[0044]「例示的」という単語は、本明細書では、「例、事例、または例示の働きをすること」を意味するために使用される。「例示的」として本明細書に記載されるいかなる実施形態または設計も、必ずしも他の実施形態または設計よりも好ましいか、または有利であると解釈されるべきではない。
[0045]本明細書に記載される技法は、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、シングルキャリアFDMA(SC−FDMA)ネットワークなどの様々なワイヤレス通信ネットワークに使用される場合がある。「ネットワーク」および「システム」という用語は、しばしば互換的に使用される。CDMAネットワークは、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)、CDMA2000などの無線技術を実装することができる。UTRAは、広帯域CDMA(W−CDMA(登録商標))と低チップレート(LCR)とを含む。CDMA2000は、IS−2000規格と、IS−95規格と、IS−856規格と、高速パケットデータ(HRPD)規格とを包含する。TDMAネットワークは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))などの無線技術を実装することができる。OFDMAネットワークは、発展型UTRA(E−UTRA)、IEEE 802.11、IEEE 802.16、IEEE 802.20、Flash−OFDM(登録商標)などの無線技術を実装することができる。UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)の一部である。ロングタームエボリューション(LTE)は、E−UTRAを使用する無線技術である。UTRA、E−UTRA、GSM、UMTS、W−CDMA、およびLTEは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と称する団体からの文書に記載されている。CDMA2000は、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と称する団体からの文書に記載されている。これらの様々な無線技術および規格が当技術分野で知られている。
[0046]モバイルデバイス、アクセス端末、またはセキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)対応端末(SET)に関して、様々な実施形態が本明細書に記載される。SETは、任意のSUPL対応端末(たとえば、モバイルデバイス、アクセス端末、ゲームコンソール、PDA、タブレット、ラップトップコンピュータ)であり得る。SETは、システム、加入者ユニット、加入者局、移動局、モバイル、リモート局、リモート端末、モバイルデバイス、ユーザ端末、端末、モバイル端末、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス端末、ワイヤレス通信デバイス、ユーザエージェント、ユーザデバイス、またはユーザ機器(UE)とも呼ばれ得る。モバイルデバイス、アクセス端末、またはSETは、たとえば、携帯電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)フォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、コンピューティングデバイス、ラップトップ、タブレット、スマートフォン、または、モデム、たとえばワイヤレスモデムに接続されるか、もしくはそれを含んでいる他の処理デバイスであり得る。さらに、基地局に関して、様々な実施形態が本明細書に記載される。基地局は、アクセス端末と通信するために利用され得、アクセスポイント、ノードB、発展型ノードB(eノードB)、アクセスポイント基地局、WiFi(登録商標)アクセスポイント、フェムトセル、ホーム基地局、ホームeノードB、または何らかの他の用語でも呼ばれ得る。
[0047]SET内のSLPの識別情報をプロビジョニングまたは構成するための様々な実施形態が本明細書に記載され、SETは、次いでロケーションサービスを要求することができる。
[0048]ユーザプレーン環境では、すべてのシグナリングは、たとえば、データ搬送用のIPまたはTCP/IPを使用して、ネットワークの観点からデータトラフィックとして伝達される。主要な構成要素は、SLPと呼ばれる場合があるロケーションサーバと、SETと呼ばれる場合がある端末とを含むことができる。SETとSLPとの間のSUPLセッションの例には、SETが位置測定を行うことを助けるために、場合によってはSETが位置を計算することを助けるために、支援データを提供するSLPが含まれ得る。加えて、SLPはまた、SETに位置測定に対する要求を送ることができ、SETはその要求を取得し、次いで送り返すことができ、両側の位置関連機能はまた、交換される場合がある。OMAによって定義されるユーザプレーンロケーションプロトコル(ULP)は、SUPLをサポートするためにSETとSLPとの間で使用されるプロトコルである。
[0049]1つまたは複数の構成では、ホームロケーションサーバ(たとえば、H−SLP)は、(たとえば、サービスサブスクリプションに基づいて)いくつかのSETターゲットデバイスと恒久的に提携しているロケーションサーバである。ターゲットデバイスのセットとの事前プロビジョニングされた提携をもたないロケーションサーバは、発見ロケーションサーバ(たとえば、D−SLP)と呼ばれる。
[0050]1つまたは複数の構成では、H−SLPは、SETユーザによって行われる緊急通話用のロケーションサービスをサポートすることができる、D−SLPおよび/または場合によってはE−SLPを記述するデータを記憶することができる。ここで、たとえば、SETは、アクセスネットワークの代わりにロケーションサービスを提供するD−SLPの識別情報を提供する、このアクセスネットワークからのブロードキャスト信号を収集することができる。次いで、SETは、D−SLPの収集された識別情報をH−SLPに転送し、たとえば、D−SLPからのロケーションサービスにアクセスし、それを取得する認可と、その下でSETがD−SLPからロケーションサービスを取得することができるか、または取得すべき条件のセットとを受信する。条件は、その中でSETがD−SLPからのロケーションサービスを取得することができるか、もしくは取得すべき、1つもしくは複数の地理的領域の説明、および/または、SETによってアクセスされる場合、D−SLPからのロケーションサービスを許可もしくは要求することができる、1つもしくは複数のアクセスネットワークの識別情報を含む場合がある。
[0051]特定の位置または環境では、H−SLPは、測位でSETを十分に支援する(たとえば、適切な支援データを提供する、測位計算を実施する)ことができない場合がある。これは、H−SLPが位置関連データを少ししかもたないか、またはまったくもたない、たとえば、その位置を決定することを助けるためにSETがその信号を測定することができるローカルの基地局もしくはアクセスポイントに関する情報を少ししかもたないか、もしくはまったくもたない、ならびに/または、位置の決定を助けることに貢献する場合もある建物配置と地形とを含むローカルの地勢に関する情報を少ししかもたないか、もしくはまったくもたない、位置にSETがあるときに起こる場合がある。これらの事例では、D−SLPおよび/またはE−SLPは、測位でSETを支援する、H−SLPよりも優れた能力を有する場合がある。そのような事例では、D−SLPおよび/またはE−SLPは、SET上のアプリケーションに改善された(局所化された)ロケーションサービスを提供するために使用される場合がある。D−SLPまたはE−SLPがH−SLPよりも良好なロケーションサポートを提供することができる位置にあるとSETが決定したとき、SETは、ロケーション関連サービスを取得する(たとえば、支援データを取得する、および/またはその位置を計算することを助ける)ために、SETがアクセスすることができるか、またはアクセスすべき、1つまたは複数のD−SLPおよび/またはE−SLPのアドレスを提供するように、H−SLPに照会することができる。H−SLPはまた、その下でSETが各々の提供されたD−SLPおよびE−SLPにアクセスすることができるか、またはアクセスすべき条件のセットを提供することができる。
[0052]一般に、SETは、特定の条件下(たとえば、特定の地理的領域内または特定のネットワークにアクセスするとき)でSETが使用することができるか、または使用すべき、D−SLPおよび/またはE−SLPに関する情報をH−SLPから取得することができる。1つの方法では、SETは、現在利用可能な情報(たとえば、ウェブサイトから受信されるか、または近くの基地局もしくはアクセスポイントによってブロードキャストされた情報)から、D−SLPまたはE−SLPを発見する(たとえば、D−SLPまたはE−SLP用の識別情報またはアドレスを発見する)ことができ、D−SLPまたはE−SLPにアクセスする認可について、またはそのようなアクセスが許可もしくは要求される条件について、H−SLPに照会することができる。2番目の方法では、SETは、その現在位置でSETがH−SLPの代わりにアクセスすることができるか、またはアクセスすべき、D−SLPおよび/またはE−SLPの識別情報またはアドレスを提供するように、H−SLPに照会することができる。
[0053]場合によっては、(i)SETがロケーションサービスを取得するために使用することができる許可されたH−SLP、および(ii)H−SLPごとに、SETがH−SLPの代わりに特定の条件下でアクセスすることができるか、またはアクセスすべき、いくつかのD−SLPおよび/またはE−SLPに関する、あらかじめSET上に構成されている情報にSETがアクセスすることは、より便利であり、より複雑でなく、および/またはより速い場合がある。事前の構成により、(i)D−SLPおよび/もしくはE−SLPを発見すること、(ii)1つもしくは複数の発見されたD−SLPおよび/もしくはE−SLPを認可するようにH−SLPに照会すること、ならびに/または、(iii)認可されたD−SLPおよび/もしくはE−SLPのアドレスもしくは識別情報を取得するようにH−SLPに照会することを、SETが行う必要が回避される場合がある。事前の構成はまた、特定のH−SLPと、このH−SLPに関連付けられたD−SLPおよび/またはE−SLPのセットとをSET上の任意のアプリケーションに割り当てることができる。SET上のSLP関連データの構成は、SUPL構成サーバ(CS)によって実施され得る。アプリケーション用の構成されたH−SLPならびにこのH−SLPに関連付けられた任意のD−SLPおよび/またはE−SLPは、次いで、アプリケーションの代わりにロケーションサービスをサポートするために、SETによって使用され得る。たとえば、アプリケーションが、ナビゲーション、方向探知、または現在位置についての(たとえば、交通、天気、店舗に関する)情報の提供などの、何らかのロケーション関連サービスをSETのユーザに提供するために、SETの現在位置を要求した場合、SETは、(たとえば、SETの位置測定および場合によっては位置計算のための支援データを提供することによって)位置を取得することを助けるために、アプリケーション用に構成された、H−SLP、またはD−SLP(もしくはE−SLP)のうちの1つを使用することができる。H−SLPがそのアプリケーション用にまだ構成されていないSET上のアプリケーション(たとえば、SETのユーザによってSETに最近ダウンロードされたアプリケーション)の場合、SETは、アプリケーションの代わりにロケーションサービスをサポートするためにSETが使用することができるH−SLPに戻すように、SUPL CSに照会することができる。
[0054]いくつかの実施形態によれば、SUPL CSは、いくつかのSET用のH−SLPも所有する事業者によって所有され得る。従来のSUPLシステムでは、H−SLPのアドレスはSET内で構成され、これはいくつかの異なる方法で行われ得る。
[0055]SUPL CSは、様々な状況でSETによって使用され得るか、またはSETによって使用されるべき、SLPについての情報を事前構成することができる。SUPL CSは、H−SLPおよび/またはD−SLPおよび/またはE−SLPを構成することができる。加えて、様々なアプリケーションまたは様々なアプリケーションのセットは、様々なH−SLPを使用するように構成される場合がある。いくつかの事例では、アプリケーションのセットは、ホーム事業者に関連付けられる場合がある。たとえば、アプリケーションがSETにロケーションサービスを要求するとき、アプリケーションは、SETのホーム事業者のH−SLPを対象とする場合がある。代替として、いくつかのアプリケーションは、他のH−SLPを使用するように構成される場合がある。たとえば、地図の提供に基づいてユーザに(たとえば、方向探知またはナビゲーションなどの)ロケーションサービスを提供する地図アプリケーションは、グローバルな地図アプリケーションベンダに関連付けられる場合がある(たとえば、そのベンダによって提供される場合がある)。したがって、地図アプリケーションがロケーションサービスを要求するとき、SETは、グローバルな地図アプリケーションベンダに関連付けられたH−SLPに地図アプリケーションを向けることができる。加えて、1つまたは複数の構成では、SETは、アプリケーション用の複数のH−SLPを使用可能にすることができる。
[0056]いくつかの実施形態では、アプリケーションは、単一のH−SLPに関連付けられ得、それにより、アプリケーションがこのH−SLPのみから、ならびに/またはこのH−SLP用に構成されたか、もしくはこのH−SLPによって認可されたD−SLPおよび/もしくはE−SLPから、ロケーションサービスを取得することに制限される結果になる場合がある。加えて、場合によっては、アプリケーションは、いかなる他のH−SLPからもロケーションサービスを取得することを可能にされない場合がある。したがって、SUPL CSは、割り当てられたH−SLP用のいくつかのD−SLPを構成することができ、次いで、それらのD−SLPは、アプリケーション用のロケーションサービスを取得するためにH−SLPの代わりに使用される場合がある。したがって、アプリケーション用のH−SLPが(別の国などにおいて)位置関連データを少ししかもたないか、またはまったくもたない領域内でSETがローミングするときに、アプリケーションがロケーションサービスを必要とする場合、アプリケーションは、SET内の測位サービスに要求を送ることができ、その測位サービスは、事前構成された情報を使用することによって、このアプリケーション用の関連するH−SLPといくつかのD−SLPの両方を知ることができる。次いで、SETは、この情報から、アプリケーション用のロケーション要求がアプリケーション用のH−SLPに送られるべきか、このH−SLPに関連付けられたD−SLPおよび/またはE−SLPのうちの1つに送られるべきかを決定することができる。
[0057]図1Aは、いくつかの実施形態による、例示的なモバイルデバイス(たとえば、SET116)を示すブロック図である。モバイルデバイス116は、全地球航法衛星システム(GNSS)受信機171に結合されたGNSSアンテナ172を介してGNSS信号174を受信することが可能なGNSS受信機171を含む場合がある。GNSS受信機171は、GNSS無線信号174を全体的にまたは部分的に処理し、モバイルデバイス(たとえば、SET116)の位置を決定するためにGNSS信号174を使用することもできる。いくつかの実施形態では、汎用プロセッサ111、メモリ161、DSP121、および専用プロセッサ(図示せず)も、GNSS無線信号174を全体的にもしくは部分的に処理し、および/またはGNSS受信機171とともにモバイルデバイス116の位置を計算するために利用される場合がある。GNSSまたは他の位置信号の記憶は、メモリ161または他のレジスタ(図示せず)内で行われる場合がある。
