JP6283121B2 - 二重連結システムにおけるパワーヘッドルーム報告をトリガリングする方法及びこのための装置 - Google Patents

二重連結システムにおけるパワーヘッドルーム報告をトリガリングする方法及びこのための装置 Download PDF

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Description

本発明は無線通信システムに関するもので、より詳しくは二重連結システムにおけるパワーヘッドルーム報告をトリガリングする方法及びこのための装置に関するものである。
本発明を適用できる無線通信システムの一例として、3GPP LTE(3rd Generation Partnership Project Long Term Evolution;以下、“LTE”という)通信システムについて概略的に説明する。
図1は、無線通信システムの一例として、E−UMTS網の構造を概略的に示した図である。E−UMTS(Evolved Universal Mobile Telecommunications System)は、既存のUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)から進化したシステムであって、現在、3GPPで基礎的な標準化作業を進めている。一般に、E−UMTSは、LTE(Long Term Evolution)システムと称することもできる。UMTS及びE−UMTSの技術規格(technical specification)の詳細な内容は、それぞれ「3rd Generation Partnership Project;Technical Specification Group Radio Access Network」のRelease 7とRelease 8を参照することができる。
図1を参照すると、E−UMTSは、端末(User Equipment;UE)、基地局(eNode B;eNB)、及びネットワーク(E−UTRAN)の終端に位置し、外部ネットワークと接続される接続ゲートウェイ(Access Gateway;AG)を含む。基地局は、ブロードキャストサービス、マルチキャストサービス及び/又はユニキャストサービスのために多重データストリームを同時に送信することができる。
一つの基地局には一つ以上のセルが存在する。セルは、1.25Mhz、2.5Mhz、5Mhz、10Mhz、15Mhz、20Mhzなどの帯域幅のうち一つに設定され、多くの端末に下りリンク又は上りリンク送信サービスを提供する。互いに異なるセルは、互いに異なる帯域幅を提供するように設定することができる。基地局は、多数の端末に対するデータ送受信を制御する。下りリンク(Downlink;DL)データに対して、基地局は、下りリンクスケジューリング情報を送信し、該当の端末にデータが送信される時間/周波数領域、符号化、データサイズ、HARQ(Hybrid Automatic Repeat and reQuest)関連情報などを知らせる。また、上りリンク(Uplink;UL)データに対して、基地局は、上りリンクスケジューリング情報を該当の端末に送信し、該当の端末が使用可能な時間/周波数領域、符号化、データサイズ、HARQ関連情報などを知らせる。各基地局間には、ユーザトラフィックまたは制御トラフィックの送信のためのインターフェースを使用することができる。核心網(Core Network;CN)は、AG及び端末のユーザ登録などのためのネットワークノードなどで構成することができる。AGは、複数のセルで構成されるTA(Tracking Area)単位で端末の移動性を管理する。
無線通信技術は、WCDMA(登録商標)に基づいてLTEまで開発されてきたが、ユーザと事業者の要求と期待は持続的に増加している。また、他の無線接続技術が継続して開発されているので、今後、競争力を有するためには新たな技術進化が要求され、ビット当たりの費用減少、サービス可用性増大、融通性のある周波数バンドの使用、単純構造と開放型インターフェース、端末の適切なパワー消耗などが要求される。
本発明の課題は二重連結システムにおけるパワーヘッドルーム報告をトリガリングする方法及び装置の問題点を解決するために創案されたものである。本発明で解決しようとする技術的課題は以上で言及した技術的課題に制限されなく、言及しなかった他の技術的課題は下記の記載から本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に明らかに理解可能である。
本発明の目的は、無線通信システムで動作する端末(user equipment)に対する方法であって、eNB(enhanced−NodeB)にそれぞれ対応する複数のMedium Access Control(MAC)エンティティを設定する段階;前記複数のMACエンティティの一つのMACエンティティでパワーヘッドルーム報告(power headroom reporting;PHR)をトリガリングするためのイベントが発生する段階;前記イベントのタイプが第1イベントタイプである場合、前記MACエンティティを含む前記複数のMACエンティティでPHRをトリガリングする段階;及び前記イベントタイプが第2イベントタイプである場合、前記MACエンティティでPHRをトリガリングする段階を含む、方法を提供することによって達成できる。
本発明の他の態様において、無線通信システムで動作する端末(user equipment)に対する方法であって、第1MAC(Medium Access Control)エンティティ及び第2MACエンティティを設定する段階;及び前記第1MACエンティティのprohibitPHR−タイマーが満了する場合、前記第2MACエンティティでパワーヘッドルーム報告(power headroomre porting;PHR)をトリガリングする段階を含む、方法が提供される。
本発明の他の態様において、無線通信システムで動作する端末(user equipment)に対する方法であって、第1MAC(Medium Access Control)エンティティ及び第2MACエンティティを設定する段階;及び前記第1MACエンティティに対する少なくとも一つのSCellが非活性状態から活性化状態に変更される場合、前記第2MACエンティティでパワーヘッドルーム報告(power headroomre porting;PHR)をトリガリングする段階を含む、方法が提供される。
好ましくは、前記第1イベントタイプは次イベントの少なくとも一つを含む:前記MACエンティティのprohibitPHR−タイマーが満了するとか満了したとかあるいは最後のPHRが閾値を超えるため経路損失が変更したイベント、前記MACエンティティに属する、上りリンクが設定されたSCellが活性化するイベント、又は前記端末が対応eNBへの新たな送信のための上りリンクリソースを有するとき、前記MACエンティティのprohibitPHR−タイマーが満了するとか満了したイベント。
好ましくは、前記第2イベントタイプは次のイベントの少なくとも一つを含む:前記MACエンティティのperiodicPHR−タイマーが満了するイベント、又は上位階層によって前記MACエンティティに対するパワーヘッドルーム制御機能を設定するとか再設定し、前記機能を不能化するのに使われないイベント。
好ましくは、前記第1イベントタイプはセル状態変更に関連する。
好ましくは、前記第1イベントタイプはPSCell(Primary Secondary Cell)が付け加えられるイベントをさらに含む。
好ましくは、前記方法は、前記イベントのタイプが前記第1イベントタイプである場合、MACエンティティに対応する複数のPHR MAC CE(Control Element)を生成する段階;及び前記複数のPHR MAC CEをそれぞれeNBに送信する段階をさらに含む。
好ましくは、前記方法は、前記イベントのタイプが前記第2イベントタイプである場合、前記MACエンティティのための一つのPHR MAC CE(Control Element)を生成する段階;及び前記PHR MAC CEを対応eNBに送信する段階をさらに含む。
前述した一般的な説明と次の本発明の詳細な説明は、例示的でかつ説明するためのものであって、本発明の追加の説明を提供するためのものと意図されることを理解しなければならない。
例えば、本願発明は以下の項目を提供する。
(項目1)
無線通信システムで動作する端末(user equipment)に対する方法であって、
eNB(enhanced−NodeB)にそれぞれ対応する複数のMedium Access Control(MAC)エンティティを設定する段階;
前記複数のMACエンティティの一つのMACエンティティでパワーヘッドルーム報告(power headroom reporting;PHR)をトリガリングするためのイベントが発生する段階;
前記イベントのタイプが第1イベントタイプである場合、前記MACエンティティを含む前記複数のMACエンティティでPHRをトリガリングする段階;及び
前記イベントタイプが第2イベントタイプである場合、前記MACエンティティでPHRをトリガリングする段階を含む、方法。
(項目2)
前記第1イベントタイプは次イベントの少なくとも一つを含む、項目1に記載の方法:
前記MACエンティティのprohibitPHR−タイマーが満了するとか満了したとかあるいは最後のPHRが閾値を超えるため経路損失が変更したイベント、
前記MACエンティティに属する、上りリンクが設定されたSCellが活性化するイベント、又は
前記端末が対応eNBへの新たな送信のための上りリンクリソースを有するとき、前記MACエンティティのprohibitPHR−タイマーが満了するとか満了したイベント。
(項目3)
前記第2イベントタイプは次のイベントの少なくとも一つを含む、項目1に記載の方法:前記MACエンティティのperiodicPHR−タイマーが満了するイベント、又は上位階層によって前記MACエンティティに対するパワーヘッドルーム制御機能を設定するとか再設定し、前記機能を不能化するのに使われないイベント。
