JP6275536B2 - 限定受信システム、ならびに、コンテンツ配信装置、コンテンツ受信装置およびそれらのプログラム - Google Patents
限定受信システム、ならびに、コンテンツ配信装置、コンテンツ受信装置およびそれらのプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6275536B2 JP6275536B2 JP2014084774A JP2014084774A JP6275536B2 JP 6275536 B2 JP6275536 B2 JP 6275536B2 JP 2014084774 A JP2014084774 A JP 2014084774A JP 2014084774 A JP2014084774 A JP 2014084774A JP 6275536 B2 JP6275536 B2 JP 6275536B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- key
- content
- information
- public
- encryption
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
このように共通鍵暗号方式を用いた場合、放送局(放送事業者)は、例えば、受信装置ごとのCASカード等に記憶されている膨大な数のマスタ鍵(共通鍵)を秘密情報として厳重に保管、管理する必要がある。そのため、現在の限定受信システムは、鍵管理のコストが大きいという問題がある。
そこで、近年、公開鍵と秘密鍵とを用いて、放送コンテンツを暗号化、復号する公開鍵放送型暗号方式が提案されている(非特許文献2参照)。また、この非特許文献2で開示されている公開鍵放送型暗号方式を用いて限定受信システムを実現した技術も開示されている(非特許文献3、特許文献1参照)。
具体的には、従来の限定受信システムは、受信装置においてコンテンツを復号するための暗号鍵(復号鍵)を、コンテンツを復号可能なすべてのユーザ識別子と公開鍵とを用いて、演算により求める必要がある。
そのため、従来の限定受信システムは、コンテンツを復号可能なすべてのユーザ識別子の集合を、放送波に乗せて、放送局から受信装置に伝送する必要がある。つまり、従来の限定受信システムは、ユーザ数が多くなればなるほど、ユーザ識別子の集合を放送する放送帯域が大きくなってしまうという問題がある。
そのため、従来の限定受信システムは、受信装置において、ユーザ数が多くなればなるほど、公開鍵を保持するための記憶媒体の容量が大きくなってしまうとともに、それを用いた演算コストも大きくなってしまうという問題がある。
また、コンテンツ配信装置は、鍵復元情報生成手段によって、乱数tと、公開情報と、ユーザ識別子の集合Sとから、鍵復元情報Hdrを、
そして、コンテンツ配信装置は、コンテンツ暗号化手段によって、暗号鍵生成手段で生成された暗号鍵Kにより、コンテンツを暗号化した暗号化コンテンツを生成する。
そして、コンテンツ配信装置は、多重化手段によって、暗号化コンテンツと鍵復元情報とを多重化して配信用の多重化データとする。
そして、コンテンツ受信装置は、多重分離手段によって、コンテンツ配信装置で多重化された多重化データから、暗号化コンテンツと鍵復元情報とを分離する。
そして、コンテンツ受信装置は、鍵復元情報をHdr=(C0,C1,C2)、鍵情報記憶手段に記憶されている鍵復元個別情報をIi=(B0,B1)としたとき、鍵復元手段によって、公開鍵Pi、秘密鍵Di、双線形写像eを用いて、暗号鍵Kを、
本発明によれば、コンテンツ配信装置から配信する鍵復元情報が、コンテンツを復元可能なユーザ識別子に対応する公開鍵の合計の値となるため、ユーザ数が増加しても、情報量が多くなることはない。そのため、本発明は、従来に比べて、暗号化コンテンツ以外に配信する情報量を削減することができ、放送帯域の圧迫を防止することができる。
また、本発明は、暗号鍵を復元する際に、従来のように、ユーザ識別子の集合を用いずに、鍵復元情報や鍵復元個別情報といった予め計算された値から、暗号鍵を復元するため、コンテンツ受信装置における計算負荷を抑えることができる。
