JP6394348B2 - 通信制御装置、無線通信装置、通信制御方法、無線通信方法及びプログラム - Google Patents

通信制御装置、無線通信装置、通信制御方法、無線通信方法及びプログラム Download PDF

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Description

本開示は、通信制御装置、無線通信装置、通信制御方法、無線通信方法及びプログラム
に関する。
セルラーシステムでは、ユーザの数が著しく増加している。そのため、第5世代のシステムがさらに求められている。第4世代から第5世代への遷移を実現するためには、いくつかのブレークスルー(例えば、スペクトル効率及びエネルギー効率の両方の改善、並びに先進的な無線周波数ドメイン処理など)が求められる。
セルラーシステムでは、ユーザ間の干渉を回避したり、通信品質を向上させたり、スループットを向上させたりすることを目的として、無線リソースのスケジューリングが行われる。このスケジューリングは、例えば最小のTTI(Transmission Time Interval)ごとに、そのときの通信環境に応じて行われることが一般的であった。この点、LTE(Long Term Evolution)及びLTE−A(Advanced)においては、下記非特許文献1及び2で、無線リソースのスケジューリング技術の1つとしてSPS(Semi−persistent scheduling)が規格化されている。SPSは、1サブフレームより長い時間間隔で、UE(user equipment)に対して無線リソースを割り当てることが可能な技術である。なお、LTEにおいては、最小のTTIは1ms(1サブフレーム)である。
一方で、スペクトル効率の改善の観点から、多元接続技術(Multiple Access Technology:MAT)は、重要な要素の1つである。多元接続技術のひとつとして、インタリーブ分割多元接続方式(Interleave Division Multiple Access:IDMA)等の非直交多元接続方式(Non-Orthogonal Multiple Access:NOMA)が注目されている。IDMAに関しては、異なるユーザを区別し、ユーザ間の干渉を効果的に除去することで通信容量を向上させることを目的として、インタリーバの割り当てに関する技術が開発されている。例えば、下記特許文献1では、ユーザごと又はセルごとに異なるインタリーブパターンを使用することで、通信容量を向上させる技術が開示されている。
特開2004−194288号公報
3GPP,"3GPP TS 36.321 v12.3.0", September 23, 2014. 3GPP,"3GPP TS 36.331 v12.3.0", September 23, 2014.
上述したSPSは、最小のTTIごとのリソースの割り当てにかかるオーバーヘッドを削減することを目的として規格化された技術である。例えば、LTE及びLTE−Aにおいては、ダウンリンク割り当てメッセージ又はアップリンクグラントメッセージが、制御チャネル上でサブフレームごとにやりとりされていた。このため、制御チャネル上での頻繁なインタラクションに起因する高いオーバーヘッドが発生する場合があった。IDMAシステムにおいても、上述した事情が同様に起こり得る。
そこで、本開示では、IDMAシステムにおけるインタリーバの割り当てに関するオーバーヘッドを削減することが可能な、新規且つ改良された通信制御装置、無線通信装置、通信制御方法、無線通信方法及びプログラムを提案する。
本開示によれば、インタリーブ分割多元接続方式(IDMA:Interleave Division Multiple Access)が利用される通信システムの無線通信装置との通信を行う通信部と、前記無線通信装置によりIDMAのために利用されるインタリーバを割り当てる間隔を動的に変更する間隔制御部と、を備える通信制御装置が提供される。
また、本開示によれば、他の無線通信装置との間でIDMAを用いて無線通信を行う無線通信部と、動的に変更される間隔で割り当てられたインタリーバを用いたインタリーブ処理を行うよう前記無線通信部を制御する制御部と、を備える無線通信装置が提供される。
また、本開示によれば、IDMAが利用される通信システムの無線通信装置との通信を行うことと、前記無線通信装置によりIDMAのために利用されるインタリーバを割り当てる間隔をプロセッサにより動的に変更することと、を含む通信制御方法が提供される。
また、本開示によれば、他の無線通信装置との間でIDMAを用いて無線通信を行うことと、動的に変更される間隔で割り当てられたインタリーバを用いたインタリーブ処理を行うようプロセッサにより制御することと、を含む無線通信方法が提供される。
また、本開示によれば、コンピュータを、IDMAが利用される通信システムの無線通信装置との通信を行う通信部と、前記無線通信装置によりIDMAのために利用されるインタリーバを割り当てる間隔を動的に変更する間隔制御部と、として機能させるためのプログラムが提供される。
また、本開示によれば、コンピュータを、他の無線通信装置との間でIDMAを用いて無線通信を行う無線通信部と、動的に変更される間隔で割り当てられたインタリーバを用いたインタリーブ処理を行うよう前記無線通信部を制御する制御部と、として機能させるためのプログラムが提供される。
以上説明したように本開示によれば、IDMAシステムにおけるインタリーバの割り当てに関するオーバーヘッドを削減することが可能である。なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
IDMAに関する技術を説明するための説明図である。 IDMAに関する技術を説明するための説明図である。 IDMAに関する技術を説明するための説明図である。 IDMAに関する技術を説明するための説明図である。 本開示の一実施形態に係る通信システムの全体構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る通信制御装置の論理的な構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態に係るインタリーバの割り当て方針を説明するための説明図である。 本実施形態に係る端末装置の論理的な構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態に係る端末装置の無線通信部の論理的な構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態に係る通信システムにおいて実行される割り当て情報の通知処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 本実施形態に係る通信制御装置において実行されるインタリーバの割り当て間隔の設定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 OFDMAにおけるリソースの割り当てを説明するための説明図である。 OFDMAとIDMAとを組み合わせた場合におけるリソースの割り当てを説明するための説明図である。 OFDMAとIDMAとを組み合わせた場合におけるリソースの割り当てを説明するための説明図である。 サーバの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 eNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。 eNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。 スマートフォンの概略的な構成の一例を示すブロック図である。 カーナビゲーション装置の概略的な構成の一例を示すブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。例えば、実質的に同一の機能構成を有する複数の要素を、必要に応じて端末装置200A、200B及び200Cのように区別する。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。例えば、端末装置200A、200B及び200Cを特に区別する必要が無い場合には、単に端末装置200と称する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.はじめに
2.構成
2.1.通信システムの構成例
2.2.通信制御装置の構成例
2.3.端末装置の構成例
3.機能詳細
4.動作処理
5.変形例
6.応用例
7.まとめ
<1.はじめに>
まず、図1〜図4を参照して、IDMAに関する技術について説明する。図1〜図4は、IDMAに関する技術を説明するための説明図である。
LTE(Long Term Evolution)/LTE−A(LTE−Advanced)に続く、5Gの無線アクセス技術のひとつとして、非直交多元接続が注目されている。
LTEで採用されているOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)又はSC−FDMA(Single−Carrier FDMA)においては、セル内のユーザ端末同士では重複しないよう無線リソースが割り当てられる。なお、無線リソースとは、無線通信のための周波数又は時間のリソースであり、リソースブロック、サブフレーム、リソースエレメント等の多様な種類がある。このような、無線リソースが重複しないよう割り当てられる無線アクセス技術は、直交多元接続とも称される。
ここで、図1に、直交多元接続における無線リソースの割り当ての一例を示した。図1では、横軸が周波数を示し、ユーザに割り当てられた無線リソースがユーザごとに異なる色で示されている。図1に示すように、直交多元接続では、ユーザに例えば周波数方向で異なるリソースブロック(RB:Resource Block)が割り当てられ得る。
これに対し、非直交多元接続では、セル内のユーザ端末同士に、少なくとも一部が重複する無線リソースが割り当てられる。非直交多元接続が採用される場合、無線空間においては、セル内のユーザ端末が送受信する信号が互いに干渉し得る。しかし、受信側は、所定の復号処理により、ユーザごとの情報を取得することが可能である。そして、非直交多元接続は、適切な無線リソースの割り当てが実施された場合、直交多元接続よりも高い通信容量(又はセル通信容量)を達成できることが理論的に知られている。
ここで、図2に、非直交多元接続における無線リソースの割り当ての一例を示した。図2では、横軸が周波数を示し、ユーザに割り当てられた無線リソースがユーザごとに異なる色で示されている。図2に示すように、非直交多元接続では、ユーザに例えば周波数方向で重複するリソースブロックが割り当てられ得る。
非直交多元接続に分類される無線アクセス技術の一つとして、IDMAが挙げられる。IDMAでは、ユーザ信号を識別するために、送信側装置が送信信号に対して実施するインタリーブ処理に用いるインタリーブパターンを、ユーザごとに相違させて割り当てる。そして、受信側装置は、各ユーザに割り当てられたインタリーブパターンに対応するデインタリーブパターンを用いることで、ユーザ信号を分離して復号する。IDMAの利点として、送信側装置の信号処理の負荷が軽いということが挙げられる。この利点は、特にユーザ端末から基地局への上りリンク(UL:Uplink)においてより重視される。
ここで、図3に、IDMAを用いた無線通信を行う送信局10の基本的な構成例を示した。図3に示すように、送信局10は、誤り訂正符号化回路11、インタリーバ(πi)12、デジタル変調回路13、及びRF(Radio Frequency)回路14を有する。誤り訂正符号化回路11は、ユーザiの情報ビット列を、誤り正符号化する。インタリーバ(πi)12は、ユーザi向けに割り当てられたインタリーバであり、誤り訂正符号化された情報ビット列にインタリーブ処理を行う。デジタル変調回路13は、インタリーブ処理を経た情報ビット列をデジタル変調する。RF回路14は、デジタル変調後の信号に各種信号処理を行って、アンテナを介して無線信号を送信する。なお、インタリーバの割り当ては、インタリーバタイプ又はインタリーブパターンの少なくともいずれかが割り当てられることにより行われる。
