JP6304603B2 - 送信装置、受信装置、通信装置及び通信方法 - Google Patents

送信装置、受信装置、通信装置及び通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、送信装置、受信装置、通信装置及び通信方法に関する。
高速伝送への需要の増大に伴い、指定された帯域に多数のキャリアを効率よく配置することで、周波数帯域を有効利用することが検討されている。図21及び図22に示す通信システムは、送信側において、変調信号を複数のサブ変調信号に分割し、周波数軸上で分散配置し、受信側で合成できるため、不連続な空き周波数帯域を有効利用できる(非特許文献1参照)。図21は、このような通信システムの送信装置の構成を示し、図22は、受信装置の構成を示している。
図21に示すように、送信装置1100は、変調器1101と、送信フィルタバンク1102とから構成される。
送信フィルタバンク1102は、時間窓設定部1111と、FFT演算部1112と、分割フィルタ1113a、1113b、…と、周波数シフタ1114a、1114b、…と、加算器1115と、IFFT演算部1116とを有する。
時間窓設定部1111は、変調信号を所定長の時間窓で切り出す。FFT演算部1112は、時間窓設定部1111で切り出された変調信号に対してFFT演算を行い、時間領域の信号を周波数領域の信号に変換する。分割フィルタ1113a、1113b、…は、FFT演算部1112で周波数領域に変換した変調信号を複数のスペクトラムのサブ変調信号に分割する。周波数シフタ1114a、1114b、…は、分割フィルタ1113a、1113b、…で分割されたサブ変調信号の帯域を、指定帯域に応じてシフトする。加算器1115は、周波数シフタ1114a、1114b、…からのサブ変調信号を加算する。IFFT演算部1116は、加算器1115からの信号を周波数領域から時間領域に変換する。
図22に示すように、受信装置1150は、受信フィルタバンク1151と、復調器1152とから構成される。
受信フィルタバンク1151は、時間窓設定部1161と、FFT演算部1162と、抽出フィルタ1163a、1163b、…と、周波数シフタ1164a、1164b、…と、加算器1165と、IFFT演算部1166とを有する。
時間窓設定部1161は、受信信号を所定長の時間窓で切り出す。FFT演算部1162は、時間窓設定部1161で切り出された受信信号に対してFFT演算を行い、時間領域の信号を周波数領域の信号に変換する。抽出フィルタ1163a、1163b、…は、FFT演算部1162で周波数領域に変換した信号から、サブ変調信号の成分を抽出する。周波数シフタ1164a、1164b、…は、抽出フィルタ1163a、1163b、…で抽出された各スペクトラムを、元の帯域にシフトする。加算器1165は、周波数シフタ1164a、1164b、…からのサブ変調信号を加算し、元の変調信号を生成する。IFFT演算部1166は、加算器1165からの信号を周波数領域から時間領域に変換する。復調器1152は、受信データを復調する。
図23及び図24は、このような通信システムの説明図である。まず、送信装置1100の動作について、図23を用いて説明する。
変調器1101からの変調信号は、FFT演算部1112で時間領域の信号から周波数領域の信号に変換される。FFT演算部1112からは、図23(A)に示すような帯域を有する周波数領域の変調信号が出力される。この周波数領域の変調信号は、分割フィルタ1113a、1113b、…に供給される。
分割フィルタ1113a、1113b、…は、変調信号を図23(A)において破線で示すような帯域のスペクトラムに分割する。これにより、変調信号から、図23(B)に示すように、複数のサブ変調信号が分割される。
分割フィルタ1113a、1113b、…の出力信号は、周波数シフタ1114a、1114b、…に供給される。分割フィルタ1113a、1113b、…により分割された複数のサブ変調信号は、図23(C)に示すように、周波数シフタ1114a、1114b、…により、指定された帯域にシフトされる。そして、この周波数シフタ1114a、1114b、…からの信号は、加算器1115により合成され、IFFT演算部1116により、時間領域の信号に戻されて、送信される。
次に、受信装置1150の動作について、図24を用いて説明する。受信信号は、FFT演算部1162で時間領域の信号から周波数領域の信号に変換される。FFT演算部1162からは、図24(A)に示すような帯域を有する周波数領域の受信信号が出力される。図24(A)に示すように、サブ変調信号の帯域は、所望の帯域に分散配置されている。
抽出フィルタ1163a、1163b、…は、受信信号から、図24(A)において破線で示すような帯域のスペクトラムの信号を抽出する。これにより、受信信号から、サブ変調信号が抽出される。
抽出フィルタ1163a、1163b、…の出力信号は、周波数シフタ1164a、1164b、…に供給される。周波数シフタ1164a、1164b、…により、図24(B)に示すように、分散配置されていたサブ変調信号の帯域が元の帯域にシフトされる。そして、この周波数シフタ1164a、1164b、…からの信号は、図24(C)に示すように、加算器1165により合成され、IFFT演算部1166により、時間領域の信号に戻される。そして、IFFT演算部1166の出力信号から、受信データが復調される。
このように、図21及び図22に示す通信システムは、送信側において、変調信号を複数のサブ変調信号に分割し、周波数軸上で分散配置し、受信側で合成できるため、不連続な空き周波数帯域を有効利用できる。
また、非特許文献2には、送信側において任意の帯域幅の複数のサブキャリアを生成し、送信フィルタバンク内のバンドパスフィルタで帯域制限して、所望の周波数帯域に配置し、受信側において受信信号から受信フィルタバンク内のバンドパスフィルタでサブキャリアを抽出し、ベースバンド信号を得ることで、マルチキャリア伝送を実現する通信装置が開示されている。図25及び図26は、このような通信システムのブロック図である。
図25は、このような通信システムの送信装置1200の構成を示し、図26は受信装置1250の構成を示している。図25において、送信データは、直並列変換器1203により複数のサブキャリア系列に分割されて、変調器1201a、1201b、…に送られる。変調器1201a、1201b、…により、複数のサブキャリア信号が生成される。この複数のサブキャリア信号が送信フィルタバンク1202に送られる。
送信フィルタバンク1202は、時間窓設定部1211a、1211b、…と、FFT演算部1212a、1212b、…と、バンドパスフィルタ1213a、1213b、…と、周波数シフタ1214a、1214b、…と、加算器1215と、IFFT演算部1216とを有する。
時間窓設定部1211a、1211b、…は、各サブキャリア信号を所定長の時間窓で切り出す。FFT演算部1212a、1212b、…は、時間窓設定部1211a、1211b、…で切り出された各サブキャリア信号に対してFFT演算を行い、時間領域の信号を周波数領域の信号に変換する。バンドパスフィルタ1213a、1213b、…は、各サブキャリア信号の帯域制限を行う。周波数シフタ1214a、1214b、…は、各サブキャリア信号を所望の帯域にシフトする。加算器1215は、周波数シフタ1214a、1214b、…からのサブキャリア信号を加算して、マルチキャリア信号を生成する。IFFT演算部1216は、加算器1215からの信号を周波数領域から時間領域に変換して、送信する。
図26に示すように、受信装置1250は、所望の帯域のマルチキャリアの信号を受信する受信フィルタバンク1251と、複数の復調器1252a、1252b、…と、複数のキャリアの系列の信号を合成する並直列変換器1253とから構成される。
受信フィルタバンク1251は、時間窓設定部1261と、FFT演算部1262と、バンドパスフィルタ1263a、1263b、…と、周波数シフタ1264a、1264b、…と、IFFT演算部1266a、1266b、…とを有する。
