JP6291933B2 - ディスク管理装置、ディスク管理プログラムならびにディスク管理方法 - Google Patents

ディスク管理装置、ディスク管理プログラムならびにディスク管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、マスタディスク装置と差分ディスク装置の更新を管理する技術に関する。
仮想ディスクトップインフラ(以降、VDI:Virtual Desktop Infrastructureと略す)に代表される仮想環境は、マスタディスクと差分ディスクとで構成される。このような仮想環境において、パッチを適用する方法には、2つの方法がある。その一つは、マスタディスクに対してパッチを適用する方法である。他の一つは、各ヴァーチャルマシン(以下、本明細書においては、VM:Vertual Machine、又は仮想マシンと呼ぶ)に対して適用する方法である。VMに対して適用する後者の方法は、差分ディスクにパッチが適用される。
前者のマスタディスクに対してパッチを適用する方法では、マスタディスクと差分ディスクとの間で、同じ論理アドレスのディスク領域に、互いに異なるデータが書き込まれる状態となる。そのため、パッチを適用されたマスタディスクのデータと、差分ディスクのデータとの整合をとるためには、差分ディスクを一旦初期化することが必要となる。差分ディスクを初期化するためには、差分データは削除される必要がある。したがって、パッチを適用した結果をマスタディスクと差分ディスクとの両方に反映させるためには、多くの時間がかかる。
一方、各VMにパッチを適用する方法では、それぞれのVMが参照する差分ディスクのサイズが増大する。
特許文献1の技術は、各仮想クライアントに対してマスタデータに対する共通の更新処理を行なう。この技術は、その結果生成される共通更新データを記憶し、共通更新データと、各仮想クライアントの更新データ記憶部に記憶されている更新データとを比較する。この技術は、比較の結果に基づいて、各仮想クライアントの更新データ記憶部に記憶されている更新データのうち、共通更新データに一致する更新データについて、共通更新データを参照するように変更する。変更の後、各仮想クライアントにおいて、共通更新データを参照するように変更された更新データで使用されていた、更新データ記憶部の記憶領域は、解放される。
特開2012−58957
特許文献1の技術は、共通更新データと各仮想クライアントの更新データ記憶部に記憶されている更新データとを比較し、共通更新データと更新データとを一致させる変更操作を行う。この際、共通更新データの論理アドレスは、必ずしも対応する更新データの論理アドレスに一致していないため、比較処理に時間がかかる。
本発明の主たる目的の一つは、仮想ディスクの更新を迅速に行なうことである。
本発明の一つの見地は、更新されたデータ(以下、「更新データ」)を格納する記憶領域から、更新された領域の論理アドレスと前記更新データとを取得し、前記更新データと前記データとの差分を格納する差分ディスクの、前記論理アドレスと同じ論理アドレスの領域に、前記更新データを格納する管理手段を備えるディスク管理装置である。
本発明の他の見地は、更新されたマスタデータ(以下、「更新マスタデータ」)を格納する記憶領域から、更新された領域の論理アドレスと前記更新マスタデータとを取得し、
前記更新データと前記データとの差分を格納する差分ディスクの、前記論理アドレスと同じ論理アドレスの領域に、前記更新データを格納する管理処理をコンピュータに実行させるディスク管理プログラムである。
本発明の別の他の見地は、更新されたデータ(以下、「更新データ」)を格納する記憶領域から、更新された領域の論理アドレスと前記更新データとを取得し、
前記更新データと前記データとの差分を格納する差分ディスクの、前記論理アドレスと同じ論理アドレスの領域に、前記更新されたデータを格納するディスク管理方法である。
また、同目的は、上記構成を有するディスク管理装置、方法を、コンピュータによって実現するコンピュータ・プログラム、及びそのコンピュータ・プログラムが格納されている、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体によっても達成される。
