使用されるアプリケーションの動作を連携制御するために、1つまたは複数のアプリケーション機能にUEポリシーをエクスポートすることとのための命令を含むプログラムを含む。
少なくとも1つの例示的な実施形態が、ソフトウェアコードを含む非一時的なコンピュータ可読媒体上のコンピュータプログラムに関する。
例示的な一実施形態において、ソフトウェアコードを含む非一時的なコンピュータ可読媒体上のコンピュータプログラムは、ネットワークリソースを共有するベアラのためのスケジューリングされた共有リソースレート情報とチャンネル状態情報とを、少なくとも1つのネットワークノードの1つまたは複数のプロセッサにより取得するステップと、ベアラに関係する1つまたは複数のアプリケーション機能から、利用可能なビデオレート情報を、1つまたは複数のプロセッサにより受信するステップと、スケジューリングされた共有リソースレート情報と、チャンネル状態情報と、利用可能なビデオレート情報とに基づいて、ベアラに関係するユーザ機器(UE)のためのユーザ機器(UE)ポリシーを、1つまたは複数のプロセッサにより計算するステップであって、UEポリシーが、UEのためのスループット制約を含む、計算するステップと、UEのうちの少なくとも1つにより使用されるアプリケーションの動作を連携制御するために、1つまたは複数のアプリケーション機能にUEポリシーを、1つまたは複数のプロセッサによりエクスポートするステップとを実施するように構成される。
例示的な実施形態の上述のおよび他の特徴および利点が、添付図面を参照しながら例示的な実施形態を詳細に説明することより明らかとなる。添付図面は、例示的な実施形態を示すように意図されており、特許請求の範囲の意図される範囲を限定するように解釈されてはならない。添付図面は、明示的に記載されない限り、一定の縮尺で描かれているとみなされるべきではない。
従来の第3世代パートナーシッププロジェクトロングタームエボリューション(3GPP LTE)ネットワークを示す図である。 従来のE−UTRANノードB(eNB)の図である。 ネットワーク輻輳期間中にサービスされるハイパーテキスト転送プロトコル適応型ストリーミング(HAS)クライアントを有する従来の無線ネットワークに対するシミュレーション結果のグラフである。 図3に示す従来の無線ネットワークシミュレーションにおける、延長された期間にわたってサービスされるHASクライアントをグラフで示す図である。 例示的な一実施形態による、再構成された3GPP LTEネットワークを示す図である。 例示的な一実施形態による、再構成されたE−UTRANノードB(eNB)を示す図である。 例示的な一実施形態による、ネットワークインサイト機能(NIF:Network Insights Function)サーバを示す図である。 例示的な一実施形態による、無線ネットワークにおいてアプリケーションの動作を連携制御する方法を説明する方法フロー図である。 例示的な一実施形態による、再構成された無線ネットワークにおいてサービスされるHASクライアントをグラフで示す図である。
例示的な実施形態は様々な変形および代替的な形態が可能であるとともに、その実施形態が図面中に例示的に示され、本明細書において詳細に説明される。しかし、例示的な実施形態を開示される特定の形態に限定する意図はなく、むしろ、例示的な実施形態は、特許請求の範囲の範囲内に入るすべての変形例、均等物、および代替例を包含することが理解されなければならない。図の説明を通して、同様な番号は同様な要素を表す。
例示的な実施形態をより詳細に説明する前に、いくつかの例示的な実施形態が、フロー図として示される工程または方法として説明されることに留意されたい。フロー図は動作を逐次的な工程として説明するが、動作の多くは、並列に、一斉に、または同時に実施され得る。加えて、動作の順序は再配置され得る。工程は、それらの動作が完了したときに終了され得るが、図に含まれない追加的なステップをさらに含み得る。工程は、メソッド、関数、プロシージャ、サブルーチン、サブプログラムなどに対応し得る。
いくつかがフロー図により示される後述の方法は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、またはそれらの任意の組み合わせにより実装され得る。ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、またはマイクロコード、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:field programmable gate array)、特定用途向け集積回路(ASIC:application specific integration circuit)において実装されるとき、必要なタスクを実施するためのプログラムコードまたはコードセグメントは、非一時的記憶媒体などの記憶媒体などの機械またはコンピュータ可読媒体に記憶され得る。プロセッサは、これらの必要なタスクを実施し得る。
