JP6363977B2 - アドレス変更システムおよびアドレス変更方法 - Google Patents

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Description

本発明は、アドレス変更システムおよびアドレス変更方法に関する。
クラウドネットワークの発達に伴い、異なるロケーションにレイヤ2ドメインを構築し、インターネットを介して接続することで複数のレイヤ2ドメインを包含する大規模レイヤ2ドメインを構築する事例が増加している。また、データセンタの普及とネットワーク仮想化技術の発達に伴い、遠隔地にデータセンタを構築し、構築されたデータセンタを異なるレイヤ2ドメインが共有することによりリソースの効率化を図る例も存在する。
他方、レイヤ2ドメインを上記のように構築することができるようになったことから、図1に示すように、組織改編のときにそれまで別個のレイヤ2ドメインであったネットワークを統合し、新たに新組織のレイヤ2ドメインを構築する事例が考えられる。図1は、サブネットの統合について説明するための図である。このような状況では、複数のサブネットを統合する技術が必要になる。
サーバ仮想化技術の発達に伴い、図2に示すように、従来物理サーバを用いて構築されていたデータセンタに仮想化されたサーバ(VM:Virtual Machine)を稼働させる事例が生じてきた。異なる個人や組織が利用するサーバを仮想化し、同一物理サーバで稼働させることで、必要な物理サーバ台数を削減するためである。図2は、VMを有する物理サーバの構成を示す図である。また、図3に示すように、物理サーバのメンテナンスの際、稼働中のVMを別の物理サーバに移動させることにより、VMの動作を止めることなく物理サーバをメンテナンスすることができるようになった。図3は、VMの移動について説明するための図である。
ここで、イーサネット(登録商標)を用いてVMを含む各端末間でデータ転送を行う場合、各端末のインタフェースにはレイヤ2のアドレスとして、例えばMACアドレスが割り振られる。インタフェースが物理インタフェースである場合は、管理団体と製造メーカによってインタフェースごとに重複しないようにMACアドレスが割り振られている。
一方、端末がVMである場合、VMを動作させるためのソフトウェアの製造会社に割り振られたアドレスグループの範囲でアドレスの割り当てが行われる。そのため、異なるサーバでVMを動作させるソフトウェアが稼働している場合、図4に示すようにVM間で重複したMACアドレスが割り当てられる可能性がある。図4は、MACアドレスの重複について説明するための図である。そこで、新たにVMを設置した場合に同一サブネット内でMACアドレスが重複することを回避する方法として、ORACLE VM Serverが使用しているアドレス重複回避方法が知られている(例えば非特許文献1)。
ORACLE VM Serverが使用しているアドレス重複回避方法においては、VMにMACアドレスを割り当てるLDM(Logical Domains Manager)というソフトウェアが使用される。LDMは、VMが新規に構築されたとき、VMに仮のMACアドレスを割り当てる。そして、LDMは、同一サブネット内に存在する、割り当てようとしているアドレスを使用しているVMを検知する。そのようなVMが検知されなければLDMは割り当てた仮のMACをVMのMACアドレスとし、検知されれば別のMACアドレスを仮決めする。そして、LDMは前述の検知動作と仮決めアドレスの変更動作を繰り返しながら、どのVMも使用していないアドレスをVMに割り当てる。
図20を用いて、LDMによるアドレス重複回避方法について説明する。図20は、従来のアドレス重複回避方法を説明するための図である。図20に示すように、仮のMACアドレスとして、VM501aには1、VM502aには3、VM503aには1が割り当てられている。このとき、LDM501は各LDMに対して、MACアドレスが1のVMが存在するか否かを確認するメッセージをマルチキャストで送信する。そして、LDMからMACアドレスが1であるVMが存在する旨のメッセージが返ってきたため、VM501aのMACアドレスを2に変更する。LDMはこれらの処理を重複がなくなるまで繰り返す。
"自動または手動によるMACアドレスの割り当て"、 Oracle VM Server for SPARC 2.1 管理ガイド、 [online]、[平成27年7月21日検索]、 インターネット<http://docs.oracle.com/cd/E24622_01/html/E23595/assignmacaddressesautomaticallyormanually.html>
しかしながら、従来のLDMによるアドレス重複回避方法は、手順を実行していく過程で一度解消した重複が再び生じ、また全ての重複を解消するまでに時間がかかるため、効率が悪いという問題があった。
