JP6359239B2 - プロセス制御システム内の装置に複数トリップ限界値を適用する方法および装置 - Google Patents

プロセス制御システム内の装置に複数トリップ限界値を適用する方法および装置 Download PDF

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Description

本開示は、概括的にはプロセス制御システムに関し、より具体的には、プロセス制御システム内の装置に複数のトリップ限界値を適用する方法および装置に関する。
化学プロセス、石油プロセスまたはその他のプロセスで使用されるようなプロセス制御システムは、典型的には、アナログバス、デジタルバスまたはアナログ/デジタルバスの組み合わせを介して1つ以上のフィールド装置に通信可能に結合された1つ以上のプロセスコントローラを備える。そのフィールド装置は、たとえばバルブ、バルブポジショナ、スイッチ、送信器(たとえば温度、圧力、および流量センサー)などであり得り、バルブ開閉、プロセス制御パラメータ計測などのプロセス内部のプロセス機能を実行する。プロセスコントローラは、フィールド装置によって作成された、プロセス測定値を表す信号を受け取り、この情報を処理することにより、制御ルーチンを実行するため、さもなければプロセス制御システムの動作を管理するため制御信号を生成する。
現在、多くの業界では、プロセス制御システムを実装するにあたって、プロセス制御システムのフィールド装置、コントローラ、およびその他の要素に関するデジタル制御および通信を使用している。デジタル制御および通信の進歩に伴い、フィールド装置とコントローラ間の通信を容易にする目的で、多数の標準デジタル通信プロトコルとともにアナログとデジタルの組み合わせによるオープン通信プロトコルが開発されてきた。それらのプロトコルのいくつかは、一般的に機能ブロックと呼ばれる基本構成要素としてのソフトウェア構成ブロックを利用するものである。
一般に、機能ブロックは、実行時にプロセス制御システムに関する1つ以上の動作アルゴリズムまたはシーケンスを遂行するプログラムであり、プロセスエンジニアによって当該機能ブロックが設定される。多くの種類の機能ブロックが存在し、通常は、その各々がプロセス制御ルーチンの特定部分を実行する。典型的には、機能ブロックは、プロセス制御システム内部の入力、制御、出力、およびその他の機能を実行するものであり、プロセス制御システム全体に分散するコントローラおよび/またはフィールド装置内にダウンロードして例示することができる。
たとえば、パラメータ(たとえば温度、歪み、流量など)を測定するように構成されたセンサーまたは送信器内にアナログ入力(AI)機能ブロックを例示することができ、またコントローラ内にアナログボーター(AVTR)機能ブロックを例示することができる。このアナログボーターは、AI機能ブロックを実行するセンサーまたは送信器と通信することができ、そのアナログ入力を設定されたトリップ限界値と比較し、その比較に基づいて、適切な応答を作動して実施すべきか判定する。AVTR機能ブロックは、設定トリップ限界値と比較される複数の入力を受け取ることができるために「ボーター(投票者)」ブロックと呼ばれ、その比較は各々が1票を構成する。ある入力が設定トリップ限界値を超えると、AVTR機能ブロックは、当該出力を「トリップ発生」に設定するための1票としてそのイベントをカウントする。入力による「投票」がトリップに必要な数だけ行われると、AVTR機能ブロックの出力がトリップ発生値に移行する。
同様の方法で他の多くの種類の機能ブロックをフィールド装置およびコントローラ内部に例示し、通信媒体を介して相互リンクすることができ、それにより、プロセス制御方式のほほすべての所望の機能が実行される。
1つの例において、プロセス制御システム内の装置に複数のトリップ限界値を適用する方法は、当該装置の動作と関連づけられたパラメータの値を監視すること、およびその装置の動作状態を示す入力を受け取ることを含み、このとき第一の入力が第一の動作状態を示し、第二の入力が第二の動作状態を示す。第一の入力を受け取ると、機能ブロックを介して当該パラメータの値を第一のトリップ限界値と比較し、第二の入力を受け取ると、その機能ブロックを介して当該パラメータの値を第二のトリップ限界値と比較し、その比較に基づいて応答を実施する。
別の例において、プロセッサは、動作時に機能ブロックを実行して、プロセス制御システム装置の動作状態を示す入力を受け取るとともに、その装置の動作と関連づけられたパラメータに関する第一および第二のトリップ限界値を受け取る。その第一および第二のトリップ限界値は、それぞれ当該装置の第一および第二の動作状態と関連づけられている。さらにプロセッサは上記機能ブロックを実行して、当該装置が第一の動作状態にある時点を判定する。その判定は、当該装置が第一の動作状態にあることを入力が示していれば第一のトリップ限界値を有効化し、当該装置が第二の動作状態にあることを入力が示していれば第二のトリップ限界値を有効化し、及びパラメータが有効トリップ限界値を超えた時点を判定し、及び、当該装置が第一の動作状態にある時に応答を実施する。
例示プロセス制御システムの概略図である。 図1の例示オペレータステーションの実装態様例を示す図である。 プロセス制御システム装置の単一パラメータに複数のトリップ限界値を適用するように構成された図2の機能ブロックの既知の制御モジュールに関する既知の概略図である。 図3に示した既知のCALC機能ブロックの論理を構成するための既知の機能ブロック構成インタフェースを示す図である 図1および/または図2の例示オペレータステーションを介してプロセス制御システム装置の単一パラメータに複数のトリップ限界値を適用するように構成された図2の機能ブロックの制御モジュールの例示概略図である。 図5に示したAVTR機能ブロックのパラメータを構成するための例示機能ブロック構成インタフェースを示す図である。 図1および/または図2の例示オペレータステーションを実現するために実行される例示プロセスを表すフローチャートである。 図7の例示プロセスを実行するために、かつ/あるいは、より一般的には図1および/または図2の例示オペレータステーションを実現するために使用および/またはプログラムすることができる例示コンピュータの概略図である。
多くのプロセス制御システムスキームの下では、単一の装置に複数のトリップ限界値を適用することが望ましい。たとえば、制御システム内部の一部のパラメータ(温度、圧力など)は、上限および下限を有するある範囲内である必要があり、したがって下限値と上限値を必要とする。他の状況において、制御システム内部のパラメータが一方の側の限界のみを有することもある。しかし、プロセスエンジニアは、連続的な各限界値を超えた時に異なる応答を実施する複数階層の限界値を設定することができる。たとえば、あるパラメータについて、超過時に警告を与える第一の上限値を設け、その第一の上限値よりも高い上限値(一般的に上上限値と呼ばれる)として、重大警告を与え、かつ/または当該装置を安全状態(たとえば停止)に移行させる第二の上限値を設けることができる。
さらに別の状況において、プロセスエンジニアは、装置の動作状態に基づき、プロセス制御システム環境内の装置に関して複数の異なる限界値を設定することができる。たとえば、典型的な機械保護システムでは、振動の危険レベルを規定する振動トリップ限界値について、機械の通常の運転状態(以下、通常動作状態と呼ぶ)の過程で限界値を超過した時に機械を安全状態(たとえばオフ状態)に移行させるように設定することができる。しかし、それ以外の動作状態(たとえば始動、低速ロール、保守など)では、通常動作状態ではない状態であるために特定の動作状態(すなわち高い振動)になることが予想されるにもかかわらず、機械の振動が通常運転時の振動トリップ限界値を超え、トリップが発生して機械を停止させることがある。したがって、通常動作状態以外のある既知の状態に適用すべき異なるトリップ限界値を設けることが望ましい。本明細書では、そのような通常動作状態以外の動作状態を異常動作状態と呼ぶ。
