JP6307241B2 - 歯科インプラントシステム - Google Patents

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Description

本発明は、歯科インプラント用フィクスチャー、並びにそれを備える歯科インプラントおよび歯科インプラントシステムに関する。
歯科インプラント用フィクスチャー(以下、「フィクスチャー」と言うことがある。)として、特許文献1には、フィクスチャーの口腔内側における横断面円形の内面に、複数の凹条溝(1a),(1b)を形成した構成が提案されている。
特許文献1では、複数の凹条溝(1a),(1b)のうち複数の凹条溝(1a)に、アバットメントの所定部位に形成された複数の突起を係合させて、アバットメントの回旋を防止している。また、複数の凹条溝(1b)に、フィクスチャーを顎骨に埋入するインスツルメントの所定部位に形成された複数の突起を係合させて、フィクスチャー埋入時のインスツルメントの回旋を防止している。
しかし、特許文献1では、インスツルメント用の凹条溝(1b)を、アバットメント用の凹条溝(1a)よりも大きく、または深く形成することによってフィクスチャー埋入時の大きなトルクに対応しているため、インスツルメント用の凹条溝(1b)には、インスツルメントの突起のみならず、アバットメントの突起も係合させることができる。それゆえ、特許文献1に記載されている構成では、インスツルメント用の凹条溝(1b)に誤ってアバットメントの突起を係合させるおそれがある。インスツルメント用の凹条溝(1b)に誤ってアバットメントの突起を係合させると、両者の隙間が大きくなってガタが発生し、回旋防止性が低下する。この問題は、フィクスチャー埋入時の大きなトルクによってインスツルメント用の凹条溝(1b)が変形または破損したときに顕著である。
特許第4818598号公報
本発明の課題は、回旋防止性に優れる歯科インプラント用フィクスチャー、並びにそれを備える歯科インプラントおよび歯科インプラントシステムを提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、以下の構成からなる解決手段を見出し、本発明を完成するに至った。
(1)略円柱状のフィクスチャー本体部と、前記フィクスチャー本体部の上面に位置している凹部と、前記凹部の内壁部に位置しているフィクスチャー回旋防止部と、を備え、前記フィクスチャー回旋防止部は、上面視において外方に凸の曲線状である複数の第1壁部と、上面視において直線状であり多角形の辺の一部からなる複数の第2壁部と、を有する、歯科インプラント用フィクスチャー。
(2)前記複数の第1壁部に外接する外接円の中心と、前記複数の第2壁部に内接する内接円の中心とが、同心である、前記(1)に記載の歯科インプラント用フィクスチャー。
(3)前記複数の第1壁部に外接する外接円の中心と、前記複数の第2壁部に内接する内接円の中心とが、前記フィクスチャー本体部の中心軸上に位置している、前記(1)または(2)に記載の歯科インプラント用フィクスチャー。
(4)前記複数の第1壁部の個数が、6個である、前記(1)〜(3)のいずれかに記載の歯科インプラント用フィクスチャー。
(5)前記複数の第2壁部を構成する前記多角形が、正多角形である、前記(1)〜(4)のいずれかに記載の歯科インプラント用フィクスチャー。
(6)前記フィクスチャー回旋防止部は、前記複数の第2壁部のうち互いに隣り合う2つの第2壁部同士が前記多角形の頂点を介して互いに接続してなる複数の屈曲部をさらに有する、前記(1)〜(5)のいずれかに記載の歯科インプラント用フィクスチャー。
(7)前記(1)〜(6)のいずれかに記載の歯科インプラント用フィクスチャーと、前記歯科インプラント用フィクスチャーに前記凹部を介して取り付けられるアバットメントと、を備える歯科インプラントであって、前記アバットメントは、アバットメント本体部と、前記アバットメント本体部の下面に位置しているアバットメント回旋防止部と、を備え、前記アバットメント回旋防止部は、下面視において外方に凸の曲線状である複数の第3壁部と、前記複数の第3壁部のうち互いに隣り合う第3壁部の間に位置しており下面視において内方に凸の曲線状である複数の第4壁部と、を有するとともに、前記複数の第3壁部が前記複数の第1壁部に対向し、かつ前記複数の第4壁部が前記複数の第2壁部に対向するように、前記フィクスチャー回旋防止部に嵌合する、歯科インプラント。
(8)前記複数の第1壁部に外接する外接円の半径をD1、前記複数の第2壁部に内接する内接円の半径をD2、前記複数の第3壁部に外接する外接円の半径をD3としたとき、前記D1〜前記D3は、D1>D3>D2の関係を有する、前記(7)に記載の歯科インプラント。