(項目4)
前記第1イベントタイプはセル状態変更に関連するイベントを含む、項目1に記載の方法。
(項目5)
前記第1イベントタイプはPSCell(Primary Secondary Cell)が付け加えられるイベントをさらに含む、項目2に記載の方法。
(項目6)
前記イベントのタイプが前記第1イベントタイプである場合、MACエンティティに対応する複数のPHR MAC CE(Control Element)を生成する段階;及び
前記複数のPHR MAC CEをそれぞれeNBに送信する段階をさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目7)
前記イベントのタイプが前記第2イベントタイプである場合、前記MACエンティティのための一つのPHR MAC CE(Control Element)を生成する段階;及び
前記PHR MAC CEを対応eNBに送信する段階をさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目8)
無線通信システムで動作する端末(user equipment)に対する方法であって、
第1MAC(Medium Access Control)エンティティ及び第2MACエンティティを設定する段階;及び
前記第1MACエンティティのprohibitPHR−タイマーが満了する場合、前記第2MACエンティティでパワーヘッドルーム報告(power headroomre porting;PHR)をトリガリングする段階を含む、方法。
(項目9)
無線通信システムで動作する端末(user equipment)に対する方法であって、
第1MAC(Medium Access Control)エンティティ及び第2MACエンティティを設定する段階;及び
前記第1MACエンティティに対する少なくとも一つのSCellが非活性状態から活性化状態に変更される場合、前記第2MACエンティティでパワーヘッドルーム報告(power headroomre porting;PHR)をトリガリングする段階を含む、方法。
(項目10)
項目1〜9のいずれか一項の方法を遂行するようになった、通信装置。
本発明によれば、二重連結システムにおけるパワーヘッドルーム報告に対するトリガリングを効果的に遂行することができる。特に、端末が、二重連結システムにおけるパワーヘッドルーム報告をトリガリングするためのイベントタイプによって、端末に設定された対応MACエンティティ又は全てのMACエンティティでパワーヘッドルーム報告をトリガリングすることができる。
本明細書に添付する図面は、本発明に関する理解を提供するためのものであり、本発明の様々な実施の形態を示し、明細書の記載と共に本発明の原理を説明するためのものである。
本明細書に添付する図面は、本発明に関する理解を提供するためのものであり、本発明の様々な実施の形態を示し、明細書の記載と共に本発明の原理を説明するためのものである。
無線通信システムの一例であり、E―UMTSネットワーク構造を概略的に示す図である。 図2Aは、E―UTRAN(Evolved―Universal Terrestrial Radio Access Network)構造を示すブロック図であり、図2Bは、一般的なE―UTRANとEPCの構造を示すブロック図である。 図2Aは、E―UTRAN(Evolved―Universal Terrestrial Radio Access Network)構造を示すブロック図であり、図2Bは、一般的なE―UTRANとEPCの構造を示すブロック図である。 3GPP無線接続網規格に基づく端末とE―UTRANとの間における無線インタフェースプロトコル(Radio Interface Protocol)の制御平面(Control Plane)及びユーザ平面(User Plane)の構造を示す図である。 E―UMTSシステムで用いられる物理チャネル構造の一例を示す図である。 本発明の実施例に係る通信装置を示すブロック図である。 搬送波集成を示す図である。 マスターセルグループ(Master Cell Group、MCG)と補助セルグループ(Secondary Cell Group、SCG)の間の二重連結性(dual connectivity)の概念図である。 図8aは二重連結性に関連する基地局の制御平面(Control Plane、C−Plane)連結性の概念図、図8bは二重連結性に関連する基地局の使用者平面(User Plane、U−Plane)連結性の概念図である。 二重連結性のための無線プロトコル構造の概念図である。 下りリンクに対するLTEプロトコル構造の概略図である。 バッファー状態及びパワーヘッドルーム(power−headroom)報告のシグナリングに対する図である。 PHR MAC CE(Power Headroom Reporting MAC Control CE)の概念図である。 拡張されたPHR MAC CE(Extended Power Headroom Reporting MAC Control CE)の概念図である。 本発明の実施例による二重連結システム(dual connectivity system)におけるPHRのトリガリングに対する概念図である。 本発明の実施例による二重連結システム(dual connectivity system)において第1タイプに相当するPHRトリガリングに対する概念図である。 本発明の実施例による二重連結システム(dual connectivity system)において第1タイプに相当するPHRトリガリングに対する概念図である。
UMTS(Universal Mobile Telecommunication System)は、ヨーロッパシステム、GSM(登録商標)(Global system for mobile communication)、及びGPRS(General Packet Radio Service)に基盤したWCDMA(登録商標)(Wideband Code Division Multiple Access)で動作する3世代(3rd Generation、3G)非対称移動通信システムである。UMTSのLTE(Long―Term Evolution)は、UMTSを規格化する3GPPによって議論中にある。
3GPP LTEは、高速パケット通信を可能にする技術である。ユーザ及び提供者の費用を減少させ、サービス品質を改善し、カバレッジ(coverage)及びシステム容量を拡張及び改善することを目的とするLTE課題のための多くの方法が提案された。3G LTEは、上位―レベル要求であって、ビット(bit)当たりの費用減少、増加したサービス可用性、周波数帯域の柔軟性、単純な構造、開放型インターフェース、及び端末の適切な電力消耗を要求する。
以下で、添付の図面を参照して説明した本発明の各実施例により、本発明の構成、作用及び他の特徴が容易に理解され得るだろう。以下で説明する各実施例は、本発明の技術的特徴が3GPPシステムに適用された各例である。
本明細書は、LTEシステム及びLTE―Aシステムを用いて本発明の各実施例を説明するが、これは例示に過ぎない。したがって、本発明の各実施例は、前記定義に該当するいずれの通信システムにも適用することができる。また、本明細書は、FDD方式を基準にして本発明の実施例に対して説明するが、これは例示であって、本発明の実施例は、H―FDD方式又はTDD方式にも容易に変形して適用することができる。
図2Aは、E―UTRAN(Evolved―Universal Terrestrial Radio Access Network)網構造を示すブロック図である。E―UMTSは、LTEシステムと称することもできる。通信網は、IMS及びパケットデータを通じたVoIP(Voice over IP)などの多様なサービスを提供するために広く配置される。
図2Aに示したように、E―UMTS網は、E―UTRAN(evolved UMTS terrestrial radio access network)、EPC(Evolved Packet Core)、及び一つ以上の端末を含む。E―UTRANは、一つ以上のeNB(evolved NodeB)20を含むことができ、複数の端末10が一つのセルに位置することができる。一つ以上のE―UTRAN MME(Mobility Management Entity)/SAE(System Architecture Evolution)ゲートウェイ30は、ネットワークの終端に位置し、外部ネットワークに接続することもできる。
本明細書において、「下りリンク(downlink)」は、eNB20から端末10への通信を称し、「上りリンク(uplink)」は、端末10からeNB20への通信を称する。端末10は、ユーザによって運搬される通信装備を称し、また、移動局(Mobile Station、MS)、ユーザ端末(User Terminal、UT)、加入者ステーション(Subscriber Station、SS)又は無線デバイスと称することもできる。
図2Bは、一般的なE―UTRANと一般的なEPCの構造を示すブロック図である。
図2Bに示したように、eNB20は、ユーザ平面及び制御平面のエンドポイント(end point)をUE10に提供する。MME/SAEゲートウェイ30は、セッション及び移動性管理機能のエンドポイントをUE10に提供する。eNB20及びMME/SAEゲートウェイ30は、S1インターフェースを介して接続することができる。
eNB20は、一般にUE10と通信する固定局であって、基地局(BS)又はアクセスポイント(access point)と称することもある。一つのeNB20はセルごとに配置することができる。ユーザトラフィック又は制御トラフィックを送信するためのインターフェースをeNB20間で使用することができる。
