JP6332697B2 - トラヒック振り分け装置、その方法及びプログラム - Google Patents

トラヒック振り分け装置、その方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ネットワークサービスの種類に応じた適切なQoS(Quality of Service)制御の下でトラヒック(パケット、フレーム等)を振り分ける技術に関する。
現在、ネットワーク(NW)に接続して様々なサービスを利用したいユーザは、ネットワークを提供する事業者と契約し、光ファイバや電話回線等の設備の敷設を受け、対応する端末装置を購入することでネットワークへの接続が可能になり、更にインターネット接続サービスを提供する事業者(ISP)やコンテンツ配信サービスを提供する事業者等との契約により、様々なサービスが利用可能になる。
前述のネットワークを提供する事業者をNW事業者、各種のサービスを提供する事業者をNWサービス事業者として、通信ネットワークの全体構成を図示すると図1に示すようになる。NW事業者は、ユーザの認証や適切なNWサービス事業者との接続性を確保する等の目的のため、ユーザ/グループのNW内に顧客構内設備(Customer Premises Equipment 以下、CPEとする。)を設置する。CPEとしては、ルータ、ONU(Optical Network Unit)、モデム、HGW(Home Gateway)、VPN(Virtual Private Network)装置等が想定される。NW事業者及びNWサービス事業者はそれぞれ複数存在し、ユーザは任意のNW事業者及びNWサービス事業者と契約することができる。
本構成の課題として、図1に示すように、あるユーザ/グループの単位(個人宅、企業、建物等)が様々なNW事業者、NWサービス事業者と契約する場合、複数の回線設備の敷設や、ユーザ/グループのNW内への複数のCPEの設置が必要になり、導入コストが増加したり、設備の管理が煩雑化することが挙げられる。
近年では、CPEのようなNWサービスを提供するNW機能を仮想化し、汎用サーバ上で動作させる、NFV(Network Function Virtualization)が検討されている(非特許文献1参照)。NFVが実現されると、仮想化されたNW事業者のNW機能を一カ所のサーバ群やデータセンタに集約することが可能になり、導入コストの削減や、設備効率の向上が期待できる。
NFVによって、例えばユーザ宅内にあったCPEを仮想化し、NW事業者のNW内に当該NW機能を配備できるようになる。更に、NW事業者とユーザとの間の光ファイバ等の回線設備において、VLAN等の技術を利用して複数のユーザ−CPE間の通信を共用することで、1本の回線設備上で複数のNWサービス事業者のネットワークサービスを受けられるようになり、前述の導入コストの増加や設備の管理の煩雑化といった課題の解決が期待される。
このとき、仮想化されたCPE(vCPE:Virtualized CPE)は、NW事業者内のサーバ等に集約して配備され、VLAN等のトンネリングプロトコルやパケットヘッダの5-tupleの情報をもとにトラヒックを振り分ける機能によって、ユーザからのトラヒックは適切なvCPEに転送される。トラヒックを振り分ける技術としては、トンネリングプロトコルの情報をもとに振り分ける技術(非特許文献3参照)や、5-tupleの情報をもとに振り分ける技術として、OpenFlow(非特許文献4参照)がある。なお、5-tupleとは、送信元/送信先IPアドレス、送信元/送信先ポート番号、プロトコル番号の組である。
一方、図2に示すように、CPEに限らず、様々なNW機能が仮想化されてNW事業者内に配置された場合、これまでのようなvCPEとNWサービス事業者とを直接接続する形態だけでなく、vCPEとNWサービス事業者との間に様々なNW機能を配置してサービスを提供する形態も考えられる。ここで、NW事業者内に配備されたNW機能の論理的なまとまりを、仮想NW機能群と呼ぶ。
そのような形態を実現する手段として、サービスファンクションチェイニング技術がある。
サービスファンクションチェイニング技術は、ユーザのトラヒックに対して複数のNW機能を経由させて接続する技術であり、具体的な実現方式の一つとして、標準化団体であるIETFのSFC WG(Service Function Chaining Working Group)で議論されているNSH(Network Service Header)を利用した方式がある(非特許文献2参照)。
本方式では、図3に示すように、パケットに対してNSHをヘッダとして付与し、経由するネットワーク装置でNSHに記載された情報に基づいて転送制御を行うことで、サービスファンクションチェイニング技術を実現する。
このような、適用するNW機能を示す情報のパケットへの付与をNW事業者のNWで実行する際には、前述の振り分け機能において、パケットを識別し、サービス識別子(NSH等)をパケットに付与すると想定する。また、サービスレベルの振り分けを行う際は、DPI(Deep Packet Inspection)装置の利用が想定される。
前述のように、仮想NW機能群には様々な種類のNW機能が設置されると想定されるが、快適なサービスの提供にはサービスの種類に応じた適切なQoS制御が必要である。
