JP6260361B2 - データ転送システム及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、レプリケーションに関する。
情報処理システムによってサービスを提供する事業者(例えば通信事業者等)は、事業継続計画(BCP:Business continuity planning)の一環として、情報処理システムにレプリケーションを行う機能を実装する。特に、CAPEX(Capital Expenditure)を削減するという観点から、仮想化環境においてレプリケーションが行われるようになっている。
レプリケーションとは、情報処理システムにおいて管理されるデータベースの複製を、そのデータベースが配置されたコンピュータとは別のコンピュータ上に生成することである。レプリケーションによって障害に対する耐性を高められるので、例えば災害等が発生した場合における情報処理システムの停止を抑制し、また、たとえ情報処理システムが停止したとしても早期に復旧してサービスの提供を再開することができる。
別のコンピュータ上に複製を生成する際には、元のデータを管理するコンピュータから複製を管理するコンピュータへデータが送信されるが、コンピュータ間の通信経路上等においてパケットロスが発生し、データの一部が失われることが有る。特に仮想化環境においては、パケットが多段のネットワーク(例えば、仮想ネットワーク、LAN(Local Area Network)及びWAN(Wide Area Network)等)を経由するため、パケットロスが発生しやすい。
データの喪失に対する対処として、元のデータを管理するコンピュータが、複製を管理するコンピュータに対して何らかの方法によってデータを再送することが行われている。或る文献には、サーバとクライアントとが設けられたデータ同期システムにおいて、更新されるデータ項目とは別に、データ項目の更新に対応するグローバル一意識別子(GUID)を用意し、GUIDを用いて同期処理の中断に対処することが記載されている。但し、この文献におけるシステムは、サーバ及びクライアントの両方においてデータ項目が更新されるシステムであることを前提としている。
また、TCP(Transmission Control Protocol)には再送の仕組みが設けられている。TCPにおいては、データの送達がACK(すなわち肯定応答)により確認される。元データを管理するコンピュータは、予め定められた時間を経過してもACKを受信しない場合(すなわち、タイムアウトした場合)にデータを再送する。ここで、タイムアウトまでの時間は、タイムアウトが発生する度により長い時間に設定される。そのため、TCPにおける送達確認を利用すると、再送に利用する通信バッファをメモリにおいて保持する時間が長くなり、アプリケーションプログラムによる処理等に影響を及ぼす。よって、データの再送に利用する資源(例えばメモリ)の量が多くなるという点では適切な技術であるとは言えない。
特表2009−516273号公報
従って、本発明の目的は、1つの側面では、レプリケーションを行うシステムにおいて、データの再送に使用する資源の量を削減するための技術を提供することである。
本発明に係るデータ転送システムは、第1情報処理装置と、第2情報処理装置とを有する。そして、上で述べた第1情報処理装置は、第1情報処理装置が管理する複数の項目のうち更新された第1項目の値と、更新の順番を表す通し番号とを第2情報処理装置に送信する送信部と、通し番号を項目の識別情報に対応付けて格納する番号格納部と、番号格納部に格納されている第1項目の識別情報に対応する通し番号を、第1項目の値と共に送信された通し番号に設定する設定部と、第2情報処理装置に送信された通し番号が第2情報処理装置から送り返された場合に、当該通し番号を番号格納部から削除すると共に、当該通し番号より小さい通し番号を番号格納部から検出する検出部とを有する。そして、上で述べた送信部は、検出部により検出された通し番号と共に既に送信された第2項目の値を、第2情報処理装置に再度送信する。
1つの側面では、レプリケーションを行うシステムにおいて、データの再送に使用する資源の量を削減できるようになる。
