JP6360689B2 - spanner - Google Patents
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Description
本発明は、六角形のねじ部品の締付けおよび緩め作業に用いられるスパナに関する。 The present invention relates to a spanner used for tightening and loosening hexagonal screw parts.
スパナは、ボルト(頭)やナットといった六角形のねじ部品の締付けおよび緩め作業を行うために使用される。これらの作業効率の向上等を目的として、各種形状のスパナが提案されている。 The spanner is used to tighten and loosen hexagonal screw parts such as bolts (heads) and nuts. Various kinds of spanners have been proposed for the purpose of improving the working efficiency.
たとえば、実開平7−20258号公報(特許文献1)、実開平6−80559号公報(特許文献2)、特表平11−507879号公報(特許文献3)、および特開平7−266242号公報(特許文献4)には、ねじ部品の締付け等を行う場合に、ねじ部品を口部内に位置させた状態で、ねじ部品を係合し直すことができるようにするために、上顎部および下顎部の形状を改良したスパナが開示されている。 For example, Japanese Utility Model Laid-Open No. 7-20258 (Patent Document 1), Japanese Utility Model Laid-Open No. 6-80559 (Patent Document 2), Japanese Patent Publication No. 11-507879 (Patent Document 3), and Japanese Patent Application Laid-Open No. 7-266242. (Patent Document 4) discloses that when a screw component is tightened or the like, the upper jaw portion and the lower jaw portion can be re-engaged in a state where the screw component is positioned in the mouth portion. A spanner with an improved shape of the part is disclosed.
また、特開2010−284751号公報(特許文献5)には、狭い場所や奥まった場所に位置するボルトを容易に締め付けられるようにするために、一端にスパナ口を有する第1アームと、一端に把持部を有する第2アームとが、連結軸を介してボルトの回動方向へ回動可能に連結されたスパナが開示されている。 Japanese Patent Laid-Open No. 2010-284551 (Patent Document 5) discloses a first arm having a spanner opening at one end and one end so that a bolt located in a narrow place or a recessed place can be easily tightened. There is disclosed a spanner in which a second arm having a grip portion is connected to a bolt in a rotating direction via a connecting shaft.
上記のようなスパナは、狭い場所での締付けおよび緩め作業にも適しているが、さらに限定された狭い空間でも使用可能なスパナが望まれていた。 The spanner as described above is suitable for tightening and loosening work in a narrow space, but a spanner that can be used in a limited narrow space has been desired.
本発明の目的は、限定された狭い空間でも使用可能なスパナを提供することである。 An object of the present invention is to provide a spanner that can be used even in a limited narrow space.
この発明のある局面に従うスパナは、六角形のねじ部品の締付けおよび緩め作業に用いられるスパナであって、第1の部材と第2の部材とを備えている。第1の部材には、長手方向一方端部に、ねじ部品の対向する側面を挟持する一対のあご部を有する第1の挟持部が設けられている。第2の部材は、第1の部材の長手方向他方端部に、その長手方向一方端部が回動軸線のまわりを回動自在に連結されている。第1の挟持部は、一対のあご部のうち回転方向後方に位置するあご部の、ねじ部品の側面に当接する内側面の長さが、回転方向前方に位置するあご部の、ねじ部品の側面に当接する内側面の長さよりも短くなるように形成されている。 A spanner according to an aspect of the present invention is a spanner used for tightening and loosening hexagonal screw parts, and includes a first member and a second member. The 1st member is provided with the 1st clamping part which has a pair of jaw part which clamps the side surface which a screw component opposes in the longitudinal direction one end part. The second member is connected to the other end portion in the longitudinal direction of the first member so that the one end portion in the longitudinal direction is rotatable around the rotation axis. The first clamping portion has a length of an inner surface that contacts the side surface of the screw component of the jaw portion positioned rearward in the rotational direction of the pair of jaw portions, It is formed so as to be shorter than the length of the inner surface contacting the side surface.
好ましくは、第2の部材は、第1の部材よりも長い。 Preferably, the second member is longer than the first member.
好ましくは、第2の部材は、その回動軸線に沿う高さが、長手方向一方端部よりも他方端部の方が高くなるように形成されている。 Preferably, the second member is formed such that the height along the rotation axis is higher at the other end than at the one end in the longitudinal direction.
また、第1の部材は、その回動軸線に沿の高さが、長手方向一方端部よりも他方端部の方が高くなるように形成されていてもよい。 The first member may be formed such that the height along the rotation axis is higher at the other end than at the one end in the longitudinal direction.