例えば、異なるサブネットを統合する際、同じMACアドレスを使用しているVMは最大で統合するサブネットの数だけ存在する。また、複数のMACアドレスが重複を起こしている場合もある。そのため、従来のLDMによるアドレス重複回避方法においては以下のような問題が生じる。
まず、同一のMACアドレスを使用するVMが存在するサブネットが複数存在し、これらのサブネットを統合する状況を考える。具体的には、図21に示すように、サブネット600に存在するLDM601およびサブネット700に存在するLDM701の両方に、MACアドレスが1のVMとMACアドレスが2のVMが備えられている場合が考えられる。図21および図22は、従来のアドレス重複回避方法を説明するための図である。
図21の例では、LDM601はMACアドレスが1であるVM601aおよびMACアドレスが2であるVM601bを有する。また、LDM701はMACアドレスが1であるVM701aおよびMACアドレスが2であるVM701bを有する。これより、MACアドレス1および2は重複している(図22のステップS501)。
そして、重複を解消するため、例えばVM601aおよび701aのアドレスが3に、VM601bおよび602bのアドレスが4に変更される。このとき、2つのLDMは、MACアドレス3および4を使用しているVMが存在するか否かを他方のLDMに問い合わせる。この問い合わせが同時期に起こり、VMのMACアドレスを変更する前に他方からの問い合わせが到着した場合、問い合わせに記載されているMACアドレスを使用しているVMは存在しない。
そのため、問合せを受けたLDMはMACアドレス3および4を使用しているVMは存在しない旨を返信する。そして、返信を受けたLDMは、ともにMACアドレス1のVMのアドレスを3に、MACアドレス2のVMのアドレスを4に変更する(図22のステップS502)。これにより、再びMACアドレスは重複する(図22のステップS503)。
また、アドレス重複解消プロセスは、アドレスごとに実行される。例えば、アドレス1とアドレス2で、アドレス重複が生じている場合、アドレス1の重複を解消するプロセスとアドレス2の重複を解消するプロセスが独立して動作する。このため、アドレス1の重複解消プロセスが使用したアドレスを、アドレス2の重複解消プロセスが使用しようとした場合、アドレス2の重複解消プロセスは別のアドレスを割り当てることを試みなければならない。このため、すべての重複を解消するまで時間がかかる。
本発明のアドレス変更システムは、複数の端末に対して、端末自身のアドレスを通知することを要求する通知要求部と、前記端末から通知されたアドレスのうち、重複したアドレスが存在する場合、前記通知されたアドレスに含まれない新規アドレスを生成し、前記通知されたアドレスが重複している端末のアドレスを送信先として、前記新規アドレスを含んだメッセージを送信する新規アドレス割り当て部と、前記メッセージを、前記通知されたアドレスが重複している端末のうちの1つの端末に転送する転送部と、を有することを特徴とする。
また、本発明のアドレス変更方法は、複数の端末に対して、端末自身のアドレスを通知することを要求する通知要求工程と、前記端末から通知されたアドレスのうち、重複したアドレスが存在する場合、前記通知されたアドレスに含まれない新規アドレスを生成し、前記通知されたアドレスが重複している端末のアドレスを送信先として、前記新規アドレスを含んだメッセージを送信する新規アドレス割り当て工程と、前記メッセージを、前記通知されたアドレスが重複している端末のうちの1つの端末に転送する転送工程と、を含んだことを特徴とする。
本発明によれば、手順を実行していく過程で一度解消した重複を再び生じさせることなく、また処理にかかる時間を短縮し、効率良くアドレスの重複を解消することができる。
図1は、サブネットの統合について説明するための図である。 図2は、VMを有する物理サーバの構成を示す図である。 図3は、VMの移動について説明するための図である。 図4は、MACアドレスの重複について説明するための図である。 図5は、第1の実施形態に係るアドレス変更システムにおけるアドレス変更方法の概要を示す図である。 図6は、第1の実施形態におけるサブネットの統合の概要を示す図である。 図7は、第1の実施形態に係るアドレス変更システムの割り当て装置の構成を示すブロック図である。 図8は、第1の実施形態に係るアドレス変更システムの構成を示す図である。 図9は、第1の実施形態に係るアドレス変更システムのアドレス変更方法を説明するための図である。 図10は、第1の実施形態に係るアドレス変更システムのアドレス変更方法を説明するための図である。 図11は、第1の実施形態に係るアドレス変更システムのアドレス変更方法を説明するための図である。 