JP6296991B2 - 光学フィルムの色ムラを制御するための手法 - Google Patents

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Description

輝度強化再生フィルムに関する実施形態を検討する。
フラットパネルディスプレイは、コンピューターモニター及びテレビを含む比較的大型の機器から、携帯電話、携帯型DVDプレイヤー、腕時計及びゲーム機器などの小型の携帯型機器に及ぶ、様々なアプリケーションで使用されている。多くのフラットパネルディスプレイは、液晶などの光学活性材料及びその光学活性材料を背後から照射するための光源を使用する。液晶とバックライトとの間に配置されたフィルムは、ディスプレイの輝度を強化するために使用されてきた。
例えば、輝度強化フィルムは、ディスプレイの表面に対して所望の視野角で存在する光を増加するために使用される場合がある。
いくつかの実施形態は、複屈折基材上に配置された複数個の線形プリズムを有する輝度強化フィルムに関与する。基材側からフィルムに入り、線形プリズム側からフィルムを出て、フィルム内を進む間に、相互に直交する偏光状態に対して実質的に同じ位相遅延を経る光線が、基材に対する垂線から、20度を超える角度でフィルムを出る。
別の実施形態では、基材上に配置され、第1の方向に沿って延在する、複数個の線形プリズムを有する輝度強化フィルムが関与する。基材は、基材の平面内の相互に直交する方向において、主屈折率n及びnを有し、nがnより大きい。第1の方向は、基材側からフィルムに入り、フィルム内を進む間に、相互に直交する偏光状態に対して実質的に同じ位相遅延を経る光線が、線形プリズムによる全内部反射を経るように、nに対応する主方向と角度を成す。
また別の実施形態は、基材上に配置され、第1の方向に沿って延在する、複数個の線形プリズムを有する輝度強化フィルムを含む。基材は、基材の平面内の相互に直交する方向において、主屈折率n及びnを有し、nがnより少なくとも0.04大きい。第1の方向は、基材側からフィルムに入り、フィルム内を進む間に相互に直交する偏光状態に対して約10度未満の位相遅延差を経る光線が、線形プリズムによる反射を経るように、nに対応する主方向と角度を成す。
上記の発明の概要は、各実施形態又はあらゆる実装を記載するように意図されるものではない。多様な実施形態の利点及び効果、並びに一層の理解は、以下に記載する発明を実施するための形態及び特許請求の範囲を添付図面と併せて参照することによって明らかになり、理解されるに至るであろう。
本明細書に記載の実施形態に従う液晶ディスプレイシステムを図示する図である。 基材色ムラ(SCM)を生じる機構を図示するブロック図である。 プリズムフィルムのx、y、z軸と光線のs及びp方向との関係を図示する。 プリズムフィルムの方位バイアス角度を図示する。 強化SCMを測定するための試験設定を図示するブロック図である。 強化SCMのコノスコープ像である。 20°の視野角にわたる交差偏光子の間で、プリズムフィルムの各視野角での、それぞれ、x及びy明度のシミュレーション表現である。 20°の視野角にわたる交差偏光子の間で、プリズムフィルムの各視野角での、それぞれ、x及びy明度のシミュレーション表現である。 交差偏光子の間で視認された、dnxyが0.03であるプリズムフィルムのSCM画像を示す。 図7Aのフィルムと実質的に同じ構造であるが、dnxyが0.15であるプリズムフィルムのSCM画像を示す。 SCMの対称点(SP)角度を示す。 視野錐体を超えるSP角度の移動を図示する。 視野錐体を超えるSP角度の移動を図示する。 多様な基材の厚さのプリズムフィルムに対してdnxyの関数として、それぞれ、x及びy色座標の標準偏差σ(sigmax)、σ(sigmay)、並びに求積合計、σSCM(quad sum)のシミュレーションを示す。 多様な基材の厚さのプリズムフィルムに対してdnxyの関数として、それぞれ、x及びy色座標の標準偏差σ(sigmax)、σ(sigmay)、並びに求積合計、σSCM(quad sum)のシミュレーションを示す。 多様な基材の厚さのプリズムフィルムに対してdnxyの関数として、それぞれ、x及びy色座標の標準偏差σ(sigmax)、σ(sigmay)、並びに求積合計、σSCM(quad sum)のシミュレーションを示す。 