JP6360981B1 - Folding chair - Google Patents
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Abstract
【課題】座り心地等を改善する。
【解決手段】折り畳み椅子は、板状に形成され平面視において直線状に形成された座面曲げ部を有し座面曲げ部を支点に2つに折り曲げ可能な座面部と、板状に形成され相互に対向して配置されて座面曲げ部の延伸方向に対して直角方向へ相互に開閉可能に構成され開状態において座面部を支持する2つの側面部と、を備える。折り畳み椅子は、2つの側面部が相互に離間して開状態になると座面部が開いて座面部において座面曲げ部の延伸方向の両端部が反り上がっていると共に中央部が盛り上がったW字状の座面が形成され、2つの側面部が相互に接近して閉状態になると座面部が座面曲げ部を支点に2つに折れ曲がって折り畳まれる。
【選択図】図1[PROBLEMS] To improve sitting comfort and the like.
A folding chair is formed in a plate shape having a seat surface bending portion formed in a plate shape and linearly formed in a plan view, and a seat surface bending portion that can be folded in two with the seat surface bending portion as a fulcrum. And two side portions that are arranged to face each other and are configured to be able to open and close each other in the direction perpendicular to the extending direction of the bending portion of the seating surface and support the seating surface portion in the open state. The folding chair has a W-shape in which the two side portions are spaced apart from each other and open, and the seat surface portion opens, and both end portions in the extending direction of the seat surface bending portion are warped and the center portion is raised at the seat surface portion. When the two side surfaces approach each other and are in the closed state, the seat surface is folded in two with the seat surface bent portion as a fulcrum, and is folded.
[Selection] Figure 1
Description
本発明の実施形態は、折り畳み椅子に関する。 Embodiments described herein relate generally to a folding chair.
例えば特許文献1のように、携帯性や収納性等を考慮し、板状の部材によって軽量でかつ折り畳み可能に構成された折り畳み椅子がある。しかしながら、従来構成の折り畳み椅子は、座り心地や強度、更には携帯性等に関して未だ改善の余地があった。 For example, as disclosed in Patent Document 1, there is a folding chair configured to be lightweight and foldable by a plate-like member in consideration of portability and storage properties. However, the folding chair having a conventional configuration still has room for improvement in terms of sitting comfort, strength, and portability.
そこで、本発明の目的は、座り心地、強度、又は携帯性の少なくとも一つを改善することができる折り畳み椅子を提供することにある。 Therefore, an object of the present invention is to provide a folding chair that can improve at least one of sitting comfort, strength, and portability.
実施形態の折り畳み椅子は、板状に形成され、平面視において直線状に形成された座面曲げ部を有し前記座面曲げ部を支点に2つに折り曲げ可能な座面部と、板状に形成され、相互に対向して配置されて前記座面曲げ部の延伸方向に対して直角方向へ相互に開閉可能に構成され開状態において前記座面部を支持する2つの側面部と、を備える。 The folding chair of the embodiment is formed in a plate shape, has a seat surface bending portion formed in a straight line in plan view, and has a seat surface portion that can be bent in two with the seat surface bending portion as a fulcrum, and in a plate shape And two side portions that are formed so as to be opposed to each other and configured to be able to open and close each other in a direction perpendicular to the extending direction of the seat surface bending portion and support the seat surface portion in the open state.
前記折り畳み椅子は、2つの前記側面部が相互に離間して開状態になると前記座面部が開いて前記座面部において前記座面曲げ部の延伸方向の両端部が反り上がっていると共に中央部が盛り上がったW字状の座面が形成され、2つの前記側面部が相互に接近して閉状態になると前記座面部が前記座面曲げ部を支点に2つに折れ曲がって折り畳まれる。 In the folding chair, when the two side surfaces are separated from each other and opened, the seat surface portion is opened, and both end portions in the extending direction of the seat surface bending portion are warped in the seat surface portion, and a central portion is formed. A raised W-shaped seating surface is formed, and when the two side surface parts approach each other and are in a closed state, the seating surface part is folded into two with the seating surface bending portion as a fulcrum and is folded.