典型的には、プロセス制御システム内の装置に関して複数のトリップ限界値を実装する場合、プロセスエンジニアは、装置の第一の動作状態(すなわち通常動作状態)と関連づけられた第一のトリップ限界値を設定した後、トリップ乗算係数を設定することができる。このトリップ乗算係数は、異常動作状態の間に有効化され、第一のトリップ限界値にその係数を掛けることによってトリップ限界値を効果的に引き上げるものである。それら2つの値の積が異常動作状態で適用される第二のトリップ限界値になる。どの時点でトリップ乗算係数を有効化すべきかという指定は、典型的にはキースイッチ、押しボタンなどを制御システムに配線することによって達成される。オペレータがキースイッチを入れると、制御システムに信号が送られ、乗算係数が有効化され及び結果として第二のトリップ限界値が適用される。しかし、この従来方式には、いくつかの問題および/または限界がある。
第一に、誤動作によってキースイッチが不適切に有効位置に切り換えられる可能性があり、それに該当するかどうかを制御システムが検出する方法がない。そのため、装置が第一のトリップ限界値を適用すべき通常動作状態にありながら、第二のトリップ限界値が使用されることがありえる。これにより、パラメータが第一のトリップ限界値を超えた時に意図されたトリップ応答が実施されず、潜在的に安全でない状態および/またはその他の望ましくない動作状態が引き起こされる可能性がある。
第二に、トリップ乗算係数と関連づけられたタイムリミットが存在せず、異常動作状態に対応する第二のトリップ限界値を無効化することができない。たとえば、多くの事例において、異常動作状態の典型的な継続時間が知られており(たとえば機械が始動に要する時間)、その時間を超えた異常動作状態の継続は、安全でない状態および/またはその他の望ましくない動作状態を意味する可能性がある。したがって、タイムリミットがなければ、第二のトリップ限界値を適用すべき時間経過を追跡するのはオペレータの仕事になるため、エラーの可能性が生じ、かつ/またはプロセス制御システムの動作に関係した別のタスクからオペレータの注意がそらされることになる。この問題をより深刻化させるものとして、複数トリップ限界値の典型的な実装においては、第二のトリップ限界値について装置を監視すべき時間が終了するまで、キースイッチまたはその他の異常動作状態インジケータをオンにしておかなければならない。したがって、オペレータは、異常動作状態の時間経過を追跡しなければならないだけでなく、その間ずっとキースイッチの位置を保持しなければならず、プロセス制御システムの他の側面に注意を向けることがさらに制限されることになる。
第三に、上述の装置に複数のトリップ限界値を適用する従来方式では、それらのトリップ限界値が互いに独立していない。むしろ、第二のトリップ限界値(異常動作状態と関連づけられた値)は、乗算係数用いた第一のトリップ限界値を基にしている。そのため、エンジニアが第二のトリップ限界値はそのままで第一のトリップ限界値を変更しようとすれば、乗算係数と変更後の第一のトリップ限界値の積が元の第二のトリップ限界値と変わらないようにしなければならず、そのためには逆算して乗算係数を適切に調整する必要がある。しかし、エンジニアが第一のトリップ限界値を調整しながら、その変更結果に基づく乗算係数の再計算に失敗した場合、第二のトリップ限界値が誤った値になり、第一のトリップ限界値を調整した方向に応じて、装置のトリップが早すぎるか、または遅すぎるという結果になる可能性がある。
最後に、トリップ限界値の変更時にありえる設定エラーとして、トリップ乗算係数が解除された時点でトリップ限界値を第一のトリップ限界値(通常動作状態と関連づけられた値)に戻さないことがある。典型的方式において、乗算係数を適用する時点(すなわち装置が異常動作状態にある時点)及び、普通のやり方で第一のトリップ限界値と乗算係数の実際の乗算の判定は、計算(CALC)機能ブロックを通じて達成される。CALC機能ブロックにより、プロセスエンジニアは、入力を用いて適切な出力を決定するカスタムコードを書くことができる。オペレータおよび/またはエンジニアが書いた論理式が誤っていれば、制御システムに適用される適切なトリップ限界値も誤りになるか、あるいは構成された機能ブロックが不適切に動作する可能性がある。機能ブロックを使用したこのような既知の方式の実際のデジタル制御構成とそれに付随する限界については、図3および図4に関連して以下により詳しく説明する。
図1は例示プロセス制御システム100の概略図である。図1の例示プロセス制御システム100は、1つ以上のプロセスコントローラ(その中の1つを参照番号102で示す)、1つ以上のオペレータステーション(その中の1つを参照番号104で示す)、および1つ以上のワークステーション(その中の1つを参照番号106で示す)を備える。例示プロセスコントローラ102、例示オペレータステーション104、および例示ワークステーション106は、バスおよび/またはローカルエリアネットワーク(LAN)108を介して通信可能に結合されており、これは一般的にアプリケーション制御ネットワーク(ACN)と呼ばれるものである。
図1の例示オペレータステーション104により、オペレータおよび/またはエンジニアは、1つ以上のオペレータディスプレイ画面および/またはアプリケーションを閲覧および/または操作して、このオペレータディスプレイ画面および/またはアプリケーションによりプロセス制御システム変数の見る、プロセス制御システム状態の見る、プロセス制御システム条件の見る、プロセス制御システムアラームの見る、および/またはプロセス制御システム設定(たとえばセットポイント、動作状態、アラーム解除、アラーム消音など)の変更を行うことができる。図1の例示オペレータステーション104の実装態様例については図2に関連して後述し、例示オペレータステーション104を実装するために使用できる例示機能ブロックおよび関連インタフェースについては図5および図6に関連して後述する。
例示オペレータステーション104は、デジタル制御アプリケーションを含み、かつ/または実装しており、プロセス制御システムのオペレータおよび/またはエンジニアは、これを使用して制御モジュール内部の機能ブロック(たとえば図5の制御モジュール)を構成することができる。図1の例示ワークステーション106は、1つ以上の情報技術アプリケーション、ユーザーインタラクティブアプリケーションおよび/または通信アプリケーションを実行するアプリケーションステーションとして構成することができる。たとえば、主としてプロセス制御関連アプリケーションを実行するようにアプリケーションステーション106を構成する一方、プロセス制御システム100が任意の通信媒体(たとえば無線、有線など)およびプロトコル(たとえばHTTP、SOAPなど)を使用して他の装置またはシステムと通信することを可能にする通信アプリケーションを主として実行するように別のアプリケーションステーション(図示せず)を構成することができる。図1の例示オペレータステーション104および例示ワークステーション106は、1つ以上のワークステーションを使用して、かつ/あるいは他の任意の適切なコンピュータシステムおよび/または処理システムを使用して実装することができる。たとえば、シングルプロセッサのパーソナルコンピュータ、シングルプロセッサまたはマルチプロセッサのワークステーションなどを使用してオペレータステーション104および/またはワークステーション106を実装することが考えられる。
図1の例示LAN108は、任意の所望の通信媒体およびプロトコルを使用して実装することができる。たとえば、例示LAN108は、有線および/または無線Ethernet(登録商標)通信方式に基づくものであってよい。しかし、当業者によって容易に理解されるように、その他の任意の適切な通信媒体および/またはプロトコルを使用することもできる。さらに、図1には単一のLAN108を示しているが、複数のLANおよび/またはその他の代替通信ハードウェアを使用して図1の例示システム間に冗長な通信経路を設けることが可能である。
図1の例示コントローラ102は、デジタルデータバス116および入出力(I/O)ゲートウェイ118を介して複数のスマートフィールド装置110、112および114と結合される。スマートフィールド装置110、112および114は、Fieldbus準拠のバルブ、アクチュエータ、センサーなどであってよく、その場合、スマートフィールド装置110、112および114は、周知のFoundation Fieldbusプロトコルにより、デジタルデータバス116を介して通信する。当然ながら、上記の代わりに他の種類のスマートフィールド装置および通信プロトコルを使用することも可能である。たとえば、スマートフィールド装置110、112および114はその代わりに、周知のProfibusおよびHART通信プロトコルにより、データバス116を介して通信するProfibusおよび/またはHART準拠装置である得る。追加I/O装置(I/Oゲートウェイ118と同様および/または同一のもの)をコントローラ102に結合し、スマートフィールド装置の追加グループ(たとえばFoundation Fieldbus装置、HART装置など)がコントローラ102通信を可能にすることもできる。
例示スマートフィールド装置110、112および114に加えて、1つ以上の非スマートフィールド装置120および122を例示コントローラ102と通信可能に結合することができる。図1の例示非スマートフィールド装置120および122は、たとえば、それぞれの有線リンクを介してコントローラ102と通信する従来の2〜20ミリアンペア(mA)または0〜10ボルト直流(VDC)装置であってよい。
図1の例示コントローラ102は、たとえば、Fisher−Rosemount Systems社(Emerson Process Management社の法人)が販売するDeltaV(登録商標)コントローラであってよい。しかし、その他の任意のコントローラを代わりに使用することも考えられる。さらに、図1には1つのコントローラ102しか示していないが、任意の所望の種類および/または種類の組み合わせの追加コントローラおよび/またはプロセス制御プラットフォームをLAN108に結合することができる。いずれの場合でも、例示コントローラ102は、プロセス制御システム100に関連した1つ以上のプロセス制御ルーチンを実行する。これらのプロセス制御システム100は、システムエンジニアおよび/またはその他のシステムオペレータがオペレータステーション104を使用して生成し、コントローラ102内にダウンロードおよび/または例示されたものである。
詳しくは後述するものとして、図1に示す例示プロセス制御システム100内には、プロセス制御システムオペレータに対して提示される情報を制御するための方法および装置を有利に採用することができるが、当業者によって容易に理解されるように、このようなオペレータに提示される情報を制御するための本明細書に説明する方法および装置を、所望に応じ、図1の例よりも複雑または単純な他のプロセスプラントおよび/またはプロセス制御システム(たとえば、複数の地理的な場所に複数のコントローラが配置されている場合など)に有利に採用することができる。
図2は、図1の例示オペレータステーション104を実装する態様例を示す。図2の例示オペレータステーション104は、少なくとも1つのプログラム可能プロセッサ200を備える。図2の例示プロセッサ200は、プロセッサ200のメインメモリ202内(たとえばランダムアクセスメモリ(RAM)および/または読み出し専用メモリ(ROM)内)にある符号化命令を実行する。プロセッサ200は、プロセッサコア、プロセッサおよび/またはマイクロコントローラなど、任意の種類の処理ユニットであってよい。プロセッサ200は、非限定的な例として、オペレーティングシステム204、デジタル制御アプリケーション206、プロセス制御モジュール208および機能ブロック210を実行することができる。例示オペレーティングシステム204は、Microsoft(登録商標)製品のオペレーティングシステムである。図2の例示メインメモリ202は、プロセッサ200により、かつ/またはプロセッサ200内に実装することができ、プロセッサ200と動作可能に結合された1つ以上のメモリおよび/またはメモリデバイスでありえる。
オペレータおよび/またはエンジニアが例示プロセッサ200をインタラクティブに操作できるようにするため、図2の例示オペレータステーション104は任意の種類のディスプレイ212を備える。例示ディスプレイ212は、プロセッサ200によって、かつ/あるいは、より一般的には例示オペレータステーション104によって実行されるユーザーインタフェースおよび/またはアプリケーションの表示が可能なコンピュータモニター、コンピュータ画面、テレビ、モバイル機器(たとえばスマートフォン、Blackberry(登録商標)および/またはiPhone(登録商標))などを非限定的に含む。
図2の例示オペレーティングシステム204は、例示ディスプレイ212による・及び・又はこれでの表示し、かつ/またはデジタル制御アプリケーション206のためのユーザーインタフェースの表示を容易にする。デジタル制御アプリケーション206は、制御モジュール208の動作またはプロセスを構成および実行することができる。典型的には、制御モジュールは、各プロセス制御システム領域、装置などに関連した制御機能または動作を遂行するために例示および実行される制御ルーチンを含む。より具体的には、制御モジュール208は、制御システム内の1つ以上の機器、装置および/またはその他の要素と関連づけられ、したがって、それらの機器、装置および/または要素を監視および/または制御するために使用される。
例示制御モジュール208は、通信可能に相互接続された複数の機能ブロック210で構成される。それらの機能ブロックは、オブジェクト指向プログラミングプロトコル内のオブジェクトであり、入力に基づいて制御スキーム内の機能を実行し、その制御スキーム内の他の機能ブロックに対して出力を与える。制御モジュール208は、コントローラ(たとえば図1のコントローラ102)の専用とすることができ、場合によっては、フィールド装置(たとえば図1のフィールド装置110、112、114、120、122のいずれか)が制御モジュール208またはその一部を格納および実行することができる。
機能ブロック210のそれぞれに、1つ以上の数学的機能(たとえば加算演算、乗算演算、除算演算など)、論理的機能、式(たとえば論理和、論理積など)、制御機能、インタフェース、チューニング機能、またはプロセス制御システム内部のその他任意の所望の機能を含むことができる。
機能ブロック210は、指定アルゴリズムによる入力パラメータおよび制御パラメータの内部セットを処理するためのソフトウェアおよび/またはその他任意の種類のロジックから構成される。この様にして、機能ブロック210の各々は、機能ブロック210と通信可能に結合された制御モジュール208、その他の機能ブロック、またはその他任意のソフトウェア、プログラム可能装置などが使用するための出力パラメータを作成することができる。機能ブロック210と関連づけられたパラメータには、アプリケーションプロセス全体に関係するもの(たとえば製造ID、装置種別など)、制御機能(たとえばPIDコントローラ、アナログ入力など)を包含するもの、および/または温度センサー、圧力センサー、流量センサーなどのセンサーに対するインタフェースを示しえる。
実行時において、対応する入力値を使用して機能ブロック210が実行された後、その出力(たとえば出力値)が更新され、プロセス制御システムの他の機能ブロック210に対して、かつ/またはこれらの出力を読む(たとえばサブスクリプションまたはバインドによる)その他任意の装置に対してブロードキャストされる。機能ブロック210は、同じフィールド装置の内部に配置することができ、かつ/またはプロセス制御システムの異なる装置内に配置することもできる。
図2には図1の例示オペレータステーション104を実装する態様例を示してあるが、図2に示すデータ構造、要素、プロセスおよび装置については、他の任意の方法による組み合わせ、分割、再配置、省略、除去および/または実装が可能である。さらに、例示オペレーティングシステム204、例示デジタル制御アプリケーション206、例示制御モジュール208、例示機能ブロック210について、かつ/あるいは、より一般的には図2の例示オペレータステーション104について、それらをハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアおよび/またはハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアの任意の組み合わせによって実装することができる。さらにまた、例示オペレータステーション104は、図2に示したものの代わりに、あるいはそれに加えて、追加的な要素、プロセスおよび/または装置を備えることができ、かつ/あるいは例示のデータ構造、要素、プロセスおよび装置の中のいずれか複数またはそのすべてを含むことができる。
図3は、プロセス制御システム装置の単一パラメータに複数のトリップ限界値を適用するように構成された機能ブロック302の既知の制御モジュール300の概略図を示す。図示したように、機能ブロック302の各々は、コンフィギュレーションエンジニアによる割り当てが可能な一意のタグ304によって識別される。また、各機能ブロック302のパラメータは、プロセス制御システム全体でパラメータがどのように伝達されるかを定義するオブジェクト記述またはパラメータ名306によって表現される。したがって、システム内の多くのパラメータは、それぞれのタグ(すなわち、そのパラメータと関連づけられた機能ブロック302のタグ304)およびパラメータ名306を参照することによって一意に識別される。
通常動作状態に対応する第一のトリップ限界値308(図3のNORMAL_TRIP_LIM)は、ブロック310を介したパラメータ入力によって定義される。ブロック314を介してトリップ乗算係数312(図3のTRIP_MULT_FACTOR)が与えられ、詳しくは後述するように、第一のトリップ限界値308とトリップ乗算係数312を乗算することによって第二のトリップ限界値が算出される。アナログ入力(AI)機能ブロック316は、監視対象の装置と関連づけられたパラメータの値を測定および/または受信し、対応する装置パラメータ318を出力する。AI機能ブロック316から出力された装置パラメータ318の値は、入力パラメータ320としてアナログボーター(AVTR)機能ブロック322によって受け付けられる。AVTR機能ブロック322は、その入力パラメータ320としての装置パラメータ318の値をAVTR機能ブロック322の入力トリップ限界値324の値と比較する。装置パラメータ318の値が入力トリップ限界値324を超えると、AVTR機能ブロック322がトリップ出力326をトリップ発生値に設定する。このトリップ発生値は、監視対象の装置の状態に対する応答を実施すべきであることを示す。しかし、入力パラメータ320が入力トリップ限界値324を超えない限り、AVTR機能ブロック322は、限界値のトリップ発生を示すトリップ出力326を与えることはない。本明細書における用語として、パラメータ値が当該トリップ限界値を超えるのは、トリップ限界値が上限値と下限値のどちらに定義されているかに応じ、パラメータがトリップ限界値を上回るか、または下回る、いずれかの場合である。
入力トリップ限界値324は、ブロック310を介して定義された第一のトリップ限界値308に対応するか、またはブロック314を介して入力されたトリップ乗算係数312を第一のトリップ限界値308に乗算した値によって定義される第二のトリップ限界値に対応する。いずれの値がAVTR機能ブロック322の入力トリップ限界値324としての役割を果たすか及び、第二のトリップ限界値の乗算をする決定は、計算(CALC)機能ブロック328によって遂行される。CALC機能ブロック328は、離散入力(DI)機能ブロック334の出力332を介して第一の入力パラメータ330を受け取ることができる。この出力332は、当該装置が異常動作状態にあるかどうかを示すものとして、DI機能ブロック334と関連づけられたキースイッチが操作されたことを示す。CALC機能ブロック328は、乗算係数312および第一のトリップ限界値308をそれぞれ第二および第三の入力パラメータ336および338として受け取ることができる。CALC機能ブロック328によって実行されるアルゴリズムに基づき、図4において後述するように、算出されたトリップ限界値340が確定され、AVTR機能ブロック322に対する入力トリップ限界値324としての役割を果たす。
図4は、図3に示した既知のCALC機能ブロック328を構成するための既知の機能ブロック構成インタフェース400を示す。一般に、CALC機能ブロック328は、入力330、336および338を使用して算出トリップ限界値340をCALC機能ブロック328の出力として確定するための事前設定された固有ロジックを内蔵していない。それに代わるものとして、構成インタフェース400を使用することにより、オペレータおよび/またはエンジニアが書いた符号化論理式402に従って処理される入力330、336および338に基づくCALC機能ブロック328の算出トリップ限界値340の選択を定義することができる。図4において、符号化式402は、第一の入力パラメータ330がTRUE値を有するか検査することによってキースイッチが入れられているか判定することを含む。第一の入力パラメータ330の値(すなわちTRUEか否か)に応じて、次に符号化式402は、第三の入力パラメータ338(第一のトリップ限界値308に対応する)に等しいか、または第三の入力パラメータ338と第二の入力パラメータ336(トリップ乗算係数305に対応する)の積に等しい算出出力値340を定義し、第二のトリップ限界値を導く。このようにして、適切な算出トリップ限界値340が図3に示したAVTR機能ブロック322の入力トリップ限界値324として決定されおよび設定される。