サービスの種類に応じたQoS制御を行う際には、サービスの種類を検出するシステムとして、DPI装置が利用される。DPI装置では、パケットのペイロード(データ部分)を分析し、フロー毎にアプリケーションを分離する。そのため、パケットのヘッダ情報(5-tuple)を分析するよりも高度な処理が必要になり、装置コストが高価であったり、高速なスループットを出せないという課題がある。
"Network Functions Virtualisation," NFV White Paper, [online],Oct. 22, 2012. [2015年1月15日検索]、インターネット<URL:http://portal.etsi.org/NFV/NFV White Paper.pdf> "Network Service Header," IETF draft-quinn-sfc-nsh-03, [online],July 3, 2014. [2015年1月15日検索]、インターネット<URL:https://datatracker.ietf.org/doc/draft-quinn-sfc-nsh/> 雨宮宏一郎, 加藤順一, 高橋広, 上野仁, 阿比留健一, 大吉章次, "AGW: Access Gateway for Slice of vNode System," 電子情報通信学会, 第9回NV研究会, April. 2014. "Software-Defined Networking: The New Norm for Networks," ONF White Paper, Open Network Foundation, [online],April 13, 2012. [2015年1月15日検索]、インターネット<URL:https://www.opennetworking.org/images/stories/downloads/white-papers/wp-sdn-newnorm.pdf>
サービスの種類に応じたQoS制御を行う際に、サービスの種類を検出するシステムとしてDPI装置があるが、DPI装置は、パケットのペイロードを分析する機能を有するため、高い性能が必要とされ、高価である。そのため、ユーザの通信全てにDPI装置を適用するにはコストがかかるという課題がある。
一方、サービスの種類を検出する際に5-tupleを利用する場合は、識別の精度が高くないという課題がある。例えば、同一のIPアドレス、ポート番号から複数のサービスの種類のデータパケットが送信されており、かつ特定のサービスの種類のデータパケット(映像、音声等)のみQoS制御を適用したいような場合には、5-tupleの分解能を越えているため、サービスの種類の識別ができず、快適なサービス提供に必要なQoS制御を実施できないと考えられる。
本発明では、複数のNWサービス事業者が接続するNW事業者において、NWサービス事業者毎のトラヒックの振り分けを行う際に、DPI装置のようなペイロードを分析する装置を使用せず、5-tupleの情報よりも精度良くサービスの種類を分析し、適切なQoS制御を実施できる技術を実現した。
具体的には、
ユーザに提供するサービスの種類が異なる複数のNWサービス事業者のネットワークが少なくとも1つのNW事業者のネットワークを介してユーザ端末に接続されているネットワークシステムにおいて、ユーザ端末と任意のNWサービス事業者との間のトラヒックを所定のNW機能を経由して転送するように振り分けるトラヒック振り分け装置であって、
ユーザの契約情報及びNWサービス事業者の契約情報を元に通信経路制御を行い、NWサービス事業者のネットワーク及びNW機能へのトラヒックの振り分けを行う振り分け機能部と、
トラヒックが経由するNW機能の情報を元に当該トラヒックに必要なQoS制御を分析し、QoS制御を実施するQoS制御機能部とを少なくとも具備する
ことを特徴とするトラヒック振り分け装置を提案する。
また、
ユーザに提供するサービスの種類が異なる複数のNWサービス事業者のネットワークが少なくとも1つのNW事業者のネットワークを介してユーザ端末に接続されているネットワークシステムにおいて、ユーザ端末と任意のNWサービス事業者との間のトラヒックを所定のNW機能を経由して転送するように振り分けるトラヒック振り分け方法であって、
ユーザの契約情報及びNWサービス事業者の契約情報を元に通信経路制御を行い、NWサービス事業者のネットワーク及びNW機能へのトラヒックの振り分けを行う振り分け工程と、
トラヒックが経由するNW機能の情報を元に当該トラヒックに必要なQoS制御を分析し、QoS制御を実施するQoS制御工程とを少なくとも含む
ことを特徴とするトラヒック振り分け方法を提案する。
本発明によれば、トラヒックが経由するNW機能の情報のほか、トラヒックに付与されたサービス識別子の情報を利用することで、5-tuple以上の精度でサービスの種類を識別してQoS制御を実施でき、少ない設備投資で、快適なNWサービスをユーザに提供できる。
サービスレベルでの識別を行う場合は、振り分け機能においてDPI装置が必要なものの、1度DPIで識別すればサービス情報が識別子としてトラヒックに付与されるため、QoS制御を行う装置の全てにDPI装置を適用する必要がなく、DPI装置をQoS制御に使う場合と比べて導入コストを低減できる。
