JP6296496B2 - 情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラム - Google Patents
情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6296496B2 JP6296496B2 JP2014097604A JP2014097604A JP6296496B2 JP 6296496 B2 JP6296496 B2 JP 6296496B2 JP 2014097604 A JP2014097604 A JP 2014097604A JP 2014097604 A JP2014097604 A JP 2014097604A JP 6296496 B2 JP6296496 B2 JP 6296496B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diffuse reflectance
- global
- value
- incident light
- optical simulation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
Description
まず、図2A〜図2Cを用いて、本実施形態で定量的に解析する再帰反射の発現メカニズムを説明する。図2Aは、平滑な面で生じる拡散反射の状態を模式的に例示する。また、図2Bは、凹凸形状の形成された面で生じる拡散反射の状態を模式的に例示する。更に、図2Cは、局所的拡散反射率を高めた場合における、凹凸形状の形成された面で生じる拡散反射の状態を模式的に例示する。なお、以下では、説明の便宜のため、入射光の光源の存在する方向を入射側、その反対方向を正反射側と称する。
<ハードウェア構成例>
次に、図4を用いて、本実施形態に係る情報処理装置1のハードウェア構成を例示する。図4は、本実施形態に係る情報処理装置1のハードウェア構成を例示する。情報処理装置1は、図4に例示されるように、CPU、RAM(Random Access Memory)、及び、ROM(Read Only Memory)等を含む制御部11、制御部11で実行するプログラム5等を記憶する記憶部12、ネットワークを介して通信を行うための通信インタフェース13、記憶媒体6に記憶されたプログラムを読み込むためのドライブ14、及び、外部装置と接続するための外部インタフェース15が電気的に接続されたコンピュータである。
次に、図5を用いて、本実施形態に係る情報処理装置1の機能構成を例示する。図5は、本実施形態に係る情報処理装置1の機能構成を例示する。本実施形態に係る情報処理装置1が備えるCPUは、記憶部12に記憶されたプログラム5をRAMに展開する。そして、CPUは、RAMに展開されたプログラム5を解釈及び実行して、各構成要素を制御する。これにより、本実施形態に係る情報処理装置1は、条件取得部21、シミュレーション部22、及び再帰反射性能特定部23を備えるコンピュータとして機能する。
図6は、本実施形態に係る情報処理装置1の動作例を示す。なお、以下で説明する動作例の処理手順は一例に過ぎず、各処理は、可能な限り入れ替えられてよい。また、以下で説明する動作例の処理手順について、実施の形態に応じて、適宜、処理の省略、置換、及び、追加が可能である。
本実施形態に係る情報処理装置1は、指定される入射光及び凹凸面の設定の下、当該凹凸面で生じる拡散反射の挙動をシミュレートすることで、当該凹凸面における全域的拡散反射率の算定値及び再帰反射強度を求める。ここで、本実施形態では、全域的拡散反射率の基準値が設定されている。そして、情報処理装置1は、当該光学シミュレーションにより求められる全域的拡散反射率の算定値が当該基準値付近であると判定される場合に、その光学シミュレーションにより算定される再帰反射強度を、指定された凹凸面の再帰反射強度に特定する。
次に、図7及び図8を用いて、上記情報処理装置1による、再帰反射性の発現に適切な凹凸形状の解析例を説明する。図7は、舗装体の表面形状を例示する。また、図8は、光学シミュレーションの結果により特定される、表面形状傾き(θ)と再帰反射強度との関係を例示する。本例では、凹凸形状の解析対象として、舗装体を選択した。
5…プログラム、6…記憶媒体、
21…条件取得部、22…シミュレーション部、23…再帰反射性能特定部
Claims (7)
- 対象物の表面における局所的な平面での入射光の拡散反射を追跡することで該対象物の表面で生じる該入射光の全域的な拡散反射をシミュレートする所定の光学シミュレーションの条件を示す条件情報として、該対象物に入射する該入射光の属性、該対象物の表面に形成される凹凸形状、及び該対象物の表面で生じる全域的な拡散反射の程度を示す全域的拡散反射率の基準値を示す情報を取得する条件取得部と、
取得した前記条件情報により示される前記入射光及び前記対象物の条件下での前記光学シミュレーションに基づいて、前記凹凸形状の形成された前記対象物の表面における局所的な平面で生じる前記入射光の前記拡散反射の挙動をシミュレートにすることによって、前記対象物の表面における前記全域的拡散反射率の値及び前記拡散反射に起因して発現する再帰反射の程度を算定するシミュレーション部と、
前記光学シミュレーションにより算定される前記全域的拡散反射率の算定値が前記条件情報に含まれる基準値付近か否かを判定し、前記全域的拡散反射率の算定値が前記基準値付近であると判定される場合に、前記光学シミュレーションにより算定される前記再帰反射の程度を、前記条件情報により示される前記凹凸形状の形成された前記対象物の表面で生じる再帰反射の程度として特定する再帰反射性能特定部と、
を備える、
情報処理装置。 - 前記シミュレーション部は、前記光学シミュレーションの結果により特定される、前記条件情報により示される入射光の正反射方向における拡散反射光の明るさに基づいて、前記対象物の表面における前記全域的拡散反射率の値を算定する、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記シミュレーション部は、
前記対象物の表面における局所的な平面で生じる拡散反射の程度を示す局所的拡散反射率の設定値に前記全域的拡散反射率の基準値を適用することで、前記対象物の表面の局所的な平面における該局所的拡散反射率を設定した上で前記光学シミュレーションを実行し、
前記光学シミュレーションにより算定される前記全域的拡散反射率の算定値が前記基準値付近ではないと判定された場合には、前記全域的拡散反射率の算定値が前記基準値付近であると判定されるまで、前記全域的拡散反射率の算定値と前記基準値との差分を前記局所的拡散反射率の設定値に加算することによる該局所的拡散反射率の再設定、及び該再設定した局所的拡散反射率の条件下における前記光学シミュレーションの再実行を繰り返す、
請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 前記対象物の表面に形成される凹凸形状は三角波状であり、
前記条件取得部は、前記三角波状に係る底角の指定を受け付けることで、前記対象物の表面に形成される凹凸形状を示す情報を取得する、
請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記シミュレーション部は、前記所定の光学シミュレーションとして、モンテカルロ光線追跡法に基づく光学シミュレーションを行う、
請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - コンピュータが、
対象物の表面における局所的な平面での入射光の拡散反射を追跡することで該対象物の表面で生じる該入射光の全域的な拡散反射をシミュレートする所定の光学シミュレーションの条件を示す条件情報として、該対象物に入射する該入射光の属性、該対象物の表面に形成される凹凸形状、及び該対象物の表面で生じる全域的な拡散反射の程度を示す全域的拡散反射率の基準値を示す情報を取得するステップと、
取得した前記条件情報により示される前記入射光及び前記対象物の条件下での前記光学シミュレーションに基づいて、前記凹凸形状の形成された前記対象物の表面における局所的な平面で生じる前記入射光の前記拡散反射の挙動をシミュレートにすることによって、前記対象物の表面における前記全域的拡散反射率の値及び前記拡散反射に起因して発現する再帰反射の程度を算定するステップと、
前記光学シミュレーションにより算定される前記全域的拡散反射率の算定値が前記条件情報に含まれる基準値付近か否かを判定し、前記全域的拡散反射率の算定値が前記基準値付近であると判定される場合に、前記光学シミュレーションにより算定される前記再帰反射の程度を、前記条件情報により示される前記凹凸形状の形成された前記対象物の表面で生じる再帰反射の程度として特定するステップと、
を実行する情報処理方法。 - コンピュータに、
対象物の表面における局所的な平面での入射光の拡散反射を追跡することで該対象物の表面で生じる該入射光の全域的な拡散反射をシミュレートする所定の光学シミュレーションの条件を示す条件情報として、該対象物に入射する該入射光の属性、該対象物の表面に形成される凹凸形状、及び該対象物の表面で生じる全域的な拡散反射の程度を示す全域的拡散反射率の基準値を示す情報を取得するステップと、
取得した前記条件情報により示される前記入射光及び前記対象物の条件下での前記光学シミュレーションに基づいて、前記凹凸形状の形成された前記対象物の表面における局所的な平面で生じる前記入射光の前記拡散反射の挙動をシミュレートにすることによって、前記対象物の表面における前記全域的拡散反射率の値及び前記拡散反射に起因して発現する再帰反射の程度を算定するステップと、
前記光学シミュレーションにより算定される前記全域的拡散反射率の算定値が前記条件情報に含まれる基準値付近か否かを判定し、前記全域的拡散反射率の算定値が前記基準値付近であると判定される場合に、前記光学シミュレーションにより算定される前記再帰反射の程度を、前記条件情報により示される前記凹凸形状の形成された前記対象物の表面で生じる再帰反射の程度として特定するステップと、
を実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014097604A JP6296496B2 (ja) | 2014-05-09 | 2014-05-09 | 情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014097604A JP6296496B2 (ja) | 2014-05-09 | 2014-05-09 | 情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015215445A JP2015215445A (ja) | 2015-12-03 |
JP6296496B2 true JP6296496B2 (ja) | 2018-03-20 |
Family
ID=54752394
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014097604A Expired - Fee Related JP6296496B2 (ja) | 2014-05-09 | 2014-05-09 | 情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6296496B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6638698B2 (en) * | 1999-04-09 | 2003-10-28 | Industrial Technology Research Institute | Method for forming a diffusive-type light reflector |
JP2001084288A (ja) * | 1999-07-13 | 2001-03-30 | Shinko Kenzai Ltd | 光学シミュレーションの入力パラメータ決定方法,画像データ伝達方法,及びそれらのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体 |
JP4980950B2 (ja) * | 2008-02-22 | 2012-07-18 | 日本カーバイド工業株式会社 | 三角錐型キューブコーナー再帰反射物品 |
JP5170886B2 (ja) * | 2008-07-10 | 2013-03-27 | 古河電気工業株式会社 | 光反射板の光強度分布シミュレーション装置、シミュレーション方法、および該方法を実行させるプログラム |
-
2014
- 2014-05-09 JP JP2014097604A patent/JP6296496B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015215445A (ja) | 2015-12-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10585175B2 (en) | Methods and apparatus for object detection and identification in a multiple detector lidar array | |
US9841496B2 (en) | Multiple pattern illumination optics for time of flight system | |
JP3868565B2 (ja) | 光線の多重散乱を伴う粒度測定の方法 | |
US7589723B2 (en) | Real-time rendering of partially translucent objects | |
CN110031933A (zh) | 光投射方法和装置 | |
Rivero et al. | Characterization and simulation of the effect of road dirt on the performance of a laser scanner | |
EP2711745A2 (en) | Method of producing a reflective or refractive surface | |
Reichardt et al. | New analytical and numerical optical model for the laser assisted tape winding process | |
Kocifaj | Unified model of radiance patterns under arbitrary sky conditions | |
Wang et al. | Automatic extraction and evaluation of pavement three-dimensional surface texture using laser scanning technology | |
JP2018524688A (ja) | 鏡面性を有する画像を処理する方法および対応コンピュータプログラム製品 | |
Kail et al. | Estimation of particle size distributions from focused beam reflectance measurements based on an optical model | |
Collier et al. | Effects of surface roughness with two scales on light scattering by hexagonal ice crystals large compared to the wavelength: DDA results | |
US8841592B1 (en) | Solar glare hazard analysis tool on account of determined points of time | |
Huang et al. | Development of an analytical method and its quick algorithm to calculate the solar energy collected by a heliostat field in a year | |
de Almeida Rocha et al. | A pixel counting technique for sun patch assessment within building enclosures | |
He et al. | An analytical flux density distribution model with a closed-form expression for a flat heliostat | |
JP6296496B2 (ja) | 情報処理装置、情報処理方法、及び、プログラム | |
Grobe et al. | Experimental validation of bidirectional reflection and transmission distribution measurements of specular and scattering materials | |
Arias-Rosales et al. | Urban solar harvesting: The importance of diffuse shadows in complex environments | |
Sazbon et al. | Qualitative real-time range extraction for preplanned scene partitioning using laser beam coding | |
WO2014122800A1 (ja) | 魚眼画像データ作成プログラム及びlai算出プログラム | |
Wang et al. | Simulation of light scattering properties of material surface considering the specific morphology information | |
Hesse et al. | Application of RTDF to particles with curved surfaces | |
Krishnaswamy et al. | Improving the reliability/cost ratio of goniophotometric comparisons |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170331 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180119 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180130 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180214 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6296496 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |