JP6281243B2 - データ処理プログラム、データ処理方法、およびデータ処理装置 - Google Patents

データ処理プログラム、データ処理方法、およびデータ処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、データ処理プログラム、データ処理方法、およびデータ処理装置に関する。
近年、様々な対象から刻々と収集されるデータを処理する技術として複合イベント処理(CEP(Complex Event Processing))が知られている。この複合イベント処理は、ESP(Event Stream Processing)と呼ぶ場合もあるが、ここでは、ESPも包含してCEPと総称する。
複合イベント処理では、受信したデータに含まれる各種のデータ項目のデータを、設定されたルールに従って処理し、ルールに応じた結果を出力する。このデータ項目は、プロパティとも言う。例えば、複合イベント処理では、受信したデータに含まれる各種のプロパティのデータをルールに従ってフィルタリングして出力する。また、複合イベント処理では、複数のルールを設定して段階的にルールに従って処理を行うことができる。
特開2012−212227号公報
ところで、複数のルールを設定して段階的に処理を行う場合、各段のルールは、後段のルールで用いるプロパティのデータが抽出されるように設定する。このため、後段のルールで用いるプロパティのデータが変更となると、変更されたプロパティのデータが抽出されるように前段のルールを変更しなければならず、煩雑である。このため、例えば、受信したデータの全てのプロパティのデータが抽出されるようにルールが設定される。
しかしながら、受信したデータの全てのプロパティのデータが抽出されるようにルールを設定した場合、不要なプロパティのデータまで抽出されてしまう。このような不要なプロパティのデータが抽出された場合、不要なプロパティのデータの保存や処理にリソースが消費されてしまう。
一側面では、リソースの消費を抑制するデータ処理プログラム、データ処理方法、およびデータ処理装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面によれば、データ処理プログラムは、コンピュータに、記憶部に記憶され、入力されるデータを段階的にフィルタリングする条件を示す複数のルールから各ルールに用いられるデータ項目を収集する処理を実行させる。また、データ処理プログラムは、コンピュータに、入力されるデータのうち、収集されたデータ項目のデータを選択的に取り込む処理を実行させる。
本発明の一側面によれば、リソースの消費を抑制できる。
図1は、CEPシステムの概略的な構成の一例を示す図である。 図2は、データ処理装置の機能的な構成の一例を示す図である。 図3は、フィルタ条件データのデータ構成の一例を示す図である。 図4は、使用プロパティデータのデータ構成の一例を示す図である。 図5は、複合イベント処理のデータの流れの一例を示す図である。 図6は、入力イベントを抽出する流れを説明する図である。 図7は、出力イベントを抽出する流れを説明する図である。 図8は、出力イベントに含めるプロパティを抽出する流れを説明する図である。 図9は、ルール間のプロパティの対応関係を説明する図である。 図10は、判定に用いられているプロパティを抽出する流れを説明する図である。 図11は、判定に利用されるプロパティについての入力イベントプロパティを特定する流れを説明する図である。 図12は、出力に用いられるプロパティを抽出する流れを説明する図である。 図13は、出力に用いられるプロパティに対応する入力イベントのプロパティを特定する流れを説明する図である。 図14は、ルール1〜3から登録される使用プロパティ情報の一例を示す図である。 図15は、入力変換処理用の情報および出力変換処理用の情報の一例を示す図である。 図16は、複合イベント処理の流れの一例を説明する図である。 図17は、最終出力のプロパティのデータの削除の流れの一例を説明する図である。 図18は、登録処理の手順を示すフローチャートである。 図19は、複合イベント処理の手順を示すフローチャートである。 図20は、データ処理プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
以下に、本発明にかかるデータ処理プログラム、データ処理方法、およびデータ処理装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。そして、各実施例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
実施例1に係るデータ処理装置について説明する。図1は、CEPシステムの概略的な構成の一例を示す図である。CEPシステム10は、データ処理装置20を有する。
データ処理装置20は、複合イベント処理を行う物理サーバであり、例えば、データセンサや各企業に設けられたサーバコンピュータである。データ処理装置20は、CEP処理部21が動作する。CEP処理部21は、複合イベント処理を実現するソフトウェアである。複合イベント処理を実現するソフトウェアとしては、例えば、Esperが挙げられる。なお、図1の例では、データ処理装置20が1つの場合を例示したが、開示のシステムはこれに限定されず、データ処理装置20を2つ以上設けて処理を分散させてもよい。また、図1の例では、データ処理装置20上で後述するCEP処理部21が動作する場合を例示するが、データ処理装置20で1または複数のVM(Virtual Machine:仮想マシン)を動作させ、VM上でCEP処理部21が動作してもよい。
データ処理装置20は、データをフィルタリングするフィルタ条件を記憶する。図1の例では、データ処理装置20は、フィルタ条件として、ルール1〜3を記憶する。
データ処理装置20には、様々な対象からデータがイベントとして配信される。例えば、データ処理装置20は、図示しないネットワークに接続され、ネットワークを介して様々な対象からイベントの各種のプロパティのデータを含んだイベントのデータが配信される。このプロパティとは、データの属性などデータの項目を示すものである。プロパティのデータには、それぞれのプロパティの属性のデータが格納される。データ処理装置20は、様々な対象から受信したイベントのデータを設定されたルールに従って処理し、ルールに応じた結果を出力先へ出力する。