好ましくは、第2の部材の他方端部には、ねじ部品の対向する側面を挟持する一対のあご部を有する第2の挟持部が設けられている。 Preferably, the other end portion of the second member is provided with a second holding portion having a pair of jaw portions for holding opposite side surfaces of the screw component.
第1の挟持部および第2の挟持部の形状は、回動軸線を中心として点対象であることが望ましい。 The shapes of the first clamping part and the second clamping part are preferably point objects with the rotation axis as the center.
本発明のスパナによれば、限定された狭い空間でも使用可能である。 According to the spanner of the present invention, it can be used even in a limited narrow space.
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。 Embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. In the drawings, the same or corresponding parts are denoted by the same reference numerals and description thereof will not be repeated.
<実施の形態1>
本実施の形態に係るスパナは、片口スパナである。図1〜図5を参照して、本実施の形態に係るスパナ10について説明する。
<
The spanner according to the present embodiment is a single-ended spanner. With reference to FIGS. 1-5, the
スパナ10は、六角形のねじ部品40の締付けおよび緩め作業に用いられる。ねじ部品40は、たとえばボルトの頭部であってもよいし、ナットであってもよい。本実施の形態において、スパナ10は、第1の部材11と第2の部材12とを備えている。第1の部材11は、長手方向一方端部に、挟持部20を有している。第2の部材12は、第1の部材11の長手方向他方端部に、その長手方向一方端部が回動軸線130のまわりを回動自在に連結されている。本実施の形態では、第1の部材11と第2の部材12とは、たとえば連結軸13によって回動自在に連結されている。この場合、回動軸線130は、連結軸13の中心線である。
The
図2に示されるように、本実施の形態のスパナ10は、たとえば、外壁パネル(図示せず)の下端部に取り付けられる高さ調整ボルト50の頭部51またはナット53の締付けおよび緩め作業に用いられる。つまり、ねじ部品40は、高さ調整ボルト50の頭部51またはナット53である。高さ調整ボルト50について簡単に説明する。
As shown in FIG. 2, the
高さ調整ボルト50は、建物の基礎1上に設置された柱2よりも屋外側(矢印A1方向)に、配置されている。高さ調整ボルト50の頭部(以下「ボルト頭」ともいう)51は、基礎1上に配置され、その軸部52は、外壁パネルの下端に位置するパネルフレーム(図示せず)と、パネルフレームが載置されるパネル受け部60とを上下方向に貫通している。ナット53は、パネル受け部60を下方から支持している。図2に示す高さ調整ボルト50には、基礎1の縁に沿って配置される土台水切(図示せず)を固定するための水切取付具70が取り付けられている。なお、図2の例では、2本の高さ調整ボルト50が、柱2の屋外側の側面に沿って幅方向に並んでいる。
The
再び図1を参照して、挟持部20は、ねじ部品40の対向する側面41,42を挟持する一対のあご部21,22を有する。一対のあご部のうち回転方向前方に位置するあご部を、上あご部21という。これに対し、一対のあご部のうち回転方向後方に位置するあご部を、下あご部22という。ここでの回転方向は、ねじ部品40の締付けおよび弛緩に直接作用する方向であるものとする。つまり、ねじ部品40を締め付ける際の回転方向は、時計回りであり、ねじ部品40を緩める際の回転方向は、反時計回りである。以下の説明においては、理解の容易のために、スパナ10によってねじ部品40を締め付ける場合を例にする。
Referring again to FIG. 1, the
上あご部21は、ねじ部品40の対向する側面の一方(側面41)に当接する内側面21aと、内側面21aの奥側に隣接する内側面21bとを有している。下あご部22は、ねじ部品40の対向する側面の他方(側面42)に当接する内側面22aと、内側面22aの奥側に隣接する内側面22bとを有している。上あご部21の内側面22bと下あご部の内側面22bとは、互いに隣接している。本実施の形態では、挟持部20は、上あご部21の内側面21aの長さL1が、下あご部22の内側面22aの長さL2よりも短くなるように形成されている。内側面21aの長さL1は、内側面21aの先端側を前方、隣接する内側面21b側を後方とした場合における、内側面21aの前後方向の長さを表わしている。同様に、内側面22aの長さL2は、内側面22aの先端側を前方、隣接する内側面22b側を後方とした場合における、内側面22aの前後方向の長さを表わしている。