基材の厚さに対するdnxy閾値の変動を示すグラフである。 それぞれ、基材FAに対して0°、及び基材FAに対して90°に配向されたプリズムを有するプリズムフィルムを図示する。 それぞれ、図12A及び13AのプリズムフィルムのSP角度を示す。 それぞれ、基材FAに対して0°、及び基材FAに対して90°に配向されたプリズムを有するプリズムフィルムを図示する。 それぞれ、図12A及び13AのプリズムフィルムのSP角度を示す。 プリズム軸に対するプリズムフィルム基材の高速軸の角度と、σ(sigmax)、σ(sigmay)、及びσSCM(quad sum)を示すシミュレーションである。 プリズム軸に対するプリズムフィルム基材の高速軸の角度と、σ(sigmax)、σ(sigmay)、及びσSCM(quad sum)を示すシミュレーションである。 それぞれ、1.5及び1.6の基材屈折率に対して90度の頂角のプリズムによって主に反射される、極角及び方位角の範囲に対応する領域を示す。 それぞれ、1.5及び1.6の基材屈折率に対して90度の頂角のプリズムによって主に反射される、極角及び方位角の範囲に対応する領域を示す。 それぞれ、dnxy=0.035、並びに厚さが52μm及び104μmの基材を有するプリズムフィルムをシミュレーションした場合の、プリズム軸に対するFAの角度と、σ(sigmax)、σ(sigmay)、及びσSCM(quad sum)を示す。 それぞれ、dnxy=0.035、並びに厚さが52μm及び104μmの基材を有するプリズムフィルムをシミュレーションした場合の、プリズム軸に対するFAの角度と、σ(sigmax)、σ(sigmay)、及びσSCM(quad sum)を示す。
フラットパネルディスプレイは、液晶パネルの後ろに配置されたバックライトを使用することができる。多くのバックライトは、1つ以上のプリズムフィルムに沿ってエッジ点灯式導光体光源を使用する。プリズムフィルムは、光を平行にし、よって視野角に対して軸外のディスプレイから現れる光を低減する。いくつかの輝度強化フィルムは、ディスプレイから出る軸上の量を増加するために、光の一部を「再利用」する。再利用プリズムフィルムは、導光体から離れて配向されたプリズムピークを有する1つ以上のプリズムフィルム層を含む。プリズムピークは特定の光学特性を達成するために、丸みをつけても又は面取りされてもよい。導光体からの光がプリズムに突き当たると、光の一部は軸上の方向で屈折され、その一方で、光の別の部分は、光の方へ戻る全内部反射によって反射される。反射された光は、ディスプレイから最終的に現れるまで再利用される。
図1は、液晶ディスプレイ(LCD)等のディスプレイの構成要素の断面図を提供する。ディスプレイ100のバックライト111は、最大の効率で空間的かつ角度的に均一な光を提供するために、光源110と、後方反射体113と、導光体115と、一連の光管理フィルム120、125、127と、を含む。より具体的には、導光体115を出る光は、ディフューザー117と、1つ以上の輝度強化プリズムフィルム(BEF)(例えば、光再利用フィルム)120と、反射偏光子125と、任意に、ディスプレイパネル130に入る前に、追加のディフューザーカバーシート127と、を備える、フィルムの積層体を通って進むことができる。検討の目的のために、ディスプレイ100は、矢印140によって示された方向に沿って、その垂線を観察者に対して上向きを指すように、かつ矢印150によって示された方向に沿って、水平と参照された方向に沿って、導光体エッジを光源に最も近く、配向することができる。
プリズムフィルム120の各々は、アプリケーションに応じて変動する頂角を備える、平行の線形プリズムで覆われた透明な基材からなることができる。いくつかの事例において、プリズムフィルムは、1枚のフィルムの線形プリズムが、一般に、他のプリズムフィルムの線形プリズムに対して直交する方向に走行するように配置される。このようなフィルムは、交差配向であると言われる。
多くのバックライトシステムにおいて、カバーシートは、厚さを低減し、軸方向の輝度を増加し、コントラストを向上し、及び/又はコストを低減するために、削除される。ディフューザーとして機能する、カバーシートを削除した帰結として、バックライト要素の光学アーチファクトが、ディスプレイパネルを通して見ている観察者に明らかになる場合がある。1つのこのようなアーチファクトは、以下、基材色ムラ(SCM)と呼ぶ。
SCMは、典型的なプリズムフィルムが、その平坦な表面の下から照射され、ディスプレイパネルを通して視認されると、一連の有色帯として出現する。帯は、視野角によって色が変動し、また、プリズムフィルム基材内の光学遅延が波長及び観測角度の両方に依存し、これらの帯がプリズムを通って透過する結果、生まれる。
本明細書に記載の実施形態は、SCMの出現を低減する手法が関与する。SCMを低減するプリズムフィルムは、LCD画像の色ずれ防止に役立ち、観測角度によって変化するこれらの色ずれの好ましくない効果を低減する。多様な実施形態において、基材の複屈折を増加すること、基材の主伸張方向に対してプリズムを配向すること、又はその両方によって、SCMを低減するプリズムフィルムを製造することができる。
SCMの機構は、図2を参照して説明する。光は、プリズムフィルム基材205の下の平面側210に入り、空気/基材の界面での透過で部分的に偏光される。空気/基材界面での部分的偏光後に透過した光の偏光状態は、非偏光入射及び直線偏光の組み合わせである。基材205を横断する際に、入射平面内で振動する電界成分(p偏光)と、入射平面に対して垂直に振動する電界成分(s偏光)との間の位相差は、光線経路に沿って変動する。このために、光線が伝播すると、電界が楕円を描き、楕円偏光を上昇させる。位相差(R記号で示される)は、s成分とp成分と間の屈折率の差Δn(フィルム内の波長λ、及び光線角度に依存する)、及び内部経路長d(フィルム内の光線角度に依存する)の関数である。
Figure 0006296991
ここで、光線角度は、θ及びφによって画定され、θが、フィルムの垂直軸から測定された極角度、及びφがフィルム平面内の方位角度である。
Rが波長及び光線角度に依存する結果、基材を横断した後のs成分とp成分の比もこれらのパラメーターに依存する。光線がディスプレイパネルの下の吸収偏光子220を通過した後、透過した輝度も、従って、これらのパラメーターに依存するであろう。この結果が、視野角によって色及び輝度が変動する、一連の弱い有色帯特徴として出現する、SCMであり得る。
フィルムウェブの場合のように、連続的様式において作製されたプリズムフィルムに対して、主軸を割り当てるための1つの方式は、フィルムの平面をxy平面とし、フィルムに対して垂直な方向をzと指定することである。光が、これらの相互に直交する方向に沿って線的に偏光される場合、対応する屈折率を決定し、これらをn、n、及びnとすることができる。検討の目的のためであって、この特定の状況に限定するのではなく、n>n>nとする。n>nの場合、x方向は、フィルムの高速軸(FA)、y方向は、フィルムの低速軸としてもよい。n及びnの局所値は、フィルム内の位置に依存して変動する場合があるため、x(高速)及びy(低速)軸の方向は、局所屈折率に依存して、フィルム上の異なる位置で変化する場合があることに注意されたい。平面内屈折率の差は、dnxy=n−nと表される。フィルムのx、y、z軸と、光線のs及びp方向との間の関係が、図3Aに図示され、プリズムの方位バイアス角度が、図3Bに示される。プリズムフィルムのプリズムは、プリズムフィルム基材を出る光線の角度を変更し、いくつかの事例では、近軸視野範囲内でSCM帯の特徴が現れる。
分析及び検出の目的のために、ときには、SCM帯のコントラストを強化することが有用である。SCMを強化する1つの方法は、図4に図示される。光源410からの光は、光源410とプリズムフィルム440との間に位置する吸収偏光子430を使用して、予め偏光される。吸収偏光子の通過軸は、プリズムフィルム440の上部に位置する偏光子450に直交し、直交通過軸は、記号・及び⇔によって示される。この構成を使用して、偏光子450から出現する光のコノスコープ像を提供する結像光学系460を使用して、SCM帯の特徴の観察を行うことができる。コノスコープ像上の各位置は、極角(θ)及び方位角(φ)の観察角度と関連する。
2つの交差偏光子の間に配置されたプリズムフィルムから出現する光を観察するこの方法は、以下、交差偏光子間のプリズムフィルム、又は強化SCMと参照される。観察では、SCMの特徴が、下の偏光子430有り及び無しで非常に類似しているが、強化SCM方法を使用するコントラストが、下の偏光子430を使用することによって、大幅に強化されることを示した。強化SCM手法によって生成されたSCM有色帯のグレースケール画像は図5に示され、広角分散を備える光源が、交差偏光子の間のプリズムフィルムを照射するために使用された。結像光学系460は、図5に示された像の短い次元に沿って、約20°の視野錐体にわたって、コノスコープ像を提供する。
SCM効果は、指定された視野錐体内の色の変動として定量化されてもよい。色の1つの測定は、国際照明委員会(CIE)の1931色座標、x及びyである。交差偏光子の間のプリズムフィルムの各視野角でのx及びy明度のシミュレーション表現は、それぞれ、図6A及び6Bに示され、視野角は20°に及ぶ。この例では、プリズムは、90度の頂角を有し、上の偏光子方向に対して10度配向され、52μmの厚さの複屈折基材を備える。
SCMの1つの測定は、この視野範囲内のx及びy色座標の標準偏差σの求積合計によって与えられ、以下のように計算することができる。
Figure 0006296991
交差偏光子の間で確認されたプリズムフィルムの画像は、好適なマトリックス変換によって、各ピクセルがRGB値によって特徴付けられる、ビットマップから、x及びy色座標に変換することができる。上記の定義は、次いで、SCMの測定値として、画像に適用されてもよい。変換は、以下の式によって与えられる。r、g、b値は、RGB色座標である。
Figure 0006296991
は、CIE 1931 2度等色関数であり、R、G、Bは、それぞれ、純粋の赤、緑、又は青状態の像のスペクトルである。
Figure 0006296991
SCMの別の測定値は、角度によって、x及びy色座標の変動率を定量化する。一例は、方位角(φ)を固定し、求積様式において、極角(θ)に対するx及びyの微分係数を合計することである。
Figure 0006296991
角微分係数を使用して全角度の計量を判定するために、0〜180度の方位角に対してDSCMの値を合計することができる。あるいは、全方位角に対するDSCMの最大値を使用することができる。シミュレーションでは、DSCMを使用する結果は、帯の平均角頻度で乗じられたσSCMを使用することに類似することを示した。
この検討の目的のために、垂直軸を中心として20度の極角範囲で計算された測定値、σSCMが使用される。
いくつかの事例において、SCMは、プリズムフィルム基材の複屈折の制御を通じて低減される。SCMの規模は、R、並びにプリズムの形状及びプリズムの屈折率に依存する。Rの低減は、Δn、d、又はその両方の低減の結果であり、有色帯のコントラストの低減、又は視野錐体を超えるそれらの角度範囲の増加につながり、どちらもSCMを低減する。ただし、非常に薄い基材上にプリズムフィルムを製造することは、dの値を減少させ、処理上の問題のために、収率の低下につながる。薄いフィルムは、また、温度及び湿度の変動に伴い、容易に変形し、視覚上のアーチファクトにつながる。
複屈折が低い基材(dnxyが減少)の生産は、ポリカーボネート又はポリメチルメタクリレート等の固有光学異方性が低いポリマーを使用して達成することができるが、しかし、このような材料は、コストが高い、又は脆性すぎて頑強なフィルムを提供できない、といういずれかの傾向がある。あるいは、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のより高い固有異方性を備えるポリマーが使用されてもよく、2軸伸張プロセスが、主フィルム軸に沿って屈折率の間の差を抑制することができる。しかしながら、このフィルム形成方法は、製造コストを増加する可能性がある。
