JP6330338B2 - 通信装置 - Google Patents

通信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6330338B2
JP6330338B2 JP2014009604A JP2014009604A JP6330338B2 JP 6330338 B2 JP6330338 B2 JP 6330338B2 JP 2014009604 A JP2014009604 A JP 2014009604A JP 2014009604 A JP2014009604 A JP 2014009604A JP 6330338 B2 JP6330338 B2 JP 6330338B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
authentication information
printer
information
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014009604A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015138392A (ja
Inventor
弘崇 朝倉
弘崇 朝倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2014009604A priority Critical patent/JP6330338B2/ja
Publication of JP2015138392A publication Critical patent/JP2015138392A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6330338B2 publication Critical patent/JP6330338B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本明細書では、通信装置が、他の装置とのデータの通信と、当該データに関連する機能と、を実行するための技術を開示する。
従来から、端末装置がサーバにデータを送信し、プリンタが当該サーバから送信されたデータを受信することで、プリンタが受信したデータを印刷する技術が知られている。例えば、非特許文献1には、Google(登録商標) Cloud Print(以下では「GCP」と呼ぶ)と呼ばれるインターネット上のサービスが開示されている。ユーザは、例えば、端末装置を利用してプリンタにアクセスし、GCPを提供するサーバ(以下では「GCPサーバ」と呼ぶ)との通信をプリンタに実行させる。これにより、プリンタは、当該プリンタの名称、当該プリンタが利用可能な印刷条件(即ちCapability)、当該プリンタのデフォルト設定等を含むプリンタ関係情報をGCPサーバに登録することができる。その後、ユーザは、例えば、端末装置を利用して、印刷対象の画像を表わす画像データをGCPサーバにサブミットする。これにより、プリンタは、GCPサーバによって画像データから生成される印刷データ(即ちプリンタが解釈可能なデータ)を取得して、印刷データによって表わされる画像の印刷を実行することができる。プリンタは、GCPサーバから取得されるトークンを利用して、GCPサーバと通信を実行する。GCPサーバは、プリンタからトークンが受信されると、トークンを用いて認証を実行する。そして、GCPサーバは、認証が成功すると、プリンタと通信を実行する。
特開2008−140181号公報
"What is Google Cloud Print"、[online]、[平成26年1月14日検索]、インターネット<URL: https://developers.google.com/cloud-print/>
通信装置と通信を実行する他の装置が認証を実行するための認証情報を、適切に取り扱い得る技術を開示する。
本明細書によって開示される通信装置は、第1の取得部と、第1の格納制御部と、第1の送信部と、第1の受信部と、消去部と、を備える。第1の取得部は、第1の装置によって生成される第1の認証情報を、第1の装置と異なる第2の装置から取得する。第1の認証情報は、第1のデータが第1の装置によって送信されるべきか否かの認証を第1の装置に実行させるための情報である。第1の格納制御部は、取得済みの第1の認証情報を格納部に格納させる。第1の送信部は、第1の装置に第1のデータの送信を要求するための第1のデータ要求を、第1の装置に送信する。第1のデータ要求は、格納済みの第1の認証情報を含む。第1の受信部は、第1のデータ要求に対する応答として、第1のデータを、第1の装置から受信する。消去部は、第1のデータが受信されることを契機として、第1の認証情報を、格納部から消去する。
上記の構成では、例えば、第2の装置のユーザは、第1のデータを通信装置に取得させることを望む一方で、第2の装置が通信装置と適切な通信を実行することができない場合に、特定のデータを第1の装置に格納させ、通信装置に、第1の認証情報を供給することによって、通信装置に、第1のデータを取得させることができる。また、上記の構成では、通信装置は、第1のデータが受信されると、第1の認証情報を消去する。従って、上記の構成によれば、第2の装置のユーザが希望していないにも関わらず、通信装置が第1のデータを受信することを抑制することができる。例えば、仮に、通信装置が第1の認証情報を消去せずに継続的に保持する場合、通信装置は、第1の認証情報を利用して、第1の装置から特定のデータを受信することができる。この状況では、即ち、第2の装置のユーザが希望していないにも関わらず、通信装置は、第1のデータを受信し得る。以上により、この構成によれば、第1の認証情報を適切に取り扱い得る。
上記の通信装置を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。また、上記の通信装置と、第1の装置及び第2の装置の少なくとも一方を備える通信システムも、新規で有用である。
通信システムの構成を示す。 プリンタの登録プロセスのシーケンス図を示す。 携帯端末の登録プロセスのシーケンス図を示す。 プリンタのプリンタIDを用いたサブミットプロセス及び印刷プロセスのシーケンス図を示す。 仮想プリンタのプリンタIDを用いたサブミットプロセスのシーケンス図を示す。 仮想プリンタのプリンタIDを用いた印刷プロセスのシーケンス図を示す。
図1に示されるように、通信システム2は、プリンタ10と、携帯端末70と、印刷仲介サーバ100と、PC120と、アクセスポイント4(以下では「AP4」と呼ぶ)と、を備える。各デバイス4、10,70,100,120は、インターネットを介して、相互に通信可能である。
(プリンタ10の構成)
プリンタ10は、印刷処理を実行可能な周辺機器(即ちPC120等の周辺機器)である。プリンタ10は、操作部12と、表示部14と、を備える。また、プリンタ10は、NFC(Near Field Communicationの略)インターフェース16と、無線LAN(Local Area Networkの略)インターフェース18と、を備える。また、プリンタ10は、印刷実行部20を備える。また、プリンタ10は、制御部30を備える。各部12〜30は、バス線(符号省略)に接続されている。以下では、インターフェースのことを「I/F」と記載する。
操作部12は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部12を操作することによって、様々な指示をプリンタ10に与えることができる。表示部14は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。印刷実行部20は、インクジェット方式、レーザ方式等の印刷機構を備える。
NFCI/F16は、いわゆる近距離無線通信のためのNFC方式に従った無線通信(以下では「NFC通信」と呼ぶ)を実行するためのI/F(即ち、ICチップ、通信回路)である。NFC方式は、例えば、ISO/IEC21481又は18092の国際標準規格に基づく無線通信方式である。
無線LANI/F18は、Wi−Fi Allianceによって定められた通常Wi−Fi方式に従った無線通信(以下では「通常Wi−Fi通信」と呼ぶ)を実行するためのI/F(即ち、ICチップ、通信回路)である。通常Wi−Fi方式は、例えば、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.の略)の802.11の規格、及び、それに準ずる規格(例えば、802.11a,11b,11g,11n等)に基づく無線通信方式である。
ここでは、NFCI/F16と無線LANI/F18の相違点を説明しておく。無線LANI/F18を介した無線通信の通信速度(例えば、最大の通信速度が11〜600Mbps)は、NFCI/F16を介した無線通信の通信速度(例えば、最大の通信速度が100〜424Kbps)よりも速い。また、無線LANI/F18を介した無線通信における搬送波の周波数(例えば、2.4GHz帯、5.0GHz帯)は、NFCI/F16を介した無線通信における搬送波の周波数(例えば、13.56MHz帯)とは異なる。また、例えば、プリンタ10のNFCI/F16と他の機器(例えば携帯端末70)のNFCI/Fとの間の距離が約10cm以下である場合に、制御部30は、NFCI/F16を介して、当該他の機器とNFC通信を実行可能である。一方において、プリンタ10の無線LANI/F18と他の機器(例えば携帯端末70)の無線LANI/Fとの間の距離が、10cm以下である場合でも、10cm以上である場合(例えば最大で約100m)でも、制御部30は、無線LANI/F18を介して、当該他の機器と通常Wi−Fi通信を実行可能である。即ち、プリンタ10が無線LANI/F18を介して他の機器と無線通信を実行可能な最大の距離は、プリンタ10がNFCI/F16を介して他の機器と無線通信を実行可能な最大の距離よりも大きい。
制御部30は、CPU32と、格納部34と、を備える。CPU32は、格納部34に格納されているプログラムに従って、様々な処理を実行するプロセッサである。格納部34は、不揮発性メモリであるNVRAM(Non-Volatile Random Access Memoryの略)36、揮発性メモリであるVRAM(Volatile Random Access Memoryの略)38及びROM、ハードディスク等によって構成される。格納部34は、上記のプログラムのみならず、プリンタ10が様々な処理を実行する過程で生成又は取得される様々なデータを格納する。
(携帯端末70の構成)
携帯端末70は、携帯電話(例えばスマートフォン)、PDA、ノートPC、タブレットPC、デジタルカメラ、携帯型音楽再生装置、携帯型動画再生装置等の可搬型の端末装置である。携帯端末70は、操作部と、表示部と(共に図示省略)、制御部80と、を備える。また、携帯端末70は、プリンタ10のNFCI/F16と同様のNFCI/F76と、無線LANI/F18と同様の無線LANI/F78と、を備える。各部76〜80は、バス線(符号省略)に接続されている。