MMEは、eNB20に対するNASシグナリング、NASシグナリング保安、AS保安制御、3GPP接続ネットワーク間の移動性のためのインター(inter)CNノードシグナリング、(ページング再送信の制御及び実行を含む。)遊休モード(idle mode)UE接近性(Reachability)、(遊休モード及び活性モード(active mode)のUEのための)トラッキング領域リスト管理、PDN GW及びサービングGW選択、MME変化が伴うハンドオーバーのためのMME選択、2G又は3G 3GPP接続ネットワークへのハンドオーバーのためのSGSN選択、ローミング、認証、専用ベアラー設定を含むベアラー管理、(ETWS及びCMASを含む)PWSメッセージ送信のためのサポートを含む多様な機能を行う。SAEゲートウェイホストは、パー―ユーザ(Per―user)ベースのパケットフィルタリング(例えば、深層パケット検査を使用)、適法なインターセプション(Lawful Interception)、UE IPアドレス割当て、下りリンクでの送信(Transport)レベルパケットマーキング、UL及びDLサービスレベル課金、ゲーティング及びレート強化、APN―AMBRに基づいたDLレート強化を含む多様な機能を提供する。MME/SAEゲートウェイ30は、明確性のために、本明細書で単純に「ゲートウェイ」と称する。しかし、MME/SAEゲートウェイ30は、MME及びSAEゲートウェイの両者を全て含む。
複数のノードは、eNB20とゲートウェイ30との間でS1インターフェースを介して接続することができる。各eNB20は、X2インターフェースを介して相互接続することができ、各隣接eNBは、X2インターフェースを有するメッシュネットワーク構造(meshed network structure)を有することができる。
図2Bに示したように、eNB20は、ゲートウェイ30に対する選択、無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)活性化の間、ゲートウェイに向かうルーティング、ページングメッセージのスケジューリング及び送信、ブロードキャストチャネル(BCCH)情報のスケジューリング及び送信、上りリンク及び下りリンクの全てにおける各UE10のための動的リソース割当て、eNB測定の構成及び準備、無線ベアラー制御、無線承認制御(Radio Admission Control、RAC)、及びLTE_ACTIVE状態での接続移動性制御などの各機能を行うことができる。EPCにおいて、ゲートウェイ30は、ページング発信、LTE_IDLE状態管理、ユーザ平面暗号化、システム構造エボリューション(System Architecture Evolution、SAE)ベアラー制御、及び非―接続層(Non―Access Stratum、NAS)シグナリングの暗号化及び無欠性保護などの各機能を行うことができる。
EPCは、移動性管理エンティティ(Mobility Management Entity、MME)、サービング―ゲートウェイ(serving―gateway、S―GW)、及びパケットデータネットワーク―ゲートウェイ(Packet Data Network―Gateway、PDN―GW)を含む。MMEは、主に各端末の移動性を管理する目的で用いられる接続及び可用性に対する情報を有する。S―GWは、E―UTRANを終端点として有するゲートウェイであり、PDN―GWは、パケットデータネットワーク(PDN)を終端点として有するゲートウェイである。
図3は、3GPP無線接続網規格に基づく端末とE―UTRANとの間の無線インタフェースプロトコルの制御平面及びユーザ平面の構造を示す図である。制御平面は、端末(User Equipment;UE)とネットワークがコールを管理するために用いる各制御メッセージが送信される通路を意味する。ユーザ平面は、アプリケーション層で生成されたデータ、例えば、音声データ又はインターネットパケットデータなどが送信される通路を意味する。
第1層である物理層は、物理チャネル(Physical Channel)を用いて上位層に情報送信サービス(Information Transfer Service)を提供する。物理層は、上位にある媒体接続制御(Medium Access Control)層とは送信チャネル(Transport Channel)を介して接続されている。前記送信チャネルを介して媒体接続制御層と物理層との間にデータが移動する。送信側と受信側の物理層間には、物理チャネルを介してデータが移動する。前記物理チャネルは、時間と周波数を無線リソースとして活用する。具体的に、物理チャネルは、下りリンクでOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)方式で変調され、上りリンクでSC―FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)方式で変調される。
第2層の媒体接続制御(Medium Access Control;MAC)層は、論理チャネル(Logical Channel)を介して上位層である無線リンク制御(Radio Link Control;RLC)層にサービスを提供する。第2層のRLC層は、信頼性のあるデータ送信をサポートする。RLC層の機能は、MAC内部の機能ブロックで具現することもできる。第2層のPDCP(Packet Data Convergence Protocol)層は、帯域幅の狭い無線インターフェースでIPバージョン4(IP version 4、IPv4)パケットやIPバージョン6(IPv6)パケットのようなIP(internet protocol)パケットを効率的に送信するために不必要な制御情報を減少させるヘッダー圧縮(Header Compression)機能を行う。
第3層の最下部に位置した無線リソース制御(Radio Resource Control;RRC)層は、制御平面のみで定義される。RRC層は、各無線ベアラ(Radio Bearer;RB)の設定(Configuration)、再設定(Re―configuration)及び解除(Release)と関連して論理チャネル、送信チャネル及び物理チャネルの制御を担当する。RBは、端末とネットワークとの間のデータ伝達のために第2層によって提供されるサービスを意味する。このために、端末とネットワークのRRC層は、互いにRRCメッセージを交換する。
eNBの一つのセルは、1.25MHz、2.5MHz、5MHz、10MHz、15MHz及び20MHzなどの各帯域のうち一つで動作するように設定することができ、帯域で下りリンク又は上りリンク送信サービスを提供するように設定することができる。異なる各セルは、異なる各帯域を提供するように設定することもできる。
E―UTRANから端末への送信のための下りリンク送信チャネル(Downlink transport Channel)は、システム情報を送信するBCH(Broadcast Channel)、各ページングメッセージを送信するPCH(Paging Channel)、及びユーザトラフィック又は各制御メッセージを送信するための下りリンク共有チャネル(Shared Channel、SCH)を含む。下りリンクマルチキャスト又はブロードキャストサービスのトラフィック又は制御メッセージの場合、下りリンクSCHを介して送信することもでき、又は別途の下りリンクMCH(Multicast Channel)を介して送信することもできる。
端末からネットワークにデータを送信する上りリンク送信チャネルとしては、初期制御メッセージを送信するRACH(Random Access Channel)と、その他にユーザトラフィックや制御メッセージを送信する上りリンクSCH(Shared Channel)とがある。送信チャネルの上位にあり、送信チャネルにマップされる論理チャネルとしては、BCCH(Broadcast Control Channel)、PCCH(Paging Control Channel)、CCCH(Common Control Channel)、MCCH(Multicast Control Channel)、及びMTCH(Multicast Traffic Channel)などがある。
図4は、E―UMTSシステムで使用する物理チャネル構造の一例を示した図である。物理チャネルは、時間軸上にある多数のサブフレームと、周波数軸上にある多数のサブキャリア(Sub―carrier)とで構成される。ここで、一つのサブフレーム(Sub―frame)は、時間軸上に複数のシンボル(Symbol)で構成される。一つのサブフレームは、複数のリソースブロック(Resource Block)で構成され、一つのリソースブロックは、複数のシンボル及び複数のサブキャリアで構成される。また、各サブフレームは、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)、すなわち、L1/L2制御チャネルのために該当のサブフレームの特定シンボル(例えば、1番目のシンボル)の特定サブキャリアを用いることができる。図4には、L1/L2制御情報送信領域(PDCCH)とデータ領域(PDSCH)を示した。一実施例において、10msの無線フレーム(radio frame)が使用され、一つの無線フレームは10個のサブフレーム(subframe)で構成される。また、一つのサブフレームは二つの連続するスロットで構成される。一つのスロットの長さは0.5msである。また、一つのサブフレームは多数のOFDMシンボルで構成され、多数のOFDMシンボルのうち一部のシンボル(例えば、1番目のシンボル)は、L1/L2制御情報を送信するために使用することができる。データ送信のための時間単位である送信時間間隔(Transmission Time Interval、TTI)は1msである。
基地局と端末は、一般に特定制御信号又は特定サービスデータを除いては、送信チャネルであるDL―SCHを用いる物理チャネルであるPDSCHを介してデータを送信/受信する。PDSCHのデータがいずれの端末(一つ又は複数の端末)に送信されるもので、前記各端末がどのようにPDSCHデータを受信してデコード(decoding)しなければならないのかに対する情報などは、PDCCHに含まれて送信される。
