JP6296291B2 - 会話音声レベル通知システム及び会話音声レベル通知方法 - Google Patents

会話音声レベル通知システム及び会話音声レベル通知方法 Download PDF

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Description

本発明は、他者の会話を阻害する会話音声レベルとなると、話者に対してその旨を通知する会話音声レベル通知システム及び会話音声レベル通知方法に関する。
多人数の作業者が執務するオフィス空間においては、空調機器やOA(Office Automation)機器が発生する騒音に加え、他者の電話や打ち合わせによる無関係な会話音声が存在する。
このため、作業者が上述した会話音声によって執務に集中できず、執務の効率が低下する場合がある。その結果、生産性を低下させる阻害要因になる。
また、作業者本人が電話あるいは打ち合わせなどにおいて会話を行っている場合、近くの席や隣接した打ち合わせスペースからの他の作業者の無関係な音声は、上記作業者本人の会話の阻害要因となる。
無関係な音声によって執務が阻害された場合、作業者が自身の会話を継続させようとして、自覚せずに自然と大きな声を発生する。
また、複数の作業者の各々の相互作用により、お互いの会話音声の声が無意識に徐々に大きくなっていく。この結果、多くの作業者が他の作業者より大きな声で会話を行おうとするため、オフィス空間全体の喧騒化につながってしまう。
サウンドマスクを応用し、他人の会話音声を会話の内容が判別できないように、マスキング音を重畳する音響出力装置が考案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−171267号公報
しかしながら、上述のような音響出力装置では、空間に対して会話音声に新たな音を付加するため、他の作業者の会話の内容は判らなくなるが、オフィス空間全体の静音化には繋がらない。
また、作業者Aと作業者Bとの各々が無関係にそれぞれ他の作業者と会話を行っている場合、作業者Aの会話音声に対するマスキング音が作業者Bの会話の阻害要因となる。この阻害要因のため、作業者Bはより大きな会話音声で会話することになり、結果的にオフィス空間が喧騒化してしまう。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、オフィス空間において複数の作業者が各々無関係に会話を行っていても、それぞれの作業者が他の作業者の阻害要因となる声の大きさで会話をすることを抑制させ、オフィス空間を静音化することが可能な会話音声レベル通知システム及び会話音声レベル通知方法を提供する。
上述した課題を解決するために、本発明の会話音声レベル通知システムは、作業者の席あるいは作業者が打ち合わせを行う打ち合わせスペースである領域毎に配置された在席検知センサと、前記領域毎に配置された音声センサと、前記在席検知センサの出力により、前記領域における前記作業者の在席の有無を検出する在席検知部と、前記領域に配置された前記音声センサから作業者の音声データを入力する音声入力部と、前記作業者の在席している前記領域の各々における前記音声データから、音声が伝搬した際の、他の作業者が在席している他の領域における音声強度を、前記領域と他の領域とが配置された距離に基づき予測する音声予測部と、前記音声強度が予め設定された閾値を超えたか否かの判定を行う音声判定部と、前記音声強度が予め設定された閾値を超えた場合、前記領域毎に設けられた通知装置によって、その音声強度のレベル及び/または前記音声強度の抑制を通知させる音声通知部とを備えることを特徴とする。
本発明の会話音声レベル通知システムは、前記通知装置は前記会話音声レベル通知システムに接続されたパーソナルコンピュータであり、前記音声通知部が、当該パーソナルコンピュータの表示画面に対し、前記音声強度のレベル及び/または前記音声強度の抑制を通知させることを特徴とする。
本発明の会話音声レベル通知システムは、前記閾値が複数段階に設けられており、前記音声強度がそれぞれの段階を超える毎に、異なった通知を行うことを特徴とする。
本発明の会話音声レベル通知方法は、在席検知部が、作業者の席あるいは作業者が打ち合わせを行う打ち合わせスペースである領域毎に配置された在席検知センサの出力により、前記領域における前記作業者の在席の有無を検出する在席検知過程と、音声入力部が前記領域に配置された音声センサから作業者の音声データを入力する音声入力過程と、音声予測部が、前記作業者の在席している前記領域の各々における前記音声データから、音声が伝搬した際の、他の作業者が在席している他の領域における音声強度を、前記領域と他の領域とが配置された距離に基づき予測する音声予測過程と、音声判定部が、前記音声強度が予め設定された閾値を超えたか否かの判定を行う音声判定過程と、音声通知部が、前記音声強度が予め設定された閾値を超えた場合、前記領域毎に設けられた通知装置によって、その音声強度のレベル及び/または前記音声強度の抑制を通知させる音声通知過程とを含むことを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、オフィス空間において複数の作業者が各々無関係に会話を行っていても、それぞれの作業者が他の作業者の阻害要因となる声の大きさで会話をすることを抑制させ、オフィス空間を静音化することが可能となる。
本実施形態による会話音声レベル通知システム1の構成を示すブロック図である。 音声・在席データ記憶部116の音声・在席データテーブルの構成例を示す図である。 距離記憶部118に記憶されている、領域識別番号の示す席S_1から席S_2から席S_9までの距離を示す距離テーブルの構成例を示す図である。 席毎の作業者が発生する音声の他の席における予測音声レベルと、この予測音声レベルの評価結果とを示す伝搬予測データテーブルの構成例を示す図である。 会話音声レベル通知システム1による会話音声の抑制を行う動作例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態による会話音声レベル通知システム1の構成を示すブロック図である。本実施形態においては、オフィス空間に配置された領域である席S_1から席S_9までの作業者の音声のレベルを制御する構成を例として説明するが、打ち合わせブース(打ち合わせスペース)でも同様に構成することができる。
会話音声レベル通知システム1は、会話音声レベル通知装置11と、席S_1から席S_9の各席に配置されている通知装置21から通知装置29と、在席検知センサ31から在席検知センサ39と、音声センサ41から音声センサ49とから構成されている。
音声センサ41から音声センサ49の各々は、例えばマイクロフォンと分析装置とを備えている。ここで、分析装置は、マイクロフォンから出力される作業者の会話音声を、人間の音声の主成分周波数帯域である中心周波数250Hz及び中心周波数500Hzのオクターブバンドを通過帯域とするフィルタ処理、または人の聴感特性を模擬した特性フィルタ処理を行って音声データとする。分析装置は、フィルタ処理した音声データを、所定の周期の期間にわたり2乗積分して音圧レベルを求め、音声レベルデータとして、会話音声レベル通知装置11へ出力する。また、席に置かれているパーソナルコンピュータに組み込まれているあるいは接続されているマイクを、校正した後に音声センサとして用いても良い。
ここで、音声センサ41から音声センサ49の各々は、正確な会話音声の音圧レベルが計測できるように、随時校正されている。また、瞬間的な音の大きさの影響を抑制するため、2乗積分処理の時定数(積分を行う期間)は長め(たとえば、1秒)に設定されている。ここで、音声センサ41から音声センサ49の各々は、計測した音声レベルデータを会話音声レベル通知装置11に対し、通信量の増加を抑制するため、1秒から数秒ごとに送信する。
席S_1には、通知装置21と、在席検知センサ31と、音声センサ41とが設けられている。通知装置21は、会話音声レベル通知装置11から供給される、席S_1に在席する作業者に対して自身の会話音声の音声レベルの大きさを通知する。在席検知センサ31は、席S_1に作業者が在席しているか否かの検出を行い、検出結果を会話音声レベル通知装置11へ出力する。音声センサ41は、席S_1における音声レベルを検出し、会話音声レベル通知装置11へ出力する。
また、席S_2には、通知装置22と、在席検知センサ32と、音声センサ42とが設けられている。通知装置22は、会話音声レベル通知装置11から供給される、席S_2に在席する作業者に対して自身の会話音声の音声レベルの大きさを通知する。在席検知センサ32は、席S_2に作業者が在席しているか否かの検出を行い、検出結果を会話音声レベル通知装置11へ出力する。音声センサ42は、席S_2における音声レベルを検出し、会話音声レベル通知装置11へ出力する。
席S_3には、通知装置23と、在席検知センサ33と、音声センサ43とが設けられている。通知装置23は、会話音声レベル通知装置11から供給される、席S_3に在席する作業者に対して自身の会話音声の音声レベルの大きさを通知する。在席検知センサ33は、席S_3に作業者が在席しているか否かの検出を行い、検出結果を会話音声レベル通知装置11へ出力する。音声センサ43は、席S_3における音声レベルを検出し、会話音声レベル通知装置11へ出力する。
席S_4には、通知装置24と、在席検知センサ34と、音声センサ44とが設けられている。通知装置24は、会話音声レベル通知装置11から供給される、席S_4に在席する作業者に対して自身の会話音声の音声レベルの大きさを通知する。在席検知センサ34は、席S_4に作業者が在席しているか否かの検出を行い、検出結果を会話音声レベル通知装置11へ出力する。音声センサ44は、席S_4における音声レベルを検出し、会話音声レベル通知装置11へ出力する。