次に、図2を参照して、データ処理装置20のより詳細な構成について説明する。図2は、データ処理装置の機能的な構成の一例を示す図である。図2に示すように、データ処理装置20は、通信制御I/F(interface)部40と、記憶部41と、メモリ42と、制御部43とを有する。
通信制御I/F部40は、少なくとも1つのポートを有し、ネットワークとの間の通信を制御するインタフェースである。通信制御I/F部40は、ネットワークを介して様々な対象から配信されたイベントのデータを受信する。また、通信制御I/F部40は、フィルタリングの結果を示す情報を出力先へ出力する。
記憶部41は、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置である。なお、記憶部41は、フラッシュメモリなどのデータを書き換え可能な不揮発性のメモリであってもよい。
記憶部41は、各種情報を記憶する。例えば、記憶部41は、制御部43で実行されるOS(Operating System)や後述する登録処理、複合イベント処理などの各種の処理を行うプログラムを記憶する。さらに、記憶部41は、制御部43で実行されるプログラムの実行に要する各種データを記憶する。例えば、記憶部41は、フィルタ条件情報41aと、使用プロパティ情報41bとを記憶する。
フィルタ条件情報41aは、データをフィルタリングする条件を示すルールを格納したデータである。このルールは、例えば、システムの管理者や開発者等によって設定される。ここで、複合イベント処理で用いられるルールの記述形式は、様々ある。本実施例では、ルールがSQL(Structured Query Language)をベースとしたイベント記述言語で記述された場合を例にするが、これに限定されるものではない。
図3は、フィルタ条件データのデータ構成の一例を示す図である。図3に示すように、フィルタ条件情報41aには、ルール1〜3の3つのフィルタ条件が格納されている。SQLをベースとしたイベント処理言語では、ルールは、SQLと同様に、insert into句、select句、from句、where句、group by句、order by句から構成される。
insert into句は、ルールにマッチしたデータをイベントとして出力する際の出力イベントの名称を指定する部分である。select句は、出力イベントのデータとするプロパティを指定する部分である。select句では、入力する入力イベントの全てのプロパティを出力イベントのプロパティに指定することを示す「*」が設定可能とされている。from句は、入力イベントを指定する部分である。where句は、処理対象とするデータの条件を指定する部分である。group by句は、出力するデータのグループ分けを指定する部分である。order by句は、出力するデータの出力順序を指定する部分である。select句、where句、group by句およびorder by句は、プロパティ名により条件の指定が行われる。
図3の例では、ルール1は、イベント「Event1」について、プロパティ「1b」のデータが100より大きい場合、全てのプロパティのデータを抽出してイベント「FilteredEvent1」として出力することを示している。
また、ルール2は、イベント「Event2」について、プロパティ「2b」のデータが100未満の場合、全てのプロパティのデータを抽出してイベント「FilteredEvent2」として出力することを示している。
また、ルール3は、from句において、イベント「FilteredEvent1」を「e1」とし、イベント「FilteredEvent2」を「e2」とする別名が定義されている。ルール3は、「e1」のプロパティ「1a」のデータと「e2」のプロパティ「2a」のデータとが一致する場合、「e1」のプロパティ「1a」、「e1」のプロパティ「1c」、「e2」のプロパティ「2d」および「e2」のプロパティ「2d」の各データを抽出することを示している。また、ルール3は、「e1」のプロパティ「1a」のデータをプロパティ「1a」のデータとし、「e1」のプロパティ「1c」のデータをプロパティ「1c」のデータとする定義がされている。また、ルール3は、「e2」のプロパティ「2d」のデータをプロパティ「2d」のデータとし、e2のプロパティ「2e」のデータをプロパティ「2e」のデータとする定義がされている。ルール3は、プロパティ「1a」のデータ、プロパティ「1c」のデータ、プロパティ「2d」のデータ、プロパティ「2e」のデータをイベント「ActionEvent」として出力することを示している。
ここで、ルール1は、イベント「FilteredEvent2」を出力する。ルール2は、イベント「FilteredEvent2」を出力する。ルール3は、このイベント「FilteredEvent2」およびイベント「FilteredEvent2」からデータをフィルタリングしている。このことから、ルール1〜3は、ルール1とルール2のフィルタリング結果をルール3がさらにフィルタリングする段階的なフィルタリングである。
図2に戻り、使用プロパティ情報41bは、ルールに用いられるプロパティを記憶したデータである。この使用プロパティ情報41bは、後述する収集部43aによって登録される。
図4は、使用プロパティデータのデータ構成の一例を示す図である。図4に示すように、使用プロパティ情報41bは、「判定プロパティ」、「判定プロパティの基になる入力イベントのプロパティ」、「最終出力プロパティ」、「最終出力プロパティの基になる入力イベントのプロパティ」の各項目を有する。「判定プロパティ」の項目は、ルールにおいて、判定に用いられるプロパティを記憶する領域である。「判定プロパティの基になる入力イベントのプロパティ」の項目は、判定プロパティがどの入力イベントのどのプロパティであるかを記憶する領域である。「最終出力プロパティ」の項目は、ルールに出力先へ最終的に出力されるプロパティが含まれる場合、当該プロパティを記憶する領域である。ルールに出力先へ最終的に出力されるプロパティが無い場合、「最終出力プロパティ」の項目には、最終出力プロパティが無いことを示す「−」が記憶される。「最終出力プロパティの基になる入力イベントのプロパティ」の項目は、最終出力プロパティの基になる入力イベントのプロパティがどの入力イベントのどのプロパティであるかを記憶する領域である。