また、本発明は、従来のように、コンテンツ受信装置において、ユーザ識別子の集合をそのまま記憶しておく必要がなく、鍵復元個別情報の値として記憶しておけばよい。そのため、本発明は、従来に比べて、コンテンツ受信装置における記憶容量を削減することができる。
≪第1実施形態≫
[限定受信システムの概略]
まず、図1を参照して、本発明の第1実施形態に係る限定受信システム100の概略について説明する。
図1に示すように、限定受信システム100は、コンテンツ配信装置1と、コンテンツ受信装置5,5,…と、を備える。
この限定受信システム100は、インターネット、専用IP回線等のネットワークNt、または、放送波Wによって、コンテンツ配信装置1からコンテンツ受信装置5へ、コンテンツを配信する。
以下、限定受信システム100を構成するコンテンツ配信装置1の構成、コンテンツ受信装置5の構成について順に説明する。
最初に、図2を参照(適宜図1参照)して、コンテンツ配信装置1の構成について説明する。図2に示すように、コンテンツ配信装置1は、鍵発行手段10と、暗号鍵・鍵復元情報生成手段20と、暗号化手段30と、多重化手段40と、を備える。
ここで、セキュリティパラメータは、セキュリティのレベルを示す数値(例えば、鍵長)である。より具体的には、セキュリティパラメータは、基本情報生成手段12で使用される素数位数qの大きさ(ビット長)である。
また、ユーザ数は、限定受信システム100において想定されるユーザの総数である。ここでは、ユーザ数をN人とする。
このパラメータ入力手段11は、入力されたパラメータを、基本情報生成手段12に出力する。
具体的には、基本情報生成手段12は、パラメータ入力手段11から入力されたセキュリティパラメータで特定される大きさ(ビット長)の素数qを選択し、当該素数qを位数(素数位数q)とする巡回群G,GTを選択する。そして、基本情報生成手段12は、巡回群GおよびGTがG×G→GTとなる双線形写像eを選択する。例えば、基本情報生成手段12は、e:G×G→GTとなる双線形写像eとして、一般的な“Weil Pairing”、“Tate Pairing”等に基づいて楕円曲線のパラメータを選択する。ここで、双線形写像eは、2つの引数を持つe(・,・)で表される写像である。
また、基本情報生成手段12は、Zq *から、素数qの原始元αを選択する。ここで、Zq *は、{1,2,…,q−1}の整数のうちで、qとの最大公約数が1(qと互いに素)である整数の集合である。また、原始元αは、任意のα∈Zq *に対し、αの位数がq−1となる生成元である。
また、基本情報生成手段12は、Zqから、乱数γを選択する。ここで、Zqは、{0,…,q−1}の整数の集合である。
具体的には、公開情報生成手段13は、以下の式(1)に示すように、基本情報生成手段12で生成された乱数γと生成元Pとを乗算することで、公開情報の一部となるQを計算する。
そして、公開情報生成手段13は、以下の式(3)に示すように、基本情報生成手段12で生成された素数qおよび双線形写像eと、さらに生成したQ、Pi(i=1,2,…,N,N+2,…,2N)とからなる公開情報PKを生成し、公開情報記憶手段15に記憶する。
具体的には、以下の式(4)に示すように、秘密情報生成手段14は、基本情報生成手段12で生成された乱数γと、公開情報生成手段13で生成されたコンテンツ受信装置5(ユーザ)ごとの公開鍵Pi(i=1,2,…,N)とを乗算することで、ユーザごとの秘密鍵Diを生成する。
具体的には、秘密情報生成手段14は、基本情報生成手段12で生成された原始元αと、公開情報生成手段13で生成された公開情報PKとから、以下の式(6)により、コンテンツ受信装置5(ユーザ)ごとの鍵復元個別情報Ii(i=1,2,…,N)を生成する。
この公開情報記憶手段15に記憶される公開情報は、暗号鍵・鍵復元情報生成手段20によって参照される。
なお、公開情報記憶手段15に記憶されている公開情報、および、秘密情報記憶手段16に記憶されている秘密情報のうちで、コンテンツ受信装置5ごとに個別の情報は、予めコンテンツ受信装置5のユーザに配布される。
