JP6407890B2 - 改善された位相連続性のための、tti(送信時間間隔)バンドリングにおけるリソース管理のための方法およびシステム - Google Patents

改善された位相連続性のための、tti(送信時間間隔)バンドリングにおけるリソース管理のための方法およびシステム Download PDF

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Description

優先権の主張
[0001]
本特許出願は、「改善された位相連続性のための、TTI(送信時間間隔)バンドリングにおけるリソース管理のための方法およびシステム」と題する、2013年1月17日に出願され、その譲受人に譲渡され、参照によってここに明示的に組み込まれている米国仮出願番号第61/753、860号に対する優先権を主張する。
分野
[0002]
本開示のある実施形態は、一般的に、ワイヤレス通信に関連し、さらに特に、改善された位相連続性のための、送信時間間隔(TTI)バンドリングにおけるリソース管理に関連する。
背景
[0003]
音声やデータ等のような、さまざまなタイプの通信コンテンツを提供するために、ワイヤレス通信システムが広く配備されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(例えば、帯域幅と送信電力)を共有することによって、複数のユーザとの通信をサポートすることができる多元接続システムであるかもしれない。このような、多元接続システムの例は、コード分割多元接続(CDMA)システムと、時分割多元接続(TDMA)システムと、周波数分割多元接続(FDMA)システムと、3GPPロングタームエボリューション(LTE)システムと、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムとを含んでいる。
[0004]
一般的に、ワイヤレス多元接続通信システムは、複数のワイヤレス端末のための通信を同時にサポートできる。各端末は、フォワードリンクとリバースリンク上の通信を介して、1つ以上の基地局と通信する。フォワードリンク(または、ダウンリンク)は、基地局から端末への通信リンクを指し、リバースリンク(または、アップリンク)は、端末から基地局への通信リンクを指す。この通信リンクは、単一入力単一出力、複数入力単一出力、または、複数入力複数出力(MIMO)システムを介して確立してもよい。
[0005]
MIMOシステムは、データ送信のために、複数の(N)送信アンテナと複数の(N)受信アンテナを用いる。N本の送信アンテナとN本の受信アンテナによって形成されるMIMOチャネルが、空間チャネルとしても言及されるN個の独立チャネルに分解されてもよく、ここで、N≦min{N,N}である。N個の独立チャネルのそれぞれは、次元に対応する。複数の送信アンテナと受信アンテナによって生成される付加的な次元を利用する場合、MIMOシステムは、改善された性能(例えば、より高いスループットおよび/またはより高い信頼性)を提供できる。
[0006]
MIMOシステムは、時分割デュプレクス(TDD)および/または周波数分割デュプレクス(FDD)システムをサポートしてもよい。TDDシステムでは、フォワードリンク送信とリバースリンク送信は、同一の周波数領域上にあるので、相互関係原理は、リバースリンクチャネルからのフォワードリンクチャネルの推定を可能にする。これは、複数のアンテナが基地局で利用可能であるとき、基地局がフォワードリンク上の送信ビーム形成利得を抽出できるようにする。FDDシステムでは、フォワードリンク送信とリバースリンク送信は、異なる周波数領域上にある。
[0007]
数ある中で、従来のLTE設計のメインの焦点は、スペクトル効率や、ユービキタスカバレッジや、向上したQoS(サービスの品質)サポートや、これに類するものの改善である。これは、結果として、典型的に、最新式のスマートフォンやタブレット等のようなハイエンドデバイスになる。しかしながら、低コストの低レートのデバイスも同様にサポートを必要とする。いくつかの市場予測は、低コストデバイスの数が今日のセル電話機の数を大きく超えるかもしれないことを示している。
[0008]
LTEに基づいている低コストMTC(マシーンタイプの通信)UE(ユーザ機器)の提供に対する研究項目が、LTE Rel−11においてなされていた。特に、研究中の項目は、最大の帯域幅の低減と、単一の受信RF(無線周波数)チェーンと、ピークレートの低減と、送信電力の低減と、半二重動作とを含んでいた。
[0009]
低コストデバイスに対して意図されたデータレートは、100kbpsより低いので、例えば、コストを低減させるために、これらのデバイスを狭帯域幅でのみ動作させることが可能である。低コストデバイスの配備に対して、2つの動作シナリオが考えられる。1つの単純明快な配備シナリオは、MTC動作をサポートするために、何らかの狭帯域、例えば、1.25MHzを取っておくことである。このシナリオでは、このような動作に対して、標準規格の変更は必要でない、または、ほとんど必要でないかもしれない。別の、より興味深い配備シナリオは、広い帯域幅において、低コストUEを動作させることである。このケースでは、低コストUEは、標準のUEとともに共存してもよい。広い帯域幅における低コストUEの動作のために、2つのさらなる可能性あるシナリオが考えられる。1つのシナリオでは、低コストUEは、利用可能な帯域幅全体(例えば、20MHzまで)に渡って動作してもよい。このシナリオは、標準規格への何らかの影響を有しないかもしれないが、コストとバッテリー電力消費とを低減させるのに有用でないかもしれない。別のシナリオでは、低コストUEは、帯域幅のうちの狭い部分に渡って動作してもよい。
概要
[0010]
本開示のある態様は、ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための方法を提供する。方法は、一般的に、データをノードに送信するための複数のアップリンク(UL)サブフレームを含む送信時間間隔(TTI)バンドルを識別することと、TTIバンドル中のULサブフレームのセグメントを識別することと、TTIバンドル中のULサブフレームのセグメントを通してデータをノードに送信するときに、送信電力を維持することとを含む。
[0011]
本開示のある態様は、UEによるワイヤレス通信のための方法を提供する。方法は、一般的に、データをノードに送信するための複数のアップリンク(UL)サブフレームを含む送信時間間隔(TTI)バンドルを識別することと、TTIバンドルの期間の間、ダウンリンクサブフレームを監視することをスキップすることを含む。
[0012]
本開示のある態様は、UEによるワイヤレス通信のための装置を提供する。装置は、一般的に、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに結合されているメモリとを含む。少なくとも1つのプロセッサは、一般的に、データをノードに送信するための複数のアップリンク(UL)サブフレームを含む送信時間間隔(TTI)バンドルを識別するようにと、TTIバンドル中のULサブフレームのセグメントを識別するようにと、TTIバンドル中のULサブフレームのセグメントを通してデータをノードに送信するときに、送信電力を維持するように構成されている。
[0013]
本開示のある態様は、UEによるワイヤレス通信のための装置を提供する。装置は、一般的に、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに結合されているメモリとを含む。少なくとも1つのプロセッサは、一般的に、データをノードに送信するための複数のアップリンク(UL)サブフレームを含む送信時間間隔(TTI)バンドルを識別するようにと、TTIバンドルの期間の間、ダウンリンクサブフレームを監視することをスキップするように構成されている。
[0014]
本開示の上記に記載した特徴を詳細に理解できるように、上記に簡単に要約したもののより詳細な説明は、態様を参照することにより与えられ、そのいくつかは、添付された図面において図示されている。しかしながら、添付された図面は、この開示のある典型的な態様のみを図示しており、したがって、その範囲を限定していると考えるべきではなく、説明は他の等しく効果的な態様を許容することに留意されたい。