本明細書において開示される特定の構造的および機能的な詳細は、例示的な実施形態を説明する目的における代表例にすぎない。しかし、本発明は多くの代替的な形態で具現化され得、本明細書に記載される実施形態のみに限定されると解釈されてはならない。
第1、第2などの用語が様々な要素を説明するために本明細書において使用され得るが、これらの要素は、これらの用語により限定されてはならないことが理解されるであろう。これらの用語は、1つの要素を別の要素と区別するために使用されるのみである。例えば、例示的な実施形態の範囲から逸脱することなく、第1の要素が第2の要素と呼ばれ得、同様に、第2の要素が第1の要素と呼ばれ得る。本明細書で使用される場合、「および/または(and/or)」という用語は、関係する列記された項目のうちの1つまたは複数の任意のおよびすべての組み合わせを含む。
要素が別の要素に「接続された(connected)」または「結合された(coupled)」と表現されるとき、要素が他の要素に直接接続または結合され得るか、または、介在要素が存在し得ることが理解されるであろう。対照的に、要素が別の要素に「直接接続された(directly connected)」または「直接結合された(directly coupled)」と表現されるとき、介在要素が存在しない。要素間の関係を説明するために使用される他の用語は、類似の手法で解釈されなければならない(例えば、「の間(between)」に対する「直接的に−の間(directly between)」、「隣接した(adjacent)」に対する「直接隣接した(directly adjacent)」など)。
本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を説明することだけを目的とし、例示的な実施形態の限定であることは意図されない。本明細書で使用される場合、「1の(a)」、「1の(an)」、および「その(the)」といった単数形の表現は、文脈上そうでないことが明示されない限り、複数形も同様に含むことが意図される。「備える(comprises)」、「備える(comprising)」、「含む(includes)」、および/または「含む(including)」という用語は、本明細書において使用されるとき、記載される特徴、整数、ステップ、動作、要素、および/またはコンポーネントの存在を特定するが、1つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、コンポーネント、および/またはこれらのグループの存在または追加を除外しないことがさらに理解されるであろう。
いくつかの代替的な実装例において、記載される機能/アクションは、図中に示される順序以外で起こり得ることにも留意しなければならない。例えば、連続して示される2つの図は、実際には同時に実行され得るか、または、場合によっては、関与する機能/アクションに応じて逆の順序で実行され得る。
別段の定義がされない限り、本明細書で使用される(技術用語および科学用語を含む)すべての用語が、例示的な実施形態が属する技術分野の当業者により一般的に理解される意味と同じ意味をもつ。用語、例えば、一般的に使用される辞書において定義される用語は、関連する技術分野の文脈におけるそれらの意味と一致する意味をもつと解釈されなければならず、本明細書でそのように明示的に定義されない限り、理想的な意味にも過度に形式的な意味にも解釈されないことがさらに理解されるであろう。
例示的な実施形態の一部および対応する詳細な説明は、ソフトウェアまたはアルゴリズム、およびコンピュータメモリ内のデータビット上における動作の記号表現の観点から提示される。これらの説明および表現は、これらの説明および表現により当業者が、これらの説明および表現の働きの本質を他の当業者に効果的に伝達するものである。アルゴリズムは、アルゴリズムという用語が本明細書において使用されるように、および、アルゴリズムという用語が一般的に使用されるように、所望の結果をもたらすステップの首尾一貫したシーケンスであると考えられる。ステップは、物理量の物理的処理を必要とするものである。通常、必ずと言うわけではないが、これらの量は、格納され、移送され、組み合わされ、比較され、および別のやり方で処理されることが可能な光学的な、電気的な、または磁気的な信号の形態をとる。場合によっては、主に一般的な使用という理由から、これらの信号をビット、値、要素、記号、文字、用語、数などとして表すと利便性の高いことが判明している。