席S_5には、通知装置25と、在席検知センサ35と、音声センサ45とが設けられている。通知装置25は、会話音声レベル通知装置11から供給される、席S_5に在席する作業者に対して自身の会話音声の音声レベルの大きさを通知する。在席検知センサ35は、席S_5に作業者が在席しているか否かの検出を行い、検出結果を会話音声レベル通知装置11へ出力する。音声センサ45は、席S_5における音声レベルを検出し、会話音声レベル通知装置11へ出力する。
席S_6には、通知装置26と、在席検知センサ36と、音声センサ46とが設けられている。通知装置26は、会話音声レベル通知装置11から供給される、席S_6に在席する作業者に対して自身の会話音声の音声レベルの大きさを通知する。在席検知センサ36は、席S_6に作業者が在席しているか否かの検出を行い、検出結果を会話音声レベル通知装置11へ出力する。音声センサ46は、席S_6における音声レベルを検出し、会話音声レベル通知装置11へ出力する。
席S_7には、通知装置27と、在席検知センサ37と、音声センサ47とが設けられている。通知装置27は、会話音声レベル通知装置11から供給される、席S_7に在席する作業者に対して自身の会話音声の音声レベルの大きさを通知する。在席検知センサ37は、席S_7に作業者が在席しているか否かの検出を行い、検出結果を会話音声レベル通知装置11へ出力する。音声センサ47は、席S_7における音声レベルを検出し、会話音声レベル通知装置11へ出力する。
席S_8には、通知装置28と、在席検知センサ38と、音声センサ48とが設けられている。通知装置28は、会話音声レベル通知装置11から供給される、席S_8に在席する作業者に対して自身の会話音声の音声レベルの大きさを通知する。在席検知センサ38は、席S_8に作業者が在席しているか否かの検出を行い、検出結果を会話音声レベル通知装置11へ出力する。音声センサ48は、席S_8における音声レベルを検出し、会話音声レベル通知装置11へ出力する。
席S_9には、通知装置29と、在席検知センサ39と、音声センサ49とが設けられている。通知装置29は、会話音声レベル通知装置11から供給される、席S_9に在席する作業者に対して自身の会話音声の音声レベルの大きさを通知する。在席検知センサ39は、席S_9に作業者が在席しているか否かの検出を行い、検出結果を会話音声レベル通知装置11へ出力する。音声センサ49は、席S_9における音声レベルを検出し、会話音声レベル通知装置11へ出力する。
会話音声レベル通知装置11は、音声入力部111、在席検知部112、音声予測部113、音声判定部114、音声通知部115、音声・在席データ記憶部116、伝搬予測データ記憶部117及び距離記憶部118の各々を備えている。
音声入力部111は、音声センサ41から音声センサ49の各々より供給される音声レベルの情報を、音声・在席データ記憶部116の音声・在席データテーブルに書き込んで記憶させる。
在席検知部112は、在席検知センサ31から在席検知センサ39の各々より供給される在席しているか否かの情報を、音声・在席データ記憶部116の音声・在席データテーブルに書き込んで記憶させる。
図2は、音声・在席データ記憶部116の音声・在席データテーブルの構成例を示す図である。図2において、各席を識別する領域識別情報と、この領域識別情報の示す席における会話音声の音声レベルデータ(dB)と、領域識別情報の示す席に作業員がいるか否かを示す在席有無情報とが対応づけられて記憶されている。音声レベルデータは、対応する領域に設けられた音声センサ(音声センサ41から音声センサ49)の検出した会話音声のレベルである。在席有無情報は、対応する領域に設けられた在席検知センサ(在席検知センサ31から在席検知センサ39)の検出した作業者の有無の情報(在席有無情報)であり、領域に作業者がいる場合に「在席」と示され、作業者がいない場合に「不在」と示される。
図1に戻り、音声入力部111は、音声センサ41から音声センサ49の各々から供給される会話音声の強度レベル(音声強度)を示す音声レベルデータを、所定の周期で順次入力して、音声センサの配置されている席の領域識別番号に対応して、音声・在席データ記憶部116における音声・在席データテーブルの音声レベルデータの欄に、書き込んで記憶させる。
在席検知部112は、在席検知センサ31から在席検知センサ39の各々より供給される在席しているか否かを示す在席有無情報を、音声・在席データ記憶部116における音声・在席データテーブルの在席有無情報の欄に書き込んで記憶させる。
音声予測部113は、各席における会話音声が他の席においてどの程度の強度の音声レベルデータを有するかの予測を、以下の(1)式および(2)式により求める。
(1)式において、Lpは予測点での音圧レベル(dB)であり、Lwは会話音声のパワーレベル(dB)であり、rは話者(作業者)の場所(領域)から予測点(他の作業者の存在する領域)までの距離(m)であり、Rは室定数(R=Sα/1−α))であり、Sは部屋(オフィス空間)の表面積(m)であり、αは室(オフィス空間)の平均吸音率である。ここで、αは式においてはαバー(αの上部に−)で示されている。また、(2)式において、Lは計測された会話音声の音声レベル(音圧レベル、dB)であり、dは話者(作業者)から会話センサ(音声センサ)までの距離(m)である。
Figure 0006296291
Figure 0006296291
図3は、距離記憶部118に記憶されている、領域識別番号の示す席S_1から席S_2から席S_9までの距離を示す距離テーブルの構成例を示す図である。図3は、席S_1を基準とした距離テーブルであるが、同様に、席S_2から席S_9の各々を基準とした距離テーブルがある。したがって、距離記憶部118には、8個の距離テーブルが予め書き込まれて記憶されている。図3において予測点までの距離が、席S_1から音声レベルデータを予測する他の席までの距離(r)を示している。また、距離記憶部118には、室(オフィス空間)の表面積S(m)及び室の平均吸音率α(αの上部にバー)とが予め書き込まれて記憶されている。また、距離記憶部118には、作業者(話者)から音声センサまでの距離d(m)が記憶されている。
図1に戻り、音声予測部113は、(2)式により会話音声の強度レベルLを求める。このとき、音声予測部113は、音声・在席データ記憶部116から読み出した音声レベルデータLと、距離テーブルから読み出した距離dとを(2)式に代入して、会話音声の強度レベルLを求める。
また、音声予測部113は、距離記憶部118から表面積S及び平均吸音率αを読み出し、読み出した表面積S及び平均吸音率αを「R=Sα/(1−α)」の式に代入することにより室常数Rを求める。
そして、音声予測部113は、算出した強度レベルL及び室常数Rと、距離記憶部118の距離テーブルから読み出した距離r(m)とを(1)式に代入して、伝搬予測の結果として、他の席における会話音声の予測音声レベルLを算出する。
図4は、席毎の作業者が発生する音声の他の席における予測音声レベルと、この予測音声レベルの評価結果とを示す伝搬予測データテーブルの構成例を示す図である。この伝搬予測データテーブルは、伝搬予測データ記憶部117に書き込まれて記憶されている。
図4の伝搬予測データテーブルにおいては、領域識別番号と、予測音声レベルと、音声レベル比較結果とが対応付けられて記憶されている。予測音声レベルの欄には、領域識別番号に対応した席における会話音声が他の席に伝搬した際の音声レベルを予測した予測音声レベルのなかで最も高い予測音声レベルが抽出されて書き込まれている。例えば、図4の伝搬予測データテーブルにおける席S_1の予測音声レベルの欄には、席S_1の作業者の発生した会話音声から求めた席S_2から席S_9の各々における予測音声レベルのなかで最も高い予測音声レベルが書き込まれる。図4における伝搬予測データテーブルの席S_2から席S_9の各々の予測音声レベルの欄も同様に、それぞれ他の席の予測音声レベルのなかで最も高い予測音声レベルが書き込まれる。また、音声レベル比較結果の欄には、予測音声レベルの欄に記載された他の席における予測音声レベルが予め設定された閾値以上となっている場合に、「警告レベル」が記憶され、一方予測音声レベルの欄に記載された他の席における予測音声レベルが上記閾値未満である場合「非警告レベル」が記憶されている。
したがって、「警告レベル」が記憶されている場合、その書き込まれている領域識別番号の示す席における会話音声の音声レベルが、他の席に対して悪影響を与えていることを示している。一方、「非警告レベル」が記憶されている場合、その書き込まれている領域識別番号の示す席における会話音声の音声レベルが、他の席に対して悪影響を与えない程度であることを示している。上記予測音声レベルを評価する閾値は、複数の作業者を用いた実験により、大多数の作業者が影響が無いとして抽出した音声レベルに設定されている。すなわち、この閾値を超えた場合、悪影響を与えると感じる作業者が存在することになる。
図1に戻り、音声予測部113は、他の席における会話音声の予測音声レベルLを算出し、領域識別番号順に算出した予測音声レベルを音声判定部114に対して出力する。
ここで、音声予測部113は、予測音声レベルの算出を行う際、音声・在席データ記憶部116の音声・在席データテーブルを参照して、2箇所以上の領域で作業者が在席している際、それぞれ在席している領域同士の席に対する会話音声の予測音声レベルのみの算出を行うようにしても良い。
音声判定部114は、音声予測部113から領域識別番号の席毎に供給される、各席の各々の会話音声から求めた他の席における予測音声レベルの中で最も高い予測音声レベルを抽出する。そして、音声判定部114は、領域識別番号席毎に、席毎の会話音声から求めた他の席における最も高い予測音声レベルを、伝搬予測データ記憶部117の伝搬予測テーブルの予測音声レベルの欄に書き込んで記憶させる。