[0058]モバイルデバイス116は、バスインタ−フェース103によりバス101に接続されたDSP121と、バスインタ−フェース103によりバス101に接続された汎用プロセッサ111と、バスインタ−フェース103によりバス101に接続されたメモリ161とを含む場合がある。バスインタ−フェース103は、関連付けられたDSP121、汎用プロセッサ111、およびメモリ161と統合される場合がある。様々な実施形態では、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、メモリ161に、RAM、ROM、FLASH、またはディスクドライブなどのコンピュータ可読記憶媒体などに記憶され、汎用プロセッサ111、専用プロセッサ、またはDSP121によって実行される場合がある。メモリ161は、汎用プロセッサ111および/またはDSP121に記載された機能を実施させるように構成された、ソフトウェアコード(プログラミングコード、命令など)を記憶する、プロセッサ可読メモリおよび/またはコンピュータ可読メモリであり得る。他の実施形態では、記載された機能はハードウェア内で実施される場合がある。
[0059]いくつかの実施形態では、モバイルデバイス116は、バスインタ−フェース103によりバス101に接続されたワイヤレス受信機131を含む場合もある。ワイヤレス受信機131は、アンテナ152を介してワイヤレス信号154を受信するように動作可能であり得る。ワイヤレス信号154は、ワイヤレスネットワークを介して送信される場合がある。いくつかの実施形態では、ワイヤレスネットワークは、限定はしないが、インターネット、パーソナルアクセスネットワーク(PAN)、ワイヤレスローカルエリア(たとえば、WiFi)ネットワーク、またはセルラーネットワーク(たとえば、GSM、WCDMA(登録商標)、LTE、CDMA2000ネットワーク)などの任意のワイヤレスネットワークであり得る。いくつかの実施形態では、アンテナ152と172は同じアンテナであり得る。
[0060]モバイルデバイス116は、モバイルデバイス116上で動作するアプリケーション150を含む場合がある。アプリケーション150には、そのようなデバイスを使用するときにユーザ体験をさらに高めるために、モバイルデバイス116上で、またはモバイルデバイス116に提供され得るソフトウェアアプリケーション、ウェブサイト、および他の機能が含まれ得る。アプリケーション150は、メモリ161に記憶されたソフトウェアを含む場合があり、汎用プロセッサ111および/またはDSP121上で動作することができる。いくつかの実施形態では、モバイルデバイス116は、2つ以上のアプリケーション150を含む場合がある。いくつかの実施形態によれば、様々なアプリケーションが、ロケーションベースのサービスのために様々なH−SLP、D−SLP、および/またはE−SLPを使用するように構成される場合がある。たとえば、アプリケーションがモバイルデバイスにロケーションサービスを要求するとき、アプリケーションは、モバイルデバイスのホーム事業者のH−SLPを対象とする場合がある。代替として、いくつかのアプリケーションは、他のH−SLPを使用するように構成される場合がある。たとえば、地図の提供に基づいてユーザにロケーションサービスを提供する地図アプリケーションは、グローバルな地図アプリケーションベンダに関連付けられる場合がある。したがって、地図アプリケーションがロケーションサービスを要求するとき、モバイルデバイスは、地図アプリケーションに対する任意のロケーション要求をグローバルな地図アプリケーションベンダに関連付けられたH−SLPに向けることができる。加えて、1つまたは複数の構成では、モバイルデバイスは、アプリケーション150用の複数のH−SLPを使用可能にすることができる場合がある。
[0061]図1Aに記載されたモバイルデバイスは、たとえば、携帯電話、スマートフォン、PDA、タブレット、ラップトップ、トラッキングデバイス、または何らかの他のワイヤレスサポート可能で移動可能なデバイスであり得、モバイル端末、移動局(MS)、端末、デバイス、ワイヤレスデバイス、ユーザ機器(UE)、SET、ターゲットデバイス、ターゲット、または何らかの他の名称で呼ばれる場合がある。モバイルデバイスの位置は、位置推定値、場所、または場所推定値と呼ばれる場合があり、それにより位置が取得される動作は、ロケーション、ロケ−ティング、測位、または何らかの他の名称で呼ばれる場合がある。
[0062]次に図1Bを参照すると、いくつかの実施形態による多元接続ワイヤレス通信システムが示されている。アクセスポイント(AP)100は複数のアンテナグループを含み、1つのアンテナグループは104と106とを含み、別のアンテナグループは108と110とを含み、さらなる1つのアンテナグループは112と114とを含む。図1Bでは、アンテナグループごとに2つのアンテナのみが示されているが、アンテナグループごとにより多いアンテナまたはより少ないアンテナが利用されてもよい。SET116などのアクセス端末はアンテナ112および114と通信中であり、アンテナ112および114は、順方向リンク120上でアクセス端末(たとえば、SET116)に情報を送信し、逆方向リンク118上でアクセス端末(たとえば、SET116)から情報を受信する。別のアクセス端末(たとえば、SET122)はアンテナ106および108と通信中であり、アンテナ106および108は、順方向リンク126上でアクセス端末(たとえば、SET122)に情報を送信し、逆方向リンク124上でアクセス端末(たとえば、SET122)から情報を受信する。周波数分割複信(FDD)システムでは、通信リンク118、120、124、および126は、通信用に異なる周波数を使用する場合がある。たとえば、順方向リンク120は、逆方向リンク118によって使用される周波数とは異なる周波数を使用する場合がある。SET116およびSET122のより詳細な説明は、図1Aの開示と一致する場合があり、SET116およびSET122は、下記に記載される方法を実施するように構成される場合がある。
[0063]図1Bのシステムは、複数のキャリア(異なる周波数の波形信号)上の動作をサポートすることができる。マルチキャリア送信機は、複数のキャリア上で同時に被変調信号を送信することができる。各被変調信号は、符号分割多元接続(CDMA)信号、時分割多元接続(TDMA)信号、直交周波数分割多元接続(OFDMA)信号、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)信号などであり得る。各被変調信号は、異なるキャリア上で送られ得パイロット、オーバーヘッド情報、データなどを搬送することができる。
[0064]アンテナの各グループ、および/またはアンテナが通信するように設計された領域は、しばしば、アクセスポイントのセクタと呼ばれる。本実施形態では、アンテナグループは、各々アクセスポイント100によってカバーされる領域のセクタ内のアクセス端末に通信するように設計される。
[0065]順方向リンク120および126上の通信では、アクセスポイント100の送信アンテナは、様々なアクセス端末に対して順方向リンクの信号対雑音比を改善するために、ビームフォーミングを利用することができる。また、そのカバレージを介してランダムに分散されたアクセス端末に送信するためにビームフォーミングを使用するアクセスポイントは、単一のアンテナを介してすべてのそのアクセス端末に送信するアクセスポイントよりも、近隣セル内のアクセス端末に引き起こす干渉が小さい。
[0066]他のアクセスポイントまたは送信局が採用される場合がある。たとえば、AP100に加えて、またはその代わりに、基地局が使用される場合がある。いくつかの実施形態では、AP100などの第1の送信機は、第1のネットワークに対するアクセスを提供することができ、第2の送信機、たとえばセルラー基地局は、第2のネットワークに対するアクセスを提供することができる。いくつかの実施形態では、その中で第1の送信機および第2の送信機の各々がアクセスされ得る領域は重複する。
[0067]図1Cは、1つまたは複数の基地局およびアクセスポイントにアクセスする1つまたは複数のSETを示す。たとえば、SET116およびSET122は、いくつかのAPおよび基地局にアクセスすることができる。基地局およびアクセスポイントは、サービングネットワーク130(たとえば、WCDMA、LTE、またはcdma2000サービングネットワーク)に接続され得る。加えて、サービングネットワーク130は、直接またはインターネットなどの中間エンティティおよび中間システムを介してのいずれかで、SET116およびSET122用のホームネットワーク140に接続され得る。場合によっては、サービングネットワーク130とホームネットワーク140は同じネットワークであり得る。この例では、D−SLP132およびD−SLP134は、サービングネットワーク130に接続され得るか、またはその一部であり得る。加えて、H−SLP142は、ホームネットワーク140に接続され得るか、またはその一部であり得る。
[0068]いくつかの実施形態によれば、外部クライアントとしても知られるSUPLエージェント133、135、および143は、各々、それぞれSLP132、134、および142に接続され得る。たとえば、SUPLエージェント143は、その関連するSLP(すなわち、H−SLP142)にSET122の位置を要求することができ、SLP(すなわち、H−SLP142)は、次いで、位置を取得するためにSET122とのSUPLロケーションセッションを誘発することができる。
[0069]図1Cでは、H−SLP142はSET116およびSET122用のホームSLPであり得る。次いで、SET116およびSET122は、いくつかの状況では、たとえば、SET116およびSET122が各々ホームネットワーク140に直接アクセスしているとき、H−SLP142からロケーションサービスを取得することができる。そのようなロケーションサービスは、OMAによって公開されている仕様で定義されたSUPLロケーションソリューションを使用してサポートされる場合があり、現在のサービングネットワーク内の(アクセスポイント100などの)アクセスポイントおよび/もしくは基地局から、ならびに/または(図1Cには示されていない)全地球航法衛星から、SET116またはSET122のいずれかのSETが無線信号を収集し測定することを可能にするために、H−SLP142からSET116またはSET122への支援データの転送を含む場合がある。全地球航法衛星の例には、全地球測位システム(GPS)、またはヨーロッパのガリレオシステムまたはロシアのGLONASSシステムなどの他のシステムに属している衛星が含まれ得る。H−SLP142によって実施されるさらなるSUPLロケーションサービスは、SET116またはSET122によって作成され、H−SLP142に提供される信号測定値に基づく、SET116またはSET122用の位置推定値の計算を含む場合がある。
[0070]さらに、SUPLロケーションサービスは、H−SLP142によって取得された位置推定値のSUPLエージェント143への転送、またはSET116もしくはSET122への転送を含む場合がある。ホームネットワーク140とは異なるサービングネットワーク130にSET116およびSET122がアクセスしている場合、H−SLP142によるSUPLよりも良好なロケーションサービスが、D−SLP132およびD−SLP134によるSUPLを使用して提供される場合がある。これは、D−SLP132およびD−SLP134がH−SLP142よりもサービングネットワーク130を良く知っている(たとえば、アクセスポイント100の位置と伝送特性とを良く知ってる)から起こり得、したがって、(i)サービングネットワーク130内の基地局およびアクセスポイントから無線信号を収集し測定することに関連する位置支援データを提供すること、(ii)そのような測定値を使用して正確な位置を計算すること、ならびに/または、(iii)SET116およびSET122自体によってそのような位置をこれらのSETが計算することを可能にする支援データをSET116およびSET122に提供することを、より良好に行うことができる場合がある。この理由で、H−SLP142がセキュアな方式でD−SLP132およびD−SLP134にアクセスするために必要とされる情報をSET116およびSET122に提供することは有利であり得る。そのような情報には、D−SLP132およびD−SLP134用のアドレス(たとえば、IPアドレスまたは完全修飾ドメイン名(FQDN))、ならびに特定の条件下で(たとえば、特定の位置で、特定の時刻に、および/またはサービングネットワーク130などの特定のネットワークにアクセスする間に)これらのD−SLPにアクセスする認可が含まれ得る。
[0071]いくつかの実施形態によれば、SUPL構成サーバ(SUPL CS)146は、いくつかのSET(たとえば、SET116、SET122)用のH−SLP142も所有する事業者によって所有され得る。従来のSUPLシステムでは、H−SLPのアドレスはSET内で構成される場合があり、これはいくつかの異なる方法で行われ得る。一例では、SETは、次いで、SUPLを使用してロケーションサービスを取得するためにその1つのH−SLPと対話し、SETは、他のSLP(たとえば、D−SLPおよびE−SLP)のアドレス、または他のすでに知られているSLP(たとえば、SETによってローカルに発見されている場合があるD−SLPおよびE−SLP)にアクセスする認可のいずれかをH−SLPから取得することができる。これは、SETがH−SLPの通常のカバレージエリアの外側でローミングしているときに必要とされる場合がある。
[0072]たとえば、普段米国に住んでいるSET122のユーザがヨーロッパに旅行し、US内のホームキャリアによって提供されたH−SLP142を有する場合、ユーザがヨーロッパにいるとき、より良好なロケーションサービスが何らかの他のキャリアのSLPから、たとえばD−SLP134からSET122に提供され得る結果になる場合がある。この例では、H−SLP142の役割は、SET122にD−SLPのアドレスを提供すること、およびそれを使用するようにSET122を認可することであり得る。H−SLP142は、特定のD−SLP134を使用することは安全であり、SET122用の任意の位置情報の使用はD−SLP134によって機密扱いされることをSET122に告げることができる。