なお、インタリーバタイプとは、インタリーバの種類を意味し、インタリーバが用いるインタリーブパターンのポリシーである。同一のインタリーバタイプのインタリーブパターン間では相関特性が保たれる。一方で、異なるインタリーバタイプのインタリーブパターン間では相関特性が未知である。このため、干渉が生じ得るユーザ同士では、同一のインタリーバタイプの異なるインタリーブパターンを割り当てられることが望ましい。
また、図4に、IDMAを用いた無線通信を行う受信局20の基本的な構成例を示した。図4に示すように、受信局20は、RF回路21、信号分離回路22、及び復号化回路23を含む。RF回路21は、アンテナにより受信された無線信号に各種信号処理を行って、信号分離回路22へ出力する。信号分離回路22は、各ユーザの信号が合成された状態の合成信号を、ユーザごとの信号に分離する機能を有し、分離した各ユーザ信号を、対応する復号化回路23に出力する。例えば、復号化回路23iは、ユーザi向けのデインタリーバ(π −1)24、誤り訂正復号化回路25、及びユーザi向けのインタリーバ(π)26を含む。復号化回路23iは、ユーザiからのユーザ信号が入力され、デインタリーバ(π −1)24によるデインタリーブ処理、及び誤り訂正復号化回路25による復号化を行う。復号化回路23iは、正しく復号できた場合はユーザiの情報ビット列として出力する。また、復号化回路23iは、復号した信号にインタリーバ(π)26によるインタリーブ処理を行って、ユーザi向けのユーザ信号として信号分離回路22に返却する。このようなユーザ信号の返却は、全ユーザ信号について行われる。信号分離回路22は、返却されたユーザ信号を用いて再度信号分離を行って、分離後のユーザ信号を再度復号化回路23へ出力する。受信局20は、信号分離回路22及び復号化回路23における信号処理を繰り返すことで、ユーザ信号を復号する。このような多重信号からのユーザ信号の復号を、以下ではマルチユーザディテクション(Multi user detection)とも称する。
<2.構成>
[2.1.通信システムの構成例]
図5は、本開示の一実施形態に係る通信システムの全体構成の一例を示す図である。図5に示すように、本実施形態に係る通信システム1は、通信制御装置100及び端末装置200を含む。
通信制御装置100は、通信システム1内の通信を協調的に制御する装置である。通信制御装置100は、他の装置に機能のひとつとして含まれる論理エンティティとして実現されてもよいし、サーバ等の物理エンティティとして実現されてもよい。図5に示した例では、通信制御装置100は基地局に含まれる論理エンティティである。基地局100は、セル300の内部に位置する1つ以上の端末装置200へ無線通信サービスを提供し、端末装置200との間でデータの送受信を行う無線通信装置である。例えば、基地局100は、セルラーシステムにおけるeNB(evolutional Node B)又はアクセスポイントである。基地局100は、コアネットワーク400に接続される。コアネットワーク400は、ゲートウェイ装置を介してパケットデータネットワーク(PDN)に接続される。セル300は、例えば、LTE(Long Term Evolution)、LTE−A(LTE-Advanced)、GSM(登録商標)、UMTS、W−CDMA、CDMA2000、WiMAX、WiMAX2又はIEEE802.16などの任意の無線通信方式に従って運用されてよい。
端末装置200は、基地局100による無線通信サービスの提供を受け、基地局100との間でデータの送受信を行う無線通信装置である。例えば、端末装置200は、セルラーシステムにおけるユーザ端末(UE:User Equipment)である。
通信システム1では、IDMAが利用される。つまり、基地局100及び端末装置200は、IDMAを用いた無線通信を行う。その際、基地局100は、端末装置200A及び200Bとの間で行わるアップリンク通信又はダウンリンク通信において用いられるべきインタリーバの割り当てを行う。通信制御装置100は、端末装置200A及び200Bとの通信に適切なインタリーバを割り当てることにより、ユーザ信号の多重を可能にする。
端末装置200Cは、通信制御装置100としての機能を有していてもよい。その場合、端末装置200Cは、端末装置200D及び200Eとの間で行われるD2D(「Device to Device)通信において、用いられるべきインタリーバの割り当てを行う。
[2.2.通信制御装置の構成例]
図6は、本実施形態に係る通信制御装置100の論理的な構成の一例を示すブロック図である。図6に示すように、通信制御装置100は、無線通信部110、ネットワーク通信部120、記憶部130及び制御部140を含む。なお、ここでは、通信制御装置100が基地局として実現される場合の構成例を説明する。
(1)無線通信部110
無線通信部110は、セル300に接続する端末装置200との間で無線通信を実行する。例えば、無線通信部110は、端末装置200からアップリンクトラフィックを受信し、及び端末装置200へダウンリンクトラフィックを送信する。また、無線通信部110は、ダウンリンクにおいて同期信号及びリファレンス信号をブロードキャストする。同期信号は、端末装置200がセル300との同期を獲得するために使用される。リファレンス信号は、通信品質の測定のために使用される。リファレンス信号を用いて測定される通信品質は、例えば、セル間のハンドオーバをトリガするハンドオーバ判定のための指標となる。リファレンス信号の具体例としては、例えばCRS(Common Reference Signal)及びCSI−CRS(Channel State Information Reference Signal)が挙げられる。また、無線通信部110は、制御部140から通知された、後述する割り当て情報を用いて自身の送信処理及び受信処理を制御する。さらに、無線通信部110は、この割り当て情報を端末装置200へ送信する。図6に示すように、無線通信部110は、物理層コントローラ112及びインタリーブ部114を含む。
(1−1)物理層コントローラ112
物理層コントローラ112は、制御部140による制御に基づいて、無線通信部110における物理層に関する処理を制御する機能を有する。例えば、物理層コントローラ112は、割り当て情報に基づいて送信処理に係る誤り訂正符号、変調、インタリーバ等に関するパラメータを制御する。また、物理層コントローラ112は、割り当て情報に基づいて受信処理に係る信号分離、復調、デインタリーバ等に関するパラメータを制御する。
(1−2)インタリーブ部114
インタリーブ部114は、無線通信部110におけるインタリーブ処理又はデインタリーブ処理を行う機能を有する。例えば、インタリーブ部114は、インタリーバ12を含み、物理層コントローラ112により設定されたインタリーバタイプ、インタリーブパターンを用いてインタリーバ12を構成する。また、インタリーブ部114は、信号分離回路22、及び復号化回路23を含み、物理層コントローラ112により設定された、デインタリーバタイプ、デインタリーブパターンを用いてデインタリーバ24を構成する。
(2)ネットワーク通信部120
ネットワーク通信部120は、通信制御装置100をコアネットワーク400に接続するための通信インタフェースである。ネットワーク通信部120は、有線通信インタフェースであってもよく、又は無線通信インタフェースであってもよい。ネットワーク通信部120は、コアネットワーク400内の様々な制御ノードとの間で、データトラフィックを送受信し、及び制御メッセージを交換する。
(3)記憶部130
記憶部130は、各種情報を記憶する機能を有する。例えば、記憶部130は、後述する割り当て情報を記憶し得る。
(4)制御部140
制御部140は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って通信制御装置100内の動作全般を制御する。図6に示すように、制御部140は、間隔制御部142、割当制御部144及び通信制御部146を含む。
(4−1)間隔制御部142
間隔制御部142は、端末装置200によりIDMAのために利用されるインタリーバを、割り当てる間隔を動的に変更する機能を有する。具体的には、間隔制御部142は、割当制御部144によりインタリーバの割り当てが行われる間隔を、動的に変更する。
例えば、間隔制御部142は、インタリーバの割り当て間隔を、最小のTTIと等しい時間に変更してもよい。最小のTTIと等しい間隔でインタリーバを割り当てることを、以下では動的な割り当て方針とも称する。動的な割り当て方針は、セルラーシステムにおけるリソーススケジューリングにおける割り当て方針と同様である。また、間隔制御部142は、インタリーバの割り当て間隔を、最小のTTIより長い時間に変更してもよい。最小のTTIより長い間隔でインタリーバを割り当てることを、以下では静的又は準静的な割り当て方針とも称する。インタリーバの割り当て間隔は、準静的な割り当て方針の場合は有限値であり、静的な割り当て方針の場合は無限大である。即ち、通信制御装置100は、準静的な割り当て方針の場合に単体でインタリーバの割り当てを行い、静的な割り当て方針の場合に単体ではインタリーバの割り当てを行わない。通信制御装置100は、後述するように端末装置200からのリクエスト等の外的要因によって、静的な割り当て方針を採用しつつインタリーバの割り当てを行ってもよい。以下、図7を参照して、動的、静的又は準静的といった、インタリーバの割り当て方針についてより詳しく説明する。
図7は、本実施形態に係るインタリーバの割り当て方針を説明するための説明図である。符号510は、割り当て方針が動的である場合における、割り当てられるインタリーバの推移を示している。符号510に示すように、動的な割り当て方針においては、最小のTTIごとに割り当てられるインタリーバが変更されている。ここで、πは、インデックスiのインタリーバを示すものとする。また、符号520は、割り当て方針が準静的である場合における、割り当てられるインタリーバの推移を示している。符号520に示すように、準静的な割り当て方針においては、最小のTTIより長い間隔で、割り当てられるインタリーバが変更されている。また、符号530は、割り当て方針が静的である場合における、割り当てられるインタリーバの推移を示している。符号530に示すように、静的な割り当て方針においては、割り当てられるインタリーバに変更がない。
間隔制御部142は、動的、準静的又は静的といった、インタリーバの割り当て方針を動的に切り替えてインタリーバの割り当て間隔を変更してもよいし、割り当て方針を維持しつつ割り当て間隔を動的に変更してもよい。ここで、動的な割り当て方針においては、インタリーバの割り当てにかかる制御メッセージの送受信が通信制御装置100と端末装置200との間で最小のTTIごとに発生することとなる。その点、静的又は準静的な割り当て方針においては、インタリーバの割り当てが最小のTTIより長い間隔で行われるので、制御メッセージの送受信を削減することが可能となり、オーバーヘッドが削減される。よって、間隔制御部142は、インタリーバの割り当て方針を動的な割り当て方針から静的又は準静的な割り当て方針に切り替えることで、オーバーヘッドを削減することができる。なお、間隔制御部142は、端末装置200の各々に割り当てる方針又は割り当て間隔を、相違させてもよいし、同一にしてもよい。
間隔制御部142は、基地局100及び端末装置200による通信に関する情報に基づいて間隔を変更してもよい。基地局100及び端末装置200による通信に関する情報を、以下では通信環境情報とも称する。例えば、間隔制御部142は、通信環境情報を、他の基地局100、端末装置200又はその他の制御装置等から取得し得る。以下に説明するように、通信環境情報は多様に考えられる。
例えば、通信環境情報は、制御のために一時的に端末装置200に与えられる識別情報を含んでいてもよい。例えば、セルラーシステムにおいては、このような識別情報の一例として、RNTI(Radio Network Temporal Identifier)が挙げられる。
例えば、通信環境情報は、端末装置200に固有の識別情報を含んでいてもよい。例えば、このような識別情報は、端末装置200に紐付けられる物理的な識別情報であってもよいし、セルラーシステムにおいてネットワークオペレータに登録されているSubscriber IDなどであってもよい。
例えば、通信環境情報は、端末装置200のケイパビリティ情報を含んでいてもよい。例えば、ケイパビリティ情報は、端末装置200が対応するRAT(Radio Access Technology)を示す情報を含む。本実施形態では、ケイパビリティ情報は、IDMAに対応しているか否か、及びIDMAに対応している場合に本実施形態に係る静的又は準静的なインタリーバの割り当て方針に対応しているか否かを示す情報を含み得る。
例えば、通信環境情報は、端末装置200のパケットトラフィックの状態を示す情報を含んでいてもよい。例えば、パケットトラフィックの状態を示す情報は、アイドル状態であるか、送受信中であるかを示す情報を含み得る。
例えば、通信環境情報は、インタリーバ割り当て状態に係る情報を含んでいてもよい。例えば、インタリーバ割り当て状態に係る情報は、インタリーバの割り当て方針を示す情報(即ち、割り当て方針が動的か準静的か静的かを示す情報)、及び前回インタリーバを割り当てられてからの経過時間を含み得る。
例えば、通信環境情報は、端末装置200により送信又は受信されるパケットに関する統計量を示す情報を含んでいてもよい。パケットに関する統計量を示す情報としては、例えば通信中のパケットの平均サイズ、通信経過時間、又はピークサイズ等が挙げられる。
例えば、通信環境情報は、端末装置200により用いられるアプリケーションの種別を示す情報を含んでいてもよい。アプリケーションの種別としては、データ通信を行うアプリケーションであるか、通話を行うアプリケーションであるか、又はコネクションの維持のみを行うアプリケーションであるか等が挙げられる。また、データ通信を行うアプリケーションの場合、アプリケーションの種別は、ストリーミング、ライブストリーミング、テキスト、画像、動画及びゲーム(クラウド/リアルタイム)等の、より詳細な種別に細分化されていてもよい。同様に、通話を行うアプリケーションの場合、アプリケーションの種別は、音声通話及びビデオ通話等の、より詳細な種別に細分化されていてもよい。
例えば、通信環境情報は、アプリケーションタイプの切り替わりのトリガを示す情報を含んでいてもよい。アプリケーションタイプの切り替わりのトリガとしては、例えば端末装置200宛てのページングメッセージの受信又は端末装置200による応答メッセージが挙げられる。
例えば、通信環境情報は、QCI(Quality of Service Class Identifier)を含んでいてもよい。QCIとは、ベアラがもつQoSに関するラベルである。「Stefania Sesia,Issam Toufik,Matthew Baker,“LTE−The UMTS Long Term Evolution from Theory to Practice (Second edition)”,Wiley,2011.」に記載されているように、LTEにおいては、QCIは下記の表1のように規定されている。
Figure 0006394348
例えば、上述した制御チャネル上での頻繁なインタラクションに起因するオーバーヘッドは、VoIP(Voice over IP)及びVoLTE(Voice over LTE)等の、パケットサイズが小さい、パケットサイズの変動が静的又は準静的である、又は周期的に通信が発生するサービスの運用において、問題になり得る。そこで、間隔制御部142は、通信環境情報からこのようなサービスの運用が想定される場合に、割り当て方針を静的又は準静的に変更することで、オーバーヘッドを効果的に削減することができる。他にも、間隔制御部142は、様々な状況下において、割り当て方針を静的又は準静的に変更することで、オーバーヘッドを効果的に削減することができる。具体的なシナリオについては、後に詳しく説明する。
(4−2)割当制御部144
割当制御部144は、間隔制御部142により設定された間隔でインタリーバを割り当てる機能を有する。例えば、割当制御部144は、間隔制御部142により設定された間隔で、各端末装置200にインタリーバタイプ又はインタリーブパターンの少なくともいずれかを割り当てる。
また、割当制御部144は、基地局100及び端末装置200による通信に関する情報に基づいてインタリーバを割り当ててもよい。つまり、割当制御部144は、間隔制御部142と同様に、通信環境情報に基づいてインタリーバを割り当ててもよい。例えば、割当制御部144は、QCIに基づいてインタリーバを割り当て得る。また、割当制御部144は、通信環境情報に対応する割り当て規則に従ってインタリーバを割り当ててもよい。例えば、割当制御部144は、QCIに対応するインタリーバタイプを採用して、当該インタリーバタイプにおけるインタリーブパターンを割り当て得る。具体的なシナリオについては、後に詳しく説明する。
(4−3)通信制御部146
通信制御部146は、無線通信部110による端末装置200との通信を制御する機能を有する。例えば、通信制御部146は、間隔制御部142におけるインタリーバの割り当て方針を示す情報、間隔制御部142により設定された割り当て間隔を示す情報、及び割当制御部144により割り当てられたインタリーバを示す情報を、無線通信部110に通知する。これらの情報を、以下では割り当て情報とも総称する。通信制御部146は、制御信号又は制御チャネルを用いて割り当て情報を端末装置200へ通知するよう無線通信部110を制御してもよい。
また、通信制御部146は、間隔制御部142により動的に変更される間隔で割当制御部144により割り当てられたインタリーバを用いたインタリーブ処理を行うよう、無線通信部110を制御する機能を有する。具体的には、通信制御部146は、割り当て情報に従って、インタリーバ12、デインタリーバ24及びインタリーバ26を設定するよう物理層コントローラ112を制御する。これにより、通信制御装置100は、端末装置200との間でIDMAを用いた無線通信を行うことが可能となる。
以上、本実施形態に係る通信制御装置100の構成例を説明した。続いて、図8及び図9を参照して、本実施形態に係る端末装置200の構成例を説明する。
[2.3.端末装置の構成例]
図8は、本実施形態に係る端末装置200の論理的な構成の一例を示すブロック図である。図8に示すように、端末装置200は、無線通信部210、記憶部220及び制御部230を含む。
(1)無線通信部210
無線通信部210は、基地局100との間で無線通信を実行する。例えば、無線通信部210は、基地局100からダウンリンクトラフィックを受信し、及び基地局100へアップリンクトラフィックを送信する。また、無線通信部210は、基地局100からダウンリンクにおいてブロードキャストされた同期信号及びリファレンス信号を受信する。無線通信部210は、受信した同期信号を用いてセル300との同期を獲得する。また、無線通信部210は、リファレンス信号を用いて通信品質を測定する。また、無線通信部210は、通信制御装置100から割り当て情報を受信する。そして、無線通信部210は、受信した割り当て情報を用いて自身の送信処理及び受信処理を制御する。図8に示すように、無線通信部210は、物理層コントローラ212及びインタリーブ部214を含む。
(1−1)物理層コントローラ212
物理層コントローラ212は、制御部230による制御に基づいて、無線通信部210における物理層に関する処理を制御する機能を有する。例えば、物理層コントローラ212は、割り当て情報に基づいて送信処理に係る誤り訂正符号、変調、インタリーバ等に関するパラメータを制御する。また、物理層コントローラ212は、割り当て情報に基づいて受信処理に係る信号分離、復調、デインタリーバ等に関するパラメータを制御する。
(1−2)インタリーブ部214
インタリーブ部214は、無線通信部210におけるインタリーブ処理又はデインタリーブ処理を行う機能を有する。例えば、インタリーブ部214は、インタリーバ12を含み、物理層コントローラ212により設定されたインタリーバタイプ、インタリーブパターンを用いてインタリーバ12を構成する。また、インタリーブ部214は、信号分離回路22、及び復号化回路23を含み、物理層コントローラ212により設定された、デインタリーバタイプ、デインタリーブパターンを用いてデインタリーバ24を構成する。
ここで、図9を参照して、物理層コントローラ212とインタリーブ部214の関係性についてより詳細に説明する。図9は、本実施形態に係る端末装置200の無線通信部210の論理的な構成の一例を示すブロック図である。図9に示すように、本実施形態に係る無線通信部210は、誤り訂正符号化回路11、インタリーバ12、デジタル変調回路13、及び送信用のRF回路14を含む。また、無線通信部210は、受信用のRF回路21、信号分離回路22、並びにデインタリーバ24、誤り訂正復号化回路25及びインタリーバ26を含む。無線通信部210が有するこれらの構成要素については、図3及び図4を参照して上記説明した通りであるので、ここでの説明は省略する。
図9に示すように、無線通信部210は、物理層コントローラ212を含む。物理層コントローラ212は、信号分離回路22により分離された、制御信号又は制御チャネルに格納された情報を取得する。例えば、物理層コントローラ212は、制御チャネル上で基地局100により送信された割り当て情報を取得する。そして、物理層コントローラ212は、取得した割り当て情報に従ってインタリーバ12、デインタリーバ24及びインタリーバ26を設定する。割り当て情報の取得並びにインタリーバ12、デインタリーバ24及びインタリーバ26の設定は、物理層コントローラ212が単独で行ってもよいし、制御部230による制御に従って行われてもよい。
(2)記憶部220
記憶部220は、各種情報を記憶する機能を有する。例えば、記憶部220は、無線通信部210により基地局100から受信された割り当て情報を記憶する。
(3)制御部230
制御部230は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って端末装置200内の動作全般を制御する。例えば、制御部230は、通信制御装置100により動的に変更される間隔で割り当てられたインタリーバを用いたインタリーブ処理を行うよう、無線通信部210を制御する機能を有する。具体的には、制御部230は、無線通信部210により基地局100から受信された割り当て情報に従って、インタリーバ12、デインタリーバ24及びインタリーバ26を設定するよう物理層コントローラ212を制御する。これにより、端末装置200は、基地局100との間でIDMAを用いた無線通信を行うことが可能となる。
制御部230は、割り当て情報を取得するために、常時制御チャネルを監視してもよい。他にも、制御部230は、割り当て情報が示す割り当て方針及び割り当て間隔に従って、割り当て情報が通知されるタイミングで制御チャネルを監視してもよい。その場合、端末装置200における処理負荷及び消費電力等が削減され得る。
また、制御部230は、無線通信部210による通信の状況に応じて、インタリーバの割り当て間隔又はインタリーバの割り当てを変更するよう要求するメッセージを送信するよう無線通信部210を制御してもよい。例えば、制御部230は、干渉状況に応じて、割り当て方針、割り当て間隔又はインタリーバの割り当てを変更するよう要求するメッセージを、通信制御装置100へ送信するよう無線通信部210を制御し得る。
以上、本実施形態に係る端末装置200の構成例を説明した。
<3.機能詳細>
以下では、間隔制御部142によるインタリーバの割り当て方針の決定機能、及び割当制御部144によるインタリーバの割り当て機能について、具体的なシナリオを挙げながら詳細に説明する。
(1)第1のシナリオ
セルラーシステムにおいて、ネットワークオペレータ独自のサービス又は契約等によって、特定の端末装置200が享受する通信サービスに何らかの制限が課される場合がある。そのようなサービス又は契約としては、音声通話のみの契約、M2M(Machine to Machine)モジュールのための契約、パケット通信の従量課金契約、通信速度制限などが挙げられる。なお、音声通話のみの契約では、データサイズが小さく周期的な通信が許可され得る。また、M2Mモジュールのための契約では、パケットサイズが小さい通信が許可され得る。また、パケット通信の従量課金契約では、ユーザが少しでも料金を抑えようとするために、サイズが大きいパケットの送受信は起こりにくい。また、通信速度制限に関しては、低速通信サービスを提供する契約又はデータ通信量の上限に伴う速度制限などの、サイズが小さいパケットの送受信が強いられるケースが挙げられる。例えば、間隔制御部142は、RNTI又はSubscriber ID等の端末装置200に紐付けられる識別情報を用いて、端末装置200にかかるサービス又は契約を知得する。そして、間隔制御部142は、上述した制限下にある端末装置200については、割り当て方針を静的又は準静的とする。これにより、インタリーバの割り当てに係るオーバーヘッドを削減することが可能となる。