また、音声判定部114は、予測音声レベルに書き込まれた他の各席の予測音声レベルが予め設定された閾値以上であるか否かの判定を行う。そして、音声判定部114は、他の各席の測音声レベルが予め設定された閾値以上である場合、伝搬予測データ記憶部117の伝搬予測テーブルの音声レベル比較結果の欄に対し、「警告レベル」を書き込んで記憶させる。一方、音声判定部114は、予測音声レベルが予め設定された閾値未満である場合、伝搬予測データ記憶部117の伝搬予測テーブルの音声レベル比較結果の欄に対し、「非警告レベル」を書き込んで記憶させる。
また、音声判定部114は、各席の各々の会話音声から求めた他の席における予測音声レベルの中で最も高い予測音声レベルを抽出する際、音声・在席データ記憶部116の音声・在席データテーブルを参照し、在席している席における予測音声レベルから予測音声レベルの中で最も高い予測音声レベルを抽出するように構成しても良い。
すなわち、他の席に作業者が在席していなければ(不在であれば)、その席に対する音声レベルを考慮する必要がないためである。
音声通知部115は、伝搬予測データ記憶部117の伝搬予測テーブルを参照し、「警告レベル」が書き込まれている領域識別番号を抽出する。そして、音声通知部115は、抽出した領域識別番号の席に対応する通知装置に対して、会話音声の音声レベルを抑制することを示す情報を通知する。
音声通知部115は、例えば、通知装置が表示装置である場合、「他の人の迷惑となるため、もう少し会話の声を小さくして下さい」などの表示を行い、予測音声レベルと閾値とを並べて表示し、会話における音声の抑制を通知するように構成されている。表示装置の場合、席におかれているパーソナルコンピュータに接続されている表示装置を用いる構成でも良い。
また、本実施形態においては、閾値を1個として説明したが、予測音声レベルと比較する閾値を複数、たとえば注意閾値及び警告閾値を設定しておく構成としても良い。注意閾値は、警告閾値未満に設定される。音声判定部114は、音声予測部113から供給される予測音声レベルから、注意閾値以上であり、かつ警告閾値未満の予測音声レベルを抽出し、抽出した予測音声レベルで最も低い予測音声レベルを抽出する。
この場合、伝搬予測データ記憶部117の伝搬予測テーブルには、注意レベルの欄を新たに設定する。そして、音声判定部114は、伝搬予測データ記憶部117の伝搬予測テーブルにおいて、注意レベルとなった席に対応する領域識別番号の音声レベル比較結果(注意レベル)に対し、「注意レベル」を書き込んで記憶させる。
また、音声判定部114は、音声予測部113から供給される予測音声レベルから、警報閾値以上の予測音声レベルを抽出し、抽出した予測音声レベルで最も低い予測音声レベルを抽出する。
音声判定部114は、伝搬予測データ記憶部117の伝搬予測テーブルにおいて、警告レベルとなった席に対応する領域識別番号の音声レベル比較結果(警告レベル)に対し、「警告レベル」を書き込んで記憶させる。また、音声判定部114は、音声予測部113から供給される予測音声レベルが注意閾値未満の場合、音声レベル比較結果(注意レベル)及び音声レベル比較結果(警告レベル)の各々に対し、それぞれ「非注意レベル」、「非警告レベル」を書き込んで記憶させる。また、音声判定部114は、伝搬予測データ記憶部117の伝搬予測テーブル「警告レベル」が示された領域識別番号における音声レベル比較結果(注意レベル)に対し、「非注意レベル」を書き込む。
音声通知部115は、伝搬予測データ記憶部117の伝搬予測テーブルを参照し、「注意レベル」が書き込まれている領域識別番号を抽出する。そして、音声通知部115は、抽出した領域識別番号の席に対応する通知装置に対して、会話音声の音声レベルを抑制することを示す情報を通知する。すなわち、音声通知部115は、「会話の声が大きくなっています。他の人に迷惑となるため、これ以上声を大きくしないで下さい」などの通知内容を通知装置に設けられた表示画面に表示する処理を行う。また、音声通知部115は、上記通知内容に加えて予測音声レベルと閾値とを並べて通知装置の表示画面に表示し、会話における音声レベルの上昇を抑制するように、作業者に対して通知する。
また、音声通知部115は、伝搬予測データ記憶部117の伝搬予測テーブルを参照し、「警告レベル」が書き込まれている領域識別番号を抽出する。音声通知部115は、予測音声レベルが「警告レベル」である場合、「もう少し会話の声を小さくして下さい」などの表示を行い、予測音声レベルと閾値とを並べて表示し、会話における音声の抑制を通知するように構成しても良い。
また、通知装置21から通知装置29の各々が、表示装置として青色、黄色及び赤色の3色のLED(Light Emitting Diode)ランプの組で構成されるようにしても良い。