図12は、第1の実施形態に係るアドレス変更システムのアドレス変更方法を説明するための図である。 図13は、第1の実施形態に係るアドレス変更システムのアドレス変更方法を説明するための図である。 図14は、第1の実施形態に係るアドレス変更システムのアドレス変更方法を説明するための図である。 図15は、第1の実施形態に係るアドレス変更システムのアドレス変更方法を説明するための図である。 図16は、第1の実施形態に係るアドレス変更システムのアドレス変更方法を説明するための図である。 図17は、第1の実施形態に係るアドレス変更システムの割り当て装置の処理を示すフローチャートである。 図18は、第1の実施形態に係るアドレス変更システムのL2スイッチの処理を示すフローチャートである。 図19は、プログラムが実行されることにより割り当て装置が実現されるコンピュータの一例を示す図である。 図20は、従来のアドレス重複回避方法を説明するための図である。 図21は、従来のアドレス重複回避方法を説明するための図である。 図22は、従来のアドレス重複回避方法を説明するための図である。
以下に、本願に係るアドレス変更システムおよびアドレス変更方法の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係るアドレス変更システムおよびアドレス変更方法が限定されるものではない。
[第1の実施形態]
以下の実施形態では、第1の実施形態に係るアドレス変更システムにおける各装置の構成および処理の流れを順に説明し、最後に第1の実施形態による効果を説明する。
まず、図5を用いて、第1の実施形態の概要について説明する。図5は、第1の実施形態に係るアドレス変更システムにおけるアドレス変更方法の概要を示す図である。図5に示すように、第1の実施形態では、重複プロセス間で同じアドレスを割り当てないよう、アドレスの調停機能を導入する。
また、各ネットワークにLDMに相当する機能は備えない。図5の例では、例えばAというMACアドレスを有するVMおよびBというMACアドレスを持ったVMがそれぞれ複数存在し、アドレスの重複が発生している。そのため、割り当て機能が調停役としての役割を担い、各VMに対して順にアドレス変更を行わせる。
そして、図6に示すように、例えば割り当て機能を持つ割り当て装置10によってアドレスの重複が解消されると、各端末が統合されたレイヤ2ネットワーク上の端末として機能するようになる。図6は、第1の実施形態におけるサブネットの統合の概要を示す図である。なお、割り当て機能は、図6に示すように単独の装置として実現してもよいし、他の機能を有するサーバやネットワーク機器の機能の一部として実現するようにしてもよい。
[第1の実施形態の構成]
まず、図7を用いてアドレス変更システムに含まれる割り当て装置10の構成について説明する。図7は、第1の実施形態に係るアドレス変更システムの割り当て装置の構成を示すブロック図である。図7に示すように割り当て装置10は制御部11および記憶部12を有する。また、制御部11は通知要求部111、テーブル更新部112、生成部113および送信部114を有する。また、記憶部12はアドレス管理テーブル121を有する。
通知要求部111は複数の端末に対して、端末自身のアドレスを通知することを要求する。また、生成部113は端末から通知されたアドレスのうち、重複したアドレスが存在する場合、通知されたアドレスに含まれない新規アドレスを生成する。また、テーブル更新部112はアドレス管理テーブル121の更新を行う。また、送信部114は、通知されたアドレスが重複している端末のアドレスを送信先として、新規アドレスを含んだメッセージを送信する。なお、アドレス管理テーブル121はアドレスおよびアドレスの個数を記憶する。なお、生成部113および送信部114が新規アドレス割り当て部として機能する。
図8を用いて、割り当て装置10を含むアドレス変更システムの構成について説明する。図8は、第1の実施形態に係るアドレス変更システムの構成を示す図である。図8に示すように、割り当て装置10はL2SW(レイヤ2スイッチ)21〜24と接続されている。なお、割り当て装置10と直接接続されているL2SW22は、割り当て装置10の送信部114によって送信されたメッセージを、アドレスが重複している端末のうちの1つの端末に、転送する転送部として機能する。
また、図8に示すように、各L2SWはそれぞれにMACアドレスが割り当てられたVMと接続されている。L2SW21はMACアドレスがAであるVM211と接続されている。また、L2SW22はMACアドレスがAであるVM221と接続されている。また、L2SW23はMACアドレスがAであるVM231およびMACアドレスがBであるVM232と接続されている。また、L2SW24はMACアドレスがBであるVM241と接続されている。
