JP6253385B2 - 行動予測および通知システム - Google Patents

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Description

本発明は、配達員の行動予測および予測エリア内の顧客への通知システムおよびそのための方法に関する。より詳細に言えば、本発明は、スタジアムなどの会場における売り子(配達員)の行動を所定の手段によって予測し、配達員が向かうであろう予測エリア内にいる限定された顧客に対して配達員の到着を予め通知するシステムおよび方法に関する。
現在、弁当や料理・食材などの注文を受け付け、商品を配達するデリバリーサービスが知られている。デリバリーサービスにおける料金支払などの決済は、代金引換やクレジットカード決済によって行われることが知られている(特許文献1参照)。また、近年、パーソナルコンピュータ(PC)や携帯電話を利用して特定のサイトやアプリケーションから注文を行うことができるシステムが広まってきており、また、決済サービスについてもクレジットカードを利用するケースが多くなってきている。
クレジットカードを利用した決済サービスは、利用者が在宅している際に利用することも可能であり、また屋外にいる際にも利用することが可能である。例えば、野球場、サッカー場や陸上競技場などのスタジアムにおいて商品を購入する際にも店頭の決済端末や配達員の携帯決済端末などを使用して、クレジットカードを利用した決済を行うことが可能である。
スタジアム、列車内、駅および劇場などでは配達員がある程度決められたエリアを動き廻り、顧客に商品を販売し、その場で携帯決済端末などを使用してクレジットカードによる決済を行うことが可能なことが知られている。かかる場合、携帯決済端末は、所定の無線ネットワークを介してクレジットカード会社のシステムと通信を行い、クレジットカード会社のシステムから決済可/決済不可の通知を受信する。クレジットカード会社のシステムは、携帯決済端末からの要求に応答して、オーソリゼーション処理(利用者のクレジットカードの有効性や与信枠の確認の処理)を実行し、決済可/決済不可の通知を携帯決済端末に送信する。配達員は、携帯決済端末を確認し、決済可となった場合に実際に商品を顧客に引き渡す。
特開2007−257474号公報
しかしながら、自分の欲しい商品を持った配達員が自分の座席近くになかなか来ないことはよくあり、また、顧客によっては、騒然としている中大きな声で配達員を呼びづらい場合もあり、さらに、商品を購入したい時間帯は他の多くの顧客が購入したい時間帯と重なることも多く、売店が混雑することも多かった(販売/購入機会の逸失)。さらに、座席にて代金を受け渡すのも釣銭の有無などにより煩雑になることがある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、スタジアムなどの会場における配達員の行動を所定の手段によって検知することによって配達員のその後の行動を予測し、配達員が向かうであろう予測エリア内あるいはそのエリア付近にいる限定された顧客に対して配達員の到着を予め通知するシステムおよび方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る行動予測および通知システムは、顧客の個人情報および前記顧客の位置情報を格納する顧客DBと、前記顧客によって購入された商品の情報、前記商品を注文した顧客の位置情報、前記商品が未配達か否かを示すフラグ、および顧客が商品を注文したタイミング情報を格納する注文DBと、1つまたは複数の無線送受信装置から所定のタイミングごとに送信された前記無線送受信装置の現在位置の情報を受信する位置情報追跡手段であって、前記無線送受信装置の現在位置の情報は、GPS受信機によって測定され、および前記無線送受信装置が移動した経路を示すトラッキング情報として格納される、位置情報追跡手段と、前記トラッキング情報、未配達の商品の注文数が多いエリアの情報、および今後注文数が増加すると予測されるエリアの情報のうちの少なくとも一つの情報に基づいて前記無線送受信装置の移動が想定されるエリアを予測する移動エリア予測手段であって、前記未配達の商品の注文数が多いエリアの情報は、前記注文DBから識別され、および前記今後注文数が増加すると予測されるエリアの情報は、前記注文DBおよび前記顧客DBに基づいて識別される、移動エリア予測手段と、前記顧客の位置情報に基づいて前記無線送受信装置の移動が想定されるエリアにいる限定された顧客を識別し、前記識別された限定された顧客の個人情報を使用することによって配達員の接近情報を前記顧客のデバイスに通知する通知手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る、顧客の個人情報および前記顧客の位置情報を格納する顧客DBと、前記顧客によって購入された商品の情報、前記商品を注文した顧客の位置情報、前記商品が未配達か否かを示すフラグ、および顧客が商品を注文したタイミング情報を格納する注文DBとを備える行動予測および通知システムによって実行される方法は、1つまたは複数の無線送受信装置から所定のタイミングごとに送信された前記無線送受信装置の現在位置の情報を受信するステップであって、前記無線送受信装置の現在位置の情報は、GPS受信機によって測定され、および前記無線送受信装置が移動した経路を示すトラッキング情報として格納される、ステップと、前記トラッキング情報、未配達の商品の注文数が多いエリアの情報、および今後注文数が増加すると予測されるエリアの情報のうちの少なくとも一つの情報に基づいて前記無線送受信装置の移動が想定されるエリアを予測するステップであって、前記未配達の商品の注文数が多いエリアの情報は、前記注文DBから識別され、および前記今後注文数が増加すると予測されるエリアの情報は、前記注文DBおよび前記顧客DBに基づいて識別される、ステップと、前記顧客の位置情報に基づいて前記無線送受信装置の移動が想定されるエリアにいる限定された顧客を識別し、前記識別された限定された顧客の個人情報を使用することによって配達員の接近情報を前記顧客のデバイスに通知するステップと、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、スタジアムなどの会場における配達員の行動を所定の手段によって検知することによって配達員の行動が予測され、配達員が向かうであろう予測エリア内あるいはそのエリア付近にいる限定された顧客に対して配達員の到着を予め通知することができるようになるので、配達員が顧客近くにいない、大きな声で配達員を呼びづらい、および他の多くの顧客が購入したい時間帯と自身の購入したい時間帯が重なるため購入しづらい、等といった理由に起因する販売/購入機会の逸失を防止することができるようになる。