時間窓設定部1261は、マルチキャリアの受信信号を所定長の時間窓で切り出す。FFT演算部1262は、時間窓設定部1261で切り出された受信信号に対してFFT演算を行い、時間領域の信号を周波数領域の信号に変換する。バンドパスフィルタ1263a、1263b、…は、FFT演算部1262で周波数領域に変換した信号から、各サブキャリア信号を抽出する。周波数シフタ1264a、1264b、…は、各サブキャリア信号を元の帯域にシフトする。IFFT演算部1266a、1266b、…は、受信信号を周波数領域から時間領域に変換する。
図27及び図28は、このような通信システムの説明図である。まず、送信装置1200の動作について、図27を用いて説明する。
送信信号は、直並列変換器1203により複数のサブキャリア系列に分割され、複数の変調器1201a、1201b、…により、変調される。各変調器1201a、1201b、…からのサブキャリア信号は、FFT演算部1212a、1212b、…で時間領域の信号から周波数領域の信号に変換され、バンドパスフィルタ1213a、1213b、…で帯域制限される。バンドパスフィルタ1213a、1213b、…からは、図27(A)に示すような帯域を有する複数のサブキャリア信号が出力される。
バンドパスフィルタ1213a、1213b、…の出力信号は、周波数シフタ1214a、1214b、…に供給される。図27(B)に示すように、周波数シフタ1214a、1214b、…により、各サブキャリア信号が所望の帯域にシフトされる。これにより、マルチキャリアの信号が生成される。周波数シフタ1214a、1214b、…からの信号は、加算器1215により合成され、IFFT216により、時間領域の信号に戻されて送信される。
次に、受信装置1250の動作について、図28を用いて説明する。受信信号は、FFT演算部1262で時間領域の信号から周波数領域の信号に変換される。FFT演算部1262からは、図28(A)に示すような帯域の複数のサブキャリアを有するマルチキャリアの受信信号が出力される。
バンドパスフィルタ1263a、1263b、…は、受信信号から、図28(A)において破線で示すような帯域のスペクトラムの信号を抽出する。これにより、受信信号から、複数のサブキャリア信号が抽出される。
バンドパスフィルタ1263a、1263b、…の出力信号は、周波数シフタ1264a、1264b、…に供給される。図28(B)に示すように、周波数シフタ1264a、1264b、…により、マルチキャリアに分散配置されていたサブキャリア信号の帯域が元の帯域にシフトされる。この周波数シフタ1264a、1264b、…からのサブキャリア信号は、復調器1252a、1252b、…により復調される。そして、復調器1252a、1252b…の出力信号は、並直列変換器1253で合成され、受信データが復調される。
なお、図25に示した送信装置1200の構成では、送信データを直並列変換器1203で複数のサブキャリア信号の系列に分割した後、複数の変調器1201a、1201b、…で各系列の信号に対して変調を行っているが、図29に示すように、変調器1301で送信データを変調した後、直並列変換器1303で複数のサブキャリア系列に分割しても良い。なお、図29において、時間窓設定部1311a、1311b、…、FFT演算部1312a、1312b、…、バンドパスフィルタ1313a、1313b、…、周波数シフタ1314a、1314b、…、加算器1315、IFFT演算部1316は、図25における時間窓設定部1211a、1211b、…、FFT演算部1212a、1212b、…、バンドパスフィルタ1213a、1213b、…、周波数シフタ1214a、1214b、…、加算器1215、IFFT演算部1216と同様である。
また、図26に示した受信装置1250では、複数の復調器1252a、1252b、…で各サブキャリア信号を復調した後、並直列変換器1253で受信データを合成しているが、図30に示すように、並直列変換器1353で各サブキャリア信号を合成した後、復調器1352で受信データを復調しても良い。なお、図30において、時間窓設定部1361、FFT演算部1362、バンドパスフィルタ1363a、1363b、…、周波数シフタ1364a、1364b、…、IFFT演算部1366a、1366bは、図26における時間窓設定部1261、FFT演算部1262、バンドパスフィルタ1263a、1263b、…、周波数シフタ1264a、1264b、…、IFFT演算部1266a、1266bと同様である。
また、図31及び図32は、メモリを併用することで一つの回路を時分割で使用できるようにした例である。図31に示すように、送信装置1400は、変調器1401と、時間窓設定部1411と、FFT演算部1412と、フィルタ1413と、IFFT演算部1416とを備えている。変調器1401、時間窓設定部1411、FFT演算部1412、フィルタ1413、IFFT演算部1416には、メモリ1431a、1431b、1431c、1431d、1431eが併設されており、変調器1401、時間窓設定部1411、FFT演算部1412、フィルタ1413、IFFT演算部1416は、時分割で使用可能である。
図32に示すように、受信装置1450は、時間窓設定部1461と、FFT演算部1462と、フィルタ1463と、IFFT演算部1466と、復調器1452を備えている。時間窓設定部1461、FFT演算部1462、フィルタ1463、IFFT演算部1466、復調器1452には、メモリ1481a、1481b、1481c、1481d、1481eが併設されており、時間窓設定部1461、FFT演算部1462、フィルタ1463、IFFT演算部1466、復調器1452は、時分割で使用可能である。
図21及び図22、図25及び図26、図29及び図30に示したような通信システムの各回路は、図31及び図32に示すように、メモリを併用して一つの回路を時分割で使用することで、複数のサブ変調信号/サブキャリアの生成、分散配置、抽出、復調を1つの回路で行うことで、回路規模の削減ができる。また、一つの回路を時分割で使用することで、複数ユーザの信号を一括生成、復調も実現できる(非特許文献2及び非特許文献3)。
阿部順一、外2名、「帯域分散伝送におけるブラインド型位相補償方式の実験的検証」、信学技報、vol. 111、no. 336、SAT2011-46、pp. 41-46、2011年12月 山下史洋、外2名、「衛星VPFDMモデム装置の特性評価」、信学技報、SAT、衛星通信109(118)、1-6、2009-07-02 阿部順一、外2名、「スペクトラム分解伝送における周波数誤差補償技術の提案 −マルチプルアクセスへの対応−」、信学技報、vol. 114、no. 179、SAT2014-28、pp. 15-19、2014年8月
上述のように、送信側で、変調信号を複数のサブ変調信号に分割し、周波数軸上で分散配置し、受信側で合成することで、空き周波数帯域を有効利用できる。この場合、周波数資源の有効利用の観点から、スペクトラムを周波数軸上に散在する未使用帯域へ柔軟に割り当てることを考慮すると、割り当てできる帯域幅が広いことが望ましい。
信号の総帯域を周波数帯域に分散配置する場合、FFTを用いたフィルタバンクは、送信側では帯域幅の任意の帯域にスペクトラムを分散配置し、受信側では帯域幅の任意の帯域からスペクトラムを抽出する。したがって、帯域の全体の幅はFFTにより管理される。
図33(A)は、総帯域Btを狭帯域の帯域Bに分散した場合を示している。図33(B)は、総帯域Btを広帯域の帯域B’に分散した場合を示している。図33(A)に示すように、狭帯域Bに分散配置した場合に比べ、同じ周波数分解能frで、図33(B)に示すように、帯域幅Bよりも広い帯域幅B’に分散した場合、FFTのポイント数が増大する。
つまり、図34に示すように、帯域幅がBで、周波数分解能がfrであるとすると、FFTのポイント数Nは、(N=B/fr)となる。周波数分解能をfrに保って、帯域幅をB’に拡大すると、FFTのポイント数Mは、(M=B’/fr)となる。このことから、周波数分解能frを一定とした場合、帯域幅BをB’に拡大すると、FFTのポイント数は、(B’/B)だけ増大する。