[0073]加えて、SUPL CS146は、様々な状況でSET(たとえば、SET116またはSET122)によって使用され得るか、またはSETによって使用されるべき、SLPについての情報を事前構成することができる。SUPL CS146は、H−SLPおよび/またはD−SLPおよび/またはE−SLPを構成することができる。加えて、様々なアプリケーションまたは様々なアプリケーションのセットは、様々なH−SLP、たとえばH−SLP142および/または図1Cに示されていない他のH−SLPを使用するように、構成される場合がある。いくつかの事例では、アプリケーションのセットは、ホーム事業者に関連付けられる場合がある。たとえば、アプリケーションがSET122にロケーションサービスを要求するとき、アプリケーションは、SET122のホームネットワーク140用のH−SLP142を対象とする場合がある。代替として、いくつかのアプリケーションは、(図1Cに示されていない)他のH−SLPを使用するように構成される場合がある。たとえば、地図の提供に基づいてSET122のユーザに(たとえば、方向探知またはナビゲーションなどの)ロケーションサービスを提供する地図アプリケーションは、グローバルな地図アプリケーションベンダに関連付けられる場合がある(たとえば、そのベンダによって提供される場合がある)。したがって、地図アプリケーションがロケーションサービスを要求するとき、SETは、地図アプリケーションに対する任意のロケーション要求をグローバルな地図アプリケーションベンダに関連付けられたH−SLPに向けることができる。
[0074]いくつかの実施形態では、SET122内のアプリケーション150は、H−SLP142などの単一のH−SLPに関連付けられ得、それにより、アプリケーション150がH−SLP142のみから、ならびに/またはH−SLP142用に構成されたか、もしくはH−SLP142によって認可されたD−SLP(たとえば、D−SLP132、D−SLP134)および/もしくはE−SLPから、ロケーションサービスを取得することに制限される結果になる場合がある。加えて、場合によっては、アプリケーション150は、いかなる他のH−SLPからもロケーションサービスを取得しない場合がある。したがって、SUPL CS146は、割り当てられたH−SLP142に関連付けられたいくつかのD−SLP(たとえば、D−SLP132、D−SLP134)を構成することができる。したがって、SET122が何らかの他の国でローミングしているときアプリケーション150がロケーションサービスを必要とする場合、アプリケーション150は、SET122内の測位サービスに要求を送ることができ、測位サービスは、事前構成された情報を使用することによって、このアプリケーション用の関連するH−SLP142と、H−SLP142に関連付けられるように構成されているいくつかのD−SLP(たとえば、D−SLP132、D−SLP134)の両方を知ることができる。次いで、SET122は、この情報から、ロケーションサービスを要求するためにH−SLP142に行くか、D−SLP(たとえば、D−SLP132、D−SLP134)に行くかを決定することができる。この決定は、(i)その中でSET122がロケーションサービスを取得するためにH−SLP142ではなくD−SLPにアクセスすることができるか、もしくはアクセスすべき、1つもしくは複数の地理的領域、および/または、(ii)SET122によって現在アクセスされている場合、H−SLP142ではなくD−SLPへのロケーションサービスアクセスを要求する場合がある、サービングネットワーク130などの1つもしくは複数のネットワークなどの、H−SLP142に関連付けられたD−SLP(たとえば、D−SLP132、D−SLP134)ごとにSUPL CS146によって構成された追加情報に基づく場合がある。
[0075]加えて、いくつかの実施形態では、SUPL CS146は、これらのD−SLP(たとえば、D−SLP132、D−SLP134)を認可する(場合によっては、それらのアドレスを提供する)とき、(たとえば、SUPLを使用して)H−SLP142によってSET122に提供され得る情報と同じまたは同様のD−SLP用の情報をSET122に構成することができる。結果として、SET122は、H−SLP142からの認可方法を使用して、またはSUPL CS146からの構成方法を使用して、D−SLPについて知ることができる。たとえば、H−SLPの認可方法は、SUPLバージョン2.1およびSUPLバージョン3.0で定義される場合がある。加えて、SUPL CS146を使用する構成方法は、本明細書でさらに定義される。両方の方法が使用されるとき、矛盾する情報の場合(たとえば、D−SLPの異なるセットがH−SLP142用に構成されるのではなくH−SLP142によって認可される場合)、1つの方法または他の方法に優先権が与えられる場合がある。優先権の例として、認可方法が構成方法よりも優先される場合がある。
[0076]図2は、多入力多出力(MIMO)システム200における送信機システム210(たとえば、アクセスポイント100)および受信機システム250(たとえば、SET116、SET122)の実施形態のブロック図である。送信機システム210において、いくつかのデータストリーム用のトラフィックデータがデータソース212から送信(TX)データプロセッサ214に供給される。しかしながら、例示的なMIMOシステム200が記載されているが、他のシステム(たとえば、SISO、MISO、SIMOなど)が使用される場合があるので、いくつかの実施形態ではMIMOは使用されないことに留意されたい。送信機システム210において、いくつかのデータストリーム用のトラフィックデータがデータソース212から送信(TX)データプロセッサ214に供給される。
[0077]いくつかの実施形態では、各データストリームは、それぞれの送信アンテナを介して送信される。TXデータプロセッサ214は、コード化データを供給するために、データストリームごとのトラフィックデータを、そのデータストリーム用に選択された特定のコーディング方式に基づいてフォーマットし、コーディングし、インターリーブする。
[0078]データストリームごとのコード化データは、OFDM技法を使用してパイロットデータと多重化される場合がある。パイロットデータは、通常、既知の方式で処理された既知のデータパターンであり、チャネル応答を推定するために受信機システムで使用される場合がある。次いで、データストリームごとの多重化されたパイロットデータおよびコード化データは、変調シンボルを供給するために、そのデータストリーム用に選択された特定の変調方式(たとえば、BPSK、QSPK、M−PSK、またはM−QAM)に基づいて変調(すなわち、シンボルマッピング)される。データストリームごとのデータレート、コーディング、および変調は、プロセッサ230によって実行される命令によって決定される場合がある。
[0079]次いで、すべてのデータストリーム用の変調シンボルがTX MIMOプロセッサ220に供給され、TX MIMOプロセッサ220は、(たとえば、OFDMの場合)その変調シンボルをさらに処理することができる。次いで、TX MIMOプロセッサ220は、NT個の変調シンボルストリームをNT個の送信機(TMTR)222a〜222tに供給する。いくつかの実施形態では、TX MIMOプロセッサ220は、データストリームのシンボル、およびシンボルの送信元のアンテナにビームフォーミング重みを適用する。
[0080]各送信機222は、1つまたは複数のアナログ信号を供給するために、それぞれのシンボルストリームを受信および処理し、さらに、MIMOチャネルを介して送信するのに適した被変調信号を供給するために、それらのアナログ信号を調整(たとえば、増幅、フィルタ処理、およびアップコンバート)する。送信機222a〜222tからのNT個の被変調信号は、次いで、それぞれNT個のアンテナ224a〜224tから送信される。
[0081]受信機システム250において、送信された被変調信号はNR個のアンテナ252a〜252rによって受信され、各アンテナ252からの受信信号は、それぞれの受信機(RCVR)254a〜254rに供給される。各受信機254は、それぞれの受信信号を調整(たとえば、フィルタ処理、増幅、およびダウンコンバート)し、サンプルを供給するために調整された信号をデジタル化し、さらに、対応する「受信」シンボルストリームを供給するために、それらのサンプルを処理する。
[0082]次いで、RXデータプロセッサ260は、NR個の受信機254からNR個の受信シンボルストリームを受信し、NT個の「検出」シンボルストリームを供給するために、特定の受信機処理技法に基づいて処理する。次いで、RXデータプロセッサ260は、データストリーム用のトラフィックデータを復元するために、各検出シンボルストリームを復調し、デインターリーブし、復号する。RXデータプロセッサ260による処理は、送信機システム210でのTX MIMOプロセッサ220およびTXデータプロセッサ214によって実施される処理と相補関係にある。
[0083]プロセッサ270は、どのプリコーディング行列を使用すべきかを周期的に決定する(以下で説明される)。プロセッサ270は、行列インデックス部分とランク値部分とを備える逆方向リンクメッセージを構築する。
[0084]逆方向リンクメッセージは、通信リンクおよび/または受信データストリームに関する様々なタイプの情報を備える場合がある。次いで、逆方向リンクメッセージは、データソース236からいくつかのデータストリーム用のトラフィックデータも受信するTXデータプロセッサ238によって処理され、変調器280によって変調され、送信機254a〜254rによって調整され、送信機システム210に返信される。2つ以上の受信機、送信機、およびアンテナグループは、別々のネットワーク、たとえば、IEEE802.11のWLANネットワークおよびLTE、WCDMA、またはcdma2000のHPRDネットワークにアクセスするように、構成される場合がある。いくつかの実施形態では、単一の受信機、送信機、およびアンテナグループが、少なくとも2つの別々のネットワークにアクセスするように、構成される場合がある。同様に、複数のネットワーク用の通信および/またはデータを処理するために、複数のプロセッサが含まれる場合がある。さらに、複数のネットワーク用の通信および/またはデータを処理するように、単一のプロセッサが構成される場合がある。
[0085]送信機システム210において、受信機システム250からの被変調信号は、アンテナ224によって受信され、受信機222によって調整され、復調器240によって復調され、受信機システム250によって送信された逆方向リンクメッセージを抽出するために、RXデータプロセッサ242によって処理される。次いで、プロセッサ230は、ビームフォーミング重みを決定するためにどのプリコーディング行列を使用すべきかを決定し、次いで抽出されたメッセージを処理する。
[0086]前述されたように、H−SLP142の機能のうちの1つは、IPまたはTCP/IPを介して通信するSET116およびSET122にロケーションサービスを提供することである。いくつかの事例では、H−SLP142は、測位でSETを十分に支援することができない場合がある。これらの事例では、D−SLPは、測位でSETを支援する、H−SLPよりも優れた能力を有する場合がある。そのような事例では、D−SLPは、SETに改善された(局所化された)ロケーションサービスを提供するために使用される場合がある。
[0087]加えて、D−SLPは、H−SLPを動作する同じエンティティによって動作される場合があるか、またはサードパーティによって動作される場合がある。H−SLPの事業者またはプロバイダは、H−SLPの事業者またはプロバイダとD−SLPの事業者またはプロバイダとの間の取引関係の一部として、SETがD−SLPにアクセスすることを可能にするために、D−SLPの事業者またはプロバイダと交渉することができる。さらに、SETがD−SLPを発見したとき、SETは、認可プロセスを介してそのD−SLP(たとえば、許可されるサービスのタイプ、サービスエリア、サービス時間ウィンドウなど)に対するアクセス権について、そのH−SLPに照会することができる。
[0088]いくつかの実施形態では、SUPL CS146は、H−SLP142がD−SLP(たとえば、D−SLP132、D−SLP134)を認可するとき、H−SLP142によって提供される情報と同じまたは同様のD−SLP用の情報を構成することができる。結果として、SET116またはSET122は、H−SLP142を使用する認可方法、またはSUPL CS146を使用する構成方法を使用して、D−SLPについて知ることができる。SUPL CS146を使用する構成方法は、本明細書でさらに定義される。
[0089]SUPL CS146を使用する構成方法は、D−SLP(たとえば、D−SLP132、D−SLP134)を構成するために使用される場合がある。いくつかの実装形態では、SUPL CS146は、モバイル事業者、モバイル仮想ネットワーク事業者(MVNO)、ローミングパートナ、相手先商標製造会社(OEM)、オペレーティングシステムプロバイダ、モデムプロバイダ、またはアプリケーションプロバイダに属するH−SLP、D−SLP、および/またはE−SLPを構成することができる。
[0090]SET116またはSET122におけるSUPL CS146によるSLPの構成は、(i)多数(たとえば、数百もしくは数千)のH/D/E−SLPの構成をサポートすること、(ii)矛盾する、および/もしくは自己矛盾するSLP割当て(たとえば、同じアプリケーション用のH−SLPとD−SLPの両方として同じSLPが構成される場合)を管理および回避すること、ならびに/または、(iii)SUPLロケーションサービス用のアンカーポイントとしてH−SLPを使用する既存のSUPL原理に従うことを行うために、望ましい場合がある。
[0091]加えて、SUPL CS146の目的は、アプリケーション識別情報に基づくSLPの差別化を可能にすることであり得る。たとえば、キャリア自体のアプリケーションのみが、キャリアのH−SLPに対するロケーションアクセスを許可される場合がある。他のアプリケーションは、キャリアのH−SLPに対するアクセスを許可する協定が締結されない限り、それら自体のH−SLPを有する必要があり得る。
[0092]したがって、アプリケーション識別情報に基づくSLPの差別化の要件をさらに満足しながら実装形態を簡略化するために、本発明の実施形態は、(i)(アプリケーションが多くとも1つのH−SLPに関連付けられた識別情報またはIDを有することができる場合)アプリケーション当たりただ1つのH−SLPを構成することと、(ii)割り当てられたH−SLPをもたないアプリケーションにデフォルトのH−SLPを提供することと、(iii)H−SLP当たり複数のD/E−SLPの構成を可能にすることと、(iv)各構成されたSLPをさらなる構成データで構成することとを行う方法を開示する。
[0093]SLP用のさらなる構成データには、限定はしないが、SLPの完全修飾ドメイン名(FQDN)、SLPのタイプ(H/D/E−SLP)、SLPがH−SLPであるときの1つもしくは複数のD−SLPおよび/もしくはE−SLPとのSLPの関連付け、SLPがD−SLPである場合SLPがSETによってアクセスされ得る条件、ならびに/またはE−SLPアクセス用の条件が含まれ得る。D−SLPアクセスおよびE−SLPアクセス用にSUPL CS146によって構成され得る条件は、H−SLP142がSETにD−SLPまたはE−SLPを認可しているとき、D−SLPアクセスまたはE−SLPアクセス用にH−SLP142が示すことができる条件と同じか、またはそのサブセットであり得る。より一般的には、特定のH−SLP142に関係する、SUPL CS146によって構成されたSLPデータは、D−SLPおよびE−SLP用のデータを構成するために認可方法が使用されるとき、H−SLP142によって認可され得るデータと同じであるか、またはそのサブセットであり得る。これにより、使用される特定の認可方法の結果として様々なアクションをとる必要がある、SLPデータで構成されているSETに対する必要なしに、SLPデータを構成するいずれかの方法が使用されることが可能になる場合がある。これにより、SETの実装形態が簡略化される場合がある。しかしながら、SLPデータを構成するH−SLPの認可方法とは対照的に、データを構成するSUPL CSの方法により、SET内で複数のH−SLPが構成されることが可能になる場合があり、各H−SLPはアプリケーションの異なるセットに関連付けられる。さらに、各構成されたH−SLPは、D−SLPおよびE−SLPのそれ自体のセットに関連付けられる場合がある。SET内の任意のアプリケーションがロケーションサービスを必要とする(たとえば、SETの現在位置および/または現在速度を必要とする)とき、SET(またはSET内の測位エンジン)は、アプリケーションに割り当てられているH−SLP、またはこのH−SLPに関連付けられたD−SLPもしくはE−SLPを使用することができる。SUPL(たとえば、SUPLバージョン2.1またはSUPLバージョン3.0)で定義されたルールにより、SETまたは測位エンジンが、アプリケーション用のH−SLPにアクセスするか、このH−SLPに関連付けられた特定のD−SLPもしくはE−SLPにアクセスするかを決定することが可能になる場合がある。任意のアプリケーションを別個のH−SLPに関連付ける能力は、SET内のSLPデータを構成するH−SLP認可方法によってサポートされ得る機能ではない場合がある。したがって、SUPL CSの構成の方法はより柔軟であり得る。
[0094]図3Aは、本発明のいくつかの実施形態による、SLP用の情報の構成を記載する例示的なシステム図300を示す。図3Aは、1からNまで数字で標示された(たとえば、各々が別個のアプリケーションIDを有する)N個の別個のアプリケーションを示し、ここでN≧1である。図3Aは、各アプリケーションがどのようにして1つのH−SLPに関連付けられ得るかを示す。場合によっては、2つ以上のアプリケーション(たとえば、図3AのApp1およびApp2)が、同じH−SLPに関連付けられる場合がある。他の場合(たとえば、図3AのH−SLPN)では、アプリケーションは、特定のH−SLPに関連付けられるべき唯一のアプリケーションであり得る。図3Aはまた、構成されたH−SLPを有していないアプリケーション(図3Aの場合、これはAppN)に関連付けられ得るH−SLPDefと標示されたデフォルトのH−SLPを示す。1つまたは複数のアプリケーションに関連付けられた図3Aの各H−SLPはまた、それ自体の関連するD−SLPおよび/またはE−SLPのセットを有する場合がある。たとえば、H−SLP1の場合、関連するD−SLPおよび/またはE−SLPのこのセットは、D/E−SLP11からD/E−SLP1Mによって表される。図3Aは、同じ数N個の(デフォルトではない)H−SLPとアプリケーションとを示すが、H−SLPの数とアプリケーションの数は異なる場合があることに留意されたい。さらに、図3Aは、H−SLP当たり同じ数M(ここでM≧0)個のD/E−SLPを示すが、H−SLP当たりのD/E−SLPの数は異なる場合がある。図3Aは、SLPがどのようにしてアプリケーションのセット用にSUPL CSによってSET内で構成され得るかを示す。
[0095]図3Aに示されたように、いくつかの実施形態によれば、各アプリケーション(たとえば、アプリケーション150)は、アプリケーションに関連付けられた特定のH−SLP(たとえば、H−SLP142)であり得る1つのアンカーSLPを有する場合がある。加えて、アプリケーションが要求するものに依存して定義された多くのH−SLPが存在する場合がある。その上、各H−SLP(たとえば、H−SLP142)は、それ自体の定義されたD/E−SLPのセット(たとえば、D−SLP132、D−SLP134)を有する場合がある。
[0096]図3Aに示された例では、H−SLP1310は、Application1305用のアンカーSLPであり得る。同じ例を続けると、H−SLP1310は、Application2306用のアンカーSLPでもあり得る。加えて、H−SLP1310は、それ自体のD/E−SLPのセット(たとえば、D/E−SLP11315からD/E−SLP1m316)を有する場合がある。
[0097]その上、H−SLPi311は、Applicationk307用のアンカーSLPであり得る。同じ例を続けると、H−SLPi311は、それ自体のD/E−SLPのセット(たとえば、D/E−SLPi1からD/E−SLPim)を有する場合がある。
[0098]さらに、事前構成されたH−SLPを有していないアプリケーション(たとえば、ApplicationN320)は、デフォルトのH−SLPDef325に対するデフォルトになり得る。そのようなデフォルトのH−SLP325は、それ自体の固有のH−SLPを割り当てられていない任意のアプリケーション(たとえば、ApplicationN320)に割り当てられる場合がある。デフォルトのH−SLP325は、デフォルトのH−SLP325用に構成され得るか、またはデフォルトのH−SLP325によって認可され得る、それ自体のD−SLPおよびE−SLPのセット(たとえば、D/E−SLPdef1330からD/E−SLPdefP331)を有する場合がある。最後に、いくつかの実施形態によれば、各D/E−SLPは、SUPL2.1またはSUPL3.0ですでに定義されたD/E−SLPアクセスルールに準拠するアクセスルールを構成している場合がある。
[0099]図3Bは、いくつかの実施形態による、システム図300からの対応するH−SLPに関連するアプリケーション用の例示的なマッピング表を示す。前述されたように、各アプリケーションは、そのアプリケーションに明確に関連付けられたH−SLPであり得る、1つのアンカーSLPを有する場合がある。たとえば、Application1305は、そのアンカーSLPとしてH−SLP1310を有することができる。加えて、Application2306も、そのアンカーSLPとしてH−SLP1310を有することができる。その上、ApplicationK307は、そのアンカーSLPとしてH−SLPI311を有することができる。前述されたように、事前構成されたH−SLPを有していないアプリケーション(たとえば、ApplicationN320)は、デフォルトのH−SLP325に対するデフォルトになり得る。
[0100]図3Cは、一実施形態による、システム図300からの対応するH−SLPに関連するD/E−SLP用のマッピング表を示す。前述されたように、各H−SLPは、D−SLPおよび/またはE−SLPのセットを有することができる。図3Aおよび図3Cに示されたように、D/E−SLP315およびD/E−SLP316は、両方ともH−SLP1310に関連付けられ得る。同様の方式で、H−SLPI、H−SLPN、およびデフォルトのH−SLP325は、各々それ自体のD/E−SLPのセットを有することができる。
[0101]図3Aに明示的に示されていない任意のさらなるH−SLPおよびD/E−SLP用(たとえば、N>3のときのH−SLP2、またはH−SLP3用の)のさらなるデータが、図3Bおよび図3C(図示せず)の表に存在する場合があることに留意されたい。図3Bおよび図3Cに示された表は、SET116内の様々なアプリケーション用のロケーションサービスをサポートするために使用されるべき、H−SLP、D−SLP、およびE−SLPに関するデータを、SET116内でSUPL CS146によって構成する1つの例示的な方法を提供することができる。たとえば、データは、これらの表に従って構成される場合がある。図3Bの表の場合、各アプリケーション(たとえば、Application1)は、別個のアプリケーションID、アプリケーション名、および/またはアプリケーションプロバイダを使用して識別される場合がある。各H−SLPは、FQDNおよび/またはIPアドレスを使用して識別される場合がある。図3Cの表の場合、各SLPは、D/E−SLPの場合SLPがD−SLPであるか、E−SLPであるかの指示とともに、FQDNおよび/またはIPアドレスによって識別される場合がある。
[0102]いくつかの実施形態によれば、SUPL CS146は、アンカーSLPの概念を維持することによって、余分で矛盾するSLP割当てを除去することができる。各アプリケーションがちょうど1つのH−SLPを有することを保証することによって、SUPL CS146は、そうでなければH−SLPとアプリケーションに割り当てられた何らかの他のH−SLP用のD−SLP(またはE−SLP)の両方と同じSLPをアプリケーションが割り当てられる場合があった、余分で矛盾するSLP割当てを除去することができる。結果として、いくつかの事例では、本発明は、プロビジョニングとメンテナンスとを簡略化することができる。加えて、開発および実装形態も簡略化され得る。さらに、SET内の実装形態は、SUPLにSLPアクセス用の新しいルールを導入することなく、行われ得る。したがって、システムは、既存のバージョンのSUPLに実装され得る。
[0103]SUPL CS146は、SET116内のSLP(たとえば、H−SLP、D−SLP、E−SLP)の識別情報をプロビジョニングまたは構成するためのいくつかの高度な機能要件を実装する場合がある。高度な機能要件は、複数のH−SLPの構成をサポートすることと、H−SLPごとに1つまたは複数のE−SLPの構成をサポートすることと、H−SLPごとに1つまたは複数のD−SLPの構成をサポートすることと、SUPLに対する新しい影響を回避するために既存のバージョンのSUPLで定義されたSLP情報と一致するSLP用の構成情報を保持することと、ただ1つの構成されたH−SLPプラスこのH−SLP用に構成されたか、またはこのH−SLPによって認可された任意のD−SLPおよびE−SLPに対するアプリケーションのアクセスを許可することと、アプリケーションの認可をサポートすることとを含む場合がある。高度な機能要件は下記にさらに記載される。
[0104]1つまたは複数の構成では、SUPL CS146は、複数のH−SLPの構成をサポートすることができる。加えて、SUPL CS146は、H−SLPごとに1つまたは複数のE−SLPの構成をサポートすることができる。その上、SUPL CS146は、H−SLPごとに1つまたは複数のD−SLPの構成をサポートすることができる。前述されたように、H/D/E−SLPは、モバイル事業者、MVNO、OEMベンダ、オペレーティングシステムプロバイダ、モデムプロバイダ、モバイルアプリケーションプロバイダ、または何らかの他の組織もしくはエンティティに関連付けられる(たとえば、それらによって所有され、動作される)場合がある。
[0105]1つまたは複数の構成では、SLP用の構成情報は、SUPLに対する新しい影響を回避するために既存のバージョンのSUPLで定義されたSLP情報と一致する場合がある。結果として、H−SLP142の場合、構成情報はH−SLPのアドレスに限定される場合がある。加えて、D−SLP132の場合、構成情報は、SUPL2.1またはSUPL3.0内のD−SLP認可方法を使用してH−SLP142によって提供されたD−SLP情報と同じか、またはそのサブセットであり得、関連するH−SLPのアドレスを含む場合がある。その上、E−SLPの場合、構成情報は、SUPL3.0内のH−SLP認可方法を使用してH−SLP142によって提供されたE−SLP情報と同じか、またはそのサブセットであり得、関連するH−SLPのアドレスを含む場合がある。
[0106]1つまたは複数の構成では、アプリケーション150は、ただ1つの構成されたH−SLP142プラス構成されたH−SLP142用に構成されたか、または構成されたH−SLPによって認可された任意のD−SLP(たとえば、D−SLP132、D−SLP134)およびE−SLPにアクセスすることを許可され得る。加えて、アプリケーションは、デフォルトのH−SLP325プラスこのデフォルトのH−SLP用に構成されたか、またはこのデフォルトのH−SLPによって認可された任意のD−SLP(たとえば、D−SLP330、D−SLP331)およびE−SLPにアクセスすることを許可される場合がある。
[0107]1つまたは複数の構成では、SUPL CS146は、アプリケーション150の認可をサポートすることができる。アプリケーションの認可の一部としてSET116に提供された情報は、限定はしないが、アプリケーションID(たとえば、SUPL2.0のアプリケーションID)、H−SLPのアドレスを含む場合があり、その後にアプリケーションの再認可が必要とされる持続時間を含む場合がある。
[0108]いくつかの実施形態によれば、SUPL CS146は、デバイス管理(DM)機能を使用して、複数のSLP(たとえば、H−SLP、D−SLP、およびE−SLP)が任意のSET用に構成されることを可能にすることができる。DM機能は、ホームネットワーク事業者によって動作される場合があり、SUPL CS146によってサポートされる場合がある。
[0109]1つまたは複数の構成では、DMにより、サードパーティがモバイルデバイス(たとえば、SET116)の構成を遂行することが可能になり得る。サードパーティは、通常、ワイヤレス事業者、サービスプロバイダ、または会社の情報管理部門であり得る。DMを介して、外部のパーティは、リモートで、パラメータを設定するか、端末のトラブルシューティングサービスを実行するか、またはソフトウェアをインストールもしくはアップグレードすることができる。
[0110]SUPL CS146は、SET116がSUPLロケーションサービスを要求するためにアクセスすることが許可される、SLP用の情報を構成することができる。そのような要求されるサービスには、支援データ(AD)の要求および受信、ロケーションオンデマンド、ならびに定期的およびトリガされたロケーション提供が含まれ得る。任意のSLP用の構成された情報は、SLPアドレスおよび特定のSLPにアクセスするためにSET116がその中にいなければならない地理的領域などのSLPにアクセスするための任意の制限または条件と、SLPにアクセスするためにSET116が使用していなければならないいくつかのアクセスネットワークのうちの1つと、アクセスが許可される週内の特定の日または日の時間とを含む場合がある。
[0111]加えて、SUPL CS146はまた、SET116内のどのアプリケーションが特定のSLPにアクセスすることを許可または要求のいずれかをされるかを構成することができる。アプリケーション用の構成情報は、許可または要求されたSLPのアドレスと、場合によっては特定のSLPにアクセスするための基本設定とを含む場合がある。
[0112]しかしながら、いくつかの実装形態では、SUPL CSは、アプリケーション情報を構成するときよりも前に、どのアプリケーションがSET116内で動作しているかを決定することができない場合がある。したがって、SET116内の特定のアプリケーションのために(たとえば、DMを介して)SLP情報とアプリケーション情報とを一緒に構成することは可能ではない場合があり、それにより、SET116内にあり得るすべての使用可能なアプリケーション用の情報を構成することが必要になる。すべての使用可能なアプリケーション用の情報を構成することは、原理的に実現可能ではあり得るが、これが必要とされ得る潜在的に非常に多数の(たとえば、場合によっては数千の)アプリケーションが、これを非効率的および非現実的にする可能性がある。したがって、DMを使用する前には使用可能ではない場合がある、SET116内で実際に動作しているアプリケーション用の情報のみを構成することが好ましい場合がある。加えて、いくつかのアプリケーションは、構成されたH−SLP(および/またはこの構成されたH−SLPに関連付けられた任意のD−SLPもしくはE−SLP)から無認可のSUPLサービスを取得するために、この構成されたH−SLPを有する他のアプリケーションになりすます場合がある。したがって、アプリケーションの何らかの形態の認証が必要とされる場合がある。
