JP6312325B2 - 無線通信におけるクライアント端末認証システムおよびクライアント端末認証方法 - Google Patents
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Description
図10は、従来の一般的な無線LANを用いた通信システムの構成の一例を示す概略図である。図10に示すように、一般的な無線LANでは、アクセスポイント(AP)が認証処理を実行し、無線LANスイッチ等の他のデバイスがAPの管理やハンドオーバーを実行する構成となっている。APはたとえば、認証処理のほか、VLAN(Virtual Local Area Network)の割当や通信フローの暗号化・復号化、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance)等の処理を実行する。また、無線LANスイッチ等のデバイスにおいて、ネットワークの負荷分散やハンドオーバー等の処理を行う。
図14は、従来のクライアント端末認証方法について説明するための図である。従来の認証方式には以下のような課題がある。まず、アクセスポイントがクライアントからの認証要求を終端して処理を行う点である。この場合、高いレベルのセキュリティを実現するためにはアクセスポイントにセキュリティ機構を導入することが考えられる。しかし、アクセスポイントは数が多く、すべてのアクセスポイントにセキュリティ機構を導入するとコストが高い。
上記に鑑みて、実施形態にかかるクライアント端末認証システム1は、2段階の認証処理を用いる。具体的には、実施形態にかかるクライアント端末認証システム1は、認証処理とアドレス割当処理との双方を実行するサーバを一つ配置するのではなく、認証サーバとアドレス割当サーバとを別個に配置する。また、認証サーバをアドレス割当サーバよりもネットワーク上の上流に配置して、認証処理を集約的に実行させる。
図2は、実施形態にかかるクライアント端末認証方法の流れの一例を示すフローチャートである。まず、クライアント端末190がアクセスポイント160Aを介してアドレス割当要求を送信することで処理が開始する。アドレス割当要求は、アクセスポイント160Aからスイッチ150およびエッジルータ130を介してDHCPサーバ120に送信される。DHCPサーバ120は簡易認証を実行する(ステップS201)。DHCPサーバ120における簡易認証が成功すると(ステップS202、YES)、DHCPサーバ120はIPアドレスをクライアント端末190に割り当てる(ステップS203)。
図3乃至図8は、実施形態にかかるクライアント端末認証処理の流れを説明するための第1乃至第6の図である。図3乃至図8を参照して、さらにクライアント端末認証処理について説明する。なお、図3乃至図8の例では、DHCPサーバ120はエッジルータ130と併せて参照符号120で表示する。
固定通信回線における回線認証時には、ユーザがホームゲートウェイ(HGW)等からIPエッジを介してNACF(Network Attachment Control Functions)サーバに接続要求フレームを送信する。NACFサーバは、送信される情報に含まれる発信者IDと回線認証IDに基づく認証を行う。NACFサーバは、回線認証に成功した場合、ホームゲートウェイ(HGW)にIPアドレスを割り振る。
上記のように、実施形態にかかるクライアント端末認証システムは、ネットワークに配置され、無線通信により当該ネットワークに接続するクライアント端末からのアドレス割当要求を受信してアドレス認証を実行し、アドレス認証に成功した場合、クライアント端末にアドレスを送信するアドレス割当サーバと、ネットワーク中、少なくともアドレス割当サーバより上流に配置され、アドレスを割り当てられたクライアント端末が送信する証明書を受信して当該証明書の認証を実行し、証明書の認証に成功した場合、クライアント端末によるネットワークへのアクセスを許可する認証サーバと、を備える。
図9は、開示の技術に係るクライアント端末認証プログラムによる情報処理がコンピュータを用いて具体的に実現されることを示す図である。図9に例示するように、コンピュータ1000は、例えば、メモリ1010と、CPU(Central Processing Unit)1020と、ハードディスクドライブ1080と、ネットワークインタフェース1070とを有する。コンピュータ1000の各部はバス1100によって接続される。
なお、本実施形態で説明したクライアント端末認証プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することができる。また、ファイル監視周期算出プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読取可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
120 DHCPサーバ(アドレス割当サーバ)
130 エッジルータ(第1の中継装置)
140 コアルータ(第2の中継装置)
150 スイッチ
160A,160B,160C アクセスポイント(AP)
170 ゲートウェイ(GW)
180 インターネット
190 クライアント端末
Claims (3)
- ネットワークに配置され、無線通信により当該ネットワークに接続するクライアント端末からのアドレス割当要求を受信してアドレス認証を実行し、アドレス認証に成功した場合、前記クライアント端末にアドレスを送信するアドレス割当サーバと、
前記ネットワーク中前記クライアント端末がアクセスするアクセスポイントから少なくとも前記アドレス割当サーバより遠い位置に配置され、前記アドレスを割り当てられた前記クライアント端末が送信する証明書を受信して当該証明書の認証を実行し、前記証明書の認証に成功した場合、前記クライアント端末による予め当該クライアント端末に割り当てられるvCPE(virtual Customer Premises Equipment)へのアクセスを許可するために、前記クライアント端末のユーザ識別情報をフロー制御装置に送信する認証サーバと、
前記ネットワークの末端に配置され、前記アドレス割当サーバと接続され、前記クライアント端末から送信されるアドレス認証を要求するアドレス認証要求を自装置において終端する第1の中継装置と、
前記認証サーバから送信される前記ユーザ識別情報に含まれる前記クライアント端末に割り当てられた前記vCPEの情報を参照し、前記クライアント端末と当該vCPEとの間に通信経路を確立するよう指示するステアリング指示を前記第1の中継装置に送信するフロー制御装置と、
を備える無線通信におけるクライアント端末認証システム。 - 前記アドレス割当サーバと前記認証サーバとの間であって、前記第1の中継装置より前記ネットワーク中前記アクセスポイントから遠い位置に配置される第2の中継装置をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の無線通信におけるクライアント端末認証システム。
- 前記第1の中継装置は、前記ネットワーク中に複数設けられ、
前記アドレス割当サーバは、前記第1の中継装置各々に一つ設けられ、
前記認証サーバは、前記複数のアドレス割当サーバによりアドレスを割り当てられる複数のクライアント端末の証明書の認証を実行することを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信におけるクライアント端末認証システム。
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