制御部80は、CPU82と、メモリ84と、を備える。CPU82は、メモリ84に格納されているプログラムに従って、様々な処理を実行するプロセッサである。メモリ84は、RAM、ROM、ハードディスク等によって構成される。メモリ84は、上記のプログラムのみならず、携帯端末70が様々な処理を実行する過程で生成又は取得される様々なデータを格納する。
メモリ84は、さらに、印刷仲介サーバ100を利用して、プリンタ10に印刷を実行させるためのプリンタ用アプリケーション(以下では「プリンタアプリ」と呼ぶ)を記憶する。プリンタアプリは、プリンタ10のベンダによって提供されるアプリケーションである。プリンタアプリは、インターネット上のサーバから携帯端末70にインストールされてもよいし、プリンタ10と共に出荷されるメディアから携帯端末70にインストールされてもよい。
(印刷仲介サーバ100の構成)
印刷仲介サーバ100は、インターネット上に設置されるサーバであり、例えば、Google(登録商標)によって提供されるGCPサーバである。ただし、変形例では、印刷仲介サーバ100は、例えば、プリンタ10のベンダによって提供されるサーバであってもよいし、プリンタ10のベンダとは異なる事業者によって提供されるサーバであってもよい。
印刷仲介サーバ100は、外部機器(例えば携帯端末70、PC120)とプリンタ(例えばプリンタ10)との間で印刷の仲介を実行するためのサーバである。即ち、印刷仲介サーバ100は、外部機器からサブミットされる画像データを変換して、プリンタが解釈可能なデータ形式を有する印刷データを生成し、当該印刷データを当該プリンタに供給する。従って、外部機器は、画像データを印刷データに変換するためのプリンタドライバを備えていなくても、印刷仲介サーバ100に画像データをサブミットすれば、プリンタに印刷処理を実行させることができる。
(PC120の構成)
PC120は、デスクトップ型、ラップトップ型、タブレット型とのコンピュータである。PC120は、無線LANI/F18と同様の無線LANI/F(図示省略)を備える。PC120は、様々な装置(例えばプリンタ10、印刷仲介サーバ100)と通信を実行するためのブラウザプログラムを格納する。ブラウザプログラムは、インターネット上のサーバからPC120にインストールされてもよいし、PC120の出荷段階で予めPC120にインストールされてもよい。
PC120は、AP4を介して、プリンタ10と通信を実行可能である。PC120は、インターネットを介さずに、AP4を介して、プリンタ10と通信を実行することができる。PC120は、プリンタ10と同一のネットワーク、即ち、プリンタ10のIPアドレスに含まれるサブネットのアドレスと同一のサブネットのアドレスを含むIPアドレスを有する。
(事前準備)
上述したように、例えば、携帯端末70、PC120は、印刷仲介サーバ100から取得される印刷データによって表される画像の印刷を、プリンタ10に実行させることができる。以下では、図2〜図6を参照して、当該印刷のための様々な処理を説明する。なお、携帯端末70及びPC120のユーザは、図2,4に開示されているPC120の動作、及び、図3,5,6に開示されている携帯端末70の動作を実現するために、以下の事前準備を実行しておく必要がある。
即ち、ユーザは、例えば、携帯端末70を利用して、印刷仲介サーバ100にアカウント情報を登録しておく必要がある。アカウント情報は、例えば、ユーザID、パスワード等を含む。なお、ユーザは、携帯端末70を利用する代わりに、他の機器(例えばPC等)を利用して、印刷仲介サーバ100にアカウント情報を登録してもよい。ユーザのアカウント情報が印刷仲介サーバ100に登録されれば、ユーザは、携帯端末70を利用して、印刷仲介サーバ100を介した印刷処理をプリンタ10に実行させることができる。
(プリンタ10の登録プロセス;図2)
続いて、図2を参照して、プリンタ10が印刷仲介サーバ100から印刷データを受信するために必要な情報を、印刷仲介サーバ100に登録するための登録プロセスについて説明する。本実施例では、OAuthを利用した登録プロセスが実行される。
登録プロセスでは、PC120を操作する第1のユーザは、PC120を利用して、様々な情報を印刷仲介サーバ100に登録することができる。なお、登録プロセスでは、PC120は、インターネットを利用せず、AP4を介して、プリンタ10と通信を実行する。また、プリンタ10は、インターネットを利用して、無線LANI/F18を介して、印刷仲介サーバ100と通信を実行する。
PC120は、第1のユーザの登録操作に従って、PC120にインストールされているブラウザプログラムを起動し、プリンタ10に、登録画面要求を送信する。具体的には、PC120は、ブラウザプログラムの起動後に、プリンタ10のアドレス(例えば「https://」+プリンタ10のIPアドレス)を指定して、プリンタ10に送信する。
CPU32は、PC120から登録画面要求が受信されると、第1のユーザに第1のアカウント情報を入力させるための登録画面を表す登録画面データを、PC120に送信する。PC120は、登録画面データを受信すると、PC120の表示部に登録画面データによって表される登録画面を表示する。第1のユーザは、登録画面がPC120の表示部に表示されている間に、PC120の操作部に、登録操作を実行する。登録操作は、第1のアカウント情報の入力、及び、登録画面上の「登録」を示すボタンの選択を含む。
登録操作が実行されると、PC120は、入力された第1のアカウント情報を含む登録指示200を、プリンタ10に送信する。これにより、CPU32は、図2に示される各処理を実行する。
CPU32は、まず、プリンタ10が実行可能な印刷条件を示す印刷条件情報を格納部34から読み出す。印刷条件は、例えば、プリンタが解釈可能なデータ形式、画像が印刷されるべき印刷用紙のサイズ(即ち用紙サイズ)等を含む。
次いで、CPU32は、プリンタ10のプロキシID(即ちプリンタ10を識別するためのID)を格納部34から読み出す。そして、CPU32は、印刷条件情報とプロキシIDとを含む登録要求202を、印刷仲介サーバ100に送信する。なお、印刷仲介サーバ100のURL(即ち登録要求202の送信先のURL)は、プリンタ10に予め登録されている。以下でも、特に説明しない限り、要求の送信先のURLは、送信元の装置に予め登録されているURLであってもよい。但し、要求の送信先のURLは、当該要求の送信前に印刷仲介サーバ100から取得されたURLであってもよいし、PC120から取得してもよい。
印刷仲介サーバ100は、PC120から登録要求202を受信すると、登録要求202に含まれるプロキシIDを利用して、登録対象のプリンタ10を識別するためのプリンタIDを生成する。なお、以下では、プリンタ10を識別するためのプリンタIDを「実在プリンタID」と呼ぶ。次いで、印刷仲介サーバ100は、生成済みの実在プリンタIDと、登録要求200に含まれる印刷条件情報と、を関連付けて記憶する。図2において、印刷仲介サーバ100に対応する破線の右側のボックスは、当該ボックス内の各情報が関連付けられている様子を示す。図3以降でも同様である。
次いで、印刷仲介サーバ100は、実在プリンタIDと、ログイン用URLと、を含むレスポンス204を、プリンタ10に送信する。
プリンタ10CPU32は、印刷仲介サーバ100からレスポンス204を受信すると、レスポンス204に含まれる実在プリンタIDを格納部34に記憶させる。次いで、CPU32は、レスポンス204に含まれるログイン用URLを送信先として、無線LANI/F38を介して、登録指示200に含まれる第1のアカウント情報を含むアクセス要求210を印刷仲介サーバ100に送信する。
印刷仲介サーバ100は、携帯端末70からアクセス要求210を受信すると、アクセス要求210に含まれる第1のアカウント情報の認証を実行する。具体的に言うと、印刷仲介サーバ100は、アクセス要求210に含まれる第1のアカウント情報が、印刷仲介サーバ100に登録済みであるか否かを判断する。印刷仲介サーバ100は、第1のアカウント情報が登録済みでないと判断する場合、即ち、第1のアカウント情報の認証が失敗する場合には、図示省略しているが、ログイン失敗通知をプリンタ10に送信する。この場合、後の処理が実行されることなく、登録プロセスが終了する。
一方において、印刷仲介サーバ100は、第1のアカウント情報が登録済みであると判断する場合、即ち、第1のアカウント情報の認証が成功する場合には、ユニークな文字列である特定トークンを生成する。特定トークンは、後の処理(例えば図3の印刷プロセス)で認証に利用される認証トークンを、印刷仲介サーバ100から取得するための情報である。以下では、特定トークンのことを「RT(Refresh Tokenの略)」と呼ぶ。
次に印刷仲介サーバ100は、認証が成功した第1のアカウント情報と、実在プリンタIDと、印刷条件情報と、生成済みのRT213と、を関連付けて記憶する。次に、印刷仲介サーバ100は、RT213を含むログイン成功通知212をプリンタ10に送信する。
CPU32は、印刷仲介サーバ100からログイン成功通知212を受信すると、ログイン成功通知212含まれるRT213を、NVRAM38に記憶させる。次いで、CPU32は、NVRAM38内のRT213及び実在プリンタIDを含むアクセストークン要求214を、印刷仲介サーバ100に送信する。なお、以下では、アクセストークンのことを、「AT(Access (又はAuthentication) Tokenの略)」と呼ぶ。
印刷仲介サーバ100は、プリンタ10からAT要求214を受信すると、AT要求214に含まれるRT213及び実在プリンタIDの認証を実行する。印刷仲介サーバ100は、RT213及び実在プリンタIDを関連付けて記憶していると判断する場合、即ち、RT213及び実在プリンタIDの認証が成功する場合に、AT216を生成する。次いで、印刷仲介サーバ100は、AT216を、実在プリンタID等と関連付けて記憶する。そして、印刷仲介サーバ100は、AT216を含むレスポンス218を、プリンタ10に送信する。
CPU32は、印刷仲介サーバ100からレスポンス218を受信すると、レスポンス218に含まれるAT216をVRAM36に記憶させる。これにより、登録プロセスが終了する。なお、印刷仲介サーバ100から受信されるAT(例えばAT216)には、有効期限が設定されている。CPU32は、AT216の有効期限が切れるタイミングで、NVRAM38内のRT213及び実在プリンタIDを含むAT要求220を、印刷仲介サーバ100に送信する。
印刷仲介サーバ100は、プリンタ10からAT要求220を受信すると、AT要求220に含まれるRT213及び実在プリンタIDの認証を実行し、この認証が成功する場合に、AT222を生成する。次いで、印刷仲介サーバ100は、実在プリンタID等と関連付けられているAT216を消去して、生成済みのAT222を、実在プリンタID等と関連付けて記憶する。そして、印刷仲介サーバ100は、AT222を含むレスポンス224を、プリンタ10に送信する。
CPU32は、印刷仲介サーバ100からレスポンス224を受信すると、VRAM36に記憶されているAT216を消去して、レスポンス224に含まれるAT222をVRAM36に記憶させる。これにより、VRAM36に記憶されるATは、定期的に更新される。
(携帯端末70の登録プロセス;図3)
続いて、図3を参照して、携帯端末70が必要な情報を印刷仲介サーバ100に登録するための登録プロセスについて説明する。
登録プロセスでは、携帯端末70を利用する第2のユーザは、プリンタ10の近くに存在しなくてもよい。即ち、例えば、プリンタ10が家庭内に設置されており、第2のユーザが携帯端末70を持参して外出している状況において、第2のユーザは、携帯端末70を利用して、様々な情報を印刷仲介サーバ100に登録することができる。なお、登録プロセスでは、携帯端末70は、無線LANI/F78を介して(即ちインターネットを介して)、印刷仲介サーバ100と通信を実行する。
第2のユーザは、まず、携帯端末70の操作部に登録操作(プリンタアプリを起動し、プリンタアプリに従って表示される画面上で「登録」を示すボタンを選択する)操作を実行する。この場合、CPU82は、プリンタアプリに従って、図3の各処理を実行する。
CPU82は、プリンタアプリに予め登録されている仮想印刷条件情報をメモリ84から読み出す。仮想印刷条件情報は、実在プリンタ(例えばプリンタ10)ではなく、仮想プリンタが利用可能な仮想的な印刷条件を示す情報であり、プリンタ10のベンダによって予め決められた情報である。なお、図1に示されるように、プリンタアプリには、仮想印刷条件情報が予め登録されている。従って、仮想印刷条件情報は、実在プリンタ(例えばプリンタ10)から取得されることなく、メモリ84に予め記憶されている。
仮想的な印刷条件は、例えば、画像が印刷されるべき印刷用紙のサイズ(即ち用紙サイズ)、両面印刷の実行の有無、色数(例えばモノクロ印刷、カラー印刷等)等を含む。本実施例では、予め決められている仮想的な印刷条件は、用紙サイズとして「A4」及び「B5」を含み、両面印刷の実行の有無として「無」を含み、色数として「モノクロ印刷」及び「カラー印刷」を含む。仮想的な印刷条件は、さらに、印刷向き(例えば、ランドスケープ印刷、ポートレート印刷)等の他の条件を含んでいてもよい。
次いで、CPU82は、携帯端末70のプロキシID(即ち携帯端末70を識別するためのID)をメモリ84から読み出す。そして、CPU82は、仮想印刷条件情報とプロキシIDとを含む登録要求300を、印刷仲介サーバ100に送信する。なお、印刷仲介サーバ100のURL(即ち登録要求300の送信先のURL)は、プリンタアプリに予め登録されている。以下でも、特に説明しない限り、要求の送信先のURLは、プリンタアプリに予め登録されているURLであってもよい。但し、要求の送信先のURLは、当該要求の送信前に印刷仲介サーバ100から取得されたURLであってもよい。
印刷仲介サーバ100は、携帯端末70から登録要求300を受信すると、登録要求300に含まれるプロキシIDを利用して、図2と同様にプリンタIDを生成する。携帯端末70では登録対象のプリンタとして実在プリンタ(例えばプリンタ10)が指定されていないため(即ち、登録要求300が、実在プリンタの印刷条件情報、実在プリンタのプロキシID等を含んでいないので)、図3の処理で生成されるプリンタIDは、仮想プリンタを識別するためのIDである。以下では、仮想プリンタのためのプリンタIDを「仮想プリンタID」と呼ぶ。
印刷仲介サーバ100は、仮想プリンタIDと、登録要求300に含まれる仮想印刷条件情報と、を関連付けて記憶する。次いで、印刷仲介サーバ100は、仮想プリンタIDと、後述のログイン画面データ312の所在を示すログイン用URLと、を含むレスポンス302を、携帯端末70に送信する。
CPU82は、印刷仲介サーバ100からレスポンス302を受信すると、レスポンス302に含まれる仮想プリンタIDをメモリ84に記憶させる。次いで、CPU82は、レスポンス302に含まれるログイン用URLを送信先として、アクセス要求310を印刷仲介サーバ100に送信する。
印刷仲介サーバ100は、携帯端末70からアクセス要求310を受信すると、ログイン画面データ312を携帯端末70に送信する。ログイン画面データ312は、第2のアカウント情報を入力するためのログイン画面を表わすデータである。
CPU82は、印刷仲介サーバ100からログイン画面データ312を受信すると、ログイン画面データ312によって表わされるログイン画面を携帯端末70の表示部に表示させる。第2のユーザは、携帯端末70の操作部を利用して、上記の事前準備において印刷仲介サーバ100に登録された第2のアカウント情報を、携帯端末70に入力する。この場合、CPU82は、入力済みの第2のアカウント情報を含むログイン要求314を、印刷仲介サーバ100に送信する。
なお、変形例では、例えば、携帯端末70を利用して上記の事前準備が実行された場合には、メモリ84は、第2のアカウント情報を記憶していてもよい。この場合、CPU82は、第2のアカウント情報の入力を第2のユーザに実行させずに、メモリ84から第2のアカウント情報を読み出して、第2のアカウント情報を含むログイン要求314を印刷仲介サーバ100に送信してもよい。なお、後述するサブミットプロセス、図3の印刷プロセスにおいて、携帯端末70から印刷仲介サーバ100にログイン要求が送信される状況でも、本変形例が採用されてもよい。
印刷仲介サーバ100は、携帯端末70からログイン要求314を受信すると、ログイン要求314に含まれる第2のアカウント情報の認証、即ち、第2のアカウント情報が、印刷仲介サーバ100に登録済みであるか否かを判断する。印刷仲介サーバ100は、第2のアカウント情報が登録済みでないと判断する場合、即ち、第2のアカウント情報の認証が失敗する場合には、図示省略しているが、ログイン失敗通知を携帯端末70に送信する。この場合、後の処理が実行されることなく、登録プロセスが終了する。
一方において、印刷仲介サーバ100は、第2のアカウント情報が登録済みであると判断する場合、即ち、第2のアカウント情報の認証が成功する場合には、ユニークな文字列であるRT317を生成する。なお、このRT317は、上述したRT213とは、異なる特定トークンである。次いで、印刷仲介サーバ100は、認証が成功した第2のアカウント情報と、仮想プリンタIDと、印刷条件情報と、RT317と、を関連付けて記憶する。そして、印刷仲介サーバ100は、RT317を含むログイン成功通知316を携帯端末70に送信する。
CPU82は、印刷仲介サーバ100からログイン成功通知316を受信すると、ログイン成功通知316に含まれるRT317をメモリ84に記憶させる。次いで、CPU82は、メモリ84内の仮想プリンタID及びRT317を含むAT要求318を、印刷仲介サーバ100に送信する。
印刷仲介サーバ100は、携帯端末70からAT要求318を受信すると、AT要求318に含まれるRT317及び仮想プリンタIDの認証を実行する。印刷仲介サーバ100は、RT317及び仮想プリンタIDを関連付けて記憶していると判断する場合、即ち、RT及びプリンタIDの認証が成功する場合に、AT319を生成する。次いで、印刷仲介サーバ100は、AT319を、仮想プリンタID等と関連付けて記憶する。そして、印刷仲介サーバ100は、AT319を含むレスポンス320を、携帯端末70に送信する。
CPU82は、印刷仲介サーバ100からレスポンス320を受信すると、レスポンス320に含まれるAT319をメモリ84に記憶させる。これにより、登録プロセスが終了する。CPU82は、AT319の有効期限が切れるタイミングで、NVRAM38内のRT317及び仮想プリンタIDを含むAT要求321を、印刷仲介サーバ100に送信する。
印刷仲介サーバ100は、携帯端末70からAT要求321を受信すると、AT要求321に含まれるRT317及び仮想プリンタIDの認証を実行し、RT317及び仮想プリンタIDの認証が成功する場合に、AT322を生成する。次いで、印刷仲介サーバ100は、仮想プリンタID等と関連付けて記憶されているAT319を消去して、生成済みのAT322を、仮想プリンタID等と関連付けて記憶する。そして、印刷仲介サーバ100は、AT322を含むレスポンス324を、携帯端末70に送信する。
CPU82は、印刷仲介サーバ100からレスポンス324を受信すると、メモリ84内のAT319を消去して、レスポンス224に含まれるAT322をメモリ84に記憶させる。これにより、メモリ84内のATは、定期的に更新される。
図3の登録プロセスでは、実在プリンタのプリンタID及び印刷条件情報を印刷仲介サーバ100に登録するのではなく、仮想プリンタのプリンタID及び仮想印刷条件情報を印刷仲介サーバ100に登録する手法を採用している。このために、第2のユーザは、プリンタID及び仮想印刷条件情報(さらにはAT)を印刷仲介サーバ100に登録するために、印刷仲介サーバ100との通信をプリンタ10に実行させずに済む。
なお、印刷仲介サーバ100にて、図2のプリンタ10の登録プロセスと、図3の携帯端末70の登録プロセスと、の両方の登録プロセスが実行された場合、印刷仲介サーバ100には、実在プリンタIDと関連付けられている第1のアカウント情報と印刷条件情報とRT213とAT222とを含むデータ群と、仮想プリンタIDと関連付けられている第2のアカウント情報と仮想印刷条件情報とRT317とAT322とを含むデータ群と、が記憶されている。
(実在プリンタIDを利用したサブミットプロセス及び印刷プロセス;図4)
上記の登録プロセスが終了すると、第1のユーザは、PC120を利用して、印刷対象の対象画像を表わす画像データを印刷仲介サーバ100にサブミットし、サブミットした対象画像の印刷をプリンタ10に実行させることができる。例えば、第1のユーザは、PC120を利用して検索したインターネット上の画像データを印刷仲介サーバ100にサブミットすることができる。なお、本実施例の画像データは、対象画像を表わすデータであれば、どのような形式のデータであってもよく、例えば、JPEG(Joint Photographic Experts Groupの略)等のビットマップ形式、ベクタ形式、テキスト形式、あるいは、その他の形式のデータであってもよい。
第1のユーザは、画像データを印刷仲介サーバ100にサブミットすることを望む場合に、PC120に所定のサブミット操作(例えば、ブラウザプログラムを起動し、印刷仲介サーバ100にログインして、画面上の「サブミット」を示すボタンを選択し、画像データを指定する操作)を実行すると、PC120は、第1のアカウント情報を含むプリンタID要求400を送信する。
印刷仲介サーバ100は、PC120からプリンタID要求400を受信すると、プリンタID要求400に含まれる第1のアカウント情報の認証を実行する。印刷仲介サーバ100は、アカウント情報が登録済みであると判断する場合、即ち、第1のアカウント情報の認証が成功する場合には、第1のアカウント情報に関連付けて記憶されている実在プリンタIDを含むレスポンス402を、PC120に送信する。なお、第1のアカウント情報に関連付けて複数のプリンタIDが記憶されている場合、複数のプリンタIDを含むレスポンス402を送信する。
PC120は、印刷仲介サーバ100からレスポンス402を受信すると、印刷設定選択画面をPC120の表示部に表示させる。具体的に言うと、PC120は、PC120のメモリに予め登録されている印刷条件情報をメモリから読み出して、印刷条件情報によって示される印刷条件の中から、対象画像の印刷のための印刷設定を第1のユーザに選択させるための印刷設定選択画面をPC120の表示部に表示させる。例えば、印刷設定選択画面では、用紙サイズの選択、両面印刷の実行の有無の選択、色数の選択が可能である。印刷設定画面では、さらに、レスポンス402に含まれるプリンタIDのうち1個のプリンタIDが選択可能である。
第1のユーザは、印刷設定選択画面を見ながら、PC120の操作部を利用して、用紙サイズ(例えば「A4」)、両面印刷の有無及び色数(例えば「カラー」)を選択することによって、印刷設定を選択する。また、第1のユーザは、実在プリンタIDを選択する。
PC120は、第1のユーザによって印刷設定及び実在プリンタIDが選択されると、実在プリンタIDと、第1のユーザによって指定された画像データ404と、第1のユーザによって指定された選択された印刷設定を示す印刷設定情報406と、を含むサブミット要求408を、印刷仲介サーバ100に送信する。
印刷仲介サーバ100は、PC120からサブミット要求408を受信すると、サブミット要求408に含まれる実在プリンタIDに、サブミット要求404に含まれる各情報を関連付けて記憶する。この結果、印刷仲介サーバ100では、第1のアカウント情報、実在プリンタID、印刷条件情報、RT217、ATと、ジョブ情報410(即ち、画像データ404及び印刷設定情報406)と、が関連付けられる。また、印刷仲介サーバ100は、ジョブ情報410に、ジョブ情報410のステータスを示すステータス情報を記憶させる。画像データがサブミットされると、印刷仲介サーバ100は、ステータス情報として、画像データの印刷待ちを示す「Queued」をジョブ情報410に記憶させる。
なお、第1のユーザは、複数の画像データを選択して、印刷仲介サーバ100にサブミットすることができる。この場合、印刷仲介サーバ100は、複数の画像データのそれぞれについて、当該画像データと印刷設定情報とステータス情報とを含むジョブ情報を、ジョブ情報410と同様に記憶させる。
印刷仲介サーバ100は、サブミットが成功すると、プリンタ10が印刷を実行すべきジョブ情報が登録されたことを示すジョブ登録通知411を、プリンタ10に送信する。なお、プリンタ10と印刷仲介サーバ100とは、いわゆる、常時接続にて接続されている。従って、印刷仲介サーバ100は、プリンタ10に、ジョブ登録通知411を送信可能である。次いで、CPU32は、無線LANI/F18を介して、印刷仲介サーバ100からジョブ登録通知411を受信する。これにより、サブミットプロセスが終了する。
サブミットプロセスに続いて実行される印刷プロセスでは、CPU32は、実在プリンタID及びVRAM36内のAT222を含むジョブリスト要求412を、印刷仲介サーバ100に送信する。
印刷仲介サーバ100は、プリンタ10からジョブリスト要求412を受信すると、ジョブリスト要求412に含まれるAT222及び実在プリンタIDの認証を実行する。そして、印刷仲介サーバ100は、AT222及び実在プリンタIDが関連付けて記憶していると判断する場合(即ち、AT222及びプリンタIDの認証が成功する場合)に、それらの情報に関連付けられているジョブ情報410を識別するためのジョブIDと、後述の印刷データ420の所在を示すURLと、を含むジョブリスト414を生成する。そして、印刷仲介サーバ100は、ジョブリスト414をプリンタ10に送信する。
CPU32は、無線LANI/F18を介して、印刷仲介サーバ100からジョブリスト414を受信すると、ジョブリスト414に含まれるジョブIDと、実在プリンタIDと、VRAM36内のAT222と、印刷中を示すステータス情報「IN Progress」と、を含むステータス変更要求416を、印刷仲介サーバ100に送信する。
印刷仲介サーバ100は、プリンタ10からステータス変更要求416を受信すると、ステータス変更要求416に含まれるAT222及び実在プリンタIDの認証を実行する。そして、印刷仲介サーバ100は、AT222及び実在プリンタIDが関連付けて記憶していると判断する場合(即ち、AT222及びプリンタIDの認証が成功する場合)に、ステータス変更要求416に含まれるジョブIDによって識別されるジョブ情報(例えばジョブ情報410)に関連付けられているステータス情報(例えばQueued)を、「IN Progress」に更新する。
CPU32は、ステータス変更要求416を送信すると、続いて、ジョブリスト414に含まれるURLを送信先として、無線LANI/F18を介して、印刷データ要求418を送信する。なお、印刷データ要求418は、AT222、実在プリンタID及びプリンタ10が解釈可能なデータ形式を示す情報を含む。当該データ形式は、例えば、PDF(Portable Document Formatの略)である。
印刷仲介サーバ100は、プリンタ10から印刷データ要求418を受信すると、印刷データ要求418に含まれるAT222及び実在プリンタIDの認証を実行する。そして、印刷仲介サーバ100は、AT222及び実在プリンタIDが関連付けて記憶していると判断する場合(即ち、AT222及びプリンタIDの認証が成功する場合)に、変換処理を実行する。即ち、印刷仲介サーバ100は、ジョブ情報410に含まれる印刷設定情報406と、印刷データ要求418に含まれるデータ形式を示す情報と、に従って、ジョブ情報410に含まれる画像データ404を変換して、印刷データ420を生成する。
例えば、印刷設定情報404が、用紙サイズとして「A4」を含み、両面印刷の有無として「無」を含み、色数として「カラー」を含む場合には、印刷仲介サーバ100は、A4の印刷用紙の片面のみにカラー画像の印刷を実行するための印刷データ420を生成する。また、印刷データ要求418がPDF形式を示す情報を含む場合には、印刷仲介サーバ100は、PDF形式の印刷データ420を生成する。
次いで、印刷仲介サーバ100は、ジョブリスト414に含まれるURLに対応する位置に、生成済みの印刷データ420を記憶させる。そして、印刷仲介サーバ100は、印刷データ要求418の送信先であるURLに対応する位置に記憶されている印刷データ420をプリンタ10に送信する。
CPU32は、無線LANI/F18を介して、印刷仲介サーバ100から印刷データ420を受信する。これにより、CPU32は、印刷仲介サーバ100から印刷データ420を取得することができる。そして、CPU32は、取得済みの印刷データ420を印刷実行部20に供給する。この結果、印刷実行部20は、印刷データ422によって表わされる画像を印刷用紙に印刷する。これにより、第1のユーザは、印刷済みの印刷用紙を取得することができる。
CPU32は、印刷を終了すると、無線LANI/F18を介して、ジョブリスト414に含まれるジョブIDと、実在プリンタIDと、VRAM36内のAT222と、印刷処理が終了したことを示すステータス情報「Done」と、を含むステータス変更要求422を、印刷仲介サーバ100に送信する。
印刷仲介サーバ100は、プリンタ10からステータス変更要求422を受信すると、ステータス変更要求422に含まれるAT222及び実在プリンタIDの認証を実行する。そして、印刷仲介サーバ100は、AT222及び実在プリンタIDの認証が成功する場合に、ステータス変更要求422に含まれるジョブIDによって識別されるジョブ情報(例えばジョブ情報410)に関連付けられているステータス情報「IN Progress」を、「Done」に更新する。
CPU32は、印刷を終了した後でも、NVRAM38にRT213を記憶し続け、VRAM36にAT222を記憶し続ける。そして、CPU32は、AT222の有効期限が切れるタイミングで、NVRAM38に記憶されているRT213を含むAT要求424を、印刷仲介サーバ100に送信する。
印刷仲介サーバ100は、プリンタ10からAT要求424を受信すると、AT要求424に含まれるRT213及び実在プリンタIDの認証を実行し、RT213及び実在プリンタIDの認証が成功する場合に、AT426を生成する。次いで、印刷仲介サーバ100は、実在プリンタID等と関連付けて記憶されているAT222を消去して、生成済みのAT426を、実在プリンタID等と関連付けて記憶する。そして、印刷仲介サーバ100は、AT426を含むレスポンス428を、プリンタ10に送信する。
CPU32は、印刷仲介サーバ100からレスポンス428を受信すると、VRAM36内のAT222を消去して、レスポンス428に含まれるAT426をVRAM36に記憶させる。
(仮想プリンタIDを利用したサブミットプロセス;図5)
図3の登録プロセスが終了すると、第2のユーザは、携帯端末70を利用して、対象画像を表わす画像データを印刷仲介サーバ100にサブミットすることができる。第2のユーザは、登録プロセスと同様に、プリンタ10の近くに存在しなくても、画像データを印刷仲介サーバ100にサブミットすることができる。例えば、第2のユーザは、外出先で携帯端末70によって撮影された対象画像を表わす画像データを印刷仲介サーバ100にサブミットすることができる。
第2のユーザは、画像データを印刷仲介サーバ100にサブミットすることを望む場合に、携帯端末70に所定のサブミット操作(例えば、プリンタアプリを起動し、印刷仲介サーバ100にログインし、画面上の「サブミット」を示すボタンを選択し、画像データを指定する操作)を実行すると、CPU82は、プリンタアプリに従って、図5に示される各処理を実行する。
CPU82は、印刷設定選択画面を携帯端末70の表示部に表示させる。具体的に言うと、CPU82は、プリンタアプリに予め登録されている仮想印刷条件情報をメモリ84から読み出して、仮想印刷条件情報によって示される仮想的な印刷条件の中から、画像の印刷のための印刷設定を第2のユーザに選択させるための印刷設定選択画面を表示部74に表示させる。なお、仮想印刷条件は、CPU82が印刷仲介サーバ100に要求することによって取得してもよい。
上述したように、仮想的な印刷条件は、用紙サイズとして「A4」及び「B5」を含み、両面印刷の実行の有無として「無」を含み、色数として「モノクロ印刷」及び「カラー印刷」を含む。従って、印刷設定選択画面は、用紙サイズとして「A4」又は「B5」を選択可能であると共に、色数として「モノクロ印刷」又は「カラー印刷」のうちのどちらかを選択可能である態様を有する。
第2のユーザは、印刷設定選択画面を見ながら、携帯端末70の操作部を利用して、用紙サイズ(例えば「A4」)及び色数(例えば「カラー」)を選択することによって、印刷設定を選択する。両面印刷の有無(即ち「無」)は、選択肢がないので、自動的に印刷設定に組み込まれる。
詳しくは後述するが、印刷仲介サーバ100では、選択済みの印刷設定に従って印刷データが生成されて、当該印刷データがプリンタ10に供給される(図6参照)。上述したように、選択済みの印刷設定は、仮想的な印刷条件の中から選択されたものであり、プリンタ10が実際に利用可能な印刷条件の中から選択されたものではない。即ち、プリンタ10が選択済みの印刷設定に従った印刷を実行可能であるという保証がない。但し、本実施例では、プリンタ10のベンダは、通常のプリンタ(例えば当該ベンダが販売している全てのプリンタ)が利用可能な印刷条件を仮想的な印刷条件として予め決定して、そのような仮想的な印刷条件を示す仮想印刷条件情報を含むプリンタアプリを提供する。従って、本実施例では、プリンタ10は、選択済みの印刷設定に従った印刷を適切に実行することができる。
CPU82は、第2のユーザによって印刷設定が選択されると、無線LANI/F78を介して、メモリ84内の仮想プリンタIDと、第2のユーザによって指定された画像データ502と、第2のユーザによって指定された選択された印刷設定を示す印刷設定情報504と、を含むサブミット要求506を、印刷仲介サーバ100に送信する。
印刷仲介サーバ100は、携帯端末70からサブミット要求506を受信すると、サブミット要求506に含まれる各情報を関連付けて記憶する。この結果、印刷仲介サーバ100では、第2のアカウント情報、仮想プリンタID、仮想印刷条件情報、AT322と、ジョブ情報510(即ち、画像データ502及び印刷設定情報504)と、が関連付けられる。また、印刷仲介サーバ100は、ジョブ情報510に、ジョブ情報510のステータスを示すステータス情報を記憶させる。画像データがサブミットされると、印刷仲介サーバ100は、ステータス情報として、画像データの印刷待ちを示す「Queued」をジョブ情報510に記憶させる。そして、印刷仲介サーバ100は、ジョブ登録通知512を携帯端末70に送信する。
CPU82は、無線LANI/F78を介して、印刷仲介サーバ100からジョブ登録通知512を受信する。これにより、1個のジョブ情報510をサブミットするためのサブミットプロセスが終了する。なお、第2のユーザは、さらに、他の画像データを印刷仲介サーバ100にサブミットすることを望む場合には、上記と同様の操作を実行する。これにより、印刷仲介サーバ100に、複数のジョブ情報を記憶することができる。
(印刷プロセス;図6)
続いて、図6を参照して、携帯端末70がジョブ情報510に従った印刷をプリンタ10に実行させるための印刷プロセスについて説明する。印刷プロセスでは、第2のユーザは、プリンタ10の近くに存在しなくてはならない。後述するように、携帯端末70及びプリンタ10がNFC通信を実行しなければならないからである。従って、第2のユーザは、例えば、外出先から帰宅した後に、携帯端末70を利用して、プリンタ10に印刷を実行させる。
第2のユーザは、ジョブ情報510に従った印刷をプリンタ10に実行させることを望む場合に、携帯端末70に所定の印刷操作(例えば、プリンタアプリを起動し、ログインし、プリンタアプリに従って表示される画面上で「印刷」を示すボタンを選択する操作)を実行すると、CPU82は、プリンタアプリに従って、図6に示される各処理を実行する。
CPU82は、まず、メモリ84からAT322及び仮想プリンタIDを読み出す。次いで、CPU82は、無線LANI/F78を介して(即ちインターネットを介して)、AT322及び仮想プリンタIDを含むジョブリスト要求600を、印刷仲介サーバ100に送信する。
印刷仲介サーバ100は、携帯端末70からジョブリスト要求600を受信すると、ジョブリスト要求600に含まれるAT322及び仮想プリンタIDの認証を実行する。そして、印刷仲介サーバ100は、AT322及び仮想プリンタIDを記憶していると判断する場合(即ち、AT322及び仮想プリンタIDの認証が成功する場合)に、それらの情報に関連付けられているジョブ情報510を識別するためのジョブIDを含むジョブリスト602を生成する。そして、印刷仲介サーバ100は、ジョブリスト602を携帯端末70に送信する。
CPU82は、無線LANI/F78を介して、印刷仲介サーバ100からジョブリスト602を受信すると、ジョブリスト602に含まれる1個以上のジョブIDのうち、1個以上のジョブIDを、第2のユーザに選択させるためのジョブ選択画面を、携帯端末70の表示部に表示させる。携帯端末70の第2のユーザは、携帯端末70を操作することによって、ジョブ選択画面に含まれる1個以上のジョブIDのうち、1個以上のジョブIDを選択することができる。さらに、第2のユーザは、携帯端末70を操作することによって、ジョブ選択画面に含まれる「印刷」ボタンを操作することができる。
第2のユーザによってジョブIDが選択され、「印刷」ボタンの操作が実行される場合に、CPU82は、メモリ84からAT322及び仮想プリンタIDを読み出す。第2のユーザは、携帯端末70をプリンタ10に近づける。携帯端末70のNFCI/F76とプリンタ10のNFCI/F16との間の距離が所定の距離(例えば10cm)以下になると、CPU82は、NFCI/F76を介して、印刷指示、AT322、仮想プリンタID及び選択済みのジョブIDをプリンタ10に送信する。ここでは、CPU82は、NFC通信を実行するので、送信先のIPアドレス、送信先のURL等を利用することなく、印刷指示等を、プリンタ10に送信することができる。この構成によれば、プリンタ10は、NFC方式に従った無線通信を実行することによって、携帯端末70と通信を実行することができる。また、プリンタ10は、通信を実行する装置、例えば携帯端末70、印刷仲介サーバ100に応じて、利用すべきI/Fを変更することができる。
CPU32は、NFCI/F16を介して、携帯端末70から印刷指示、AT322及び仮想プリンタIDを受信すると、受信済みのAT322を、VRAM36に記憶させる。次いで、CPU32は、無線LANI/F18を介して(即ちインターネットを介して)、VRAM36内のAT322及び仮想プリンタIDを含むジョブリスト要求604を、印刷仲介サーバ100に送信する。
印刷仲介サーバ100は、プリンタ10からジョブリスト要求604を受信すると、ジョブリスト要求604に含まれるAT322及び仮想プリンタIDの認証を実行する。そして、印刷仲介サーバ100は、AT322及び仮想プリンタIDの認証が成功する場合に、それらの情報に関連付けられているジョブ情報510を識別するためのジョブIDと、後述の印刷データ612の所在を示すURLと、を含むジョブリスト606を生成する。そして、印刷仲介サーバ100は、ジョブリスト606をプリンタ10に送信する。
CPU32は、無線LANI/F18を介して、印刷仲介サーバ100からジョブリスト606を受信すると、ジョブリスト606に含まれるジョブIDのうち、携帯端末70から取得されたジョブIDと一致するジョブIDと、VRAM36に格納されているAT322と、印刷中を示すステータス情報「IN Progress」と、を含むステータス変更要求608を、印刷仲介サーバ100に送信する。
印刷仲介サーバ100は、プリンタ10からステータス変更要求608を受信すると、ステータス変更要求608に含まれるAT322及び仮想プリンタIDの認証を実行する。そして、印刷仲介サーバ100は、AT322及び仮想プリンタIDの認証が成功する場合に、ステータス変更要求608に含まれるジョブIDによって識別されるジョブ情報(例えばジョブ情報510)に関連付けられているステータス情報(例えば「Queued」)を、「IN Progress」に更新する。
CPU32は、ステータス変更要求608を送信すると、続いて、ジョブリスト606に含まれるURLを送信先として、無線LANI/F18を介して、AT322及び仮想プリンタIDを含む印刷データ要求610を送信する。なお、印刷データ要求610は、プリンタ10が解釈可能なデータ形式を示す情報を含む。
印刷仲介サーバ100は、プリンタ10から印刷データ要求610を受信すると、印刷データ要求610に含まれるAT322及び仮想プリンタIDの認証を実行する。そして、印刷仲介サーバ100は、AT322及び仮想プリンタIDの認証が成功する場合に、変換処理を実行する。即ち、印刷仲介サーバ100は、ジョブ情報510に含まれる印刷設定情報504と、印刷データ要求610に含まれるデータ形式を示す情報と、に従って、ジョブ情報510に含まれる画像データ502を変換して、印刷データ612を生成する。
次いで、印刷仲介サーバ100は、ジョブリスト606に含まれるURLに対応する位置に、生成済みの印刷データ612を記憶させる。そして、印刷仲介サーバ100は、印刷データ要求610の送信先であるURLに対応する位置に記憶されている印刷データ612をプリンタ10に送信する。
CPU32は、無線LANI/F18を介して、印刷仲介サーバ100から印刷データ612を受信する。これにより、CPU32は、印刷仲介サーバ100から印刷データ612を取得することができる。そして、CPU32は、取得済みの印刷データ612を印刷実行部20に供給する。この結果、印刷実行部20は、印刷データ612によって表わされる画像を印刷用紙に印刷する。これにより、第2のユーザは、印刷済みの印刷用紙を取得することができる。
CPU32は、印刷を終了すると、無線LANI/F18を介して、ジョブリスト606に含まれるジョブIDと、実在プリンタIDと、VRAMに格納されているAT322と、印刷処理が終了したことを示すステータス情報「Done」と、を含むステータス変更要求614を、印刷仲介サーバ100に送信する。
印刷仲介サーバ100は、プリンタ10からステータス変更要求614を受信すると、ステータス変更要求614に含まれるAT322及び実在プリンタIDの認証を実行する。そして、印刷仲介サーバ100は、AT322及びプリンタIDの認証が成功する場合に、ステータス変更要求614に含まれるジョブIDによって識別されるジョブ情報(例えばジョブ情報510)に関連付けられているステータス情報「IN Progress」を、「Done」に更新する。
CPU32は、印刷処理を終了し、ステータス情報「Done」を送信した後、VRAM36に記憶されているAT322を消去する。なお、CPU32は、VRAM36に記憶されているAT426及びNVRAM38に格納されているRT213を消去せず、維持する。
(実施例の効果)
上述したように、プリンタ10は、携帯端末70から取得されるAT322を利用して、印刷仲介サーバ100から印刷データ612を受信する。この構成によれば、第2のユーザは、印刷データをプリンタ10に取得させるために、印刷仲介サーバ100に、画像データ502をサブミットすればよい。このため、第2のユーザは、画像データ502又は印刷データ612をプリンタ10に送信するために、携帯端末70をプリンタ10に直接的に接続せずに済む。また、画像データ502又は印刷データ612をプリンタ10に送信するために、比較的に通信速度が遅いNFC通信を利用せずに済む。また、プリンタ10は、印刷データ612が受信され、かつ、ステータス変更要求614が送信されると、VRAM36からAT322を消去する。この構成によれば、第2のユーザが希望していないにも関わらず、プリンタ10が、AT322を利用して印刷データ612を受信することを抑制することができる。この構成によれば、プリンタ10は、AT322を適切に取り扱うことができる。
また、プリンタ10は、印刷データ612が受信され、かつ、ステータス変更要求614が送信されると、VRAM36からAT322を消去する。この構成によれば、プリンタ10が印刷仲介サーバ100とAT322を利用した必要な通信を実行した後に、AT322を消去することができる。
また、プリンタ10は、AT322等をVRAM36に格納する一方、RT317をNVRAM38に格納する。この構成によれば、印刷仲介サーバ100からATを取得するために必要なRT317を、適切な位置に格納することができる。
(対応関係)
プリンタ10、印刷仲介サーバ100、携帯端末70が、それぞれ、「通信装置」、「第1の装置」、「第2の装置」の一例である。無線LANI/F18、NFCI/F16が、それぞれ、「第1のインターフェース」、「第2のインターフェース」の一例である。AT322、AT222、RT213が、それぞれ「第1の認証情報」、「第2の認証情報」、「特定情報」の一例である。印刷データ612、印刷データ420が、それぞれ、「第1のデータ」、「第2のデータ」の一例である。印刷データ要求610、印刷データ要求418が、それぞれ、「第1のデータ要求」、「第2のデータ要求」の一例である。
図6の印刷指示、AT322及び仮想プリンタIDを取得する処理が、「第1の取得部」よって実行される処理の一例である。図6のAT322をVRAM36に格納する処理が、「第1の格納制御部」によって実行される処理の一例である。図6の印刷データ要求610を送信する処理が、「第1の送信部」によって実行される処理の一例である。図6の印刷データ612を受信する処理が、「第1の受信部」によって実行される処理の一例である。図6のAT322をVRAM36から消去する処理が「消去部」によって実行される処理の一例である。図2のRT213をNVRAM38に格納する処理が「第2の格納制御部」によって実行される処理の一例である。図2のAT216、AT222を受信する処理、図4のAT426を受信する処理が、それぞれ、「第2の受信部」によって実行される処理の一例である。図2のAT216、AT222をVRAM36に格納する処理、図4のAT426をVRAM36に格納する処理が、それぞれ、「第3の格納制御部」によって実行される処理の一例である。図4の印刷データ要求418を送信する処理が、「第2の送信部」によって実行される処理の一例である。図4の印刷データ420を受信する処理が、「第3の受信部」によって実行される処理の一例である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例1)上記の実施例では、「第1の認証情報」は、AT322を含む。しかしながら、印刷仲介サーバ100が、トークンを利用せずに、プリンタIDを利用して認証を実行可能な構成であれば、「第1の認証情報」は、仮想プリンタIDを含んでいてもよい。一般的に言うと、「第1の認証情報」は、印刷仲介サーバ100において認証に利用される情報であれば、どのような情報であってもよい。「第2の認証情報」も同様である。
(変形例2)上記の実施例では、「特定情報」は、RT213を含む。しかしながら、印刷仲介サーバ100が、RTを利用せずに、実在プリンタIDを利用してATを生成し送信する構成であれば、「特定情報」は、実在プリンタIDを含んでいてもよい。一般的に言うと、「特定情報」は、印刷仲介サーバ100から「第1の認証情報」を受信するための情報であれば、どのような情報であってもよい。
(変形例3)上記の実施例では、第1のアカウント情報と第2のアカウント情報とは、異なるアカウント情報である。しかしながら、第1のアカウント情報と第2のアカウント情報とは、同一のアカウント情報であってもよい。この場合、図2及び図3の登録プロセスの完了後には、印刷仲介サーバ100は、第1のアカウント情報と、実在プリンタIDと、印刷条件情報と、RT213と、AT222とを関連付けて記憶し、さらに、第1のアカウント情報と、仮想プリンタIDと、仮想印刷条件情報と、RT317と、AT322とを関連付けて記憶してもよい。
この場合、図4のサブミットプロセスにおいて、PC120は、印刷仲介サーバ100から、プリンタID要求400の応答として、実在プリンタIDと仮想プリンタIDとを含むレスポンスを受信してもよい。この構成では、PC120は、仮想プリンタIDと画像データ404とを含むサブミット要求を、印刷仲介サーバ100に送信してもよい。
印刷仲介サーバ100は、画像データ404のサブミットが成功すると、仮想プリンタIDで識別される携帯端末70に、ジョブ登録通知の送信を試行してもよい。印刷仲介サーバ100は、携帯端末70といわゆる常時接続による接続を実行していない場合、ジョブ登録通知は、携帯端末70に送信されなくてもよい。携帯端末70とプリンタ10と印刷仲介サーバ100とは、図6と同様の印刷プロセスを実行してもよい。プリンタ10は、印刷仲介サーバ100から印刷データを受信し、印刷を実行してもよい。そして、プリンタ10は、携帯端末70から受信されたATを消去してもよい。即ち、本変形例では、プリンタ10は、PC120から画像データがサブミットされる場合であっても、ATを消去してもよい。
(変形例4)上記の実施例では、図6において、プリンタ10は、印刷を実行するとAT322を消去する。しかしながら、プリンタ10は、例えば、印刷実行中に印刷がキャンセルされた場合や、印刷用紙の給紙不良等によって印刷が実行できない場合に、AT322を消去してもよい。この場合、プリンタ10は、印刷を中止し、印刷が中止されたことを示すステータス情報「Error」と、を含むステータス変更要求を、印刷仲介サーバ100に送信してもよい。
(変形例5)上記の実施例では、仮想印刷条件情報がプリンタアプリに予め登録されている。即ち、メモリ84は、プリンタアプリが携帯端末70にインストールされる際に、仮想印刷条件情報を記憶する。これに代えて、例えば、第2のユーザが仮想印刷条件情報を携帯端末70に入力する構成を採用してもよい。この場合、メモリ84は、第2のユーザによって入力される仮想印刷条件情報を記憶してもよい。
(変形例6)プリンタ10及び携帯端末70は、NFC方式の無線通信を実行する代わりに、他の通信方式の無線通信(例えば、トランスファージェット方式、赤外線方式等の無線通信)を実行して、暗号化データの通信を実行してもよい。本変形例では、上記の他の通信方式の通信が、「インターネットを介さない通信」の一例である。また、プリンタ10及び携帯端末70は、近距離無線通信を実行する代わりに、通常Wi−Fi方式の無線通信を実行して、通信を実行してもよい。また、プリンタ10及び携帯端末70は、無線通信を実行する代わりに、有線通信を実行して、暗号化データの通信を実行してもよい。
(変形例7)プリンタ10は、有線でインターネットに接続されている場合には、有線LANI/Fを介して、有線通信を実行することによって、印刷仲介サーバ100と様々な情報(例えば図5のジョブリスト要求280等)の通信を実行してもよい。本変形例では、有線LANI/Fが、「第1のインターフェース」の一例である。
(変形例8)印刷仲介サーバ100は、1個のサーバでなくてもよく、別体に構成されている複数個のサーバであってもよい。例えば、印刷仲介サーバ100は、図2,3の登録プロセスに示される各処理を実行する第1のサーバと、図4〜6の印刷プロセスに示される各処理を実行する第2のサーバ(即ち第1のサーバとは別体に構成されている第2のサーバ)と、を備えていてもよい。本変形例では、第1のサーバ及び第2のサーバが、「第1の装置」の一例である。また、「第1の装置」は、サーバ以外に、PC等の通信機器であってもよい。
(変形例9)「通信装置」は、プリンタ10以外に、画像データを表示可能な表示装置(例えばテレビ等)、印刷以外の機能(例えばスキャン機能)を可能な多機能機であってもよい。この場合、「通信装置」は、画像データが受信されると、AT322を、VRAM36から消去してもよい。本変形例の構成も、「第1のデータが受信されることを契機として、第1の認証情報を、格納部から消去する」構成の一例である。
(変形例10)「第2の装置」は、携帯端末70でなくてもよく、据え置き型のPCであってもよいし、他のデバイス(例えばテレビ等)であってもよい。
(変形例11)上記の実施例では、CPU32が格納部34内のプログラムを実行することによって、図2,4〜6の各処理が実現される。これに代えて、図2,4〜6の各処理のうちの少なくとも1つの処理は、論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
(変形例12)上記の実施例では、印刷仲介サーバ100は、ジョブ情報とステータス情報とを関連付けて格納している。しかしながら、印刷仲介サーバ100は、ステータス情報を格納していなくてもよい。この場合、プリンタ10は、印刷後にAT322をVRAM36から消去してもよいし、印刷データ612の受信後にAT322をVRAM36から消去してもよい。これらの変形例のそれぞれが、「対象画像の印刷に関連して、第1の認証情報を、格納部から消去する」構成の一例である。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
本明細書に開示の技術の特徴を列挙する。
(特徴1)
通信装置であって、
第1の装置によって生成される第1の認証情報を、前記第1の装置と異なる第2の装置から取得する第1の取得部であって、前記第1の認証情報は、第1のデータが前記第1の装置によって送信されるべきか否かの認証を前記第1の装置に実行させるための情報である、前記第1の取得部と、
取得済みの前記第1の認証情報を格納部に格納させる第1の格納制御部と、
前記第1の装置に前記第1のデータの送信を要求するための第1のデータ要求を、前記第1の装置に送信する第1の送信部であって、前記第1のデータ要求は、格納済みの前記第1の認証情報を含む、前記第1の送信部と、
前記第1のデータ要求に対する応答として、前記第1のデータを、前記第1の装置から受信する第1の受信部と、
前記第1のデータが受信されることを契機として、前記第1の認証情報を、前記格納部から消去する消去部と、を備える、通信装置。
(特徴2)
前記通信装置は、さらに、
前記第1の装置によって生成される特定情報を、前記格納部に格納させる第2の格納制御部であって、前記特定情報は、第2の認証情報を前記第1の装置から受信するための情報であり、前記第2の認証情報は、第2のデータが前記第1の装置によって送信されるべきか否かの認証を前記第1の装置に実行させるための情報である、前記第2の格納制御部と、
格納済みの前記特定情報を用いて、前記第2の認証情報を、前記第1の装置から受信する第2の受信部と、
受信済みの前記第2の認証情報を、前記格納部に格納させる第3の格納制御部と、
前記第1の装置に前記第2のデータを要求するための第2のデータ要求を、前記第1の装置に送信する第2の送信部であって、前記第2のデータ要求は、格納済みの前記第2の認証情報を含む、前記第2の送信部と、
前記第2のデータ要求に対する応答として、前記第2のデータを、前記第1の装置から受信する第3の受信部と、を備え、
前記第2の受信部は、前記第1の装置から、前記第2のデータが受信されるか否かに関わらず、前記格納済みの特定情報を用いて、前記格納済みの第2の認証情報と異なる新たな第2の認証情報を受信し、
前記第3の格納制御部は、前記格納済みの第2の認証情報に替えて、前記新たな第2の認証情報を、前記格納部に格納させる、特徴1に記載の通信装置。
(特徴3)
前記格納部は、揮発性メモリと、不揮発性メモリと、を備え、
前記第1の格納制御部は、前記第1の認証情報を、前記揮発性メモリに格納させ、
前記第2の格納制御部は、前記特定情報を、前記不揮発性メモリに格納させる、特徴2に記載の通信装置。
(特徴4)
前記第1の認証情報は、前記第2の装置が前記第1の装置から受信したアクセストークンを含み、
前記特定情報は、前記通信装置が前記第1の装置から受信したリフレッシュトークンを含み、
前記第2の認証情報は、前記通信装置が前記第1の装置から受信したアクセストークンを含む、特徴2又は3に記載の通信装置。
(特徴5)
前記通信装置は、さらに、データによって表される画像の印刷を実行する印刷実行部と、
前記印刷実行部に前記印刷を実行させる印刷制御部と、を備え、
前記印刷制御部は、受信済みの前記第1のデータによって表される対象画像の印刷を、前記印刷実行部に実行させ、
前記消去部は、前記対象画像の前記印刷に関連して、前記第1の認証情報を、前記格納部から消去する、特徴1から4のいずれか一項に記載の通信装置。
(特徴6)
前記第1のデータは、前記第1の装置によって、前記第1のデータのステータスを表すステータス情報と組み合わせて格納されており、
前記通信装置は、さらに、
前記印刷実行部によって前記対象画像の前記印刷が実行される場合に、前記対象画像の前記印刷が実行されることを示すステータス情報を、前記第1の装置に送信する第3の送信部を備え、
前記消去部は、前記対象画像の前記印刷が実行され、かつ、前記ステータス情報が前記第1の装置に送信された後に、前記第1の認証情報を、前記格納部から消去する、特徴5に記載の通信装置。
(特徴7)
前記通信装置は、さらに、
インターネットを介した通信を実行するための第1のインターフェースと、
前記インターネットを介さない通信を実行するための第2のインターフェースと、を備え、
前記第1の取得部は、前記第2のインターフェースを利用して、前記第1の認証情報を、前記第2の装置から取得し、
前記第1の受信部は、前記第1のインターフェースを利用して、前記第1のデータを、前記第1の装置から受信する、特徴1から6のいずれか一項に記載の通信装置。
(特徴8)
前記第2のインターフェースは、NFC(Near Field Communication)方式に従った無線通信を実行するためのインターフェースである、特徴7に記載の通信装置。
(特徴9)
通信装置のためのコンピュータプログラムであって、前記通信装置に搭載されているコンピュータに、以下の処理、即ち、
第1の装置によって生成される第1の認証情報を、前記第1の装置と異なる第2の装置から取得する第1の取得処理であって、前記第1の認証情報は、第1のデータが前記第1の装置によって送信されるべきか否かの認証を前記第1の装置に実行させるための情報である、前記第1の取得処理と、
取得済みの前記第1の認証情報を格納部に格納させる第1の格納制御処理と、
前記第1の装置に第1のデータの送信を要求するための第1のデータ要求を、前記第1の装置に送信する第1の送信処理であって、前記第1のデータ要求は、格納済みの前記第1の認証情報を含む、前記第1の送信処理と、
前記第1のデータ要求に対する応答として、前記第1のデータを、前記第1の装置から受信する第1の受信処理と、
前記第1のデータが受信されることを契機として、前記第1の認証情報を、前記格納部から消去する消去処理と、を実行させるコンピュータプログラム。
2:通信システム、10:プリンタ、16:NFCI/F、18:無線LANI/F、印刷実行部20、格納部34、VRAM36、NVRAM38、70:携帯端末、100:印刷仲介サーバ、PC120

Claims (9)

  1. 通信装置であって、
    第1の装置によって生成される第1の認証情報を、前記第1の装置と異なる第2の装置から取得する第1の取得部であって、前記第1の認証情報は、第1のデータが前記第1の装置によって送信されるべきか否かの認証を前記第1の装置に実行させるための情報である、前記第1の取得部と、
    取得済みの前記第1の認証情報を格納部に格納させる第1の格納制御部と、
    前記第1の装置に前記第1のデータの送信を要求するための第1のデータ要求を、前記第1の装置に送信する第1の送信部であって、前記第1のデータ要求は、格納済みの前記第1の認証情報を含む、前記第1の送信部と、
    前記第1のデータ要求に対する応答として、前記第1のデータを、前記第1の装置から受信する第1の受信部と、
    前記第1のデータが受信されることを契機として、前記第1の認証情報を、前記格納部から消去する消去部と、
    前記第1の装置によって生成される特定情報を、前記格納部に格納させる第2の格納制御部であって、前記特定情報は、第2の認証情報を前記第1の装置から受信するための情報であり、前記第2の認証情報は、第2のデータが前記第1の装置によって送信されるべきか否かの認証を前記第1の装置に実行させるための情報である、前記第2の格納制御部と、
    格納済みの前記特定情報を用いて、前記第2の認証情報を、前記第1の装置から受信する第2の受信部と、
    受信済みの前記第2の認証情報を、前記格納部に格納させる第3の格納制御部と、
    前記第1の装置に前記第2のデータを要求するための第2のデータ要求を、前記第1の装置に送信する第2の送信部であって、前記第2のデータ要求は、格納済みの前記第2の認証情報を含む、前記第2の送信部と、
    前記第2のデータ要求に対する応答として、前記第2のデータを、前記第1の装置から受信する第3の受信部と、を備え、
    前記第2の受信部は、前記第1の装置から、前記第2のデータが受信されるか否かに関わらず、前記格納済みの特定情報を用いて、前記格納済みの第2の認証情報と異なる新たな第2の認証情報を受信し、
    前記第3の格納制御部は、前記格納済みの第2の認証情報に替えて、前記新たな第2の認証情報を、前記格納部に格納させる、通信装置。
  2. 前記格納部は、揮発性メモリと、不揮発性メモリと、を備え、
    前記第1の格納制御部は、前記第1の認証情報を、前記揮発性メモリに格納させ、
    前記第2の格納制御部は、前記特定情報を、前記不揮発性メモリに格納させる、請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記第1の認証情報は、前記第2の装置が前記第1の装置から受信したアクセストークンを含み、
    前記特定情報は、前記通信装置が前記第1の装置から受信したリフレッシュトークンを含み、
    前記第2の認証情報は、前記通信装置が前記第1の装置から受信したアクセストークンを含む、請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 通信装置であって、
    前記通信装置と異なる第1の装置によって生成される第1の認証情報を、前記通信装置及び前記第1の装置と異なる第2の装置から取得する第1の取得部であって、前記第1の認証情報は、第1のデータが前記第1の装置によって送信されるべきか否かの認証を前記第1の装置に実行させるための情報である、前記第1の取得部と、
    取得済みの前記第1の認証情報を格納部に格納させる第1の格納制御部と、
    前記第1の装置に前記第1のデータの送信を要求するための第1のデータ要求を、前記第1の装置に送信する第1の送信部であって、前記第1のデータ要求は、格納済みの前記第1の認証情報を含む、前記第1の送信部と、
    前記第1のデータ要求に対する応答として、前記第1のデータを、前記第1の装置から受信する第1の受信部と、
    前記第1のデータが受信されることを契機として、前記第1の認証情報を、前記格納部から消去する消去部と、
    データによって表される画像の印刷を実行する印刷実行部と、
    前記印刷実行部に前記印刷を実行させる印刷制御部と、を備え、
    前記印刷制御部は、受信済みの前記第1のデータによって表される対象画像の印刷を、前記印刷実行部に実行させ、
    前記消去部は、前記対象画像の前記印刷の実行後に、前記第1の装置によって生成され、前記第2の装置から取得される前記第1の認証情報を、前記格納部から消去する、通信装置。
  5. 前記第1のデータは、前記第1」の装置によって、前記第1のデータのステータスを表すステータス情報と組み合わせて格納されており、
    前記通信装置は、さらに、
    前記印刷実行部によって前記対象画像の前記印刷が実行される場合に、前記対象画像の前記印刷が実行されることを示すステータス情報を、前記第1の装置に送信する第3の送信部を備え、
    前記消去部は、前記対象画像の前記印刷が実行され、かつ、前記ステータス情報が前記第1の装置に送信された後に、前記第1の認証情報を、前記格納部から消去する、請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記通信装置は、さらに、
    インターネットを介した通信を実行するための第1のインターフェースと、
    前記インターネットを介さない通信を実行するための第2のインターフェースと、を備え、
    前記第1の取得部は、前記第2のインターフェースを利用して、前記第1の認証情報を、前記第2の装置から取得し、
    前記第1の受信部は、前記第1のインターフェースを利用して、前記第1のデータを、前記第1の装置から受信する、請求項1から5のいずれか一項に記載の通信装置。
  7. 前記第2のインターフェースは、NFC(Near Field Communication)方式に従った無線通信を実行するためのインターフェースである、請求項6に記載の通信装置。
  8. 通信装置のためのコンピュータプログラムであって、前記通信装置に搭載されているコンピュータに、以下の処理、即ち、
    第1の装置によって生成される第1の認証情報を、前記第1の装置と異なる第2の装置から取得する第1の取得処理であって、前記第1の認証情報は、第1のデータが前記第1の装置によって送信されるべきか否かの認証を前記第1の装置に実行させるための情報である、前記第1の取得処理と、
    取得済みの前記第1の認証情報を格納部に格納させる第1の格納制御処理と、
    前記第1の装置に第1のデータの送信を要求するための第1のデータ要求を、前記第1の装置に送信する第1の送信処理であって、前記第1のデータ要求は、格納済みの前記第1の認証情報を含む、前記第1の送信処理と、
    前記第1のデータ要求に対する応答として、前記第1のデータを、前記第1の装置から受信する第1の受信処理と、
    前記第1のデータが受信されることを契機として、前記第1の認証情報を、前記格納部から消去する消去処理と、
    前記第1の装置によって生成される特定情報を、前記格納部に格納させる第2の格納制御処理であって、前記特定情報は、第2の認証情報を前記第1の装置から受信するための情報であり、前記第2の認証情報は、第2のデータが前記第1の装置によって送信されるべきか否かの認証を前記第1の装置に実行させるための情報である、前記第2の格納制御処理と、
    格納済みの前記特定情報を用いて、前記第2の認証情報を、前記第1の装置から受信する第2の受信処理と、
    受信済みの前記第2の認証情報を、前記格納部に格納させる第3の格納制御処理と、
    前記第1の装置に前記第2のデータを要求するための第2のデータ要求を、前記第1の装置に送信する第2の送信処理であって、前記第2のデータ要求は、格納済みの前記第2の認証情報を含む、前記第2の送信処理と、
    前記第2のデータ要求に対する応答として、前記第2のデータを、前記第1の装置から受信する第3の受信処理と、を備え、
    前記第2の受信処理では、前記第1の装置から、前記第2のデータが受信されるか否かに関わらず、前記格納済みの特定情報を用いて、前記格納済みの第2の認証情報と異なる新たな第2の認証情報を受信し、
    前記第3の格納制御処理では、前記格納済みの第2の認証情報に替えて、前記新たな第2の認証情報を、前記格納部に格納させる、を実行させるコンピュータプログラム。
  9. データによって表される画像の印刷を実行する印刷実行部を備える通信装置のためのコンピュータプログラムであって、前記通信装置に搭載されているコンピュータに、以下の処理、即ち、
    前記通信装置と異なる第1の装置によって生成される第1の認証情報を、前記通信装置及び前記第1の装置と異なる第2の装置から取得する第1の取得処理であって、前記第1の認証情報は、第1のデータが前記第1の装置によって送信されるべきか否かの認証を前記第1の装置に実行させるための情報である、前記第1の取得処理と、
    取得済みの前記第1の認証情報を格納部に格納させる第1の格納制御処理と、
    前記第1の装置に第1のデータの送信を要求するための第1のデータ要求を、前記第1の装置に送信する第1の送信処理であって、前記第1のデータ要求は、格納済みの前記第1の認証情報を含む、前記第1の送信処理と、
    前記第1のデータ要求に対する応答として、前記第1のデータを、前記第1の装置から受信する第1の受信処理と、
    前記第1のデータが受信されることを契機として、前記第1の認証情報を、前記格納部から消去する消去処理と、
    前記印刷実行部に前記印刷を実行させる印刷制御処理と、を実行させ、
    前記印刷制御処理では、受信済みの前記第1のデータによって表される対象画像の印刷を、前記印刷実行部に実行させ、
    前記消去処理では、前記対象画像の前記印刷の実行後に、前記第1の装置によって生成され、前記第2の装置から取得される前記第1の認証情報を、前記格納部から消去する、コンピュータプログラム。
JP2014009604A 2014-01-22 2014-01-22 通信装置 Active JP6330338B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014009604A JP6330338B2 (ja) 2014-01-22 2014-01-22 通信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014009604A JP6330338B2 (ja) 2014-01-22 2014-01-22 通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015138392A JP2015138392A (ja) 2015-07-30
JP6330338B2 true JP6330338B2 (ja) 2018-05-30

Family

ID=53769347

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014009604A Active JP6330338B2 (ja) 2014-01-22 2014-01-22 通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6330338B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6042955B1 (ja) 2015-09-18 2016-12-14 株式会社Pfu 情報処理装置、システム、方法およびプログラム
JP6966849B2 (ja) 2017-03-02 2021-11-17 キヤノン株式会社 画像形成装置、方法、プログラム、並びにシステム
US10970010B2 (en) 2018-02-16 2021-04-06 Canon Kabushiki Kaisha System that issues different identification information corresponding to the same printing apparatus for each issuance request, information processing apparatus, control method thereof, and non-transitory computer-readable storage medium
JP7071148B2 (ja) * 2018-02-16 2022-05-18 キヤノン株式会社 システム、情報処理装置及びその制御方法、並びにプログラム

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004110561A (ja) * 2002-09-19 2004-04-08 Fuji Xerox Co Ltd 印刷制御システム、クライアント装置、及びプリンタ
JP3928640B2 (ja) * 2004-11-09 2007-06-13 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像処理装置
JP5617469B2 (ja) * 2010-09-16 2014-11-05 株式会社リコー ロケーションフリー印刷システム
US8749821B2 (en) * 2010-10-28 2014-06-10 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Printing system and method
JP5505341B2 (ja) * 2011-03-11 2014-05-28 ブラザー工業株式会社 通信装置
JP5843605B2 (ja) * 2011-06-29 2016-01-13 キヤノン株式会社 印刷制御装置、印刷制御方法、情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法およびコンピュータプログラム
JP6006533B2 (ja) * 2012-05-25 2016-10-12 キヤノン株式会社 認可サーバー及びクライアント装置、サーバー連携システム、トークン管理方法
JP6197286B2 (ja) * 2012-12-21 2017-09-20 株式会社リコー 通信装置、情報処理システム及び情報処理システムの制御方法
JP6167890B2 (ja) * 2013-12-18 2017-07-26 富士ゼロックス株式会社 印刷システム、情報処理装置、プリントサービスシステム、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015138392A (ja) 2015-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10620890B2 (en) Terminal device and printer
US10282148B2 (en) Communication device
JP6070466B2 (ja) 端末装置とプリンタ
JP6098423B2 (ja) 端末装置とプリンタ
JP6256040B2 (ja) 情報処理プログラムおよびプリンタ
JP6236967B2 (ja) 端末装置とプリンタ
US9323486B2 (en) Non-transitory computer-readable storage medium storing computer-readable instructions for terminal device, terminal device, and method for terminal device
JP6330338B2 (ja) 通信装置
JP6296376B2 (ja) 端末装置とプリンタ
JP6405850B2 (ja) 端末装置、サーバ、及びプリンタ
JP6551810B2 (ja) 端末装置とプリンタ
JP6565998B2 (ja) 通信装置
JP6245331B2 (ja) 端末装置とプリンタ
JP6731195B2 (ja) 端末装置とプリンタ
JP6409275B2 (ja) プリンタと端末装置
JP6447690B2 (ja) 端末装置とプリンタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170915

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170926

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171121

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180327

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180409

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6330338

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150