以下の説明では、例示的な実施形態が、特定のタスクを実施するか、または特定の抽象データ型を実装し、既存のネットワーク要素における既存のハードウェアを使用して実装され得るルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造体などを含むプログラムモジュールまたは機能的工程として実装され得る(例えば、フロー図の形態の)アクションおよび動作の記号表現を参照しながら説明される。このような既存のハードウェアは、1つまたは複数の中央処理ユニット(CPU:Central Processing Unit)、デジタル信号プロセッサ(DSP:digital signal processor)、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)コンピュータなどを含み得る。
しかし、これらの用語および同様の用語のすべてが、適切な物理量に関係し、これらの量に適用される利便性の高いラベルにすぎないことに留意しなければならない。そうではないことが明示的に記載されない限り、または説明から明らかであるように、例えば、「処理(processing)」、「計算(computing)」、「計算(calculating)」、「決定(determining)」、または「表示(displaying)」などの用語は、コンピュータシステムのレジスタおよびメモリ内における物理的な、電子的な量として表されるデータを、コンピュータシステムメモリまたはレジスタ内における物理量として同様に表される他のデータに処理および変換するコンピュータシステムまたは同様の電子コンピューティングデバイスの、または、他のこのような情報記憶装置、送信またはディスプレイデバイスのアクションおよび工程を表す。
例示的な実施形態のソフトウェアにより実装される態様は、典型的には何らかの形態のプログラム記憶媒体において符号化されるか、または何らかの種類の伝送媒体上で実装されることにさらに注意されたい。プログラム記憶媒体は、磁気的なもの(例えば、フロッピーディスクまたはハードドライブ)または光学的なもの(例えば、コンパクトディスク読み取り専用メモリ、または「CD ROM」)などの任意の非一時的記憶媒体であり得、読み取り専用またはランダムアクセスであり得る。同様に、伝送媒体は、より線ペア、同軸ケーブル、光ファイバー、または当技術分野において知られた何らかの他の適切な伝送媒体であり得る。例示的な実施形態は、任意の所与の実装例のこれらの態様により限定されない。
基本方法論
少なくとも1つの例示的な実施形態は、LTE RANメトリックを使用してHASアプリケーションレベルの承認制御およびリソース消費ポリシーを計算する方法に関係し得る。ポリシーは、次に、HASアプリケーション機能に通信され得、ポリシーは、次のセグメントの要求のためのアプリケーション機能適応型ストリーミングレート選択決定およびペーシングに影響を与えるために使用され得、このことは、輻輳状態におけるベストエフォート無線接続を使用するHASアプリケーションが連携して、利用可能なRANリソースの有効性を最大化することを可能にする。
本方法は、無線RANスケジューラに変更を加えることなく、ベストエフォート無線アプリケーショントラフィックを使用して実装され得る。方法は、eNBスケジューラおよびMAC層から抽出されたLTEメトリック情報に基づいてリンクレベルLTEメトリックを計算し得るネットワークインサイト機能(NIF)405(図5に関連して以下で説明される)を使用し得る。特に、方法は、輻輳下でビデオを含むUEの数を最大化しながら、連携した手法でHASクライアントがベストエフォート無線リソースを使用することを可能にするために、LTE RANスケジューラ、MAC、およびRLC情報を使用し得、これは、後述の2つの基本部分において実現され得る。
パート1:アプリケーションレベルの承認制御は、承認されたUEの数を最大化しながら実装され得る。この承認制御は、リソースおよび/またはチャンネル制限に起因して、HASビデオを再生するための最低(最小)必要ビデオレートを受信することができない非常に低質のチャンネル状態を経験するUEを承認しないことにより、いくつかのRANリソースを解放し得る。この承認制御は、影響を受けたUEがビデオセグメントを要求することを停止するまで、または、ネットワーク輻輳が解決されるまで、施行され続け得る。