また、前記折り畳み椅子は、2つの前記側面部が相互に離間して開状態になると前記座面部が開いて座面が形成されると共に前記側面部が底面視において前記座面曲げ部の延伸線上及び前記座面曲げ部に対する直角線上を頂点とするひし形状に開口し、2つの前記側面部が相互に接近して閉状態になると前記座面部が前記座面曲げ部を支点に2つに折れ曲がって折り畳まれる。 In addition, when the folding chair is in an open state with the two side portions separated from each other, the seat surface portion is opened and a seat surface is formed, and the side surface portion is on the extension line of the seat surface bending portion in a bottom view. When the two side surface parts approach each other and are in a closed state, the seat surface part bends in two with the seat surface bending part as a fulcrum. Folded.
また、前記折り畳み椅子において、前記側面部は、対向する前記側面部に接続されて当該対向する前記側面部から離間不可な接続領域と、対向する前記側面部に接続されておらず当該対向する前記側面部から離間可能な側面領域と、前記側面領域と前記接続領域との境界部分に形成され前記側面領域と前記接続領域とを折り曲げ可能にする2つの接続曲げ部と、を有し、前記接続曲げ部は、前記座面部側から前記側面部の下端部側へ向かってS字状又は逆S字状に湾曲している。 Further, in the folding chair, the side portion is connected to the facing side portion and cannot be separated from the facing side portion, and the facing portion not connected to the facing side portion. A side surface region separable from the side surface portion, and two connection bent portions formed at a boundary portion between the side surface region and the connection region and capable of bending the side surface region and the connection region. The bent portion is curved in an S shape or an inverted S shape from the seat surface portion side toward the lower end portion side of the side surface portion.
一実施形態による折り畳み椅子について、図面を参照して説明する。
各図において、図1〜図5は、折り畳み椅子10の開状態つまり使用時の状態を示す図である。図6〜図10は、折り畳み椅子10の閉状態つまり折り畳み時の状態を示す図である。また、図11は、折り畳み椅子10の組立前の状態を示す図である。なお、折り畳み椅子10の開状態を示す右側面図は、図5に示す左側面図の鏡像になるため省略している。同様に、折り畳み椅子10の開状態を示す右側面図は、図10に示す左側面図の鏡像になるため省略している。
A folding chair according to an embodiment will be described with reference to the drawings.
In each figure, FIGS. 1-5 is a figure which shows the open state of the folding
以下の説明においては、折り畳み椅子10を単に椅子10と称する。また、以下の説明において、椅子10の前後、左右、及び上下は、椅子10を使用する際の使用者の姿勢を基準としており、具体的には各図に矢印で示す通りである。そして、以下の説明において、平面視とは、椅子10を上方から見た態様を意味し、側面視とは、椅子10を左右側方から見た態様を意味する。また、同様に、正面視及び背面視とは、椅子10を正面側及び背面側から見た態様を意味する。なお、椅子10の前後、左右、及び上下は、説明を容易にするために便宜的に設定したものであり、椅子10の使用態様を限定するものではない。
In the following description, the
また、以下の説明において、山折りとは、各部材に形成された溝状の曲げ部を挟んで両側に位置する2つの領域が、互いに離間する方向へ折れ曲がることをいう。また、谷折りとは、曲げ部を挟んで両側に位置する2つの領域が、互いに接近する方向へ折れ曲がることをいう。 In the following description, mountain fold means that two regions located on both sides of a groove-shaped bent portion formed in each member are bent in directions away from each other. In addition, valley folding means that two regions located on both sides of a bent portion bend in a direction approaching each other.
椅子10は、図1〜図5に示す開状態つまり使用状態と、図6〜図10に示す閉状態つまり折り畳み状態とに相互に切替可能に構成されている。折り畳み椅子10は、図1等に示す開状態となることで椅子としての機能を発揮し、図6等に示す閉状態となることで全体として板状に折り畳まれる。使用者は、椅子10を図1に示す開状態にして使用する。また、使用者は、例えば椅子10を持ち運ぶ際に、図6に示すように椅子10を閉状態にして折り畳むことができる。
The
図1等に示すように、椅子10は、1つの座面部20と、2つの側面部30と、を備えている。椅子10は、例えばポリプロピレン等の樹脂製の成型品である。本実施形態の場合、座面部20と側面部30とは、例えば図11に示すように1枚の平坦な板状に一体成形されている。この場合、座面部20と側面部30とは、境界曲げ部11を介して接続されている。なお、座面部20及び側面部30は、例えば一方又は両方を金属板等で構成しても良いし、それぞれ別体に構成しても良い。
As shown in FIG. 1 and the like, the
座面部20は、椅子10の使用時に使用者の臀部を受ける座面を構成する。座面部20は、図1及び図6に示すように、2つに折り曲げ可能に構成されている。座面部20は、図1及び図2に示すように、椅子10の開状態において、正面及び背面から見て左右方向の両端部201が反り上がるとともに中央部202が盛り上がるように湾曲したいわゆるW字状の板状の座面を形成する。この場合、図2に示すように、椅子10の開状態において、側面部30の下端部つまり椅子10の設置面から座面部20の左右両端部201までの距離Ha1は、側面部30の下端部つまり椅子10の設置面から座面部20の中央部202までの距離Ha2よりも長く設定されている。すなわち、椅子10の設置面から座面部20の左右両端部201までの高さ寸法Ha1は、椅子10の設置面から中央部202までの高さ寸法Ha2よりも高く設定されている。したがって、椅子10の使用時において、座面部20の左右両端部201は、中央部202よりも上側に位置している。
The
座面部20は、図3及び図11に示すように、平面視において、全体として左右方向へ細長く左右中央部が湾曲に窪んだ略円形状に形成されている。この場合、椅子10の長手方向すなわち座面部20の長手方向は、椅子10の左右方向となる。換言すれば、座面部20は、平面視において、いわゆるラグビーボールの断面形状のように全体として円形の前側を左右側方へ向かって先細らせた形状であるとともに、長手方向の中央部分を窪ませた形状に形成されている。
As shown in FIG. 3 and FIG. 11, the
また、図1等に示すように、座面部20は、座面曲げ部21を有している。座面曲げ部21は、座面部20の外側面に形成された山折りの溝部であり、平面視において座面部20の長手方向つまり椅子10の左右方向に沿って直線状に形成されている。すなわち、座面曲げ部21は、図11に示すように、椅子10が組み立てられていない状態において、座面部20の長手方向に沿って直線状に形成されている。座面部20は、図6等に示すように、座面曲げ部21を支点に山折りに折れ曲がることで、2つに折り曲げ可能に構成されている。座面部20は、図3等に示すように、座面曲げ部21に対して前後対称かつ左右対称に構成されている。この場合、座面部20は、座面曲げ部21によって前後2つの領域に区分されている。
Further, as shown in FIG. 1 and the like, the
2つの側面部30は、図1及び図5等に示すように、椅子10の開状態で座面部20を支持するものであり、相互に前後方向に対向して配置されている。すなわち、側面部30は、図1等に示す開状態の椅子10において、椅子10の側面部分を構成する。図1等に示すように、椅子10を開状態で使用する際、側面部30の下端部分の少なくとも一部又は全体が地面つまり設置面と接触する。側面部30は、図2等に示すように、全体として略矩形の板状に形成されている。本実施形態の場合、側面部30は、図2及び図7に示すように、左右対称形状に構成されている。なお、側面部30は、左右非対称に構成しても良い。
As shown in FIGS. 1 and 5, the two
座面部20と側面部30とは、境界曲げ部11によって接続されている。すなわち、境界曲げ部11は、座面部20と側面部30とを区切る境界部分である。境界曲げ部11は、座面部20及び側面部30の外側面に形成された山折りの溝部である。境界曲げ部11は、図7及び図11等に示すように、閉状態の椅子10の左右方向の全長のうち中央部側の1/2程度の範囲に設けられている。境界曲げ部11は、図2及び図7に示すように、正面及び背面から見て左右方向の両端部111が反り上がるとともに中央部112が盛り上がるように湾曲したいわゆるW字状に形成されている。この場合、椅子10の閉状態において、側面部30の下端部つまり椅子10の設置面から境界曲げ部11の左右両端部111までの距離Hb1は、側面部30の下端部つまり椅子10の設置面から境界曲げ部11の中央部112までの距離Hb2よりも短く設定されている。
The
側面部30は、図1及び図2等に示すように、2つの接続曲げ部31と、2つの側面曲げ部32と、を有している。接続曲げ部31は、側面部30の内側面に形成された谷折りの溝部である。側面曲げ部32は、側面部30の外側面に形成された山折りの溝部である。接続曲げ部31は、接続領域33の長手方向すなわち上下方向に沿ってS字状又は逆S字状に形成された谷折りの溝部である。
The
接続曲げ部31は、図7に示すように、側面部30において左右両端側寄りの部分にあって、側面部30の上下方向に亘って設けられている。本実施形態の場合、接続曲げ部31は、上下方向すなわち座面部20側から側面部30の下端側へ向かって、S字又は逆S字形状に湾曲するように延びている。この場合、図7等に示すように、1つの側面部30に設けられた2つの接続曲げ部31のうち、向かって右側の接続曲げ部31は、上下方向に延びると共に緩やかなS字形状に湾曲した形状に形成されている。また、向かって左側の接続曲げ部31は、上下方向に延びると共に緩やかな逆S字形状に湾曲した形状に形成されている。
As shown in FIG. 7, the
すなわち、1つの側面部30に設けられた2つの接続曲げ部31は、それぞれ左右対称に構成されている。この場合、接続曲げ部31は、図7等に示すように、座面部20側から椅子10の上下方向の中心よりも上側の位置にかけて左右方向の中央側へ向かって窪むように湾曲し、その後、側面部30の下端部にかけて左右方向の外側へ向かって膨らむように湾曲した形状に形成されている。
That is, the two
側面曲げ部32は、側面部30において左右方向の中央側寄りの部分にあって、側面部30の上下方向に亘って設けられている。この場合、側面曲げ部32は、図7等に示すように、側面部30における座面部20側から下端側に亘り、接続曲げ部31の左右端部から側面部30の左右方向の中心部に向かって湾曲した形状に形成されている。この場合、側面部30に設けられた2つの側面曲げ部32は、側面部30の下端部で相互に接して、つまり交わっている。
The side-surface
また、側面部30は、2つの接続領域33と、2つの側面領域34と、を有している。接続領域33は、側面部30の左右両端部分に設けられている。接続領域33は、対向する他方の側面部30に接続された領域であって、当該対向する他方の側面部30から離間不可に構成されている。この場合、2つの側面部30は、対向する2つの側面部30の接続領域33をそれぞれ重ね合わせた状態で、リベット12等の締結部品によって相互に接続されている。
Further, the
接続領域33は、上下方向すなわち座面部20側から側面部30の下端側へ向かって細長く伸びた、S字又は逆S字形状に湾曲した帯状に形成されている。この場合、図7等に示すように、1つの側面部30に設けられた2つの接続領域33のうち、向かって右側の接続領域33はS字形状に形成され、向かって左側の接続領域33は逆S字形状に形成されている。
The
具体的には、接続領域33は、図2に示すように、座面部20側から椅子10の上下方向の中心よりも上側の位置にかけて左右方向の中央側へ向かって窪むように湾曲し、その後、側面部30の下端部にかけて左右方向の外側へ向かって膨らむように湾曲した形状に形成されている。そのため、側面部30は、図2及び図7等に示すように、くびれ部331及び膨出部332を有している。くびれ部331は、接続領域33の上下方向の途中部分において、側面部30の左右方向の中心側へ向かって湾曲形状にくびれた部分である。膨出部332は、接続領域33の上下方向の途中部分でかつくびれ部331の下方に設けられ、側面部30の左右方向の外側へ向かって湾曲形状に膨出した部分である。
Specifically, as shown in FIG. 2, the
この場合、図2に示すように、椅子10の開状態において、側面部30における左右両端のくびれ部331間の距離La2は、側面部30の上端の長さ寸法La1よりも小さい。また、図7に示すように、椅子10の閉状態において、側面部30における左右両端の膨出部332間の距離Lb2は、側面部30の上端の長さ寸法Lb1とほぼ等しい。なお、この場合、「ほぼ等しい」とは、膨出部332間の距離Lb2と側面部30の上端の長さ寸法Lb1とが完全に等しいことまでは必要とせず、製造の際に生じる寸法誤差はもちろん、左右片側につき接続領域33の左右方向の幅程度の差であれば許容される。
In this case, as shown in FIG. 2, in the open state of the
側面領域34は、側面部30全体のうち大部分を占める領域である。接続領域33と側面領域34とは、接続曲げ部31によって区分されている。側面領域34は、対向する他方の側面部30に接続されていない領域であって、当該対向する他方の側面部30から離間可能に構成されている。本実施形態の場合、各側面領域34は、それぞれ1つの第1側面領域341と、2つの第2側面領域342と、を有している。
The
第1側面領域341は、側面部30において、境界曲げ部11と2つの側面曲げ部32とで囲まれた領域である。第1側面領域341は、側面部30の左右中央部に位置しており、全体として下方へ尖った略半円形状に形成されている。第2側面領域342は、側面部30において、接続曲げ部31と側面曲げ部32との間に設けられた領域である。各第2側面領域342は、それぞれ第1側面領域34の左右両側に設けられている。
The first