(9)前記複数の第4壁部に内接する内接円の半径をD4としたとき、前記D1〜前記D4は、D1>D3>D2>D4の関係を有する、前記(8)に記載の歯科インプラント。
(10)前記(7)〜(9)のいずれかに記載の歯科インプラントと、前記歯科インプラント用フィクスチャーを顎骨に埋入するフィクスチャー埋入用器具と、を備える歯科インプラントシステムであって、前記フィクスチャー埋入用器具は、略棒状の器具本体部と、前記器具本体部の先端部に位置している器具回旋防止部と、を備え、前記器具回旋防止部は、先端視において多角形の一辺からなる複数の第5壁部を有するとともに、前記複数の第5壁部が前記複数の第2壁部に対向するように、前記フィクスチャー回旋防止部に嵌合する、歯科インプラントシステム。
(11)前記複数の第1壁部に外接する外接円の半径をD1、前記複数の第2壁部に内接する内接円の半径をD2、前記複数の第5壁部に外接する外接円の半径をD5としたとき、前記D1、前記D2および前記D5は、D1>D5>D2の関係を有する、前記(10)に記載の歯科インプラントシステム。
本発明によれば、優れた回旋防止性を発揮することができるという効果がある。
本発明の第1実施形態に係る歯科インプラントシステムを示す概略説明図である。 図1に示す歯科インプラントシステムが備える歯科インプラント用フィクスチャーおよびアバットメントを互いに組み合わせた状態を拡大して示す図であり、本発明の第1実施形態に係る歯科インプラントを示す断面図である。 図1に示す歯科インプラントシステムが備える歯科インプラント用フィクスチャーを拡大して示す図であり、(a)は断面図、(b)は(a)のa矢視拡大平面図(上面視図)である。 図1に示す歯科インプラントシステムが備えるアバットメントを拡大して示す図であり、(a)は断面図、(b)は(a)のb矢視拡大底面図(下面視図)である。 図1に示す歯科インプラントシステムが備える歯科インプラント用フィクスチャーおよびアバットメントの嵌合状態を拡大して示す図であり、(a)は互いの壁部が接触していない状態を示す概略説明図、(b)は互いの壁部が接触している状態を示す概略説明図である。 図1に示す歯科インプラントシステムが備えるフィクスチャー埋入用器具を示す図であり、(a)は側面図、(b)は(a)のc矢視拡大底面図(先端視図)である。 図1に示す歯科インプラントシステムが備える歯科インプラント用フィクスチャーおよびフィクスチャー埋入用器具の嵌合状態を拡大して示す図であり、(a)は互いの壁部が接触していない状態を示す概略説明図、(b)は互いの壁部が接触している状態を示す概略説明図である。 本発明の第2実施形態に係る歯科インプラント用フィクスチャーを示す図であり、図3(b)に相当する拡大平面図(上面視図)である。 本発明の第3,第4実施形態に係る歯科インプラント用フィクスチャーを示す図であり、(a)および(b)はいずれも、図3(b)に相当する拡大平面図(上面視図)である。 本発明の第5,第6実施形態に係る歯科インプラント用フィクスチャーを示す図であり、(a)および(b)はいずれも、図3(b)に相当する拡大平面図(上面視図)である。
<歯科インプラント用フィクスチャー・歯科インプラント・歯科インプラントシステム>
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態に係るフィクスチャー、歯科インプラントおよび歯科インプラントシステムについて、図1〜図7を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態の歯科インプラントシステム100は、フィクスチャー1Aと、アバットメント11と、フィクスチャー埋入用器具(以下、「器具」と言うことがある。)101と、を備えている。
フィクスチャー1A、アバットメント11および器具101のうち、フィクスチャー1Aおよびアバットメント11は、図2に示すように、互いに組み合わされて本実施形態の歯科インプラント10を構成する部材である。
(歯科インプラント用フィクスチャー)
本実施形態のフィクスチャー1Aは、図3(a)に示すように、略円柱状のフィクスチャー本体部2を備えている。本実施形態のフィクスチャー本体部2は、その外周部に位置しているネジ部21を有する。このような構成によれば、顎骨にフィクスチャー1Aをセルフタップで螺入しつつ埋入することができる。
また、本実施形態のフィクスチャー本体部2は、その上端部に位置している上面22を有する。本実施形態の上面22は、フィクスチャー1Aを顎骨に埋入したとき、患者の口腔内側に位置する面であり、アバットメント11が取り付けられる面である。
本実施形態のフィクスチャー1Aは、フィクスチャー本体部2の上面22に位置している凹部3をさらに備えている。本実施形態の凹部3は、略円筒状の内壁部31を有する。本実施形態の内壁部31は、上面22側から順に上内壁部31aと、段差部31bと、下内壁部31cと、を有する。
