JP6345701B2 - 患者の大腿骨上に切断ブロックを設置するためのガイド - Google Patents

患者の大腿骨上に切断ブロックを設置するためのガイド Download PDF

Info

Publication number
JP6345701B2
JP6345701B2 JP2015557510A JP2015557510A JP6345701B2 JP 6345701 B2 JP6345701 B2 JP 6345701B2 JP 2015557510 A JP2015557510 A JP 2015557510A JP 2015557510 A JP2015557510 A JP 2015557510A JP 6345701 B2 JP6345701 B2 JP 6345701B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
femur
posterior
guide
cutting block
body portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015557510A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016506848A (ja
Inventor
レスリー・イアン
リーブ・マイケル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DePuy Ireland ULC
Original Assignee
DePuy Ireland ULC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DePuy Ireland ULC filed Critical DePuy Ireland ULC
Publication of JP2016506848A publication Critical patent/JP2016506848A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6345701B2 publication Critical patent/JP6345701B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/14Surgical saws ; Accessories therefor
    • A61B17/15Guides therefor
    • A61B17/154Guides therefor for preparing bone for knee prosthesis
    • A61B17/155Cutting femur
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B90/00Instruments, implements or accessories specially adapted for surgery or diagnosis and not covered by any of the groups A61B1/00 - A61B50/00, e.g. for luxation treatment or for protecting wound edges
    • A61B90/06Measuring instruments not otherwise provided for
    • A61B2090/061Measuring instruments not otherwise provided for for measuring dimensions, e.g. length
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F2/00Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
    • A61F2/02Prostheses implantable into the body
    • A61F2/30Joints
    • A61F2/38Joints for elbows or knees
    • A61F2/3859Femoral components
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F2/00Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
    • A61F2/02Prostheses implantable into the body
    • A61F2/30Joints
    • A61F2/46Special tools or methods for implanting or extracting artificial joints, accessories, bone grafts or substitutes, or particular adaptations therefor
    • A61F2/4657Measuring instruments used for implanting artificial joints

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Transplantation (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)
  • Prostheses (AREA)