例えば、特定PDCCHが「A」というRNTI(Radio Network Temporary Identity)でCRCマスク(masking)されており、「B」という無線リソース(例えば、周波数位置)及び「C」という送信形式情報(例えば、送信ブロックサイズ、変調方式、コーディング情報など)を用いて送信されるデータに関する情報が特定サブフレームを通じて送信されると仮定する。この場合、セル内の端末は、自身が有しているRNTI情報を用いてPDCCHをモニタし、「A」RNTIを有している一つ以上の端末があると、前記各端末はPDCCHを受信し、受信したPDCCHの情報を通じて「B」と「C」によって指示されるPDSCHを受信する。
図5は、本発明の実施例に係る通信装置のブロック図である。
図5に示された装置は、前述したメカニズムを行うように適応されたユーザ装置(User Equipment、UE)及び/又はeNBであってもよいが、同じ作業を行う任意の装置であってもよい。
図5に示したように、装置は、DSP(Digital Signal Processor)/マイクロプロセッサ110及びRF(Radio Frequency)モジュール(送受信機;135)を含むこともできる。DSP/マイクロプロセッサ110は、送受信機135に電気的に接続されて送受信機135を制御する。装置は、設計者の選択によって、電力管理モジュール105、バッテリ155、ディスプレイ115、キーパッド120、SIMカード125、メモリデバイス130、スピーカー145及び入力デバイス150をさらに含むこともできる。
特に、図5は、ネットワークから要求メッセージを受信するように構成された受信機135、及びネットワークに送/受信タイミング情報を送信するように構成された送信機135を含む端末を示してもよい。このような受信機と送信機は送受信機135を構成できる。端末は、送受信機(受信機及び送信機)135に接続されたプロセッサ110をさらに含むこともできる。
また、図5は、端末に要求メッセージを送信するように構成された送信機135、及び端末から送受信タイミング情報を受信するように構成された受信機135を含むネットワーク装置を示してもよい。送信機及び受信機は送受信機135を構成することもできる。ネットワークは、送信機及び受信機に接続されたプロセッサ110をさらに含む。このプロセッサ110は、送受信タイミング情報に基づいて遅延(latency)を計算することもできる。
図6は搬送波集成(carrier aggregation)を示す図である。
図6を参照して多重搬送波を支援する搬送波集成技術について説明する。前述したように、搬送波集成によって既存の無線通信システム(例えば、LTEシステム)で定義される帯域幅単位(例えば、20MHz)の搬送波(構成搬送波、CC)を最大5個束ねて最大100MHzまでのシステム帯域幅を支援することができる。搬送波集成に用いられる構成搬送波の帯域幅の大きさは互いに同一であっても異なってもよい。また、それぞれの構成搬送波は異なった周波数帯域(又は中心周波数)を有する。また、それぞれの構成搬送波は連続的な周波数帯域上に存在することもできるが、不連続的な周波数帯域上に存在する構成搬送波を搬送波集成に用いることもできる。また、搬送波集成技術において、上りリンクと下りリンクの帯域幅大きさが対称的に割り当てられることも、非対称的に割り当てられることもできる。
搬送波集成に用いられる多重搬送波(構成搬送波)は主構成搬送波(Primary Component Carrier;PCC)及び補助構成搬送波(Secondary Component Carrier;SCC)に分類できる。PCCはPセル(PCell;Primary Cell)と言うこともでき、SCCはSセル(SCell;Secondary Cell)と言うこともできる。主構成搬送波は、基地局が端末とトラフィック及び制御シグナリングを交換するために用いる搬送波である。制御シグナリングには、構成搬送波の付加、主構成搬送波に対する設定、上りリンクグラント(UL grant)又は下りリンク割当て(DL assignment)などを含むことができる。基地局で複数の構成搬送波が用いることができるが、その基地局に属する端末は一つの主構成搬送波のみを有するものに設定されることもできる。端末が単一搬送波モードで動作する場合には主構成搬送波が用いられる。よって、主構成搬送波は独立的にも用いられるように基地局と端末の間のデータ及び制御シグナリングの交換に必要な全ての要求事項を満たすように設定されなければならない。
一方、補助構成搬送波は送受信されるデータ要求量などによって活性化するかあるいは非活性化することができる付加的な構成搬送波である。補助構成搬送波は基地局から受信される特定の命令及び規則に従ってのみ使われるように設定されることもできる。また、補助構成搬送波は付加的な帯域幅を支援するために主構成搬送波と一緒に用いられるように設定されることもできる。活性化した補助構成搬送波を介して、基地局から端末に上りリンクグラント又は下りリンク割当てのような制御信号が受信されることができ、端末から基地局にチャネル品質指示子(Channel Quality Indicator;CQI)、プレコーディング行列指示子(Precoding Matrix Index;PMI)、ランク指示者(Rank Indicator;RI)、サウンディング参照信号(Sounding Reference Signal;SRS)などの上りリンクを介した制御信号が送信されることができる。
端末に対するリソース割当ては主構成搬送波及び複数の補助構成搬送波の範囲を有することができる。多重搬送波集成モードにおいて、システムはシステム負荷(つまり、静的/動的負荷バランシング)、ピークデータレート、又はサービス品質要求に基づいて、下りリンク及び/又は上りリンクに非対称的に補助構成搬送波を端末に割り当てることもできる。搬送波集成技術を用いるに際して、構成搬送波に対する設定はRRC連結手順(RRC connection procedure)以後に基地局から端末に提供される。RRC連結は、SRBを介して端末のRRC階層とネットワークの間で交換されるRRCシグナリングに基づいて端末に無線リソースが割り当てられることを意味する。端末と基地局のRRC連結手順の後に、端末は基地局から主構成搬送波及び補助構成搬送波に対する設定情報を受けることができる。補助構成搬送波に対する設定情報は補助構成搬送波の付加/削除(又は活性化/非活性化)を含むことができる。したがって、基地局と端末の間に補助構成搬送波を活性化させるか既存の補助構成搬送波を非活性化させるためには、RRCシグナリング及びMAC制御要素(MAC Control Element)の交換を遂行する必要がある。
補助構成搬送波の活性化又は非活性化は、サービス品質(QoS)、搬送波の負荷条件及び他の要因に基づいて基地局によって決定されることができる。基地局は、下りリンク/上りリンクに対する指示類型(活性化/非活性化)及び補助構成搬送波リストなどの情報を含む制御メッセージを用いて端末に補助構成搬送波設定を指示することができる。
図7はマスターセルグループ(Master Cell Group、MCG)と補助セルグループ(Secondary Cell Group、SCG)の間の二重連結性(dual connectivity)に対する概念図である。
二重連結性(dual connectivity)は端末がマスターeNB(MeNB)と補助eNB(SeNB)に同時に連結されることができることを意味する。MCGはMeNBと関連するサービングセルのグループであって、PCellに加えて選択的に一つ以上のSCellを含む。またSCGはSeNBと関連するサービングセルのグループであって、特別(special)SCellに加えて選択的に一つ以上のSCellを含む。MeNBは少なくともS1−MME(制御平面のためのS1)を縦断するeNBであり、SeNBはMeNBではないが、端末のための付加的な無線リソースを提供するeNBである。
二重連結性は端末に複数のサービングセルが設定されるという点で搬送波集成の一種である。ただ、図8の搬送波集成の場合、全てのサービングセルが同じeNBによってサーブされるが、図10の二重連結の場合、全てのサービングセルは同時にそれぞれ互いに異なるeNBによってサーブされる。端末が互いに異なるeNBに同時に連結されているから、互いに異なるeNBは非理想的(non−ideal)バックホールインターフェースを介して連結されている。
二重連結性によって、ハンドオーバー(handover)可能性を低めるためにMCG内のスケジューリング無線ベアラー(Scheduling Radio Bearer、SRB)又は他のDRBを維持するとともに高処理量を提供するために、一部のデータ無線ベアラー(Data Radio Bearer、DRB)はSCGにオフロード(offload)されることができる。MCGは周波数f1を介してMeNBによって作動し、SCGは周波数f2を介してSeNBによって作動する。周波数f1及びf2は同一であり得る。MeNBとSeNBの間のバックホール(backhaul)インターフェースは(例えば、X2インターフェース)、バックホールに相当な遅延があって一つのノードでの中央化したスケジューリングができないため、非理想的である。
図8aは特定端末に対する二重連結性に関与する基地局の制御平面(Control Plane、C−Plane)連結性を示す。MeNBはS1−MMEに連結された制御平面であり、MeNBとSeNBはX2−C(X2−制御平面)を介して互いに連結される。図8aのように、二重連結性のための基地局間(Inter−eNB)制御平面シグナリングがX2インターフェースシグナリングによって遂行される。MMEへの制御平面シグナリングはS1インターフェースシグナリングによって遂行される。MeNBとMMEの間に端末当たりただ一つのS1−MME連結が存在する。それぞれの基地局は、例えばSCGに対するSCell(Secondary Cell)を他の端末に提供する間に一部の端末にはPCell(Primary Cell)を提供することのように、端末を独立的に取り扱わなければならない。特定の端末に対する二重連結性に関連するそれぞれの基地局は自分の無線リソースを有し、自分のセルの無線リソースを割り当てること及びX2インターフェースシグナリングによって行われるMeNBとSeNB間のそれぞれの調整に対して主に責任がある。