[0015] 図1は、本開示のある実施形態にしたがった、多元接続ワイヤレス通信システムを図示している。 [0016] 図2は、本開示のある実施形態にしたがった、通信システムのブロックダイヤグラムを図示している。 [0017] 図3は、本開示のある態様にしたがった、TTIバンドル中の位相連続性を達成するために、ユーザ機器によって実行されるかもしれない例示的な動作を図示している。 [0018] 図4は、本開示のある態様にしたがった、TTIバンドル中の位相連続性を達成するために、ユーザ機器によって実行されるかもしれない例示的な動作を図示している。 [0019] 図5は、本開示のある態様にしたがった、TTIバンドリングでUL位相連続性を達成するための例示的な技術を図示している。 [0020] 図6は、本開示のある態様にしたがった、ダウンリンクサブフレームと特別なサブフレームとが仮想アップリンクサブフレームとして扱われる、例示的なTTIバンドルを図示している。 [0021] 図7は、本開示のある態様にしたがった、周波数多重化された、アップリンクトラフィックおよびダウンリンクトラフィックを含んでいる、例示的なアップリンクサブフレームおよびダウンリンクサブフレームを図示している。
詳細な説明
[0022]
さまざまな態様を、図面を参照してこれから説明する。以下の記述において、説明の目的で、1つ以上の態様の完全な理解を提供するために、多数の特有な詳細を明らかにする。しかしながら、このような態様が、これらの特有な詳細なしで実施されてもよいことは明白であるかもしれない。
[0023]
本願において使用するとき、用語「コンポーネント」、「モジュール」、「システム」、および、これらに類するものは、ハードウェアや、ソフトウェア/ファームウェアや、ハードウェアとソフトウェア/ファームウェアの組み合わせや、または、実行中のソフトウェア/ファームウェアのような、しかしながらこれに限定されないコンピュータ関連エンティティを含むように意図されている。例えば、コンポーネントは、これらに限定されないが、プロセッサ上で実行するプロセスや、プロセッサや、オブジェクトや、実行ファイルや、実行のスレッドや、プログラムや、および/または、コンピュータであってもよい。実例として、コンピューティングデバイス上で実行しているアプリケーションと、コンピューティングデバイスとの両方が、コンポーネントになることができる。1つ以上のコンポーネントは、プロセスおよび/または実行のスレッド内に存在することができ、コンポーネントは、コンピュータ上に局所化されていてもよく、および/または、2つ以上のコンピュータ間に分散されていてもよい。さらに、その上に記憶されているさまざまなデータ構造を有するさまざまなコンピュータ読取可能媒体から、これらのコンポーネントを実行できる。コンポーネントは1つ以上のデータパケットを有する信号にしたがうようなローカルプロセスおよび/または遠隔プロセスにより通信してもよく、データパケットは、この信号によって、ローカルシステム中、分散システム中の別のコンポーネントと対話する、および/または、インターネットのようなネットワークに渡って他のシステムと対話する、1つのコンポーネントからのデータのようなものである。
[0024]
さらに、ワイヤード端末またはワイヤレス端末とすることができる端末に関して、さまざまな態様をここで記述する。端末は、システムや、デバイスや、加入者ユニットや、加入者局や、移動局や、移動体や、移動体デバイスや、遠隔局や、遠隔端末や、アクセス端末や、ユーザ端末や、通信デバイスや、ユーザエージェントや、ユーザデバイスや、ユーザ機器(UE)とも呼ぶことができる。ワイヤレス端末は、セル電話機や、衛星電話機や、コードレス電話機や、セッションイニシエーションプロトコル(SIP)電話機や、スマートフォンや、タブレットや、ウルトラブック(登録商標)や、ネットブックや、スマートブック(登録商標)や、ワイヤレスローカルループ(WLL)局や、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)(登録商標)や、ワイヤレス接続能力を有するハンドヘルドデバイスや、コンピューティングデバイスや、または、ワイヤレスモデムに接続されている他の処理デバイスであってもよい。さらに、基地局に関して、さまざまな態様をここに記述する。基地局はワイヤレス端末と通信するのに利用してもよく、アクセスポイントやノードBや他の何らかの専門用語として言及されるかもしれない。
[0025]
さらに、用語「または」は、排他的な「または」よりもむしろ、包括的な「または」を意味するように意図されている。すなわち、特に特定していない限り、または、文脈から明白でない限り、「XはAまたはBを用いる」というフレーズは、生来の包括的な順列のうちのいずれかを意味するように意図されている。すなわち、「XはAまたはBを用いる」というフレーズは、以下の例のいずれかによって満たされる。XはAを用いる、XはBを用いる、または、XはAとBの両方を用いる。さらに、本願および添付された特許請求の範囲において使用する冠詞「a」および「an」は、単数形に向けられていると特に特定していない限り、または、文脈から明白でない限り、一般的に「1つ以上」を意味するように解釈すべきである。
[0026]
ここに記述した技術を、コード分割多元接続(CDMA)ネットワークや、時分割多元接続(TDMA)ネットワークや、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワークや、直交FDMA(OFDMA)ネットワークや、単一搬送波FDMA(SC−FDMA)ネットワーク等のような、さまざまなワイヤレス通信ネットワークに対して使用してもよい。用語「ネットワーク」と「システム」は、交換可能に使用することが多い。CDMAネットワークは、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)やCDMA2000等のような無線技術を実現してもよい。UTRAは、広帯域CDMA(W−CDMA(登録商標))を含んでいる。CDMA2000は、IS−2000とIS−95とIS−856の標準規格をカバーしている。TDMAネットワークは、グローバル移動体通信システム(GSM(登録商標))のような無線技術を実現してもよい。
[0027]
OFDMAネットワークは、進化型UTRA(E−UTRA)や、電気電子技術者学会(IEEE)802.11や、IEEE802.16や、IEEE802.20や、フラッシュOFDM等のような無線技術を実現してもよい。UTRAと、E−UTRAと、GSMは、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)の一部分である。ロングタームエボリューション(LTE)は、E−UTRAを使用するUMTSの新たなリリースである。UTRAと、E−UTRAと、GSMと、UMTSと、LTEは、「第3世代パートナシップ計画」(3GPP)と名付けられた組織からの文書中に記述されている。CDMA2000は、「第3世代パートナシップ計画2」(3GPP2)と名付けられた組織からの文書中に記述されている。これらのさまざまな無線技術および標準規格は、技術的に知られている。明確さのために、LTE/LTE アドバンスド(LTE−A)に対して、技術のある態様を以下に記述する。簡潔さのために、「LTE」は、LTEおよびLTE−Aを指すことができる。LTE専門用語は、実例として使用され、開示の範囲はLTEに限定されるものではないことに留意すべきである。むしろ、パーソナルエリアネットワーク(PAN)、ボディエリアネットワーク(BAN)、ロケーション、Bluetooth(登録商標)、GPS、UWB(ウルトラ広帯域)、RFID、および、これらに類するもののような、ワイヤレス送信を伴うさまざまなアプリケーションにおいて、ここに記述する技術を利用してもよい。さらに、ケーブルモデム、ファイバベースのシステム、および、これらに類するもののような、ワイヤードシステムにおいて技術を利用してもよい。
[0028]
