JP6398332B2 - ショーケース - Google Patents

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この発明は、ショーケースに関し、特に、食品を赤外線により加熱するヒータを備えるショーケースに関する。
従来、食品を赤外線により加熱するランプヒータを備えるショーケースが知られている(たとえば、特許文献1参照)。上記特許文献1では、温度センサにより検出された温度が、たとえば+75℃以上になったときにランプヒータがオフ状態にされる。また、温度センサにより検出された温度が、たとえば+70℃以下になったときにランプヒータがオン状態にされる。これにより、ショーケース内の温度(食品の温度)が所望の温度範囲内に保持される。
特開2006−158805号公報
ここで、食品を加熱する場合、食品の種類(材料、形状)によっては、加熱に最適な赤外線のピーク波長は異なる。すなわち、食品の加熱の方法(目的)によって、最適な赤外線のピーク波長は異なる。また、ショーケース内に配置される食品の種類によっても、加熱に最適な赤外線のピーク波長は異なる。しかしながら、上記特許文献1に記載されたショーケースでは、ランプヒータをオンオフ(定格電力でオンオフ)させることにより、ショーケース内の温度(食品の温度)が所望の温度範囲内に保持される一方、食品の加熱の方法や、ショーケース内に配置される食品の種類を変更した場合には、加熱の方法や交換された食品に適合するように、ランプヒータの交換を行う必要があるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、ヒータを交換することなく、食品の種類などに応じて適切に食品を加熱することが可能なショーケースを提供することである。
この発明の一の局面によるショーケースは、ショーケース本体内に収納された食品を赤外線により加熱する単一種類のヒータと、単一種類のヒータの駆動を制御する制御部とを備え、制御部は、単一種類のヒータを定格電力でオンオフして第1のピーク波長を有する赤外線を放射させるオンオフ加熱制御と、単一種類のヒータに入力される電力を制御する信号のデューティ比を変更することによって単一種類のヒータに供給する電力を変更することによりピーク波長を調整して第1のピーク波長とは異なる第2のピーク波長を有する赤外線を放射させるピーク波長調整加熱制御とを切り替え可能に構成されている。
この発明の一の局面によるショーケースでは、上記のように、ヒータを定格電力でオンオフして第1のピーク波長を有する赤外線を放射させるオンオフ加熱制御と、ヒータに供給する電力を変更することによりピーク波長を調整して第1のピーク波長とは異なる第2のピーク波長を有する赤外線を放射させるピーク波長調整加熱制御とを切り替え可能に制御部を構成する。これにより、オンオフ加熱制御またはピーク波長調整加熱制御を選択することによって、1つのヒータから、第1のピーク波長を有する赤外線のみならず、第1のピーク波長とは異なる第2のピーク波長を有する赤外線も食品に照射することができる。その結果、ヒータを交換することなく、食品の種類などに応じて適切に食品を加熱することができる。これにより、ヒータの交換の手間を省くことができ、かつ、ショーケースの運用の柔軟性を向上させることができる。
上記一の局面によるショーケースにおいて、好ましくは、制御部は、PWM信号により単一種類のヒータに供給する電力を変更することにより、ピーク波長を調整することによって、ピーク波長調整加熱制御を行うように構成されている。このように構成すれば、PWM信号のデューティ比を調整することにより、ヒータの表面の色温度が調整されるので、ヒータから放射される赤外線のピーク波長を調整することができる。
上記一の局面によるショーケースにおいて、好ましくは、制御部は、水の吸光度のピークを避けるとともに、食品の吸光度のピークに近づけるように、第2のピーク波長を有する赤外線を放射するようにピーク波長調整加熱制御を行うように構成されている。このように構成すれば、赤外線が主に水に吸収されてしまうことが抑制されるので、食品に含まれる水分除去を抑制しながら、食品を加熱することができる。
上記一の局面によるショーケースにおいて、好ましくは、制御部は、水の吸光度のピーク近傍の第1のピーク波長を有する赤外線を放射するようにオンオフ加熱制御を行うように構成されている。このように構成すれば、赤外線が食品に含まれる水分に効率よく吸収されるので、食品に含まれる水分を効率よく除去することができる。
上記一の局面によるショーケースにおいて、好ましくは、オンオフ加熱制御またはピーク波長調整加熱制御を選択するための選択操作部をさらに備え、制御部は、選択操作部を用いてユーザによりオンオフ加熱制御またはピーク波長調整加熱制御のいずれかが選択されたことに基づいて、オンオフ加熱制御またはピーク波長調整加熱制御のいずれかを行うように構成されている。このように構成すれば、食品の加熱の方法を変更する場合(または、ショーケース内に配置される食品の種類が変更された場合)、ユーザが選択操作部を用いてオンオフ加熱制御またはピーク波長調整加熱制御を選択することにより、容易に、ヒータを交換することなく、適切に食品を加熱することができる。
本発明によれば、上記のように、ヒータを交換することなく、食品の種類などに応じて適切に食品を加熱することができる。
本発明の一実施形態によるショーケースのブロック図である。 本発明の一実施形態によるショーケースのヒータの駆動を制御する信号を説明するための図である。 水および食品の吸光度と、ヒータ(印加電圧100V、90V、80V)の放射エネルギーとを説明するための図である。 水および食品の吸光度と、ヒータ(印加電圧100V)の放射エネルギーとを説明するための図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
まず、図1および図2を参照して、本実施形態によるショーケース100の構成について説明する。
図1に示すように、ショーケース100には、ヒータ1が設けられている。ヒータ1は、ショーケース本体100a内に収納された食品A(または、食品B)を赤外線により加熱する赤外線ヒータからなる。なお、ヒータ1の選定方法の説明については、後述する。
また、ショーケース100には、SSR(Solid State Reley)2が設けられている。SSR2は、制御部3からの信号に基づいて、ヒータ1を駆動状態または非駆動状態に切り替えるように構成されている。
また、ショーケース100には、制御部3が設けられている。制御部3は、たとえばマイコンから構成されている。また、制御部3は、ヒータ1の駆動を制御するように構成されている。ここで、本実施形態では、図2に示すように、制御部3は、ヒータ1を定格電力でオンオフして赤外線を放射させるオンオフ加熱制御と、ヒータ1に供給する電力を変更することによりピーク波長を調整して赤外線を放射させるピーク波長調整加熱制御とを切り替え可能に構成されている。具体的には、制御部3は、水の吸光度のピーク近傍の第1のピーク波長λ1を有する赤外線を放射するようにオンオフ加熱制御を行うように構成されている。また、制御部3は、水の吸光度のピークを避けるとともに、食品A(または、食品B)の吸光度のピークに近づけるように、第2のピーク波長λ6を有する赤外線を放射するようにピーク波長調整加熱制御を行うように構成されている。また、制御部3は、PWM信号によりヒータ1に供給する電力を変更することにより、ピーク波長を調整することによって、ピーク波長調整加熱制御を行うように構成されている。なお、オンオフ加熱制御およびピーク波長調整加熱制御の説明については、後述する。
また、本実施形態では、図1に示すように、ショーケース100には、オンオフ加熱制御またはピーク波長調整加熱制御を選択するための選択操作ボタン4a、4bおよび4cが設けられている。また、制御部3は、選択操作ボタン4a、4bおよび4cを用いてユーザによりオンオフ加熱制御またはピーク波長調整加熱制御のいずれかが選択されたことに基づいて、オンオフ加熱制御またはピーク波長調整加熱制御のいずれかを行うように構成されている。なお、選択操作ボタン4a、4bおよび4cは、本発明の「選択操作部」の一例である。また、ショーケース100の操作方法の詳細な説明については、後述する。
また、ショーケース100には、温度センサ5が設けられている。温度センサ5は、ショーケース100内の温度を測定して、測定した結果を制御部3に伝達するように構成されている。そして、制御部3は、温度センサ5により測定された温度に基づいて、SSR2を駆動させて、ヒータ1の駆動を制御(後述するPID制御)するように構成されている。
また、ショーケース本体100a内には、食品Aまたは食品Bが配置されるように構成されている。なお、食品A、食品Bは、入れ替えられるように構成されている。
次に、図3および図4を参照して、ヒータ1の選定方法について説明する。なお、図3および図4では、水の吸光度が、「三角」の記号で表され、食品Aの吸光度が、「四角」の記号で表されている。
図3および図4は、ヒータ1から放射される赤外線の波長[μm](横軸)に対する水および食品A、Bの吸光度(左側の縦軸、無次元)が示されている。また、ヒータ1から放射される赤外線の波長[μm]に対する放射エネルギー(右側の縦軸)が示されている。図3に示すように、ヒータ1への印加電圧が、100V、90Vおよび80Vの場合には、ヒータ1から放射される赤外線のピーク波長は、それぞれ、λ1、λ2およびλ3(λ1<λ2<λ3)である。すなわち、ヒータ1から放射される赤外線のピーク波長は、ヒータ1の印加電圧(電力)によって異なる。
また、水の吸光度のピーク(最大のピーク)に対する赤外線の波長は、λ4である。また、食品Aの吸光度のピーク(最大のピーク)に対する赤外線の波長は、λ5である。
そして、本実施形態では、ヒータ1は、オン状態の場合(最大の放射エネルギーを放射する場合)に、水の吸光度のピーク(最大のピーク)近傍にピーク波長を有する赤外線を放射可能なように選択される。たとえば、図4に示すように、水の吸光度のピークに対応するλ4の近傍であるλ1のピーク波長を有する100Vのヒータ1が選択される。
次に、図4を参照して、オンオフ加熱制御とピーク波長調整加熱制御とについて詳細に説明する。
(オンオフ加熱制御)
オンオフ加熱制御では、ヒータ1が定格電力でオン状態にされる状態と、オフ状態にされる状態とにより、ヒータ1からの赤外線の放射が制御される。オンオフ加熱制御では、ヒータ1が定格電力(たとえば、100V)でオン状態(図2のオンオフ加熱制御参照)にされた場合には、水の吸光度のピーク近傍(λ4、図4参照)の第1のピーク波長λ1を有する赤外線が放射される。また、ヒータ1がオフ状態の場合には、赤外線は放射されない。
(ピーク波長調整加熱制御)
ピーク波長調整加熱制御では、制御部3(図1参照)からSSR2に入力されるPWM信号(図2参照)のデューティ比が調整されることにより、ヒータ1に供給される電力が変更される。これにより、ヒータ1の表面の色温度が調整されて、ヒータ1から放射される赤外線のピーク波長が調整される。その結果、第1のピーク波長λ1(図4参照)とは異なる第2のピーク波長λ6を有する赤外線が放射される。たとえば、PWM信号のデューティ比が60%に調整されることにより、水の吸光度のピークを避けるとともに、食品Aの吸光度のピーク(最大のピークλ5)に近づけるように、第2のピーク波長λ6(たとえば、約4μm、約5μm、約7μmなど)を有する赤外線が放射される。また、ピーク波長調整加熱制御では、温度センサ5からの出力に基づいて、PID制御(Proportional Integral Derivative Controller)を行うことにより、ヒータ1から放射される赤外線のピーク波長(温度、放射エネルギー)が所望のピーク波長(温度、放射エネルギー)になるように制御されている。
次に、図1および図2を参照して、ショーケース100の操作方法について説明する。
まず、ショーケース100内に食品Aが配置されているとする。そして、食品Aの表面(外部)を加熱する場合には、ユーザにより選択操作ボタン4a(図1参照)が押下される。これにより、制御部3により、オンオフ加熱制御が行われる。すなわち、図2に示すように、ヒータ1が定格電力でオン状態にされて、ヒータ1からλ1のピーク波長を有する赤外線が放射される。その結果、食品Aの表面の急速に水分が除去される。なお、図4に示すように、λ1のピーク波長を有する赤外線は、吸光度のピーク(最大のピーク)がλ5である食品Aには吸収されにくい(吸光度が小さい)ので、食品Aの全体の加熱は抑制される。すなわち、食品Aの水分が選択的に加熱されて、食品Aの外部が内部に比べて固い状態(サクサクした状態)になる。
また、食品Aを加熱する場合には、ユーザにより選択操作ボタン4b(図1参照)が押下される。これにより、制御部3によりピーク波長調整加熱制御が行われる。すなわち、図2に示すように、SSR2にデューティ比が60%のPWM信号が伝達され、加熱される。ここで、図4に示すように、ピーク波長λ6を有する赤外線は、吸光度のピークがλ4である水には吸収されにくい(吸光度が小さい)ので、食品Aからの水分の除去は抑制される。すなわち、食品Aに含まれる水分除去が抑制された状態で、食品Aの全体が加熱された状態になる。
また、ショーケース100内に配置さる食品Aが食品B(図1参照)に入れ替えられた場合には、ユーザにより選択操作ボタン4cが押下される。これにより、図2に示すように、選択操作ボタン4bが押下された場合とは異なるデューティ比(たとえば、30%)を有するPWM信号がSSR2に伝達される。その結果、ピーク波長λ6(図4参照)とは異なるピーク波長(水の吸光度のピークを避けるとともに食品Bの吸光度のピークに近づける波長)を有する赤外線が放射される。これにより、食品Bに含まれる水分除去が抑制された状態で、食品Bの全体が加熱される。
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。なお、食品A、食品Bに対する効果は同様であるので、以下では食品Aについて説明する。
本実施形態では、上記のように、ヒータ1を定格電力でオンオフして第1のピーク波長λ1を有する赤外線を放射させるオンオフ加熱制御と、ヒータ1に供給する電力を変更することによりピーク波長を調整して第1のピーク波長λ1とは異なる第2のピーク波長λ6を有する赤外線を放射させるピーク波長調整加熱制御とを切り替え可能に制御部3を構成する。これにより、オンオフ加熱制御またはピーク波長調整加熱制御を選択することによって、1つのヒータ1から、第1のピーク波長λ1を有する赤外線のみならず、第1のピーク波長λ1とは異なる第2のピーク波長λ6を有する赤外線も食品Aに照射することができる。その結果、ヒータ1を交換することなく、食品の種類などに応じて適切に食品Aを加熱することができる。これにより、ヒータ1の交換の手間を省くことができ、かつ、ショーケース100の運用の柔軟性を向上させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、PWM信号によりヒータ1に供給する電力を変更することにより、ピーク波長を調整することによって、ピーク波長調整加熱制御を行うように制御部3を構成する。これにより、PWM信号のデューティ比を調整することにより、ヒータ1の表面の色温度が調整されるので、ヒータ1から放射される赤外線のピーク波長を調整することができる。
また、本実施形態では、上記のように、水の吸光度のピークを避けるとともに、食品Aの吸光度のピークに近づけるように、第2のピーク波長λ6を有する赤外線を放射するようにピーク波長調整加熱制御を行うように制御部3を構成する。これにより、赤外線が主に水に吸収されてしまうことが抑制されるので、食品Aに含まれる水分除去を抑制しながら、食品を加熱することができる。
また、本実施形態では、上記のように、水の吸光度のピーク近傍の第1のピーク波長を有する赤外線を放射するようにオンオフ加熱制御を行うように制御部3を構成する。これにより、赤外線が食品Aに含まれる水分に効率よく吸収されるので、食品Aに含まれる水分を効率よく除去することができる。
また、本実施形態では、上記のように、オンオフ加熱制御またはピーク波長調整加熱制御を選択するための選択操作ボタン4a〜4cを設ける。そして、選択操作ボタン4a〜4cを用いてユーザによりオンオフ加熱制御またはピーク波長調整加熱制御のいずれかが選択されたことに基づいて、オンオフ加熱制御またはピーク波長調整加熱制御のいずれかを行うように制御部3を構成する。これにより、食品Aの加熱の方法を変更する場合(または、ショーケース100内に配置される食品Aの種類が変更された場合)、ユーザが選択操作ボタン4a〜4cを用いてオンオフ加熱制御またはピーク波長調整加熱制御を選択することにより、容易に、ヒータ1を交換することなく、適切に食品Aを加熱することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、PWM信号によりヒータに供給する電力を変更することにより、ピーク波長を調整する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、スライダックなどを用いてヒータに供給する電圧を変更することにより、ピーク波長を調整するようにしてもよいし、赤外線LED等の波長範囲を限定できる光源を複数用いて食品に応じて波長を切り替えてもよい。また、赤外線源と波長フィルターを用いてもよい。
また、上記実施形態では、ピーク波長調整加熱制御により、水の吸光度のピークを避けるとともに食品の吸光度のピークに近づけるように、第2のピーク波長を有する赤外線が放射される例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、ピーク波長調整加熱制御により、食品の吸光度のピークに合うように、第2のピーク波長を有する赤外線が放射されるようにしてもよい。これにより、効率よく食品の全体を加熱することができる。
また、上記実施形態では、オンオフ加熱制御により、水の吸光度のピーク近傍の第1のピーク波長(最大のピーク波長)を有する赤外線を放射するように(食品の水分を急速に除去するように)ヒータが選定される例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、オンオフ加熱制御により、水以外の物質の吸光度のピーク近傍の第1のピーク波長を有する赤外線を放射するように、ヒータを選定してもよい。また、水の吸光度のピーク近傍の第1のピーク波長(最大のピーク波長)以外の波長(たとえば、吸光度の最大のピーク波長以外の比較的吸光度が大きい波長)を有する赤外線を放射するようにヒータを選定することにより、食品の水分を徐々に除去することも可能である。
また、上記実施形態では、選択操作ボタンが押下されることにより、ピーク波長調整加熱制御が行われる例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、選択操作ボタンとは別個にダイヤル式のピーク波長調整用のつまみを設けて、ユーザがピーク波長を調整するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、ヒータの駆動状態または非駆動状態を切り替えるためにSSRを用いる例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、ヒータの駆動状態または非駆動状態を切り替えるために、SSR以外のスイッチを用いてもよい。
また、上記実施形態では、ショーケース本体内に1つのヒータが設けられる例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、ショーケース本体内に複数のヒータを設けてもよい。そして、複数のヒータのそれぞれを個別にオンオフ加熱制御またはピーク波長調整加熱制御するようにしてもよい。これにより、1つのショーケース本体内において異なる加熱の方法を行うことができる。また、1つのショーケース本体内に互いに種類の異なる食品が配置された場合でも、それぞれの食品を適切に加熱することができる。
また、上記実施形態では、ピーク波長調整加熱制御では、PID制御を行うことにより、ヒータから放射される赤外線のピーク波長(温度、放射エネルギー)が所望のピーク波長(温度、放射エネルギー)になるように制御されている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、オンオフ加熱制御においても、PID制御を行ってもよい。
1 ヒータ
3 制御部
4a、4b、4c 選択操作ボタン(選択操作部)
100 ショーケース
100a ショーケース本体
A、B 食品
λ1 第1のピーク波長
λ6 第2のピーク波長

Claims (5)

  1. ショーケース本体内に収納された食品を赤外線により加熱する単一種類のヒータと、
    前記単一種類のヒータの駆動を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記単一種類のヒータを定格電力でオンオフして第1のピーク波長を有する赤外線を放射させるオンオフ加熱制御と、前記単一種類のヒータに入力される電力を制御する信号のデューティ比を変更することによって前記単一種類のヒータに供給する電力を変更することによりピーク波長を調整して前記第1のピーク波長とは異なる第2のピーク波長を有する赤外線を放射させるピーク波長調整加熱制御とを切り替え可能に構成されている、ショーケース。
  2. 前記制御部は、PWM信号により前記単一種類のヒータに供給する電力を変更することにより、ピーク波長を調整することによって、前記ピーク波長調整加熱制御を行うように構成されている、請求項1に記載のショーケース。
  3. 前記制御部は、水の吸光度のピークを避けるとともに、前記食品の吸光度のピークに近づけるように、前記第2のピーク波長を有する赤外線を放射するように前記ピーク波長調整加熱制御を行うように構成されている、請求項1または2に記載のショーケース。
  4. 前記制御部は、水の吸光度のピーク近傍の前記第1のピーク波長を有する赤外線を放射するように前記オンオフ加熱制御を行うように構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のショーケース。
  5. 前記オンオフ加熱制御または前記ピーク波長調整加熱制御を選択するための選択操作部をさらに備え、
    前記制御部は、前記選択操作部を用いてユーザにより前記オンオフ加熱制御または前記ピーク波長調整加熱制御のいずれかが選択されたことに基づいて、前記オンオフ加熱制御または前記ピーク波長調整加熱制御のいずれかを行うように構成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載のショーケース。
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