JP6382064B2 - Shower head with brushing function - Google Patents
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Description
本発明は、ブラッシング機能付きシャワーヘッドに関し、特に、犬や猫等のペットのシャンプー作業と同時にペットの体毛のブラッシング作業をも行うことができるブラッシング機能付きシャワーヘッドに関する。 The present invention relates to a shower head with a brushing function, and more particularly, to a shower head with a brushing function capable of performing brushing work on pet body hair simultaneously with shampooing work for pets such as dogs and cats.
従来、犬や猫等のペット用の美容室等において、ペットの体毛をシャンプーにより洗浄する場合、通常は、ペットの体毛をシャンプーにより洗浄した後、体毛に付着したシャンプーを洗い流すべくすすぎ作業を行う。このすすぎ作業においては、作業者は、シャワーヘッドからのシャワー吐水によりペットの体毛に付着したシャンプーをすすぎながら、ペットの体毛をブラシによりブラッシングする。このとき、作業者は、片手(例えば、利き手と反対側の手)でシャワーヘッドを把持してシャワーヘッドからのシャワー吐水をペットに向けて吐出しながら、もう片方の手(例えば、利き手)にブラシを把持してそのブラシによりペットの体毛をブラッシングする。この作業中、作業者は、これらの作業を効率的に行うために、ペットが動かないよう手で押さえたり、ペットの不意の動きを手で抑制したりする必要に迫られる場合がある。しかし、上記の作業では、作業者の両方の手がシャワーヘッド及びブラシにより塞がることから、作業者が、必要に応じて、ペットが動かないよう手で押さえたり、ペットの不意の動きを手で抑制したりすることができない。したがって、この点を考慮すれば、シャワーヘッドにブラシを設けたブラシ付きシャワーヘッドを提供することが便宜である。なお、(ペット用のシャワーヘッドではなく、また、ペットの体毛や人間の毛髪用のシャワーヘッドでもなく、単に、人間の皮膚をブラシ洗浄するためのシャワーヘッドではあるが、)ブラシを備えたシャワーヘッドに関する発明としては、例えば、特許文献1に記載の発明がある。
Conventionally, when pet hair is washed with a shampoo in a beauty salon for pets such as dogs and cats, the pet hair is usually washed with shampoo, and then rinsed to wash away the shampoo adhering to the hair. . In this rinsing operation, the operator brushes the pet's hair with a brush while rinsing the shampoo adhering to the pet's hair with shower water discharged from the shower head. At this time, the operator holds the shower head with one hand (for example, the hand opposite to the dominant hand) and discharges the shower water discharged from the shower head toward the pet, while using the other hand (for example, the dominant hand). Grab the brush and brush your pet's hair with the brush. During this work, in order to perform these work efficiently, the worker may be required to hold the pet so that the pet does not move or to suppress unexpected movement of the pet by hand. However, in the above work, both hands of the operator are blocked by the shower head and the brush, so that the operator can hold the pet so that it does not move as necessary, or prevent the pet from moving unexpectedly. It cannot be suppressed. Therefore, in consideration of this point, it is convenient to provide a shower head with a brush provided with a brush on the shower head. It should be noted that the shower equipped with a brush (although it is not a shower head for pets, or a shower head for brushing human skin, not a shower head for pet body hair or human hair) As an invention related to the head, for example, there is an invention described in
特許文献1に記載のブラシを備えたシャワーヘッドは、水を流出すると同時に、ブラシによるブラシ洗浄機能をも備えている。このブラシを備えたシャワーヘッドは、駆動ユニットとブラシ体を備えている。駆動ユニットは、電力が供給されると、ブラシ体に転動作用を提供する。また、このブラシを備えたシャワーヘッドは、モーターと数個のヘリカルギア、或いはギアテーブルを備えることで、ブラシ体の転動を行う。(以上、要約参照。)なお、この構成から明らかなように、特許文献1のブラシを備えたシャワーヘッドは、ブラシ体を転動させながらそのブラシの先端を人体の皮膚に押し当てることで、皮膚のブラシ洗浄を行うものである(0001段落、0003段落、0013段落参照)。
The shower head provided with the brush of
上記のとおり、特許文献1のブラシを備えたシャワーヘッドは、ブラシを転動する構成としているため、ペットの体毛を洗浄と同時にブラッシングしたり、人間の毛髪を洗浄と同時にブラッシングしたりすることは不可能である。また、特許文献1に記載のブラシを備えたシャワーヘッドは、人間用に考えられたものであるため、(特許文献1が全く意図しない使用法ではあるが、例えば、ブラシの転動を停止した状態でシャワーによる洗浄を行うことで)ペットの体毛の洗浄用に使用する場合でも、種々の不具合を生じる可能性がある。例えば、犬の体毛は、人間の(単一種類の髪の毛からなる)毛髪とは異なり、上毛(「オーバーコート」とも呼ばれる。)に加えて下毛(「アンダーコート」とも呼ばれる。)があり、上毛により皮膚を害虫等の外敵から守ったり、雨等の水をはじいたり、病原体の進入を防いだりする一方で、皮膚の直近に密生した柔らかい毛からなる下毛により体温を保つようにしている。また、人間の体毛は、基本的に一つの毛穴から一本の毛しか生えないが、犬の体毛の場合は、一つの毛穴から平均で7本〜15本の毛が生えており、人の体毛と比較してかなり密集している。更に、犬種により被毛の長さがまちまちであるため、被毛の長さに合わせたシャワー作業が必要となる。なお、犬と共にペットとして人気の高い猫の体毛も、犬の体毛と同様である。
As described above, since the shower head provided with the brush of
したがって、犬等のペットのシャンプー作業に、特許文献1のブラシを備えたシャワーヘッドのような人間用のシャワーヘッドを使用した場合、まず、シャワー吐水がブラシの根元から吐出されることから、そのシャワー吐水は、ペットの体毛の表面に吐出されることになるため、撥水性を有する上毛により体毛内部への浸透が阻止されて、下毛までシャワー吐水が行き渡らない可能性が大きい。たとえ、ブラシによりペットの上毛をブラッシングしながらシャワー吐水を吐出したとしても、やはり、従来の人間用のブラシの1本1本の毛は非常に細いため、上毛間の隙間を広げることができず、上毛間にシャワー吐水を浸透させて下毛まで(更には、下毛の根元の皮膚にまで)シャワー吐水を到達させるための十分な隙間を形成することは困難である。その結果、シャワー吐水が、ペットの体毛の下毛まで行き渡らず、下毛に付着したシャンプーの洗浄が不十分となる可能性が大きく、更に、下毛の根元にある皮膚に付着したシャンプーの洗浄が不十分となる可能性が大きい。特に、長毛種のペットの場合、下毛(アンダーコート)の厚みが大きく、下毛の先端から皮膚までの距離が大きいため、上記の問題点が更に大きくなることが予想される。
Therefore, when a human shower head such as a shower head equipped with a brush of
また、特許文献1のブラシを備えたシャワーヘッドにおけるように、人間用のブラシの毛は密集して基体又はベースに植え付けられているため、上記のとおり人間の毛髪に比較して大きく密集した状態のペットの体毛を(1本1本の毛が細く、かつ、密集している)人間用のブラシによりブラッシングすると、ブラシの毛とペットの体毛との間の摩擦抵抗により、円滑なブラッシング作業が困難になったり、ブラシの毛からの摩擦時の静電気によりペットの体毛が損傷したりする可能性がある。具体的には、特許文献1のブラシを備えたシャワーヘッドでは、ブラシ体は、外側面にブラシを備え、中央には出水口を備える構成であるが(0012段落)、そのブラシは、通常の人間用の円形ブラシ(又は、丸ブラシ)と同様の構成であり、多数本の毛を円環状の基体又はベースに植え付けたものであるため、ブラシの1本1本の毛が細く、かつ、ブラシの毛の間の隙間が非常に小さくなっており、人間の皮膚をマッサージするには適しているが、ペットの体毛をブラッシングすることは困難である(また、人間の毛髪をブラッシングすることも容易でないと考えられるし、また、特許文献1の発明は、そのような使用法を全く想定していない。)
Moreover, since the hair of the brush for human beings is densely planted in the base | substrate or the base like the shower head provided with the brush of
その結果、特許文献1のブラシを備えたシャワーヘッドのような人間用のシャワーヘッドを使用した場合、ペットのシャンプー後のシャワー作業又はすすぎ作業(即ち、体毛に付着したシャンプーの洗い流し作業)が困難となり、体毛に付着したシャンプーの洗い流しが不十分となり可能性がある。また、犬のシャンプー作業に人間用のシャワーヘッドを使用した場合、シャンプーの洗い流しが十分にできたとしても、洗い流しが長時間にわたる可能性がある。ここで、犬や猫は、一般に表皮の厚みが人間の皮膚よりも小さく、その皮膚が人間の皮膚より弱いため、シャンプー(シャンプーに含まれる界面活性剤)の洗い流しが不十分であれば、皮膚疾患の危険性が高まる可能性がある。例えば、犬用シャンプーには、表皮への影響を考慮して、天然素材の界面活性材が使用されているが、犬用シャンプーは、人用シャンプーに比較して高価となることから、犬のシャンプー作業に人用の(合成界面活性剤からなる)シャンプーを使用することも考えられる。しかし、犬の皮膚(及び体毛)は、pH7.0以上の中性から弱アルカリ性である一方、人間の皮膚はpH4.5〜6.5の弱酸性であり、人用シャンプーは、かかる弱酸性の皮膚を前提としていることから、このような人用シャンプーを犬用のシャンプーとして使用すると、犬の皮膚に対して過度な刺激を与え、皮膚疾患を生じる可能性もある。したがって、犬や猫等のペットのシャンプー作業に人用のシャンプーを使用する場合、体毛に付着したシャンプーを短時間で洗い流す必要があるが、上記のとおり、特許文献1のブラシを備えたシャワーヘッドのような人間用のシャワーヘッドを使用した場合、そのような短時間での洗い流し作業が困難となる。
As a result, when a human showerhead such as a showerhead equipped with the brush of
そこで、本発明は、ペットのシャンプー作業でペットの種類に応じた最適なシャワー作業及びブラッシング作業を行うことができ、かつ、シャンプーの洗い流し効率を大幅に向上してシャンプーの洗い流し時間を短縮することができ、結果的に、洗い流しに要する水量を減らすことができると共に、シャワー作業及び洗い流し作業の間に生じるペットのストレスを減らすことができ、シャンプー(特に、シャンプーに含まれている界面活性剤)の洗い流し不足をなくすことで、ペットの皮膚炎等の発生を確実に防止することができるブラッシング機能付きシャワーヘッドの提供を課題とする。 Therefore, the present invention can perform optimal shower work and brushing work according to the type of pet in pet shampoo work, and greatly improve shampoo washout efficiency and shorten shampoo washout time. As a result, the amount of water required for washing off can be reduced, and the stress of pets generated during showering and washing out can be reduced, and shampoos (especially surfactants contained in shampoos) can be reduced. It is an object of the present invention to provide a shower head with a brushing function that can surely prevent the occurrence of pet dermatitis and the like by eliminating the lack of washing away.
本発明に係るブラッシング機能付きシャワーヘッドは、シャワーヘッド本体と貯水部とを備える。シャワーヘッド本体は、軸方向一側に開口を形成した中空の筐体を有する。貯水部は、前記シャワーヘッド本体の筐体の内部空間に収容して配設されると共に、水源からの給水を導入する貯水空間を有する。前記貯水部は、前記シャワーヘッド本体の筐体の内部空間において前記軸方向に往復移動自在となるよう配設されると共に、前記シャワーヘッド本体の内部空間において前記軸方向の所定位置に配置自在となっている。また、前記貯水部は、前記シャワーヘッド本体の筐体の開口に面する側面となる一側面を、前記シャワーヘッド本体の筐体の開口を介して前記シャワーヘッド本体の外部に露出している。更に、前記貯水部は、その一側面に、前記シャワーヘッド本体の筐体の軸方向に沿って延びるよう突出する筒状をなすと共に、前記貯水部の貯水空間と連通する通水空間を有するノズルを一体的に設けている。前記貯水部は、前記ノズルの先端に吐水面を設けると共に、前記吐水面には、前記貯水部の貯水空間から前記通水空間に導入した給水を外部に吐出する吐水孔を形成している。前記ノズルを前記貯水部と共に前記シャワーヘッド本体の筐体の軸方向に沿って往復移動することで、前記シャワーヘッド本体の筐体の開口から突出する前記ノズルの突出量を増減変更して調節自在としている。ノズル自体も比較的小さな径の筒状(円筒状)をなすため、(マッサージ機能は発揮しないが)ブラッシング機能をある程度発揮することができる。 The shower head with a brushing function according to the present invention includes a shower head body and a water storage section. The shower head main body has a hollow casing in which an opening is formed on one side in the axial direction. The water storage part is housed and disposed in the internal space of the casing of the shower head body, and has a water storage space for introducing water supplied from a water source. The water storage section is disposed so as to be reciprocally movable in the axial direction in the internal space of the casing of the shower head main body, and can be disposed in a predetermined position in the axial direction in the internal space of the shower head main body. It has become. Further, the water storage section exposes one side surface, which is a side surface facing the opening of the casing of the shower head body, to the outside of the shower head body through the opening of the casing of the shower head body. Further, the water storage section has a cylindrical shape projecting so as to extend along the axial direction of the casing of the shower head body on one side surface thereof, and a nozzle having a water passage space communicating with the water storage space of the water storage section. Are provided integrally. The water storage section is provided with a water discharge surface at the tip of the nozzle, and a water discharge hole for discharging water supplied from the water storage space of the water storage section into the water flow space is formed on the water discharge surface. By reciprocating the nozzle along the axial direction of the casing of the shower head body together with the water reservoir, the amount of protrusion of the nozzle protruding from the opening of the casing of the shower head body can be changed and adjusted freely. It is said. Since the nozzle itself has a cylindrical shape (cylindrical shape) with a relatively small diameter, the brushing function can be exhibited to some extent (although the massage function is not exhibited).
本発明に係るブラッシング機能付きシャワーヘッドは、ペットのシャンプー作業でペットの種類に応じた最適なシャワー作業及びブラッシング作業を行うことができ、かつ、シャンプーの洗い流し効率を大幅に向上してシャンプーの洗い流し時間を短縮することができ、結果的に、洗い流しに要する水量を減らすことができると共に、シャワー作業及び洗い流し作業の間に生じるペットのストレスを減らすことができ、シャンプー(特に、シャンプーに含まれている界面活性剤)の洗い流し不足をなくすことで、ペットの皮膚炎等の発生を確実に防止することができる。 The shower head with a brushing function according to the present invention can perform optimal shower work and brushing work according to the type of pet in pet shampoo work, and greatly improve the shampoo wash-off efficiency to wash out shampoo. Time can be shortened and, as a result, the amount of water required for washing can be reduced, and the stress of pets generated during showering and washing can be reduced. Shampoos (particularly included in shampoos) The occurrence of pet dermatitis and the like can be surely prevented by eliminating the lack of washing out of the surfactant.
以下、本発明を実施するための一実施の形態(以下、本実施の形態という)のブラッシング機能付きシャワーヘッドについて説明する。なお、本実施の形態の説明及び別例又は変更例の説明を通じ、同一の部材、要素または部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。 Hereinafter, a shower head with a brushing function according to one embodiment (hereinafter referred to as this embodiment) for carrying out the present invention will be described. Note that the same members, elements, or portions are denoted by the same reference numerals throughout the description of the present embodiment and other examples or modifications, and the description thereof is omitted.
[全体構成]
まず、本実施の形態のブラッシング機能付きシャワーヘッドの全体構成について概略的に説明すると、ブラッシング機能付きシャワーヘッドは、図1〜図5に示すように、本実施の形態のブラッシング機能付きシャワーヘッドは、その構成部品又は構成要素として、シャワーヘッド本体100と、固定キャップ110と、シャワーキャップ本体200と、スピンドル本体230と、ハンドル300とを備えている。シャワーキャップ本体200は、シャワーヘッド本体100に組み付けられて、シャワーヘッド本体100との間でシャワー吐水用の貯水空間を形成する。また、シャワーキャップ本体200は、複数本のノズル210と給水管220とを一体的に設けた構成であり、ノズル210をシャワーヘッド本体100から出没自在とすると共に、給水管220をシャワーホースの先端(下流側)の接続口に接続自在としている。更に、スピンドル本体230は、スピンドル240を一体的に設けている。そして、スピンドル240をシャワーヘッド本体100に内装した状態で、スピンドル240をハンドル300の回動操作により上下動して、ノズル210を上下動するようになっている。以下、各構成要素について詳細に説明する。なお、以下の説明において、各部材や各部分等の寸法や配置や姿勢を特定するために、相対的な用語として、「上下方向」、「左右方向」、及び、「前後方向」という用語を使用することがあるが、このうち、「上下方向」とは、本実施の形態のブラッシング機能付きシャワーヘッドを通常状態で(即ち、その吐水面が下方となるように)水平面に載置した水平状態における上下方向(即ち、図1〜図3の上下方向)を、「左右方向」とは、その水平状態での正面視又は背面視における左右方向(即ち、図1又は図2の左右方向)を、「前後方向」とは、その水平状態での正面視において紙面の表面側から裏面側に向かう方向(側面視における左右方向であって、図3の側面視の場合は、その右側が「前」、その左側が「後」)をそれぞれ意味する。また、「上下」、「上方」、「下方」、「左右」、「左方」、「右方」、「前後」、「前方」、「後方」等、上、下、左、右、前、後の各語を含む用語についても同様の意味で使用している。更に、「高さ」という用語も、上記「上下方向」の場合と同様の前記水平状態における「高さ」を意味するものとして使用する。更に、「水」という用語は、通常の「冷水」以外に「温水」も含む意味で使用し、また、水道水等の「原水」のほか、原水を浄化してなる「浄水」も含む意味で使用する。
[overall structure]
First, the overall structure of the shower head with a brushing function of the present embodiment will be schematically described. As shown in FIGS. 1 to 5, the shower head with a brushing function of the present embodiment is a shower head with a brushing function. The shower head
[シャワーヘッド本体]
シャワーヘッド本体100は、図11に示すように、筐体部101,102、連結部103、凹溝部104、及び、上側突部105を一体的に備えている。筐体部101,102は、ハウジング又はケーシングとして機能する部材であり、図1〜図4に示すように、円筒状の周壁101の上端を円板状の上壁102により閉塞すると共に、周壁101の下端を円形に開口した所定直径(所定内外径)の(上端を閉塞した)円筒状をなしている。連結部103は、上下両端を円形に開口した所定直径の円筒状をなし、筐体部101,102の上壁102の中央部に、上方に直交して延びるよう、かつ、筐体部101,102の軸心と同軸となるよう、一体形成されている。凹溝部104は、連結部103の上下方向中央部を、一定幅で一定深さだけ、その全周にわたって薄肉とすることで形成されたリング状部分である。即ち、凹溝部104は、連結部103の上下方向中央部の全周に沿って、前記一定幅で一定深さの凹溝を形成して延びる部分である。また、凹溝部104の周方向の所定角度位置には、相互に所定角度間隔をおいて複数個の係止孔104aが、凹溝部104を厚さ方向に貫通して形成されている。これにより、連結部103は、凹溝部104における係止孔104aの位置で、内外の空間を連通しており、詳細な構成は後述するが、この係止孔104aを介して、ハンドル300をシャワーヘッド本体100の連結部102に回動自在かつ軸方向への移動不能に固定するようになっている。
[Shower head body]
As shown in FIG. 11, the shower head
<上側突部>
上側突部105は、筐体部101,102の周壁101の下端部に、一定角度間隔を置いて複数個(図示の例では、90度間隔を置いて合計4個)形成されている。各上側突部105は、筐体部101,102の周壁101の外周面から放射方向(半径方向)の外方に所定の突出長だけ突出するよう一体形成されている。また、上側突部105は、図4に示すように、長円を対角線方向に切断することにより、長円の一方の直線部分(一方の辺)と一方の半円部分とからなる半長円形状(以下、「対角切断半長円形状」ということがある。)の平面形状を有している。更に、合計4個の上側突部105は、円筒状をなす筐体部101,102の周壁101の直径方向の一側(図4の上側)及び他側(図4の下側)に、それぞれ、2個ずつ配置される。このとき、上側の2個の上側突部105は、前記対角切断半長円形状の直線部分が、それらの上側において一直線上に並ぶよう、前記周壁101の直径方向の一側において左右に配置されている。同様に、下側の2個の上側突部105は、前記対角切断半長円形状の直線部分が、それらの下側において一直線上に並ぶよう、前記周壁101の直径方向の一側において左右に配置されている。これにより、上側の2個の上側突部105と下側の2個の上側突部105とは、前記対角切断半長円形状の直線部分が、筐体101,102の周壁101の直径方向において互いに平行となり、かつ、互いに対向している。なお、図示はしないが、各上側突部105の中央には、締結手段としての(タッピングビス等の)雄螺子121の雄螺子部の先端側をねじ込むための(挿通孔又は雌螺子孔からなる)ビス孔が上下方向に延びるよう形成されている。
<Upper protrusion>
A plurality of
<筐体の挿通口>
一方、図6(a)に示すように、筐体101,102の周壁101において、前記上側の2個の上側突部105の間の部分には、前記給水管220の先端部を挿通すると共に、周壁101の上下方向に給水管220を移動案内するための挿通口101aが貫通形成されている。周壁101の挿通口101aは、図6(a)に示す半長円形状をなし、前記上側の2個の上側突部105の部分の中央部を占める所定幅を有すると共に、筐体101,102の軸心に沿って周壁101の下端から上端(即ち、頂壁102との境界位置)まで上方に延びる高さ(上下方向寸法)を有している。後段で詳細に説明するが、周壁101の前記半長円形状をなす挿通口101aの上側の半円部分の直径(及び、下側の矩形部分の幅寸法)は、前記給水管220の(前記外周壁201との接続部分となる)給水部221の外径と同一に設定され、シャワーヘッド本体100の内部空間にシャワーキャップ本体200の対応部分を収容したときに、給水部221が、挿通口101aに沿って上下方向に往復移動自在となるようにしている。なお、シャワーヘッド本体100は、例えば、ABS樹脂等の所定の汎用合成樹脂材料(或いは、エンジニアリングプラスチック等の合成樹脂材料)を使用して、所定の成形方法(例えば、射出成形法)により、上記構成となるように形成することができる。少なくとも、シャワーヘッド本体100は、所定の剛性を維持して外力に対して容易に湾曲又は変形等しないような材料により形成される。
<Insertion opening of housing>
On the other hand, as shown in FIG. 6A, in the
[固定キャップ]
固定キャップ110は、図1〜図3、図5、図11及び図12に示すように、筐体101,102の周壁101の下端の円形開口に固着されて、前記シャワーキャップ本体200のノズル210が、前記筐体101,102の周壁101の下端よりも下方へ移動することを規制又は阻止する部材である。固定キャップ110は、リング板部111及び下側突部112を備えている。リング板部111は、前記周壁101の下端の円形開口のうち、前記挿通口101aが設けられる角度部分を除く所定角度部分の周縁に沿って円周方向に延びる円弧板状又は略馬蹄形板状をなしている。また、リング板部111は、図5に示すように、所定幅の前記円弧板状をなし、その外周縁は、周壁101の下端面の外周縁に一致すると共に、その内周縁は、図6(a)に示すように、周壁101の下端面の内周縁から内方に(前記所定幅に対応する)所定距離だけ突出している。更に、リング板部111の周方向両端となる開放端間には、周壁101の挿通口101aに対応する角度部分だけ切り欠かれた所定幅の間隙111aが設けられている。一方、下側突部112は、リング板部111の外周面において、前記周壁101の上側突部105と同一の一定角度間隔を置いて上側突部105と同一の複数個(図示の例では、90度間隔を置いて合計4個)形成されている。また、下側突部112は、リング板部111を周壁101の下端に取り付けたときに、周壁101の上側突部105と同一の角度位置に配置され、かつ、上側突部105と同一の平面形状(即ち、前記対角切断半長円形状)を有している。なお、図示はしないが、各下側突部105の中央には、上側突部105の孔と整合する位置に、雄螺子121の雄螺子部の基端側を挿通するための挿通孔が上下方向に延びるよう貫通形成されている。
[Fixed cap]
As shown in FIGS. 1 to 3, 5, 11, and 12, the fixing
そして、周壁101の下端にリング板部111を取り付けたときに、上側突部105の下面と下側突部112の上面とが完全に整合して密接し、かつ、上側突部105のビス孔と下側突部112の挿通孔とが整合するようになっている。これにより、周壁101の下端にリング板部111を取り付けたときに、合計4対の上側突部105及び下側突部112が、周壁101の直径方向の一側(図4の上側)及び他側(図4の下側)に、それぞれ、2対ずつ配置され、上側の2対及び下側の2対のそれぞれの前記対角切断半長円形状の直線部分が、周壁101の直径方向において互いに平行となり、かつ、互いに対向するようになっている。そして、この状態で、雄螺子121の雄螺子部を各対の下側突部112の挿通孔に挿通して上側突部105のビス孔に螺入することで、周壁101の下端にリング板部111を介して固定キャップ110を固着するようになっている。なお、固定キャップ110は、例えば、所定の合成樹脂材料(好ましくは、POM(ポリアセタール)樹脂等のエンジニアリングプラスチック)を使用して、所定の成形方法(例えば、射出成形法)により、上記構成となるように形成することができる。少なくとも、固定キャップ110は、所定の剛性を維持して外力に対して容易に湾曲又は変形等しないような材料により形成される。
When the
[シャワーキャップ本体]
シャワーキャップ本体200は、図5、図11及び図12に示すように、シャワーヘッド本体100の筐体101,102の内部空間に収容されて、(スピンドル本体230の駆動によって)筐体101,102の内部空間を上下動する部材又は部分である。シャワーキャップ本体200は、図2及び図5に示すように、前記ノズル210を一体的に備えると共に、前記給水管220と一体形成され、シャワーヘッド本体100の筐体101,102の内部空間をノズル210及び給水管220と一体的に上下方向に移動自在となっている。なお、この一体構造については後段でも説明する。詳細には、シャワーキャップ本体200は、図11に示すように、外周壁201、散水板202、及び、内周壁203を一体形成してなる有底短二重円筒状の構成である。より詳細には、散水板202は、所定直径の円板状をなし、その外周縁の全周に沿って一定高さ寸法の短円筒状をなす外周壁201を(直交状態で)立設すると共に、外周壁201の半径方向内側に所定間隔を置いて、内周壁203を(直交状態で)立設している。即ち、外周壁201及び内周壁203により、散水板202の上面側において二重円筒状の構造が形成されている。また、散水板202の直径(及び、外周壁201の外径)は、周壁101の内径と略同一径(正確には、外周壁201の外周面が周壁101の内周面に沿って摺動自在となるよう若干小さい径)に設定されている。なお、散水板202は、外周壁201及び内周壁203の下端側を閉塞している。
[Shower cap body]
As shown in FIGS. 5, 11, and 12, the
また、後段でも説明するが、外周壁201及び内周壁203の上端には、前記スピンドル本体230の基板231及び嵌合部232が載置して固定され、内周壁203との間で水密状態を維持するよう一体化されて、外周壁201及び内周壁203の上端側を閉塞及び遮蔽するようになっている。これにより、図7及び図10に示すように、内周壁203及び散水板202と基板231及び嵌合部232とにより囲まれる空間によって、前記給水管220からのシャワー用の原水又は浄水(以下、「シャワー水」ということがある。)を貯留して通水し、散水板202からシャワー吐水として吐出するための空間WS(以下、単に「貯水空間WS」という。)が形成されている。また、散水板202は、図5及び図8に示すように、その中心寄りの所定半径の(前記内周壁203よりも中心寄りとなる)仮想円に沿って、所定間隔で複数個(図の例では、15度の等間隔で24個)の小円形孔からなる散水孔202aを貫通形成している。散水板202の散水孔202aは、前記給水管220から貯水空間WSに所定の水圧で供給されたシャワー水を吐出するものである。なお、前記内周壁203及び散水板202並びに基板231及び嵌合部232により、本実施の形態の貯水空間WSを形成する貯水部が構成されている。なお、前記固定キャップ110のリング板部101の内径は、外周壁201の外径より所定寸法だけ小さい径(例えば、図6に示すように、外周壁201と内周壁203との間の径)に設定され、筐体101,102の内部空間に前記シャワーキャップ本体200の外周壁201等を収容して、周壁101の下端に固定キャップ110を固着したときに、散水板202の下面がリング板部111の上面に当接して、その位置(以下、「下限位置」ということがある。)を越えて下動することを規制されるようになっている。
As will be described later, the
<ノズル>
前記ノズル210は、散水板202の散水孔202aよりも外周側となる(かつ、前記内周壁203よりも中心寄りとなる)所定半径の仮想円に沿って(及び、散水板202の外周縁に沿って)、所定間隔で複数個(図の例では、36度の等間隔で10個)、散水板202から突出するよう一体的に設けられている。詳細には、各ノズル210は、散水板202から直交して下方に(即ち、シャワーキャップ本体200の軸心と平行となるように)直線的に突出する有底円筒状をなす。また、ノズル210は、図6〜図13に示すように、散水板202の下面から下方に所定距離だけ突出している。更に、各ノズル210は、図5に示すように、周壁211の先端(図中の下端)に底壁212を一体形成してなる有底円筒状の構成である。ノズル210の周壁211の上端の円形開口は、散水板202から前記シャワーキャップ本体200の貯水空間WSに向かって開放しており、ノズル210の上端の円形開口を介して、ノズル210の内部空間が、前記シャワーキャップ本体200の貯水空間WSと連通している。また、ノズル210の底部側(図11の下端側)の円形開口は、底壁212により閉塞されている。底壁212は、周壁211の底部側の円形開口と同一の円形の外形を有する(前記周壁211と同径の)小径の円盤状をなしている。これにより、図8及び図9に示すように、周壁211と底壁212とにより囲まれる空間によって、ノズル210からのシャワー吐水用の通水空間PSが形成されている。
<Nozzle>
The
一方、シャワーキャップ本体200の散水板202におけるノズル210の位置について説明すると、シャワーヘッド本体100の周壁101の下端の円形開口からその内部空間にシャワーキャップ本体200の外周壁201等を収容し、周壁101の下端に前記固定キャップ110を固着したときに、ノズル210は、その全体が、リング板部111の内周縁よりも所定距離だけ内方となる位置(例えば、図6及び図7に示すような所定間隔の間隙を置いた位置であって、内周壁203よりも中心側の位置)に配置されており、ノズル210が固定キャップ110と干渉しないようになっている。また、ノズル210の底壁212は、図5に示すように、その中心から所定半径の仮想円に沿って、所定間隔で複数個(図の例では、90度の等間隔で4個)の小円形孔からなる噴射孔212aを貫通形成している。ノズル210の底壁212の噴射孔212aは、前記給水管220から貯水空間WSに所定の水圧で供給されたシャワー水を、ノズル210の周壁の上端の円形開口から通水空間PS内に案内し、そのシャワー水を底壁212から噴出するものである。
On the other hand, the position of the
更に、ノズル210の底壁212の中心には、所定直径の円形孔からなる挿通孔212bが貫通形成されている。後段で詳細に説明するが、底壁212の挿通孔212bには、前記スピンドル本体230のブラシ部237が挿通されるようになっている。なお、底壁212の噴射孔212aの直径は、基本的には、散水板202の散水孔202aの直径と同様の径(例えば、1mm程度の径)に設定され、底壁212の挿通孔212bの直径は、噴射孔212aの直径より大きな径(例えば、2〜4倍程度の径)に設定されているが、これらの径を異なる径に設定することもできる。特に、ノズル210の噴射孔212aの直径は、用途や使用態様(例えば、シャワー吐水の噴射対象となるペット等の種類)に応じて、ノズル210から所望の吐水噴射量を得ることができるような直径に設定すれば、任意の直径にとすることができる。また、ブラシ部237の直径は、用途や使用態様(例えば、ブラッシング対象となるペット等の体毛や皮膚の種類)に応じて、適切なブラッシング態様を得ることができるような直径に設定されるため、ノズル210の挿通孔212bの直径も、ブラシ部237の直径に応じて同様の任意の直径とすることができる。
Further, an
<シャワーキャップ本体の寸法関係>
シャワーキャップ本体200は、図5及び図6に示すように、その外周壁201により囲まれる部分が、シャワーヘッド本体100の周壁101の下端の円形開口から内部に収容されて、外周壁201の外周面を周壁101の内周面に摺接させながら、筐体101,102の内部空間をシャワーヘッド本体100の軸心に沿って上下方向に往復移動自在である。即ち、外周壁201の外径は、周壁101の内径と略同一径となるよう(正確には、上記往復移動を可能にする程度の若干の微小間隔を周壁101との間に置くよう、当該微小間隔だけ小径となるよう)設定されている。また、シャワーキャップ本体200を装着したシャワーヘッド本体100の外形寸法(即ち、ブラッシング機能付きシャワーヘッドのヘッド部分の外形寸法)は、例えば、通常のペット用のシャワーヘッドと同様の外形寸法となるよう設定することができ、また、通常の作業者が片手で把持できる程度の外形寸法となるよう設定することができる。
<Dimensions of the shower cap body>
As shown in FIGS. 5 and 6, the
一方、シャワーキャップ本体200において、ノズル210の散水板202からの突出寸法は、所定の長さ寸法に設定されている。詳細には、シャワーキャップ本体200の貯水部203,202,231,232をシャワーヘッド本体100に対して軸方向への往復移動自在に装着すると共に、シャワーヘッド本体100に固定キャップを固定したときに、ノズル210の先端が、その最大突出位置で、固定キャップ110から(後述する用途又は所要機能に応じた)所定の長さ寸法だけ突出するよう、ノズル210の散水板202からの突出寸法が設定されている。このノズル210の所定長さ寸法(及び、散水板202からの最大突出寸法)は、例えば、本実施の形態のブラッシング機能付きシャワーヘッドをペット用のシャワーヘッドとして使用する場合を想定して、洗浄及びブラッシング対象となるペットの体毛の種類に応じて設定される(例えば、ペットの種類によって決定される体毛の長さに応じて設定される)。即ち、本実施の形態のブラッシング機能付きシャワーヘッドは、基本的に、ペットの体毛(又は、体毛及び表皮の両方)をブラッシングしながらシャワー洗浄する用途に適した構成となっており、また、人間の毛髪又は毛髪及び頭皮の両方をブラッシングしながらシャワー洗浄する用途に使用することも可能である。よって、これらブラッシング対象となるペットの体毛(或いは、人間の毛髪等)(以下、「ブラッシング対象」という。)の特に長さに応じて、ノズル210の長さ寸法が設定される。具体的には、長毛種のペットのシャワー洗浄作業を行うことができるよう、長毛種のペットの体毛の長さに応じた距離(例えば、体毛表面にある上毛の先端位置から下毛の中間程度の深さ位置までの距離、或いは、体毛表面にある上毛の先端位置から下毛の根元付近の深さ位置までの距離、或いは、それらの中間の距離)に相当する長さ寸法となるよう、ノズル210の長さ寸法を設定する。
On the other hand, in the
ここで、ノズル210は、ペットの体毛等のブラッシング作業におけるブラシの1本1本の毛(又は、1群の毛)に相当する機能を発揮するブラシ相当物である一方で、可撓性を有してブラッシング作業時にブラッシング対象から加えられる外力等によって容易に屈曲または湾曲する従来のブラシの毛とは異なり、ブラッシング作業時にブラッシング対象から加えられる外力等に抗して本来の円筒形状を自己保持する所定の剛性を有している。また、ノズル210の直径は、ブラッシング対象であるペット等の体毛の種類(例えば、体毛の密集度合、特に、より密集状態となる下毛の密集度合)に応じて、そのブラッシング対象となる体毛の毛の間に容易に挿入でき、かつ、その体毛を円滑にブラッシングできるような寸法に設定されている。
Here, the
一方、上記のとおり、外周壁201の上端にスピンドル本体230の基板231を固着した状態で、外周壁201の高さ寸法(軸方向寸法)及び(その上端に固着した)基板231の厚み寸法を合わせた合計高さ寸法(即ち、前記貯水部203,202,231,232の高さ寸法又は軸方向寸法)と、シャワーヘッド本体100の筐体101,102の内部空間の高さ寸法(軸方向寸法)と、前記ノズル210の長さ寸法とは、それぞれ、相互の寸法に基づいて設定されている。即ち、シャワーヘッド本体100の筐体101,102の内部空間の高さ寸法(軸方向寸法)は、貯水部203,202,231,232の高さ寸法とノズル210の長さ寸法とに基づき、それら貯水部203,202,231,232の高さ全体とノズル210の高さ全体とを内部に完全に収容できる高さ寸法となるように設定され、この限りにおいて、任意の高さ寸法とすることができる。また、貯水部203,202,231,232の寸法は、貯水空間WSを流動して通過する水を散水板202の散水孔202a及びノズル210の噴射孔212aから所定のシャワー吐水態様で散水及び噴射できるよう、貯水空間WSを所定の容積及び所定の高さ寸法(及び、貯水空間WSの断面積に対する所定の高さ比率)に設定されており、この限りにおいて、任意の容積及び高さ寸法(及び高さ比率)とすることができる。一方、ノズル210の長さ寸法は、上記のとおり、用途や使用態様(特に、ブラッシング対象となるペット等の体毛の長さやダブルコート構造等)に応じて設定されるため、上記3者(筐体101,102、貯水部203,202,231,232、及び、ノズル210)の寸法は、基本的に、ノズル210を中心にして設定することが好ましい。なお、前記貯水部203,202,231,232の高さ寸法は、例えば、筐体101,102の高さ寸法の1/2〜1/3以下の範囲内の寸法(又は、30〜50%程度の範囲内の寸法)に設定することができる(図示の例では、40%程度の寸法に設定されている)。
On the other hand, as described above, with the
[給水管]
給水管220は、図5に示すように、給水部221、摺動部222、導水部223、及び、接続部224を同軸状に一体形成した部材又は部分であり、前記シャワーキャップ本体200の外周壁201及び散水板202に一体化されている。詳細には、給水部221は、(周壁101の挿通口101aと同一角度範囲を占める)固定キャップ110のリング板部111の間隙111aの幅寸法(及び前記周壁101の挿通口101aの幅寸法)と同一の左右寸法を有すると共に(図5参照)、後端から前端に向かって(即ち、図3及び図7の左端から右端に向かって)下側部分を上方に湾曲変形するように延びる(即ち、先端に向かって上下寸法を左右寸法より徐々に小さくした)変形短円筒状をなしている。また、給水部221は、前記間隙111a及び挿通口101aを埋めるように、リング板部111及び周壁101を通過して配設されている。更に、図7及び図10に示すように、給水部221の先端は、外周壁201及び散水板202の外周に一体的に接続されている。また、給水部221の上側部分は段差状に形成され、断面矩形状の係合凹部221aとなっている。更に、給水部221の内部流路221bは、前記貯水部203,202,231,232の貯水空間WSに連通しており、これにより、後述する導水部223及び接続部224の内部流路を介して、接続口224aに接続したシャワーホースの内部流路を貯水空間WSに連通するようにしている。なお、周壁101の前記半長円形状をなす挿通口101aの上側の半円部分の直径(及び、下側の矩形部分の幅寸法)は、(シャワーキャップ本体200において給水管220の外周壁201との接続部分となる)給水部221の外径と同一に設定され、シャワーヘッド本体100の内部空間にシャワーキャップ本体200の対応部分を収容したときに、給水部221が、周壁101の挿通口101aに沿って上下方向に往復移動自在となるようにしている。このとき、給水部221の上限位置では、給水部221の外周面の上側半部の半円部分が挿通口101aの半円部分に当接して、それ以上の上動を規制されるようになっている。
[Water pipe]
As shown in FIG. 5, the
<摺動部>
摺動部222は、図2に示すように、(シャワーヘッド本体100に対してシャワーキャップ本体200を最下位置とした状態で)周壁101の下端から頂壁102の上端(上面)まで延びる高さ寸法の略矩形板状をなしている。即ち、摺動部222は、シャワーヘッド本体100の周壁101の外周面の挿通口101aの高さ寸法より所定寸法だけ(即ち、前記頂壁102の厚み分だけ)大きい高さ寸法の略矩形板状をなしている。また、摺動部222は、給水部221の基端外周面の上下方向中央位置よりも若干下側の位置から上方に(給水部221の軸心と)直交して突出するよう一体形成されている。更に、摺動部222は、(シャワーヘッド本体100に対してシャワーキャップ本体200を最下位置とした状態で)周壁101の挿通口101aの全体を覆うと共に、挿通口101aの周縁部の一定面積を覆うよう、上下方向及び左右方向に延び、図4に示すように、周壁101の外周面と同一の曲率で左右方向(自らの幅方向)に湾曲する湾曲状の略矩形板状をなしている。
<Sliding part>
As shown in FIG. 2, the sliding
<導水部と接続部>
導水部223は、図5に示すように、固定キャップ110のリング板部111の間隙111aの幅寸法(及び前記周壁101の挿通口101aの幅寸法)と同一直径の円筒状をなし、給水部221の後端から後方に向かって延びるよう一体形成されている。接続部224は、導水部223より若干小径の短円筒状をなし、導水部223の後端から後方に向かって延びるよう一体形成されている。接続部224は、(図示しない)シャワーホースの先端のアダプターを接続自在であり、図2に示すように、その基端(後端)の円形開口により(シャワーホースの内部の給水空間と連通する)接続口224aを形成している。なお、接続部224の内部流路、並びに、導水部223及び給水部221の内部流路は、接続口224aに連通しており、接続部224をシャワーホースに接続したときに、接続部224、導水部223及び給水部221を介して、シャワーホースからの水がシャワーキャップ本体200の貯水部203,202,231,232に供給されるようになっている。また、図4及び図5に示すように、接続部224の基端(前端)には、全周に沿って延びる凹溝224bが形成されている。接続部224の凹溝224bには、図3及び図7に示すように、Oリング225が装着される。なお、シャワーキャップ本体200は、例えば、ABS樹脂等の所定の汎用合成樹脂材料(或いは、エンジニアリングプラスチック等の合成樹脂材料)を使用して、所定の成形方法(例えば、射出成形法)により、上記構成となるように形成することができる。少なくとも、シャワーキャップ本体200は、所定の剛性を維持して外力に対して容易に湾曲又は変形等しないような材料により形成される。
<Water guide and connection>
As shown in FIG. 5, the
[スピンドル本体]
スピンドル本体230は、図6〜図13に示すように、前記シャワーキャップ本体200の外周壁201の上端に固着されてシャワーヘッド本体100の筐体101,102の内部に収容され、(その説明については後段で詳述するが)前記ハンドル300に作用的に接続又は駆動連結されて、筐体101,102の内部空間においてシャワーキャップ本体200を上下方向に往復移動する部材又は部分である。詳細には、スピンドル本体230は、基板231、嵌合部232、シール233、連結軸234、基部235、係止部236、ブラシ部237、及び、リング状のシール部238を一体的に備えている。基板231は、シャワーキャップ本体200の外周壁201の外径と同一直径で外周壁201の外周縁(及び、散水板202)と同一形状の円板状をなしている。また、嵌合部232は、基板231の外周縁から所定距離を置いた位置(即ち、前記外周壁201の外周面の位置から内周壁203の内周面の位置までの間隔と等しい距離を置いた位置)の下面に、下方に直交して突出するよう一体形成されている。また、嵌合部232は、図6〜図10及び図12に示すように、前記内周壁203の内径と同一の外径を有する短円筒状に形成されている。更に、嵌合部232の外周面の上下方向(軸方向)中央位置には、環状の弾性体からなるシール材233が装着されている。そして、基板231を外周壁201の上端側に整合し、嵌合部232を内周壁203に嵌合していくと、嵌合部232の外周面が内周壁203の内周面に密接して嵌合状態となる(即ち、密嵌状態となる)と共に、シール材233が内周壁203の内周面の対応する位置に弾接して、内周壁203と嵌合部232との間の水密を維持するようになっている。なお、このとき、基板231の外周部のうちの所定角度位置の部分が、図7に示すように、前記給水部221の係合凹部221aに載置状態で嵌合する。
[Spindle body]
The spindle
一方、前記外周壁201と内周壁203との間の間隙は、それらの周方向の所定角度位置の部位で(その他の部位よりも)小さい寸法に設定されており、その部位により雌螺子部203Aが形成されている。雌螺子部203Aは、外周壁201及び内周壁203の複数の部位に所定角度間隔を置いて(例えば、4か所の部位に90度間隔を置いて)設けられており、締結手段としての(タッピングビス等の)雄螺子251の雄螺子部の先端側をねじ込むための(挿通孔又は雌螺子孔からなる)ビス孔を有している。そして、嵌合部232を内周壁203の内周面に沿って挿入して密嵌することにより、基板231が外周壁201及び内周壁203の上端に仮止め状態で載置固定されて、外周壁201及び内周壁203の上端側で外周壁201より内側の空間を閉塞するようになっている。更に、この状態で、雌螺子部203Aに雄螺子251を螺入することで、基板231を外周壁201及び内周壁203の上端側に固着することができ、これにより、基板231及び嵌合部232が内周壁203及び散水板202と共に前記貯水空間WSを形成するようになっている。
On the other hand, the gap between the outer
<連結軸>
図12に示すように、基板231の下面には、前記ノズル210と同一の複数本の連結軸234が、下方に直行して直線的に延びるよう一体形成されている。詳細には、各連結軸234は、前記ノズル210の挿通孔212bよりも若干小径の直線棒状又は円柱状をなしている。また、各連結軸234は、スピンドル本体230をシャワーキャップ本体200に固定した状態で、図6、図8及び図9に示すように、基板231を基板231の下面からノズル210の底壁212よりも所定距離だけ手前(上方)の位置まで延びる長さ寸法を有している。連結軸234は、それぞれ、基板231の下面において、(嵌合部232を内周壁203に密嵌して基板231を外周壁201に固着したときに)散水板202から下方に突出するノズル210の周壁211の軸心に一致する位置に配設されている。即ち、連結軸234は、基板231において、(前記散水板202においてノズル210が配置される仮想円と同一半径の)所定半径の仮想円に沿って(及び、基板231の外周縁に沿って)、所定間隔で複数個(図の例では、ノズル210と同一角度間隔で同一数となるよう、36度の等間隔で10個)、基板231から突出するよう一体的に設けられている。また、連結軸234は、図6、図8、図9、図12に示すように、基板231の下面から下方に所定距離だけ突出している。具体的には、連結軸234は、(嵌合部232を介して基板231を外周壁201及び内周壁203に固着した状態で)その先端(下端)がノズル210の先端(下端)よりも所定距離(例えば、ノズル210の全長の1/5〜1/6程度の距離)だけ上方に位置するような長さ寸法を有している。
<Connection shaft>
As shown in FIG. 12, a plurality of connecting
<基部及び係止部>
基部235は、各連結軸234の先端(下端)に、(連結軸234の軸心と直交するよう)外方に張り出すフランジ板状となるよう一体形成されている。基部235は、図9中の一点鎖線内の拡大図に示すように、ノズル210の周壁211の内径と同一の外径(又はコンマミリ単位で若干小さい外径)を有し、スピンドル本体230をシャワーキャップ本体200に接合固着するために嵌合部232を内周壁203の内部に挿入して密嵌していく際に、基部235の外周面が周壁211の内周面に摺接して、連結軸234を軸方向に移動案内し、連結軸234がノズル210内に円滑に挿入されるようにする。また、基部235は、連結軸234をノズル210内に挿入完了した状態(図9等の状態)では、その外周面が周壁211の内周壁に当接して、連結軸234がノズル210内で半径方向に移動することを規制する。また、フランジ板状をなす基部235の一部は、図9中の一点鎖線内の拡大図に示すように、切り欠かれて通水開口235aを形成している。これにより、ノズル210内の通水空間PSの水のうち、基部235より上側部分の水が、通水開口235aを介してノズル210の底壁212へと流通自在となっている。一方、係止部236は、基部235の下面の中心から下方に直交して突出するよう一体形成されている。係止部236は、基部235より小径の小円板状又は短円柱状又は厚肉円形フランジ状をなしている。また、係止部236の直径は、ノズル210の底壁212の挿通孔212bの直径よりも若干大径に設定されている。
<Base and locking part>
The
<ブラシ部及びシール部>
ブラシ部237は、係止部236の下面の中心から下方に直交して突出するよう一体形成されている。ブラシ部237は、係止部236より更に若干小径の(例えば、0.5〜1mm程度小径の)円柱状又は直線棒状をなしている。また、ブラシ部237の直径は、ノズル210の底壁212の挿通孔212bの直径と同一径(又は、コンマミリ単位で若干小径)に設定されている。更に、ブラシ部237の先端部(下端部)は、半球状に形成されている。一方、シール部238は、ブラシ部237の基端側の外周面に、軸方向に所定間隔を置いて2段となるよう一体形成されている。シール部238は、ブラシ部237の外周面から放射方向に突出する断面半円形状をなすと共に、ブラシ部237の外周面の全周にわたって連続的に延びる円環状又はリング状をなしている。また、ブラシ部237の長さ寸法は、ノズル210の底壁212の厚み寸法より大きな寸法(例えば、約2〜3倍程度の寸法)に設定されている。これにより、図9に示すように、ブラシ部237を底壁212の挿通孔212bに挿通してその基端を底壁212の上面の挿通孔212bの周縁部に当接すると、ブラシ部237の先端側の所定長部分(例えば、全長の1/2程度の長さ部分)が底壁212の下面の中心位置から下方に(底壁212と直交して)突出するようになっている。また、このとき、2段のシール部238は、いずれも、底壁212の挿通孔212bの内周面に弾接的に密接し、シール部238と底壁212の挿通孔212bの内周面との間の水密を維持すると共に、ブラシ部237の基端側(特に、底壁212の挿通孔212bに挿入されている部分)が底壁212の半径方向に移動又は位置ずれ等することを規制している。
<Brush part and seal part>
The
ここで、前記基部235の厚み寸法及び係止部236の厚み寸法を合わせて合計長さ寸法(上下方向寸法)は、(ノズル210に連結軸234を完全に挿入した状態で)前記連結軸234の下端とノズル210の底壁212の上面との間の間隙と同一となる寸法に設定されている。これにより、ノズル210に連結軸234を完全に挿入した状態で、係止部236の下面が底壁212の上面において挿通孔212bの周縁部(具体的には、底壁212の中心部の挿通孔212bと、その周囲にある噴射孔212aとの間の部分)に当接し、係止部236及び基部235を介して、連結部234が基板231と底壁212との間で上下方向に位置固定されるようになっている。また、ブラシ部237は、その先端側の所定長部分が、上記のとおり、ノズル210の底壁212から突出しているが、前記シール部238による底壁212の挿通孔212bとの当接によって半径方向への移動を規制されることに加えて、係止部236を介した基部235による周壁212の内周面との当接によっても半径方向への移動を規制される。
Here, the total length dimension (vertical dimension) of the thickness dimension of the
[スピンドル]
スピンドル240は、図11及び図12に示すように、スピンドル本体230の基盤231の上面の中心に一体的に突設され、前記ハンドル300の操作によりスピンドル本体230を上下方向に往復駆動する部材又は部分である。詳細には、スピンドル240は、駆動軸部241及び雄螺子部242を一体的に備えている。駆動軸部241は、基板231の上面の中心位置から上方に直交して延びる円柱状をなしている。駆動軸部241の長さ寸法(即ち、基板231からの突出寸法)は、図9に示すようにスピンドル本体230をシャワーヘッド本体100の筐体101,102の内部空間の最下位置(下限位置)に配置した状態(スピンドル本体の「下限位置」ということがある。)で、その上端側の一部となる所定長部分が(例えば、駆動軸部241の全長の1/4〜1/5程度の長さの上端側部分、以下、単に「上端側所定長部分」ということがある。)、円筒状の連結部103の内部空間の下端側の一部となる所定長部分(例えば、連結部103の全長の1/3〜1/4程度の長さの下端側部分)に配置されるような長さ寸法に設定されている。また、駆動軸部241の直径は、連結部103の内径より所定寸法だけ(即ち、後述するハンドル300の連結部302の厚みに対応する寸法だけ)小さく設定されている。更に、前記雄螺子部242は、駆動軸部241の前記上端側所定長部分の外周面に、所定角度間隔を置いて複数個(図示の例では、90度間隔を置いて4個)一体的に設けられている。また、各雄螺子部242は、多条螺子(例えば、四条螺子)の雄螺子側を構成する部材又は部分であり、前記多条螺子の雄螺子側の螺子山243を一体的に備えている。
[spindle]
As shown in FIGS. 11 and 12, the
<シャワーキャップ本体及びスピンドル本体の各部の材質>
ここで、スピンドル本体230は、例えば、所定の合成樹脂材料(好ましくは、POM(ポリアセタール)樹脂等のエンジニアリングプラスチック)を使用して、所定の成形方法(例えば、射出成形法)により、上記構成となるように形成することができる。即ち、スピンドル本体230は、所定の剛性を維持して外力に対して容易に湾曲又は変形等しないような材料により形成される。一方、スピンドル本体230のうち、少なくともブラシ部237は、ブラッシング対象の皮膚や体毛に対して所定のブラッシング機能を発揮する必要があり、外力に対して所定の可撓性や弾性を発揮する必要がある。したがって、ブラシ部237は、スピンドル本体230のその他の部分が所定の剛性を有して自己形状保持を必要とするために剛性の高い材料から形成されるのに対して、所定の弾性及び可撓性を有する材料(好ましくは、エラストマー材料)により形成される。これにより、ブラシ部237は、ブラッシング対象のブラッシング時にブラッシング対象(例えば、皮膚等)に所定の弾性又は可撓性を有して湾曲等しながら弾接する柔構造を有することになり、ブラッシング対象のブラッシング効果を高めるようになっている。一方、ブラシ部237が装着されるノズル210は、上記のとおりの剛性の高い材料から形成される剛構造を有している。即ち、ノズル210は、ブラッシング対象の体毛間(特に、密生状態にある体毛間)であっても円滑かつ確実に分け入ることができ、(ブラシ部230の下端よりは上方にある)ノズル210の下端の噴射孔212aからのシャワー水を密生する体毛間に確実に噴射して、例えば、ダブルコートのペット等においても上毛から下毛まで(更には、下毛の根元の皮膚まで)シャワー水を確実に到達させることができる剛構造を有している。
<Material of each part of shower cap body and spindle body>
Here, the spindle
[ハンドル]
ハンドル300は、図6〜図11に示すように、シャワーヘッド本体100の連結部103に装着されて、シャワーヘッド本体100の筐体101,102の内部空間のスピンドル本体230を介してシャワーキャップ本体200と作用的に連結され、スピンドル本体230を介してシャワーキャップ本体200のノズル210(及び、スピンドル本体230のブラシ部237)を上下方向に往復駆動するための部材である。詳細には、ハンドル300は、把持部301、連結部302、凹溝部303を一体的に備えている。詳細には、把持部301は、図1〜図4に示すような所定直径の円形ハンドル形状を有している。把持部301の直径は、連結部103の直径より相当程度大径とされている。また、連結部302は、把持部301の下面の中心部から下方に突出するよう把持部301に一体形成されている。連結部302は、所定直径で軸方向に所定長だけ延びる円筒状をなしている。連結部302の直径のうち外径は、シャワーヘッド本体100の連結部103の内径と同一径(正確には、連結部302の外周面が連結部103の内周面に対して周方向に摺動自在となるよう、コンマミリ単位で若干小径)に設定されている。また、連結部302の軸方向の長さ寸法(上下寸法)は、連結部103の軸方向の長さ寸法(上下寸法)と同一寸法に設定されている。一方、凹溝部303は、連結部302の上下方向中央部を、一定幅で一定深さだけ、その全周にわたって薄肉とすることで形成されたリング状部分である。具体的には、連結部302を連結部103に完全に挿着した図6等の状態で、凹溝部303は、凹溝部104と同一の上下位置に凹溝部104と同一幅で連結部302の円周方向に延びるよう形成されている。即ち、凹溝部303は、(前記凹溝部104に対応して)連結部302の上下方向中央部の全周に沿って、前記一定幅で一定深さの凹溝を形成して延びる部分である。
[handle]
As shown in FIGS. 6 to 11, the
図11に示すように、連結部302において凹溝部303より下方の所定位置には、Oリング304が装着されている。そして、連結部302を連結部103の内部に完全に挿入した状態で、連結部302の外周面が連結部103の内周面に密接すると共に、Oリング304が連結部103の内周面に弾接してシール機能等を発揮するようになっている。また、図9等に示すように、連結部302の内周面には、前記多条螺子の雄螺子側である雄螺子243に対して多条螺子の雌螺子側となる雌螺子部305が一体形成されている。そして、雌螺子部305は、前記スピンドル240の雄螺子部242の雄螺子243と噛合するようになっている。即ち、連結部302を連結部103に挿入すると共に、スピンドル240の上端部の雄螺子部242の全体を雄螺子243を介して(雄螺子部242の長さ部分だけ)雌螺子部305に螺入した状態で、図9等に示すように、シャワーキャップ本体200のが、シャワーヘッド本体100の筐体101,102の内部空間における前記下限位置にくるようになっている。なお、ハンドル300は、例えば、ABS樹脂等の所定の汎用合成樹脂材料(或いは、エンジニアリングプラスチック等の合成樹脂材料)を使用して、所定の成形方法(例えば、射出成形法)により、上記構成となるように形成することができる。少なくとも、ハンドル300は、所定の剛性を維持して外力に対して容易に湾曲又は変形等しないような材料により形成される。
As shown in FIG. 11, an O-
<止め輪>
一方、ハンドル300は、図6(b)や図11に示す止め輪310により、連結部302を連結部103に連結することで、シャワーヘッド本体100の連結部103に対して、回動自在かつ軸方向への移動不能状態(即ち、抜止された状態)で固定される。詳細には、止め輪310は、凹溝部104の直径及び幅寸法に対応する直径及び幅寸法を有するEリング等からなり、図6(b)、図7及び図9に示すように、その内周面側において凹溝部104の係止孔104aと一致する角度位置に、係止孔104aの外形と一致する外形の突起311を一体形成している。なお、止め輪310の突起311は、凹溝部104の係止孔104aの深さよりも大きな長さ寸法を有しており、係止孔104aに挿入したときに、係止孔104aを越えて凹溝部104の内周面から内方に突出して、(連結部103に連結部302を完全挿着した状態で凹溝部104に対向する)凹溝部303の内部に嵌合するようになっている。また、止め輪310の突起311が凹溝部104の内周面から内方に突出する突出寸法は、前記凹溝部303の深さ以下の寸法に設定されている。そして、連結部302を連結部103に完全に挿入して凹溝部303を凹溝部104に完全に整合させた後、止め輪310を凹溝部104に嵌合して装着すると共に、止め輪310の突起311を凹溝部104の係止孔104aに挿入することにより、突起311が係止孔104aを貫通し、凹溝部303の内部に進入して嵌合する。このとき、突起311の上面及び下面が、凹溝部303の上面及び下面に当接しており、連結部302が連結部103に対して軸方向に移動することを阻止しているが、一方、突起311は、凹溝部303に沿ってその周方向に(正逆いずれの方向にも)摺接状態で移動自在となっている。したがって、ハンドル300は、止め輪301により連結部302を介して連結部102に対して軸方向への抜止状態で固定される一方で、正逆方向に回動自在となっている。
<Retaining ring>
On the other hand, the
<ノズル等の上下動構造>
そして、図6(c)に示すように、(上記のように連結部102に内装したハンドル300の)連結部302の内周面に螺刻形成した雌螺子305に、スピンドル240の雄螺子部242の雄螺子243を螺入し、ハンドル300の把持部301を正逆方向に回動することで、スピンドル240の連結軸部241を介して、(スピンドル本体230の基板231及び嵌合部232に一体的に固定された)シャワーキャップ本体200をシャワーヘッド本体100の筐体101,102の内部空間で上下方向に往復移動することができるようになっている。即ち、ハンドル300の把持部301を正逆回転することで、シャワーキャップ本体200は、シャワーヘッド本体100の筐体101,102の内部空間において、図8(a)及び図10(a)に示す下限位置と図8(b)及び図10(b)に示す上限位置との間で上下方向に往復移動することができるようになっている。そして、図8(a)及び図10(a)に示す下限位置では、スピンドル240の雄螺子部242のみがハンドル300の雄螺子部305の下端部の対応長さ部分に螺入されて、連結軸部241のうち当該雄螺子部242の長さ部分だけがハンドル300の連結部302の内部空間に収容され、前記貯水部203,202,231,232が、(散水板202の下面が固定キャップ110の上面に当接する)下限位置となる。これにより、ノズル210が、シャワーヘッド本体100側の下限位置である固定キャップ110の下面位置から所定の突出寸法だけ(即ち、ノズル210の全長から固定キャップ110の厚み寸法を除いた寸法だけ)突出すると共に、ブラシ部237がノズル210の下端から前記突出寸法で突出する。一方、図8(b)及び図10(b)に示す上限位置では、スピンドル240の雄螺子部242がハンドル300の雄螺子部305の上端位置まで完全に螺入されて、連結軸部241の全長がハンドル300の連結部302の内部空間に完全に収容され、前記貯水部203,202,231,232が、(基板231の上面から露出する雄螺子251の頭部の上面が頂壁102の下面に当接する)上限位置となる。これにより、ノズル210の全長が、シャワーヘッド本体100の筐体101,102の内部空間に完全に収容される没入状態又は非突出状態となると共に、ノズル210の下端から突出するブラシ部237の下端部も、シャワーヘッド本体100の筐体101,102の内部空間に完全に収容される完全非突出状態となる。例えば、このとき、ブラシ部237は、その下端が固定キャップ110の下面位置と略一致する位置まで没入する没入状態又は非突出状態となる。なお、このとき、例えば、雄螺子部242及び雌螺子部305を四条螺子により構成すると、ハンドル300の把持部301を1回転するだけで、ノズル210を前記突出長の80%程度の距離上下動することができる。即ち、ノズル210の突出長(又は、前記下限位置におけるブラシ部237の下端の高さ位置と前記上限位置におけるブラシ部237の下端の高さ位置との間の距離)は、例えば、20mm程度とすることができるが、このとき、雄螺子部242及び雌螺子部305を所定の四条螺子により構成することで、把持部301を1回転することでノズル210を約16mm上下動するよう構成することができる。
<Vertical movement of nozzles, etc.>
Then, as shown in FIG. 6C, the male screw portion of the
<給水管の一体的上下動構造>
また、このとき、(シャワーキャップ本体200に一体化された)給水管220も、貯水部203,202,231,232の下限位置と上限位置との間での上下動に同期して、筐体101,102の外側で一体的に上下動する。よって、前記貯水部203,202,231,232の下限位置及び上限位置のいずれにおいても(及び、下限位置と上限位置との間のいずれの任意の上下方向位置でも)、図6(a)及び図7〜図10に示すように、給水管220の接続口224aは、常に、給水部221の内部流路221aを介して、貯水部203,202,231,232の貯水空間WSと定位置で連通している。また、このとき、給水管220の摺動部222も、貯水部203,202,231,232の下限位置と上限位置との間での上下動に同期して、シャワーヘッド本体100の周壁101の外周面に沿って一体的に上下動して、周壁101の挿通口101aの全体を遮蔽する(前記上限位置においても、少なくとも挿通口101aの上側部分の全体を遮蔽する)。
<Integrated vertical movement structure of water supply pipe>
At this time, the water supply pipe 220 (integrated in the shower cap body 200) is also synchronized with the vertical movement between the lower limit position and the upper limit position of the
[使用方法]
上記のように構成した本実施の形態のブラッシング機能付きシャワーヘッドは、以下のようにして使用することができる。即ち、まず、図14に示すように、シャワーキャップ本体200の給水管220の接続部224にシャワーホース400の先端を接続する。この状態で、ペットのシャンプー作業を行う場合、ハンドル300を操作してシャワーヘッド本体100の筐体101,102からのノズル210の突出量を調節し、シャワーホース400から給水管220を介してシャワーキャップ本体200の貯水空間WSに所定水圧のシャワー水を給水する。すると、シャワーキャップ本体200の貯水空間WSと連通する散水板202の散水孔202aからシャワー水が吐出されると共に、貯水空間WSと同様に連通するノズル210の通水空間PSにシャワー水が所定水圧で流入する。これにより、所定水圧のシャワー水が、ノズル210の通水空間PSを底壁212に向かって流動し、底壁212の噴射孔212aからも噴射される。この状態で、作業者は、ペット等の所定のシャワー対象及びブラッシング対象に対し、シャワー作業やブラッシング作業を行うことができる。
[how to use]
The shower head with a brushing function of the present embodiment configured as described above can be used as follows. That is, first, as shown in FIG. 14, the tip of the
<片手操作>
詳細には、例えばペットのシャワー作業及びブラッシング作業を同時に行う場合、作業者は、シャワーヘッド本体100の筐体101,102を一方の手(例えば、利き手)で把持し、シャワーホース400からの給水を開始して、図14に示すように、散水板202からのシャワー水をペットの体毛の表面(図14中の上毛GHの先端からなる表面)に向けて吐出することで、散水板202の散水孔202aからのシャワー水によりペットの体毛の特に表面側(即ち、上毛GH部分)に付着したシャンプー等についてすすぎ作業を行うことができる。また、このシャワー作業(すすぎ作業)と同時に、作業者は、(従来のブラッシング機能のないシャワーヘッドのように片手でシャワーヘッドを把持すると共にもう片方の手でブラシを把持することにより両手がふさがることはなく)ノズル部210及びノズル部210から突出するブラシ部237を従来のブラシと同様に使用して、ペットの体毛(上毛GHに加え、特に、下毛UC部分)をブラッシングしたり、ブラシ部237の半球状先端部により皮膚SKをマッサージしたりすることを容易かつ円滑に行うことができる。また、このブラッシング作業やマッサージ作業中、作業者は、それらの作業を円滑かつ効率的に行うために、筐体101,102を把持していない他方の手を使用して、ペットが動かないよう手で押さえたり、ペットの不意の動きを手で抑制したりすることを容易に行うことができる。
<One-handed operation>
Specifically, for example, when performing a pet showering operation and a brushing operation at the same time, the operator holds the
<体毛内洗浄>
一方、シャワーキャップ本体200の散水板202の散水孔202aからペットの体毛GH,UCの表面に向けて吐出されたシャワー水は、基本的には、(体毛の表面、即ち、上毛Hの先端部分のみを流動してそれより内部に進入しない部分もあるが)体毛GH,UCの内部にも進入及び浸透するため、散水板202からのシャワー水によりペットの体毛GH,UC内部のすすぎ作業を行うことも可能であるが、ペットの体毛GH.UCの内部のすすぎ作業(特に下毛UCや皮膚SKに付着したシャンプー等のすすぎ作業)を完全かつ迅速に行うには、ノズル210をペットの体毛GH,UCに差し込むことが非常に効果的である。即ち、このためには、作業者は、シャワーヘッド本体100の筐体101,102を一方の手で把持し、シャワーホース400からの給水を開始して、散水板202からのシャワー水をペットの体毛(上毛GH)の表面に向けて吐出する一方で、ノズル210の(筐体101,102からの)突出部分を(従来のブラシを体毛GH,UCに差し入れるようにして)ペットの体毛GH,UC間に差し入れて、ノズル210の底壁212の噴射孔212aからのシャワー水をペットの体毛GH,UCの内部に噴射する。例えば、このとき、図14に示すように、ノズル210の先端(下端)がペットの下毛UCの内部(例えば、長さ方向中央付近)に位置するよう、ペットの体毛GH,UCの内部にノズル210を差し入れる。こうすると、作業者は、ノズル210の下端の噴射孔212aからのシャワー水を、ペットの体毛GH,UCの内部の特に下毛UC部分や更に奥側の(体毛GH,UCの根元にある)皮膚SKにまで直接的に吐出して行き渡らせることができ、これにより、散水板202の散水孔202aからのシャワー水に加え、ノズル210の噴射孔212aからのシャワー水によって、ペットの体毛GH,UCの全体のすすぎ作業を完全かつ迅速に行うことができ、特に、従来はすすぎが容易ではなく、すすぎに長時間を要していた体毛GH,UC内部(特に下毛UC部分)や皮膚SK表面に付着したシャンプー等について確実かつ迅速にすすぎ作業を行うことができる。
<Internal hair washing>
On the other hand, the shower water discharged from the
<二段吐水>
また、この作業で使用されるシャワー水としては、散水板202の散水孔202aから吐出されるシャワー水と、ノズル210の噴射孔212aから噴射されるシャワー水との2種類のシャワー水があり、かつ、その2種類のシャワー水が、(ペットに対して向かう方向となる)シャワーヘッド本体100又はシャワーキャップ本体200の厚さ方向及びノズル210の長さ方向において、二段構成となってペットの体表及び体毛内部に吐出及び噴射される。即ち、シャワー作業及びブラッシング作業の際、ペットの体毛の層の厚さ方向(図14の上下方向、又は、体毛表面から皮膚に向かう方向及びその反対方向、以下、「体毛層厚さ方向」ということがある。)において、散水板202は、基本的に、前記ペットの体毛の表面(図14の上毛GHの表面)の直近位置に配置されて、前記体毛層厚さ方向の表面側(即ち、体毛層厚さ方向の上段側)から散水孔202aを介してシャワー水を吐出することになるため、散水孔202aからのシャワー水は、ペットの体毛GH,UCの表面から所定深さまでの内部(即ち、上毛GHの層の厚さ方向全体、及び、下毛UCの層の厚さ方向の途中まで、例えば、ノズル210の先端が配置される位置まで)に吐出されて当該部分を洗浄する。更に、このとき、ノズル210の先端は、ペットの体毛の内部(図14の下毛UCの内部)に配置されて皮膚SKの近傍位置に配置されて、前記体毛層厚さ方向の内部側又は裏面側(即ち、体毛層厚さ方向の下段側)から噴射孔212aを介してシャワー水を噴射することになるため、噴射孔212aからのシャワー水は、ペットの体毛の内部の中間位置から体毛の層の厚さ方向中間部(特に、下毛UCの全体)の周囲に噴射されて当該体毛の層の厚さ方向中間部を洗浄すると共に、皮膚SKに向かって吐出及び噴射されて皮膚SKを洗浄する。よって、シャワーキャップ本体200からのシャワー水は、体毛層厚さ方向において上下二段構成のシャワー水となってペットの体毛GH,UC及び皮膚SKを洗浄するため、非常に効果的なシャワー洗浄を確実かつ迅速に行うことができる。
<Two-stage water discharge>
Moreover, as shower water used in this work, there are two types of shower water, shower water discharged from the
<ブラッシング>
更に、前記二段構成のシャワー水によりペットのシャワー作業を行うと同時に、ノズル210の先端から突出するブラシ部237によりペットの体毛GH,UCや皮膚SKのブラッシング作業及びマッサージ作業を行うことができるが、このとき、ペットの体毛GH,UC内部でのシャワー吐水となるノズル210の噴射孔212aからのシャワー水は、ブラシ部237の周囲の直近位置からブラシ部237の周囲に集中的に噴射される。したがって、ブラシ部237によるペットのブラッシング作業において、ブラッシング対象部位の直近位置からシャワー水をブラッシング対象部位に直接的かつ効率よく噴射することができ、シャワー作業と同時のブラッシング作業を一層効果的に行うことができる。
<Brushing>
Further, the pet shower work can be performed with the two-stage shower water, and at the same time, the
<ペットの種類適応>
一方、上記のとおり、犬や猫等のペットは、種類(犬種等)によって体毛の長さが異なるため、体毛の長さに応じたシャワー作業やブラッシング作業を行うことが望ましいが、本実施の形態のブラッシング機能付きシャワーヘッドは、シャワーヘッド本体100からのノズル210の突出量を調節することにより、ペットの体毛の長さの相違等、ペットの種類に応じた最適な態様でシャワー作業及びブラッシング作業を行うことができる。例えば、長毛種のペットのシャワー作業及びブラッシング作業を行う場合、図8(a)、図10(a)、図14(a)に示すように、ハンドル300を操作してノズル210を下限位置の突出量(又は下限位置に近い位置の突出量)とし、上記のようにしてシャワー作業及びブラッシング作業を行うことで、長毛種のペットの体毛GH,UCのうち下毛UCの内部にノズル210の先端を確実に配置して、上記のような効果的なシャワー作業及びブラッシング作業を行うことができる。また、短毛種の犬のシャワー作業及びブラッシング作業を行う場合、図8(b)、図10(b)、図14(b)に示すように、ハンドル300を操作してノズル210を上限位置に近い位置の突出量とし、上記のようにしてシャワー作業及びブラッシング作業を行うことで、短毛種のペットの体毛GH,UCのうち下毛UCの内部にノズル210の先端を確実に配置して、上記のような効果的なシャワー作業及びブラッシング作業を行うことができる。更に、長毛種と短毛種との間の毛長(中毛種)のペットのシャンプー作業を行う場合、例えば、ノズル210を下限位置と上限位置との間の中間位置の突出量とし、上記のようにしてシャワー作業及びブラッシング作業を行うことで、中毛種のペットの体毛GH,UCのうち下毛UCの内部にノズル210の先端を確実に配置して、上記のような効果的なシャワー作業及びブラッシング作業を行うことができる。なお、このノズル210の突出量は、長毛種、短毛種、中毛種という区別に一律に依存することなく、実際のペットの体毛の長さに応じて、ハンドル300を操作することで連続的に増減調節することができ、ノズル210を最適な突出量とした状態で、上記のような効果的なシャワー作業及びブラッシング作業を行うことができる。なお、例えば、ブラッシングを必要としないシャワー作業を行う場合、図8(b)、図10(b)に示すように、ノズル210を上限位置とすることで、ノズル210の突出量をゼロとすることができる。この場合、シャワー水は、シャワーヘッド本体100の筐体101,102の内部から、上記二段構成のシャワー水となって吐出される。
なお、ペットの体毛の種類として、例えば、適用犬種としては以下の種類がある。
長毛種:ゴールデンレトリバー、ポメラニアン、シュナウザー等
中毛種:コーギー、柴犬、ダックスフンド(ロング)等
短毛種:ラブラドールレトリバー、ダックスフンド(スムース)等
<Adaptation of pet types>
On the other hand, as described above, pets such as dogs and cats have different body hair lengths depending on the type (dog breed, etc.), so it is desirable to perform shower work and brushing work according to the body hair length. The shower head with a brushing function in the form of a shower work in an optimum manner according to the type of pet, such as a difference in the length of the pet body hair, by adjusting the amount of protrusion of the
In addition, as a kind of pet body hair, there exist the following kind as an applicable dog breed, for example.
Long hair: Golden retriever, Pomeranian, Schnauzer, etc. Medium hair: Corgi, Shiba, Dachshund (long), etc. Short hair: Labrador retriever, Dachshund (smooth), etc.
[作用効果]
上記のように構成した本実施の形態ブラッシング機能付きシャワーヘッドによれば、代表的な作用効果として、以下の作用効果を得ることができる。まず、上記のように、散水板202からの吐水に加えて、ノズル210からの吐水により、シャワー水がブラシ部237の根元(即ち、ノズル210の先端)から吐出されることから、そのシャワー水が、ペットの体毛GH,UCの表面のみならず内部にも吐出されることになるため、散水板102からのシャワー水が撥水性を有する上毛により体毛内部への浸透を阻止されても、ノズル210からのシャワー水を下毛UCまで(及び、皮膚SKまで)行き渡らせることができ、体毛GH,UC及び皮膚SKの洗浄を確実に短時間で行うことができる。また、剛構造のノズル210により剛毛である上毛GH間の隙間を広げて柔毛である下毛UCまで差し入れることができ、散水板102からのシャワー水を上毛GH間に効果的に浸透させて下毛UCまで(更には、下毛UCの根元の皮膚SKにまで)到達させるための十分な隙間を形成することもできる。即ち、ノズル210からのシャワー水のみならず、散水板102からのシャワー水をも、下毛UCや皮膚SKまで効果的に到達させることができる。その結果、上記二段構成のシャワー水が、ペットの体毛の下毛UCや皮膚SKまで完全に行き渡ることになり、下毛UCや皮膚SKに付着したシャンプーの洗浄を十分かつ迅速に行うことができる。特に、長毛種のペットのように下毛UCの層の厚みが大きく、下毛UCの先端から皮膚SKまでの距離が大きいペットであっても、ノズル210からのシャワー水のみならず、散水板102からのシャワー水をも、下毛UCや皮膚SKまで効果的に到達させることができる。
[Function and effect]
According to the shower head with a brushing function of the present embodiment configured as described above, the following functions and effects can be obtained as typical functions and effects. First, as described above, shower water is discharged from the base of the brush portion 237 (that is, the tip of the nozzle 210) by water discharged from the
また、上記ブラッシング作業においては、剛構造で所定直径の円筒状をなす(即ち、従来のブラシの毛よりも相当程度大きな直径となる円筒状をなす)ノズル210が、ペットの体毛間に分け入って進入することで、ノズル210によるブラッシング及びブラシ部237によるブラッシング及びマッサージを行う構成のため、人間の毛髪に比較して密生状態にある(かつ、上毛が剛毛となる)ペットの体毛であっても、体毛を円滑にブラッシングすることができる。即ち、ノズル部210やブラシ部237とペットの体毛との間の摩擦抵抗は非常に小さく、円滑なブラッシング作業を妨げることはなく、かつ、摩擦時の静電気によりペットの体毛を損傷するようなこともない。更に、上記のとおり、ペットのシャンプー後のシャワー作業又はすすぎ作業を確実かつ短時間で行うことができ、体毛に付着したシャンプーの洗い流しを迅速に行うことができるため、シャンプーの洗い流しが不十分となることによる皮膚疾患等の危険性を確実に防止することができる。更にまた、このブラッシング作業では、ノズル210が上記剛構造となっている一方で、ブラシ部237が上記柔構造となっているため、かつ、ブラシ部237の下端側の一部の所定長部分のみがノズル210の先端から露出する柔構造となっているため、ブラシ部237がブラッシング時の外力により自在に湾曲等し、ブラッシング対象のブラッシング作業及びマッサージ作業を非常に効果的に行うことができる。また、ブラシ部237が、十分な弾性及び可撓性を有するゴム材料又はエラストマー材料からなり、かつ、その先端が半球状(R形状)となっているため、ペットの皮膚SKに優しく接触してマッサージ作業を行うことになり、マッサージ作業によるペットの不快感を大きく軽減することができる。
In the brushing operation, the
[発明の範囲]
本発明に係るブラッシング機能付きシャワーヘッドは、上記実施の形態の構成以外にも、発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、任意の構成変更が可能である。例えば、シャワーヘッド本体からノズルが出没してその突出量を調節する構成としては、上記実施の形態の構成以外にも、ノズル又はノズルを一体的に設けた部材(例えば、シャワーキャップ本体)が、シャワーヘッド本体の軸心に沿って上下方向に往復動して突出量を増減変更可能な構成とする限りにおいて、任意の構成を採用することができる。また、ノズルの突出量についても、ブラッシング対象となるペット等の毛長等の種類等に応じて、任意に設定することができる。更に、シャワーキャップ本体200の散水板202等、ノズル以外のシャワー水の吐出構造についても任意の構成とすることができ、散水板等に設ける吐出用の孔(散水孔202a等)の数や配置角度間隔も任意の構成とすることができる。例えば、上記実施の形態では、所定複数個の散水孔202aが1列で円形に配置されているが、二列(二重)以上の複数列となる配置することも可能である。また、散水板に散水孔をランダムに配置することも可能である。また、ノズルに設ける噴射孔の数や配置角度間隔も任意である。例えば、上記実施の形態では、ノズル210の噴射穴212aは、底壁212に1列で円形となるよう配置されているが、二列(二重)以上の複数列で配置することも可能である。また、ノズル210の噴射孔212aは、底壁212にランダムに配置することも可能である。更に、ブラシ部237のノズル210の底壁212からの突出寸法も任意とすることができる。また、例えばノズルの基端側にスプリングを介装して、ノズルを長さ方向に弾性的に伸縮自在とすることもでき、これにより、ブラシ部によるブラッシング時のペットの不快感を軽減することも可能である。或いは、ノズル部の内部においてブラシ部の基端側にスプリングを介装して、ブラシ部を長さ方向に弾性的に伸縮自在とすることもでき、これにより、ブラシ部によるブラッシング時のペットの不快感を軽減することも可能である。
[Scope of invention]
The shower head with a brushing function according to the present invention can be arbitrarily modified in addition to the configuration of the above-described embodiment as long as it does not depart from the scope of the invention. For example, as a configuration for adjusting the amount of protrusion of the nozzle that appears and disappears from the shower head main body, in addition to the configuration of the above-described embodiment, a nozzle or a member integrally provided with the nozzle (for example, a shower cap main body) Any configuration can be adopted as long as the projection amount can be increased or decreased by reciprocating in the vertical direction along the axis of the head body. Further, the protruding amount of the nozzle can be arbitrarily set according to the type of hair length of a pet or the like to be brushed. Furthermore, the shower water discharge structure other than the nozzles, such as the
本発明のブラッシング機能付きシャワーヘッドは、犬や猫等のペットのシャンプー作業と同時にペットの体毛のブラッシング作業をも行うことができるブラッシング機能付きシャワーヘッドとして利用することができるが、人用のブラッシング機能付きシャワーヘッドとして利用することも可能である。 The shower head with a brushing function of the present invention can be used as a shower head with a brushing function capable of performing brushing work on pet body hair simultaneously with shampooing work for pets such as dogs and cats. It can also be used as a functioning shower head.
100:シャワーヘッド本体(ABS)
101:周壁(筐体部)、101a:挿通口、102:上壁(筐体部)
103:連結部、104:凹溝部、104a:係止孔、105:上側突部
110:固定キャップ(POM)
111:リング板部、111a:間隙、112:下側突部
121:雄螺子(タッピングビス)
200:シャワーキャップ本体(ABS)
201:外周壁、202:散水板、202a:散水孔
203:内周壁、203A:雌螺子部
210:ノズル、211:周壁、212:底壁、212a:噴射孔、212b:挿通孔
220:給水管
221:給水部、221a:内部流路、222:摺動部、223:導水部
224:接続部、224a:接続口、224b:凹溝、225:Oリング
230:スピンドル本体、231:基板、232:嵌合部、233:シール材
234:連結軸、235:基部、235a:通水開口、236:係止部
237:ブラシ部(エラストマー)、238:(リング状)シール部
240:スピンドル、241:駆動軸部、242:雄螺子部、243:螺子山
251:雄螺子
300:ハンドル(ABS)
301:把持部、302:連結部、303:凹溝部、304:Oリング
305:雌螺子部
310:止め輪(Eリング、POM)、311:突起
PS:通水空間、WS:貯水空間
GH:上毛(ペットの体毛)、UC:下毛(ペットの体毛),SK:皮膚
100: Shower head body (ABS)
101: peripheral wall (housing part), 101a: insertion port, 102: upper wall (housing part)
103: connecting portion, 104: recessed groove portion, 104a: locking hole, 105: upper protrusion 110: fixing cap (POM)
111: ring plate portion, 111a: gap, 112: lower protrusion 121: male screw (tapping screw)
200: Shower cap body (ABS)
201: outer peripheral wall, 202: water spray plate, 202a: water spray hole 203: inner peripheral wall, 203A: female screw part 210: nozzle, 211: peripheral wall, 212: bottom wall, 212a: injection hole, 212b: insertion hole 220: water supply pipe 221: Water supply part, 221a: Internal flow path, 222: Sliding part, 223: Water conveyance part 224: Connection part, 224a: Connection port, 224b: Concave groove, 225: O-ring 230: Spindle body, 231: Substrate, 232 : Fitting part, 233: sealing material 234: connecting shaft, 235: base part, 235a: water passage opening, 236: locking part 237: brush part (elastomer), 238: (ring-shaped) sealing part 240: spindle, 241 : Drive shaft portion, 242: Male screw portion, 243: Screw thread 251: Male screw 300: Handle (ABS)
301: Gripping part, 302: Connection part, 303: Groove part, 304: O-ring 305: Female screw part 310: Retaining ring (E-ring, POM), 311: Projection PS: Water passage space, WS: Water storage space GH: Upper hair (pet hair), UC: lower hair (pet hair), SK: skin
Claims (5)
前記シャワーヘッド本体の筐体の内部空間に収容して配設されると共に、水源からの給水を導入する貯水空間を有する貯水部とを備え、
前記貯水部は、前記シャワーヘッド本体の筐体の内部空間において前記軸方向に往復移動自在となるよう配設されると共に、前記シャワーヘッド本体の内部空間において前記軸方向の所定位置に配置自在となっており、
前記貯水部は、前記シャワーヘッド本体の筐体の開口に面する側面となる一側面を、前記シャワーヘッド本体の筐体の開口を介して前記シャワーヘッド本体の外部に露出しており、
更に、
前記貯水部の一側面に、前記シャワーヘッド本体の筐体の軸方向に沿って延びるよう突出する筒状をなすと共に、前記貯水部の貯水空間と連通する通水空間を有するノズルを一体的に設け、
前記ノズルの先端に吐水面を設けると共に、前記吐水面には、前記貯水部の貯水空間から前記通水空間に導入した給水を外部に吐出する吐水孔を形成し、
前記ノズルを前記貯水部と共に前記シャワーヘッド本体の筐体の軸方向に沿って往復移動することで、前記シャワーヘッド本体の筐体の開口から突出する前記ノズルの突出量を増減変更して調節自在としたことを特徴とするブラッシング機能付きシャワーヘッド。 A shower head body having a hollow casing formed with an opening on one side in the axial direction;
A water storage section that is disposed in an internal space of the casing of the shower head body and has a water storage space for introducing water from a water source,
The water storage section is disposed so as to be reciprocally movable in the axial direction in the internal space of the casing of the shower head main body, and can be disposed in a predetermined position in the axial direction in the internal space of the shower head main body. And
The water storage part is exposed to the outside of the shower head body through the opening of the shower head body casing, and has one side surface that faces the opening of the shower head body casing,
In addition,
On one side surface of the water storage part, a nozzle that protrudes along the axial direction of the casing of the shower head main body and has a water passage space that communicates with the water storage space of the water storage part is integrally formed. Provided,
While providing a water discharge surface at the tip of the nozzle, the water discharge surface is formed with a water discharge hole for discharging water supplied from the water storage space of the water storage section to the water flow space to the outside.
By reciprocating the nozzle along the axial direction of the casing of the shower head body together with the water reservoir, the amount of protrusion of the nozzle protruding from the opening of the casing of the shower head body can be changed and adjusted freely. A shower head with a brushing function characterized by
前記ノズルは、前記吐水孔を、前記吐水面において前記ブラシ部の周囲に複数個配置したものであることを特徴とする請求項1記載のブラッシング機能付きシャワーヘッド。 Furthermore, it comprises a brush part that projects along the axial direction of the nozzle from the water discharge surface at the tip of the nozzle and exhibits a brushing function,
The shower head with a brushing function according to claim 1, wherein the nozzle has a plurality of water discharge holes arranged around the brush portion on the water discharge surface.
前記貯水部の吐水面と前記ノズルの吐水面とを、前記シャワーヘッド本体の筐体の軸方向に沿って所定距離を置いて離間配置し、前記貯水部の吐水面の吐水孔からの吐水と、前記ノズルの吐水面の吐水孔からの吐水とが、前記シャワーヘッド本体の筐体の軸方向に沿って前記所定距離を置いた位置からそれぞれ吐出されるようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載のブラッシング機能付きシャワーヘッド。 The water storage portion is provided with a water discharge surface on the one side surface, and the water discharge surface is formed with a water discharge hole for discharging water supplied to the water storage space to the outside.
The water discharge surface of the water storage unit and the water discharge surface of the nozzle are spaced apart from each other at a predetermined distance along the axial direction of the casing of the shower head body, and water discharged from the water discharge holes of the water discharge surface of the water storage unit The water discharged from the water discharge hole on the water discharge surface of the nozzle is discharged from a position at the predetermined distance along the axial direction of the casing of the shower head body. The shower head with a brushing function according to 1 or 2.
前記給水管は、前記水源からの給水を前記貯水部の貯水空間に導入する流路を有し、
前記シャワーヘッド本体の筐体は、前記給水管に対応する部位に前記給水管を収容する挿通口を、前記軸方向に沿って、前記貯水部が往復移動する範囲に延びるよう形成することで、前記貯水部が前記シャワーヘッド本体の筐体の軸方向に沿って往復移動するときに、前記給水管が、前記筐体の挿通口を介して、前記筐体の外部において、前記貯水部の往復移動に伴って往復移動するようにしたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載のブラッシング機能付きシャワーヘッド。 Furthermore, a water supply pipe connected to the water storage part of the internal space of the casing from the outside of the casing of the shower head body,
The water supply pipe has a flow path for introducing water supply from the water source into the water storage space of the water storage section,
The casing of the shower head main body is formed such that an insertion port that accommodates the water supply pipe in a portion corresponding to the water supply pipe extends in a range in which the water storage portion reciprocates along the axial direction. When the water storage section reciprocates along the axial direction of the casing of the shower head body, the water supply pipe is reciprocated between the water storage section and the outside of the casing through the insertion port of the casing. The shower head with a brushing function according to any one of claims 1 to 4, wherein the shower head reciprocates with the movement.
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