単一搬送波変調および周波数ドメイン等化を利用する単一搬送波周波数分割多元接続(SC−FDMA)は、OFDMAシステムのものと類似した性能と、本質的に同一の全体的な複雑性とを有する。その本来の単一搬送波構造から、SC−FDMA信号は、より低いピーク対平均電力比(PAPR)を有するかもしれない。アップリンク通信においてSC−FDMAを使用してもよく、より低いPAPRは、送信電力効率に関して、移動体端末に大きな利益をもたらす。SC−FDMAは、現在、3GPPロングタームエボリューション(LTE)中の、または、進化型UTRA中のアップリンク多元接続スキームに対する作業仮定である。
[0029]
図1を参照すると、1つの態様にしたがった多元接続ワイヤレス通信システムが図示されている。アクセスポイント100(AP)は、複数のアンテナグループを含んでいてもよく、1つのグループはアンテナ104およびアンテナ106を含んでおり、別のグループはアンテナ108およびアンテナ110を含んでおり、付加的なグループはアンテナ112およびアンテナ114を含んでいる。図1では、各アンテナグループに対して2つのアンテナのみが示されているが、しかしながら、各アンテナグループに対して、より多くのアンテナを、または、より少ないアンテナを利用してもよい。アクセス端末116(AT)は、アンテナ112およびアンテナ114と通信中であってもよく、アンテナ112およびアンテナ114は、フォワードリンク120を通してアクセス端末116に情報を送信し、リバースリンク118を通してアクセス端末116から情報を受信する。アクセス端末122は、アンテナ106およびアンテナ104と通信中であってもよく、アンテナ106およびアンテナ104は、フォワードリンク126を通してアクセス端末122に情報を送信し、リバースリンク124を通してアクセス端末122から情報を受信する。FDDシステムでは、通信リンク118、120、124および126は、通信に対して異なる周波数を使用してもよい。例えば、フォワードリンク120は、リバースリンク118によって使用されるのと異なる周波数を使用してもよい。
[0030]
アンテナの各グループを、および/または、アンテナが通信するように設計されているエリアを、アクセスポイントのセクタとして言及することが多い。本開示の1つの態様では、アクセスポイント100によってカバーされているエリアのセクタにおいて、各アンテナグループがアクセス端末に通信するように設計されていてもよい。
[0031]
アクセス端末130は、アクセスポイント100と通信中であってもよく、アクセスポイント100からのアンテナは、フォワードリンク132を通してアクセス端末130に情報を送信し、リバースリンク134を通してアクセス端末130から情報を受信する。しかしながら、システム情報ブロック(SIB)2パラメータゼロ相関範囲コンフィギュレーションが最初に構成されているとき、オペレータによって予期される(136によって示される)距離を超えて、アクセス端末130をアクセスポイント100上でキャンピングしてもよい。このようなアクセス端末は、本方法および装置から利益を得てもよい。
[0032]
フォワードリンク120および126を通した通信では、異なるアクセス端末116および122に対して、フォワードリンクの信号対雑音比を改善するために、アクセスポイント100の送信アンテナは、ビーム形成を利用してもよい。また、そのカバレッジに渡ってランダムに散在しているアクセス端末に送信するのにビーム形成を使用するアクセスポイントは、そのアクセス端末のすべてに対して単一のアンテナを通して送信するアクセスポイントよりも少ない干渉を、隣接するセル中のアクセス端末に対して生じさせる。
[0033]
図2は、複数入力複数出力(MIMO)システム200中の、(アクセスポイントとしても知られている)送信機システム210と、(アクセス端末としても知られている)受信機システム250との態様のブロックダイヤグラムを図示している。送信機システム210において、多数のデータストリームに対するトラフィックデータが、データ源212から、送信(TX)データプロセッサ214に提供される。
[0034]
本開示の1つの態様において、各データストリームは、それぞれの送信アンテナを通して送信される。TXデータプロセッサ214は、コード化されたデータを提供するためにそのデータストリーム用に選択された特定のコーディングスキームに基づいて、各データストリームに対するトラフィックデータをフォーマットし、コード化し、インターリーブする。
[0035]
各データストリームに対するコード化データは、OFDM技術を使用して、パイロットデータと多重化してもよい。パイロットデータは、典型的に、既知の方法で処理される、既知のデータパターンであり、チャネル応答を推定するために受信機システムにおいて使用される。各データストリームに対する、多重化された、パイロットデータおよびコード化データは、その後、変調シンボルを提供するためにそのデータストリーム用に選択された特定の変調スキーム(例えば、BPSK、QPSK、M−PSK、またはM−QAM)に基づいて、変調(すなわち、シンボルマッピング)される。プロセッサ230によって実行される命令によって、各データストリームに対する、データレート、コーディング、変調を決定してもよい。メモリ232は、送信機システム210のための、データとソフトウェア/ファームウェアを記憶していてもよい。
[0036]
すべてのデータストリームに対する変調シンボルは、その後、TX MIMOプロセッサ220に提供され、TX MIMOプロセッサ220は、(例えば、OFDMのために)変調シンボルをさらに処理する。TX MIMOプロセッサ220は、その後、N個の変調シンボルストリームをN個の送信機(TMTR)222aないし222tに提供する。本開示のある態様において、TX MIMOプロセッサ220は、データストリームのシンボルと、シンボルが送信されるアンテナとに、ビーム形成重みを適用する。
[0037]
各送信機222は、それぞれのシンボルストリームを受け取って処理し、1つ以上のアナログ信号を提供し、さらにアナログ信号を調整して(例えば、増幅し、フィルタリングし、そしてアップコンバートして)、MIMOチャネルを通しての送信に対して適切な変調信号を提供する。送信機222aないし222tからのN個の変調信号は、その後、N本のアンテナ224aないし224tからそれぞれ送信される。
[0038]
受信機システム250において、送信された変調信号は、N本のアンテナ252aないし252rによって受信されてもよく、各アンテナ252からの受信信号は、それぞれの受信機(RCVR)254aないし254rに提供されてもよい。各受信機254は、それぞれの受信信号を調整し(例えば、フィルタリングし、増幅し、そしてダウンコンバートし)、調整された信号をデジタル化してサンプルを提供し、さらにサンプルを処理して、対応する「受信」シンボルストリームを提供してもよい。
[0039]
RXデータプロセッサ260は、その後、特定の受信機処理技術に基づいて、N個の受信機254からN個の受信シンボルストリームを受け取って処理し、N個の「検出」シンボルストリームを提供する。RXデータプロセッサ260は、その後、各検出シンボルストリームを復調し、デインターリーブし、デコードして、データストリームに対するトラフィックデータを復元する。RXデータプロセッサ260による処理は、送信機システム210における、TX MIMOプロセッサ220とTXデータプロセッサ214とによって実行されるものに対して相補的であってもよい。
[0040]
プロセッサ270は、どのプリコーディングマトリックスを使用するかを周期的に決定する。プロセッサ270は、マトリックスインデックス部分とランク値部分とを含むリバースリンクメッセージを構築する。メモリ272は、受信機システム250のためのデータおよびソフトウェア/ファームウェアを記憶していてもよい。リバースリンクメッセージは、通信リンクおよび/または受信データストリームに関する、さまざまなタイプの情報を含んでいてもよい。リバースリンクメッセージは、その後、データ源236から多数のデータストリームに対するトラフィックデータも受け取るTXデータプロセッサ238によって処理され、変調器280によって変調され、送信機254aないし254rによって調整され、送信機システム210に返信される。
[0041]