図4の例では、ルール1は、判定において、イベント「Event1」のプロパティ「1b」が使用されることを示す。また、ルール1は、イベント「Event1」のプロパティ「1b」の基がイベント「Event1」のプロパティ「1b」であることを示す。また、ルール1は、最終出力プロパティが「−」であることから、出力先へ出力となるプロパティが無いことを示す。
ルール2は、判定において、イベント「Event2」のプロパティ「2b」が使用されることを示す。また、ルール2は、イベント「Event2」のプロパティ「2b」の基がイベント「Event2」のプロパティ「2b」であることを示す。また、ルール2は、最終出力プロパティが「−」であることから、出力先へ出力となるプロパティが無いことを示す。
また、ルール3は、判定において、イベント「FilteredEvent1」のプロパティ「1a」と、イベント「FilteredEvent2」のプロパティ「2a」とが使用されることを示す。また、ルール3は、イベント「FilteredEvent1」のプロパティ「1a」の基がイベント「Event1」のプロパティ「1a」であり、イベント「FilteredEvent2」のプロパティ「2a」の基がイベント「Event2」のプロパティ「2a」であることを示す。また、ルール3は、イベント「ActionEvent」のプロパティ「1a」、「1c」、「2d」、「2e」が最終的な出力先へ出力となるプロパティであることを示す。また、ルール3は、イベント「ActionEvent」のプロパティ「1a」はイベント「Event1」のプロパティ「1a」が基であり、イベント「ActionEvent」のプロパティ「1c」はイベント「Event1」のプロパティ「1c」が基であることを示す。また、ルール3は、イベント「ActionEvent」のプロパティ「2d」はイベント「Event2」のプロパティ「2d」が基であり、イベント「ActionEvent」のプロパティ「2e」はイベント「Event2」のプロパティ「2e」が基であることを示す。
図2に戻り、メモリ42は、各種のデータを一時的に記憶する装置である。メモリ42は、RAM(Random Access Memory)やキャッシュメモリなどのデータを書き換え可能な揮発性の半導体メモリである。例えば、メモリ42は、制御部43の処理で使用される各種のデータを一時的に記憶する。
制御部43は、データ処理装置20を制御するデバイスである。制御部43としては、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等の電子回路や、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路を採用できる。制御部43は、各種の処理手順を規定したプログラムや制御データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する。制御部43は、各種のプログラムが動作することにより各種の処理部として機能する。例えば、制御部43は、上述のCEP処理部21が動作する。CEP処理部21は、収集部43aと、取込部43bと、イベント処理部43cと、出力部43dと、削除部43eを有する。なお、本実施例では、CEP処理部21が、収集部43aと、取込部43bと、イベント処理部43cと、出力部43dと、削除部43eを有する場合について説明するが、何れか処理部がCEP処理部21とは別に提供されてもよい。
収集部43aは、フィルタリングで用いられるプロパティを収集する処理部である。収集部43aは、記憶部41に記憶されたフィルタ条件情報41aの各ルールから、ルールの処理で用いられるプロパティを収集する。そして、収集部43aは、処理で用いられるプロパティの基となる入力イベントのプロパティを特定して、使用プロパティ情報41bに登録する。
ここで、収集部43aが、フィルタ条件情報41aの各ルールから各ルールに用いられるプロパティを収集して使用プロパティ情報41bにデータを登録する流れを説明する。図5は、複合イベント処理のデータの流れの一例を示す図である。図5の例では、プロパティ「1a」〜「1e」を有する機器50Aからプロパティ「1a」〜「1e」のデータを含んだ機器イベントE1が入力している。また、プロパティ「2a」〜「2e」を有する機器50Bからプロパティ「2a」〜「2e」のデータを含んだ機器イベントE2が入力している。データ処理装置20は、機器50Aから入力するプロパティ「1a」〜「1e」のデータを含んだ機器イベントE1をイベント「Event1」に変換して取り込む。また、データ処理装置20は、機器50Bから入力するプロパティ「2a」〜「2e」のデータを含んだ機器イベントE2をイベント「Event2」に変換して取り込む。データ処理装置20は、取り込んだイベント「Event1」のデータをルール1に従って処理してイベント「FilteredEvent1」のデータを出力する。また、データ処理装置20は、取り込んだイベント「Event2」のデータをルール2に従って処理してイベント「FilteredEvent2」のデータを出力する。そして、データ処理装置20は、イベント「FilteredEvent1」のデータおよびイベント「FilteredEvent2」のデータをルール3に従って処理してイベント「ActionEvent」のデータを出力する。データ処理装置20は、このイベント「ActionEvent」のデータを出力形式に合わせて出力変換処理を行ってアクション用のイベントとして、出力先へ出力する場合を示している。ルール1〜3は、図3に示したものとする。
収集部43aは、フィルタ条件情報41aに記憶されたルールから、それぞれのルールの入力イベントを抽出する。また、収集部43aは、入力イベントに別名が定義されている場合、別名も抽出する。
図6は、入力イベントを抽出する流れを説明する図である。収集部43aは、ルール1〜3のfrom句から、入力イベントを抽出する。また、収集部43aは、from句での別名の定義から入力イベントの別名を抽出する。例えば、収集部43aは、ルール1について、入力イベントとしてイベント「Event1」を抽出する。また、収集部43aは、ルール2について、入力イベントとしてイベント「Event2」を抽出する。また、収集部43aは、ルール3について、入力イベントとしてイベント「FilteredEvent1」、「FilteredEvent2」を抽出する。また、収集部43aは、ルール3について、イベント「FilteredEvent1」の別名が「e1」と抽出し、「FilteredEvent2」の別名が「e2」と抽出する。
