JP6276813B2 - ワイヤレス通信ネットワークの無線リソース管理エンティティに対するモバイル端末についての情報の提供 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、ワイヤレス通信に関し、より詳細には、無線リソース制御RRC接続のセットアップおよび/または解放のときに、ワイヤレス通信ネットワークの無線リソース管理(RRM)エンティティに、モバイル端末に特有の情報を提供することに関する。
モバイル・サービスにおいて、より高いデータ転送速度に対する需要が着実に増加している。同時に、第3世代(3G)システムおよび第4世代(4G)システムとしての現在のモバイル通信システムは、より高いスペクトル効率を実現し、より高いデータ転送速度およびセル容量を可能にする拡張された技術を提供する。さらに、新しいサービスおよびサービス・タイプが継続的に導入されているため、現在および未来のモバイル・ネットワークのサービスおよび/またはアプリケーションの範囲および種類は拡大している。
現在のスマートフォンで実行できる、これらのサービスまたはアプリケーションは、たとえば、典型的にはかなり多様なデータ・トラフィック特性を持つ。たとえば、一部のサービス/アプリケーションは、バックグラウンド・トラフィックと見なすか、または分類することができる。そのようなバックグラウンド・トラフィックは、たとえば、長期間のトラフィック停止(たとえば数分の)によって特徴づけることができ、ここではユーザ・プレーン・データは、モバイル端末(3GPP(第3世代パートナーシップ・プロジェクト)用語によるとユーザ機器(UE)とも呼ぶことができる)と、それが接続されているワイヤレス・ネットワークとの間で交換されず、その後に比較的短いトラフィック活動のバーストが続き(数秒)、ここでデータは、モバイル端末とワイヤレス・ネットワークとの間で交換される。他の普及しているサービス/アプリケーションは、複数のモバイル端末間のインスタント・メッセージングを含み、ここでインスタント・メッセージングは、中程度のデータ・パケット到着間の時間(たとえば数秒)、および低いデータ転送速度(たとえば平均30〜100バイト/秒)によって特徴づけることができる。現在および未来のワイヤレス・ネットワークのモバイル端末は、多様なデータ・アプリケーションを可能にしている可能性があり、ほとんどの時間、多様なデータ・アプリケーションから発せられるユーザ・トラフィックの伝達または受信のためのみにネットワークと通信していることになる。多様なデータ・アプリケーションを用いる多数のモバイル端末を扱うために、ワイヤレス通信ネットワークの無線リソース管理(RRM)は、それぞれのアプリケーション特性を考慮に入れることができる。
様々なワイヤレス通信ネットワークにおいて、モバイル端末は、RRC(無線リソース制御)接続を確立するための要求がワイヤレス・ネットワークに送信されるまで、いわゆるアイドル・モードにとどまる。アイドル・モードでは、無線ネットワークは、個々のモバイル端末についての情報を持たず、たとえば、無線セル内のすべてのモバイル端末またはページング機会を監視しているすべてのモバイル端末だけをアドレス指定し得る(address)。モバイル端末は、RRC接続が確立されたときに、アイドル・モードから接続されたモードに移行することができ、ここでRRC接続は、モバイル端末のRRCピア・エンティティと、たとえば、UMTS(ユニバーサル移動体通信システム)地上無線アクセス・ネットワーク(UTRAN)または3GPP(第3世代パートナーシップ・プロジェクト)Long Term Evolution(LTE)のエア・インターフェースである進化型UMTS地上無線アクセス・ネットワーク(e−UTRAN)など、ワイヤレス・ネットワークとの間のポイントツーポイントの双方向接続として規定することができる。
たとえば、ワイヤレス・ネットワークは、確立されたRRC接続を監視していない間にモバイル端末がダウンリンク受信機をオフにすることを可能にするRRC接続されたモード長の不連続受信(DRX)機能を構成しながら、モバイル端末をRRC接続されたモードに維持することができる。DRX手順では、モバイル端末でバッテリ電力の節約が可能になる。そのため、モバイル端末とネットワークは、データ転送が発生する段階または時間間隔を折衝する。他の時間には、モバイル端末は、低電力状態に入るためにその受信機をオフにすることができる。たとえば、ネットワークは、多様なアプリケーションのデータ・トラフィックまたはパケットの到着間時間を一致させるようにDRX期間を構成することができる。アプリケーションまたはデータ・トラフィックの追跡は通常、ワイヤレス・ネットワークで長時間にわたって構築される。したがって、サービス/アプリケーションに対してRRC接続が確立された後で、特定のモバイル端末のデータ・トラフィックのプロファイルを識別し、そして無線リソースを構成(例:DRX構成)するためにいくらかの時間がかかる場合がある。RRC接続されたモードにあるモバイル端末は、特にモバイル端末の移動により信号トラフィックを生じさせる(たとえば、ハンドオーバー信号、測定レポートなど)。さらに、多数の接続されたモバイル端末は、ネットワーク信号を生じさせる。信号トラフィックを扱うためのサーバ容量要件も、接続されたモバイル端末の数とともに増加する。したがって、RRC接続されたモードにモバイル端末を維持することを決定するときは、モバイル端末のバッテリ消費、無線リソースの構成、および信号負荷を注意深く考慮に入れるべきである。
ネットワークは、所定期間のデータ・トラフィック停止の後、モバイル端末に対してネットワークで運転されているいわゆる休止タイマーの期限が切れた場合、または接続を解放するというネットワークの決定により、モバイル端末のRRC接続を解放することができる。たとえば、モバイル端末は、ボイス・オーバーIP(VoIP)通話に対してRRC接続を開始することができ、VoIP通話が終了するときに、ネットワークは、モバイル端末のRRC接続を解放することができる。頻繁なデータ・トラフィックを用いるモバイル端末に対するRRC接続を解放すると、アイドリング−接続間の移行が頻繁に発生し、これはかなりの量のネットワーク信号につながる可能性がある。
ネットワークは、モバイル端末のデータ・トラフィックを追跡し、データ・トラフィック特性に関する情報を持つことができるが、無線ネットワークのモバイル端末に特有の情報は、RRC接続解放のとき、つまり少し前または後に削除される。すなわち、ある期間の停止の後にUEが新しい接続を確立した場合、モバイル端末のサポートされたソフトウェア・アプリケーションが、RRC接続解放と次のRRC接続セットアップとの間で変更されなかったとしても、ネットワークには、モバイル端末のトラフィック特性についての情報がなく、よって、トラフィック・プロファイルを識別するために、ネットワークがユーザ・トラフィックを再び追跡するまで、無線リソースの最適な構成は可能ではない。
本発明の1つの発見は、多様なデータ・アプリケーション/サービスを用いるモバイル端末に対する無線リソースの効率的な割り当ておよび無線管理のための新しいRRC接続の確立時に、ワイヤレス通信ネットワークが、モバイル端末のデータ・トラフィックおよび/または移動性プロファイルについての情報を既に持っていることは有益な場合があるということである。以下において、モバイル端末のデータ・トラフィックおよび/または移動性プロファイルは、また、モバイル端末の無線リソース利用についての情報と呼ばれる。本発明の実施形態は、モバイル端末とワイヤレス・ネットワークとの間の新しいRRC接続の確立において、またはそのときに、たとえば基地局など、対応するネットワーク要素にモバイル端末の過去または未来の無線リソース利用についての情報を提供することを提案する。そのため、提供される無線リソース利用情報、たとえばトラフィック/UEのプロファイルは、以前のRRC接続の無線リソース利用に基づいてもよいか、またはRRC接続確立において、モバイル・デバイスで実行されていた(様々な)ソフトウェア・アプリケーションに関する情報に基づいた期待される無線リソース利用の場合がある。よって、提供された情報は、過去の値または期待される値に基づいて、新しく確立されたRRC接続に対する無線リソース利用の推定を示している。