本実施形態の上内壁部31aは、図2に示すように、アバットメント11のテーパ領域15とテーパ嵌合可能なテーパ状に構成されている。このような構成によれば、上内壁部31aにアバットメント11のテーパ領域15をテーパ嵌合させてアバットメント11をフィクスチャー1Aに固定することができる。
また、図3(a)に示すように、本実施形態の段差部31bは、上内壁部31aおよび下内壁部31cを互いに接続している部位である。本実施形態の下内壁部31cは、後述するフィクスチャー回旋防止部4Aが位置している部位である。
本実施形態の凹部3は、その底部に位置しているネジ孔32をさらに有する。本実施形態では、図2に示すように、ネジ孔32に後述するアバットメントスクリュー16の先端部を螺合させることによって、アバットメント11をフィクスチャー1Aに取り付ける。
ここで、本実施形態のフィクスチャー1Aは、図3(a)に示すように、内壁部31に位置しているフィクスチャー回旋防止部4Aをさらに備えている。本実施形態のフィクスチャー回旋防止部4Aは、後述する図4(a)に示すアバットメント回旋防止部14、および図6(a)に示す器具回旋防止部104がそれぞれ嵌合し、アバットメント11および器具101がフィクスチャー1Aに対して回旋するのを防止する部位である。
図3(a)に示すように、本実施形態のフィクスチャー回旋防止部4Aは、内壁部31のうち下内壁部31cに位置しており、図3(b)に示すように、複数の第1壁部41および複数の第2壁部42を有する。本実施形態では、複数の第1壁部41がいずれも、上面視において外方に凸の曲線状であり、複数の第2壁部42がいずれも、上面視において直線状であり、かつ多角形421の辺の一部からなる。なお、上面視とは、上面22側からフィクスチャー1Aを見た状態を意味するものとする。
本実施形態では、複数の第1壁部41をいわゆるヘックスローブに構成していることから、第1壁部41の個数は6個である。本実施形態では、第2壁部42の個数も第1壁部41と同様に6個であるが、第1壁部41および第2壁部42のそれぞれの個数は、6個に限定されるものではなく、所望の個数を採用することができる。また、第1壁部41および第2壁部42のそれぞれの個数は、互いに同一であってもよいし、異なっていてもよい。
本実施形態では、複数の第1壁部41のそれぞれの形状が実質的に同じであり、複数の第2壁部42のそれぞれの形状も実質的に同じである。なお、複数の第1壁部41のそれぞれの形状は、互いに同一であってもよいし、異なっていてもよい。この点、複数の第2壁部42についても同様である。
複数の第2壁部42を構成する多角形421としては、例えば四角形、六角形、八角形等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。また、多角形421としては、正多角形であるのがよい。本実施形態の多角形421は、正六角形である。
本実施形態の複数の第2壁部42はいずれも、正六角形である多角形421の一辺の略中央部からなる。また、本実施形態の複数の第2壁部42はいずれも、複数の第1壁部41のうち互いに隣り合う第1壁部41,41の間に位置しており、互いに隣り合う第1壁部41,41に連続している。
(アバットメント)
一方、上述したフィクスチャー1Aとともに図2に示す歯科インプラント10を構成する本実施形態のアバットメント11は、フィクスチャー1Aの上述した凹部3を介してフィクスチャー1Aに取り付けられる部材である。
本実施形態のアバットメント11は、図4(a)に示すように、アバットメント本体部12を備えている。本実施形態のアバットメント本体部12は、略円筒状であり、その下端部に位置している下面13を有する。本実施形態の下面13は、アバットメント11をフィクスチャー1Aに取り付けたとき、フィクスチャー1A側に位置する面である。
本実施形態のアバットメント11は、アバットメント本体部12の下面13に位置しているアバットメント回旋防止部14をさらに備えている。本実施形態のアバットメント回旋防止部14は、上述したフィクスチャー回旋防止部4Aに嵌合する部位であり、下面13から下方に略円筒状に延びている。また、本実施形態のアバットメント回旋防止部14は、フィクスチャー回旋防止部4Aにスムーズに嵌合するため、その全体のサイズが、フィクスチャー回旋防止部4Aよりも若干小さく構成されている。
本実施形態のアバットメント回旋防止部14は、図4(b)に示すように、複数の第3壁部141および複数の第4壁部142を有する。本実施形態では、複数の第3壁部141がいずれも、下面視において外方に凸の曲線状であり、複数の第4壁部142がいずれも、複数の第3壁部141のうち互いに隣り合う第3壁部141,141の間に位置しているとともに、下面視において内方に凸の曲線状である。なお、下面視とは、下面13側からアバットメント11を見た状態を意味するものとする。