[0113]したがって、いくつかの実施形態によれば、SLP情報とアプリケーション情報とを構成することは、下記に記載されるように、2つの別々の手順を使用して実施される場合がある。2つの別々の手順は、SET内のSLP情報を構成することと、アプリケーション用の情報を構成することとを含む場合がある。いくつかの実装形態では、SET内のSLP情報を構成する手順は、図3Cに例示されたデータを含むデータ、またはそれらと同じデータを提供することができる。いくつかの実装形態では、SET内のアプリケーション用の情報を構成する手順は、図3Bに例示されたデータを含むデータ、またはそれらと同じデータを提供することができる。図3Bおよび図3Cの別々の表によって例示されたように、(たとえば、図3Aのシステム図300によって例示された)SLP構成情報が2つの別々のデータセットに分割され得るという事実により、(たとえば、ただ1つの手順を使用してすべてのデータを構成することと比較して)さらなる複雑さを持ち込まずに、下記にさらに記載される2つの別々の手順を使用する構成が可能になり得る。
[0114]SET内のSLP情報の構成(第1の手順)
[0115]たとえば、第1の手順は、(画定された地理的領域内にいること、許可されたアクセスネットワークのセットのうちの1つを使用すること、および特定の日または特定の時間のみにSLPにアクセスすることなどの)任意の構成されたSLPにアクセスするための条件を含む、SET116内のSLP情報を構成するために使用される場合がある。いくつかの事例では、第1の手順は、アプリケーション用の任意の情報を構成しない場合がある。加えて、第1の手順は、SUPL CS事業者の制御下でSUPL CS146から誘発される場合がある。
[0116]この第1の手順を用いて、SUPL CSは、SET116内の1つまたは複数のH−SLP(たとえば、H−SLP142、H−SLP310)を構成することができる。加えて、構成されたH−SLPごとに、SUPL CS146は、1つまたは複数のD−SLPおよび/またはE−SLP(たとえば、D−SLP132、D−SLP134)を構成することができる。H−SLPごとに構成された情報は、H−SLPのアドレス(たとえば、FQDN)のみに限定される場合がある。D−SLPおよびE−SLPごとに構成された情報は、D−SLPまたはE−SLPのアドレス(たとえば、FQDN)と、画定された地理的領域内にいること、または特定のアクセスネットワークによってサービスされることをSET116に要求することなどの、SET116によりD−SLPまたはE−SLPにアクセスする上での制限とを含む場合がある。既存のバージョンのSUPLに影響することを回避するために、H−SLP、D−SLP、またはE−SLP用に構成された情報は、これらのSLP用の既存のバージョンのSUPL内のH−SLPによってD−SLPとE−SLPとを認可する方法のためにすでに定義された情報と同じであるように、またはそのサブセットであるように制限される場合がある。
[0117]前述されたように、いくつかの実施形態によれば、以下が起こり得る。H−SLPの場合、構成情報はH−SLPのアドレスに限定され、D−SLPの場合、構成情報は、SUPL2.1またはSUPL3.0においてH−SLPによる認可用に提供されたD−SLP情報と同じであるか、またはそのサブセットであり、関連するH−SLPのアドレスを含み、E−SLPの場合、構成情報は、SUPL3.0においてH−SLPによる認可用に提供されたE−SLP情報と同じであるか、またはそのサブセットであり、関連するH−SLPのアドレスを含む。
[0118]いくつかの実施形態によれば、2つ以上のH−SLP142が構成されるとき、ロケーションサービスを取得するためにどのH−SLP142を使用するかをSET116が決定することは問題であり得る。SUPLにさらなる影響を持ち込むことを回避するために、SET116にロケーションサービスを要求するSET116内部の各アプリケーションは、1つの特定のH−SLP142を使用することに制限される場合がある。したがって、アプリケーションがロケーションサービスを要求するとき、SET116は、どのH−SLP142にアクセスするかを知る。1つまたは複数のD−SLP(たとえば、D−SLP132、D−SLP134)および/またはE−SLPがこのH−SLP用に構成されている場合、SET116はまた、H−SLP142用の特定の構成されたD−SLP132またはE−SLPにアクセスすることを許可され得る。
[0119]構成されたD−SLPまたはE−SLPにアクセスするための条件は、H−SLPによって認可されたD−SLPまたはE−SLPにアクセスするための、SUPL2.1またはSUPL3.0において定義された条件と同じであり得る。これらの条件は、H−SLP、このH−SLPに関連付けられたゼロ以上のD−SLPのセット、およびこのH−SLPに関連付けられたゼロ以上のE−SLPのセットからなる選定から、どのSLPにSETがアクセスすべきかを定義することができる。緊急サービス(たとえば、北アメリカにおける緊急911通話またはヨーロッパにおける緊急112通話)用のロケーションサポートの場合、E−SLPが選ばれ得る。非緊急ロケーションサービスの場合、H−SLPまたはD−SLPが選ばれ得る。SUPLバージョン2.1およびSUPLバージョン3.0内のルールは、非緊急ロケーションサービスの場合SETがどの特定のSLPを使用すべきかを定義し、緊急サービス用のロケーションサポートの場合選定の何らかの狭窄を実現することができる。いくつかの事例では、特定のH−SLPに関連して構成されたD−SLPまたはE−SLPは、H−SLPにより(SUPL内のルールおよび手順に従って)認可されているD−SLPまたはE−SLPと同一の方式で、SETによって扱われる場合がある。これにより、SETがH−SLPによって認可されているD−SLPまたはE−SLPへのアクセスをすでにサポートしていると仮定して、SETにさらなる影響と複雑さとを加えずに、構成されたD−SLPおよびE−SLPのSETによるサポートが可能になり得る。たとえば、構成されたD−SLPまたはE−SLPと認可されたD−SLPまたはE−SLPとの間のだだ1つの差異は、構成されたD−SLPまたはE−SLPが使用に関する時間制限を有していないことであり、したがって、恒久的に認可されたD−SLPまたはE−SLPと同じようにSETによって扱われる場合がある。
[0120]第1の手順を示すために、例示的な方法が記載される。SUPL CS146は、単一のH−SLP142およびいくつかのD−SLP(たとえば、D−SLP132、D−SLP134)であり得るいくつかのSLP用の情報を構成することができる。代替として、それは複数のH−SLPおよび各H−SLP用のいくつかの関連するD−SLPであり得る。構成された情報は、各SLPのアドレスを含むことができる。たとえば、アドレスは、SLPとの通信が必要とされるときはいつでも、SLP用のIPアドレスを得るために、ドメインネームシステム(DNS)サーバを使用してSETによって検索され得る、SLPの完全修飾ドメイン名であり得る。構成された情報は、H−SLP対関連するD−SLPにアクセスするための条件を含むこともできる。H−SLPの場合、構成された情報は、H−SLPが、それ自体の特定のH−SLPを割り当てられていない任意のアプリケーション用のサービスを提供するために利用可能なデフォルトのH−SLP325であるかどうかを示すことができる。2つ以上のデフォルトのH−SLPが構成されるとき、その下でそれがアクセスされ得るその優先順位および条件などのさらなる情報が、デフォルトのH−SLPごとに構成される場合がある。デフォルトのH−SLPは、割り当てられたH−SLPを有していないアプリケーションに利用可能であるだけでなく、いくつかのアプリケーションに明確に割り当てられる場合がある。
[0121]たとえば、D−SLPごとに、システムは、いくつかの関連するネットワーク識別情報と、場合によっては地理的領域とを提供することができ、次いで、SETがそれらの示されたネットワークのうちのいずれかを使用するか、または地理的領域内にいるとき、SETは特定のD−SLPにアクセスすることを知ることができる。加えて、SETが何らかの他の地理的領域内にいるか、または異なるネットワークにアクセスしている場合、SETは異なるD−SLPまたはH−SLPを使用することを知ることができる。
[0122]アプリケーション用の情報の構成(第2の手順)
[0123]いくつかの実施形態によれば、アプリケーション用の情報を構成するために、第2の手順が使用され得る。たとえば、ロケーションサービスを取得するために任意のアプリケーション(App)(たとえば、アプリケーション150)が使用することを許可される単一のH−SLP(たとえば、H−SLP142)を構成するために、第2の手順が使用され得る。たとえば、第2の手順は、図4Aに示されたプロセス400に従って記載されたように動作することができる。
[0124]次に図4Aを参照すると、プロセス400内の402で、App(たとえば、アプリケーション150)は、(たとえば、何らかの高水準オペレーティングシステム(HLOS)のアプリケーションプログラムインターフェース(API)を使用して伝達され得る、SET116の現在位置および/または現在速度に対するロケーション要求を介して)SET116にロケーションサービスを要求する。Appは、識別用のApp名とAppプロバイダ名とを提供することができる。要求は、SET116上のすべてのApp用のロケーション要求をサービスする(たとえば、SET116上のオペレーティングシステムの一部であり得る)SET116上の何らかのOEMサービスレイヤに送られる場合がある。
[0125]404で、OEMサービスレイヤは、これがAppからの最初のロケーション要求であるかどうかを決定する。たとえば、このApp用の以前のロケーションサービス要求についての記録が記憶されていないとき、SET116がSETのユーザによって入手されたので、またはAppがSET116のユーザによって(たとえば、Appストアから)SET116にダウンロードされたので、これがこのAppからの最初のロケーション要求であると見なされる場合がある。これがこのApp用の最初のロケーション要求ではない場合、OEMサービスレイヤは、(i)App用に以前記憶され、ステップ408の(A)で返信されたH−SLPのアドレスに対応する任意のH−SLPのアドレスと、(ii)ステップ408の(B)で返信された持続時間Tに対応するApp用に記憶された任意の持続時間Tとを取り出すことができる。これらの項目の記憶は、App用の最初のロケーション要求についてステップう408が実施されたときよりも前に行われている可能性がある。次いで、OEMサービスレイヤは、H−SLPのアドレスがApp用に取得されたか取得されなかったかに応じて、ステップ408について下記に記載されるように、ステップ410またはステップ412に進むことができる。
[0126]402のロケーション要求がAppからの最初のロケーション要求であるとOEMサービスレイヤが決定した場合、406で、OEMサービスレイヤは、Appについての識別情報とともに、SUPL CS146にサービス要求を送る。いくつかの事例では、SUPL CS146のアドレスは、本明細書で前に記載された第1の手順を使用して、SUPL CS146によって許可されたSLPとともに、SET116上で構成されている可能性がある。加えて、Appについての識別情報は、402で受信されたAppプロバイダ名とApp名とを含むことができる。
[0127]408で、SUPL CS146は、このApp用のオプションのH−SLPのアドレスとオプションの持続時間Tとを返信することができる。これらの項目が返信された場合、OEMサービスレイヤは、次回Appがロケーション要求を発行するときに406および408で要求を繰り返すことを回避するために、Appの識別情報(たとえば、プロバイダ名およびApp名)と、持続時間Tと、提供されたH−SLPのアドレスまたは構成されたデフォルトのH−SLP(たとえば、デフォルトのH−SLP325)などの代替のH−SLPのアドレスとを記録する。これらの項目の記憶は、図3Bに関連して記載されたマッピング表と一致する場合がある。これらの項目が返信されなかった場合、OEMサービスレイヤは、それらが返信されなかったことの指示を記憶することができる。
[0128]H−SLPのアドレスが408で提供されなかった場合、410で、SUPLサービスは、(i)構成されたSLPのうちのいずれかを使用してApp用に許可されないか、または(ii)構成されたデフォルトのH−SLP325を使用して許可されるかのいずれかである。いくつかの事例では、SUPLサービスが構成されたSLPのうちのいずれかを使用してApp用に許可されないときでも、Appは、HLOSまたはOEMベンダのSLPなどの、何らかの他の構成されていないSLPを使用して、SUPLサービスにアクセスすることを許可される場合がある。
[0129]加えて、408でH−SLPのアドレスが提供された場合、または別のH−SLPがOEMレイヤによて見出された場合(たとえば、構成されたデフォルトのH−SLP)、412で、Appは、このH−SLP(たとえば、H−SLP142)から、および(本明細書で前に記載された第1の手順に従って)このH−SLP用にSUPL CS146によって構成された任意のD−SLP(たとえば、D−SLP132、D−SLP134)またはE−SLPから、およびSUPLバージョン2.1またはSUPLバージョン3.0で定義されたH−SLP認可方法に従ってこのH−SLPによって認可された任意のD−SLPまたはE−SLPから、SUPLサービスを受信することを許可される。次いで、OEMサービスレイヤは、H−SLPのアドレスとともに402で受信されたロケーション要求を測位エンジンに送る。いくつかの実施形態では、OEMサービスレイヤと測位エンジンは、同じエンティティ(同じプロセスまたはプログラム)であり得る。
[0130]414で、測位エンジンは、App(たとえば、アプリケーション150)によって要求されたロケーションサービスを取得するために、提供されたH−SLP(たとえば、H−SLP142)、またはH−SLP(たとえば、H−SLP142)用に構成されたか、またはH−SLP(たとえば、H−SLP142)によって認可されたD−SLP(たとえば、D−SLP132)もしくはE−SLPを使用することができる。測位エンジンはまた、D−SLPまたはE−SLPのうちのいずれか用に、第1の手順によって構成されたか、またはH−SLPによって認可された任意のアクセス制限を満たすことができる。
[0131]416で、間隔Tが408で提供された場合、OEMサービスレイヤは、Tが満了した後Appから受信された最初のロケーションサービス要求について、406でその要求を繰り返す。いくつかの事例では、408でH−SLPが提供されなかったときでも、これは適用され得、事業者がApp(たとえば、アプリケーション150)ごとに周期的に、許可されたH−SLP(たとえば、H−SLP142)を変更することが可能になり得る。406で要求を繰り返した後、SUPL CS146は、Appに割り当てられたH−SLPを変更し、前と同じH−SLPを提供することを、ステップ408で繰り返すことができる。
[0132]いくつかの実施形態によれば、上記の手順は、APP構成からSLP構成を分離し、両方が単独で動作することを可能にする。たとえば、SUPL CS146は、App構成情報に影響することなく第1の手順を再実行することによって、SLP用の情報を再構成する(たとえば、H−SLPに対するD−SLPおよびE−SLPの関連付けを変更する、ならびに/または特定のSLPにアクセスするための条件を変更する)ことができる。SUPL CS146は、SLP構成情報に影響することなく第2の手順内のステップ406およびステップ408が実施されたときはいつでも、同様にアプリケーションに対するH−SLPの割当てを変更することができる。いくつかの事例では、上述された第2の手順は、APPがロケーションサービスを要求したときのみ起動され得、ユーザによって新しいAppをダウンロードするために使用される手順に影響しない可能性がある。
[0133]加えて、アプリケーションは、場合によっては、アプリケーションを認証するためにデジタル署名を提供することができる。これは、アプリケーションが他のアプリケーションになりすまし、SUPLを使用して無認可のロケーションサービスを取得するように試みることを防ぐことである。たとえば、あるアプリケーション開発者がロケーションサービスが必要とされるアプリケーションを書く場合があり、そのアプリケーションが関連するSUPLロケーションプロバイダをもたないことが分かる場合がある。しかしながら、アプリケーション開発者は、何らかの他の認可されたアプリケーションになりすますことによって、ロケーションサービスを取得するために、この他のアプリケーションに関連付けられたアプリケーション名を使用することができる。SLPのプロバイダは、認可されたアプリケーションが無認可のアプリケーションよりも良好なロケーションサービスを受信すること、たとえば、認可されたアプリケーションのより多い使用、したがってこれらのアプリケーションのプロバイダに対するより高い収入に導き、次にプロバイダがこれらのアプリケーションによって使用されるSLPのプロバイダに何らかの収入を提供することができることを保証するために、これが行われることを防止したい場合がある。いくつかの他の場合、SLPのプロバイダと認可されたAppのプロバイダは、同じプロバイダであり得る。
[0134](たとえば、プロセス400のステップ406で)SUPL CSに行く要求は、アプリケーション名と、アプリケーションプロバイダと、認証用のデジタル署名とを含むことができる。デジタル署名は、アプリケーション名と、アプリケーションプロバイダ名と、現在の日付または現在の日付時刻とを含むデータ用の署名であり得、アプリケーションプロバイダ用の秘密鍵を使用して、(たとえば、アプリケーションによって、またはあらかじめアプリケーションプロバイダによって)計算される場合がある。デジタル署名用の日付時刻を含めることによって、秘密鍵を知らない何らかのアプリケーションがデジタル署名を生成することは、困難または不可能であり得る。現在の日付または現在の日付時刻が含まれていないときでも、秘密鍵が機密扱いされる場合、およびデジタル署名がセキュアな通信リンクを使用してSUPL CSに転送される場合、別のアプリケーションがデジタル署名を複製することは困難であり得る。SUPL CSが要求を受信したとき、SUPL CSは、最初に、デジタル署名を使用してアプリケーションの識別情報を認証することができ、次いで、そのアプリケーションがSUPLロケーションサービスを受信することを許可されるかどうかを決定することができる。アプリケーションが許可される場合、SUPL CSは、(プロセス400のステップ408でのように)H−SLPのアドレスと、場合によってはいくつかの関連するD−SLPのアドレスとをSETに返信することができる。
[0135]上述されたようにSUPL CS構成を2つの別々の手順に分割すると、本発明においてより大きい効率がもたらされ得る。
[0136]アプリケーションの認証
[0137]本発明のいくつかの実施形態によれば、SUPL CS146は、以下の認証要件をサポートすることができる。SUPL CS146は、OMA DMで定義された認証機構を利用することができ、SUPL CS146は、アプリケーションの認可の一部としてアプリケーションの認証をサポートすることができる。
[0138]加えて、図4Aに記載された第2の手順は、1つのAppが別のAppになりすまし、あるSLPから無認可のロケーションサービスを取得することを回避するために、App(たとえば、アプリケーション150)の認証に対するサポートを含むことができる。これは、図4Aの402での元の要求および406でSUPL CSに送られた要求に含まれるデジタル署名を提供するAppによってサポートされ得る。デジタル署名は、App名およびプロバイダ名を介して、ならびに場合によっては402および406での要求に含まれる場合もある日付または日付時刻を介して、Appによって計算され得る。計算は、App(たとえば、アプリケーション150)とSUPL CS146の両方に知られているが、他のエンティティには知られていない秘密鍵を使用することができる。代替として、計算は、Appのみに知られている非公開鍵を使用することができる。デジタル署名は、たとえば、デジタル署名を生成するためにAppによって使用された同じ秘密鍵を使用することによって、またはデジタル署名を生成するためにAppによって使用された任意の非公開鍵に対応する公開鍵を使用することによって、408でSUPL CS146によって検証される場合がある。次いで、SUPL CS146は、408で、構成されたSLPとのSUPLセッションで使用され得る、App用の新しいAppID(たとえば、SUPL2.0のアプリケーションID)を返信することができる。次いで、OEMサービスレイヤは、402で受信されたAppID、App名、プロバイダ名、およびデジタル署名、ならびに408で受信されたAppIDを保持し記憶する必要があり得る。App名、プロバイダ名、およびデジタル署名は、同じくまたは代わりに、ストレージを削減し、将来のロケーション要求のために比較をより簡単にするために、OEMサービスレイヤによってハッシュされ、次いで記憶される場合がある。App名、プロバイダ名、およびデジタル署名は、将来のロケーション要求のためにAppを識別することができる。しばらく経ったAppからの任意の後のロケーション要求では、Appは、再びApp名と、プロバイダ名と、デジタル署名とを提供することができる。好ましくは、デジタル署名は、402で前に受信された同じデジタル署名であるべきであり、このことは、デジタル署名が新しいロケーション要求に対応する任意の新しい日付または新しい日付時刻についてAppによって再計算されないことを意味する。次いで、OEMサービスレイヤは、Appの識別情報を検証するために、記憶されたApp名と、プロバイダ名と、デジタル署名とを使用することができる。代替として、OEMサービスレイヤがApp名、プロバイダ名、およびデジタル署名のハッシュを記憶した場合、OEMサービスレイヤは、Appの識別情報を検証するために、記憶されたハッシュを、新しく提供されたApp名、プロバイダ名、およびデジタル署名のハッシュと比較することができる。次いで、OEMサービスレイヤは、測位エンジンと構成または認可されたSLPとの間の任意のSUPLロケーションセッション内でAppを識別するために、測位エンジンにロケーション要求を転送するときに記憶されたAppIDを含めることができる。
[0139]次に図4Bを参照すると、本発明のいくつかの実施形態により、認証の別の方法450が開示される。図4Bは、図4Aの406と408との間の認証要求を有する方法を示す。
[0140]OEMサービスレイヤが406でSUPL CS146にサービス要求を送った後、SUPL CS146は、407AでOEMサービスレイヤを介してAppに認証チャレンジを送ることができる。
[0141]407Bで、SUPL CS146は、OEMサービスレイヤを介して送られた、Appからの認証応答を受信することができる。そのようなチャレンジおよび/または応答は、いくつかのよく知られた認証方法のうちの任意の1つを使用することができる。たとえば、SUPL CS146は、ランダムな値(たとえば、ランダムなビット列)と日付時刻とを認証チャレンジに含めることができ、Appは、ランダムな値と、日付時刻と、AppおよびSUPL CS146のみに知られている秘密の認証鍵とを使用して計算された値(たとえば、ビット列)を認証応答に含めることができる。
[0142]この実施形態によれば、408でSUPL CS146によって返信された任意のAppIDは、OEMサービスレイヤによって記憶され、App(たとえば、アプリケーション150)に提供される場合があり、次いで、App(たとえば、アプリケーション150)は、402での将来のロケーション要求における識別に新しいAppIDを使用するはずである(たとえば、OEMサービスレイヤは、次いでAppの識別情報を検証するためにAppIDを使用する)。SUPL CS146は、他の無認可のAppが同じAppIDを覚え使用することを防止するために、416でTが満了するときはいつでも、AppIDを周期的に変更することができる。
[0143]図4Cを参照すると、フローチャート470は、いくつかの実施形態により、SET内の1つまたは複数のアプリケーションを有するSLPを構成するための、SUPL CSによる概略プロセスを記載する。この例示的なフローチャートは、図3A〜図3Cおよび図4Aに関連して記載された構成プロセスと一致する場合がある。たとえば、ブロック472で、SUPL CSは、第1の段階で複数のSUPLロケーションプラットフォーム(SLP)を構成することができる。この第1の段階での構成は、図3Aおよび図3Cの説明と一意する、D−SLPおよび/またはE−SLPをH−SLPと関連付けることを含む場合がある。この第1の段階での構成は、各構成されたSLP用の情報、たとえば、SLPアドレスとSLPがアクセスされ得る条件とを提供することを含む場合もある。D−SLPまたはE−SLP用に構成された情報は、D−SLPまたはE−SLPの認可用にH−SLPによってSETに提供され得る、SUPLバージョン2.1またはSUPLバージョン3.0で定義された情報と同じか、またはそのサブセットであり得る。SUPL CSは、たとえばサービスプロバイダから、複数のSLPを適切に構成するために必要な情報を導出することができる。いくつかの実施形態では、1つのH−SLPは、その複数のD/E−SLPと関連付けられている場合がある。いくつかの実施形態では、SUPL CSは、構成の一部として、1つのH−SLPをデフォルトのH−SLPであるように指定することができ、1つまたは複数のD/E−SLPをデフォルトのH−SLPに関連付けることができる。
[0144]ブロック474で、SUPL CSは、第2の段階でSET内のアプリケーション用の情報を構成することができる。本明細書に記載されたアプリケーション用の情報は、図3Aおよび図3Bの説明と一致して、次にアプリケーションが前記H−SLPと関連付けられ得るように、前記H−SLPの識別情報を含む場合がある。SUPL CSは、たとえばサービスプロバイダから、前記H−SLPを有するアプリケーションを構成するための情報を導出することができる。いくつかの実施形態では、1つのH−SLPは、その複数のアプリケーションと関連付けられている場合がある。第2の段階における構成は、第1の段階とは別々に、または単独で行われる場合があり、図4Aのステップ408に関連して記載されたSUPL CSのアクションと一致する場合がある。第1の段階における構成と第2の段階における構成は、互いに独立している場合があるので、アプリケーションを含んでいるSETだけは、どのH−SLPがアプリケーションに関連付けられているかを知る必要がある。前記H−SLPは、そうでなければ利用可能ではないか、次善であるか、または(たとえば、H−SLP用のサービスプロバイダによって)好まれないので、次いで、SETがD/E−SLPと対話する必要がある場合、前記H−SLPに関連付けられたD/E−SLPは、次いで、変化するか、または再構成され得、SETは、次いで、D/E−SLPとの新しい関連付けが何であれ、単に従うことができる。
[0145]図4Dを参照すると、フローチャート480は、いくつかの実施形態により、SETがSET上で動作するアプリケーション用のロケーションサービスを取得するための例示的な方法を示す。この例示的な方法は、図1A〜図1C、図2、図3A〜図3C、図4A、および図4Bに関連する説明と一致する場合がある。たとえば、ブロック482で、SET(またはSET上のプロセス、オペレーティングシステム、もしくはサービスレイヤ)は、ロケーションサービス要求を受信することができる。ロケーションサービス要求は、SET上で動作するか、またはSETに関連するアプリケーションから発生する場合がある。
[0146]ブロック484で、SETは、アプリケーションが任意の特定のH−SLPに関連付けられているかどうかを決定することができる。たとえば、SETは、図3Bの説明と一致するデータベースまたは表を参照することができる。
[0147]ブロック486で、アプリケーションが特定のH−SLPに関連付けられていると決定された場合、SETは、H−SLPまたはH−SLPに関連付けられた1つもしくは複数のSLPを使用して、ロケーションサービス要求に基づいてロケーションサービスを取得することができる。SETは、たとえば、他のどのSLPがH−SLPに関連付けられているかを見出すために、図3Cの説明と一致するデータベースまたは表を参照することができる。
[0148]ブロック488で、アプリケーションが特定のH−SLPに関連付けられていないと決定された場合、SETは、アプリケーションがデフォルトのH−SLPにアクセスすることを許可されるかどうかの別の決定を行うことができる。この情報は、たとえば、図3Bの説明と一致するデータベースまたは表で見出され得る。
[0149]ブロック490で、アプリケーションがデフォルトのH−SLPにアクセスすることを許可されると決定された場合、SETは、デフォルトのH−SLPを使用して、ロケーションサービス要求に基づいてロケーションサービスを取得することができる。いくつかの実施形態では、SETは、同じくまたは代替として、デフォルトのH−SLPに関連付けられた任意のD/E−SLPを使用することができる。これを行うための動機付けは、本明細書に記載された動機付けまたは当業者に明かな他の動機付けのうちの1つと一致する場合がある。
[0150]ブロック492で、アプリケーションがデフォルトのH−SLPにアクセスすることを許可されないことをイットイットが決定した場合、ロケーションサービス要求は拒絶される場合がある。
[0151]いくつかの実施形態では、ロケーションサービス要求がアプリケーションからの最初の要求である場合、さらなる処理が実行される場合がある。たとえば、この場合、ブロック482の後のブロック484の前に、SETはまた、SUPL構成サーバ(CS)にサービス要求を送信することができ、サービス要求は、アプリケーションに関連する情報を含む。次いで、SETは、アプリケーションがH−SLPに関連付けられているとSUPL CSによって決定された場合、SUPL CSからH−SLPのアドレスを受信することができ、SETは、アプリケーションに関連付けられたH−SLPの受信されたアドレスを記憶することができる。言い換えれば、SETは、アプリケーションがロケーションサービスを要求したときに初めて、SUPL CSから構成情報を取得することができる。次いで、SETは、時間とバッテリ寿命とを最適化するために、構成情報をローカルに記憶することができる。いくつかの実施形態では、認可されたSLPに関連付けられた持続時間は、SUPL CSから受信される場合があり、その結果、持続時間が満了した場合、SETは、もしあればアプリケーションがどのSLPにアクセスすることを認可され得るかを決定するために、再びSUPL CSから新しい構成情報を取得する必要があり得る。