よって、本発明の第1の態様によると、ワイヤレス通信ネットワークの無線リソース管理(RRM)エンティティにモバイル端末についての情報を提供するための装置が提供される。装置は、モバイル端末とワイヤレス通信ネットワークとの間に新しいRRC接続が確立されると、その後に(新しく)確立されたRRC接続とも呼ばれる、確立される新しいRRC接続のための無線リソース利用の推定を示す情報を提供するための手段を含む。言い換えると、モバイル端末とワイヤレス通信ネットワークとの間の新しいRRC接続の確立の前、間、または直後に、新しく確立されたRRC接続のための無線リソース利用の推定を示す情報をRRMエンティティに提供することができる。
そのため、RRMエンティティは、ワイヤレス・ネットワークに接続された1つまたは複数のモバイル端末の無線リソース管理(RRM)、特に動的なRRMを扱うことができる集中型または分散型のネットワーク・エンティティと見なすことができる。たとえば、RRMエンティティは、たとえばモバイル端末にサービスを提供する基地局など、無線アクセス・ネットワーク(RAN)要素と同じ場所を共用するか、またはそれに結合することができる。動的なRRM方式は、トラフィック負荷、ユーザの位置、サービスの品質の要件などに対して無線ネットワーク・パラメータを適応するように調整する。一般的に、RRMは、ワイヤレス通信システムにおいて同一チャネル干渉および他の無線伝送特性のシステム・レベルの制御を扱うことができる。RRMは、送信電力、チャネル割り当て、データ転送速度、ハンドオーバー基準、変調方式、エラー・コード体系など、様々なパラメータを制御するための戦略およびアルゴリズムを含む。特に、RRMまたはRRMエンティティは、また、基地局で使用されるいわゆる休止タイマーを扱うことができる。たとえば、RRCアイドル・モードのモバイル端末で実行されているソフトウェア・アプリケーションがデータ・パケットを送信または受信する必要がある場合、モバイル端末は、複数のRRC信号メッセージを使用して、ワイヤレス通信ネットワークへのアクティブな無線周波数接続を取得するために、RRC接続(つまりRRC接続されたモード)を要求することができる。最後のデータ・パケットが送信または受信された後、ワイヤレス通信ネットワーク、またはそのRRMエンティティは、RRC接続を解放し、休止タイマーの期限が切れた後、モバイル端末はRRCアイドル状態に移行する。そのため、休止タイマーは、ネットワーク・オペレータによって典型的には5から30秒の範囲に設定される。追加のパケットが休止またはアイドル状態のモバイル・デバイスへの伝達を必要とする場合、新しいRRC接続が必要であり、信号プロセスが再び開始される。しかし、本発明の実施形態によると、前述の休止タイマーは、無線リソース利用の推定を示す提供された情報に基づいて、ネットワークとモバイル端末との間の新しく確立されたRRC接続について個々に設定することができる。
よって、本発明の他の態様によると、また、ワイヤレス通信ネットワークのRRMエンティティが提供され、ここでRRMエンティティは、モバイル端末とワイヤレス通信ネットワークとの間の新しく確立されたRRC接続に対する無線リソース利用の推定を示す提供された情報に基づいて、モバイル端末に特有のRRM機能またはアルゴリズムを実行するように動作可能である。そのため、無線リソース利用情報は、たとえば移動性管理エンティティ(MME)など、たとえばコア・ネットワーク(CN)エンティティなど、他のネットワーク・エンティティから、または前述のRRC接続の確立時にモバイル端末によって、RRMエンティティに提供された可能性がある。言い換えると、無線リソース管理エンティティは、モバイル端末とワイヤレス通信ネットワークとの間の新しいRRC接続の確立時に、確立されるRRC接続に対する無線リソース利用の推定を示す情報を受信するように、および受信された情報に基づいて、モバイル端末に特有の無線リソース管理の機能を実行するように動作可能な場合がある。
たとえば、無線リソース利用の推定を示す情報は、以前のRRC接続において、モバイル端末がワイヤレス通信ネットワークとの間でユーザに特有のデータを受信または送信しなかった停止期間を示す情報を含むことができる(停止タイマー)。データ・トラフィック・プロファイルに含まれている、そのような停止期間に基づいて、RRMエンティティは、モバイル端末について、たとえば、DRX停止タイマー、オン期間タイマー、DRXサイクルなど、DRXパラメータを個々に調整するように動作可能な場合がある。あるいは、または加えて、RRMエンティティは、前述の停止期間に対応するモバイル端末の停止期間の後に、確立されたRRC接続の解放を開始することができる。すなわち、ワイヤレス通信ネットワーク、またはそのRRMエンティティは、RRC接続を解放し、信号送信されたモバイル端末に特有の期間、つまり休止タイマーの期限が切れた後のみ、モバイル端末はRRCアイドル状態に移行する。要約すると、RRMエンティティは、よって、モバイル端末がRRC接続を監視する必要がなく、よってバッテリ電力を節約できるときに、停止の期間または状態を指定するRRM停止タイマー値を調整することができる。言い換えると、RRMエンティティは、前述の停止期間に基づいてモバイル端末の停止期間の後に、DRXサイクルを構成するか、または確立されたRRC接続の解放を開始するように動作可能な場合がある。
よって、本発明の実施形態は、ネットワーク側の短すぎかつ固定的に設定された休止タイマー値による前述の重いRRC信号負荷を回避することができる。ここで、提供される無線リソース利用の推定に基づいて、個々のモバイル端末の特定のデータ・トラフィック・プロファイルに合わせて調整された休止タイマーを決定することができる。
様々な実施形態により、ワイヤレス通信ネットワークは、たとえば、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ(GSM)もしくGSM進化型高速データレート(EDGE:Enhanced Data Rates for GSM Evolution)ネットワーク、GSM/EDGE無線アクセス・ネットワーク(GERAN)、Long−term Evolution(LTE)またはLTE−Advanced(LTE−A)など、Universal Terrestrial Radio Access Network(UTRAN)もしくはEvolved UTRAN(E−UTRAN)として、第3世代パートナーシップ・プロジェクト(3GPP)により標準化されたセルラー方式の1つに対応することができる。一般的に、符号分割多元接続(CDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、時分割多元接続(TDMA)などの少なくとも1つに基づく任意のシステム。以下において、ワイヤレス通信システム、セルラー方式/ネットワークという用語は、区別なく使用される。
したがって、ワイヤレス通信ネットワークに依存して、基地局は、ノードB、eNodeB、アクセス・ポイントなどに対応することができる。基地局は、1つまたは複数の周波数レイヤにおいて複数のセルを運用することができ、一部の実施形態では、セルはセクタに対応することができる。たとえば、セクタは、セクタ・アンテナを使用して実現することができ、これはリモート・ユニットまたは基地局の周りの角度のある区域を対象とするための特性を提供する。
様々な実施形態において、モバイル端末は、上記のネットワークの1つのモバイルまたはワイヤレス端末の送受信装置に関連するか、または結合することができる。つまり、モバイル端末は、スマートフォン、セル式電話、ユーザ機器、ラップトップ、ノートブック、パーソナル・コンピュータ、携帯情報端末(PDA)、ユニバーサル・シリアル・バス(USB)スティック、自動車などに対応することができる。
さらに、無線リソースという用語は、周波数リソース、帯域幅、キャリア、サブキャリア、時間リソース、無線フレーム、タイムスロット、記号、サブフレーム、時間送信間隔(TTI)、コード・リソース、アナログ波変調(ASM:Analog Spectrum Modulation)記号、デジタル波変調(DSM:Digital Spectrum Modulation)記号、周波数偏移変調(FSK)記号、位相偏移変調(PSK)記号、パルス符号変調(PCM)記号、4値振幅変調(QAM:Quaternary Amplitude Modulation)記号、周波数ホッピング・スペクトル拡散(FHSS)シーケンス、直接シーケンス・スペクトル拡散(DSSS)シーケンス、などのグループの要素または要素の組み合わせとして理解することができる。実施形態では、複数の無線リソースは、したがって、時間リソース、周波数リソース、コーディング・リソース、または送信技術のグループの1つまたは組み合わせに対応することができる。たとえば、データ無線ベアラ(DRB)は、また、物理的な無線リソースの組み合わせを含み、よって、無線リソース自体と見なすことができる。
本発明の一部の実施形態では、新しく確立されたRRC接続のための無線リソース利用の推定を示す提供された情報は、モバイル端末とネットワークとの間の以前、つまり過去のRRC接続の無線リソース利用についての情報を含むことができ、モバイル端末とネットワークとの間の新しいRRC接続の確立の前に、以前のRRC接続は、確立され解放されている。すなわち、情報を提供するための手段は、モバイル端末とワイヤレス通信ネットワークとの間の以前のRRC接続に関係する無線リソース利用の情報を提供するように動作可能な場合があり、ここで以前のRRC接続は、確立されたRRC接続に先行する。
無線利用についての情報は、以前のRRC接続の間にモバイル端末のための無線リソース構成の少なくとも1つを示すモバイル端末に特有のデータ・トラフィックおよび/または移動性プロファイル、以前のRRC接続において、モバイル端末がワイヤレス通信ネットワークとの間でユーザに特有のデータを受信または送信しなかった停止期間を示す情報(UE停止時間)、または以前のRRC接続中にワイヤレス通信ネットワークのモバイル端末が最後に訪問したセルを示す情報(移動性プロファイル)を含むことができる。たとえば、移動性プロファイルは、休止タイマーを設定するために使用できるため、確立されたRRC接続中に信号集約的なハンドオーバーを回避することができる。これは特に、高速に移動するモバイル端末にとって有益な場合がある。
本発明の一部の実施形態では、情報を提供するための手段は、モバイル端末とワイヤレス通信ネットワークとの間の以前のRRC接続の解放時、つまりその間または後に、以前のRRC接続に関係する無線リソース利用の情報を格納するように動作可能である。格納は、ネットワーク側またはモバイル端末の側で行うことができる。すなわち、コア・ネットワーク要素、基地局、またはMMEなどのネットワーク・エンティティは、以前のRRC接続の解放時に以前のRRC接続に関係する無線リソース利用についての情報を格納することができるか、またはモバイル端末は、前述の情報を格納することができる。格納はまた、2つ以上の以前のRRC接続の無線リソース利用情報を含む無線リソース利用情報を更新または平均することを含むことができる。この方法で、複数の以前の無線リソース利用パラメータの(加重)平均を決定することが可能である。
この第1の場合について(つまり、情報はネットワーク側で格納される)、情報を提供するための手段は、以前のRRC接続の解放時に、ワイヤレス通信ネットワークのネットワーク・エンティティ(MMEなど)に情報を提供し、ネットワーク・エンティティ(たとえばMME)のメモリ・デバイスに前述の情報を格納して、RRC接続の確立時に、格納された情報の少なくとも一部をモバイル端末が接続されている基地局に提供するように動作可能な場合がある。よって、この場合、RRMエンティティにモバイル端末についての情報を提供するための装置は、たとえば、コア・ネットワーク要素、基地局、および/またはMMEなど、ワイヤレス通信ネットワークの1つまたは複数のネットワーク・エンティティによって含まれる場合がある。そのため、MMEは、LTEアクセス・ネットワークの主な制御ノードである。たとえば、それは、再送信を含む、アイドル・モードのUEの追跡およびページングの手順を担当する。それはベアラのアクティブ化/非アクティブ化のプロセスに関係し、最初の接続時、およびコア・ネットワーク(CN)ノードの再配置を含むLTE内ハンドオーバーのときに、UEに対してサービスを提供するゲートウェイ(SGW)を選ぶことも担当する。また、それはユーザを認証することを担当する。
情報がMMEに格納されている場合、情報を提供するための手段は、また、基地局とワイヤレス通信ネットワークのコアとの間の有線インターフェースを使用して、基地局とMMEエンティティとの間の無線リソース構成情報を信号送信するように動作可能な場合がある。LTEでは、たとえば、この目的のためにS1インターフェースを使用することができる。よって、提供するための手段は、メモリあるいはストレージおよび/またはネットワーク要素間のインターフェースを含むことができる。
ネットワーク側で、以前のUEに特有のデータ・トラフィックおよび/または移動性プロファイルなど、以前のRRC接続に関係する無線リソース利用についての情報を格納することは、有線のインターフェースを通じてネットワーク要素間の信号送信だけが必要であるという長所を持つ場合がある。よって、既存のUEまたは既存のエア・インターフェースへの修正は必須ではない。さらに、いずれにしてもRRC接続されたUEの無線リソース利用の追跡によりRRC接続解放前にネットワークで認識されているので、無線リソース利用情報は、ネットワークに容易に格納することができる。ネットワーク・ベースの概念は、ネットワーク要素間の信号送信のみを含むため、UEに影響を与えることなく格納されるように追加的な信号パラメータ(複数可)を導入することが可能である。
しかし、本発明の他の実施形態は、また、モバイル端末からワイヤレス通信ネットワークへの新しいRRC接続の確立時に、新しく確立されたRRC接続のための無線リソース利用の推定を示す情報の提供を含む。たとえば、UE/トラフィック・ファイルは、以前のRRC接続のRRC接続解放時にモバイル端末に格納することができる。そのため、それぞれの情報はモバイル自体に存在してもよく、またはダウンリンク・ネットワーク信号によって提供してもよい。新しいRRC接続の確立時に、UEは、格納されたUE/トラフィックのプロファイル情報をたとえば基地局に伝達することができる。後者の情報は、UEに対する無線リソースの最適な構成のために基地局または接続されたRRMによって使用することができる。この場合、ワイヤレス通信ネットワークのRRMエンティティにモバイル端末についての情報を提供するための装置は、したがって、モバイル端末自体に含まれてもよい。
前述の場合について、つまり、以前のRRC接続に関係する無線リソース利用についての情報が、モバイル端末側に格納されている場合、情報を提供するための手段は、新しいRRC接続の確立時に1つまたは複数のRRC信号メッセージ(またはその部分)を介して、モバイル端末からワイヤレス通信ネットワークに前述の情報を提供するように動作可能な場合がある。情報を提供するための手段は、また、以前のRRC接続の解放時に、モバイル端末のメモリ・デバイスに以前のRRC接続の情報を格納し、新しいRRC接続の確立時に、ワイヤレス通信ネットワークのネットワーク・エンティティに格納された情報の少なくとも一部を提供するように動作可能な場合がある。無線リソース利用情報を格納するために、たとえばFLASHメモリなど、モバイル端末に統合されたストレージを使用することができる。
本発明の他の態様によると、モバイル端末は、また、モバイル端末で実行されているアプリケーションに関係する情報に基づいて、新しいRRC接続の確立時に期待されるデータ・トラフィック・プロファイル、およびRRC接続の確立時にそれらの関連する期待されるデータ・トラフィック・パターン(複数可)を提供することができる。ここで、無線リソース利用の推定を示す情報を提供するための手段は、したがって、モバイル端末とワイヤレス通信ネットワークとの間のRRC接続の確立時に、モバイル端末で実行されているアプリケーション・ソフトについての情報に基づいて、前述の情報を提供するように動作可能な場合がある。
RRC接続確立時にモバイル端末からネットワークに情報を伝達するために、モバイル端末からワイヤレス通信ネットワークへの無線リソース利用の推定を示す情報の提供に該当する後者の2つの態様は両方、無線インターフェースを通じて対応する新しいRRC信号送信(フィールド)を必要とする。
さらに他の態様によると、ワイヤレス通信ネットワークのRRMエンティティにモバイル端末についての情報を提供するための方法が提供され、方法は、モバイル端末とワイヤレス通信ネットワークとの間のRRC接続の確立時に、確立されたRRC接続のための無線リソース利用の推定を示す情報を提供するステップを含む。そのため、以前に説明したように、提供するステップは、ネットワーク・エンティティまたはモバイル端末のいずれかによって実行することができる。他のステップでは、モバイル端末に特有の無線リソース管理は、たとえば、休止タイマーに関して、無線リソース利用の推定を示す提供された情報に基づいて実行することができる。後者のステップは、たとえば基地局に結合されたRRMエンティティとして、ネットワーク・エンティティによって実行することができる。
一部の実施形態は、方法またはそのステップを実行するための装置内に設置されたデジタル制御回路を含む。そのようなデジタル制御回路、たとえばデジタル信号プロセッサ(DSP)は、それに応じてプログラムする必要がある。よって、さらに他の実施形態は、また、コンピュータまたはデジタル・プロセッサでコンピュータ・プログラムが実行されたときに、方法の実施形態を実行するためのプログラム・コードを持つコンピュータ・プログラムを提供する。本発明の実施形態は、最適な無線リソース構成および無線リソース管理を可能にする。これは、多様なデータ・アプリケーションを用いる多数の高性能UEをワイヤレス・ネットワークでサポートする必要がある場合に特に重要である。実施形態は、効率的なリソース割り当て、改善されたUE電力の節約、信号負荷の軽減を実現することができる。
装置および/または方法の一部の実施形態について、例示のみを目的として、添付の図面に関して以下に記述する。
一実施形態による、ワイヤレス通信ネットワークのRRMエンティティにモバイル端末についての情報を提供するための装置を示す略ブロック図である。 一実施形態による、確立されたRRC接続のための無線リソース利用の格納された推定を示す情報を基地局に提供するMMEを示す略ブロック図である。 実施形態による、RRC接続の確立および解放を示すメッセージ・シーケンス図である。 実施形態による、RRC接続の確立および解放を示すメッセージ・シーケンス図である。 一実施形態による、確立されたRRC接続のための無線リソース利用の推定を示す情報を基地局に提供するモバイル端末を示す略ブロック図である。 さらに他の実施形態による、RRC接続の確立および解放を示すメッセージ・シーケンス図である。 さらに他の実施形態による、RRC接続の確立および解放を示すメッセージ・シーケンス図である。
ここで、様々な例示的実施形態について、一部の例示的実施形態を示した添付図面に関してより完全に記述する。図において、線の太さ、レイヤ、および/または領域は、明瞭さのために誇張している場合がある。
したがって、例示的実施形態は、様々な変更および代替形式が可能であり、その実施形態は、一例として図面に示され、本明細書に詳細に記述されるだろう。しかし、例示的実施形態を開示された特定の形式に制限する意図はなく、それとは反対に、例示的実施形態は、本発明の範囲内にある変更、等価物、および代替案をすべて包含することを理解するべきである。同様の番号は、図の記述の全体にわたって類似または同様の要素を表している。
要素が他の要素に「接続される(connected)」または「結合される(coupled)」と言及された場合、他の要素に直接的に接続または結合することが可能であり、または介在する要素が存在する場合があることを理解されるだろう。これとは対照的に、要素が他の要素に「直接的に接続される(directly connected)」または「直接的に結合される(directly coupled)」と言及された場合、介在する要素は存在しない。要素間の関係を記述するために使用される他の言葉は、同様に解釈されるべきである(たとえば、「の間(between)」と「直接的に間に(directly between)」、「隣接する(adjacent)」と「直接的に隣接する(directly adjacent)」など)。
本明細書に使用する用語は、特定の実施形態についてのみ記述することを目的とするものであり、例示的実施形態に限定することを意図するものではない。本明細書に使用する場合に、単数形の「1つの(a)」「1つの(an)」、および「その(the)」は、そうでないことが文脈に明白に示されていない限り、複数形も含むことが意図される。本明細書に使用する場合、「comprise(含む)」、「comprising(含んでいる)」、「include(含む)」、および/または「including(含んでいる)」という用語は、記述された機能、整数、ステップ、動作、要素、および/または構成要素の存在を示すものであるが、1つまたは複数の他の機能、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、および/またはそれらのグループの存在や追加を排除するものではないことをさらに理解されるだろう。
特に定義しない限り、本明細書に使用するすべての用語(技術用語および科学用語を含む)は、例示的実施形態が属する当業者によって一般的に理解されるものと同じ意味を持っている。用語、たとえば一般に使用される辞書に規定されているものは、関連する技術分野の文脈における意味に一致する意味を持つものと解釈するべきであり、特に本明細書に明示的に規定されていない限り、理想化された、または過度に形式的な意味で解釈されるものではないことをさらに理解されるだろう。
現在のLTE標準によると、ネットワークは、RRC接続されたモバイル端末またはUEのためにデータ・トラフィックおよび/または移動性プロファイルの追跡を実行することができる。また、ネットワークは、関連するRRC接続されたUEのユーザ・プレーン・トラフィックの活動または停止を監視するために、サービスを提供する基地局またはeNodeBで休止タイマーを使用することができる。ネットワーク側の休止タイマーまたはDRX設定は実装依存であり、異なる基地局のベンダーは、異なる値またはパラメータを使用することができる。