なお、周波数分解能frを大きくすれば、FFTサイズを低減して、帯域幅を拡大できる。しかしながら、周波数分解能frを大きくすると、FFTフィルタバンク内で行うフィルタの分解能が低下し、スペクトラムの帯域外減衰量や符号間干渉の特性が低下する。このため、周波数分解能frを維持したまま広帯域化する必要がある。
FFTのサイズNは、元の信号の総帯域Btと分散配置後の周波数帯域Bとの比(B/Bt)が増大するほど増大する。回路規模はFFTサイズNに対し、一般にNlog10Nで増大する。したがって、総帯域Btを広帯域の帯域B’に分散すると、回路規模が増大し、消費電力が増大するという課題が生じる。
上述の課題を鑑み、本発明は、所望の周波数分解能で、指定された帯域に信号を配置できると共に、回路規模の縮小が図れ、消費電力の低減が図れるようにした送信装置、受信装置、通信装置及び通信方法を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、本発明の一態様は、第1のサンプリング速度でサンプリングされている第1の送信信号を時間領域の信号から周波数領域の信号である第2の送信信号に変換する第1の変換部と、前記第1の変換部が変換した前記第2の送信信号を、前記第2の送信信号の第1の周波数帯域より広い第2の周波数帯域に対応する第1のアドレス空間へマッピングして記憶する第1のマッピング部と、前記第1のアドレス空間から前記第1のサンプリング速度よりも速い第2のサンプリング速度で読み出された第2の送信信号を周波数領域の信号から時間領域の信号である第3の送信信号に変換する第2の変換部と、を備える送信装置である。
本発明の一態様は、前記の送信装置であって、前記第1のアドレス空間の任意のアドレスは、前記第2の周波数帯域における任意の周波数帯域に対応しており、前記第1のマッピング部は、前記第2の送信信号を任意の周波数帯域にマッピングして記憶する。
本発明の一態様は、前記の送信装置からの前記第3の送信信号を第1の受信信号として受信した場合に、前記第2のサンプリング速度でサンプリングされている前記第1の受信信号を時間領域の信号から周波数領域の信号である第2の受信信号に変換する第3の変換部と、前記第3の変換部が変換した前記第2の周波数帯域を有する前記第2の受信信号を、第1の周波数帯域に対応する第2のアドレス空間へマッピングして記憶する第2のマッピング部と、前記第2のアドレス空間から前記第1のサンプリング速度で読み出された第2の受信信号を周波数領域の信号から時間領域の信号である第3の受信信号に変換する第4の変換部と、を備える受信装置である。
本発明の一態様は、前記の受信装置であって、前記第2のアドレス空間の任意のアドレスは、前記第1の周波数帯域における任意の周波数帯域に対応しており、前記第2のマッピング部は、前記第3の受信信号が前記第1の送信信号に対応する信号となるような周波数帯域に前記第2の受信信号をマッピングして記憶する。
本発明の一態様は、前記の送信装置と、前記の受信装置とを備える通信装置である。
本発明の一態様は、前記の通信装置であって、前記第1のマッピング部におけるマッピングを制御することで、前記第3の送信信号で利用する周波数帯域を制御する制御手段をさらに備える。
本発明の一態様は、前記第3の送信信号の送信に利用可能な周波数帯域の内、未使用の周波数帯域を判断する判断部をさらに備え、前記制御手段は、前記判断部が判断した未使用の周波数帯域を利用した前記第3の送信信号となるように、前記第1のマッピング部におけるマッピングを制御する。
本発明の一態様は、送信装置と、受信装置とを備える通信装置を利用した通信方法であって、前記送信装置において、第1のサンプリング速度でサンプリングされている第1の送信信号を時間領域の信号から周波数領域の信号である第2の送信信号に変換する第1の変換ステップと、前記第1の変換ステップにおいて変換した前記第2の送信信号を、前記第2の送信信号の第1の周波数帯域より広い第2の周波数帯域に対応する第1のアドレス空間へマッピングして第1のマッピング部に記憶する第1のマッピングステップと、前記第1のマッピング部の前記第1のアドレス空間から前記第1のサンプリング速度よりも速い第2のサンプリング速度で読み出された第2の送信信号を周波数領域の信号から時間領域の信号である第3の送信信号に変換する第2の変換ステップと、を行い、前記受信装置において、前記送信装置からの前記第3の送信信号を第1の受信信号として受信した場合に、前記第2のサンプリング速度でサンプリングされている前記第1の受信信号を時間領域の信号から周波数領域の信号である第2の受信信号に変換する第3の変換ステップと、前記第3の変換ステップにおいて変換した前記第2の周波数帯域を有する前記第2の受信信号を、第1の周波数帯域に対応する第2のアドレス空間へマッピングして第2のマッピング部に記憶する第2のマッピングステップと、前記第2のマッピング部の前記第2のアドレス空間から前記第1のサンプリング速度で読み出された第2の受信信号を周波数領域の信号から時間領域の信号である第3の受信信号に変換する第4の変換ステップと、を行う通信方法である。
本発明によれば、送信側では、FFT演算部のポイント数を上げずに、所望の周波数分解能で、指定された広帯域に送信信号を配置できる。また、受信側では、IFFT演算部のポイント数を上げずに、所望の周波数分解能で、周波数領域の信号を時間領域の信号に変換できる。FFT演算部やIFFT演算部のポイント数を上げずに、所望の周波数分解能を維持できることから、回路規模の縮小を図り、消費電力を低減することができる。
本発明の第1の実施形態に係る通信システムの送信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る通信システムの受信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る通信システムの説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る通信システムの説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る通信システムの送信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る通信システムの受信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る通信システムの送信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る通信システムの受信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係る通信システムの送信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係る通信システムの受信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係る通信システムの説明図である。 本発明の第4の実施形態に係る通信システムの説明図である。 本発明の第5の実施形態に係る通信システムの送信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第5の実施形態に係る通信システムの受信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第6の実施形態に係る通信システムの送信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第6の実施形態に係る通信システムの受信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第7の実施形態に係る通信システムの送信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第7の実施形態に係る通信システムの受信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第8の実施形態に係る通信システムの送信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第8の実施形態に係る通信システムの受信装置の構成を示すブロック図である。 