また、収集部43aは、フィルタ条件情報41aに記憶されたルールから、それぞれのルールの出力イベントを抽出する。
図7は、出力イベントを抽出する流れを説明する図である。収集部43aは、ルール1〜3のinsert into句から、出力イベントを抽出する。例えば、収集部43aは、ルール1について、出力イベントとしてイベント「FilteredEvent1」と抽出する。また、収集部43aは、ルール2について、出力イベントとしてイベント「FilteredEvent2」と抽出する。また、収集部43aは、ルール3について、出力イベントとしてイベント「ActionEvent」と抽出する。なお、ルールにinsert into句が無い場合、収集部43aは、ルールにより出力されるイベントを他のイベントと識別するため、他のイベントと重複しないイベント名を定める。例えば、収集部43aは、insert into句が無い場合、出力イベントのイベント名を入力イベントのイベント名+「OutputStream」と定めて抽出する。
また、収集部43aは、フィルタ条件情報41aに記憶されたルールから、それぞれのルールの出力イベントに含めるプロパティを抽出する。また、収集部43aは、出力イベントに含めるプロパティの基となったプロパティを抽出する。また、収集部43aは、出力イベントに含めるプロパティの基になる入力イベントのプロパティを抽出する。
図8は、出力イベントに含めるプロパティを抽出する流れを説明する図である。収集部43aは、ルール1〜3のselect句から、プロパティを抽出する。例えば、収集部43aは、select句に「*」が記述されている場合、入力イベントの全プロパティを出力イベントに含めるプロパティとして抽出する。また、収集部43aは、select句に出力イベントに含めるプロパティの別名が定義されている場合、別名を抽出する。また、収集部43aは、select句に出力イベントに含めるプロパティの別名が定義されていない場合、記述されたプロパティを抽出する。
また、収集部43aは、抽出したプロパティの基となったプロパティを抽出する。また、収集部43aは、出力イベントに含めるプロパティの基になる入力イベントのプロパティを抽出する。
例えば、収集部43aは、ルール1について、select句に「*」が設定されているため、入力イベントの全てのプロパティ「1a」〜「1e」を出力イベントのデータのプロパティとして抽出する。このプロパティ「1a」〜「1e」の別名がselect句に定義されていないため、収集部43aは、基となったプロパティとして同一のプロパティ「1a」〜「1e」を抽出する。また、収集部43aは、プロパティ「1a」〜「1e」の基になる入力イベントのプロパティとしてイベント「Event1」のプロパティ「1a」〜「1e」を抽出する。
また、収集部43aは、ルール2について、select句に「*」が設定されているため、入力イベントの全てのプロパティ「2a」〜「2e」を出力データとするプロパティとして抽出する。このプロパティ「2a」〜「2e」の別名がselect句に定義されていないため、収集部43aは、基となったプロパティとして同一のプロパティ「2a」〜「2e」を抽出する。また、収集部43aは、プロパティ「2a」〜「2e」の基になる入力イベントのプロパティとしてイベント「Event2」のプロパティ「1a」〜「1e」を抽出する。
また、収集部43aは、ルール3について、select句から、プロパティ「1a」、「1c」、「2d」、「2e」を出力データとするプロパティとして抽出する。このプロパティ「1a」、「1c」、「2d」、「2e」の別名がselect句に定義されている。このため、収集部43aは、基となったプロパティとして、「e1」のプロパティ「1a」、「e1」のプロパティ「1c」、「e2」のプロパティ「2d」、「e2」のプロパティ「2e」を抽出する。また、収集部43aは、プロパティ「1a」、「1c」、「2d」、「2e」の基になる入力イベントのプロパティとしてイベント「FilteredEvent1」のプロパティ「1a」、「1c」、イベント「FilteredEvent2」のプロパティ「2d」、「2e」を抽出する。
収集部43aは、抽出した各ルールの入力イベント、出力イベント、出力イベントに含まれるプロパティから、ルール間のプロパティの対応関係を特定する。
図9は、ルール間のプロパティの対応関係を説明する図である。例えば、収集部43aは、各ルールに入力イベント、入力イベントのプロパティ、出力イベントのプロパティ、出力イベントを特定する。これにより、ルールで入力されるものの、出力されないプロパティが特定される。図9の例では、入力イベントのプロパティに対応する出力イベントのプロパティがある場合、矢印を表示している。
また、収集部43aは、フィルタ条件情報41aに記憶されたルールから、判定に用いられているプロパティを抽出する。収集部43aは、ルール間のプロパティの対応関係から、判定に用いられているプロパティについての入力イベントのプロパティを特定する。
図10は、判定に用いられているプロパティを抽出する流れを説明する図である。収集部43aは、ルール1〜3のwhere句から、判定に用いられているプロパティを抽出する。
例えば、収集部43aは、ルール1について、判定に利用されるプロパティとして、プロパティ「1b」を抽出する。収集部43aは、from句から、このプロパティ「1b」がイベント「Event1」のプロパティ「1b」であることを特定する。
また、収集部43aは、ルール2について、判定に利用されるプロパティとして、プロパティ「2b」を抽出する。収集部43aは、from句から、このプロパティ「2b」がイベント「Event2」のプロパティ「2b」であることを特定する。
また、収集部43aは、ルール3について、判定に利用されるプロパティとして、「e1」のプロパティ「1a」および「e2」のプロパティ「2a」を抽出する。収集部43aは、from句から、この「e1」のプロパティ「1a」がイベント「FilteredEvent1」のプロパティ「1a」であることを特定する。また、収集部43aは、from句から、この「e2」のプロパティ「2a」がイベント「FilteredEvent2」のプロパティ「2a」であることを特定する。
収集部43aは、先に特定したルール間のプロパティの対応関係から、判定に利用されるプロパティに対応する入力イベントのプロパティを特定する。図11は、判定に利用されるプロパティに対応する入力イベントのプロパティを特定する流れを説明する図である。例えば、イベント「FilteredEvent1」のプロパティ「1a」は、対応関係において、最も上流のイベント「Event1」のプロパティ「1a」である。また、イベント「FilteredEvent2」のプロパティ「2a」は、対応関係において、最も上流のイベント「Event2」のプロパティ「2a」である。一方、イベント「Event1」のプロパティ「1b」およびイベント「Event2」のプロパティ「2b」は、対応関係においても最も上段である。そこで、収集部43aは、判定に利用されるプロパティについての入力イベントのプロパティをイベント「Event1」のプロパティ「1a」、「1b」およびイベント「Event2」のプロパティ「2a」、「2b」と特定する。
また、収集部43aは、フィルタ条件情報41aに記憶されたルールから、出力に用いられるイベントのプロパティを抽出する。そして、収集部43aは、ルール間のプロパティの対応関係から、出力に用いられるイベントのプロパティの基になる入力イベントのプロパティを特定する。
図12は、出力に用いられるプロパティを抽出する流れを説明する図である。収集部43aは、ルール1〜3のselect句から、プロパティを抽出する。そして、収集部43aは、対応関係において、最も下流の出力イベントに含めるプロパティを求め、最も下流の出力イベントに含めるプロパティについての入力イベントのプロパティを特定する。例えば、ルール1〜3のselect句から抽出されるプロパティのうち、「e1」のプロパティ「1a」、「e1」のプロパティ「1c」、「e2」のプロパティ「2d」、「e2」のプロパティ「2e」が最終の出力となるプロパティである。この「e1」のプロパティ「1a」、「e1」のプロパティ「1c」、「e2」のプロパティ「2d」、「e2」のプロパティ「2e」は、イベント「FilteredEvent1」のプロパティ「1a」、「1c」およびイベント「FilteredEvent2」のプロパティ「2d」、「2e」である。
収集部43aは、先に特定したルール間のプロパティの対応関係から、出力に用いられるプロパティについての入力イベントのプロパティを特定する。図13は、出力に用いられるプロパティに対応する入力イベントのプロパティを特定する流れを説明する図である。例えば、イベント「FilteredEvent1」のプロパティ「1a」、「1c」は、対応関係において、最も上流のイベント「Event1」のプロパティ「1a」、「1c」である。また、イベント「FilteredEvent2」のプロパティ「2d」、「2e」は、対応関係において、最も上流のイベント「Event2」のプロパティ「2d」、「2e」である。そこで、収集部43aは、出力に用いられるプロパティについての入力イベントのプロパティをイベント「Event1」のプロパティ「1a」、「1c」およびイベント「Event2」のプロパティ「2d」、「2e」と特定する。
収集部43aは、特定した結果を使用プロパティ情報41bに登録する。例えば、収集部43aは、ルール毎に、判定に用いられるプロパティを「判定プロパティ」の項目に登録し、判定プロパティの基になる入力イベントのプロパティを「判定プロパティの基になる入力イベントのプロパティ」の項目に登録する。また、収集部43aは、ルール毎に、出力に用いられるプロパティを「最終出力プロパティ」の項目に登録し、最終出力プロパティの基になる入力イベントのプロパティを「最終出力プロパティの基になる入力イベントのプロパティ」の項目に登録する。これにより、収集部43aは、例えば、ルール1〜3から図14に示すようにデータを登録する。図14は、ルール1〜3から登録される使用プロパティ情報の一例を示す図である。この図14に示す使用プロパティ情報41bは、図4と同じである。
取込部43bは、入力されるイベントのデータのうち、収集されたプロパティのデータを選択的に取り込む入力処理を行う処理部である。例えば、取込部43bは、使用プロパティ情報41bから、外部から受信されるイベント毎に、判定に用いられるプロパティと最終出力プロパティをリスト化した入力変換処理用の情報60aを生成する。また、取込部43bは、使用プロパティ情報41bから最終出力プロパティの基になる入力イベントのプロパティをリスト化した出力変換処理用の情報60bを生成する。
図15は、入力変換処理用の情報および出力変換処理用の情報の一例を示す図である。図15に示すように、入力変換処理用の情報60aは、イベント「Event1」について、プロパティ「1a」、「1b」が判定に用いられるプロパティとして登録され、プロパティ「1a」、「1c」が最終出力プロパティとして登録されている。また、入力変換処理用の情報60aは、イベント「Event2」について、プロパティ「2a」、「2b」が判定に用いられるプロパティとして登録され、プロパティ「2d」、「2e」が最終出力プロパティとして登録されている。
また、出力変換処理用の情報60bは、イベント「ActionEvent」のプロパティ「1a」の基として、イベント「Event1」のプロパティ「1a」が登録されている。また、出力変換処理用の情報60bは、イベント「ActionEvent」のプロパティ「1c」の基として、イベント「Event1」のプロパティ「1c」が登録されている。また、出力変換処理用の情報60bは、イベント「ActionEvent」のプロパティ「2d」の基として、イベント「Event2」のプロパティ「2d」が登録されている。また、出力変換処理用の情報60bは、イベント「ActionEvent」のプロパティ「2e」の基として、イベント「Event2」のプロパティ「2e」が登録されている。
そして、取込部43bは、外部からイベントを受信すると、入力変換処理用の情報60aおよび出力変換処理用の情報60bに基づき、受信したイベントのデータのうち、収集されたプロパティのデータを選択的に取り込む入力処理を行う。例えば、取込部43bは、受信したイベントのデータのうち、入力変換処理用の情報60aにおいて、当該イベントの判定に用いられるプロパティのデータを複合イベント処理に対応した所定の形式に変換して取り込む。例えば、複合イベント処理がXML(Extensible Markup Language)形式のデータに対応する場合、取込部43bは、判定に用いられるプロパティのデータをXML(Extensible Markup Language)形式に変換して取り込む。また、例えば、取込部43bは、出力変換処理用の情報60bに基づき、外部から受信したイベントのデータを選択的に取り込む入力処理を行う。例えば、取込部43bは、受信したイベントのデータのうち、出力変換処理用の情報60bに登録されたプロパティのデータを、一意のIDを付与してメモリ42に格納する。