ソース・セルからターゲット・セルへのUEのハンドオーバーの準備において、ソース・セルのサービスを提供する基地局は、最適な無線リソース構成および無線管理を用いてターゲット基地局を支援するために、ターゲット基地局に、UEに特有の無線リソース利用情報を信号送信することができる。ソース・セルで使用される無線リソース構成は、宛先またはターゲットの基地局に通信することができる。さらに、モバイル端末がユーザ・データを受信または送信しなかった停止期間(UE停止時間)は、また、ターゲット・セルに通信することができる。これは、ある期間、UEが休止つまり停止していた場合、またはDRXパラメータ設定を構成するために、RRC接続を解放するべきときを推定するために主に使用することができる。さらに、モバイル端末の履歴情報、モバイル端末が最後に訪問したセル(複数可)、およびモバイル端末が訪問したセル(複数可)に滞在した時間は、また、ハンドオーバーの間にターゲット基地局に伝播することができる。後者の情報は、モバイル端末の移動性プロファイルを推定するターゲット基地局によって使用することができる。よって、無線リソース構成、停止期間もしくデータ・トラフィック・プロファイルの少なくとも1つ、またはモバイル端末の移動性プロファイルは、端末に特定の無線リソース利用情報を形成するために使用することができる。たとえばLTEなど、現在のワイヤレス通信ネットワークでは、しかし、モバイル端末のRRC接続が解放され、RRC接続からRRCアイドル・モードにモバイル端末が移行した場合、モバイル端末に特有の無線リソース利用情報はすべてネットワークで解放される。言い換えると、データ停止期間など、モバイル端末に特有の無線リソース利用情報は捨てられ、よって、前述のモバイル端末のためのRRC接続が解放されたら、ネットワークによって使用されない場合がある。
しかし、本発明の様々な実施形態は、モバイル端末とワイヤレス通信ネットワークとの間の次のRRC接続に関係する特定のRRMパラメータ設定を改善するために、1つまたは複数の以前のRRC接続のモバイル端末に特有の無線リソース利用情報の少なくとも一部を使用することを提案する。よって、1つまたは複数の以前のRRC接続のモバイル端末に特有の無線リソース利用情報は、次に確立されたRRC接続のための無線リソース利用の推定または基礎として使用することができる。たとえば、基地局内のまたは基地局に結合されたRRMエンティティは、その推定に基づいて、休止タイマーおよび/またはDRX構成など、モバイル端末に特有のRRMパラメータを設定することができる。
この目的のために、図1に概略的に示しているように、本発明の実施形態は、ワイヤレス通信ネットワークのRRMエンティティにモバイル端末についての情報を送るための装置100を提供する。装置100は、モバイル端末とワイヤレス通信ネットワークとの間に新しいRRC接続が確立されたときに、新しく確立されたRRC接続のための無線リソース利用の推定を示す情報112を提供するための手段110を含む。そのため、無線リソース利用情報112は、信号メッセージまたはその部分を使ってRRMエンティティに提供することができる。信号メッセージは、異なるネットワーク要素間、または基地局などのネットワーク要素とモバイル端末との間で交換することができる。
一部の実施形態によると、その推定は、モバイル端末とワイヤレス通信ネットワークとの間の過去または以前のRRC接続の無線リソース利用情報に基づいている場合がある。よって、情報112を提供するための手段110は、モバイル端末とワイヤレス通信ネットワークとの間の1つまたは複数の以前のRRC接続に関係する無線リソース利用情報を提供するように動作可能な場合があり、ここで以前のRRC接続は、新しいまたは現在の確立されたRRC接続に先行する。上に記述したように、少なくとも1つの以前のRRC接続の無線リソース利用情報112は、モバイル端末に特有のデータ・トラフィック・プロファイルおよび/または移動性プロファイルを含むことができる。データ・トラフィック・プロファイルは、解放された以前のRRC接続において、モバイル端末がワイヤレス通信ネットワークとの間でユーザに特有のデータを受信または送信しなかった停止期間を示す情報を再び含むことができる。そのような停止期間情報は、モバイル端末にRRM機能またはアルゴリズムを個々に適応させるために、たとえば、休止タイマー値および/またはDRX期間を個々に設定するために使用することができる。
情報112を提供するための手段110は、モバイル端末とワイヤレス通信ネットワークとの間の以前のRRC接続の解放時に、以前のRRC接続に関係する無線リソース利用の情報112を格納またはバッファリングするために、ストレージまたはメモリ114を含むか、またはそれに結合することができる。そのため、ストレージは、少なくともモバイル端末の連続する2つのRRC接続間に前述の情報112を格納するように適応される。
装置100は、ワイヤレス通信ネットワークの1つまたは複数のネットワーク要素に実装することができる。一実施形態によると、装置100は、たとえばeNodeBなどの基地局に実装することができる。例として図2に示す他の実施形態によると、装置100は、ワイヤレス・ネットワークのMME200に実装することができる。
図2は、ネットワークとモバイル端末との間の先行するRRC接続に関係するモバイル端末に特有の無線リソース利用情報112を格納するための記憶媒体114を有する手段110を含むMME200を示している。コア・ネットワーク(CN)エンティティであるMME200は、基地局210の形でRANエンティティをインターフェースし、これは、たとえば、休止タイマー、DRXタイミング、トラフィック負荷、ユーザ位置、サービスの品質の要件など、無線ネットワーク・パラメータを調整するための基地局に特有のRRMエンティティ220を再び含む。そのため、1つまたは複数の無線ネットワーク・パラメータは、格納されたモバイル端末に特有の無線リソース利用情報112に基づいて調整することができ、これはモバイル端末と基地局210との間のRRC接続の確立時に、たとえばLTEネットワークのS1インターフェースなど、ネットワーク要素間のインターフェース230を介してMME200から基地局210に転送することができる。よって、情報を提供するための手段110は、基地局210とワイヤレス通信ネットワークのコア、つまりコア・ネットワークとの間の有線インターフェースを使用して、基地局210とMME200との間で情報112を信号送信するように動作可能な場合がある。
少なくとも1つの先行するRRC接続に関係する転送された情報112に基づいて、基地局210のRRMエンティティ220は、たとえば休止タイマーまたはDRXパラメータなど、新しく確立されたRRC接続のためのUEに特有の無線ネットワーク・パラメータを個々に調整することができる。RRMエンティティ220は、モバイル端末と基地局210との間の新しく確立されたRRC接続のための無線リソース利用推定112に基づいて、新しく確立されたRRC接続のためのモバイル端末に特有の無線リソース管理を実行するように動作可能な場合があり、ここで情報112は、前述のRRC接続の確立時にMME200からRRMエンティティ220に提供された場合がある。一部の実施形態によると、無線リソース利用の推定を示す情報112は、少なくとも1つの以前のRRC接続において、モバイル端末がワイヤレス通信ネットワークとの間でユーザに特有のデータを受信または送信しなかった停止期間を示すデータ・トラフィック情報を含むことができる。RRMエンティティ200は、前述の以前の停止期間に対応するモバイル端末の停止期間の後に、確立されたRRC接続の解放を開始するために、データ・トラフィック情報推定112に基づいて、たとえば、休止タイマー値またはDRX期間を調整するように動作可能な場合がある。
新しい(つまり現在の)RRC接続の解放の直前または後に、基地局210で利用可能であり、RRC接続されたモバイル端末を追跡することによって得られた可能性がある、対応する最新の無線リソース利用情報212は、ネットワーク要素間のインターフェース230を介してMME200のストレージ114に転送し戻すことができる。このようにして、少し前に解放されたRRC接続の格納された無線リソース利用情報212は、ネットワークとモバイル端末との間の次に来るRRC接続のための無線リソース利用の推定を示す情報112として使用することができる。よって、情報112、212を提供するための手段110は、以前のRRC接続の解放時に、ワイヤレス通信ネットワークのMME200に情報212を提供し、MME200のメモリ・デバイス114に前述の情報212を格納し、前述のモバイル端末との次のRRC接続の確立時に、モバイル端末が接続されている基地局210に、格納された情報112、212の少なくとも一部を提供するように動作可能な場合がある。