意外にも、以下に詳細を記載するように、dnxyの増加もまた、SCMの有意な低減に成功することができる。高いdnxyを利用して、SCMを削減する例は、図7A及びBに示される。図7Aは、50μmの厚さのPET基材を備え、交差偏光子の間で視認されるdnxyが0.03である、プリズムフィルムのSCMを示す(プリズムが、水平方向である、上の偏光子通過軸に対して45度に配向される)。図7Bは、図7Bのフィルムのdnxyが0.15であることを除き、図7Aと実質的に同じ構造である(50μmの厚さのPET基材が使用され、プリズムが、上の偏光子通過軸に対して45度に配向され、通過軸が水平方向に沿って、プリズムフィルムが交差偏光子の間で視認される)プリズムフィルムのSCMを示す。dnxyがより大きい場合、20°の方位角の視野錐体内で発生するSCMの有色帯は、はるかに目立たない。実際のディスプレイにおいて、下の偏光子は不在であり、SCM効果は、dnxyが高い場合、観察者には実質的に視認されない。
SCMパターンの特徴のうちの1つは、図8のコノスコープ像の矢印によって示される、1組のほぼ円形の領域であり、角度に応じた色の変化率及び色帯域のコントラストが特に大きい。これらの角度は、以下、対称点(SP)と呼ばれ、s及びp偏光成分に対して等しい屈折率(複屈折がゼロ)を経る基材内の光線を起点とする。SPは、基材の屈折率(典型的に、フィルムの主軸に沿って測定される)、プリズムの屈折率、及びプリズムの頂角の、関数である。線形プリズムの場合、フィルム平面内の基材主軸に対するプリズム方向の方位角にも依存性が存在する。
SP角度は、平面内複屈折dnxyを増加することによって、増加することができる。SP角度は、Δn=0の場合、どの厚さでもR=0となるため、基材の厚さに依存しない(ただし、基材が厚くなると、有色帯が角度によってより急速に変動する傾向がある)。観測錐体を超えて、例えば、20度の観測錐体を超えて、SP角度が増加すると、視野錐体内の色の変動を低減し、SCMを低減する。基材が厚くなると、より薄い基材よりも、角度によってより急速にコントラストが消失する帯パターンがSP角度近くで生じる。この結果、より厚い基材は、一般に、SCMを低減するには、より小さいdnxyを必要とする。
PET等の基材の材料は、SP角度が視野錐体を超えて移動するように、十分にdnxyを増加するために伸張されてもよい。dnxyを増加すること、この場合、フィルムの伸張によって、SP角度を増加することは、図9A及び9Bを参照して理解することができる。図9Aは、dnxy1を有し、渦910、920によって示されるSP角度を有するフィルムのSCM画像を表す。SP角度は、実質的に視野錐体角905内にあり、この場合、極角20°によって囲まれる錐体である。フィルムが伸張された後、フィルムのdnxyは、dnxy2>dnxy1まで増加した。図9Bは、伸張後のフィルムのSP角度を図示し、渦930、940によって示されたSP角度が、dnxyの増加に起因して、視野錐体905の外側へ移動したことを示す。
いくつかの実施形態において、例えば、PETを備え、複屈折基材上に配置された線形プリズムを有する、プリズムフィルムの場合、光線は、フィルムの基材側から入り、フィルムのプリズム側で出る。SP角度では、光線は、フィルム内を進む間、相互に直交するs及びp偏光状態に対して実質的に同じ位相遅延を経る。光線は、基材に対する垂線から、例えば、20度の視野錐体等、視野錐体よりも大きい角度で、フィルムを出る。視野錐体を超えてSP角度を移動させると、観測可能なSCMを実質的に低減する。例えば、基材の複屈折は、約0.02〜約0.1の範囲であってもよい。多様な実施形態において、基材の複屈折は、0.02、0.04、0.06、0.08、又は0.1であってもよい。例えば、約10度未満のs及びp偏光状態の位相遅延における差には、実質的に同じ位相遅延が関与してもよい。多様な構成において、線形プリズムの頂角は、約90°であってもよく、約80°〜約110°の範囲であってもよく、又は約85°〜約105°の範囲であってもよい。
図10A、10B、10Cは、シミュレーションされたプリズムフィルムのdnxyの関数として、それぞれ、xとy色座標の標準偏差σ、σ、及び求積合計、σSCMのグラフを示す。これらの値は、それぞれ、厚さが25μm、52μm、及び104μmの複屈折基材の数値的シミュレーションで、プリズム方向に対してFA=0度である。これらのシミュレーションにおいて、プリズムは、90度の頂角、1.6の屈折率が与えられ、上の偏光子に対して45度の方位角に設定された。
図10A、10B、10Cに図示されたシミュレーションにおいて、各基材の厚さは、dnxyが閾値に到達するまで、σSCMが増加又は高いままであり、その後、σSCMが減少を開始し、SPを中心とする色の変動が視野錐体を実質的に出る複屈折レベルに対応することを実証する。これらの閾値は、図11のグラフに示され、基材の厚さが大きくなればなるほど、厚さのほぼ逆二乗として、dnxy閾値が低下することを示す。これは、より薄い基材では、SP周囲の色の変動の範囲がより大きいためで、SP角度が、視野錐体の外側にある色変動に対して、より大きい角度に位置することを必要とする。
プリズムフィルムを組み入れるディスプレイにおいてSCMを削減するために使用されてもよい代替又は追加の手法は、プリズムフィルムのプリズムを、プリズム基材FAに対して実質的に垂直の角度で配向することである。図12A及び13Aは、それぞれ、基材FAに対して0°に配向されたプリズム、及び基材FAに対して90°に配向されたプリズムを備えるプリズムフィルム、1200、1300を図示する。フィルム1200、1300の各々に対して、基材FAは、基材が伸張される方向の垂直方向に実質的に対応する。図12B及び13Bに描かれる画像は、交差偏光子の間に配置された、それぞれ、プリズムフィルム1200、1300の光学画像である。これらの画像は、プリズムに垂直な基材のFAの配向に起因して、SCMに対する影響を示す。プリズムフィルム1200及び1300のプリズム及び基材は、プリズム方向に対するFA配向を除き、全ての態様で類似する。どちらの場合も、プリズムフィルムは、水平である、上の偏光子通過方向に対して45度である。SCM帯は、プリズムに対して垂直に配向された基材FAを有するプリズムフィルム1300において、コントラストがはるかに低減していることが明らかである。
いくつかの実施形態は、基材上に配置され、プリズム方向に沿って延在する複数個の線形プリズムを備える輝度強化フィルムに関する。基材は、基材の平面内の相互に直交する方向において、主屈折率nx及びnyを有し、nxがnyより大きい。プリズム方向は、nxに対応する主方向と角度を成し、主方向が、基材の伸張方向である。基材側からフィルムに入り、フィルム内を進む間に相互に直交する偏光状態に対して実質的に同じ位相遅延を経る光線は、線形プリズムによって全内部反射を経る。例えば、プリズム方向は、20度未満、又は15度未満、又は10度未満である、角度を伸張方向と成すことができる。ある場合には、nxは、nyより少なくとも0.02大きくてもよく、ある場合には、nxは、nyより少なくとも0.04大きくてもよい。位相遅延差は、相互に直交する偏光状態の場合、約10度未満であってもよい。
プリズムは、鋳型及び硬化複製方法によって、基材FAに対してほぼ垂直の角度で配向されてもよく、プリズムを成形する成形型が、基材に対して所望の角度で配向される。これは、FAが本質的に基材の長手方向に沿っている場合(典型的に主にフィルム幅にわたって伸張されたフィルムの場合)、そのプリズム特徴が基材の幅にわたって実質的に広がる、円筒形の成形型を利用することによって、連続的製造プロセスにおいて達成することができる。あるいは、長手寸法に沿って基材を伸長させ、続いて、そのプリズム特徴がその周囲に沿って実質的に広がる、円筒形の成形型を使用して、ほぼ同じ方向にプリズムを複製することによって、FAを幅全体に配向することができる。
例として、SCMが削減されたプリズムフィルムは、PET基材上にUV硬化樹脂のマイクロ複製を使用して作製され、得られたプリズムが、基材FAに対して、65度〜90度に及ぶ角度で成形された。FAがプリズムに対してほぼ平行の別のフィルムサンプルも測定された(プリズムは、基材のFAに対してほぼ0度の角度で成形された)。交差偏光子の間で、フィルムのコノスコープ画像が取得され、画像のx及びy色座標の標準偏差が計算された。結果は、図14に示され、高いFAでx及びyの標準偏差に有意な低下を実証した。FAに対して約65度〜90度で配向されたプリズムを有するフィルムのデータ(σ(sigmax)、σ(sigmay)、及びσSCM(quad sum))は、図14の楕円1410に示される。プリズムに対してほぼ平行のFAを有するフィルムのデータは、楕円1420に示される。
別の例において、プリズムは、基材FAに対して広範囲の角度にわたって、50um厚さのPET基材上に複製され、x及びy色座標の標準偏差を計算するために、交差偏光子の間のプリズムフィルムの画像が使用された。この結果は、図15に示され、FAが、基材FAに対して垂直の範囲、例えば、約75〜110度である場合、SCMの削減を確認した。偏光子の下でのプリズムフィルムの目視観測は、底部偏光子を用いない場合、受容可能なSCMレベルを示す。
SP角度は、一般に、基材FAに対して垂直方向に沿っている。FAがプリズム方向に対して実質的に平行である場合、SP角度での光線は、軸方向に向かって、軸方向視野錐体内で、プリズムによって屈折され、SCMが観察者に対して視認可能になる。FAに対してほぼ垂直に配向されたプリズムの場合、SPに近い角度で出る光線は、内反射のために、プリズムを通過する透過率を低減した。
ある範囲の極角及び方位角では、プリズムによって、大部分が反射される。この範囲の角度程度は、プリズムの屈折率及び頂角の関数である。図16A及び16Bのコノスコープグラフは、頂角が90度並びに屈折率がそれぞれ1.5及び1.6であるプリズムの黒い帯として、プリズムによって大部分が反射される極角及び方位角の範囲に対応する領域を示す。グラフから明らかであるように、プリズムの屈折率が高くなると、反射角度の範囲が拡大し、SCMを低減するためのFAの方位角度の許容度が高くなる。
強化SCMは、FAとプリズム方向との間の角度の関数としてシミュレーションされた。データ(σ(sigmax)、σ(sigmay)、及びσSCM(quad sum))は、基材の厚さが52μm及び104μmで、dnxy=0.035の場合、図17及び図18にそれぞれ、示される。結果は、FA角度にして測定されたSCMの依存性と正当に合致する。同じdnxyで基材が薄くなると、有意にSCMを削減するには、FA角度を大きくすることが必要である。
項目1.複屈折基材上に配置された複数個の線形プリズムを備える輝度強化フィルムであって、
前記基材側から前記フィルムに入り、前記線形プリズム側から前記フィルムを出て、前記フィルム内を進む間に、相互に直交する偏光状態に対して実質的に同じ位相遅延を経る光線が、前記基材に対する垂線から、20度を超える角度で前記フィルムを出るような、輝度強化フィルム。
項目2.基材の平面内の基材の複屈折が、少なくとも0.02である、項目1に記載の輝度強化フィルム。
項目3.前記基材の平面内の基材の複屈折が、少なくとも0.04である、項目1に記載の輝度強化フィルム。
項目4.前記基材の平面内の基材の複屈折が、少なくとも0.06である、項目1に記載の輝度強化フィルム。
項目5.前記基材の平面内の基材の複屈折が、少なくとも0.08である、項目1に記載の輝度強化フィルム。
項目6.前記基材の平面内の基材の複屈折が、少なくとも0.1である、項目1に記載の輝度強化フィルム。
項目7.前記基材が、PETを含む、項目1に記載の輝度強化フィルム。
項目8.前記相互に直交する偏光状態に対する位相遅延の差が、約10度未満である、項目1に記載の輝度強化フィルム。
項目9.前記線形プリズムが、80〜110度の範囲のピーク角度を有する、項目1に記載の輝度強化フィルム。
項目10.前記線形プリズムが、85〜105度の範囲のピーク角度を有する、項目1に記載の輝度強化フィルム。
項目11.前記線形プリズムが、90度のピーク角度を有する、項目1に記載の輝度強化フィルム。
項目12.基材上に配置され、第1の方向に沿って延在する複数個の線形プリズムを備える、輝度強化フィルムであって、
前記基材が、前記基材の平面内の相互に直交する方向において、主屈折率n及びnを有し、nがnよりも大きく、前記基材側からフィルムに入り、前記フィルム内を進む間に相互に直交する偏光状態に対して実質的に同じ位相遅延を経る光線が、前記線形プリズムによる反射を経るように、前記第1の方向が、nに対応する主方向と角度を成す、輝度強化フィルム。
項目13.前記第1の方向が、nに対応する主方向と、20度未満である角度を成す、項目12に記載の輝度強化フィルム。
項目14.前記第1の方向が、nに対応する主方向と、15度未満である角度を成す、項目12に記載の輝度強化フィルム。
項目15.前記第1の方向が、nに対応する主方向と、10度未満である角度を成す、項目12に記載の輝度強化フィルム。
項目16.nが、nより少なくとも0.02大きい、項目12に記載の輝度強化フィルム。
項目17.基材上に配置され、第1の方向に沿って延在する複数個の線形プリズムを備える、輝度強化フィルムであって、
前記基材が、前記基材の平面内の相互に直交する方向において、主屈折率n及びnを有し、nがnより少なくとも0.04大きく、前記基材側から前記フィルムに入り、前記フィルム内を進む間に相互に直交する偏光状態に対して10度未満の位相遅延差を経る光線が、前記線形プリズムによる反射を経るように、前記第1の方向が、nに対応する主方向と角度を成す、輝度強化フィルム。
本発明の様々な実施形態の上述の説明を、実例及び説明の目的で提示してきた。説明文は網羅的なものでもなく、開示された厳密な形態に本発明を限定するものでもない。以上の教示を考慮すれば、多くの修正形態及び変形形態が可能である。本発明の範囲は、この詳細な説明によってではなく、むしろ添付の特許請求の範囲によって限定されるものとする。本発明の実施態様の一部を以下の項目[1]−[8]に記載する。
[1]
複屈折基材上に配置された複数個の線形プリズムを備える輝度強化フィルムであって、
前記基材側から前記フィルムに入り、前記線形プリズム側から前記フィルムを出て、前記フィルム内を進む間に、相互に直交する偏光状態に対して実質的に同じ位相遅延を経る光線が、前記基材に対する垂線から、20度を超える角度で前記フィルムを出るような、輝度強化フィルム。
[2]
前記基材の平面内の基材の複屈折が、少なくとも0.02である、項目1に記載の輝度強化フィルム。
[3]
前記相互に直交する偏光状態に対する位相遅延の差が、約10度未満である、項目1に記載の輝度強化フィルム。
[4]
前記線形プリズムが、80〜110度の範囲のピーク角度を有する、項目1に記載の輝度強化フィルム。
[5]
基材上に配置され、第1の方向に沿って延在する複数個の線形プリズムを備える、輝度強化フィルムであって、
前記基材が、前記基材の平面内の相互に直交する方向において、主屈折率n 及びn を有し、n がn よりも大きく、前記基材側からフィルムに入り、前記フィルム内を進む間に相互に直交する偏光状態に対して実質的に同じ位相遅延を経る光線が、前記線形プリズムによる反射を経るように、前記第1の方向が、n に対応する主方向と角度を成す、輝度強化フィルム。
[6]
前記第1の方向が、n に対応する主方向と、20度未満である角度を成す、項目5に記載の輝度強化フィルム。
[7]
が、n より少なくとも0.02大きい、項目5に記載の輝度強化フィルム。
[8]
基材上に配置され、第1の方向に沿って延在する複数個の線形プリズムを備える、輝度強化フィルムであって、
前記基材が、前記基材の平面内の相互に直交する方向において、主屈折率n 及びn を有し、n がn より少なくとも0.04大きく、前記基材側から前記フィルムに入り、前記フィルム内を進む間に相互に直交する偏光状態に対して10度未満の位相遅延差を経る光線が、前記線形プリズムによる反射を経るように、前記第1の方向が、n に対応する主方向と角度を成す、輝度強化フィルム。

Claims (2)

  1. 複屈折基材上に配置された、前記複屈折基材の高速軸と65度〜90度の角度を成す第1の方向に沿って延在すると共に等方性材料からなる、複数個の線形プリズムを備える輝度強化フィルムであって、
    前記複屈折基材が平面をなし、該複屈折基材の平面内の相互に直交する方向において、主屈折率n及びnを有し、nがnよりも大きく、
    平面光源からの光が、第1の吸収偏光子を通過し、さらに、前記複屈折基材側から輝度強化フィルムに入り、前記線形プリズム側から前記輝度強化フィルムを出て、さらに、前記第1の吸収偏光子の通過軸と直交する通過軸を有する第2の吸収偏光子を通過した後で、コノスコープ像を形成した場合、前記複屈折基材のなす平面に対する垂線から20度を超える角度に対応する位置で対称点を形成し、
    ここで対称点とは、角度に応じた色の変化率及び色帯域のコントラストが大きい1組の円形領域の中心をいい、
    該対称点は、前記輝度強化フィルム内を進む間に、相互に直交する偏光状態に対して10度未満の位相遅延差を経る前記光線の結果として生じる、輝度強化フィルム。
  2. 前記主屈折率n及びnに対し、nがnより少なくとも0.04大きい、請求項1に記載の輝度強化フィルム。
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