なお、公開情報PKのうちで、双線形写像eは、個別の公開鍵、秘密鍵および鍵復元個別情報と同様に、ユーザに配布してもよいし、ネットワークNt経由で公開情報を要求された段階で、通知することとしてもよい。
ここでは、暗号鍵・鍵復元情報生成手段20は、暗号鍵生成手段21と、ユーザ識別子入力手段22と、鍵復元情報生成手段23と、を備える。
具体的には、暗号鍵生成手段21は、公開情報PKとして公開されている素数qに基づいて、{0,…,q−1}の整数の集合Zqから乱数tをランダムに選択する。そして、暗号鍵生成手段21は、乱数tと、公開情報PKとして公開されているP1およびPNと、双線形写像eとから、以下の式(7)を計算することで、暗号鍵Kを生成する。
この暗号鍵生成手段21は、生成した暗号鍵Kを、暗号化手段30に出力する。
また、暗号鍵生成手段21は、暗号鍵Kを生成するために使用した乱数tを、鍵復元情報生成手段23に出力する。
なお、ユーザ識別子とは、各ユーザを一意に識別できるユーザ固有の識別情報であれば、特に限定するものではない。例えば、ユーザ識別子として、コンテンツ受信装置5固有の製造番号を用いることもできる。
具体的には、鍵復元情報生成手段23は、暗号鍵生成手段21で使用したものと同じ乱数tと、公開情報PK(前記式(3)参照)とから、以下の式(8)により、鍵復元情報Hdrを生成する。
なお、鍵発行手段10において生成されユーザに配布される公開鍵Pi、秘密鍵Diおよび鍵復元個別情報Iiは、それぞれ、ユーザごとに個別の情報であるが、鍵復元情報生成手段23で生成される鍵復元情報は、コンテンツを復号可能なすべてのユーザに対して共通の情報である。
ここでは、暗号化手段30は、コンテンツ入力手段31と、コンテンツ暗号化手段32と、を備える。
そして、コンテンツ暗号化手段32は、暗号化したコンテンツ(暗号化コンテンツ)を、多重化手段40に出力する。
この多重化手段40は、鍵復元情報と暗号化コンテンツとを、1つの伝送路上(放送波WまたはネットワークNt)に多重化して、出力する。
例えば、多重化手段40は、暗号化コンテンツに、鍵復元情報を定型のヘッダ情報として付加し、1つの多重化データ(ファイル、ストリーム)として合成して出力する。
次に、図3を参照(適宜図1参照)して、コンテンツ受信装置5の構成について説明する。図3に示すように、コンテンツ受信装置5は、鍵情報記憶手段50と、多重分離手段51と、鍵復元手段52と、コンテンツ復号手段53と、を備える。
この鍵情報記憶手段50には、コンテンツ受信装置5のユーザ識別子に対応したユーザ個別の公開鍵Pi、秘密鍵Diおよび鍵復元個別情報Iiが記憶され、鍵復元手段52によって、参照される。
この多重分離手段51は、分離した鍵復元情報を鍵復元手段52に出力し、分離した暗号化コンテンツをコンテンツ復号手段53に出力する。
具体的には、鍵復元情報Hdr=(C0,C1,C2)、鍵復元個別情報Ii=(B0,B1)としたとき、鍵復元手段52は、公開鍵Piと秘密鍵Diと双線形写像eとにより、以下の式(10)により、暗号鍵Kを復元する。
この鍵復元手段52は、復元した暗号鍵Kをコンテンツ復号手段53に出力する。
ここで、前記式(10)によって、鍵復元手段52が、暗号鍵Kが復元できることを以下の式(11)に示す。
式(11-1)は、鍵復元情報Hdr=(C0,C1,C2)、鍵復元個別情報Ii=(B0,B1)と、前記式(6),式(8),式(9)とに基づいて、B0,B1,C2に式を代入したものである。
式(11-2)は、式(11-1)における中括弧の中をまとめたものである。
式(11-3)は、前記式(2)に基づいて、式(11-2)を変形したものである。すなわち、式(11-2)の総和Σの各項であるαi(PN+1−j)は、前記式(2)より、αi(PN+1−j)=αi・αN+1−j・P=αN+1−j+i・P=PN+1−j+iとなる。
式(11-5)は、式(11-4)の分子の総和Σにおいて、PN+1−iを分離したものである。
式(11-6)は、双線形写像eの性質に基づいて、式(11-5)を変形したものである。なお、ここでは、双線形写像eが、e(P,Q+R)=e(P,Q)e(P,R)という性質を有することを利用している。