本発明によれば、仮想ディスクの更新を迅速に行うことができる。
第1の実施形態に係るディスク管理装置を備えるシステムのブロック図である。 第1の実施形態における管理VMによるマスタディスクへのパッチ適用動作の説明図である。 第1の実施形態におけるユーザ仮想マシンでのパッチ適用動作の説明図である。 第1の実施形態におけるファイル更新情報テーブルの一例である。 第1の実施形態におけるユーザVMでのファイル更新処理の動作を表すフローチャートである。 第1の実施形態における管理VMでのパッチ適用時の動作を表すフローチャートである。 第1の実施形態におけるユーザVMでの差分ディスクへのパッチ適用時の動作を表すフローチャートである。 第2の実施形態に係るディスク管理装置を備えるシステムのブロック図である。 第2の実施形態における管理VMによるマスタディスクへのパッチ適用動作の説明図である。 第2の実施形態におけるユーザVMでのパッチ適用動作の説明図である。 第2の実施形態における管理VMでのパッチ適用時の動作を表すフローチャートである。 第2の実施形態におけるユーザVMでの差分ディスクへのパッチ適用時の動作を表すフローチャートである。 第3の実施形態に係るディスク管理装置のブロック図である。 本発明をコンピュータプログラムで実行することが可能な情報処理装置の構成を例示するブロック図である。 第1の実施形態における管理VMでのパッチ適用時のブロックの状態を示す。 第1の実施形態における管理VMでのパッチ適用時のファイル更新情報テーブルを示す。 第1の実施形態におけるユーザVMでの差分ディスクへのパッチ適用時のブロックの状態を示す。 第2の実施形態における管理VMでのパッチ適用時のブロックの状態を示す。 第2の実施形態における管理VMでのパッチ適用時のファイル更新情報テーブルを示す。 第2の実施形態におけるユーザVMでの差分ディスクへのパッチ適用時のブロックの状態を示す。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の全体構成を示す。管理VM11、ユーザVM12−1〜VM12−nは、ハイパーバイザー16で動作する仮想マシンである。ハイパーバイザーとは、仮想マシンを実現するための制御プログラムである。本実施形態においては、ハイパーバイザーは制御部とも呼ばれる。
本実施形態のシステムはVDI環境(VDI:Virtual Desktop Infrastructure)にある。すべての仮想マシンは同じ構成を備えている。また、すべての仮想マシンにおいては、同じゲストOS(Operation System)で、同じユーザアプリケーションが動作している。
管理VM11の動作は、マスタディスク(「記憶領域」とも呼ぶ)19−0のみを、参照して行われる。管理VM11の動作は、通常の運用中は停止している。管理VM11は、マスタディスク19−0にパッチを適用する場合においてのみ、稼働する。管理VM11のゲストOSは事前にパッチ更新されるファイル名をファイルリスト30に保持している。ユーザVM12−1〜VM12−nには、すべてのユーザVMに共有されるマスタディスク19−0と各ユーザVMが更新したイメージを格納する差分ディスク20−1〜差分ディスク20−nにより構成されている。全ての仮想ディスク(マスタディス19−0と差分ディスク20−1〜差分ディスク20−n)は、仮想ディスク記憶装置18に格納されている。管理VM11のゲストOSでは、管理部13が動作しており、ハイパーバイザー16と通信することができる。また全てのユーザVM12−1〜VM12−nで動作するゲストOSは、管理部14によって制御されている。管理部14は、ハイパーバイザー16と通信を行っている。また、ゲストOSのファイルシステムでは、スペースアロケータ15がファイル領域の割り当て処理(本実施形態では、「割り当て処理」を「アロケーション処理」とも呼ぶ)を行っている。
本実施形態においては、管理部14はディスク管理装置100を構成する部位の一つである。また、本実施形態においては、「部」を「手段」と称することもある。