この場合、音声通知部115は、予測音声レベルが「注意レベル」及び「警告レベル」のいずれでもない場合、黄色及び赤色のLEDを消灯させた状態で、青色のLEDを点灯させる。また、音声通知部115は、予測音声レベルが「注意レベル」である場合、青色及び赤色のLEDを消灯させた状態で、黄色のLEDを点灯させる。音声通知部115は、予測音声レベルが「警告レベル」である場合、青色及び黄色のLEDを消灯させた状態で、赤色のLEDを点灯させる。
また、本実施形態の会話音声レベル通知システム1における会話音声レベル通知装置11は、センサーなどにより作業者の在席及び不在を検知して空調や照明などの制御を行う位置検知型設備制御システム、例えば、スマートワークプレイスシステムに結合して構成しても良い。この場合、本実施形態における在席検知センサ31から在席検知センサ39の各々は、位置検知型設備制御システムにおけるセンサーを用いる構成とする。このとき、本実施形態の会話音声レベル通知装置11の機能を上記位置検知型設備制御システムの中核制御装置(例えば、サーバーなど)に、ソフトウェアとして組み込んで構成しても良い。また、本実施形態の会話音声レベル通知装置11は、位置検知型設備制御システムのネットワークを利用し、通知装置21から通知装置29と、在席検知センサ31から在席検知センサ39と、音声センサ41から音声センサ49との各々に対して情報の送受信を行うように構成しても良い。
また、位置検知型設備制御システムにおいて、各席の照明装置を制御できる場合、会話音声レベル通知装置11は、この照明装置の制御機能を利用する構成としても良い。すなわち、音声通知部115は、「警告レベル」となった場合、照明装置を所定の周期で、点灯/消灯(あるいは照明の照度を変化させる)を所定の周期で繰り返して、「警告レベル」であることを通知するように構成しても良い。
また、通知レベルに「注意レベル」及び「警告レベル」の複数の段階がある場合、音声通知部115は、レベル毎に点灯/消灯(あるいは照明の照度を変化させる)を行う周期の周波数を変更し、作業者に通知するように構成しても良い。
また、本実施形態における通知装置21から通知装置29の各々を、作業者が携帯するスマートフォン等に換えて運用する構成としても良い。この場合、スマートフォンに対して以下のアプリケーションをインストールしておく必要がある。すなわち、会話音声レベル通知システム1は、「注意レベル」あるいは「警告レベル」となった場合、対応する席の作業者が携帯するスマートフォンに対し、電子メールあるいはLAN経由により、スマートフォンのバイブレーション機能を駆動させたり、あるいは表示画面にすでに説明した「警告レベル」などの表示を行わせるように構成しても良い。
また、作業者が在席あるいは不在かを検出する在席検知センサ31から在席検知センサ39を、スマートフォン等のBYOD(Bring Your Own Device)による位置情報の通知の機能を利用する構成としても良い。すなわち、在席検知部111は、各作業者の携帯するスマートフォンからの位置情報を得て、そのスマートフォンの携帯している作業員識別情報が対応付けられている位置情報の位置が、当該作業員識別情報の示す席の位置であるか否かの判定を行う。そして、在席検知部111は、スマートフォンの位置情報と席の位置とが同様の場合に在席とし、一方、スマートフォンの位置情報と席の位置とが異なる場合に不在と判定し、音声・在席データ記憶部116の音声・在席データテーブルに書き込んで記憶させる。
次に、図面を参照して、会話音声レベル通知システム1の動作例を説明する。図5は、会話音声レベル通知システム1による会話音声の抑制を行う動作例を示すフローチャートである。以下、席S_1及び席S_6の各々が作業者が在席しており、席S_2からS_5、S_7からS_9の各々が作業者が不在である場合を説明する。また、以下の説明において、音声・在席データ記憶部116の音声・在席データテーブルにおける作業者の在席有無情報を利用する構成で動作を説明する。
ステップF1:
音声入力部112は、所定の周期が経過すると、席S_1から席S_9の各々から、音声センサ41から音声センサ49それぞれの出力する会話音声の音声レベルデータを、順次入力する。
そして、音声入力部112は、入力した音声センサ41から音声センサ49それぞれの音声レベルデータを、席の領域識別情報に対応させ、順次、音声・在席データ記憶部116の音声・在席データテーブルの音声レベルデータの欄に書き込んで記憶させる。
ステップF2:
次に、在席検知部111は、音声入力部112が音声レベルデータを入力したのと同一の周期にて、在席検知センサ31から在席検知センサ39それぞれの出力する在席有無情報(在席あるいは不在のいずれかを示す情報)を、順次入力する。
そして、在席検知部111は、入力した在席検知センサ31から在席検知センサ39それぞれの在席有無情報を、席の領域識別情報に対応させ、順次、音声・在席データ記憶部116の音声・在席データテーブルの在席有無情報の欄に書き込んで記憶させる。
次に、在席検知部111は、音声・在席データ記憶部116の音声・在席データテーブルを参照し、在席である領域識別情報の席を抽出する。
このとき、在席検知部111は、音声・在席データテーブルにおいて、作業者が在席している席が無い場合、あるいは作業者が在席している席が1個のみである場合、他の作業者に対して会話音声が影響を与えることが無いとして、処理をステップF6へ進める。
一方、在席検知部111は、音声・在席データテーブルにおいて、作業者が在席している席が2個以上の場合、他の作業者に対して会話音声が影響を与えるとして、処理をステップF3へ進める。
ステップF3:
次に、音声予測部113は、音声・在席データ記憶部116の音声・在席データテーブルを参照し、在席である領域識別情報の席を抽出する。ここで音声予測部113は、席S_1及び席S_6が在席であることを抽出する。
そして、音声予測部113は、在席である席S_1及び席S_6の各々を基準として、音声予測を行う。
すなわち、音声予測部113は、席S_1から席S_6までの距離rのデータを、距離記憶部118における席S_1に対応する距離テーブルから読み出す。
また、音声予測部113は、音声・在席データ記憶部116の音声・在席データテーブルから席S_1の音声レベルデータを読み出す。
そして、音声予測部113は、読み出した距離rのデータと席S_1の音声レベルデータとから、(1)式及び(2)式の各々を用い、席S_1の作業者における会話音声の伝搬予測を行い、席S_6における予測音声データを算出する。音声予測部113は、予測音声データを、伝搬予測データ記憶部117の伝搬予測データテーブルの席S_1の予測音声レベルの欄に書き込んで記憶させる。
同様に、音声予測部113は、席S_6から席S_1までの距離rのデータを、距離記憶部118における席S_6に対応する距離テーブルから読み出す。
音声予測部113は、音声・在席データ記憶部116の音声・在席データテーブルから席S_6の音声レベルデータを読み出す。
そして、音声予測部113は、読み出した距離rのデータと席S_6の音声レベルデータとから、(1)式及び(2)式の各々を用い、席S_1の作業者における会話音声の伝搬予測を行い、席S_1における予測音声データを算出する。音声予測部113は、予測音声データを、伝搬予測データ記憶部117の伝搬予測データテーブルの席S_6の予測音声レベルの欄に書き込んで記憶させる。
ステップF4:
音声判定部114は、伝搬予測データ記憶部117の伝搬予測データテーブルを参照して、予測音声レベルが閾値を超えているか否かの判定を行う。
そして、音声判定部114は、席S_1における会話音声の席S_6における予測音声レベルが閾値を超えている場合、伝搬予測データテーブルにおける席S_1の領域識別情報に対応する音声レベル比較結果の欄に「警告レベル」を書き込み記憶させる。一方、音声判定部114は、席S_1における会話音声の席S_6における予測音声レベルが閾値を超えていない場合、伝搬予測データテーブルにおける席S_1の領域識別情報に対応する音声レベル比較結果の欄に「非警告レベル」を書き込み記憶させる。
また、音声判定部114は、席S_6における会話音声の席S_1における予測音声レベルが閾値を超えている場合、伝搬予測データテーブルにおける席S_6の領域識別情報に対応する音声レベル比較結果の欄に「警告レベル」を書き込み記憶させる。一方、音声判定部114は、席S_6における会話音声の席S_1における予測音声レベルが閾値を超えていない場合、伝搬予測データテーブルにおける席S_6の領域識別情報に対応する音声レベル比較結果の欄に「非警告レベル」を書き込み記憶させる。
そして、音声判定部114は、処理をステップF5へ進める。
ステップF5:
音声通知部115は、伝搬予測データ記憶部117の伝搬予測データテーブルを参照して、席S_1及び席S_6のいずれかあるいは双方の領域識別番号に対応する予測音声レベルが閾値以上である領域識別番号を抽出する。
そして、音声通知部115は、抽出した領域識別番号の席に対応する通知装置(通知装置21及び通知装置26いずれか、あるいは双方)に対して、会話音声の音声レベルを抑制することを示す情報を通知し、処理をステップF1へ進める。
ステップF6:
音声通知部115は、会話音声の音声レベルを抑制することを示す情報をいずれの領域に対しても通知せず、処理をステップF1へ進める。
上述した本実施形態によれば、会話音声の大きい作業者に対し、他の作業者の会話を阻害していることを警告として通知するため、作業者自身の音声を抑制を促す効果がある。
また、本実施形態によれば、同一のオフィス空間においてそれぞれ異なる場所で電話している作業者あるいは会話しているグループ同士の各々の音声のレベルの上昇を、それぞれ閾値を超えた場合に警告して抑制するため、相互作用により互いの音声が次第に大きくなる現象を防止することができる効果がある。
また、本実施形態によれば、上述したように各作業者の音声を一定レベル(閾値)以下で抑制するため、オフィス空間の静音化を実現することができ、作業者のストレスを低減することができ、各々の作業者の生産性を向上させることが可能となる効果がある。
また、本実施形態は、位置検知型設備制御システムと連動することにより、他の作業者の在席する領域に対してのみ、会話音声の伝搬予測と評価を行うことができる。したがって、本実施形態によれば、作業者が不在の領域において、会話音声の予測と評価を行わずに不必要な通知を避けることで、警告などの通知の有効性を確保すると共に、会話をしている作業者に対して不必要な不快感を与えることを防止する効果がある。
また、加齢とともに聴覚は衰えるため、高齢者は会話の聞き取りが困難となり、その傾向は周囲の騒音が大きくなる程に顕著となる。
したがって、本発明によれば、上述したようにオフィス空間の静音化が実現するため、このオフィスで就業する高齢者の会話の聞き取り難さを低減させ、高齢の作業員の聞き取りにくいというストレスを低減させ、高齢の作業員の生産性を向上させることが可能となる。
なお、本発明における会話音声レベル通知システム1の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより作業者の会話音声の抑制を行う制御を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1 会話音声レベル通知システム
11 会話音声レベル通知装置
21,22,23,24,25,26,27,28,29 通知装置
31,32,33,34,35,36,37,38,39 在席検知センサ
41,42,43,44,45,46,47,48,49 音声センサ
111 在席検知部
112 音声入力部
113 音声予測部
114 音声判定部
115 音声通知部
116 音声・在席データ記憶部
117 伝搬予測データ記憶部
118 距離記憶部

Claims (4)

  1. 作業者の席あるいは作業者が打ち合わせを行う打ち合わせスペースである領域毎に配置された在席検知センサと、
    前記領域毎に配置された音声センサと、
    前記在席検知センサの出力により、前記領域における前記作業者の在席の有無を検出する在席検知部と、
    前記領域に配置された前記音声センサから作業者の音声データを入力する音声入力部と、
    前記作業者の在席している前記領域の各々における前記音声データから、音声が伝搬した際の、他の作業者が在席している他の領域における音声強度を、前記領域と他の領域とが配置された距離に基づき予測する音声予測部と、
    前記音声強度が予め設定された閾値を超えたか否かの判定を行う音声判定部と、
    前記音声強度が予め設定された閾値を超えた場合、前記領域毎に設けられた通知装置によって、その音声強度のレベル及び/または前記音声強度の抑制を通知させる音声通知部と
    を備えることを特徴とする会話音声レベル通知システム。
  2. 前記通知装置は前記会話音声レベル通知システムに接続されたパーソナルコンピュータであり、
    前記音声通知部が、当該パーソナルコンピュータの表示画面に対し、前記音声強度のレベル及び/または前記音声強度の抑制を通知させることを特徴とする請求項1に記載の会話音声レベル通知システム。
  3. 前記閾値が複数段階に設けられており、前記音声強度がそれぞれの段階を超える毎に、異なった通知を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の会話音声レベル通知システム。
  4. 在席検知部が、作業者の席あるいは作業者が打ち合わせを行う打ち合わせスペースである領域毎に配置された在席検知センサの出力により、前記領域における前記作業者の在席の有無を検出する在席検知過程と、
    音声入力部が前記領域に配置された音声センサから作業者の音声データを入力する音声入力過程と、
    音声予測部が、前記作業者の在席している前記領域の各々における前記音声データから、音声が伝搬した際の、他の作業者が在席している他の領域における音声強度を、前記領域と他の領域とが配置された距離に基づき予測する音声予測過程と、
    音声判定部が、前記音声強度が予め設定された閾値を超えたか否かの判定を行う音声判定過程と、
    音声通知部が、前記音声強度が予め設定された閾値を超えた場合、前記領域毎に設けられた通知装置によって、その音声強度のレベル及び/または前記音声強度の抑制を通知させる音声通知過程と
    を含むことを特徴とする会話音声レベル通知方法。
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