式(11-9)は、式(11-8)を約分するとともに、双線形写像eの性質に基づいて、式(11-8)を変形したものである。なお、ここでは、双線形写像eが、e(P,Q)ab=e(aP,bQ)という性質を有することを利用している。
式(11-10)は、前記式(2)に基づいて、式(11-9)を変形したものである。
以上の変形で示したとおり、前記式(10)は、前記式(7)に示すe(PN,P1)tと一致するため、鍵復元手段52は、前記式(10)により、暗号鍵Kを復元することができる。
コンテンツ復号手段53は、多重分離手段51で分離された暗号化コンテンツを、鍵復元手段52で復元された暗号鍵Kで復号するものである。
このコンテンツ復号手段53は、図2で説明したコンテンツ暗号化手段32の暗号化に対応した共通鍵暗号方式の復号を行うことで、暗号化コンテンツを、元のコンテンツとして復号する。
この復号されたコンテンツは、図示を省略した表示装置等に出力され、映像、音声として再生される。
また、限定受信システム100は、コンテンツ受信装置5に予め配布する公開鍵が、コンテンツ受信装置5ごとの個別の公開鍵のみであればよいため、従来のように、復号可能なユーザの公開鍵をすべて保持する必要がなく、コンテンツ受信装置5で使用する対タンパデバイスの容量を抑えることができる。
次に、図4〜図8を参照して、本発明の第1実施形態に係る限定受信システム100の動作について説明する。以下、限定受信システム100を構成するコンテンツ配信装置1の動作、コンテンツ受信装置5の動作について順に説明する。
最初に、図4を参照(構成については適宜図2参照)して、コンテンツ配信装置1の動作について説明する。
そして、コンテンツ配信装置1は、鍵発行手段10によって、公開情報と秘密情報とを生成する(ステップS2)。このステップS2の鍵発行手段10における公開情報・秘密情報生成動作については、後で詳細に説明する。
そして、コンテンツ配信装置1は、コンテンツ暗号化手段32によって、入力されたコンテンツを、ステップS4で生成された暗号鍵で暗号化する(ステップS6)。
次に、図5を参照(適宜図2参照)して、図4のステップS2の動作について詳細に説明する。
そして、コンテンツ配信装置1は、基本情報生成手段12によって、Zq *の原始元αを選択する(ステップS23)。
さらに、コンテンツ配信装置1は、基本情報生成手段12によって、Zqから乱数γをランダムに選択する(ステップS24)。
そして、コンテンツ配信装置1は、公開情報生成手段13によって、前記式(3)に示す公開情報PKを生成する(ステップS27)。そして、公開情報生成手段13は、生成した公開情報PKを公開情報記憶手段15に記憶する。
そして、秘密情報生成手段14は、生成した秘密鍵Diおよび鍵復元個別情報Ii(i=1,2,…,N)を秘密情報記憶手段16に記憶する。
次に、図6を参照(適宜図2参照)して、図4のステップS4の動作について詳細に説明する。
そして、コンテンツ配信装置1は、暗号鍵生成手段21によって、ステップS40で選択された乱数tと、公開情報PKとして公開されているP1およびPNと、双線形写像eとから、前記式(7)により、暗号鍵Kを生成する(ステップS41)。
そして、コンテンツ配信装置1は、鍵復元情報生成手段23によって、ステップS40で選択された乱数tと、公開情報PKとして公開されているP,Qと、ステップS42で生成した復号情報Uとから、前記式(8)により、鍵復元情報Hdrを生成する(ステップS43)。
次に、図7を参照(構成については適宜図3参照)して、コンテンツ受信装置5の動作について説明する。なお、鍵情報記憶手段50には、予め放送事業者から配布されたコンテンツ受信装置5ごとの個別の公開鍵、秘密鍵、鍵復元個別情報が記憶されているものとする。
すなわち、鍵復元手段52は、分離した鍵復元情報がHdr=(C0,C1,C2)であり、鍵情報記憶手段50に記憶されている鍵復元個別情報がIi=(B0,B1)であるとき、鍵情報記憶手段50に記憶されている公開鍵Piと秘密鍵Diと双線形写像eとにより、前記式(10)により、暗号鍵Kを復元する。
そして、コンテンツ受信装置5は、コンテンツ復号手段53によって、復号されたコンテンツを外部に出力する(ステップS103)。
[限定受信システムの概略]
次に、図8を参照して、本発明の第2実施形態に係る限定受信システム100Bの概略について説明する。
しかし、この第2実施形態では、別途、鍵発行装置によって、公開情報および秘密情報を生成し、発行する。
この限定受信システム100Bは、インターネット、専用IP回線等のネットワークNt、または、放送波Wによって、コンテンツ配信装置1Bからコンテンツ受信装置5へ、コンテンツを配信する。
なお、限定受信システム100Bにおけるコンテンツ受信装置5は、公開情報、秘密情報の配信(配布)元が、鍵発行装置7に代わる以外、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
ここで、図9を参照して、鍵発行装置7の構成について説明する。
図9に示すように、鍵発行装置7は、パラメータ入力手段11と、基本情報生成手段12と、公開情報生成手段13と、秘密情報生成手段14と、公開情報記憶手段15と、秘密情報記憶手段16と、を備える。
次に、図10を参照して、コンテンツ配信装置1Bの構成について説明する。
図10に示すように、コンテンツ配信装置1Bは、暗号鍵・鍵復元情報生成手段20Bと、暗号化手段30と、多重化手段40と、を備える。
なお、暗号化手段30および多重化手段40は、図2で説明したコンテンツ配信装置1と同じ構成であるため、同一の符号を付して説明を省略する。
ここでは、暗号鍵・鍵復元情報生成手段20Bは、暗号鍵生成手段21と、ユーザ識別子入力手段22と、鍵復元情報生成手段23と、公開情報記憶手段24と、を備える。
この公開情報記憶手段24は、図示を省略した通信手段によって、ネットワークNtを介して、公開情報を取得して記憶するものであってもよいし、外部からオフラインで、公開情報を記憶するものであってもよい。
なお、各実施形態では、コンテンツ配信装置1,1B、コンテンツ受信装置5、鍵発行装置7を独立した装置として説明したが、各装置は、それぞれ、一般的なコンピュータを、前記した各手段として機能させるためのプログラムによって動作させることができる。
1 コンテンツ配信装置
10 鍵発行装置
11 パラメータ入力手段
12 基本情報生成手段
13 公開情報生成手段
14 秘密情報生成手段
15 公開情報記憶手段
16 秘密情報記憶手段
20 暗号鍵・鍵復元情報生成手段
21 暗号鍵生成手段
22 ユーザ識別子入力手段
23 鍵復元情報生成手段
30 暗号化手段
31 コンテンツ入力手段
32 コンテンツ暗号化手段
40 多重化手段
5 コンテンツ受信手段
50 鍵情報記憶手段
51 多重分離手段
52 鍵復元手段
53 コンテンツ復号手段
7 鍵発行装置
Claims (6)
- 公開鍵放送型暗号方式における公開情報である、素数qを位数とする巡回群G,GTがG×G→GTとなる双線形写像eと、前記巡回群Gから選択された生成元Pと、当該限定受信システムのユーザ数をNとし、Zq *から選択された原始元αおよび前記生成元Pから計算された公開鍵情報Pi=αiP(i=1,2,…,N,N+2,…,2N)と、Zqから選択された乱数γと前記生成元Pの積Qと、を参照して、コンテンツ配信装置でコンテンツを暗号化して配信し、限定したコンテンツ受信装置で暗号化されたコンテンツを復号する限定受信システムであって、
前記コンテンツ配信装置は、
Zqから乱数tを選択し、前記公開情報から、暗号鍵Kを、K=e(PN,P1)tにより計算して生成する暗号鍵生成手段と、
前記乱数tと、前記公開情報と、ユーザ識別子の集合Sとから、鍵復元情報Hdrを、
前記暗号鍵生成手段で生成された暗号鍵Kにより、前記コンテンツを暗号化した暗号化コンテンツを生成するコンテンツ暗号化手段と、
このコンテンツ暗号化手段で生成された暗号化コンテンツと、前記鍵復元情報生成手段で生成された鍵復元情報とを多重化して配信用の多重化データとする多重化手段と、を備え、
前記コンテンツ受信装置は、