パート2:すべての承認されたUEがビデオを受信することを確実なものとするために、「承認された」UE間における利用可能なベストエフォートリソースの適切な分配を施行するポリシーを実施すること。この施行は、(i)「より良好な」状態にあるUEが選択し得る最大ビデオレートを制限し得る、および、(ii)HAS UEが「ハングリー状態」にある(すなわち、再生前バッファが満杯でない)ときに、最大アプリケーションレベルスループットを制限し得るアプリケーションレベルポリシーを介して実現され得る。
本方法は、HASクライアントの(PRBからなる)RANリソースプールは、他のベストエフォートトラフィックリソースから離間され得るときに最良に動作し得るが、本方法は、これらのリソースプールが組み合わされる状況に拡張され得る。
ベストエフォート(BE:Best Effort)無線接続を使用したUEのための承認制御およびポリシー生成のための入力:
本方法において使用され得る入力(すなわち、無線RANおよびHASビデオセッションメトリック)は、以下を含み得る。
A)RANリソースプールを共有し得るHASサービスにアクセスすることを試みるUE(例えば、単一の無線BEベアラを使用する各UE)の数(リソースプールは、例えば、単一のeNBに関係するリソースであり得る)。この入力は、「N」と表記され得る。
B)各UE番号kに対して利用可能な(ビット/秒で測定された)HASビデオビットレート。この入力は、次のように表記され得る。
Figure 0006416418
式中、kはUEインデックスであり、mkは、UEに利用可能な異なるビデオ符号化レートの数である。
C)任意選択的な入力は、例えば、ゴールド、シルバー、ブロンズなどのUEサービス選好を含み得る。
D)PRBメトリック当たりの「有用」ビットの平均数の形態で表され得、
Figure 0006416418
のように表記された、各UE kに対する平均チャンネル状態。「有用」ビットという用語は、再送信されたビットでないデータビットであるビットとみなされ得る。一実施形態において、この入力メトリックは、米国特許出願第14/724,352号「System and Method for Controlling an Operation of an Application」において説明される方法を介して計算され得、その内容は、引用によりその全体が組み込まれている。
E)平均の共有された無線リソースレート(例えば、共有されたリソースプールにおける1秒当たりのPRBの数S)であり、この入力は、「S」と表記され得る(例えば、20Mhz eNBの場合、利用可能な共有リソースレートは、S=100,000prbs/秒であり得る)。
F)HAS UE間において共有されるように利用可能な、共有された無線リソースの平均割合(例えば、1秒当たりの物理リソースブロック)であり、この入力は、「x」と表記され得る。乗算S×xは、HAS UE間において共有され得る無線リソースの平均レート(例えば、1秒当たりのPRBの数)を表し得る。乗算S×xは、スケジューリングされた共有リソースレート情報とみなされ得る。
例示的な方法の概括的な動作:
例示的な方法の概括的な動作は、以下の基本ステップを含み得る。
I)入力を受信する(入力は、上述のように列記される)。
II)UEは、順序付けされ得る。この順序付けは、(上述の入力(D)である)低下するチャンネル状態メトリックに基づき得る。この順序付けは、次のように表記され得る。
Figure 0006416418
チャンネル状態メトリックにおけるより高い値が、より良好なチャンネル状態に対応し得ることに留意されたい。より小さな順序番号をもつUEは、より大きな順序番号をもつUEより前に承認される。任意選択的なサービス選好クラスがさらに実装される場合(上述の入力(C)を参照)、式1に基づいて、各サービスクラス内のUEが独立して順序付けされ得、次に、クラス間の順序付けが、サービスプロバイダーの選好に従って確立され得る。
III)承認制御が実装され得る。上述のステップ(II)に従って順序付けられたUEを使用して、次の式2を満たすUEの第1の番号N’のみが承認され得る。
Figure 0006416418
式中、Sおよびxは、入力(E)および(F)から得られ、□は、設定可能なバッファ増加マージンであり得(例えば、この値は、0.1または0.3の間から選択され得る)、入力(B)からのr1(k)は、UE kに利用可能な最低ビデオレートであり得る。したがって、N’からNまでの順序番号をもつHAS UEは、承認されないものであり得る。これらの承認されないUEのためのポリシーは、0(ゼロ)の最大ビデオレートと0(ゼロ)の最大の許可されたアプリケーションスループットとを割り当てることを含み得、このことが、これらのHAS UEがビデオセグメントを要求することを停止するように強制する。式2の左側は、すべての承認されたUEに対して最小ビデオレートをサポートするために必要な1秒当たりの物理リソースブロックの平均アグリゲートレートを表す。式2の右側は、増加する再生バッファのためのマージンを可能にするマージンファクター(1+δ)により低減される、HAS UE間において共有されるように利用可能であり得る無線リソースの平均レート(例えば、1秒当たりのPRBの数)を表す。
