JP6366432B2 - Image processing apparatus, control method therefor, and program - Google Patents
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Description
本発明は、画像処理装置およびその制御方法ならびにプログラムに関し、特に階調処理技術に関する。 The present invention relates to an image processing apparatus, a control method thereof, and a program, and more particularly to a gradation processing technique.
従来、HDR(High Dynamic Range)合成や覆い焼き等、入力のダイナミックレンジを拡大した信号を出力する段階で階調圧縮する処理が知られている。特許文献1には、画像を複数の被写体領域に分割し、各被写体領域から算出した代表画素値とエッジ成分により、被写体領域ごとのヒストグラムを算出し、算出したヒストグラムに基づいて、その被写体領域に対応する階調変換カーブを生成する技術が開示されている。
2. Description of the Related Art Conventionally, gradation compression processing is known at the stage of outputting a signal whose input dynamic range is expanded, such as HDR (High Dynamic Range) composition and dodging. In
しかしながら、特許文献1に開示されている技術では、被写体領域間の明るさのバランスを考慮せずに階調変換カーブを生成するため、ダイナミックレンジを拡大するほどコントラストが低下するなど、得られる画像が不自然になる可能性がある。
However, in the technique disclosed in
さらに、特許文献1に開示されている技術では、夕景シーンや日中シーンといった撮影シーンの違いを考慮せずに階調変換カーブを生成するため、撮影シーンが持つ雰囲気が失われてしまうという課題がある。例えば、薄暗い夕景シーンを撮影した画像の背景領域の明るさを、日中シーンと同等の適正値まで明るくするような階調変換カーブを生成すると、夕景シーンに特徴的な背景領域の持つ薄暗さや、空領域と背景領域の明暗差が失われることがある。
Furthermore, in the technique disclosed in
本発明は、上述の従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、撮影シーンに特徴的な被写体領域間のバランスを考慮した階調処理を行うことが可能な画像処理装置およびその制御方法ならびにプログラムを提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above-described problems of the prior art, and an image processing apparatus capable of performing gradation processing in consideration of a balance between subject areas characteristic of a shooting scene and a control method thereof As well as providing a program.
この課題を解決するため、例えば本発明の画像処理装置は以下の構成を備える。すなわち、画像から複数の被写体領域を判別する判別手段と、画像から得られる特徴量に基づいて、画像が所定の撮影シーンである可能性を示す度合いを算出する度合算出手段と、複数の被写体領域の輝度差に基づいて複数の被写体領域のそれぞれに対する階調補正量を算出する算出手段と、階調補正量を、度合いに基づいて補正する補正手段と、補正手段が補正した階調補正量を、複数の被写体領域に適用する階調処理手段とを有することを特徴とする。 In order to solve this problem, for example, an image processing apparatus of the present invention has the following configuration. That is, a discriminating unit that discriminates a plurality of subject areas from the image, a degree calculating unit that calculates a degree indicating the possibility that the image is a predetermined shooting scene, based on a feature amount obtained from the image, and a plurality of subject regions Calculation means for calculating a gradation correction amount for each of a plurality of subject areas based on the luminance difference, a correction means for correcting the gradation correction amount based on the degree, and a gradation correction amount corrected by the correction means And a gradation processing means for applying to a plurality of subject areas.
本発明によれば、撮影シーンに特徴的な被写体領域間のバランスを考慮した階調処理を行うことが可能になる。 According to the present invention, it is possible to perform gradation processing in consideration of the balance between subject areas characteristic of a shooting scene.
(実施形態1)
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下では画像処理装置の一例として、階調処理が可能な任意のデジタルカメラに本発明を適用した例を説明する。しかし、本発明は、デジタルカメラに限らず、階調処理を行うことが可能な任意の機器にも適用可能である。これらの機器には、例えば携帯電話機、ゲーム機、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、時計型や眼鏡型の情報端末などが含まれてよい。
(Embodiment 1)
Hereinafter, exemplary embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. In the following, an example in which the present invention is applied to an arbitrary digital camera capable of gradation processing will be described as an example of an image processing apparatus. However, the present invention is not limited to a digital camera and can be applied to any device capable of performing gradation processing. These devices may include, for example, a mobile phone, a game machine, a tablet terminal, a personal computer, a clock-type or glasses-type information terminal.
本実施形態では、画像上の被写体領域を判別して、被写体領域ごとに階調処理(領域別トーンマッピングともいう)を行う。図17に示すように、領域別トーンマッピングでは、まず被写体領域ごとに代表輝度値に基づいて最適なゲイン量を算出し、算出した被写体領域ごとのゲイン量を適用した複数の画像を生成する。そして、各画像からそれぞれの被写体領域を抽出して出力画像を得る。なお、本実施形態では、領域別トーンマッピングについて、最も効果の得やすい撮影シーンの1つである、背景が最も暗く、空が最も明るい夕景シーンを例に説明する。 In this embodiment, a subject area on the image is determined, and gradation processing (also referred to as area-specific tone mapping) is performed for each subject area. As shown in FIG. 17, in the tone mapping for each region, first, an optimum gain amount is calculated for each subject region based on the representative luminance value, and a plurality of images to which the calculated gain amount for each subject region is applied are generated. Then, each subject region is extracted from each image to obtain an output image. In the present embodiment, the tone mapping for each area will be described by taking as an example a sunset scene that is one of the most effective shooting scenes, with the darkest background and the brightest sky.
