JP6275332B2 - 表示制御装置および画像表示装置 - Google Patents

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Description

この発明は、ユーザのジェスチャー操作に基づき、表示内容を制御する技術に関するものである。
近年、頭部に装着する表示装置である頭部装着型表示装置(以下、ヘッドマウントディスプレイと称する)の小型化が進み、ユーザが当該ヘッドマウントディスプレイを装着したまま移動可能な製品が開発されている。
通常、ヘッドマウントディスプレイの表示画面の操作は、ヘッドマウントディスプレイに配置されたボタン、またはヘッドマウントディスプレイに接続されたコントローラのタッチパッドやボタンを操作することにより実行される。いずれの表示画面の操作も、ユーザが手指をヘッドマウントディスプレイに添える、あるいはコントローラを把持する必要がある。
ユーザの手指の自由を奪わない操作方法としては、撮像手段を用いてユーザの手指を撮像して手指の形状を認識し、認識した手指によるジェスチャー操作によりコマンドを実行させる技術が存在する。手指のジェスチャー操作によりコマンドを実行させる方式としては、ユーザの手指の形状にコマンドを割り当てる方法、操作画面上に一定時間手指を静止させてコマンド実行の意図を認識する方法などが存在する。また、特許文献1には、ユーザを撮像して立体画像データを生成し、三次元撮像手段により読み取られたユーザの像および位置に基づいた形状および位置で仮想操作面を形成して表示し、表示された仮想操作面に対するユーザの動きを三次元撮像手段で読み取り、動きが操作であると判定された場合に所定の信号を出力する画像認識装置が開示されている。
しかし、手指のジャスチャー操作によるコマンドの実行では、手指の形状に割り当てられたコマンドを利用者が事前に記憶する必要があるという問題があった。また、手指を静止させてコマンド実行の意図を認識する方法では、空間に一定時間手指を静止させるのが困難であるという問題があった。また、特許文献1の画像認識装置では、3次元撮像手段を必要とすることから装置の大型化を招き、奥行方向の演算によりCPUの負荷が増加するという問題があった。
上述した問題に対し、例えば特許文献2には、センサにより撮像された画像の画像信号を解析してユーザの手指を検出し、検出した手指と連動して動作するポインタを虚像表示領域に表示し、手指の操作に伴ってポインタが虚像表示領域と虚像表示領域以外の領域との境界の近傍に移動した場合に、命令受付モードに遷移し、境界の近傍に割り当てられたコマンドを表示する表示装置が開示されている。これにより、ユーザは手指を移動させるのみで命令受付モードに遷移させることができる。
特開2011−175617号公報 特開2014−106698号公報
しかしながら、上述した特許文献2に開示された技術では、虚像表示領域と虚像表示領域以外の領域との境界の近傍にはボタンを配置できず、ボタンの配置に制約が発生するという課題があった。また、命令受付モードにおいて、境界に割り当てられたコマンドを記憶する必要があり、さらに表示されたコマンドとポインタとの位置が離れてしまい、コマンドを円滑に実行することが困難であるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、ポインタの空間での移動のみでコマンドの実行を可能とし、ボタンや画像などの表示情報の表示位置に制約を設けることなく、コマンドを円滑に実行させることを目的とする。
この発明に係る表示制御装置は、ユーザ操作に伴って移動するポインタの表示位置と、ポインタの移動を誘導する可動領域の表示位置とが重なっている場合に、ポインタが可動領域に入射した方向を取得する入射方向取得部と、入射方向取得部が取得した入射方向に基づいた表示情報を取得する照合部と、照合部が取得した表示情報に基づいて、ポインタおよび可動領域を誘導するガイド領域を生成するガイド生成部と、ポインタ、可動領域およびガイド生成部が生成したガイド領域を表示する制御を行う表示制御部とを備えるものである。
この発明によれば、ポインタを空間で移動させるのみでコマンドの実行を可能とし、さらに表示画面における表示情報の表示位置に制約を設けることなく、コマンドを円滑に実行させることができる。
実施の形態1に係る表示制御装置の概要を示す説明図である。 実施の形態1に係る表示制御装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る表示制御装置のコマンドデータベースの構成を示す説明図である。 実施の形態1に係る表示制御装置のハードウェア構成を示す図である。 実施の形態1に係る表示制御装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る表示制御装置の表示例を示す図である。 実施の形態1に係る表示制御装置の効果を示す説明図である。 実施の形態1に係る表示制御装置の効果を示す説明図である。 実施の形態1に係る表示制御装置の効果を示す説明図である。 実施の形態1に係る表示制御装置の効果を示す説明図である。 実施の形態1に係る表示制御装置をリスト表示に適用した場合の表示例を示す図である。 実施の形態1に係る表示制御装置の可動領域を八角形で構成した場合を示す図である。 実施の形態1に係る表示制御装置を画像の移動表示に適用した場合の表示例を示す図である。 実施の形態2に係る表示制御装置の概要を示す説明図である。 実施の形態2に係る表示制御装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る表示制御装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る表示制御装置を数値入力に適用した場合の表示例を示す図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
まず、図1を参照しながら、表示制御装置100の制御内容の概略を説明する。図1は、実施の形態1に係る表示制御装置100が表示制御を行った表示例を示す図である。図1では、表示制御装置100をヘッドマウントディスプレイ(HMD)200に適用し、ヘッドマウントディスプレイ200の画面を、空間でのユーザの手201の動きによる操作(以下、ジェスチャー操作と称する)する場合を例に説明する。なお、表示制御装置100は、ジェスチャー操作に限定されるものではなく、タッチパネル操作またはマウス操作にも適用可能である。
まず、図1(a)に示すように、ユーザは空間で手201を動かし、ヘッドマウントディスプレイ200の画面に表示されるポインタを移動させるための操作を行う。ユーザのジェスチャー操作を、撮像手段202などを用いて撮像し、取得した画像の画像信号を表示制御装置100に入力する。図1(a)では1つの撮像手段202により撮像する例を示しているが、複数の撮像手段を設けてもよい。また、ユーザのジェスチャー操作を検出できるものであれば、検出方法は問わない。さらに複数の検出方法を組み合わせて構成してもよい。
ヘッドマウントディスプレイ200の画面の表示例を図1(b)および図1(c)に示す。図1(b)に示す初期画面では、ポインタ301と可動領域302が配置されている。ポインタ301はユーザのジェスチャー操作に追従して移動する指示表示であり、可動領域302はコマンド実行の契機となる領域である。図1(b)において、ポインタ301が可動領域302方向に移動し、ポインタ301が可動領域内に入射すると、図1(c)に示す画面が表示される。
図1(c)の画面では、ポインタ301と、可動領域302を誘導する誘導領域303と、当該誘導領域303の外周を示すガイド枠304と、当該ガイド枠304に沿って配置されたコマンド領域305,306とが表示される。ユーザは、図1(c)の画面を見ながら、ジェスチャー操作を行い、ポインタ301を意図するコマンド領域305,306に移動させる。ポインタ301と可動領域302は連動して移動し、可動領域302がコマンド領域305内に移動すると、コマンド領域305に設定されたコマンドが実行される。
次に、上述した表示制御を実現する、実施の形態1に係る表示制御装置100の構成について説明する。
図2は、実施の形態1に係る表示制御装置100の構成を示すブロック図である。
表示制御装置100は、入力部1、位置情報取得部2、表示制御部3、重なり判定部4、入射方向取得部5、照合部6、コマンドデータベース記憶部7、ガイド生成部8、連動処理部9、接触判定部10、コマンド実行部11、解除判定部12、ガイド表示解除部13および表示部14で構成されている。
入力部1は、撮像手段202が撮像したユーザのジェスチャー操作の画像の信号を取得する。位置情報取得部2は、入力部1が受け付けた入力情報からユーザの手201を検出し、検出した手201の位置情報をポインタの位置情報として取得する。さらに、位置情報取得部2は、表示部14の表示情報を参照し、表示部14に表示されている可動領域の位置情報を取得する。初期画面では、可動領域が予め決定された位置に配置されているものとする。
位置情報取得部2が取得する位置情報は、例えば表示部14での表示位置を示す座標値である。表示部14であるヘッドマウントディスプレイの画面全体の座標値を予め取得しておき、ポインタが位置する座標値、および可動領域が位置する座標値を取得する。表示制御部3は、位置情報取得部2が取得したポインタの位置情報および可動領域の位置情報に基づいて、表示部14にポインタおよび可動領域を表示する表示制御を行う。なお、表示制御部3の詳細については後述する。
重なり判定部4は、位置情報取得部2が取得したポインタの位置情報および可動領域の位置情報を参照し、ポインタと可動領域とが重なっているか判定を行う。入射方向取得部5は、重なり判定部4においてポインタと可動領域とが重なっていると判定された場合に、位置情報取得部2が取得した位置情報の履歴を一時格納したバッファ(不図示)を参照し、ポインタが可動領域のいずれの方向から入射したかを示す入射方向を取得する。図1(c)に示した例の場合、ポインタ301の可動領域302への入射方向を矢印Aで示しており、ポインタ301は紙面の上方から下方に向かって可動領域302内に入射したことを示している。
照合部6は、入射方向取得部5が取得した入射方向と、コマンドデータベース記憶部7に記憶されたコマンドデータベースとの照合を行い、入射方向に対応したコマンド情報を取得する。コマンド情報は、コマンドの表示内容、コマンド領域の割り当て位置、キャンセル領域の割り当て位置、特定方向に可動領域を伸長するかを示す情報を取得する。ここでキャンセル領域は、例えば線分で構成されたキャンセル境界である。ポインタが当該キャンセル境界を通過して誘導領域から誘導領域外に出ることにより、コマンド実行処理がキャンセルされる。
コマンドデータベース記憶部7は、コマンドデータベースを記憶する記憶領域である。
図3は、実施の形態1に係る表示制御装置100が記憶するコマンドデータベースの構成例を示す図である。図3(a)はコマンドデータベースの設定内容を示し、図3(b)は図3(a)の設定内容に基づいて表示制御を行った場合の表示例を示す図である。
コマンドデータベースは、例えば「コマンド」、「ポインタの入射方向からの角度」および「可動領域の伸長処理」で構成される。「コマンド」はコマンドの表示内容を示し、「OK」および「NG」は、「OK」コマンドおよび「NG」コマンドを実行するためのコマンド領域を配置することを示し、「キャンセル」はコマンド実行処理をキャンセルするキャンセル領域を配置することを示している。
「ポインタの入射方向からの角度」は、コマンド領域の割り当て位置を示し、図3(b)においてポインタの入射方向が矢印Aで示される場合、当該入射方向から「0°」の角度方向の領域401に「OK」コマンド領域を配置し、入射方向から「90°」の角度方向の領域402に「NG」コマンド領域を配置し、入射方向から「180°」の角度方向の領域403に「キャンセル」領域を配置し、入射方向から「−90°」の角度方向の領域404に「キャンセル」領域を配置することを示している。以下では、「OK」コマンドおよび「NG」コマンドが割り当てられた領域をコマンド領域として説明する。
「可動領域の伸長処理」は、特定方向に向けて可動領域を伸長させて表示するか否かを示している。図3(a)では、「OK」コマンド領域を割り当てた方向に向けてのみ可動領域を伸長させることを示している。図1(b)で示した初期画面における可動領域302と、図3(b)で示した可動領域302aとを比較すると、可動領域302aは「OK」コマンド領域が割り当てられた方向、すなわち紙面の上から下方向に向けて伸長されて表示されている。
ガイド生成部8は、照合部6が取得したコマンド情報に基づいて、ポインタの誘導情報を生成する。生成する誘導情報は、ガイド表示、コマンド領域およびキャンセル領域である。生成した誘導情報は、表示制御部3に出力する。連動処理部9は、重なり判定部4がポインタと可動領域とが重なっていると判定している場合に、ポインタの移動と可動領域の移動とを連動させて表示させる指示を表示制御部3に出力する。
接触判定部10は、表示部14に表示された誘導領域のガイド枠と可動領域の外周との接触を判定する。さらに、コマンド領域が割り当てられたガイド枠と可動領域の外周との接触を判定する。コマンド実行部11は、接触判定部10がコマンド領域が割り当てられたガイド枠の一部(以下、コマンド領域が割り当てられたガイド枠と称する)に可動領域の外周が接触していると判定した場合に、当該コマンド領域に設定されたコマンドの実行を制御する。解除判定部12は、ポインタが誘導領域外に出たか判定を行う。ガイド表示解除部13は、誘導領域およびガイド枠の表示、コマンド領域の表示および可動領域の伸長表示を解除する指示を表示制御部3に出力する。表示部14は、例えばヘッドマウントディスプレイの画面、タッチパネルおよびディスプレイなどで構成され、表示制御部3の制御に基づいた画面表示を行う。
図4は、実施の形態1に係る表示制御装置100のハードウェア構成を示す図である。
表示制御装置100の入力部1、位置情報取得部2、表示制御部3、重なり判定部4、入射方向取得部5、照合部6、ガイド生成部8、連動処理部9、接触判定部10、コマンド実行部11、解除判定部12、ガイド表示解除部13および表示部14は、プロセッサ101がメモリ102に記憶されたプログラムを実行することにより、実現される。コマンドデータベース記憶部7は、メモリ102を構成する。また、複数のプロセッサ101および複数のメモリ102が連携して上述した機能を実行するように構成してもよい。
続いて、表示制御部3の詳細について図2を参照しながら説明を行う。
表示制御部3は、ポインタ表示制御部31、可動領域表示制御部32およびガイド表示制御部33で構成されている。ポインタ表示制御部31は、位置情報取得部2が取得した位置情報に基づいて、指定位置にポインタを表示する制御を行う。可動領域表示制御部32は、位置情報取得部2が取得した位置情報に基づいて、指定位置に可動領域に表示する制御を行う。また、照合部6の照合結果に基づいて、可動領域を特定方向に伸長させて表示させる制御を行う。
ポインタ表示制御部31および可動領域表示制御部32は、連動処理部9から入力されるポインタの移動と可動領域の移動とを連動させて表示させる指示に基づいて、ポインタと可動領域の表示とを連動させる表示制御を行う。例えば、連動処理部9から連動指示が入力されている場合には、ポインタの位置情報のみに基づいてポインタと可動領域を指定位置に表示するように構成する。ガイド表示制御部33は、ガイド生成部8が生成した誘導情報に基づいて、誘導領域、ガイド枠、コマンド領域およびキャンセル領域を指定位置に表示する制御を行う。なお、連動処理部9からポインタと可動領域との表示の連動を解除させる指示が入力されると、ポインタと可動領域との表示の連動を解除する。
ポインタ表示制御部31、可動領域表示制御部32およびガイド表示制御部33は、ガイド表示解除部13から誘導領域およびガイド枠の表示、コマンド領域の表示および可動領域の伸長表示の解除指示が入力されると、誘導領域およびガイド枠の表示、コマンド領域の表示および可動領域の伸長表示を解除する制御を行う。
次に、表示制御装置100の動作について、図5を参照しながら説明する。
図5は、実施の形態1に係る表示制御装置100の動作を示すフローチャートである。
表示制御装置100の動作は、3つの処理(1)ガイド表示処理、(2)コマンド実行処理、(3)ガイド非表示処理に分けて説明を行う。3つの処理において、入力部1、位置情報取得部2、表示制御部3および重なり判定部4は常時稼働しているものとし、表示制御部3のポインタ表示制御部31および可動領域表示制御部32は、位置情報取得部2が取得した位置情報に基づいて、ポインタと可動領域を表示させる制御を行っているものとする。これにより、表示部14には、ポインタおよび可動領域が表示されている。
(1)ガイド表示処理
まず、図5のフローチャートのステップST1からステップST9の処理を参照しながら、ガイド表示処理について説明する。
重なり判定部4は、位置情報取得部2が取得したポインタおよび可動領域の位置情報を参照し、ポインタと可動領域とが重なったか否か判定を行う(ステップST1)。ポインタと可動領域とが重なっていない場合(ステップST1;NO)、ステップST1の処理に戻る。一方、ポインタと可動領域とが重なった場合(ステップST1;YES)、入射方向取得部5は、バッファに蓄積された位置情報取得部2が取得したポインタの位置情報の履歴を参照し、ポインタが可動領域のいずれの方向から入射したかを示す入射方向を取得する(ステップST2)。
照合部6は、ステップST2で取得されたポインタの入射方向と、コマンドデータベース記憶部7に記憶されたコマンドデータベースとの照合を行い、入射方向に対応したコマンド情報を取得する(ステップST3)。ガイド生成部8は、ステップST3で取得されたコマンド情報に基づいて、ガイド領域、コマンド領域およびキャンセル領域を生成する(ステップST4)。
表示制御部3の可動領域表示制御部32は、ステップST3で取得されたコマンド情報の可動領域の伸長を示す情報を参照し、特定方向に可動領域の伸長を指示する情報が記載されているか判定を行う(ステップST5)。特定方向に可動領域の伸長を指示する情報が記載されている場合(ステップST5;YES)、可動領域表示制御部32は可動領域を特定方向に向けて伸長する表示制御を行う(ステップST6)。一方、特定方向に可動領域の伸長を指示する情報が記載されていない場合(ステップST5;NO)、ステップST7の処理に進む。ガイド表示制御部33は、ステップST4で生成されたガイド領域、コマンド領域およびキャンセル領域に基づいて、表示部14に誘導領域とガイド枠(以下、誘導領域とガイド枠の双方を示す場合、ガイド領域と称する)、コマンド領域およびキャンセル領域を表示する表示制御を行う(ステップST7)。
連動処理部9は、重なり判定部4の判定結果を参照し、ポインタと可動領域とが重なっていると判定されている場合(ステップST1;YES)、ポインタ表示制御部31および可動領域表示制御部32に対して、ポインタと可動領域の表示の連動を指示する(ステップST8)。ポインタ表示制御部31および可動領域表示制御部32は、ステップST8の指示に基づいて、ポインタと可動領域の表示を連動させる表示制御を行う(ステップST9)。
(2)コマンド実行処理
次に、図5のフローチャートのステップST10からステップST16の処理を参照しながら、コマンド実行処理について説明する。
なお、当該コマンド実行処理では、表示制御部3のポインタ表示制御部31および可動領域表示制御部32は、位置情報取得部2が取得した位置情報に基づいて、ポインタと可動領域を連動させて移動させる表示制御を行い、表示部14には連動移動するポインタと可動領域が表示されている。
ステップST9の処理に続き、接触判定部10は、可動領域表示制御部32が表示制御を行う可動領域の位置情報と、ガイド表示制御部33が表示制御を行うガイド枠の位置情報に基づいて、可動領域の外周がガイド枠に接触したか否か判定を行う(ステップST10)。可動領域の外周がガイド枠に接触していない場合(ステップST10;NO)、ステップST9の処理に戻る。
一方、可動領域の外周がガイド枠に接触した場合(ステップST10;YES)、さらに接触判定部10は可動領域の外周が、ガイド枠のうちコマンド領域が割り当てられたガイド枠に接触したか否か判定を行う(ステップST11)。可動領域の外周が、コマンド領域が割り当てられたガイド枠に接触した場合(ステップST11;YES)、コマンド実行部11は、接触したガイド枠に割り当てられたコマンドを実行する(ステップST12)。ガイド表示解除部13は、ステップST12においてコマンドが実行されると、ポインタ表示制御部31、可動領域表示制御部32およびガイド表示制御部33に、ガイド表示解除指示を出力する(ステップST13)。ガイド表示解除指示は、具体的にはガイド領域、コマンド領域の表示および可動領域の伸長表示の解除指示と、ポインタと可動領域の表示の連動の解除指示である。
ガイド表示制御部33は、ステップST13で入力されたガイド表示解除指示であるガイド領域とコマンド領域の表示解除指示に基づいて、ガイド領域およびコマンド領域を非表示にする表示制御を行う(ステップST14)。可動領域表示制御部32は、ステップST13で入力されたガイド表示解除指示である可動領域の伸長表示の解除指示に基づいて、可動領域を伸長前のサイズに戻す表示制御を行う(ステップST15)。さらに、ポインタ表示制御部31および可動領域表示制御部32は、ステップST13で入力されたガイド表示解除指示であるポインタと可動領域の表示の連動の解除指示に基づいて、ポインタと可動領域の表示の連動を解除する表示制御を行う(ステップST16)。その後、ステップST1の処理に戻り、上述した処理を繰り返す。
(3)ガイド非表示処理
最後に、図5のフローチャートのステップST17からステップST20の処理およびステップST13からステップST16の処理を参照しながら、ガイド非表示処理について説明する。
ガイド非表示処理は、上述したステップST11の判定処理において、可動領域が、コマンド領域が割り当てられたガイド枠に接触していないと判定された場合(ステップST11;NO)に行われるものであり、コマンド領域が割り当てられていないキャンセル領域に可動領域が接触した場合の処理である。
可動領域が、コマンド領域が割り当てられたガイド枠に接触していないと判定された場合(ステップST11;NO)、連動処理部9はポインタがキャンセル領域方向へ移動しているか判定を行う(ステップST17)。ポインタがキャンセル領域方向へ移動していない場合(ステップST17;NO)、ステップST10の処理に戻る。一方、ポインタがキャンセル領域方向へ移動している場合(ステップST17;YES)、ポインタと可動領域の表示の連動を解除する表示制御をポインタ表示制御部31および可動領域表示制御部32に指示する(ステップST18)。ポインタ表示制御部31および可動領域表示制御部32は、ステップST18の指示に従い、位置情報取得部2が取得した位置情報に基づいてポインタおよび可動領域をそれぞれ個別に表示制御する(ステップST19)。
次に、解除判定部12は、重なり判定部4および接触判定部10の判定結果に基づいて、ポインタが誘導領域外へ出たか否か判定を行う(ステップST20)。ポインタが誘導領域外へ出た場合(ステップST20;YES)、ステップST13の処理に進む。一方、ポインタが誘導領域外へ出ていない場合(ステップST20;NO)、ステップST11の処理に戻り、上述した処理を繰り返す。
次に、図5のフローチャートについて、図6の具体例を参照しながら説明を行う。
図6は、実施の形態1に係る表示制御装置100の画面表示例を示す図である。具体例を参照した説明においても3つの処理(1)ガイド表示処理、(2)コマンド実行処理、(3)ガイド非表示処理に分けて説明を行う。
まず、ガイド表示処理の開始前には、図6(a)で示す初期画面が表示部14に表示されている。ポインタ表示制御部31および可動領域表示制御部32の表示制御に基づき、初期画面にはポインタ501および可動領域502が表示されている。
(1)ガイド表示処理
図6(a)に示す初期画面から、図6(b)に示す画面に変化すると、重なり判定部4は、ステップST1としてポインタ501と可動領域502の重なりを判定する。入射方向取得部5は、図6(b)の場合、ポインタが紙面の上方から下方に向かう矢印A方向に移動したと判断し、ステップST2としてポインタの可動領域への入射方向を「下向き」と取得する。
照合部6は、ステップST3およびステップST4として、入射方向「下向き」と図3(a)で示したコマンドデータベースとの照合を行い、ポインタ501の入射方向に対して角度「0°」の位置に「OK」コマンド領域、入射方向に対して図3(b)記載の角度「90°」の位置に「NG」コマンド領域、入射角度に対して図3(b)記載の角度「180°」および入射方向に対して図3(b)記載の角度「−90°」の位置にキャンセル領域を割り当てる情報、および可動領域を「OK」コマンド領域を割り当てた方向に伸長する情報を取得する。可動領域表示制御部32は、ステップST5として、照合部6が取得した伸長情報を参照し、可動領域502を伸長するか否か判定を行う。図3(a)の場合、ステップST6の判定結果として、可動領域502を「OK」コマンド領域の割当方向に伸長して可動領域502aとする。
ガイド生成部8は、図6(c)に示すように、ステップST7としてガイド領域503、ガイド枠503aに隣接する領域に「OK」コマンド領域504を表示し、ガイド枠503bに隣接する領域に「NG」コマンド領域505を表示する。また、ガイド枠503cおよび503dは、キャンセル領域であるキャンセル境界でもある。連動処理部9、ポインタ表示制御部31および可動領域表示制御部32は、ステップST8およびステップST9として、図6(c)においてポインタ501と可動領域502の表示を連動させる表示制御を行う。
(2)コマンド実行処理
図6(c)に示す画面において、ポインタ501および可動領域502aが移動して、図6(d)または図6(e)に示す表示画面に変化した場合、接触判定部10は、ステップST10として可動領域502aの外周がガイド領域503のガイド枠に接触したか判定を行う。さらに、ステップST11として可動領域502aの外周が「OK」コマンド領域504および「NG」コマンド領域505が割り当てられたガイド枠503a,503bに接触したか判定を行う。
図6(d)に示す例の場合、ポインタ501が矢印Bで示した移動軌跡をたどり、可動領域502aの外周が「OK」コマンド領域504が割り当てられたガイド枠503aに接触したと判定される。また図6(e)に示す例の場合、ポインタ501が矢印Cで示した移動軌跡をたどり、可動領域502の外周が「NG」コマンド領域505が割り当てられたガイド枠503bに接触したと判定される。
コマンド実行部11は、ステップST12として、図6(d)の場合「OK」コマンドを実行し、図6(e)の場合「NG」コマンドを実行する。ガイド表示解除部13がステップST13としてガイド表示解除指示を出力すると、ポインタ表示制御部31、可動領域表示制御部32およびガイド表示制御部33は、ステップST14からステップST16として、図6(f)および図6(g)に示すように、ガイド領域503の表示、「OK」コマンド領域504および「NG」コマンド領域505の表示および可動領域502aの伸長表示を解除し、ポインタ501と可動領域502のみの表示とする。なお、可動領域502内には実行したコマンド内容を表示してもよい。
(3)ガイド非表示処理
図6(c)に示す画面において、ポインタ501が移動して、図6(h)に示す表示画面に変化した場合、接触判定部10は、ステップST10として可動領域502の外周がガイド領域503のガイド枠に接触したか判定を行う。さらに、ステップST11として可動領域502の外周がコマンド領域が割り当てられたガイド枠503a,503bに接触したか判定を行う。図6(h)に示す例の場合、ポインタが矢印Dで示した移動軌跡をたどり、可動領域502aの外周がコマンド領域が割り当てられていないガイド枠503c、即ちキャンセル領域が割り当てられたガイド枠503cに接触したと判定される。
連動処理部9は、ステップST17として、図6(h)の場合、ポインタがキャンセル領域が設定されたガイド枠503c,503d方向へ移動していると判定し、ステップST18として連動解除を指示する。ポインタ表示制御部31および可動領域表示制御部32は、ステップST19として、図6(h)の場合、可動領域502を移動させず、ポインタ501のみを移動させる。キャンセル領域が設定されたガイド枠503c,503d方向への移動のみにおいて、ポインタ501と可動領域502を個別に移動させる表示制御を行う。
解除判定部12は、ステップST20として、図6(h)の場合、ポインタ501が誘導領域外に出たと判定する。その後、ステップST13の処理に進む。ガイド表示解除部13、ポインタ表示制御部31および可動領域表示制御部32は、ステップST13からステップST16として、図6(i)に示すように、ガイド領域503、「OK」コマンド領域504および「NG」コマンド領域505の表示、および可動領域502aの伸長表示を解除し、ポインタ501と可動領域502のみの表示とする。
次に、図7から図10を参照しながら、実施の形態1の表示制御装置100を適用した場合の効果について説明する。
図7から図10は、実施の形態1の表示制御装置100を適用した場合に得られる効果を示す図である。
図7(a)は、矢印Eで示した移動軌跡をたどり、ポインタ601が可動領域602と重なった場合を示し、図7(b)は矢印Fで示した移動軌跡をたどり、ポインタ601が可動領域602と重なった場合を示している。図7(a)および図7(b)共に、「OK」コマンド領域603a,603bは、ポインタ601の入射方向(矢印E,F)からの角度が「0°」の位置である。これは、入射方向取得部5が可動領域602にポインタ601が入射した方向を取得し、照合部6において入射方向に応じたコマンド情報を取得するため、ポインタ601の移動軌跡によらず、ポインタ601の可動領域602への入射方向に対してコマンド領域の割り当て位置が同一となる。これにより、図7(a)および図7(b)に示すように、ポインタ601の移動軌跡の延長線上に「OK」コマンド領域603a,603bを配置することができ、ポインタ601を可動領域602に入射させる動作のみでコマンドの連続入力が可能となる。また、ポインタ601がどのような移動軌跡をたどった場合にも、コマンドの連続実行が可能な構成とすることができる。