図3aは、モバイル端末310と、たとえば基地局などのRANエンティティ320との間の例示的なRRC接続確立のメッセージ・シーケンス図300を示している。
たとえば、RRCアイドル・モードであるモバイル端末310で実行されているソフトウェア・アプリケーションが、データ・パケットを送信または受信する必要がある場合、モバイル端末310は、RRC接続要求メッセージ312を用いてRRC接続を要求することができる。このRRC接続要求メッセージ312について、RAN320は、RRC接続セットアップ・メッセージ322で応答し、モバイル端末310の最後のRRC接続の格納されたデータ・トラフィック・プロファイルを要求することができる(参照番号324を参照)。モバイル端末310がRRC接続セットアップを終了させると、RRC接続セットアップ完了メッセージ314を介して承認する。モバイル端末のRRC接続セットアップ完了メッセージ314の受信の前または後に、たとえばMMEなどコア・ネットワーク・エンティティ330は、ネットワークとモバイル端末310との間の1つまたは複数の先行するRRC接続に関係する要求されたモバイル端末に特有の無線リソース利用情報112をRANエンティティ320に信号送信することができ、これは、たとえば以前のトラフィック・プロファイルなど、モバイル端末に特有の無線リソース利用情報112に基づいて、DRXおよび/または休止タイマー値など、1つまたは複数のRRMパラメータを適応させることができる。
確立されたRRC接続を介して最後のデータ・パケットが送信または受信された後、ワイヤレス通信ネットワーク、またはそのRRMエンティティは、確立されたRRC接続を解放することができ、たとえば、適応された休止タイマーの期限が切れた後、モバイル端末はRRCアイドル状態に移行する。このRRC接続の開放手順の一例を図3bに示している。
RANエンティティ320からモバイル端末310にRRC接続解放メッセージ326を信号送信する前または後に、対応する最新の無線リソース利用情報212は、S1ネットワーク要素間のインターフェースを介して、コア・ネットワークのエンティティ330、たとえばMME200に信号送信することができる。RRC接続解放メッセージ326の受信の後に、モバイル端末310は、RRCアイドル・モードに入る。追加のパケットが休止またはアイドル状態のモバイル・デバイスへの伝達を必要とする場合、新しいRRC接続が必要であり、図3aによる信号送信プロセス300を再び開始することができる。
無線リソース割り当ておよび/または無線管理に関するUEまたはモバイル端末に特有の情報112、212が、ネットワークで維持されるか、またはネットワークに提供される場合、この情報112、212は、モバイル端末がネットワークに次に接続される場合、無線リソースの最適な設定、したがって効率的なリソースの使用のために使用することができる。この概念は、現在のネットワークにおけるハンドオーバーの間のソース基地局からターゲット基地局への通信情報に似ている。
UEまたはモバイル端末のプロファイル情報112、212を維持する有用性および無線構成を改善するためにそれをどのように使用できるかは、次の例に示すことができる。UEの休止タイマーがeNodeBでタイマーTとして設定されるとしよう。UEが時間Tの間、ユーザ・データを受信または送信していない場合、ネットワークは、UEのRRC接続を解放する。そのため、UEプロファイルもRRC接続解放でネットワークから解放される。しかし、RRC接続が解放された後、UEアプリケーションは、&Tでいくらかのユーザ・データを生成する。ネットワークは、UEのためにRRC接続を確立し、ネットワークで休止タイマーを始動する。UEの停止期間Tの後、接続は解放される。UEのソフトウェア・アプリケーションがT+&Tの周期でトラフィックを生成するので、接続解放の直後にRRC接続が必要である。しかし、UEの以前の停止情報のUEプロファイルがネットワークに認識されている場合、ネットワークは、休止タイマーをT+&Tに設定し、したがって信号負荷を軽減することができる。
ネットワークでUE/トラフィック・プロファイルまたは無線リソース利用情報112、212を格納する以外に、図4に概略的に示すように、前述の情報は、また、RRC接続セットアップでモバイル端末からネットワークに提供することができる。
図4は、ワイヤレス・ネットワークのネットワーク要素320とRRC接続を確立するモバイル端末310を示している。ネットワーク要素320は、RRMエンティティ(図示せず)を含む、またはそれに結合された基地局の場合がある。本実施形態では、モバイル端末310は、ワイヤレス通信ネットワークの基地局320および/またはRRMエンティティに、モバイル端末についての情報を提供するための装置100を含むことができる。
そのような一実施形態では、情報112を提供するための手段110は、したがって、RRC接続の確立時に、RRC信号メッセージの少なくとも一部を介して、モバイル端末からワイヤレス通信ネットワークに、前述の情報112を提供するように動作可能な場合がある。その目的のために、情報112を提供するための手段110は、ワイヤレス無線信号の送信および/または受信のためにアナログおよび/またはデジタルの送受信装置の回路を含むことができる。さらに、情報112を提供するための手段110は、以前のRRC接続の解放時に、モバイル端末310のメモリ・デバイスに情報112、212を格納し、新しいRRC接続の確立時に、格納された情報112の少なくとも一部をワイヤレス通信ネットワークのネットワーク・エンティティ320に提供するように動作可能な場合がある。以前のRRC接続の解放時に、無線リソース利用情報112、212は、モバイル端末310で既に利用可能か、または対応するRRC信号メッセージを介してネットワークからモバイル端末に信号送信することができる。
図5aは、モバイル端末310とRANエンティティ320との間の例示的なRRC接続確立のメッセージ・シーケンス図500を示している。
RRCアイドル・モードにあるモバイル端末310がデータ・パケットを送信または受信する必要がある場合、モバイル端末310は、RRC接続要求メッセージ312を用いてRRC接続を要求することができる。このRRC接続要求メッセージ312について、RANエンティティ320は、RRC接続セットアップ・メッセージ322で確認することができる。モバイル端末のRRC接続セットアップ完了メッセージ314の信号送信の前または後に、モバイル端末310は、ネットワークとモバイル端末310との間の先行するRRC接続に関係する以前に格納されたモバイル端末に特有の無線リソース利用情報112をRANエンティティ320に信号送信することができ、次にこれは、モバイル端末に特有の無線リソース利用情報112(たとえば以前のトラフィック・プロファイル)に基づいて、休止タイマー値またはDRXプロファイルなど、1つまたは複数のRRMパラメータを適応させることができる。図5aは、無線リソース利用情報112が、RRC接続セットアップ完了メッセージ314の後に信号送信される実施形態を示しているが、前述の情報112は、また、メッセージ322と314との間にRANエンティティ320に信号送信することができる。
最後のデータ・パケットが送信または受信された後、ワイヤレス通信ネットワーク、またはそのRRMエンティティ320は、確立されたRRC接続を解放することができ、適応された休止タイマーの期限が切れた後、モバイル端末310はRRCアイドル状態に移行する。可能なRRC接続の解放手順は図5bに示している。
RANエンティティ320からモバイル端末310にRRC接続解放メッセージ324を信号送信する前または後に、対応する最新の無線リソース利用情報212、またはその部分は、また、RANエンティティ320からモバイル端末310に信号送信することができる。前述の情報212の受信の後に、それはモバイル端末310に格納することができる。RRC接続解放メッセージ324の受信の後に、モバイル端末310は、RRCアイドル・モードに入る。追加のパケットを休止またはアイドル状態のモバイル・デバイス310に伝達する必要がある場合、新しいRRC接続が必要であり、図5aによる信号送信プロセスを再び開始することができる。図5bは、RRC接続解放メッセージ324の後に無線リソース利用情報212が信号送信される実施形態を示しているが、前述の情報212は、また、メッセージ326の前にモバイル端末に信号送信することができる。あるいは、情報212は、また、モバイル端末310で利用可能な場合があるため、ネットワークからの信号送信は必要ない。
本発明の他の実施形態によると、モバイル端末310に位置する手段110は、モバイル端末310とワイヤレス通信ネットワークとの間の新しいRRC接続の確立時に、モバイル端末310で実行されているアプリケーション・ソフトについての情報に基づいて情報112を提供するように動作可能な場合がある。よって、無線リソース利用の推定112は、RRC接続セットアップでモバイル端末で現在実行されているアプリケーションによって引き起こされた、期待されるデータ・トラフィック・プロファイルに基づいてモバイル端末で決定することができる。この目的のために、モバイル端末は、実行されているアプリケーションに基づいて、期待されるデータ・トラフィック・プロファイルの推定を決定するように適応することができる。また、そのような推定される無線リソース利用情報112は、図4および図5aに関して記述したように、ネットワークに信号送信することができる。しかし、図5bに関して記述したように、この概念は、RRC接続が解放されるときに、ネットワークからモバイル端末310への逆方向信号を必要としない。この意味で、後者の概念は、一方では正確さが劣るが、他方ではRRC接続の解放時に引き起こされるRRC信号がより少ない。
要約:UE/トラフィック・プロファイル情報の格納に関して、本発明の実施形態は、複数の代替案を提供する。
− RRC接続の解放時にネットワークでUE/トラフィック・プロファイルを格納する。接続の解放時に、UE/トラフィック・プロファイルはMMEに送られ、MMEで格納される。UEのRRC接続の確立時に、(UEが接続されている)eNodeBは、対応するMMEからUEに特有のUE/トラフィック・プロファイルを取得する。
− RRC接続の解放時に、UE/トラフィック・プロファイルはUEに格納される。RRC接続の確立時に、UEは、格納されたUE/トラフィック・プロファイル情報をeNodeBに送る。情報は、UEについて無線リソースの最適な構成のためにeNodeBによって使用することができる。
− UEは、その時間に実行されているアプリケーションについての情報およびそれらのトラフィック・パターンに基づいてRRC接続の確立で、期待されるトラフィック・プロファイルを提供する。
ネットワークで情報を格納する場合、UE/トラフィック・プロファイル(たとえば、最後に使用されるDRX構成、無線リソース構成、UE停止時間など)は、RRC接続の解放時にMMEに信号送信することができる。これは、eNodeBからMMEにS1インターフェースを通じて透過的なコンテナで信号送信することができる。情報は、MMEに格納することができる。UEのRRC接続確立で、MMEは、UEが接続されている、対応するeNodeBに情報を転送することができる。
ネットワークに情報を格納することには、以下の長所がある。
− ネットワーク信号だけが必要であるため、UEまたはエア・インターフェースへの修正はない。
− RRC接続開放前に、ネットワークで認識されている情報を格納することができる。
− 方法は、ネットワーク信号送信しか含まないため、UEに影響を与えることなく、格納する追加のパラメータを導入することが可能である(柔軟性)。
他の可能性は、UEに必要な情報を格納し、RRC接続の確立時にeNodeBに格納された情報を提供することである。この方法は、RRC接続の確立時にUEからネットワークに情報を伝達するために、無線インターフェースを通じた新しいRRC信号送信を必要とする。
さらに他の可能性は、UEがRRC接続の確立において、ネットワークに期待されるトラフィック・プロファイルを提供するということである。この情報は、その時間に実行されているアプリケーションについての情報に基づいて生成することができる。これは、UEからネットワークに情報を伝達するために、無線インターフェースを通じた新しいRRC信号が必要という点で、以前の解決策に似ている。
発明の概念では、最適な無線リソース構成および無線リソース管理が可能になる。これは、多様なデータ・アプリケーションを用いる多数の高性能UEをネットワークでサポートする必要がある場合に特に重要である。概念は、効率的なリソース割り当て、UE電力の節約、信号負荷の軽減を実現することができる。
記述および図面は、単に本発明の原理を示すものである。本明細書に明示的に記述して示していないが、本発明の原理を具体化し、その精神および範囲に含まれる様々な配置を当業者であれば考案できることを理解されるだろう。さらに、本明細書に詳述したすべての例は、原則として、読者が本発明の原理、およびその技術を推進する発明者(ら)によって提供された概念を理解するのを支援するために、教育のみを目的とすることを明確に意図するものであり、そのような具体的には詳述された例および条件に限定しないものとして解釈するべきである。さらに、本明細書において、本発明の原理、態様、および実施形態を詳述するすべての記述、およびその特定の例は、その等価物を包含することを意図するものである。
(特定の機能を実行する)「・・・ための手段」として示された機能ブロックは、それぞれ特定の機能を実行するために適応された回路を含む機能ブロックとして理解するものとする。たとえば、情報を提供するための手段110は、情報提供回路を含む。よって、「何か(s.th)のための手段」は、「何かのために適応された、または何か適している手段」として理解するべきである。よって、特定の機能を実行するために適応された手段は、そのような手段が前述の機能を(所定の瞬間に)必ずしも実行していることを意味しない。
任意の機能ブロックを含む、図に示す様々な要素の機能は、プロセッサなどの専用ハードウェア、および適切なソフトウェアと連携してソフトウェアを実行する機能を持つハードウェアの利用を通じて提供することができる。プロセッサによって提供される場合、機能は、単一の専用プロセッサによって、単一の共有プロセッサによって、またはその一部を共有できる、複数の個々のプロセッサによって提供することができる。さらに、「プロセッサ」または「コントローラ」という用語の明示的な使用は、ソフトウェアを実行できるハードウェアを排他的に指すものと解釈するべきではなく、デジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)ハードウェア、ネットワーク・プロセッサ、特定用途向けIC(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲートアレイ(FPGA)、ソフトウェアを格納するための読み取り専用メモリ(ROM)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、および不揮発性記憶装置を限定することなく、暗黙的に含むことができる。従来型および/またはカスタムの他のハードウェアも含むことができる。
本明細書に示すブロック図は、本発明の原理を具体化する実例となる回路についての概念的な視点を表していることは当業者には自明であろう。同様に、そのようなコンピュータまたはプロセッサが明示的に示されているかどうかに関わりなく、任意のフローチャート、流れ図、状態遷移図、擬似コードなどは、コンピュータ可読媒体において本質的に表され、したがって、コンピュータまたはプロセッサによって実行できる様々なプロセスを表していることを理解されるだろう。
さらに、以下の請求項は、これによって詳細な説明に組み込まれ、各請求項は、それ自体で個別の実施形態として有効である。各請求項が個別の実施形態として有効であるが、特許請求の範囲において、従属請求項は1つまたは複数の他の請求項との特定の組み合わせを言及する場合があるが、他の実施形態は、また、他の各従属請求項の主題との従属請求項の組み合わせを含むことができることに注意されたい。特定の組み合わせを意図しないと述べられていない限り、そのような組み合わせは本明細書で提案されている。さらに、この請求項が独立請求項に直接的に依存しない場合でも、他の独立請求項に請求項の特徴を含めることを意図する。
明細書または特許請求の範囲に開示された方法は、これらの方法のそれぞれのステップのそれぞれを実行するための手段を持つデバイスによって実装できることに注意されたい。
さらに、明細書または請求項で開示された複数のステップまたは機能の開示は、特定の順序であるものと解釈されないことを理解されるだろう。したがって、そのようなステップまたは機能が技術的な理由から交換可能ではない限り、複数のステップまたは機能の開示によって、これらを特定の順序に制限するものではない。さらに、一部の実施形態では、単一のステップは、複数のサブステップを含むことも、または複数のサブステップに分解することもできる。そのようなサブステップは、明示的に除外されていない限り、この単一のステップの開示に含めることができ、またその一部となることができる。

Claims (13)

  1. ワイヤレス通信ネットワークの無線リソース管理エンティティにモバイル端末についての情報を提供するための装置であって、
    モバイル端末との無線リソース制御接続における無線リソース利用の情報を前記ワイヤレス通信ネットワークの移動性管理エンティティに提供し、前記移動性管理エンティティのメモリ・デバイスに前記情報を格納するように動作可能な情報提供回路を含み、
    情報提供回路は、前記モバイル端末の停止の期間の後に、前記モバイル端末と前記ワイヤレス通信ネットワークとの間の新しい無線リソース制御接続の確立の間に、前記無線リソース制御接続が確立されるならば前記モバイル端末が接続されるであろう基地局に前記格納された情報の少なくとも一部を提供することにより、前記モバイル端末の無線リソース利用の過去の値または期待される値に基づいて、前記新しく確立された無線リソース制御接続のための無線リソース利用の推定を示す情報を提供するように動作可能であり、前記基地局が前記無線リソース管理エンティティを含む装置。
  2. 前記情報提供回路は、前記モバイル端末と前記ワイヤレス通信ネットワークとの間の以前の無線リソース制御接続に関係する無線リソース利用の情報を提供するように動作可能であり、前記以前の無線リソース制御接続は、前記確立された無線リソース制御接続に先行する請求項1に記載の装置。
  3. 前記情報提供回路は、前記モバイル端末と前記ワイヤレス通信ネットワークとの間の前記以前の無線リソース制御接続の解放が一度でも生じたならば、前記以前の無線リソース制御接続に関係する前記無線リソース利用の情報を格納するように動作可能である請求項2に記載の装置。
  4. 前記情報提供回路は、基地局と前記ワイヤレス通信ネットワークのコアとの間の有線インターフェースを使用して、前記基地局と前記移動性管理エンティティとの間で前記情報を信号送信するように動作可能である請求項1に記載の装置。
  5. 前記情報提供回路は、前記無線リソース制御接続が確立されるならば、無線リソース制御信号メッセージを介して、前記モバイル端末から前記ワイヤレス通信ネットワークに、前記情報を提供するように動作可能である請求項1に記載の装置。
  6. 前記情報提供回路は、前記以前の無線リソース制御接続の解放時に、前記モバイル端末のメモリ・デバイスに前記情報を格納し、前記無線リソース制御接続が確立されるならば、前記ワイヤレス通信ネットワークのネットワーク・エンティティに、前記格納された情報の少なくとも一部を提供するように動作可能である請求項5に記載の装置。
  7. 前記情報提供回路は、前記モバイル端末と前記ワイヤレス通信ネットワークとの間の前記無線リソース制御接続の確立時に、前記モバイル端末で実行されているアプリケーション・ソフトについての情報に基づいて前記情報を提供するように動作可能である請求項5に記載の装置。
  8. 前記無線リソース利用の前記推定を示す前記情報は、以前の無線リソース制御接続の前記モバイル端末のための無線リソース構成、前記以前の無線リソース制御接続で前記ワイヤレス通信ネットワークとの間で、前記モバイル端末がユーザに特有のデータを受信または送信しなかった停止期間を示す情報、または前記以前の無線リソース制御の接続中に前記モバイル端末が最後に訪問したセルを示す情報の少なくとも1つを含む請求項1に記載の装置。
  9. 請求項1に記載の装置を含む、ワイヤレス通信ネットワークのネットワーク・エンティティ。
  10. ワイヤレス通信ネットワークの無線リソース管理エンティティであって、モバイル端末の停止の期間の後に、前記モバイル端末と前記ワイヤレス通信ネットワークとの間の新しい無線リソース制御接続の確立の間に、前記モバイル端末の無線リソース利用の過去の値または期待される値に基づいて、前記新しく確立された無線リソース制御接続のための無線リソース利用の推定を示す情報を受信し、前記受信した情報に基づいて、モバイル端末に特有の無線リソース管理機能を実行するように動作可能であり、
    モバイル端末との以前の無線リソース制御接続における無線リソース利用の情報がワイヤレス通信ネットワークの移動性管理エンティティに提供され、前記情報が前記移動性管理エンティティのメモリ・デバイスに格納され、前記格納された情報の少なくとも一部が、前記無線リソース制御接続が確立されるならば前記モバイル端末が接続されるであろう基地局に提供され、前記基地局に含まれる無線リソース管理エンティティ。
  11. 前記無線リソース利用の前記推定を示す前記情報は、以前の無線リソース制御接続において、前記モバイル端末がワイヤレス通信ネットワークとの間でユーザに特有のデータを受信または送信しなかった停止期間を示す情報を含み、前記無線リソース管理エンティティは、前記停止期間に基づいて前記モバイル端末の停止期間の後に、不連続受信サイクルを構成するか、または前記確立された無線リソース制御接続の解放を開始するように動作可能である請求項10に記載の無線リソース管理エンティティ。
  12. ワイヤレス通信ネットワークの無線リソース管理エンティティにモバイル端末についての情報を提供する方法であって、
    情報提供回路が、モバイル端末との無線リソース制御接続における無線リソース利用の情報を前記ワイヤレス通信ネットワークの移動性管理エンティティに提供し、前記移動性管理エンティティのメモリ・デバイスに前記情報を格納するステップと、
    前記モバイル端末の停止の期間の後に、前記モバイル端末と前記ワイヤレス通信ネットワークとの間の新しい無線リソース制御接続の確立の間に、前記情報提供回路が、前記無線リソース制御接続が確立されるならば前記モバイル端末が接続されるであろう基地局に前記格納された情報の少なくとも一部を提供することにより、前記モバイル端末の無線リソース利用の過去の値または期待される値に基づいて、前記新しく確立された無線リソース制御接続のための無線リソース利用の推定を示す情報を提供するステップを含み、前記基地局が前記無線リソース管理エンティティを含む方法。
  13. 前記コンピュータ・プログラムがコンピュータまたはプロセッサで実行されたときに、請求項12の方法を実行するためのプログラム・コードを有するコンピュータ・プログラムを格納する非一時的なコンピュータ可読媒体。
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