当該コンテンツ受信装置のユーザ識別子をiとしたとき、前記公開鍵情報の中で前記ユーザ識別子iに対応する公開鍵情報である公開鍵Piと、当該公開鍵PiとZqから選択された乱数γとの積である秘密鍵Diと、前記素数qの原始元αと前記公開鍵情報とから求められる鍵復元個別情報Ii=(αi,PN+1−i)とを予め記憶する鍵情報記憶手段と、
前記コンテンツ配信装置で多重化された多重化データから、前記暗号化コンテンツと前記鍵復元情報とを分離する多重分離手段と、
この多重分離手段で分離された鍵復元情報をHdr=(C0,C1,C2)、前記鍵情報記憶手段に記憶されている鍵復元個別情報をIi=(B0,B1)としたとき、前記公開鍵Pi、前記秘密鍵Di、前記双線形写像eを用いて、前記暗号鍵Kを、
この鍵復元手段で復元された暗号鍵Kにより、前記多重分離手段で分離された暗号化コンテンツを復号するコンテンツ復号手段と、
を備えることを特徴とする限定受信システム。 - 公開鍵放送型暗号方式における公開情報である、素数qを位数とする巡回群G,GTがG×G→GTとなる双線形写像eと、前記巡回群Gから選択された生成元Pと、当該限定受信システムのユーザ数をNとし、Zq *から選択された原始元αおよび前記生成元Pから計算された公開鍵情報Pi=αiP(i=1,2,…,N,N+2,…,2N)と、Zqから選択された乱数γと前記生成元Pの積Qと、を参照して、コンテンツ配信装置でコンテンツを暗号化して配信し、限定したコンテンツ受信装置で暗号化されたコンテンツを復号する限定受信システムの前記コンテンツ配信装置であって、
Zqから乱数tを選択し、前記公開情報から、暗号鍵Kを、K=e(PN,P1)tにより計算して生成する暗号鍵生成手段と、
前記乱数tと、前記公開情報と、ユーザ識別子の集合Sとから、鍵復元情報Hdrを、
前記暗号鍵生成手段で生成された暗号鍵Kにより、前記コンテンツを暗号化した暗号化コンテンツを生成するコンテンツ暗号化手段と、
このコンテンツ暗号化手段で生成された暗号化コンテンツと、前記鍵復元情報生成手段で生成された鍵復元情報とを多重化して配信用の多重化データとする多重化手段と、
を備えることを特徴とするコンテンツ配信装置。 - 前記素数qを位数とする巡回群G,GTが、G×G→GTとなる双線形写像eと、前記巡回群Gから選択した前記生成元Pと、Zq *から選択した前記素数qの原始元αと、Zqから選択した乱数γと、を基本情報として生成する基本情報生成手段と、
前記ユーザ数Nと、前記基本情報とから、Q=γPを計算するとともに、Pi=αiP(i=1,2,…,N,N+2,…,2N)を計算し、(e,P,P1,…,PN,PN+2,…,P2N,Q)を前記公開情報として生成する公開情報生成手段と、
前記コンテンツ受信装置ごとの秘密情報として、前記乱数γと前記基本情報とから、秘密鍵Di=γPi(i=1,2,…,N)を計算するとともに、前記原始元αと前記基本情報とから、前記鍵復元個別情報Ii=(αi,PN+1−i)(i=1,2,…,N)を計算する秘密情報生成手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ配信装置。 - 請求項2に記載のコンテンツ配信装置でコンテンツを暗号化して配信し、限定したコンテンツ受信装置で暗号化されたコンテンツを復号する限定受信システムの前記コンテンツ受信装置であって、
当該コンテンツ受信装置のユーザ識別子をiとしたとき、前記公開鍵情報の中で前記ユーザ識別子iに対応する公開鍵情報である公開鍵Piと、当該公開鍵Piと前記乱数γとの積である秘密鍵Diと、前記素数qの原始元αと前記公開鍵情報とから求められる鍵復元個別情報Ii=(αi,PN+1−i)とを予め記憶する鍵情報記憶手段と、
前記コンテンツ配信装置で多重化された多重化データから、前記暗号化コンテンツと前記鍵復元情報とを分離する多重分離手段と、
この多重分離手段で分離された鍵復元情報をHdr=(C0,C1,C2)、前記鍵情報記憶手段に記憶されている鍵復元個別情報をIi=(B0,B1)としたとき、前記公開鍵Pi、前記秘密鍵Di、前記双線形写像eを用いて、前記暗号鍵Kを、