図8は、ポインタ601の入射方向である矢印Gからの角度が「0°」の位置、即ち入射方向の延長線上にコマンド領域603cを割り当てない場合を示している。図3(a)で示したコマンドデータベースにおいて、コマンド領域603cをポインタ601の入射方向からの角度「0°」に割り当てないように予め設定しておく。照合部6はポインタ601の入射方向およびコマンドデータベースに基づいて、コマンド領域603cを図8(a)に示すようにポインタ601の入射方向からの角度「―90°」の位置に割り当てる。これにより、ポインタ601が誤って可動領域を矢印G方向に直進して誘導領域外へ出た場合にも「OK」コマンドが実行されないように設定することができる。このように、コマンド領域の割り当て位置を考慮することにより、ユーザの誤入力を抑制することができる。
図9は、ポインタ601と可動領域602の表示の連動を示す図であり、ポインタ601と可動領域602の表示を連動させ、且つガイド領域604を介してコマンド領域603に設定されたコマンドを実行する構成である。接触判定部10において、可動領域602の外周が、キャンセル領域が割り当てられたガイド枠604a,604bに接触したと判定され、且つ連動処理部9においてポインタ601がキャンセル領域が割り当てられたガイド枠604a,604b方向に移動すると判定された場合には、連動処理部9、ポインタ表示制御部31および可動領域表示制御部32が、ポインタ601と可動領域602の表示の連動を解除し、ポインタ601と可動領域602が個別に移動する表示が行われる。
これにより、ユーザは、ポインタ601と可動領域602が重なっている場合に、ポインタ601と可動領域602はコマンド領域が割り当てられた方向に連動して移動すると認識することができる。そのため、図9(b)に示すように、ポインタ601の移動軌跡が蛇行し、ユーザが意図せずキャンセル領域方向にポインタ601を移動させた場合に、ポインタ601と可動領域602の表示の連動が解除され、ユーザはコマンド領域603が割り当てられていない方向に移動していると認識することができる。ユーザは、ポインタ601の移動方向を改め、可動領域602をコマンド領域603が割り当てられた領域まで円滑に誘導することができる。
図10は、ポインタが誘導領域外移動する場合を示す図である。
図10(a)で示すポインタ601と可動領域602が重なっていない初期画面から、図10(b1)に示すポインタ601と可動領域602が重なった状態に変化する。コマンドデータベース記憶部7に記憶されたコマンドデータベースに可動領域602の伸長処理が設定されている場合に、図10(b1)および図10(b2)に示すように定義されている方向に可動領域を伸長する。ポインタ601は伸長された可動領域602aを介して、移動軌跡Ia,Ib,Icをたどりキャンセル領域が設定されたガイド枠604aから誘導領域外に出る。これにより、図10(a)に示すように可動領域602であるボタンが隣接して配置されている場合であっても、移動軌跡Ia,Ib,Icをたどり、コマンド実行をキャンセルすることができる。
一方、図10(c1)および図10(c2)は、可動領域602を伸長せず、ガイド領域604の誘導領域の面積が可動領域602の面積に近似する場合を示している。この場合、図10(a)の初期画面に戻すために、矢印Ja,Jbの移動軌跡をたどってポインタ601を移動させると、隣接する可動領域605にポインタ601が重なり、新たに可動領域605に対応したコマンド領域606およびガイド領域607が表示され、図10(a)で示した初期状態に戻せない。
また、図10(d1)から図10(d3)に示した例では、可動領域602は伸長せず、ガイド領域604の誘導領域のみを伸長させた場合を示している。この場合、矢印Ka、Kb,Kcで示すように、ポインタ601による移動距離が長くなり、ポインタ601を操作するユーザの手ぶれが発生する。そのため、ユーザは意図しない方向にポインタ601を移動させてしまう可能性が生じる。
表示制御装置100は、図10(b)で示したように、重なり判定部4がポインタ601と可動領域602の重なりを判定し、コマンドデータベースに予め可動領域602を適切に伸長する設定しておくことにより、可動領域表示制御部32がコマンドデータベースに基づいた情報により、適切に可動領域を伸長して表示することができ、表示部14の操作性を向上させることができる。
次に、実施の形態1の表示制御装置100の適用例について図11から図13を参照しながら説明する。
図11は、実施の形態1に係る表示制御装置100をリストメニューの表示に適用した場合を示す説明図である。
図11(a)では、表示部14に、複数の可動領域702a,702b,702c,702dを同時に、並べて配置し、リストメニューを構成している。例えば、可動領域701aはメニュー「Item A」を構成し、可動領域701bはメニュー「Item B」を構成している。図11(a)は、初期画面であり、ポインタ701はいずれの可動領域702a,702b,702c,702dとも重なっていない。当該初期画面において、ポインタ701を矢印L方向に移動させると、移動量に応じて図11(b),(c),(e),(f)で示す画面に遷移する。
図11(b)において、重なり判定部4がポインタ701が可動領域702aに重なったと判定すると、コマンド領域703a、ガイド領域704が表示され、可動領域702aがコマンド領域703a配置方向に伸長される。図11(b)の例の場合、コマンドデータベース記憶部7に蓄積されたコマンドデータベースは、「OK」コマンド領域がポインタの入射方向からの角度「90°」の方向に割り当てられ、当該コマンドの割当方向に可動領域の伸長処理を「する」と設定されている。また、キャンセル領域がポインタの入射方向からの角度「0°」、「180°」、「−90°」の方向に割り当てられ、可動領域の伸長処理を「しない」と設定されている。
図11(c)において、重なり判定部4がポインタ701が可動領域702bに重なったと判定すると、コマンド領域703bおよびガイド領域704が表示され、可動領域702bがコマンド領域703bの割り当て方向に伸長される。さらに、図11(d)に示すようにポインタ701が矢印La方向に移動すると、接触判定部10が、可動領域702bの外周がガイド領域704のガイド枠に接触し、且つコマンド領域703bが割り当てられたガイド枠に接触したと判定し、コマンド実行部11がコマンド領域703bに設定されたメニュー「Item B」の選択を実行する。
図11(f)において、重なり判定部4がポインタ701が可動領域702dに重なったと判定すると、コマンド領域703d,703eおよびガイド領域704が表示され、可動領域702dがコマンド領域703d,703eの割り当て方向に伸長される。さらに、図11(g)に示すようにポインタ701が矢印Lb方向に移動すると、接触判定部10が、可動領域702dの外周がガイド領域704のガイド枠に接触し、且つコマンド領域703eが割り当てられたガイド枠に接触したと判定し、コマンド実行部11がコマンド領域703eに割り当てられたコマンド「Next」を実行する。当該実行により、ページ「1/5」の「Item A」から「Item C」の表示から、ページ「2/5」の「Item D」から「Item F」の表示に切り替わる。
