JP6349320B2 - 無線周波数の分離が改善された送受切替回路 - Google Patents

無線周波数の分離が改善された送受切替回路 Download PDF

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Description

本発明は、磁気共鳴(magnetic resonance;MR)撮像システムにおいて使用されるMR無線周波数(radio frequency;RF)アンテナのための送受(transmit/receive;T/R)切替回路に係る。
磁気共鳴(MR)撮像の分野において、第1の動作期間の間に、関心のある対象における原子核の共鳴励起のために共振周波数で無線周波数(RF)電力を伝送し、そして、第1の動作期間とは異なる第2の動作期間で、原子核によって放射されたMR RFエネルギを受けるために設けられるMR RFアンテナを用いることが知られている。
MR撮像システムを作動させる最先端の技術において、RF電力を伝送する期間及び磁気共鳴撮像信号を受信する期間は、MR撮像セッション中に連続的に行われている。RF電力を伝送する期間及びMR撮像信号を受信する期間は、送受(T/R)スイッチによってMRアンテナを制御することで生じてよい。
先行技術のT/Rスイッチは、スイッチング素子としてPIN(positive intrinsic negative)ダイオードを適用してよい。通常、順方向バイアスをかけられたPINダイオードによって形成される低RFインピーダンスは、4分の1波長伝送線路を介して、対応する接続点でその両数として高RFインピーダンスに変換される。このようなT/Rスイッチは、例えば、アメリカ合衆国マサチューセッツ州ウォータータウン(MA02472)プレザント通り580にあるマイクロセミ社によって1998年に著された“The Pin Diode Circuit Designers’ Handbook”(DOC.#98=WPD-RDJ007)(非特許文献1)の図2.11において記載されている。MR撮像信号を受信する期間中に、受信端にある前置増幅器と、共鳴励起のためのRF電力を供給するRF増幅器との間の十分なRF分離を達成するために、4分の1波長変換は複数の段において繰り返される必要がある。ほとんどの場合に、2つの段があれば十分なRF分離を提供する。
4分の1波長変換に必要とされる伝送線路は極めて長く且つかさばる傾向があるので、それらは、同じ変換特性を示す対応するネットワークによって置換され得る。結果として、このネットワークの各構成要素が与えられる。
先行技術のT/Rスイッチの典型的な実施形態が図1aに示される。図1bは、π型ネットワークを用いる等価集中素子回路を表し、必要とされるインダクタL及びキャパシタCは個々に厳密に決定される。図1aにおいて、RF入力線路TX’は、RF増幅器(図示せず。)から原子核の共鳴励起のためのRF電力を供給している。RF入力線路TX’は、PINダイオードDを介してMR RFアンテナM’へ接続されており、言い換えると、4分の1波長RF伝送線路(λ/4)へ接続されている。4分の1波長RF伝送線路の遠位端は、受信されたMR信号を増幅するよう設けられたRF前置増幅器を備える受信ポートRX’へ且つ他のPINダイオードD’へ接続されている。PINダイオードは、DCバイアス電流を制御することによって、低RFインピーダンスの状態と高RFインピーダンスの状態との間で転移され得る。なお、DCバイアス電流の供給回路は、明りょうさのために図示されない。
図1bから分かるように、RF電力を伝送する期間の間の受信ポートRX’の段ごとのRF分離は、主に、インダクタンスL及びダイオードD’の低RFインピーダンスによって形成される分圧器によって与えられる。両方の値が、4分の1波長伝送線路(λ/4)と等価なπ型ネットワークによって原理上は固定されるので、段ごとのRF分離も決定される。
通常、1つの段は、約40dBの、RF電力を伝送する期間の間のRF分離を可能にする。例えば、62dBmのRF電力レベル(おおよそ1.6kW)が受信ポート(RX’)へ適用される場合には、RF前置増幅器を確実に保護するに足りるほどの安全マージンは存在しない(約25dBmの最大許容電力レベルでたった62dm−40db=22dBm)。このために、第2の段ST’が加えられるべきであるが、このことは、T/Rスイッチの複雑性及び物理サイズを増大させる。加えて、より高い総バイアス電流が供給される必要がある。
示された理由により、現在のT/Rスイッチは、通常、必要とされる分離を達成するために2つの段から成る。先行技術の二段T/Rスイッチ及びその等価集中素子回路の例が夫々図1c及び1dにおいて示される。それらは、高い総DCバイアス電流を必要とするかさばった伝送線路又は多数の要素を有する。
欧州特許出願公開第1004886(A2)号明細書(特許文献1)は、2つの異なる共振周波数で働くことができる、磁気共鳴撮像システムにおいて使用されるRFインターフェース回路を開示する。RFインターフェース回路は、VHFローパスフィルタJと、高インピーダンスの並列共振回路Kと、第2のフィルタ回路Lと、バンドパスフィルタMとを有する、どちらかといえば複雑な構造を持つ。