(1 デジタルカメラの構成)
図1は、本実施形態の画像処理装置の一例としてデジタルカメラ100の機能構成例を示すブロック図である。なお、図1に示す機能ブロックの1つ以上は、ASICやプログラマブルロジックアレイ(PLA)などのハードウェアによって実現されてもよいし、CPUやMPU等のプログラマブルプロセッサがソフトウェアを実行することによって実現されてもよい。また、ソフトウェアとハードウェアの組み合わせによって実現されてもよい。従って、以下の説明において、異なる機能ブロックが動作主体として記載されている場合であっても、同じハードウェアが主体として実現されうる。
(1 Digital camera configuration)
FIG. 1 is a block diagram illustrating a functional configuration example of a
光学系101は、ズームレンズやフォーカスレンズから構成されるレンズ群、絞り調整装置およびシャッター装置を備えている。光学系101は、撮像部102に到達する被写体像の倍率、ピント位置あるいは撮像部102に入射する光量を調整する。撮像部102は、光学系101を通過した被写体の光束を光電変換し電気信号に変換するCCDやCMOSセンサー等の光電変換素子である。
The
A/D変換部103は、入力されたアナログ信号をA/D変換回路によってアナログ・デジタル変換して、画素単位のデジタル信号を出力する。
The A /
画像処理部104は、画素補間処理等の現像処理や記録部110に画像を記録するための所定の圧縮処理を行う。また、別途後述する本実施形態に係る階調処理を行う。画像処理部104は、階調処理を適用した複数の画像を生成して、各画像から各被写体領域を抽出した出力画像を生成する。画像処理部104はA/D変換部103から出力された画像に限らず、記録部110から読み出した画像に対しても同様の画像処理や伸張処理を行うことができる。
The
露光量算出部105は、本実施形態に係る階調処理を行うために最適な入力画像を得るため、撮影時の露光量を算出する。画像処理部104の処理結果を入力として、後述する露光量の算出処理を行って露光量制御部106に対して出力する。
The exposure
露光量制御部106は、露光量算出部105により入力された露光量に基づいて光学系101および撮像部102の絞り、シャッタースピード、センサーのアナログゲインを制御する。
The exposure
制御部107は、例えばCPUあるいはMPUであり、不図示のROMに格納されたプログラムを不図示のRAMの作業エリアに展開し、実行することにより、デジタルカメラ100の全体を制御する。
The
記録部110は、撮影された画像を記録する機能を有し、例えば、半導体メモリが搭載されたメモリカードや光磁気ディスク等の回転記録体を収容したパッケージなどを用いた記録媒体を含む。
The
(2−1.露光量算出処理に係る一連の動作)
適切な階調処理を行うためには、最適な露光量で撮影された画像を得る必要があるため、露光量算出部105は、撮影のための適切な露光量を算出する。露光量算出部105は、例えば図3に示す機能ブロックから構成される。露光量算出部105には、画像処理部104内の輝度値算出部203から出力される、被写体領域ごとの代表輝度値が入力される。露光量算出部105を構成する各部の処理については、露光量算出処理と合わせて後述する。
(2-1. Series of operations related to exposure amount calculation processing)
In order to perform appropriate gradation processing, it is necessary to obtain an image shot with an optimal exposure amount, and thus the exposure
画像を取得してから露光量算出部105により露光量を算出するまで一連の動作を、図6を参照して説明する。なお、本処理は例えばデジタルカメラ100の不図示のシャッターボタンが半押しされるとともに、撮影された画像が入力された場合に開始される。以下に説明する各ステップのうち、S601〜S603の処理を画像処理部104が実行し、S604〜S606までの処理を露光量算出部105が実行するものとし、制御部107が各部を制御して露光量算出処理の全体を制御する。
A series of operations from when an image is acquired until the exposure amount is calculated by the exposure
S601において画像処理部104は、制御部107の指示に基づいて、露光量を算出するために撮影された画像をA/D変換部103から取得する。
In step S <b> 601, the
S602において画像処理部104は、取得画像から被写体領域の判別を行う。本実施形態では、被写体領域の判別対象として、人物の顔領域、人物の体領域、雲・太陽等を含む空領域、これら以外の領域を背景領域として計4つの領域を判別する。図11(A)は、入力画像に対して、被写体領域の判別処理を行った結果の例を示している。被写体領域の判別は、特開2006−39666号公報に記載されるようなニューラルネットワークによる学習データを用いた物体認識等、公知の方法を用いて行うことができるため、判別処理の詳細な説明は省略する。被写体領域の判別精度については、1画素単位あるいは一定のサイズのブロック単位のいずれでも構わないが、本実施形態では1画素単位として説明する。
In step S602, the
S603において画像処理部104は、S602における被写体領域の判別結果を用いて、被写体領域ごとの代表輝度値を算出する。代表輝度値は、対応する被写体領域内の輝度信号の平均値、および座標に応じた重み付けによる加重平均値のいずれかを指す。本実施形態のように、人物が検出されない撮影シーンでは、空領域および背景領域の2領域について代表輝度値を算出する。例えば、画像処理部104は、空領域の代表輝度値(SKY_Y)を対応する被写体領域内の輝度信号の平均値から算出し、背景領域の代表輝度値(BACK_Y)を、画像中央の重みが大きくなるような重み付けによる加重平均値から算出する。画像処理部104は、算出した各被写体領域の代表輝度値を露光量算出部105に出力する。
In step S603, the
S604において露光量算出部105の輝度段差算出部302は、入力した各被写体領域の代表輝度値から被写体領域間の輝度段差を算出する。輝度段差の算出は、図11(B)に示すように、入力画像の露光量を基準にして得られる各被写体領域の目標露光量の間の差分絶対値を求めることにより得られる。目標露光量とは、対象とする被写体領域の代表輝度値を目標輝度値にするために、入力画像の露光量から何段オーバーまたはアンダーの露光量にすれば良いか(すなわち、露出補正量)を示すものである。入力画像の露光量よりも多くすることをオーバー、入力画像の露光量よりも少なくすることをアンダーという。目標輝度値は各被写体領域について予め定められた値であるものとする。
In step S604, the luminance
代表輝度値BACK_YおよびSKY_Yに対して、各被写体領域の目標輝度値をBACK_ref_Y、SKY_ref_Yとすると、各被写体領域の目標露光量ΔBV_BACK _ref、ΔBV_SKY_refは(式1)によって算出される。 Assuming that the target luminance values of the subject areas are BACK_ref_Y and SKY_ref_Y with respect to the representative luminance values BACK_Y and SKY_Y, the target exposure amounts ΔBV_BACK_ref and ΔBV_SKY_ref of the subject areas are calculated by (Equation 1).
輝度段差算出部302は、(式1)により算出された各被写体領域の目標露光量から各被写体領域間の輝度段差を算出する。背景領域と空領域の輝度段差ΔBSは、(式2)によって算出される。ここで、ABSは絶対値を算出する関数を表す。
The luminance
S605において露光量算出部105の出力輝度値算出部301は、S603で算出された各被写体領域の目標輝度値に基づいて、主被写体の出力輝度値を算出する。主被写体の出力輝度値とは、前述の目標輝度値とは異なり、後の撮影画像で最終的に出力したい主被写体領域の輝度値を指す。本実施形態では、背景を主被写体とし、背景領域の目標輝度値をそのまま主被写体の出力輝度値(BACK_OUT_Y)とする。
In S605, the output luminance
S606において露光量算出部105の露光量決定部303は、S604で算出した被写体領域間の輝度段差ΔBSと、S605で算出した主被写体の出力輝度値BACK_OUT_Yを入力して、階調処理に適した撮影を行うための露光量を決定する。図11(C)は、入力画像の露光量に対する各被写体領域の出力露光量を示している。出力露光量は、最終的に出力したい各被写体領域の明るさを実現するために、入力画像の露光量に対し、何段オーバーまたはアンダーの露光量にすれば良いか(すなわち、露出補正量)を示す。背景領域、空領域の出力露光量をそれぞれ、ΔBV_BACK、ΔBV_SKYとすると、各被写体領域の出力露光量は、(式3)により算出される。露光量決定部303は、S605で算出した出力輝度値に基づいて決定した主被写体の出力露光量ΔBV_BACKを基準に、S604で算出した領域間の輝度段差ΔBSの1/2を維持するように主被写体以外の被写体領域(即ち空領域)の出力露光量を決定する。
In S606, the exposure
露光量決定部303は、各被写体領域の出力露光量のうち、最も小さい出力露光量を、階調処理に適した撮影を行うための露光補正量として決定する。即ち、各被写体領域のうち、最も小さい出力露光量である空領域のΔBV_SKYを入力画像の露光量に反映した露光量BV_Captureを、撮影時の露光量として決定する。制御部107は、露光量算出部105が撮影時の露光量を出力すると、本処理に係る一連の処理を終了する。
The exposure
上述したような階調処理に適した露光量を算出しない場合、適切な露光量で階調処理を行うことができなくなる。例えば、露光量が必要以上に大きくなると飽和領域等の発生により広ダイナミックレンジの画像を実現できず、反対に、露光量が必要以上に小さくなると、後述する階調処理においてデジタルゲインが必要以上にかかり、増幅したノイズによる画質劣化が発生する。このため、上述した露光量の算出を行うことにより階調処理に最適な画像を入力することが可能になる。 If the exposure amount suitable for the gradation processing as described above is not calculated, the gradation processing cannot be performed with an appropriate exposure amount. For example, if the exposure amount becomes larger than necessary, an image with a wide dynamic range cannot be realized due to the occurrence of a saturated region or the like. Therefore, the image quality is deteriorated due to the amplified noise. For this reason, it is possible to input an image optimal for gradation processing by calculating the exposure amount described above.
(3.画像処理部104の構成)
図2には、画像処理部104の機能構成例を示すブロック図を示している。以下の各機能ブロックは、全体として入力画像に対する階調処理を行う。被写体領域判別部201は、入力画像に対して被写体領域を判別する。輝度値算出部203は、判別された被写体領域ごとの代表輝度値を算出するとともに、ヒストグラム算出部202は、被写体領域ごとのヒストグラムを算出する。階調特性算出部204は、輝度値算出部203およびヒストグラム算出部202による算出結果を用いて、入力画像に対する階調特性を算出する。階調特性の算出は、例えば夕景等の撮影シーンの度合いを算出したうえで、被写体領域ごとに適用するゲイン量を算出することにより行う。ゲインテーブル算出部205は、階調特性に応じた階調変換用のゲインテーブルを算出し、ゲイン処理部206は、入力画像に対してゲインをかける処理を行う。その後、階調圧縮部207は、ゲイン処理後の信号を表示系に合わせるために階調圧縮処理を行う。
(3. Configuration of the image processing unit 104)
FIG. 2 is a block diagram illustrating a functional configuration example of the
(4−1.階調処理に係る一連の動作)
次に、階調処理に係る一連の動作について図7等を適宜参照して説明する。本発明に係る階調処理は、被写体領域間の輝度段差を縮めることが可能な階調特性を画像全体に適用することに特徴がある。また、主被写体領域を基準として、主被写体領域以外にシーンに応じてバランス良く階調を割り当てることにより、人間の見た目通りのコントラストと明るさに近づけた画像を出力することができる。
(4-1. A series of operations related to gradation processing)
Next, a series of operations related to gradation processing will be described with reference to FIG. The gradation processing according to the present invention is characterized in that gradation characteristics capable of reducing a luminance step between subject areas are applied to the entire image. Also, by assigning gradations in a well-balanced manner according to the scene other than the main subject area with the main subject area as a reference, an image close to the contrast and brightness as seen by humans can be output.
上述した露光量算出処理により決定された露光量BV_Captureに基づいて光学系101が調整された後、例えばシャッターボタンの全押しによる撮影指示により撮影が行われると、画像処理部104は、撮影された画像に対して階調処理を行う。
After the
S701において画像処理部104は、階調処理用に撮影された画像を入力画像として取得する。
In step S701, the
S702において被写体領域判別部201は、S701で取得された入力画像に対して、被写体領域の判別処理を行う。被写体領域の判別処理については、S602と同様の処理を行えばよいため、説明は省略する。
In step S <b> 702, the subject
S703において輝度値算出部203は、S702で判別された被写体領域ごとに代表輝度値を算出する。各被写体領域の代表輝度値の算出処理については、S603と同様の処理を行えばよいため説明は省略する。
In step S703, the luminance
S704においてヒストグラム算出部202は、被写体領域ごとに輝度信号のヒストグラムを算出する。
In step S <b> 704, the
S705において階調特性算出部204は、S703で算出した各代表輝度値と、S704で算出した被写体領域ごとのヒストグラムを入力して、入力画像の輝度信号に対する階調特性を算出する。階調特性は、例えば図13(A)に示すように、横軸を入力信号、縦軸を出力信号として、入力信号に応じた出力信号を示す入出力特性である。例えば、階調特性を補正しない場合は、点線で示す様に、入力信号と出力信号の値が等しい入出力特性になる。本ステップにおける階調特性の算出処理の詳細は、図8A等を参照して別途詳述する。
In step S <b> 705, the gradation
S706においてゲインテーブル算出部205は、S705で算出した輝度信号に対する階調特性に基づいて、ゲインテーブルを算出する。ゲインテーブルは、図13(B)に示す様に横軸を入力信号、縦軸をゲインとする、入力信号に応じたゲインを示すテーブルである。入力信号をx、階調特性によって変換された出力信号をyとすると、ゲインGainは(式4)で表される。
In step S706, the gain
S707においてゲイン処理部206は、S706で算出したゲインテーブルを用いて入力画像にゲインを適用する。図5は、本ステップにおけるゲイン処理に対応するゲイン処理部206内の機能構成例を示している。
In step S707, the
画像の最も左上の画素を(0,0)として、画素位置を(x,y)で示したとき、入力信号Yin(x,y)に対して適用するゲインGain(x,y)は、ゲインテーブルをGainTbl関数で表すと(式5)のようになる。 The gain Gain (x, y) applied to the input signal Yin (x, y) when the pixel position is indicated by (x, y) with the pixel at the top left of the image as (0,0) is the gain When the table is expressed by the GainTbl function, (Formula 5) is obtained.
Gain(x,y)は入力画像の(x,y)に位置する画素に対応するゲインである。ゲインを算出するための入力信号であるYin(x,y)は、ゲイン算出用画像生成部501により、入力画像に基づいて生成されたゲイン算出用画像の信号である。ゲイン算出用画像生成部501は、入力画像の細かいテクスチャに対するゲインの敏感度を下げ、コントラストをより良好に維持するため、入力画像を輝度画像に変換し、平均値処理などのボカし処理を行ってゲイン算出用画像を生成する。
Gain (x, y) is a gain corresponding to the pixel located at (x, y) of the input image. Yin (x, y), which is an input signal for calculating the gain, is a gain calculation image signal generated based on the input image by the gain calculation
ゲイン変換部502は、ゲイン算出用画像の(x,y)に位置する画素値であるYin(x,y)を、入力画像の(x,y)に位置する画素に適用するゲイン信号に変換する処理、即ち、(式5)で示す処理を行う。ゲイン乗算部503は、ゲイン変換部502で算出したゲインに基づいて、入力画像に対してゲインを乗算する処理を行う。本実施形態では、撮影された入力画像から、既にデモザイキング処理を終えたR,G,B画像に対し、ゲインを乗算する処理を行う。例えば、ゲイン乗算前の(x,y)に位置する画素のR,G,Bの信号をそれぞれRin(x,y)、Gin(x,y)、Bin(x,y)とする。このとき、ゲイン乗算後のR,G,Bの信号Rout (x,y)、Gout (x,y)、Bout(x,y)は、GainTbl関数を用いて(式6)により算出される。
The
ここで、画素位置(x,y)において、R,G,Bのそれぞれの信号にかけるゲインは同じである。なお、本実施形態ではRGB信号に対してゲイン処理を行ったが、YUV信号に対して上記のゲイン処理を行ってもよい。 Here, at the pixel position (x, y), the gains applied to the R, G, and B signals are the same. In the present embodiment, the gain processing is performed on the RGB signals, but the above gain processing may be performed on the YUV signals.
S708において階調圧縮部207は、S707でゲイン処理を行ったR,G,Bのmビットの信号を表示系に合わせるためにγ特性を有する階調圧縮処理を行い、nビット(nはm以下)の信号を出力する。画像処理部104は、階調圧縮処理を行った信号を出力すると、階調処理に係る一連の動作を終了する。
In step S708, the
(4−2.階調特性の算出処理に係る一連の動作)
本発明の主たる特徴である、階調特性の算出処理の一連の動作について、図8Aに示す800を参照して説明する。また、図4には、階調特性の算出処理の一連の動作を実行する、階調特性算出部204の機能構成例を示している。なお、階調特性の算出処理は、上述したS705の処理が呼び出されたときに開始される。
(4-2. A series of operations related to calculation processing of gradation characteristics)
A series of operations for calculating gradation characteristics, which is the main feature of the present invention, will be described with reference to 800 shown in FIG. 8A. FIG. 4 shows a functional configuration example of the gradation
S810において輝度段差算出部401は、入力した、被写体領域ごとの代表輝度値を用いて被写体領域間の輝度段差を算出する。輝度段差の算出方法については、図11(B)、(C)およびS604において示した処理と同様であり、図12(A)および図12(B)に示すように、0段を基準とした露光量(露出補正量)をゲイン量と置き換えればよい。
In step S810, the luminance
S820において出力輝度値決定部402は、主被写体に対する出力輝度値を決定する。主被写体の出力輝度値とは、S605における出力輝度値と同様に、最終的に出力したい主被写体領域の輝度値である。また、本実施形態では、上述のように背景領域を主被写体領域として設定する。出力輝度値の算出方法についてはS605において示した処理内容と同様であるため説明は省略する。
In step S820, the output luminance
S830において階調補正量算出部403は、S810で算出した被写体領域間の輝度段差と、S802で算出した主被写体の出力輝度値を入力として、各被写体領域の階調補正量を算出する。階調補正量とは、本実施形態では対象の被写体領域に一律に適用するゲイン量である。被写体領域ごとの階調補正量の算出方法について、図8Aに示す801および図8Bに示すフローチャートを参照して説明する。
In step S830, the gradation correction
(4−3.階調補正量の決定処理に係る一連の動作)
S831において階調補正量算出部403は、各被写体領域の階調補正量[段]をそれぞれ背景領域のゲイン量(GAIN_BACK)、空領域のゲイン量(GAIN_SKY)とすると、それぞれのゲイン量を(式7)により算出する。これらゲイン量は(式3)で求めた出力露光量と同じものである。なお、BACK_Yは背景領域の代表輝度値、BACK_OUT_Yは主被写体である背景領域の出力輝度値であり、ΔBSは背景領域と空領域間の輝度段差である。
(4-3. Series of operations related to determination processing of gradation correction amount)
In S831, the gradation correction
本実施形態では、0段未満のゲイン量に関しては階調補正を適用しないため、(式7)でGAIN_BACK、GAIN_SKYを算出した後、GAIN_BACK、GAIN_SKYのうち、負の値になっているものがあれば、これらの値を0にクリップする。 In this embodiment, tone correction is not applied to gain amounts less than 0. Therefore, after calculating GAIN_BACK and GAIN_SKY in (Equation 7), there may be negative values among GAIN_BACK and GAIN_SKY. For example, these values are clipped to 0.
(4−3.ゲイン量の補正処理に係る一連の動作)
S832においてシーン度合算出部406は、各領域に基づく特徴量を算出して画像の示すシーンの度合いを算出し、S831で算出した各領域のゲイン量をさらに補正する処理を行う。ゲイン量の補正処理に係る、より詳細なステップ(S833〜S838)を、図8Bに示すフローチャートを参照して説明する。
(4-3. Series of operations related to gain amount correction processing)
In S832, the scene degree calculation unit 406 calculates a feature amount based on each region, calculates the degree of the scene indicated by the image, and performs a process of further correcting the gain amount calculated in S831. More detailed steps (S833 to S838) relating to the gain amount correction processing will be described with reference to the flowchart shown in FIG. 8B.
S833においてシーン度合算出部406は、画像において人物が検出されたか否かを判定し、検出されなかった場合には処理をS834へ進め、検出された場合はゲイン量補正処理を終了する。 In step S833, the scene degree calculation unit 406 determines whether or not a person is detected in the image. If no person is detected, the process proceeds to step S834. If the person is detected, the gain amount correction process ends.
S834においてシーン度合算出部406は、被写体領域ごとの画素値および輝度段差に基づいて3つの係数α、β、γ(即ち特徴量)を算出し、これらの係数に基づいて夕景である可能性を示す夕景度Score_Sunsetを算出する。 In S834, the scene degree calculation unit 406 calculates three coefficients α, β, and γ (that is, feature amounts) based on the pixel value and the luminance step for each subject area, and determines the possibility that the scene is an evening scene based on these coefficients. The evening scene score Score_Sunset shown is calculated.
3つの係数の算出方法を、図9を参照して説明する。シーン度合算出部406は、夕景度αを、被写体領域判別部201によって空領域と判別された画素の総数のうち、色相が赤〜黄(色相角:0〜60)を示す画素数が占める割合(夕焼け空割合)に基づいて算出する。図9(A)では、シーン度合算出部406が、夕焼け空割合が大きいほど夕焼け空である可能性が高いと判断するように、夕景度αを大きな値(最大で100)としている。
A method of calculating the three coefficients will be described with reference to FIG. The scene degree calculation unit 406 accounts for the evening scene degree α of the total number of pixels determined to be the sky region by the subject
また、シーン度合算出部406は、夕景度βを、被写体領域判別部201によって判別された空領域の明るさ、即ちBv値(Brightness Value:被写体輝度値)が夕景の空らしい値を持っているか否かに基づいて算出する。例えば、空領域のBv値は、S703で算出した空領域の代表輝度値SKY_Yと空領域の目標輝度値SKY_REF_Y(例えば10bitで133)、そして撮影時の露光量BV_Captureを用いて、以下の式により算出される。
Also, the scene degree calculation unit 406 sets the evening scene degree β to the brightness of the sky area determined by the subject
例えば図9(B)では、シーン度合算出部406が、空領域のBv値が4〜6である場合に、夕景の空である可能性が高いと判断するように、夕景度βを大きな値(最大で100)としている。 For example, in FIG. 9B, when the scene degree calculation unit 406 determines that there is a high possibility of the evening sky when the Bv value of the sky region is 4 to 6, the evening scene degree β is set to a large value. (Maximum 100).
夕景度γの算出において、シーン度合算出部406は、S831で算出した空領域と背景領域の輝度段差ΔBSに基づいて算出される。図9(C)では、シーン度合算出部406が、ΔBSの値が大きいほど、即ち空と背景の輝度段差が大きいほど、夕景の雰囲気を示すシーンである可能性が高いと判断するように、夕景度γを大きな値(最大で100)としている。 In calculating the evening scene degree γ, the scene degree calculating unit 406 is calculated based on the luminance step ΔBS between the sky area and the background area calculated in S831. In FIG. 9C, the scene degree calculation unit 406 determines that the greater the value of ΔBS, that is, the greater the difference in brightness between the sky and the background, the higher the possibility that the scene shows an evening scene atmosphere. The evening scene degree γ is set to a large value (100 at the maximum).
シーン度合算出部406は、算出したαおよびβのうち大きい値を選択し、選択した値にγを乗算した値を最終的な夕景度Score_Sunsetとする。夕景シーンでは、日没前までは空の色相が赤〜黄を示すことが多いことからαが大きな値をとる。一方、日没後は空の色相が赤〜黄を示さない反面、Bv値が日中の晴天時と比較して小さい値をとることからβが大きな値をとるように設定している。従って、本実施形態では、夕景度αおよびβは選択的に用いている。また、後述するように夕景の雰囲気を表す信号として空と背景の明暗の差(輝度段差)を用いることができるため、夕景度γを夕景度の判定に用いている。例えば、入力された画像が日没前の夕景シーンである場合、空の色相が赤〜黄を示す領域を含むために夕景度αの値が大きくなる。そして、太陽を含む空と薄暗い背景とで輝度段差も大きくなることで夕景度γの値が大きくなり、結果的として予め定めた閾値以上の夕景度Score_Sunsetが得られる。 The scene degree calculation unit 406 selects a large value from the calculated α and β, and sets a value obtained by multiplying the selected value by γ as the final evening scene score Score_Sunset. In sunset scenes, α takes a large value because the hue of the sky often shows red to yellow before sunset. On the other hand, after sunset, the hue of the sky does not show red to yellow, but the Bv value is smaller than that in sunny daytime, so β is set to take a large value. Therefore, in the present embodiment, the evening scene degrees α and β are selectively used. Further, as will be described later, since the difference between the brightness of the sky and the background (luminance step) can be used as a signal representing the atmosphere of the evening scene, the evening scene degree γ is used for determining the evening scene degree. For example, when the input image is an evening scene before sunset, the value of the evening scene degree α increases because the sky hue includes an area indicating red to yellow. Then, since the brightness difference between the sky including the sun and the dim background increases, the value of the evening scene degree γ increases, and as a result, the evening scene degree Score_Sunset equal to or higher than a predetermined threshold value is obtained.
S835においてシーン度合算出部406は、S834で算出した夕景度Score_Sunsetが閾値より小さいかを判定し、閾値より小さい場合は処理をS836に進め、閾値以上である場合はS838に処理を進める。 In S835, the scene degree calculation unit 406 determines whether the evening scene score Score_Sunset calculated in S834 is smaller than the threshold. If the threshold is smaller than the threshold, the process proceeds to S836. If the threshold is greater than or equal to the threshold, the process proceeds to S838.
S836においてシーン度合算出部406は、曇天シーンである可能性を示す曇天度Score_Cloudyを算出する。具体的には、夕景時で述べた場合のように係数α2、β2、γ2を算出する。曇天度α2については、シーン度合算出部406は、被写体領域判別部201によって空領域と判別された画素の総数に対する、雲領域と判別された画素の総数の比率(雲の割合)に基づいて算出する。図18(A)に示すように、雲の比率が大きいほど曇り空である可能性が高いと判断するように、α2を大きな値(最大で100)とする。曇天度β2については、夕景時の判断と同様に式8に基づいて算出する。図18(B)に示すように、空のBv値が4〜6であれば曇りの空である可能性が高いと判断するように、曇天度β2を大きな値(最大で100)とする。さらに、曇天度γ2については、夕景時の判断と同様に輝度段差ΔBSに基づいて算出される。図18(C)に示すように、即ち空と背景の輝度段差ΔBSが大きいほど曇天の雰囲気を示すシーンである可能性が高いと判断するようにγ2を大きな値(最大で100)とする。以降の処理も夕景時の判断と同様に、α2、β2のうち大きい値を選択し、それにγ2を乗算した値を最終的な曇天度Score_ Cloudyとする。
In S836, the scene degree calculation unit 406 calculates a cloudy score Score_Cloudy indicating the possibility of a cloudy scene. Specifically, the coefficients α2, β2, and γ2 are calculated as described in the sunset scene. The cloudiness degree α2 is calculated based on the ratio (the ratio of clouds) of the total number of pixels determined as the cloud area to the total number of pixels determined as the sky area by the subject
S827においてシーン度合算出部406は、算出した曇天度Score_ Cloudyが閾値より小さいかを判定し、閾値より小さい場合はゲイン量補正処理を終了させ、閾値以上である場合はS838に処理を進める。 In step S827, the scene degree calculation unit 406 determines whether the calculated cloudiness score Score_Cloudy is smaller than the threshold value. If the calculated cloudy degree Score_Cloudy is smaller than the threshold value, the gain amount correction process is terminated.
S838において階調特性作成部405は、算出した夕景度(あるいは曇天度)に基づいて、S831で算出したゲイン量GAIN_BACK、GAIN_SKYの補正を行う。以降の説明では、夕景度が高い場合について説明するが、曇天度が高い場合にも、夕景時の場合と同様にゲイン量GAIN_BACK、GAIN_SKYの補正を行えばよい。本実施形態に係るゲイン量の補正処理を、図10を参照してさらに説明する。図10(A)は、ゲインを1024階調とした場合の、夕景度に応じて背景領域のゲイン量を補正するための係数(OUT_GAIN)を示し、図10(B)は、夕景度に応じて空領域のゲイン量を補正するための係数COMP_Hを示している。そして、これらの係数を用いて、補正ゲイン量GAIN_BACK2、GAIN_SKY2を以下の式により算出する。
In S838, the gradation
夕景度が増加するほどCOMP_Hが大きくなることから、背景領域にかけるゲイン量と空領域にかけるゲイン量の差が増加する。また、夕景度が増加するほどOUT_GAINが小さくなることから、背景領域にかかるゲイン量が減少し、結果として空領域に係るゲインも減少する。即ち、OUT_GAINおよびCOMP_Hを、夕景度に応じて図10に示すように変化する値とすることで、夕景時の雰囲気として空と背景領域の輝度差を残し、かつ両領域の明るさを日中シーンよりもアンダーとすることにつながる。このようにシーンの適合度に応じて各領域のゲイン量を制御することで、シーンの雰囲気を残すことが可能になる。シーン度合算出部406は、ゲイン量の算出処理を完了するとゲイン量補正処理を終了して、処理をS832に戻す。 Since COMP_H increases as the evening scene degree increases, the difference between the gain amount applied to the background region and the gain amount applied to the sky region increases. Further, since the OUT_GAIN decreases as the evening scene degree increases, the gain amount applied to the background area decreases, and as a result, the gain related to the sky area also decreases. That is, by setting OUT_GAIN and COMP_H to values that change as shown in FIG. 10 according to the evening scene degree, the brightness difference between the sky and the background area remains as the atmosphere during the evening scene, and the brightness of both areas is adjusted to the daytime. It leads to an underscene than the scene. In this way, it is possible to leave the atmosphere of the scene by controlling the gain amount of each region according to the degree of suitability of the scene. When the gain degree calculation process is completed, the scene degree calculation unit 406 ends the gain amount correction process and returns the process to S832.
S839において階調特性作成部405は、被写体領域ごとの階調補正量から図14(A)に示す入出力特性を算出する。入力信号をX、出力信号をYとすると、各被写体領域で実現する入出力特性は(式10)で表される。
In S839, the gradation
この式により得られる各被写体領域の入出力特性が、それぞれ、領域別トーンマッピングにおいて被写体領域ごとに適用する階調特性となる。各被写体領域の入出力特性の傾きが、各被写体領域で実現すべきコントラストであり、出力信号は各被写体領域で実現すべき明るさを示している。階調特性作成部405は、入出力特性を算出すると、処理をS840に進める。
The input / output characteristics of each subject area obtained by this equation are the gradation characteristics applied to each subject area in the area-specific tone mapping. The slope of the input / output characteristics of each subject area is the contrast to be realized in each subject area, and the output signal indicates the brightness to be realized in each subject area. After calculating the input / output characteristics, the gradation
次に、被写体領域ごとの輝度のヒストグラムに基づいて、入力信号の範囲を決定する処理について説明する。 Next, a process for determining the input signal range based on the luminance histogram for each subject area will be described.
S840において適用範囲算出部404は、被写体領域ごとの輝度のヒストグラムに基づいて、S830で算出した被写体領域ごとの階調補正量を適応する入力信号の範囲を決定する。入力信号の範囲について図14(B)を参照して説明する。
In S840, the application
図14(B)に示す2つの入出力特性は、(式10)で示した各被写体領域で実現すべき入出力特性である。入出力特性の横軸に記載されているBACK_POINTおよびSKY_POINTは、対応するそれぞれの被写体領域において、入出力特性を適用する入力信号の範囲を決定する指標である。図14(B)のX軸は、例えば、0からBACK _POINTまでの入力信号の範囲を入力範囲141とし、SKY_POINTから最大値までの入力信号の範囲を入力範囲142とした例を示している。入力範囲141は、背景領域に対する入出力特性を適用する入力信号の範囲であり、入力範囲142は空領域に対する入出力特性を適用する入力信号の範囲である。
The two input / output characteristics shown in FIG. 14B are input / output characteristics to be realized in each subject area shown in (Equation 10). BACK_POINT and SKY_POINT described on the horizontal axis of the input / output characteristics are indices that determine the range of the input signal to which the input / output characteristics are applied in each corresponding subject area. The X axis in FIG. 14B shows an example in which the input signal range from 0 to BACK_POINT is the
BACK_POINT、SKY_POINTの算出は、図15に示すように、被写体領域ごとに算出した輝度ヒストグラムを用いて行う。図15(A)には、入力画像から判別した背景領域における輝度ヒストグラム1501と、入力画像から判別した空領域における輝度ヒストグラム1502を生成した様子を示しており、背景領域および空領域にヒストグラムの偏りが形成されている。各被写体領域のヒストグラムを利用した具体的なBACK_POINT、SKY_POINTの算出処理を図15(B)を参照して説明する。まず、適用範囲算出部404は、背景領域の輝度ヒストグラム1501について、最小の信号値から大きい信号値に向かって、各信号値の頻数を加算する。輝度ヒストグラム1501について、各信号値の頻度を加算した場合の、入力信号値と頻数の累積加算値の関係を1503に示す。適用範囲算出部404は、頻数の累積加算値がある一定の閾値(BACK_TH)以上になった時点で最後に頻数を加算した入力信号の値をBACK_POINTとする。なお、閾値をBACK_THとすると、(式11)の様に表すことができる。ここで、BACK_AREASUMは、背景領域と判別された画素の総数、P_BACKは調整パラメータである。
The calculation of BACK_POINT and SKY_POINT is performed using a luminance histogram calculated for each subject area, as shown in FIG. FIG. 15A shows a state in which a
(式11)では例えば、頻数の加算値が、背景領域の画素の総数に対して所定の割合に達したことをもってBACK_POINTを決定している。 In (Expression 11), for example, the BACK_POINT is determined when the addition value of the frequency reaches a predetermined ratio with respect to the total number of pixels in the background area.
一方、SKY_POINTの算出について適用範囲算出部404は、空領域の輝度ヒストグラム1502に対して、最小の信号値から徐々に大きい信号値に向かって、空領域と判別された画素の総数から各信号値の頻数を減算した値を算出する。そして、減算した値がある一定の閾値(SKY_TH)以下になった時点で、最後に頻数を減算した入力信号の値をSKY_POINTとする。SKY_THの決定については、BACK_THと同様に、空領域の画素の総数の所定の割合に達する値を用いればよい。なお、本実施形態は、空領域が最も明るく、背景領域が最も暗いシーンについて説明を行っているが、反対に、背景領域が最も高輝度被写体であるシーンの場合には、SKY_POINTと同じ算出処理を行えばよい。また、空領域が中間輝度被写体のシーンである場合はBACK_POINTと同様の算出処理を行えばよい。
On the other hand, with respect to the calculation of SKY_POINT, the application
S850において、階調特性決定部407は、上述した階調補正量および適用範囲を用いて、画像に一様に適用する階調特性を決定する。即ち、S830で算出した階調補正量GAIN_BACK2およびGAIN_SKY2と、S840で算出した階調補正量を適用する範囲の指標(BACK_POINT、SKY_POINT)とを用いて、階調特性を決定する。図16は、本実施形態により生成された階調特性を示している。入力信号Xが0〜BACK_POINTの期間(区間1601)は、背景領域に適用される入出力特性であり、SKY_POINT〜最大値の期間(区間1602)は空領域に適用される入出力特性である。またBACK_POINT〜SKY_POINTの期間は、BACK_POINTおよびSKY_POINTにおける出力値を線形的に変化させた特性とする。このように、画像内の各被写体領域ごとに、撮影シーンに合わせた入出力特性を決定することで、シーンの雰囲気を残した階調補正(例えば、空と背景領域の輝度差を残し、かつ両領域の明るさを日中シーンよりもアンダーとするような階調補正)が可能になる。
In step S850, the gradation
画像処理部104は、S850における処理を完了すると、階調特性の算出処理に係る一連の動作を終了してS705に処理を戻す。
When the
なお本実施形態では、人物を含まないシーンを例に挙げて説明しているが、人物が存在する場合においても本発明は適用可能である。人物が検出された場合には、主被写体である人物の顔領域から目標輝度値および出力輝度値を算出する。その上で背景および空領域に対する階調補正量を本実施形態で述べたような手法で制御すれば良い。また、本実施形態では、階調補正処理において雰囲気を残したいシーンとして、夕景および曇天の2つの例を例示したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、スポットライトを浴びた人物が存在し、この人物の領域が明るく、それ以外の背景領域が暗いようなシーンでは、背景領域にかかるゲイン量を小さくするように階調補正量を制御することで、雰囲気を残すことが可能になる。 In the present embodiment, a scene that does not include a person is described as an example. However, the present invention can be applied even when a person exists. When a person is detected, a target luminance value and an output luminance value are calculated from the face area of the person who is the main subject. Then, the gradation correction amount for the background and sky regions may be controlled by the method described in this embodiment. Further, in the present embodiment, two examples of sunset scene and cloudy sky are illustrated as scenes in which the atmosphere is desired to be left in the gradation correction processing, but the present invention is not limited to this. For example, in a scene where there is a person who is spotlighted, the area of this person is bright, and the background area is dark, the tone correction amount is controlled to reduce the gain applied to the background area. It becomes possible to leave an atmosphere.
以上説明したように本実施形態では、所定の撮影シーンの度合いを算出し、当該度合いに応じて階調特性を算出するようにした。このとき、撮影シーンの度合いに応じて各被写体領域間のゲイン量の差および各被写体領域にかけるゲイン量を設定して、各被写体領域に適用される階調特性が撮影シーンの度合いを介して関連性を有するようにした。このようにすることで、撮影シーンに特徴的な被写体領域間のバランスを考慮した階調処理を行うことが可能になる。換言すれば、撮影シーンが持つ雰囲気を残しながらも、被写体領域ごとに最適なコントラストおよび明るさを持つ画像を生成することが可能となる。 As described above, in this embodiment, the degree of a predetermined shooting scene is calculated, and the gradation characteristics are calculated according to the degree. At this time, the difference in gain amount between the subject areas and the gain amount to be applied to each subject area are set according to the degree of the shooting scene, and the gradation characteristic applied to each subject area depends on the degree of the shooting scene. Relevant. In this way, it is possible to perform gradation processing in consideration of the balance between the subject areas characteristic of the shooting scene. In other words, it is possible to generate an image having optimum contrast and brightness for each subject area while leaving the atmosphere of the shooting scene.
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
(Other embodiments)
The present invention can also be realized by executing the following processing. That is, software (program) that realizes the functions of the above-described embodiments is supplied to a system or apparatus via a network or various storage media, and a computer (or CPU, MPU, or the like) of the system or apparatus reads the program. It is a process to be executed.
102…撮像部、104…画像処理部、107…制御部、201…被写体領域判別部、202…ヒストグラム算出部、203…輝度値算出部、204…階調特性算出部、205…ゲインテーブル算出部、406…シーン度合算出部、407…階調特性決定部
DESCRIPTION OF
Claims (12)
前記画像から得られる特徴量に基づいて、前記画像が所定の撮影シーンである可能性を示す度合いを算出する度合算出手段と、
前記複数の被写体領域の輝度差に基づいて前記複数の被写体領域のそれぞれに対する階調補正量を算出する算出手段と、
前記階調補正量を、前記度合いに基づいて補正する補正手段と、
前記補正手段が補正した階調補正量を、前記複数の被写体領域に適用する階調処理手段と、を有することを特徴とする画像処理装置。 Discriminating means for discriminating a plurality of subject areas from the image;
A degree calculating means for calculating a degree indicating the possibility that the image is a predetermined shooting scene based on a feature amount obtained from the image;
Calculating means for calculating a gradation correction amount for each of the plurality of subject areas based on a luminance difference between the plurality of subject areas;
Correction means for correcting the gradation correction amount based on the degree;
An image processing apparatus comprising: a gradation processing unit that applies the gradation correction amount corrected by the correction unit to the plurality of subject areas.
前記階調処理手段は、前記画素値の範囲ごとの前記階調補正量を前記複数の被写体領域に適用することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 A range calculation means for calculating a histogram of pixel values constituting the subject area, and calculating a range of the pixel values to which the gradation correction amount is applied according to the histogram;
The image processing apparatus according to claim 1, wherein the gradation processing unit applies the gradation correction amount for each range of the pixel values to the plurality of subject areas.
度合算出手段が、前記画像から得られる特徴量に基づいて、前記画像が所定の撮影シーンである可能性を示す度合いを算出する度合算出工程と、
算出手段が、前記複数の被写体領域の輝度差に基づいて前記複数の被写体領域のそれぞれに対する階調補正量を算出する算出工程と、
補正手段が、前記階調補正量を、前記度合いに基づいて補正する補正工程と、
階調処理手段が、前記補正手段が補正した階調補正量を、前記複数の被写体領域に適用する階調処理工程と、を有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。 A determination step of determining a plurality of subject areas from the image;
A degree calculation step in which a degree calculation unit calculates a degree indicating the possibility that the image is a predetermined shooting scene based on a feature amount obtained from the image;
A calculating step for calculating a gradation correction amount for each of the plurality of subject areas based on a luminance difference between the plurality of subject areas;
A correction step in which the correction means corrects the gradation correction amount based on the degree;
A method for controlling an image processing apparatus, comprising: a gradation processing step in which gradation processing means applies the gradation correction amount corrected by the correction means to the plurality of subject areas.
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