図4に5-tupleを利用した場合とサービス識別子を利用した場合とのそれぞれについて、単一のWebサーバ(IPアドレス、ポート番号が同一)から、様々な種類のパケットを受信したときの処理のようすを示す。
現行のネットワークシステムの構成図 NFVが進展した際のネットワークシステムの構成図 サービスファンクションチェイニング技術を導入したネットワークシステムの構成図 単一のWebサーバから様々な種類のパケットを受信したときの処理のようすを示す説明図 本発明の実施の形態に係るネットワークシステムの構成図 コントローラの機能構成図 スライスアグリゲートサーバの機能構成図 ゲートウェイサーバの機能構成図 実施例1における動作の概要を示す構成図 実施例1における動作の概要を示すシーケンス図 実施例2における動作の概要を示す構成図 実施例2における動作の概要を示すシーケンス図 実施例3における動作の概要を示す構成図 実施例3における動作の概要を示すシーケンス図 実施例4における動作の概要を示す構成図 実施例4における動作の概要を示すシーケンス図 実施例5における動作の概要を示す構成図 実施例5における動作の概要を示すシーケンス図 実施例6における動作の概要を示す構成図 実施例6における動作の概要を示すシーケンス図 振り分け制御アルゴリズムの一例を示すフローチャート 振り分け制御アルゴリズムの一例を示すフローチャート ユーザ側のQoS制御アルゴリズムの一例を示すフローチャート ユーザ側のQoS制御アルゴリズムの他の例を示すフローチャート NWサービス事業者側のQoS制御アルゴリズムの一例を示すフローチャート NWサービス事業者側のQoS制御アルゴリズム中の使用可能帯域の最適化処理の一例を示すフローチャート
図5は本発明の実施の形態に係るネットワークシステムの構成を示すもので、図中、100はNWサービス事業者のNW、200はNW事業者のNW、300はユーザ/グループのNWである。ここでは、NWサービス事業者はA,B,…のn個、NW事業者はA,…のm個、ユーザ/グループはA,…のp個の場合を例示しているが、NW事業者及びユーザ/グループについてはそれぞれ1個の場合も含むものとする。
<NWサービス事業者のNW100>
NWサービス事業者のNW100は、任意のNW事業者と契約し、接続する。NW事業者との契約時には、契約帯域、保持NW機能、対象トラヒック種別、ユーザ毎の重み付け処理を、当該NW事業者に通知する。
ここで、契約帯域とは、NW事業者−NWサービス事業者間の最大の通信帯域を示す。また、保持NW機能は保持対象(ユーザへの提供対象)のNW機能の名称を示す。また、対象トラヒック種別とは、NWサービス事業者が受け付けるトラヒックの種別を示すもので、5-Tupleの情報やアプリケーション情報などで表す。例えば、全てのトラヒックを受け付ける、自社サーバ等の特定アドレス宛のトラヒックのみ受け付ける等を想定する。また、ユーザ毎の重み付け処理は、例えばユーザを課金ユーザ、無課金ユーザ等で分類し、ユーザに許可するスループットや優先度に差を付ける際に適用する。表1にNWサービス事業者の契約情報の一例を示す。
Figure 0006332697
<ユーザ/グループのNW300>
ユーザ/グループのNW300は、ユーザ端末とともに、当該ユーザ/グループのNW300とNW事業者のNW200とを接続する光ファイバ等の回線設備に接続し、ユーザ端末を集約するHUB装置等の回線集約装置とを具備する。なお、ユーザ端末が単数であれば、回線集約装置は必須ではない。
ここで、ユーザのNWとは、例えば、単一所帯の個人宅や単一企業の建物等の内部のネットワークを指す。また、グループのNWとは、例えば、複数の世帯を含む個人宅、マンション、集合住宅や、複数の企業を含むテナントビル等の内部のネットワークを指す。
ユーザ端末を利用するユーザは、任意のNWサービス事業者及び任意のNW事業者と契約でき、契約情報は、NW事業者AのNW200内の(後述する)コントローラ210に通知される。前述の契約、及び通知方法は、本発明の範囲外であるが、例えばユーザがNW事業者のコールセンタに電話をかけて契約し、コールセンタのオペレータがコントローラ210のデータベースに入力する外、ユーザが既にNW事業者と契約済みの場合は、ユーザがユーザ端末を用いてNW事業者のNW200内のコントローラ210に接続し、契約情報を入力する等が考えられる。
契約情報としては、例えば回線設備を識別するID、契約帯域、契約しているNWサービス事業者のID、NWサービス事業者が提供するサービスのうち契約したいサービスを示す識別子(サービス識別子)、契約しているNWサービスの名称等が考えられる。また、契約の際にはどの種類のトラヒックをどのNWサービス事業者に流すかといった情報(トラヒック種別による振り分け情報)や、複数のNWサービス事業者と契約している場合は、使用するNWサービス事業者の優先度等の情報を通知する場合も想定する。表2にユーザの契約情報の一例を示す。
Figure 0006332697
<NW事業者のNW200>
NW事業者のNW200は、光ファイバ等の回線設備を介して、複数のNWサービス事業者のNW100及びユーザ/グループのNW300と接続し、また、他のNW事業者のNW200とも接続する。例えば、キャリア事業者のネットワークを指す。
この際、ユーザ/グループのNW300との接続においては、一つのユーザ/グループのNW300が一つの回線設備を共有する形態の外、複数のユーザ/グループのNW300が一つの回線設備を共有する形態、例えば集合住宅等で一つの回線設備を複数の居住者で共用するような形態も考えられる。回線設備を共用する場合はVLAN、IPsec等のトンネリングプロトコルによって、もしくは光ファイバ回線であれば波長、電話回線であれば周波数等によって、ユーザ/グループ毎の通信を分離することが考えられる。
また、NW事業者のNW200は、コントローラ210と、コントローラ210に制御されるスライスアグリゲートサーバ220と、コントローラ210に制御されるゲートウェイサーバ230と、仮想NW機能群240とを具備する。
<コントローラ210>
図6はコントローラ210の機能構成を示すもので、データベース(以下、DB)211、アルゴリズムの格納部212、契約受付機能部213、スライス制御機能部214、NW事業者連携機能部215を有する(なお、図面及び以下の記載ではそれぞれ、DB211、アルゴリズム212、契約受付機能213、スライス制御機能214、NW事業者連携機能215とした。)。
DB211は、前述したNWサービス事業者の契約情報及びユーザの契約情報とともに、NW事業者契約情報と、サービス識別子情報と、NW機能情報とを保持する機能を有する。
ここで、NW事業者契約情報とはNW事業者毎のコントローラ210のアドレス(IPアドレス等)を示すもので、表3にその一例を示す。
Figure 0006332697
また、サービス識別子情報とはサービス識別子が表すNW機能の組み合わせを示すもので、表4にその一例を示す。
Figure 0006332697
また、NW機能情報とはNW機能毎の名称、当該NW機能を提供するNWサービス事業者のID、トラヒック種別からなるもので、表5にその一例を示す。
Figure 0006332697
アルゴリズム212は、振り分け制御のアルゴリズム、ユーザ側のQoS制御のアルゴリズム、NWサービス事業者側のQoS制御アルゴリズムからなっている。
契約受付機能213は、NWサービス事業者、及びユーザからの契約情報を受け付け、DB211を更新する機能を有する。
スライス制御機能214は、DB211の情報及びアルゴリズム212をもとに、スライスアグリゲートサーバ220及びゲートウェイサーバ230を制御する機能を有する。
NW事業者連携機能215は、他のNW事業者のNW200内のコントローラに対して、ユーザの契約情報を送受信する機能を有する。
<スライスアグリゲートサーバ220>
図7はスライスアグリゲートサーバ220の機能構成を示すもので、スライスアグリゲートサーバ制御機能部221、ユーザ/グループ用機能部222、事業者間接続機能部223を有する(なお、図面及び以下の記載ではそれぞれ、スライスアグリゲートサーバ制御機能221、ユーザ/グループ用機能222、事業者間接続機能223とした。)。
スライスアグリゲートサーバ制御機能221は、コントローラ210から受信するユーザの契約情報をもとに、ユーザ/グループ用機能222をユーザ毎に生成し、削除し、制御する機能を有する。
ユーザ/グループ用機能222は、振り分け機能部222aとQoS制御機能部222bとを含む(なお、図面及び以下の記載ではそれぞれ、振り分け機能222a、QoS制御機能222bとした。)。
振り分け機能222aは、ユーザ/グループの通信を集約し、コントローラ210から受信するユーザの契約情報を元にユーザの通信経路制御や帯域制御等を行い、NWサービス事業者や仮想NW機能群240と接続する機能と、事業者間接続機能223を介して他のNW事業者と接続する機能と、パケットに対してサービスファンクションチェイニングのためのヘッダ情報(サービス識別子)を付与する機能とを有する。
QoS制御機能222bは、QoS制御を行う機能と、パケットに付与されたサービス識別子を解釈する機能とを有する。
事業者間接続機能223は、他のNW事業者のスライスアグリゲートサーバ220に対して、ユーザの通信を転送する機能を有する。
<ゲートウェイサーバ230>
図8はゲートウェイサーバ230の機能構成を示すもので、ゲートウェイサーバ制御機能部231、NWサービス事業者用機能部232を有する(なお、図面及び以下の記載ではそれぞれ、ゲートウェイサーバ制御機能231、NWサービス事業者用機能232とした。)。
ゲートウェイサーバ制御機能231は、コントローラ210から受信するNWサービス事業者の契約情報をもとに、NWサービス事業者用機能232をNWサービス事業者毎に生成し、削除し、制御する機能を有する。
NWサービス事業者用機能232は、振り分け機能部232aと、QoS制御機能部232bとを含む(なお、図面及び以下の記載ではそれぞれ、振り分け機能232a、QoS制御機能232bとした。)。
振り分け機能232aは、コントローラ210から受信するNWサービス事業者の契約情報をもとに、NWサービス事業者やユーザの通信経路制御や帯域制御等を行い、ユーザや仮想NW機能群240と接続する機能と、パケットに対してサービスファンクションチェイニングのためのヘッダ情報(サービス識別子)を付与する機能とを有する。
QoS制御機能232bは、QoS制御を行う機能と、パケットに付与されたサービス識別子を解釈する機能とを有する。
<仮想NW機能群240>
仮想NW機能群240は、NW事業者が提供するNW機能、及びNWサービス事業者が提供するNW機能の論理的なまとまりを示しており、例えばデータセンタ内の汎用サーバ上で実現されているものとする。
以下、実施例に沿って本発明の動作を説明する。
ここでは6つの実施例、即ち「ユーザがNW事業者と契約する場合の実施例1」、「NWサービス事業者がNW事業者と契約する場合の実施例2」、「ユーザがNWサービス事業者と契約する場合の実施例3」、「ユーザがNWサービス事業者と通信する場合の実施例4」、「NWサービス事業者毎の帯域制限を行う場合(複数のユーザが同一のNWサービス事業者と契約しているときに全ユーザのトラヒック量が当該NWサービス事業者の契約帯域を上回らないように制御する場合)の実施例5」、「NW事業者を跨ぐ通信を行う場合(移動網を提供するNW事業者Bのユーザ(ユーザはユーザ移動体端末を使用する)が固定網を提供するNW事業者AのNWを経由し、NW事業者BのNWと接続しているNWサービス事業者Aのサービスを利用する場合)の実施例6」について説明する。
[実施例1]
ユーザがNW事業者と契約する場合の実施例1における動作の概要を示す構成図を図9に、実施例1における動作の概要を示すシーケンス図を図10にそれぞれ示す。
本実施例では、
(1)ユーザ/グループAのNW300のユーザ端末が、NW事業者AのNW200のコントローラ210に回線契約の情報を送信
(2)コントローラ210が受信した契約情報をDB211のユーザの契約情報に書き込み
(3)コントローラ210がスライスアグリゲートサーバ220にユーザの契約情報を送信
(4)スライスアグリゲートサーバ220のスライスアグリゲートサーバ制御機能221がユーザ/グループA用機能(論理スライス)222を作成し、NW機能毎のQoS制御を設定
という手順で、ユーザとNW事業者との契約が実行される。
[実施例2]
NWサービス事業者がNW事業者と契約する場合の実施例2における動作の概要を示す構成図を図11に、実施例2における動作の概要を示すシーケンス図を図12にそれぞれ示す。
本実施例では、
(1)NWサービス事業者AのNW100が、NW事業者AのNW200のコントローラ210に回線契約の情報を送信
(2)コントローラ210が受信した契約情報をDB211のNWサービス事業者の契約情報に書き込み
(3)コントローラ210がゲートウェイサーバ230にNWサービス事業者の契約情報を送信
(4)ゲートウェイサーバ230のゲートウェイサーバ制御機能231がNWサービス事業者A用機能(論理スライス)232を作成し、NW機能毎のQoS制御を設定
という手順で、NWサービス事業者とNW事業者との契約が実行される。
[実施例3]
ユーザがNWサービス事業者と契約する場合の実施例3における動作の概要を示す構成図を図13に、実施例3における動作の概要を示すシーケンス図を図14にそれぞれ示す。
本実施例では、
(1)ユーザ/グループAのNW300のユーザ端末が、NW事業者AのNW200のコントローラ210にNWサービス事業者の情報を要求
(2)コントローラ210が、NWサービス事業者の情報を、ユーザ/グループAのNW300のユーザ端末に送信
(3)ユーザ端末が、NW事業者AのNW200のコントローラ210にNWサービス事業者との契約情報を送信
(4)コントローラ210が、受信した契約情報をDB211のユーザの契約情報に書き込み
(5)コントローラ210が、契約したユーザの情報をNWサービス事業者AのNW100に送信
(6)コントローラ210が、振り分けアルゴリズム及びユーザ側のQoS制御アルゴリズムにより制御ルールを作成
(7)コントローラ210が、スライスアグリゲートサーバ220に前記制御ルールの設定を指示
(8)スライスアグリゲートサーバ220のスライスアグリゲートサーバ制御機能221がユーザ/グループA用機能(論理スライス)222上に振り分け機能222a及びQoS制御機能222bを作成
(9)スライスアグリゲートサーバ220が、ユーザ/グループA用機能(論理スライス)222上の振り分け機能222aにおいて、ユーザ/グループAのNW300のユーザ端末からのトラヒックのうち、契約したNWサービス事業者A向けのパケットを、制御ルールに基づいてNW機能に転送する制御と、QoS制御機能222bにおいて制御ルールに基づくQoS制御を設定
という手順で、ユーザとNWサービス事業者との契約及びそれに伴う処理が実行される。
[実施例4]
ユーザがNWサービス事業者と通信する場合の実施例4における動作の概要を示す構成図を図15に、実施例4における動作の概要を示すシーケンス図を図16にそれぞれ示す。
本実施例では、
(1)ユーザ/グループAのNW300のユーザ端末が、NW事業者AのNW200のスライスアグリゲートサーバ220にパケットを送信
(2)スライスアグリゲートサーバ220が、ユーザ/グループA用機能(論理スライス)222内の振り分け機能222aで仮想NW機能群240の適切なNW機能にパケットを転送
(3)仮想NW機能群240のNW機能が、パケットを処理し、ゲートウェイサーバ230に転送
(4)ゲートウェイサーバ230が、NWサービス事業者AのNW100にパケットを転送
(5)NW100が、NW事業者AのNW200のゲートウェイサーバ230にパケットを転送
(6)ゲートウェイサーバ230が、ゲートウェイサーバ230のNWサービス事業者A用機能(論理スライス)232内の振り分け機能232aで仮想NW機能群240の適切なNW機能にパケットを転送
(7)仮想NW機能群240のNW機能が、パケットを処理し、スライスアグリゲートサーバ220のユーザ/グループA用機能(論理スライス)222内の振り分け機能222aに転送
(8)スライスアグリゲートサーバ220が、ユーザ/グループA用機能(論理スライス)222内の振り分け機能222aで、ユーザ/グループAのNW300のユーザ端末にパケットを転送
という手順で、ユーザとNWサービス事業者との通信が実行される。
[実施例5]
NWサービス事業者毎の帯域制限を行う場合(複数のユーザが同一のNWサービス事業者と契約しているときに全ユーザのトラヒック量が当該NWサービス事業者の契約帯域を上回らないように制御する場合)の実施例5における動作の概要を示す構成図を図17に、実施例5における動作の概要を示すシーケンス図を図18にそれぞれ示す。
本実施例では、
(1)NWサービス事業者AのNW100が、NW事業者AのNW200のコントローラ210に新規契約、もしくは契約更新の情報を送信
(2)コントローラ210が、受信した情報でDB211のNWサービス事業者Aの契約情報を更新し、NWサービス事業者側のQoS制御アルゴリズムにより、NWサービス事業者Aの契約帯域内でユーザ毎の使用可能帯域を計算
(3)コントローラ210が、スライスアグリゲートサーバ220のQoS制御機能222bに対し、NWサービス事業者AのQoS制御を実施
(4)スライスアグリゲートサーバ220が、QoS制御機能222bにおいて、NWサービス事業者Aの提供するNW機能へのパケットに対し、QoS制御を設定
(5)ユーザ/グループAのNW300のユーザ端末が、NW事業者AのNW200のスライスアグリゲートサーバ220にパケットを送信
(6)スライスアグリゲートサーバ220が、ユーザ/グループA用機能(論理スライス)222内の振り分け機能222a及びQoS制御機能222bで振り分け及びQoS制御を実施するとともに、仮想NW機能群240の適切なNW機能にパケットを転送
(7)仮想NW機能群240のNW機能が、パケットを処理し、ゲートウェイサーバ230を介してNWサービス事業者AのNW100にパケットを転送
という手順で、NWサービス事業者毎の帯域制限が実行される。
[実施例6]
NW事業者を跨ぐ通信を行う場合(移動網を提供するNW事業者Bのユーザ(ユーザはユーザ移動体端末を使用する)が固定網を提供するNW事業者AのNWを経由し、NW事業者BのNWと接続しているNWサービス事業者Aのサービスを利用する場合)の実施例6における動作の概要を示す構成図を図19に、実施例6における動作の概要を示すシーケンス図を図20にそれぞれ示す。
本実施例では、
(1)ユーザ/グループAのNW300のユーザ移動体端末が、NW事業者AのNW200のコントローラ210にNW事業者BのNW200への接続を要求
(2)NW事業者AのNW200のコントローラ210が、NW事業者BのNW200のコントローラ210に、ユーザ/グループAのNW300のユーザ移動体端末の接続要求を通知
(3)NW事業者BのNW200のコントローラ210が、NW事業者AのNW200のコントローラ210に、ユーザ/グループAのNW300のユーザ移動体端末の接続の許可を通知
(4)NW事業者AのNW200のコントローラ210が、ユーザ/グループAのNW300のユーザ移動体端末に、NW事業者BのNW200への接続許可を通知
(5)NW事業者AのNW200のコントローラ210が、スライスアグリゲートサーバ220に、ユーザ/グループAのNW300のユーザ移動体端末のパケットのNW事業者BのNW200への転送制御を設定
(6)ユーザ/グループAのNW300のユーザ移動体端末が、NW事業者AのNW200のスライスアグリゲートサーバ220にパケットを送信
(7)NW事業者AのNW200のスライスアグリゲートサーバ220が、ユーザ/グループA用機能(論理スライス)222内の事業者間接続機能223を介して、NW事業者BのNW200のスライスアグリゲートサーバ220へパケットを転送
(8)NW事業者BのNW200のスライスアグリゲートサーバ220が、仮想NW機能群240及びゲートウェイサーバ230を介して、NWサービス事業者AのNW100にパケットを転送
という手順で、NW事業者を跨ぐ通信が実行される。
[振り分け制御アルゴリズム]
図21,22は振り分け制御アルゴリズムの一例を示すもので、その処理は以下の通りである。
(Steps1)
DB211内のユーザの契約情報から、契約サービスNW事業者IDを抽出(i=1)
(Steps2)
抽出した契約NWサービス事業者IDのうち、i番目の契約NWサービス事業者IDの情報を、DB211内のNWサービス事業者の契約情報から取得
(Steps3)
1からi−1番目の制御ルールの対象トラヒック種別と、i番目の契約NWサービス事業者の対象トラヒック種別に重複はあるか?
(Steps4:Steps3=Yes)
DB211内のユーザの契約情報に、トラヒック種別による振り分け情報が存在し、かつ先の重複した対象トラヒック種別に含まれているか?
(Steps5:Steps4=Yes)
ユーザのトラヒック種別による振り分け情報に基づいたルールを−i番目(※)の制御ルールとして設定(※NWサービス事業者の対象トラヒック種別と、ユーザのトラヒック種別による振り分け情報が合致した場合のみ、高優先の制御ルールとして設定。高優先は、マイナスの値を使用する。)
(Steps6:Steps3 or s4=No,or Steps5の後)
i番目の契約NWサービス事業者の対象トラヒック種別は、i番目の契約NWサービス事業者に転送するルールを、i番目の制御ルールとして設定
(Steps7)
抽出した契約NWサービス事業者IDの内、i+1番目のデータはあるか?
(Steps8:Steps7=Yes)
i=i+1としてSteps2に戻り
(Steps9:Steps7=No)
i<0の制御ルールについて降順に優先度を設定。それよりも低い優先度の中で、i>0の制御ルールについて昇順に優先度を設定(i=1)
(Steps10)
i番目に優先度が高い制御ルールに該当するNWサービス事業者の契約情報の保持NW情報を抽出
(Steps11)
抽出した保持NW情報と、DB211内のユーザの契約情報の契約NW機能が合致し、かつ該当契約NW機能に転送する制御ルールを既に設定していなければ、NWサービス事業者に転送する前に該当NW機能に転送するよう制御ルールを変更(該当NW機能に転送する方法として、サービスファンクションチェイニング技術のほか、OpenFlow等によるフロー単位での制御方法、IPルーティングを利用する方法などを想定する。)
(Steps12)
制御ルールのうち、i+1番目のデータはあるか?
(Steps12=Yes)Steps10に戻り
(Steps12=No)終了。
[ユーザ側のQoS制御アルゴリズム]
図23はユーザ側のQoS制御アルゴリズムの一例、ここではDB211の情報のみを利用する例を示すもので、その処理は以下の通りである。
(Steps1)
DB211内のユーザの契約情報から該当ユーザの契約NW機能を抽出
(Steps2)
抽出された各契約NW機能について、DB211内のNW機能情報からトラヒック種別を抽出
(Steps3)
トラヒック種別に映像が含まれるか?
(Steps4:Steps3=Yes)
該当ユーザのトラヒックに対して、任意の値で帯域確保を実行する制御をQoSの制御ルールとして設定
(Steps5:Steps3=No)
トラヒック種別に双方向音声が含まれるか?
(Steps6:Steps5=Yes)
該当ユーザのトラヒックに対して、任意の優先度をパケットに付与する制御をQoSの制御ルールとして設定
(Steps7:Steps5=No)
該当ユーザのトラヒックに対して、QoS制御を実行しない制御ルールとして設定
(Steps4 or s6 or s7の後)
終了。
図24はユーザ側のQoS制御アルゴリズムの他の例、ここではDB211の情報とパケットに付与されたサービス識別子を利用する例を示すもので、その処理は以下の通りである。
(Steps1)
DB211内のサービス識別子情報からi番目(初期値=1)のNW機能の組み合わせを抽出
(Steps2)
抽出された組み合わせの各NW機能について、DB211内のNW機能情報からトラヒック種別を抽出
(Steps3)
トラヒック種別に映像が含まれるか?
(Steps4:Steps3=Yes)
i番目のサービス識別子を有するトラヒックに対して、任意の値で帯域確保を実行する制御をQoSの制御ルールとして設定
(Steps5:Steps3=No)
トラヒック種別に双方向音声が含まれるか?
(Steps6:Steps5=Yes)
i番目のサービス識別子を有するトラヒックに対して、任意の優先度をパケットに付与する制御をQoSの制御ルールとして設定
(Steps7:Steps5=No)
i番目のサービス識別子を有するトラヒックに対して、QoS制御を実行しない制御ルールとして設定
(Steps8:Steps4 or s6 or s7の後)
i+1番目のサービス識別子のデータはあるか?
(Steps9:Steps8=Yes)
i=i+1としてSteps1に戻り
(Steps8=No)
終了。
[NW事業者側のQoS制御アルゴリズム]
図25はNWサービス事業者側のQoS制御アルゴリズムの一例を示すもので、その処理は以下の通りである。
(Steps1)
DB211内のNWサービス事業者契約情報から、i番目(初期値=1)の契約情報を取得
(Steps2)
DB内のユーザの契約情報から、Steps1で選択したNWサービス事業者を契約しているユーザ/グループIDを抽出
(Steps3)
ユーザ毎の重み付けを実施するか?
(Steps4:Steps3=Yes)
ユーザの契約情報のうち、Steps1で選択したNWサービス事業者に設定された重み付けを合計し、それぞれのユーザ/グループIDの割合を算出し、算出された割合で、Steps1で選択したNWサービス事業者の契約帯域を配分した値を抽出されたユーザの使用可能帯域として設定
(Steps5:Steps3=No)
抽出されたユーザ/グループIDの個数で、Steps1で選択したNWサービス事業者の契約帯域を割った値を、抽出されたユーザの使用可能帯域として設定
(Steps6)
使用可能帯域の最適化処理(図26)を実施
(Steps7:Steps4 or s6の後)
DB内のNWサービス事業者契約情報でi+1のデータはあるか?
(Steps8:Steps7=Yes)
i=i+1としてSteps1に戻り
(Steps7=No)
終了。
図26は図25のNWサービス事業者側のQoS制御アルゴリズム中の使用可能帯域の最適化処理の一例を示すもので、その処理は以下の通りである。
(Steps1)
抽出されたユーザ/グループIDのうち、配分された使用可能な帯域が契約帯域未満のものがあるか?
(Steps2;Steps1=Yes)
抽出されたユーザ/グループIDのうち、配分された使用可能な帯域が契約帯域を上回っている場合は、契約帯域を使用可能帯域として設定し、差分を算出
(Steps3)
算出された全ての差分を合計し、使用可能な帯域が契約帯域未満のユーザ/グループIDに対して、均等に配分(Steps1に戻り)
(Steps1=No)
終了。
100:NWサービス事業者のNW、200:NW事業者のNW、300:ユーザ/グループのNW、
210:コントローラ、211:データベース、212:アルゴリズムの格納部、213:契約受付機能部、214:スライス制御機能部、215:NW事業者連携機能部、
220:スライスアグリゲートサーバ、221:スライスアグリゲートサーバ制御機能部、222:ユーザ/グループ用機能部、222a:振り分け機能部、222b:QoS制御機能部、223:事業者間接続機能部、
230:ゲートウェイサーバ、231:ゲートウェイサーバ制御機能部、232:NWサービス事業者用機能部、232a:振り分け機能部、232b:QoS制御機能部、
240:仮想NW機能群。

Claims (6)

  1. ユーザに提供するサービスの種類が異なる複数のNWサービス事業者のネットワークが少なくとも1つのNW事業者のネットワークを介してユーザ端末に接続されているネットワークシステムにおいて、ユーザ端末と任意のNWサービス事業者との間のトラヒックを所定のNW機能を経由して転送するように振り分けるトラヒック振り分け装置であって、
    ユーザの契約情報及びNWサービス事業者の契約情報を元に通信経路制御を行い、NWサービス事業者のネットワーク及びNW機能へのトラヒックの振り分けを行う振り分け機能部と、
    トラヒックが経由するNW機能の情報を元に当該トラヒックに必要なQoS制御を分析し、QoS制御を実施するQoS制御機能部とを少なくとも具備する
    ことを特徴とするトラヒック振り分け装置。
  2. 前記振り分け機能部は、トラヒックを所定のNW機能を経由させるためのサービス識別子をトラヒックに付与する機能をさらに有し、
    前記QoS制御機能部は、前記トラヒックが経由するNW機能の情報及び前記トラヒックに付与されたサービス識別子の情報を元に分析する機能を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のトラヒック振り分け装置。
  3. 前記ユーザの契約情報に基づき前記振り分け機能部及び前記QoS制御機能部の組をユーザ毎に生成・削除・管理する第1の制御機能部と、
    前記NWサービス事業者の契約情報に基づき前記振り分け機能部及び前記QoS制御機能部の組をNWサービス事業者毎に生成・削除・管理する第2の制御機能部とを備えた
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のトラヒック振り分け装置。
  4. ユーザに提供するサービスの種類が異なる複数のNWサービス事業者のネットワークが少なくとも1つのNW事業者のネットワークを介してユーザ端末に接続されているネットワークシステムにおいて、ユーザ端末と任意のNWサービス事業者との間のトラヒックを所定のNW機能を経由して転送するように振り分けるトラヒック振り分け方法であって、
    ユーザの契約情報及びNWサービス事業者の契約情報を元に通信経路制御を行い、NWサービス事業者のネットワーク及びNW機能へのトラヒックの振り分けを行う振り分け工程と、
    トラヒックが経由するNW機能の情報を元に当該トラヒックに必要なQoS制御を分析し、QoS制御を実施するQoS制御工程とを少なくとも含む
    ことを特徴とするトラヒック振り分け方法。
  5. 前記振り分け工程は、トラヒックを所定のNW機能を経由させるためのサービス識別子をトラヒックに付与する工程をさらに含み、
    前記QoS制御工程は、前記トラヒックが経由するNW機能の情報及び前記トラヒックに付与されたサービス識別子の情報を元に分析する工程を含む
    ことを特徴とする請求項に記載のトラヒック振り分け方法。
  6. コンピュータを、請求項1乃至3何れか1項に記載のトラヒック振り分け装置の各部として機能させるためのプログラム。
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