変調信号を分散して伝送する通信システムの一例の送信側のブロック図である。 変調信号を分散して伝送する通信システムの一例の受信側のブロック図である。 変調信号を分散して伝送する通信システムの送信側の説明図である。 変調信号を分散して伝送する通信システムの受信側の説明図である。 マルチキャリア信号を分散して伝送する通信システムの一例の送信側のブロック図である。 マルチキャリア信号を分散して伝送する通信システムの一例の受信側のブロック図である。 マルチキャリア信号を分散して伝送する通信システムの送信側の説明図である。 マルチキャリア信号を分散して伝送する通信システムの受信側の説明図である。 マルチキャリア信号を分散して伝送する通信システムの他の例の送信側のブロック図である。 マルチキャリア信号を分散して伝送する通信システムの他の例の受信側のブロック図である。 メモリを併用する通信システムの送信側のブロック図である。 メモリを併用する通信システムの受信側のブロック図である。 周波数の分散配置の説明図である。 FFTによる周波数の分散配置の説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる通信システムの送信装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、送信装置100は、変調器101と、送信フィルタバンク102とから構成される。送信フィルタバンク102は、時間窓設定部111と、FFT(Fast Fourier Transform)演算部112と、分割フィルタ113a、113b、…と、マッピング部114と、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)演算部116とを有する。
時間窓設定部111は、変調信号を所定長(長さN)(Nは整数)の時間窓で切り出す。ここで、送信フィルタバンク102に入力されるデータのサンプリング速度はFn(第1のサンプリング速度)である。FFT演算部112は、時間窓設定部111で切り出された変調信号に対して、NポイントのFFT演算を行い、時間領域の信号を周波数領域の信号に変換する。分割フィルタ113a、113b、…は、周波数領域に変換した変調信号を複数のスペクトラムのサブ変調信号に分割する。
マッピング部114は、Mポイント(M>N)(Mは整数)に対応するアドレス空間のメモリからなる。マッピング部114は、FFT演算部112から出力されるNポイントの信号を、指定帯域に応じてMポイントのメモリアドレス空間にマッピングする。これにより、分割フィルタ113a、113b、…からの複数のサブ変調信号の帯域は、広帯域の周波数に分散配置される。マッピング部114からは、サンプリング速度Fm(Fm=Fn×M/N)(第2のサンプリング速度)でデータが読み出される。
IFFT演算部116は、広帯域の周波数に分散配置されたサブ変調信号に対して、MポイントのIFFE演算を行い、周波数領域の信号を時間領域の信号に変換して送信する。
このように、送信装置100では、変調信号を複数のサブ変調信号に分割し、サブ変調信号を周波数の利用状況に応じて、複数の未使用帯域に分散配置する。この際、分割前の信号は分散配置後の帯域に対して狭帯域のため、分割前の信号の占有帯域に応じてFFTの変換区間を設定する。分割した信号は、分散配置する未使用帯域に対応した同じ周波数分解能を有するMポイント分のメモリ空間にマッピングする。その後サンプリング速度FmでIFFTを行い、時間領域の信号に変換し、送信する。なお、NポイントのFFT演算を行うFFT演算部112と、MポイントのIFFT演算を行うIFFT演算部116とでは、周波数分解能frは共通である。また、分割フィルタ113a、113b、…までは、サンプリング速度Fnであり、マッピング部114から後では、サンプリング速度Fm(Fm>Fn)である。
図2に示すように、受信装置150は、受信フィルタバンク151と、復調器152とを有している。受信フィルタバンク151は、時間窓設定部161と、FFT演算部162と、抽出フィルタ163a、163b、…と、マッピング部164と、IFFT演算部166とを有する。時間窓設定部161は、受信信号を所定長の時間窓(長さM)で切り出す。FFT演算部162は、時間窓設定部161で切り出された受信信号に対して、MポイントのFFT演算を行い、時間領域の信号を周波数領域の信号に変換する。抽出フィルタ163a、163b、…は、FFT演算部162の出力信号から、サブ変調信号の成分を有する複数のスペクトラムを抽出する。
マッピング部164は、Nポイント(M>N)に対応するアドレス空間のメモリからなる。マッピング部164は、サブ変調信号の帯域が元の帯域に戻るように、抽出フィルタ163a、163b、…で抽出されたサブ変調信号をNポイントのメモリアドレス空間にマッピングする。マッピング部164からは、速度Fn(Fn=Fm×N/M)でデータが読み出される。これにより、広帯域の周波数に分散配置されて送られてきたサブ変調信号の帯域が元の帯域に戻される。
IFFT演算部166は、マッピング部164から読み出された信号に対して、NポイントのIFFT演算を行い、周波数領域の信号から時間領域の信号への変換を行う。
なお、MポイントのFFT演算を行うFFT演算部162と、NポイントのIFFT演算を行うIFFT演算部166とでは、周波数分解能frは共通である。また、抽出フィルタ163a、163b、…までは、サンプリング速度Fmであり、マッピング部164から後では、サンプリング速度Fnである。
図3及び図4は、図1及び図2で示した通信システムの説明図である。まず、送信装置100の動作について、図3を用いて説明する。
変調器101からの変調信号は、FFT演算部112で時間領域の信号から周波数領域の信号に変換される。入力される変調信号のサンプリング速度はFnである。FFT演算部112からは、図3(A)に示すような帯域を有する周波数領域の変調信号が出力される。FFT演算部112は、NポイントのFFT演算を行っている。ここで、FFT演算部112の周波数分解能がfrであり、ポイント数がNであるとすると、FFT演算部112からの信号の帯域Bは、(B=N×fr)となる。この周波数領域の変調信号は、分割フィルタ113a、113b、…に供給される。これにより、変調信号は、複数のサブ変調信号に分割される。
この複数のサブ変調信号は、マッピング部114のメモリアドレス空間にマッピングされる。マッピング部114には、FFT演算部112の周波数分解能と同じ周波数分解能frで、FFT演算部112の帯域より広いMポイント(M>N)に対応するアドレス空間が割り当てられている。ここで、周波数分解能がfrであり、ポイント数がMであるとすると、マッピング部114のメモリアドレス空間で表現できる帯域B’は、(B’=M×fr)となる。これに対して、FFT演算部112からの信号の帯域Bは(B=N×fr)である。したがって、NポイントのFFT演算部112からの信号を、Mポイントでマッピング部114のメモリアドレス空間にマッピングすることで、図3(B)に示すように、周波数分解能を変えずに、帯域を(B’/B)倍にすることができる。すなわち、変換後の帯域B’は、変換前の帯域Bに対して、(B’=(M/N))となる。なお、変換前のサンプリング速度Fnと、変換後のサンプリング速度Fmとの関係は、(Fm=Fn×M/N)とする。
マッピング部114のMポイントのメモリアドレス空間にマッピングされた信号は、サンプリング速度Fmで読み出され、IFFT演算部116により、時間領域の信号に戻されて、送信される。
