JP6354043B2 - 目標位置、運動および追跡システム - Google Patents

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Description

本発明は、目標位置および運動検出のためのシステムであって、電位センサを用いて目標追跡するためのシステムに関するものである。
対象物体の運動についての情報を与えるために、地球の表面と、誘電性または導電性(抵抗性)の運動中の対象物体により生じる電離層との間の周囲の静的直流電場における摂動を使用することが知られている。運動する対象物体の存在だけで周囲の電場に摂動を与えるとともに、対象物体の検出部位において、この電場における局所的な変化をもたらすため、励起場を局所的に作り出す必要は無い。
それらの構成においては、数多くのセンサ、通常は各軸につき2つのセンサが使用されて、センサの位置により規定される検出領域内の単一の運動物体の位置が推測されるとともに、対象追跡のために物体の速度および運動が監視される。
このため、従来技術は、対象物体の運動を検出するために、地球による周囲の静的(直流)電場の使用を開示しているが、そのような従来技術は、対象物体を検出するには、対象物体が運動していなければならないという重大な欠点を有している。
さらに、既知の技術は、複数の対象を扱う場合に、信号取得および処理の複雑性に関して、さらに重要なことには、異なる物体間の正確な識別に関して、大きな制約に悩まされるということが見出されている。
また、米国特許公報US2008/0255779は、周囲の交流場に配置された交流センサを使用してその場を示す信号を生成するとともに、当該信号を処理して異常を監視することにより、そのような周囲の交流電場における異常を検出する方法を開示している。
我々は、対象位置および運動の検出に、周囲の交流信号、特に、通常は50Hzまたは60Hzの何れかの周波数の広範囲にわたる家庭用主電源、あるいはほんの数例を挙げると、コンピュータ、屋内電気器具、電気モータまたは電力供給装置により生成される背景雑音のような周囲環境に存在するその他の連続交流信号を使用できることを見出した。実際に、我々は、所定の帯域幅の背景雑音を含む広範囲に及ぶ電場を生じさせるその他の連続交流信号が、人工的なものか、または自然によるものであるかどうかに関わらず、対象位置および運動の検出に使用できることも見出している。
特に、連続的な周囲の交流信号の振幅の変動が、対象物体の存在下において、その物体の移動中および静止中の両方で生じることを見出した。一般に、それら信号は、有用な情報を生成することができる信号というよりも、雑音または干渉としてみなされるのが、通常である。既知の技術は、我々の知る限りにおいて、対象物体の位置または移動検出のために目的の設計交流源から特定の交流信号を能動的に生じさせなければならないという前提、あるいは、周囲の交流信号は、物体の位置や運動ではなく、物体の存在の検出を可能にするために、異常がないかどうか監視されることがあるという前提に基づくものである。これまで、周囲の交流場における対象物体の位置および/または運動を検出することを提案する者はなかった。
本発明は、感度が交流摂動に適合するセンサを用いることを想定している。信号を生成するために対象が移動していなければならない静的直流励起場の場合とは異なり、対象センサの通過帯域内の周波数を有する交流励起場が用いられる場合に、静的対象すらも位置を特定することができる。物体が検出領域に導入される前の交流信号振幅が既知である場合、物体が存在するときに生じる変化を観察することができる。その後、交流信号振幅は、物体が取り除かれるか、または移動するまで、変化したレベルで留まることになる。これは、単に、センサが、交流信号の振幅に含まれる情報を検出する一方で、直流応答しか変化せずに振幅が一定である定常状態において直流応答を検出しないという事実に基づくものである。
本発明は、対象物体の位置および運動検出および追跡に外部の励起交流源がセンサのアレイとともに使用される対象位置、運動および追跡システムを提供することにより、従来技術の制限を克服しようとするものである。
本発明は、物体が静止しているか移動しているかに関わらず、対象物体の検出および追跡に外部源からの交流信号の振幅における摂動が検出される対象位置、運動および追跡システムを提供しようとするものである。
本発明は、好ましい形態において、通常50Hzまたは60Hzの周波数を有する主電源により生じる既存の広範囲に及ぶ外部場における対象物体の検出および追跡に適用することができる。
本発明の一態様によれば、対象物体検出システムであって、
周囲の交流励起源により生成される場内の検出領域に対するそれぞれの検出位置に配置される複数の検出ノードであって、各検出ノードが、対象物体により生じる前記場における摂動を検出するように設計された少なくとも1の電位センサを有し、前記センサが、前記交流励起場に応答して検出信号を生成する電極と、前記電極に接続され、前記検出信号を受信および増幅して交流測定信号を出力として生成する増幅器と、前記増幅器の出力から入力への少なくとも1のフィードバック回路であって、前記増幅器の入力インピーダンスを高めるフィードバック回路とを含む、検出ノードと、