IV)承認されたUE kに対して、ポリシーは、UEごとのタプルを含み得、これは、UEのためのスループット制約を提供し、これは、<R(k)max,T(k)max>と表記され得、式中、R(k)maxは、選択され得る最大の許可されたビデオビットレートであり、T(k)maxは、最大の許可されたスループットであり得る(これらの制限は、ビデオセグメントを要求することにおいてUEがどれほど欲張りであり得るかを制約し得る)。T(k)maxは、次式を使用して、次のビデオセグメントnを要求する前に、最小遅延d(k)nを計算するアプリケーション機能により使用され得る。
Figure 0006416418
式中、L(k)nは、MPDまたはマニフェストファイルから知らされたセグメントnの長さであり得、t(k)nは、レート決定機能により測定されたセグメントnのダウンロード時間であり得る。
V)ポリシー計算は、次のように、セル/セクタによりサービスされるユーザのHASユーザ経験をアグリゲートするために、体感品質(QoE)効用関数を最大化することにより実施され得る。
Figure 0006416418
式中、aおよびbは、設定可能なパラメータであり得る。
VI)式(1)におけるUEの順序付けは、次式により示されるように、順序付けの前側におけるUEが後側におけるUEより高いレートをもつことを意味する。
Figure 0006416418
これは、可能な順列の数を著しく少なくし得る。すなわち、N’個のUEに対する順列の総数、および、m個の異なるビデオレートクラスは、次のように計算され得る。
Figure 0006416418
この方法は、効用関数の最大値を計算するために単純で完全な数え上げの使用を可能にし得る。例えば、14の承認されたユーザと4つの異なるビデオレートの場合である(図3に示される例において、順列の数は9520である)。効用関数の最大値は、各順列に対して効用関数の値を計算することと、次に、計算された値の間で最大値を選択することにより計算され得る。
特定の例示的な方法
上述の概括的な方法の理解に基づいて、以下の説明は、図5−図8に関連して示される特定の例示的なシステムおよび方法に関する。
図5は、例示的な実施形態により再構成されたネットワーク10aを示す。ネットワーク10aは、(図6により詳細に示されるように)再構成されたeNB105a内に位置し得るネットワークインサイト機能(NIF)エージェント400を含み得る。別のネットワークインサイト機能(NIF)405が、再構成されたIP−CAN100a内に存在し得る。NIF405は、ネットワークインサイト機能ポリシーメーカー(NIFP:network insight function policy−maker)415を含み得る。NIF405(および関係するNIFP415)は、1つを上回る再構成されたeNB105aから(上述の入力の列記項目により説明される)ベアラメトリックを集めることが可能であり得るが、簡潔であるために、図5には1つのeNB105aのみが示される。NIF405は、(上述のように列記された概括的な動作において説明されるように)承認制御およびポリシー作製を実施し得る。NIF405は、次に、それぞれの再構成されたIP−PDN1001aおよび/または再構成されたUE110a内に位置し得るアプリケーション機能109a/115aを連携制御するために使用され得る。アプリケーション機能109aは、再構成されたIP−PDN1001a内の専用独立型サーバであり得る。
図6は、例示的な一実施形態による再構成されたeNB105aを示す。特に、eNB105aは、NIFエージェント400を含み得る。NIFエージェント400は、eNB105a内に存在する専用プロセッサであり得る独立型専用プロセッサであり得る。または、図6に示されるように、NIFエージェント400は、プロセッサ220内に位置し得る。NIFエージェント400の機能は、図8において概説される方法ステップに関連して以下で説明される。
図7は、例示的な一実施形態によるNIF405を示す。NIF405(および関係するNIFP415)は、(図5と図7とに示されるように)専用独立型サーバであり得る。代替的に、NIF405(およびNIFP415)は、MME108、SGW101、またはPCRF106またはPGW103などの、再構成されたIP−CAN100a内における別の既存のネットワークノード内に位置し得る。NIF405は、NIF405の動作を制御するプロセッサ406を含み得る。NIFP415は、別の独立型専用プロセッサであり得る。または、代替的に、図7に示されるように、NIFP415はプロセッサ406内に常駐し得る。NIFP415の機能は、図8において概説される方法ステップに関連して以下で説明される。NIF402は、1つまたは複数のeNB105a、PCRF106、およびアプリケーション機能109aおよび/または115aと通信することが可能な通信インターフェース402をさらに含み得る。メモリ404が、さらに、バッファデータに対して提供される。
VRANアーキテクチャを使用すると、NIFエージェント400およびNIF405の様々なコンポーネントが、VRANまたは仮想無線コアクラウド内における複数の処理回路および複数の物理ノードにわたって分散され得る。
図8は、例示的な一実施形態による再構成されたネットワーク10a内においてアプリケーションを連携制御する方法を説明する方法のフロー図である。特に、図8は、図5に示される構造の機能を説明する。
図8のステップS600において、eNB105aのプロセッサ220は、NIFエージェント400が、ベアラ当たりのチャンネル情報(上述のように列記された入力Dであるベアラ当たりのPRB当たりのビット数)と一緒に、ベアラ当たりの利用可能なPRBレート情報を抽出することをもたらし得る(そこから、上述の入力の列記項目において列記された入力Eが、例えば、ベアラ当たりの利用可能なPRBレートにHASクライアントの数を乗算することにより、NIFサーバ405により導出され得る)。NIFエージェント400は、次に、この情報を、それぞれのベアラに対するグローバルに一意なベアラ識別子と一緒に、NIFサーバ405に渡し得る。一実施形態において、ベアラ当たりの利用可能なPRBレート情報を計算することは、米国特許出願第14/534,968号「System and Method for Determining Cell Congestion Level」において説明される手順に従って、特定のベアラのために割り当てられると想定され得るPRBの平均数を計算することにより実現され得、その内容は、引用によりその全体が組み込まれている。一実施形態において、ベアラ当たりのPRB当たりのビット数の計算は、米国特許出願第14/724,352号「System and Method for Controlling an Operation of an Application」において説明される手順により実現され得、その内容は、引用によりその全体が組み込まれている。一実施形態において、この集められた情報をNIFサーバ405に送信することは、米国特許出願第14/534,491号「System And Method for Exporting Real−Time User Equipment And Bearer State Information」において説明される手順を使用して実現され得、その内容は、引用によりその全体が組み込まれている。
図8のステップS602において、NIF405のプロセッサ406が、eNB105aのための目的のベアラに関係する1つまたは複数のそれぞれのアプリケーション機能109a/115aから、利用可能なビデオレートを受信する。一実施形態において、これらのビデオレートは、HASクライアント110aから受信され得る。別の一実施形態において、これらのビデオレートは、アプリケーション機能109aと関連付けられ得るビデオコンテンツサーバ(CDN)から受信され得る。
図8のステップS604において、NIFサーバ405のプロセッサ406は、本明細書の「概括的な動作」のセクションにおいて説明されるようにUEごとのポリシーを計算し得る。
図8のステップS606において、NIFサーバ405のプロセッサ406は、(アプリケーション機能109a/115aが、クライアントUE110aのアプリケーション機能115aであるか、IP−PDN1001a内におけるCDN/ビデオコンテンツサーバ内のアプリケーション機能109aであるかによらず)ポリシーをそれぞれのアプリケーション機能109a/115aに送信し得る。