Description

本発明は、膝関節置換手技において患者の大腿骨上に切断ブロックを設置するためのガイドに関するものであり、またそのガイドを含んだキット及びそのガイドを使用する方法に関するものである。
膝関節置換の外科手技の成功を左右する要素には、適切なインプラント構成要素を選択すること、及びインプラントが適切に定置されるように、患者の骨に準備処理を施すことが含まれる。患者の骨の大きさを測定するために、また、骨のうちの、インプラント構成要素を受容するように骨を切断すべき適切な位置を識別するために、各機器が広く使用されている。
選択された大きさの大腿骨構成要素を受容するように大腿骨に準備処理を施すには、外科医が切除を大腿骨に実施することが必要である。実施される第1の切断が遠位切断であることが一般的である。これはしばしば、大腿骨構成要素の大きさの選択が終わる前に実施される。前側及び後側切断の位置はしばしば、1つ又は2つ以上の切断ブロックを使用した切断工程の間に制御される。1つ又は2つ以上の器具を使用して、例えば患者の関節付近の患者の骨上の目印となる特徴又は他の解剖学的特徴に対して、切断ブロックを定置することが一般的である。
後顆を切断するために使用される切断ブロックを定置するための、一般的に用いられている手法は、例えば、滑車溝と顆間溝との間に延びる前側−後側軸、及び内側−外側軸を突き止めることを含めて、大腿骨上の解剖学的特徴を用いることを伴う。次いで外科医は、切除平面と内側−外側軸との間の適切な角度オフセットを推定しなければならない。これは患者の関節内における回転量に依存するものであり、この回転量は、大腿骨の軸を中心とした、後側切断と内側−外側軸との間の角度に見受けられ得る。
切断ブロックの位置によって設定される大腿骨の回転の程度は、それぞれ内側及び外側の区画において、膝関節に広がる軟組織の相対的張力に影響を及ぼす。外科医は、大腿骨上の解剖学的特徴を参照して大腿骨の遠位面上に切断ブロックを定置した後に、軟組織の張力を評価してもよい。しかしながら、その場合、切断ブロックの位置を調節することが困難となり得る。
切断ブロックを定置するもう1つの手法は、必要に応じて内側及び外側の軟組織が張力を受ける状態で、脛骨の近位表面を基準として用いることを伴う。脛骨は、基準として用いられる前に切除され得る。基準として用いられる脛骨の表面は、骨自体の表面であってもよく、あるいは、器具、又は脛骨が切除された後に脛骨に定置されるインプラント構成要素によって設けられる表面であってもよい。
大腿骨上の解剖学的特徴に対して切断ブロックを設置するか、関節の軟組織が張力下に置かれた状態で脛骨の近位表面に対して切断ブロックを設置するかを外科医が選択できるためには、種々の器具が提供されなければならない。
本発明は、患者の大腿骨上に切断ブロックを設置するためのガイドを提供するものであり、このガイドにおいて、前側本体部は、切断ブロック用の締結ピンを設置するために、前側本体部に形成された一対のロケータ穴を有し、また、大腿骨の遠位面に接触する面に対して反対の面から延びるレッジを有し、そのレッジは、目的の後顆切除平面と合致する平面を画定する。
本発明は、大腿顆の後側部分が膝関節置換手技にて切除される平面の位置を突き止めるための、そして患者の大腿骨上に切断ブロックを設置するためのガイドを提供するものであり、そのガイドは、
a.大腿骨の遠位面に当接させて定置するための後側本体部であって、後顆に当接させて装着するための後側延出タブ部分を有する、後側本体部と、
b.大腿骨の遠位面に当接させて定置するための近位面及び反対の面を有する前側本体部であって、大腿骨の遠位面に対しておよそ垂直である軸を中心として後側本体部に対して回転し得るように、後側本体部に締結される、前側本体部と、
c.前側本体部と後側本体部を相対的な回転に逆らってロックするためのロックと、を備え、
前側本体部は、切断ブロックを大腿骨の遠位面に締結し得る締結ピンを設置するために前側本体部内に形成された一対のロケータ穴を有し、また、目的の後顆切除平面の平面を示すための、反対の面から延びるレッジを有する。
後側延出タブ部分が後顆に当接して装着された状態で、後側本体部が大腿骨の遠位面に当接して定置されると、ロケータ穴を使用して設置された締結ピンを使用して大腿骨に装着された切断ブロックが、後顆が切除される平面を画定するような位置になるまで、前側本体部は(大腿骨の遠位面に対しておよそ垂直に延びる)回転軸を中心として回転され得る。(締結ピンに装着されるとき)切断ブロックによって画定される平面は次いで、患者の解剖学的構造に適するように本発明のガイドを使用して外科医によって選択された、患者の後顆によって画定される平面に対して、ある回転角度に配置される。その位置から前側本体部が回転するのを防止するために、ロックが使用され得る。
後側本体の位置に対する前側本体部分の回転位置の選択は、例えば、滑車及び顆間溝並びに/又は内側/外側軸のうちの1つ又は2つ以上など、大腿骨上の解剖学的特徴を参照して外科医によってなされ得る。前側本体部分は、これらの及び/又は他の解剖学的特徴との位置合わせのための基準印(例えば基準マーク又はノッチ又はリブ)を有し得る。
回転位置の選択は、大腿骨と脛骨との間に延びる内側及び外側の軟組織が適切に張力を受ける状態で、脛骨の近位表面を基準としてなされ得る。例えば、国際公開第−A−2014/006360号に開示されている器具又は国際公開第−A−2007/036699号に開示されている器具など、ディストラクタ器具を使用して、軟組織を張力下に置くための技術は周知である。これらの文献で開示されている主題は、参照によって本願に組み込まれる。回転位置の選択は一般に、レッジ及び脛骨と接触させてレッジと脛骨との間に定置されたスペーサブロックを使用することを伴う。軟組織が適切に張力を受けているときにレッジと脛骨との間に嵌り込むスペーサブロックの厚さにより、埋め込まれた大腿骨構成要素と患者の脛骨との間に設置されることを必要とするインプラント構成要素の厚さが、外科医に示される。そのようなインプラント構成要素は一般に、脛骨構成要素と軸受構成要素とを含む。外科医は、スペーサブロックの厚さを考慮して適切である厚さを有する軸受構成要素を選択することができる。
レッジは、後顆の切除平面の位置を外科医に視覚的に示し得る。レッジは、後顆の目的の切除平面と合致することが好まれ得る。
前側本体部と後側本体部との間の角度は、レッジの後向き表面によって画定される平面と、患者の膝の後顆によって画定される平面とが互いに平行であるときにゼロとなると考えられる。
レッジの後向き表面によって画定される平面と、患者の膝の後顆によって画定される平面との間の距離は、大腿骨構成要素の後顆の骨係合表面と、関節運動表面の反対部分との間の距離によって決まる。これら2つの平面間の距離は多くの場合、5mm〜12mm、例えば約8mmとなる。
好ましくは、後側に面するレンジの表面は平面的である。好ましくは、レッジの表面によって画定される平面は、切除された大腿骨の遠位端面に当接してガイドが定位置にあるとき、その端面に対しておよそ-垂直に延びるように構成される。レッジの表面によって画定される平面は、後側本体部上の後側延出タブ部分の表面に対しておよそ平行に延びるように構成されることが好まれ得る。
大腿骨の軸に対して平行な方向で測定した、内側−外側軸に沿ったレッジの中央における又はレッジの中央付近のレッジの深さは、好ましくは少なくとも約5mm、より好ましくは少なくとも約10mm、例えば少なくとも約15mmである。好ましくは、レッジの幅は、その幅の一部分に沿ってこれらの制限のうちの少なくとも1つを満たし(内側−外側軸に対して平行な方向で測定)、測定すると、少なくとも約1cm、より好ましくは少なくとも約2cm、特に少なくとも約3cm、例えば少なくとも約4cmである。
好ましくは、内側−外側軸に対して平行な方向に測定したレッジの幅は、少なくとも約2cm、より好ましくは少なくとも約3cm、特に少なくとも約4cmである。
前側本体部は、大腿骨上の異なる2つの位置で切断ブロックを締結するために使用され得るピンを案内するピン穴を有し得る。この器具はしたがって、大腿骨上にピンを設置するために使用され得る。ピンは、器具が取り除かれた後、器具を使用して設置された位置において定位置に残存する。ピンは次いで、後の切断工程で使用するため、大腿骨の面上に適切に切断ブロックを設置するように、切断ブロックのボア内に受容され得る。
前側本体部は、第1の位置にて切断ブロックを締結するために使用され得、この第1の位置は、切断ブロックを使用してなされる第1の切断が前側切断である「前側下方(anterior down)」と呼ばれる手技に適切となるものである。前側本体部は、第2の位置にて切断ブロックを締結するために使用され得、この第2の位置は、切断ブロックを使用してなされる第1の切断が後側切断である「後側上方(posterior up)」と呼ばれる手技に適切となるものである。前側本体部は、大腿骨上の各位置(例えば「前側下方」及び「後側上方」手技のための位置)に切断ブロックを締結するための、1つ、2つ、又はそれ以上の(特に2つの)ピン穴を有し得る。「前側下方」手技で使用するためにガイドの前側本体部上に切断ブロックを締結するためのピン穴はしばしば、「後側上方」手技で使用するために切断ブロックを締結するために使用されるピン穴の前側に設置される。
好ましくは、ガイドは、前側皮質と係合するためのスタイラスを有する。好ましくは、スタイラスは前側本体部上に装着される。好ましくは、前側本体部は、スタイラスを装着するための装着具を有する。好ましくは、装着具は、スタイラスを前側本体部に対して移動させて、スタイラスの先端が大腿骨と接触する、大腿骨の前側面上の位置を変化させるようになっている。
好ましくは、前側本体部は、後側本体部に連結される第1の部分と、スタイラスが装着される第2の部分とを備え、第1の部分と第2の部分とが連結することにより、第2の部分を第1の部分に対して移動させて、後側本体部上の後側延出タブ部分とスタイラスとの間の距離を変化させることができる。第1の部分及び第2の部分の一方、特に第2の部分は、第1の部分及び第2の部分のもう一方にある一対の対応するチャネル内で滑る一対のアームを有し得る。
スタイラスは、後側延出タブ部分が後顆に当接して装着された状態で、ガイドの後側本体部を大腿骨の遠位面に当接させて定置し、スタイラスが大腿骨の前側面と接触するまで前側本体部の第2の部分を第1の部分に対して、そして後側本体部に対して移動させることによって、大腿骨の大きさを測定するために使用され得る。このようにして、ガイドは、前側−後側軸に対して平行な方向で測定した、顆の後側面から大腿骨の前側面までの距離を示す。ガイドは、大腿骨の大きさを外科医に示し得る目盛りを有し得る。例えば、目盛りは、大腿骨の大きさを考慮して適切である大腿骨構成要素の最適な大きさを示し得る。器具上の目盛りは、種々の大きさを有する各大腿骨構成要素に対応するマーキングを目盛り上に有し得る。例えば、目盛りは、後顆と前側皮質とを種々に測定して、異なる10通りの大腿骨構成要素の大きさに対応するマーキングを有してもよい。前側−後側の距離は、大腿骨構成要素の各大きさの間で約5mmだけ異なり得る。ガイドは、前側本体部の第2の部分をその第1の部分に対する移動に逆らってロックし得るロックを有し得る。好ましくはそのロックは、第1及び第2の部分を、連続する各位置の範囲の間で移動させる。ロックは、それらの部分の一方に装着されたロッドと共に作動し得、そのロッドは、各部分のもう一方のボア内に受容される。ロックを作動させることにより、ボアは圧縮されてロッドを握持し、その結果、ボア内におけるロッドの更なる移動が防止される。このようにしてロッドが握持されるようにする機構は周知である。ロッドは、第1の部分及び第2の部分の一方の上にある一対のアームのうちの一方であってよく、それらのアームは、第1の部分及び第2の部分のもう一方にある、対応するチャネルに受容される。
スタイラスは、前側本体部に対してスライドし得るような方式で、前側本体部の第2の部分上に装着され得る。スタイラスは、トラックを画定し得る。スタイラスは、前側本体部上でロケータと係合し得る。ロケータはトラックに対してスライドし得、そのため、スタイラスは前側本体部に対してスライドし得る。前側本体部に対してスタイラスがそのように移動することにより、前側本体部とスタイラスの先端との間の距離が調節され、適切であると外科医に見なされる、溝を越えた位置にて、大腿骨の前側皮質とスタイラスの先端が係合するようになっている。大腿骨の大きさを測定するためにスタイラスをこのように使用することは、膝関節置換の外科手技においては一般的である。
前側本体部が後側本体部に対して単一の軸の周りに回転することが一般に好ましい。その軸は、大腿骨の内側−外側中心線上に又はそれに適度に接近して配置され得る。後側延出タブ部分と、前側本体部が後側本体部に対して回転する軸との間の距離は、大腿骨構成要素が大腿骨構成要素の大きさの範囲における中間となるような大きさの大腿骨の場合、後顆と大腿骨の髄内の軸との間の距離におよそ等しくなり得る。より大きな大腿骨の場合、後側延出タブと軸との間の距離は、後顆と大腿骨の髄内の軸との間の距離よりも短くなる。より小さな大腿骨の場合、後側延出タブと軸との間の距離は、後顆と大腿骨の髄内の軸との間の距離よりも長くなる。
任意選択により、後側本体部は、後側本体部を大腿骨に対する移動に逆らって固定するために使用され得る、少なくとも1つの機構を有し得る。その機構は、締結具が挿入されて大腿骨の面の中へと延び得る、1つ又は2つ以上の開口部(例えば2つの開口部)の形態をなし得る。締結具は、ピン又はねじであってもよい。締結具は、大腿骨の遠位面によって画定される平面におけるガイドの移動を阻止するために使用され得る。後側本体部が、大腿骨の遠位面に対する回転に逆らって、またその面全体にわたるスライドに逆らって締結されるように、本体部内に形成された2つの開口部を有することが好まれ得る。
任意選択により、前側本体部と後側本体部を相対的な回転に逆らってロックするために使用されるロックは、前側本体部と後側本体部が相対的な回転に逆らってロックされるロック位置と、前側本体部が後側本体部に対して回転することが可能である非ロック位置との間で切り替えられ得る。ロックは、ロック位置に向かって付勢され得る。これにより、後側本体部に対する前側本体部の望ましくない移動に逆らって、安全策がもたらされ得る。
任意選択により、前側本体部と後側本体部を回転に逆らってロックするために使用されるロックは、後側本体部に対する前側本体部の複数の個別の角度配向を規定し得る。例えば、本体部の一方は複数のくぼみを有し得、もう一方の本体部は、隆起付きのつめを有し得、その隆起付きのつめは、くぼみのうちの選択された1つ又は2つ以上と係合して、各本体部を互いに対して所望の角度配向に締結し得る。複数のくぼみが固定ラックに設けられ得、つめは、くぼみのうちの選択された1つ又は2つ以上と係合するロック位置と、くぼみから分離される非ロック位置との間で移動され得る。つめは、ロック位置に向かって付勢され得る。つめは、軸を中心としてロック位置と非ロック位置との間で旋回するように、本体部の一方に装着され得る。つめをロック位置と非ロック位置との間で移動させるために、レバーがつめに設けられ得る。複数のくぼみが後側本体部上に設けられ、つめが前側本体部上に設けられることが好まれ得る。複数のくぼみは、歯付きラックの形態をなし得る。
好ましくは、前側本体部と後側本体部との間の角度は、少なくとも約±2°、より好ましくは少なくとも約±3°、例えば少なくとも約±4°の範囲で変化され得る。前側本体部と後側本体部との間の角度は通常、±7°を超える範囲にわたって可変にはならない。ロックが前側本体部と後側本体部を複数の個別の角度配向において相対的な回転に逆らってロックするとき、連続する配向における角度間の差は、約0.3°〜約1.5°、例えば約0.5°〜約1.0°であってもよい。
本発明はまた、膝関節置換手技において切断ブロックを患者の大腿骨上に設置する際に使用するためのキットを提供し、その切断ブロックは、後顆の切除平面の位置を突き止めるために使用され、このキットは、上で議論したガイドと、レッジと脛骨の近位表面との間に嵌め込むためのスペーサブロックとを含む。
スペーサブロックは、レッジと脛骨の近位表面との間に定置されて、大腿骨と脛骨との間に延びる軟組織中の張力を、レッジの位置によって示される、後顆切除平面が存在する位置に基づいて、またスペーサブロックで表される大きさ(つまり厚さ)を有する人工膝関節構成要素に基づいて、外科医に示し得る。キットは、種々の厚さを有する複数のスペーサブロックを含み得る。スペーサブロックの種々の厚さは、脛骨と人工膝関節の大腿骨構成要素との間に定置される軸受構成要素の種々の大きさを表し得る。
本発明はまた、膝関節置換手技において切断ブロックを患者の大腿骨上に設置する際に使用するためのキットを提供し、そのキットは、上で議論したガイドと、後顆の切除平面の位置を突き止めるための切断ブロックとを含み、切断ブロックは、切断ブロックを大腿骨に締結する締結ピンを受容するために切断ブロックに形成された一対の固定穴を有し、また後顆を切断するように切断器具を案内するためのガイド表面を有し、ガイド表面及び切断ブロック上の固定穴の相対的な位置は、設置穴及び前側本体部上のレッジの後向き表面の相対的な位置と同じである。
この器具は、特にあるステンレス鋼を含めて、手術器具の製造に従来から使用されている材料から作られ得る。
本発明の実施形態について、単に一例として、添付の図面を参照してこれから説明することにする。
膝関節置換手技において患者の大腿骨上に切断ブロックを設置するためのガイドの等角図であり、前側及び後側本体部を分離して近位面を示している。 図1に示すガイドの等角図であり、前側及び後側本体部を組み付けて前側面を示している。 図1に示すガイドの下から見た分解図である。 ガイドが大腿顆の後側及び遠位表面と接触して定位置にある、患者の大腿骨及び脛骨の側面図である。
図面を参照するが、図1〜3は、患者の大腿骨上に切断ブロックを設置するためのガイド2を示しており、この切断ブロックは、大腿顆の後側部分を切除するために使用されるのこ刃の動作を制御することを目的としたものである。ガイドは後側本体部4を有し、後側本体部4は、大腿骨の遠位面に当接させて定置するための近位面6を有している。後側本体部は、先端12にて互いに連結される第1及び第2のアーム8、10を有している。通り穴14が、先端12にて後側本体部に設けられている。第1及び第2の後側延出タブ部分16、18が、それぞれ第1及び第2のアームから延びている。これらタブ部分は、後顆に当接して装着され得る。
第1のアームと第2のアームとの間に延びる歯付きプレート20が、後側本体部に設けられている。これらの歯は、プレートのうちの後側に向いた面に設けられており、この面は、タブ部分が第1及び第2のアームから延びる方向と同じ方向をなす。これらの歯は、各歯が概ね径方向に延びる配列をなして配置されている。この配列は、通り穴の中心に置かれている。
ガイド2は前側本体部30を有し、前側本体部30は、大腿骨の遠位面に当接させて定置するための近位面32を有している。前側本体部は、前側本体部を後側本体部に締結するために、後側本体部上の先端12の通り穴14内に受容され得るスピゴット34を有しており、そのため、スピゴット及び通り穴によって規定される軸を中心として一方が他方に対して回転し得るようになっている。
ガイドは弓形プレート36を有しており、この弓形プレート36は、一対のスペーサラグ38を通じて弓形プレートの両端部で前側本体部に締結される。後側本体部は、前側本体部と弓形プレートとの間に定置される。弓形プレートは、スピゴット34によって規定される軸を中心とした回転以外の、前側本体部に対する後側本体部の移動を防止するのを助ける。スペーサラグはその長さ方向に沿って中空であり、一対の後側ピン固定ボア39を画定している。
前側本体部は、上側部分40と下側部分42とを有するフレームを有している。下側部分42は上側部分より幅狭であり、ガイドの後側本体部を支持する。下側部分は、フロントプレート44とバックプレート46とを有している。フロント及びバックプレートの各々が、一対の離間アームを有している。フロントプレートのアームは、上側及び下側フロントプレートブリッジ48、49によって連結されている。後側本体部上の通り穴14内に受容されるスピゴット34は、下側フロントプレートブリッジ上に装着されている。バックプレートのアームは、バックプレートブリッジ50によって連結される。下側部分は、バックプレートのアームがフロントプレートのアームから離間されるように作られる(例えば一体に成型又は注型される)。このようにして、各アームはそれらの間に一対の離間チャネル52を画定し、下側部分の各側部に1つのチャネルがある。
前側本体部の下側部分のフロントプレートのアームは、それらのアーム上に目盛りマーキングを有しており、その目盛りマーキングは、患者の大腿骨の大きさに関して外科医に情報を提供することになる。目盛りマーキングは、大腿骨構成要素の種々の大きさに対応している。奇数の大きさに対するマーキングは左側のアームに設けられており、偶数の大きさに対するマーキングは右側のアームに設けられている。
前側本体部の上側部分40は、上側部分のブリッジ56によって連結された一対の離間アーム54を有している。上側部分上のアームの各々は、前側本体部の下側部分42のフロントプレートとバックプレートとの間に画定されるチャネルの対応する1つに滑り嵌めするように、大きさを定められている。上側部分のアームの各々は、その自由端部に向かって外向きに張り出しており、その自由端部を貫いて延びる前側ピン固定ボア56を有している。リム57が、前側ピン固定ボア56の各々を囲んでいる。水平溝がリムの各々に設けられており、この水平溝は、前側本体部の下側部分のフロントプレートのアーム上の目盛りマーキングに対して読み取られるものである。
ガイドシャフト60が、前側本体部の下側部分の下側フロントプレートブリッジ48から、上側プレートブリッジ49のボア及び上側部分のブリッジ56のボアを通じて延びている。ガイドシャフトは、前側本体部の上側部分40のその下側部分42に対するスライド移動を案内する。
上側部分のブリッジ56は、その上側面上に円形ボスを支持し、ガイドシャフト用のボアをその中に囲んでいる。ガイドは、スロット62を中に形成された前側スタイラス60を有しており、ボスをスタイラスのスロットに配置した状態で、スタイラスを上側部分のブリッジ上に定置できるようになっている。ガイドは、スタイラスを上側部分のブリッジに対して締結するように、ボスに対して締め付けられ得るクランプナット64を有している。スタイラスを上側部分のブリッジに対してスライドさせるために、クランプナットは緩められ得る。スタイラスはその上にマーキングを有しており、そのマーキングによって外科医は、前側−後側軸に沿って測定され、前側本体部の下側部分のフロントプレートのアーム上の目盛りマーキングを使用して示される大腿骨の大きさに従って、上側部分のブリッジに対してスタイラスを正しく定置させることが可能となる。
クランプナットはボア66を有し、ボア66はガイドシャフト60を受容するためにクランプナットを貫いて延びている。クランプナットはコレット部分68を有し、コレット部分68はその端部に可撓性フィンガ70を有している。クランプナットのボア66は、コレット部分を貫いて延びている。フィンガは、ガイドシャフトの表面を握持するように、内向きに圧縮され得る。これを利用することにより、前側本体部の上側部分を下側部分に対するスライドに関してロックすることができる。
ガイドの前側本体部は、前側本体部に対する後側本体部の回転位置をロックし得るラッチ機構を有している。ラッチ機構は固定プレート70と移動プレート72とを有し、これら固定プレート70及び移動プレート72は、前側本体部のうちの、ガイドが使用されるときに大腿骨に向かって方向付けられる面とは反対の面から延びている。移動プレートは、図3にて確認され得る。移動プレートはアーム73を有し、アーム73は、フロント及びバックプレート44、46のアーム同士の間で、後側本体部に向かう方向に延びている。アームはその端部に歯74を有し、その歯は移動プレート72に向いている。アームは、アームを貫いて延びるボア76を有している。アームのボアを通じて延びる軸を中心としてプレートが旋回され得るように、ピボットピン77が、前側本体部のボア及び移動プレートのアームのボアを通じて挿入され得る。プレートを圧迫して離し、歯74を圧迫して後側本体部上の歯付きプレート20と係合させるばね78が、ラッチの固定プレートと移動プレートとの間に設けられる。各プレートを互いに向かって移動させるようにラッチに圧力を加えることにより、移動プレートがピボットピン77の周りを旋回し、歯が歯付きプレートから分離するようになる。
ガイドの前側本体部の下側部分42は、ガイドの後側本体部が設けられている側とは反対の、前側本体部の側に、下側部分42から延びるレッジ80を有している。レッジの下側は、後顆が切除されることになる目的平面に対応する平面を画定している。レッジによって画定される平面は、ガイドの後側本体部上の後側延出タブ部分16、18によって画定される平面に対しておよそ平行である。
本発明のガイドは、患者の膝関節を置換するために外科手技で使用される。このガイドは、図4に示すように、脛骨100が近位側で切除された後、また大腿骨102が遠位側で切除された後に使用される。このガイドは、大腿骨の大きさを測定して、患者の大腿骨に適する大腿骨構成要素の正しい大きさに関して外科医にガイダンスを与えるために使用される。これは、切除された大腿骨の遠位面104上に切断ブロックを置くために使用されるものであり、それにより、切断ブロックは、後顆105の切除平面と整合するように適切に方向付けられるようになる。このガイドは、図4に示すように、切除された脛骨上に定置されたスペーサ106と共に、レッジ80の下側がスペーサ上に載り、後側本体部の近位面が大腿骨の遠位面と接触し、後側延出タブ部分16、18が後大腿顆104と接触する状態で使用される。スペーサの有効厚さは、関節に広がる軟組織が適切な張力下に置かれるように、シム108の使用によって変化され得る。スペーサの厚さは、脛骨及び埋め込まれる軸受構成要素アセンブリの厚さに対応する。軟組織の張力が適切となるように脛骨及び軸受構成要素を選択することは、膝関節置換手技の経験を有する整形外科医には容易である。
クランプナット64は、前側本体部30の上側部分40上のブリッジ56のボスに対してスタイラス60をスライドさせるために緩められる。クランプナットを緩めることにより、前側本体部の上側部分40は下側部分42に対してスライドするようになる。
前側本体部上のラッチの固定及び移動プレート70、72は、後側本体部上の歯付きプレート20上の一対の隣接歯間から歯74を解放するように、互いに絞られる。これにより、前側本体部は、前側本体部のスピゴット34によって規定される軸及び後側本体部上の通り穴14を中心として、後側本体部に対して回転されるようになる。
したがって、クランプナットを緩める工程と、ラッチを解放する工程により、スタイラスは、その先端が患者の大腿骨の前側皮質上に所望通りに定置されるまで、後側本体部に対して移動される。大腿骨構成要素の大きさは、前側本体部の上側部分のアーム上にあるリム57内の溝が隣接する、前側本体部30の下側部分42のフロントプレート44のアーム上にある目盛りマーキングによって示される。前側本体部が後側本体部に対して回転される角度は、膝の屈曲中に適切な大腿骨の回転をもたらすように選択される。この回転角度は、例えば、滑車及び顆間溝並びに/又は内側/外側軸のうちの1つ又は2つ以上など、大腿骨上の解剖学的特徴を参照して選択され得る。所望の回転角度における器具の整合を支援するために、後側本体部の内側及び外側縁部に向かう機構(例えば、固定穴、ショルダー、基準マーク、ノッチ、リブ)が、これらの及び/又は他の解剖学的特徴と整合され得る。
スタイラスが前側皮質上に所望通りに定置されると、ラッチが解放され、クランプナットが締め付けられる。ガイドは次いで、固定ピンが大腿骨の遠位面に埋め込まれる位置を規定する。これらの固定ピンは、後の工程で切断ガイドを設置するために使用され得る。切断ガイドは、患者の大腿骨を切除する工程でのこ刃を案内するために使用され得る。固定ピンの位置は、スペーサラグ38の後側ピン固定ボア39によって(外科医が「後側−上方」技法を用いている場合)、あるいは、前側本体部30の上側部分40のアームの端部にある前側ピン固定ボア46によって(外科医が「前側−下方」技法を用いている場合)規定される。
〔実施の態様〕
(1) 大腿顆の後側部分が膝関節置換手技にて切除される平面の位置を突き止めるための、そして患者の大腿骨上に切断ブロックを設置するためのガイドであって、
a.前記大腿骨の遠位面に当接させて定置するための後側本体部であって、後顆に当接させて装着するための少なくとも1つの後側延出タブ部分を有する、後側本体部と、
b.前記大腿骨の遠位面に当接させて定置するための近位面及び反対の面を有する前側本体部であって、前記大腿骨の遠位面に対しておよそ垂直である軸を中心として前記後側本体部に対して回転し得るように、前記後側本体部に締結される、前側本体部と、
c.前記前側本体部と前記後側本体部を相対的な回転に逆らってロックするためのロックと、を備え、
前記前側本体部は、切断ブロックを前記大腿骨の遠位面に締結し得る締結ピンを設置するために前記前側本体部内に形成された一対のロケータ穴を有し、また、目的の後顆切除平面の前記平面を示すための、前記反対の面から延びるレッジを有する、ガイド。
(2) 前記レッジは、前記後顆の前記目的の切除平面と合致する、実施態様1に記載のガイド。
(3) 前記ガイドは、前側皮質と係合するためのスタイラスを有する、実施態様1に記載のガイド。
(4) 前記前側本体部は、前記後側本体部に連結される第1の部分と、前記スタイラスが装着される第2の部分とを備え、前記第1の部分と第2の部分とが連結することにより、前記第2の部分を前記第1の部分に対して移動させて、前記後側本体部上の前記後側延出タブ部分と前記スタイラスとの間の距離を変化させることができる、実施態様1〜3のいずれかに記載のガイド。
(5) 前記後側本体部は、前記後側本体部を前記大腿骨に対する移動に逆らって固定するために使用され得る少なくとも1つの機構を有する、実施態様1〜4のいずれかに記載のガイド。
(6) 膝関節置換手技において切断ブロックを患者の大腿骨上に設置する際に使用するためのキットであって、前記切断ブロックは、後顆の前記切除平面の位置を突き止めるために使用され、前記キットは、実施態様1〜5のいずれかに記載のガイドと、前記レッジと脛骨の近位表面との間に嵌め込むためのスペーサブロックと、を含む、キット。
(7) 膝関節置換手技において切断ブロックを患者の大腿骨上に設置する際に使用するためのキットであって、実施態様1〜5のいずれかに記載のガイドと、前記後顆の前記切除平面の位置を突き止めるための切断ブロックと、を含み、前記切断ブロックは、前記切断ブロックを前記大腿骨に締結する締結ピンを受容するために前記切断ブロックに形成された一対の固定穴を有し、また前記後顆を切断するように切断器具を案内するためのガイド表面を有し、前記ガイド表面及び前記切断ブロック上の前記固定穴の相対的な位置は、設置穴及び前記前側本体部上の前記レッジの後向き表面の相対的な位置と同じである、キット。

Claims (7)

  1. 大腿顆の後側部分が膝関節置換手技にて切除される平面の位置を突き止めるための、そして患者の大腿骨上に切断ブロックを設置するためのガイドであって、
    a.前記大腿骨の遠位面に当接させて定置するための後側本体部であって、後顆に当接させて装着するための少なくとも1つの後側延出タブ部分を有する、後側本体部と、
    b.前記大腿骨の遠位面に当接させて定置するための近位面及び反対の面を有する前側本体部であって、前記大腿骨の遠位面に対しておよそ垂直である軸を中心として前記後側本体部に対して回転し得るように、前記後側本体部に締結される、前側本体部と、
    c.前記前側本体部と前記後側本体部を相対的な回転に逆らってロックするためのロックと、を備え、
    前記前側本体部は、切断ブロックを前記大腿骨の遠位面に締結し得る締結ピンを設置するために前記前側本体部内に形成された一対のロケータ穴を有し、また、目的の後顆切除平面の前記平面を示すための、前記反対の面から延びるレッジを有する、ガイド。
  2. 前記レッジは、前記後顆の前記目的の切除平面と合致する、請求項1に記載のガイド。
  3. 前記ガイドは、前側皮質と係合するためのスタイラスを有する、請求項1に記載のガイド。
  4. 前記前側本体部は、前記後側本体部に連結される第1の部分と、前記スタイラスが装着される第2の部分とを備え、前記第1の部分と第2の部分とが連結することにより、前記第2の部分を前記第1の部分に対して移動させて、前記後側本体部上の前記後側延出タブ部分と前記スタイラスとの間の距離を変化させることができる、請求項に記載のガイド。
  5. 前記後側本体部は、前記後側本体部を前記大腿骨に対する移動に逆らって固定するために使用され得る少なくとも1つの機構を有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載のガイド。
  6. 膝関節置換手技において切断ブロックを患者の大腿骨上に設置する際に使用するためのキットであって、前記切断ブロックは、後顆の前記切除平面の位置を突き止めるために使用され、前記キットは、請求項1〜5のいずれか一項に記載のガイドと、前記レッジと脛骨の近位表面との間に嵌め込むためのスペーサブロックと、を含む、キット。
  7. 膝関節置換手技において切断ブロックを患者の大腿骨上に設置する際に使用するためのキットであって、請求項1〜5のいずれか一項に記載のガイドと、前記後顆の前記切除平面の位置を突き止めるための切断ブロックと、を含み、前記切断ブロックは、前記切断ブロックを前記大腿骨に締結する締結ピンを受容するために前記切断ブロックに形成された一対の固定穴を有し、また前記後顆を切断するように切断器具を案内するためのガイド表面を有し、前記ガイド表面及び前記切断ブロック上の前記固定穴の相対的な位置は、前記ロケータ穴及び前記前側本体部上の前記レッジの後向き表面の相対的な位置と同じである、キット。
JP2015557510A 2013-02-18 2014-02-05 患者の大腿骨上に切断ブロックを設置するためのガイド Active JP6345701B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB1302782.6 2013-02-18
GBGB1302782.6A GB201302782D0 (en) 2013-02-18 2013-02-18 A guide for locating a cutting block on a patient's femur
PCT/GB2014/050329 WO2014125253A1 (en) 2013-02-18 2014-02-05 A guide for locating a cutting block on a patient's femur