本明細書において開示される実施形態の詳細な理解は、添付図面に関連して例示される以下の説明から得ることができる。
本発明に係るシステムの全体像を説明するための概要図である。 本発明に係る事業者サーバのシステム構成の概要を説明する図である。 販売/決済システムの機能ブロック図である。 (a)は、顧客が個人情報を登録するフローを説明するフロー図であり、(b)は、顧客が商品を注文する際の処理のフロー図である。 配達員が配達員携帯デバイスを利用して商品などの配達を行う際に行われる処理のフロー図である。 販促システムの機能ブロック図である。 販促システムが顧客携帯デバイスに販促目的のメッセージを送信する処理を説明するフロー図である。 行動予測/通知システムの機能ブロック図である。 配達員携帯デバイスおよび行動予測/通知システムによって行われる処理を説明するフロー図である。 トラッキング情報を追跡した結果予測された、配達員の移動が想定される候補のエリアを説明する図である。 注文DBに格納されている未配達の商品・サービスの注文数の多いエリアの情報に基づいて想定された、配達員の移動が想定される候補のエリアを説明する図である。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。図1は、本発明に係るシステムの全体像を説明するための概要図である。この概要図には、それぞれネットワークによって相互に接続された事業者サーバ100、顧客携帯デバイス110、配達員携帯デバイス120、決済代行システム130およびカード会社システム140が含まれている。当該ネットワークは、インターネット、VPN(Virtual Private Network)、専用線、LAN、WANなど周知のネットワークのうち任意のものとすることができ、また、有線や無線などの接続形態に特に限定されることはない。なお、システムの実装形態によっては、決済代行システム130を介さずにカード会社システム140と直接通信を行うことができるが、本明細書では、決済代行システム130およびカード会社システム140の両方が使用される実施形態について説明する。
事業者サーバ100は、本明細書において説明する販売/決済システム200、販促システム300および行動予測/通知システム400を備えている。各々のシステムの詳細については後述するが、販売/決済システム200は、所定のアプリケーションを介して顧客に対して商品を販売する機能、決済代行システム130およびカード会社システム140と通信を行うことにより顧客から注文を受けた商品についての決済を行う機能、および商品注文者である顧客の位置およびエリアを配達員に通知する機能を実行するシステムである。
また、販促システム300は、販売/決済システム200を介して取得された顧客情報に基づいて顧客に対して販促目的のメッセージ通知を行うシステムである。行動予測/通知システム400は、所定の手段を用いることによって配達員の実際の行動を追跡し、今後移動が想定されるエリアを予測する機能、予測された該当エリアにいる限定された顧客に対して配達員の接近を通知する機能、顧客情報を分析して商品の販売可能性が高くなるエリア/時間帯を予測する機能を実行するシステムである。
顧客携帯デバイス110は、事業者サーバ100と通信を行うことによって、販売/決済システム200のアプリケーションを利用することができる。また、顧客携帯デバイス110は、周知技術であるスマートフォンなどの携帯電話やタブレット端末とすることができるので、ディスプレイ上でアプリケーションを表示・実行したり、無線LANやセルラーネットワークなどの無線ネットワークを通じて電子メールの送受信を行ったりすることができる。
配達員携帯デバイス120は、事業者サーバ100と通信を行うことによって、販売/決済システム200のアプリケーションを介して商品注文者や潜在的注文者の顧客の位置を把握することができ、および配達員の位置情報を、所定の位置に設置されたセンサを使用することによって、あるいはGPS機能を使用することによって事業者サーバ100に通信することができる。配達員携帯デバイス120に商品注文者の顧客の位置が表示されるので、配達員は注文された商品を効率的に届けることができるようになる。また、配達員携帯デバイス120から事業者サーバ100に配達員の位置情報が送信されるので、行動予測/通知システム400は、配達員の今後の行動を予測しやすくなる。
決済代行システム130は、顧客携帯デバイス110から送信されたクレジットカード情報を事業者サーバ100から受信してカード会社システム140に通信を行い、およびカード会社システム140によって行われたオーソリゼーション処理の結果(決済可/決済不可)を事業者サーバ100に通信する。これらの処理は、周知のオンライン決済ソフトウェア、決済代行会社の既存システムおよびクレジットカード会社の既存システムによって実行される。
カード会社システム140は、受信したクレジットカード情報に基づいてオーソリゼーション処理を行い、処理の結果(決済可/決済不可)を決済代行システム130に通信する。
図2は、本発明に係る事業者サーバ100のシステム構成の概要を説明する図である。図2は、事業者サーバ100を例として説明するが、同様のシステム構成は、顧客携帯デバイス110、配達員携帯デバイス120、決済代行システム130およびクレジットカード会社システム140についても適用可能である。事業者サーバ100は、一般的なコンピュータと同様に、バス210などによって相互に接続された制御部201、主記憶部202、補助記憶部203、I/F部204および出力部205を備える。