図8bは特定端末に対する二重連結性に関連する基地局の使用者平面(User Plane、U−Plane)連結性を示す。使用者平面連結性は次のようにベアラーオプション設定による:i)MCGベアラーにおいて、MeNBはS1−Uを介してS−GWに使用者平面連結され、ii)分割ベアラーにおいて、MeNBはS1−Uを介してS−GWに使用者平面連結され、さらにMeNBとSeNBはX2−Uを介して互いに連結され、iii)SCGベアラーにおいて、SeNBはS1−Uを介してS−GWと直接連結される。MCG及び分離ベアラーのみが設定された場合、SeNBにはS1−U縦断が存在しない。二重連結性において、マクロセルのグループからスモールセルのグループへのデータオフロード(offload)のためにスモールセルの改善が要求される。スモールセルはマクロセルから離れて配置されることができるため、端末の観点で複数のスケジューラが互いに異なるノードに分離されて位置し、独立的に動作する。これは、異なったスケジューリングノードが異なった無線リソース環境と出会うことを意味し、それぞれのスケジューリングノードが異なったスケジューリング結果を有することができることを意味する。
図9は二重連結性のための無線プロトコル構造の概念図である。
本実施例のE−UTRANは、X2インターフェース上の非理想的バックホール(backhaul)を介して連結された2個の基地局に位置し、2個の別個のスケジューラ(scheduler)によって提供された無線リソースを活用するように構成されたRRC連結(RRC_CONNECTED)状態の複数の受信/送信(Rx/Tx)端末によって二重連結性(Dual connectivity、DC)動作を支援することができる。特定の端末に対する二重連結性に関連する基地局は2種の異なった役目を取ることもできる:基地局はMeNB又はSeNBとして行動することもできる。二重連結性において、端末は一つのMeNB及び一つのSeNBに連結されることができる。
二重連結性(DC)動作において、特定のベアラー(bearer)が用いる無線プロトコル構造はベアラーがどのように設定されたかによる。三つの代案として、MCG(Master Cell Group)ベアラー901、分割ベアラー(split bearer)903及びSCG(Secondary Cell Group)ベアラー905が存在する。三つの代案は図9に図示されている。SRB(Signaling Radio Bearer)はいつもMCGベアラーでなり、MeNBによって提供される無線リソースのみを用いる。MCG(Master Cell Group)ベアラー901は二重連結性でのみMeNBリソースを用いるためにMeNBにのみ位置する無線プロトコルである。また、SCG(Secondary Cell Group)ベアラー905は二重連結性でSeNBリソースを用いるためにSeNBにのみ位置する無線プロトコルである。
特に、分割(split)ベアラー903は二重連結性でMeNB及びSeNBリソースの両者を用いるためにMeNB及びSeNBの両者に位置する無線プロトコルであり、分割ベアラー803は一方向(direction)に対する単一PDCP(Packet Data Convergence Protocol)エンティティ、2個のRLC(Radio Link Control)エンティティ及び2個のMAC(Medium Access Control)エンティティを含む無線ベアラーであり得る。特に、二重連結性動作はSeNBによって提供された無線リソースを用いるように設定された少なくとも一つのベアラーを有するものとしても説明されることができる。
予想される分割ベアラー903の利点は次のようである。i)SeNBの移動性(mobility)がCNに隠され、ii)MeNBでのみ要求される暗号化(ciphering)の保安に影響がなく、iii)SeNB転換に要求されるSeNBの間のデータ伝達(forwarding)が不要であり、iv)MeNBからSeNBへのSeNBトラフィックのRLCプロセッシングが除去され、v)RLCに及ぶ影響がほとんどなく、vi)同じベアラーに対してMeMBとSeNBで無線リソースを用いることができ、vii)SeNB移動性に対する要求条件が緩和される(MeNBを用いることができる)。
予想される分割ベアラー903の欠点は次のようである。i)MeNBで全ての二重連結性トラフィックを探して処理及び記憶しなければならなく、ii)PDCPエンティティがPDCP PDUの送信のためにMeNBへの経路を探し、受信のために記憶しなければならなく、iii)MeNBとSeNBの間に流れ制御(flow control)が必要であり、iv)上りリンクで、RLC再伝送及びRLC状態PDU(対応RLCエンティティが存在するeNBに制限される)の処理に論理チャネル優先順位が影響を及ぼし、v)二重連結UEに対して、ローカルブレイクアウト(local break−out)及びSeNBに記憶されるコンテンツを支援しない。
二重連結性において、MCGとSCGのための二つのMACエンティティがUEに設定される。それぞれのMACエンティティはRRCによって構成され、サービングセルはPUCCH伝送及び競争に基づくランダムアクセスを支援する。SpCellはこのようなセルを意味し、SCellは他のサービングセルを意味する。また、SpCellはMACエンティティのMCG又はSCGとの関連有無によってMCGのPCell又はSCGのPSCell(Primary Secondary Cell)を意味する。MACエンティティのSpCellを含むタイミングアドバンスグループ(Timing Advance Group)をpTAGといい、sTAGは他のTAGを意味する。
UEにおける互いに異なるMACエンティティの機能は別に指示されない限り、独立的に動作する。それぞれのMACエンティティに使われるタイマーとパラメーターは他に指示されない限り、独立的に設定される。それぞれのMACエンティティによって考慮されるサービングセル、C−RNTI、無線ベアラー、論理チャネル、上部及び下部レイヤーエンティティ、LCG及びHARQエンティティは他に指示されない限り、当該MACエンティティにマッピングされるサービングセル、C−RNTI、無線ベアラー、論理チャネル、上部及び下部レイヤーエンティティ、LCG及びHARQエンティティを意味する。
図10は下りリンクに対するLTEプロトコル構造の概略図である。
図10に下りリンクに対するLTEプロトコル構造の概略図が示されている。また、輸送(transport)フォーマット選択及び多重アンテナ送信に関連する違いがあるが、上りリンク送信に関連するLTEプロトコル構造は図9に示した下りリンクに対するLTEプロトコル構造と類似している。
下りリンクで送信されるデータはSAEベアラー(bearer)1001の一つ上のIPパケットフォーマットに進入する、無線インターフェース上の送信に先立ち、インカミング(incoming)IPパケットは、以下に要約されて次の節でもっと具体的に説明される多重プロトコルエンティティを介して通過される:
*PDCP(Packet Data Convergence Protocol)1003は、無線インターフェース上での送信に必要なビットの数を減らすために、IPヘッダー圧縮を遂行する。ヘッダー圧縮メカニズムは、WCDMA(登録商標)だけでなく他の一部の移動通信標準に用いられる標準ヘッダー圧縮アルゴリズムであるROHCに基づく。また、PDCP 1003は送信データの暗号化(ciphering)と完全性保護(integrity protection)に関与している。受信側で、PDCPプロトコルは対応暗号解読(deciphering)及び圧縮解除(decompression)動作を遂行する。移動端末に設定された無線ベアラー当たり一つのPDCPエンティティが存在する。
*RLC(Radio Link Control)1005は分割(segmentation)/連結(concatenation)、再送信処理、及び上位階層への順次伝達(in−sequence delivery)に責任がある。WCDMA(登録商標)とは違い、LTE無線−接続−ネットワーク構造でノードの単一類型のみあるため、RLCプロトコルはeNB(eNodeB)に位置する。RLC 905は無線ベアラーの形態としてサービスをPDCP1003に提供する。端末に対して設定された無線ベアラー当たり一つのRLCエンティティが存在する。
端末に設定されるそれぞれの論理チャネルに対して一つのRLCエンティティが存在し、それぞれのRLCエンティティは、i)RLC SDUの分割(segmentation)、連結(concatenation)及び再組立(reassembly)、ii)RLC再伝送、iii)当該論理チャネルに対する順次(in−sequence)伝達及び複製検出を担当する。
その他の著しいRLCの特徴は、(1)変化するPCU大きさの処理、(2)hybrid−ARQとRLCプロトコル間の密接な相互作用の可能性である。最後に、論理チャネル当たり一つのRLCエンティティ、コンポーネント搬送波当たり一つのhybrid−ARQが存在するというのは、搬送波集成の場合、一つのRLCエンティティが多数のhybrid−ARQエンティティと相互作用することもできることを意味する。
分割及び連結メカニズムの目的は、受信されるRLC SDUから適切な大きさを有するRLC PDUを生成することである。一つの可能な方法は、妥協の可能な固定されたPDU大きさを定義することである。この大きさがあまり大きくなれば、最小データ速度を支援することができない。したがって、一部のシナリオにおいては過度なパディング(padding)が要求されることができる。しかし、一つの小さなPDU大きさはそれぞれのPDUに含まれるヘッダーに大きなオーバーヘッドをもたらすことができる。LTEが支援するデータ速度の非常に大きなダイナミックレンジにおいて特に問題になるこのような欠点を避けるために、RLC PDU大きさを動的に変化させる。