各VMは、転送されたメッセージを受信した場合、自身のアドレスをメッセージに含まれる新規アドレスに変更する。また、各VMは、アドレスが変更された場合、変更前のアドレスを含んだメッセージをブロードキャストで通知する。一方、他のVMが通知した変更前のアドレスを含んだメッセージを受信し、かつ自身のアドレスが該メッセージに含まれたアドレスと一致する場合、割り当て装置10に新規アドレスを送信することを要求する。
なお、新規アドレスを送信することを要求するメッセージは、ブロードキャストで送信してもよいし、割り当て装置10のアドレスを送信先として送信してもよい。また、各VMは、通知要求部111からアドレスを通知することを要求するメッセージが送信されてきた際の送信元アドレスを記憶することで学習し、記憶したアドレスを割り当て装置10のアドレスとしてもよい。
図8の例では、VM211、221および231のMACアドレスがいずれもAであるためアドレスの重複が発生している。また、VM232、241のアドレスがいずれもBであるためアドレスの重複が発生している。なお、割り当て装置10のMACアドレスはXとする。
図9〜16を用いて、割り当て装置10の各部の機能の詳細とともに、アドレス変更システムにおけるアドレス変更方法について説明する。図9〜16は、第1の実施形態に係るアドレス変更システムのアドレス変更方法を説明するための図である。
まず、図9に示すように、割り当て装置10の通知要求部111は全てのVMに自身のMACアドレスを通知するように要求するメッセージを送信する。このとき、メッセージの送信元アドレスは割り当て装置10のMACアドレスであるXである。また、送信先はブロードキャストアドレスとする。通知要求部111によって送信されたメッセージは、各L2SWを経由して各VMへ到達する。
次に、図10に示すように、VMは、通知要求部111によって送信されたメッセージを受信すると、自身のMACアドレスを含んだメッセージを送信する。このとき、各VMが送信するメッセージの送信先は割り当て装置10のMACアドレスであるXである。また、各VMが送信するメッセージの送信元は各VM自身のMACアドレスである。例えば、VM211は送信先をX、送信元をAとして、MACアドレスAを含んだメッセージを送信する。なお、各VMは、割り当て装置10のMACアドレスではなく、ブロードキャストアドレスを送信先としてメッセージを送信してもよい。
そして、図10に示すように、割り当て装置10は、MACアドレスAを含んだメッセージを3つ、MACアドレスBを含んだメッセージを2つ受信する。ここで、テーブル更新部112は、アドレス管理テーブル121に端末のMACアドレスとしてAおよびBを記憶させ、さらにMACアドレスAに対応する使用端末数として3を記憶させ、MACアドレスBに対応する使用端末数として2を記憶させる。
そして、図11に示すように、割り当て装置10は、アドレス管理テーブル121に記憶されている使用端末数が2以上であるMACアドレスが存在している場合、アドレスの重複が発生していると判断し、重複解消プロセスを実行する。割り当て装置10の生成部113は、アドレス管理テーブル121に記憶されているMACアドレスに含まれないアドレスを新規MACアドレスとして生成する。
そして、送信部114は、アドレス管理テーブル121において重複が発生していると判断されたMACアドレスを送信先とし、生成部113によって生成された新規アドレスを使用することを要求するメッセージを送信する。なお、送信部114が送信するメッセージの送信元は割り当て装置10のMACアドレスである。
例えば、図11に示すように、生成部113は、重複が発生しているMACアドレスであるAおよびBに含まれないMACアドレスCおよびDを生成する。そして、送信部114は、MACアドレスAを送信先としてMACアドレスCを使用することを要求するメッセージを送信する。また、送信部114は、MACアドレスBを送信先としてMACアドレスDを使用することを要求するメッセージを送信する。
ここで、図12を用いてL2SWにおけるルーチングプロトコルについて説明する。各L2SWは、レイヤ2のルーチングプロトコルとして、例えばスパニングツリープロトコルを使用する。スパニングツリープロトコルを使用する場合、L2SWはポートに到着したパケットの送信元のアドレスを確認し、記憶しておく。そして、送信元として指定されていたアドレスを送信先アドレスとするパケットが到着した場合、記憶したポートからパケットを送出する。
例えば、図12の(a)に示すように、MACアドレスAを使用しているVM211、221および231によって送信されたパケットは、いずれもL2SW22を通過する。このとき、パケットが通過するたびに、MACアドレスAに対応するポートが更新される。