そして、取込部43bは、複合イベント処理に対応した所定の形式に変換した判定に用いられるプロパティのデータと、付与されたIDとをイベントのデータとしてイベント処理部43cへ出力する。
イベント処理部43cは、フィルタ条件情報41aに格納されたルールに従い、イベント処理する処理部である。例えば、イベント処理部43cは、取込部43bにより取り込んだイベントのデータを、フィルタ条件情報41aに格納された各ルールに従って処理し、ルールに応じた処理結果を出力部43dへ出力する。イベント処理部43cは、各ルールの出力のデータに、処理したイベントに含まれるIDを含めるようにする。なお、イベント処理部43cは、段階的に各ルールの処理を行う場合に、出力のデータに後段のルールの判定に使用されないプロパティのデータが含まれる場合、使用されないプロパティのデータを削除するようにしてもよい。
出力部43dは、イベント処理部43cによる処理結果を出力先へ出力する出力処理を行う処理部である。例えば、出力部43dは、イベント処理部43cによる処理結果のイベントのデータを出力先へ出力する際、イベントのデータに含まれるIDからメモリ42に格納された実際のプロパティのデータを読み出す。そして、出力部43dは、IDに代えて読み出したプロパティのデータを含めたイベントのデータを生成して出力先へ出力する。
ここで、取込部43b、イベント処理部43c、出力部43dによる複合イベント処理の流れの一例を説明する。図16は、複合イベント処理の流れの一例を説明する図である。図16の例は、図5の例と同様に、プロパティ「1a」〜「1e」のデータを含んだ機器イベントE1と、プロパティ「2a」〜「2e」のデータを含んだ機器イベントE2を図3に示したルール1〜3により処理する場合を示している。
取込部43bには、機器イベントE1および機器イベントE2が入力して機器イベントE1および機器イベントE2を受信する(図16(1))。取込部43bには、機器イベントE1が入力した場合、最終出力プロパティ「1a」、「1c」のデータを、一意のID−1を付与してメモリ42に格納する(図16(2))。そして、取込部43bは、判定プロパティ「1a」、「1b」のデータを複合イベント処理に対応した所定の形式に変換し、ID−1と共に内部のイベント「Event1」を生成する(図16(3))。また、取込部43bは、機器イベントE2が入力した場合、最終出力プロパティ「2d」、「2e」のデータを、一意のID−2を付与してメモリ42に格納する(図16(2))。そして、取込部43bは、判定プロパティ「2a」、「2b」のデータを複合イベント処理に対応した所定の形式に変換し、ID−2と共に内部のイベント「Event2」を生成する(図16(3))。
イベント処理部43cは、取込部43bにより取り込んだイベントのデータを、ルール1〜3に従って処理し、ルール3に応じた処理結果を出力する(図16(4))。なお、図16の例では、イベント処理部43cは、出力のデータに後段のルールの判定に使用されないプロパティのデータが含まれる場合、使用されないプロパティのデータを削除している。例えば、ルール1から出力するイベント「FilteredEvent1」では、ルール3の判定に用いられないプロパティ「1b」が削除されている。なお、使用されないプロパティのデータは、削除しなくてもよい。
このように、取込部43bは、ルールの判定に用いるプロパティのデータを選択的に取り込むため、不要なプロパティのデータの保存や処理にリソースが消費されてしまうことを抑制できる。また、ルールの判定に用いるプロパティのデータは取り込まれるため、イベント処理部43cは、ルールの判定を行うことができる。
出力部43dは、最後段のルール3の処理結果の出力イベント「ActionEvent」を受信する(図16(5))。出力部43dは、出力イベント「ActionEvent」を受信すると、イベント「ActionEvent」に含まれるID−1、ID−2からメモリ42に格納された最終出力のプロパティ「1a」、「1c」、「2d」、「2e」のデータを取得する(図16(6))。そして、出力部43dは、最終出力のプロパティのデータを含めたイベントのデータを生成してアクション用のイベントとして出力先へ出力する(図16(7))。
このように、出力用のプロパティのデータをメモリ42に格納してイベント処理部43cによる処理の対象から除外することにより、イベント処理部43cにおいて、出力用のプロパティのデータの保存や処理に無駄にリソースが消費されてしまうことを抑制できる。
削除部43eは、メモリ42に記憶された最終出力のプロパティのデータを削除する処理部である。削除部43eは、複数のルールによる段階的なフィルタリングの処理後、メモリ42に記憶された出力プロパティのデータを削除する。例えば、メモリ42の各イベントの出力変換処理用の情報60bに登録されたプロパティのデータを記憶する領域に、初期値をゼロとしたカウンタの領域を設ける。イベント処理部43cは、イベントのデータの処理を開始する際に、当該イベントのデータに含まれるIDの記憶領域のカウンタに1加算する。また、イベント処理部43cは、イベントのデータの処理を終了する際に、当該イベントのデータに含まれるIDの記憶領域のカウンタに1減算するようにする。これにより、イベントのデータが何れかのルールで処理中の場合は、カウンタの値がゼロより大きくなり、イベントのデータが何れのルールでも処理していない場合は、カウンタの値がゼロになる。
削除部43eは、出力部43dによりイベントのデータを生成して出力した後、出力したイベントに含まれたIDの記憶領域のカウンタの値がゼロであるか否かを判定し、カウンタの値がゼロである場合、当該IDの記憶領域のデータを削除する。これにより、削除部43eは、処理が完了して使用されなくなったデータがメモリ42に残ることを抑制できる。
ここで、メモリ42に記憶された最終出力のプロパティのデータを削除する流れの一例を説明する。図17は、最終出力のプロパティのデータの削除の流れの一例を説明する図である。図17の例は、図5および図16の例と同様に、プロパティ「1a」〜「1e」のデータを含んだ機器イベントE1を図3に示したルール1、3により処理する場合を示している。