送信機システム210において、受信機システム250からの変調信号は、アンテナ224によって受信され、受信機222によって調整され、復調器240によって復調され、RXデータプロセッサ242によって処理されて、受信機システム250によって送信されたリバースリンクメッセージが抽出される。プロセッサ230は、その後、ビーム形成重みを決定するために、どのプリコーディングマトリックスを使用するかを決定し、その後、抽出されたメッセージを処理する。
TTI(送信時間間隔)バンドリングにおけるリソース管理のための例示的な方法およびシステム
[0042]
本開示のある態様は、アップリンク送信時間間隔(TTI)バンドル中の位相連続性を改善する方法を提案する。第1の方法は、TTIバンドル中のULサブフレームのセグメントを識別することと、TTIバンドル中のULサブフレームのセグメントを通して基地局にデータを送信するときに、送信電力/タイミング/周波数を維持することとを含んでいてもよい。別の方法は、TTIバンドルの期間の間、ダウンリンクサブフレームの受信を無視することを含んでいてもよい。提案した方法は、ユーザ機器によって別々に使用してもよく、または、組み合わせてもよい。
[0043]
LTE Rel−8/9/10において、送信時間間隔(TTI)バンドリング(またはサブフレームバンドリング)は、UE毎のベースで構成されていてもよい。より高いレイヤによって提供される、パラメータttiバンドリングによって、サブフレームバンドリング動作は構成されていてもよい。TTIバンドリングがUEに対して構成されている場合、サブフレームバンドリング動作は、アップリンク共有チャネル(UL−SCH)に対してのみ適用されてもよく、アップリンク制御情報のような他のUL信号/トラフィックに対して適用されなくてもよい。ある態様では、バンドリングサイズは、4つのサブフレームにおいて固定されており、すなわち、PUSCHは、4つの連続するサブフレーム中で送信されるだろう。態様において、同一のハイブリッド自動反復要求(ARQ)プロセス番号を、バンドルされたサブフレームのそれぞれにおいて使用してもよい。ある態様では、リソース割り振りサイズは、3つのリソースブロック(RB)までに制限され、変調オーダーは2(例えば、QPSK)にセットされる。態様において、バンドルを単一のリソースとして取り扱ってもよく、したがって、単一の許可と、単一のハイブリットARQ肯定応答とを、各バンドルに対して使用してもよい。
[0044]
ある態様では、LTE Rel−8におけるTTIバンドリングに対するモチベーションは、低レートトラフィックである。態様において、アップリンクに対する低いリンクバジェットが原因で、インターネットプロトコルを通した音声(VoIP)パケットを、単一のTTIにおいて送信できない場合、レイヤ2(L2)セグメント化を適用してもよい。例えば、4つの連続するTTIにおいて送信される4つの無線リンク制御(RLC)プロトコルデータユニット(PDU)において、VoIPパケットをセグメント化できる。さらに、十分なカバレッジを達成するために、2つまたは3つのHARQ再送信をターゲットにしてもよい。しかしながら、このアプローチは、いくつかの欠点を有しているかもしれない。各付加的なセグメントは、1バイトのRLC(無線リンク制御)と、1バイトのMAC(媒体アクセス制御)と、3バイトのL1 CRC(巡回冗長検査)とのオーバーヘッドを導入するかもしれず、33バイトのRLC SDU(サービスデータユニット)サイズを仮定すると、これは、15%までのオーバーヘッドになるかもしれない。これは、4つのセグメントに対して、45%の付加的なL1/L2オーバーヘッドがあるかもしれないことを意味している。
[0045]
さらに、セグメント毎に対するHARQ送信/再送信は、かなりの物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)リソースを消費する、PDCCH上の許可を必要とするかもしれない。さらに、各HARQ送信または再送信には、物理ハイブリットARQインジケータチャネル(PHICH)上のHARQフィードバックが続くかもしれない。10−3のNACK−ACKエラー比を仮定すると、非常に多数のHARQフィードバック信号は、高いパケット損失可能性につながるかもしれない。例えば、12のHARQフィードバック信号を送る場合、HARQフィードバックエラー比は、1.2*10−2のオーダーになるかもしれない。ある態様において、10−2よりも大きなパケット損失レートは、VoIPトラフィックにとって許容可能でない。
[0046]
よって、TTIバンドリングの目的のために、TTIバンドル毎に、単一のアップリンク許可および単一のPHICH信号のみを使用することは、有益となるだろう。L2セグメント化が必要とされないことから、L1およびL2のオーバーヘッドも最小化されるかもしれない。
[0047]
ある態様では、例えば、低データレートと、中間データレートと、VOIPとに対するものを含んでいる、ULカバレッジ向上のために、TTIバンドリングを使用してもよい。態様において、大きなTTIバンドリングサイズ(例えば、100サブフレームのオーダー)は、ULカバレッジ向上を取り扱うための、1つの可能性ある解決法であるかもしれない。態様において、同様に、大きなTTIバンドリングサイズを、DLカバレッジ向上に対して考慮してもよい。
[0048]
ある態様では、TTIバンドリングを介して所望のカバレッジ向上を達成するために、低い信号対ノイズ比SNR(例えば、−10dBの、または、より低い)のもとでの、信頼性のあるチャネル推定が必要であるかもしれない。例えば、複数のサブフレームを通してチャネル推定フィルタリングを実行することによって、複数のサブフレームを使用するチャネル推定を介して、チャネル推定における向上が達成されるかもしれない。
[0049]
ある態様では、これらのカバレッジ向上は低いモビリティUEに対して考慮するので、複数のサブフレームを通して、類似するまたは実質的に類似するチャネル条件を仮定する、マルチサブフレームチャネル推定が必要であるかもしれない。しかしながら、マルチサブフレームチャネル推定は、複数のサブフレームを通して、良い位相連続性を要求するかもしれない。そうでなければ、実際のチャネルを任意の位相不連続性と組み合わせた後の、有効なチャネルは、複数のサブフレームを通して実質的に同一でないかもしれない。態様では、位相連続性は、TTIバンドリングにおけるサブフレームの数が多いとき、さらに目立つかもしれない。
[0050]
ある態様では、異なるサブフレームを通して、電力/タイミング/周波数の変動がある場合、位相連続性を維持することは難しいかもしれない。例えば、半二重UEにおいて、2つのUL送信間において少なくとも1つのDL受信がある場合、(半二重UEは、一般的に、UL干渉のないDLを受信するために、UL送信をシャットダウンしなければならないので)、2つのUL送信に対する位相連続性を維持することは、非常に難しいかもしれない。
[0051]
ある態様は、TTIバンドリングのための位相連続性を促進するための解決法を提案する。第1の提案は、周波数分割デュプレクス(FDD)システムと、時分割デュプレクス(TDD)システムの両方に対して、できるだけ同一のTTIバンドルのULサブフレームのサブセット(「セグメント」として示される)を通して、同一の、送信電力、タイミングおよび/または周波数を維持することを含んでいてもよい。バンドルは、1つ以上のセグメントを含んでいてもよい。
[0052]
ある態様では、セグメントは、eNBによって仮定されるコヒーレントなチャネル推定間隔として定義されてもよく、セグメントのサイズおよび/または境界を、UEに対して明示的にシグナリングしてもよく、あるいは、UEによって準静的にまたは動的に、暗黙的に決定してもよい。態様では、デフォルト(例えば、シグナリングなし)によって、セグメントは、同一のバンドル中のULサブフレームのセット全体(バンドル中に1つのセグメント)になると、または、その他の何らかの部分になると仮定してもよい。
[0053]
ある態様では、UL送信に対して、同一のUL送信電力を維持するために、バンドルされた送信の各セグメントの間、UEは、(例えば、DLサブフレーム中で受信する)アップリンク電力制御コマンドを監視することをスキップしてもよく、または、監視するが適用しなくてもよい。
[0054]
代替的な態様では、UEは依然としてDLサブフレームを監視してデコードし続けてもよい。例えば、1つの代替において、DL受信に対する時間および周波数の追跡を、依然としてオンにして規則的に更新してもよいが、UL送信に対する時間および周波数を、同一のTTIバンドルの「セグメント」毎ベースで更新してもよい。ある態様において、セグメントに渡るUL送信のタイミングおよび周波数の更新を、eNBによって発行されるタイミングアドバンス(TA)コマンドによってトリガしてもよい。例えば、eNBはTAコマンドを使用して、新たなセグメントの開始(例えば、セグメント間の動的な境界または動的なセグメントサイズ)をシグナリングしてもよい。ある態様において、UL送信がサイクリックプリフィックス(CP)の外でドリフトしている場合、UEにドリフトを保ったままにさせておく代わりに、TAコマンドを使用して、UL送信のタイミングを補正してもよい。セグメントサイズが準静的に構成されている場合、UEがセグメントにおいてTAコマンドを受信したとき、UEは、次のセグメントで、UL送信のタイミングおよび周波数を更新してもよい。ある態様において、例えば、特に、セグメントサイズ/境界を準静的に決定するとき、各セグメントの開始において、UEによって自動的に更新を行ってもよい。
[0055]
別の代替において、DLとUL両方に対する、時間および周波数の追跡を、各セグメント内でオフにしてもよい。この代替の1つの利点は、異なるDL/UL時間/周波数を管理する必要がないことであり、これは、結果として、より単純なインプリメンテーションとなる。しかしながら、DL受信に対する正確でないタイミング/周波数追跡が原因で、何らかのDL復調損失が起こるかもしれない。
[0056]
図3は、本開示のある態様にしたがった、TTIバンドル中の位相連続性を達成するユーザ機器によって実行されるかもしれない、例示的な動作300を図示している。302で、UEは、データをノードに送信するための複数のULサブフレームを含むTTIバンドルを識別してもよい。304で、UEは、TTIバンドル中のULサブフレームのセグメントを識別してもよい。306で、UEは、TTIバンドル中のULサブフレームのセグメントを通してデータをノードに送信するときに、送信電力を維持してもよい。態様では、ノードは基地局を含んでいてもよい。代替的な態様では、ノードはUEを含んでいてもよい。
[0057]
ある態様では、ULサブフレームのセグメントは、仮定したコヒーレントな推定間隔に対応していてもよい。
[0058]
ある態様では、ULサブフレームのセグメントは、TTIバンドル中の複数のULサブフレームに対応していてもよい。ある態様では、セグメントのサイズは準静的に構成されていてもよい。
[0059]
ある態様では、アップリンク電力制御コマンドを監視することをスキップすることか、または、アップリンク電力制御コマンドを監視するが、適用することをスキップすることのうちの少なくとも1つによって、UEは、ULサブフレームのセグメントを通して送信電力を維持してもよい。
[0060]
ある態様において、UEは、TTIバンドル中のULサブフレームのセグメントを通して、タイミングまたは周波数のうちの少なくとも1つを維持してもよい。態様では、UEは、同一のTTIバンドルのセグメント毎のベースで、UL送信および周波数を更新することによって、セグメントを通して、タイミングまたは周波数のうちの少なくとも1つを維持してもよい。態様では、セグメントに渡るULタイミングおよび周波数の更新は、ノードによって発行されるタイミングアドバンス(TA)コマンドによってトリガされてもよい。態様では、TAコマンドは、新たなセグメントの開始をシグナリングしてもよい。態様では、セグメントサイズは準静的に構成されていてもよく、UEは、TAコマンドを受信した後、次のセグメント中で、ULタイミングおよび周波数を更新してもよい。
[0061]
ある態様では、UEは、各セグメント内のDLとULの両方に対して、時間および周波数の追跡をディセーブルしてもよい。ある態様では、UEはTTIバンドルの期間の間、ダウンリンクサブフレームの受信を無視してもよい。
[0062]
ある態様では、UEは、ノードから受信した信号に少なくとも部分的に基づいて、セグメントを通して送信電力を維持するか否かを決定してもよい。態様において、ノードから受信した信号は、セグメントを通して送信電力を維持することをイネーブルする1つのビット信号を含んでいてもよい。態様において、信号はセル特有であってもよい。態様において、信号は準静的であってもよい。
[0063]
ある態様では、UEは、バンドルのサイズに少なくとも部分的に基づいて、セグメントの間に送信電力を維持するか否かを決定してもよい。態様では、バンドルのサイズがしきい値よりも大きい場合、UEは、送信電力を維持するように決定してもよい。態様では、UEは、時分割デュプレックス(TDD)ダウンリンク/アップリンクサブフレームコンフィギュレーションに基づいて、送信電力を維持するか否かを決定してもよい。
[0064]
TTIバンドリングに対するUL位相連続性を促進する第2の提案では、FDDおよびTDDのシステムの両方に対して、同一のTTIバンドリングにおけるすべてのULサブフレームを通して、期間全体の間、UEは、DL送信を受信するように要求されなくてもよい。
[0065]
このシナリオは、半二重UEに対して、より有用であるかもしれない。例として、TDD DL/ULサブフレームコンフィギュレーション♯1(Dはダウンリンクを意味し、Sは特殊を意味し、Uはアップリンクを意味するDSUUD)を考えてもよい。TTIバンドルサイズに対して、バンドルの期間全体の間(例えば、同一のバンドル中の、最初のULサブフレームから最後のULサブフレームまでのすべてを含む)、UEはDLサブフレームを監視するように要求されなくてもよい。ある方法では、このスキームは、TTIバンドリングによって駆動される、拡張された「半二重」動作として見ることができる。いったん、UEがTTIバンドリングを使用するUL送信中にあると、UEは、バンドル全体の間、UE送信を実行するのみであってもよい。バンドルされたUL送信が終了した後、必要な場合、UEはDL監視を実行してもよい。
[0066]
図4は、本開示のある態様にしたがった、TTIバンドル中の位相連続性を達成するユーザ機器によって実行されるかもしれない、例示的な動作400を図示している。402で、UEは、データをノードに送信するための複数のアップリンク(UL)サブフレームを含むTTIバンドルを識別してもよい。404で、UEは、TTIバンドルの期間全体に対して、または期間の一部分(例えば、先に議論したセグメント)に対して、ダウンリンクサブフレームを監視することをスキップしてもよい。態様では、ノードは基地局を含んでいてもよい。代替的な態様では、ノードはUEを含んでいてもよい。
[0067]
ある態様では、UEは、ダウンリンクの信号およびチャネルのうちの、すべての受信を、または、少なくともいくつかの受信を無視することによって、ダウンリンクサブフレームを監視することをスキップしてもよい。
[0068]
態様において、UEは半二重であってもよい。態様において、UEは、TTIバンドル中で1つ以上のアップリンクサブフレームをノードに送信してもよく、TTIバンドルの期間が終了した後、ダウンリンク監視を実行してもよい。態様において、UEは、TTIバンドル中の、1つ以上のダウンリンクサブフレームと1つ以上の特殊サブフレームを、仮想アップリンクサブフレームとして取り扱ってもよい。態様において、TTIバンドル中の他のアップリンクサブフレームの電力に類似する電力により、仮想アップリンクサブフレームを送信してもよい。
[0069]
ある態様では、UEは、仮想アップリンクサブフレーム中でアップリンク情報を送信してもよい。態様において、仮想アップリンクサブフレーム中でアップリンク情報を送信することは、同一のサブフレーム中のダウンリンクトラフィックと、アップリンク情報を周波数多重化することを含んでいてもよい。態様において、UEは、時分割デュプレックスにおける同一のサブフレーム中の、アップリンクとダウンリンクのトラフィック間のガード帯域をイネーブルして、相互干渉を緩和させてもよい。
[0070]
図5は、本開示のある態様にしたがった、TTIバンドリングによりUL位相連続性を達成する(例えば、上記で議論した第1の提案と第2の提案にしたがった)例示的な技術を図示している。図示しているように、TTIバンドル502は、アップリンク(U)サブフレームと、ダウンリンク(D)サブフレームと、特殊(S)サブフレームを含んでいる。態様において、(第1の提案にしたがった)技術504では、改善されたUL位相連続性のために、第1のULサブフレームの後、同一のバンドル502の終了の前には、電力制御/タイミング/周波数追跡の更新を実行しなくてもよい。(第2の提案にしたがった)技術506では、改善されたUL位相連続性のために、TTIバンドル502の期間全体の間、DL監視を実行しなくてもよい。
[0071]
上述した第1の提案したスキームおよび第2の提案したスキームは、別々にまたは共同に、通信システムによってサポートされ、アップリンク位相連続性を向上させることに留意されたい。
[0072]
ある態様では、同一のバンドル中のUL送信に対して、上述した第1の提案または第2の提案における、アクションを実行するか否かの決定は、バンドリングサイズに、シグナリングに、または、両方に基づいていてもよい。例えば、小さなバンドルサイズに対して、サブフレームに渡って、チャネル推定を別々に保つことができる場合、UEは依然として、電力制御/タイミング/周波数追跡の更新を実行してもよく、および/または、DL送信を監視してもよい。UEは、電力更新および/またはDL監視をスキップするか否かを決定するために、バンドリングサイズを既知のしきい値と比較してもよい。
[0073]
別の例として、決定はシグナリングに基づいていてもよい。例えば、第2の提案(または、第1の提案または2つの提案の組み合わせ)が、バンドルされたUL送信の間にイネーブルにされてもよいことをUEに知らせるために、シグナリングは、eNBからUEへの1つ以上のビットを含んでいてもよい。
[0074]
ある態様では、決定は、シグナリングとバンドリングサイズの両方に基づいていてもよい。バンドリングサイズは、UL送信に渡って変化するかもしれない可能性がある。いくつかのUL送信は、(例えば、1つのサブフレームと等しい)第1のバンドリングサイズを使用するかもしれないが、他のいくつかのUL送信は、(例えば、20個のサブフレームと等しい)第2のバンドリングサイズを使用するかもしれない。DL監視をスキップすることの決定は、(このような特徴をイネーブルするための)シグナリングに、および、特有のUL送信に対するバンドリングサイズ(例えば、バンドリングサイズが、しきい値より上か否か)に基づいていてもよい。
[0075]
ある態様において、TDDに対して、どのスキームを使用するかの決定は、TDD DL/ULサブフレームコンフィギュレーションにさらに依存していてもよい。所定のTTIバンドリングサイズに対して、バンドルされたUL送信が生じる時間期間は、TDD DL/ULサブフレームコンフィギュレーションに依存する。例えば、60個のULサブフレームのバンドリングサイズに対して、TDD DL/UL#0(DSUUUDSUUU)に対しては、アップリンク送信は10個のフレームを使ってもよい。これに対して、TDD DL/UL#1(DSUUDDSUUD)に対しては、アップリンク送信は15個のフレームを使ってもよい。
[0076]
ある態様に対して、スキームのうちの1つをイネーブルすることは、UE毎のベースでまたはセル毎ベースでなされてもよい。シグナリングはしたがって、(例えば、ブロードキャストを介して、または、専用シグナリングを介して)UE特有、または、セル特有であってもよい。さらに、スキームをイネーブルすることは、(例えば、無線リソース制御(RRC)によって)準静的であってもよい。(例えば、制御チャネルを介して)動的にイネーブルすることも、可能であるかもしれない。
[0077]
ある態様に対して、バンドルされたDL送信に対して、eNB側において、類似した設計を適用してもよい。例として、コヒーレントなチャネル推定をUEによって実行できるように、バンドルされたダウンリンク送信中のサブフレームのセットに対して、eNBによって、DLの送信電力/タイミング/周波数追跡を維持できる。
[0078]
上記で議論した本開示の態様を、eNB側のバンドルされたDL送信に適用してもよい。
[0079]
ある態様では、TTIバンドルにおける(またはその一部分の)DL監視をUEがスキップするときのケースにおいて、DLサブフレームおよび/また特殊サブフレームを、仮想ULサブフレームとして効果的に取り扱ってもよい。仮想ULサブフレームにおいて、ゼロ電力(例えば、送信なし)で、最小電力(例えば、最小の可能性ある電力)で、または、同一のバンドル中の標準ULサブフレームと同一の電力で、UEが送信してもよい。
[0080]
図6は、本開示のある態様にしたがった、ダウンリンクサブフレームと特殊サブフレームを、仮想アップリンクサブフレームとして取り扱う、例示的なTTIバンドルを図示している。図示しているように、公称DL/ULサブフレームコンフィギュレーション602は、ダウンリンクサブフレームと特殊サブフレームを含んでいてもよい。しかしながら、実際のUE送信に対して、DLサブフレームおよび特殊サブフレームを、仮想ULサブフレームとして取り扱ってもよく、したがって、1つのTTIバンドル中の実際のUE送信(例えば、604)は、(実際のアップリンクサブフレームと、仮想アップリンクサブフレームの両方を含んでいる)アップリンクサブフレームのみを含んでいてもよい。先に説明したように、UEは、TTIバンドルの仮想ULサブフレーム中でUL情報を送信してもよい。
[0081]
ある態様では、仮想ULサブフレームにおいて、UEは、同一のバンドルの実際のULサブフレーム部分であるかのように、UL情報を送信してもよく、または、UEは、いくつかのダミーUL情報を送信してもよい。ある態様では、特に、仮想ULサブフレームが、実際のUL情報とともに、標準ULサブフレームと同一の電力により送信されるとき、仮想ULサブフレームは、バンドリングサイズの一部分としてカウントしてもよい。ある態様では、特に、仮想ULサブフレームが、ゼロまたは最小の電力により、あるいは、ダミーUL情報で送信されるとき、仮想ULサブフレームは、バンドリングサイズの一部分からディスカウントしてもよい。
[0082]
ある態様では、TTIバンドリングの間のUEは、典型的に、小さな割り当てサイズ(例えば、1つのRB、または、より小さい)を有し、DLサブフレームまたは特殊サブフレーム中のUL送信を可能にする可能性があってもよく、UL送信は、同一のサブフレーム中のDLトラフィックと周波数多重化される。
[0083]
図7は、本開示のある態様にしたがった、周波数多重化された、アップリンクトラフィック702およびダウンリンクトラフィック706を含んでいる、例示的なアップリンクサブフレームおよびダウンリンクサブフレームを図示している。TDDにおける同一のサブフレーム中の、ULトラフィックとDLトラフィックの間に、ガード帯域704をイネーブルして、相互干渉を緩和させてもよい。このようなアイデアを、DL送信とUL送信の両方が可能であるかもしれない、DLサブフレーム(710)および/またはULサブフレーム(720)に適用してもよい。しかしながら、ULとDLを同一のノード(例えば、eNBが同一のサブフレーム中でULを受信して、DLを送信する)によって処理しなければならない場合、多くの複雑さを生成させるかもしれず、これは、実際の使用を非常に難しくする。これは、いくつかのUEによって、サブフレームを仮想ULサブフレームとして取り扱う場合、DLサブフレーム全体は何らDL送信を含んでいないかもしれないことを意味しているかもしれない。
[0084]
上述した方法のさまざまな動作は、図面中で図示されている動作/技術/ミーンズプラスファンクションブロックに対応しているさまざまなハードウェアおよび/またはソフトウェア/ファームウェアコンポーネントおよび/またはモジュールによって実行してもよい。本開示に関して説明したさまざまな実例となる論理ブロックとモジュールと回路を、汎用プロセッサや、デジタル信号プロセッサ(DSP)や、アプリケーション特有集積回路(ASIC)や、フィールドプログラム可能ゲートアレイ信号(FPGA)または他のプログラム可能な論理デバイス(PLD)や、ディクリートゲートまたはトランジスタ論理や、ディクリートハードウェアコンポーネントや、または、ここで記述した機能を実行するように設計されたこれらの任意の組み合わせによって、実現するか、実行してもよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよいが、代替において、プロセッサは、任意の商用利用可能なプロセッサ、制御装置、マイクロ制御装置、または、状態機械であってもよい。例えば、1つのDSPと1つのマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアとともに1つ以上のマイクロプロセッサ、または、他の何らかのこのようなコンフィギュレーションのような、コンピューティングデバイスの組み合わせとして、プロセッサは実現してもよい。
[0085]
本開示に関連して説明した、方法またはアルゴリズムのステップを、ハードウェア中で、プロセッサによって実行されるソフトウェア/ファームウェアモジュール中で、または、これらの組み合わせにおいて、直接具現化してもよい。ソフトウェア/ファームウェアモジュールは、技術的に知られている記憶媒体の任意の形態で存在していてもよい。使用するかもしれない記憶媒体のいくつかの例は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、EPROM(登録商標)メモリ、EEPROM(登録商標)、位相変更メモリ(PCM)、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM等を含んでいる。ソフトウェア/ファームウェアモジュールは、単一の命令または多くの命令を備えていてもよく、そして、いくつかの異なるコードセグメントを通して、異なるプログラムの間で、複数の記憶媒体に渡って分散してもよい。プロセッサが、記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、記憶媒体は、プロセッサに結合されていてもよい。代替では、記憶媒体はプロセッサに対して必須であるかもしれない。
[0086]
ここで開示した方法は、説明した方法を達成するための、1つ以上のステップまたはアクションを備えている。方法ステップおよび/またはアクションは、特許請求の範囲から逸脱することなく、別のものと交換してもよい。言い換えると、ステップまたはアクションの特定の順序が指定されない限り、特定のステップおよび/またはアクションの、順序および/または使用を、特許請求の範囲から逸脱することなく修正してもよい。
[0087]
説明した機能は、ハードウェア中で、ソフトウェア/ファームウェア中で、または、これの組み合わせ中で実現してもよい。ソフトウェア/ファームウェア中で実現する場合、コンピュータ読取可能な媒体上の1つ以上の命令として、機能を記憶させてもよい。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスできる任意の利用可能な媒体であってもよい。制限ではなく、例として、このようなコンピュータ読取可能媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMまたは他の光学ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、あるいは、命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを運ぶか記憶するのに使用でき、コンピュータによりアクセスできる他の何らかの媒体を備えることができる。ディスクは普通、データを磁気的に再生するが、ディスクがレーザーにより光学的にデータを再生する場合、ここで使用するディスクは、コンパクトディスク(CD)や、レーザーディスク(登録商標)や、光学ディスクや、デジタル汎用ディスク(DVD)や、フロッピー(登録商標)ディスクや、ブルーレイ(登録商標)ディスクを含む。
[0088]
ソフトウェア/ファームウェア命令を、送信媒体を通して送信してもよい。例えば、ソフトウェア/ファームウェアを、ウェブサイトから、サーバから、または、他の遠隔ソースから、同軸ケーブルや、光ファイバケーブルや、ツイストペア線や、デジタル加入者線(DSL)や、赤外線と無線とマイクロ波のようなワイヤレス技術を使用して送信する場合、同軸ケーブルや、光ファイバケーブルや、ツイストペア線や、DSLや、赤外線と無線とマイクロ波のようなワイヤレス技術が、送信媒体の定義に含まれている。
[0089]
さらに、ここで説明した方法および技術を実行する、モジュールおよび/または他の適切な手段は、ダウンロードでき、および/または、そうでなければ、ユーザ端末および/または基地局によって、適用可能な場合に取得されることを理解すべきである。例えば、ここで説明した方法を実行する手段の移行を促進するように、このようなデバイスはサーバに結合できる。代替的に、記憶手段をデバイスに結合するか提供する際に、ユーザ端末および/または基地局がさまざまな方法を取得できるように、ここで記述したさまざまな方法を、記憶手段(例えば、RAMや、ROMや、コンパクトディスク(CD)またはフロッピーディスク等のような物理記憶媒体)を介して提供できる。さらに、ここで説明した方法および技術をデバイスに提供する、他の何らかの適切な技術が利用できる。
[0090]
特許請求の範囲は、上記で図示した正確なコンフィギュレーションおよびコンポーネントに限定されるものではないことを理解すべきである。特許請求の範囲から逸脱することなく、上述した方法および装置のアレンジメントと動作と詳細において、さまざまな修正や変更やバリエーションを行ってもよい。
[0091]
先述のものは、本開示の実施形態に向けられているが、この基本的な範囲から逸脱することなく、開示の他のさらなる実施形態を考案してもよく、この範囲は、以下の特許請求の範囲によって決定される。
以下に、本願出願時の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための方法において、
データをノードに送信するための複数のアップリンク(UL)サブフレームを含む送信時間間隔(TTI)バンドルを識別することと、
前記TTIバンドル中のULサブフレームのセグメントを識別することと、
前記TTIバンドル中のULサブフレームのセグメントを通してデータを前記ノードに送信するときに、送信電力を維持することとを含む方法。
[2]前記ULサブフレームのセグメントは、仮定したコヒーレントな推定間隔に対応する[1]記載の方法。
[3]前記ULサブフレームのセグメントは、前記TTIバンドル中の複数のULサブフレームに対応する[1]記載の方法。
[4]前記セグメントのサイズは、準静的に構成されている[1]記載の方法。
[5]前記TTIバンドル中の前記ULサブフレームのセグメントを通して送信電力を維持することは、アップリンク電力制御コマンドを監視することをスキップすることか、または、前記アップリンク電力制御コマンドを監視するが、適用することをスキップすることのうちの少なくとも1つを含む[1]記載の方法。
[6]前記TTIバンドル中の前記ULサブフレームのセグメントを通して、タイミングまたは周波数のうちの少なくとも1つを維持することをさらに含む[1]記載の方法。
[7]前記TTIバンドル中の前記ULサブフレームのセグメントを通して、タイミングまたは周波数のうちの少なくとも1つを維持することは、同一のTTIバンドルのセグメント毎のベースでUL送信と周波数を更新することを含む[6]記載の方法。
[8]セグメントにわたるULタイミングと周波数の更新は、前記ノードによって発行されるタイミングアドバンス(TA)コマンドによってトリガされる[7]記載の方法。
[9]前記TAコマンドは、新たなセグメントの開始をシグナリングする[8]記載の方法。
[10]セグメントサイズは準静的に構成され、
前記UEは、TAコマンドを受信した後、次のセグメント中のULタイミングと周波数を更新する[8]記載の方法。
[11]各セグメント内のDL(ダウンリンク)とULの両方に対して、時間と周波数の追跡をディセーブルすることをさらに含む[1]記載の方法。
[12]前記TTIバンドルの期間の間、ダウンリンクサブフレームを監視することをスキップすることをさらに含む[1]記載の方法。
[13]前記ノードから受信した信号に少なくとも部分的に基づいて、前記セグメントを通して送信電力を維持するか否かを決定することをさらに含む[1]記載の方法。
[14]前記ノードから受信した前記信号は、前記セグメントを通して送信電力を維持することをイネーブルするビット信号を含む[13]記載の方法。
[15]前記信号は、セル特有である[13]記載の方法。
[16]前記信号は、準静的である[13]記載の方法。
[17]前記バンドルのサイズに少なくとも部分的に基づいて、前記セグメントの間に送信電力を維持するか否かを決定することをさらに含む[1]記載の方法。
[18]前記バンドルのサイズが、しきい値よりも大きい場合、送信電力を維持するように決定することをさらに含む[17]記載の方法。
[19]時分割デュプレックス(TDD)ダウンリンク/アップリンクサブフレームコンフィギュレーションに基づいて、送信電力を維持するか否かを決定することをさらに含む[17]記載の方法。
[20]ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための方法において、
データをノードに送信するための複数のアップリンク(UL)サブフレームを含む送信時間間隔(TTI)バンドルを識別することと、
前記TTIバンドルの期間の間、ダウンリンクサブフレームを監視することをスキップすることとを含む方法。
[21]前記ダウンリンクサブフレームを監視することをスキップすることは、すべてのダウンリンクの信号およびチャネルの受信を無視することを含む[20]記載の方法。
[22]前記ダウンリンクサブフレームを監視することをスキップすることは、少なくともいくつかのダウンリンクの信号およびチャネルの受信を無視することを含む[20]記載の方法。
[23]前記TTIバンドル中の1つ以上のアップリンクサブフレームを前記ノードに送信することと、
前記TTIバンドルの期間が完了した後、ダウンリンク監視を実行することとをさらに含む[20]記載の方法。
[24]前記TTIバンドル中の、1つ以上のダウンリンクサブフレームと1つ以上の特別なサブフレームとを、仮想アップリンクサブフレームとして取り扱うことをさらに含む[20]記載の方法。
[25]前記TTIバンドル中の他のアップリンクサブフレームの電力に類似する電力で、前記仮想アップリンクサブフレームを送信することをさらに含む[24]記載の方法。
[26]前記仮想アップリンクサブフレーム中でアップリンク情報を送信することをさらに含む[24]記載の方法。
[27]前記仮想アップリンクサブフレーム中で前記アップリンク情報を送信することは、
同一のサブフレーム中のダウンリンクトラフィックと、前記アップリンク情報を周波数多重化することを含む[26]記載の方法。
[28]時分割デュプレックス中の同一のサブフレーム中の、アップリンクとダウンリンクのトラフィック間のガード帯域をイネーブルして、相互干渉を緩和させることをさらに含む[27]記載の方法。
[29]ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための装置において、
データをノードに送信するための複数のアップリンク(UL)サブフレームを含む送信時間間隔(TTI)バンドルを識別するようにと、
前記TTIバンドル中のULサブフレームのセグメントを識別するようにと、
前記TTIバンドル中のULサブフレームのセグメントを通してデータを前記ノードに送信するときに、送信電力を維持するように構成されている少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されているメモリとを具備する装置。
[30]ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための装置において、
データをノードに送信するための複数のアップリンク(UL)サブフレームを含む送信時間間隔(TTI)バンドルを識別するようにと、
前記TTIバンドルの期間の間、ダウンリンクサブフレームを監視することをスキップするように構成されている少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されているメモリとを具備する装置。

Claims (15)

  1. ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための方法において、
    データをノードに送信するための複数のアップリンク(UL)サブフレームを含む送信時間間隔(TTI)バンドルを識別することと、
    前記TTIバンドル中のULサブフレームのセグメントを識別することと、
    前記TTIバンドル中のULサブフレームのセグメントを通してデータを前記ノードに送信するときに、同一の送信電力を維持することとを含む方法。
  2. 前記ULサブフレームのセグメントは、仮定したコヒーレントなチャネル推定間隔に対応する請求項1記載の方法。
  3. 前記ULサブフレームのセグメントは、前記TTIバンドル中の複数のULサブフレームに対応する請求項1記載の方法。
  4. 前記セグメントのサイズは、準静的に構成されている請求項1記載の方法。
  5. 前記TTIバンドル中の前記ULサブフレームのセグメントを通して送信電力を維持することは、アップリンク電力制御コマンドを監視することをスキップすることか、または、前記アップリンク電力制御コマンドを監視するが、適用することをスキップすることのうちの少なくとも1つを含む請求項1記載の方法。
  6. 前記TTIバンドル中の前記ULサブフレームのセグメントを通して、UL送信のタイミングまたは周波数のうちの少なくとも1つを維持することをさらに含む請求項1記載の方法。
  7. 前記TTIバンドル中の前記ULサブフレームのセグメントを通して、タイミングまたは周波数のうちの少なくとも1つを維持することは、同一のTTIバンドルのセグメント毎のベースでUL送信と周波数を更新することを含む請求項6記載の方法。
  8. セグメントにわたるULタイミングと周波数の更新は、前記ノードによって発行されるタイミングアドバンス(TA)コマンドによってトリガされる請求項7記載の方法。
  9. 前記TAコマンドは、新たなセグメントの開始をシグナリングする請求項8記載の方法。
  10. セグメントサイズは準静的に構成され、
    前記UEは、TAコマンドを受信した後、次のセグメント中のULタイミングと周波数を更新する請求項8記載の方法。
  11. 前記UEは、各セグメント内のダウンリンク(DL)とULの両方に対して、前記ノードによって発行されるタイミングアドバンス(TA)コマンドに基づく、受信と送信の、時間と周波数の追跡をディセーブルすることをさらに含む請求項1記載の方法。
  12. 前記TTIバンドルの期間の間、ダウンリンクサブフレームを監視することをスキップすることをさらに含む請求項1記載の方法。
  13. 前記ノードから受信した信号に少なくとも部分的に基づいて、前記セグメントを通して送信電力を維持するか否かを決定することをさらに含む請求項1記載の方法。
  14. ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための装置において、
    データをノードに送信するための複数のアップリンク(UL)サブフレームを含む送信時間間隔(TTI)バンドルを識別するようにと、
    前記TTIバンドル中のULサブフレームのセグメントを識別するようにと、
    前記TTIバンドル中のULサブフレームのセグメントを通してデータを前記ノードに送信するときに、同一の送信電力を維持するように構成されている少なくとも1つのプロセッサと、
    前記少なくとも1つのプロセッサに結合されているメモリとを具備する装置。
  15. コンピュータ上で実行されるとき、請求項1ないし13のいずれか1項記載の方法を実行するための命令を備えるコンピュータプログラム。
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