図1は、本実施の形態のシステム概要を示す図である。 図2は、運用系サーバとして実行されるVM及び待機系サーバとして実行されるVMの機能ブロック図である。 図3は、セッションデータテーブルに格納されるデータの一例を示す図である。 図4は、管理テーブルに格納されるデータの一例を示す図である。 図5は、セッションデータが更新された際に実行される処理の処理フローである。 図6は、更新通知の一例を示す図である。 図7は、シーケンス番号を含むパケットの一例を示す図である。 図8は、セッションデータを再送する際に実行される処理の処理フローである。 図9は、シーケンス番号の格納及び削除について説明するための図である。 図10は、シーケンス番号の格納及び削除について説明するための図である。 図11は、シーケンス番号の格納及び削除について説明するための図である。 図12は、シーケンス番号の格納及び削除について説明するための図である。 図13は、シーケンス番号の格納及び削除について説明するための図である。 図14は、シーケンス番号の格納及び削除について説明するための図である。 図15は、シーケンス番号の格納及び削除について説明するための図である。 図16は、シーケンス番号の格納及び削除について説明するための図である。 図17は、コンピュータの機能ブロック図である。
図1に、本実施の形態におけるシステム概要を示す。例えばインターネットであるWAN3には、拠点10におけるネットワーク機器13と、拠点20におけるネットワーク機器23とが接続される。ネットワーク機器13は、LAN14を介して、物理サーバ11及び12並びに他のネットワーク機器(図示せず)等に接続される。
物理サーバ11は、NIC(Network Interface Card)112を有する。物理サーバ11においては、複数のVM(Virtual Machine)111が実行されており、複数のVM111の間の通信は仮想ネットワーク110を介して行われる。VM111が物理サーバ11以外の装置と通信を行う場合には、VM111はNIC112を介してセッションデータをネットワーク機器13に送信する。ネットワーク機器13は、物理サーバ11から受信したセッションデータを他の装置に中継する。なお、拠点20は拠点10と同様であるので説明を省略する。
WAN3には、LAN5を介してユーザ端末51及び52が接続される。ユーザ端末51及び52は、拠点におけるVMが提供するサービスを利用する。
以下では、複数のVM111のうちいずれかのVM111が運用系サーバとして実行され、複数のVM211のうちいずれかのVM211が待機系サーバとして実行されるとする。ユーザ端末51及び52は、運用系サーバであるVM111が提供するサービスを利用する。図2に、このような場合におけるVM111及びVM211の機能ブロック図を示す。図2の例では、運用系サーバであるVM111は、受信部1110と、検出部1111と、管理テーブル格納部1112と、生成部1113と、送信部1114と、セッションデータ格納部1115とを有する。
生成部1113は、セッションデータ格納部1115に格納されているセッションデータが更新された場合に、更新されたセッションデータのコールID及びフィールド番号に対応するシーケンス番号を、生成部1113が生成した新たなシーケンス番号に設定する。そして、生成部1113は、生成されたシーケンス番号を送信部1114に出力する。送信部1114は、セッションデータ格納部1115に格納されているセッションデータが更新された場合に、更新されたセッションデータ、コールID、フィールド番号、及び生成されたシーケンス番号を含む更新通知を、待機系サーバであるVM211に送信する。
受信部1110は、待機系サーバであるVM211からシーケンス番号を受信し、検出部1111に出力する。検出部1111は、受信部1110から受け取ったシーケンス番号を管理テーブル格納部1112から削除する。また、検出部1111は、受信部1110から受け取ったシーケンス番号より小さいシーケンス番号を管理テーブル格納部1112から検出する。そして、検出部1111は、検出されたシーケンス番号を生成部1113に出力する。生成部1113は、検出部1111から受け取ったシーケンス番号を、生成部1113が生成した新たなシーケンス番号で更新する。そして、生成部1113は、新たなシーケンス番号、並びに新たなシーケンス番号に対応するコールID及びフィールド番号を、送信部1114に出力する。送信部1114は、生成部1113から受け取ったコールID及びフィールド番号に対応するセッションデータをセッションデータ格納部1115から読み出す。そして、送信部1114は、読み出したセッションデータ、コールID、フィールド番号及びシーケンス番号を含む再送通知を、待機系サーバであるVM211に再送する。