[0152]相互運用性
[0153]本発明のいくつかの実施形態によれば、SUPL CS146は、以下の相互運用性要件をサポートすることができる。SUPL CS146は、OMAのDMリリースとは無関係であり得、SUPL CS146は、いくつかの制限付きでSUPLのリリースとは無関係であり得、モバイル事業者は、自分のH−SLP(たとえば、H−SLP142)またはSUPL CS146を定義するために、SUPL管理オブジェクトを利用することができる。いくつかの事例では、SUPL CS146は、以下の制限付きでSUPLのリリースとは無関係であり得る。D−SLP132はSUPL2.1およびその後のバージョンのみに関連して構成され得、E−SLPはSUPL3.0およびその後のバージョンのみに関連して構成され得る。
[0154]複数のSLPが任意の端末(たとえば、SET)用に構成されることを可能にする複数の態様を記載して、次に、本開示の様々な態様が実装され得るコンピューティングシステムの一例が、図5に関して記載され得る。1つまたは複数の態様によれば、図5に示されたコンピュータシステムは、コンピューティングデバイスの一部として組み込まれる場合があり、コンピューティングデバイスは、本明細書に記載された特徴、方法、および/または方法ステップのうちのいずれかおよび/またはすべてを、実装、実施、および/または実行することができる。たとえば、コンピュータシステム500は、SET116およびSET122などのハンドヘルドデバイスの構成要素のうちのいくつかを表すことができる。ハンドヘルドデバイスは、カメラおよび/またはディスプレイユニットなどの入力知覚ユニットを有する任意のコンピューティングデバイスであり得る。ハンドヘルドデバイスの例には、限定はしないが、ビデオゲームコンソール、タブレット、スマートフォン、およびモバイルデバイスが含まれる。一実施形態では、システム500は、上述されたモバイルデバイス(たとえば、SET116)を実装するように構成される。他の実施形態では、システム500は、SUPL CS146、H−SLP142、またはD−SLP132もしくはD−SLP134の構成要素のうちのいくつかを表すことができる。図5は、本明細書に記載されたように、様々な他の実施形態によって提供される方法を実施することができ、ならびに/またはホストコンピュータシステム、リモートキオスク/端末、ポイントオブセールデバイス、モバイルデバイス、セットトップボックス、および/もしくはコンピュータシステムとして機能することができる、コンピュータシステム500の一実施形態の概略図を提供する。図5は、様々な構成要素の一般化された図を提供するものにすぎず、それらの構成要素のいずれかまたはすべては、必要に応じて利用される場合がある。したがって、図5は、比較的分離された方式または比較的より統合された方式で、個々のシステム要素がどのように実装され得るかを概括的に示している。
[0155]コンピュータシステム500は、バス505を介して電気的に結合され得る(または、必要に応じて他の方法で通信している場合がある)ハードウェア要素を備えて示されている。ハードウェア要素は、限定はしないが、1つまたは複数の汎用プロセッサおよび/または(デジタル信号処理チップ、グラフィックスアクセラレーションプロセッサなどの)1つまたは複数の専用プロセッサを含む、1つまたは複数のプロセッサ510と、限定はしないが、カメラ、マウス、キーボードなどを含むことができる1つまたは複数の入力デバイス515と、限定はしないが、ディスプレイユニット、プリンタなどを含むことができる1つまたは複数の出力デバイス520とを含む場合がある。1つまたは複数のプロセッサ510は、図4Aおよび図4Bに記載された方法を実施するために使用され得る。
[0156]コンピュータシステム500は、限定はしないが、ローカルおよび/もしくはネットワークのアクセス可能ストレージを備えることができ、ならびに/または、限定はしないが、ディスクドライブ、ドライブアレイ、光ストレージデバイス、プログラム可能でフラッシュアップデート可能なランダムアクセスメモリ(「RAM」)および/もしくは読取り専用メモリ(「ROM」)などのソリッドステートストレージデバイスなどを含むことができる、1つまたは複数の非一時的ストレージデバイス525をさらに含む場合がある(および/または、それらと通信している場合がある)。そのようなストレージデバイスは、限定はしないが、様々なファイルシステム、データベース構造などを含む、任意の適切なデータストレージを実装するように構成される場合がある。
[0157]コンピュータシステム500はまた、限定はしないが、モデム、ネットワークカード(ワイヤレスもしくは有線)、赤外線通信デバイス、(Bluetooth(登録商標)デバイス、802.11デバイス、WiFiデバイス、WiMax(登録商標)デバイス、セルラー通信ファシリティなどの)ワイヤレス通信デバイスおよび/またはチップセットなどを含むことができる、通信サブシステム530を含む場合がある。通信サブシステム530は、データが、(一例を挙げると、以下に記載されるネットワークなどの)ネットワーク、他のコンピュータシステム、および/または本明細書に記載された任意の他のデバイスと交換されることを可能にすることができる。多くの実施形態では、コンピュータシステム500は、上述されたように、RAMデバイスまたはROMデバイスを含むことができる非一時的作業メモリ535(たとえば、図2のメモリ232、メモリ272)をさらに備える場合がある。
[0158]コンピュータシステム500はまた、オペレーティングシステム540、デバイスドライバ、実行可能ライブラリ、および/または1つもしくは複数のアプリケーションプログラム545などの他のコードを含む、作業メモリ535内に現在位置するものとして示されたソフトウェア要素を備えることができ、1つまたは複数のアプリケーションプログラム545は、様々な実施形態によって提供されるコンピュータプログラムを備えることができ、ならびに/または、本明細書に記載されたように、他の実施形態によって提供される方法を実施するように、および/もしくはシステムを構成するように設計される場合がある。単に例として、上述された方法に関して記載された1つまたは複数の手順は、コンピュータ(および/またはコンピュータ内のプロセッサ)によって実行可能なコードおよび/または命令として実装され得、一態様では、次いで、そのようなコードおよび/または命令は、記載された方法に従って1つまたは複数の動作を実行するように、汎用コンピュータ(または他のデバイス)を構成する、および/または適応させるために使用され得る。たとえば、アプリケーション150は、図4Aおよび図4Bの方法ではOEMサービスレイヤおよび測位エンジンと呼ばれる場合があるように、いくつかの実施形態では、アプリケーション545の一部であり得る。
[0159]これらの命令および/またはコードのセットは、上述されたストレージデバイス525などのコンピュータ可読記憶媒体上に記憶される場合がある。場合によっては、記憶媒体は、コンピュータシステム500などのコンピュータシステム内に組み込まれる場合がある。他の実施形態では、記憶媒体は、コンピュータシステムとは別個(たとえば、コンパクトディスクなどの取外し可能媒体)であり得、ならびに/または、記憶媒体が、その上に記憶された命令/コードで汎用コンピュータをプログラムし、構成し、および/もしくは適応させるために使用され得るようなインストールパッケージで提供される場合がある。これらの命令は、コンピュータシステム500によって実行可能である実行可能コードの形態をとる場合があり、ならびに/または、(たとえば、様々な一般に利用可能なコンパイラ、インストールプログラム、圧縮/解凍ユーティリティなどのいずれかを使用して)コンピュータシステム500上でコンパイルおよび/もしくはインストールしたときに実行可能コードの形態をとる、ソースコードおよび/もしくはインストール可能コードの形態をとる場合がある。
[0160]特定の要件に従って、相当な変形が行われる場合がある。たとえば、カスタマイズされたハードウェアが使用される場合があり、ならびに/または、特定の要素が、ハードウェア、(アプレットなどのポータブルソフトウェアを含む)ソフトウェア、もしくはその両方で実装される場合がある。さらに、ネットワーク入力/出力デバイスなどの他のコンピューティングデバイスへの接続が採用される場合がある。
[0161]いくつかの実施形態は、本開示による方法を実施するために、(コンピュータシステム500などの)コンピュータシステムを採用する場合がある。たとえば、記載された方法の手順の一部または全部は、プロセッサ510が、作業メモリ535に含まれている(オペレーティングシステム540、および/またはアプリケーションプログラム545などの他のコードに組み込まれ得る)1つまたは複数の命令の1つまたは複数のシーケンスを実行したことに応答して、コンピュータシステム500によって実施される場合がある。そのような命令は、ストレージデバイス525のうちの1つまたは複数などの別のコンピュータ可読媒体から作業メモリ535に読み込まれる場合がある。単に例として、作業メモリ535に含まれている命令のシーケンスの実行は、本明細書に記載された方法の1つまたは複数、たとえば図4に関して記載された方法の手順をプロセッサ510に実施させる場合がある。
[0162]いくつかの実施形態では、システム500は、ワイヤレス通信を可能にするために通信システム530に結合される場合がある(たとえば、単一のアンテナまたは複数のアンテナを備える)アンテナシステム550を含む場合がある。アンテナシステムは、システム200内のアンテナ224a〜224t、252a〜252rのうちのいずれかに対応するか、またはそれらを含む場合がある。
[0163]本明細書で使用する「機械可読媒体」および「コンピュータ可読媒体」という用語は、機械を特定の方式で動作させるデータを提供することに関与する任意の媒体を指す。コンピュータシステム500を使用して実装される一実施形態では、様々なコンピュータ可読媒体は、実行のためにプロセッサ510に命令/コードを提供することに関与する場合があり、ならびに/またはそのような命令/コードを(たとえば、信号として)記憶および/もしくは搬送するために使用される場合がある。多くの実装形態では、コンピュータ可読媒体は、物理記憶媒体および/または有形記憶媒体である。そのような媒体は、限定はしないが、不揮発性媒体、揮発性媒体、および伝送媒体を含む多くの形態をとることができる。不揮発性媒体は、たとえば、ストレージデバイス525などの光ディスクおよび/または磁気ディスクを含む。揮発性媒体は、限定はしないが、作業メモリ535などのダイナミックメモリを含む。伝送媒体には、限定はしないが、バス505を備えるワイヤを含む、同軸ケーブル、銅線、および光ファイバ、ならびに通信サブシステム530の様々な構成要素(および/または通信サブシステム530が他のデバイスとの通信をそれによって実現する媒体)が含まれる。したがって、伝送媒体はまた、(限定はしないが、無線波通信中および赤外線通信中に発生した波などの無線波、音響波、および/または光波を含む)波の形態をとることができる。
[0164]1つまたは複数の例では、記載された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せに実装される場合がある。ソフトウェアに実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信される場合がある。コンピュータ可読媒体はコンピュータデータ記憶媒体を含む場合がある。データ記憶媒体は、本開示に記載された技法を実施するための命令、コード、および/またはデータ構造を取り出すために、1つもしくは複数のコンピュータ、または1つもしくは複数のプロセッサによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。本明細書で使用する「データ記憶媒体」は、一時的な伝播信号を指さない。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読記憶媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、フラッシュメモリ、または、命令もしくはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)、およびブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる場合がある。
[0165]コードは、1つもしくは複数のデジタル信号プロセッサ(DSP)などの1つもしくは複数のプロセッサ、汎用マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブル論理アレイ(FPGA)、または他の等価な集積回路もしくはディスクリート論理回路によって実行される場合がある。したがって、本明細書で使用する「プロセッサ」という用語は、前述の構造、または本明細書に記載された技法の実施に適した任意の他の構造のいずれかを指す場合がある。加えて、いくつかの態様では、本明細書に記載された機能は、符号化および復号のために構成された専用のハードウェアモジュールおよび/またはソフトウェアモジュール内に設けられる場合があるか、または複合コーデックに組み込まれる場合がある。また、本技法は、1つまたは複数の回路または論理要素の中に完全に実装される場合がある。
[0166]本開示の技法は、ワイヤレスハンドセット、集積回路(IC)、またはICのセット(たとえば、チップセット)を含む、多種多様なデバイスまたは装置の中に実装される場合がある。本開示では、開示された技法を実施するように構成されたデバイスの機能的態様を強調するために様々な構成要素、モジュール、またはユニットが記載されているが、それらの構成要素、モジュール、またはユニットは、必ずしも異なるハードウェアユニットによって実現する必要があるとは限らない。むしろ、上述されたように、様々なユニットは、コーデックハードウェアユニット内で組み合わせられるか、またはコンピュータ可読媒体に記憶された適切なソフトウェアおよび/もしくはファームウェアとともに、上述された1つもしくは複数のプロセッサを含む、相互動作可能なハードウェアユニットの集合体よって実現される場合がある。
[0167]種々の例が記載された。これらおよび他の例は、以下の特許請求の範囲内にある。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
セキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)対応端末(SET)でアプリケーションにロケーションサービスを提供するための方法であって、
SUPL構成サーバ(SUPL CS)により、第1の段階で前記SET内の複数のSUPLロケーションプラットフォーム(SLP)を構成することと、
前記SUPL CSにより、第2の段階で前記アプリケーション用の前記SET内の情報を別個に構成することと、ここにおいて、前記アプリケーション用の構成情報は、前記第1の段階で構成された特定のホームSLP(H−SLP)の識別情報を含む、
を備える、方法。
[C2]
前記第1の段階で構成することは、前記複数のSLPに対応するSLP情報を前記SETに送信することを含み、前記第2の段階で構成することは、前記特定のH−SLPに対応するH−SLP情報を前記SETに送信することを含む、C1に記載の方法。
[C3]
前記SLP情報は、前記複数のSLPに関連付けられたアドレスを含み、前記H−SLP情報は、前記特定のH−SLPに関連付けられたアドレスを含む、C2に記載の方法。
[C4]