図12および図13は、実施の形態1に係る表示制御装置100を画像の移動表示に適用した場合を示す説明図である。
図12(a)は可動領域802を八角形で構成した場合の表示例を示し、図12(b)は可動領域802を八角形で構成した場合のコマンドデータベースの構成例を示す図である。
可動領域802は矩形に限定されるものではなく、図12(a)に示す八角形やその他の多角形で構成することができる。可動領域802が八角形の場合、入射方向取得部5は、ポインタ801の入射方向を8方向で特定する。照合部6は、入射方向取得部5が取得した入射方向とコマンドデータベース記憶部7に記憶されたコマンドデータベースとの照合を行い、8方向の入射方向に対応したコマンド情報を取得する。
コマンドデータベースは、図3(a)と同様に「コマンド」、「ポインタの入射方向からの角度」および「可動領域の伸長処理」で構成される。「進入方向への移動矢印」コマンドはポインタの入射方向からの角度「0°」の位置に配置し、「反進入方向への移動矢印」コマンドはポインタの入射方向からの角度「180°」の位置に配置することが定義されている。ここで、「進入方向への移動矢印」コマンドはポインタが可動領域内に進入した方向に背景画像を移動させるコマンドであり、「反進入方向への移動矢印」コマンドはポインタが可動領域内に進入した方向と反対方向に背景画像を移動させるコマンドである。「キャンセル」コマンドはポインタの入射方向からの角度「45°」,「90°」,「135°」,「−45°」,「−90°」,「−135°」の位置に配置することが定義されている。可動領域の伸長処理は全てのコマンドについて「しない」と定義されている。
図12(b)で示したコマンドデータベースと入射方向取得部5が取得した入射方向との照合結果を図12(a)に示しており、ポインタ801が可動領域802に矢印M方向から入射した場合に、矢印M方向からの角度「0°」の位置に「進入方向への移動矢印」を表示したコマンド領域803aが割り当てられ、矢印M方向からの角度「180°」の位置に「非進入方向への移動矢印」を表示したコマンド領域803bが割り当てられる。
図13(a)から図13(f)は、ポインタの入射方向に応じた画像の移動を示す説明図である。
図13(a)および図13(b)は、ポインタ801が可動領域802に矢印M方向から入射し、当該入射方向に対応したコマンド情報に基づいて、ガイド表示制御部33がコマンド領域803a,803b、ガイド領域804、およびキャンセル領域(不図示)を表示する。さらに可動領域802が矢印M方向に移動し、可動領域802の外周が「進入方向への移動矢印」コマンド領域が割り当てられたガイド領域804のガイド枠に接触し、接触判定部10が可動領域802の外周がコマンド領域803aが割り当てられたガイド領域804のガイド枠に接触したと判定し、コマンド実行部11がコマンド領域803aに割り当てられたコマンドを実行し、画像Xがポインタ801の進入方向へ移動され、画像Xaとなる。
図13(c)および図13(d)は、ポインタ801が可動領域802に矢印N方向から入射し、当該入射方向に対応したコマンド情報に基づいて、ガイド表示制御部33がコマンド領域803c,803d、ガイド領域804、およびキャンセル領域(不図示)を表示する。さらに可動領域802が矢印N方向に移動し、可動領域802の外周が「進入方向への移動矢印」コマンド領域が割り当てられたガイド領域804のガイド枠に接触し、接触判定部10が可動領域802の外周がコマンド領域803cが割り当てられたガイド領域804のガイド枠に接触したと判定し、コマンド実行部11がコマンド領域803cに割り当てられたコマンドを実行し、画像Xがポインタ801の進入方向へ移動され、画像Xbとなる。
図13(e)および図13(f)は、ポインタ801が可動領域802に矢印O方向から入射し、等が入射方向に対応したコマンド情報に基づいて、ガイド表示制御部33がコマンド領域803e,803f、ガイド領域804、およびキャンセル領域(不図示)を表示する。さらに可動領域802が矢印O方向に移動し、可動領域802の外周が「進入方向への移動矢印」コマンド領域が割り当てられたガイド領域804のガイド枠に接触し、接触判定部10が可動領域802がコマンド領域803eが割り当てられたガイド枠に接触したと判定し、コマンド実行部11がコマンド領域803eに割り当てられたコマンドを実行し、画像Xがポインタ801の進入方向へ移動され、画像Xcとなる。
以上のようにこの実施の形態1によれば、重なり判定部4がポインタと可動領域とが重なっていると判定した場合に、ポインタが可動領域のいずれの方向から可動領域内に入射したかを示す入射方向を取得する入射方向取得部5と、取得した入射方向とコマンドデータベースとを照合してコマンド情報を取得する照合部6と、照合部6が取得したコマンド情報から誘導情報を生成するガイド生成部8と、生成した誘導情報に基づいてガイド領域、コマンド領域およびキャンセル領域の表示制御を行うガイド表示制御部33を備えるように構成したので、ポインタを誘導する可動領域、可動領域を誘導するガイド領域およびコマンド領域を表示部14のどこにでも配置することができる。
また、ポインタが可動領域のいずれの方向から入射したかに基づいてコマンド領域の割り当て位置が決定されるため、ポインタの移動軌跡に依存することなく、コマンドの実行を行うことができる。また、容易にコマンドを連続して実行させることができる。
さらに、可動領域および誘導領域を介してポインタが移動するため、ポインタを操作するユーザの手ぶれを吸収し、円滑にコマンド実行に導くことができる。また、ユーザの手指に対して奥行検知手段を設けることなく、ユーザが手指を静止する動作を必要とせず、ユーザが手指を空間上で動かすのみでコマンドを実行することができる。
また、この実施の形態1によれば、コマンドデータベースに、特定方向に向けて可動領域を伸長させて表示する設定が記載されていた場合に、可動領域表示制御部32が可動領域を特定方向に伸長させる表示制御を行うように構成したので、ポインタの移動距離を短くすることができ、ポインタを操作するユーザの手ぶれを吸収することができる。
また、この実施の形態1によれば、接触判定部10が、可動領域の外周がコマンド領域が割り当てられていないガイド枠に接触していると判定した場合に、連動処理部9がキャンセル領域が設定されたガイド枠方向への移動においてのみポインタと可動領域の表示の連動を解除するように構成したので、ユーザがポインタと可動領域は、コマンド領域が割り当てられたガイド枠方向には連動して移動すると認識することができ、ユーザはポインタと可動領域が連動移動していない場合に、ポインタがキャンセル領域方向に移動していると認識することができる。これにより、ユーザが意図せずにポインタをキャンセル領域方向に移動させている場合には、ポインタの移動方向を改めることができる。
また、この実施の形態1によれば、照合部6は、ポインタの入射方向に基づいてコマンド領域の割り当て位置を設定したコマンドデータベースを参照するように構成したので、コマンド領域の割り当て位置を考慮することにより、ユーザがコマンドを誤って選択するのを抑制することができる。
また、この実施の形態1によれば、複数の可動領域を同時に表示することにより、リスト表示など様々なユーザインタフェースに適用することができる。
また、この実施の形態1によれば、どのような形状であっても可動領域を構成することができ、方向入力など様々なユーザインタフェースに適用することができる。
実施の形態2.
この実施の形態2では、表示部14に複数の可動領域および複数のコマンド領域を表示する場合について説明する。
図14は、実施の形態2に係る表示制御装置100aが表示制御を行った結果である表示例を示す図である。
ポインタ901がコマンド表示領域902内に入ると、複数の可動領域903、複数の誘導領域と複数のガイド枠(以下、ガイド領域と称する)904および複数のコマンド領域905を表示する表示制御が行われる。図14に示した状態において、ポインタ901が移動し、重なり判定部4がポインタ901といずれかの可動領域903が重なったと判定すると、上述した実施の形態1で示した表示制御処理が行われる。
図15は、実施の形態2に係る表示制御装置100aの構成を示すブロック図である。なお、以下では、実施の形態1に係る表示制御装置100の構成要素と同一または相当する部分には、実施の形態1で使用した符号と同一の符号を付して説明を省略または簡略化する。
表示制御装置100aは、実施の形態1で示した入射方向取得部5、照合部6、コマンドデータベース記憶部7、ガイド生成部8に換えてポインタ位置判定部15および表示情報記憶部16を設けている。
ポインタ位置判定部15は、位置情報取得部2が取得したポインタの位置情報を参照し、ポインタがコマンド表示領域内に位置するか判定を行う。コマンド表示領域は、表示部14の表示領域内に予め設定された領域であり、当該領域にポインタが入射すると、コマンドが表示される。ポインタがコマンド表示領域に位置する場合、ポインタ位置判定部15は、可動領域表示制御部32aおよびガイド表示制御部33aに対して可動領域、ガイド領域およびコマンド領域の表示を指示する。可動領域表示制御部32aは表示情報記憶部16に記憶された表示情報を参照し、複数の可動領域を表示部14に表示する表示制御を行う。ガイド表示制御部33aは表示情報記憶部16に記憶された表示情報を参照し、ガイド領域を表示部14に表示する制御を行う。
表示情報記憶部16は、可動領域の表示サイズおよび表示位置、誘導領域および各ガイド枠の表示サイズおよび表示位置、コマンドの表示内容、コマンド領域の配置サイズおよびコマンド領域の配置位置を示す表示情報を記憶している。重なり判定部4は、判定結果を連動処理部9および解除判定部12に出力する。コマンド実行部11は、コマンドを実行を制御すると、解除判定部12aに通知する。解除判定部12aは、重なり判定部4および接触判定部10の判定結果を参照し、ポインタがコマンド表示領域外に出たと判定されたか判定を行う。ガイド表示解除部13aは、解除判定部12aにおいてポインタがコマンド表示領域外に出たと判定された場合にのみ、ガイド領域の表示を解除する指示を表示制御部3に出力する。
次に、表示制御装置100aの動作について、図16を参照しながら説明する。
図16は、実施の形態2に係る表示制御装置100aの動作を示すフローチャートである。以下では実施の形態1に係る表示制御装置100と同一のステップには図5で使用した符号と同一の符号を付し、説明を省略または簡略化する。
表示制御装置100aの動作も、3つの処理(1)ガイド表示処理、(2)コマンド実行処理、(3)ガイド非表示処理に分けて説明を行う。3つの処理において、入力部1、位置情報取得部2および表示制御部3は常時稼働しているものとし、表示部14にはコマンド表示領域が予め表示され、表示制御部3のポインタ表示制御部31が、位置情報取得部2が取得した位置情報に基づいてポインタを表示させる制御を行っているものとする。
(1)ガイド表示処理
まず、図16のフローチャートのステップST31からステップST33、ステップST8およびステップST9の処理を参照しながら、ガイド表示処理について説明する。
ポインタ位置判定部15は、位置情報取得部2が取得したポインタの位置情報を参照し、ポインタがコマンド表示領域内に位置するか否か判定を行う(ステップST31)。ポインタがコマンド表示領域内に位置しない場合(ステップST31;NO)、ステップST31の処理に戻る。一方、ポインタがコマンド表示領域内に位置する場合(ステップST31;YES)、可動領域表示制御部32aおよびガイド表示制御部33aは表示情報記憶部16に記憶された表示情報を参照し、複数の可動領域、複数のガイド領域および複数のコマンド領域を表示する表示制御を行う(ステップST32)。
重なり判定部4は、位置情報取得部2が取得したポインタおよび可動領域の位置情報を参照し、ポインタと可動領域とが重なったか否か判定を行う(ステップST33)。ポインタと可動領域とが重なっていない場合(ステップST33;NO)、ステップST33の処理に戻る。一方、ポインタと可動領域とが重なった場合(ステップST33;YES)、連動処理部9は、ポインタ表示制御部31および可動領域表示制御部32aに対して、ポインタと可動領域の表示の連動を指示する(ステップST8)。ポインタ表示制御部31および可動領域表示制御部32aは、ステップST8の指示に基づいて、表示部14に表示しているポインタと可動領域の表示を連動させる表示制御を行う(ステップST9)。
(2)コマンド実行処理
次に、図16のフローチャートのステップST10からステップST12およびステップST34からステップST37の処理を参照しながら、コマンド実行処理について説明する。
ステップST10からステップST12の処理が行われてコマンドが実行されると、解除判定部12aは、重なり判定部4および接触判定部10の判定結果を参照し、ポインタがコマンド表示領域外に出たか否か判定を行う(ステップST34)。ポインタがコマンド表示領域外に出ていない場合(ステップST34;NO)、ステップST33の処理に戻る。一方、ポインタがコマンド表示領域外に出た場合(ステップST34;YES)、ガイド表示解除部13aは、ポインタ表示制御部31、可動領域表示制御部32aおよびガイド表示制御部33aに、ガイド表示解除指示を出力する(ステップST35)。ガイド表示解除指示は、具体的にはガイド領域、コマンド領域および可動領域の非表示指示である。
ガイド表示制御部33aは、ステップST35で入力されたガイド表示解除指示であるガイド領域とコマンド領域の非表示指示に基づいて、ガイド領域およびコマンド領域を非表示にする表示制御を行う(ステップST36)。可動領域表示制御部32aは、ステップST35で入力された可動領域の非表示指示に基づいて、可動領域を非表示にする表示制御を行う(ステップST37)。その後、ステップST31の処理に戻り、上述した処理を繰り返す。
(3)ガイド非表示処理
最後に、図16のフローチャートのステップST17からステップST19の処理およびステップST34からステップST37の処理を参照しながら、ガイド非表示処理について説明する。
ガイド非表示処理は、上述したステップST11の判定処理において、可動領域が、コマンド領域が割り当てられたガイド枠に接触していないと判定された場合(ステップST11;NO)に行われるものであり、コマンド領域が割り当てられていないキャンセル領域に可動領域が接触した場合の処理である。
可動領域が、コマンド領域が割り当てられたガイド枠に接触していないと判定された場合(ステップST11;NO)、連動処理部9はポインタがキャンセル領域方向へ移動しているか判定を行う(ステップST17)。キャンセル領域方向へ移動していない場合(ステップST17;NO)、ステップST10の処理に戻る。一方、キャンセル領域方向へ移動している場合(ステップST17;YES)、ポインタと可動領域の表示の連動を解除する表示制御をポインタ表示制御部31および可動領域表示制御部32aに指示する(ステップST18)。ポインタ表示制御部31および可動領域表示制御部32aは、ステップST18の指示に基づき、位置情報取得部2が取得した位置情報に基づいてポインタおよび可動領域をそれぞれ個別に表示制御する(ステップST19)。その後、ステップST34の判定処理に進む。
次に、図16のフローチャートについて、図17の具体例を参照しながら説明を行う。
図17は、実施の形態2に係る表示制御装置100aの画面表示例を示す図であり、表示制御装置100aを数値入力に適用した場合を示す説明図である。