第2側面領域342と接続領域33とは、接続曲げ部31を支点にして谷折り方向に折り曲げ可能である。また、第1側面領域341と第2側面領域342とは、側面曲げ部32を支点にして山折り方向に折り曲げ可能である。これにより、椅子10は、図3等に示すように、前後方向へ相互に膨らむように離間可能に構成されている。したがって、椅子10は、座面曲げ部21の延伸方向に対して直角方向、つまり前後方向へ相互に開閉可能に構成されている。そして、側面部30は、椅子10の開状態において座面部20を支持する。
The second
また、本実施形態の場合、底面視において座面曲げ部21の延伸線上、及び座面曲げ部21の中心を通る座面曲げ部21に対する直角線上を頂点とするひし形状に開口する。すなわち、以下の説明では、図4に示すように、底面視において、座面曲げ部21の延伸方向に沿った仮想線つまり座面曲げ部21に沿った左右方向の仮想線を線Yとする。また、底面視において、座面曲げ部21の中心つまり椅子10の中心を通りかつ線Yに直角方向に延びる仮想線を線Xとする。この場合、線Xは、椅子10の使用時における使用者及び椅子10の前後方向となり、線Yは、椅子10の使用時における使用者及び椅子10の左右方向となる。そして、2つの側面部30は、椅子10の開状態において、前後方向の線X上及び左右方向の線Y上に頂点35、36を有するひし形状に開口する。
In the case of the present embodiment, the opening is formed in a rhombus shape having apexes on the extension line of the seating
また、椅子10は、図1等に示すように、持ち手部13及び止め具14を備えている。持ち手部13は、側面部30の第1側面領域341において、やや下側寄り部分に設けられている。持ち手部13は、第1側面領域341を左右方向に長い略長穴形状に貫いて形成されている。使用者は、持ち手部13を、椅子10を携帯する際の持ち手として使用することができる。
Moreover, the
止め具14は、例えば金属製や樹脂製のスナップボタンやフックなどである。止め具14は、側面部30において、左右方向の中央部でかつ上下方向のやや下側より部分に設けられている。この場合、止め具14は、持ち手部13の左右方向の中央部でかつ持ち手部13の上側つまり座面部20側に設けられている。使用者は、椅子10を閉状態にした場合に、2つの側面部30、30の止め具14、13を相互に係止させる。これにより、椅子10は、2つの側面部30、30が離間して開くことが防止されて、板状に折り畳まれた状態に保持される。なお、持ち手部13の具体的形状や位置、及び止め具14の種類や個数や位置等は、本実施形態のものに限られず、適宜変更することができる。
The
このように構成された椅子10は、図1及び図7に示すように、境界曲げ部11、座面曲げ部21、接続曲げ部31、及び側面曲げ部32の作用によって、前後方向すなわち側面部30の厚み方向へ開閉可能となる。すなわち、椅子10は、境界曲げ部11、座面曲げ部21、接続曲げ部31、及び側面曲げ部32を曲げ伸ばしすることにより、開状態と閉状態とに開閉可能に構成されている。そして、椅子10は、開状態において、図1〜図5に示すように、一方側つまり下方側が開口した容器状となり、椅子としての機能を発揮する。一方、椅子10は、閉状態において、図6〜図10に示すように、2枚の板を重ねたような板状に折り畳まれる。
As shown in FIGS. 1 and 7, the
以上説明した実施形態によれば、椅子10は、1つの座面部20と、2つの側面部30と、を備えている。座面部20は、板状に形成されており、平面視において直線状に形成された座面曲げ部21を有し、この座面曲げ部21を支点に2つに折り曲げ可能に構成されている。2つの側面部30は、それぞれ板状に形成されおり、相互に対向して配置されている。各側面部30は、座面曲げ部21の延伸方向に対して直角方向つまり椅子10の前後方向へ相互に開閉可能に構成されている。側面部30は、椅子10の開状態において座面部20を支持する。
According to the embodiment described above, the
そして、椅子10は、2つの側面部30、30が相互に離間して開状態になると、座面部20が開いて座面が形成される。また、椅子10は、2つの側面部30、30が相互に接近して閉状態になると、座面部20が座面曲げ部21を支点に2つに折れ曲がって折り畳まれる。
When the two
これによれば、椅子10の主要な構成を、1の座面部20と、2つの側面部30、30とによって構成することができる。そのため、椅子10の部品点数を極力減らして簡易な構成とすることができる。また、椅子10は、閉状態において、全体として2つに折り畳んだ座面部20の厚みと2つの側面部30、30の厚みとを有する板状となる。そのため、椅子10は、閉状態においてその厚みを極力薄くすることができる。その結果、椅子10の収納性や携帯性が向上する。さらに、閉状態の椅子10は板状であるため、例えば複数の椅子10を重ねた場合であっても、かさばり難い。そのため、複数の椅子10を重ねる場合における収納性や携帯性も向上する。