本実施形態では、複数の第3壁部141を上述した第1壁部41と同様にヘックスローブに構成していることから、第3壁部141の個数は6個である。本実施形態では、第4壁部142の個数も第3壁部141と同様に6個であるが、第3壁部141および第4壁部142のそれぞれの個数は、6個に限定されるものではなく、所望の個数を採用することができる。また、第3壁部141および第4壁部142のそれぞれの個数は、互いに同一であってもよいし、異なっていてもよい。
本実施形態では、複数の第3壁部141のそれぞれの形状が実質的に同じであり、複数の第4壁部142のそれぞれの形状も実質的に同じである。なお、複数の第3壁部141のそれぞれの形状は、互いに同一であってもよいし、異なっていてもよい。この点、複数の第4壁部142についても同様である。本実施形態の複数の第4壁部142はいずれも、互いに隣り合う第3壁部141,141に連続している。
(フィクスチャー埋入用器具)
一方、上述したフィクスチャー1Aおよびアバットメント11とともに図1に示す歯科インプラントシステム100を構成する本実施形態の器具101は、フィクスチャー1Aを顎骨に埋入するときに使用する部材である。
本実施形態の器具101は、図6(a)に示すように、略棒状の器具本体部102と、器具本体部102の先端部103に位置している器具回旋防止部104と、を備えている。
本実施形態の器具回旋防止部104は、上述したフィクスチャー回旋防止部4Aに嵌合する部位であり、先端部103から略角柱状に突出している。また、本実施形態の器具回旋防止部104は、フィクスチャー回旋防止部4Aにスムーズに嵌合するため、その全体のサイズが、フィクスチャー回旋防止部4Aよりも若干小さく構成されている。
本実施形態の器具回旋防止部104は、図6(b)に示すように、先端視において多角形105の一辺からなる複数の第5壁部106を有する。なお、先端視とは、先端部103側から器具101を見た状態を意味するものとする。
複数の第5壁部106を構成する多角形105は、器具回旋防止部104をフィクスチャー回旋防止部4Aに嵌合するため、上述した複数の第2壁部42を構成する多角形421に対応する形状に構成されている。すなわち、本実施形態の多角形105は、上述した多角形421と同様に、正六角形で構成されている。
ここで、本実施形態では、上述したアバットメント回旋防止部14および器具回旋防止部104のそれぞれが、次のような特定の配置でフィクスチャー回旋防止部4Aに嵌合する。すなわち、図5(a)に示すように、アバットメント回旋防止部14は、複数の第3壁部141が複数の第1壁部41に対向し、かつ複数の第4壁部142が複数の第2壁部42に対向するように、フィクスチャー回旋防止部4Aに嵌合する。また、図7(a)に示すように、器具回旋防止部104は、複数の第5壁部106が複数の第2壁部42に対向するように、フィクスチャー回旋防止部4Aに嵌合する。これらの構成によれば、各回旋防止部14,104がそれぞれ特定の配置でフィクスチャー回旋防止部4Aに嵌合することから、各回旋防止部14,104が誤った配置でフィクスチャー回旋防止部4Aに嵌合するのを抑制することができる。
また、本実施形態によれば、次のような優れた回旋防止性を発揮することができる。すなわち、本実施形態の各回旋防止部14,104は、上述のとおり、フィクスチャー回旋防止部4Aへの嵌合をスムーズにするため、その全体のサイズがフィクスチャー回旋防止部4Aよりも若干小さく構成されている。したがって、本実施形態では、図5および図7に示すように、各回旋防止部14,104がフィクスチャー回旋防止部4Aに嵌合したとき、両者の間に若干の隙間が存在する。本実施形態では、この隙間に応じて、各回旋防止部14,104が実使用上問題のない範囲でフィクスチャー回旋防止部4Aに対して若干回旋する。そして、本実施形態によれば、アバットメント回旋防止部14が若干回旋したときにフィクスチャー回旋防止部4Aに接触する位置と、器具回旋防止部104が若干回旋したときにフィクスチャー回旋防止部4Aに接触する位置とを、互いに異ならせることができる。
具体的に説明すると、図5(b)に示すように、アバットメント回旋防止部14が若干回旋したときには、位置aにおいてアバットメント回旋防止部14がフィクスチャー回旋防止部4Aに接触する。これに対し、図7(b)に示すように、器具回旋防止部104が若干回旋したときには、位置aとは異なる位置bにおいて器具回旋防止部104がフィクスチャー回旋防止部4Aに接触する。したがって、本実施形態によれば、器具101を使用してフィクスチャー1Aを埋入するときには、まず、位置bによって器具101がフィクスチャー1Aに対して回旋するのを防止することができる。次に、フィクスチャー埋入時の大きなトルクによって位置bが変形または破損したとしても、位置aは変形または破損していないことから、アバットメント11をフィクスチャー1Aに取り付けたときには、位置aによってアバットメント11がフィクスチャー1Aに対して回旋するのを防止することができる。
本実施形態では、図3(b)、図4(b)および図5(a)に示すように、複数の第1壁部41に外接する外接円C1の半径をD1、複数の第2壁部42に内接する内接円C2の半径をD2、複数の第3壁部141に外接する外接円C3の半径をD3としたとき、D1〜D3が、D1>D3>D2の関係を有する。また、本実施形態では、複数の第4壁部142に内接する内接円C4の半径をD4としたとき、D1〜D4が、D1>D3>D2>D4の関係を有する。これらの構成によれば、アバットメント回旋防止部14が若干回旋したとき、位置aにおいてアバットメント回旋防止部14をフィクスチャー回旋防止部4Aに接触させることができる。
なお、複数の第1壁部41に外接する外接円C1とは、上面視において、複数の第1壁部41を全て含む最小円のことを意味するものとする。また、複数の第2壁部42に内接する内接円C2とは、複数の第2壁部42に含まれる最大円のことを意味するものとする。複数の第3壁部141に外接する外接円C3は、上述した複数の第1壁部41に外接する外接円C1と同様に規定される。複数の第4壁部142に内接する内接円C4は、上述した複数の第2壁部42に内接する内接円C2と同様に規定される。
また、本実施形態では、図6(b)および図7(a)に示すように、複数の第5壁部106に外接する外接円C5の半径をD5としたとき、D1、D2およびD5が、D1>D5>D2の関係を有する。このような構成によれば、器具回旋防止部104が若干回旋したとき、位置bにおいて器具回旋防止部104をフィクスチャー回旋防止部4Aに接触させることができる。なお、複数の第5壁部106に外接する外接円C5は、上述した複数の第1壁部41に外接する外接円C1と同様に規定される。
本実施形態では、アバットメント回旋防止部14および器具回旋防止部104がそれぞれ若干回旋してフィクスチャー回旋防止部4Aに接触したときに発生する応力を、バランスよく分散させる観点から、フィクスチャー1Aが次のような構成を有する。すなわち、図3(b)に示すように、複数の第2壁部42を構成する多角形421が、上述のとおり、正多角形(正六角形)である。また、複数の第1壁部41に外接する外接円C1の中心S1と、複数の第2壁部42に内接する内接円C2の中心S2とが、同心である。さらに、中心S1,S2が、フィクスチャー本体部2の中心軸O1上に位置している。フィクスチャー本体部2の中心軸O1とは、図3(a)に示すように、フィクスチャー本体部2の先端部23および上面22を貫く軸であり、図3(b)に示す上面視において、フィクスチャー1Aを回転させたときに回転軸となる軸を意味するものとする。
また、上述した応力をバランスよく分散させる観点から、本実施形態では、アバットメント11および器具101がフィクスチャー1Aと同様の構成を有する。すなわち、図4(b)に示すように、複数の第3壁部141に外接する外接円C3の中心S3と、複数の第4壁部142に内接する内接円C4の中心S4とが、同心である。中心S3,S4が、アバットメント本体部12の中心軸O2上に位置している。また、図6(b)に示すように、複数の第5壁部106を構成する多角形105が、上述のとおり、正多角形(正六角形)である。複数の第5壁部106に外接する外接円C5の中心S5が、器具本体部102の中心軸O3上に位置している。なお、アバットメント本体部12の中心軸O2および器具本体部102の中心軸O3は、上述したフィクスチャー本体部2の中心軸O1と同様に規定される。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係るフィクスチャー、歯科インプラントおよび歯科インプラントシステムについて、図8を参照して詳細に説明する。なお、図8においては、上述した図1〜図7と同一の構成部分には同一の符号を付して説明は省略する場合がある。
図8に示すように、本実施形態では、フィクスチャー回旋防止部の構成が上述した第1実施形態と異なる。具体的に説明すると、本実施形態のフィクスチャー1Bが備えるフィクスチャー回旋防止部4Bは、上述したフィクスチャー回旋防止部4Aにおける正六角形の多角形421を、中心軸O1を中心に45°回転させた形状に相当する。このような構成によっても、フィクスチャー回旋防止部4Bは、上述した第1実施形態に係るフィクスチャー回旋防止部4Aと同様の効果を奏する。
また、本実施形態のフィクスチャー回旋防止部4Bは、複数の屈曲部43Bをさらに有する。本実施形態に係る複数の屈曲部43Bはいずれも、複数の第2壁部42のうち互いに隣り合う2つの第2壁部42B,42B同士が、多角形421の頂点421aを介して互いに接続してなる。このような構成によれば、以下のような効果が得られる。
すなわち、図6に示す器具回旋防止部104をフィクスチャー回旋防止部4Bに嵌合させるとき、器具回旋防止部104における多角形105の頂点105a周辺が、屈曲部43Bに対向するように、器具回旋防止部104をフィクスチャー回旋防止部4Bに誘導すると、器具回旋防止部104が上述した特定の配置でフィクスチャー回旋防止部4Bに嵌合する。したがって、本実施形態によれば、複数の屈曲部43Bが、器具回旋防止部104をフィクスチャー回旋防止部4Bに嵌合させるときの目印として機能することから、複数の屈曲部43Bを目印に両者をスムーズに嵌合させることができる。
その他の構成は、上述した第1実施形態に係るフィクスチャー1A、歯科インプラント10および歯科インプラントシステム100と同様であるので、説明を省略する。
(第3,第4実施形態)
次に、本発明の第3,第4実施形態に係るフィクスチャー、歯科インプラントおよび歯科インプラントシステムについて、図9を参照して詳細に説明する。なお、図9においては、上述した図1〜図8と同一の構成部分には同一の符号を付して説明は省略する場合がある。
図9に示すように、本実施形態では、フィクスチャー回旋防止部の構成が上述した第1,第2実施形態と異なる。具体的に説明すると、図9(a)に示すように、第3本実施形態に係るフィクスチャー1Cが備えるフィクスチャー回旋防止部4Cは、複数の第2壁部42を構成する多角形422が正四角形である。
また、図9(b)に示すように、第4本実施形態に係るフィクスチャー1Dが備えるフィクスチャー回旋防止部4Dは、上述したフィクスチャー回旋防止部4Cにおける正四角形の多角形422を、中心軸O1を中心に45°回転させた形状に相当する。これらの構成によっても、フィクスチャー回旋防止部4C,4Dはいずれも、上述した第1,第2実施形態に係るフィクスチャー回旋防止部4A,4Bと同様の効果を奏する。
また、本実施形態のフィクスチャー回旋防止部4C,4Dはいずれも、上述したフィクスチャー回旋防止部4Bと同様に、複数の屈曲部43C,43Dをさらに有する。図9(a)に示すように、第3本実施形態に係る複数の屈曲部43Cはいずれも、複数の第2壁部42のうち互いに隣り合う2つの第2壁部42C,42C同士が、多角形422の頂点422aを介して互いに接続してなる。
また、図9(b)に示すように、第4本実施形態に係る複数の屈曲部43Dはいずれも、複数の第2壁部42のうち互いに隣り合う2つの第2壁部42D1,42D2同士が、多角形422の頂点422aを介して互いに接続してなる。なお、第2壁部42D1の長さは、第2壁部42D2の長さよりも大きく構成されている。
その他の構成は、上述した第1,第2実施形態に係るフィクスチャー1A,1B、歯科インプラント10および歯科インプラントシステム100と同様であるので、説明を省略する。
(第5,第6実施形態)
次に、本発明の第5,第6実施形態に係るフィクスチャー、歯科インプラントおよび歯科インプラントシステムについて、図10を参照して詳細に説明する。なお、図10においては、上述した図1〜図9と同一の構成部分には同一の符号を付して説明は省略する場合がある。
図10に示すように、本実施形態では、フィクスチャー回旋防止部の構成が上述した第1〜第4実施形態と異なる。具体的に説明すると、図10(a)に示すように、第5本実施形態に係るフィクスチャー1Eが備えるフィクスチャー回旋防止部4Eは、複数の第2壁部42を構成する多角形423が正八角形である。
また、図10(b)に示すように、第6本実施形態に係るフィクスチャー1Fが備えるフィクスチャー回旋防止部4Fは、上述したフィクスチャー回旋防止部4Eにおける正八角形の多角形423を、中心軸O1を中心に22.5°回転させた形状に相当する。これらの構成によっても、フィクスチャー回旋防止部4E,4Fはいずれも、上述した第1〜第4実施形態に係るフィクスチャー回旋防止部4A〜4Dと同様の効果を奏する。
また、本実施形態のフィクスチャー回旋防止部4E,4Fはいずれも、上述したフィクスチャー回旋防止部4B〜4Dと同様に、複数の屈曲部43E,43Fをさらに有する。図10(a)に示すように、第5本実施形態に係る複数の屈曲部43Eはいずれも、複数の第2壁部42のうち互いに隣り合う2つの第2壁部42E1,42E1同士が、多角形423の頂点423aを介して互いに接続してなる。
また、図10(b)に示すように、第6本実施形態に係る複数の屈曲部43Fはいずれも、複数の第2壁部42のうち互いに隣り合う2つの第2壁部42F1,42F2同士が、多角形423の頂点423aを介して互いに接続してなる。
なお、図10(a)に示すように、フィクスチャー1Eにおいては、複数の第2壁部42が、第2壁部42E1よりも長さが大きい第2壁部42E2をさらに有する。また、図10(b)に示すように、フィクスチャー1Fにおいては、第2壁部42F1の長さが、第2壁部42F2の長さよりも大きく構成されており、複数の第2壁部42が、第2壁部42F1,42F2よりも長さが大きい第2壁部42F3をさらに有する。
その他の構成は、上述した第1〜第4実施形態に係るフィクスチャー1A〜1D、歯科インプラント10および歯科インプラントシステム100と同様であるので、説明を省略する。
<歯科インプラント埋植手術>
次に、本発明の一実施形態に係る歯科インプラント埋植手術について、上述したフィクスチャー1Aを備える歯科インプラントシステム100を使用する場合を例にとって、詳細に説明する。
まず、歯肉および顎骨の歯槽骨にドリル等によって埋入孔を穿孔する。次に、穿孔した埋入孔にフィクスチャー1Aを埋入する。本実施形態では、フィクスチャー1Aを埋入孔に埋入するときに器具101を使用する。すなわち、器具回旋防止部104がフィクスチャー回旋防止部4Aに嵌合するように、器具101をフィクスチャー1Aに取り付けて、フィクスチャー1Aを埋入孔に埋入する。このとき、本実施形態によれば、器具回旋防止部104が特定の配置でフィクスチャー回旋防止部4Aに嵌合することから、誤った配置で器具回旋防止部104がフィクスチャー回旋防止部4Aに嵌合するのを抑制することができる。また、上述した位置bによってフィクスチャー埋入時に器具101が回旋するのを抑制しつつフィクスチャー1Aを埋入孔に埋入することができる。
フィクスチャー1Aを埋入孔に埋入した後、器具101をフィクスチャー1Aから取り外し、フィクスチャー1Aにアバットメント11を取り付ける。具体的には、アバットメント回旋防止部14がフィクスチャー回旋防止部4Aに嵌合するように、アバットメント11をフィクスチャー1Aに取り付ける。このとき、本実施形態によれば、アバットメント回旋防止部14が特定の配置でフィクスチャー回旋防止部4Aに嵌合することから、誤った配置でアバットメント回旋防止部14がフィクスチャー回旋防止部4Aに嵌合するのを抑制することができる。また、フィクスチャー埋入時の大きなトルクによって位置bが変形または破損したとしても、変形または破損していない位置aによってアバットメント11の回旋を防止することができる。
なお、本実施形態では、アバットメント回旋防止部14をフィクスチャー回旋防止部4Aに嵌合させた後、アバットメントスクリュー16の先端部をネジ孔32に螺合させることによって、アバットメント11をフィクスチャー1Aに取り付ける(図2参照)。したがって、本実施形態の歯科インプラント10は、上述したフィクスチャー1Aおよびアバットメント11の他に、アバットメントスクリュー16をさらに備えている。言い換えれば、本実施形態の歯科インプラントシステム100は、フィクスチャー1A、アバットメント11および器具101の他に、アバットメントスクリュー16をさらに備えている。
フィクスチャー1Aにアバットメント11を取り付けた後、アバットメント11に図示しない人工歯を取り付けて歯科インプラントとし、治療を終了する。なお、人工歯としては、金属製またはセラミック製のものが挙げられる。人工歯は、単独型であってもよいし、連結型(ブリッジ)であってもよい。
なお、本実施形態では、フィクスチャー1Aを備える歯科インプラントシステム100を使用する場合を例にとって説明したが、フィクスチャー1Aに代えて、フィクスチャー1B〜1Fを備える歯科インプラントシステム100を使用しても同様の効果が得られる。
以上、本発明に係るいくつかの実施形態について例示したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り任意のものとすることができることは言うまでもない。
例えば歯科インプラントシステム100は、アバットメント11が、アバットメント回旋防止部14に代えて器具回旋防止部104を備え、器具101が、器具回旋防止部104に代えてアバットメント回旋防止部14を備える構成にすることができる。すなわち、アバットメント11が、下面視において多角形105の一辺からなる複数の第5壁部106を有し、器具101が、先端視において外方に凸の曲線状である複数の第3壁部141と、複数の第3壁部141のうち互いに隣り合う第3壁部141,141の間に位置しており先端視において内方に凸の曲線状である複数の第4壁部142と、を有する構成にすることができる。
1A〜1F 歯科インプラント用フィクスチャー
2 フィクスチャー本体部
21 ネジ部
22 上面
23 先端部