RLC SDUをRLC PDUに扮する及び連結する過程において、ヘッダーは、他のフィールドの中で、リオーダリング(reordering)及び再伝送メカニズムに用いられるシーケンスナンバーを含む。受信側の再組立機能(reassembly function)は逆動作を行って、受信されたPDUからSDUを再組立する。
*MAC(Medium Access Control)1007はハイブリッド−ARQ再送信と上りリンク及び下りリンクスケジューリングを取り扱う。スケジューリング機能は、上りリンクと下りリンクの両者に対し、セル当たり一つのMACエンティティを有するeNB内に位置する。ハイブリッド−ARQプロトコル部はMACプロトコルの送信端及び受信端の両者に存在する。MAC1007は、論理チャネル1009の形態としてサービスをRLC 1005に提供する。
*物理階層(Physical Layer、PHY)1011は符号化/復号化、変調/復調、多重アンテナマッピング、及び他の通常的物理階層機能を取り扱う。物理階層1011は輸送チャネル1013の形態としてMACレイヤー1007にサービスを提供する。
図11はバッファー状態及びパワーヘッドルーム(power−headroom)報告のシグナリングに対する図である。
スケジューラは、適量の上りリンクリソースを割り当てるために、端末から伝送されるべきデータ量の情報を知っていなければならない。当然、伝送すべきデータがない端末には上りリンクリソースを与える必要がない。このような端末にリソースを与えれば、端末はパディングを用いて承認のリソースを満たす結果をもたらす。したがって、少なくともスケジューラは端末が送信すべきデータを持っており、よってスケジューリング承認が与えられなければならないかを知っていなければならない。これはスケジューリング要請(scheduling request、SR)を介して知られる。
スケジューリング要請に1ビットを使うことは上りリンクオーバーヘッドを減らすためである。スケジューリング要請に多くのビットを使えば、当たり前オーバーヘッドが増加する。1ビットのスケジューリング要請を使うことにより、スケジューリング要請を受信したとき、eNBには端末のバッファー状態についての制限的な情報のみ知られることになる。互いに異なるスケジューラの具現にこれを異に取り扱うことができる。一つ方法は、端末が電力によって制限されることなしで割り当てられたリソースを効果的に使うように少量のリソースを割り当てることである。端末が一旦UL−SCH上に伝送し始めると、バッファーの状態及びパワーヘッドルームに関連したより詳細な情報が以後にもっと論議されるインバンド(inband)MAC制御メッセージを介して提供されることができる。
既に有効な承認を持っている端末は当たり前上りリンクリソースを要請する必要がない。しかし、スケジューラが今後のサブフレームで各端末にどのくらいのリソースを付与するかを決定するためには、前述したように、バッファー状態又は可用電力についての情報が役立つ。このような情報はMAC制御要素(MAC control element)を介してUL−SCH伝送一部としてスケジューラに送信される。MACサブヘッダーの一つ内のLCIDフィールドは、図11に示したように、バッファー状態報告の存在を示す留保(reserved)値に設定される。
特に、変調及びコーディング方式と端末の電力制限をもたらさないリソース大きさ(M)の組合せを選択するのにスケジューラを支援するため、端末は電力使用におけるパワーヘッドルーム報告を提供するように構成できる。それぞれのコンポーネント搬送波に対して別個の伝送パワー制限が存在する。したがって、パワーヘッドルームはそれぞれのコンポーネント搬送波に対して別個に測定されて報告されなければならない。
LTEリリース10のために、タイプ1及びタイプ2の二つのパワーヘッドルーム報告タイプが定義される。タイプ1報告は返送波上のPUSCH伝送のみを仮定するパワーヘッドルームを反映するが、タイプ2報告はPUSCHとPUCCH伝送の組合せを仮定する。
特定のサブフレームに対して有効であり、端末がこのサブフレームでPUSCHを送信するようにスケジューリングされたと仮定するタイプ1パワーヘッドルームは次の式として与えられる。
ここで、MとΔMCSの値はパワーヘッドルーム報告に相応するサブフレームで使われるリソース割当て及び変調及びコーディング方式に対応する。パワーヘッドルームはそれぞれの搬送波に対する最大伝送電力と実際の搬送波伝送電力間の差ではなく、PCMAX、cと伝送電力に上限がないという仮定の下で使われる伝送電力間の差であることが分かる。したがって、パワーヘッドルームは負の値となることができる。より正確に、ネガティブパワーヘッドルームはそれぞれの搬送波に対する伝送電力がパワーヘッドルーム報告時のPCMAX、cによって制限されたことを示す。ネットワークはパワーヘッドルーム報告に相応するサブフレームで端末が送信のために用いる変調及びコーディング方式とリソース大きさを知っているので、下りリンク経路損失(path loss)(PLDL)とδが実質的に変化しないと仮定し、有効な変調及びコーディング方式とリソース大きさ(M)の組合せを決定することができる。
また、タイプ1パワーヘッドルームはPUSCHが実際に送信されないサブフレームに対して報告されることができる。この場合、前記式で、10・log10(M)及びΔMCSは0に設定される。
この式は可能な最小リソース割当て(M=1)とΔMCS=0dBに関連した変調及びコーディング方式に相当する基本(default)伝送構成を仮定したパワーヘッドルームを示すものとして見なすことができる。
同様に、タイプ2パワーヘッドルーム報告はそれぞれの搬送波に対する最大伝送電力とPUSCH及びPUCCH伝送電力の和との間の差に定義され、PUSCH及びPUCCH伝送電力の計算の際、それぞれの搬送波に対する最大パワーを考慮しない。
タイプ1パワーヘッドルーム報告と同様に、タイプ2パワーヘッドルームはPUSCH及び/又はPUCCHが送信されないサブフレームに対して報告されることができる。仮想のPUSCH及び/又はPUCCH伝送電力を計算する場合、PUSCHに対して最小リソース割当て(M=1)及びΔMCS=0dBに仮定し、PUCCHに対してΔFormat=0に仮定する。
上りリンクにおいて、パワー有効性(power availability)又はパワーヘッドルームはUL−SCH伝送に対する名目最大出力パワー(nominal maximum output power)と推定される出力パワーの間の差に定義される。この値は負の値のみならず正の値(dB)であることができ、負の値はネットワークが現在パワー有効性が与えられたときに端末が支援することができるものより高いデータ速度をスケジューリングしたものを示すことができる。パワーヘッドルームは電力−制御メカニズムに依存することにより、システムでの干渉と基地局までの距離のような要素に間接的に依存する。
パワーヘッドルームについての情報はバッファー状態報告と同様な方式で端末から基地局にフィードバックされる。すなわち、端末がUL−SCH上に送信するようにスケジューリングされた場合にのみフィードバックされる。タイプ1報告は全てのコンポーネント搬送波に同時に提供される反面、タイプ2報告はプライマリーコンポーネント搬送波にのみ提供される。
PHRトリガーイベントはMACエンティティに対して次のように定義される。
−イベント1:UEが新たな送信のためのULリソースを有するとき、最後のPHR伝送以後に経路損失の基準として用いられる少なくとも一つの活性化したサービングセルに対してprohibitPHR−タイマーが終了し、経路損失がdl−PathlossChange dB以上に変化する。
―イベント2:periodicPHR−タイマーが終了する。
−イベント3:上位レイヤーによってパワーヘッドルーム報告機能が設定されるか再設定される場合に発生し、機能を非活性化するのに使われない。
−イベント4:上りリンクが設定されるSCellの活性化
−イベント5:UEが新たな送信のためのULリソースを有するとき、prohibitPHR−タイマーが終了し、上りリンクが設定される活性化サービングセルに対するTTIの間に次のような事項は“True”である。伝送のために割り当てられたULリソースが存在するか、該当のセル上でPUCCH伝送が遂行され、該当のセルに対する電力管理(P−MPRcによって許される)によって要求されるパワーバックオフはUEが該当のセル上での伝送又はPUCCH伝送のために割り当てられたULリソースを有するとき、最後のPHR伝送以後のdl−PathlossChange dB以上に変化する。
図12はPHR MAC CE(Power Headroom Reporting MAC Control CE)に対する概念図である。
パワーヘッドルームMAC制御要素は、表1に示したように、LCIDを有するMAC PDUサブヘッダーによって識別され、固定大きさを有し、表2に示したように、一つのオクテット(octet)でなる。
Rフィールド1201は予備ビット(reserved bit)であり、“0”に設定される。PHフィールド1203はパワーヘッドルームレベルを示す。PHフィールド1203の長さは6ビットである。報告されるPH及び該当のパワーヘッドルームレベルは表2に示した通りである。
図13は拡張されたPHR MAC CEに対する概念図である。
