JP6274902B2 - コンクリートの冷却方法および装置 - Google Patents
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Description
図1は第1の実施形態によるコンクリート冷却装置を示す概略図である。
図2は、第2の実施形態によるコンクリート冷却装置を示す概略図である。図2のコンクリート冷却装置は、複数本の冷却管10A,10B,10Cを配置し、マスコンクリートの場合に適用可能としたものである。噴霧ノズル11は各冷却管10A,10B,10C毎に設けられ、真空ポンプ12はヘッダ16を介して各冷却管10A,10B,10Cに連結される。図2では、コンクリート構造物の規模等に応じて所定数の冷却管が所定間隔で配置される。図2の構成によれば、図1と同様の効果を得ることができるとともに、マスコンクリートであっても効率的に冷却することができる。
図3は、第3の実施形態によるコンクリート冷却装置を示す概略図である。図3のコンクリート冷却装置は、図2と基本的に同様の構成であるが、冷却管として、螺旋状に巻いてコイル状にした冷却管10Dを用いたものである。図3の構成によれば、図2と同様の効果を得ることができるとともに、コイル状の冷却管を用いることで、冷却管の長さを長くできるので、冷却効率が向上する。また、ミスト状にした水を負圧により吸引するので、コイル状の冷却管10Dであっても冷却効果を均質化できる。
図4は、第4の実施形態によるコンクリート冷却装置を示す概略図である。図4のコンクリート冷却装置は、図2と基本的に同様の構成であるが、噴霧ノズル11を各冷却管10A,10B,10C毎に設けずに共通としたものである。噴霧ノズル11と各冷却管10A,10B,10Cとの間に両者を連結する連結管17を配置した。連結管17は、曲線状管17a,17cと直線状管17bとを有し、管17a〜17cは噴霧ノズル11の配置位置から分岐している。噴霧ノズル11を連結管17の1箇所に設け、曲線状管17a,17cを冷却管10A,10Cの一端に連結し、直線状管17bを冷却管10Bの一端に連結している。噴霧ノズル11から水を噴霧すると、各管17a,17b,17cを通してミストが冷却管10A,10B,10Cへと流れる。図4の構成によれば、図2と同様の効果を得ることができるとともに、噴霧ノズルを共通化することで、装置構成が複雑化せず、装置・施工のコスト減に寄与できる。
図5は、第5の実施形態によるコンクリート冷却装置を示す概略図である。図5のコンクリート冷却装置は、図2と基本的に同様の構成であるが、冷却管10A,10B,10C内の中間位置付近に新たな噴射ノズル11aを配置したものである。冷却管10A,10B,10Cの各一端から、先端に噴射ノズル11aを設けた管18a,18b,18cを挿入する。管18a〜18cは、ミスト生成装置13に連結され、噴射ノズル11aから噴射ノズル11と同様にミストを噴射する。図5の構成によれば、図2と同様の効果を得ることができるとともに、冷却管10A〜10Cが長くなって冷却効率が低下するおそれがある場合でも、効率的に冷却することができる。なお、冷却管10A〜10Cの中間位置付近に予め別の噴射ノズルおよびミスト生成装置13に接続する管を設けておいてもよい。
図6は、第6の実施形態によるコンクリート冷却装置を示す概略図である。図6のコンクリート冷却装置は、冷却管としてのU字状管10E,10Fを直列にして接続したものである。冷却管10E,10Fの一端21a,22aおよび他端21b,22bをコンクリート構造物CSの同一の面Sから露出するように配置し、冷却管10Eの一端21aに噴射ノズル11を設け、他端21bと冷却管10Fの一端22aとを接続管19で接続し、他端22bを接続管20、ヘッダ16を介して真空ポンプ12に連結する。図6の構成によれば、図2と同様の効果を得ることができるとともに、冷却管10E,10FをU字状管から構成することで、冷却管が長くなり、冷却効率が向上する。冷却管10E,10Fの一端21a,22aおよび他端21b,22bが同一面Sに位置するので、接続の作業性が向上する。
図7のような500×500×500mmの水槽の中にクーリングパイプを設置した実験装置を用い、水槽の水温を50℃に保った状態からクーリングを開始し水温の低下状況を確認した。次の5つのケースについて実験を行った。
1:冷却なし
2:20℃の空気を送風
3:20℃の水を通水
4:20℃の水でミスト噴霧(負圧なし)
5:20℃の水でミスト噴霧(負圧あり)
10D コイル状の冷却管
10E,10F U字状の冷却管
10a 冷却管の一端
10b 冷却管の他端
10c 冷却管の内部
11,11a 噴霧ノズル
12 真空ポンプ
13 ミスト生成装置
15 噴霧された水
16 ヘッダ
17 連結管
CS コンクリート構造物
Claims (10)
- コンクリート内に冷却管を予め配置し、前記冷却管の一端から水を前記冷却管内に噴霧し、前記冷却管の他端から負圧を作用させて前記噴霧された水を気化させることでコンクリート内部を冷却することを特徴とするコンクリートの冷却方法。
- 前記コンクリート内に前記冷却管を複数配置し、前記各冷却管の一端に前記噴霧ノズルを設け、
前記各冷却管の他端を共通のヘッダに連結し、前記ヘッダに前記真空ポンプを連結する請求項1に記載のコンクリートの冷却方法。 - 前記コンクリート内に前記冷却管を複数配置し、前記噴霧ノズルを共通にして連結管を介して前記各冷却管の一端に接続した請求項1または2に記載のコンクリートの冷却方法。
- 前記噴霧ノズルを前記冷却管の途中にさらに設け、前記冷却管の途中から水を噴霧させる請求項1乃至3のいずれか1項に記載のコンクリートの冷却方法。
- 前記冷却管を直線状、コイル状、またはU字状に構成した請求項1乃至4のいずれか1項に記載のコンクリートの冷却方法。
- コンクリート内に予め配置された冷却管の一端に設けられる噴霧ノズルと、
前記冷却管の他端に連結される真空ポンプと、を備え、
前記噴霧ノズルにより前記一端から水を前記冷却管内に噴霧し、前記真空ポンプにより前記他端から負圧を作用させて前記噴霧された水を気化させることでコンクリート内部を冷却することを特徴とするコンクリートの冷却装置。 - 前記コンクリート内に前記冷却管を複数配置し、前記各冷却管の一端に前記噴霧ノズルを設け、
前記各冷却管の他端を共通のヘッダに連結し、前記ヘッダに前記真空ポンプを連結する請求項6に記載のコンクリートの冷却装置。
- 前記コンクリート内に前記冷却管を複数配置し、前記噴霧ノズルを共通にして連結管を介して前記各冷却管の一端に接続した請求項6または7に記載のコンクリートの冷却装置。
- 前記噴霧ノズルを前記冷却管の途中にさらに設け、前記冷却管の途中から水を噴霧させる請求項6乃至8のいずれか1項に記載のコンクリートの冷却装置。
- 前記冷却管を直線状、コイル状、またはU字状に構成した請求項6乃至9のいずれか1項に記載のコンクリートの冷却装置。
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