ポインタ位置判定部15は、ステップST31として、ポインタ901がコマンド表示領域902内に位置するか判定する。図17に示すように、ポインタ901aがコマンド表示領域902内に位置する場合、可動領域表示制御部32aおよびガイド表示制御部33aは、ステップST32として、複数の可動領域903、複数のガイド領域904および複数のコマンド領域905を表示する表示制御を行う(ステップST32)。
重なり判定部4は、ステップST33としてポインタ901と可動領域903の重なりを判定する。図17に示すように、ポインタ901bと可動領域903aが重なる。連動処理部9、ポインタ表示制御部31および可動領域表示制御部32aは、ステップST8およびステップST9として、図17においてポインタ901bと可動領域903aの表示を連動させる表示制御を行う。
接触判定部10は、ステップST10およびステップST11として、可動領域903aがガイド領域904のガイド枠に接触し、且つコマンド領域905が割り当てられたガイド枠に接触したか判定を行う。図17に示す例の場合、接触判定部10は、可動領域903aがコマンド領域905aが割り当てられたガイド領域904aのガイド枠に接触したと判定する。コマンド実行部11は、ステップST12として、コマンド「6」の選択を実行する。解除判定部12aは、ステップST34として、ポインタ901がコマンド表示領域902外に出たか判定する。図17に示す例の場合、ポインタ901aはコマンド表示領域902外に出ることなく、ステップST33、ステップST8からステップST12の処理を繰り返し、コマンド「0」の選択を実行し、コマンド「Ent」の選択を実行する。
その後、解除判定部12aが、ステップST34として、ポインタ901がコマンド表示領域902外に出たと判定すると、ガイド表示解除部13aが、ステップST35として、ガイド表示解除指示を出力する。ガイド表示制御部33aは、ステップST36として、ガイド領域904およびコマンド領域905を非表示にする表示制御を行う。可動領域表示制御部32aは、ステップST37として可動領域903を非表示にする表示制御を行う。
なお、図17に示すように、表示制御部3は、コマンド実行部11が実行したコマンドの選択結果、例えば「600」を示す数値906を、表示部14に表示するように構成してもよい。また、ガイド領域904およびコマンド領域905を非表示にする表示制御が行われた場合に、数値906の表示は残しておくように構成してもよい。
以上のように、この実施の形態2によれば、ポインタがコマンド表示領域内に位置するか判定するポインタ位置判定部15と、ポインタがコマンド表示領域内に位置すると判定された場合に、表示情報記憶部16に記憶された表示情報を参照し、可動領域、ガイド枠およびコマンドを表示する表示制御を行う可動領域表示制御部32aおよびガイド表示制御部33aとを備えるように構成したので、複数の可動領域と、複数のガイド枠と、複数のコマンドを並べて表示することができる。これにより、表示制御装置100aを複数配置されたコマンドを連続して実行するユーザインタフェースに適用することが可能である。例えば、表示制御装置100aを数値入力に適用し、ユーザのジェスチャー操作により数値入力を実行する構成とすることができる。
上記以外にも、本発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
この発明に係る表示制御装置は、ユーザのジェスチャー操作のみでコマンドの実行を可能とする表示画面を提供することができ、ヘッドマウントディスプレイなどの装着型の画像表示装置、およびテレビ、プロジェクタなどの画像表示装置に適用することができる。
1 入力部、2 位置情報取得部、3 表示制御部、4 重なり判定部、5 入射方向取得部、6 照合部、7 コマンドデータベース記憶部、8 ガイド生成部、9 連動処理部、10 接触判定部、11 コマンド実行部、12,12a 解除判定部、13,13a ガイド表示解除部、14 表示部、15 ポインタ位置判定部、16 表示情報記憶部、31 ポインタ表示制御部、32,32a 可動領域表示制御部、33,33a ガイド表示制御部、100,100a 表示制御装置、101 プロセッサ、102 メモリ、200 ヘッドマウントディスプレイ。

Claims (7)

  1. ユーザ操作に伴って移動するポインタの表示位置と、前記ポインタの移動を誘導する可動領域の表示位置とが重なっている場合に、前記ポインタが前記可動領域に入射した方向を取得する入射方向取得部と、
    前記入射方向取得部が取得した入射方向に基づいた表示情報を取得する照合部と、
    前記照合部が取得した表示情報に基づいて、前記ポインタおよび前記可動領域を誘導するガイド領域を生成するガイド生成部と、
    前記ポインタ、前記可動領域および前記ガイド生成部が生成したガイド領域を表示する制御を行う表示制御部とを備えた表示制御装置。
  2. 前記ガイド生成部は、前記照合部が取得した前記表示情報に基づいて、前記入射方向に応じて前記ガイド領域に割り当てる領域であって、当該領域に前記ポインタが入射することにより、当該領域に設定されたコマンドが実行されるコマンド領域と、前記ポインタおよび前記可動領域を前記コマンド領域に誘導する誘導領域と、前記ポインタおよび前記可動領域の前記コマンド領域への誘導を解除する解除領域とを生成することを特徴とする請求項1記載の表示制御装置。
  3. 前記ポインタの表示位置と前記可動領域の表示位置が重なっている場合に、前記表示制御部に対して、前記ポインタと前記可動領域の表示とを連動させる連動処理部を備え、
    前記表示制御部は、前記連動処理部の連動指示に基づいて、前記ポインタと前記可動領域を連動させて表示する制御を行うことを特徴とする請求項1記載の表示制御装置。
  4. 前記照合部は、前記入射方向に対して特定方向に前記可動領域を伸長して表示させる前記表示情報を取得し、
    前記表示制御部は、前記照合部が取得した前記表示情報に基づいて、前記可動領域を前記特定方向に伸長させて表示する制御を行うことを特徴とする請求項1記載の表示制御装置。
  5. 前記表示制御部の制御に基づいて表示された前記可動領域と前記ガイド領域との接触を判定する接触判定部と、
    前記接触判定部が、前記可動領域と前記ガイド領域とが接触していると判定した場合に、前記可動領域と前記ガイド領域とが接触した領域に割り当てられたコマンド領域に設定されたコマンドを実行するコマンド実行部とを備えたことを特徴とする請求項2記載の表示制御装置。
  6. 前記表示制御部の制御に基づいて表示された前記可動領域と前記ガイド領域との接触を判定する接触判定部を備え、
    前記ガイド生成部は、前記照合部が取得した前記表示情報に基づいて、前記入射方向に応じて前記ガイド領域に割り当てる領域であって、当該領域に前記ポインタが入射することにより、当該領域に設定されたコマンドが実行されるコマンド領域と、前記ポインタおよび前記可動領域を前記コマンド領域に誘導する誘導領域と、前記ポインタおよび前記可動領域の前記コマンド領域への誘導を解除する解除領域とを生成し、
    前記連動処理部は、前記接触判定部が、前記可動領域と前記解除領域が割り当てられた前記ガイド領域とが接触していると判定した場合に、前記解除領域の割り当て方向への移動について前記ポインタと前記可動領域の表示の連動を解除することを特徴とする請求項3記載の表示制御装置。
  7. 画像を表示する表示部と、
    ユーザ操作を撮像する撮像部と、
    前記撮像部が撮像した前記ユーザ操作を示す画像を解析し、前記ユーザ操作に伴って移動するポインタの表示位置と、前記ポインタの移動を誘導する可動領域の表示位置とを取得する位置情報取得部と、
    前記位置情報取得部が取得した前記ポインタの表示位置と、前記可動領域の表示位置とが重なっている場合に、前記ポインタが前記可動領域に入射した方向を取得する入射方向取得部と、
    前記入射方向取得部が取得した入射方向に基づいた表示情報を取得する照合部と、
    前記照合部が取得した表示情報に基づいて、前記ポインタおよび前記可動領域を誘導するガイド領域を生成するガイド生成部と、
    前記ポインタ、前記可動領域および前記ガイド生成部が生成したガイド領域を前記表示部に表示する制御を行う表示制御部とを備えた画像表示装置。
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