(2)第2のシナリオ
例えば、間隔制御部142は、端末装置200により用いられるアプリケーションの種別を示す情報に基づいて、インタリーバの割り当て間隔を変更してもよい。例えば、間隔制御部142は、パケットサイズが小さい、パケットサイズの変動が静的又は準静的である、又は周期的に通信が発生し得るアプリケーションが端末装置200により用いられる場合に、割り当て方針として静的又は準静的な割り当て方針を採用する。また、間隔制御部142は、このようなアプリケーション以外のアプリケーションが端末装置200により用いられる場合は、割り当て方針として動的な割り当て方針を採用する。間隔制御部142は、通信環境情報に基づいて、このようなアプリケーションが利用されるか否かを判定し得る。判定基準は、通信システム1の運用者によって任意に定められてもよい。なお、このようなアプリケーションとしては、例えば音声通話が考えられる。
(3)第3のシナリオ
例えば、間隔制御部142は、QCIに基づいて、インタリーバの割り当て間隔を変更してもよい。例えば、間隔制御部142は、下記の表2に従って、インタリーバの割り当て方針を決定し得る。
Figure 0006394348
表中の「any」は、任意の方針を採用することが可能であることを示している。なお、上記の表2は、QCIとインタリーバの割り当て方針との対応付けの一例であり、間隔制御部142は、他の対応付けに従って割り当て方針を決定してもよい。
(4)第4のシナリオ
本シナリオは、第3のシナリオに加えて、QCIに対応するインタリーバが割り当てられるシナリオである。具体的には、割当制御部144は、QCIに基づいてインタリーバを割り当ててもよい。例えば、割当制御部144は、下記の数式1に示す割り当て可能なインタリーブパターンの候補集合Πから、いずれかのインタリーブパターンπを割り当てる。
Figure 0006394348
ここで、NInterleaver−1は、候補集合Πに含まれるインタリーブパターンの総数である。例えば、割当制御部144は、下記の表3に従って、QCIに対応する候補の中から、インタリーバを割り当ててもよい。
Figure 0006394348
ここで、静的又は準静的な割り当て方針が採用される場合のインタリーバ候補は、互いの相関が低いものであることが望ましい。静的又は準静的な割り当て方針においては、一旦インタリーバが割り当てられた後は動的な割り当て方針よりも長い時間インタリーバは変更されないため、その長い時間干渉の状態が維持されるからである。
準静的な割り当て方針における割り当てタイミングは多様に考えられる。例えば、準静的な割り当て方針が採用される場合、割当制御部144は、インタリーバを前回割り当ててからの経過時間に基づいてインタリーバを割り当て得る。具体的には、割当制御部144は、下記の表に示す判定式に従って、インタリーバを割り当ての実行可否を判定してもよい。
Figure 0006394348
ここで、Telipseは、前回の割り当てからの通信経過時間[ms]である。Tth,elpseは、前回の割り当てからの通信経過時間に関する閾値[ms]である。通信経過時間に関する閾値Tth,elapseは、インタリーバの割り当て周期として捉えることも可能である。例えば、間隔制御部142は、インタリーバの割り当て周期を、端末装置200からのチャネルフィードバックの周期又はその周期の整数倍に設定し得る。他にも、間隔制御部142は、端末装置200がチャネル情報を取得するためのリファレンス信号の送信周期又はその送信周期の整数倍に設定し得る。
(5)第5のシナリオ
本シナリオは、第3のシナリオに加えて、QCIに対応するインタリーバの割り当て規則が採用されるシナリオである。具体的には、割当制御部144は、QCIに対応する割り当て規則に従って前記インタリーバを割り当ててもよい。例えば、割当制御部144は、QCIに対応する割り当て規則として、QCIに対応するインタリーバタイプのインタリーブパターンを割り当て得る。例えば、割当制御部144は、下記の数式2に示す割り当て可能なインタリーブパターンの候補集合Πから、いずれかのインタリーブパターンπk,iを割り当てる。
Figure 0006394348
ここで、NPatternは、候補集合Πの総数である。kは、割り当て規則の総数であり、例えばインタリーバタイプの総数を示す。例えば、割当制御部144は、下記の表5に従って、QCIに対応する割り当て規則におけるインタリーバタイプの候補の中から、インタリーバを割り当ててもよい。
Figure 0006394348
(6)第6のシナリオ
例えば、間隔制御部142は、端末装置200により送信又は受信されるパケットに関する統計量を示す情報に基づいて、インタリーバの割り当て間隔を変更してもよい。例えば、間隔制御部142は、下記の表6に示す判定式Aに従ってインタリーバの割り当て方針を決定し、割当制御部144は、下記の表6に示す判定式Bに従ってインタリーバを割り当て得る。
Figure 0006394348
ここで、Nave,packetは、送信又は受信パケットの平均サイズ[bit]である。Nth,packetは、送信又は受信パケットの平均サイズに関する閾値[bit]である。表中の「なし」は、判定式による判定が省略されることを意味する。なお、上記の表は、端末装置200により送信又は受信されるパケットに関する統計量を示す情報とインタリーバの割り当て方針との対応付けの一例であり、間隔制御部142は、他の対応付けに従って割り当て方針を決定してもよい。
(7)第7のシナリオ
例えば、間隔制御部142は、端末装置200のパケットトラフィックの状態を示す情報に基づいて、インタリーバの割り当て間隔を変更してもよい。例えば、間隔制御部142は、端末装置200がアイドル状態でありサービングセルとのコネクションの維持のみを行っている場合には、静的又は準静的な割り当て方針を採用し、他の場合には動的な割り当て方針を採用してもよい。
<4.動作処理>
続いて、図10及び図11を参照して、本実施形態に係る通信システム1における動作処理の一例を説明する。ここでは、基地局100は、通信制御装置100としての機能を有するものとする。
図10は、本実施形態に係る通信システム1において実行される割り当て情報の通知処理の流れの一例を示すシーケンス図である。図10に示すように、本シーケンスには、基地局100及び端末装置200が関与する。
図10に示すように、まず、ステップS102で、基地局100は、割り当て処理を行う。例えば、間隔制御部142は、インタリーバの割り当て方針を切り替えたり、インタリーバの割り当て間隔を変更したりしてもよい。また、割当制御部144は、端末装置200にインタリーバを割り当ててもよい。これらの処理はいずれか一方のみ行われてもよい。
次いで、ステップS104で、基地局100は、ステップS102における割り当て結果を示す割り当て情報を、端末装置200へ送信する。例えば、無線通信部110は、割り当て情報を制御チャネル上で端末装置200へ送信する。
次に、ステップS106で、基地局100及び端末装置200は、送信した又は受信した割り当て情報に従って通信を行う。
そして、ステップS108で、端末装置200は、変更リクエストを基地局100へ送信する。変更リクエストは、割り当て方針、割り当て間隔、又は割り当てられるインタリーバの変更の少なくともいずれかを要求するメッセージである。端末装置200は、例えば、周囲からの干渉が閾値を超えた場合に変更リクエストを送信し得る。
次いで、ステップS110で、基地局100は、変更リクエストに応じた変更処理を行う。例えば、間隔制御部142は、インタリーバの割り当て方針を切り替えてもよいし、準静的な割り当て方針の場合は方針を維持したままで割り当て間隔を変更してもよい。また、割当制御部144は、端末装置200に割り当てるインタリーバを変更してもよい。もちろん、基地局100は、変更リクエストを拒否して変更処理を行わなくてもよい。
次に、ステップS112で、基地局100は、変更リクエストに対する応答を示す変更レスポンスを端末装置200へ送信する。基地局100において変更処理が行われた場合、変更レスポンスには、ステップS110における変更結果を示す割り当て情報が含まれる。また、基地局100において変更リクエストが拒否された場合、変更レスポンスには、変更リクエストが拒否されたことを示す情報が含まれる。
以上、割り当て情報の通知処理例を説明した。続いて、図11を参照して、インタリーバの割り当て間隔の設定処理を説明する。
図11は、本実施形態に係る通信制御装置100において実行されるインタリーバの割り当て間隔の設定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図11に示すように、まず、ステップS202で、制御部140は、通信環境情報を取得する。例えば、間隔制御部142は、基地局100、端末装置200又はその他の制御装置等から、無線通信部110又はネットワーク通信部120を介して通信環境情報を取得する。
次いで、ステップS204で、制御部140は、対象の端末装置200は静的又は準静的なインタリーバの割り当て方針に対応可能であるか否かを判定する。例えば、制御部140は、端末装置200のケイパビリティ情報を参照して本判定を行い得る。
対応可能であると判定された場合(S204/YES)、ステップS206で、制御部140は、静的又は準静的な割り当て方針の採用が必要であるか否かを判定する。例えば、制御部140は、上記一例を挙げて説明したシナリオに係る判定基準を用いて、静的又は準静的な割り当て方針の採用が必要であるか否かを判定する。
静的又は準静的な割り当て方針の採用が必要であると判定された場合(S206/YES)、ステップS208で、制御部140は、静的又は準静的な割り当て方針を採用する。そして、ステップS210で、制御部140は、割り当て間隔を設定する。例えば、静的な割り当て方針が採用される場合、制御部140は、割り当て間隔を無限大に設定する。また、準静的な割り当て方針が採用される場合、制御部140は、割り当て間隔を最小のTTIより長い時間に設定する。
一方で、対象の端末装置200は静的又は準静的なインタリーバの割り当て方針に対応可能でないと判定された場合(S204/NO)、又は静的又は準静的な割り当て方針の採用が必要でないと判定された場合(S206/NO)、処理はステップS212へ進む。ステップS212では、制御部140は、動的な割り当て方針を採用する。そして、ステップS214で、制御部140は、割り当て間隔を設定する。例えば、制御部140は、割り当て間隔を最小のTTIと等しい時間に設定する。
以上、インタリーバの割り当て間隔の設定処理例を説明した。なお、上記ステップS204及びS206の順番は逆でもよい。
<5.変形例>
上述したインタリーバの割り当てに関する技術は、他の多元接続技術と組み合わせることが可能である。
(OFDMAの場合)
以下では、一例として、上述したインタリーバの割り当てに関する技術を、OFDMAと組み合わせる場合について説明する。なお、OFDMAにおける端末装置200へ割り当てられるリソースの最小単位が、複数のサブキャリアからなるRB(Resource Block)であるものとして説明するが、サブキャリア単位等の他の任意の単位であってもよい。
図12は、OFDMAにおけるリソースの割り当てを説明するための説明図である。図12に示した例では、端末装置200AにRB0及びRB1が割り当てられ、端末装置200BにRB2及びRB3が割り当てられている。このように、OFDMAでは、異なる端末装置200に異なるRBが割り当てられる。
図13及び図14は、OFDMAとIDMAとを組み合わせた場合におけるリソースの割り当てを説明するための説明図である。図13に示した例では、端末装置200AにインタリーバAが割り当てられ、端末装置200BにインタリーバBが割り当てられる。また、端末装置200A及び200Bに、RB0、RB1、RB2及びRB3が割り当てられている。図14に示した例では、端末装置200AにインタリーバAが割り当てられ、端末装置200BにインタリーバBが割り当てられる。また、端末装置200AにはRB1、RB2及びRB3が割り当てられ、端末装置200BにはRB0、RB1及びRB2が割り当てられている。このように、複数の端末装置200は、異なるインタリーバが割り当てられることで、RBを共有することが可能である。
制御部140は、OFDMAとIDMAとが組み合わされる場合においても、上述したようにインタリーバの割り当て方針を切り替えたり、インタリーバの割り当て間隔を動的に変更したり、インタリーバを割り当ててもよい。その際、間隔制御部142は、インタリーバの割り当て間隔を、他の接続方式に係るリソース割り当て間隔に応じた時間にすることが望ましい。例えば、OFDMAにおいては、間隔制御部142は、インタリーバの割り当て間隔を、RBの割り当て間隔と同一又はその整数倍に設定する。この場合、基地局100は、インタリーバの割り当て及びRBの割り当てに関するシグナリングを同一のタイミングで行うことが可能となり、オーバーヘッドが削減される。他にも、基地局100は、割り当てられるインタリーバの変更又はRBの変更のいずれかが行われる場合に、シグナリングを行ってもよい。この場合にも、オーバーヘッドが削減される。また、基地局100によるRBのスケジューリングは、CSIメジャメントフィードバック等の端末装置200における測定結果を利用して行われる。そのため、間隔制御部142は、インタリーバの割り当て間隔を、CSIメジャメントフィードバックの間隔と同一又はその整数倍に設定してもよい。また、間隔制御部142は、複数の端末装置200に対するインタリーバの割り当て間隔を同一に設定してもよい。この場合、端末装置200のチャネル間の相関又は割り当てられるインタリーバ間の相関がダイナミックに変動することが回避される。
(OFDMA以外の場合)
上述したインタリーバの割り当てに関する技術は、OFDMA以外の多元接続技術と組み合わせることも可能である。OFDMAの場合と同様に、間隔制御部142は、インタリーバの割り当て間隔を、他の接続方式に係るリソース割り当て間隔に応じた時間にしてもよい。下記の表7に、上述したインタリーバの割り当てに関する技術と組み合わせ可能な多元接続技術、及び割り当てられるリソースの一例を示した。
Figure 0006394348
もちろん、上記表に示した多元接続技術及びリソースは一例であって、上述したインタリーバの割り当てに関する技術は、他の任意の多元接続技術と組み合わせることが可能である。
<6.応用例>
本開示に係る技術は、様々な製品へ応用可能である。例えば、通信制御装置100は、タワーサーバ、ラックサーバ、又はブレードサーバなどのいずれかの種類のサーバとして実現されてもよい。また、通信制御装置100の少なくとも一部の構成要素は、サーバに搭載されるモジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール、又はブレードサーバのスロットに挿入されるカード若しくはブレード)において実現されてもよい。
また、例えば、通信制御装置100は、マクロeNB又はスモールeNBなどのいずれかの種類のeNB(evolved Node B)として実現されてもよい。スモールeNBは、ピコeNB、マイクロeNB又はホーム(フェムト)eNBなどの、マクロセルよりも小さいセルをカバーするeNBであってよい。その代わりに、通信制御装置100は、NodeB又はBTS(Base Transceiver Station)などの他の種類の基地局として実現されてもよい。通信制御装置100は、無線通信を制御する本体(基地局装置ともいう)と、本体とは別の場所に配置される1つ以上のRRH(Remote Radio Head)とを含んでもよい。また、後述する様々な種類の端末が一時的に又は半永続的に基地局機能を実行することにより、通信制御装置100として動作してもよい。さらに、通信制御装置100の少なくとも一部の構成要素は、基地局装置又は基地局装置のためのモジュールにおいて実現されてもよい。
また、例えば、端末装置200は、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC、携帯型ゲーム端末、携帯型/ドングル型のモバイルルータ若しくはデジタルカメラなどのモバイル端末、又はカーナビゲーション装置などの車載端末として実現されてもよい。また、端末装置200は、M2M(Machine To Machine)通信を行う端末(MTC(Machine Type Communication)端末ともいう)として実現されてもよい。さらに、端末装置200の少なくとも一部の構成要素は、これら端末に搭載されるモジュール(例えば、1つのダイで構成される集積回路モジュール)において実現されてもよい。
[6.1.通信制御装置に関する応用例]
図15は、本開示に係る技術が適用され得るサーバ700の概略的な構成の一例を示すブロック図である。サーバ700は、プロセッサ701、メモリ702、ストレージ703、ネットワークインタフェース704及びバス706を備える。
プロセッサ701は、例えばCPU(Central Processing Unit)又はDSP(Digital Signal Processor)であってよく、サーバ700の各種機能を制御する。メモリ702は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)を含み、プロセッサ701により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ703は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。
ネットワークインタフェース704は、サーバ700を有線通信ネットワーク705に接続するための有線通信インタフェースである。有線通信ネットワーク705は、EPC(Evolved Packet Core)などのコアネットワークであってもよく、又はインターネットなどのPDN(Packet Data Network)であってもよい。
バス706は、プロセッサ701、メモリ702、ストレージ703及びネットワークインタフェース704を互いに接続する。バス706は、速度の異なる2つ以上のバス(例えば、高速バス及び低速バス)を含んでもよい。
図15に示したサーバ700において、図6を参照して説明した間隔制御部142、割当制御部144及び通信制御部146は、プロセッサ701において実装されてもよい。一例として、プロセッサを間隔制御部142、割当制御部144及び通信制御部146として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに間隔制御部142、割当制御部144及び通信制御部146の動作を実行させるためのプログラム)がサーバ700にインストールされ、プロセッサ701が当該プログラムを実行してもよい。別の例として、サーバ700は、プロセッサ701及びメモリ702を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて間隔制御部142、割当制御部144及び通信制御部146が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを間隔制御部142、割当制御部144及び通信制御部146として機能させるためのプログラムをメモリ702に記憶し、当該プログラムをプロセッサ701により実行してもよい。以上のように、間隔制御部142、割当制御部144及び通信制御部146を備える装置としてサーバ700又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを間隔制御部142、割当制御部144及び通信制御部146として機能させるための上記プログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
[6.2.基地局に関する応用例]
(第1の応用例)
図16は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第1の例を示すブロック図である。eNB800は、1つ以上のアンテナ810、及び基地局装置820を有する。各アンテナ810及び基地局装置820は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。
アンテナ810の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、基地局装置820による無線信号の送受信のために使用される。eNB800は、図16に示したように複数のアンテナ810を有し、複数のアンテナ810は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図16にはeNB800が複数のアンテナ810を有する例を示したが、eNB800は単一のアンテナ810を有してもよい。
基地局装置820は、コントローラ821、メモリ822、ネットワークインタフェース823及び無線通信インタフェース825を備える。
コントローラ821は、例えばCPU又はDSPであってよく、基地局装置820の上位レイヤの様々な機能を動作させる。例えば、コントローラ821は、無線通信インタフェース825により処理された信号内のデータからデータパケットを生成し、生成したパケットをネットワークインタフェース823を介して転送する。コントローラ821は、複数のベースバンドプロセッサからのデータをバンドリングすることによりバンドルドパケットを生成し、生成したバンドルドパケットを転送してもよい。また、コントローラ821は、無線リソース管理(Radio Resource Control)、無線ベアラ制御(Radio Bearer Control)、移動性管理(Mobility Management)、流入制御(Admission Control)又はスケジューリング(Scheduling)などの制御を実行する論理的な機能を有してもよい。また、当該制御は、周辺のeNB又はコアネットワークノードと連携して実行されてもよい。メモリ822は、RAM及びROMを含み、コントローラ821により実行されるプログラム、及び様々な制御データ(例えば、端末リスト、送信電力データ及びスケジューリングデータなど)を記憶する。
ネットワークインタフェース823は、基地局装置820をコアネットワーク824に接続するための通信インタフェースである。コントローラ821は、ネットワークインタフェース823を介して、コアネットワークノード又は他のeNBと通信してもよい。その場合に、eNB800と、コアネットワークノード又は他のeNBとは、論理的なインタフェース(例えば、S1インタフェース又はX2インタフェース)により互いに接続されてもよい。ネットワークインタフェース823は、有線通信インタフェースであってもよく、又は無線バックホールのための無線通信インタフェースであってもよい。ネットワークインタフェース823が無線通信インタフェースである場合、ネットワークインタフェース823は、無線通信インタフェース825により使用される周波数帯域よりもより高い周波数帯域を無線通信に使用してもよい。
無線通信インタフェース825は、LTE(Long Term Evolution)又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、アンテナ810を介して、eNB800のセル内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース825は、典型的には、ベースバンド(BB)プロセッサ826及びRF回路827などを含み得る。BBプロセッサ826は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、各レイヤ(例えば、L1、MAC(Medium Access Control)、RLC(Radio Link Control)及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol))の様々な信号処理を実行する。BBプロセッサ826は、コントローラ821の代わりに、上述した論理的な機能の一部又は全部を有してもよい。BBプロセッサ826は、通信制御プログラムを記憶するメモリ、当該プログラムを実行するプロセッサ及び関連する回路を含むモジュールであってもよく、BBプロセッサ826の機能は、上記プログラムのアップデートにより変更可能であってもよい。また、上記モジュールは、基地局装置820のスロットに挿入されるカード若しくはブレードであってもよく、又は上記カード若しくは上記ブレードに搭載されるチップであってもよい。一方、RF回路827は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ810を介して無線信号を送受信する。
無線通信インタフェース825は、図16に示したように複数のBBプロセッサ826を含み、複数のBBプロセッサ826は、例えばeNB800が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。また、無線通信インタフェース825は、図16に示したように複数のRF回路827を含み、複数のRF回路827は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図16には無線通信インタフェース825が複数のBBプロセッサ826及び複数のRF回路827を含む例を示したが、無線通信インタフェース825は単一のBBプロセッサ826又は単一のRF回路827を含んでもよい。
図16に示したeNB800において、図6を参照して説明した間隔制御部142、割当制御部144及び通信制御部146は、無線通信インタフェース825において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、コントローラ821において実装されてもよい。一例として、eNB800は、無線通信インタフェース825の一部(例えば、BBプロセッサ826)若しくは全部、及び/又はコントローラ821を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて間隔制御部142、割当制御部144及び通信制御部146が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを間隔制御部142、割当制御部144及び通信制御部146として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに間隔制御部142、割当制御部144及び通信制御部146の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを間隔制御部142、割当制御部144及び通信制御部146として機能させるためのプログラムがeNB800にインストールされ、無線通信インタフェース825(例えば、BBプロセッサ826)及び/又はコントローラ821が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、間隔制御部142、割当制御部144及び通信制御部146を備える装置としてeNB800、基地局装置820又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを間隔制御部142、割当制御部144及び通信制御部146として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図16に示したeNB800において、図6を参照して説明した無線通信部110は、無線通信インタフェース825(例えば、RF回路827)において実装されてもよい。また、ネットワーク通信部120は、コントローラ821及び/又はネットワークインタフェース823において実装されてもよい。
(第2の応用例)
図17は、本開示に係る技術が適用され得るeNBの概略的な構成の第2の例を示すブロック図である。eNB830は、1つ以上のアンテナ840、基地局装置850、及びRRH860を有する。各アンテナ840及びRRH860は、RFケーブルを介して互いに接続され得る。また、基地局装置850及びRRH860は、光ファイバケーブルなどの高速回線で互いに接続され得る。
アンテナ840の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、RRH860による無線信号の送受信のために使用される。eNB830は、図17に示したように複数のアンテナ840を有し、複数のアンテナ840は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図17にはeNB830が複数のアンテナ840を有する例を示したが、eNB830は単一のアンテナ840を有してもよい。
基地局装置850は、コントローラ851、メモリ852、ネットワークインタフェース853、無線通信インタフェース855及び接続インタフェース857を備える。コントローラ851、メモリ852及びネットワークインタフェース853は、図16を参照して説明したコントローラ821、メモリ822及びネットワークインタフェース823と同様のものである。
無線通信インタフェース855は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、RRH860及びアンテナ840を介して、RRH860に対応するセクタ内に位置する端末に無線接続を提供する。無線通信インタフェース855は、典型的には、BBプロセッサ856などを含み得る。BBプロセッサ856は、接続インタフェース857を介してRRH860のRF回路864と接続されることを除き、図16を参照して説明したBBプロセッサ826と同様のものである。無線通信インタフェース855は、図17に示したように複数のBBプロセッサ856を含み、複数のBBプロセッサ856は、例えばeNB830が使用する複数の周波数帯域にそれぞれ対応してもよい。なお、図17には無線通信インタフェース855が複数のBBプロセッサ856を含む例を示したが、無線通信インタフェース855は単一のBBプロセッサ856を含んでもよい。
接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)をRRH860と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース857は、基地局装置850(無線通信インタフェース855)とRRH860とを接続する上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
また、RRH860は、接続インタフェース861及び無線通信インタフェース863を備える。
接続インタフェース861は、RRH860(無線通信インタフェース863)を基地局装置850と接続するためのインタフェースである。接続インタフェース861は、上記高速回線での通信のための通信モジュールであってもよい。
無線通信インタフェース863は、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、典型的には、RF回路864などを含み得る。RF回路864は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ840を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース863は、図17に示したように複数のRF回路864を含み、複数のRF回路864は、例えば複数のアンテナ素子にそれぞれ対応してもよい。なお、図17には無線通信インタフェース863が複数のRF回路864を含む例を示したが、無線通信インタフェース863は単一のRF回路864を含んでもよい。
図17に示したeNB830において、図6を参照して説明した間隔制御部142、割当制御部144及び通信制御部146は、無線通信インタフェース855及び/又は無線通信インタフェース863において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、コントローラ851において実装されてもよい。一例として、eNB830は、無線通信インタフェース855の一部(例えば、BBプロセッサ856)若しくは全部、及び/又はコントローラ851を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて間隔制御部142、割当制御部144及び通信制御部146が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを間隔制御部142、割当制御部144及び通信制御部146として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに間隔制御部142、割当制御部144及び通信制御部146の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを間隔制御部142、割当制御部144及び通信制御部146として機能させるためのプログラムがeNB830にインストールされ、無線通信インタフェース855(例えば、BBプロセッサ856)及び/又はコントローラ851が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、間隔制御部142、割当制御部144及び通信制御部146を備える装置としてeNB830、基地局装置850又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを間隔制御部142、割当制御部144及び通信制御部146として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図17に示したeNB830において、例えば、図6を参照して説明した無線通信部110は、無線通信インタフェース863(例えば、RF回路864)において実装されてもよい。また、ネットワーク通信部120は、コントローラ851及び/又はネットワークインタフェース853において実装されてもよい。
[6.3.端末装置に関する応用例]
(第1の応用例)
図18は、本開示に係る技術が適用され得るスマートフォン900の概略的な構成の一例を示すブロック図である。スマートフォン900は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912、1つ以上のアンテナスイッチ915、1つ以上のアンテナ916、バス917、バッテリー918及び補助コントローラ919を備える。
プロセッサ901は、例えばCPU又はSoC(System on Chip)であってよく、スマートフォン900のアプリケーションレイヤ及びその他のレイヤの機能を制御する。メモリ902は、RAM及びROMを含み、プロセッサ901により実行されるプログラム及びデータを記憶する。ストレージ903は、半導体メモリ又はハードディスクなどの記憶媒体を含み得る。外部接続インタフェース904は、メモリーカード又はUSB(Universal Serial Bus)デバイスなどの外付けデバイスをスマートフォン900へ接続するためのインタフェースである。
カメラ906は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子を有し、撮像画像を生成する。センサ907は、例えば、測位センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び加速度センサなどのセンサ群を含み得る。マイクロフォン908は、スマートフォン900へ入力される音声を音声信号へ変換する。入力デバイス909は、例えば、表示デバイス910の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、キーパッド、キーボード、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス910は、液晶ディスプレイ(LCD)又は有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイなどの画面を有し、スマートフォン900の出力画像を表示する。スピーカ911は、スマートフォン900から出力される音声信号を音声に変換する。
無線通信インタフェース912は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース912は、典型的には、BBプロセッサ913及びRF回路914などを含み得る。BBプロセッサ913は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路914は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ916を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース912は、BBプロセッサ913及びRF回路914を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース912は、図18に示したように複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含んでもよい。なお、図18には無線通信インタフェース912が複数のBBプロセッサ913及び複数のRF回路914を含む例を示したが、無線通信インタフェース912は単一のBBプロセッサ913又は単一のRF回路914を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース912は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN(Local Area Network)方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ913及びRF回路914を含んでもよい。
アンテナスイッチ915の各々は、無線通信インタフェース912に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ916の接続先を切り替える。
アンテナ916の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース912による無線信号の送受信のために使用される。スマートフォン900は、図18に示したように複数のアンテナ916を有してもよい。なお、図18にはスマートフォン900が複数のアンテナ916を有する例を示したが、スマートフォン900は単一のアンテナ916を有してもよい。
さらに、スマートフォン900は、無線通信方式ごとにアンテナ916を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ915は、スマートフォン900の構成から省略されてもよい。
バス917は、プロセッサ901、メモリ902、ストレージ903、外部接続インタフェース904、カメラ906、センサ907、マイクロフォン908、入力デバイス909、表示デバイス910、スピーカ911、無線通信インタフェース912及び補助コントローラ919を互いに接続する。バッテリー918は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図18に示したスマートフォン900の各ブロックへ電力を供給する。補助コントローラ919は、例えば、スリープモードにおいて、スマートフォン900の必要最低限の機能を動作させる。
図18に示したスマートフォン900において、図8を参照して説明した制御部230は、無線通信インタフェース912において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、プロセッサ901又は補助コントローラ919において実装されてもよい。一例として、スマートフォン900は、無線通信インタフェース912の一部(例えば、BBプロセッサ913)若しくは全部、プロセッサ901、及び/又は補助コントローラ919を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて制御部230が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを制御部230として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに制御部230の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを制御部230として機能させるためのプログラムがスマートフォン900にインストールされ、無線通信インタフェース912(例えば、BBプロセッサ913)、プロセッサ901、及び/又は補助コントローラ919が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、制御部230を備える装置としてスマートフォン900又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを制御部230として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図18に示したスマートフォン900において、例えば、図8を参照して説明した無線通信部210は、無線通信インタフェース912(例えば、RF回路914)において実装されてもよい。
(第2の応用例)
図19は、本開示に係る技術が適用され得るカーナビゲーション装置920の概略的な構成の一例を示すブロック図である。カーナビゲーション装置920は、プロセッサ921、メモリ922、GPS(Global Positioning System)モジュール924、センサ925、データインタフェース926、コンテンツプレーヤ927、記憶媒体インタフェース928、入力デバイス929、表示デバイス930、スピーカ931、無線通信インタフェース933、1つ以上のアンテナスイッチ936、1つ以上のアンテナ937及びバッテリー938を備える。
プロセッサ921は、例えばCPU又はSoCであってよく、カーナビゲーション装置920のナビゲーション機能及びその他の機能を制御する。メモリ922は、RAM及びROMを含み、プロセッサ921により実行されるプログラム及びデータを記憶する。
GPSモジュール924は、GPS衛星から受信されるGPS信号を用いて、カーナビゲーション装置920の位置(例えば、緯度、経度及び高度)を測定する。センサ925は、例えば、ジャイロセンサ、地磁気センサ及び気圧センサなどのセンサ群を含み得る。データインタフェース926は、例えば、図示しない端子を介して車載ネットワーク941に接続され、車速データなどの車両側で生成されるデータを取得する。
コンテンツプレーヤ927は、記憶媒体インタフェース928に挿入される記憶媒体(例えば、CD又はDVD)に記憶されているコンテンツを再生する。入力デバイス929は、例えば、表示デバイス930の画面上へのタッチを検出するタッチセンサ、ボタン又はスイッチなどを含み、ユーザからの操作又は情報入力を受け付ける。表示デバイス930は、LCD又はOLEDディスプレイなどの画面を有し、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの画像を表示する。スピーカ931は、ナビゲーション機能又は再生されるコンテンツの音声を出力する。
無線通信インタフェース933は、LTE又はLTE−Advancedなどのいずれかのセルラー通信方式をサポートし、無線通信を実行する。無線通信インタフェース933は、典型的には、BBプロセッサ934及びRF回路935などを含み得る。BBプロセッサ934は、例えば、符号化/復号、変調/復調及び多重化/逆多重化などを行なってよく、無線通信のための様々な信号処理を実行する。一方、RF回路935は、ミキサ、フィルタ及びアンプなどを含んでもよく、アンテナ937を介して無線信号を送受信する。無線通信インタフェース933は、BBプロセッサ934及びRF回路935を集積したワンチップのモジュールであってもよい。無線通信インタフェース933は、図19に示したように複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含んでもよい。なお、図19には無線通信インタフェース933が複数のBBプロセッサ934及び複数のRF回路935を含む例を示したが、無線通信インタフェース933は単一のBBプロセッサ934又は単一のRF回路935を含んでもよい。
さらに、無線通信インタフェース933は、セルラー通信方式に加えて、近距離無線通信方式、近接無線通信方式又は無線LAN方式などの他の種類の無線通信方式をサポートしてもよく、その場合に、無線通信方式ごとのBBプロセッサ934及びRF回路935を含んでもよい。
アンテナスイッチ936の各々は、無線通信インタフェース933に含まれる複数の回路(例えば、異なる無線通信方式のための回路)の間でアンテナ937の接続先を切り替える。
アンテナ937の各々は、単一の又は複数のアンテナ素子(例えば、MIMOアンテナを構成する複数のアンテナ素子)を有し、無線通信インタフェース933による無線信号の送受信のために使用される。カーナビゲーション装置920は、図19に示したように複数のアンテナ937を有してもよい。なお、図19にはカーナビゲーション装置920が複数のアンテナ937を有する例を示したが、カーナビゲーション装置920は単一のアンテナ937を有してもよい。
さらに、カーナビゲーション装置920は、無線通信方式ごとにアンテナ937を備えてもよい。その場合に、アンテナスイッチ936は、カーナビゲーション装置920の構成から省略されてもよい。
バッテリー938は、図中に破線で部分的に示した給電ラインを介して、図19に示したカーナビゲーション装置920の各ブロックへ電力を供給する。また、バッテリー938は、車両側から給電される電力を蓄積する。
図19に示したカーナビゲーション装置920において、図8を参照して説明した制御部230は、無線通信インタフェース933において実装されてもよい。あるいは、これらの構成要素の少なくとも一部は、プロセッサ921において実装されてもよい。一例として、カーナビゲーション装置920は、無線通信インタフェース933の一部(例えば、BBプロセッサ934)若しくは全部及び/又はプロセッサ921を含むモジュールを搭載し、当該モジュールにおいて制御部230が実装されてもよい。この場合に、上記モジュールは、プロセッサを制御部230として機能させるためのプログラム(換言すると、プロセッサに制御部230の動作を実行させるためのプログラム)を記憶し、当該プログラムを実行してもよい。別の例として、プロセッサを制御部230として機能させるためのプログラムがカーナビゲーション装置920にインストールされ、無線通信インタフェース933(例えば、BBプロセッサ934)及び/又はプロセッサ921が当該プログラムを実行してもよい。以上のように、制御部230を備える装置としてカーナビゲーション装置920又は上記モジュールが提供されてもよく、プロセッサを制御部230として機能させるためのプログラムが提供されてもよい。また、上記プログラムを記録した読み取り可能な記録媒体が提供されてもよい。
また、図19に示したカーナビゲーション装置920において、例えば、図8を参照して説明した無線通信部210は、無線通信インタフェース933(例えば、RF回路935)において実装されてもよい。
また、本開示に係る技術は、上述したカーナビゲーション装置920の1つ以上のブロックと、車載ネットワーク941と、車両側モジュール942とを含む車載システム(又は車両)940として実現されてもよい。即ち、制御部230を備える装置として車載システム(又は車両)940が提供されてもよい。車両側モジュール942は、車速、エンジン回転数又は故障情報などの車両側データを生成し、生成したデータを車載ネットワーク941へ出力する。
<7.まとめ>
以上、図1〜図19を参照して、本開示の一実施形態について詳細に説明した。上記説明したように、通信制御装置100は、IDMAが利用される通信システムの無線通信装置との通信を行い、基地局100又は端末装置200においてIDMAのために利用されるインタリーバを割り当てる間隔を動的に変更する。具体的には、通信制御装置100は、インタリーバの割り当て間隔を、最小のTTIよりも長い時間に変更する。これにより、基地局100及び端末装置200には、動的な割り当て方針と比較して長い時間間隔でインタリーバの割り当てが行われることとなるため、IDMAが採用される通信システム1におけるインタリーバの割り当てに関するオーバーヘッドの削減が実現される。
また、通信制御装置100は、QCI、端末装置200において送受信されるパケットに関する統計情報、アプリケーションの種別等の通信環境情報に基づいて、インタリーバの割り当て間隔を動的に変更することが可能である。これにより、例えば、端末装置200における干渉状況に応じた割り当て間隔の変更が可能となり、より柔軟なスケジューリングが実現される。
また、通信制御装置100は、インタリーバの割り当て間隔を、他の多元接続方式に係るリソースの割り当て間隔に応じた時間にし得る。これにより、通信制御装置100は、インタリーバの割り当て及び他の多元接続方式に係るリソースの割り当てに関するシグナリングをまとめて行うことが可能となるので、割り当て結果の通知に関するオーバーヘッドを削減することができる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、間隔制御部142、割当制御部144及び通信制御部146が論理エンティティとして実現され、制御部140に含まれるものとして説明したが、本技術はかかる例に限定されない。例えば、間隔制御部142、割当制御部144及び通信制御部146の全部又は一部は、物理層コントローラ112に含まれてもよい。他にも、間隔制御部142、割当制御部144及び通信制御部146の全部又は一部は、独立した物理エンティティとして実現されてもよい。例えば、間隔制御部142、割当制御部144及び通信制御部146の全部又は一部がコアネットワーク400上のサーバ等に含まれ、残りの構成要素が基地局100に含まれてもよい。
また、本明細書においてフローチャート及びシーケンス図を用いて説明した処理は、必ずしも図示された順序で実行されなくてもよい。いくつかの処理ステップは、並列的に実行されてもよい。また、追加的な処理ステップが採用されてもよく、一部の処理ステップが省略されてもよい。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
インタリーブ分割多元接続方式(IDMA:Interleave Division Multiple Access)が利用される通信システムの無線通信装置との通信を行う通信部と、
前記無線通信装置によりIDMAのために利用されるインタリーバを割り当てる間隔を動的に変更する間隔制御部と、
を備える通信制御装置。
(2)
前記間隔制御部は、前記無線通信装置による通信に関する情報に基づいて前記間隔を変更する、前記(1)に記載の通信制御装置。
(3)
前記間隔制御部は、QCI(Quality of Service Class Identifier)に基づいて前記間隔を変更する、前記(2)に記載の通信制御装置。
(4)
前記間隔制御部は、前記無線通信装置により送信又は受信されるパケットに関する統計量を示す情報に基づいて前記間隔を変更する、前記(2)又は(3)に記載の通信制御装置。
(5)
前記間隔制御部は、前記無線通信装置により用いられるアプリケーションの種別を示す情報に基づいて前記間隔を変更する、前記(2)〜(4)のいずれか一項に記載の通信制御装置。
(6)
前記間隔制御部は、前記間隔を他の接続方式に係るリソース割り当て間隔に応じた時間にする、前記(1)〜(5)のいずれか一項に記載の通信制御装置。
(7)
前記通信部は、前記間隔を示す情報を前記無線通信装置へ送信する、前記(1)〜(6)のいずれか一項に記載の通信制御装置。
(8)
前記通信制御装置は、前記間隔制御部により設定された前記間隔で前記インタリーバを割り当てる割当制御部をさらに備える、前記(1)〜(7)のいずれか一項に記載の通信制御装置。
(9)
前記割当制御部は、前記無線通信装置による通信に関する情報に基づいて前記インタリーバを割り当てる、前記(8)に記載の通信制御装置。
(10)
前記割当制御部は、QCIに基づいて前記インタリーバを割り当てる、前記(9)に記載の通信制御装置。
(11)
前記割当制御部は、前記無線通信装置による通信に関する情報に対応する割り当て規則に従って前記インタリーバを割り当てる、前記(9)又は(10)に記載の通信制御装置。
(12)
前記割当制御部は、QCIに対応する割り当て規則に従って前記インタリーバを割り当てる、前記(11)に記載の通信制御装置。
(13)
前記間隔制御部は、前記間隔を最小のTTIより長い時間に変更する、前記(1)〜(12)のいずれか一項に記載の通信制御装置。
(14)
前記間隔制御部は、前記間隔を最小のTTIと等しい時間に変更する、前記(1)〜(13)のいずれか一項に記載の通信制御装置。
(15)
他の無線通信装置との間でIDMAを用いて無線通信を行う無線通信部と、
動的に変更される間隔で割り当てられたインタリーバを用いたインタリーブ処理を行うよう前記無線通信部を制御する制御部と、
を備える無線通信装置。
(16)
前記制御部は、前記無線通信部による通信の状況に応じて、前記間隔又は前記インタリーバの割り当てを変更するよう要求するメッセージを送信するよう前記無線通信部を制御する、前記(15)に記載の無線通信装置。
(17)
IDMAが利用される通信システムの無線通信装置との通信を行うことと、
前記無線通信装置によりIDMAのために利用されるインタリーバを割り当てる間隔をプロセッサにより動的に変更することと、
を含む通信制御方法。
(18)
他の無線通信装置との間でIDMAを用いて無線通信を行うことと、
動的に変更される間隔で割り当てられたインタリーバを用いたインタリーブ処理を行うようプロセッサにより制御することと、
を含む無線通信方法。
(19)
コンピュータを、
IDMAが利用される通信システムの無線通信装置との通信を行う通信部と、
前記無線通信装置によりIDMAのために利用されるインタリーバを割り当てる間隔を動的に変更する間隔制御部と、
として機能させるためのプログラム。
(20)
コンピュータを、
他の無線通信装置との間でIDMAを用いて無線通信を行う無線通信部と、
動的に変更される間隔で割り当てられたインタリーバを用いたインタリーブ処理を行うよう前記無線通信部を制御する制御部と、
として機能させるためのプログラム。
1 通信システム
100 通信制御装置、基地局
110 無線通信部
112 物理層コントローラ
114 インタリーブ部
120 ネットワーク通信部
130 記憶部
140 制御部
142 間隔制御部
144 割当制御部
146 通信制御部
200 端末装置
210 無線通信部
212 物理層コントローラ
214 インタリーブ部
220 記憶部
230 制御部
300 セル
400 コアネットワーク

Claims (19)

  1. インタリーブ分割多元接続方式(IDMA:Interleave Division Multiple Access)が利用される通信システムの無線通信装置との通信を行う通信部と、
    前記無線通信装置によりIDMAのために利用されるインタリーバを割り当てる間隔を動的に変更する間隔制御部と、
    前記間隔制御部により設定された前記間隔で前記インタリーバを割り当てる割当制御部と、
    を備え
    前記割当制御部は、QCI(Quality of Service Class Identifier)に対応する前記インタリーバの候補集合の中から割り当てる前記インタリーバを選択する、通信制御装置。
  2. 前記間隔制御部は、前記無線通信装置による通信に関する情報に基づいて前記間隔を変更する、請求項1に記載の通信制御装置。
  3. 前記間隔制御部は、QCIに基づいて前記間隔を変更する、請求項2に記載の通信制御装置。
  4. 前記間隔制御部は、前記無線通信装置により送信又は受信されるパケットに関する統計量を示す情報に基づいて前記間隔を変更する、請求項2に記載の通信制御装置。
  5. 前記間隔制御部は、前記無線通信装置により用いられるアプリケーションの種別を示す情報に基づいて前記間隔を変更する、請求項2に記載の通信制御装置。
  6. 前記間隔制御部は、前記間隔を他の接続方式に係るリソース割り当て間隔に応じた時間にする、請求項1に記載の通信制御装置。
  7. 前記通信部は、前記間隔を示す情報を前記無線通信装置へ送信する、請求項1に記載の通信制御装置。
  8. 前記割当制御部は、前記無線通信装置による通信に関する情報に基づいて前記インタリーバを割り当てる、請求項に記載の通信制御装置。
  9. 前記割当制御部は、前記無線通信装置による通信に関する情報に対応する割り当て規則に従って前記インタリーバを割り当てる、請求項に記載の通信制御装置。
  10. 前記割当制御部は、QCIに対応する割り当て規則に従って前記インタリーバを割り当てる、請求項に記載の通信制御装置。
  11. 前記間隔制御部は、前記間隔を最小のTTIより長い時間に変更する、請求項1に記載の通信制御装置。
  12. 前記間隔制御部は、前記間隔を最小のTTIと等しい時間に変更する、請求項1に記載の通信制御装置。
  13. 前記間隔制御部は、前記インタリーバの割り当て方針を、静的な割り当て方針、準静的な割り当て方針又は動的な割り当て方針から選択し、
    前記割当制御部は、選択された前記インタリーバの割り当て方針に対応する前記インタリーバの候補集合の中から割り当てる前記インタリーバを選択する、請求項1に記載の通信制御装置。
  14. 他の無線通信装置との間でIDMAを用いて無線通信を行う無線通信部と、
    動的に変更される間隔で前記他の無線通信装置により割り当てられたインタリーバを用いたインタリーブ処理を行うよう前記無線通信部を制御する制御部と、
    を備え
    前記割り当てられた前記インタリーバは、QCIに対応する前記インタリーバの候補集合の中から選択された前記インタリーバである、無線通信装置。
  15. 前記制御部は、前記無線通信部による通信の状況に応じて、前記間隔又は前記インタリーバの割り当てを変更するよう要求するメッセージを送信するよう前記無線通信部を制御する、請求項1に記載の無線通信装置。
  16. IDMAが利用される通信システムの無線通信装置との通信を行うことと、
    前記無線通信装置によりIDMAのために利用されるインタリーバを割り当てる間隔をプロセッサにより動的に変更することと、
    設定された前記間隔で前記インタリーバを割り当てることと、
    を含み、
    前記割り当てることは、QCIに対応する前記インタリーバの候補集合の中から割り当てる前記インタリーバを選択することを含む、通信制御方法。
  17. 他の無線通信装置との間でIDMAを用いて無線通信を行うことと、
    動的に変更される間隔で前記他の無線通信装置により割り当てられたインタリーバを用いたインタリーブ処理を行うようプロセッサにより制御することと、
    を含み、
    前記割り当てられた前記インタリーバは、QCIに対応する前記インタリーバの候補集合の中から選択された前記インタリーバである、無線通信方法。
  18. コンピュータを、
    IDMAが利用される通信システムの無線通信装置との通信を行う通信部と、
    前記無線通信装置によりIDMAのために利用されるインタリーバを割り当てる間隔を動的に変更する間隔制御部と、
    前記間隔制御部により設定された前記間隔で前記インタリーバを割り当てる割当制御部と、
    として機能させ
    前記割当制御部は、QCIに対応する前記インタリーバの候補集合の中から割り当てる前記インタリーバを選択する、プログラム。
  19. コンピュータを、
    他の無線通信装置との間でIDMAを用いて無線通信を行う無線通信部と、
    動的に変更される間隔で前記他の無線通信装置により割り当てられたインタリーバを用いたインタリーブ処理を行うよう前記無線通信部を制御する制御部と、
    として機能させ、
    前記割り当てられた前記インタリーバは、QCIに対応する前記インタリーバの候補集合の中から選択された前記インタリーバである、プログラム。
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