イベント処理部43cは、イベント「Event1」およびイベント「FilteredEvent1」のイベントの処理を開始する際に、ID−1のカウンタに1を加算する。また、イベント処理部43cは、イベント「Event1」およびイベント「FilteredEvent1」のイベントの処理を終了する際に、ID−1のカウンタから1を減算する。削除部43eは、出力部43dによりイベント「ActionEvent」の出力処理後、イベント「ActionEvent」に含まれたID−1の記憶領域のカウンタの値がゼロである場合、ID−1の記憶領域のデータを削除する。これにより、削除部43eは、処理が完了して使用されなくなったデータがメモリ42に残ることを抑制できる。
次に、本実施例に係るデータ処理装置20が行う各種の処理の流れを説明する。最初に、データ処理装置20が、フィルタ条件情報41aの各ルールから各ルールに用いられるプロパティを収集して使用プロパティ情報41bにデータを登録する登録処理の流れについて説明する。図18は、登録処理の手順を示すフローチャートである。この登録処理は、所定のタイミング、例えば、ルールが登録されたタイミングで実行される。
図18に示すように、収集部43aは、各ルールから入力イベント、出力イベント、出力イベントに含まれるプロパティを抽出し、ルール間のプロパティの対応関係を特定する(S10)。収集部43aは、フィルタ条件情報41aに記憶されたルールから、判定に用いられているプロパティを抽出する(S11)。収集部43aは、ルール間のプロパティの対応関係から、判定に用いられているプロパティについての入力イベントのプロパティを特定する(S12)。
また、収集部43aは、フィルタ条件情報41aに記憶されたルールから、出力に用いられるイベントのプロパティを抽出する(S13)。収集部43aは、ルール間のプロパティの対応関係から、出力に用いられるイベントのプロパティの基になる入力イベントのプロパティを特定する(S14)。
収集部43aは、特定した各プロパティを使用プロパティ情報41bに登録し(S15)、処理を終了する。
次に、データ処理装置20が、外部から受信したイベントのデータの複合イベント処理を行う流れについて説明する。図19は、複合イベント処理の手順を示すフローチャートである。この登録処理は、所定のタイミング、例えば、外部からイベントを受信したタイミングで実行される。
図19に示すように、取込部43bは、受信したイベントのデータのうち、イベントの判定に用いられるプロパティのデータを所定の形式に変換して取り込む(S20)。また、取込部43bは、受信したイベントのデータのうち、最終出力プロパティのデータを、一意のIDを付与してメモリ42に格納する(S21)。取込部43bは、付与したIDをイベントのデータに含めてイベントを生成する(S22)。
イベント処理部43cは、生成されたイベントのデータをフィルタ条件情報41aに格納された各ルールに従って処理する(S23)。この際、イベント処理部43cは、イベントのデータの処理を開始する際に、当該イベントのデータに含まれるIDの記憶領域のカウンタに1加算する。また、イベント処理部43cは、イベントのデータの処理を終了する際に、当該イベントのデータに含まれるIDの記憶領域のカウンタに1減算するようにする。
出力部43dは、イベント処理部43cによる処理結果のイベントのデータを出力先へ出力する(S24)。
削除部43eは、出力したイベントに含まれたIDの記憶領域のカウンタの値がゼロである記憶領域のデータを削除し(S25)、処理を終了する。
このように、データ処理装置20は、記憶部41に記憶され、入力されるデータを段階的にフィルタリングする条件を示す複数のルールから各ルールに用いられるデータ項目を収集する。そして、データ処理装置20は、入力されるデータのうち、収集されたプロパティのデータを選択的に取り込む。これにより、データ処理装置20は、不要なプロパティのデータが取り込まれないため、リソースの消費を抑制できる。また、データ処理装置20は、各ルールに用いられるプロパティのデータを選択的に取り込むため、各ルールに従った処理を行うことができる。また、各ルールに用いられるプロパティのデータを選択的に取り込むことにより、例えば、各ルールの処理を複数の装置で分散処理する場合、不要なプロパティのデータを取り込まないことで、各装置間の通信のデータ量も低減できる。
また、データ処理装置20は、ルールにおいて判定に用いられる判定プロパティと、ルールを満たす場合に出力される出力プロパティを収集する。そして、データ処理装置20は、受信したデータから、判定プロパティのデータを複合イベント処理に対応した所定の形式に変換して取り込み、出力プロパティのデータをメモリ42に格納する。このように、データ処理装置20は、判定プロパティのデータを取り込むことにより、最小限のプロパティのデータでルールの判定を行うことができるため、リソースの消費を抑制できる。また、データ処理装置20は、出力プロパティのデータをメモリ42に格納しておくことにより、ルールを満たす場合にルールに応じたデータを出力できる。
また、データ処理装置20は、受信したデータについて、所定の形式に変換された判定プロパティのデータを用いて、複数のルールによる段階的なフィルタリングを行い、メモリ42に記憶された出力プロパティのデータを用いてフィルタリングの結果を出力する。これにより、データ処理装置20は、リソースの消費を抑えて段階的なフィルタリングを行うことができる。
また、データ処理装置20は、複数のルールによる段階的なフィルタリングの処理後、メモリ42に記憶された出力プロパティのデータを削除する。これにより、データ処理装置20は、メモリ42に記憶された出力プロパティのデータが残存してしまうことを抑制できる。
さて、これまで開示の装置に関する実施例について説明したが、開示の技術は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、本発明に含まれる他の実施例を説明する。
例えば、上記実施例では、使用プロパティ情報41bから、入力変換処理用の情報60aと出力変換処理用の情報60bを生成する。そして、上記実施例では、入力変換処理用の情報60aと出力変換処理用の情報60bを用いて入力変換処理および出力変換処理を行う場合について説明したが、開示の装置はこれに限定されない。例えば、データ処理装置20は、使用プロパティ情報41bを用いて入力変換処理および出力変換処理を行ってもよい。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的状態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、図2に示す収集部43a、取込部43b、イベント処理部43c、出力部43dおよび削除部43eの各処理部が適宜統合されてもよい。また、各処理部にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
[データ処理プログラム]
また、上記実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータシステムで実行することによって実現することもできる。そこで、以下では、上記実施例と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータシステムの一例を説明する。図20は、データ処理プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
図20に示すように、コンピュータ300は、CPU(Central Processing Unit)310、ROM(Read Only Memory)320、HDD(Hard Disk Drive)330、RAM(Random Access Memory)340を有する。これら310〜340の各部は、バス400を介して接続される。
ROM320には上記実施例の各処理部と同様の機能を発揮するデータ処理プログラム320aが予め記憶される。例えば、上記実施例の収集部43a、取込部43b、イベント処理部43c、出力部43dおよび削除部43eと同様の機能を発揮するデータ処理プログラム320aを記憶させる。なお、データ処理プログラム320aについては、適宜分離しても良い。
そして、CPU310が、データ処理プログラム320aをROM320から読み出して実行することで、上記実施例と同様の動作を実行する。すなわち、データ処理プログラム320aは、収集部43a、取込部43b、イベント処理部43c、出力部43dおよび削除部43eと同様の動作を実行する。
なお、上記したデータ処理プログラム320aについては、必ずしも最初からROM320に記憶させることを要しない。データ処理プログラム320aはHDD330に記憶させてもよい。
例えば、コンピュータ300に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」にプログラムを記憶させておく。そして、コンピュータ300がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
さらには、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ300に接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などにプログラムを記憶させておく。そして、コンピュータ300がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
10 CEPシステム
20 データ処理装置
21 CEP処理部
41 記憶部
41a フィルタ条件情報
41b 使用プロパティ情報
42 メモリ
43 制御部
43a 収集部
43b イベント処理部
43c 取込部
43d 出力部
43e 削除部

Claims (4)

  1. コンピュータに、
    記憶部に記憶され、入力されるデータを段階的にフィルタリングする条件を示す複数のルールから、各ルールの判定に用いられる判定データ項目および各ルールを満たす場合に出力される出力データ項目にそれぞれ対応する前記入力されるデータのデータ項目を特定し、
    入力されるデータから、前記判定データ項目に対応して特定されたデータ項目のデータを所定の形式に変換して取り込み、前記出力データ項目に対応して特定されたデータ項目のデータをメモリに格納し、
    入力されるデータについて、前記所定の形式に変換されたデータ項目のデータを用いて、前記複数のルールによる段階的なフィルタリングを行い、
    前記メモリに記憶されたデータ項目のデータを用いてフィルタリングの結果を出力する
    処理を実行させることを特徴とするデータ処理プログラム。
  2. 前記複数のルールによる段階的なフィルタリングの処理後、前記メモリに記憶された出力データ項目のデータを削除する
    処理をさらに実行させることを特徴する請求項に記載のデータ処理プログラム。
  3. コンピュータが、
    記憶部に記憶され、入力されるデータを段階的にフィルタリングする条件を示す複数のルールから、各ルールの判定に用いられる判定データ項目および各ルールを満たす場合に出力される出力データ項目にそれぞれ対応する前記入力されるデータのデータ項目を特定し、
    入力されるデータから、前記判定データ項目に対応して特定されたデータ項目のデータを所定の形式に変換して取り込み、前記出力データ項目に対応して特定されたデータ項目のデータをメモリに格納し、
    入力されるデータについて、前記所定の形式に変換されたデータ項目のデータを用いて、前記複数のルールによる段階的なフィルタリングを行い、
    前記メモリに記憶されたデータ項目のデータを用いてフィルタリングの結果を出力する
    処理を実行することを特徴とするデータ処理方法。
  4. 記憶部に記憶され、入力されるデータを段階的にフィルタリングする条件を示す複数のルールから、各ルールの判定に用いられる判定データ項目および各ルールを満たす場合に出力される出力データ項目にそれぞれ対応する前記入力されるデータのデータ項目を特定する収集部と、
    入力されるデータから、前記判定データ項目に対応して特定されたデータ項目のデータを所定の形式に変換して取り込み、前記出力データ項目に対応して特定されたデータ項目のデータをメモリに格納する取込部と、
    入力されるデータについて、前記所定の形式に変換されたデータ項目のデータを用いて、前記複数のルールによる段階的なフィルタリングを行うイベント処理部と、
    前記メモリに記憶されたデータ項目のデータを用いてフィルタリングの結果を出力する出力部と、
    を有することを特徴とするデータ処理装置。
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