拡張されたPHR MAC CEは、表1に示したように、LCIDを有するMAC PDUサブヘッダーによって識別され、固定大きさを有し、図12に示したように定義される。タイプ2PHが報告されれば、タイプ2PHフィールドを有するオクテットがそれぞれのSCellに対するPHの存在を示すオクテット以後に初めて提供され、引き続いて関連のPCMAX、cフィールド(報告される場合)を含むオクテットが備えられる。その後、ビットマップに表示されるPCellとそれぞれのSCellに対し、サービングセルインデックスに基づいて昇順にタイプ1PHフィールドを有するオクテットに関連したPCMAX、cフィールド(報告される場合)を含むオクテットが提供される。
前記拡張されたPHR MAC CEは次のように定義される。
“Ci”フィールド1301はインデックスiを有するSCellに対するPHフィールドの存在を示す。Ciフィールドは“1”に設定される場合、インデックスiを有するSCellに対するPHフィールドが報告されることを示す。Ciフィールドは“0”に設定される場合、インデックスiを有するSCellに対するPHフィールドが報告されないことを示す。
“R”フィールド1303は予備ビットであり、“0”に設定される。
“V”フィールド1305はPH値が実際伝送に基づくかあるいは参照フォーマットに基づくかを示す。タイプ1に対し、V=0はPUSCHを介した実際伝送を示し、V=1はPUSCH参照フォーマットが用いられることを示す。タイプ2に対し、V=0はPUCCHを介した実際伝送を示し、V=1はPUCCH参照フォーマットが用いられることを示す。また、タイプ1及びタイプ2の両者に対し、V=0は関連のPCMAX、cフィールドを含むオクテットの存在を示し、V=1は関連のPCMAX、cフィールドを含むオクテットが省略されることを示す。
“PH”フィールド1307はパワーヘッドルームレベルを示す。このフィールドの長さは6ビットである。報告されるPH及び該当のパワーヘッドルームレベルは表2に示した通りである。
“P”フィールド1309はUEがP−MPRcが許すような電力管理によるパワーバックオフを印加するかを示す。該当の電力管理によるパワーバックオフが印加されない場合、PCMAX、cフィールドが他の値を有すれば、UEはP=1に設定する。
“PCMAX、c”フィールド1311は、存在する場合、以前PHフィールドの計算のために用いられるPCMAX、c又は
を示す。報告されるPCMAX、c及びこれに相当する名目UE伝送電力レベルを表3に示した。
UEがTTIの間の新たな送信のために割り当てられたULリソースを有し、PUCCH−PUSCH同時送信のために設定される場合、前記拡張されたPHR MAC CEはTTI内でのPHフィールドにおける前記セルに対するタイプ2パワーヘッドルーム値を含む。この場合、UEがTTI内でのPUCCH伝送を行えば、前記拡張されたPHR MAC CEは物理層(physical layer)からの該当のPCMAX、cフィールドの値を含む。
UEは、割り当てられたリソースがUEの最大伝送電力でUEが支援することができるリソースの量を超えない限り、基地局がリソースをもっとUEに割り当てるようにするために、PH情報を基地局に報告する。より詳細に、UEはMACシグナリング、つまりPHR MAC CEを用いてUEに設定された全ての活性化したサービングセルを基地局に報告する。UEがセルのPH情報を前記基地局に報告すると、基地局はUEのパワーヘッドルームだけでなくスケジューリング情報を知っているので、UEの正確なパワー状態を評価することができる。
二重連結性において、UEは一つ以上の基地局に連結されてスケジューリングされるので、UEはそれぞれの基地局に相当する別個のMACエンティティを有する。したがって、PHR動作はPHR構成、PHRトリガリング、PHR伝送の面で再び考慮される。
1)PHR構成:それぞれの基地局が互いに異なる無線環境とスケジューリング政策を有するので、PHR動作はそれぞれのMACエンティティに対するperiodicPHR−タイマー、prohibitPHR−タイマー、dl−PathlossChangeのようなPHRパラメーターを設定することによって独立的に遂行される。
2)PHR伝送:二重連結性において、一般に、実時間で非理想的なX2バックホールを介して相異なる基地局間のスケジューリング情報は交換することができないと仮定する。PH情報はスケジューリング情報なしで正確に理解するか解釈することができないため、他の基地局の最近のスケジューリング情報なしには他の基地局の制御下のサービングセルのPH情報はあまり有用でないことができる。しかし、上りリンクでUEは制限されたパワーを有するので、他の基地局のサービングセルのPH情報はUEのパワー状態に対する情報も提供する限り、有用なものと見なされる。したがって、二重連結性において、一つの基地局にPHを報告するとき、全ての活性化したサービングセルのPH情報はPHR MAC CEに含まれる。
3)PHRトリガリング:現在、PHRは前述したように5個のイベントによってトリガリングされる。PHRそのものをオーバーヘッドと見なすことができるため、PHRは無駄に送信されてはいけない。したがって、PHRトリガーイベントが発生するサービングセルが属するMACエンティティでのみPHRをトリガリングすることが自然なものと見なすことができる。PHRが一つのMACエンティティでトリガリングされる場合、これはPHRが他のMACエンティティでトリガリングされなければならないことを意味しない。一方、PHRが一つのMACエンティティでトリガリングされる場合、これは他の基地局のサービングセルでのパワー状態を意味することができる。
図14は本発明の実施例による二重連結システムにおけるパワーヘッドルーム報告のトリガリングに対する概念図である。
少なくとも2個の基地局に連結される少なくとも2個のMACエンティティ、つまり一つの基地局に対して一つのMACエンティティが設定されたUEに対し、UEによる過度なPHR伝送を防止するために、本発明は、一つのMACエンティティでPHRトリガーイベントが発生する場合、PHRトリガーイベントのタイプによって前記MACエンティティ又は全てのMACエンティティでPHRをトリガリングする。詳細に説明すれば、PHRトリガーイベントが第1タイプに属する場合、PHRがPHRトリガーイベントが発生したMACエンティティでトリガリングされる。PHRトリガーイベントが第2タイプに属する場合、PHRがUEに設定された全てのMACエンティティでトリガリングされる。
詳細に説明すれば、UEは多数のMACエンティティを設定する(S1401)。この際、それぞれのMACエンティティはそれぞれの基地局に対応する。
多数のMACエンティティのいずれか一つのMACエンティティでPHRをトリガリングするイベントが発生すれば(S1403)、UEはMACエンティティでの前記PHRトリガリングイベントのタイプが第1タイプであるかあるいは第2タイプであるかを確認する(S1405)。
前記イベントタイプが第1タイプである場合、前記多数のMACエンティティでPHRがトリガリングされる(S1407)。多数のPHR MAC CEを生成する(S1409)。ここで、それぞれのPHR MAC CEはそれぞれのMACエンティティに対応する。前記多数のPHR MAC CEはそれぞれの基地局に送信される(S1411)。
好ましくは、前記第1タイプは次のものを含む。i)UEが新たな送信のためのULリソースを有するとき、該当の基地局への最後のPHR伝送以後に経路損失基準として用いられる少なくとも一つの活性化したサービングセルに対し、MACエンティティのprohibitPHR−タイマーが満了し、経路損失がdl−PathlossChange dB以上変化する(イベント1)。ii)上りリンクが設定されたMACエンティティに属するSCellが活性化される(イベント4)。iii)UEが該当の基地局への新たな送信のためのULリソースを有するとき、MACエンティティのprohibitPHR−タイマーが満了し、上りリンクが設定されるMACエンティティに属する活性化サービングセルに対するTTIの間に次のような事項は“True”である(イベント5)。伝送のために割り当てられたULリソースが存在するかあるいは該当のセル上でPUCCH伝送があり、該当のセルに対する電力管理(P−MPRcによって許される)による所要のパワーバックオフは、UEが該当のセル上での伝送又はPUCCH伝送のために割り当てられたULリソースを有するとき、該当の基地局への最後のPHR伝送以後のdl−PathlossChange dB以上に変化する。
好ましくは、前記第1タイプはセル状態変化に関連する。
好ましくは、前記第1タイプイベントはPSCellの付加をさらに含む。PSCellもSCellであるので、PSCellの付加は上りリンクが設定されるMACエンティティに属するSCellの活性化に相当する。すなわち、イベント4はPSCellが付け加えられる場合を含むことができる。PSCellは活性化した後に付け加えられる。
前記イベントタイプが第2タイプである場合、PHRはMACエンティティでトリガリングされる(S1413)。そして、一つのPHR MAC CEが前記MACエンティティに対して生成される(S1415)。前記生成されたPHR MAC CEは該当の基地局に送信される(S1417)。
好ましくは、前記第2タイプは次のものを含む。i)MACエンティティのperiodicPHR−タイマーが満了する(イベント2)。ii)上位レイヤーによってMACエンティティに対するパワーヘッドルーム報告機能が設定されるか再設定されるときに発生し、機能を非活性化するのに使われない(イベント3)。
図15及び図16は本発明の実施例による第1タイプに相当するパワーヘッドルーム報告のトリガリングに対する概念図である。
第1タイプの場合、PHRはPHRトリガリングイベントがいずれか一つのMACエンティティで発生する場合、UEに設定された全てのMACエンティティでトリガリングされる(S1403〜S1407)。
したがって、UEが第1MACエンティティと第2MACエンティティを構成する場合(S1501)、UEは第1MACエンティティのprohibitPHR−タイマーが満了すれば(S1503)、第1MACエンティティだけでなく第2MACエンティティでPHRをトリガリングする(S1505)。
