JP6370254B2 - 送信装置、受信装置および送受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スペクトラム拡散された信号を処理する送信装置、受信装置および送受信装置に関する。
スペクトル拡散通信技術には、直接拡散(Direct Sequence)方式と、周波数ホッピング(Frequency Hopping)方式と、直接拡散方式および周波数ホッピング方式を組み合わせたハイブリッド方式がある。以下、直接拡散方式をDS方式と称し、周波数ホッピング方式をFH方式と称する。
DS方式は、伝送する信号のデータレートよりも高速なレートを持つ信号を、伝送する信号に乗算することにより、伝送する信号を広帯域化する方式である。また、DS方式は、雑音電力密度以下にスペクトル密度を低下させることが可能であり、信号の秘匿が可能である。受信側は、広帯域化に用いた信号系列について既知である必要があり、受信信号と当該既知の系列の相関演算により信号を検波することができる。
FH方式は、周波数ホッピングパタンに基づいて、搬送波周波数を高速に切り替えることで信号を広帯域化する技術である。また、FH方式は、周波数ホッピングパタンについて既知の受信者のみが信号を検出できる。
ハイブリッド方式は、DS方式により拡散された信号の搬送波を周波数ホッピングさせることで実現されている。ハイブリッド方式は、DS方式およびFH方式を単一で使用するより場合よりも妨害に強く、拡散能力、多元接続能力および多重化能力を向上させることができる。
DS方式は、第三世代携帯電話およびGPSに採用されている。広帯域に用いる信号は、線形の疑似雑音符号であるため、疑似雑音符号を解読することは容易である。以下、疑似雑音符号をPN(Pseudo Noise)符号と称する。
また、PN符号を非線形暗号により秘匿化する技術は、特許文献1に開示されている。具体的には、特許文献1では、PN符号を暗号化する手段によって、PN符号を暗号化して暗号化PN符号にし、通信信号を拡散する手段によって、暗号化PN符号を使用して通信信号を拡散する方法が開示されている。
特表2005−510747号公報
ところで、送信データを暗号化する構成については、様々な通信システムにおいて実現されているが、解読技術も向上しており、送信データの秘匿性を向上することが求められている。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、送信データの秘匿性を向上することができる送信装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、スペクトラム拡散通信方式によりスペクトラム拡散された信号を送信する送信装置において、ホッピングパタンを生成するホッピングパタン生成器と、前記ホッピングパタンに基づいて送信データを伝送するチャネルを複数のチャネルの中から選択するチャネル選択部と、複数の異なるサブキャリアを生成し、生成した前記複数の異なるサブキャリアを前記複数のチャネルに割り当て、チャネルごとにサブキャリアと送信データとを乗算してサブキャリア変調を行うサブキャリア変調部と、第1PN符号を生成する第1PN符号生成器と、前記サブキャリア変調部によりサブキャリア変調を行った送信データに前記第1PN符号を乗算する乗算器とを備え、前記サブキャリアは、周波数特性が異なる符号系列である
本発明によれば、送信データの秘匿性を向上することができるという効果を奏する。
実施の形態1にかかる送受信装置の構成図 実施の形態1にかかる送信装置の構成図 実施の形態1にかかる受信装置の構成図 実施の形態1にかかる受信装置の構成図 実施の形態2にかかる送信装置の構成図 実施の形態2にかかる受信装置の構成図 実施の形態2にかかる受信装置の構成図 実施の形態3にかかる送信装置の構成図 実施の形態3にかかる受信装置の構成図 実施の形態4にかかる送信装置の構成図 実施の形態4にかかる受信装置の構成図 実施の形態5にかかる送信装置の構成図 実施の形態5にかかる受信装置の構成図 実施の形態6にかかる送信装置の構成図 受信信号が補足されたときの感度を示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかる送信装置、受信装置および送受信装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかる送受信装置100の構成を示す図である。送受信装置100は、信号を送信する送信装置200と、信号を受信する受信装置300とから構成されている。送受信装置100は、トランスポンダが例示される。
ここで、送信装置200の構成について説明する。図2は、実施の形態1にかかる送信装置200の構成を示す図である。送信装置200は、スペクトラム拡散通信方式の直接拡散方式(Direct Sequence)によりスペクトラム拡散された信号を送信する装置である。
送信装置200は、変調を行うサブキャリア変調部11と、第1PN符号であるPN符号を生成する第1PN符号生成器であるPN符号生成器12と、サブキャリア変調部11により変調された送信データにPN符号を乗算する乗算器13とを備える。さらに、送信装置200は、ホッピングパタンを生成するホッピングパタン生成器14と、ローカル信号を生成するローカル信号発生器15と、周波数変換を行う周波数変換器16と、デジタル信号をアナログ信号に変換するDAC(Digital Analog Converter)17と、送信信号を出力する送信部18とを備える。
サブキャリア変調部11は、周波数特性が異なる符号系列を用いてサブキャリアを生成し、当該サブキャリアと送信データとを乗算して変調を行う。周波数特性が異なる符号系列とは、中心周波数が異なる符号系列である。また、符号系列は、直交符号系列でもよい。直交符号系列は、Walsh符号が例示される。また、サブキャリアは、正弦波であるが、正弦波の代替でバイナリオフセットキャリアを用いてもよい。
また、サブキャリア変調部11は、ホッピングパタンに基づいた周波数のサブキャリアを生成するサブキャリア生成器19と、周波数変換を行う周波数変換器20とを備える。周波数変換器20は、送信データとサブキャリアとを乗算し、送信データの変調を行う。以下、周波数変換器20により変調された送信データを送信信号と称する。
ホッピングパタン生成器14は、サブキャリア生成器19のサブキャリア周波数をホッピングさせるための系列であるホッピングパタンを生成する。ホッピングパタンには、長周期符号または暗号化の信号処理を用いた非線形符号が用いられる。
PN符号生成器12は、拡散変調処理用のPN符号を生成する。乗算器13は、周波数変換器20により変調された送信信号に対してPN符号の乗算を行う。2値(0,1)の論理回路であれば、乗算器13は、XOR(Exclusive OR)回路で構成されてもよい。なお、乗算器13から出力される送信信号は、拡散変調処理が行われた信号である。
ローカル信号発生器15は、周波数変換器16によって送信信号を所望の周波数帯に変換するために必要なローカル信号を発生する。数値で正弦波を生成するため、ローカル信号発生器15には、NCO(Numerical Controlled Oscillator)が採用される。
周波数変換器16は、ローカル信号発生器15により発生されたローカル信号によって、乗算器13から出力された送信信号を周波数変換する。
DAC17は、周波数変換器16から出力された送信信号をアナログ信号に変換する。
送信部18は、高周波信号処理を行うRF(Radio Frequency)回路を備えており、DAC17から出力された送信信号が所望の周波数になるように周波数変換を行い、送信信号が所望の送信電力を有するように処理を行う。送信部18は、処理後の送信信号を外部に出力する。
なお、ホッピングパタン生成器14、サブキャリア生成器19および周波数変換器20により構成されるサブキャリアを変調するための構成要素は、乗算器13と周波数変換器16との間に配置されてもよい。当該配置によっても、信号処理のアルゴリズムは変わらない。
よって、送信装置200は、送信データを秘匿されているホッピングパタンに基づいて生成されたサブキャリアによって変調することにより秘匿化し、さらに、送信データをPN符号と乗算することによって秘匿化するので、送信データの秘匿性を向上することができる。
つぎに、送信装置200から送信されてきた送信信号を受信する受信装置300の構成について説明する。図3は、実施の形態1にかかる受信装置300の構成を示す図である。受信装置300は、スペクトラム拡散通信方式の直接拡散方式によりスペクトラム拡散された信号を受信する装置である。
受信装置300は、第2PN符号であるPN符号を生成する第2PN符号生成器であるPN符号生成器31と、信号を受信する受信部32と、相関演算を行う相関器33と、サブキャリア復調を行うサブキャリア復調部34とを備える。さらに、受信装置300は、アナログ信号をデジタル信号に変換するADC(Analog Digital Converter)35と、ローカル信号を発生するローカル信号発生器36と、周波数変換を行う周波数変換器37と、コード移相の偏差を検出するコード位相偏差検出器38と、周波数の偏差を検出する周波数偏差検出器39と、ホッピングパタンを生成するホッピングパタン生成器40とを備える。
受信部32は、高周波信号処理を行うRF(Radio Frequency)回路を備えており、受信した受信信号を周波数変換する。
ADC35は、受信部32から出力された受信信号をデジタル信号に変換する。ローカル信号発生器36は、受信信号をベースバンド信号に周波数変換するための周波数を有するローカル信号を発生する。数値で正弦波を生成するため、ローカル信号発生器36には、NCOが採用される。なお、DS(Direct Sequence)方式の受信装置では、受信信号の初期捕捉の段階で周波数とPN符号との両方で同期を確立する必要があるため、相関演算と並行して周波数掃引が必要になる場合がある。当該場合には、ローカル信号の周波数を掃引する。また、同期追尾状態に移行しても、常時、周波数の変動を観測し、当該変動を吸収するようにローカル信号発生器36を制御する。当該制御は、AFC(Automatic Frequency Control)と称される。
周波数変換器37は、ローカル信号発生器36により発生されたローカル信号によって、ADC35から出力された受信信号を周波数変換する。PN符号生成器31は、相関器33が用いるPN符号を生成する。
相関器33は、周波数変換器37から出力された受信信号とPN符号との相関演算を行う。相関器33は、能動相関方式のスライディング相関器、または受動相関方式のマッチトフィルタの構成を適用できる。また、相関演算は、周波数領域上で実施する場合には、受信信号とPN符号とをFFT(Fast Fourier Transformation)する機能と、FFT後の受信信号を乗算してIFFT(Inverse Fast Fourier Transformation)する機能により実現できる。
コード位相偏差検出器38は、相関器33から出力された受信信号から検出したコード位相の変動を相関器33、またはPN符号生成器31にフィードバックして、コード同期の追尾を行う。相関器33とコード位相偏差検出器38とにより形成される閉ループ回路は、DLL(Delay Locked Loop)と称される。周波数偏差検出器39は、AFCを行うための検出器である。
サブキャリア復調部34は、周波数特性が異なる符号系列を用いてサブキャリアを生成し、当該サブキャリアと相関器33により相関演算が行われた受信信号とを乗算し、受信信号の復調を行う。周波数特性が異なる符号系列とは、中心周波数が異なる符号系列であってもよい。また、符号系列は、直交符号系列であってもよい。なお、直交符号系列は、Walsh符号が例示される。また、サブキャリアは、正弦波であるが、正弦波の代替でバイナリオフセットキャリアを用いてもよい。
また、サブキャリア復調部34は、ホッピングパタンに基づいた周波数のサブキャリアを生成するサブキャリア生成器41と、周波数変換を行う周波数変換器42とを備える。周波数変換器42は、受信信号とサブキャリアとを乗算する乗算器42aと、乗算器42aから出力される信号を演算するΣ演算部42bとから構成されており、受信信号とサブキャリアとを乗算することによって、受信信号の復調を行う。以下、周波数変換器42により復調された受信信号を受信データと称する。
ホッピングパタン生成器40は、サブキャリア生成器41のサブキャリア周波数をホッピングさせるための系列であるホッピングパタンを生成する。ホッピングパタン生成器40は、送信装置200のホッピングパタン生成器14により生成されるホッピングパタンと同一のホッピングパタンを生成する必要がある。ホッピングパタンの同期は、別の系により同期情報を獲得し、獲得した同期情報に基づいてホッピングパタンを生成することができる。
ここで、受信装置の内部処理によって、送信装置200のホッピングパタン生成器14により生成されるホッピングパタンと同一のホッピングパタンを生成する構成について説明する。図4は、実施の形態1にかかる受信装置301の構成を示す図である。なお、受信装置301は、受信装置300にパタン同期検出器43を追加した構成であり、他の構成要素は受信装置300と同一である。よって、受信装置300と同一の構成要素には、同一の符号を付し、説明を省略する。
パタン同期検出器43は、スライディング相関器と同じ動作によって、ホッピングパタン生成器40から出力されるホッピングパタンを定期的に遅延させることにより、ホッピングパタンの位相をシフトさせ、1ホッピングパタン長の積分を行っている。パタン同期検出部42による処理は、相関演算に相当し、ホッピングパタンの位相と受信信号の位相が一致するタイミングを相関検出している。よって、受信装置301は、別の系により同期情報を獲得せずに、送信装置200のホッピングパタン生成器14により生成されるホッピングパタンと同一のホッピングパタンを生成することができる。
また、受信装置300,301は、送信電力または受信S/Nと、送信データの伝送レートにより、捕捉可能な周波数範囲を限定することができる。
受信装置300,301の受信S/Nが低いと、検波できるS/Nになるまで、受信信号を積分する必要があるが、積分時間は、送信データの1bit時間長が最も大きくなる。
コヒーレントに積分する場合、積分期間中に信号の位相が90°回転すると約1dBの劣化、180°の回転で約3.7dBの劣化、360°以上回転すると、積分値が0になり、当該期間で積分したことに意味をなさなくなる。
したがって、受信装置300,301は、受信S/Nと送信データの伝送レートにより、捕捉可能な周波数範囲を限定することができる。また、周波数範囲外にサブキャリア周波数をホッピングさせることで、他の受信装置が容易に信号を捕捉したり傍受したりすることはできなくなる。
ホッピングパタンの暗号化は、PN符号の暗号化よりも低レートで動作させることが可能である。また、従来の装置に対して、サブキャリアの位相を外部のホッピング生成器からの信号に合わせて変更する機能を追加するのみであるため、従来の装置に対して組み込みが容易である。
なお、ホッピングパタン生成器40、サブキャリア生成器41および周波数変換器42により構成されるサブキャリアを復調するための構成要素は、PN符号生成器31と相関器33との間に配置されてもよい。当該配置の場合には、周波数変換器42は、PN符号生成器31によって生成されたPN符号とサブキャリアとを乗算する。なお、当該配置によっても、信号処理のアルゴリズムは変わらない。
実施の形態2.
つぎに、実施の形態2にかかる送信装置と受信装置との構成について説明する。図5は、実施の形態2にかかる送信装置201の構成を示す図である。なお、送信装置201は、ホッピングパタン生成器51と、チャネル選択部52と、サブキャリア変調部53および合波部56の構成が送信装置200と異なるだけであり、他の構成要素は送信装置200と同一である。よって、送信装置200と同一の構成要素には、同一の符号を付し、説明を省略する。
送信装置201は、ホッピングパタンを生成するホッピングパタン生成器51と、ホッピングパタンに基づいて送信データを伝送するチャネルを複数のチャネルの中から選択するチャネル選択部52とを備える。
ホッピングパタン生成器51は、ホッピングパタンを生成し、生成したホッピングパタンをチャネル選択部52に出力する。
チャネル選択部52は、ホッピングパタンに基づいて、送信データを伝送するチャネルを選択する。なお、図5では、4チャネルの構成を示しているが、チャネル数は任意である。
サブキャリア変調部53は、複数の異なるサブキャリアを生成するサブキャリア生成器54と、周波数変換を行う複数の周波数変換器から構成される周波数変換器55とを備え、複数の異なるサブキャリアを複数のチャネルに割り当て、チャネルごとにサブキャリアと送信データとを乗算し、送信データの変調を行う。
サブキャリア生成器54は、チャネル数に基づいて周波数が異なるサブキャリアを生成する。サブキャリアは、周波数特性が異なる符号系列が用いられている。周波数特性が異なる符号系列とは、中心周波数が異なる符号系列であってもよい。また、符号系列は、直交符号系列でもあってもよい。直交符号系列は、Walsh符号が例示される。また、サブキャリアは、正弦波であるが、正弦波の代替でバイナリオフセットキャリアを用いてもよい。
周波数変換器55は、各チャネルにおいて、送信データとサブキャリアとを乗算し、送信データの変調を行う。
合波部56は、加算器で構成されており、各チャネルから出力された送信データを合波する。
なお、送信装置201は、チャネル選択部52をシリアルパラレル変換器に置き換えることにより、マルチコード伝送が可能な構成になる。
よって、送信装置201は、送信データを秘匿されているホッピングパタンに基づいて生成されたサブキャリアによって変調することにより秘匿化し、さらに、送信データをPN符号と乗算することによって秘匿化するので、送信データの秘匿性を向上することができる。
つぎに、送信装置201から送信されてきた送信信号を受信する受信装置302の構成について説明する。図6は、実施の形態2にかかる受信装置302の構成を示す図である。なお、受信装置302は、サブキャリア復調部60、チャネル選択部63およびホッピングパタン生成器64の構成が受信装置300と異なるだけであり、他の構成要素は受信装置300と同一である。よって、受信装置300と同一の構成要素には、同一の符号を付し、説明を省略する。
受信装置302は、サブキャリアによって受信信号を復調するサブキャリア復調部60と、ホッピングパタンに基づいてチャネルを選択するチャネル選択部63とを備える。
サブキャリア復調部60は、複数の異なるサブキャリアを生成するサブキャリア生成器61と、周波数変換を行う周波数変換器62とを備え、複数の異なるサブキャリアを複数のチャネルに割り当て、チャネルごとにサブキャリアと受信データとを乗算し、受信信号の復調を行う。
サブキャリア生成器61は、チャネル数に基づいて周波数が異なるサブキャリアを生成する。サブキャリアは、周波数特性が異なる符号系列が用いられている。周波数特性が異なる符号系列とは、中心周波数が異なる符号系列であってもよい。また、符号系列は、直交符号系列であってもよい。直交符号系列は、Walsh符号が例示される。また、サブキャリアは、正弦波であるが、正弦波の代替でバイナリオフセットキャリアを用いてもよい。
周波数変換器62は、受信信号とサブキャリアとを乗算する複数の乗算器と、各乗算器から出力される信号を演算する複数のΣ演算部とから構成されており、受信信号とサブキャリアとを乗算することによって、受信信号の復調を行う。
チャネル選択部63は、ホッピングパタンに基づいてチャネルを選択し、選択されたチャネルの受信信号を受信データとして出力する。
ホッピングパタン生成器64は、送信装置201のホッピングパタン生成器51により生成されるホッピングパタンと同一のホッピングパタンを生成する必要がある。ホッピングパタンの同期は、別の系により同期情報を獲得し、獲得した同期情報に基づいてホッピングパタンを生成することができる。
ここで、ホッピングパタンを利用せずに、周波数変換器62から出力される受信信号を選択する構成について説明する。図7は、実施の形態2にかかる受信装置303の構成を示す図である。なお、受信装置303は、受信装置302からチャネル選択部63とホッピングパタン生成器64とを削除し、信号検出器65を追加した構成であり、他の構成要素は受信装置302と同一である。よって、受信装置302と同一の構成要素には、同一の符号を付し、説明を省略する。
信号検出器65は、各チャネルから出力された受信信号の振幅を測定し、測定した振幅の中で振幅が最も大きいチャネルを選択し、選択したチャネルの受信信号を受信データとして出力する。
また、信号検出器65は、各チャネルから出力された受信信号の振幅の平均値と標準偏差とに基づいて、信号検出用の閾値を設定する。信号検出器65は、各チャネルから出力された受信信号の振幅が閾値以下の場合には、無信号と判定する。
よって、受信装置303は、ホッピングパタンを利用せずに、周波数変換器62から出力される受信信号を選択することができる。なお、受信装置302,303は、周波数変換器62から出力される全チャネルの受信信号を受信データとして出力する構成にすることで、受信データのマルチコード伝送が可能になり、伝送容量を増大させることが可能である。
実施の形態3.
つぎに、実施の形態3にかかる送信装置と受信装置との構成について説明する。図8は、実施の形態3にかかる送信装置202の構成を示す図である。なお、送信装置202は、実施の形態2にかかる送信装置201に使用チャネル選択部70を追加し、他の構成要素は送信装置201と同一である。よって、送信装置201と同一の構成要素には、同一の符号を付し、説明を省略する。
使用チャネル選択部70は、上位システムからの情報により、干渉によって伝送できないチャネル情報を得て、当該チャネルを使用禁止とする制御信号をホッピングパタン生成器51に出力する。ホッピングパタン生成器51は、制御信号に基づいて、使用禁止のチャネルを使用しないようにホッピングパタンを生成し、生成したホッピングパタンをチャネル選択部52に出力する。なお、使用チャネル選択部70は、別回線で各チャネルの品質情報であるCQI(Channel Quality Indicator)を得て、当該情報に基づいて使用チャネルを選択する構成でもよい。
よって、送信装置202は、使用チャネル選択部70を追加することにより、耐干渉性能を向上させることができる。
つぎに、送信装置202から送信されてきた送信信号を受信する受信装置304の構成について説明する。図9は、実施の形態3にかかる受信装置304の構成を示す図である。なお、受信装置304は、実施の形態2にかかる受信装置302にCQI測定部71を追加し、他の構成要素は受信装置302と同一である。よって、受信装置302と同一の構成要素には、同一の符号を付し、説明を省略する。
CQI測定部71は、周波数変換器62の各チャネルから出力される受信信号の品質を測定する。品質は、信号電力対雑音電力と干渉電力との和の電力比であるSNIR(Signal to Interference plus Noise Ratio)を測定し、測定結果をCQIとして数値化して上位システムに出力する。なお、CQI測定部71は、周波数変換器62の各チャネルから出力される受信信号のSNIRからデータ伝送に使用するチャネルを選択して、選択した情報をCQIとして上位システムに出力する構成でもよい。
また、送信装置202と受信装置304とを備える送受信装置であれば、受信装置304で測定したCQIをテレメトリ情報として、送信装置202に伝送することができる。よって、送受信装置は、装置内でCQIの送受信を行うことができる。
実施の形態4.
つぎに、実施の形態4にかかる送信装置と受信装置との構成について説明する。図10は、実施の形態4にかかる送信装置203の構成を示す図である。なお、送信装置203は、実施の形態2にかかる送信装置201にエンコーダ80を追加し、他の構成要素は送信装置201と同一である。よって、送信装置201と同一の構成要素には、同一の符号を付し、説明を省略する。
エンコーダ80は、ホッピングパタン生成器51で生成されたホッピングパタンを、データ伝送できるようにエンコードする。実施の形態4では、ホッピングパタンがチャネルを選択するためのチャネル選択情報に相当する。
変換器55a、55b、55cは、送信データとサブキャリアとを乗算し、送信データの変調を行う。変換器55dは、エンコーダ80によりエンコードされたホッピングパタンとサブキャリアとを乗算し、ホッピングパタンの変調を行う。
合波部56は、変換器55a、55b、55cから出力されてきた変調後の送信データと、変換器55dから出力されてきた変調後のホッピングパタンを合波する。
なお、エンコーダ80は、チャネル数が3つ以上の場合には、チャネル選択情報が多ビットになるため、受信装置305においてチャネル選択情報を処理できるように、通信開始時には既知のスタートシーケンスを出力する機能を有する。
よって、送信装置203は、1つのチャネルをホッピングパタンの伝送用に割り当てることで、上位システムを介したホッピングパタンの授受、および、ホッピングパタンの同期を獲得するための構成要素を不要とし、コストダウンを図ることができる。
つぎに、送信装置203から送信されてきた送信信号を受信する受信装置305の構成について説明する。図11は、実施の形態4にかかる受信装置305の構成を示す図である。なお、受信装置305は、実施の形態2にかかる受信装置302からホッピングパタン生成器64を削除し、受信装置302にデコーダ81を追加し、他の構成要素は受信装置302と同一である。よって、受信装置302と同一の構成要素には、同一の符号を付し、説明を省略する。
デコーダ81は、チャネル選択情報伝送用に設けたチャネルから出力されたサブキャリア復調後の信号をデコードし、デコードにより得られたチャネル選択情報をチャネル選択部63に出力する。なお、デコーダ81は、チャネル数が3以上の場合には、チャネル選択情報が多ビットになるため、通信開始時に送信装置203から送信されてくるスタートシーケンスを検出する機能も有する。
チャネル選択部63は、チャネル選択情報に基づいて、チャネルを選択する。なお、送信装置203は、実施の形態3にかかる送信装置202により測定するCQIもチャネル選択情報伝送用に設けたチャネルを用いて伝送する構成でもよい。当該構成の場合、送信装置203は、チャネル選択情報伝送用に設けたチャネルを用いてチャネル選択情報とCQIとの2つの情報を伝送するため、チャネル選択情報とCQIとの区別がつくように、送信時のフレームフォーマットを決めて伝送する。
実施の形態5.
つぎに、実施の形態5にかかる送信装置と受信装置との構成について説明する。図12は、実施の形態5にかかる送信装置204の構成を示す図である。なお、送信装置204と実施の形態2にかかる送信装置201とは、チャネル選択部90、ホッピングパタン生成器91、直交符号生成器92、周波数変換器93および遅延器94の構成が異なり、他の構成要素は送信装置201と同一である。よって、送信装置201と同一の構成要素には、同一の符号を付し、説明を省略する。
チャネル選択部90は、送信データをどのチャネルにマッピングするかを選択するスイッチであり、ホッピングパタン生成器91により生成されるホッピングパタンに基づいて使用するチャネルを選択する。使用チャネルの選択は、送信データのビット単位、または複数ビット単位で切り替える構成を選択できる。また、伝送に選択しなかったチャネルは、選択されなかった期間は全て「1」の信号を伝送するか、全て「0」の信号を伝送するかを選択できる。なお、全て「1」の信号を伝送するとは、送信データ無しでPN符号のみを伝送することを意味する。また、全て「0」の信号を伝送するとは、送信信号が無いこと意味する。
また、ホッピングパタンには、長周期符号または暗号アルゴリズムを用いた非線形符号を用いる構成も可能である。
直交符号生成器92は、バイナリオフセットキャリアまたはWalsh符号の直交符号を生成する。周波数変換器93は、直交符号と送信データとを乗算する。なお、直交符号は、1ビットの信号であるため、周波数変換器93は、XOR回路で構成されてもよい。
遅延器94は、ホッピングパタンに基づいて、周波数変換器93からチャネルごとに出力される送信データを遅延させる。具体的には、遅延部94は、送信データを伝送するチャネルの出力を遅延させず、送信データを伝送しないチャネルの出力を1チップ以上遅延させる。
合波部56は、加算器で構成されており、各チャネルから出力された送信データを合波する。
つぎに、送信装置204から送信されてきた送信信号を受信する受信装置306の構成について説明する。図13は、実施の形態5にかかる受信装置306の構成を示す図である。なお、受信装置306と実施の形態2にかかる受信装置302とは、直交符号生成器95、拡散復調部96、レベル判定部97およびチャネル選択部98の構成が異なり、他の構成要素は受信装置302と同一である。よって、受信装置302と同一の構成要素には、同一の符号を付し、説明を省略する。
直交符号生成器95は、送信装置204と同じコードレプリカを生成する。拡散復調部96は、受信信号と直交符号とをチャネルごとに乗算して積分することによって、受信信号を拡散復調する。
レベル判定部97は、各チャネルにおいて拡散復調された受信信号のレベルを測定し、測定したレベルの中で最も大きなレベルのチャネルを特定する。レベル判定部97は、特定したチャネルの情報をチャネル選択部98に出力する。
チャネル選択部98は、レベル判定部97から入力されたチャネルの情報に基づいてチャネルを選択し、選択されたチャネルの受信信号を受信データとして出力する。
信号の初期捕捉中において、送信データを全て「1」の信号に設定して、DSSS(Direct Sequence Spread Spectrum)のコード同期を確立した状態において、送信装置204からのデータ送信を開始する。
送信装置204は、ホッピングパタンに基づいて送信データを各チャネルに順番にマッピングする。送信装置204は、送信データがマッピングされなかった他のチャネルに対して、「1」の信号を伝送する。
送信装置204は、各チャネルに対応した異なる直交符号を生成し、各チャネルにおいて、直交符号と送信データとを乗算し、送信データを伝送するチャネルの出力を遅延させず、送信データを伝送しないチャネルの出力を1チップ以上遅延させる。
受信装置306では、初期捕捉したタイミングで同期追尾している。よって、送信装置204で遅延させたチャネルから出力された信号は、コードレプリカとの相関値が小さくなり、遅延させなかったチャネルから出力された信号は、コードレプリカとの相関値が大きくなる。
受信装置306は、各チャネルにおいて拡散復調された受信信号のレベルを測定し、測定したレベルの中で最も大きなレベルのチャネルを特定し、特定されたチャネルの受信信号を受信データとして出力するので、正しい検波を行うことができる。
実施の形態6.
つぎに、実施の形態6にかかる送信装置の構成について説明する。図14は、実施の形態6にかかる送信装置205の構成を示す図である。なお、送信装置205と実施の形態5に係る送信装置204とは、PN符号生成器12と遅延器94とが配置される場所が異なる。さらに、送信装置205は、乗算器99を備える構成が実施の形態5に係る送信装置204と異なり、他の構成要素は送信装置204と同一である。よって、送信装置204と同一の構成要素には、同一の符号を付し、説明を省略する。
PN符号生成器12は、拡散変調処理用のPN符号を生成する。PN符号は、Gold符号が例示される。
遅延器94は、ホッピングパタンに基づいて、PN符号生成器12からチャネルごとに出力されるPN符号を遅延させる。具体的には、遅延部94は、送信データを伝送するチャネルの出力を遅延させず、送信データを伝送しないチャネルの出力を1チップ以上遅延させる。
乗算器99は、周波数変換器93から出力された送信データと遅延器94から出力されたPN符号とをチャネルごとに乗算する。なお、PN符号は、直交符号と同様に1ビットの信号であるため、乗算器99は、XOR回路で構成されてもよい。
合波部56は、加算器で構成されており、各チャネルから出力された送信データを合波する。
なお、送信装置205から送信されてきた送信信号を受信する受信装置は、実施の形態5にかかる受信装置306と同じ構成である。
実施の形態5にかかる送信装置204は、ホッピングパタンに基づいて、各チャネルの直交符号が乗算された送信データを遅延させたが、実施の形態6にかかる送信装置205は、ホッピングパタンに基づいて、PNコードを遅延させた。
実施の形態6にかかる送信装置205は、直交符号にバイナリオフセットキャリアを採用することが可能であり、バイナリオフセットキャリアにより中心周波数が異なる複数のチャネルを生成することが可能になる。
ここで、相関器33の動作について説明する。なお、以下では、実施の形態1にかかる受信装置300の相関器33について説明するが、他の実施の形態にかかる受信装置の相関器についても同様である。
相関器33は、受信感度向上のために、出力をコヒーレントに積分しており、積分に要する時間により、受信装置300によって捕捉できる受信信号の周波数範囲が決まる。図15は、受信信号が捕捉されたときの感度を示す図である。図15に示すように、コヒーレント積分長をT[秒]とすると、ノッチを持つ周波数間隔は、1/T[Hz]になる。
受信信号を捕捉するときの周波数特性でノッチを持つ周波数にサブキャリア周波数を配置することで、チャネル間の漏れ込みによる劣化のない通信が可能であり、また、ノッチを持つ周波数間隔で各チャネルを配置することで、最小の帯域幅で受信装置300を構成することができる。
具体的には、サブキャリア生成器41は、相関器33から出力される信号のコヒーレント積分長に基づいて、サブキャリアの中心周波数を決定する。よって、受信装置300は、受信感度を向上することができる。
また、DS方式では、送信データを広帯域化するのにPN符号が利用される。PN符号が乗算されて拡散変調された送信データは、伝送レートが高いデータとなる。送信装置は、伝送レートが高い送信データに対して暗号化を行う場合、処理速度を高める必要があり、また、暗号化にかかる処理量も増大する。一方、受信装置は、暗号化された信号の解読にかかる処理量が増大する。また、PN符号を暗号化した場合、受信装置側において、PN符号の同期を確立することが困難であり、別途同期情報を授受するための構成要素が必要になる。
送信装置200,201,202,203,204,205は、バイナリオフセットキャリア等の直交符号により生成した複数のチャネルと、長周期系列または非線形系列に基づいて伝送に使用するチャネルを選択する機能を有し、複数のチャネルに対して、さらにGold符号等のPN符号を乗算することで送信信号の秘匿化を向上することができる。つまり、送信装置200,201,202,203,204,205は、秘匿性能および耐干渉性能を向上することができ、既存の装置への応用を容易に行うことができる。
また、データの伝送に使用したチャネルと、データの伝送に使用しなかったチャネルとを区別できるように、直交符号または、PN符号の位相を変化させることで、受信装置300,301,302,303,304,305,306は、長周期系列または非線形系列の情報を持つことなく、信号を正しく検波することができ、暗号化された信号の解読にかかる処理量を抑制することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
11,53 サブキャリア変調部、12,31 PN符号生成器、13,42a,99 乗算器、14,40,51,64,91 ホッピングパタン生成器、15,36 ローカル信号発生器、16,20,37,42,55,62,93 周波数変換器、17 DAC、18 送信部、19,41,54,61 サブキャリア生成器、32 受信部、33 相関器、34,60 サブキャリア復調部、35 ADC、38 コード位相偏差検出器、39 周波数偏差検出器、42b Σ演算部、43 パタン同期検出器、52,63,90,98 チャネル選択部、55a,55b,55c,55d 変換器、56 合波部、65 信号検出器、70 使用チャネル選択部、71 CQI測定部、80 エンコーダ、81 デコーダ、92,95 直交符号生成部、94 遅延器、96 拡散復調部、97 レベル判定部、100 送受信装置、200,201,202,203,204,205 送信装置、300,301,302,303,304,305,306 受信装置。

Claims (8)

  1. スペクトラム拡散通信方式によりスペクトラム拡散された信号を送信する送信装置において、
    ホッピングパタンを生成するホッピングパタン生成器と、
    前記ホッピングパタンに基づいて送信データを伝送するチャネルを複数のチャネルの中から選択するチャネル選択部と、
    複数の異なるサブキャリアを生成し、生成した前記複数の異なるサブキャリアを前記複数のチャネルに割り当て、チャネルごとにサブキャリアと送信データとを乗算してサブキャリア変調を行うサブキャリア変調部と、
    第1PN符号を生成する第1PN符号生成器と、
    前記サブキャリア変調部によりサブキャリア変調を行った送信データに前記第1PN符号を乗算する乗算器とを備え
    前記サブキャリアは、周波数特性が異なる符号系列であることを特徴とする送信装置。
  2. 干渉によって伝送できないチャネル情報を得て、当該チャネルを使用禁止とする制御信号を前記ホッピングパタン生成器に出力する使用チャネル選択部を備える請求項記載の送信装置。
  3. 前記ホッピングパタンをエンコードするエンコーダを備え、
    前記サブキャリア変調部は、サブキャリアと前記エンコーダによりエンコードされたホッピングパタンとを乗算する請求項記載の送信装置。
  4. 前記ホッピングパタンに基づいて前記サブキャリア変調部からチャネルごとに出力される送信データを遅延させる遅延器を備え、
    前記サブキャリア変調部は、直交符号と送信データとを乗算し、
    前記遅延器は、送信データを伝送するチャネルの出力を遅延させず、送信データを伝送しないチャネルの出力を遅延させる請求項記載の送信装置。
  5. 前記ホッピングパタンに基づいて前記第1PN符号生成器からチャネルごとに出力される第1PN符号を遅延させる遅延器と、
    前記遅延器で遅延された第1PN符号と、前記サブキャリア変調部で直交符号が乗算された送信データとを乗算する乗算部とを備え、
    前記遅延器は、送信データが伝送されるチャネルから出力される第1PN符号を遅延させず、送信データが伝送されないチャネルから出力される第1PN符号を遅延させる請求項記載の送信装置。
  6. 請求項1記載の送信装置から送信されてきた信号を受信する受信装置において、
    第2PN符号を生成する第2PN符号生成器と、
    受信部と、
    前記受信部により受信された受信データと前記第2PN符号との相関演算を行う相関器と、
    複数の異なるサブキャリアを生成し、生成した前記複数の異なるサブキャリアを複数のチャネルに割り当て、チャネルごとにサブキャリアと前記相関器により相関演算が行われた受信データとを乗算してサブキャリア復調を行うサブキャリア復調部と
    ホッピングパタンを生成するホッピングパタン生成器と、
    前記ホッピングパタンに基づいて複数のチャネルの中からチャネルを選択するチャネル選択部とを備えることを特徴とする受信装置。
  7. 前記サブキャリア復調部は、前記相関器のコヒーレント積分時間に基づいて、前記サブキャリアの中心周波数を決定する請求項記載の受信装置。
  8. 請求項1記載の送信装置と、請求項記載の受信装置とを備えることを特徴とする送受信装置。
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