各検出ノードと関連付けられた信号処理配列であって、前記周囲の交流励起源により生成される予め設定された帯域幅の外側にある周波数を除去するように構成されたフィルタ回路と、前記交流測定信号に応答して、信号振幅をモニタリングするとともに、対象物体データの生成に使用する振幅情報を生成するレベル検出器とを含む信号処理配列とを備えることを特徴とする対象物体検出システムが提供される。
好ましくは、前記対象物体検出システムは、前記振幅情報に応答して、前記対象物体の位置および運動のうちの少なくとも一方を計算することにより対象物体データを生成する中央処理装置も備える。
本発明の別の態様によれば、対象物体の検出方法であって、
周囲の交流励起源により生成される場内に位置する検出領域に対するそれぞれの検出位置に複数の検出ノードを配置するステップであって、各検出ノードが、対象物体により生じる前記場における摂動を検出するように設計された少なくとも1の電位センサを有し、前記センサが、前記交流励起場に応答して検出信号を生成する電極と、前記電極に接続され、前記検出信号を受信および増幅して交流測定信号を出力として生成する増幅器と、前記増幅器の出力から入力への少なくとも1のフィードバック回路であって、前記増幅器の入力インピーダンスを高めるフィードバック回路とを含むものである、ステップと、
前記周囲の交流励起源により生成される予め設定された帯域幅の外側にある周波数を除去し、信号振幅をモニタリングし、対象物体データの生成に使用する振幅情報を生成することによって、前記交流測定信号を処理するステップとを備えることを特徴とする方法が提供される。
好ましくは、前記方法は、前記振幅情報に応答して、前記対象物体の位置および運動のうちの少なくとも一方を計算することにより対象物体データを生成するステップをさらに備える。
後述する好ましい実施形態において、信号取得は、地球の場における運動により生じる疑似直流低周波信号を除去、特に拒絶することを含む。これは、それら信号が生成される数多くの異なるメカニズムによりそれら信号が振幅の非常に大きな変動を生じる傾向があり、振幅の大きな変動が検出センサの飽和につながり易いためである。実際に、これは、センサの周波数応答が、低周波を拒絶して、外部場の交流励起周波数に最大限応答するように調整されることを意味している。
好ましい実施形態における信号処理は、雑音を制限するためにセンサ出力をフィルタリングすることと、その後に交流信号の振幅を検出することとを含む。これは、ハードウェアピーク検出器、またはrms/DCコンバータ、または検出信号をデジタル化して振幅をソフトウェアで判定する手段の何れかを使用することにより達成することができる。
したがって、本発明の重要な特徴は、予め存在する広範囲に及ぶ交流励起場により生成される信号が有用な情報を生成可能な信号としてよりも、雑音または干渉として見なされるのが通常であったため、それら信号を使用できるようにすることと、それら信号を対象物体の位置および/または運動の検出に用いることができるようにすることの実現である。
本発明の拡張において、設定された帯域幅の一般的な雑音背景も、対象検出の信号源として使用することもできる。このアプローチは、主電源の場合のように、コヒーレント単一周波数励起信号に必ずしも限定されるものではない。検出システムは、雑音に関連する周波数帯を受け入れるように設定されたフィルタを含むことと一致するものであってもよい。ピーク検出器またはrms/DCコンバータは、コヒーレント信号の検出と全く同じように、雑音を検出することとなる。
本発明は、好ましくは、次の点を含む数多くの有利な特徴および操作モードを有する。
・主電源の場合のようにコヒーレントであるか、または雑音の場合のようにコヒーレントではないかに関わらず、対象位置および/または運動検出システムにおける、様々な既存の外部の交流励起場の源の使用
・動かない対象物体の存在を特定して、その位置を特定するための技術
・無線センサネットワークを用いる実施形態
・誘電性物体により引き起こされる電場の摂動の源泉の検出
・導電性/抵抗性物体により引き起こされる電場の摂動の源泉の検出
添付の図面を参照しながら、ほんの一例として、本発明をさらに説明することとする。
図1は、対象物体と関連させて広い範囲に及ぶ交流励起場を示しており、励起場が、対象物体よりも遥かに大きく、矩形のコーナの4つの検出ノードの位置により規定される検出領域を有する。 図2は、4つの検出ノードを用いる本発明に係る対象物体の位置および運動検出システムの概略図である。 図3は、図2のシステムのセンサと当該センサの前に立つ人間との間の距離の関数として、50Hzの電源信号の振幅を表すグラフである。 図4は、図3に対応するグラフであるが、振幅が距離の逆数に対して測定されている。 図5は、第1軌道における対象物体の位置を示す図であり、図2の検出システムにより測定されたものと、ビデオカメラにより追跡されたものを示している。 図6は、対象物体の別の軌道を示す図であり、ここでも、図2の検出システムにより測定されたものと、ビデオカメラにより追跡されたものを示している。 図7は、対象物体が停止した数多くの静止位置を示す図であり、図2の検出システムにより測定されたものを示している。 図8は、本発明に係る検出システムの第1実施形態で用いられた第1検出ノードのブロック図である。 図9は、図8の検出ノードのセンサの回路図である。 図10は、本発明に係る検出システムの第1実施形態で用いられた第2検出ノードのブロック図である。 図11は、図10の検出ノードのセンサのブロック図である。 図12は、本発明に係る検出システムの第1実施形態のブロック図である。 図13は、検出システムの第1実施形態の概略図であり、対象物体の位置と4つの検出ノードとの間の関係を示すとともに、対象物体の位置を計算するのに用いられた座標系を示している。 図14は、本発明に係る検出システムの第2実施形態で使用するための第1検出ノードの回路図である。 図15は、本発明に係る検出システムの第2実施形態で使用するための第2検出ノードの回路図である。 図16は、図14または図15に示す検出ノードを使用する本発明に係る検出システムの第2実施形態のブロック図である。 図17は、本発明に係る検出システムの更なる実施形態の概略図であり、3つの検出ノードを用いるとともに、対象物体の位置と3つのノードとの間の関係を示している。 図18は、図17の対象物体の位置の計算に使用した座標系を示す概略図である。 図19は、図17および図18の検出システムのためにシミュレーションで計算された対象物体の軌跡を示す平面図である。 図20は、本発明に係る検出システムの更なる実施形態の概略図である。
先ず、図面を参照しながら、本発明の原理について説明することとする。
[検出システムの実施形態]
単一のセンサを床面から1mの高さに配置して、50Hzまたは60Hzの電源信号(mains signal)の振幅を、センサとその前に立つ人との間の距離の関数として測定した場合に、図3に示すようなプロットが得られる。これは、対象がセンサに近付くに連れて信号振幅が非線形的に大きくなることを明確に示している。このデータを、距離の逆数の関数として再プロットすると、図4に示すようなプロットが得られる。これは、測定に付随する実験誤差の範囲内で線形であるように見えるとともに、距離に対する電場振幅の期待した1/rの依存関係を裏付けている。
室内の対象の位置を特定するために使用し得るような本発明に係る単純なシステムの動作を示すために、図2に示すように、4つの検出ノード10が、3.5m×3.5mの正方形の検出領域12のコーナに配置されている。検出ノード10は、2つの対向するペアとして配置され、各ペアが一つの軸、すなわち、図示のように、X軸またはY軸を規定するものとなっている。対象物体14、例えば、人は、検出領域12内で、点線で示すような軌跡を辿るものとされる。物体14の位置は、後述する方法を使用して計算され、その方法では、検出ノード10の各ペアからの信号が比較されて、そのペアにより規定される軸上に座標が生成される。
この例では、対向する検出ノード10の二つのペアは、方向XまたはYを規定するとともに、その軸との関係で物体の相対位置を判定するために使用される。検出空間の4つのコーナに検出ノードを配置させた場合、検出ノードの何れか2つからの相対的な出力を取ることにより、物体の位置を表すxおよびy座標についての解がもたらされる。これについては、図13を参照して後で説明する。
この例では、対向する検出ノード10のペアが、関連する軸に対する物体の相対位置を判定するために使用された。比較の目的で、検出ノード10から推測される位置情報に光学データを関連付けるために、ビデオカメラ(図示省略)も領域の中心の垂直上方に配置されている。図5は、対象がX軸に沿って移動した後にY軸に沿って移動することによって得られた軌跡を示しており、最初に検出ノード10により記録され、次いでビデオカメラによって記録されたものを示している。明らかに、それら2つのデータセット間には、非常に大きな相間関係が存在する。
XおよびYの二軸に沿って移動する代わりに、対象14が、領域の中心周囲の1mの直径を有するほぼ円形の軌道を移動した場合には、図6に示すようなセンサおよびビデオデータが得られる。僅かに歪んだ軌道にも関わらず、この結果から導き出される多くの興味深い結論が存在する。第一に、二つのデータセットは、十分に一致しており、第二に、ビデオおよび電場データの双方で観察されるジグザグパターンは、実在しており、円の周囲を一歩ずつ進む対象と一致する。これは、歩行認識、ジェスチャ認識およびバイオメトリックの目的で、この技術が使用される可能性を許容する。
静止対象の位置を特定するこの交流技術の性能を示す実験において、5.7m×5.7mの正方形の検出領域の外周に検出ノード10が配置された。人の対象は、領域内の中心位置から出発した後、領域内のほぼ矩形の軌跡の周囲の一連の位置に移動して、各位置で止まって所定時間静止している。対象が矩形の縁を辿る間に一連の測定値が取得されるが、それは対象が静止しているときのみである。その結果は、図7に示されている。図6に示すように、経路の歪みが明らかであるが、対象が静止していたときのみに取得されるデータセットから、対象が追跡されることは明らかである。
ここで、図8乃至図12を参照して、図2に示される検出システムの第1実施形態をさらに説明することとする。それら図面は、検出システムの検出ノード10としてそれぞれ使用するための2つの異なる電位センサを示すとともに、信号取得、信号処理および表示のための回路要素を含む全体の検出システムのブロック図を示している。図8および図9を参照して、第1電位センサ配列を先ず説明してから、図10および図11を参照して、第2電位センサ配列を説明することとする。