The
上あご部21および下あご部22を上記のように形成することで、挟持部20をねじ部品40から一旦引き抜かなくても、挟持部20の開口内にねじ部品40を係合させたままで、ねじ部品40の締め付けと、戻し作業とを行うことができる。つまり、図3に示すように、作業者は、挟持部20を時計回り(実線で示す方向)に約60度回してねじ部品40を締め付けた後に、挟持部20を反時計回り(破線で示す方向)に回転させて戻すことで、ねじ部品40を挟持し直すことができる。
By forming the
なお、上あご部21の内側面21aと下あご部22の内側面22aとは、平行ではなく、内側面21aは、その先端側が対向する内側面22a側に近づくよう、やや傾いていることが望ましい。具体的には、内側面22aの後端(隣接する内側面22b側)を基準とした場合の内側面22aと平行な面を「基準面」と定義した場合、この基準面に対する内側面21aのなす角度θは、たとえば11度である。挟持部20の開口部の形状をこのようにすることで、締付け時に、上あご部21の掛かりを良くすることができる。なお、この角度θは、5〜15度の範囲の鋭角であればよい。
Note that the
また、上あご部21の内側面21aの先端部と下あご部22の内側面22aとの間の寸法(最短距離)L3は、ねじ部品40の対辺L4よりもやや大きくとられることが望ましい。これにより、戻し時に、スムーズに挟持部20を回転させることができる。
In addition, it is desirable that the dimension (shortest distance) L3 between the distal end portion of the
図2に示した高さ調整ボルト50の調整作業は、幅方向(矢印A2)および高さ方向の双方において、限られた狭い空間にて行わなければならない。本実施の形態のスパナ10は、柄として機能する第2の部材12が、第1の部材11に対して回動可能に連結されているため、図2に示すように、狭い幅であっても、ねじ部品40、すなわちボルト頭51またはナット53の締付け作業を行うことができる。なお、ここでは、2本の高さ調整ボルト50のうち、紙面左側(すなわち、屋内側から見て右側)に位置する高さ調整ボルト50の頭部51またはナット53を締め付ける場合を例にして説明する。
The adjustment work of the
具体的には、図4を参照して、作業者は、第1の部材11を一方側に回動させた状態で第2の部材12を把持し、挟持部20をねじ部品40の側方(屋内側から見て右側)から嵌め込ませる。一旦、ねじ部品40に挟持部20を係合させると、第2の部材12を、基礎1の奥行き方向に沿ってほぼ平行移動させるだけで、ねじ部品40の締付け作業を行うことができる。つまり、ねじ部品40を締め付ける場合には、第2の部材12を屋内側(実線で示す方向)に動かし、再締め付けのために戻す場合には、第2の部材12を屋外側(破線で示す方向)に動かせばよい。なお、第2の部材12は、第1の部材11よりも長いことが望ましい。
Specifically, referring to FIG. 4, the operator holds the
ここで、スパナ10は、主に、図2に示したナット53を回転させることによってパネル受け部60の高さを調整するが、ボルト頭51を回転させることによってもパネル受け部60の高さが調整される。ボルト頭51は、水切取付具70の底壁71に載置されているものの、基礎1の上面の直ぐ上に配置されている。そのため、ボルト頭51を締め付ける場合、第2の部材が第1の部材11とほぼ同じ面上において平行に真直ぐ延びていると、第2の部材を把持する手が基礎1の上面に当たるため、作業効率が劣る。
Here, the
これに対し、本実施の形態における第2の部材12は、その回動軸線130に沿う高さが、長手方向一方端部(連結軸13側)よりも他方端部の方が高くなるように形成されている。具体的には、第2の部材12は、回動軸線130の沿う方向に段差を有しており、たとえば、長手方向における第2の部材12の中央部に傾斜部123が設けられている。傾斜部123は、他方端部側が斜め上方となるよう傾斜している。そのため、第2の部材12の他方端部側の水平部122の高さは、一方端部側の水平部121よりも高い。したがって、図5に示されるように、基礎1と把持部としての水平部122との間隔D2の方が、基礎1と連結軸13側の水平部121との間隔D1よりも大きくすることができる。
In contrast, the
したがって、作業者は、基礎1のような平面(以下「底壁面」という)上または底壁面に近接した位置に配置されたねじ部品40であっても、容易にねじ部品40を締付けることができる。また、把持部としての水平部122は、第1の部材11よりも高い位置において第1の部材11と平行に延びているため、作業者は、第2の部材12を水平方向に動かせばよい。したがって、締付け作業をより容易に行うことができる。なお、本実施の形態において、スパナ10の説明に用いられる高低の表現は、回動軸線130の延びる方向において、第1の部材11(の挟持部20)に近い方が低く、これよりも遠い方が高いことを意味している。
Therefore, the operator can easily tighten the
上述のように、本実施の形態によれば、幅および高さが限られた狭い空間であっても、適切にねじ部品40の締付け作業を行うことができる。したがって、スパナ10を使用することで、作業効率を向上させることができる。
As described above, according to the present embodiment, the
なお、基礎1の奥行き寸法があまり大きくない場合などにおいては、下方に基礎1がない空間において、第2の部材12の平行移動が可能なケースもある。たとえばこのようなケースでは、第2の部材12も、第1の部材11と同様に真直ぐ延びていてもよい。あるいは、スパナ10の第2の部材12の長さを長く調整することで、下方に基礎1がない空間から作業できるようにしてもよい。
In addition, when the depth dimension of the
また、基礎1のような底壁面上でのねじ部品40の締付け作業を行い易くするためのスパナの形状は、上記のような例に限定されない。スパナの他の形状例を、変形例1,2として説明する。
Further, the shape of the spanner for facilitating the tightening operation of the
(変形例1)
図6は、本実施の形態の変形例1に係るスパナ10Aを横から見た図である。スパナ10Aは、上記実施の形態1の第1の部材11および第2の部材12に代えて、それぞれ、第1の部材11Aおよび第2の部材12Aを有している。
(Modification 1)
FIG. 6 is a side view of the
第2の部材12Aは、長手方向において段差なく延びている。これに対し、第1の部材11Aは、その回動軸線130に沿う高さが、長手方向一方端部よりも他方端部の方が高くなるように形成されている。つまり、第1の部材11Aは、挟持部20側よりも、連結軸13側の方が高く形成されている。
The
第1の部材11Aは、たとえば、実施の形態1における第2の部材12と同様に、長手方向に段差を有している。つまり、長手方向における第1の部材11Aの中央部に傾斜部113が設けられている。傾斜部113は、他方端部側が斜め上方となるよう傾斜している。そのため、第1の部材11Aの他方端部側の水平部112の高さは、一方端部側の水平部111よりも高い。挟持部20は、水平部111の先端に形成されている。
11 A of 1st members have a level | step difference in the longitudinal direction similarly to the
(変形例2)
図7は、本実施の形態の変形例2に係るスパナ10Bを横から見た図である。スパナ10Bは、上記実施の形態1で示した第1の部材11に代えて、上記変形例1で示した第1の部材11Aを有している。つまり、スパナ10Bは、上述の第1の部材11Aと第2の部材12とを有している。この場合、第1の部材11Aおよび第2の部材12の双方が、その他方端部側が高くなるように形成されている。これにより、第2の部材12の把持部としての水平部122と基礎1との間の間隔を、より大きく採ることができる。
(Modification 2)
FIG. 7 is a side view of the spanner 10B according to the second modification of the present embodiment. The spanner 10B has the
<実施の形態2>
本実施の形態に係るスパナは、両口スパナである。図8〜図10を参照して、本実施の形態に係るスパナ10Cについて説明する。スパナ10Cの基本的な構成は、実施の形態1の変形例2と同様である。したがって、ここでは、変形例2で示したスパナ10Bと異なる部分のみ詳細に説明する。
<
The spanner according to the present embodiment is a double-ended spanner. With reference to FIGS. 8-10, the spanner 10C which concerns on this Embodiment is demonstrated. The basic configuration of the spanner 10C is the same as that of the second modification of the first embodiment. Therefore, only the parts different from the spanner 10B shown in the modified example 2 will be described in detail here.
図8および図9に示されるように、スパナ10Cは、変形例2で示したスパナ10B(実施の形態1で示したスパナ10)における第2の部材12に代えて、第2の部材14を含む。つまり、スパナ10Cは、第1の部材11Aと、第2の部材14とを含む。
As shown in FIGS. 8 and 9, the
第2の部材14は、その他方端部に、ねじ部品40の側面を挟持する挟持部30を有している。それ以外は、上述の第2の部材12と同様であってよい。つまり、第2の部材14は、第2の部材12と同様に、長手方向に段差を有している。第2の部材14の一方端部側の水平部141と、他方端部側の水平部142との間に、傾斜部143が設けられている。水平部142に、挟持部30が形成されている。傾斜部143は、他方端部側が斜め上方となるよう傾斜している。
The
挟持部30の開口部の形状は、挟持部20と同様である。つまり、挟持部30の上あご部31および下あご部32の形状は、挟持部20の上あご部21および下あご部22の形状と同様である。ただし、挟持部30の形状は、第1の部材11Aの挟持部20の形状と、回動軸線130を中心として点対称であることが望ましい。この場合、ねじ部品40を左右両側から締め付けることができる。
The shape of the opening of the clamping
たとえば、図2に示す紙面左側の高さ調整ボルト50を調整する場合、実施の形態1と同様に、第1の部材11Aの挟持部20によってボルト頭51を回転させる。これに対し、図2に示す紙面右側(すなわち、屋内側から見て左側)の高さ調整ボルト50を調整する場合には、第2の部材14の挟持部30によってボルト頭51を回転させることができる。より具体的には、実施の形態1と同様に作業者が屋内側(柱2側)から作業する場合、第1の部材11Aを把持し、第1の部材11Aを屋外側へ動かすことで、ねじ部品40を締め付けることができる。また、第1の部材11Aを屋内側へ動かすことで、挟持位置に戻すことができる。なお、本実施の形態では、第1の部材11Aと第2の部材14とは、同じ長さであってよい。
For example, when adjusting the
また、本実施の形態では、スパナ10Cは、一方の挟持部20を基準とした場合、他方の挟持部30の高さが、挟持部20を有する第1の部材の板厚以上、高くなるように形成されている。したがって、図10に示されるように、スパナ10Cを上下反転させて、第2の部材14の挟持部30をねじ部品40に係合させることで、ねじ部品40を緩める際にも、締付ける際と同じ側方から作業することができる。
In the present embodiment, when the spanner 10C is based on the
つまり、本実施の形態によれば、スパナ10Cを上下反転させた場合も、基礎1と作業者により把持される第1の部材11Aとの間の間隔が開く。そのため、ねじ部品40を締め付ける場合と同じ方向から挟持部30をねじ部品40に嵌め入れて作業することができる。なお、図2の紙面左側に位置する高さ調整ボルト50の緩め作業を行う場合には、図10に示すように、第1の部材11Aを屋外側(実線で示す方向)に動かすことで、ねじ部品40を緩める。また、第1の部材11Aを屋内側(破線で示す方向)に動かすことで、挟持部30の開口部内にねじ部品40を係合させたままで、挟持位置に戻すことができる。
That is, according to the present embodiment, even when the spanner 10C is turned upside down, the gap between the
上述のように、本実施の形態によれば、正転および逆転の両方で、かつ、左右両側からの作業が可能となる。したがって、スパナ10Cによれば、より十分に作業性を向上させることができる。 As described above, according to the present embodiment, it is possible to perform both forward rotation and reverse rotation and from both the left and right sides. Therefore, according to the spanner 10C, workability | operativity can be improved more fully.
また、本実施の形態では、底壁面上またはその付近に位置するねじ部品40の調整作業について説明したが、スパナ10によれば、天壁面下またはその付近に位置するねじ部品40の調整作業も容易に行うことができる。
In the present embodiment, the adjustment work of the
なお、スパナ10Cの、回動軸線130に沿う高さ方向の形状は、図9に示したような形状に限定されない。図2に示したナット53の調整作業に用いる場合など、底壁面から離れて配置されるねじ部品の締付けおよび緩め作業を行う場合には、たとえば、第1の部材および第2の部材の双方が、水平方向に真直ぐ延びていてもよい。あるいは、第1の部材および第2の部材の一方だけが段差を有していてもよい。
The shape of the spanner 10C in the height direction along the
上記した実施の形態1と実施の形態2とを組み合わせてもよい。この場合のスパナの例を、実施の形態3として以下に説明する。 The first embodiment and the second embodiment described above may be combined. An example of a spanner in this case will be described below as a third embodiment.
<実施の形態3>
図11は、本発明の実施の形態3に係るスパナ10Dの構成例を示す平面図である。スパナ10Dについては、実施の形態2のスパナ10Cとの相違点のみ説明する。
<Embodiment 3>
FIG. 11 is a plan view showing a configuration example of a
スパナ10Dは、第1の部材11と、第2の部材14Aと、第3の部材15とを備えている。第2の部材14Aは、第1の部材11と同様に、高さ方向に段差を有しておらず、真直ぐに延びている。
The
第3の部材15は、上記実施の形態1において柄として機能した第2の部材に相当している。そのため、第3の部材15は、回動軸線130を中心として、第1の部材11および第2の部材14Aに回動自在に連結されている。ただし、第3の部材15は、高さ方向に段差を有しておらず、真直ぐ延びている。第3の部材15は、高さ方向において、たとえば、第1の部材11と第2の部材12との間に配置されている。
The
本実施の形態のスパナ10Dによれば、水平面上において第3の部材15の両側に位置する2つのねじ部品40を、第1の部材11の挟持部20および第2の部材14Aの挟持部30にて、一度に締付けを行うこともできる。
According to the
あるいは、第1の部材11および第2の部材14Aの板厚が薄いような場合には、それらを上下に重ねて使用してもよい。つまり、第1の部材11および第2の部材14Aを上下方向に重ねることで、高さのあるねじ部品40に対しても、適切に締め付けを行うことができる。
Or when the plate | board thickness of the
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。 The embodiment disclosed this time should be considered as illustrative in all points and not restrictive. The scope of the present invention is defined by the terms of the claims, rather than the description above, and is intended to include any modifications within the scope and meaning equivalent to the terms of the claims.
1 基礎、2 柱、10,10A,10B,10C,10D スパナ、11,11A 第1の部材、12,12A,14,14A 第2の部材、13 連結軸、15 第3の部材、20,30 挟持部、21,31 上あご部、22,32 下あご部、21a,21b,22a,22b 内側面、40 ねじ部品、41,42 側面、50 高さ調整ボルト、51 ボルト頭、52 軸部、53 ナット、60 パネル受け部、70 水切取付具、111,112,121,122,141,142 水平部、113,123,143 傾斜部、130 回動軸線。 1 foundation, 2 pillars, 10, 10A, 10B, 10C, 10D spanner, 11, 11A first member, 12, 12A, 14, 14A second member, 13 connecting shaft, 15 third member, 20, 30 Clamping part, 21, 31 Upper jaw part, 22, 32 Lower jaw part, 21a, 21b, 22a, 22b Inner side face, 40 Screw parts, 41, 42 Side face, 50 Height adjustment bolt, 51 Bolt head, 52 Shaft part, 53 Nut, 60 Panel receiving part, 70 Drainage fitting, 111, 112, 121, 122, 141, 142 Horizontal part, 113, 123, 143 Inclined part, 130 Rotating axis.
Claims (2)
長手方向一方端部に、前記ねじ部品の対向する側面を挟持する一対のあご部を有する第1の挟持部が設けられた第1の部材と、
前記第1の部材の長手方向他方端部に、その長手方向一方端部が回動軸線のまわりを回動自在に連結され、かつ、前記回動軸線に沿う高さが、長手方向一方端部よりも他方端部の方が高くなるように形成された第2の部材とを備え、
前記第1の挟持部は、前記一対のあご部のうち回転方向後方に位置するあご部の、前記ねじ部品の側面に当接する内側面の長さが、回転方向前方に位置するあご部の、前記ねじ部品の側面に当接する内側面の長さよりも短くなるように形成され、
前記第2の部材の他方端部には、前記ねじ部品の対向する側面を挟持する一対のあご部を有する第2の挟持部が設けられており、
前記第1の挟持部および前記第2の挟持部の形状は、前記回動軸線を中心として点対称である、スパナ。 A spanner used for tightening and loosening hexagonal screw parts,
A first member provided with a first sandwiching portion having a pair of jaws sandwiching opposing side surfaces of the screw component at one end in the longitudinal direction;
The other end portion in the longitudinal direction of the first member is connected to the one end portion in the longitudinal direction so as to be rotatable around the rotation axis , and the height along the rotation axis is the one end in the longitudinal direction A second member formed so that the other end is higher than the second member,
The first sandwiching portion has a jaw portion located on the rear side in the rotational direction of the pair of jaw portions, the length of the inner side surface contacting the side surface of the screw component being located on the front side in the rotational direction, It is formed to be shorter than the length of the inner surface that contacts the side surface of the screw component,
The second end portion of the second member is provided with a second holding portion having a pair of jaw portions for holding opposite side surfaces of the screw component,
The shape of the said 1st clamping part and the said 2nd clamping part is a spanner which is point-symmetrical about the said rotation axis.
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