この鍵復元手段で復元された暗号鍵Kにより、前記多重分離手段で分離された暗号化コンテンツを復号するコンテンツ復号手段と、
を備えることを特徴とするコンテンツ受信装置。 - コンピュータを、請求項2に記載のコンテンツ配信装置の各手段として機能させるためのコンテンツ配信プログラム。
- コンピュータを、請求項4に記載のコンテンツ受信装置の各手段として機能させるためのコンテンツ受信プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014084774A JP6275536B2 (ja) | 2014-04-16 | 2014-04-16 | 限定受信システム、ならびに、コンテンツ配信装置、コンテンツ受信装置およびそれらのプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014084774A JP6275536B2 (ja) | 2014-04-16 | 2014-04-16 | 限定受信システム、ならびに、コンテンツ配信装置、コンテンツ受信装置およびそれらのプログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015204602A JP2015204602A (ja) | 2015-11-16 |
JP6275536B2 true JP6275536B2 (ja) | 2018-02-07 |
Family
ID=54597802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014084774A Expired - Fee Related JP6275536B2 (ja) | 2014-04-16 | 2014-04-16 | 限定受信システム、ならびに、コンテンツ配信装置、コンテンツ受信装置およびそれらのプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6275536B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4984827B2 (ja) * | 2006-10-30 | 2012-07-25 | ソニー株式会社 | 鍵生成装置、暗号化装置、受信装置、鍵生成方法、暗号化方法、鍵処理方法、およびプログラム |
JP5457979B2 (ja) * | 2010-08-04 | 2014-04-02 | 日本放送協会 | 限定受信システム、メッセージ配信装置、メッセージ受信装置、メッセージ配信プログラムおよびメッセージ受信プログラム |
US8483390B2 (en) * | 2011-09-30 | 2013-07-09 | Hong Kong Applied Science & Technology Research Institute Company, Ltd. | Systems and methods for broadcast encryption optimization and scalability |
JP5677273B2 (ja) * | 2011-11-18 | 2015-02-25 | 三菱電機株式会社 | 暗号処理システム、暗号処理方法、暗号処理プログラム及び鍵生成装置 |
-
2014
- 2014-04-16 JP JP2014084774A patent/JP6275536B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015204602A (ja) | 2015-11-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101027199B1 (ko) | 키공유 시스템, 공유키 생성장치 및 공유키 복원장치 | |
KR101795771B1 (ko) | 정수 기반 준동형 암호 기법에서 압축 암복호화를 제공하는 시스템 및 방법 | |
JP5361920B2 (ja) | ファイルサーバシステム | |
US20110307698A1 (en) | Masking the output of random number generators in key generation protocols | |
JP4984827B2 (ja) | 鍵生成装置、暗号化装置、受信装置、鍵生成方法、暗号化方法、鍵処理方法、およびプログラム | |
JP5883670B2 (ja) | 制御語を生成する方法および装置 | |
JP6194886B2 (ja) | 暗号化統計処理システム、復号システム、鍵生成装置、プロキシ装置、暗号化統計データ生成装置、暗号化統計処理方法、および、暗号化統計処理プログラム | |
KR20150073753A (ko) | 정수 기반 준동형 암호 기법에 일반적으로 적용 가능한 압축 암복호화 장치 및 방법 | |
CN101873214A (zh) | 广播加密中用于密钥生成、加密和解密的方法、设备 | |
US7936874B2 (en) | Information transfer system, encryption device, and decryption device | |
JP5492007B2 (ja) | コンテンツサーバ、コンテンツ受信装置、属性鍵発行サーバ、ユーザ鍵発行サーバ、アクセス制御システム、コンテンツ配信プログラムおよびコンテンツ受信プログラム | |
WO2007011071A1 (ja) | タイム装置、暗号化装置、復号化装置、暗号化/復号化システム | |
JP2009302861A (ja) | 暗号文復号権限委譲システム | |
KR100975038B1 (ko) | 브로드캐스트 암호화 시스템 및 그 방법 | |
CA2742530C (en) | Masking the output of random number generators in key generation protocols | |
JP5457979B2 (ja) | 限定受信システム、メッセージ配信装置、メッセージ受信装置、メッセージ配信プログラムおよびメッセージ受信プログラム | |
CN107317675A (zh) | 一种可发送私人信息的广播加密方法 | |
JP2005198189A (ja) | 鍵更新方法、暗号システム、暗号サーバ、端末装置及び外部装置 | |
KR101373577B1 (ko) | Id 기반 동적 임계 암호화 장치 및 그 방법 | |
JP6275536B2 (ja) | 限定受信システム、ならびに、コンテンツ配信装置、コンテンツ受信装置およびそれらのプログラム | |
JP2005176144A (ja) | 端末装置、通信システム及び通信方法 | |
JP2007189597A (ja) | 暗号化装置および暗号化方法、並びに復号化装置および復号化方法 | |
JP4875481B2 (ja) | 暗号化情報生成装置及びそのプログラム、秘密鍵生成装置及びそのプログラム、配信用コンテンツ生成装置及びそのプログラム、並びに、コンテンツ復号装置及びそのプログラム | |
WO2010076899A1 (ja) | 放送型暗号システム、送信者装置、ユーザ装置、カプセル化/脱カプセル化方法 | |
JP2009171016A (ja) | 暗号化情報生成装置及びそのプログラム、配信用コンテンツ生成装置及びそのプログラム、並びに、コンテンツ復号装置及びそのプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170228 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171108 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171212 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180110 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6275536 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |