JP6358721B1 - 補整機能性下着 - Google Patents

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Abstract

【課題】 運動性や身長対応性を向上させるとともに、体型補整機能を保った状態の維持を両立させる機能性下着の提供。
【解決手段】 前身頃と後身頃を有する機能性下着であって、後身頃の着丈方向に対して一定幅で左右一対の伸縮性部材が設けられ、一対の伸縮性部材は後身頃の背中心線に対して左右対称に位置しており、一対の伸縮性部材は背中心線から後身頃の両端部までそれぞれ配置され、一対の伸縮性部材は、後身頃の背中心線と伸縮性部材の伸長方向線のなす開き角度が10度以上、75度以下となるようにそれぞれ配置されていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、補整機能性下着に関する。更に詳しくは、運動性や身長対応性を向上させるとともに、体型補整機能を保った状態の維持を両立させる補整機能性下着に関するものである。
従来、スポーツブラに関して、特許文献1に記載されたものが知られている。このものは、緊迫力の大きな部分と小さな部分との境界に実質上段差がなく、アウターウェアーの外側からも段差が見えてしまうという問題がなく、着用感もよく、着用者の外観を美しく保って、かつ必要な体型補整機能または筋肉サポート機能を付与した衣類を提供することを課題としていた。ジャカード編からなる地編が非弾性糸で編まれ、更に弾性糸が挿入されるか及び/又は弾性糸が編み込まれてなる経編地からなる衣類に於て、緊迫力の強弱の要求に応じて前記地編の表側にあらわれる編組織を切り替えて、組織の変化により、所定部分に所定の比較的緊迫力の強い部分と比較的緊迫力の弱い部分をパターン状に設け、前記パターンの少なくとも1つが、帯状である且つカーブした連続パターンである経編地からなることを要件とすることで課題を解決している。
特許文献1は、緊迫力の弱い部分が身幅方向、着丈方向に制限なく自由に伸長性を備えていることにより、一方向だけでなく他方向にも伸長性を有する可能性があるので、屈伸運動などの人体の動きによって緊迫力の弱い部分が上下左右に引っ張られることで着くずれしやすいという問題があった。
従来の補整機能性下着には、緊迫力の強弱をつけることによって着用感を向上させるが、伸長方向が一方向ではないので、体型補整機能を保った状態が維持できないという欠点があった。
特許第3023354号公報
従来の補整機能性下着(とりわけ、特許文献1のもの)には、運動性や身長対応性を向上させる構成を設けることで、体型補整機能を保った状態を維持できないという問題点があった。
つまり、運動性や身長対応性を向上させるとともに、体型補整機能を保った状態の維持を両立させる補整機能性下着の提供が課題であった。
本発明は、運動性や身長対応性を向上させる構成を設けることで、体型補整機能を保った状態が維持できないという問題点を解消することを目的とするものである。
請求項1に係る発明は、前身頃と後身頃を有する補整機能性下着であって、後身頃を介して着丈方向に広がる左右一対の伸縮性部材が設けられ、一対の伸縮性部材は後身頃の背中心線に対して左右対称に位置しており、一対の伸縮性部材は背中心線から後身頃の両端部までそれぞれ配置され、一対の伸縮性部材は、後身頃の背中心線と伸縮性部材の伸長方向線のなす開き角度が10度以上、75度以下となるようにそれぞれ配置され、一対の伸縮性部材が、下着の肩部、または背中部のいずれか1箇所に設けられていることを特徴とする補整機能性下着に関する。
請求項2に係る発明は、ボディースーツ等の全身を補整する補整機能性下着において、一対の伸縮性部材が下着の肩部、背中部、下半身のいずれか1箇所に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の補整機能性下着に関する。
ウエストニッパー、ビスチェ等の上半身を補整する補整機能性下着において、一対の伸縮性部材が下着の背中部、下半身のいずれか1箇所に設けられている。
ガードル等の下半身を補整する補整機能性下着において、一対の伸縮性部材が下着の下半身に1箇所設けられている。
請求項2に係る発明は、一対の伸縮性部材の形状は、台形、弓型、ひし形、五角形、又は多角形であることを特徴とする請求項1に記載の補整機能性下着に関する。
なお、本請求項及び本明細書において、「一定幅」とは補整機能性下着本体の一定箇所に設けられていることを意味しており、必ずしも等間隔の形状をした伸縮性部材を用いる必要はない。
また、「後身頃の両端部」とは後身頃の身幅方向の両側の端部を意味する。
また、「開き角度」とは後身頃の背中心線と、伸縮性部材の伸長方向を示す伸長方向線の2辺がなす開き角度をいうものと定義する。
請求項1に係る発明によれば、前身頃と後身頃を有する補整機能性下着であって、後身頃を介して着丈方向に広がる左右一対の伸縮性部材が設けられ、一対の伸縮性部材は後身頃の背中心線に対して左右対称に位置しており、一対の伸縮性部材は背中心線から後身頃の両端部までそれぞれ配置され、一対の伸縮性部材は、後身頃の背中心線と伸縮性部材の伸長方向線のなす開き角度が10度以上、75度以下となるようにそれぞれ配置され、一対の伸縮性部材が、下着の肩部、または背中部のいずれか1箇所に設けられていることを構成要件としていることから、以下のような効果を奏する。
従来の補整機能性下着は着丈方向には伸びにくく、身幅方向に伸縮する生地を使うことで、下着本体が身幅方向に伸長するが、本発明は伸縮性部材の伸長方向が斜めになるように配置することで、伸縮性部材がバイアス方向に伸長するという特徴を有する。このように伸縮性部材がバイアス方向に伸長することで、身幅方向へ伸長する機能を持ったまま、着丈方向へも伸長するため、下着全体の着丈を伸ばし、屈伸運動等の人体の動きに追随することができる。従って、伸縮性部材がバイアス方向に伸長することで、運動性や身長対応性を向上させるとともに、体型補整機能を保った状態の維持を両立させることができるという優れた効果を奏する。尚、「バイアス方向」とは着丈方向に対しての斜め方向を意味する。
従来の補整機能性下着は、伸長方向を身幅方向に取って生地を仕立てているため、下着自体が着丈方向には伸びづらい。そのため、下着を着丈方向に固定することができるので、流れてしまった脂肪を正しい位置に固定し、体型を補整している。
しかし、体型補整機能を有する補整機能性下着において、着丈方向に伸びづらい特性を構成要件としていることから、着用者に対して無理な締め付け感や圧迫感を与えてしまうため、着用性に優れない。
更に、無理な締め付けや圧迫によって、血行不良やリンパ液の停滞、骨格の変化等の健康面に悪影響を与える場合もあるので、着用者の体に合った下着を着用する必要がある。
本発明の補整機能性下着は、伸長方向がバイアス方向である一対の伸縮性部材を設けていることで、屈伸運動などの人体の動きによって下着全体の着丈を伸ばし、動きに追随することができ、快適な履き心地を提供するという優れた効果を奏する。
また、背が高い、腰の位置が高い、胸の位置が低い等の身体的理由による着心地の悪さも下着全体の着丈が伸びることで改善され、個体差に合わせることができるという身長対応性に優れた効果も奏する。
ボディースーツ等の全身を補整する補整機能性下着において、一対の伸縮性部材が下着の肩部、背中部、下半身のいずれか1箇所に設けられていることを構成要件としていることから、以下のような効果を奏する。
補整機能性下着は、整えたい部位によって選ぶ下着の種類が異なるが、本発明においては下着の種類を限定せずに伸縮性部材の配置箇所を変えることで、下着全体の着丈を伸ばすことができるため、肩部、背中部、下半身のいずれの位置に設けても屈伸運動などの人体の動きに対して追随するという優れた効果を奏する。
更に、伸縮性部材が下着のいずれか1箇所に設けられていることで、非伸縮性部材が着丈方向に伸びづらいため、下着を着丈方向に固定できるという補整機能性下着の特性を妨げず、体型を補整することができる。つまり、運動性や身長対応性を向上させるとともに、体型補整機能を保った状態の維持を両立させることができるという優れた効果を奏する。
ウエストニッパー、ビスチェ等の上半身を補整する補整機能性下着において、一対の伸縮性部材が下着の背中部、下半身のいずれか1箇所に設けられていることを構成要件としていることから、以下のような効果を奏する。
補整機能性下着は、整えたい部位によって選ぶ下着の種類が異なるが、本発明においては下着の種類を限定せずに伸縮性部材の配置箇所を変えることで、下着全体の着丈を伸ばすことができるため、背中部、下半身のいずれの位置に設けても屈伸運動などの人体の動きに対して追随するという優れた効果を奏する。
更に、伸縮性部材が下着のいずれか1箇所に設けられていることで、非伸縮性部材が着丈方向に伸びづらいため、下着を着丈方向に固定できるという補整機能性下着の特性を妨げず、体型を補整することができる。つまり、運動性や身長対応性を向上させるとともに、体型補整機能を保った状態の維持を両立させることができるという優れた効果を奏する。
ガードル等の下半身を補整する補整機能性下着において、一対の伸縮性部材が下着の下半身に1箇所設けられていることを構成要件としていることから、以下のような効果を奏する。
補整機能性下着は、整えたい部位によって選ぶ下着の種類が異なるが、本発明においては下着の種類を限定せずに伸縮性部材の配置箇所を変えることで、下着全体の着丈を伸ばすことができるため、下半身のいずれの位置に設けても屈伸運動などの人体の動きに対して追随するという優れた効果を奏する。
更に、伸縮性部材が下着のいずれか1箇所に設けられていることで、非伸縮性部材が着丈方向に伸びづらいため、下着を着丈方向に固定できるという補整機能性下着の特性を妨げず、体型を補整することができる。つまり、運動性や身長対応性を向上させるとともに、体型補整機能を保った状態の維持を両立させることができるという優れた効果を奏する。
請求項2に係る発明によれば、一対の伸縮性部材の形状は、台形、弓型、ひし形、五角形、又は多角形であることを構成要件としていることから、伸縮性部材が左右一対であれば、いずれの形状を設けても屈伸運動などの人体の動きに対して追随するという優れた効果を奏する。
本発明の実施形態としての補整機能性下着の一例であるボディースーツの背面図である。 図1の伸縮性部材を下半身に設けた背面図である。 図1の伸縮性部材を肩部に設けた背面図である。 図3の伸縮性部材が他の形状をしている背面図である。 参考実施形態としての補整機能性下着の一例であるウエストニッパーの背面図である。 図5の伸縮性部材が他の形状をしている背面図である。 参考実施形態としての補整機能性下着の一例であるロングガードルの背面図である。 図7の伸縮性部材が他の形状をしている背面図である。 参考実施形態としての補整機能性下着の一例であるショートガードルの背面図である。 本発明の実施形態としての補整機能性下着の一例であるラン型ボディースーツの背面図である。 本発明の実施形態としての補整機能性下着の一例であるストラップテープ型ボディースーツの背面図である。 本発明の実施形態としての補整機能性下着の一例である半袖型ボディースーツの背面図である。 図1の後身頃の背中心線と、伸縮性部材の伸長方向線のなす開き角度の説明図である。 図1の補整機能性下着を体に装着した際の人体の動きによる下着本体の着丈の伸長を示す図である。(a)は腕を挙げた状態の説明図であり、(b)は上体を45度傾けた状態の説明図であり、(c)は上体を90度傾けた状態の説明図である。
以下、本発明に係る補整機能性下着について、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について詳細に説明する。
本発明に係る補整機能性下着は、体型補整機能を有する下着であれば、その種類は特に限定されるものではなく、例えばボディースーツ、ガードル等の下着に適用することが可能である。
[実施形態1]
以下、本発明に係る補整機能性下着がボディースーツである場合を例に挙げて説明する。
図1は本発明の実施形態としての補整機能性下着の一例であるボディースーツの背面図である。図2は図1の伸縮性部材を下半身に設けた背面図である。図3は図1の伸縮性部材を肩部に設けた背面図である。図4は図3の伸縮性部材が他の形状をしている背面図である。図13は図1の後身頃の背中心線と、伸縮性部材の伸長方向線のなす開き角度の説明図である。図14は図1の補整機能性下着を体に装着した際の人体の動きによる下着本体の着丈の伸長を示す図である。すなわち、図14の(a)は腕を挙げた状態の説明図であり、(b)は上体を45度傾けた状態の説明図であり、(c)は上体を90度傾けた状態の説明図である。
本発明に係るボディースーツ(A)は、前身頃(1)及び後身頃(2)から構成され、更に後身頃(2)は伸縮性部材(3)と非伸縮性部材(4)から構成されている。
後身頃(2)の一部は、着丈方向(y)に対して一定幅(所定の幅)で左右一対の伸縮性部材(3)が設けられており、一対の伸縮性部材(3)は背中心線(2A)から後身頃(2)の両端部(2L)までそれぞれ配置されている。
図13を参照して、本発明に係る補整機能性下着の背中心線(2A)と伸長方向線(t)のなす開き角度(θ)について詳細に説明する。
開き角度(θ)は、背中心線(2A)と左側伸縮性部材(3B)の上方への伸長方向線(t)のなす開き角度(θ)、及び背中心線(2A)と右側伸縮性部材(3B)の上方への伸長方向線(t)のなす開き角度(θ)が存在する。本発明における伸縮性部材がバイアス方向に伸長するという構成要件を、伸長方向線(t)が上方の場合も、下方の場合も満たしているため、開き角度(θ)がいずれの場合も、同様の効果を発揮することができる。
伸縮性部材(3)は、後身頃(2)の背中心線(2A)と伸縮性部材(3)の伸長方向線(t)のなす開き角度(θ)が10度以上、75度以下となるようにそれぞれ配置されている。右側伸縮性部材(3A)は、左側伸縮性部材(3B)を後身頃(2)の背中心線(2A)を基準として線対称に配置されている。
後身頃(2)の背中心線(2A)に対して開き角度(θ)が10度以上、75度以下の範囲内としているのは、10度未満では着丈方向への伸長力が大きくなってしまい、身幅方向(x)へ伸長しなくなるため、本発明の効果である体型補整機能を保った状態を維持できなくなる。また、75度を超えると、身幅方向への伸長力が大きくなるため、本発明の効果である下着全体の着丈を伸ばす力が小さくなってしまう。
伸長方向の開き角度(θ)は、後身頃(2)の背中心線(2A)に対して45度の角度を成す正バイアスが最も好ましい。伸長方向の開き角度(θ)が正バイアスの場合、本発明の効果である伸びや馴染みに優れ、伸長性を最も発揮することができる。しかし、伸長方向の開き角度(θ)が10度以上、75度以下であれば、本発明の効果を十分に発揮することができる。
後身頃(2)の一部にバイアス方向に高い伸長性を有する伸縮性部材(3)が設けられていることによって、下着の着丈方向の圧迫感を低減させる。更に、伸縮性部材(3)が左右対称に設けられていることで、伸長方向も左右全体にバランス良く分散させることが可能となり、非伸縮性部材(4)で覆われている箇所は体型補整機能を保った状態を維持することができる。
図14を参照して、本発明に係る補整機能性下着の伸縮性部材(3)による運動性や身長対応性を具体的に説明する。
上体を傾ける角度が大きくなればなるほど、下着全体の着丈は大きくなる。そのため、後身頃(2)の一部に伸縮性部材(3)を設けることで、屈伸運動などの人体の動きに対して、伸縮性部材(3)がバイアス方向に伸長することで下着全体の着丈を伸ばすことができる。
着丈を調節することができるので、着丈が短いことで窮屈に感じたり、逆に着丈が長いため余った部分がウエスト部分で溜まってシワになり着心地が悪くなることはない。
伸縮性部材(3)の配置箇所として図1〜図4においては、各補整機能性下着背面側の肩部(6)、背中部(7)、下半身(8)のいずれか一箇所に設けられていれば、いずれの箇所に設けた場合も下着全体の着丈を伸ばすことができるので、同様の効果を発揮することができる。この発明で下半身(8)とは、腰部のみ又は腰部と臀部の両方を指す。
伸縮性部材(3)は、背面側のいずれか一箇所に設けられていると、体型補整機能を保った状態を維持したまま、屈伸運動などの人体の動きに対して追随することができる。場合によって、伸縮性部材(3)が肩部(6)から背中部(7)にまたがって設けられていても問題なく、本発明の効果を発揮することができる。
伸縮性部材(3)に用いられる素材は特に限定されないが、例えば、ストレッチ性のある織物や不織布、プラスチックなどの樹脂プレートでもよい。運動性や身長対応性を高めるためには、バイアス方向に伸長する素材であればよい。
例えば、伸縮性部材(3)の素材は編み物の生地であってもよい。その場合、編み物に経編(たてあみ)と緯編(よこあみ)があり、経編は縦方向(長さ方向)に編みループが連なる編地を形成し、緯編は横方向(幅方向)にループが繋がる編地を形成する。生地の伸縮性を良くする手法としてスパンデックスと呼ばれるポリウレタン弾性繊維を編み方向に沿って挿入したり、ポリウレタン弾性繊維に綿やナイロンなどをカバリングして編糸として使われる生地を構成したりする。
ポリウレタン弾性糸を使った編み物の場合、編み方向すなわちポリウレタン弾性糸の挿入方向または編みループ形成方向に伸長性が良好となる。一方、織り物の場合は経糸ないし緯糸のどちらかに伸縮性のあるポリウレタン弾性糸等を使うことで、縦方向ないし横方向のどちらか一方に伸長性を有することができる。
いずれの生地を使用する場合においても、伸縮性部材(3)の伸長方向が斜めになるように配置されていれば、バイアス方向に伸長することができるため、本発明の効果を奏することができる。
伸縮性部材(3)の形状は、台形、弓型、ひし形、五角形、又は多角形のいずれの形状を設けた場合においても、一対の伸縮性部材(3)が背中心線(2A)から後身頃(2)の両端部(2L)までそれぞれ配置されていれば、屈伸運動などの人体の動きに対して追随するという効果を発揮することができるものであれば全てよい。
[実施形態2]
以下、参考補整機能性下着がウエストニッパーである場合を例に挙げて説明する。
図5は参考実施形態としての補整機能性下着の一例であるウエストニッパーの背面図である。図6は図5の伸縮性部材が他の形状をしている背面図である。
参考ウエストニッパー(B)は、前身頃(1)及び後身頃(2)から構成され、更に後身頃(2)は伸縮性部材(3)と非伸縮性部材(4)から構成されている。この構造は実施形態1のボディースーツ(A)と同様に、請求項1の構成を有している。つまり、ボディースーツ(A)と異なり、胸囲より上の構成と股下の構成が設けられていないものの、伸縮性部材(3)による効果を同様に発揮することができる。
伸縮性部材(3)の配置箇所として図5〜図6においては、各補整機能性下着背面側の背中部(7)、下半身(8)のいずれか一箇所に設けられていれば、いずれの箇所に設けた場合も下着全体の着丈を伸ばすことができるので、同様の効果を発揮することができる。
伸縮性部材(3)は、背面側に一箇所のみ設けることで、体型補整機能を保った状態を維持したまま、屈伸運動などの人体の動きに対して追随することができる。場合によって、伸縮性部材(3)が背中部(7)から下半身(8)にまたがって設けられていても問題なく、本発明の効果を発揮することができる。
[実施形態3]
以下、参考補整機能性下着がガードルである場合を例に挙げて説明する。
図7は参考実施形態としての補整機能性下着の一例であるロングガードルの背面図である。図8は図7の伸縮性部材が他の形状をしている背面図である。図9は本発明の実施形態としての補整機能性下着の一例であるショートガードルの背面図である。
参考ロングガードル(C)及びショートガードル(D)は、前身頃(1)及び後身頃(2)から構成され、更に後身頃(2)は伸縮性部材(3)と非伸縮性部材(4)から構成されている。この構造は実施形態1のボディースーツ(A)と同様に、請求項1の構成を有している。つまり、ボディースーツ(A)と異なり、胴囲より上の構成が設けられていないものの、伸縮性部材(3)による効果を同様に発揮することができる。
伸縮性部材(3)の配置箇所として図7〜図9においては、各補整機能性下着背面側の下半身(8)いずれの箇所に設けた場合も、下着全体の着丈を伸ばすことができるので、同様の効果を発揮することができる。
伸縮性部材(3)は、背面側に一箇所のみ設けることで、体型補整機能を保った状態を維持したまま、屈伸運動などの人体の動きに対して追随することができる。
[実施形態4]
以下、本発明に係る補整機能性下着の様々なボディースーツの種類を例に挙げて説明する。
図10は本発明の実施形態としての補整機能性下着の一例であるラン型ボディースーツの背面図である。図11は本発明の実施形態としての補整機能性下着の一例であるストラップテープ型ボディースーツの背面図である。図12は本発明の実施形態としての補整機能性下着の一例である半袖型ボディースーツの背面図である。
本発明に係る実施形態1のボディースーツ(A)と同様に、請求項1の構成を有している。更に、ボディースーツ(A)の肩紐(5)の部材形状がストラップや袖がある場合においても、伸縮性部材(3)による効果を同様に発揮することができる。
伸縮性部材(3)の配置箇所として図10〜図12においては、実施形態1のボディースーツ(A)と同様であるが、肩紐(5)に伸縮性部材(3)を設けた場合も、下着全体の着丈を伸ばすことができるので、同様の効果を発揮することができる。
図10を参照すると、ラン型ボディースーツ(E)の肩紐(5)から胸部にかけて伸縮性部材(3)が設けられている。この場合、背中部(7)と下半身(8)は非伸縮性部材(4)で覆われているため、胴囲や腰囲の体型補整機能を損なうことがない。
図11を参照すると、ストラップテープ型ボディースーツ(F)は胸部を覆うように伸縮性部材(3)が設けられている。肩紐(5)に伸縮性部材は設けられていないが、図10と同様に背中部(7)と下半身(8)は非伸縮性部材(4)で覆われているため、胴囲や腰囲の体型補整機能を損なうことがない。
図12を参照すると、半袖型ボディースーツ(G)は胸部を覆うように伸縮性部材(3)が設けられている。また、図12のように袖を有する半袖型ボディースーツ(G)であっても図10と同様に、背中部(7)と下半身(8)は非伸縮性部材(4)で覆われているため、胴囲や腰囲の体型補整機能を損なうことがない。
つまり、伸縮性部材(3)は、背面側に一箇所のみ設けることで、体型補整機能を保った状態を維持したまま、屈伸運動などの人体の動きに対して追随することができる。
本発明によれば、運動性や身長対応性を向上させるとともに、体型補整機能を保った状態の維持を両立させる補整機能性下着を提供することができる。
A ボディースーツ
B ウエストニッパー
C ロングガードル
D ショートガードル
E ラン型ボディースーツ
F ストラップテープ型ボディースーツ
G 半袖型ボディースーツ
1 前身頃
2 後身頃
2A 後身頃の背中心線
2B 後身頃の背中心線に対して90度の線
2L 後身頃の両端部
3 伸縮性部材
3A 右側伸縮性部材
3B 左側伸縮性部材
4 非伸縮性部材
5 肩紐
6 肩部
7 背中部
8 下半身
θ 背中心線と伸長方向線のなす開き角度
θ 背中心線と左側伸縮性部材の上方への伸長方向線のなす開き角度
θ 背中心線と右側伸縮性部材の上方への伸長方向線のなす開き角度
t 伸縮性部材の伸長方向線
伸縮性部材の左側伸縮性部材の上方への伸長方向線
伸縮性部材の右側伸縮性部材の上方への伸長方向線
x 身幅方向
y 着丈方向

Claims (2)

  1. 前身頃と後身頃を有する補整機能性下着であって、
    後身頃を介して着丈方向に広がる左右一対の伸縮性部材が設けられ、
    一対の伸縮性部材は後身頃の背中心線に対して左右対称に位置しており、
    一対の伸縮性部材は背中心線から後身頃の両端部までそれぞれ配置され、
    一対の伸縮性部材は、後身頃の背中心線と伸縮性部材の伸長方向線のなす開き角度が10度以上、75度以下となるようにそれぞれ配置され、
    一対の伸縮性部材が、下着の肩部、または背中部のいずれか1箇所に設けられている
    ことを特徴とする補整機能性下着。
  2. 一対の伸縮性部材の形状は、台形、弓型、ひし形、五角形、又は多角形であることを特徴とする請求項1に記載の補整機能性下着。
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