制御部201は、中央処理装置(CPU)とも呼ばれ、事業者サーバ100内の各構成要素の制御やデータの演算を行い、また、補助記憶部203に格納されている各種プログラムを主記憶部202に読み出して実行する。主記憶部202は、メインメモリとも呼ばれ、受信した各種データ、コンピュータ実行可能な命令および当該命令による演算処理後のデータなどを記憶する。補助記憶部203は、ハードディスク(HDD)などに代表される記憶装置であり、データやプログラムを長期的に保存する際に使用される。
I/F部204は、他のシステムや装置との間でデータを送受信する際のインターフェースの役割を果たし、また、システムオペレータから各種コマンドや入力データ(各種マスタ、テーブルなど)を受け付けるインターフェースを提供する。出力部205は、処理されたデータを表示する表示画面などを提供する。
以下、事業者サーバ100によって提供される販売/決済システム200、販促システム300および行動予測/通知システム400のそれぞれについて詳細に説明する。
<販売/決済システム>
販売/決済システム200は、所定のアプリケーションを介して顧客に対して商品を販売する機能、決済代行システム130およびカード会社システム140と通信を行うことにより顧客から注文を受けた商品についての決済を行う機能、および商品注文者である顧客の位置を配達員携帯デバイス120に通知する機能を実行するシステムである。図3は、販売/決済システム200の機能ブロック図であり、図4(a)は、顧客が個人情報を登録するフローを説明するフロー図であり、図4(b)は、顧客が商品を注文する際の処理のフロー図である。
図3に示すように、販売/決済システム200は、アプリ制御部301、外部I/F部302、顧客DB303、客席DB304、商品DB305、注文DB306を備えている。アプリ制御部301は、販売/決済システム200にアクセスした顧客のデバイスに対してユーザ登録画面および注文画面を提供することにより、顧客から個人情報の登録を受け付け、および商品の注文を受け付ける。また、アプリ制御部301は、外部I/F部302を通じて決済代行システム130およびカード会社システム140と通信を行うことにより顧客から注文を受けた商品についての決済を行うことができる。さらに、アプリ制御部301は、注文商品について決済完了したことを顧客に通知することができる。
外部I/F部302は、任意の外部システムと通信する際のインターフェースとしての役割を果たす。具体的に言えば、外部I/F部302は、顧客携帯デバイス110および配達員携帯デバイス120と通信する際のインターフェースとして機能することができ、および決済代行システム130およびカード会社システム140と通信を行う際のインターフェースとして機能することができる。
顧客DB303は、上述したユーザ登録画面を介して登録された顧客の個人情報(氏名、性別、生年月日、メールアドレス、クレジットカード情報など)および顧客がその日に座る座席番号および座席番号が存在するエリアを示すエリア情報を格納するデータベースである。クレジットカード情報には、クレジットカード番号、クレジットカードの有効期限、セキュリティコードなどが含まれる。なお、所定のタイミング(例えば、顧客の個人情報が初めて登録される時、顧客からパスワード変更依頼を受け付けた時、など)で、アプリ制御部301は、顧客のメールアドレスに対して本システムを使用するためのIDおよびパスワードを通知する。
また、顧客DB303は、顧客の追加個人情報および来場履歴、並びに顧客がそれぞれの会場において購入した商品・サービスの履歴情報を格納することができる。顧客の追加個人情報には、顧客の好み(例えば、選手、チーム、商品など)、過去の来場時に注文し、クレジットカードを使って購入した全商品の履歴情報、商品をどのタイミングで購入したかを示すタイミング情報(例えば、試合開始前、試合開始後○○分経過後)などが含まれる。顧客がそれぞれの場において購入した商品・サービスの履歴情報は、後述する注文DB306から所定のタイミング(例えば、注文DB306に配達完了を示すフラグが登録された後すぐ、など)でコピーされる。
客席DB304は、スタジアム、劇場および列車などの座席が特定可能なそれぞれの会場の配置図を格納するデータベースである。客席DB304は、座席番号や当該座席番号が属するエリア情報を含む。よって、本発明は、客席DB304に配置図が格納されている会場であれば、いずれの会場であっても利用することができる。商品DB305は、それぞれの会場において購入可能な商品(飲食物、グッズなど)のデータベースである。購入可能な商品は、業者によって適宜情報のメンテナンスが行われる。
注文DB306は、販売/決済システム200を通じて顧客によって購入された商品、注文を唯一無二に識別する受付番号、その商品を注文した顧客の位置情報(座席番号やエリア情報)、配達員によって配達が完了したか否かを示すフラグ、および顧客が商品を注文したタイミング情報(例えば、試合開始前、試合開始後○○分経過後)を格納するデータベースである。なお、受付番号は、注文確定時にアプリ制御部301によって発行される識別番号である。注文DB306は、所定の期間分のデータのみを保持し、上述したように過去の顧客の購入履歴情報は所定のタイミングで顧客DB303にコピーされる。
顧客は、上述したように、顧客携帯デバイス110を介して個人情報や注文情報を販売/決済システム200に登録することができるが、その他にも会場で販売される商品情報を、顧客携帯デバイス110を介して販売/決済システム200にアクセスすることによって予め取得することができる。その上で顧客は、顧客DB303に購買度等を登録することもできる。特定の商品についての購買度を登録することによって、顧客は、当該商品を薦めるメールの受信を避けることができる。なお、顧客が顧客携帯デバイス110を用いて行える操作は会場に到着する前から可能である。