例えばVM231によって送信されたパケットがL2SW22を通過した場合、MACアドレスAに対応するポートとしてポート22cが記憶される。その後、VM211によって送信されたパケットがL2SW22を通過した場合、MACアドレスAに対応するポートはポート22aに更新される。このため、図12の(b)に示すように、MACアドレスAを使用しているVMが複数存在し、MACアドレスAに向けてパケットを転送する場合でも、パケットが届くVMはVM211のみである。
なお、図11に示すように、MACアドレスBを使用しているVM232およびVM241は、それぞれL2SW23およびL2SW24と接続されている。このため、L2SW23およびL2SW24においても、L2SW22と同様にスパニングツリープロトコルによるパケット転送制御を行う必要がある。
なお、ブロードキャストアドレスを送信先としたメッセージは、ネットワーク内の全ての端末に送信される。また、ブロードキャストアドレスは例えばMACアドレス「FF:FF:FF:FF:FF:FF」である。
図13に示すように、L2SW22は送信部114によって送信されたMACアドレスAを送信先とするメッセージを、L2SW21を経由させてVM211に転送する。このとき、VM221および231へ到達する経路はブロックされている。そして、図14に示すように、メッセージを受け取ったVM211は、自身のMACアドレスをCに変更する。
その後、VM211は、ブロードキャストアドレスを送信先、MACアドレスCを送信元として、MACアドレスAを使用していた旨のメッセージを送信する。このメッセージは各VMおよび割り当て装置10へ送信される。これにより、各VMおよび割り当て装置10は、VM211のアドレスが変更されたことを検知することができる。
ここで、図15に示すように、VM211が送信したメッセージを受信したVMのうち、メッセージに記載されたMACアドレスと自身のMACアドレスが一致するVM、すなわちVM221および231は、割り当て装置10に対して新規アドレスを要求する。このメッセージの送信先はMACアドレスX、送信元はMACアドレスAである。
そして、図16に示すように、新規アドレスを要求するメッセージにより、MACアドレスがAであるVMの数が2であることが分かるので、テーブル更新部112はアドレス管理テーブル121に記憶されているMACアドレスAの使用端末数を3から2に減じる。また、割り当て装置10の生成部113はMACアドレスEを生成する。
そして、送信部114は、MACアドレスAを送信先としてMACアドレスEを使用することを要求するメッセージを送信する。このメッセージは、前述の通りL2SW22において1つのVMにのみ転送される。例えば、図16に示すように、VM221によって送信されたメッセージが、VM231によって送信されたメッセージより後にL2SW22を通過していた場合、送信部114によって送信されたメッセージはVM221に転送される。
[第1の実施形態の処理]
図17を用いて、割り当て装置10の処理について説明する。図17は、第1の実施形態に係るアドレス変更システムの割り当て装置の処理を示すフローチャートである。図17に示すように、通知要求部111は各VMに自身のMACアドレスを通知するように要求する(ステップS101)。次に、テーブル更新部112は、受け取った通知を基に、アドレス管理テーブル121の各MACアドレスの使用端末数を更新する(ステップS102)。
そして、生成部113は、MACアドレスが重複している端末に割り当てるMACアドレスを生成する(ステップS103)。なお、生成部113はアドレス管理テーブル121に記憶されていないか、もしくは使用端末数が0であるMACアドレスを新規MACアドレスとして生成する。ここで、テーブル更新部112は、生成したMACアドレスをアドレス管理テーブル121に追加する(ステップS104)。
そして、送信部114は、生成部113が生成した新規MACアドレスをMACアドレスが重複している端末に通知する(ステップS105)。このとき送信部114によって送信されるメッセージは、送信先として指定されたMACアドレスを持つVMのうちの1つにのみ転送される。このとき、アドレス管理テーブル121に記憶されている、送信先として指定したMACアドレスの使用端末数を減じるようにしてもよい。
ここで、さらにアドレスが重複しているVMは、アドレスを要求するメッセージを通知するようにしてもよい。また、使用端末数が2以上のMACアドレスが存在する場合、通知要求部111は各VMに自身のMACアドレスを通知するようにさらに要求してもよい。そして、割り当て装置10は、さらに通知を受信した場合、ステップS102に戻り処理を繰り返す(ステップS106、Yes)。また、割り当て装置10は、通知を受信しない場合は処理を終了する(ステップS106、No)。
次に、図18を用いて、L2SW22を例に挙げて各L2SWの処理について説明する。図18は、第1の実施形態に係るアドレス変更システムのL2スイッチの処理を示すフローチャートである。