前記SUPL CSは、前記第1の段階の一部として、少なくとも1つのH−SLPを構成する、C1に記載の方法。
[C5]
前記SUPL CSは、前記第1の段階の一部として、少なくとも1つの構成されたH−SLP用の少なくとも1つの発見SLP(D−SLP)を構成する、C1に記載の方法。
[C6]
前記SUPL CSは、前記第1の段階の一部として、少なくとも1つの構成されたH−SLP用の少なくとも1つの緊急SLP(E−SLP)を構成する、C1に記載の方法。
[C7]
前記アプリケーションは、ただ1つの構成されたH−SLP、ならびに前記ただ1つの構成されたH−SLPによって認可されるか、または前記ただ1つの構成されたH−SLP用に構成された任意のD−SLPおよびE−SLPへのロケーションアクセスを許可される、C1に記載の方法。
[C8]
前記アプリケーションは、前記第2の段階の一部として、H−SLPで構成されず、
前記アプリケーションは、前記第1の段階で構成されたデフォルトのH−SLP、ならびに前記構成されたデフォルトのH−SLPによって認可されるか、または前記構成されたデフォルトのH−SLP用に構成された任意のD−SLPおよびE−SLPへのロケーションアクセスを許可される、
C7に記載の方法。
[C9]
前記SUPL CSが、前記第2の段階の一部として、前記アプリケーションの認可をサポートする、C1に記載の方法。
[C10]
前記認可の一部として前記SETに提供された情報は、SUPL2.0のアプリケーションIDとH−SLPのアドレスとを含むことができる、C9に記載の方法。
[C11]
前記SETに提供された前記情報は、その後に前記アプリケーションの再認可が必要とされる持続時間をさらに含む、C10に記載の方法。
[C12]
前記アプリケーションは、前記認可の一部としてSUPL CSによって認証される、C9に記載の方法。
[C13]
セキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)対応端末(SET)でアプリケーションにロケーションサービスを提供するためのセキュアユーザプレーンロケーション構成サーバ(SUPL CS)であって、
1つまたは複数のプロセッサと、
前記1つまたは複数のプロセッサによって実行されたとき、
第1の段階で前記SET内の複数のSUPLロケーションプラットフォーム(SLP)を構成することと、
第2の段階で前記アプリケーション用の前記SET内の情報を別個に構成することと、ここにおいて、前記アプリケーション用の構成情報は、前記第1の段階で構成された特定のホームSLP(H−SLP)の識別情報を含む、
を前記SUPL CSに行わせるコンピュータ可読命令を記憶するメモリと
を備える、SUPL CS。
[C14]
前記命令は、
前記第1の段階において、前記複数のSLPに対応するSLP情報を前記SETに送信することと、
前記第2の段階において、前記特定のH−SLPに対応するH−SLP情報を前記SETに送信することと
を前記SUPL CSにさらに行わせる、C13に記載のSUPL CS。
[C15]
前記SLP情報は、前記複数のSLPに関連付けられたアドレスを含み、前記H−SLP情報は、前記特定のH−SLPに関連付けられたアドレスを含む、C14に記載のSUPL CS。
[C16]
前記第1の段階の一部として、少なくとも1つのH−SLPを構成する命令をさらに備える、C13に記載のSUPL CS。
[C17]
前記第1の段階の一部として、少なくとも1つの構成されたH−SLP用の少なくとも1つの発見SLP(D−SLP)を構成する命令をさらに備える、C13に記載のSUPL CS。
[C18]
前記第1の段階の一部として、少なくとも1つの構成されたH−SLP用の少なくとも1つの緊急SLP(E−SLP)を構成する命令をさらに備える、C13に記載のSUPL CS。
[C19]
前記アプリケーションは、ただ1つの構成されたH−SLP、ならびに前記ただ1つの構成されたH−SLPによって認可されるか、または前記ただ1つの構成されたH−SLP用に構成された任意のD−SLPおよびE−SLPへのロケーションアクセスを許可される、C13に記載のSUPL CS。
[C20]
前記アプリケーションは、前記第2の段階の一部として、H−SLPで構成されず、前記第1の段階で構成されたデフォルトのH−SLP、ならびに前記構成されたデフォルトのH−SLPによって認可されるか、または前記構成されたデフォルトのH−SLP用に構成された任意のD−SLPおよびE−SLPへのロケーションアクセスを許可される、C19に記載のSUPL CS。
[C21]
前記第2の段階の一部として、前記アプリケーションの認可をサポートする命令をさらに備える、C13に記載のSUPL CS。
[C22]
前記認可の一部としてSUPL対応端末(SET)に提供された情報は、SUPL2.0のアプリケーションIDとH−SLPのアドレスとを含み得る、C21に記載のSUPL CS。
[C23]
前記SETに提供された前記情報は、その後に前記アプリケーションの再認可が必要とされる持続時間をさらに含む、C22に記載のSUPL CS。
[C24]
前記アプリケーションは、前記認可の一部としてSUPL CSによって認証される、C21に記載のSUPL CS。
[C25]
セキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)対応端末(SET)でアプリケーションにロケーションサービスを提供するためのコンピュータ実行可能命令を記憶する1つまたは複数のコンピュータ可読媒体であって、前記命令が、実行されたとき、
第1の段階で前記SET内の複数のSUPLロケーションプラットフォーム(SLP)を構成することと、
第2の段階で前記アプリケーション用の前記SET内の情報を別個に構成することと、ここにおいて、前記アプリケーション用の構成情報は、前記第1の段階で構成された特定のホームSLP(H−SLP)の識別情報を含む、
をSUPL構成サーバ(SUPL CS)に含まれる1つまたは複数のコンピューティングデバイスに行わせる、1つまたは複数のコンピュータ可読媒体。
[C26]
前記命令は、
前記第1の段階において、前記複数のSLPに対応するSLP情報を前記SETに送信することと、
前記第2の段階において、前記特定のH−SLPに対応するH−SLP情報を前記SETに送信することと
を前記1つまたは複数のコンピューティングデバイスにさらに行わせる、C25に記載の1つまたは複数のコンピュータ可読媒体。
[C27]
前記SLP情報は、前記複数のSLPに関連付けられたアドレスを含み、前記H−SLP情報が、前記特定のH−SLPに関連付けられたアドレスを含む、C26に記載の1つまたは複数のコンピュータ可読媒体。
[C28]
セキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)対応端末(SET)でアプリケーションにロケーションサービスを提供するための装置であって、
第1の段階で前記SET内の複数のSUPLロケーションプラットフォーム(SLP)を構成するための手段と、
第2の段階で前記アプリケーション用の前記SET内の情報を別個に構成するための手段と、ここにおいて、前記アプリケーション用の構成情報は、前記第1の段階で構成された特定のホームSLP(H−SLP)の識別情報を含む、
を備える、装置。
[C29]
前記第1の段階で構成するための前記手段は、前記複数のSLPに対応するSLP情報を送信するための手段を含み、前記第2の段階で構成するための前記手段が、前記特定のH−SLPに対応するH−SLP情報を送信するための手段を含む、C28に記載の装置。
[C30]
前記SLP情報は、前記複数のSLPに関連付けられたアドレスを含み、前記H−SLP情報は、前記特定のH−SLPに関連付けられたアドレスを含む、C29に記載の装置。
[C31]
セキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)対応端末(SET)に関連付けられたアプリケーション用のロケーションサービスを取得する前記SETの方法であって、
ロケーションサービス要求を受信することと、
前記アプリケーションがホームSUPLロケーションプラットフォーム(H−SLP)に関連付けられているかどうかを決定することと、
前記アプリケーションが前記H−SLPに関連付けられていると決定された場合、前記H−SLPを使用して、または前記H−SLPに関連付けられた1つもしくは複数のSLPからのSLPを使用して、前記ロケーションサービス要求に基づいてロケーションサービスを取得することと
を備える、方法。
[C32]
前記アプリケーションが前記H−SLPに関連付けられていないと決定された場合、
前記アプリケーションは、デフォルトのH−SLPへのアクセスを許可されるかどうかを決定すること
をさらに備える、C31に記載の方法。
[C33]
前記アプリケーションが前記デフォルトのH−SLPへのアクセスを許可されると決定された場合、前記デフォルトのH−SLPを使用して、前記ロケーションサービス要求に基づいてロケーションサービスを取得すること
をさらに備える、C32に記載の方法。
[C34]
前記アプリケーションが前記デフォルトのH−SLPを使用することを許可されないと決定された場合、前記ロケーションサービス要求を拒絶すること
をさらに備える、C32に記載の方法。
[C35]
前記ロケーションサービス要求が前記アプリケーションからの最初の要求であるかどうかを決定することと、
前記ロケーションサービス要求が前記アプリケーションからの前記最初の要求であると決定された場合、
SUPL構成サーバ(CS)にサービス要求を送信することと、ここにおいて、前記サービス要求は前記アプリケーションに関連する情報を含む、
前記アプリケーションが前記H−SLPに関連付けられていると前記SUPL CSによって決定された場合、前記SUPL CSから前記H−SLPのアドレスを受信することと、
前記アプリケーションに関連付けられた前記H−SLPの前記受信されたアドレスを記憶することと
をさらに備える、C31に記載の方法。
[C36]
前記H−SLPの前記アドレスに関連付けられた持続時間を受信すること
をさらに備える、C35に記載の方法。
[C37]
前記H−SLPに関連付けられた前記1つまたは複数のSLPが、前記アプリケーションからの前記ロケーションサービス要求に応答するために、前記H−SLPによって認可された、1つもしくは複数の発見SUPLロケーションプラットフォーム(D−SLP)および/または1つもしくは複数の緊急SUPLロケーションプラットフォーム(E−SLP)を備える、C31に記載の方法。
[C38]
前記H−SLPに関連付けられた前記1つまたは複数のSLPが、前記アプリケーションからの前記ロケーションサービス要求に応答するために、SUPL CSによって構成された、1つもしくは複数のD−SLPおよび/または1つもしくは複数のE−SLPを備える、C31に記載の方法。
[C39]
セキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)対応端末(SET)に関連付けられたアプリケーション用のロケーションサービスを取得するための前記SETであって、
ロケーションサービス要求を受信することと、
前記アプリケーションがH−SLPに関連付けられているかどうかを決定することと、
前記アプリケーションが前記H−SLPに関連付けられていると決定された場合、前記H−SLPを使用して、または前記H−SLPに関連付けられた1つもしくは複数のSLPからのSLPを使用して、前記ロケーションサービス要求に基づいてロケーションサービスを取得することと
を行うように構成された、1つまたは複数のプロセッサ
を備える、SET。
[C40]
前記1つまたは複数のプロセッサは、
前記アプリケーションが前記H−SLPに関連付けられていないと決定された場合、
前記アプリケーションがデフォルトのH−SLPへのアクセスを許可されるかどうかを決定すること
を行うようにさらに構成された、C39に記載のSET。
[C41]
前記1つまたは複数のプロセッサは、
前記アプリケーションが前記デフォルトのH−SLPへのアクセスを許可されると決定された場合、前記デフォルトのH−SLPを使用して、前記ロケーションサービス要求に基づいてロケーションサービスを取得すること
を行うようにさらに構成された、C40に記載のSET。
[C42]
前記1つまたは複数のプロセッサは、
前記アプリケーションが前記デフォルトのH−SLPを使用することを許可されないと決定された場合、前記ロケーションサービス要求を拒絶すること
を行うようにさらに構成された、C40に記載のSET。
[C43]
前記1つまたは複数のプロセッサが、
前記ロケーションサービス要求が前記アプリケーションからの最初の要求であるかどうかを決定することと、
前記ロケーションサービス要求が前記アプリケーションからの前記最初の要求であると決定された場合、
SUPL構成サーバ(CS)にサービス要求を送信することと、ここにおいて、前記サービス要求は前記アプリケーションに関連する情報を含む、
前記アプリケーションが前記H−SLPに関連付けられていると前記SUPL CSによって決定された場合、前記SUPL CSから前記H−SLPのアドレスを受信することと、
前記アプリケーションに関連付けられた前記H−SLPの前記受信されたアドレスを記憶することと
を行うようにさらに構成された、C39に記載のSET。
[C44]
前記1つまたは複数のプロセッサが、
前記H−SLPの前記アドレスに関連付けられた持続時間を受信すること
を行うようにさらに構成された、C43に記載のSET。
[C45]
前記H−SLPに関連付けられた前記1つまたは複数のSLPは、前記アプリケーションからの前記ロケーションサービス要求に応答するために、前記H−SLPによって認可された、1つもしくは複数の発見SUPLロケーションプラットフォーム(D−SLP)および/または1つもしくは複数の緊急SUPLロケーションプラットフォーム(E−SLP)を備える、C39に記載のSET。
[C46]
前記H−SLPに関連付けられた前記1つまたは複数のSLPが、前記アプリケーションからの前記ロケーションサービス要求に応答するために、SUPL CSによって構成された、1つもしくは複数のD−SLPおよび/または1つもしくは複数のE−SLPを備える、C39に記載のSET。
[C47]
アプリケーション用のロケーションサービスを取得するためのコンピュータ実行可能命令を記憶する1つまたは複数のコンピュータ可読媒体であって、前記命令が、実行されたとき、
ロケーションサービス要求を受信することと、
前記アプリケーションがH−SLPに関連付けられているかどうかを決定することと、
前記アプリケーションが前記H−SLPに関連付けられていると決定された場合、前記H−SLPを使用して、または前記H−SLPに関連付けられた1つもしくは複数のSLPからのSLPを使用して、前記ロケーションサービス要求に基づいてロケーションサービスを取得することと
を1つまたは複数のコンピューティングデバイスに行わせる、1つまたは複数のコンピュータ可読媒体。
[C48]
アプリケーション用のロケーションサービスを取得するための装置であって、
ロケーションサービス要求を受信するための手段と、
前記アプリケーションがホームSUPLロケーションプラットフォーム(H−SLP)に関連付けられているかどうかを決定するための手段と、
前記アプリケーションが前記H−SLPに関連付けられていると決定された場合、前記H−SLPを使用して、または前記H−SLPに関連付けられた1つもしくは複数のSLPからのSLPを使用して、前記ロケーションサービス要求に基づいてロケーションサービスを取得するための手段と
を備える、装置。