3 凹部
31 内壁部
31a 上内壁部
31b 段差部
31c 下内壁部
32 ネジ孔
4A〜4F フィクスチャー回旋防止部
41 第1壁部
42 第2壁部
421〜423 多角形
43B〜43F 屈曲部
10 歯科インプラント
11 アバットメント
12 アバットメント本体部
13 下面
14 アバットメント回旋防止部
141 第3壁部
142 第4壁部
15 テーパ領域
16 アバットメントスクリュー
100 歯科インプラントシステム
101 フィクスチャー埋入用器具
102 器具本体部
103 先端部
104 器具回旋防止部
105 多角形
105a 頂点
106 第5壁部

Claims (11)

  1. 略円柱状のフィクスチャー本体部と、
    前記フィクスチャー本体部の上面に位置している凹部と、
    前記凹部の内壁部に位置しているフィクスチャー回旋防止部と、を備え、
    前記フィクスチャー回旋防止部は、
    上面視において外方に凸の曲線状である複数の第1壁部と、
    上面視において直線状であり多角形の辺の一部からなる複数の第2壁部と、を有する、歯科インプラント用フィクスチャーと、
    前記歯科インプラント用フィクスチャーに前記凹部を介して取り付けられるアバットメントと、
    前記歯科インプラント用フィクスチャーを顎骨に埋入するフィクスチャー埋入用器具と、を備える歯科インプラントシステムであって、
    前記アバットメントは、
    アバットメント本体部と、
    前記アバットメント本体部の下面に位置しており前記フィクスチャー回旋防止部に嵌合するアバットメント回旋防止部と、を備え、
    前記フィクスチャー埋入用器具は、
    略棒状の器具本体部と、
    前記器具本体部の先端部に位置しており前記フィクスチャー回旋防止部に嵌合する器具回旋防止部と、を備え、
    前記アバットメント回旋防止部が前記フィクスチャー回旋防止部に接触する位置と、前記器具回旋防止部が前記フィクスチャー回旋防止部に接触する位置とが、互いに異なる、歯科インプラントシステム。
  2. 前記複数の第1壁部に外接する外接円の中心と、前記複数の第2壁部に内接する内接円の中心とが、同心である、請求項1に記載の歯科インプラントシステム
  3. 前記複数の第1壁部に外接する外接円の中心と、前記複数の第2壁部に内接する内接円の中心とが、前記フィクスチャー本体部の中心軸上に位置している、請求項1または2に記載の歯科インプラントシステム
  4. 前記複数の第1壁部の個数が、6個である、請求項1〜3のいずれかに記載の歯科インプラントシステム
  5. 前記複数の第2壁部を構成する前記多角形が、正多角形である、請求項1〜4のいずれかに記載の歯科インプラントシステム
  6. 前記フィクスチャー回旋防止部は、前記複数の第2壁部のうち互いに隣り合う2つの第2壁部同士が前記多角形の頂点を介して互いに接続してなる複数の屈曲部をさらに有する、請求項1〜5のいずれかに記載の歯科インプラントシステム
  7. 記アバットメント回旋防止部は、
    下面視において外方に凸の曲線状である複数の第3壁部と、
    前記複数の第3壁部のうち互いに隣り合う第3壁部の間に位置しており下面視において内方に凸の曲線状である複数の第4壁部と、を有するとともに、
    前記複数の第3壁部が前記複数の第1壁部に対向し、かつ前記複数の第4壁部が前記複数の第2壁部に対向するように、前記フィクスチャー回旋防止部に嵌合する、請求項1〜6のいずれかに記載の歯科インプラントシステム
  8. 前記複数の第1壁部に外接する外接円の半径をD1、前記複数の第2壁部に内接する内接円の半径をD2、前記複数の第3壁部に外接する外接円の半径をD3としたとき、前記D1〜前記D3は、D1>D3>D2の関係を有する、請求項7に記載の歯科インプラントシステム
  9. 前記複数の第4壁部に内接する内接円の半径をD4としたとき、前記D1〜前記D4は、D1>D3>D2>D4の関係を有する、請求項8に記載の歯科インプラントシステム
  10. 記器具回旋防止部は、
    先端視において多角形の一辺からなる複数の第5壁部を有するとともに、
    前記複数の第5壁部が前記複数の第2壁部に対向するように、前記フィクスチャー回旋防止部に嵌合する、請求項1〜9のいずれかに記載の歯科インプラントシステム。
  11. 前記複数の第1壁部に外接する外接円の半径をD1、前記複数の第2壁部に内接する内接円の半径をD2、前記複数の第5壁部に外接する外接円の半径をD5としたとき、前記D1、前記D2および前記D5は、D1>D5>D2の関係を有する、請求項10に記載の歯科インプラントシステム。
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