JP6260319B2 - 情報処理装置、遠隔制御方法、及び遠隔制御プログラム - Google Patents

情報処理装置、遠隔制御方法、及び遠隔制御プログラム Download PDF

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    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Description

本発明は、情報処理装置、遠隔制御方法、及び遠隔制御プログラムに関する。
例えば、省電力モードに応じて電源OFF状態となるPersonal Computer(PC)等が存在する。また、インターネットやLocal Area Network(LAN)等に代表される通信ネットワークに繋がっている電源OFF状態のPCを遠隔起動させる技術がある。例えば、有線LANを使用して遠隔起動させる場合はWake on LAN(WoL)と呼ばれ、無線LANを使用して遠隔起動させる場合はWake On Wireless(WoW)と呼ばれている。
遠隔起動は、例えばサーバからマジックパケット(Magic Packet)と呼ばれるデータパターンを有線LANや無線LAN経由でPCに送信し、PCがマジックパケットに反応して起動することで実現される。
また、無線LAN等の場合は、通信の傍受を防ぐためにセキュリティをかけることが推奨されている。その中でもWi−Fi(登録商標) Protected Access(WPA)又はWPA2等は、セキュリティ性が高いため広く利用されている。WPAは、パスワードから決められたアルゴリズムに従って生成したPairwise Master Key(PMK)と呼ばれるマスターキーとそのマスターキーを元にPairwise Transient Key(PTK)と呼ばれる一時的なキーを生成する。PTKは、アクセスポイントとの接続毎又はアクセスポイントからの定期的なグループキー更新毎に変更されるためセキュリティ性が高くなっている。
特開2006−060336号公報 特開2004−096285号公報
上述したグループキーの生成には、Central Processing Unit(CPU)等の演算処理部分が必要である。しかしながら、PCが電源OFF状態の場合にはCPUが停止して使用できないためキーの生成ができず、適切な遠隔起動ができないという問題があった。
1つの側面では、本発明は、コンピュータに対する適切な遠隔起動を実現することを目的とする。
一態様における情報処理装置は、省電力モードに応じて電源OFF状態となるCPUと、無線ネットワークで接続されたアクセスポイントにおけるセキュリティ用のキーの更新間隔を算出するキー更新間隔算出部と、前記キー更新間隔算出部により得られる更新間隔を、前記アクセスポイントに対応付けて記憶する記憶部と、前記記憶部により記憶された前記更新間隔に対応させて前記CPUを起動して前記CPUに前記キーを更新させる制御部とを有し、前記キー更新間隔算出部は、前記アクセスポイントにより前記キーが更新された時間間隔を前記更新間隔とする。
適切な遠隔起動を実現することができる。
本実施形態における遠隔制御システムの概略構成例を示す図である。 PCの機能構成例を示す図である。 PCのハードウェア構成例を示す図である。 遠隔制御処理の一例を示すシーケンス図である。 各種データ例を示す図である。 キー更新間隔算出処理の一例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら実施例について詳細に説明する。
<本実施形態における遠隔制御システムの概略構成例>
図1は、本実施形態における遠隔制御システムの概略構成例を示す図である。図1に示す遠隔制御システム10は、情報処理装置の一例としてのPC11と、1又は複数の無線LANアクセスポイント12−1〜12−n(以下、必要に応じて「アクセスポイント12」と総称する)と、サーバ13とを有する。PC11とアクセスポイント12とは、無線ネットワーク14によりデータの送受信が可能な状態で接続されている。また、アクセスポイント12とサーバ13とは、有線ネットワーク15によりデータの送受信が可能な状態で接続されているが、これに限定されるものではなく、例えば無線ネットワークを用いて接続されていてもよい。
PC11は、無線ネットワーク14を介して接続されるアクセスポイント12や、更にその先の有線ネットワーク15を介して接続されるサーバ13との間で、データの送受信を行う。
例えば、PC11は、サーバ13からマジックパケットを受信することで遠隔起動を行う。また、PC11は、サーバ13からその他のデータパターン(制御情報)を受信し、受信したデータパターンに対応する処理の実行(例えば、アプリケーションの実行、メールやファイルの送受信)等の遠隔制御が行われる。
なお、PC11は、サーバ13から送信される各種情報を、アクセスポイント12を介して受信する。PC11は、例えばWPAやWPA2等を用いてアクセスポイント12と無線通信を行っている。そのため、PC11は、例えば予め設定されたパスワードや接続されるアクセスポイント12の情報等を用いて一時的なマスターキー(例えば、PMK)等を作成したり、アクセスポイント12の定期的なグループキーの更新等によるテンポラリキー(例えば、PTK)等の変更を行う。
PC11は、例えばCPU等の制御によりOperating System(OS)等を起動して、予め設定されたプログラムやアプリケーション等を実行することができる。OSとは、例えばWindows(登録商標)やUNIX(登録商標)、Android(登録商標)、MacOS(登録商標)等があるが、これに限定されるものではない。
また、PC11は、PC11内の消費電力を抑制するために、省電力モードが設定されている。省電力モードは、例えばAdvanced Configuration and Power Interface(ACPI)等の電力制御に関する規格化されたシステムの状態(スリープ状態)に対応付けることができる。スリープ状態としては、例えばACPIでは、S0〜S5のモードが存在するが、これに限定されるものではない。「S0」は、通常の運用状態(稼働時)を示す。「S1」は、CPUがクロックオフの状態を示し、いわゆるスタンバイ状態に相当する。また「S2」は、CPUに給電を停止した状態(CPUが電源OFF状態)を示す。「S3」は、メモリ以外の給電を停止する状態を示し、いわゆるスリープ状態に相当する。また、「S4」は、メモリの内容をHard Disk Drive(HDD)等の記憶部に移して電源OFFとした状態を示し、いわゆるハイバーネーション又は休止状態に相当する。また、「S5」は、OSをシャットダウンして電源OFFとした状態を示す。また、「S5」は、商用電源等からの電力を全く消費しない状態であってもよい。
ここで、グループキーの生成には、CPUが起動している(電源ON状態である)必要があるが、上述したPC11のCPUの電源がOFF状態になる省電力モード(例えば、上述したS2〜S5等)の場合には、CPUが使用できない。そのため、グループキーの生成ができずに適切な遠隔起動ができない。そこで、本実施形態では、例えばアクセスポイント12毎のグループキー更新間隔を取得し、取得した更新間隔をアクセスポイント12と対応付けて記憶する。また、PC11は、グループキーの更新間隔に基づいて、その更新のタイミングで、CPUが電源OFF状態とならないように制御を行う。これにより、PC11は、取得した更新間隔に対応させたタイミングでCPUを起動させておくことで、アクセスポイント12からのグループキー更新の通知に対応させたキーの生成を行うことができる。
これにより、例えば無線ネットワーク14に接続されている状態でサーバ13等からPC11への適切な遠隔起動等を実現する。また、本実施形態では、従来グループキー更新が必要なセキュリティにおいて実現できなかった無線LAN経由での遠隔起動が可能になる。また、起動の必要がない場合には省電力モードに応じて上述したS2〜S5のモードとなるため、消費電力も低く抑えることができる。
PC11は、例えばデスクトップPCのように設置型のコンピュータでもよく、ノートPCやタブレット端末等のように可搬型のコンピュータでもよいが、これに限定されるものではない。PC11は、最も近くにある起動中のアクセスポイント12とアクセスしながら通信を行う。
アクセスポイント12は、例えば無線LANルータ等の中継装置であり、無線を介してPC11やサーバ13等の外部装置とのデータの送受信を可能にする。なお、アクセスポイント12は、サーバ13とは、有線ネットワーク15で接続されていてもよい。また、アクセスポイント12は、例えば予め設定されたパスワードや接続されるPC11の情報等を用いて一時的なマスターキー(例えば、PMK)等を作成したり、定期的にグループキー(例えば、PTK)を生成し、PC12に送信する。
なお、グループキーは、例えばブロードキャストやマルチキャスト時に使用するキーである。ブロードキャストやマルチキャストでは、複数のPC11が暗号キーを共有する。そのため、アクセスポイント12は、一定時間毎又はパケットが所定量以上流れた毎に、現在接続されているPC11に対して新しい暗号キーを送信する。
サーバ13は、PC11に対して遠隔起動やその他の遠隔制御を行う外部装置(例えば、管理装置)である。サーバ13は、例えば汎用のPC等でもよい。なお、図1の例では、説明の便宜上、1台のPC11及び1台のサーバ13を示しているが、遠隔制御システム10の構成についてはこれに限定されるものではなく、例えば1又は複数のサーバ13が1又は複数のPC11を遠隔制御することができる。
<PC11の機能構成例>
次に、上述したPC11の機能構成例について、図を用いて説明する。図2は、PCの機能構成例を示す図である。図2の例に示すPC11は、無線通信部21と、タイマー部22と、キー更新間隔算出部23と、制御部24と、CPU25と、キー生成部26と、電源供給部27と、記憶部28とを有する。
無線通信部21は、アクセスポイント12と無線通信を行い、サーバ13からマジックパケットやその他のデータを受信する。また、無線通信部21は、アクセスポイント12からキー更新情報を受信し、タイマー部22へ通知する。なお、無線通信部21は、アクセスポイント12からの信号を受信する必要があるため、常に起動状態である。
タイマー部22は、時間をカウントしたり、時刻を取得する等の時間の管理等を行う。例えば、タイマー部22は、キー更新間隔算出部23に対して、現在接続しているアクセスポイント12から得られたキー更新時間(例えば、グループキーの受信時間等)を出力する。
また、タイマー部22は、キー更新間隔算出部23が算出したアクセスポイント12のキー更新間隔を取得する。タイマー部22は、取得したキー更新間隔等に基づいてカウントを行い、キー更新間隔に対応する所定のカウント数となった場合に、その旨を制御部24に出力する。なお、所定のカウント数は、制御部24により設定されてもよい。タイマー部22は、例えばアクセスポイント12と接続してからの時間をカウントするため、常に起動状態である。
キー更新間隔算出部23は、タイマー部22から得られたキー更新時間を取得し、取得したキー更新時間に基づいて、キー更新の間隔を算出し、算出した結果をタイマー部22に出力する。キー更新間隔算出部23は、例えばアクセスポイント12から過去に取得したキーの更新回数又はタイマー部22から得られる更新時間に対応させて、キー更新間隔を算出する。なお、キー更新間隔算出部23は、各アクセスポイント12−1〜12−nに対応させたキー更新間隔を算出することができる。
制御部24は、PC11における各構成全体を制御する。例えば、制御部24は、省電力モードに応じて、例えば上述したS0〜S5等の状態に基づく電源制御等を行う。また、制御部24は、タイマー部22からのタイマーの規定値(例えば、キー更新間隔に基づき設定された時間)を取得し、取得した規定値に基づいてCPU25の起動や停止(電源OFF状態)等の制御を行う。例えば、制御部24は、CPU25からのキー更新完了の通知を受けると、CPU25に対して所定の省電力モード(例えば、S2〜S5等)を実行するための指示をCPU25に出力する。
CPU25は、PC11における各種演算処理等を行う。CPU25は、サーバ13からの制御情報により、遠隔制御による処理を実行する。CPU25は、制御部24からの指示により起動や停止を行い、PC11を上述した省電力モードの各状態にすることができる。
また、CPU25は、アクセスポイント12から得られるグループキーの承認やキーの更新等を行う。また、CPU25は、更新されたキーを記憶部28に記憶し、キー更新完了通知を制御部24に出力する。CPU25は、このキーを用いてアクセスポイント12と暗号セキュリティによるデータの無線通信を行う。
キー生成部26は、CPU25からの制御情報によりパスワード等のアクセスポイント12と無線通信を行うための情報等を用いてキー(例えば、PMK)を生成したり、アクセスポイント12による定期的なグループキーの更新によるPTKの変更等を行う。キー生成部26は、生成したキーをCPU25に出力する。
電源供給部27は、PC11内の各構成部に対して電力を供給する。電源は、例えば商用電源やバッテリー電源等があるが、これに限定されるものではない。例えば、PC11内において、電源OFF状態等により休止している構成が多い方が、消費電力は少なくなる。
記憶部28は、本実施形態におけるアクセスポイント12との通信で必要となる各種情報(例えば、アクセスポイント種別、セキュリティ方式、暗号化方式、パスワード、Media Access Control(MAC)アドレス、キー更新間隔等)を記憶する。また、記憶部28は、CPU25により制御されるアプリケーションやプログラム、各種データや設定情報等を記憶する。
<PC11のハードウェア構成例>
次に、PC11のハードウェア構成例について、図を用いて説明する。図3は、PCのハードウェア構成例を示す図である。図3の例において、PC11は、入力装置31と、出力装置32と、ドライブ装置33と、電源装置34と、タイマー装置35と、補助記憶装置36と、主記憶装置37と、CPU38と、ネットワーク接続装置39とを有し、これらはシステムバスBで相互に接続されている。
入力装置31は、PC11のユーザ等からのプログラムの実行指示、各種操作情報、ソフトウェア等を起動するための情報等の入力を受け付ける。入力装置31は、PC11のユーザ等が操作するキーボード及びマウス等のポインティングデバイスや、マイク等の音声入力デバイスを有する。
出力装置32は、本実施形態におけるPC11を操作するのに必要な各種ウィンドウやデータ等を表示するディスプレイを有し、CPU38が有する制御プログラムによりプログラムの実行経過や結果等を表示することができる。
ここで、PC11等のコンピュータ本体にインストールされる実行プログラムは、例えば記録媒体40等により提供される。プログラムを記録した記録媒体40は、ドライブ装置33にセット可能であり、CPU38からの制御情報に基づき、記録媒体40に含まれる実行プログラムが、記録媒体40からドライブ装置33を介して補助記憶装置36にインストールされる。
電源装置34は、CPU38からの指示により、例えば上述した省電力モード(例えば、上述したS0〜S5)等に対応させてPC11の各構成に供給する電力の制御を行う。タイマー装置35は、時刻を管理する。タイマー装置35は、例えば電波時計のように無線で時刻情報を取得して内部のタイマーの誤差を定期的に補正するような仕組みを有してもよい。また、タイマー装置35は、時間のカウントを行うこともできる。
補助記憶装置36は、CPU38からの制御情報に基づき、本実施形態における実行プログラムや、コンピュータに設けられた制御プログラム等を記憶し、必要に応じて入出力を行う。補助記憶装置36は、CPU38からの制御情報等に基づいて、記憶された各情報から必要な情報を読み出したり、書き込んだりすることができる。補助記憶装置36は、例えばHDD、Solid State Drive(SSD)等のストレージ手段等である。
主記憶装置37は、CPU38に実行させるOSプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部を一時的に記憶する。また、主記憶装置37は、CPU38による処理に必要な各種データを記憶する。主記憶装置37は、例えばRead Only Memory(ROM)やRandom Access Memory(RAM)等である。
CPU38は、例えば上述したCPU25に対応する。CPU38は、OS等の制御プログラム、及び主記憶装置37に格納されている実行プログラムに基づいて、各種演算や各ハードウェア構成部とのデータの入出力等、PC11等のコンピュータ全体の処理を制御して各処理を実現する。プログラムの実行中に必要な各種情報等は、例えば補助記憶装置36から取得することができ、また実行結果等を格納することもできる。
例えば、CPU38は、例えば入力装置31から得られるプログラムの実行指示等に基づき、補助記憶装置36にインストールされたプログラム(例えば、遠隔制御プログラム)を実行させることにより、主記憶装置37上でプログラムに対応する処理を行う。例えば、CPU38は、遠隔制御プログラムを実行させることで、上述した無線通信部21による各種データの送受信、タイマー部22による時間のカウント、キー更新間隔算出部23によるアクセスポイント12毎のキー更新間隔の算出等の処理を行う。また、CPU38は、キー生成部26によるキーの変更や再作成、電源供給部27により電力の供給等の処理を行う。なお、CPU38における処理内容は、これに限定されるものではない。CPU38により実行された内容は、必要に応じて補助記憶装置36に記憶される。
ネットワーク接続装置39は、上述した無線ネットワーク14等を介して、アクセスポイント12との通信を行う。また、ネットワーク接続装置39は、実行プログラムやソフトウェア、設定情報等を、無線ネットワーク14やアクセスポイント12を介して接続されている外部装置(例えば、サーバ13)等から取得することができる。また、ネットワーク接続装置39は、プログラムを実行することで得られた実行結果又は本実施形態における実行プログラム自体を外部装置等に提供することができる。
記録媒体40は、上述したように実行プログラム等が格納されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体である。記録媒体40は、例えばフラッシュメモリ等の半導体メモリやCD−ROM、DVD等の可搬型の記録媒体であるが、これに限定されるものではない。
上述したようなハードウェア構成により、本実施形態における遠隔制御処理を実行することができる。本実施形態は、各機能をコンピュータに実行させることができる実行プログラム(遠隔制御プログラム)を例えば汎用のPC等にインストールすることで、ハードウェア資源とソフトウェアとが協働して本実施形態における遠隔制御処理を実現することができる。
<遠隔制御処理の一例>
次に、本実施形態における遠隔制御処理の一例についてシーケンス図を用いて説明する。図4は、遠隔制御処理の一例を示すシーケンス図である。図4の例では、PC11と、アクセスポイント12と、サーバ13とを有する。また、図4の例では、PC11にグループキーが存在している状態からグループキーを更新する処理と、サーバ13による遠隔制御処理とを説明する。
図4の例において、PC11は、現在接続しているアクセスポイント12のキー更新間隔を取得し(S01)、取得したキー更新間隔に基づいてCPU25を起動する(S02)。なお、S02の処理では、例えばタイマー部22においてキー更新間隔のタイマーをカウントし、更新間隔となる時刻の少し前(例えば、300秒前等)に、例えば省電力モードに応じて電源OFF状態となっているCPU25を起動して、アクセスポイント12からの再生成されたグループキー更新の受信に備える。なお、CPU25の起動手法については、これに限定されるものではない。
また、S02の処理におけるCPU25の起動は、グループキーの変更を承認し、今までのキーを新たなキーで更新するために必要な起動であり、サーバ13からの遠隔制御に基づく起動ではない。そのため、S02の処理は、消費電力を抑制するために、例えば上述した省電力モードの「S1」に相当するモードの変更によりCPU25を起動させることが好ましいが、これに限定されるものではなく、通常の起動状態(例えば、省電力モードの「S0」)でもよい。
次に、アクセスポイント12は、例えばアクセスポイント毎に設定された定期的なタイミングで、グループキーを再生成し(S03)、再生成したグループキーをPC11に送信する(S04)。
PC11は、アクセスポイント12から送信された新しいグループキーを受信して(S04)、そのキーを承認する(S05)。これにより、PC11は、新しいグループキーを更新して(S06)、その結果(応答)をアクセスポイント12に送信する(S07)。
アクセスポイント12は、PC11から応答を受けてグループキーの更新を完了する(S08)。
PC11は、適切にグループキーを更新した後、省電力モードに応じてCPU25を停止(電源OFF状態)し(S09)、タイマーをリセットする(S10)。
なお、本実施形態の例では、アクセスポイント12によるグループキーの再作成を定期的に行う。そのため、S10の処理後は、例えば次のグループキー更新タイミングに備えるためS02の処理に戻り、S01の処理で既に取得したキー更新間隔によるCPU25の起動が行われて、その後の処理が繰り返される。
また、遠隔制御処理において、サーバ13は、PC11を遠隔制御するため、遠隔操作指示を生成し(S11)、例えば有線ネットワーク15を介してアクセスポイント12に送信する(S12)。なお、S11の処理において生成される遠隔操作指示とは、例えば遠隔起動させるためのマジックパケットや、アプリケーションの実行やファイル等の送受信等を行うための遠隔制御情報であるが、これに限定されるものではない。
アクセスポイント12は、サーバ13から得られた遠隔操作指示を有する制御情報をWPAやWPA2等のセキュリティ方式にしたがってPC11に送信する(S13)。
PC11は、アクセスポイント12からの送信されたサーバ13からの制御情報(例えば、マジックパケット)を受信し、起動制御やその他の処理実行等の遠隔制御を行う(S14)。
本実施形態では、上述したように、アクセスポイント12からPC11にマジックパケット等を送信する場合にも、事前にグループキーの更新が行われているため、PC11が省電力モード等によりCPU25が電源OFF状態であってもマジックパケットを迅速に送信することができる。これにより、適切な遠隔起動を実現することができる。
ここで、本実施形態におけるグループキー更新は、例えばIEEE802.11iという規格で標準化されている。アクセスポイント12は、グループキー更新のタイミングになるとアクセスポイント12からPC11に対して再生成されたグループキーが送信される。PC11は、新しいグループキーを受信し、承認処理が完了したら、アクセスポイント12に応答を返してグループキーの更新が完了する。
<本実施形態の具体例>
本実施形態において、PC11は、アクセスポイント12に接続するために、例えばアクセスポイント名、セキュリティ方式、暗号化方式、パスワード等の情報の他に、グループキーの更新間隔を記憶する。これにより、例えばCPU25が省電力モード等により電源OFF状態の場合は、グループキー更新の可能性があるタイミングにのみCPU25を動作させてグループキーの更新を可能にする。
<各種データ例>
ここで、本実施形態において用いられる各種データ例について図を用いて説明する。図5は、各種データ例を示す図である。図5(A)は、PC11内で管理されるデータの一例であり、例えば上述した記憶部28等に記憶される内容である。図5(B)は、アクセスポイント12内で管理されるデータ例である。
図5(A)に示すデータの項目としては、例えば「プロファイル識別情報」、「アクセスポイント名」、「セキュリティ方式」、「暗号化方式」、「パスワード」、「PC内蔵無線LANのMACアドレス」、「キー更新間隔」等があるが、これに限定されるものではない。
「プロファイル識別情報」は、複数の無線LANのうち、どの無線LANのアクセスポイントを用いるかを識別するためのプロファイル情報である。
「アクセスポイント名」は、アクセスポイントを識別するための情報である。なお、図5(A)の例では、「自宅」、「会社」等の情報で識別されているが、これに限定されるものではない。
「セキュリティ方式」は、データの無線通信時におけるセキュリティ種別である。図5(A)の例では、「セキュリティ方式」としてWPAやWPA2等があるが、これに限定されるものではなく、例えばWired Equivalent Privacy(WEP)等でもよい。
「暗号化方式」は、データの暗号化方式を識別する情報である。図5(A)の例では、「暗号化方式」としてTemporal Key Integrity Protocol(TKIP)やAdvanced Encryption Standard(AES)等があるが、これに限定されるものではない。
「パスワード」は、各装置やユーザを識別するための情報である。このパスワード等を用いてアクセスポイント12と無線通信を行うためのキー等を生成する。「PC内蔵無線LANのMACアドレス」は、PC11内における通信モジュール(例えば、無線通信部21)のMACアドレスである。
「キー更新間隔」とは、グループキーを更新する間隔(周期)を示す情報である。このキー更新間隔は、例えばアクセスポイント12毎に設定されている。そのため、本実施形態では、キー更新間隔算出部23において、アクセスポイント12毎にキー更新間隔を算出し、その更新間隔に基づいてCPU25を起動させることで、適切なタイミングでPC11のキーの更新を行う。
図5(A)の例では、2つのプロファイル情報(無線LANプロファイル1,2)についての情報が登録されているが、これらに限定されるものではない。
PC11は、無線通信によりアクセスポイント12に一度接続すると、図5(A)に示すアクセスポイント名、セキュリティ方式、暗号化方式等を記憶し、更にキー更新間隔算出部23により得られるキー更新間隔を記憶する。
図5(B)に示すデータ例の項目としては、例えば、「アクセスポイント識別情報」、「アクセスポイント名」、「セキュリティ方式」、「暗号化方式」、「パスワード」、「接続している通信モジュールのMACアドレス」、「キー更新間隔(設定値)」等があるが、これに限定されるものではない。なお、上述した図5(A)に示すデータ例と同じの項目名については、同様の内容が格納されるため、ここでの具体的な説明は省略する。
図5(B)のデータ例において、「アクセスポイント識別情報」は、各アクセスポイント12−1〜12−nを識別するための情報である。「接続している通信モジュールのMACアドレス」は、アクセスポイント12に接続しているサーバ13の通信モジュールのMACアドレスである。
なお、図5(B)に示す「キー更新間隔(設定値)」は、予めアクセスポイント12(例えば、アクセスポイント1)で設定されたグループキー等の更新間隔である。
図5(A)、(B)に示す情報を用いることで、PC11とアクセスポイント12との間で、例えばサーバ13からの情報等を暗号化によるセキュリティを用いて通信することができる。
<キー(セキュリティ)の更新間隔について>
次に、キー(セキュリティ)の更新間隔について説明する。上述したWPAやWPA2等のセキュリティのキー更新間隔は、一般的には1時間(60分)程度が適当だとされているが、アクセスポイントの設定は、メーカーや機種によって様々であり、セキュリティのキー更新間隔は一定ではない。
そこで、本実施形態では、PC11が、例えばCPU25の起動中に現在接続しているアクセスポイント12のキー更新間隔を取得する。例えば、キー更新間隔算出部23は、連続する2回のキー更新時刻をタイマー部22から取得し、その差分からグループキーの更新間隔を算出することができる。また、PC11は、キー更新時刻を取得していない場合(0回)又はキー更新時刻を1回しか取得していない場合でも、それぞれに対応する更新間隔を設定することで、キーの更新に対応できるようにする。これらの更新間隔は、更新されるたびに内部メモリや記憶部28等に記憶される。
ここで、キー更新間隔算出処理の一例についてフローチャートを用いて説明する。図6は、キー更新間隔算出処理の一例を示すフローチャートである。
図6の例において、無線通信部21は、アクセスポイント12に接続する(S21)。そのタイミングでタイマー部22は、タイマーを起動し(S22)、そのタイミング(時刻:Refresh_00)を内部メモリや記憶部28等に記憶する(S23)。
次に、制御部24は、CPU25が電源OFF状態か否かを判断し(S24)、電源OFF状態である場合(S24において、YES)、CPU25を停止しないようにする(S25)。つまり、S25の処理では、制御部24によりPC11を、例えば上述した省電力モードにおけるS0、S1のモードする。このとき、S1のモードにしておくことで、S0のモードよりも消費電力を抑制することができる。
また、制御部24は、CPU25が電源OFF状態でない場合(S24において、NO)、又は、S25の処理後、アクセスポイント12からのキー更新の通知により1回目のキー更新をしたか否かを判断する(S26)。1回目のキー更新をしていない場合(S26において、NO)、キー更新するまで待機する。また、1回目のキー更新をした場合(S26において、YES)、タイマー部22は、その1回目のキー更新時のタイミング(時刻:Refresh_01)を内部メモリや記憶部28に記憶する(S27)。
次に、キー更新間隔算出部23は、上述した2つのタイミングRefresh_00とRefresh_01との差分から間隔T_01を算出し、この間隔T_01を図5(A)に示すキー更新間隔として記憶部28等に記憶する(S28)。
次に、制御部24は、CPU25が電源OFF状態か否かを判断し(S29)、電源OFF状態でない場合(S29において、NO)、CPU25を停止する(S30)。S30の処理によりCPU25は電源OFF状態となるが、CPU25が停止している状態でもタイマー部22によるタイマーは起動したままとなっている。
また、上述したS29の処理において、電源OFF状態である場合(S29において、YES)、又は、S30の処理後、タイマー部22は、1回目のキー更新後に、例えば「T_01秒−300秒(5分)」が経過されるまでカウントする(S31)。また、S31の処理後に、制御部24は、CPU25を起動する(S32)。上述したように、S31及びS32の処理により、T_01秒よりも前(例えば、300秒前)にCPU25を起動させることで、アクセスポイント12からのキー更新の通知を受信するまでにCPU25の起動を完了させることができる。
なお、キー更新間隔からどの程度前の時間(所定時間前)にCPU25を起動させるかについては、例えば予めユーザが設定してもよく、T_01秒を基準に設定してもよく、装置の性能や負荷状況等に対応させて所定時間を設定してもよい。また、CPU25の起動タイミングについては、上述した例に限定されるものではない。
次に、制御部24は、アクセスポイント12から2回目のキー更新の通知により、2回目のキー更新をしたか否かを判断する(S33)。制御部24は、2回目のキー更新をしていない場合(S33において、NO)、キー更新するまで待機する。また、2回目のキー更新をした場合(S33において、YES)、タイマー部22は、その2回目のキー更新時のタイミング(時刻:Refresh_02)を内部メモリや記憶部28に記憶する(S34)。
次に、キー更新間隔算出部23は、上述した2つのタイミングRefresh_01とRefresh_02との差分から間隔T_02を算出し、この間隔T_02を図5(A)に示すキー更新間隔として記憶部28等に記憶(更新)する(S35)。次に、タイマー部22は、タイマーを"0"にリセットしリスタートする(S36)。
次に、制御部24は、CPU25が電源OFF状態か否かを判断し(S37)、電源OFF状態でない場合(S37において、NO)、CPU25を停止する(S38)。S38の処理によりPC11は電源OFF状態となるが、CPU25が停止している状態でもタイマー部22によるタイマーは起動したままとなっている。
また、上述したS37の処理において、電源OFF状態である場合(S37において、YES)、又は、S38の処理後、タイマー部22は、1回目のキー更新後に、例えば「T_01秒−300秒(5分)」が経過されるまでカウントする(S39)。
また、S39の処理後に、制御部24は、CPU25を起動し(S40)、上述したように3回目のキー更新を行う(S41)。なお、キー更新間隔算出部23は、上述した2回目以降のキー更新処理については、上述したS33〜S40の処理が繰り返し行われるため、ここでの説明は省略する。
なお、上述の処理は、新しいアクセスポイントと接続する場合には同様の処理を行い、アクセスポイントの情報とキー更新間隔とを対応付けて記憶部28に記憶させる。
上述した図6の例に示すように、本実施形態におけるキー更新間隔の算出手法は、以下の3つのケースに大別されるため、それぞれを具体的に説明する。
<ケース1:PC11の起動中にキー更新を取得できなかった場合>
PC11を起動中にキー更新が確認できなかった場合には、キー更新間隔は測定できない。例えば、アクセスポイント12と接続して30分後に1度もキー更新されずにPC11が省電力モードになる場合には、制御部24は、キー更新が発生するまでCPU25を起動させた状態(例えば、上述した「S1」モード等)とする。
その10分後に1回目のキー更新が確認できた場合には、キー更新間隔は「30+10=40分」以上ということになる。したがって、次の40分間はキー更新が行われないと推測される。したがって、PC11は、次の40分間、CPU25を停止させた状態(例えば、上述した「S2」〜「S4」モード等)を維持し、その後、制御部24によりCPU25を起動させた状態(例えば、上述した「S0」、「S1」モード等)に移行する。
なお、本実施形態では、キー更新の通知前にCPU25を起動させる必要性や誤差を考慮して、40分から5分のマージンをとった35分間を基準に各状態(モード)の移行を行ってもよい。
<ケース2:PC11の起動中にキー更新を1回取得した場合>
例えば、アクセスポイントと接続して40分後に1回目のキー更新が行われ、その10分後に省電力モード等によりCPU25が電源OFF状態になった場合には、上述したRefresh_01が取得でき、Refresh_02は取得できていない。そのため、適切なキー更新間隔を測定できないままの状態となる。
そこで、PC11は、アクセスポイント接続開始時から1回目のキー更新時の間隔T_01(40分間)を記憶しておく。PC11は、1回目のキー更新まで40分の間隔があったことから、2回目のキー更新はその後40分間は行われないと推測される。そのため、PC11は、1回目のキー更新から35分間(上述したように、40分から5分のマージンをとった場合)、CPU25が電源OFF状態であってもCPU25を起動しない。
例えば、1回目のキー更新の10分後にCPU25が電源OFF状態になる場合には、25分間(35分−10分)は、CPU25を電源OFF状態にしておくことができるため省電力化が図れる。その後、CPU25を起動させた状態に移行し、2回目のキー更新によりRefresh_02を取得する。
<ケース3:PC11の起動中にキー更新を2回以上取得した場合>
例えば、キー更新間隔が60分の場合、最大2時間程度アクセスポイント12と接続していれば必ず2回のキー更新が行われる。PC11は、アクセスポイント12に接続した時からタイマーをスタートし、1回目のキー更新時をRefresh_01、2回目のキー更新時にRefresh_02として測定する。これにより、PC11は、Refresh_01とRefresh_02との間隔によりキー更新間隔を取得できる。
また、PC11は、キー更新間隔に対して例えば5分前にCPU25を動作させると設定した場合、キー更新間隔の5分前にPC11が電源OFF状態になっている場合に、キー更新に備えてCPU25を起動した状態に移行する。そして、PC11は、キー更新が行われたらタイマーを"0"にリセットして再びカウントを開始し、電源OFF状態に移行する。
上述したように、キー更新間隔算出部23は、例えばアクセスポイント12から過去に取得したキーの更新回数又はタイマー部22から得られる更新時間に対応させて、適切なキー更新間隔を算出することができる。また、算出されたキー更新間隔を用いて、制御部24により適切な時間にCPU25を起動させることができる。
<サーバ13からPC11に対する遠隔制御について>
次に、本実施形態におけるサーバ13からPC11に対する遠隔制御の例について説明する。例えば、サーバ13からPC11を遠隔起動させる場合には、上述したマジックパケットを使用する。マジックパケットは、例えば上位6バイトのFFに、起動させたいモジュールのMACアドレスを16回繰り返したパターンが含まれたパケットであり、WoLで使用されるパケットである。
このマジックパケットを受信するために、PC11が電源OFF状態でも電源供給部27は、無線通信部21に通電を行い、アクセスポイント12と接続されている必要がある。
アクセスポイント12から送信されたマジックパケットに含まれるMACアドレスが、上述した図5(A)に示すMACアドレスと一致した場合に、無線通信部21はマジックパケットを受信する。マジックパケットを受信した無線通信部21は、制御部24等にPC11の起動を要求する情報を出力することでPC11が起動する。
なお、上述した遠隔起動後、PC11は、サーバ13からの制御情報により所定の処理を実行する等の各種の遠隔制御が実行される。例えば、サーバ13からPC11に記憶された情報を取得する場合には、PC11に対して上述した起動制御を行う共に、記憶されている情報をサーバ13にアップロードさせるための制御情報を送信する。これにより、PC11を起動させ、対応する処理をPC11で実行させて、目的の情報を取得することができる。なお、遠隔制御の種類は、これに限定されるものではない。
上述したように本実施形態によれば、コンピュータに対する適切な遠隔起動を実現することができる。例えば、本実施形態では、PC11がキー更新時間を取得することで、必要なタイミングのみCPUを起動させてグループキーの生成や更新ができる。したがって、本実施形態では、キー更新が必要なセキュリティにおいては不可能であった無線LAN経由での遠隔起動が可能になり、かつ消費電力も低く抑えることができる。
以上、実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、上述した各実施例の一部又は全部を組み合わせることも可能である。
なお、以上の実施例に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
省電力モードに応じて電源OFF状態となるCPUと、
無線ネットワークで接続されたアクセスポイントにおけるセキュリティ用のキーの更新間隔を算出するキー更新間隔算出部と、
前記キー更新間隔算出部により得られる更新間隔を、前記アクセスポイントに対応付けて記憶する記憶部と、
前記記憶部により記憶された前記更新間隔に対応させて前記CPUを起動して前記キーを更新させる制御部とを有することを特徴とする情報処理装置。
(付記2)
前記アクセスポイントと接続されてからの時間をカウントするタイマー部を有し、
前記キー更新間隔算出部は、前記アクセスポイントから過去に取得した前記キーの更新回数又は前記タイマー部から得られる更新時間に対応させて、前記キーの更新間隔を算出することを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)
前記制御部は、
前記キー更新間隔算出部から得られるキー更新間隔よりも所定時間前の時間で前記CPUを起動することを特徴とする付記1又は2に記載の情報処理装置。
(付記4)
前記制御部は、
前記アクセスポイントを介して接続される外部装置からの制御情報により前記CPUに所定の制御を行うことを特徴とする付記1乃至3の何れか1項に記載の情報処理装置。
(付記5)
情報処理装置が、
無線ネットワークで接続されたアクセスポイントにおけるセキュリティ用のキーの更新間隔を算出し、
算出された前記更新間隔を、前記アクセスポイントに対応付けて記憶部に記憶し、
前記記憶部に記憶された前記更新間隔に対応させて、省電力モードに応じて電源OFF状態となるCPUを起動して前記キーを更新させることを特徴とする遠隔制御方法。
(付記6)
無線ネットワークで接続されたアクセスポイントにおけるセキュリティ用のキーの更新間隔を算出し、
算出された前記更新間隔を、前記アクセスポイントに対応付けて記憶部に記憶し、
前記記憶部に記憶された前記更新間隔に対応させて、省電力モードに応じて電源OFF状態となるCPUを起動して前記キーを更新させる、処理をコンピュータに実行させるための遠隔制御プログラム。
10 遠隔制御システム
11 PC(情報処理装置)
12 無線LANアクセスポイント
13 サーバ(外部装置)
14 無線ネットワーク
15 有線ネットワーク
21 無線通信部
22 タイマー部
23 キー更新間隔算出部
24 制御部
25,38 CPU
26 キー生成部
27 電源供給部
28 記憶部
31 入力装置
32 出力装置
33 ドライブ装置
34 電源装置
35 タイマー装置
36 補助記憶装置
37 主記憶装置
39 ネットワーク接続装置
40 記録媒体

Claims (5)

  1. 省電力モードに応じて電源OFF状態となるCPUと、
    無線ネットワークで接続されたアクセスポイントにおけるセキュリティ用のキーの更新間隔を算出するキー更新間隔算出部と、
    前記キー更新間隔算出部により得られる更新間隔を、前記アクセスポイントに対応付けて記憶する記憶部と、
    前記記憶部により記憶された前記更新間隔に対応させて前記CPUを起動して前記CPUに前記キーを更新させる制御部とを有し、
    前記キー更新間隔算出部は、前記アクセスポイントにより前記キーが更新された時間間隔を前記更新間隔とすることを特徴とする情報処理装置。
  2. 記キー更新間隔算出部は、前記アクセスポイントによる前記キーの更新回数が2回未満である場合、前記アクセスポイントと接続されてから前記キーが更新されるまでの時間を前記更新間隔とすることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記制御部は、
    前記キー更新間隔算出部から得られるキー更新間隔よりも所定時間前の時間で前記CPUを起動することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 情報処理装置が、
    無線ネットワークで接続されたアクセスポイントによりセキュリティ用のキーが更新された時間間隔を更新間隔として算出し、
    算出された前記更新間隔を、前記アクセスポイントに対応付けて記憶部に記憶し、
    前記記憶部に記憶された前記更新間隔に対応させて、省電力モードに応じて電源OFF状態となるCPUを起動して前記CPUに前記キーを更新させることを特徴とする遠隔制御方法。
  5. 無線ネットワークで接続されたアクセスポイントによりセキュリティ用のキーが更新された時間間隔を更新間隔として算出し、
    算出された前記更新間隔を、前記アクセスポイントに対応付けて記憶部に記憶し、
    前記記憶部に記憶された前記更新間隔に対応させて、省電力モードに応じて電源OFF状態となるCPUを起動して前記CPUに前記キーを更新させる、処理をコンピュータに実行させるための遠隔制御プログラム。
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