JP6347881B1 - 自動通報装置 - Google Patents

自動通報装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6347881B1
JP6347881B1 JP2017160166A JP2017160166A JP6347881B1 JP 6347881 B1 JP6347881 B1 JP 6347881B1 JP 2017160166 A JP2017160166 A JP 2017160166A JP 2017160166 A JP2017160166 A JP 2017160166A JP 6347881 B1 JP6347881 B1 JP 6347881B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blood glucose
glucose level
human body
low
level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017160166A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019040291A (ja
Inventor
尚貴 伊藤
尚貴 伊藤
洸大 伊藤
洸大 伊藤
一道 稲垣
一道 稲垣
Original Assignee
イセット株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by イセット株式会社 filed Critical イセット株式会社
Priority to JP2017160166A priority Critical patent/JP6347881B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6347881B1 publication Critical patent/JP6347881B1/ja
Publication of JP2019040291A publication Critical patent/JP2019040291A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
  • Emergency Alarm Devices (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)

Abstract

【課題】人体に適切な対応可能な自動通報装置を提供する。【解決手段】血糖値検出部41は、人体1の血糖値Bを検出可能である。異常判定部70は、予め設定される血糖値の閾値である低血糖値B_lowよりも血糖値Bが低いとき、または、予め設定される閾値である高血糖値B_uppよりも血糖値Bが高いとき、人体1が異常であると判定する。自動発報部75は、人体1が異常であると異常判定部70が判定したとき、自動通報または自動警報を発する。これにより、血糖値Bの上昇および低下の両方を見ることができ、それに伴う症状を外部から確認できる。このため、自動通報装置11は、人体に適切な対応ができる。【選択図】図1

Description

本発明は、自動通報装置に関する。
従来、糖尿病治療では、人体の血糖値が比較的高いとき、インスリン製剤等の薬物が投与されることが知られている。特許文献1の記載のように、血糖値を測定し、その値に応じて、自動的にインスリンを体内に注入するシステムが知られている。
また、従来、人体の血糖値が低下しすぎると、意識障害、けいれんおよび昏睡等の大脳機能低下症状が現れることが知られている。特許文献2のように、血糖値が比較的低いとき、通知または発信する血糖測定装置が知られている。
特開平09−192218号公報 特許第4894439号公報
人体の血糖値は、食事の量、食事の間隔または運動量等の日常生活に応じて変動する。人体は、血糖値に応じて、すい臓からのインスリンの分泌量を調節しており、インスリンの人体への投与量を決定することは、困難である。特許文献1の構成では、自動的にインスリンが人体に投与され、血糖値が低下しすぎる虞がある。これにより、人体に適切な対応ができない虞がある。
特許文献2の構成では、血糖値が低いときのレベルに応じて、通知または発信することで、大脳機能低下症状が現れる前の事前予防および事後対応を行っている。この構成では、血糖値が高い場合、人体に適切な対応ができず、血糖値が低下してから血糖値が急上昇したとき、人体への対応が不十分になる虞がある。
本発明は、このような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、人体に適切な対応可能な自動通報装置を提供することにある。
本発明の自動通報装置は、血糖値検出部(41)、異常判定部(70)、自動発報部(75)、音検出部(45)、発声部(46)、カメラ(47)およびモニタ(49)を備える。
血糖値検出部は、人体(1)の血糖値(B)を検出可能である。
異常判定部は、予め設定される血糖値の閾値である低血糖値(B_low)よりも血糖値が低いとき、または、低血糖値よりも高く、予め設定される閾値である高血糖値(B_upp)よりも血糖値が高いとき、人体が異常であると判定する。
自動発報部は、人体が異常であると異常判定部が判定したとき、自動通報または自動警報を発する。
音検出部は、人体からの音を検出可能である。
発声部は、人体に音を発生可能である。
カメラは、人体を撮像可能である。
モニタは、カメラが撮像した映像を表示可能である。
3つの低血糖値が設定されており、3つのうちの1つの低血糖値を第1低血糖値(B1_low)とする。第1低血糖値よりも低く設定される低血糖値を第2低血糖値(B2_low)とする。第2低血糖値よりも低く設定される低血糖値を第3低血糖値(B3_low)とする。
血糖値が第1低血糖値未満であるとき、異常判定部は、人体は異常であると判定する。
血糖値が第2低血糖値未満であるとき、音検出部は、人体からの音を検出し、発声部は、人体に向かって音を発する。
血糖値が第3低血糖値未満であるとき、カメラは、人体を撮像し、モニタは、カメラが撮像した映像を表示する。
上記と同様に、3つの高血糖値が設定されており、3つのうちの1つの高血糖値を第1高血糖値(B1_upp)とする。第1高血糖値よりも高く設定される高血糖値を第2高血糖値(B2_upp)とする。第2高血糖値よりも高く設定される高血糖値を第3高血糖値(B3_upp)とする。
血糖値が第1高血糖値を超えるとき、異常判定部は、人体は異常であると判定する。
血糖値が第2高血糖値を超えるとき、音検出部は、人体からの音を検出し、発声部は、人体に向かって音を発する。
血糖値が第3高血糖値を超えるとき、カメラは、人体を撮像し、モニタは、カメラが撮像した映像を表示する。
これにより、血糖値の上昇および低下の両方を見ることができ、それに伴う症状を外部から確認できる。このため、自動通報装置は、人体に適切な対応ができる。
第1実施形態による自動通報装置の構成を示すブロック図。 第1実施形態による自動通報装置を用いる人体の模式図。 第1実施形態による自動通報装置の処理を示すフローチャート。 第1実施形態による自動通報装置の処理を示すフローチャート。 第2実施形態による自動通報装置の構成を示すブロック図。
以下、実施形態による自動通報装置を図面に基づいて説明する。複数の実施形態において、実質的に同一の構成には、同一の符号を付して説明する。また、本実施形態という場合、複数の実施形態を包括する。
(第1実施形態)
自動通報装置11は、コンピュータが用いられ、マイコンを主体として構成されており、CPU、読み出し可能な非一時的有形記録媒体、ROM、I/Oおよびこれらの構成を接続するバスライン等を備えている。自動通報装置11の各処理は、ソフトウェア処理であってもよいし、専用の電子回路によるハードウェア処理であってもよい。ソフトウェア処理では、例えば、ROM等の実体的なメモリ装置に予め記憶されたプログラムをCPUで実行される。
図1に示すように、自動通報装置11は、血糖値検出部41、位置検出部44、音検出部45、発声部46、カメラ47、モニタ49、異常判定部70、記録部71および自動発報部75を備える。
血糖値検出部41は、電極法を用いて、人体1の血糖値Bを検出可能である。なお、血糖値Bは、人体1の血液中のグルコースの濃度である。
血糖値検出部41は、円形形状の断面を含む筐体および比較的小さな針を有する。この針は、人体1の皮膚組織の血液に接触可能である。この針には、グルコースと反応する酵素を含むコーティングがされている。
血糖値検出部41は、コーティングされた針と反応したグルコースに電圧を掛けて、流れる電流を測定する。流れた電流から血糖値Bが演算される。
図2に示すように、血糖値検出部41は、人体1の腹部7に接触して設けられている。なお、血糖値検出部41は、人体1の耳3、胸部5、指2、腕4または手6であってもよい。図2において、血糖値検出部41の所在を明確にするため、血糖値検出部41の大きさを誇張して記載している。
位置検出部44は、複数のGPSから電波信号を受信可能である。また、位置検出部44は、GPSの電波信号から地球の経度と緯度とで人体1の位置が表された情報である位置情報Ipを演算する。演算された位置情報Ipは、自動発報部75からの信号である警報信号Saとともに、監視センター80に出力される。
音検出部45は、カメラ47の付近に設けられており、人体1からの音およびカメラ47の撮像範囲の音を検出可能である。なお、人体1からの音は、人体1の周辺の音も含むものとする。
音検出部45は、平行な2枚の板を近接させたコンデンサであり、一方の板をダイヤフラムに置き換えられている。振動に応じて、電極間の距離が変わり、音信号に比例した静電容量の変化が発生する。音検出部45は、静電容量の変化を電圧の変化に変換し、増幅器を経由して、検出した音を出力する。
発声部46は、カメラ47の付近に設けられており、音検出部45と同様の構成であり、人体1に向かって発声音Smを発生可能である。音検出部45が発声音Smを検出しないように、音検出部45が音を検出するタイミングが調整されている。
カメラ47は、人体1を撮像可能である。カメラ47は、広角レンズを有する撮像光学系および撮像素子を備えており、撮像を1秒間に数コマ以上のコマ数の動画として出力可能である。撮像素子は、例えば、CCD型やCMOS型である。ここで、CCDは、Charge Coupled Deviceの略であり、電荷結合素子を用いたセンサのことである。CMOSは、Complementary MOSFETの略であり、金属酸化物半導体電界効果トランジスタであるMOSFETを相補形に設置されたゲート構造のことである。
モニタ49は、監視センター80に設けられており、カメラ47が撮像した映像であるカメラ映像Scを表示可能である。
モニタ49は、例えば、バックライトを有する液晶型、プラズマ表示型またはOELD型のものが用いられる。ここで、OELDは、Organic Electroluminescence Displayの略であり、有機化合物を用いた層状の構造体に電圧を掛けると発光する現象を用いた表示装置である。
予め設定される血糖値Bの閾値を低血糖値B_lowとする。3つの低血糖値B_lowが設定されており、3つのうちの1つを第1低血糖値B1_lowとする。第1低血糖値B1_lowよりも低く設定される値を第2低血糖値B2_lowとする。第2低血糖値B2_lowよりも低く設定される値を第3低血糖値B3_lowとする。第1低血糖値B1_low、第2低血糖値B2_lowおよび第3低血糖値B3_lowの関係は、以下関係式(1)のように表される。第1低血糖値B1_lowは、例えば、60−70mg/dlである。第2低血糖値B2_lowは、例えば、40−50mg/dlである。第3低血糖値B3_lowは、例えば、20−35mg/dlである。
B1_low>B2_low>B3_low ・・・(1)
低血糖値B_lowよりも高く、予め設定される閾値を高血糖値B_uppとする。3つの高血糖値B_uppが設定されており、3つのうちの1つを第1高血糖値B1_uppとする。第1高血糖値B1_uppよりも高く設定される値を第2高血糖値B2_uppとする。第2高血糖値B2_uppよりも高く設定される値を第3高血糖値B3_uppとする。第1高血糖値B1_upp、第2高血糖値B2_uppおよび第3高血糖値B3_uppの関係は、以下関係式(2)のように表される。第1高血糖値B1_uppは、例えば、140−170mg/dlである。第2高血糖値B2_uppは、例えば、250−300mg/dlである。第3高血糖値B3_uppは、例えば、500−600mg/dlである。
B1_upp<B2_upp<B3_upp ・・・(2)
異常判定部70は、低血糖値B_lowよりも血糖値Bが低いとき、人体1が異常であると判定する。または、異常判定部70は、高血糖値B_uppよりも血糖値Bが高いとき、人体1が異常であると判定する。異常判定部70は、以下関係式(3)で表されるとき、人体1が異常であると判定する。または、異常判定部70は、以下関係式(4)で表されるとき、人体1が異常であると判定する。異常判定部70は、判定した結果を自動発報部75に出力する。
B1_low>B ・・・(3)
B1_upp<B ・・・(4)
血糖値Bが第2低血糖値B2_low未満、第3低血糖値B3_low以上であるとき、すなわち、以下関係式(5)で表されるとき、音検出部45は、人体1からの音を検出し、発声部46は、人体1に向かって音を発する。血糖値Bが第2高血糖値B2_uppを超え、第3高血糖値B3_upp以下であるとき、すなわち、以下関係式(6)で表されるとき、音検出部45は、人体1からの音を検出し、発声部46は、人体1に向かって音を発する。
B2_low>B≧B3_low ・・・(5)
B2_upp<B≦B3_upp ・・・(6)
血糖値Bが第3低血糖値B3_low未満であるとき、すなわち、以下関係式(7)で表されるとき、カメラ47は、人体1を撮像し、モニタ49は、カメラ47が撮像した映像を表示する。血糖値Bが第3高血糖値B3_uppを超えるとき、すなわち、以下関係式(8)で表されるとき、カメラ47は、人体1を撮像し、モニタ49は、カメラ47が撮像した映像を表示する。
B<B3_low ・・・(7)
B>B3_upp ・・・(8)
低血糖値B_lowよりも血糖値Bが低かったときの回数を低血糖回数C_lowとする。高血糖値B_uppよりも血糖値Bが高かったときの回数を高血糖回数C_highとする。
記録部71は、人体1が異常であると異常判定部70が判定した回数、すなわち、低血糖回数C_lowまたは高血糖回数C_highを記録可能である。記録部71は、人体1は異常であると異常判定部70が判定したとき、低血糖回数C_lowまたは高血糖回数C_highに1回を加算する。また、記録部71は、低血糖回数C_lowまたは高血糖回数C_highをゼロにする、すなわち、低血糖回数C_lowまたは高血糖回数C_highをクリアすることもできる。なお、低血糖回数C_lowおよび高血糖回数C_highの初期値は、ゼロである。
自動発報部75は、異常判定部70と無線で電気的に接続されている。
自動発報部75は、人体1が異常であると異常判定部70が判定したとき、自動通報または警報としての警報信号Saを監視センター80に発する。自動発報部75は、人体1が異常であると異常判定部70が判定したとき、位置検出部44から位置情報Ipを取得する。自動発報部75は、警報信号Saとともに、位置情報Ipを監視センター80に発する。
また、自動発報部75は、監視センター80にだけでなく、警報信号Saおよび位置情報Ipを携帯装置76に発する。携帯装置76は、例えば、携帯電話または携帯可能なコンピュータである。
携帯装置76は、警報信号Saおよび位置情報Ipを受信したとき、予め登録されている連絡先に電話またはメールをするように、設定されている。
監視センター80では、警報信号Saが受信される。
また、監視センター80では、カメラ映像Sc、外部音Sbおよび発声音Smにより、人体1の状態が確認される。
自動通報装置11の処理を図3および図4のフローチャートを参照して説明する。フローチャートにおいて、「S」は、ステップを意味する。
ステップ101において、血糖値検出部41は、血糖値Bを検出する。検出された血糖値Bは、異常判定部70に出力される。
ステップ102において、異常判定部70は、第1高血糖値B1_uppよりも血糖値Bが高いか否かを判定する。
血糖値Bが第1高血糖値B1_uppよりも高いとき、処理は、ステップ103に移行する。
血糖値Bが第1高血糖値B1_upp以下であるとき、処理は、ステップ114に移行する。
ステップ103において、異常判定部70は、人体1が異常であると判定する。
ステップ104において、記録部71は、高血糖回数C_highに1回を加算する。
ステップ105において、自動発報部75は、位置情報Ipを取得する。
ステップ106において、自動発報部75は、警報信号Saおよび位置情報Ipを監視センター80に通報または警報する。
ステップ107において、異常判定部70は、第2高血糖値B2_uppよりも血糖値Bが高いか否かを判定する。
血糖値Bが第2高血糖値B2_uppよりも高いとき、処理は、ステップ108に移行する。
血糖値Bが第2高血糖値B2_upp以下であるとき、処理は、ステップ113に移行する。
ステップ108において、音検出部45および発声部46が起動する。音検出部45および発声部46が起動することにより、監視センター80と人体1とは、会話できる。
ステップ109において、異常判定部70は、第3高血糖値B3_uppよりも血糖値Bが高いか否かを判定する。
血糖値Bが第3高血糖値B3_uppよりも高いとき、処理は、ステップ110に移行する。
血糖値Bが第3高血糖値B3_upp以下であるとき、処理は、ステップ113に移行する。
ステップ110において、カメラ47およびモニタ49が起動する。カメラ47およびモニタ49が起動することにより、監視センター80は、人体1の状態を目視で確認できる。
ステップ111において、自動発報部75は、携帯装置76に位置情報Ipを送信する。
ステップ112において、携帯装置76は、位置情報Ipを受信し、予め登録されている連絡先に電話またはメールを自動送信する。
ステップ113において、血糖値検出部41の電源がオンまたはオフされているか否かが判定される。
血糖値検出部41の電源がオンのとき、処理は、ステップ101に戻る。
血糖値検出部41の電源がオフのとき、処理は、終了する。
ステップ102を経由するステップ114において、異常判定部70は、第1低血糖値B1_lowよりも血糖値Bが低いか否かを判定する。
血糖値Bが第1低血糖値B1_lowよりも低いとき、処理は、ステップ115に移行する。
血糖値Bが第1低血糖値B1_low以上であるとき、処理は、ステップ113に移行する。
ステップ115において、異常判定部70は、人体1が異常であると判定する。
ステップ116において、記録部71は、低血糖回数C_lowに1回を加算する。
ステップ117およびステップ118は、ステップ105およびステップ106と同様である。
ステップ119において、異常判定部70は、第2低血糖値B2_lowよりも血糖値Bが低いか否かを判定する。
血糖値Bが第2低血糖値B2_lowよりも低いとき、処理は、ステップ120に移行する。
血糖値Bが第2低血糖値B2_low以上であるとき、処理は、ステップ113に移行する。
ステップ120は、ステップ108と同様である。
ステップ121において、異常判定部70は、第3低血糖値B3_lowよりも血糖値Bが低いか否かを判定する。
血糖値Bが第3低血糖値B3_lowよりも低いとき、処理は、ステップ122に移行する。
血糖値Bが第3低血糖値B3_low以上であるとき、処理は、ステップ113に移行する。
ステップ122−124は、ステップ110−112と同様である。
従来、特許文献1の構成では、自動的にインスリンが人体に投与され、血糖値が低下しすぎる虞がある。これにより、人体に適切な対応ができない虞がある。
また、特許文献2の構成では、血糖値が低下したとき、通知をしてブドウ糖等を人体に摂取する対応をしている。この構成では、血糖値が比較的高い人体の場合、血糖値が低下してから血糖値が急上昇したとき、人体への対応が不十分になる虞がある。そこで、本実施形態の自動通報装置は、人体に適切な対応可能にする。
(効果)
[1]異常判定部70は、血糖値Bが低血糖値B_lowよりも低いとき、または、血糖値Bが高血糖値B_uppよりも高いとき、人体1が異常であると判定する。人体1が異常であると異常判定部70が判定したとき、自動発報部75は、自動発報または自動警報を外部に発する。これにより、血糖値Bの上昇および低下の両方を見ることができ、血糖値Bが低いときまたは高いときに伴う症状を外部から確認できる。このため、自動通報装置11は、人体1が置かれている状況に影響を受けないで、人体1に適切な対応ができる。
[2]血糖値Bが第2低血糖値B2_low未満、第3低血糖値B3_low以上であるとき、発声部46は、人体1に向かって音を発する。血糖値Bが第2高血糖値B2_uppを超え、第3高血糖値B3_upp以下であるとき、発声部46は、人体1に向かって音を発する。血糖値Bが第3低血糖値B3_low未満であるとき、カメラ47は、人体1を撮像し、モニタ49は、カメラ47が撮像した映像を表示する。血糖値Bが第3高血糖値B3_uppを超えるとき、カメラ47は、人体1を撮像し、モニタ49は、カメラ47が撮像した映像を表示する。
血糖値Bが比較的低い場合、症状として、異常な空腹感、脱力感または生あくび等が人体1に生じる。さらに、血糖値Bが低下すると、症状として、不安感、動悸、冷や汗または手もしくは指の震え等が人体1に生じる。このとき、外部から人体1と会話をすることで、人体1に不快感を与えることなく、適切に対応できる。また、血糖値Bがさらに低下すると、症状として、呂律が回らなくなる、めまい、疲労感、痙攣または意識を失う等が人体1に生じる。このとき、人体1とは会話できないと想定されるので、カメラ47が撮像することによって、人体1の状態を確認できる。監視センター80は、必要であれば、血縁者、病院、消防署または警察署等に通報し、人体1に適切な対応可能になる。
血糖値Bが比較的高い場合、症状として、異常な喉の渇き、頻尿、脱力感、疲労感または体重減が人体1に生じる。さらに、血糖値Bが上昇すると、症状として、脱水、吐き気、腹痛または口臭等が人体1に生じる。このとき、外部から人体1と会話をすることで、人体1に不快感を与えることなく、適切に対応できる。また、血糖値Bがさらに上昇すると、症状として、意識障害等が人体1に生じる。このとき、人体1とは会話できないと想定されるので、カメラ47が撮像することによって、人体1の状態を確認できる。血糖値Bが比較的低いときと同様に、監視センター80は、必要であれば、血縁者、病院、消防署または警察署等に通報し、人体1に適切な対応可能になる。
このように、自動通報装置11では、血糖値Bに応じて、人体1に適切な対応ができる。
[3]記録部71は、人体1は異常であると異常判定部70が判定した回数、すなわち、低血糖回数C_lowまたは高血糖回数C_highを記録可能である。記録部71により、人体1がどのような状態であったかを見ることができる。このため、人体1の健康管理および医師または専門家からの健康管理の指導を人体1に適切にしやすくなる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、尿酸値検出部をさらに備える点を除き、第1実施形態と同様である。
図5に示すように、第2実施形態の自動通報装置12は、尿酸値検出部72をさらに備える。
尿酸値検出部72は、人体1の尿酸値Uを検出可能である。尿酸値Uは、人体1の血液中の尿酸の濃度である。尿酸値検出部72は、異常判定部270に接続されており、血糖値検出部41と一体に構成されている。予め設定される尿酸値Uの閾値を尿酸上限値U_uppとする。尿酸上限値U_uppは、例えば、70mg/dlである。
異常判定部270は、尿酸値検出部72が検出した尿酸値Uが尿酸上限値U_uppよりも高いとき、人体1は異常であると判定する。
第2実施形態においても第1実施形態と同様の効果を奏する。
人体1のインスリンの働きが悪く、血糖値Bが比較的高い場合、血糖値Bが高くなるのを抑えようとしてインスリンが過剰に分泌される。このとき、人体1の血液中のインスリンの濃度が高くなり、尿酸が体外に排出されにくくなり、尿酸値Uが上昇する。尿酸値Uが比較的高い場合、症状として、人体1に痛風が生じる。このように、尿酸値Uと血糖値Bとは関係している。第2実施形態の自動通報装置12では、尿酸値検出部72により、人体1の症状をより明確にでき、人体1が置かれる状況に影響なく、より適切に人体1に対応できる。
(他の実施形態)
(i)血糖値検出部は、比色法を用いて、人体の血糖値Bを検出してもよい。比色法では、血液を特定の酵素と反応させ、色の変化を比較することで、血糖値が測定される。また、血糖値は、人体の汗、尿または唾液等の生体液中のグルコースの濃度としてもよい。
また、血糖値検出部は、リストバンド型、ヘッドギア型、腕時計型、ネックレス型、指輪型、イヤリング型または貼付膜型等の形状であってもよく、血糖値検出部の形状は、限定されない。さらに、実施形態では、血糖値検出部は、接触型を用いているが、非接触型であってもよい。
(ii)異常判定部は、低血糖値および高血糖値を各3つ設定されている。低血糖値および高血糖値は、各3つに限定されず、各3つ以上に設定されてもよい。閾値の数が多くなるほど、人体の状況を細分化できるため、人体への適切な対応がしやすくなる。
(iii)音検出部は、コンデンサ型に限らず、ムービングコイル型、リボン型、圧電型またはレーザ型であってもよい。
以上、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において、種々の形態で実施することができる。
1 ・・・人体、
41 ・・・血糖値検出部、
70 ・・・異常判定部、
75 ・・・自動発報部、
B ・・・血糖値、
B_low ・・・低血糖値、
B_upp ・・・高血糖値。

Claims (6)

  1. 人体(1)の血糖値(B)を検出可能な血糖値検出部(41)と、
    予め設定される前記血糖値の閾値である低血糖値(B_low)よりも前記血糖値が低いとき、および、前記低血糖値よりも高く、予め設定される閾値である高血糖値(B_upp)よりも前記血糖値が高いとき、前記人体が異常であると判定する異常判定部(70)と、
    前記人体が異常であると前記異常判定部が判定したとき、自動通報または自動警報を発する自動発報部(75)と、
    前記人体からの音を検出可能な音検出部(45)と、
    前記人体に音を発生可能な発声部(46)と、
    前記人体を撮像可能なカメラ(47)と、
    前記カメラが撮像した映像を表示可能なモニタ(49)と、
    を備え、
    3つの前記低血糖値が設定されており、3つのうちの1つの前記低血糖値を第1低血糖値(B1_low)とし、前記第1低血糖値よりも低く設定される前記低血糖値を第2低血糖値(B2_low)とし、前記第2低血糖値よりも低く設定される前記低血糖値を第3低血糖値(B3_low)とすると、
    前記血糖値が前記第1低血糖値未満であるとき、前記異常判定部は、前記人体は異常であると判定し、
    前記血糖値が前記第2低血糖値未満であるとき、前記音検出部は、前記人体からの音を検出し、前記発声部は、前記人体に向かって音を発し、
    前記血糖値が前記第3低血糖値未満であるとき、前記カメラは、前記人体を撮像し、前記モニタは、前記カメラが撮像した映像を表示する自動通報装置。
  2. 人体(1)の血糖値(B)を検出可能な血糖値検出部(41)と、
    予め設定される前記血糖値の閾値である低血糖値(B_low)よりも前記血糖値が低いとき、および、前記低血糖値よりも高く、予め設定される閾値である高血糖値(B_upp)よりも前記血糖値が高いとき、前記人体が異常であると判定する異常判定部(70)と、
    前記人体が異常であると前記異常判定部が判定したとき、自動通報または自動警報を発する自動発報部(75)と、
    前記人体からの音を検出可能な音検出部(45)と、
    前記人体に音を発生可能な発声部(46)と、
    前記人体を撮像可能なカメラ(47)と、
    前記カメラが撮像した映像を表示可能なモニタ(49)と、
    を備え、
    3つの前記高血糖値が設定されており、3つのうちの1つの前記高血糖値を第1高血糖値(B1_upp)とし、前記第1高血糖値よりも高く設定される前記高血糖値を第2高血糖値(B2_upp)とし、前記第2高血糖値よりも高く設定される前記高血糖値を第3高血糖値(B3_upp)とすると、
    前記血糖値が前記第1高血糖値を超えるとき、前記異常判定部は、前記人体は異常であると判定し、
    前記血糖値が前記第2高血糖値を超えるとき、前記音検出部は、前記人体からの音を検出し、前記発声部は、前記人体に向かって音を発し、
    前記血糖値が前記第3高血糖値を超えるとき、前記カメラは、前記人体を撮像し、前記モニタは、前記カメラが撮像した映像を表示する自動通報装置。
  3. 前記血糖値検出部は、前記人体に接触して前記血糖値を検出する請求項1または2に記載の自動通報装置。
  4. 前記血糖値が前記第1低血糖値未満であったときの回数である低血糖回数(C_low)を記録可能な記録部(71)をさらに備える請求項1に記載の自動通報装置。
  5. 前記血糖値が前記第1高血糖値を超えたときの回数である高血糖回数(C_high)を記録可能な記録部(71)をさらに備える請求項2に記載の自動通報装置。
  6. 前記人体の尿酸値(U)を検出可能な尿酸値検出部(72)をさらに備え、
    前記異常判定部は、予め設定される前記尿酸値の閾値である尿酸上限値(U_upp)よりも前記尿酸値が高いとき、前記人体が異常であると判定する請求項1から5のいずれか一項に記載の自動通報装置。
JP2017160166A 2017-08-23 2017-08-23 自動通報装置 Active JP6347881B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017160166A JP6347881B1 (ja) 2017-08-23 2017-08-23 自動通報装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017160166A JP6347881B1 (ja) 2017-08-23 2017-08-23 自動通報装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6347881B1 true JP6347881B1 (ja) 2018-06-27
JP2019040291A JP2019040291A (ja) 2019-03-14

Family

ID=62706329

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017160166A Active JP6347881B1 (ja) 2017-08-23 2017-08-23 自動通報装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6347881B1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6978144B1 (ja) * 2021-09-02 2021-12-08 株式会社Arblet 情報処理システム、サーバ、情報処理方法及びプログラム

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110196217A1 (en) * 2008-09-29 2011-08-11 Terumo Kabushiki Kaisha Blood glucose level information processing apparatus, blood glucose level information processing method and blood glucose level information processing program
JP4894439B2 (ja) * 2006-09-28 2012-03-14 ニプロ株式会社 血糖測定装置
JP2012205676A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Terumo Corp センサ
JP2014147404A (ja) * 2012-12-24 2014-08-21 Taku Yamaguchi 血糖値ウォッチ装置
JP2014524791A (ja) * 2011-06-23 2014-09-25 ユニバーシティ オブ ヴァージニア パテント ファウンデーション 糖尿病患者の血糖値の監視と制御のための統合プラットフォーム
JP2016539760A (ja) * 2013-10-31 2016-12-22 デックスコム・インコーポレーテッド 連続的監視デバイスのための適応型インターフェース

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4894439B2 (ja) * 2006-09-28 2012-03-14 ニプロ株式会社 血糖測定装置
US20110196217A1 (en) * 2008-09-29 2011-08-11 Terumo Kabushiki Kaisha Blood glucose level information processing apparatus, blood glucose level information processing method and blood glucose level information processing program
JP2012205676A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Terumo Corp センサ
JP2014524791A (ja) * 2011-06-23 2014-09-25 ユニバーシティ オブ ヴァージニア パテント ファウンデーション 糖尿病患者の血糖値の監視と制御のための統合プラットフォーム
JP2014147404A (ja) * 2012-12-24 2014-08-21 Taku Yamaguchi 血糖値ウォッチ装置
JP2016539760A (ja) * 2013-10-31 2016-12-22 デックスコム・インコーポレーテッド 連続的監視デバイスのための適応型インターフェース

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019040291A (ja) 2019-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10051410B2 (en) Assist device and system
EP3085175B1 (en) Method of location coordination via wireless protocol between multiple devices
US11559251B2 (en) System and method for managing pharmacological therapeutics including a health monitoring device
US20190000402A1 (en) Human Body Condition and Behavior Monitoring Alarm System
US10595767B2 (en) Apparatus and method for recognizing symptoms of dementia and providing dementia patient management service
CN104113618A (zh) 一种基于柔性屏幕的穿戴式监护设备
CN103126658A (zh) 医疗监控手表及医疗监控系统
EP2914161B1 (en) Apparatus for monitoring of a body function and/or a body property
US9629581B2 (en) Method and apparatus for biometric monitoring
US11020009B2 (en) User terminal
KR20150116206A (ko) 블루투스 기반의 웨어러블 생체 측정기기를 이용한 응급상황 알림 방법 및 이를 위한 컴퓨터로 판독가능한 기록매체
CN109152557A (zh) 用于短暂性脑缺血发作的早期检测的系统和方法
JP2023099012A (ja) アラートシステム
JP6347881B1 (ja) 自動通報装置
WO2022100407A1 (zh) 智能眼罩、终端设备、健康管理方法与系统
KR101050280B1 (ko) 생체신호 분석 시스템 및 방법
JP7236626B2 (ja) 通報用移動端末、通報システム及び通報方法
US20230210444A1 (en) Ear-wearable devices and methods for allergic reaction detection
US20230397891A1 (en) Ear-wearable devices for detecting, monitoring, or preventing head injuries
US20220360913A1 (en) Direct informative communication through an ear-wearable device
US20220304580A1 (en) Ear-worn devices for communication with medical devices
KR101260464B1 (ko) 긴급구조요청 무선통신단말기의 전원보호방법
KR20200125871A (ko) 환자 상태 통보 시스템
TWI696447B (zh) 生理監測系統
CN220545148U (zh) 婴儿监视系统

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180515

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180529

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6347881

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250