According to this, the main structure of the
更に、椅子10は、開状態になると、座面部20が開いて座面曲げ部21の延伸方向の両端部201が反り上がっていると共に中央部202が盛り上がったW字状の座面が形成される。すなわち、椅子10の座面部20は、開状態において使用者の臀部に極力沿った形状となる。これにより、使用者が椅子10に座った際に、使用者の臀部と座面部20との接触面積を極力大きくでき、使用者の体重を座面部20の全体で極力均等に受けることができる。したがって、本実施形態によれば、椅子10の使用時に、使用者の臀部に局所的に体重がかかることを防ぐことができる。その結果、本実施形態の椅子10は、従来の折り畳み椅子に比べて座り心地が良く、長時間座り続けても疲労が蓄積され難くすることができる。
Further, when the
また、椅子10は、開状態において、側面部30の下端部つまり設置面から座面部20の両端部111までの距離H1は、側面部30の下端部つまり設置面から座面部20の中央部112までの距離H2よりも長い。これによれば、座面部20は、中央部112よりも高い位置にある両端部111によって、使用者の臀部を包み込むことができる。その結果、いわゆるホールド感が増し、椅子10の座り心地が更に向上される。
When the
ここで、椅子10は、座面部20で受けた使用者の体重を、側面部30の下端部を介して椅子10の設置面つまり地面に伝える。一方、使用者は、椅子10に座っているときであっても、完全に静止しているわけではなく、姿勢を変えるために前後左右に揺れることがある。この場合、側面部30の下端部全体のうちの特定の箇所、特には直線又は曲線の辺部となって地面に接触している箇所に局所的に荷重が集中してしまうと、側面部30が荷重に耐えきれずに座屈してしまう可能性がある。
Here, the
そこで、本実施形態において、椅子10は、2つの側面部30が相互に離間して開状態になると、図4に示すように、座面部20が開いて座面が形成されると共に、側面部30が底面視において座面曲げ部21の延伸線上及び座面曲げ部21に対する直角線上を頂点35、36とする四角形つまりひし形状に開口する。すなわち、側面部30は、図4に示すように、椅子10の開状態において、前後方向に延びる線X上及び左右方向に延びる線Y上に頂点35、36を有するひし形に開口する。
Therefore, in the present embodiment, when the two
これによれば、椅子10は、使用者が前後左右に揺れた場合であっても、ひし形の前後左右の頂点35、36、つまり側面部30が折れ曲がった角部35、36において荷重を受けることができる。そしてこの頂点35、36つまり側面部30が折れ曲がった角部35、36は、単純な直線又は曲線の辺部に比べて耐荷重が大きい。したがって、本実施形態によれば、使用者が前後左右に揺れた場合であっても、側面部30が荷重に耐えきれずに座屈してしまうことを極力防ぐことができ、その結果、椅子10の耐荷重や安定性を更に向上させることができる。
According to this, even when the user swings back and forth and left and right, the
また、側面部30は、接続曲げ部31と、接続領域33と、側面領域34と、を有している。接続曲げ部31は、接続領域33と側面領域34との境界部分に形成されており、接続領域33と側面領域34とを折り曲げ可能にする溝部である。側面領域34は、対向する他方の側面部30に接続されておらず当該対向する他方の側面部30から離間可能に構成された領域である。接続領域33は、対向する側面部30の接続領域33に接続されて当該対向する側面部30の接続領域33から離間不可に構成された領域である。そして、接続曲げ部31は、座面部20側から側面部30の下端部側へ向かってS字状及び逆S字状に湾曲している。
In addition, the
これによれば、開状態の椅子10において、側面部30の第2側面領域342を、接続曲げ部31に沿った捻じれた形状にすることができる、これにより、第2側面領域342が座屈し難くなり、その結果、開状態の椅子10の耐荷重を更に高くすることができる。椅子10の耐荷重は、椅子10のサイズや座面部20及び側面部30の厚み寸法によっても異なるが、例えば座面部20及び側面部30を約2mmの厚みの板で本実施形態の椅子10を構成した場合、100kg以上の耐荷重を発揮させることができる。その結果、使用者が椅子10に座った際の安定性の向上が図られる。
According to this, in the
また、この場合、閉状態の椅子10ついて見ると、図7に示すように、側面部30における左右両端の膨出部332間の距離Lb2は、側面部30の上端の長さ寸法Lb1とほぼ等しい。これによれば、折り畳み時の椅子10について、膨出部332及び下端部における椅子10の左右方向の幅寸法を極力抑えることができる。すなわち、折り畳んだ状態の椅子10が全体として下方側が広がった台形形状になることを防ぐことができる。これにより、座面部20を極力大きいサイズに確保しつつ、椅子10を折り畳んだ際に鞄等に収納し易くすることができ、その結果、椅子10の携帯性の更なる向上を図ることができる。
In this case, when the