UEが第1MACエンティティと第2MACエンティティを構成する場合(S1601)、UEは第1MACエンティティに対する少なくとも一つのSCellが非活性状態から活性状態に変化すれば(S1603)、第1MACエンティティだけでなく第2MACエンティティでPHRをトリガリングする(S1605)。
結論として、PHRは次のイベントが発生する場合にトリガリングされる。
i)MACエンティティが新たな送信のためのULリソースを有するとき、このMACエンティティでの最後のPHR伝送以後に経路損失基準として用いられる“MACエンティティ”の少なくとも一つの活性化したサービングセルに対してprohibitPHR−タイマーが満了し、経路損失がdl−PathlossChange dB以上に変化する。
ii)periodicPHR−Timerが満了する。
iii)上位レイヤーによるパワーヘッドルーム報告機能が設定されるか再設定されるときに発生し、機能を非活性化するのに使われないイベント。
iv)上りリンクが設定された“MACエンティティ”の活性化
v)PSCellの付加
vi)MACエンティティが新たな送信のためのULリソースを有するとき、prohibitPHR−タイマーが満了し、上りリンクが設定される“MACエンティティ”の活性化サービングセルに対するTTIの間に次のような事項は“True”である。伝送のために割り当てられたULリソースが存在するか該当のセル上でPUCCH伝送が遂行され、該当のセルに対する電力管理(P−MPRcによって許される)による所要のパワーバックオフは、MACエンティティが該当のセル上での伝送又はPUCCH伝送のために割り当てられたULリソースを有するとき、最後のPHR伝送以後のdl−PathlossChange dB以上に変化する。
PHRがMACエンティティ単位で独立的に遂行されるため、“MACエンティティ”という条件が付け加えらればPHRは独立的に遂行される。例えば、第1MACエンティティに対するperiodicPHR−タイマーが満了すれば、PHRは第1MACエンティティでのみトリガリングされる。また、第1MACエンティティに対するprohibitPHR−タイマーが満了すれば、PHRは全てのMACエンティティでトリガリングされる。
本発明の思想又は範囲から逸脱することなく、本発明の多様な変形と変更が可能であることは当業者にとって自明である。よって、本発明は、添付の特許請求の範囲及びその同等物の範囲内で提供される本発明の変形と変更をカバーするものと意図される。
以上で説明された実施例は、本発明の構成要素と特徴が所定の形態で結合されたものである。各構成要素又は特徴は、別の明示的な言及がない限り、選択的なものとして考慮しなければならない。各構成要素又は特徴は、他の構成要素や特徴と結合されていない形態で実施されてもよい。また、一部の構成要素及び/又は特徴を結合して本発明の実施例を構成することもできる。本発明の実施例で説明される動作の順序は変更されてもよい。ある実施例の一部の構成や特徴は、他の実施例に含まれてもよく、又は、他の実施例の対応する構成又は特徴に置換されてもよい。特許請求の範囲において明示的な引用関係にない請求項を結合して実施例を構成したり、出願後の補正によって新たな請求項として含めたりすることができるということは明らかである。
本発明の実施例において、基地局(BS)によって行われると説明された特定の動作は、上位ノードのBSによって行われてもよい。BSを含む複数のネットワークノードで、MSとの通信のために行われる様々な動作が、基地局によって行われるか、あるいは基地局以外の他のネットワークノードによって行われることは明らかである。「eNB」は、「固定局(fixed station)」、「NodeB」、「基地局(BS)」、アクセスポイントなどの用語に代替されてもよい。
前述した実施例は、例えば、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア又はこれらの組合せのような様々な手段によって具現されてもよい。
ハードウェアの設定において、本発明の実施例に係る方法は、1つ以上のASICs(application specific integrated circuits)、DSPs(digital signal processors)、DSPDs(digital signal processing devices)、PLDs(programmable logic devices)、FPGAs(field programmable gate arrays)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサなどによって具現されてもよい。
ファームウェアやソフトウェアによる具現の場合、本発明の一実施例は、以上で説明された機能又は動作を行うモジュール、手順、関数などの形態で具現されてもよい。ソフトウェアコードは、メモリユニットに格納され、プロセッサによって駆動され得る。前記メモリユニットは、前記プロセッサの内部又は外部に位置して、公知の様々な手段によって前記プロセッサとデータを交換することができる。
本発明は、本発明の特徴を逸脱しない範囲内で他の特定の形態に具体化できるということは、当業者にとって自明である。したがって、上記の詳細な説明は、全ての面で制限的に解釈してはならず、例示的なものとして考慮しなければならない。本発明の範囲は、添付の請求項の合理的解釈によって決定されなければならず、本発明の等価的範囲内での全ての変更は本発明の範囲に含まれる。
以上の方法は、3GPP LTEシステムに適用される例示を中心に説明されたが、本発明は、3GPP LTEシステムの他にも様々な無線通信システムに適用可能である。

Claims (8)

  1. 無線通信システムにおいて動作する端末(UE)のための方法であって、前記方法は、
    マスターenhanced−NodeB(MeNB)に対応する第1のMedium Access Control(MAC)エンティティと、補助eNB(SeNB)に対応する第2のMACエンティティとを前記UEに設定することと、
    条件が満たされている場合に、前記第1のMACエンティティにより、前記MeNBに対するパワーヘッドルーム報告(PHR)をトリガリングすることと、
    前記第1のMACエンティティにより、前記トリガリングされたPHRに対するPHR MAC制御要素(CE)を前記MeNBに送信することと
    を含み、
    前記条件は、前記第2のMACエンティティの任意のセル上の上りリンク(UL)送信が存在し、前記第2のMACエンティティの前記任意のセルに対する要求されるパワーバックオフ閾値をえて変化していることを含む、方法。
  2. 前記第2のMACエンティティの任意のセルに対する前記要求されるパワーバックオフは、前記第のMACエンティティが前記eNBへの送信のために割り当てられたULリソースを有していたときの最後のPHR送信以後前記閾値をえて変化している、請求項1に記載方法。
  3. 前記第1のMACエンティティおよび前記第2のMACエンティティは、無線ベアラーと関連している、請求項1に記載の方法。
  4. 前記第2のMACエンティティの任意のセル上の上りリンク(UL)送信が存在し、前記第2のMACエンティティの前記任意のセルに対する要求されるパワーバックオフが閾値を超えて変化している場合に、前記第2のMACエンティティにより、前記SeNBに対するPHRをトリガリングすることと、
    前記第2のMACエンティティにより、前記トリガリングされたPHRに対するPHR MAC制御要素(CE)を前記SeNBに送信することと
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  5. 無線通信システムにおいて動作する端末(UE)であって、前記UEは、
    Radio Frequency(RF)モジュールと、
    前記RFモジュールと動作可能に結合されたプロセッサと
    を含み、
    前記プロセッサは、
    マスターenhanced−NodeB(MeNB)に対応する第1のMedium Access Control(MAC)エンティティと、補助eNB(SeNB)に対応する第2のMACエンティティとを設定することと、
    条件が満たされている場合に、前記第1のMACエンティティにより、前記MeNBに対するパワーヘッドルーム報告(PHR)をトリガリングすることと
    前記第1のMACエンティティにより、前記トリガリングされたPHRに対するPHR MAC制御要素(CE)を前記MeNBに送信することと
    を行うように構成されており、
    前記条件は、前記第2のMACエンティティの任意のセル上の上りリンク(UL)送信が存在し、前記第2のMACエンティティの前記任意のセルに対する要求されるパワーバックオフ閾値をえて変化していることを含む、UE。
  6. 前記第のMACエンティティの任意のセルに対する前記要求されるパワーバックオフは、前記第のMACエンティティが前記eNBへの送信のために割り当てられたULリソースを有していたときの最後のPHR送信以後、前記閾値をえて変化している、請求項に記載UE。
  7. 前記第1のMACエンティティおよび前記第2のMACエンティティは、無線ベアラーと関連している、請求項に記載UE。
  8. 前記プロセッサは、さらに、
    前記第2のMACエンティティの任意のセル上の上りリンク(UL)送信が存在し、前記第2のMACエンティティの前記任意のセルに対する要求されるパワーバックオフが閾値を超えて変化している場合に、前記第2のMACエンティティにより、前記SeNBに対するPHRをトリガリングすることと、
    前記第2のMACエンティティにより、前記トリガリングされたPHRに対するPHR MAC制御要素(CE)を前記SeNBに送信することと
    を行うように構成されている、請求項5に記載のUE。
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