MR撮像信号を受信するとともに共鳴励起のためのRF電力を伝送するために設けられる局所的な多素子MR RFアンテナアレイへの関心の高まりとともに、改善された送受スイッチの必要性が高まっている。そのために、RF電力を伝送する期間の間及びMR撮像信号を受信する期間の間の両方で改善されたRF分離を提供することが望ましい。他の目的は、T/Rスイッチの更なる設計自由度を提供し且つRF分離効果に関して全体の必要とされるDCバイアス電流を下げることである。
欧州特許出願公開第1004886(A2)号明細書 マイクロセミ社,"The Pin Diode Circuit Designers’ Handbook"(DOC.#98=WPD-RDJ007),1998年、米国マサチューセッツ州ウォータータウン
従って、本発明の目的は、MR撮像システムにおいて使用される磁気共鳴(MR)無線周波数(RF)アンテナのための送受(T/R)切替回路であって、改善されたRF分離特性を有するT/R切替回路を提供することである。加えて、本発明のT/R切替回路は、更なる設計自由度を提供することができる。
本発明の一態様において、目的は、
RF電力を前記MR RFアンテナへ伝送するために設けられるRF入力伝送線路と、
MR周波数で前記MR RFアンテナによって受信されるべきMR信号を前記MR RFアンテナから離れて移すために設けられるRF出力伝送線路と、
少なくとも2つのRFソリッドステートスイッチング部材のうちの第1のRFソリッドステートスイッチング部材を介して前記RF入力伝送線路が前記MR RFアンテナへ接続される前記少なくとも2つのRFソリッドステートスイッチング部材と、
前記少なくとも2つのRFソリッドステートスイッチング部材のためのDCバイアス電流を生成するために設けられ、該バイアス電流の変化によって前記少なくとも2つのRFソリッドステートスイッチング部材のRFインピーダンスは略非導電状態と略導電状態との間で制御可能であるバイアス電流生成回路と、
前記少なくとも2つのRFソリッドステートスイッチング部材のうちの前記第1のRFソリッドステートスイッチング部材を介して接続される少なくとも第1のインダクタ及び少なくとも第1のキャパシタであり、前記少なくとも2つのRFソリッドステートスイッチング部材のうちの前記第1のRFソリッドステートスイッチング部材と、前記第1のインダクタ及び前記第1のキャパシタのうちの1つとは、前記RF入力伝送線路と前記RF出力伝送線路との間で直列に接続され、前記第1のインダクタ及び前記第1のキャパシタは、前記MR周波数と略等しい共振周波数を有し、且つ、前記少なくとも2つのRFソリッドステートスイッチング部材が前記略導電状態にある場合に、前記RF入力伝送線路に対して前記MR RFアンテナと並列に接続される並列共振回路を形成する、前記第1のインダクタ及び前記第1のキャパシタと、
前記第1のキャパシタが前記RF入力伝送線路と前記RF出力伝送線路との間で直列に接続される場合に、前記第1のインダクタ及び前記第1のキャパシタのうちの前記1つと前記RF出力伝送線路との間で直列に接続される少なくとも第2のインダクタ、又は
前記第1のインダクタが前記RF入力伝送線路と前記RF出力伝送線路との間で直列に接続される場合に、前記第1のインダクタ及び前記第1のキャパシタのうちの前記1つと前記RF出力伝送線路との間で直列に接続される少なくとも第2のキャパシタと、
を有し、
前記第2のインダクタ及び前記第1のキャパシタ、又は前記第2のキャパシタ及び前記第1のインダクタは、前記MR周波数と略等しい共振周波数を有し、且つ、前記少なくとも2つのRFソリッドステートスイッチング部材のうちの前記第1のRFソリッドステートスイッチング部材と前記RF出力伝送線路との間で直列に接続される第1の直列共振回路を形成し、
前記少なくとも2つのRFソリッドステートスイッチング部材のうちの第2のRFソリッドステートスイッチング部材は、前記第1の直列共振回路のインダクタ及びキャパシタの共通ノードへ接続される、
T/R切替回路によって達成される。
本願で使用される“ソリッドステートスイッチング部材”との語句は、半導体テクノロジに基づく電子スイッチングデバイスとして特に理解されるべきである。ソリッドステートスイッチング部材の例は、PINダイオード又はトランジスタである。
本願で使用される“周波数がMR周波数と略等しい”との言い回しは、MR周波数の望ましくは±5%の、そして最も望ましくは±2%の幅を有してMR周波数に関して対称な範囲内にある周波数として特に理解されるべきである。
バイアス電流を介するスイッチング部材の制御によって、連続したRF送信期間及びRF受信期間が、動作のどの時点でもRF入力伝送線路及びRF出力伝送線路並びにその接続されるRF構成要素の間の高いRF分離を提供しながら、T/R切替回路の低減された複雑性、サイズ及び費用で生成され得る。
本発明の好適な実施形態において、当該T/R切替回路は、
前記MR周波数と略等しい共振周波数を伴う、少なくとも1つのキャパシタ及び少なくとも1つのインダクタを備える第2の直列共振回路と、
少なくとも第3のRFソリッドステートスイッチング部材と
を更に有し、
前記第2の直列共振回路は、前記第1の直列共振回路と前記RF出力伝送線路との間で直列に接続され、前記少なくとも第3のRFソリッドステートスイッチング部材は、前記第2の直列共振回路のインダクタ及びキャパシタの共通ノードへ接続される。
それによって、RF入力伝送線路及びRF出力伝送線路並びに接続されるRF構成要素の間の極めて改善されたRF分離が達成され得る。
本発明の更なる好適な実施形態において、前記RFソリッドステートスイッチング部材のうちの少なくとも1つは、PINダイオードを含む。考慮中である無線周波数(水素原子Hについて42.6MHz/テスラ)で、PINダイオードは、それを流れる順方向DC電流の逆関数であるRFインピーダンスを有する電気部品として機能する。従って、RFインピーダンスは、バイアス電流の変化によって略非導電状態と略導電状態との間で容易に制御可能であり、そして、RFソリッドステートスイッチング部材のための費用効果的な解決法が提供され得る。ここで、本願で使用される“略非導電状態”及び“略導電状態”との語句は、500よりも、望ましくは1000よりも、そして最も望ましくは10000よりも大きい2つの状態におけるRFインピーダンスの比として特に理解されるべきである。
本発明の他の目的は、MR撮像システムにおいて使用される磁気共鳴(MR)無線周波数(RF)アンテナユニットであって、
少なくとも1つのMR RFアンテナと、
前記少なくとも1つのMR RFアンテナへ接続される、T/R切替回路の開示される実施形態のうちの少なくとも1つ又はそれらの組み合わせと
を有するMR RFアンテナユニットを提供することである。
それによって、MR撮像システムは、RF入力伝送線路とRF出力伝送線路との間の優れたRF分離特性を備えた極めてコンパクトなMR RFアンテナユニットを提供され得る。
本発明の更なる他の目的は、
夫々のMRアンテナが局所RFコイルとして設計される複数のMR RFアンテナと、
T/R切替回路の複数の開示される実施形態又はそれらの組み合わせと
を有し、
前記複数のT/R切替回路のうちの少なくとも1つのT/R切替回路は、前記複数のMR RFアンテナのうちの各々のMR RFアンテナへ接続される、
磁気共鳴(MR)無線周波数(RF)アンテナユニットのアレイを提供することである。
本願で使用される“局所RFコイル”との語句は、RFコイルの最大線寸法よりも小さい関心のある対象までの距離において配置されるよう設けられるRFアンテナとして特に理解されるべきである。局所RFコイルは、関心のある対象の部分の近くに通常は配置され、関心のある対象と接触さえしてよく、高い信号対雑音比を有することが知られている。局所RFコイルは、平面において配置される環状設計又は二次設計を有してよいが、多角形設計をなお有してよい。
このように、局所RFコイルの極めてコンパクトな配置が提供可能であり、それは、RF入力伝送線路とRF出力伝送線路との間の十分に大きいRF分離を有しながら、関心のある対象の大部分をカバーすることができる。
その上更なる好適な実施形態において、前記複数のT/R切替回路のうちの各々のT/R切替回路は、当該T/R切替回路が接続されるMR RFアンテナに近接近して配置される。本願で使用される“近接近して”との言い回しは、平面にある方向においてMR RFアンテナの最大伸長よりも小さい、望ましくは、平面にある方向においてMR RFアンテナの最大伸長の50%よりも小さい、そして最も望ましくは最大伸長の30%よりも小さいMR RFアンテナまでの最接近距離を持った空間内の領域として特に理解されるべきである。それによって、コイルごとに小さい物理サイズを有する局所RFコイルのアレイが、RF入力伝送線路とRF出力伝送線路との間の十分に大きいRF分離を有しながら提供され得る。
本発明の他の態様において、MR撮像システムの連続したRF送信期間及びRF受信期間を発生させる方法が提供され、前記MR撮像システムは、
T/R切替回路の開示される実施形態のうちの少なくとも1つ又はそれらの組み合わせと、
RF送信期間の間にRF電磁界を送信し且つRF受信期間の間にRF電磁界を受信するよう設けられる少なくとも1つのMR RFアンテナと
を有し、当該方法は、
RF送信期間を発生させるよう前記RFソリッドステートスイッチング部材を前記略非導電状態から前記略導電状態へ移すために、前記バイアス電流を、所定の第1の閾電流を越えるように制御するステップと、
RF受信期間を発生させるよう前記RFソリッドステートスイッチング部材を前記略導電状態から前記略非導電状態へ移すために、前記バイアス電流を、所定の第2の閾電流を下回るように制御するステップと
を有する。
当該方法は、MR撮像システムの連続してRF送信期間及びRF受信期間の容易な、部品を削減された、且つ費用効果がある発生を可能にすることができる。
本発明の他の態様は、連続したRF送信期間及びRF受信期間を発生させるための開示される方法の実施形態のステップの実行を制御するソフトウェアモジュールであって、前記ステップは、MR撮像システムの制御ユニットのメモリ素子において実装可能であり且つ前記制御ユニットのプロセッシングユニットによって実行可能であるプログラムコードに変換される、ソフトウェアモジュールを提供することである。それによって、柔軟且つ可搬な解決法が、あらゆるMR撮像システムに容易に実装され得る。
本発明の更なる他の態様は、少なくとも1つのMR RFアンテナを備えるMR撮像システムにおいて使用されるスイッチング制御ユニットであって、前記MR撮像システムの連続したRF送信期間及びRF受信期間を発生させるために設けられるスイッチング制御ユニットにおいて、
T/R切替回路の開示される実施形態のうちの少なくとも1つ又はそれらの組み合わせと、
開示されているソフトウェアモジュールの実施形態又はその変形例と、
プロセッシングユニットと、
少なくとも1つのメモリ素子と
を有し、
前記ソフトウェアモジュールは、前記メモリ素子において実装可能であり且つ前記プロセッシングユニットによって実行可能である、
スイッチング制御ユニットを同じ目的のために提供することである。一般に、当該スイッチング制御ユニットは、他のMR撮像制御ユニットに組み入れられてよい。
本発明の他の目的は、
少なくとも1つのMR RFアンテナと、
開示されているスイッチング制御ユニットの少なくとも1つの実施形態又はその変形例と
を有するMR撮像システムを提供することである。
このように、連続したRF送信期間及びRF受信期間を有するMR撮像システムが、部品及び動作の複雑性、MR RFアンテナのサイズ、MR信号の品質、並びに敏感な電子装置の内在的な保護に関して改善された性質を有しながら提供され得る。
4分の1波長伝送線路を用いる先行技術の送受(T/R)スイッチを示す。 図1aに従う先行技術の送受(T/R)スイッチの等価集中素子回路を示す。 2つの4分の1波長伝送線路を用いる二段の先行技術の送受(T/R)スイッチを表す。 図1cに従う二段の先行技術の送受(T/R)スイッチの等価集中素子回路を表す。 本発明に従うMR撮像システムの実施形態の略部分図である。 本発明に従う送受(T/R)切替回路の実施形態を表す。 本発明に従う送受(T/R)切替回路の他の実施形態を表す。 図2に従うMR撮像システムのMR RFアンテナアレイの略詳細図を示す。
本発明のそれら及び他の態様は、後述される実施形態から明らかであり、それらを参照して説明される。そのような実施形態は、必ずしも発明の全範囲を表すわけではなく、従って、発明の適用範囲を解釈するために本明細書とともに特許請求の範囲が参照される。
図1a乃至1dは、既に背景技術において説明された先行技術の送受スイッチを表す。
図2は、MRスキャナ12を有する、本発明に従う磁気共鳴(MR)撮像システム10の実施形態の部分の概略図を示す。MRスキャナ12は、略静的な磁場を発生させるために設けられるメイン磁石14を含む。メイン磁石14は、内部に位置付けられるべき関心のある対象20、通常は患者のために中心軸18の周囲に検査空間を定める中心ボアを備える。原理上、発明はまた、静磁場内に検査領域を設けるあらゆる他のタイプのMR撮像システムに適用可能である点が留意されるべきである。更に、MR撮像システム10は、静磁場に重畳される傾斜磁場を発生させるために設けられる磁場傾斜コイルシステム22を有する。磁場傾斜コイルシステム22は、当該技術でよく知られているように、メイン磁石14のボア内に同心円状に配置される。
更に、MR撮像システム10は、MR撮像システム10のRF送信期間の間に関心のある対象20内で原子核を励起するようRF磁界を適用するために設けられる磁気共鳴(MR)無線周波数(RF)アンテナユニット36(図5)のアレイ34を含む。MR RFアンテナユニット36のアレイ34はまた、以下で記載されるように、励起された原子核からRF受信期間の間にMR信号を受信するよう設けられる。MR撮像システム10の作動状態において、RF送信期間及びRF受信期間は連続的に起こっている。
加えて、MR撮像システム10は、当該技術で広く知られているように、取得されたMR信号からMR画像を再構成するために設けられるMR画像再構成ユニット38と、MRスキャナ12の機能を制御するよう設けられる、モニタユニットを備えたMR撮像システム制御ユニット24とを有する。制御ラインは、MR撮像システム制御ユニット24とRF送信器ユニット30との間に設置される。RF送信器ユニット30は、RF送信期間の間にRFスイッチング制御ユニット32を介してMR RFアンテナユニット36のアレイ34へMR無線周波数のRF電力を供給するよう設けられる。同様に、RFスイッチング制御ユニット32もMR撮像システム制御ユニット24によって制御され、他の制御ラインが、その目的を果たすためにMR撮像システム制御ユニット24とRFスイッチング制御ユニット32との間に設置される。RF受信期間の間、RFスイッチング制御ユニット32は、取得されたMR信号をMR RFアンテナユニット36からMR画像再構成ユニット38へ前置増幅器ユニット(図示せず。)を介して導く。
MR RFアンテナユニット36のアレイ34は、図5に示されるように、複数の7つのMR RFアンテナMと、複数の7つの送受(T/R)切替回路40とを有する。夫々のMR RFアンテナMは、環状形状の局所RFコイルとして設計される。MR RFアンテナユニット36のアレイ34は、全ての局所RFコイルが、実質的に、図5の観測面と並行に整列される面内にあるように配置される。
MR RFアンテナユニット36の夫々は、複数のMR RFアンテナのうちの1つのMR RFアンテナMと、そのMR RFアンテナMへ接続される1つのT/R切替回路40とを有する。MR RFアンテナユニット36のうちの夫々1つのMR RFアンテナMは、その隣接するMR RFアンテナユニット36の各々のMR RFアンテナMに突き出して部分的に重なり合う。隣接するMR RFアンテナユニット36の数は2から4まで様々である。複数のT/R切替回路のうちの夫々のT/R切替回路40は、T/R切替回路のうちの夫々1つからそれが接続されているMR RFアンテナMまでの最接近距離が平面と平行な方向においてMR RFアンテナMの最大伸長の30%に満たないとして、そのT/R切替回路40が接続されているMR RFアンテナMに近接近して配置される。
図3は、図2に従うMR撮像システム10において使用される、図5に従う複数のMR RFアンテナのうちの1つのMR RFアンテナのための本発明に従う送受(T/R)切替回路40の実施形態を表す。
T/R切替回路40は、RF電力を伝送する期間の間に、関心のある対象20における原子核の共鳴励起のために、RF電力を共振周波数でMR RFアンテナへ伝送するために設けられるRF入力伝送線路TXを有する。更に、T/R切替回路40は、MR信号を受信する期間の間に、励起された原子核から放射されてMR RFアンテナMによって受信されたMR信号をMR RFアンテナから離れてMR画像再構成ユニット38へ移すために設けられるRF出力伝送線路RXを有する。
加えて、T/R切替回路40は、第1のRFソリッドステートスイッチング部材D1及び第2のRFソリッドステートスイッチング部材D2を有し、それらの両方がPINダイオードを含む。2つのRFソリッドステートスイッチング部材D1,D2のRFインピーダンスは、DCバイアス電流の変化によって、10kΩよりも大きいインピーダンスを有する略非導電状態と、0.5Ωに満たないインピーダンスを有する略導電状態との間で制御可能である。DCバイアス電流は、RFスイッチング制御ユニット32に組み入れられる電流生成回路(明りょうさのために図示せず。)によって供給され、2つのRFソリッドステートスイッチング部材D1,D2を通って流れる。望ましくは、2つのRFソリッドステートスイッチング部材D1,D2は、部品を削減するために、バイアス電流生成回路に対して直列に接続される。しかしながら、バイアス電流生成回路は、2つのRFソリッドステートスイッチング部材D1,D2の夫々について個別のDCバイアス電流を生成する独立した回路を更に有してよい。
DCバイアス生成回路は、供給線路からの如何なるRF電流も遮る直列インダクタを有して実現される必要がある。加えて、大きいDC遮断キャパシタが、RF接続ポートに流れ込む如何なるDC電流も回避するために、RF接続において実装され得る。更には、略非導電状態にあるPINダイオードでの如何なる浮遊/残留容量も並列インダクタによって補償され得る。それらの技術は、一般的であり、当業者に知られている。
図3に示されるように、RF入力伝送線路TXは、第1のRFソリッドステートスイッチング部材D1を介してMR RFアンテナMへ接続されている。T/R切替回路40は、第1のRFソリッドステートスイッチング部材D1を介して接続されている第1のインダクタL1及び第1のキャパシタC1を更に含み、第1のRFソリッドステートスイッチング部材D1及び第1のインダクタL1は、RF入力伝送線路TXとRF出力伝送線路との間で直列に接続されている。
第1のインダクタL1及び第1のキャパシタC1は、MR周波数と略等しい共振周波数を伴う並列共振回路42を形成する。並列共振回路42は、2つのRFソリッドステートスイッチング部材D1,D2が略導電状態にある場合に、RF入力伝送線路TXに対してMR RFアンテナMへ並列に接続される。よく知られているように、並列共振回路42は、共振周波数で最大のRFインピーダンスを有する。
加えて、T/R切替回路40は、第1のインダクタL1とRF出力伝送線路RXとの間で直列に接続される第2のキャパシタC2を有する。第2のキャパシタC2及び第1のインダクタL1は、MR周波数と略等しい共振周波数を伴う第1の直列共振回路44を形成する。直列共振回路44は、第1のRFソリッドステートスイッチング部材D1とRF出力伝送線路RXとの間で直列に接続されている。よく知られているように、直列共振回路44は、共振周波数で最小のRFインピーダンスを有する。
図3に表されるように、第2のRFソリッドステートスイッチング部材D2は、直列共振回路44の第1のインダクタL1及び第2のキャパシタC2の共通ノードへ接続されている。
T/R切替回路の機能
MR撮像システム10のRF送信期間は、次のように、図3に従うT/R切替回路40を用いて生成され得る。
MR撮像システム制御ユニット24は、RFソリッドステートスイッチング部材D1,D2を略非導電状態から略導電状態へ移す所定の第1の閾電流をDCバイアス電流に越えさせるようRFスイッチング制御ユニット32を制御する。従って、RF入力伝送線路TXは、並列共振回路42へ並列に接続されているMR RFアンテナMへ直接接続される。並列共振回路42は、共振周波数で最大のRFインピーダンスを有しており、RF入力伝送線路TXから伝来するRF電力をブロックする。このようにして、RF電力はMR RFアンテナMへ導かれる。RF入力伝送線路TXとRF出力伝送線路RXとの間のRF分離に関して、これは、略導電状態にある第2のRFソリッドステートスイッチング部材D2のインピーダンスと、第2のRFソリッドステートスイッチング部材D2をMR RFアンテナMへ接続する直列共振回路44の第1のインダクタL1とのインピーダンスによって形成される分圧器によって決定される。
MR撮像システム10のRF受信期間は、次のように、図3に従うT/R切替回路40を用いて生成され得る。
MR撮像システム制御ユニット24は、RFソリッドステートスイッチング部材D1,D2を略導電状態から略非導電状態へ移す所定の第2の閾電流をDCバイアス電流に下回らせるようRFスイッチング制御ユニット32を制御する。従って、第1のRFソリッドステートスイッチング部材D1は、RF入力伝送線路TXから伝来するRF電力をブロックしている。直列共振回路44は、共振周波数で最小のRFインピーダンスを有する。故に、MR RFアンテナMによって受信されるMR信号は、RF出力伝送線路RXへ伝えられる。
所定の第1の閾電流及び所定の第2の閾電流は相異なってよいが、それらは同じであってもよい。
T/R切替回路40の実施形態の設計において、キャパシタC1,C2及びインダクタL1の値は、先行技術の設計で見られるように個別的に固定されない。代わりに、設計制約として共振条件のみが存在する。これは、T/R切替回路40が固有の部品値の組を必要としないことから、RF分離を改善するために使用されるのみならず、更には製造を簡単にすることができる更なる自由度を可能にする。
T/R切替回路40の他の実施形態は、図3に従うT/R切替回路40におけるキャパシタ及びインダクタの位置を交換することによって、すなわち、キャパシタをインダクタにより置換し、また逆もそうすることによって、実現され得る点が留意されるべきである。これは、当業者に自明であり、請求項1の文言に反映されている。
MR撮像システム制御ユニット24がRFスイッチング制御ユニット32を、そしてそれによってDCバイアス電流を制御することを可能にするために、MR撮像システム制御ユニット24は、MR撮像システム制御ユニット24のメモリ素子28に実装可能であり且つMR撮像システム制御ユニット24のプロセッシングユニットによって実行可能であるプログラムコードに変換される制御ステップの実行を制御するソフトウェアモジュール26を提供される。
図4は、本発明に従うT/R切替回路48の他の実施形態を表す。図4に従う実施形態は、図3に従う実施形態の全ての構成要素と、更なる第2の段STとを有する。第2の段STは、MR周波数と略等しい共振周波数を有する、第3のキャパシタC3及び第2のインダクタL2を備えた第2の直列共振回路46と、PINダイオードを含む第3のRFソリッドステートスイッチング部材D3とを有する。第2の直列共振回路46は、第1の直列共振回路44とRF出力伝送線路RXとの間で直列に接続されている。第3のRFソリッドステートスイッチング部材D3は、第2の直列共振回路46の第2のインダクタL2及び第3のキャパシタC3の共通ノードへ接続されており、第1のRFソリッドステートスイッチング部材D1及び第2のRFソリッドステートスイッチング部材D2と略同期ようにDCバイアス電流によって制御される。第3のRFソリッドステートスイッチング部材D3は、他のRFソリッドステートスイッチング部材D1,D2と同じように、DCバイアス電流の変化によって、略非導電状態と略導電状態との間で制御可能である。
MR撮像システム10のRF送信期間において、3つのRFソリッドステートスイッチング部材D1,D2,D3が略導電状態にある場合に、RF入力伝送線路TXは、並列共振回路42へ並列に接続されているMR RFアンテナMへ直接接続される。上述されたように、並列共振回路42は、共振周波数で最大のRFインピーダンスを有し、RF入力伝送線路TXから伝来するRF電力をブロックする。加えて、RF入力伝送線路TXとRF出力伝送線路RXとの間のRF分離は、略導電状態にある第3のRFソリッドステートスイッチング部材D3のインピーダンスと、第3のRFソリッドステートスイッチング部材D3を第1の直列共振回路44へ接続する第2の共振回路46の第3のキャパシタC3のインピーダンスとによって形成される第2の分圧器によって強化される。
提案される回路の性能は、アナログ回路シミュレータソフトウェアを用いて解析されている。PINダイオードは、略非導電状態及び略導電状態におけるそれらのRFインピーダンスによって夫々モデル化された。回路内のインダクタの直列抵抗は、Coilcraftコイルに対する測定から導出された。すなわち、それらの部品の損失は、物理的実現に従って正確にモデル化された。RF分離及びRF減衰は、50ΩソースのRF入力電力に対する50Ω負荷でのRF電力を決定することによって計算された。シミュレーションの結果は表1にまとめられており、本発明に従うT/R切替回路により達成できるRF分離が先行技術のRF分離よりも優れていることを実証する。入力インピーダンスは、全ての場合において128MHzのMR周波数で50Ωに近かった。
Figure 0006349320
提案される回路は、単一段設計として考えても異なる方法において、すなわち、異なるインダクタ値を有して、実現可能である。このようにして、また、異なる性能が表1に示されるように達成され得る。結果として、RF分離は標準設計と比べて強化され得、それにより、単一段が局所送受コイルに安全に用いられ得る。これは、T/R切替回路40の複雑さ及びサイズを有意に低減する。加えて、用いられるPINダイオードはより少なく、言い換えると、必要とされるバイアス電流はより小さい。
加えて、第1の直列共振回路44の第1のインダクタL1及び第2のキャパシタC2の共通ノードでPINダイオードD2を通るRF電流は、提案される実施形態では低減され得ることが観測され得る。これは、このPINダイオードの所要電力を下げる。
本発明は、図面及び前述の説明において詳細に図示及び記載されてきたが、そのよう図示及び記載は、例示又は事例であって、限定と見なされるべきではない。本発明は、開示されている実施形態に制限されない。開示されている実施形態に対する他の変形例は、図面、本開示、及び添付の特許請求の範囲の検討から、請求される発明を実施する際に当業者によって理解され達成され得る。特許請求の範囲において、語“有する(comprising)”は他の要素又はステップを除外せず、単称(a又はan)は複数個を除外しない。特定の手段が相互に異なる従属請求項で挙げられているという単なる事実は、それらの手段の組み合わせが有利に用いられ得ないことを示すわけではない。特許請求の範囲における如何なる参照符号も、適用範囲を制限するものとして解釈されるべきではない。
10 MR撮像システム
12 MRスキャナ
14 メイン磁石
16 試験空間
18 中心軸
20 関心のある対象
22 磁場傾斜コイルシステム
24 MR撮像システム制御ユニット
26 ソフトウェアモジュール
28 メモリ素子
30 RF送信器ユニット
32 RFスイッチング制御ユニット
34 MR RFアンテナアレイ
36 MR RFアンテナユニット
38 MR画像再構成ユニット
40,48 T/R切替回路
42 並列共振回路
44 第1の直列共振回路
46 第2の直列共振回路
C1 第1のキャパシタ
C2 第2のキャパシタ
C3 第3のキャパシタ
D1 第1のRFソリッドステートスイッチング部材
D2 第2のRFソリッドステートスイッチング部材
D3 第3のRFソリッドステートスイッチング部材
L1 第1のインダクタ
L2 第2のインダクタ
M MR RFアンテナ
RX RF出力伝送線路
ST 第2の段(先行技術)
TX RF入力伝送線路

Claims (10)

  1. MR撮像システムにおいて使用されるMR RFアンテナのための送受切替回路であって、
    RF電力を前記MR RFアンテナへ伝送するために設けられるRF入力伝送線路と、
    MR周波数で前記MR RFアンテナによって受信されるべきMR信号を前記MR RFアンテナから離れて移すために設けられるRF出力伝送線路と、
    少なくとも2つのRFソリッドステートスイッチング部材のうちの第1のRFソリッドステートスイッチング部材を介して前記RF入力伝送線路が前記MR RFアンテナへ接続される前記少なくとも2つのRFソリッドステートスイッチング部材と、
    前記少なくとも2つのRFソリッドステートスイッチング部材のためのDCバイアス電流を生成するために設けられ、該バイアス電流の変化によって前記少なくとも2つのRFソリッドステートスイッチング部材のRFインピーダンスは略非導電状態と略導電状態との間で制御可能であるバイアス電流生成回路と、
    前記少なくとも2つのRFソリッドステートスイッチング部材のうちの前記第1のRFソリッドステートスイッチング部材を介して接続される少なくとも第1のインダクタ及び少なくとも第1のキャパシタであり、前記少なくとも2つのRFソリッドステートスイッチング部材のうちの前記第1のRFソリッドステートスイッチング部材と、前記第1のインダクタ及び前記第1のキャパシタのうちの1つとは、前記RF入力伝送線路と前記RF出力伝送線路との間で直列に接続され、前記第1のインダクタ及び前記第1のキャパシタは、前記MR周波数と略等しい共振周波数を有し、且つ、前記少なくとも2つのRFソリッドステートスイッチング部材が前記略導電状態にある場合に、前記RF入力伝送線路に対して前記MR RFアンテナと並列に接続される並列共振回路を形成する、前記第1のインダクタ及び前記第1のキャパシタと、
    前記第1のキャパシタが前記RF入力伝送線路と前記RF出力伝送線路との間で直列に接続される場合に、前記第1のインダクタ及び前記第1のキャパシタのうちの前記1つと前記RF出力伝送線路との間で直列に接続される少なくとも第2のインダクタ、又は 前記第1のインダクタが前記RF入力伝送線路と前記RF出力伝送線路との間で直列に接続される場合に、前記第1のインダクタ及び前記第1のキャパシタのうちの前記1つと前記RF出力伝送線路との間で直列に接続される少なくとも第2のキャパシタと、
    を有し、
    前記第2のインダクタ及び前記第1のキャパシタ、又は前記第2のキャパシタ及び前記第1のインダクタは、前記MR周波数と略等しい共振周波数を有し、且つ、前記少なくとも2つのRFソリッドステートスイッチング部材のうちの前記第1のRFソリッドステートスイッチング部材と前記RF出力伝送線路との間で直列に接続される第1の直列共振回路を形成し、
    前記少なくとも2つのRFソリッドステートスイッチング部材のうちの第2のRFソリッドステートスイッチング部材は、前記第1の直列共振回路のインダクタ及びキャパシタの共通ノードへ接続される、
    送受切替回路。
  2. 前記MR周波数と略等しい共振周波数を伴う、少なくとも1つのキャパシタ及び少なくとも1つのインダクタを備える第2の直列共振回路と、
    少なくとも第3のRFソリッドステートスイッチング部材と
    を更に有し、
    前記第2の直列共振回路は、前記第1の直列共振回路と前記RF出力伝送線路との間で直列に接続され、
    前記少なくとも第3のRFソリッドステートスイッチング部材は、前記第2の直列共振回路のインダクタ及びキャパシタの共通ノードへ接続される、
    請求項1に記載の送受切替回路。
  3. 前記RFソリッドステートスイッチング部材のうちの少なくとも1つは、PINダイオードを含む、
    請求項1又は2に記載の送受切替回路。
  4. MR撮像システムにおいて使用されるMR RFアンテナユニットであって、
    少なくとも1つのMR RFアンテナと、
    前記少なくとも1つのMR RFアンテナへ接続される、請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の少なくとも1つの送受切替回路と
    を有するMR RFアンテナユニット。
  5. 夫々のMRアンテナが局所RFコイルとして設計される複数のMR RFアンテナと、
    請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の複数の送受切替回路と
    を有し、
    前記複数の送受切替回路のうちの少なくとも1つの送受切替回路は、前記複数のMR RFアンテナのうちの各々のMR RFアンテナへ接続される、
    MR RFアンテナユニットのアレイ。
  6. 前記複数の送受切替回路のうちの各々の送受切替回路は、当該送受切替回路が接続されるMR RFアンテナに近接近して配置される、
    請求項5に記載のMR RFアンテナユニットのアレイ。
  7. 請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の少なくとも1つの送受切替回路と、RF送信期間の間にRF電磁界を送信し且つRF受信期間の間にRF電磁界を受信するよう設けられる少なくとも1つのMR RFアンテナとを有するMR撮像システムの連続したRF送信期間及びRF受信期間を発生させる方法であって、
    RF送信期間を発生させるよう前記RFソリッドステートスイッチング部材を前記略非導電状態から前記略導電状態へ移すために、前記バイアス電流を、所定の第1の閾電流を越えるように制御するステップと、
    RF受信期間を発生させるよう前記RFソリッドステートスイッチング部材を前記略導電状態から前記略非導電状態へ移すために、前記バイアス電流を、所定の第2の閾電流を下回るように制御するステップと
    を有する方法。
  8. 請求項7に記載の方法のステップの実行を制御するソフトウェアモジュールであって、
    前記ステップは、MR撮像システムの制御ユニットのメモリ素子において実装可能であり且つ前記制御ユニットのプロセッシングユニットによって実行可能であるプログラムコードに変換される、
    ソフトウェアモジュール。
  9. 少なくとも1つのMR RFアンテナを備えるMR撮像システムにおいて使用されるスイッチング制御ユニットであって、前記MR撮像システムの連続したRF送信期間及びRF受信期間を発生させるために設けられるスイッチング制御ユニットにおいて、
    請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の少なくとも1つの送受切替回路と、
    請求項に記載のソフトウェアモジュールと、
    プロセッシングユニットと、
    少なくとも1つのメモリ素子と
    を有し、
    前記ソフトウェアモジュールは、前記メモリ素子において実装可能であり且つ前記プロセッシングユニットによって実行可能である、
    スイッチング制御ユニット。
  10. 少なくとも1つのMR RFアンテナと、
    請求項9に記載の少なくとも1つのスイッチング制御ユニットと
    を有するMR撮像システム。
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