次に、それぞれの会場において顧客が行う動作および処理について説明する。顧客は座席番号判明後、図4(a)に示すようなフロー図に従ってユーザ登録や座席登録を行う。顧客が顧客携帯デバイス110を通じて販売/決済システム200にアクセスすると、メニュー画面が表示される(S401)。S401にて、ユーザ登録画面表示のメニューが選択されると、販売/決済システム200は、顧客携帯デバイス110のディスプレイ上にユーザ登録画面を表示させる。顧客が本発明に係る販売/決済システム200を初めて利用する場合や既存の情報を変更したい場合には、顧客自身の個人情報(氏名、性別、生年月日、メールアドレス、クレジットカード情報など)が入力される。入力された顧客の個人情報は、顧客DB303に格納される。顧客の個人情報が登録されると、アプリ制御部301は、顧客に対して本システムを使用するためのIDおよびパスワードを電子メールなどの周知の手段を用いて通知する。S404にて、アプリ制御部301は、客席DB304から当該会場の座席の配置図を読み出して顧客携帯デバイス110のディスプレイ上に表示する。その後、顧客は、配置図を参照しながらその日に自分が座る座席番号を入力する。入力された顧客の座席番号は、顧客携帯デバイス110から販売/決済システム200に送信され、顧客DB303に格納される。
次に、図4(b)を参照しながら、顧客が商品を注文する際のフローを説明する。S411にて、顧客が予め通知されたIDおよびパスワードを使用して販売/決済システム200にアクセスすると、メニュー画面が表示される。商品やグッズの注文画面表示のメニューが選択されると、S412にて、販売/決済システム200は、顧客携帯デバイス110のディスプレイ上に注文画面を表示させる。
S413にて、顧客が購入希望の商品を選択し、画面上の注文ボタンが押下されると、販売/決済システム200は顧客携帯デバイス110から選択された注文の情報を受信する。S414にて、販売/決済システム200は、注文された商品の合計金額を、顧客DB303から読み出した当該顧客のクレジットカード情報(番号、有効期限、セキュリティコードなどのうち販売/決済システム200によって指定された情報)とともに外部I/F部302を通じて決済代行システム130およびクレジットカード会社システム140に送信する。クレジットカード会社システム140は、周知の手段を用いて、受信したクレジットカード情報および金額情報に基づいて決済可あるいは決済不可の判定を行い(オーソリゼーション処理)、判定結果を販売/決済システム200に対して送信する。
S415にて、販売/決済システム200は、クレジットカード会社システム140から決済可の通知を受信すると、顧客携帯デバイス110に「受付番号」とともに「注文完了」のメッセージを表示させ、および注文された商品の情報を受付番号とともに注文DB306に格納する。また、クレジットカード会社システム140から決済不可の通知を受信した場合には、販売/決済システム200は、顧客携帯デバイス110に注文を受け付けられない旨のメッセージを表示して処理を終了する。
図5は、配達員が配達員携帯デバイス120を利用して商品などの配達を行う際に行われる処理のフロー図である。S501にて、販売/決済システム200は、配達員携帯デバイス120によって選択された商品の情報を受信する。商品の選択は、配達員のIDによって行っても良いし、配達員の所持するICカードを読み込ませることによって行っても良く、限定されない。また、S501にて、販売/決済システム200は、配達員が担当するエリアの情報を配達員携帯デバイス120のそれぞれから受信する。
S502にて、販売/決済システム200は、指定されたエリアおよび当該エリア付近のエリアについての、選択された商品の注文状況を注文DB306から読み出して配達員携帯デバイス120のディスプレイ上に表示させる。注文状況の表示は、注文を受け付けた順(時系列順)にすることもできるし、客席DB304から読み出された会場のエリア情報(例えば、野球場なら一塁側内野席のグラウンドに近い側のエリア、など)に基づいてグルーピングされた順序で表示することもできる。これにより、配達員は、注文を受け付けた順番で配達することも可能となり、所定のエリアの配達を一度にまとめて行うことも可能となる。
S503にて、配達が完了すると、配達員携帯デバイス120から配達完了を示す値が入力され、注文DB306の上記フラグに格納される。配達完了したデータは、配達員携帯デバイス120のディスプレイから表示されなくなる。また、販売/決済システム200は、配達完了した商品を注文した顧客の顧客携帯デバイス110へも配達完了の通知が送られる。
以上、販売/決済システム200が提供する機能について説明したが、販売/決済システム200によって顧客は座席に居ながらにして欲しい商品・サービスを注文し、配達員に届けてもらうことができるようになる。さらに、予め登録したクレジットカード情報に基づいて商品・サービスの決済が完了するので、座席において煩雑な支払をすることはなくなることとなる。
<販促システム>
販促システム300は、販売/決済システム200を通じて取得された顧客情報に基づいて顧客に対して販促活動のためのメッセージ通知を行うシステムである。例えば、販促システム300は、顧客が特定の選手のファンだった場合に、その選手に関連した商品やグッズの販促案内を通知することもできるし、また、顧客が当該会場に頻繁に来場する顧客だった場合に、リピーター特典としてのタイムセールを通知することもできる。
図6は、販促システム300の機能ブロック図である。図6に示すように、販促システム300は、メッセージ生成・通知部601、販促パターンDB602、顧客DB303、商品DB305および注文DB306を備える。なお、顧客DB303、商品DB305および注文DB306は、販売/決済システム200に関連して説明した上記機能と同様であるため詳細な説明は省略する。