まず、L2SW22は、ポート22cからMACアドレスAを送信元、MACアドレスXを送信先とするメッセージを受信する(ステップS201)と、MACアドレスAに対応するポートをポート22cに設定し(ステップS202)、メッセージをMACアドレスXに対応するポートに転送する(ステップS203)。
次に、L2SW22は、ポート22bからMACアドレスAを送信元、MACアドレスXを送信先とするメッセージを受信する(ステップS204)と、MACアドレスAに対応するポートをポート22bに設定し(ステップS205)、メッセージをMACアドレスXに対応するポートに転送する(ステップS206)。
そして、L2SW22は、ポート22aからMACアドレスAを送信元、MACアドレスXを送信先とするメッセージを受信する(ステップS207)と、MACアドレスAに対応するポートをポート22aに設定し(ステップS208)、メッセージをMACアドレスXに対応するポートに転送する(ステップS209)。
ここで、L2SW22は、MACアドレスAを送信先とするメッセージを受信する(ステップS210)と、現在のMACアドレスAに対応するポートはポート22aに設定されているため、メッセージをポート22aに転送する(ステップS211)。
[第1の実施形態の効果]
割り当て装置10の通知要求部111は複数の端末に対して、端末自身のアドレスを通知することを要求する。また、割り当て装置10の生成部113は端末から通知されたアドレスのうち、重複したアドレスが存在する場合、通知されたアドレスに含まれない新規アドレスを生成する。また、割り当て装置10の送信部114は、端末のうち通知されたアドレスが重複している端末のアドレスを送信先として、新規アドレスを含んだメッセージを送信する。転送部として機能する各L2SWは、割り当て装置10の送信部114によって送信されたメッセージを、アドレスが重複している端末のうちの1つの端末に転送する。
これにより、割り当て装置10で各端末のアドレスを一元的に管理し、アドレスの重複を1つずつ解消していくことができる。そのため、手順を実行していく過程で一度解消した重複を再び生じさせることなく、また処理にかかる時間を短縮し、効率良くアドレスの重複を解消することができる。
[システム構成等]
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPU(Central Processing Unit)および当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
また、本実施形態において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
[プログラム]
図19は、プログラムが実行されることにより、割り当て装置10が実現されるコンピュータの一例を示す図である。コンピュータ1000は、例えば、メモリ1010、CPU1020を有する。また、コンピュータ1000は、ハードディスクドライブインタフェース1030、ディスクドライブインタフェース1040、シリアルポートインタフェース1050、ビデオアダプタ1060、ネットワークインタフェース1070を有する。これらの各部は、バス1080によって接続される。
メモリ1010は、ROM(Read Only Memory)1011およびRAM(Random Access Memory)1012を含む。ROM1011は、例えば、BIOS(Basic Input Output System)等のブートプログラムを記憶する。ハードディスクドライブインタフェース1030は、ハードディスクドライブ1090に接続される。ディスクドライブインタフェース1040は、ディスクドライブ1100に接続される。例えば磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能な記憶媒体が、ディスクドライブ1100に挿入される。シリアルポートインタフェース1050は、例えばマウス1110、キーボード1120に接続される。ビデオアダプタ1060は、例えばディスプレイ1130に接続される。
ハードディスクドライブ1090は、例えば、OS1091、アプリケーションプログラム1092、プログラムモジュール1093、プログラムデータ1094を記憶する。すなわち、割り当て装置10の各処理を規定するプログラムは、コンピュータにより実行可能なコードが記述されたプログラムモジュール1093として実装される。プログラムモジュール1093は、例えばハードディスクドライブ1090に記憶される。例えば、割り当て装置10における機能構成と同様の処理を実行するためのプログラムモジュール1093が、ハードディスクドライブ1090に記憶される。なお、ハードディスクドライブ1090は、SSD(Solid State Drive)により代替されてもよい。