そして、本実施形態の椅子10は、座面部20と2つの側面部30とが一体成型されている。すなわち、本実実施形態の椅子10は、一枚の樹脂板を折り曲げ加工して構成されている。これによれば、椅子10の部品点数を削減することができ、また、組立の手間も省くことができる。その結果、椅子10の製造性を向上させることができ、椅子10を低コストで効率良く製造することができる。
And as for the
図面中、10は折り畳み椅子、11は境界曲げ部、20は座面部、201は座面部の両端部、202は座面部の中央部、21は座面曲げ部、30は側面部、31は接続曲げ部、33は接続領域、34は側面領域、を示す。 In the drawings, 10 is a folding chair, 11 is a boundary bending portion, 20 is a seat surface portion, 201 is both ends of the seat surface portion, 202 is a central portion of the seat surface portion, 21 is a seat surface bending portion, 30 is a side surface portion, and 31 is a connection. A bent portion, 33 indicates a connection region, and 34 indicates a side region.
Claims (3)
板状に形成され、相互に対向して配置されて前記座面曲げ部の延伸方向に対して直角方向へ相互に開閉可能に構成され開状態において前記座面部を支持する2つの側面部と、を備え、
2つの前記側面部が相互に離間して開状態になると前記座面部が開いて前記座面部において前記座面曲げ部の延伸方向の両端部が反り上がっていると共に中央部が盛り上がったW字状の座面が形成され、2つの前記側面部が相互に接近して閉状態になると前記座面部が前記座面曲げ部を支点に2つに折れ曲がって折り畳まれる、
折り畳み椅子。 A seat surface portion that is formed in a plate shape and has a seat surface bending portion that is linearly formed in a plan view and can be bent in two with the seat surface bending portion as a fulcrum;
Two side parts formed in a plate shape, arranged to face each other and configured to be openable and closable in a direction perpendicular to the extending direction of the seat surface bending part, and supporting the seat surface part in an open state; With
When the two side surface portions are separated from each other and are in an open state, the seat surface portion is opened, and both end portions in the extending direction of the seat surface bending portion are warped and the central portion is raised in the seat surface portion. When the two side surfaces approach each other and are in a closed state, the seat surface portion is folded in two with the seat surface bending portion as a fulcrum, and is folded.
Folding chair.
請求項1に記載の折り畳み椅子。 In the open state, the distance from the lower end portion of the side surface portion to the both end portions of the seat surface portion is longer than the distance from the lower end portion of the side surface portion to the central portion of the seat surface portion,
The folding chair according to claim 1.
請求項1又は2に記載の折り畳み椅子。The folding chair according to claim 1 or 2.
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