アプリケーション機能109a/115aは、この方法の目的のために、HASクライアントにより選択されたビデオレートを制御するためのポリシーを適用し得ることが理解されなければならない。一実施形態において、アプリケーション機能は、NIFの配信されたポリシーを利用し得、その結果、アプリケーション機能は、米国特許第8,949,440号「System and Method for Adaptive Rate Determination in Mobile Video Streaming」において説明されるように適応型レート決定機能として機能し得、これは、引用によりその全体が本明細書に組み込まれている。
一実施形態において、NIF405のプロセッサ406は、次のようにネットワークアプリケーションを制御するようにアプリケーション機能に指示するために、ポリシーを設定するために使用され得る。プロセッサ406は、(上述の)式2に基づいて承認制御スキームを使用することにより承認され得る共有されたリソースプールをどのHAS UEが使用しているかを計算し得、承認されないUEのために最大レートR(k)max=0と最大スループットT(k)max=0とを割り当て、承認されたUEに対して最大レートR(k)max=r(k)を割り当て、式中、r(k)は、(次の)式7を満たし、さらに式4において説明される効用関数を最大化する(上述のように列記された)入力(B)からのレートである。
Figure 0006416418
式7は、最低レート
Figure 0006416418
が、入力(B)の利用可能なレートの列記項目からのr(k)で置換されているという点で式2とは異なることが留意されなければならない。効用関数は、式5および式7を満たすレートの各順列に対して式4を使用して計算され得る。各UE kに対するr(k)は、効用関数の値が最大化され得るように選択され得る。プロセッサ406は、次に、式8を使用して最大スループットを割り当てるステップを実施し得る。
T(k)max=(1+δ1)R(k)max −− 式8
式中、δ1は、式2および式7におけるδ以下であり得る設定可能なパラメータである。
図8において説明される例示的な方法に基づいて、HASアプリケーションなどのアプリケーションをより多数のUE105aが動作させることを可能にするために、ネットワークの性能が大幅に改善され得る。例えば、図9にグラフで示されるように、シミュレーションは、ビデオを見ることが可能なUEの数の7倍の改善(増加)をもたらし得る。(図3に示されるような)ビデオを見ることができる2つのみのUE400aの代わりに、承認された14個のUEのグループ500が存在し(残りの4つが拒否され)、14個の承認されたUE105aのすべてがビデオを再生し得る。
上述の方法およびシステムがLTE IP−CANに限定されないことが理解されなければならない。むしろ、方法およびシステムは、アップリンクまたはダウンリンクスケジューラを使用してセルの物理リソース(すなわち、物理リソースブロックまたは他のリソースユニット)を割り当てる任意の無線技術(例えば、2G、3G、4G、5Gなど)に対して実装され得、無線リンクスループットは、リソース割り当てとチャンネル状態メトリックに応じて算出され得る。仮想無線アクセスネットワーク(VRAN)アーキテクチャを使用すると、NIFエージェント400およびNIF405の様々なコンポーネントが、VRANまたは仮想無線コアクラウド内における複数の処理回路および複数の物理ノードにわたって分散され得ることがさらに理解されなければならない。
例示的な実施形態が上記のように説明されてきたので、例示的な実施形態が多くの手法で変更され得ることが明らかとなるであろう。このような変形例は、例示的な実施形態の意図される趣旨および範囲から逸脱するものとはみなされるべきではなく、当業者に明らかであるようなこのような変更のすべてが、後述の特許請求の範囲の範囲内に含まれることが意図される。

Claims (8)

  1. 無線ネットワーク(10a)においてアプリケーションの動作を連携制御する方法であって、
    ネットワークリソースを共有するベアラのためのスケジューリングされた共有リソースレート情報とチャンネル状態情報とを、少なくとも1つのネットワークノードの1つまたは複数のプロセッサにより取得すること(S600)であって、チャンネル状態情報が、物理リソースブロック(PRB)当たりの有用ビットの平均数を含み、有用ビットが、再送信されたビットではない複数のデータビットである、取得することと、
    ベアラに関係する1つまたは複数のアプリケーション機能から、利用可能なビデオレート情報を、1つまたは複数のプロセッサにより受信すること(S602)と、
    スケジューリングされた共有リソースレート情報と、チャンネル状態情報と、利用可能なビデオレート情報とに基づいて、ベアラに関係するユーザ機器(UE)のためのユーザ機器(UE)ポリシーを、1つまたは複数のプロセッサにより計算することであって、UEポリシーが、UEのためのスループット制約を含む、計算すること(S604)と、