また、上述した実施形態の処理で用いられる設定データは、プログラムデータ1094として、例えばメモリ1010やハードディスクドライブ1090に記憶される。そして、CPU1020が、メモリ1010やハードディスクドライブ1090に記憶されたプログラムモジュール1093やプログラムデータ1094を必要に応じてRAM1012に読み出して実行する。
なお、プログラムモジュール1093やプログラムデータ1094は、ハードディスクドライブ1090に記憶される場合に限らず、例えば着脱可能な記憶媒体に記憶され、ディスクドライブ1100等を介してCPU1020によって読み出されてもよい。あるいは、プログラムモジュール1093およびプログラムデータ1094は、ネットワーク(LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等)を介して接続された他のコンピュータに記憶されてもよい。そして、プログラムモジュール1093およびプログラムデータ1094は、他のコンピュータから、ネットワークインタフェース1070を介してCPU1020によって読み出されてもよい。
10 割り当て装置
11 制御部
12 記憶部
21、22、23、24 L2SW
22a、22b、22c ポート
111 通知要求部
112 テーブル更新部
113 生成部
114 送信部
121 アドレス管理テーブル
211、221、231、232、241 VM

Claims (7)

  1. 複数の端末に対して、端末自身のアドレスを通知することを要求する通知要求部と、
    前記端末から通知されたアドレスのうち、重複したアドレスが存在する場合、前記通知されたアドレスに含まれない新規アドレスを生成し、前記通知されたアドレスが重複している端末のアドレスを送信先として、前記新規アドレスを含んだメッセージを送信する新規アドレス割り当て部と、
    前記メッセージを、前記通知されたアドレスが重複している端末のうちの1つの端末に転送する転送部と、
    を有することを特徴とするアドレス変更システム。
  2. 前記転送部は、前記通知されたアドレスが重複している端末のうち、最後にアドレスを通知した端末に対して前記メッセージを転送することを特徴とする請求項1に記載のアドレス変更システム。
  3. 前記新規アドレス割り当て部は、前記複数の端末に含まれる端末からアドレスが通知されるたびに、前記端末から通知されたアドレスが重複している場合、前記通知されたアドレスに含まれない新規アドレスを生成し、前記通知されたアドレスが重複している端末のアドレスを送信先として、前記新規アドレスを含んだメッセージを送信することを特徴とする請求項1または2に記載のアドレス変更システム。
  4. 前記複数の端末のそれぞれの端末は、
    前記転送部によって転送された前記メッセージを受信した場合、前記端末のアドレスを前記メッセージに含まれる新規アドレスに変更する変更部と、
    前記変更部によってアドレスが変更された場合、変更前のアドレスを含んだメッセージをブロードキャストで通知する通知部と、
    前記端末のアドレスが、前記端末以外の他の端末が通知した前記変更前のアドレスを含んだメッセージに含まれたアドレスと一致する場合、新規アドレスを送信することを要求するメッセージを送信する要求部と、
    を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のアドレス変更システム。
  5. 前記要求部は、ブロードキャストによって新規アドレスを送信することを要求するメッセージを送信することを特徴とする請求項4に記載のアドレス変更システム。
  6. 前記複数の端末のそれぞれの端末は、
    前記通知要求部から送信された前記端末自身のアドレスを通知することを要求の送信元のアドレスを記憶する学習部をさらに有し、
    前記要求部は、前記学習部が記憶したアドレスに対して新規アドレスを送信することを要求するメッセージを送信することを特徴とする請求項4に記載のアドレス変更システム。
  7. 複数の端末に対して、端末自身のアドレスを通知することを要求する通知要求工程と、
    前記端末から通知されたアドレスのうち、重複したアドレスが存在する場合、前記通知されたアドレスに含まれない新規アドレスを生成し、前記通知されたアドレスが重複している端末のアドレスを送信先として、前記新規アドレスを含んだメッセージを送信する新規アドレス割り当て工程と、
    前記メッセージを、前記通知されたアドレスが重複している端末のうちの1つの端末に転送する転送工程と、
    を含んだことを特徴とするアドレス変更方法。
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