メッセージ生成・通知部601は、販促システム300から顧客携帯デバイス110に対して送信する販促目的のメッセージを生成することができる。当該メッセージは、販促パターンDB602から読み出された販促パターンに基づくメッセージを顧客DB303、商品DB305および注文DB306の1つまたは複数に格納されているデータを使用することによって生成される。
販促パターンDB602は、それぞれの会場およびイベントの内容ごとの販促パターンを格納するデータベースである。販促パターンには、それぞれの会場およびイベントの主催者に関連する商品・サービスの販売促進活動に結びつく内容、例えば、会場が野球場やサッカー場であれば、主催試合を行っているチームのファンに対してチームの関連商品・グッズの割引案内を通知するパターンや、特定の選手が活躍した際にその選手の関連商品・グッズの割引案内を通知するパターンが含まれる。あるいは、販促パターンには、特定の商品を過去に購入してくれた顧客に対して今回も購入を促すことを通知するパターンも含まれる。
図7は、販促システム300が顧客携帯デバイス110に販促目的のメッセージを送信する処理を説明するフロー図である。
S701にて、メッセージ生成・通知部601は、会場の情報やイベントの内容・実施日時の情報を受信する。会場の情報やイベントの内容・実施日時の情報は、予め販促システム300のスケジューラに記憶させておくことが可能であり、メッセージ生成・通知部601は、所定のタイミングで記憶されているスケジュール情報から会場の情報やイベントの内容・実施日時の情報を読み出すことができる。あるいは、販促システム300のオペレータを介して会場の情報やイベントの内容・実施日時の情報が都度入力されるようにされてもよい。このような機能は、突発的に生じた要因により販促活動を行いたいケースをカバーするものである。
S702にて、メッセージ生成・通知部601は、当該会場およびイベントの内容・実施日時の情報に基づいて販促パターンDB602から1つまたは複数の販促パターンを選択して読み出す。その後、S703にて、メッセージ生成・通知部601は、選択された販促パターンに従うメッセージを、顧客DB303、商品DB305および注文DB306の1つまたは複数に格納されているデータを使用して生成する。
例えば、会場が野球場やサッカー場であり、かつ主催試合を行っているチームのファンに対してチームの関連商品・グッズの割引案内を通知するパターンである場合に、メッセージ生成・通知部601は、顧客DB303に格納されている追加個人情報から、そのチームのファンである顧客を選択し、当該顧客に対してそのチームの関連商品・サービスの割引通知のメッセージを生成する。また、選択されたパターンが任意の商品(例えば、飲食物)の売上向上に力を入れることを示すパターンである場合には、メッセージ生成・通知部601は、顧客DB303に格納されている、過去の来場時に注文した商品の履歴情報に一致する商品があるときに、その日に来場している顧客に当該商品の案内を通知するメッセージを生成する。その際、メッセージ生成・通知部601は、顧客DB303に格納されているタイミング情報に基づいて、ある顧客が過去来場時に注文したタイミングと同じタイミングで当該商品の案内を通知することも出来る。過去の来場時にその商品を注文した顧客は、同タイミングでリピート購入する確率が高いため、このような販促メッセージを通知することにより、より効果的な販促案内を行うことができる。
S703にて、メッセージ生成・通知部601は、顧客DB303に格納されている顧客のメールアドレスを使用して、生成したメッセージを当該顧客の顧客携帯デバイス110に送信する。これにより、それぞれの顧客の趣向に応じた販促目的のメッセージを特定の顧客に送信することができるようになり、より効果的な販促活動を行うことができるようになる。
以上、販促システム300が提供する機能について説明したが、販促システム300によって顧客の個人情報や過去の購買履歴に基づいた販促メッセージを顧客に通知することができるようになるので、より効果的な販促活動を行うことができるようになる。
<行動予測/通知システム>
行動予測/通知システム400は、配達員(売り子)の実際の行動を所定の手段によって追跡し、今後移動が想定されるエリアを予測する機能、予測された該当エリアにいる顧客に対して配達員の接近を通知する機能、および顧客情報を分析して商品の販売可能性が高くなるエリア/時間帯を予測する機能を実行するシステムである。
図8は、行動予測/通知システム400の機能ブロック図である。行動予測/通知システム400は、任意のネットワーク(例えば、無線LAN)によって、GPS受信機811を有する配達員携帯デバイス120と相互に接続されている。
配達員携帯デバイス120内のGPS受信機811は、複数のGPS衛星からの電波を受信してそれぞれの衛生との距離を割り出すことによって、自らのほぼ正確な現在位置を測定することができる。
また、GPS受信機811は、配達員携帯デバイス120の位置をより詳細に特定するため、携帯電話の基地局の位置情報を補助情報として用いることができるA−GPS(Assisted GPS)技術を利用することができ、あるいは、正確な時計をもち座標のわかっている固定局を設置し、GPS受信データから計算した位置と固定局の位置との差から、現在位置についての精度を上げる仕組みであるDGPS(Differential GPS)技術を利用することができる。
そして、配達員携帯デバイス120は、所定のタイミングごとに、GPS受信機811によって測定された現在位置の情報をネットワーク経由で行動予測/通知システム400に送信することができる。送信される情報には、測定された現在位置の情報、配達員携帯デバイス120の識別子、測定時刻などが含まれうる。
行動予測/通知システム400は、位置情報追跡部801、移動エリア予測部802、販売エリア予測部803、通知部804、配達員DB805、顧客DB303および注文DB306を備えている。なお、顧客DB303および注文DB306は、上述した機能と同様の機能であるため、詳細な説明は省略する。
位置情報追跡部801は、それぞれの配達員携帯デバイス120から所定のタイミングごとに送信された現在位置の情報を受信する。位置情報追跡部801によって受信された配達員携帯デバイス120の現在位置の情報は、配達員携帯デバイス120が移動した経路を示すトラッキング情報として事業者サーバ100の主記憶部202に格納される。
移動エリア予測部802は、主記憶部202に格納されているそれぞれの配達員携帯デバイス120のトラッキング情報、注文DB306に格納されている未配達の商品・サービスの注文数の多いエリアの情報、および販売エリア予測部803によって予想された指定エリア情報のうちの少なくとも一つを用いることによって、配達員の移動が想定されるエリアを予測することができる。
例えば、移動エリア予測部802は、それぞれの配達員携帯デバイス120のトラッキング情報を追跡することによって、ある配達員がどのエリアに向けて進行中であるのかを予測することができる。すなわち、移動エリア予測部802は、トラッキング情報を追跡した結果、配達員が直進を続けていると判定される場合、数秒後に直進を続けた場合に到達できるエリアが、配達員の移動が想定されるエリアであると予測することができる。
また、移動エリア予測部802は、注文DB306に格納されている未配達の商品・サービスの注文数の多いエリアの情報を利用することによって、配達員がそのエリアに商品・サービスを配達している途中であると予測することができる。例えば、注文DB306に格納されている未配達の商品・サービスの注文をエリアごとにグループ化した場合、配達員の現在位置から最も近い、未配達の注文数が最も多いエリアが配達員の移動が想定されるエリアであると予測される。より詳細に言えば、上述したように、注文DB306に格納されている未配達の商品・サービスの注文データは、その商品を注文した顧客の位置情報(座席番号やエリア情報)を含んでいる。移動エリア予測部802は、注文DB306の当該情報を読み出し、未配達の注文数が多い1つまたは複数のエリアを識別する。移動エリア予測部802は、主記憶部102に格納されている配達員の最新のトラッキング情報を読み出すことによって配達員の現在位置を特定する。移動エリア予測部802は、客席DB304をさらに参照し、特定した配達員の現在位置と未配達の注文数が多い1つまたは複数のエリアとを比較する。当該比較の結果、移動エリア予測部802は、配達員の現在位置から最も近い、未配達の注文数が最も多いエリアを識別することができ、そのエリアを配達員の移動が想定されるエリアであると予測する。
さらに、移動エリア予測部802は、販売エリア予測部803によって予想された指定エリア(すなわち、今後、ある商品・サービスの販売が増えそうなエリア)を予測することができる。
なお、移動エリア予測部802は、上記した情報の複数を使用して配達員が今後移動するエリアを予測することができるが、エリア予測を行うにあたり、上記した情報に優先順位を設定しておき、当該優先順位の情報に基づいて配達員が移動するエリアを予測することも可能である。
販売エリア予測部803は、顧客DB303および注文DB306を用いることによって、今後、ある商品・サービスの販売が増えそうなエリア、換言すれば、潜在的注文者がいるエリアを予測することができる。例えば、販売エリア予測部803は、顧客DB303からその日に来場した顧客のデータを読み出し、当該顧客の過去の購買履歴情報を検索する。検索した購買履歴情報の中に、ある商品(例えば、ビール)を複数回購入している顧客がいる場合に、販売エリア予測部803は、注文DB306をさらに検索することにより、当該顧客がその商品をその日に何回購入したかを識別する。その結果、当該顧客がその商品を前回よりも少なく購入していると判定された場合に、販売エリア予測部803は、当該顧客が潜在的注文者であると判定し、顧客DB303を検索することによって当該顧客の座席のあるエリアでその商品が今後売れる可能性が高いと判定する。このような処理を、当日来場した全ての顧客について行うことにより、どのエリアでどの商品が売れるかといった指定エリア情報を生成することができる。例えば、指定エリア情報には、ある商品(ビール)が今後売れそうなエリアは、エリアBであり、その次に売れそうなエリアはエリアEである、といった情報が含まれる。
通知部804は、顧客DB303を読み出し、移動エリア予測部802によって配達員が移動すると予測されたエリアの座席にいる顧客のメールアドレスに宛てて、特定の商品・サービスの配達員が向かいそうだという接近情報を送信する。なお、通知部804は、予測されたエリアだけでなく、当該エリアに近接する座席にいる顧客に対しても同様の接近情報を送信するように構成されていてもよい。
配達員DB805は、それぞれの配達員がどの配達員携帯デバイス120を所有しており、また、どの商品・サービスの販売を担当しているのかを示す情報を格納する。
上記実施形態では、配達員携帯デバイス120がGPS受信機811を有し、位置情報を行動予測/通知システム400に送信する実施形態について説明したが、本発明はその他の実施形態であっても実施することができる。
他の実施形態は、会場内の所定の位置に発信機/センサを設置しておき、所定のデバイス(デバイスには配達員の識別子が格納されている)を携帯した配達員がその付近を通る度に配達員の通過情報を発信機/センサから行動予測/通知システム400に送信することにより、位置情報追跡部801がトラッキング情報を得ることができるようにするものである。なお、上記したGPS受信機811と発信機/センサを併用してもかまわない。
図9は、配達員携帯デバイス120および行動予測/通知システム400によって行われる処理を説明するフロー図である。
S901にて、配達員携帯デバイス120内のGPS受信機811は、複数のGPS衛星からの電波を受信してそれぞれの衛生との距離を割り出すことによって、自らのほぼ正確な現在位置を測定する。なお、上述したように、GPS受信機811は、配達員携帯デバイス120の位置をより詳細に特定するため、A−GPS(Assisted GPS)技術やDGPS(Differential GPS)技術を利用することもできる。現在位置が測定されたら、配達員携帯デバイス120は、所定のタイミングごとに、測定された現在位置の情報をネットワーク経由で行動予測/通知システム400に送信する。送信される情報には、測定された現在位置の情報、配達員携帯デバイス120の識別子、測定時刻などが含まれうる。送信された情報は、位置情報追跡部801によって主記憶部202上にトラッキング情報として格納される。
S902にて、移動エリア予測部802は、注文DB306に格納されている未配達の商品・サービスの注文情報を読み出し、注文数の多いエリアを識別する。より具体的に言えば、移動エリア予測部802は、注文DB306に格納されている未配達の商品・サービスの注文を読み出した後、その商品・サービスを注文した顧客の位置情報(座席番号、エリア情報)に基づいて読み出した情報をエリアごとにグループ化する。その後、移動エリア予測部802は、上記で詳述したように、配達員の現在位置から最も近い、未配達の注文数が最も多いエリアが配達員の移動が想定されるエリアであると予測する。
S903にて、販売エリア予測部803は、顧客DB303および注文DB306からデータを読み出すことによって、今後、ある商品・サービスの販売が増えそうなエリアを予測する。例えば、販売エリア予測部803は、顧客DB303からその日に来場した顧客のデータを読み出し、当該顧客の過去の購買履歴情報を検索する。検索した購買履歴情報の中に、ある商品(例えば、ビール)を複数回購入している顧客がいる場合に、販売エリア予測部803は、注文DB306をさらに検索することにより、当該顧客がその商品をその日に何回購入したかを識別する。その結果、当該顧客がその商品を前回よりも少なく購入していると判定された場合に、販売エリア予測部803は、当該顧客が潜在的注文者であると判定し、顧客DB303を検索することによって当該顧客の座席のあるエリアでその商品が今後売れる可能性が高いと判定する。今後売れる可能性が高いと判定されたエリアは、指定エリア情報として生成される。
S904にて、移動エリア予測部802は、S901〜S903において示された情報、すなわち、それぞれの配達員携帯デバイス120のトラッキング情報、未配達の商品・サービスの注文数の多いエリアの情報、および販売エリア予測部803によって予想された指定エリア情報のうちの少なくとも一つを用いることによって、配達員の移動が想定されるエリアを予測する。なお、S901〜S903の順序は本明細書で説明した順番に限定されることはなく、任意の順番で実施しても構わない。ここで、図10および図11を参照しながら、配達員の移動が想定されるエリアの一例を説明する。
図10は、トラッキング情報を追跡した結果予測された、配達員の移動が想定される候補のエリアを説明する図である。図10には、会場の座席の配置図および未配達の注文を待っている顧客の位置が星印によって示されている。また、図10には、GPS機能に基づく配達員(配達員携帯デバイス120)の位置が示されている。移動エリア予測部802は、それぞれの配達員携帯デバイス120のトラッキング情報を追跡することによって、配達員がどのエリアに向けて進行中であるのかを予測する。図10の例で示せば、当該配達員のトラッキング情報が、矢印方向(画面上方向)に向かい続けるであろうことが示される。
図11は、注文DB306に格納されている未配達の商品・サービスの注文数の多いエリアの情報に基づいて想定された、配達員の移動候補のエリアを説明する図である。図10には、会場の座席の配置図および未配達の注文を待っている顧客の位置が星印によって示されている。また、図11には、GPS機能に基づく配達員(配達員携帯デバイス120)の位置が示されている。移動エリア予測部802は、未配達の商品・サービスの注文数の多いエリアを識別する。図11の例では、左上のエリアにおける未配達商品数が2であり、右上のエリアにおける未配達商品数が3であることが示されている。同様に、左下のエリアの未配達商品数が1であり、右下のエリアの未配達商品数が1であることが示されている。このため、移動エリア予測部802は、配達員の現在位置から最も近い、未配達の注文数が最も多いエリアが配達員の移動が想定されるエリアである、すなわち、配達員が現在位置から画面上方向に進み、途中で右折すると予測する。
再び、図9のフロー図に戻って説明すると、S905にて、通知部804は、顧客DB303を読み出し、S904において配達員が移動すると予測されたエリアの座席にいる顧客のメールアドレスに宛てて、特定の商品・サービスの配達員が向かいそうだという接近情報を送信する。この際、通知部804は、予測されたエリアだけでなく、当該エリアに近接する座席にいる顧客に対しても同様の情報を送信してもよい。図10の例で言えば、通知部804は、点線で囲まれたエリアの顧客に対して特定の商品・サービスの配達員が向かいそうだという接近情報を送信することとなる。また、図11の例で言えば、通知部804は、点線で囲まれたエリアの顧客に対して特定の商品・サービスの配達員が向かいそうだという接近情報を送信することとなる。
また、様々な商品を持った配達員が数分毎に何度も通過することも想定される為、他の実施形態として、本発明に係る行動予測/通知システム400は、顧客への通知を所定の条件に基づいて限定することもできる。例えば、30分以内にビールを購入した顧客には飲み物類の通知不可、且つ、10分以内には物販通知不可等の制御や、反対にスナックを注文した顧客へ優先的に酒類の通知をさせる等、事業者サーバ100側で設定することも可能である。なお、商品DB306には配達完了を示すフラグが登録された時刻が格納されており、行動予測/通知システム400は、商品DB306に格納されている当該時刻の情報と商品の情報から通知可否を判定することができる。また、顧客DB303に格納されている、事前に顧客が登録したその日の購買度等や過去購買履歴、嗜好を組み合わせて行動予測/通知システム400が通知の制御をすることも可能である。これにより、ある顧客に対しては、顧客DB303に格納されているその日の購買度等の情報から、行動予測/通知システム400が適時に通知することもできるし、逆に、別の顧客が通知が不要である旨を顧客DB303に登録していた場合には、その顧客に対しては通知を行わないように制御することができるようになる。