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016506848A JP2016506848A (ja) 2016-03-07
JP6345701B2 true JP6345701B2 (ja) 2018-06-20

Family

ID=48048537

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015557510A Active JP6345701B2 (ja) 2013-02-18 2014-02-05 患者の大腿骨上に切断ブロックを設置するためのガイド

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP2956069B1 (ja)
JP (1) JP6345701B2 (ja)
GB (1) GB201302782D0 (ja)
WO (1) WO2014125253A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB201516495D0 (en) 2015-09-17 2015-11-04 Depuy Ireland A Guide for Locating a Cutting Block
AU2019294200A1 (en) * 2018-06-26 2021-01-14 Depuy Ireland Unlimited Company Femoral neck resection jig
GB201810475D0 (en) * 2018-06-26 2018-08-08 Depuy Ireland Ultd Co Femoral neck resection guide
CN109009478A (zh) * 2018-09-04 2018-12-18 苏州微创关节医疗科技有限公司 股骨手术辅助装置
CN113081162B (zh) * 2021-04-28 2022-08-05 北京力达康科技有限公司 髌面截骨测量器以及膝关节间隙测量器
WO2023244478A1 (en) * 2022-06-13 2023-12-21 Zimmer, Inc. Femoral posterior referencing sizer

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6024746A (en) * 1995-05-31 2000-02-15 Lawrence Katz Method and apparatus for locating bone cuts at the distal condylar femur region to receive a femoral prothesis and to coordinate tibial and patellar resection and replacement with femoral resection and replacement
US5860980A (en) * 1997-09-15 1999-01-19 Axelson, Jr.; Stuart L. Surgical apparatus for use in total knee arthroplasty and surgical methods for using said apparatus
US7488324B1 (en) * 2003-12-08 2009-02-10 Biomet Manufacturing Corporation Femoral guide for implanting a femoral knee prosthesis
FR2948274B1 (fr) * 2009-07-24 2011-09-16 Tornier Sa Instrumentation chirurgicale pour la preparation a la pose d'une prothese de genou
GB201007782D0 (en) * 2010-05-11 2010-06-23 Depuy Ireland A surgical instrument

Also Published As

Publication number Publication date
GB201302782D0 (en) 2013-04-03
EP2956069B1 (en) 2016-11-02
WO2014125253A1 (en) 2014-08-21
JP2016506848A (ja) 2016-03-07
EP2956069A1 (en) 2015-12-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5562633B2 (ja) 整形外科切除ガイド器具
JP6078052B2 (ja) 両十字膝装置(bi−cruciatekneesystem)
JP6345701B2 (ja) 患者の大腿骨上に切断ブロックを設置するためのガイド
US8192441B2 (en) High tibial osteotomy instrumentation
AU737097B2 (en) Method and apparatus for femoral resection
US8986306B2 (en) Patella orthopaedic surgical method
US8979854B2 (en) Patella orthopaedic surgical instrument assembly
EP2540234B1 (en) Patella resection guide with locating features
WO1998032384A9 (en) Method and apparatus for femoral resection
EP2869791B1 (en) A measuring instrument for use in orthopaedic surgery
EP3946072B1 (en) Surgical instrument for performing an orthopaedic surgical procedure
US20130030443A1 (en) Patella drill guide and clamp assembly
WO2003075740A2 (en) Minimally invasive total knee arthroplasty method and instrumentation
WO1997030640A1 (en) Distal femoral cutting guide apparatus
US9005208B2 (en) Ligament balancing femoral trial
EP1414356B1 (en) Guide for locating femur resection plane
US10405871B1 (en) Surgical tools and method for kinematic alignment
US10709458B1 (en) Surgical tools and method for kinematic alignment
AU2002319511B2 (en) Guide for locating femur resection plane
AU2002319511A1 (en) Guide for locating femur resection plane

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180424

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180523

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6345701

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250