    UEのうちの少なくとも1つにより使用されるアプリケーションの動作を連携制御するために、1つまたは複数のアプリケーション機能にUEポリシーを、1つまたは複数のプロセッサによりエクスポートすること(S606)と、
    を含む、方法。
  2. チャンネル状態情報から導出されるチャンネル状態メトリックに基づいて、UEを順序付けすることと、
    チャンネル状態メトリックとUEの順序付けとを使用してUEのための承認制御を呼び出すことと、
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 最小の利用可能なビデオレートによりビデオを再生することをサポートするために必要とされる、スケジューリングされた共有リソースレートの平均アグリゲート値の和が、利用可能なネットワークリソースの平均アグリゲートレート以下である場合、承認制御の呼び出しが、アプリケーションサービスを受信するためにUEの第1のサブセットを承認することを含み、利用可能なネットワークリソースの平均アグリゲートレートが、設定可能なマージンファクターを含み、
    チャンネル状態メトリックのより高い値が、より良好なチャンネル状態に対応する、
    請求項2に記載の方法。
  4. スケジューリングされた共有リソースレート情報が、ハイパーテキスト転送プロトコル適応型ストリーミング(HAS)アプリケーショントラフィックを搬送するすべてのベアラに割り当てられることが想定される平均数の物理リソースブロック(PRB)を含む平均アグリゲート物理リソースブロック(PRB)レートである、
    請求項1に記載の方法。
  5. 少なくとも1つのネットワークノード(10a)であって、
    ネットワークリソースを共有するベアラのためのスケジューリングされた共有リソースレート情報とチャンネル状態情報とを取得すること(S600)であって、チャンネル状態情報が、物理リソースブロック(PRB)当たりの有用ビットの平均数を含み、有用ビットが、再送信されたビットではない複数のデータビットである、取得することと、
    ベアラに関係する1つまたは複数のアプリケーション機能から、利用可能なビデオレート情報を受信すること(S602)と、
    スケジューリングされた共有リソースレート情報と、チャンネル状態情報と、利用可能なビデオレート情報とに基づいて、ベアラに関係するユーザ機器(UE)のためのユーザ機器(UE)ポリシーを計算することであって、UEポリシーが、UEのためのスループット制約を含む、計算すること(S604)と、
    UEのうちの少なくとも1つにより使用されるアプリケーションの動作を連携制御するために、1つまたは複数のアプリケーション機能にUEポリシーをエクスポートすること(S606)と、
    を行うように構成された1つまたは複数のプロセッサ、
    を備える、少なくとも1つのネットワークノード(10a)。
  6. 1つまたは複数のプロセッサが、
    チャンネル状態情報から導出されるチャンネル状態メトリックに基づいて、UEを順序付けすることと、
    チャンネル状態メトリックとUEの順序付けとを使用してUEのための承認制御を呼び出すことと、
    を行うようにさらに構成された、
    請求項5に記載の少なくとも1つのネットワークノード。
  7. 最小の利用可能なビデオレートによりビデオを再生することをサポートするために必要とされるスケジューリングされた共有リソースレートの平均アグリゲート値の和が、利用可能なリソースの平均アグリゲートレート以下である場合、1つまたは複数のプロセッサが、アプリケーションサービスを受信するためにUEの第1のサブセットを承認することにより、承認制御を呼び出し、利用可能なリソースの平均アグリゲートレートが、設定可能なマージンファクターを含み、
    チャンネル状態メトリックのより高い値が、より良好なチャンネル状態に対応する、
    請求項6に記載の少なくとも1つのネットワークノード。
  8. スケジューリングされた共有リソースレート情報が、ハイパーテキスト転送プロトコル適応型ストリーミング(HAS)アプリケーショントラフィックを搬送するすべてのベアラに割り当てられることが想定される平均数の物理リソースブロック(PRB)を含む平均アグリゲート物理リソースブロック(PRB)レートである、請求項5に記載の少なくとも1つのネットワークノード。
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