以上、例示的な実施形態を参照しながら本発明の原理を説明したが、本発明の要旨を逸脱することなく、構成および細部において変更する様々な実施形態を実現可能であることを当業者は理解するだろう。すなわち、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。
100 事業者サーバ
110 顧客携帯デバイス
120 配達員携帯デバイス
130 決済代行システム
140 カード会社システム
200 販売/決済システム
300 販促システム
400 行動予測/通知システム
201 制御部
202 主記憶部
203 補助記憶部
204 I/F部
205 出力部
210 バス
301 アプリ制御部
302 外部I/F部
303 顧客DB
304 客席DB
305 商品DB
306 注文DB
601 メッセージ生成・通知部
602 販促パターンDB
801 位置情報追跡部
802 移動エリア予測部
803 販売エリア予測部
804 通知部
805 配達員DB

Claims (8)

  1. 顧客の個人情報および前記顧客の位置情報を格納する顧客DBと、
    前記顧客によって購入された商品の情報、前記商品を注文した顧客の位置情報、前記商品が未配達か否かを示すフラグ、および顧客が商品を注文したタイミング情報を格納する注文DBと、
    1つまたは複数の無線送受信装置から所定のタイミングごとに送信された前記無線送受信装置の現在位置の情報を受信する位置情報追跡手段であって、前記無線送受信装置の現在位置の情報は、GPS受信機によって測定され、および前記無線送受信装置が移動した経路を示すトラッキング情報として格納される、位置情報追跡手段と、
    前記トラッキング情報、未配達の商品の注文数が多いエリアの情報、および今後注文数が増加すると予測されるエリアの情報のうちの少なくとも一つの情報に基づいて前記無線送受信装置の移動が想定されるエリアを予測する移動エリア予測手段であって、前記未配達の商品の注文数が多いエリアの情報は、前記注文DBから識別され、および前記今後注文数が増加すると予測されるエリアの情報は、前記注文DBおよび前記顧客DBに基づいて識別される、移動エリア予測手段と、
    前記顧客の位置情報に基づいて前記無線送受信装置の移動が想定されるエリアにいる限定された顧客を識別し、前記識別された限定された顧客の個人情報を使用することによって配達員の接近情報を前記顧客のデバイスに通知する通知手段と、
    を備えたことを特徴とする行動予測および通知システム。
  2. 前記顧客DB内に前記顧客の位置情報が存在する顧客の商品の購入履歴情報を読み出し、前記顧客の前記商品の注文数を前記注文DBから抽出し、抽出された注文数と前記購入履歴情報の前記商品の数を比較することによって、前記顧客が前記商品を購入すると予測し、前記購入を予測された顧客がいるエリアを識別する販売エリア予測手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の行動予測および通知システム。
  3. 前記移動エリア予測手段は、前記トラッキング情報を追跡することによって前記無線送受信装置の移動方向を予測することを特徴とする請求項1に記載の行動予測および通知システム。
  4. 前記移動エリア予測手段は、複数のエリアにおける未配達の商品の注文数を識別することにより、未配達の商品の注文数が多いエリアを前記無線送受信装置が移動するエリアであると予測することを特徴とする請求項1に記載の行動予測および通知システム。
  5. 前記無線送受信装置の現在位置の情報は、前記無線送受信装置の測定された現在位置の情報、前記無線送受信装置の識別子、および測定時刻の情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の行動予測および通知システム。
  6. 前記顧客の個人情報は、前記顧客のメールアドレス、クレジットカード情報、および前記顧客の商品の購入履歴情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の行動予測および通知システム。
  7. 前記無線送受信装置の現在位置の情報は、会場内の所定の位置に設置された発信機/センサを使用することによってさらに取得されることを特徴とする請求項1に記載の行動予測および通知システム。
  8. 顧客の個人情報および前記顧客の位置情報を格納する顧客DBと、前記顧客によって購入された商品の情報、前記商品を注文した顧客の位置情報、前記商品が未配達か否かを示すフラグ、および顧客が商品を注文したタイミング情報を格納する注文DBとを備える行動予測および通知システムによって実行される方法であって、
    1つまたは複数の無線送受信装置から所定のタイミングごとに送信された前記無線送受信装置の現在位置の情報を受信するステップであって、前記無線送受信装置の現在位置の情報は、GPS受信機によって測定され、および前記無線送受信装置が移動した経路を示すトラッキング情報として格納される、ステップと、
    前記トラッキング情報、未配達の商品の注文数が多いエリアの情報、および今後注文数が増加すると予測されるエリアの情報のうちの少なくとも一つの情報に基づいて前記無線送受信装置の移動が想定されるエリアを予測するステップであって、前記未配達の商品の注文数が多いエリアの情報は、前記注文DBから識別され、および前記今後注文数が増加すると予測されるエリアの情報は、前記注文DBおよび前記顧客DBに基づいて識別される、ステップと、
    前記顧客の位置情報に基づいて前記無線送受信装置の移動が想定されるエリアにいる限定された顧客を識別し、前記識別された限定された顧客の個人情報を使用することによって配達員の接近情報を前記顧客のデバイスに通知するステップと、
    を備えたことを特徴とする方法。
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