図2は、管理VM11による、マスタディスク19−0への、パッチ適用時の動作を表す図である。管理VM11でのマスタディスク19−0へのパッチ適用時、ハイパーバイザー16は適用するパッチに関する情報(更新するファイル情報)を、ファイル更新情報テーブル17に格納する。パッチ適用処理の最初にハイパーバイザー16は、マスタディスク19−0のコピーを行い、マスタディスク19−1を作成する。
ハイパーバイザー16は、マスタディスク19−1の作成の完了を、管理部13に通知する。管理部13は、マスタディスク19−1を管理VM11が参照するディスクに設定する(構成するともいう)。
マスタディスク19−1に対してパッチが適用された後、管理部13がファイルリスト30を元に、更新されたファイル(更新ファイルまたは更新データ、とも呼ぶ)の仮想ディスク中の論理アドレスの情報をハイパーバイザー16へ通知する。ハイパーバイザー16は、この論理アドレスの情報を基にファイル更新情報テーブル17を作成する。
図3は、ユーザ仮想マシンでのパッチ適用時の動作を示す図である。本実施形態では、ユーザVM12−1について説明するが、他のユーザ仮想マシンにおいても、同様の動作が行われる。ユーザVM12−1が、パッチを適用する場合、管理部14は、パッチで更新されるファイルに関する情報を、ファイル更新情報テーブル17から受信する。この情報を基に、管理部14は、ゲストOSのファイルシステムに設定されたスペースアロケータ15に、ファイルの配置を指令する。スペースアロケータ15は、ファイル更新情報テーブル17に記録された論理アドレスに配置するように、ファイル領域を確保する。管理部14は、確保されたファイル領域にデータを書き込む。
次に、ハイパーバイザー16が、ユーザVM12−1での仮想ディスクをマスタディスク19−1と差分ディスク20−1と、に構成変更する。ハイパーバイザー16は、パッチ適用後に、マスタディスク19−0を参照しているVMが存在しなくなった時点で、マスタディスク19−0を削除(点線)する。
図4は、パッチで更新されたファイル情報を記録したファイル更新情報テーブル17の一例を示す。ファイル更新情報テーブル17は、更新したファイルのパス情報とデータが格納されている論理ブロックの位置情報と、を格納する。なお、論理ブロックの位置情報は、論理アドレスに対応している。
図5は、ユーザVM12−1での、パッチ適用時のファイル更新処理の動作のフローチャートである。ゲストOSの管理部14が、管理VM11でのパッチ適用後に作成した、パッチで更新されたファイル情報を記録したファイル更新情報テーブル17をハイパーバイザー16から入手する(ステップS−51)。管理部14が、ファイル更新情報テーブル17の情報に基づき、ゲストOSで動作するスペースアロケータ15に、ファイルの論理ブロック位置情報を使用して、ファイルスペースの割り当て要求を行う(ステップS−52)。
スペースアロケータ15は、指定された論理ブロックの領域に、他のデータが格納されていない場合、割り当て可能と判断する(ステップS−53にてYES)。スペースアロケータ15は、指定された論理ブロックの領域に、データを書き込む(ステップS−54)。
スペースアロケータ15は、指定された論理ブロックの領域に他のデータが格納されていた場合、割り当て不可能と判断する(ステップS−53にてNO)。この場合、スペースアロケータ15は、空き領域へ既存のデータ(ファイル)を移動させる(ステップS−55)。その後、スペースアロケータ15は、ステップS−52で要求した領域にデータを書き込む(ステップS−54)。
最後に、要求した領域が新たなファイルデータとなるように、メタデータの更新を行う(ステップS−56)。
本実施形態においては、「データ」と呼ぶ対象には、「ファイル」も含まれる。
ユーザVM12−1以外のユーザ仮想マシンも、同様の動作を行う。
図6は、管理VM11パッチ適用時動作を示すフローチャートである。また、各ステップにおけるディスクのブロック(セクタとも呼ぶ)の状況をステップの右側に図示した。
開始時のマスタディスク19−0のブロックは、図15(a)に示されるブロックB0である。ブロックB0はマスタディスク19−0の内部を、簡略化して示している。説明を簡単にするため、本実施形態ではマスタディスク19−0は、6つのブロックを持つものとした。各ブロックは、ブロック番号が、左から“1”〜“6”と採番されている。マスタディスク19−0は、ブロック番号“2”と“3”と“4”と“6”に、この順に、ファイルBとファイルCとファイルDとファイルFとが格納されている。ブロック番号は論理ブロックの位置を表すものでもある。
最初に、マスタディスク19−0を複写した(コピーした)、マスタディスク19−1が作成される。マスタディスク19−1の内部のブロックは、図15(b)に示すように、ブロックB1で表される。
ハイパーバイザー16は、マスタディスク19−1を、管理VM11が参照する対象のディスクに設定する(ステップS−61)。
ハイパーバイザー16は、管理VM11を起動する。管理VM11はマスタディスク19−1にパッチを適用する(ステップS−62)。パッチとして、適用されるのはファイルaとファイルeである。ファイルaとファイルeは、この順番で、ブロック番号“1”とブロック番号“5”の位置に、格納される。パッチが適用されたマスタディスク19−1の内部のブロックは、図15(c)に示すように、ブロックB2で表される。
ハイパーバイザー16は、更新されたファイルについての情報を格納した、ファイル更新情報テーブル17を作成する(ステップS−63)。この実施形態では、ファイルパスの情報としてファイル名と、それに関連づけられた論理ブロック位置情報とが、ファイル更新情報テーブル17に格納される。図16にファイル更新情報テーブル17の一例を示す。
管理VM11を停止し処理を終了する(ステップS−64)。
図7は、ユーザ仮想マシンでの、差分ディスクへのパッチ適用時の動作を示すフローチャートである。本実施形態では、ユーザVM12−1とユーザVM12−2についてのパッチ適用時の動作が説明される。他のユーザ仮想マシンでも、ユーザVM12−1、ユーザVM12−2と同様にパッチ適用が実施される。パッチ適用時のファイル更新の処理は、図5で説明した処理を行う。この際、ステップS−63で作成したファイル更新情報テーブル17に基づき、ファイルaとファイルeとを、ユーザVM用差分ディスク20−1と、ユーザVM用差分ディスク20−2と、に配置する(ステップS−71)。
ハイパーバイザー16は、対象となるユーザ仮想マシンを停止させ、マスタディスク19−1に対応する、差分ディスクイメージI1と差分ディスクイメージI2と、図17(a)に示すように作成する(ステップS−72)。
ハイパーバイザー16は、ユーザVM12−1の構成を、マスタディスク19−1とその差分ディスクである、ユーザVM用差分ディスク20−1とに構成変更する。また、ハイパーバイザー16は、ユーザVM12−2の構成を、マスタディスク19−1とその差分ディスクである、ユーザVM用差分ディスク20−2とに構成変更する。図17(b)に示すブロックD1は、ユーザVM用差分ディスク20−1の仮想のブロックである。同じく図17(b)に示すブロックD2は、ユーザVM用差分ディスク20−2の仮想のブロックである。ファイルaとファイルeは、これらを格納するブロックのブロック番号を、マスタディスク19−1と一致させたことにより、マスタディスク19−1で参照することができる。したがって、ブロックD1、ブロックD2に示すように、ユーザVM用差分ディスク20−1とユーザVM用差分ディスク20−2には、ファイルaとファイルeとが、格納されない。
ハイパーバイザー16は、ユーザVM12−1とユーザVM12−2とを起動する(ステップS−73)。ハイパーバイザー16は、マスタディスク19−0を構成しているユーザ仮想マシンが存在するか否かを確認する(ステップS−74)。
マスタディスク19−0を構成しているユーザ仮想マシンが存在する場合(ステップS−74にてYES)は、ハイパーバイザー16はその処理を終了する。
マスタディスク19−0を構成しているユーザ仮想マシンが存在しない場合(ステップS−74にてNO)には、マスタディスク19−0を削除する(ステップS−75)。ハイパーバイザー16はステップS−75の後、その処理を終了する。
本発明による第1の効果は、マスタディスクへのパッチ適用時の、ユーザ仮想マシンの環境復元のための時間短縮である。その理由は、マスタディスクへのパッチ適用時に差分ディスクのクリアが不要となるためである。本実施形態は、差分ディスクの情報を保持したままのマスタディスクへのパッチ適用処理が可能となるためである。また、さらに、マスタディスクが最新のパッチを適用したイメージで保持することが可能なため、新規の仮想マシンを作成する場合に、追加でのパッチの適用が不要となる。したがって、迅速な運用開始が実現する。
管理部13、管理部14、スペースアロケータ15、ハイパーバイザー16は、論理素子を組み合わせて実現するハードウェアで実施されてもよいし、図14に図示するように、情報処理装置1000の記憶装置1300に格納されたプログラムをCPU(Central Processor Unit)が実行することで実現されてもよい。
第2の効果は、差分ディスクの容量の削減が可能となることである。その理由は、各VMによるパッチ適用の後の、パッチで更新されたファイルの配置を、マスタディスクのファイルの配置と同一にすることができるからである。ファイルの配置が、マスターディスクと差分ディスクとで同一であるため、パッチ適用による更新ファイルイメージを差分ディスクに格納する必要がない。したがって、差分ディスクの容量削減が可能となる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、マスタディスク19−0を複製したマスタディスク19−1にパッチを適用した。第2の実施形態は、このような複製は行われない。パッチを適用する際に、マスタディスク19−0の内容は、マスタディスク19−0と管理VM用差分ディスク19−d1とに分けて格納される。
図8は、第2の実施形態の構成を示す。仮想ディスク記憶装置18は、マスタディスク19−1ではなく、管理VM用差分ディスク19−d1を備える。
図9は、管理VM11による、マスタディスク19−0への、パッチ適用時の動作を表した図である。管理VM11でのマスタディスク19−0へのパッチ適用時、ハイパーバイザー16は適用するパッチに関する情報(更新するファイル情報)を、ファイル更新情報テーブル17に格納する。ハイパーバイザー16は、管理VM用差分ディスク19−d1にパッチが適用する。その後、管理部13がファイルリスト30を基に、更新されたファイルの仮想ディスク中の論理アドレスの情報をハイパーバイザー16へ通知する。ハイパーバイザー16は、ファイル更新情報テーブル17を作成する。
図10は、ユーザVMによる、マスタディスク19−0へのパッチ適用時の動作を示した図である。本実施形態では、ユーザVM12−1について説明するが、他のユーザ仮想マシンにおいても、同様の動作が行われる。ユーザVM12−1が、パッチを適用する場合、管理部14は、パッチで更新されるファイルに関する情報を、ファイル更新情報テーブル17から受信する。この情報をもとに、管理部14は、ゲストOSのファイルシステムに設定されたスペースアロケータ15に、ファイルの配置を指令する。スペースアロケータ15は、ファイル更新情報テーブル17に記録された論理アドレスに配置するように、ファイル領域を確保する。管理部14は、確保されたファイル領域にデータを書き込む。
次に、ハイパーバイザー16が、ユーザVM12−1での仮想ディスクをマスタディスク19−0と管理VM用差分ディスク19−d1と差分ディスク20−1と、に構成変更する。
図11は、本実施形態における、管理VM11でのパッチ適用時動作を示すフローチャートである。
管理VM11が参照するディスクを、マスタディスク19−0と管理VM用差分ディスク19−d1とに変更する(ステップS−81)。図18(a)に示すように、ブロックB1は、第1の実施形態と同様、マスタディスク19−0のブロックである。また、図18(b)に示す、ブロックM1は、管理VM用差分ディスク19−d1の仮想ブロックである。
ハイパーバイザー16は、管理VM11を起動する。管理VM11は、管理VM用差分ディスク19−d1とにパッチを適用する(ステップS−82)。図18(c)に示すブロックM2は、パッチの適用を受けた後の管理VM用差分ディスク19−d1のブロックである。
ハイパーバイザー16は、更新されたファイルについてファイル更新情報テーブル17を作成する(ステップS−83)。図19にファイル更新情報テーブル17の一例を示す。管理VM11を停止し処理を終了する(ステップS−84)。
図12は、本実施形態における、ユーザ仮想マシンでの、差分ディスクへのパッチ適用時の動作を示すフローチャートである。本実施形態では、ユーザVM12−1とユーザVM12−2についてのパッチ適用時の動作が説明される。他のユーザ仮想マシンでも、ユーザVM12−1及びユーザVM12−2と同様に、パッチ適用が実施される。パッチ適用時のファイル更新の処理としては、図5で説明した処理が行なわれる。この時、ステップS−63で作成したファイル更新情報テーブル17に基づき、ファイルaとファイルeとを、ユーザVM用差分ディスク20−1と、ユーザVM用差分ディスク20−2と、に配置する(ステップS−91)。
ハイパーバイザー16は、対象となるユーザ仮想マシンを停止させ、マスタディスク19−1に対応する差分ディスクイメージを作成する(ステップS−92)。図20(a)に示す差分ディスクイメージI1は、ファイルaとファイルeとを配置された後の、ユーザVM用差分ディスク20−1のイメージである。同じく図20(a)に示す差分ディスクイメージI2は、ファイルaとファイルeとを配置された後の、ユーザVM用差分ディスク20−2のイメージである。
ハイパーバイザー16は、ユーザVM12−1の仮想ディスク構成をマスタディスク19−0と、管理VM用差分ディスク19−d1と、ユーザVM用差分ディスク20−1とに構成変更する。また、ハイパーバイザー16は、ユーザVM12−2の仮想ディスク構成をマスタディスク19−0と、管理VM用差分ディスク19−d1と、ユーザVM用差分ディスク20−2とに構成変更する。ハイパーバイザー16は、ユーザVM12−1とユーザVM12−2とを起動する(ステップS−93)。
ファイルaとファイルeは、これらを格納するブロックのブロック番号(論理アドレスとも呼ぶ)を管理VM用差分ディスク19−d1と一致させたことにより、管理VM用差分ディスク19−d1で参照することができる。したがって、図20(b)の、ブロックD1とブロックD2と、に示すように、ユーザVM用差分ディスク20−1とユーザVM用差分ディスク20−2には、ファイルaとファイルeとが、格納されない。
ハイパーバイザー16はステップS−93の後、その処理を終了する。
第2の実施形態では、マスタディスク19−0を複製する必要がないので、第1の実施形態の効果に加えて、複製に伴う煩雑な工程が不要となるという効果が生まれる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態について、図13を参照して説明する。
本発明の第3の実施形態に係るディスク管理装置100の管理部14は、自装置が参照するマスタディスク19−0(図2)に格納されたマスタデータが更新されたマスタディスク19−1(図2)の、更新された領域の論理アドレスと、更新されたマスタデータとを取得する。管理部14は、更新されたマスタデータと更新される前のマスタデータとの差分を格納する差分ディスクにおいて、上記の論理アドレスと同じ論理アドレスの領域に取得した更新されたマスタデータを格納する。
本実施形態によれば、仮想ディスクの更新を迅速に行うことができる。
(コンピュータに実行させる形態)
上述した第1乃至第3の実施形態を例に説明した本発明は、当該実施形態の説明において参照したフローチャート(図5、図6、図7、図11、図12)の機能、或いは少なくとも図1、図8、図10に示したブロック図における管理部14を実現可能なプログラムを、図13に示す情報処理装置1000に対して供給した後、そのプログラムをCPU1100(CPU:Central Processing Unit)に対して実行することによっても達成される。
また、情報処理装置1000内に供給されたプログラムは、読み書き可能な一時記憶メモリ1200またはハードディスクドライブ等の不揮発性の記憶装置1300に格納すればよい。
11 管理VM
12−1 ユーザVM
12−2 ユーザVM
13 管理部
14 管理部
15 スペースアロケータ
16 ハイパーバイザー
17 ファイル更新情報テーブル
18 仮想ディスク記憶装置
19−0 マスタディスク
19−1 マスタディスク
19−d1 管理VM用差分ディスク
20−1 ユーザVM用差分ディスク
20−2 ユーザVM用差分ディスク
B0 ブロック
B1 ブロック
B2 ブロック
I1 差分ディスクイメージ
I2 差分ディスクイメージ
D1 ブロック
D2 ブロック
M1 ブロック
M2 ブロック
100 ディスク管理装置
1000 情報処理装置
1100 CPU
1200 一時記憶メモリ
1300 記憶装置

Claims (10)

  1. すべてのユーザ仮想マシンに共有されるマスタディスクと各ユーザ仮想マシンが更新する差分ディスクと前記マスタディスクにおいて更新されたデータ(以下、「更新データ」)を格納する管理仮想マシン差分ディスクとを備えるディスク管理装置において、
    前記管理仮想マシン差分ディスクから、更新された領域の論理アドレスと前記更新データとを取得し、取得した前記更新データと同じ更新データを格納する前記差分ディスクの論理アドレスを前記取得した論理アドレスに一致させる管理手段を備えるディスク管理装置。
  2. 前記管理手段は、前記差分ディスクの、前記論理アドレスと同じ論理アドレスの領域に、他のデータが格納されている場合は、前記他のデータを前記論理アドレスとは異なる論理アドレスの領域に移動させる、請求項1のディスク管理装置。
  3. 自装置が参照するデータを格納する前記マスタディスク及び前記管理仮想マシン差分ディスクを指定し、前記管理仮想マシン差分ディスクが更新された場合、自装置が参照するディスクを、前記更新データを格納する前記管理仮想マシン差分ディスクに変更し、前記管理手段に通知する制御手段を更に備える請求項1または2のいずれかに記載のディスク管理装置。
  4. 前記制御手段は、前記差分ディスクに格納されているデータの中に、前記更新データの一部もしくは全部と同一のデータがある場合、前記差分ディスクから前記データを削除する請求項3に記載のディスク管理装置。
  5. すべてのユーザ仮想マシンに共有されるマスタディスクと各ユーザ仮想マシンが更新する差分ディスクと前記マスタディスクにおいて更新されたマスタデータ(以下、「更新データ」)を格納する管理仮想マシン差分ディスクとを備えるコンピュータにおいて
    前記管理仮想マシン差分ディスクから、更新された領域の論理アドレスと前記更新データとを取得し、取得した前記更新データと同じ更新データを格納する前記差分ディスクの論理アドレスを前記取得した論理アドレスに一致させる管理処理をコンピュータに実行させるディスク管理プログラム。
  6. 前記差分ディスクの、前記論理アドレスと同じ論理アドレスの領域に、他のデータが格納されている場合は、前記他のデータを前記論理アドレスとは異なる論理アドレスの領域に移動させる、前記管理処理を前記コンピュータに実行させる、請求項5に記載のディスク管理プログラム。
  7. 自装置が参照するデータを格納する前記マスタディスク及び前記管理仮想マシン差分ディスクを指定し、前記管理仮想マシン差分ディスクが更新された場合、自装置が参照するディスクを、前記更新データを格納する前記管理仮想マシン差分ディスクに変更する制御処理を、前記コンピュータに実行させる、請求項5または6のいずれかに記載のディスク管理プログラム。
  8. 前記差分ディスクに格納されているデータの中に、前記更新データの一部もしくは全部と同一のデータがある場合、前記差分ディスクから前記データを削除する前記制御処理を前記コンピュータに実行させる請求項7に記載のディスク管理プログラム。
  9. すべてのユーザ仮想マシンに共有されるマスタディスクと各ユーザ仮想マシンが更新する差分ディスクと前記マスタディスクにおいて更新されたデータ(以下、「更新データ」)を格納する管理仮想マシン差分ディスクとを備えるディスク管理装置が、
    前記管理仮想マシン差分ディスクから、更新された領域の論理アドレスと前記更新データとを取得し、取得した前記更新データと同じ更新データを格納する前記差分ディスクの論理アドレスを前記取得した論理アドレスに一致させるディスク管理方法。
  10. 前記差分ディスクの、前記論理アドレスと同じ論理アドレスの領域に、他のデータが格納されている場合は、前記他のデータを前記論理アドレスとは異なる論理アドレスの領域に移動させる、請求項9のディスク管理方法。
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