図5は、プロセス制御システム装置の単一パラメータに複数のトリップ限界値を適用するように構成された制御モジュール500の例示概略図を示す。制御モジュール500は、図3に示したAI機能ブロック316および図3に示したDI機能ブロック334から入力を受け取る例示AVTR機能ブロック502を含む。図3に関して先に説明したように、AI機能ブロック316は、監視対象の装置と関連づけられたパラメータの値を測定および/または受信して、装置パラメータ318を生成する。装置パラメータ318は、例示AVTR機能ブロック502に対する第一の入力パラメータ504としての役割を果たす。さらに、DI機能ブロック334は、当該装置が異常動作状態であるかどうかを示す、DI機能ブロック334と関連づけられたキースイッチの入/切に対応した出力332を生成する。出力332は例示AVTR機能ブロック502に受付、異常トリップスタータ入力506としての役割を果たす。これは、AVTR機能ブロック502に対して、装置の異常動作状態と関連づけられた第二のトリップ限界値をいつ適用すべきか、また、装置の通常動作状態と関連づけられた第一のトリップ限界値をいつ適用すべきかを指示するものである。
このようにして、例示制御モジュール500は、どのトリップ限界値をいつ適用すべきか判断することにより、図3の既知の制御モジュール300に関連した問題を回避しながら、複数のトリップ限界値を適用する。具体的には、例示制御モジュール500は、第一および第二のトリップ限界値を設定して、いずれを適用すべきかを決定するためのオペレータおよび/またはエンジニアによる符号化または逆算を必要としない。むしろ、入力504および506に基づき、及び、図6に関して後述するAVTR機能ブロック502と関連づけられた構成インタフェースによってオペレータおよび/またはエンジニアが直接入力したトリップ限界値に基づき、AVTR機能ブロック502内で論理および計算が内部的に実行される。この設定結果から、AVTR機能ブロック502は、関連のトリップ限界値を超えたかどうかを示すトリップ出力508を作成することができる。
図6は、図5に示したAVTR機能ブロック502を構成するための例示機能ブロック構成インタフェース600を示す。例示構成インタフェース600に含まれる入力フィールド602は、装置が第一の動作状態(すなわち通常トリップ限界値)にある時に適用すべき第一のトリップ限界値604、装置が第二の動作状態(すなわち異常トリップ限界値)にある時に適用すべき第二のトリップ限界値606、および/または第二のトリップ限界値と関連づけられたタイムリミット608を定義するパラメータを収集するためのものである。具体的には、例示構成インタフェース600は、入力フィールド602を介して、第一および第二のトリップ限界値604および606の値および単位および、第一および第二のトリップ限界値604および606の方向(すなわち下限値または上限値)ならびに/あるいはその他の情報を収集することができ、インタフェース600は入力フィールド、ドロップダウンメニュー、スライダバー、チェックボックスなどを含むことができる。また、インタフェース600は、トリップ出力508をトリップ発生値に設定すべきか決定する際に1つまたは複数の入力パラメータをアクティブなトリップ限界値と比較するべきかという選択(たとえばチェックボックス610による)の手段も含むことができる。さらに、AVTR機能ブロック502がどのように機能するかをオペレータおよび/またはエンジニアがより詳細に定義するための上記以外の構成パラメータ(図示せず)があってもよい。
前述のように、入力フィールド602を介してトリップ限界値パラメータを指定することにより、既知のAVTR機能ブロックに関する問題が回避される。具体的には、通常トリップ限界値604および異常トリップ限界値606の各々に対する別個の入力フィールド602により、オペレータおよび/またはエンジニアは、パラメータの中の1つを調整し、他のパラメータを逆算または調整する必要なしに他の定数を維持することができる。さらに、トリップ限界値604または606のどちらを適用すべきか決定するためにいかなる符号化も必要とされない。定義済みパラメータ604、606、608および入力504、506に基づき、その決定がAVTR機能ブロック502によって内部的に実行されるためである。同様に、意図的であるか否かにかかわらずトリップ限界値パラメータの中の1つが変更された場合、その変更が他のトリップ限界値パラメータに影響を及ぼすことはない。追加的な利点として、別個の入力フィールド602により、オペレータおよび/またはエンジニアは、2つのトリップ限界値を直接的に確認および/または比較することができる。
上記に加え、タイムリミット608を指定できることにより、異常動作状態に対応する第二のトリップ限界値606がアクティブになりえる時間の限界値が設定されるため、キースイッチが誤動作した場合(たとえばキースイッチが有効位置から動かなくなった場合)、かつ/あるいは装置の異常動作状態が予測および/または所望の時間よりも長く継続している(たとえば始動中、所望の時間内に通常動作状態に到達しない)場合であっても、第二のトリップ限界値606がアクティブのままになることが防止される。さらに、例示制御モジュール500に例示AVTR機能ブロック502が実装されることにより、オペレータは、異常動作状態が継続している全体の間、第二のトリップ限界値を適用すべきであることを示すためにキースイッチを保持し続ける必要がない。むしろ、キースイッチを入れることにより、AVTR機能ブロック502に異常トリップ限界値を適用させることができる。それと同時にタイマーが開始され、タイムリミット608が経過するまでカウントダウンして、装置の実際の動作状態にかかわらず、タイムアウト時にAVTR機能ブロック502が自動的に第一のトリップ限界値に戻る。このような方法により、オペレータは、異常動作状態の継続中にキースイッチを保持し続け及び其の時間を見つける操作に時間を費やすのではなく、他のタスクに注意を集中させることができる。
図7は、図1および/または図2の例示オペレータステーションを実現するために実行される例示プロセスのフローチャートである。より具体的には、プログラムを構成する機械可読命令を使用して図7の例示プロセスを実装することができる。このプログラムは、図8に関して後述する例示コンピュータ800内のプロセッサ812などのプロセッサが実行するためのものであり、CD−ROM、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードドライブ、デジタル多目的ディスク(DVD)、BluRayディスク、またはプロセッサ812と関連づけられたメモリなどの有形コンピュータ可読媒体に格納されたソフトウェア内に具現化される。あるいは、特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラム可能論理デバイス(PLD)、フィールドプログラム可能論理デバイス(FPLD)、ディスクリート論理、ハードウェア、ファームウェアなどの任意の組み合わせを使用して、図7の例示プロセスの一部または全部を実装することができる。また、手作業で、あるいは上記の手法のいずれかの任意の組み合わせとして、たとえばファームウェア、ソフトウェア、ディスクリートロジックおよび/またはハードウェアの任意の組み合わせとして、図7の例示プロセスの一部または全部を実装することができる。さらに、この例示プロセスは図7のフローチャートを参照して説明されているが、図1および/または図2の例示オペレータステーションを実現する他の多くの方法を代替的に使用することもできる。たとえば、例示した各ブロックの実行順序を変更し、かつ/あるいは一部のブロックを変更、除去、または組み合わせることができる。また、たとえば別個の処理スレッド、プロセッサ、装置、ディスクリートロジック、回路などにより、図7の例示プロセスのいずれかまたはすべてを連続しておよび/または並列に実行することができる。
前述のように、有形コンピュータ可読媒体に格納された符号化命令(たとえばコンピュータ可読命令)を使用して、図7の例示プロセスを実装することができる。この有形コンピュータ可読媒体には、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ(ROM)、コンパクトディスク(CD)、デジタル多目的ディスク(DVD)、キャッシュ、ランダムアクセスメモリ(RAM)のほか、任意の時間(たとえば、長期間、恒久的、短時間、一時的バッファリングおよび/または情報のキャッシング)で情報が格納されるその他任意の記憶媒体が含まれる。本明細書における用語として、「有形コンピュータ可読媒体」は、任意の種類のコンピュータ可読記憶装置を含み、かつ伝搬信号を除外するものとして明示的に定義される。追加的または代替的に、非一時的コンピュータ可読媒体に格納された符号化命令(たとえばコンピュータ可読命令)を使用して図7の例示プロセスを実装することができる。この非一時的コンピュータ可読媒体には、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、コンパクトディスク、デジタル多目的ディスク、キャッシュ、ランダムアクセスメモリのほか、任意の時間(たとえば、長期間、恒久的、短時間、一時的バッファリングおよび/または情報のキャッシング)で情報が格納されるその他任意の記憶媒体が含まれる。本明細書における用語として、「非一時的コンピュータ可読媒体」は、任意の種類のコンピュータ可読媒体を含み、かつ伝搬信号を除外するものとして明示的に定義される。本明細書における用語として、「少なくとも」が請求項のプリアンブルと本文をつなぐ語として使用されるとき、これは「含む(comprising)」がオープンエンド(非限定的)であるのと同様にオープンエンドである。したがって、「少なくとも」がプリアンブルと本文をつなぐ語として使われている請求項は、請求項に明示的に記載されたもの以外の要素を含みうる。
図7の例示プロセスはブロック700で開始され、AVTR機能ブロック502(図5)が装置の第一の動作状態(たとえば通常動作状態)と関連づけされた第一のトリップ限界値604(図6)を受け取り、これがメモリ202(図2)に格納される。図示の例において、第一のトリップ限界値604は、例示機能ブロック構成インタフェース600(図6)の例示入力フィールド602における入力として指定されたパラメータによって受付けられる。AVTR機能ブロック502は、装置(ブロック702)の第二の動作状態(たとえば異常動作状態)と関連づけられた第二のトリップ限界値606(図6)も受け取り、これがメモリ202に格納される。第二のトリップ限界値606は、例示機能ブロック構成インタフェース600の別の入力フィールド602における入力として指定されたパラメータによって受けられる。AVTR機能ブロック502は、例示機能ブロック構成インタフェース600の別の入力フィールド602を介して、第二の動作状態にある装置を監視する許容および/または所望最大継続時間に対応したタイムリミット608(図6)も受け取ることができ(ブロック704)、これがメモリ202に格納される。たとえば、オペレータおよび/またはエンジニアは、当該装置が第二の動作状態にとどまる通常および/または予想継続時間(たとえば機械の始動に要する典型的な時間)に基づいて、第二の動作状態に関する許容および/または所望継続時間を設定することができる。追加的および/または代替的に、オペレータおよび/またはエンジニアは、当該装置の動作状態が第二の動作状態を継続することが安全でないか、その他の点で望ましくないとみなされる前の時間に基づいて、第二の動作状態にある装置を監視する許容および/または所望継続時間を設定することができる。オペレータおよび/またはエンジニアが第二の動作状態にある装置を監視する許容および/または所望継続時間に対応したタイムリミット608を設定した場合、必ずしも当該装置が第二の動作状態のままになるのを妨げることにはならない。むしろ、タイムリミット608は、詳しくは後述するように、第一のトリップ限界値に戻すことによって、第二の動作状態に対応した第二のトリップ限界値を基準とする当該装置の監視継続を妨げるものである。
図7の例示プロセスにおいて、デジタル制御アプリケーション206(図2)は、装置の動作と関連づけられたパラメータ(たとえば図5の装置パラメータ318)を監視することができる(ブロック706)。たとえば、図2のデジタル制御アプリケーション206は、図5の例示制御モジュール500に従って配列された機能ブロック210を含む制御モジュール208を例示することができる。AI機能ブロック316(図5)は、装置パラメータ318を出力する装置と関連づけることができ、その装置パラメータ318がAVTR機能ブロック502の入力パラメータ504としての役割を果たす。AVTR機能ブロック502は、上述のトリップ限界値604および606に対して装置パラメータ318を監視する。
ブロック708において、AVTR機能ブロック502は、キースイッチが入れられているか判定する。その判定はDI機能ブロック334を介して実行され、DI機能ブロック334は、VTR機能ブロック502の異常トリップスタータ入力506としての役割を果たす出力332を生成する。上述のように、オペレータは、当該装置が第二の動作状態にあることを示すためにキースイッチを入れ、それにより、装置パラメータ318の監視時に第二のトリップ限界値を適用すべきであることを指示する。しかし、キースイッチの入/切は、それのみでは第二のトリップ限界値606が適用されるかどうかを決定するものではない。それは、AVTR機能ブロック502が第二のトリップ限界値606の適用をタイムリミット608に対応した継続時間に限定するように構成されているためである。したがって、AVTR機能ブロック502は、キースイッチが入っていると判定した場合、その次にタイマーがすでに作動中であるか判定する(ブロック710)。タイマーが作動中でなければ、例示プロセスがブロック712でタイマーを開始し、制御が次のブロック714に渡され、AVTR機能ブロック502が装置パラメータ318について第二のトリップ限界値606を超えているか判定する。AVTR機能ブロック502は、その判定を行うために、パラメータ入力504としての装置パラメータ318を定義済みの第二のトリップ限界値606と比較する。装置パラメータ318が第二のトリップ限界値606を超えていなければ、制御がブロック706に返され、装置パラメータ318の監視が続行される。しかし、図7の例示プロセスにより、装置パラメータ318が第二のトリップ限界値606を超えていると判定された場合(ブロック714)、デジタル制御アプリケーション206は、応答を実施することができる(ブロック716)。たとえば、装置パラメータ318が第二のトリップ限界値606を超えた後、AVTR機能ブロック502の出力は限界値のトリップ発生を示し、これにより警告アラームが作動される。しかし、ブロック716において他の任意の適切な応答を実施することもできる(たとえば装置の停止)。
AVTR機能ブロック502は、ブロック710においてタイマーがすでに作動中(すなわち、それ以前にキースイッチが入れられ、タイマーが開始されている)と判定した場合、タイマーがタイムリミット608を超過していないか確認する(ブロック718)。超過していなければ、当該装置の動作状態の継続時間はまだ許容および/または所望タイムリミット608の範囲内であるので引き続き第二のトリップ限界値606が適用可能である。したがって、例示プロセスは、装置パラメータ318が第二のトリップ限界値606を超えているか判定するために制御をブロック714に返し、それによって処理を続行する。タイマーがタイムリミット608を超過していれば、装置の動作状態(すなわち、通常または異常動作状態)にかかわらず、第一のトリップ限界値604に対して装置パラメータ318を監視しなければならない。したがって、タイマーがタイムリミット608を超過しているとAVTR機能ブロック502が判定した時点で、タイマーがリセットされ(ブロック720)、制御が次のブロック722に渡される。ブロック722では、図7の例示プロセスが装置パラメータ318について第一のトリップ限界値604を超えているか判定する。装置パラメータ318が第一のトリップ限界値604を超えているかどうかは、ブロック714に関連して先に説明した第二のトリップ限界値608の場合と同じ方法で判定されるが、相違は、その比較の対象は第一のトリップ限界値604である。装置パラメータ318が第一のトリップ限界値604を超えていれば、例示プロセスはブロック716に進み、そこでデジタル制御アプリケーション206が適切な応答を実施することができる。装置パラメータ318が第一のトリップ限界値604を超えていなければ、例示プロセスの制御はブロック706に返され、装置パラメータ318の監視が続行される。
ブロック708に戻って、キースイッチが入っていないとAVTR機能ブロック502が判定した場合、例示プロセスはブロック724に進み、タイマーがすでに作動中かAVTR機能ブロック502が判定する。タイマーがすでに作動中(すなわち、それ以前にキースイッチが入れられ、タイマーが開始されている)ならば、AVTR機能ブロック502は、ブロック718に関連して先に説明したようにタイマーがタイムリミット608を超過しているか判定し、例示プロセスは結果に応じて処理を続行する。そのため、このような態様において、オペレータは、タイマーがタイムリミット608を超過していない限り、第二の動作状態の全部の継続中、なおも第二のトリップ限界値608を装置パラメータ318に適用するためにキースイッチを保持し続ける必要がない。キースイッチが入っておらず(ブロック708の判定結果)、タイマーがまだ作動中でない(ブロック724の判定結果)場合、例示プロセスは直接ブロック722に進み、上述のように装置パラメータ318が第一のトリップ限界値604を超えていないか判定する。
図7の例示フローチャートに示すように、装置パラメータ318が第一のトリップ限界値604を超えた(ブロック722の判定結果)後に実施される応答は、装置パラメータ318が第二のトリップ限界値606を超えた(ブロック714の判定結果)時に実施される応答と同じブロック(ブロック716)で表現されている。しかし、いくつかの例では、第一のトリップ限界値604を超えた時に実施される応答について、装置パラメータ318が第二のトリップ限界値606を超えた時に実施される応答と異なるように構成することができる。たとえば、第一の限界値604のトリップ発生によってアラームを作動させ、第二のトリップ限界値606に対しては装置を安全状態(たとえば装置の停止)に移行させることができる。
図8は、図7の例示プロセスを実行するために、かつ/あるいは、より一般的には図1および/または図2の例示オペレータステーション104を実現するために使用および/またはプログラムすることができる例示コンピュータ800の概略図である。本例のシステム800は、プロセッサ812を備える。たとえば、任意の所望の製品ファミリまたはメーカーの1つ以上のマイクロプロセッサまたはコントローラによってプロセッサ812を実装することができる。
プロセッサ812は、ローカルメモリ813(たとえばキャッシュ)を備え、バス818を介して揮発性メモリ814および不揮発性メモリ816を含むメインメモリと通信する。揮発性メモリ814は、シンクロナスダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、RAMBUSダイナミックランダムアクセスメモリ(RDRAM)および/またはその他任意の種類のランダムアクセスメモリデバイスによって実装することができる。不揮発性メモリ816は、フラッシュメモリおよび/またはその他任意の所望の種類のメモリデバイスによって実装することができる。メインメモリ814および816に対するアクセスは、メモリコントローラによって制御される。
コンピュータ800は、インタフェース回路820も備える。インタフェース回路820は、Ethernet(登録商標)インタフェース、ユニバーサルシリアルバス(USB)および/またはPCIExpressインタフェースなど、任意の種類のインタフェース規格によって実装することができる。インタフェース回路820には1つ以上の入力装置822が接続される。入力装置822により、ユーザーは、プロセッサ812に対してデータおよびコマンドを入力することができる。入力装置は、たとえば、キーボード、マウス、タッチスクリーン、トラックパッド、トラックボール、ISOポイントおよび/または音声認識システムによって実装することができる。インタフェース回路820には1つ以上の出力装置824も接続される。出力装置824は、たとえば、表示装置(たとえば液晶ディスプレイ、陰極線管ディスプレイ(CRT)、プリンタおよび/またはスピーカー)によって実装することができる。したがって、インタフェース回路820は、典型的にはグラフィックスドライバカードを備える。
インタフェース回路820は、ネットワーク826(たとえばEthernet(登録商標)接続、デジタル加入者回線(DSL)、電話回線、同軸ケーブル、携帯電話機システムなど)を介した外部のコンピュータとのデータ交換を容易にするため、モデムまたはネットワークインタフェースカードなどの通信装置も備える。
コンピュータ800は、ソフトウェアおよびデータを格納するための1つ以上の大容量記憶装置828も備える。そのような大容量記憶装置828の例には、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ、ハードディスクドライブ、コンパクトディスクドライブおよびデジタル多目的ディスク(DVD)ドライブが含まれる。
図7の例示プロセスを実装するための符号化命令832を大容量記憶装置828、揮発性メモリ814、不揮発性メモリ816および/またはリムーバブル記憶媒体(CDまたはDVDなど)に格納することができる。
本明細書には特定の方法、装置および製造品を例示して説明しているが、本特許の対象範囲はこれらに限定されない。それらの例は、非限定的な具体例を示すことを意図したものである。すなわち、文言上または均等論に基づき添付の請求項の範囲に適正に含まれるすべての方法、装置および製造品が本特許の適用対象とされる。

Claims (16)

  1. プロセス制御システム内の装置に複数のトリップ限界値を適用する、コンピュータにより実行される方法であって、
    前記装置の動作と関連づけられたパラメータの値を監視することと、
    前記装置の動作状態を示す第一の入力又は第二の入力である入力を、記動作状態のインジケータを介したオペレータとの相互作用によって受け取ることであって、前記第一の入力は前記装置の第一の動作状態を示し、前記第二の入力は前記装置の第二の動作状態を示すことと、
    前記第一の入力を受け取った場合は、機能ブロックを介して前記パラメータの値を第一のトリップ限界値と比較することと、
    前記第二の入力を受け取った場合は、前記機能ブロックを介して前記パラメータの値を第二のトリップ限界値と比較することと、
    前記比較に基づいて応答を実施することと、
    を含み、