図8は、公開された本発明者等の特許出願WO03/048789に開示されるような電位センサを含む検出ノード10のブロック図である。この出願の開示内容は、引用により本明細書に援用されるものである。図示のように、ディスク電極20は、電位センサ22に接続され、この電位センサの後に信号処理配列が続き、この信号処理配列が、励起場の信号周波数で応答を最大化する帯域通過フィルタ24と、信号振幅情報を与えるレベル検出器26とを備える。
センサ22は、図9に示されており、オペアンプ(演算増幅器)28を備え、このオペアンプは、センサの入力インピーダンスを増大させるとともに低周波の小電位に対するセンサの感度を高めるための正のフィードバックを提供する補助フィードバック回路を含む。この例では、図示のように、フィードバック回路が、ガード回路30を含み、このガード回路が、シールド上と入力電極上とで同じ電位を維持して浮遊容量を除去するために、アンプ28の出力から駆動されて入力電極、配線および回路34を取り囲むシールド32を備える。また、フィードバック回路は、アンプ28の出力端子と正の入力端子との間に接続されたブートストラップ回路36も含む。ブートストラップ回路36は、2つの要素R1およびR2に分かれた入力バイアス抵抗器と、アンプ28の出力電圧を2つの抵抗器の中間点に印加するためのコンデンサCとを備える。このため、入力電圧は、上部抵抗R1の両端子に現れ、それによりゼロ電流フローおよび無限大のインピーダンスを効果的にもたらす。
図10を参照すると、同図は、公開された本発明者等の特許出願WO2009/010735に開示されるような同調電位センサを含む検出ノード10のブロック図である。この出願の開示内容は、引用により本明細書に援用されるものである。図示のように、ディスク電極40は、同調電位センサ42に接続され、この同調電位センサの後に信号処理配列が続き、この信号処理配列が、信号振幅情報を与えるレベル検出器44を備える。センサ42は、図11に更に示されており、センサの入力インピーダンスを増大させるとともに小電位に対するセンサの感度を高めるためのフィードバック回路を含む。
図11に示すセンサ42は、オペアンプ46を備え、このオペアンプが、ガード回路48の形態の正のフィードバック配列を有し、このフィードバック配列が、アンプ46の出力から駆動されて入力電極40、入力配線および回路52を取り囲むシールド50を備える。センサ42は、検出システムの周波数応答に合わせた同調フィルタ54を含む負のフィードバックループ56をさらに有する。この例では、フィルタ54は、センサに帯域通過特性を与える狭帯域消去フィルタである。
図8および9の電位センサ配列または図10および11の電位センサ配列の何れが用いられるかどうかに関わらず、各ケースでは、4つの同じ検出ノード10が、図2に示すように、正方形または長方形の対象検出領域12のコーナに置かれ、X軸およびY軸を規定するようにペアで配置されている。ノード10の各ペアの二つのセンサは、各ペアの2つの検出ノード10を関連する差動増幅器にそれぞれの物理的電気接続を介して物理的に接続することにより、関連する軸についての測定値を与えるための差動ペア(differential pair)として機能するように配列されている。全体の検出システムは、信号取得および処理手段とともに、センサの差動ペアを含むとともに、後続の信号処理で得られる出力データを示すディスプレイ装置を含む。そのようなシステムのブロック図が図12に示されている。
図12に示すように、各ペアの検出ノード10の2つのペアは、物理的電気接続60によって、信号振幅情報を生成する関連する差動増幅器62に接続され、そこから、データ取得および信号処理コンピュータ66に取り付けられた多重チャンネルのアナログデジタルコンバータ64に直接接続されている。コンピュータ66は、対象物体14の位置および/または運動を計算する追跡アルゴリズムを格納するメモリ66aと、アルゴリズムに従い振幅情報を処理して対象物体データを生成する中央処理装置66bとを含む。コンピュータ66は、対象物体データをディスプレイ68に出力した後、ディスプレイが、得られた位置および運動データを密度図(density map)として表示する。
より詳細には、上記アルゴリズムは、明確に定義された電場の特性に基づくもので、帯電した物体、すなわち対象物体の位置および運動を次のようにして判定する。電場は、その源からの距離の逆数で、振幅が低下するものとして知られている。上記アルゴリズムは、この事実を利用して、検出ノード10のペアからの信号の相対的な振幅を比較し、比較的単純な解をもたらす。
上記アルゴリズムにおいては、図13に示す座標系を用いることにより、センサの位置が、原点(0,0)に対して対称であるとして規定される。
センサは、2つの差動ペアA,BおよびC,Dを形成し、振幅V−VおよびV−Vを有する電圧出力をそれぞれもたらす。
各差動ペアは、対象のxおよびy位置座標を求めるために独立に使用される。例えば、x軸について、センサのペアA,Bは、以下に示すように、対象位置xを計算するために使用される。
自由空間において、大きさqの点電荷からの距離rにおける交流信号(V)の振幅は、次のように表すことができる。
Figure 0006354043
したがって、センサA,Bの各々における交流信号の振幅は、次の方程式によって与えられる。
Figure 0006354043

ここで、xは対象のx軸座標であり、x,xは各センサの座標を示している。
次いで、対象位置の2つの連立方程式が、センサ電位を対象位置に関連付けるために使用される。
Figure 0006354043
センサ位置についての対称的配置をx=−xと設定すると、上記方程式を解くことができ、次の結果が与えられる。
Figure 0006354043
原点についての対象の小さな偏差について、積2Vは対象位置に応じてほぼ一定であり、そのため、解を次のように単純化することができる。
Figure 0006354043
よって、差動出力電圧は、対象位置に直接関係している。
同様に、センサペアC,Dについて、対象位置のy座標を次のように与えることができる。
Figure 0006354043
その結果として、図13における検出ノードA,BおよびC,Dの2ペアを使用するとともに、関連する差動増幅器62を使用して各ペアの2つのセンサ間の差を取るアルゴリズムを設定することにより、対象物体の座標が得られる。
このため、最も単純な実施においては、それら差信号が対象位置に直接関係するように、コンピュータ66において線形化モデルが用いられる。この線形近似は、対象がセンサに極端に接近して検出領域を制限することがなく、よって対象運動領域が、センサ間の距離の半分であり、軸の中央に中心が置かれるような状況に適用できる。
より良好な適合度、あるいはより大きな相対検出領域が必要とされる場合には、線形近似法から離れる必要がある。この場合、アルゴリズムは、位置の関数として振幅が異なる補正係数をデータに対して追加的に適用しなければならない。このため、補正係数は、単純な倍率に加えて用いられるとともに、信号振幅と検出ノードからの対象物体の距離との間に存在する正確な非線形関係を考慮するものとなる。
[無線ノードの実施形態]
上述したシステムは、基本的に、4つの検出ノード10を利用し、その各々が単一のセンサを有し、それらセンサが2組の差動ペアとして機能するように構成されている。検出ノード10の各対向ペアは、ノードのセンサ間の距離と等しい基準線を有する軸を規定するとともに、電圧規準として機能するために、検出ノード10と関連する差動増幅器62との間の物理的電気接続を必要とする。この物理的接続は、望ましくない場合、この構成の本質的な特徴である。実際に、センサのペア間の電場をボルト/mで測定しているが、別の言い方をすれば、センサのペアを、二つの測定プローブを有する電圧計と同様のものであると考えることができる。
明らかに、それらセンサが大きな空間の外周の周辺に配置される場合、またはセンサの大きなネットワークの分配が必要とされる場合には、それらセンサ間の物理的接続についての条件が、厳しい制約となる。我々が、個別にセンサの各々からのデータを使用して対象の位置の“デッドレコニング”を行っても、すべてのセンサが、ローカルアースまたは参照接続を必要とすることになる。これは、開放環境に配置されるセンサについて、あるいはセンサが主電源に接続されるインドア用途について、接地接続の使用によって可能となるかもしれないが、一般に、便利なものまたは望ましいものではない。
理想的には、所定の領域における電場摂動を監視する多数の自立型の無線検出ノードを配置することが有利であろう。この課題に対する一つの潜在的な解決策は、単一の測定ノードに含まれるセンサの非常に短い基準線ペアを使用して局所的に電場を測定し、これを、別の同様の検出ノードからの出力と比較することである。このため、上述したような単一センサを含む各ノードは、狭い間隔で並んだセンサのペアを含むノードによって置き換えられる。このようにして、電場勾配の測定を得ることができる。その後、電場の変化というよりも、局所的な電場勾配の変化を観察することによって、摂動が測定されるものとなる。
そのような実施形態の一例が図14に示されており、この例では、ノード100が、例えば図9に示すような2つのEPセンサ22を有し、それらが短い基準線に渡って局所的な電場を測定するように構成され、その基準線の長さが、第1電極201および第2電極202間のほぼ1−10cm程度である。これは、参照接続を必要とすることなく達成することができ、ノード100は、図示の各回路要素にそれぞれの内部バッテリ電源を置くことにより電源内蔵式としてもよい。さらに図示されているように、各センサ22は、ガード回路30の形式のフィードバック回路を有する増幅器28と、直流バイアス電流回路38と、追加のフィードバック回路装置39とを備え、このフィードバック回路装置は、例えば、ブートストラッピング、中和、供給変調およびDC・低周波フィードバック回路を含むことができる。
二つのセンサ22は、差動増幅器70に接続され、そこから、アナログデジタルコンバータおよび無線データ送信器72が接続され、このアナログデジタルコンバータおよび無線データ送信器が、差動信号をデジタル形式に変換して、送信のためにアンテナ74に信号を供給する。なお、帯域通過フィルタ24および交流信号振幅検出器26は、図8のように、各センサ22内に含まれると仮定される。
一例として、図14の実施形態は、約10cmの基準線測定を有し、直径2cmのディスク電極を用いると仮定することができる。しかしながら、図15に示すように、遥かにコンパクトな構成で同じ感度を達成することができる。
電場がボルト/mとして規定および測定されるため、非常に短い基準線を使用して局所的電場の測定を実行する場合に、信号の振幅が比例的に小さくなるという結果になる。したがって、この問題を緩和するために使用される、図14に示す検出ノードの一変形例は、図15に示すような不平衡の差動ノードである。
図15に示す実施形態は、基準線が遥かに短く2つの電極203,204の大きさが極端に異なる点を除いて、図14に示す実施形態と同じである。基準線測定を1cm、2つの電極のサイズをそれぞれ2cmおよび√10cmとすることにより、図14の実施形態と同等な結果を達成できる。このため、図15において、同じ部品を同じ符号により示して、それ以上の説明を省略する。
電位センサの感度は、広範囲に及ぶ電場に弱く容量結合される場合、電極の自己キャパシタンスによって決定される。したがって、電極サイズを変えると、ノード100内の2つのセンサ22の相対感度が変化することとなる。小さい電極204は、大きい電極203よりも低い感度を示して、差動ペアの平衡を失わせるように機能し、それにより、二つのセンサ22間の小さな差に対するノード100の感度を高めることとなる。実際に、小さい電極204は、大きな電極203と比較した場合に、電場摂動にほんの僅かに依存するローカル参照電位を生成するために使用されて、ローカル人工アースとして機能することとなる。
例えば、図9に示すような、高ダイナミックレンジセンサの使用は、我々の先に公開された特許出願に記載のように、それら技術の可能性のある応用領域の殆どに対して有利である。それは、信号振幅が、物体とセンサ間の距離に応じて幅広く変化する可能性があるからである。
なお、図14および15の無線ノード100は、図9のセンサの代わりに、同じ利点を有する図11のセンサ42を同様に良好に採用できる。
図16は、リモート受信器92とともに対象位置、運動および追跡システムを形成するように構成された複数の無線ノード100を示すブロック図である。センサ22または42のペアをそれぞれ有するノード100は、アンテナ74により受信器92へとデータを送信し、受信器は、アンテナ94を介して無線信号を受信する。その後、受信器92は、データを、データ取得および信号処理コンピュータ96に供給する。コンピュータ96は、メモリ96aおよび中央処理装置96bを内蔵し、上述したアルゴリズムを用いて、指示された計算を実行し、結果として得られた位置および運動データを密度図としてディスプレイ98上に表示する。
[発明の実施]
本発明の実用的な実施において、検出領域12は、交流主電源またはローカル雑音が広がる実質的に任意の場所に配置することができ、その場所には、住居、オフィス、研究所または工場、交通ターミナル、または開放地または野外が含まれる。
励起源は、交流主電源またはローカル発電器からの環境交流信号、または、例えば、コンピュータ、屋内電気器具、電気モータまたは電力供給装置により生成された背景雑音とすることができる。本発明は、励起源として交流主電源を参照して開示および説明してきたが、励起源として周囲雑音を用いることも可能である。この場合、必要な回路は、フィルタ回路の帯域幅/範囲が雑音の帯域幅に適合するように変更される点以外は、全く同じである。
対象物体は、導電性であっても誘電物体であってもよく、例えば、人または車両が含まれる。導電性および/または抵抗性物体は、直接的は方法で、電場摂動を引き起こすこととなる。導電性または抵抗性物体の存在は、物体の寸法にわたって空間的電位を均一にする短絡経路を与えることとなる。励起場で起立している人の場合には、対象の寸法にわたりグランドに場を効率的に短絡する効果を有し、頭部のレベルで〜0Vの電位を与える。
[スパース行列の実施形態]
前の実施形態は、矩形検出領域のコーナに置いたセンサの差動ペアの使用に基づくものであるが、センサの差動ペアを用いない代替的な配置構成も可能である。そのような配置構成は図17および18に関連して説明されており、ここでは、センサの有線接続を前提としている。この場合、後述するように、差動増幅器62が省略されて、異なるアルゴリズムがコンピュータ66のメモリに格納されてコンピュータにより処理を制御する点以外は、図12のシステムが用いられる。
この場合にはデータ処理がより複雑になるが、電場の明確に定義された特性を利用することにより、上述した実施形態と比較して、少ない数のセンサを使用して対象物体の位置および運動を画像化することも可能になる。電場は、源からの距離の逆数で、振幅が低下するものとして知られている。この事実を利用するとともに、2,3のセンサからの信号の相対的な振幅を比較することにより、三角測量と類似の方法で、以下のアルゴリズムによって、物体の位置が判定される。例えば、検出ノード10,100が、検出領域12の4つのコーナのうちの3つに配置される場合には、センサの何れか2つからの相対出力を取ることにより、弧である解をもたらすものとなる。2つの弧が交差する部分が、物体の位置である。これは、図17に絵で示されている。
物体の位置を判定するために必要とされる方程式を含むアルゴリズムを構成するために、我々は、前述した第1実施形態のように、センサおよび誘電性物体の位置を最初に規定しなければならない。使用した座標系は図18に示されている。
数学的には、自由空間において、大きさqの点電荷からの距離rにおける交流信号(V)の振幅は、次のように表すことができる。
Figure 0006354043

これは、センサにおける振幅が、次のように与えられることを意味している。
Figure 0006354043
ここで、幾つかの割合および変数を定義するのが有効である。
Figure 0006354043
以下の変数を関連付けるために、2つの連立方程式が使用される。
Figure 0006354043

この式は、次のように書くこともできる。
Figure 0006354043

さらに、この式は、次のように書くこともできる。
Figure 0006354043
方程式3.1に(1−B)を乗じ、方程式3.2に(1−A)を乗じると、次のようになる。
Figure 0006354043
方程式3.2から方程式3.4を差し引くと、次のようになる。
Figure 0006354043
xに関してyを与えるように変形すると、次のようになる。
Figure 0006354043
方程式3.5を方程式3.1に代入すると、次のようになる。
Figure 0006354043
方程式3.6の括弧を展開すると、次のようになる。
Figure 0006354043
方程式3.7を方程式3.6に代入すると、次のようになる。
Figure 0006354043

これは、x>0およびy>0として、xについて解くことができる。その後、これを方程式3.5に代入して、yを求めることができる。
この手順のシミュレーションからの一つのフレームは、図19に示されている。この場合の物体は、センサの平面における楕円軌道において振動する誘電性振り子からなる。この方法は、追加の垂直なZ軸上に第3スパース行列の単なる追加により、三次元空間で機能するように拡張することもできる。
より複雑な状態が現実の世界では生じることがあり、そこでは、検出領域または室内における追加の物体の存在が電場を歪めることがある。そのため、多くの場合においては、この追加的な複雑さを許容するために、上述した方程式を変形する必要があるであろう。これは、次のように、距離に対する電位の依存度を変更することを含む。
Figure 0006354043
nの数値は、実際には、空いている頂点に4番目のセンサを導入することにより、決定することができる。これは、nを変化させることにより、2セットの方程式を解いて一点の解について最適化することを可能にする冗長情報をもたらす。その後、割合が、次の式に置換されて、方程式が設定された後、既述したように、解かれる。
Figure 0006354043
[電荷中心の解]
上述した方法は、明白な位置情報を与えるが、これは、単一の移動している誘電性物体についてのみ言える。複数の移動中の物体が含まれる場合については、この方法は、力学条件における質量中心に似た単一の“電荷中心”の解をもたらす。
不明確さを解決する方法は、スパース行列において検出ノード10,100の数を増やすことである。かなりの効果を得るのに、2,3の追加的ノードを加えるだけでよい。例えば、図20に示すように、追加的検出ノードを対象領域12の各辺に一つずつ加えて、合計で5つの検出ノードおよび実質的に4象限を形成することができる。
検出ノードの各ペアからの相対信号を比較することにより、物体を特定の象限に位置させることができ、その結果、単一の象限の分解能にまで低下する位置の不明確さをすべて取り除くことができる。必要とされる空間分解能に関しては選択事項である。例えば、ジェスチャ認識システムにおける人間の手の場合を例に取ると、不明確さを回避するには、約1m×1mの検出領域12に対して約20cmの間隔で検出ノードを配置するのが適切であるだろう。この技術は、個別の物体が、ある時点で異なるセクタ内にある限りは、追跡されるのを可能にする。ソフトウェアは、対象領域を複数の物体に分解するために用いることができ、その後、単一セクタ内のそれら物体の追跡を続けるために用いることができる。
上述した本発明は、数多くの有利性および特有の特徴および利点を有し、特に、以下の特徴を含む。
・差動センサノードで場勾配検出技術を使用する静的励起場による対象位置特定および追跡
・電場検出技術を使用する静止対象を含む50Hzの対象位置特定および追跡
・差動センサノードで場勾配検出技術を使用する静止対象を含む50Hzの対象位置特定および追跡
・差動ノード感度を増加させるための、検出ノードにおける不均衡なセンサのペアの使用
・環境または背景雑音を含む自然にまたは人為的な要因から生じる非同期/非連続の信号を検出および位置特定するための上記技術の何れかの使用

Claims (15)

  1. 対象物体検出システムであって、
    周囲の交流励起源により生成される場内の検出領域に対するそれぞれの検出位置に配置される複数の検出ノードであって、前記周囲の交流励起源が、対象物体の位置または移動検出ための専用の設計交流源以外の交流励起源であり、各検出ノードが、対象物体により生じる前記場における摂動を検出するように設計された少なくとも1の電位センサを有し、前記センサが、交流励起場に応答して検出信号を生成する電極と、前記電極に接続され、前記検出信号を受信および増幅して交流測定信号を出力として生成する増幅器と、前記増幅器の出力から入力への少なくとも1のフィードバック回路であって、前記増幅器の入力インピーダンスを高めるフィードバック回路とを含む、検出ノードと、
    各検出ノードと関連付けられた信号処理配列とを備え、前記信号処理配列が、予め設定された通過帯域の外側にある周波数を除去するように構成されたフィルタ回路を含み、前記交流源が、前記通過帯域内の周波数または周波数帯域を有し、前記信号処理配列がさらに、前記交流測定信号に応答して、信号振幅をモニタリングするとともに、対象物体データの生成に使用する振幅情報を生成するレベル検出器とを含むことを特徴とする対象物体検出システム。
  2. 請求項1に記載の検出システムにおいて、
    前記電位センサが、差動ペアで配置されて、各ペアの2つの電位センサからの交流測定信号から差動出力が生成されることを特徴とする検出システム。
  3. 請求項2に記載の検出システムにおいて、
    各検出ノードが、単一の前記電位センサを有し、前記検出ノードが、ペアで配置されて、各ペアのノードの2つの電位センサが、前記差動出力を生成するためにそれぞれの差動
    増幅器に接続されていることを特徴とする検出システム。
  4. 請求項2に記載の検出システムにおいて、
    各検出ノードが、電位センサのペアを備え、その電極が、前記周囲の交流励起源からの場勾配の変化に応答するように、狭い間隔で配置され、各ノードの2つの電位センサが、前記差動出力を生成するために、付随する差動増幅器に接続されていることを特徴とする検出システム。
  5. 請求項4に記載の検出システムにおいて、
    各検出ノードにおける前記2つの電位センサの電極が、約1cmの基準線間隔を有することを特徴とする検出システム。
  6. 請求項4に記載の検出システムにおいて、
    各検出ノードにおける前記2つの電位センサの電極が、異なるサイズのディスクを含むことを特徴とする検出システム。
  7. 請求項4,5または6に記載の検出システムにおいて、
    各検出ノードが、データ収集装置に前記差動出力を無線送信するための送信器を含み、前記データ収集装置が、前記差動出力を受信するための受信器を含み、前記データ収集装置が、中央処理装置を含むことを特徴とする検出システム。
  8. 請求項1乃至7の何れか一項に記載の検出システムにおいて、
    前記検出ノードが、前記検出領域の外周の近傍に配置されていることを特徴とする検出システム。
  9. 請求項1乃至8の何れか一項に記載の検出システムにおいて、
    前記検出領域が、前記周囲の交流励起源により生成される広い場により取り囲まれる矩形空間を含み、前記検出ノードが、前記検出領域のコーナに配置されていることを特徴とする検出システム。
  10. 請求項9に記載の検出システムにおいて、
    前記検出領域の4つのコーナのうちの3つに配置された3つの検出ノードを含むことを特徴とする検出システム。
  11. 請求項9または10に記載の検出システムにおいて、
    前記検出領域が、グリッドに区分されて、複数の矩形のグリッドセクタを規定し、各グリッドセクタが少なくとも3つの検出ノードにより監視されるように前記検出ノードが配置されていることを特徴とする検出システム。
  12. 請求項1乃至11の何れか一項に記載の検出システムにおいて、
    前記中央処理装置に接続されたディスプレイであって、前記対象物体データに応答して、前記対象物体の位置または運動のうちの少なくとも一方を表示するディスプレイをさらに備えることを特徴とする検出システム。
  13. 請求項1乃至12の何れか一項に記載の検出システムにおいて、
    前記検出領域内の前記対象物体の位置および/または運動を計算するための追跡アルゴリズムを格納するメモリと、
    格納された前記アルゴリズムに従い前記振幅情報を処理するように構成された中央処理装置であって、前記対象物体の位置および運動のうちの少なくとも一方を計算することにより対象物体データを生成する中央処理装置とをさらに備えることを特徴とする検出システム。
  14. 対象物体の検出方法であって、
    周囲の交流励起源により生成される場内に位置する検出領域に対するそれぞれの検出位置に複数の検出ノードを配置するステップであって、前記周囲の交流励起源が、対象物体の位置または移動検出のための専用の設計交流源以外の交流励起源であり、各検出ノードが、対象物体により生じる前記場における摂動を検出するように設計された少なくとも1の電位センサを有し、前記センサが、交流励起場に応答して検出信号を生成する電極と、前記電極に接続され、前記検出信号を受信および増幅して交流測定信号を出力として生成する増幅器と、前記増幅器の出力から入力への少なくとも1のフィードバック回路であって、前記増幅器の入力インピーダンスを高めるフィードバック回路とを含むものである、ステップと、
    予め設定された通過帯域の外側にある周波数を除去することによって、前記交流測定信号を処理するステップであって、前記交流源が、前記通過帯域内の周波数または周波数帯域を有するものであるステップと、
    処理された前記交流測定信号の信号振幅をモニタリングして、対象物体データの生成に使用する振幅情報を生成するステップとを備えることを特徴とする方法。
  15. 請求項14に記載の対象物体の検出方法であって、
    対象物体データを生成するために、前記振幅情報から前記対象物体の位置および運動のうちの少なくとも一方を計算するステップをさらに備えることを特徴とする方法。
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