待機系サーバであるVM211は、受信部2110と、セッションデータ格納部2111と、送信部2112とを有する。
受信部2110は、運用系サーバであるVM111から更新通知を受信し、セッションデータ格納部2111に格納されている、更新通知に含まれるコールID及びフィールド番号に対応付けて、更新通知に含まれるセッションデータを格納する。また、受信部2110は、更新通知に含まれるシーケンス番号を、送信部2112に出力する。
送信部2112は、受信部2110から受け取ったシーケンス番号を、運用系サーバであるVM111に送信する。
図3に、セッションデータ格納部1115及び2111に格納されるセッションデータテーブルの一例を示す。図3の例では、各コールIDについて、フィールド番号と、フィールドに格納されたデータ(本実施の形態においては、呼の状態を表すセッションデータ)とが格納される。本実施の形態においては、セッションデータ格納部1115からセッションデータ格納部2111にレプリケーションが行われる。よって、セッションデータ格納部2111には、セッションデータ格納部1115に格納されているセッションデータテーブルの複製が格納される。
図4に、管理テーブル格納部1112に格納される管理テーブルの一例を示す。図4の例では、各コールIDについて、フィールド番号と、シーケンス番号とが格納される。シーケンス番号は、更新の順番を表す通し番号である。
次に、図5乃至図7を用いて、セッションデータが更新された際に行われる処理について説明する。
まず、生成部1113は、セッションデータ格納部1115に格納されているセッションデータが、例えばユーザ端末51又は52からの通信によって更新されたことを検出する(図5:ステップS1)。また、生成部1113は、ステップS1において検出されたセッションデータのコールID及びフィールド番号をセッションデータテーブルから特定する。
生成部1113は、新たにシーケンス番号を生成する(ステップS3)。例えば、最後に生成されたシーケンス番号が「4」である場合には、ステップS3においてシーケンス番号「5」を生成する。生成部1113は、生成されたシーケンス番号を送信部1114に出力する。
生成部1113は、管理テーブルにおいて、更新されたセッションデータのコールID及びフィールド番号に対応するシーケンス番号を、ステップS3において生成されたシーケンス番号に設定する(ステップS5)。ステップS5においては、更新されたセッションデータのコールID及びフィールド番号に対応するシーケンス番号が管理テーブルに格納されている場合には、そのシーケンス番号をステップS3において生成されたシーケンス番号で更新する。一方、更新されたセッションデータのコールID及びフィールド番号に対応するシーケンス番号が管理テーブルに格納されていない場合には、更新されたセッションデータのコールID及びフィールド番号に対応付けて、ステップS3において生成されたシーケンス番号を格納する。これにより、最後の更新の際に生成されたシーケンス番号が管理テーブルに格納されるようになる。
生成部1113は、更新されたセッションデータのコールID及びフィールド番号を送信部1114に出力する。送信部1114は、更新されたセッションデータ、更新されたセッションデータのコールID及びフィールド番号、並びにステップS3において生成されたシーケンス番号を含む更新通知を生成し、待機系サーバであるVM211に送信する(ステップS7)。
図6に、更新通知の一例を示す。図6の例では、ヘッダ部と、データ部とが含まれる。ヘッダ部には、送信元アドレスと、宛先アドレスと、シーケンス番号とが含まれる。データ部には、コールIDと、フィールド番号と、データとが含まれる。フィールド番号とデータとのセットは、更新に係るフィールドの数だけ含まれる。
待機系サーバであるVM211の受信部2110は、運用系サーバであるVM111から更新通知を受信する(ステップS9)。
受信部2110は、セッションデータ格納部2111に格納されている、受信した更新通知に含まれるコールID及びフィールド番号に対応するセッションデータを、受信した更新通知に含まれるセッションデータで更新する(ステップS11)。受信部2110は、更新通知に含まれるシーケンス番号を送信部2112に出力する。
送信部2112は、受信部2110から受け取ったシーケンス番号を含むパケットを生成し、運用系サーバであるVM111に送り返す(ステップS13)。
図7に、シーケンス番号を含むパケットの一例を示す。図7の例では、ヘッダ部と、データ部とが含まれる。ヘッダ部には、送信元アドレスと、宛先アドレスと、シーケンス番号とが含まれる。データ部にはその他のデータが含まれる。
運用系サーバであるVM111の受信部1110は、待機系サーバであるVM211から、シーケンス番号を含むパケットを受信する(ステップS15)。受信部1110は、受信したシーケンス番号を検出部1111に出力する。
検出部1111は、受信部1110から受け取ったシーケンス番号と同じシーケンス番号を管理テーブルから削除する(ステップS17)。
検出部1111は、受信部1110から受け取ったシーケンス番号より小さいシーケンス番号を管理テーブルから探索する(ステップS19)。
受信部1110から受け取ったシーケンス番号より小さいシーケンス番号とは、受信部1110から受け取ったシーケンス番号より先にVM211に送信されたシーケンス番号であるにもかかわらず、未だ送り返されていないシーケンス番号である。したがって、このシーケンス番号を含む更新通知は、待機系サーバであるVM211に到達していない。
そこで、ステップS19において、受信部1110から受け取ったシーケンス番号より小さいシーケンス番号が検出された場合、セッションデータを再送するため、以下のような処理が行われる。
図8を用いて、セッションデータを再送する際に実行される処理について説明する。まず、検出部1111は、ステップS19において検出されたシーケンス番号を生成部1113に出力する。生成部1113は、管理テーブルに格納されている、検出部1111から受け取ったシーケンス番号を、新たなシーケンス番号で更新する(図8:ステップS21)。例えば、最後に生成されたシーケンス番号が「5」である場合には、ステップS21における新たなシーケンス番号を「6」とする。生成部1113は、新たなシーケンス番号、並びに新たなシーケンス番号に対応するコールID及びフィールド番号を、送信部1114に出力する。
送信部1114は、生成部1113から受け取ったコールID及びフィールド番号に対応するセッションデータを、セッションデータテーブルから読み出す。そして、送信部1114は、生成部1113から受け取ったコールID及びフィールド番号、そのコールID及びフィールド番号に対応するセッションデータ、並びに生成部1113から受け取ったシーケンス番号を含む再送通知を生成する。そして、送信部1114は、待機系サーバであるVM211に再送通知を送信する(ステップS23)。再送通知の構造は、図6に示した更新通知の構造と同様である。
待機系サーバであるVM211の受信部2110は、運用系サーバであるVM111から再送通知を受信する(ステップS25)。
受信部2111は、セッションデータ格納部2111に格納されている、受信した再送通知に含まれるコールID及びフィールド番号に対応付けて、受信した再送通知に含まれるセッションデータをセッションデータテーブルに格納する(ステップS27)。受信部2110は、再送通知に含まれるシーケンス番号を送信部2112に出力する。
送信部2112は、受信部2110から受け取ったシーケンス番号を含むパケットを生成し、運用系サーバであるVM111に送り返す(ステップS29)。
運用系サーバであるVM111の受信部1110は、待機系サーバであるVM211から、シーケンス番号を含むパケットを受信する(ステップS31)。受信部1110は、受信したシーケンス番号を検出部1111に出力する。
検出部1111は、受信部1110から受け取ったシーケンス番号と同じシーケンス番号を管理テーブルから削除する(ステップS33)。
検出部1111は、受信部1110から受け取ったシーケンス番号より小さいシーケンス番号を管理テーブルから探索する(ステップS35)。
図1に示したようなシステムにおいては、VM111とVM211との間で通信を行う場合には仮想ネットワーク110、LAN14及びWAN3を経由することになるので、パケットロスが発生しやすい。このような場合にACKによる送達確認を利用すると、再送のために通信バッファを保持する期間が長くなり、アプリケーションプログラムによる処理に影響を及ぼす。しかし、本実施の形態においては、ACKの受信を待たずに、更新されたセッションデータを順次送信することになる。そのため、再送のために通信バッファを保持しなくてもよくなるので、メモリの使用量を少なくすることができるようになる。
また、或るフィールドのセッションデータ(ここでは、SD1とする)の送信に失敗し、そのSD1を再送する前に、SD1が更新されて更新後のセッションデータ(ここでは、SD2とする)の送信に成功したとする。このような場合には再送を行わなくてもよいので、再送に使用するメモリ資源及び通信帯域等を節約できるようになる。
なお、セッションデータが待機系サーバであるVM211に到達したものの、シーケンス番号を含むパケットが通信の途中で失われることも考えられる。本実施の形態において、このようなケースはセッションデータの送信失敗として取り扱われるので、セッションデータの再送が行われるようになる。
図9乃至図16を用いて、管理テーブルにおけるシーケンス番号の削除及び格納について具体的に説明する。初期状態として、図9に示すようなデータが管理テーブルに格納されているとする。すなわち、コールID「01」の各フィールド番号に対応付けて、シーケンス番号「1」が格納されている。
図9に示した状態において、シーケンス番号「1」を含むパケットを待機系サーバであるVM211から受信したとする。これは、シーケンス番号「1」と共に送信されたセッションデータを待機系サーバであるVM211が受信したことを意味する。このような場合は、管理テーブルにおける全てのシーケンス番号「1」が削除され、管理テーブルは図10に示すような状態になる。
図10に示した状態において、フィールド番号が「3」及び「4」であるフィールドのセッションデータが同時に更新されたとする。この場合、管理テーブルにおけるフィールド番号「3」及び「4」に対応付けて、シーケンス番号「2」が格納され、管理テーブルは図11に示すような状態になる。シーケンス番号「2」は、更新後のセッションデータと共に待機系サーバであるVM211に送信される。
そして、シーケンス番号「2」を含むパケットを待機系サーバであるVM211から受信したとする。これは、シーケンス番号「2」と共に送信されたセッションデータを待機系サーバであるVM211が受信したことを意味する。このような場合は、管理テーブルにおけるフィールド番号「3」及び「4」に対応するシーケンス番号「2」が削除され、管理テーブルは図12に示すような状態になる。
図11に示した状態において、フィールド番号が「4」及び「5」であるフィールドのセッションデータが同時に更新されたとする。この場合、管理テーブルにおけるフィールド番号「4」及び「5」に対応付けて、シーケンス番号「3」が格納され、管理テーブルは図13に示すような状態になる。フィールド番号「3」に対応するシーケンス番号「2」はそのままである。シーケンス番号「3」は、更新後のセッションデータと共に待機系サーバであるVM211に送信される。
そして、シーケンス番号「3」を含むパケットを待機系サーバであるVM211から受信したとする。これは、シーケンス番号「3」と共に送信されたセッションデータを待機系サーバであるVM211が受信したことを意味する。このような場合は、管理テーブルにおけるフィールド番号「4」及び「5」に対応するシーケンス番号「3」が削除され、管理テーブルは図14に示すような状態になる。
ここで、受信したシーケンス番号「3」より小さいシーケンス番号である「2」が検出される。そして、フィールド番号「3」に対応するシーケンス番号は、新たなシーケンス番号である「4」に更新され、管理テーブルは図15に示すような状態になる。シーケンス番号「2」と共に待機系サーバであるVM211に既に送信したセッションデータは、新たなシーケンス番号と共に、待機系サーバであるVM211に再度送信される。
そして、シーケンス番号「4」を含むパケットを待機系サーバであるVM211から受信したとする。これは、シーケンス番号「4」と共に送信されたセッションデータを待機系サーバであるVM211が受信したことを意味する。このような場合は、管理テーブルにおけるフィールド番号「3」に対応するシーケンス番号「4」が削除され、管理テーブルは図16に示すような状態になる。
以上本発明の一実施の形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、上で説明したVM111及び211の機能ブロック構成は実際のプログラムモジュール構成に一致しない場合もある。
また、上で説明した各テーブルの構成は一例であって、上記のような構成でない場合もある。さらに、処理フローにおいても、処理結果が変わらなければ処理の順番を入れ替えることも可能である。さらに、並列に実行させるようにしても良い。
なお、上ではシーケンス番号を利用しているが、シーケンス番号には限られない。更新の順番を示す他の識別子であってもよい。
なお、上で述べた物理サーバ11及び21は、コンピュータ装置であって、図17に示すように、メモリ2501とCPU(Central Processing Unit)2503とハードディスク・ドライブ(HDD:Hard Disk Drive)2505と表示装置2509に接続される表示制御部2507とリムーバブル・ディスク2511用のドライブ装置2513と入力装置2515とネットワークに接続するための通信制御部2517とがバス2519で接続されている。オペレーティング・システム(OS:Operating System)及び本実施例における処理を実施するためのアプリケーション・プログラムは、HDD2505に格納されており、CPU2503により実行される際にはHDD2505からメモリ2501に読み出される。CPU2503は、アプリケーション・プログラムの処理内容に応じて表示制御部2507、通信制御部2517、ドライブ装置2513を制御して、所定の動作を行わせる。また、処理途中のデータについては、主としてメモリ2501に格納されるが、HDD2505に格納されるようにしてもよい。本発明の実施例では、上で述べた処理を実施するためのアプリケーション・プログラムはコンピュータ読み取り可能なリムーバブル・ディスク2511に格納されて頒布され、ドライブ装置2513からHDD2505にインストールされる。インターネットなどのネットワーク及び通信制御部2517を経由して、HDD2505にインストールされる場合もある。このようなコンピュータ装置は、上で述べたCPU2503、メモリ2501などのハードウエアとOS及びアプリケーション・プログラムなどのプログラムとが有機的に協働することにより、上で述べたような各種機能を実現する。
以上述べた本発明の実施の形態をまとめると、以下のようになる。
本実施の形態の第1の態様に係るデータ転送システムは、(A)第1情報処理装置と、(B)第2情報処理装置とを有する。そして、上で述べた第1情報処理装置は、(a1)第1情報処理装置が管理する複数の項目(例えば、上で述べたフィールド)のうち更新された第1項目の値(例えば、上で述べたデータ)と、更新の順番を表す通し番号とを第2情報処理装置に送信する送信部と、(a2)通し番号を項目の識別情報(例えば、上で述べたフィールド番号)に対応付けて格納する番号格納部と、(a3)番号格納部に格納されている第1項目の識別情報に対応する通し番号を、第1項目の値と共に送信された通し番号に設定する設定部と、(a4)第2情報処理装置に送信された通し番号が第2情報処理装置から送り返された場合に、当該通し番号を番号格納部から削除すると共に、当該通し番号より小さい通し番号を番号格納部から検出する検出部とを有する。そして、上で述べた送信部は、(a11)検出部により検出された通し番号と共に既に送信された第2項目の値を、第2情報処理装置に再度送信する。
このようにすれば、無駄な再送を抑制することができ、また、TCPによる送達確認を利用する場合等と比較して通信バッファの使用量を減らすことができるので、再送に使用する資源(例えばメモリ)の量を削減しつつ再送を行えるようになる。
また、上で述べた設定部は、(a31)第2項目の値に対して新たな通し番号を割り当て、番号格納部に格納されている第2項目の識別情報に対応する通し番号を、新たな通し番号に設定してもよい。そして、上で述べた送信部は、(a12)第2項目の値と共に、新たな通し番号を第2情報処理装置に送信してもよい。このようにすれば、通常の送信の場合と同様の方法で項目の値を再送できるようになる。
また、上で述べた第2情報処理装置は、(b1)第1情報処理装置から第2項目の値と新たな通し番号とを受信した場合に、受信した新たな通し番号を第1情報処理装置に送り返す第2送信部を有してもよい。このようにすれば、再送された第2項目の値を第2情報処理装置が受信したことを第1情報処理装置に通知できるようになる。
また、上で述べた第2情報処理装置は、(b2)複数の項目の値の複製を管理する情報処理装置であってもよい。項目の値を消失することなく複製を適切に行えるようになる。
また、上で述べた複数の項目の値は、呼の状態についての値であってもよい。なお、呼の状態についての値には限られず、最新の値さえ送信できればよいという特徴がある他の値であってもよい。
本実施の形態の第2の態様に係るデータ転送方法は、(C)複数の項目のうち更新された第1項目の値と、更新の順番を表す通し番号とを他のコンピュータに送信し、(D)通し番号を項目の識別情報に対応付けて格納する番号格納部に格納されている第1項目の識別情報に対応する通し番号を、第1の項目の値と共に送信された通し番号に設定し、(E)他のコンピュータに送信された通し番号が他のコンピュータから送り返された場合に、当該通し番号を番号格納部から削除すると共に、当該通し番号より小さい通し番号を番号格納部から検出し、(F)検出部により検出された通し番号と共に既に送信された第2項目の値を、他のコンピュータに再度送信する処理を含む。
なお、上記方法による処理をコンピュータに行わせるためのプログラムを作成することができ、当該プログラムは、例えばフレキシブルディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体又は記憶装置に格納される。尚、中間的な処理結果はメインメモリ等の記憶装置に一時保管される。
以上の実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
第1情報処理装置と、
第2情報処理装置と、
を有し、
前記第1情報処理装置は、
前記第1情報処理装置が管理する複数の項目のうち更新された第1項目の値と、更新の順番を表す通し番号とを前記第2情報処理装置に送信する送信部と、
通し番号を項目の識別情報に対応付けて格納する番号格納部と、
前記番号格納部に格納されている前記第1項目の識別情報に対応する通し番号を、前記第1項目の値と共に送信された通し番号に設定する設定部と、
前記第2情報処理装置に送信された通し番号が前記第2情報処理装置から送り返された場合に、当該通し番号を前記番号格納部から削除すると共に、当該通し番号より小さい通し番号を前記番号格納部から検出する検出部と、
を有し、
前記送信部は、
前記検出部により検出された通し番号と共に既に送信された第2項目の値を、前記第2情報処理装置に再度送信する、
データ転送システム。
(付記2)
前記設定部は、
前記第2項目の値に対して新たな通し番号を割り当て、前記番号格納部に格納されている前記第2項目の識別情報に対応する通し番号を、前記新たな通し番号に設定し、
前記送信部は、
前記第2項目の値と共に、前記新たな通し番号を前記第2情報処理装置に送信する
付記1記載のデータ転送システム。
(付記3)
前記第2情報処理装置は、
前記第1情報処理装置から前記第2項目の値と前記新たな通し番号とを受信した場合に、受信した前記新たな通し番号を前記第1情報処理装置に送り返す第2送信部
を有する付記2記載のデータ転送システム。
(付記4)
前記第2情報処理装置は、前記複数の項目の値の複製を管理する情報処理装置である
付記1乃至3のいずれか1つ記載のデータ転送システム。
(付記5)
前記複数の項目の値は、呼の状態についての値である
付記1乃至4のいずれか1つ記載のデータ転送システム。
(付記6)
複数の項目のうち更新された第1項目の値と、更新の順番を表す通し番号とを他のコンピュータに送信し、
通し番号を項目の識別情報に対応付けて格納する番号格納部に格納されている前記第1項目の識別情報に対応する通し番号を、前記第1の項目の値と共に送信された通し番号に設定し、
前記他のコンピュータに送信された通し番号が前記他のコンピュータから送り返された場合に、当該通し番号を前記番号格納部から削除すると共に、当該通し番号より小さい通し番号を前記番号格納部から検出し、
前記検出された通し番号と共に既に送信された第2項目の値を、前記他のコンピュータに再度送信する、
処理をコンピュータが実行するデータ転送方法。
10,20 拠点 11,12,21,22 物理サーバ
13,23 ネットワーク機器 14,24 LAN
110,210 仮想ネットワーク 111,211 VM
112,212 NIC 1110,2110 受信部
1111 検出部 1112 管理テーブル格納部
1113 生成部 1114,2112 送信部
1115、2111 セッションデータ格納部
3 WAN 5 LAN
51,52 ユーザ端末

Claims (3)

  1. 第1情報処理装置と、
    第2情報処理装置と、
    を有し、
    前記第1情報処理装置は、
    前記第1情報処理装置が管理する複数の項目の各々の値を格納する値格納部と、
    更新の順番を表す通し番号を項目の識別情報に対応付けて格納する番号格納部と、
    前記値格納部に格納されている値のうち第1項目の値が更新された場合に、前記番号格納部に格納されている通し番号のうち前記第1項目の通し番号を、新たな第1の通し番号に設定する設定部と、
    更新された前記第1項目の値と前記新たな第1の通し番号とを、前記第2情報処理装置に送信する送信部と、
    前記新たな第1の通し番号が前記第2情報処理装置から送り返された場合に、当該新たな第1の通し番号を前記番号格納部から削除すると共に、当該新たな第1の通し番号より小さい通し番号を前記番号格納部から検出する検出部と、
    を有し、
    前記設定部は、
    前記検出部により検出された通し番号に対応する第2項目を前記番号格納部から特定し、特定された前記第2項目の値に対して新たな第2の通し番号を割り当て、前記番号格納部に格納されている通し番号のうち前記第2項目の通し番号を、前記新たな第2の通し番号に設定し、
    前記送信部は、
    前記値格納部から前記第2項目の値を読み出し、読み出した前記第2項目の値と、前記新たな第2の通し番号とを、前記第2情報処理装置に送信する、
    データ転送システム。
  2. 前記第2情報処理装置は、
    前記第1情報処理装置から前記第2項目の値と前記新たな第2の通し番号とを受信した場合に、受信した前記新たな第2の通し番号を前記第1情報処理装置に送り返す第2送信部
    を有する請求項1記載のデータ転送システム。
  3. 複数の項目の各々の値を格納する値格納部に格納されている値のうち第1項目の値が更新された場合に、更新の順番を表す通し番号を項目の識別情報に対応付けて格納する番号格納部に格納されている通し番号のうち前記第1項目の通し番号を、新たな第1の通し番号に設定し、
    更新された前記第1項目の値と前記新たな第1の通し番号とを、他のコンピュータに送信し、
    前記新たな第1の通し番号が前記他のコンピュータから送り返された場合に、当該新たな第1の通し番号を前記番号格納部から削除すると共に、当該新たな第1の通し番号より小さい通し番号を前記番号格納部から検出し、
    検出された通し番号に対応する第2項目を前記番号格納部から特定し、特定された前記第2項目の値に対して新たな第2の通し番号を割り当て、前記番号格納部に格納されている通し番号のうち前記第2項目の通し番号を、前記新たな第2の通し番号に設定し、
    前記値格納部から前記第2項目の値を読み出し、読み出した前記第2項目の値と、前記新たな第2の通し番号とを、前記他のコンピュータに送信する、
    処理をコンピュータが実行するデータ転送方法。
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