    前記方法は、
    前記入力が前記第二の入力に変化した時に、タイムリミットまでの時間を計測するためにタイマーを作動させることと、
    前記入力が前記第一の入力から前記第二の入力に再び変化しない限り、前記タイムリミットを経過した後、前記入力にかかわらず、前記機能ブロックを介して前記パラメータの値を前記第一のトリップ限界値と比較することと、
    をさらに含む、
    方法。
  2. 前記入力はキースイッチまたは押しボタンの少なくとも一方を介して受け取られる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記応答は、オペレータにアラームを送ること、前記装置を前記第一の動作状態および前記第二の動作状態とは異なる第三の動作状態に移行させること、または前記装置を停止させることの中の少なくとも1つを含む、請求項1又は請求項2に記載の方法。
  4. 前記タイムリミット、前記第一のトリップ限界値、および前記第二のトリップ限界値は、オペレータまたはエンジニアの少なくとも一方により、独立して前記機能ブロックに入力される、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の方法。
  5. 前記装置の前記第一の動作状態は前記装置の通常動作状態に対応し、及び前記装置の前記第二の動作状態は前記装置の異常動作状態に対応する、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の方法。
  6. 前記第一のトリップ限界値が前記パラメータの第一の下限値に対応し、前記第二のトリップ限界値が該第一の下限値よりも低い前記パラメータの第二の下限値に対応するか、あるいは前記第一のトリップ限界値が前記パラメータの第一の上限値に対応し、前記第二のトリップ限界値が該第一の上限値よりも高い前記パラメータの第二の上限値に対応する、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の方法。
  7. 動作時に機能ブロックを実行するプロセッサであって、該機能ブロックの実行は、
    プロセス制御システム装置の動作状態を示す入力を、記動作状態のインジケータを介したオペレータとの相互作用によって受け取ることと、
    前記プロセス制御システム装置の動作と関連づけられたパラメータの第一のトリップ限界値および第二のトリップ限界値を受け取ることであって、該第一のトリップ限界値および第二のトリップ限界値はそれぞれ前記プロセス制御システム装置の第一の動作状態および第二の動作状態と関連づけられていることと、
    前記プロセス制御システム装置が前記第一の動作状態にあることを前記入力が示している時に前記第一のトリップ限界値を有効化し、
    前記プロセス制御システム装置が前記第二の動作状態にあることを前記入力が示している時に前記第二のトリップ限界値を有効化し、
    前記パラメータが前記有効化された前記第一のトリップ限界値又は前記第二のトリップ限界値を超えた時点を判定する
    ことによって、前記プロセス制御システム装置が特定の動作状態にある時点を判定することと、
    前記プロセス制御システム装置が前記特定の動作状態にある時に応答を実施することとを目的とし、
    前記機能ブロックの実行は、
    タイムリミットまでの時間を計測するために前記第二のトリップ限界値が最初に有効化された時点でタイマーを作動させることと、
    記第一の動作状態から前記第二の動作状態を示すように変化させる入力を受け取ることにより前記第二のトリップ限界値が再び有効化されない限り、前記タイムリミットを経過した後、いずれのトリップ限界値が有効化されているかにかかわらず、前記パラメータが前記第一のトリップ限界値を超えた時点を判定することによって前記プロセス制御システム装置が前記特定の動作状態にある時点を判定することとを目的とする、プロセッサ。
  8. キースイッチまたは押しボタンの少なくとも一方を介して前記入力が受け取られる、請求項7に記載のプロセッサ。
  9. 前記応答は、オペレータにアラームを送ること、前記プロセス制御システム装置を前記第一の動作状態および前記第二の動作状態と異なる第三の動作状態に移行させること、または前記プロセス制御システム装置を停止させることの中の少なくとも1つを含む、請求項7又は請求項8に記載のプロセッサ。
  10. 前記プロセス制御システム装置の前記第一の動作状態は前記プロセス制御システム装置の通常動作状態に対応し、前記プロセス制御システム装置の前記第二の動作状態は前記通常動作状態以外の動作状態に対応する、請求項7〜請求項9の何れか1項に記載のプロセッサ。
  11. 前記第一のトリップ限界値が前記パラメータの第一の下限値に対応し、前記第二のトリップ限界値が前記第一の下限値よりも低い前記パラメータの第二の下限値に対応するか、または前記第一のトリップ限界値が前記パラメータの第一の上限値に対応し、前記第二のトリップ限界値が前記第一の上限値よりも高い前記パラメータの第二の上限値に対応する、請求項7〜請求項10の何れか1項に記載のプロセッサ。
  12. 前記特定の動作状態は安全でない状態に対応する、請求項7〜請求項11の何れか1項に記載のプロセッサ。
  13. 機械可読命令を格納する有形コンピュータ可読媒体であって、該機械可読命令は、実行時にマシンに少なくとも、
    プロセス制御システム装置の動作と関連づけられたパラメータの値を監視することと、
    前記プロセス制御システム装置の動作状態を示す第一の入力又は第二の入力である入力を、オペレータの前記動作状態のインジケータとの相互作用を介して、受け取ることであって、前記第一の入力は前記プロセス制御システム装置の第一の動作状態を示し、前記第二の入力は前記プロセス制御システム装置の第二の動作状態を示すことと、
    前記第一の入力を受け取った場合は、機能ブロックを介して前記パラメータの値を第一のトリップ限界値と比較することと、
    前記第二の入力を受け取った場合は、前記機能ブロックを介して前記パラメータの値を第二のトリップ限界値と比較することと、
    前記比較に基づいて応答を実施することとを実行させ、
    前記機械可読命令は、実行時に前記マシンに、
    前記入力が前記第二のトリップ限界値に変化した時に、タイムリミットまでの時間を計測するためにタイマーを作動させることと、
    前記入力が前記第一の入力から前記第二の入力に再び変化しない限り、前記タイムリミットを経過した後、前記入力にかかわらず、前記機能ブロックを介して前記パラメータの値を前記第一のトリップ限界値と比較することとを実行させる、
    有形コンピュータ可読媒体
  14. キースイッチまたは押しボタンの少なくとも一方を介して前記入力が受け取られる、請求項13に記載の有形コンピュータ可読媒体
  15. 前記応答は、オペレータにアラームを送ること、前記プロセス制御システム装置を前記第一の動作状態および前記第二の動作状態と異なる第三の動作状態に移行させること、または前記プロセス制御システム装置を停止させることの中の少なくとも1つを含む、請求項13又は請求項14に記載の有形コンピュータ可読媒体
  16. 前記プロセス制御システム装置の前記第一の動作状態は前記プロセス制御システム装置の通常動作状態に対応し、前記プロセス制御システム装置の前記第二の動作状態は前記プロセス制御システム装置の異常動作状態に対応する、請求項13〜請求項15の何れか1項に記載の有形コンピュータ可読媒体
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