次に、受信装置150の動作について、図4を用いて説明する。受信信号は、サンプリング速度Fmで入力される。この受信信号は、FFT演算部162で、時間領域の信号から周波数領域の信号に変換される。FFT演算部162は、MポイントのFFT演算を行っている。FFT演算部162からは、所望の帯域を有する複数のサブ変調信号が出力される。図4(A)に示すように、サブ変調信号は、所望の帯域に分散配置されている。抽出フィルタ163a、163b、…により、受信信号から、複数のサブ変調信号が抽出される。
抽出フィルタ163a、163b、…により抽出されたサブ変調信号は、マッピング部164のメモリアドレス空間にマッピングされる。マッピング部114には、FFT演算部162の周波数分解能と同じ周波数分解能frで、Nポイント(M>N)に対応するアドレス空間が割り当てられている。図4(B)に示すように、MポイントのFFT演算部162からの信号を、Nポイントでマッピング部164のメモリアドレス空間にマッピングすることで、周波数分解能を変えずに、広帯域の信号を狭帯域の元に帯域に戻すことができる。そして、マッピング部164のNポイントのメモリアドレス空間にマッピングされたサブ変調信号は、サンプリング速度Fnで読み出され、IFFT演算部166により、時間領域の信号に戻される。
このように、受信装置150でも同様に、分散配置後の周波数帯域全体をサンプリング速度FmでMポイントのFFT演算を行い、周波数領域の信号に変換し、該当するスペクトラムを抽出し、狭帯域に相当するNポイントのマッピング部164のメモリ空間に書き込む。なお、マッピング部164のメモリ空間は書き込み処理を行う前にあらかじめゼロクリアしておく。また、次の書き込みにおいて、隣接スペクトラムと合成する必要があるので、書き込む先のマッピング部164のメモリアドレスに既に書き込まれている値と加算する必要がある。
なお、図1及び図2に示すように、送信装置100及び受信装置150には、帯域割当情報が送られる。この帯域割当情報は、周波数帯域の割当情報を管理する回線制御装置からの制御信号により指定され、この帯域割当情報により、帯域幅の変調信号を生成、帯域割当が行われる。また、周波数帯域をセンシングして未使用帯域を把握した結果、最適な割当帯域を算出することで、変調信号の生成や帯域の割り当てを行っても良い。また、送信側において任意のスペクトラムを任意の周波数配置で任意の複数の出力端から出力して送信でき、受信側において複数の入力端から送信側で割り当てる前の状態の変調信号を復元できるようにしても良い。
<第2の実施形態>
図5及び図6は、本発明の第2の実施形態に係る通信システムの送信装置及び受信装置の構成を示すブロック図である。図5に示す実施形態では、図1に示す送信回路を拡張し、異なる複数のアンテナや偏波、RF回路等に出力できるように、出力をL個に複数化した構成である。
図5に示すように、送信装置200は、変調器201と、送信フィルタバンク202とから構成される。送信フィルタバンク202は、時間窓設定部211と、FFT演算部212と、L個の分散部230−1、230−2、…、230−Lとを有する。
時間窓設定部211は、変調信号を所定長(長さN)の時間窓で切り出す。ここで、送信フィルタバンク202に入力されるデータのサンプリング速度はFnである。FFT演算部212は、時間窓設定部211で切り出された変調信号に対して、NポイントのFFT演算を行い、時間領域の信号を周波数領域の信号に変換する。
分散部230−1〜230−Lは、分割フィルタ213a−1〜213a−L、213b−1〜213b−L、…と、Mkポイント(k=1,2、…,L)のマッピング部214−1〜214−Lと、Mkポイント(k=1,2、…,L)のIFFT演算部216−1〜216−Lとを有する。分割フィルタ213a−1〜213a−L、213b−1〜213b−L、…は、変調信号を複数のサブ変調信号に分割する。
マッピング部214−1〜214−Lは、Mk(k=1,2、…,L)ポイントに対応するアドレス空間のメモリからなる。マッピング部214−1〜214−Lは、FFT演算部212から出力されるNポイントの信号を、指定帯域に応じてMk(k=1,2、…,L)ポイントのメモリアドレス空間にマッピングする。これにより、分割フィルタ213a−1〜213a−L、213b−1〜213b−L、…により分割された複数のサブ変調信号の帯域は、広帯域の周波数に分散配置される。マッピング部214−1〜214−Lからは、サンプリング速度Fm(Fm=Fn×M/N)でデータが読み出される。
IFFT演算部216−1〜216−Lは、広帯域の周波数に分散配置されたサブ変調信号に対して、MkポイントのIFFE演算を行い、周波数領域の信号を時間領域の信号に変換して送信する。IFFT演算部216−1〜216−Lでの周波数分解能は、FFT演算部162での周波数分解能と共通の周波数分解能frである。
L個の分散部230−1、230−2、…、230−Lからの送信信号は、異なる複数のアンテナや偏波、RF回路により、送信される。
図6は、受信装置の構成を示す。図6に示すように、受信装置250は、受信フィルタバンク251と、復調器252とを有している。
受信フィルタバンク251は、L個の抽出部270−1、270−2、…、270−Lと、マッピング部264と、IFFT演算部266とを有する。各抽出部270−1、270−2、…、270−Lは、時間窓設定部261−1〜261−Lと、FFT演算部262−1〜262−Lと、抽出フィルタ263a−1〜263a−L、263b−1〜263b−L、…とを有する。
L個の抽出部270−1、270−2、…、270−Lには、異なる複数のアンテナや偏波、RF回路による受信信号が入力される。時間窓設定部261−1〜261−Lは、受信信号を所定長の時間窓(長さMk)で切り出す。FFT演算部262−1〜262−Lは、時間窓設定部261−1〜261−Lで切り出された受信信号に対して、Mk(k=1,2、…,L)ポイントのFFT演算を行い、時間領域の信号を周波数領域の信号に変換する。抽出フィルタ263a−1〜263a−L、263b−1〜263b−L、…は、FFT演算部262−1〜262−Lで周波数領域に変換した信号から、サブ変調信号の成分を抽出する。
マッピング部264は、Nポイントに対応するアドレス空間のメモリからなる。マッピング部264は、FFT演算部262から出力されるMk(k=1,2、…,L)ポイントの信号を、元の帯域に戻るように、Nポイントのメモリアドレス空間にマッピングする。マッピング部264のNポイントのメモリアドレス空間にマッピングされたサブ変調信号は、サンプリング速度Fnで読み出される。これにより、広帯域の周波数に分散配置されて送られてきた信号の帯域が元の帯域に戻される。
IFFT演算部266は、マッピング部264から読み出された信号に対して、NポイントのIFFTを演算を行い、周波数領域の信号を時間領域の信号に変換する。
このように、本実施形態では、送信装置には、L個の分散部230−1、230−2、…、230−Lが設けられ、各分散部230−1、230−2、…、230−Lに、分割フィルタ213a−k、213b−k、…、マッピング部214−k、IFFT演算部216−kが備えられている。割当先の周波数帯域に応じて分割したサブ変調信号は、サイズMk(k=1,2,…,L)のメモリ空間にマッピングされる。また、分割フィルタ213a−k、213b−k、…まではサンプリング速度Fnで動作し、分割フィルタ213a−k、213b−k、…の後段はサンプリング速度Fmk=Fn×Mk/N(k=1,2,…,L)で動作する。
受信側でも同様に、図2に示す受信回路を拡張し、異なる複数のアンテナや偏波、RF回路等に出力できるように、入力をL個に複数化した構成としている。L個の抽出部270−k(k=1,2、…,L)には、それぞれ、長さMkの時間窓設定部261−k、MkポイントのFFT演算部262−k、抽出フィルタ263a−k、263b−k…が設けられ、抽出部270−kでは、受信信号kの信号をサンプリング速度FmkでMkポイントFFTを行い、信号を抽出して、Nポイントのメモリ空間にマッピングを行っている。マッピングする際、隣接スペクトラムと合成する必要があるので、書き込む先のメモリアドレスに既に書き込まれている値と加算する必要がある。マッピングはサンプリング速度FnでIFFTを行う。なお、MkポイントのFFT262−k(k=1,2、…,L)とNポイントIFFT266における周波数分解能frは共通である。
送信側、受信側ともに、周波数帯域の割当情報を管理する回線制御装置からの制御信号や、周波数帯域をセンシングして未使用帯域を把握した結果、最適な割当帯域を算出することで、マッピングすることも好ましい。また、割当情報からFFTやIFFTのポイント数Mk及びN、サンプリング速度Fn、Fmkの値を変更することも好ましい。
<第3の実施形態>
図7及び図8は、本発明の第3の実施形態に係る通信システムの送信装置及び受信装置の構成を示すブロック図である。
図7に示すように、送信装置300は、送信系列をP個のサブキャリア系列に分割する直並列変換器303と、変調器301−1〜301−Pと、時間窓設定部311−1〜311−Pと、FFT演算部312−1〜312−Pと、分散部330−1−1〜330−P−Lとから構成される。
直並列変換器303は、送信データをP個のサブキャリア系列に分割する。変調器301−1〜301−P、時間窓設定部311−1〜311−P、FFT演算部312−1〜312−Pは、図5に示した第2の実施形態における変調器201、時間窓設定部211、FFT演算部212と同様である。
分散部330−1−1〜330−P−Lは、図5に示した分散部230−1〜230−Lと同様に、分割フィルタと、マッピング部と、IFFT演算部とを有する。
図5に示した第2の実施形態では、分散部230−1から230−Lを設けることで、L個の送信信号を出力できるようにしている。本実施形態では、更に、直並列変換器303により送信データを複数のサブキャリア系列に分割し、各系列における分散部330−1−1〜330−1−L、330−2−1〜330−2−L、…、330−P−1〜330−P−Lで、マルチキャリア信号を生成するようにしている。すなわち、本実施形態では、P個のマルチキャリア信号で、各キャリア毎に、L個の送信信号を出力できるようにしている。
なお、各分散部330−1−1〜330−P−Lにおけるマッピング部は、共用のマッピングメモリを用いることができる。
図8に示すように、受信装置350は、抽出部370−1〜370−P−Lと、マッピング部364−1〜364−Pと、FFT演算部366−1〜366−Pと、復調器352−1〜352−Pと、直並列変換器353とから構成される。
抽出部370−1−1〜370−P−Lは、図6に示した第2の実施形態における、抽出部270−1〜270−Lと同様に、時間窓設定部と、FFT演算部と、抽出フィルタとを有する。
このように、この実施形態では、送信装置300では、複数(P個)のマルチキャリア信号に分割して、複数(L個)の送信信号を生成して伝送している。また、受信装置350では、複数の受信信号から分割された信号を抽出して合成し、分割前のマルチキャリア信号を得る構成としている。Mk−sポイントマッピング(k=1,2、…,P, s=1,2、…,L)に使用するメモリ空間は、他のポイントマッピングで使用するメモリ空間と同一のメモリ(共用マッピングメモリ)として良い。さらに、ある(Mk−s)ポイントマッピングのメモリ空間(領域)に、任意のキャリア由来のスペクトラムを配置しても良い。例えば、(M1−1)のポイントマッピングのメモリ空間に1番目、2番目、4番目のキャリアから生成されたスペクトラムを配置しても良い。この場合、受信側でも同様に共用マッピングメモリを用いて、送信と逆の操作により、元のマルチキャリア信号を復元する。
<第4の実施形態>
図9及び図10は、本発明の第4の実施形態に係る通信システムの送信装置及び受信装置の構成を示すブロック図である。この実施形態では、送信側において任意の帯域幅の複数のサブキャリア信号を生成し、送信フィルタバンク内のバンドパスフィルタで帯域制限して、所望の周波数帯域に配置して送信する。受信側において受信信号から受信フィルタバンク内のバンドパスフィルタでサブキャリアを抽出し、ベースバンド信号を得る。
図9は、送信装置400の構成を示している。図9において、送信データは、直並列変換器403により複数のサブキャリア系列に分割されて、変調器401a、401b、…に送られる。変調器401a、401b、…により、複数の系列のサブキャリア信号が生成される。この複数のサブキャリア信号が送信フィルタバンク402に送られる。
送信フィルタバンク402は、時間窓設定部411a、411b、…と、FFT演算部412a、412b、…と、バンドパスフィルタ413a、413b、…と、マッピング部414と、IFFT演算部416とを有する。
時間窓設定部411a、411b、…は、各サブキャリア信号を所定長(長さN)の時間窓で切り出す。FFT演算部412a、412b、…は、時間窓設定部411a、411b、…で切り出された各サブキャリア信号に対してFFT演算を行い、時間領域の信号を周波数領域の信号に変換する。バンドパスフィルタ413a、413b、…は、各サブキャリア信号の帯域制限を行う。
マッピング部414は、Mポイント(M>N)に対応するメモリアドレス空間のメモリからなる。マッピング部414は、FFT演算部412から出力されるNポイントの信号を、指定帯域に応じてMポイントのメモリアドレス空間にマッピングする。これにより、サブキャリア信号は、広帯域の周波数に分散配置される。
IFFT演算部416は、MポイントのIFFE演算を行い、周波数領域の信号を時間領域の信号に変換して送信する。IFFT演算部416での周波数分解能は、FFT演算部412a、412b、…での周波数分解能と共通の周波数分解能frである。
図10に示すように、受信装置450は、所望の帯域のマルチキャリアの信号を受信する受信フィルタバンク451と、複数の復調器452a、452b、…と、複数のサブキャリア信号を合成する並直列変換器453とから構成される。
受信フィルタバンク451は、時間窓設定部461と、FFT演算部462と、バンドパスフィルタ463a、463b、…と、マッピング部464a、464b、…と、IFFT演算部466a、466b、…とを有する。
時間窓設定部461は、マルチキャリアの受信信号を所定長(長さM)の時間窓で切り出す。FFT演算部462は、時間窓設定部461で切り出された受信信号に対してMポイントのFFT演算を行い、時間領域の信号を周波数領域の信号に変換する。バンドパスフィルタ463a、463b、…は、FFT演算部462で周波数領域に変換した信号から、各サブキャリア信号を抽出する。
マッピング部464a、464b、…は、Nポイントに対応するメモリアドレス空間のメモリからなる。マッピング部464a、464b、…は、FFT演算部462から出力されるMポイントのサブキャリア信号を、元の帯域に戻るように、Nポイントのメモリアドレス空間にマッピングする。IFFT演算部466は、NポイントのIFFT演算を行い、受信信号を周波数領域から時間領域に変換する。
復調器452a、452b、…は、各サブキャリア信号を復調する。並直列変換器453は、複数のサブキャリア信号からの復調信号を合成して、受信データを生成する。
図11及び図12は、本発明の第4の実施形態に係る通信システムの説明図である。まず、送信装置400の動作について、図11を用いて説明する。
送信信号は、直並列変換器403により複数のサブキャリア系列に分割され、複数の変調器401a、401b、…により、各サブキャリア系列の信号が変調される。各変調器401a、401b、…からのサブキャリア信号は、FFT演算部412a、412b、…により、Nポイントで、時間領域の信号から周波数領域の信号に変換され、バンドパスフィルタ413a、413b、…で帯域制限される。バンドパスフィルタ413a、413b、…からは、図11(A)に示すような帯域Bを有するサブキャリア信号が出力される。
バンドパスフィルタ413a、413b、…の出力信号は、図11(B)に示すように、マッピング部414により、Mポイントのメモリアドレス空間にマッピングされる。これにより、帯域B’のマルチキャリアの信号が生成される。マッピング部414からの信号は、IFFT216で、MポイントのIFFT演算により、時間領域の信号に戻されて送信される。
次に、受信装置450の動作について、図12を用いて説明する。マルチキャリアの受信信号は、FFT演算部462で、MポイントのFFT演算により、時間領域の信号から周波数領域の信号に変換される。FFT演算部462からは、図12(A)に示すように、帯域B’を有するマルチキャリアの受信信号が出力される。
バンドパスフィルタ463a、463b、…は、受信信号から、各サブキャリア信号成分の帯域を抽出する。バンドパスフィルタ463a、463b、…の出力信号は、マッピング部464a、464b、…に供給される。
マッピング部464a、464b、…には、Nポイントに対応するメモリアドレス空間が割り当てられている。FFT演算部462からのサブキャリア信号は、Nポイントでマッピング部464のメモリアドレス空間にマッピングされる。これにより、図12(B)に示すように、帯域B’のマルチキャリアに分散配置されていたサブキャリア信号は、帯域Bの元の帯域のマルチキャリア信号に戻される。このマッピング部464a、464b、…からのサブキャリア信号は、復調器452a、452b、…で復調され、並直列変換器で合成される。これにより、受信データを得ることができる。
<第5の実施形態>
図13及び図14は、本発明の第5の実施形態に係る通信システムの送信装置及び受信装置の構成を示すブロック図である。
図9に示した第4の実施形態の送信装置400の構成では、送信データを直並列変換器403で複数のサブキャリア系列に分割した後、複数の変調器401a、401b、…で各サブキャリア系列の信号を変調している。これに対して、この第5の実施形態の送信装置500では、図13に示すように、変調器501で送信データを変調した後、直並列変換器503で複数のサブキャリア系列に分割している。なお、図13において、時間窓設定部511a、511b、…、FFT演算部512a、512b、…、バンドパスフィルタ513a、513b、…、マッピング部514、IFFT演算部516は、図9における時間窓設定部411a、411b、…、FFT演算部412a、412b、…、バンドパスフィルタ413a、413b、…、マッピング部414、IFFT演算部416と同様である。
また、図10に示した受信装置450では、複数の復調器452a、452b、…で各系列の受信信号を復調した後、並直列変換器453で受信データを合成している。これに対して、この第5の実施形態の受信装置550では、図14に示すように、並直列変換器553で各系列の受信信号を合成した後、復調器552で受信データを復調している。なお、図14において、時間窓設定部561、FFT演算部562、バンドパスフィルタ563a、563b、…、マッピング部564a、564b、…、IFFT演算部566a、566bは、図10における時間窓設定部461、FFT演算部462、バンドパスフィルタ463a、463b、…、マッピング部464a、464b、…、IFFT演算部466a、466bと同様である。
<第6の実施形態>
図15及び図16は、本発明の第6の実施形態に係る通信システムの送信装置及び受信装置の構成を示すブロック図である。本実施形態は、メモリを併用することで一つの回路を時分割で使用できるようにした例である。
図15に示すように、送信装置600は、変調器601と、長さNの時間窓の時間窓設定部611と、NポイントのFFT演算部612と、フィルタ613と、Mポイントのマッピング部614と、MポイントのIFFT演算部616とを備えている。変調器601、時間窓設定部611、FFT演算部612、フィルタ613、マッピング部614、IFFT演算部616には、メモリ631a、631b,631c、631d、631e、631fが併設されており、変調器601、時間窓設定部611、FFT演算部612、フィルタ613、マッピング部614、IFFT演算部616は、時分割で使用可能である。
図16に示すように、受信装置650は、長さMの時間窓の時間窓設定部661と、MポイントのFFT演算部662と、フィルタ663と、Nポイントのマッピング部664と、NポイントのIFFT演算部666と、復調器652を備えている。時間窓設定部661、FFT演算部662、フィルタ663、マッピング部664、IFFT演算部666、復調器652には、メモリ681a、681b、681c、681d、681e、681fが併設されており、時間窓設定部661、FFT演算部662、フィルタ663、マッピング部664、IFFT演算部666、復調器652は、時分割で使用可能である。
<第7の実施形態>
図17及び図18は、本発明の第7の実施形態に係る通信システムの送信装置及び受信装置の構成を示すブロック図である。
図9に示した第4の実施形態では、送信装置400において任意の帯域幅の複数の変調信号を生成し、送信フィルタバンク内のバンドパスフィルタで帯域制限して、所望の周波数帯域に配置している。また、受信装置450において受信信号から受信フィルタバンク内のバンドパスフィルタでサブキャリアを抽出し、ベースバンド信号を得ることで、マルチキャリア伝送を実現している。
これに対して、図17に示す本発明の第7の実施形態の送信装置700では、このようなマルチキャリアの送信回路705−1〜705−LをL個設けることで、L個の送信信号を出力できるようにしている。直並列変換器703は、送信信号を複数の送信信号の系列と、複数のサブキャリアの系列とに分割している。
各送信回路705−1〜705−Lは、図9に示した第4の実施形態における送信回路と同様に、変調部と、時間窓設定部と、FFT演算部と、バンドパスフィルタと、マッピング部と、IFFT演算部とを備えている。
図18は、本発明の第7の実施形態の受信装置の構成を示す。図18に示す本発明の第7の実施形態の受信装置750では、マルチキャリアの受信回路755−1〜755−Lが設けられる。
各受信回路755−1〜755−Lは、図10に示した第4の実施形態における受信回路と同様に、時間窓設定部と、FFT演算部と、バンドパスフィルタと、マッピング部と、IFFT演算部と、復調部とを備えている。並直列変換器753は、複数の信号の系列で複数のサブキャリア系列の信号を合成して、受信データを生成する。
<第8の実施形態>
図19及び図20は、本発明の第8の実施形態に係る通信システムの送信装置及び受信装置の構成を示すブロック図である。本実施形態は、メモリを併用することで一つの回路を時分割で使用できるようにした例であり、図15及び図16に示した構成を、複数の入力系列、複数出力系列の信号に対応させた例である。
図19に示すように、送信装置800は、変調器801と、長さNの時間窓の時間窓設定部811と、NポイントのFFT演算部812と、フィルタ813と、Mkポイントのマッピング部814と、MkポイントのIFFT演算部816とを備えている。変調器801、時間窓設定部811、FFT演算部812、フィルタ813、マッピング部814、IFFT演算部816には、メモリ831a、831b、831c、831d、831e、831fが併設されており、変調器801、時間窓設定部811、FFT演算部812、フィルタ813、マッピング部814、IFFT演算部816は、時分割で使用可能である。
図20に示すように、受信装置850は、長さMkの時間窓の時間窓設定部861と、MkポイントのFFT演算部862と、フィルタ863と、Nポイントのマッピング部864と、NポイントのIFFT演算部866と、復調器852を備えている。時間窓設定部861、FFT演算部862、フィルタ863、マッピング部864、IFFT演算部866、復調器852には、メモリ881a、881b、881c、881d、881e、881fが併設されており、時間窓設定部861、FFT演算部862、フィルタ863、マッピング部864、IFFT演算部866、復調器852は、時分割で使用可能である。
なお、通信システムの全部または一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
100:送信装置
101:変調器
102:送信フィルタバンク
111:時間窓設定部
112:FFT演算部(第1の変換部)
113a,113b,…:分割フィルタ
114:マッピング部(第1のマッピング部)
116:IFFT演算部(第2の変換部)
150:受信装置
151:受信フィルタバンク
152:復調器
161:時間窓設定部
162:FFT演算部(第3の変換部)
163a,163b,…:抽出フィルタ
164:マッピング部(第2のマッピング部)
166:IFFT演算部(第4の変換部)

Claims (8)

  1. 第1のサンプリング速度でサンプリングされている第1の送信信号を、自装置に入力される帯域割当情報に基づくNポイントのFFT(Fast Fourier Transform)演算を行うことにより時間領域の信号から周波数領域の信号である第2の送信信号に変換する第1の変換部と、
    前記第1の変換部が変換したNポイントの前記第2の送信信号を、前記第2の送信信号の第1の周波数帯域より広い第2の周波数帯域に対応するアドレス空間であって、前記帯域割当情報に基づくM(>N)ポイントのアドレス空間である第1のアドレス空間へマッピングして記憶する第1のマッピング部と、
    前記第1のマッピング部が前記第1のアドレス空間に記憶したMポイントの前記第2の送信信号を前記第1のサンプリング速度よりも速い第2のサンプリング速度で読み出し、読み出された前記第2の送信信号に対してMポイントのIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)演算を行うことにより前記第2の送信信号を、周波数領域の信号から、前記第1の送信信号に対して前記第1のサンプリング速度によるFFTポイント数と前記第2のサンプリング速度によるFFTポイント数との比に応じた周波数帯域を持つ時間領域の信号である第3の送信信号に変換し、前記第3の送信信号を受信装置に対する送信信号として出力する第2の変換部と、
    を備える送信装置。
  2. 前記第1のアドレス空間の任意のアドレスは、前記第2の周波数帯域における任意の周波数帯域に対応しており、前記第1のマッピング部は、前記第2の送信信号を任意の周波数帯域にマッピングして記憶する
    請求項1に記載の送信装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の送信装置からの前記第3の送信信号を第1の受信信号として受信した場合に、自装置に入力される帯域割当情報に基づくMポイントのFFT演算を行うことにより前記第2のサンプリング速度でサンプリングされている前記第1の受信信号を時間領域の信号から周波数領域の信号である第2の受信信号に変換する第3の変換部と、
    前記第3の変換部が変換した前記第2の周波数帯域を有するMポイントの前記第2の受信信号を、第1の周波数帯域に対応するアドレス空間であって、前記帯域割当情報に基づくNポイントのアドレス空間である第2のアドレス空間へマッピングして記憶する第2のマッピング部と、
    前記第2のマッピング部が前記第2のアドレス空間に記憶したNポイントの前記第2の受信信号を前記第1のサンプリング速度で読み出し、読み出された前記第2の受信信号に対してNポイントのIFFT演算を行うことにより前記第2の受信信号を、周波数領域の信号から、前記第1の受信信号に対して前記第2のサンプリング速度によるFFTポイント数と前記第1のサンプリング速度によるFFTポイント数との比に応じた周波数帯域を持つ時間領域の信号である第3の受信信号に変換し、前記第3の受信信号を送信装置から受信された受信信号として出力する第4の変換部と、
    を備える受信装置。
  4. 前記第2のアドレス空間の任意のアドレスは、前記第1の周波数帯域における任意の周波数帯域に対応しており、前記第2のマッピング部は、前記第3の受信信号が前記第1の送信信号に対応する信号となるような周波数帯域に前記第2の受信信号をマッピングして記憶する
    請求項3に記載の受信装置。
  5. 請求項1又は請求項2に記載の送信装置と、
    請求項3又は請求項4に記載の受信装置と
    を備える通信装置。
  6. 前記第1のマッピング部におけるマッピングを制御することで、前記第3の送信信号で利用する周波数帯域を制御する制御手段をさらに備える
    請求項5に記載の通信装置。
  7. 前記第3の送信信号の送信に利用可能な周波数帯域の内、未使用の周波数帯域を判断する判断部をさらに備え、
    前記制御手段は、前記判断部が判断した未使用の周波数帯域を利用した前記第3の送信信号となるように、前記第1のマッピング部におけるマッピングを制御する
    請求項6に記載の通信装置。
  8. 送信装置と、受信装置とを備える通信装置を利用した通信方法であって、
    前記送信装置において、
    第1のサンプリング速度でサンプリングされている第1の送信信号を、前記送信装置に入力される帯域割当情報に基づくNポイントのFFT(Fast Fourier Transform)演算を行うことにより時間領域の信号から周波数領域の信号である第2の送信信号に変換する第1の変換ステップと、
    前記第1の変換ステップにおいて変換したNポイントの前記第2の送信信号を、前記第2の送信信号の第1の周波数帯域より広い第2の周波数帯域に対応するアドレス空間であって、前記帯域割当情報に基づくM(>N)ポイントのアドレス空間である第1のアドレス空間へマッピングして第1のマッピング部に記憶する第1のマッピングステップと、
    前記第1のマッピング部の前記第1のアドレス空間に記憶したMポイントの前記第2の送信信号を前記第1のサンプリング速度よりも速い第2のサンプリング速度で読み出し、読み出された前記第2の送信信号に対してMポイントのIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)演算を行うことにより前記第2の送信信号を、周波数領域の信号から、前記第1の送信信号に対して前記第1のサンプリング速度によるFFTポイント数と前記第2のサンプリング速度によるFFTポイント数との比に応じた周波数帯域を持つ時間領域の信号である第3の送信信号に変換し、前記第3の送信信号を前記受信装置に対する送信信号として出力する第2の変換ステップと、を行い、
    前記受信装置において、
    前記送信装置からの前記第3の送信信号を第1の受信信号として受信した場合に、自装置に入力される帯域割当情報に基づくMポイントのFFT演算を行うことにより前記第2のサンプリング速度でサンプリングされている前記第1の受信信号を時間領域の信号から周波数領域の信号である第2の受信信号に変換する第3の変換ステップと、
    前記第3の変換ステップにおいて変換した前記第2の周波数帯域を有するMポイントの前記第2の受信信号を、第1の周波数帯域に対応するアドレス空間であって、前記帯域割当情報に基づくNポイントのアドレス空間である第2のアドレス空間へマッピングして第2のマッピング部に記憶する第2のマッピングステップと、
    前記第2のマッピング部の前記第2のアドレス空間に記憶したNポイントの前記第2の受信信号を前記第1のサンプリング速度で読み出し、読み出された前記第2の受信信号に対してNポイントのIFFT演算を行うことにより前記第2の受信信号を、周波数領域の信号から、前記第1の受信信号に対して前記第2のサンプリング速度によるFFTポイント数と前記第1のサンプリング速度によるFFTポイント数との比に応じた周波数帯域を持つ時間領域の信号である第3の受信信号に変換し、前記第3の受信信号を前記送信装置から受信された受信信号として出力する第4の変換ステップと、
    を行う通信方法。
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